JP2021191581A - ろう付構造体の製造方法、および、ろう付構造体 - Google Patents
ろう付構造体の製造方法、および、ろう付構造体 Download PDFInfo
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Abstract
Description
図1は、第1実施形態のろう付構造体1の概略構成を示す模式図である。図2は、ろう付構造体1の部分拡大図である。第1実施形態のろう付構造体1は、例えば、化学蓄熱材における放熱反応と吸熱反応を利用した化学蓄熱システムに適用される。具体的には、化学蓄熱システムにおいて、化学蓄熱材での蓄熱時に発生する水蒸気を凝縮して水にするととともに、化学蓄熱材での放熱時に水蒸気を化学蓄熱材に供給する蒸発凝縮器に適用される。ろう付構造体1は、第1の部材11と、第2の部材12と、複合ろう材20とを備える。
図7は、第2実施形態のろう付構造体2の概略構成を示す模式図である。第2実施形態のろう付構造体2は、第1実施形態のろう付構造体1(図1)と比較すると、第1の部材11に対する第2の部材12の位置が異なる。
図8は、第3実施形態のろう付構造体3の概略構成を示す模式図である。第3実施形態のろう付構造体3は、第1実施形態のろう付構造体1(図1)と比較すると、第2の部材の形状が異なる。
図9は、第4実施形態のろう付構造体4の概略構成を示す模式図である。第4実施形態のろう付構造体4は、第1実施形態のろう付構造体1(図1)と比較すると、第2の部材の形状が異なる。
図10は、第5実施形態のろう付構造体5の概略構成を示す模式図である。第5実施形態のろう付構造体5は、第1実施形態のろう付構造体1(図1)と比較すると、第2の部材の形状が異なる。
図11は、第6実施形態のろう付構造体6の概略構成を示す模式図である。第6実施形態のろう付構造体6は、第1実施形態のろう付構造体1(図1)と比較すると、第1の部材と第2の部材の形状が異なる。
本発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
上述の実施形態では、ろう付構造体は、化学蓄熱材における放熱反応と吸熱反応とを利用した化学蓄熱システムに適用されるとした。しかしながら、ろう付構造体が適用される分野はこれに限定されない。また、第1の部材は、平板形状または管形状でなくてもよいし、第2の部材も管形状でなくてもよい。第1の部材が有する貫通孔に挿入されている第2の部材がろう付によって接合されている構造体であればよい。
上述の実施形態では、複合ろう材20における、金属粉末21に対する接合ろう材22の体積比は、25%以上50%以下となっているとした。しかしながら、金属粉末21に対する接合ろう材22の体積比は、これに限定されない。25%より低くてもよいし、50%より高くてもよい。ただし、25%より低くなると、金属粉末21と接合ろう材22との共晶結合が不足するため接合強度が低下しやすくなり、50%より高くなると、接合ろう材22のSiなどの添加物の析出によって接合強度が低下しやすくなるため、25%以上50%以下が望ましい。
上述の実施形態では、第1の部材における貫通孔の内壁面と、貫通孔に挿入される第2の部材の外壁面との間の距離は、0.2mmより大きく、5mm以下となっているとした。この距離は、一般的なろう付において設定される隙間の大きさである0.2mm以下であってもよいし、5mmより大きくてもよい。
上述の実施形態では、ろう付構造体の製造方法は、第1の部材11と第2の部材12との間の混合物24を乾燥させる第1乾燥工程と、混合物24に隣接して配置された接合ろう材22を乾燥させる第2乾燥工程とを備えるとした。いずれか一方であってもよいし、2つの乾燥工程はなくてもよい。
上述の実施形態では、ろう付構造体の製造方法は、減圧加熱炉30を用いて、内部を減圧しつつ、混合物24と接合ろう材22とを加熱し、複合ろう材20を形成するとした。しかしながら、混合物24と接合ろう材22とから複合ろう材20を形成する方法は、これに限定されない。
11,61…第1の部材
11a,61a…貫通孔
11b,61c…内壁面
12,32,42,52,62…第2の部材
12b,32b,42b,52b,63b,64b…外壁面
20…複合ろう材
21…金属粉末
22…接合ろう材
23…バインダ
24…混合物
Claims (6)
- ろう付構造体の製造方法であって、
貫通孔を有する第1の部材と、前記貫通孔に挿入された第2の部材と、を準備する準備工程と、
前記準備工程の後、金属粉末とバインダとの混合物を、前記貫通孔に挿入された前記第2の部材と前記第1の部材との間に配置する第1配置工程と、
前記第1配置工程の後、接合ろう材を前記混合物に隣接させて配置する第2配置工程と、
前記第2配置工程の後、前記混合物と前記接合ろう材とを加熱し、前記第1の部材と前記第2の部材との間の前記金属粉末の集合体に前記接合ろう材を含侵させて複合ろう材を形成し、前記複合ろう材によって前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する接合工程と、を備える、
ろう付構造体の製造方法。 - 請求項1に記載のろう付構造体の製造方法であって、
前記複合ろう材は、前記金属粉末に対する前記接合ろう材の体積比が、25%以上50%以下である、
ろう付構造体の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載のろう付構造体の製造方法であって、
前記第1の部材が有する前記貫通孔の内側と、前記第2の部材の外側との隙間の大きさは、0.2mmより大きく、5mm以下である、
ろう付構造体の製造方法。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のろう付構造体の製造方法は、さらに、
前記第1配置工程の後であって前記第2配置工程の前に、前記第1の部材と前記第2の部材との間の前記混合物を乾燥させる第1乾燥工程と、
前記第2配置工程の後であって前記接合工程の前に、前記混合物に隣接して配置された前記接合ろう材を乾燥させる第2乾燥工程と、を備える、
ろう付構造体の製造方法。 - ろう付構造体であって、
貫通孔を有する第1の部材と、
前記貫通孔に挿入された第2の部材と、
前記貫通孔に挿入された前記第2の部材と前記第1の部材との間に配置される複合ろう材と、を備え、
前記複合ろう材は、接合ろう材と、前記接合ろう材を含浸した金属粉末の集合体と、を含み、前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する、
ろう付構造体。 - 請求項5に記載のろう付構造体であって、
前記複合ろう材は、前記金属粉末に対する前記接合ろう材の体積比が、25%以上50%以下である、
ろう付構造体。
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JPS5865564A (ja) * | 1981-10-14 | 1983-04-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 複合金属体の製造方法 |
JP2013169576A (ja) * | 2012-02-22 | 2013-09-02 | Nisshin Steel Co Ltd | ステンレス鋼管のろう付け方法 |
JP2015110236A (ja) * | 2013-12-06 | 2015-06-18 | 株式会社豊田中央研究所 | ろう付構造体の製造方法 |
JP2018187656A (ja) * | 2017-05-09 | 2018-11-29 | 株式会社豊田中央研究所 | 密閉容器の製造方法 |
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