JP2021192133A - 病院システム、サーバ装置、およびスケジュール管理方法 - Google Patents

病院システム、サーバ装置、およびスケジュール管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】手術スケジュールを適切に更新する。【解決手段】スケジュール管理部は、手術スケジュールを管理し、提示部は、手術スケジュールを提示し、状況推定部は、現在進行中の手術の種類と、手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、手術の状況を推定する。さらに、スケジュール管理部は、推定された手術の状況を手術スケジュールに反映させ、提示部は、手術の状況が反映された手術スケジュールを提示する。本開示は、例えば、病院システムに適用することができる。【選択図】図１

Description

本開示は、病院システム、サーバ装置、およびスケジュール管理方法に関し、特に、手術スケジュールを適切に更新することができるようにした病院システム、サーバ装置、およびスケジュール管理方法に関する。
医療機関においては、医療従事者によって手術スケジュールが作成される。そこでは、手術の種類、手術に必要な時間、手術を行うことが可能な医者の予定、手術室の予定、手術に必要な医療機器の予定など、様々な要素を鑑みて、効率的に手術スケジュールを作成することが求められる。
例えば、特許文献１には、医療機器の運用管理を効率的に行うために、医療機器にＲＦＩＤを付与し、医療機器の位置情報や使用状況を監視するシステムが開示されている。
特開２０１３−９７７６１号公報
ところで、手術において大幅な延長が発生した場合、作成された手術スケジュールを適切に更新することが求められる。
本開示は、このような状況に鑑みてなされたものであり、手術スケジュールを適切に更新することができるようにするものである。
本開示の病院システムは、手術スケジュールを管理するスケジュール管理部と、前記手術スケジュールを提示する提示部と、現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定する状況推定部とを備え、前記スケジュール管理部は、推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させ、前記提示部は、前記手術の状況が反映された前記手術スケジュールを提示する病院システムである。
本開示のサーバ装置は、手術スケジュールを管理するスケジュール管理部と、現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定する状況推定部とを備え、前記スケジュール管理部は、推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させるサーバ装置である。
本開示のスケジュール管理方法は、手術スケジュールを管理するサーバ装置が、現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定し、推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させるスケジュール管理方法である。
本開示においては、現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況が推定され、推定された前記手術の状況が前記手術スケジュールに反映される。
本実施の形態に係る病院システムの構成例を示す図である。 手術スケジュールの変更の流れについて説明するフローチャートである。 手術スケジュールの変更の詳細について説明するフローチャートである。 手術スケジュールの提示例を示す図である。 手術スケジュールの提示例を示す図である。 手術スケジュールの提示例を示す図である。 手術スケジュールの提示例を示す図である。 病院システムの他の構成例を示す図である。 病院システムのさらに構成例を示す図である。 サーバ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
以下、本開示を実施するための形態（以下、実施の形態とする）について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
１．システム構成
２．手術スケジュールの変更の流れ
３．手術スケジュールの提示例
４．変形例
５．ハードウェア構成
６．まとめ
＜１．システム構成＞
本実施の形態に係る病院システムにおいては、手術の進み具合や、手術に関するリソース（部屋、機器、および人）の状況などに応じて、リアルタイムに病院内の手術スケジュールが更新される。
リソースの状況として、例えば、以下に挙げる情報がセンシングされる。
１．部屋（手術室、検査室、近隣の医療施設など）
（Ａ）稼働状況・・・使用中、待機状態、準備中、片付け中、空き状態など
（Ｂ）状態・・・不備の有無など
２．機器（装置、術具、検査機器、配線など）
（Ａ）稼働状況・・・使用中、待機状態、滅菌中、整備中、空き状態など
（Ｂ）状態・・・不備の有無、バッテリ残量、使用時間など
（Ｃ）位置・・・部屋内での配置、病院内の部屋、救急車、近隣の医療施設など
３．人（医師、麻酔科医、病理医、看護師などの医療従事者）
（Ａ）作業状況・・・作業中、休憩中、外出中など
（Ｂ）状態・・・作業時間、体調など
（Ｃ）位置・・・病院内、病院外など
本実施の形態に係る病院システムにおいては、センシングされたリソースの状況と、現在進行中の手術の種類に基づいて、手術スケジュールが更新される。
図１は、本実施の形態に係る病院システムの構成例を示す図である。
図１の病院システム１は、１つの病院全体の構成を示している。病院システム１においては、手術に関するリソース（部屋、機器、および人）の状況が管理される。
病院システム１は、手術室１０、データベース２０、サーバ装置３０、携帯端末４０、および情報提示装置５０を備えている。
手術室１０、データベース２０、サーバ装置３０、携帯端末４０、および情報提示装置５０は、それぞれネットワークＮＷにより接続されている。ネットワークＮＷは、インターネットで構成されてもよいし、病院内のＬＡＮ（Local Area Network）で構成されてもよい。
例えば、手術室１０、データベース２０、およびサーバ装置３０は、有線でネットワークＮＷと接続され、携帯端末４０と情報提示装置５０は、無線でネットワークＮＷと接続される。
（手術室）
手術室１０は、手術を行う部屋であり、医療機器１１などの機器をはじめとする各リソースの状況をセンシングする情報処理装置１２を備えている。
情報処理装置１２は、位置検出部１２ａ、状況モニタリング部１２ｂ、および提示部１２ｃを有している。
位置検出部１２ａは、医療機器１１の位置を検出する。
状況モニタリング部１２ｂは、医療機器１１の状況をモニタリングする。
例えば、状況モニタリング部１２ｂは、医療機器１１からのビデオ入力を解析したり、医療機器１１の消費電流を計測することで、医療機器１１の状況をモニタリングする。
また、状況モニタリング部１２ｂは、図示せぬカメラにより撮像された画像に基づいて、医療機器１１の状況をモニタリングしたり、あらかじめ定められた通信プロトコルに従って医療機器１１と通信を行うことで、医療機器１１の状況をモニタリングする。
情報処理装置１２は、位置検出部１２ａによって検出された医療機器１１の位置や、状況モニタリング部１２ｂによってモニタリングされた医療機器１１の状況など、リソースに関するリソース情報を、ネットワークＮＷを介してサーバ装置３０に送信する。
提示部１２ｃは、手術スケジュールや、その手術スケジュールに関する各種の情報を、画像や音声によって、手術室１０内にいる医師や看護師などの医療従事者に提示する。
例えば、提示部１２ｃは、ネットワークＮＷを介してサーバ装置３０から送信されてくる情報に基づいて、手術スケジュールや、その手術スケジュールに従った機器の配置計画を表示したり、その機器が正しい手術室に配置されていない場合には警告を表示する。
また、提示部１２ｃは、手術スケジュールに変更があった場合、変更後の手術スケジュールを表示したり、手術スケジュールの変更に伴う機器の移動が発生する場合には、その機器の移動先を表示するようにしてもよい。
（データベース）
データベース２０は、あらかじめ生成された手術スケジュールや、患者に関する情報、医師や看護師などの勤務情報、機器の管理情報、過去の手術に関する情報、近隣の医療施設に関する情報などを保持している。これらの情報は、適宜、サーバ装置３０に読み出されたたり、更新されたりする。
（サーバ装置）
サーバ装置３０は、情報処理装置１２によってセンシングされた各リソースの状況に基づいて、データベース２０に保持されている手術スケジュールを管理する。
手術スケジュールには、病院内の各部屋（手術室）において行われる手術毎に、予定時間や、手術を行う医者、手術に用いられる医療機器などの各リソースを表す情報が対応付けられている。
サーバ装置３０は、情報取得部３１、スケジュール管理部３２、および状況推定部３３を備えている。
情報取得部３１は、情報処理装置１２から送信されてくるリソース情報を取得するとともに、そのリソース情報から、現在進行中の手術の種類を表す情報を取得する。手術スケジュールから現在時刻において行われている手術が特定されることで、手術の種類が取得されてもよい。
スケジュール管理部３２は、データベース２０に保持されている手術スケジュールを管理する。
状況推定部３３は、情報取得部３１によって取得された、現在進行中の手術の種類と、情報処理装置１２から送信されてくるリソース情報に基づいて、現在進行中の手術の状況を推定する。
スケジュール管理部３２は、状況推定部３３によって推定された手術の状況を手術スケジュールに反映させる。例えば、スケジュール管理部３２は、推定された手術の状況に応じて、手術スケジュールを変更する。
データベース２０に保持されている手術スケジュールは、手術の状況の反映に伴って更新される。
スケジュール管理部３２によって管理されている手術スケジュールは、携帯端末４０や情報提示装置５０、上述した情報処理装置１２の提示部１２ｃに送信される。
（携帯端末・情報提示装置）
携帯端末４０は、病院内にいる医療従事者により所持されるタブレット端末や携帯電話機（スマートフォン）である。
携帯端末４０が備える提示部４１は、スケジュール管理部３２によって管理されている手術スケジュールを提示する。
情報提示装置５０は、病院内に設置されているモニタである。情報提示装置５０が備える提示部５１もまた、スケジュール管理部３２によって管理されている手術スケジュールを提示する。
提示部４１や提示部５１は、ディスプレイやスピーカなどで構成され、手術スケジュールや、手術スケジュールの変更に伴う医療従事者に対する指示などが、画像や音声によって提示される。また、情報処理装置１２の提示部１２ｃにも、手術スケジュールや、手術スケジュールの変更に伴う医療従事者に対する指示などが、画像や音声によって提示される。さらに、手術スケジュールや、手術スケジュールの変更に伴う医療従事者に対する指示などが、館内放送や内線を通じた機械音声や、携帯端末４０や情報提示装置５０宛の電子メールやメッセージアプリケーションを介した文字列で提示されてもよい。
なお、手術スケジュールの変更に伴う医療従事者に対する指示は、手術スケジュールの変更により影響を受けるリソースのみに対して行われるようにしてもよい。
また、提示部４１や提示部５１、提示部１２ｃには、手術の種類が入力された場合に、その手術に必要なリソース（内視鏡などの医療機器や、ガーゼなどの医療器具）が画像や音声によって提示されるようにしてもよい。さらに、各リソースの位置情報が取得されている場合には、そのリソースの位置情報に基づいて、手術に必要なリソースの存在位置が提示されるようにしてもよい。
＜２．手術スケジュールの変更の流れ＞
以下では、図２を参照して、上述した病院システム１における手術スケジュールの変更の全体の流れについて説明する。図２の処理は、一定の時間間隔毎に行われてもよいし、情報処理装置１２によりセンシングされているリソースの状況の変化や、サーバ装置３０からの要求の発生をトリガとして行われてもよい。
ステップＳ１において、情報処理装置１２は、医療機器１１の位置や状況などのリソース情報を、サーバ装置３０に送信する。
ステップＳ２において、サーバ装置３０の情報取得部３１は、情報処理装置１２からのリソース情報を取得するとともに、そのリソース情報から手術の種類を取得する。
次いで、ステップＳ３において、サーバ装置３０の状況推定部３３は、取得した手術の種類とリソース情報に基づいて、現在進行中の手術の状況を推定する。
ステップＳ４において、サーバ装置３０のスケジュール管理部３２は、推定された手術の状況から、手術スケジュールの変更が必要か否かを判定する。
手術スケジュールの変更が必要であると判定された場合、ステップＳ５において、サーバ装置３０のスケジュール管理部３２は、推定された手術の状況に応じて手術スケジュールを変更する。
ステップＳ６において、携帯端末４０の提示部４１や情報提示装置５０の提示部５１、さらに情報処理装置１２の提示部１２ｃは、変更後の手術スケジュールを提示する。
以上のような流れで、手術スケジュールの変更が行われる。
一方、ステップＳ４において手術スケジュールの変更が必要でないと判定された場合、サーバ装置３０のスケジュール管理部３２は、手術スケジュールの変更をせず、次に、情報処理装置１２からリソース情報が送信されるまで待機する。
（手術スケジュールの変更の詳細）
次に、図３のフローチャートを参照して、サーバ装置３０のスケジュール管理部３２により行われる手術スケジュールの変更の詳細について説明する。
ステップＳ１１において、スケジュール管理部３２は、現在進行中の手術の種類に対応する理想手術フローを、データベース２０から取得する。
一般的な手術は、術式によりその手順が決まっており、理想手術フローは、その手術の手順と、各手順に要する標準時間を表す情報である。データベース２０には、手術の種類毎の理想手術フローが登録されている。スケジュール管理部３２は、データベース２０の「手術名−手術フローテーブル」を探索することで、現在進行中の手術名と一致する項目の理想手術フローを取得する。
ステップＳ１２において、スケジュール管理部３２は、リソース情報に基づいて現在の手術フロー位置を推定する。手術フロー位置は、現在進行中の手術の手術フローにおける現在の時間的位置である。
リソース情報としては、手術に用いられる医療機器１１からの機器情報が用いられる。
例えば、スケジュール管理部３２は、機器情報として取得された、術野カメラにより撮像された画像を、手術フローの学習データで学習した機械学習モデルに入力することで、現在の手術フロー位置を推定する。
スケジュール管理部３２は、機器情報として、医療機器のＯＮ／ＯＦＦ情報を用いるようにしてもよい。この場合、使用されている（ＯＮ状態の）医療機器から、現在の手術フロー位置が推定される。
また、リソース情報として、医師や看護師などの医療従事者により入力された入力情報が用いられてもよい。
例えば、スケジュール管理部３２は、入力情報として、医療従事者の音声指示を用いるようにしてもよい。この場合、術者の音声指示の音声認識を行い、得られた指示内容に基づいて、現在の手術フロー位置が推定される。
ステップＳ１３において、スケジュール管理部３２は、理想手術フローと、推定した現在の手術フロー位置を比較する。
ステップＳ１４において、スケジュール管理部３２は、現在の手術フロー位置が、理想手術フローで表される標準時間と比較して遅れているか否かを判定する。このとき、例えば、手術を担当する医師固有の情報を加味して、現在の手術フロー位置と標準時間が比較されてもよい。
現在の手術フロー位置が、理想手術フローと比較して遅れていると判定された場合、ステップＳ１５において、現在の手術スケジュールを変更した代替スケジュールを生成する。これにより、手術フロー位置が反映された手術スケジュールが提示されるようになる。
一方、ステップＳ１４において現在の手術フロー位置が理想手術フローと比較して遅れていないと判定された場合、代替スケジュールを生成せず（現在の手術スケジュールを変更せず）、処理は終了する。
以上の処理によれば、手術において大幅な延長が発生した場合であっても、手術スケジュールを適切に更新することが可能となる。
（代替スケジュールの生成）
ここで、上述した代替スケジュールの生成の具体例について説明する。
手術スケジュールの中で、ある手術に遅延が発生した場合、スケジュール管理部３２は、その手術が行われている手術室で次に行われる手術（次手術）の開始を遅らせたり、次手術が空き状態にある他の手術室で行われるよう、手術スケジュールを変更する。また、遅延が発生した手術に関わる機器や人が、今後、他の手術室で行われる手術に関わる場合にも、スケジュール管理部３２は、手術スケジュールを変更する。
手術スケジュールは、次手術自体の優先度や、その手術に関わるリソース（部屋、機器、人）の優先度に基づいて変更される。
優先度を表すスコアは、例えば、その値が小さいほど優先度が高いとみなすものとする。スコアが０の場合、その手術が開始可能となる。スコアは負の値をとることもでき、その場合、絶対値が大きいほど優先度は高くなる。
部屋、機器、人についてのスコアは、その部屋、機器、人によって手術が開始できるまでの時間を数値化したり、不足している機器、人が最短で揃うまでの時間を数値化することで設定される。すなわち、優先度は、次手術に関わるリソースの状況に応じて決定される。
また、スコアとして、手術自体の優先度が、医療従事者によって事前に入力されるようにしてもよい。この場合のスコアは負の値をとるものとし、手術当日、適宜変更できるようにしてもよい。
手術スケジュールにおいては、このようにして設定されたスコアの小さい手術から順に、スケジュールに反映される。なお、手術室内の設備などの都合により、他の手術室で行なえない手術については、開始時刻の変更のみが行われる。但し、医療従事者の手入力により、他の手術室で行えない手術を、他の手術室に移動させることを可能としてもよい。
図３の処理においては、手術が行われている最中に、理想手術フローと現在の手術フロー位置が比較されることで、現在の手術フロー位置が遅れているか否かが判定されるものとした。
これ以外にも、例えば、理想手術フローで表される手術終了予定時刻までに、医療従事者により手術終了の入力があったか否かに応じて、現在の手術フロー位置が遅れているか否かが判定されてもよい。
例えば、手術終了予定時刻までに、医療従事者により手術終了の入力がない場合、現在の手術フロー位置が遅れていると判定され、手術スケジュールが変更されてもよい。また、手術終了予定時刻より前に、医療従事者により手術終了の入力があった場合にも、手術スケジュールが変更されてもよい。
変更後の手術スケジュール（代替スケジュール）は、医療従事者それぞれに提示されるが、医療従事者のうち、手術の進捗を管理する管理者のみに提示されるようにしてもよい。
この場合、管理者によって、手術スケジュールの変更が承認されることで、変更後の手術スケジュールが、他の医療従事者にも提示されるようにする。管理者には、各リソースの状況（リソース情報）が常に提示されるようにしてもよい。
また、管理者が、緊急の手術の要求や急患の連絡を受けた場合にも、その管理者の入力に応じて、手術スケジュールが変更されるようにしてもよい。
なお、手術中に術式が変更された場合には、図３の処理が最初から行われるようにし、変更後の術式に対応する理想手術フローが取得されるようにしてもよい。術式の変更は、例えば、術者の音声指示によって検知されるようにする。
＜３．手術スケジュールの提示例＞
次に、図４乃至図８を参照して、手術スケジュールの提示例について説明する。
図４は、変更後の手術スケジュールの提示例について説明する。
図４Ａは、データベース２０に保持されている、変更前の手術スケジュールである。図４の例では、８時から１０時、１０時から１２時、１２時から１３時、１３時から１５時、１５時から１７時、１７時以降の、それぞれの時間帯に対して、３つの手術室Ａ，Ｂ，Ｃの手術スケジュールが提示されている。
具体的には、手術室Ａにおいては、８時から１２時の時間帯で手術１が行われ、１３時から１７時の時間帯で手術２が行われる予定となっている。手術室Ｂにおいては、８時から１２時の時間帯で手術３が行われ、１３時から１５時の時間帯で手術４が行われる予定となっている。手術室Ｃにおいては、８時から１２時の時間帯で手術５が行われ、１３時から１７時の時間帯で手術６が行われる予定となっている。
手術開始時刻になると、手術スケジュールには、図４Ｂに示されるように、現在の手術フロー位置を示すタイムラインＴＬが表示される。図４Ｂの例では、手術フロー位置は１２時とされる。
ここで、手術室Ｂにおいて行われている手術３と、手術室Ｃにおいて行われている手術５は、１２時の時点で終了しており、グレーで表示されている。特に、手術室Ｃにおいて行われた手術５は、予定より早い１０時に終了している。一方、手術室Ａにおいて行われている手術１は、その手術フロー位置が時間的に遅れている。
この場合、図４Ｃに示されるように、手術室Ａ，Ｂ，Ｃの手術スケジュールが変更される。
具体的には、手術室Ａにおいて１３時から行われる予定の手術２が、１５時から行われるようにする。手術室Ｂにおいて１３時から行われる予定の手術４が、手術室Ｃに変更して１１時から行われるようにする。手術室Ｃにおいて１３時から行われる予定の手術６が、手術室Ｂに変更して１３時から行われるようにする。
手術２を、手術室を変更せずに遅らせて開始させるのは、設備などの都合により手術２を手術室Ａでしか行えないことによる。また、手術４を、手術５が予定より早い１０時に終了した手術室Ｃに変更して行わせるのは、手術４が予定より遅れる可能性があることによる。これに伴い、手術６は、手術室Ｂに変更して行われることになる。
このように、手術の状況（進み具合）に応じて手術スケジュールが変更される。
また、手術フロー位置が時間的に遅れていると判定される場合、スケジュール管理部３２が、その手術の延長可能時間帯を算出し、算出された延長可能時間帯が手術スケジュールに反映されるようにしてもよい。延長可能時間帯は、その手術に関わる医者や看護師などの医療従事者、医療機器、および手術室といったリソースが、延長してその手術に関わることができる時間帯である。
図５には、図４Ａと同じ手術スケジュールが示されている。
図５の例では、手術室Ａにおいて行われている手術１が、手術フロー位置が時間的に遅れている判定されることで、手術１の延長可能時間帯（12:00乃至12:30）が示されている。
これにより、手術室Ａにおいて手術１の次に行われる手術２に関わる医療従事者は、手術の準備を開始するタイミングなどを調整することができる。
また、提示部に提示される手術スケジュールに、現在進行中の手術の種類に応じた医療機器の使用状況が反映されるようにしてもよい。
例えば、図６に示される手術スケジュールにおいて、手術室Ａにおいて行われている内視鏡手術がユーザに選択されると、ポップアップウィンドウＰ１が表示される。ポップアップウィンドウＰ１には、内視鏡手術に用いられる３つの医療機器（内視鏡、電気メス、超音波メス）の使用状況が表示されている。また、ポップアップウィンドウＰ１には、現在の手術フロー位置を示すタイムラインＴＬが表示される。
図６の例では、内視鏡が、内視鏡手術が行われている間継続して使用され、電気メスが、内視鏡手術の中盤に使用され、超音波メスが、内視鏡手術の序盤のみに使用されることが、それぞれ矢印で示されている。なお、超音波メスは、タイムラインＴＬで示される現在の時点では、既に空き状態で今後使用されないため、利用可能である旨のメッセージが表示されている。
また、図示はしないが、例えば自動縫合器など、手術の終盤のみに使用される医療機器については、手術の序盤において、利用可能である旨のメッセージが表示されるようにしてもよい。
このようにして、手術スケジュールに医療機器の使用状況が反映されることで、ある手術に関わる医療従事者が、他の手術で使用されている医療機器を使用できるか否かを把握することができる。
以上においては、手術スケジュールには、１つの病院内の手術室の予定が提示されるものとしたが、近隣の医療施設の部屋の予定が提示されるようにしてもよい。
例えば、図７に示される手術スケジュールにおいては、Ｘ病院の手術室Ａ，Ｂ，Ｃの予定に加え、Ｙ病院の手術室Ｄの予定が提示されている。これにより、Ｘ病院の手術室Ａ，Ｂ，Ｃで行われる手術１乃至６のいずれかを、Ｙ病院の手術室Ｄに変更することが可能となる。
＜４．変形例＞
以下においては、病院システム１の変形例について説明する。
図８は、病院システム１の第１の変形例を示している。
図８においては、手術室１０がＯＲ（Operation Room）カメラ１１１を備えている。
ＯＲカメラ１１１は、手術室１０内の医療機器１２１と医療従事者１３１を撮像する。
また、図示はしないが、手術室１０は、図１の情報処理装置１２と同様の機能を有する情報処理装置を備えている。その情報処理装置は、ＯＲカメラ１１１により撮像された画像を解析することで、手術室１０内の医療機器１２１とその稼働状況や、医療従事者１３１の配置などのリソース情報を、ネットワークＮＷを介してサーバ装置３０に送信する。
医療機器１２１と医療従事者１３１は、ＯＲカメラ１１１により撮像された画像の解析、ひいてはリソース情報の取得を容易にする構成を有していてもよい。例えば、医療機器１２１は、二次元バーコードが印刷されたラベル、ＬＥＤランプや小型モニタなどを有し、医療従事者１３１は、二次元バーコードが印刷されたＩＤカードなどを有することができる。
以上のような構成においても、手術において大幅な延長が発生した場合であっても、手術スケジュールを適切に更新することが可能となる。
図９は、病院システム１の第２の変形例を示している。
図８においては、手術室１０が医療機器２１１とＩＰコンバータ２１２を備えている。
ＩＰコンバータ２１２は、術野カメラ、内視鏡、顕微鏡などの医療機器２１１からの各種の画像をＩＰ化し、ネットワークＮＷを介してサーバ装置３０に送信する。
また、図示はしないが、手術室１０は、図１の情報処理装置１２と同様の機能を有する情報処理装置を備えている。その情報処理装置は、手術室内の医療機器１２１とその稼働状況や、医療従事者１３１の配置などのリソース情報を、ネットワークＮＷを介してサーバ装置３０に送信する。
以上のような構成においても、手術において大幅な延長が発生した場合であっても、手術スケジュールを適切に更新することが可能となる。
また、ＩＰコンバータを用いることで、手術室をシンプルな配線で構築できるとともに、低遅延かつ高画質の画像伝送を可能にすることで、安全で確実な手術の進行を助けることが可能となる。
＜５．ハードウェア構成＞
次に、図１０を参照して、本実施の形態に係る病院システムを構成するサーバ装置のハードウェア構成の一例について、詳細に説明する。
図１０は、本実施の形態に係る病院システムを構成するサーバ装置９００のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図１０に示されるように、サーバ装置９００は、ＣＰＵ９０１，ＲＯＭ９０３，およびＲＡＭ９０５を備えている。さらに、サーバ装置９００は、ホストバス９０７、ブリッジ９０９、外部バス９１１、インタフェース９１３、入力装置９１５、出力装置９１７、およびストレージ装置９１９を備えている。なお、サーバ装置９００は、ドライブ９２１、接続ポート９２３、通信装置９２５を備えてもよい。
ＣＰＵ９０１は、演算処理装置および制御装置として機能し、ＲＯＭ９０３，ＲＡＭ９０５、ストレージ装置９１９、またはリムーバブル記録媒体９２７に記録された各種プログラムに従って、サーバ装置９００内の動作全般またはその一部を制御する。
ＲＯＭ９０３は、ＣＰＵ９０１が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。ＲＡＭ９０５は、ＣＰＵ９０１が使用するプログラムや、プログラムの実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。これらは、ＣＰＵバスなどの内部バスにより構成されるホストバス９０７により相互に接続されている。なお、図１を参照して説明したサーバ装置３０の各構成は、例えばＣＰＵ９０１により実現される。
ホストバス９０７は、ブリッジ９０９を介して、ＰＣＩ（Peripheral Component Interconnect/Interface）バスなどの外部バス９１１に接続されている。外部バス９１１には、インタフェース９１３を介して、入力装置９１５、出力装置９１７、ストレージ装置９１９、ドライブ９２１、接続ポート９２３、および通信装置９２５が接続される。
入力装置９１５は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチ、レバー、およびペダルなど、ユーザが操作する操作手段である。また、入力装置９１５は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段（いわゆる、リモコン）であってもよいし、サーバ装置９００の操作に対応した携帯電話やＰＤＡなどの外部接続機器９２９であってもよい。
入力装置９１５は、例えば、上述した操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、ＣＰＵ９０１に出力する入力制御回路などから構成されている。
ユーザは、入力装置９１５を操作することにより、サーバ装置９００に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置９１７は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。具体的には、出力装置９１７は、ＣＲＴディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置、プラズマディスプレイ装置、ＥＬディスプレイ装置、およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置、プリンタ装置などとして構成される。
出力装置９１７は、例えば、サーバ装置９００が行った各種の処理により得られた結果を出力する。具体的には、表示装置は、サーバ装置９００が行った各種処理により得られた結果を、テキストまたはイメージで表示する。他方、音声出力装置は、再生された音声データや音響データなどからなるオーディオ信号をアナログ信号に変換して出力する。
ストレージ装置９１９は、サーバ装置９００の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置９１９は、例えば、ＨＤＤ（Hard Disk Drive）などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。ストレージ装置９１９は、ＣＰＵ９０１が実行するプログラムや各種データなどを格納する。
ドライブ９２１は、記録媒体用リーダライタであり、サーバ装置９００に内蔵されるか、または外付けされる。ドライブ９２１は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体９２７に記録されている情報を読み出して、ＲＡＭ９０５に出力する。また、ドライブ９２１は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体９２７に記録を書き込むことも可能である。
リムーバブル記録媒体９２７は、例えば、ＤＶＤメディア、ＨＤ−ＤＶＤメディア、またはＢｌｕ−ｒａｙ（登録商標）メディアなどである。また、リムーバブル記録媒体９２７は、コンパクトフラッシュ（登録商標）（ＣＦ：CompactFlash）、フラッシュメモリ、またはＳＤ（Secure Digital）メモリカードなどであってもよい。さらに、リムーバブル記録媒体９２７は、例えば、非接触型ＩＣチップを搭載したＩＣ（Integrated Circuit）カード、または電子機器などであってもよい。
接続ポート９２３は、外部接続機器９２９をサーバ装置９００に直接接続するためのポートである。接続ポート９２３の一例としては、ＵＳＢ（Universal Serial Bus）ポート、ＩＥＥＥ１３９４ポート、ＳＣＳＩ（Small Computer System Interface）ポートなどがある。接続ポート９２３の別の例としては、ＲＳ−２３２Ｃポート、光オーディオ端子、ＨＤＭＩ（登録商標）（High-Definition Multimedia Interface）ポートなどがある。接続ポート９２３に外部接続機器９２９を接続することで、サーバ装置９００は、外部接続機器９２９から直接各種のデータを取得したり、外部接続機器９２９に各種のデータを提供したりする。
通信装置９２５は、例えば、通信網（ネットワーク）９３１に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インタフェースである。通信装置９２５は、例えば、有線または無線ＬＡＮ（Local Area Network）、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、またはＷＵＳＢ（Wireless ＵＳＢ）用の通信カードなどである。また、通信装置９２５は、光通信用のルータ、ＡＤＳＬ（Asymmetric Digital Subscriber Line）用のルータ、または各種通信用のモデムなどであってもよい。
通信装置９２５は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、例えばＴＣＰ／ＩＰなどの所定のプロトコルに則して信号を送受信することができる。また、通信装置９２５に接続される通信網９３１は、有線または無線によって接続されたネットワークなどにより構成されるようにしてもよい。通信網９３１は、例えば、インターネットや家庭内ＬＡＮであってもよいし、赤外線通信、ラジオ波通信、または衛星通信が行われる通信網であってもよい。
上述したサーバ装置９００の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。したがって、本実施の形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。
さらに、本実施の形態に係る病院システムを構成するサーバ装置９００の各機能を実現するためのコンピュータプログラムを作製し、パーソナルコンピュータなどに実装することが可能である。また、このようなコンピュータプログラムが格納された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供することも可能である。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、コンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信されてもよい。
なお、本実施の形態に係る病院システムを構成する情報処理装置１２もまた、図１０のサーバ装置９００と同様にして構成することができる。
＜６．まとめ＞
本実施の形態に係る病院システムにおいて、以下に挙げる事項を実現することができる。
（１）手術を延長する場合の手術スケジュールの最適な見直し
（２）麻酔科医や病理医への手術終了予測時間の通知
（３）リソース（部屋、機器、および人）の効率的な運用
（４）機器および人の効率的な移動
（５）緊急時の手術スケジュールの最適な見直しと他の手術への影響の低減
・患者の容体変化
・医療機器の故障
・医療従事者の体調変化
・急患
（６）近隣の医療施設との連携
本実施の形態に係る病院システムによれば、複数の手術室の間で医療機器を効率的に管理・使用することが可能となる。これにより、オペレーションを改善するだけでなく、医療機器の予約の重複や配置の間違いなどの要素を排除することで、医療従事者の勤務改善や医療経済性に優れた、より安全な医療を提供することができるようになる。
本開示の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、本開示は、１つの機能をネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングの構成をとることができる。
また、上述のフローチャートで説明した各ステップは、１つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
さらに、１つのステップに複数の処理が含まれる場合には、その１つのステップに含まれる複数の処理は、１つの装置で実行する他、複数の装置で分担して実行することができる。
また、本開示は以下のような構成をとることができる。
（１）
手術スケジュールを管理するスケジュール管理部と、
前記手術スケジュールを提示する提示部と、
現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定する状況推定部と
を備え、
前記スケジュール管理部は、推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させ、
前記提示部は、前記手術の状況が反映された前記手術スケジュールを提示する
病院システム。
（２）
前記リソース情報は、前記手術に用いられる医療機器からの機器情報である
（１）に記載の病院システム。
（３）
前記機器情報は、術野カメラにより撮像された術野画像である
（２）に記載の病院システム。
（４）
前記機器情報は、前記医療機器のＯＮ／ＯＦＦ情報である
（２）に記載の病院システム。
（５）
前記リソース情報は、医療従事者により入力された入力情報である
（１）に記載の病院システム。
（６）
前記入力情報は、前記医療従事者の音声指示である
（５）に記載の病院システム。
（７）
前記状況推定部は、前記手術の状況として、手術フローにおける現在の時間的位置である手術フロー位置を推定し、
前記提示部は、前記手術フロー位置が反映された前記手術スケジュールを提示する
（１）乃至（６）のいずれかに記載の病院システム。
（８）
前記スケジュール管理部は、推定された前記手術フロー位置に応じて前記手術スケジュールを変更し、
前記提示部は、変更後の前記手術スケジュールを提示する
（７）に記載の病院システム。
（９）
前記スケジュール管理部は、前記手術フロー位置が、前記手術の種類に対応する理想手術フロー位置と比較して時間的に遅れている場合、前記手術の延長可能時間帯を算出し、
前記提示部は、前記延長可能時間帯が反映された前記手術スケジュールを提示する
（７）に記載の病院システム。
（１０）
前記スケジュール管理部は、前記手術フロー位置が、前記手術の種類に対応する理想手術フロー位置と比較して時間的に遅れている場合、現在進行中の前記手術より時間的に後に行われる次手術の代替スケジュールを生成し、
前記提示部は、前記代替スケジュールが反映された前記手術スケジュールを提示する
（７）に記載の病院システム。
（１１）
前記スケジュール管理部は、前記次手術の優先度に基づいて、前記代替スケジュールを生成する
（１０）に記載の病院システム。
（１２）
前記スケジュール管理部は、前記次手術に関わる前記リソースの状況に応じて、前記優先度を決定する
（１１）に記載の病院システム。
（１３）
前記提示部は、前記手術の種類に応じた医療機器の使用状況が反映された前記手術スケジュールを提示する
（１）乃至（１２）のいずれかに記載の病院システム。
（１４）
前記提示部は、前記医療機器の使用状況に基づいた、前記医療機器の他の手術での使用可否を提示する
（１３）に記載の病院システム。
（１５）
前記提示部は、前記手術の種類が入力された場合、前記手術に必要な前記リソースを提示する
（１）乃至（１４）のいずれかに記載の病院システム。
（１６）
前記提示部は、前記リソースの位置情報に基づいて、前記手術に必要な前記リソースの存在位置を提示する
（１５）に記載の病院システム。
（１７）
手術スケジュールを管理するスケジュール管理部と、
現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定する状況推定部と
を備え、
前記スケジュール管理部は、推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させる
サーバ装置。
（１８）
手術スケジュールを管理するサーバ装置が、
現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定し、
推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させる
スケジュール管理方法。
１ 病院システム， １０ 手術室， １１ 医療機器， １２ 情報処理装置， １２ｃ 提示部， ２０ データベース， ３０ サーバ装置， ３１ 情報取得部， ３２ スケジュール管理部， ３３ 状況推定部， ４０ 携帯端末， ４１ 提示部， ５０ 情報提示装置， ５１ 提示部

Claims (18)

  1. 手術スケジュールを管理するスケジュール管理部と、
    前記手術スケジュールを提示する提示部と、
    現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定する状況推定部と
    を備え、
    前記スケジュール管理部は、推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させ、
    前記提示部は、前記手術の状況が反映された前記手術スケジュールを提示する
    病院システム。
  2. 前記リソース情報は、前記手術に用いられる医療機器からの機器情報である
    請求項１に記載の病院システム。
  3. 前記機器情報は、術野カメラにより撮像された術野画像である
    請求項２に記載の病院システム。
  4. 前記機器情報は、前記医療機器のＯＮ／ＯＦＦ情報である
    請求項２に記載の病院システム。
  5. 前記リソース情報は、医療従事者により入力された入力情報である
    請求項１に記載の病院システム。
  6. 前記入力情報は、前記医療従事者の音声指示である
    請求項５に記載の病院システム。
  7. 前記状況推定部は、前記手術の状況として、手術フローにおける現在の時間的位置である手術フロー位置を推定し、
    前記提示部は、前記手術フロー位置が反映された前記手術スケジュールを提示する
    請求項１に記載の病院システム。
  8. 前記スケジュール管理部は、推定された前記手術フロー位置に応じて前記手術スケジュールを変更し、
    前記提示部は、変更後の前記手術スケジュールを提示する
    請求項７に記載の病院システム。
  9. 前記スケジュール管理部は、前記手術フロー位置が、前記手術の種類に対応する理想手術フロー位置と比較して時間的に遅れている場合、前記手術の延長可能時間帯を算出し、
    前記提示部は、前記延長可能時間帯が反映された前記手術スケジュールを提示する
    請求項７に記載の病院システム。
  10. 前記スケジュール管理部は、前記手術フロー位置が、前記手術の種類に対応する理想手術フロー位置と比較して時間的に遅れている場合、現在進行中の前記手術より時間的に後に行われる次手術の代替スケジュールを生成し、
    前記提示部は、前記代替スケジュールが反映された前記手術スケジュールを提示する
    請求項７に記載の病院システム。
  11. 前記スケジュール管理部は、前記次手術の優先度に基づいて、前記代替スケジュールを生成する
    請求項１０に記載の病院システム。
  12. 前記スケジュール管理部は、前記次手術に関わる前記リソースの状況に応じて、前記優先度を決定する
    請求項１１に記載の病院システム。
  13. 前記提示部は、前記手術の種類に応じた医療機器の使用状況が反映された前記手術スケジュールを提示する
    請求項１に記載の病院システム。
  14. 前記提示部は、前記医療機器の使用状況に基づいた、前記医療機器の他の手術での使用可否を提示する
    請求項１３に記載の病院システム。
  15. 前記提示部は、前記手術の種類が入力された場合、前記手術に必要な前記リソースを提示する
    請求項１に記載の病院システム。
  16. 前記提示部は、前記リソースの位置情報に基づいて、前記手術に必要な前記リソースの存在位置を提示する
    請求項１５に記載の病院システム。
  17. 手術スケジュールを管理するスケジュール管理部と、
    現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定する状況推定部と
    を備え、
    前記スケジュール管理部は、推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させる
    サーバ装置。
  18. 手術スケジュールを管理するサーバ装置が、
    現在進行中の手術の種類と、前記手術に関するリソースからのリソース情報に基づいて、前記手術の状況を推定し、
    推定された前記手術の状況を前記手術スケジュールに反映させる
    スケジュール管理方法。
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