JP2021190409A - アルミ電線と端子金具との圧着構造 - Google Patents

アルミ電線と端子金具との圧着構造 Download PDF

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Abstract

【課題】アルミ電線と端子金具とを強く圧着することが可能な圧着構造を提供する。【解決手段】圧着構造1として、電線接続部11の底板部12には、端子金具3の軸CLに沿って延在する凸部18が形成される。この凸部18の突出先端には、摺接案内面19が形成される。摺接案内面19は、一対の導体圧着部14における圧着部先端20の先端外面21が摺接する面に形成される。また、摺接案内面19は、圧着部先端20の先端外面21が底板部12の載置面17の近傍で対向するように、又は、載置面17に接触するように圧着部先端20を案内する面に形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の導体を有するアルミ電線と、このアルミ電線が圧着される端子金具との圧着構造に関する。
例えば、自動車に搭載される機器間を電気的に接続するために、車両にはワイヤハーネスが配索される。ワイヤハーネスは、電線束と、この電線束の端末に配設される各種のコネクタとを備えて構成される。ワイヤハーネスのコネクタは、絶縁性のコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの端子収容室に収容される複数の導電性の端子金具とを備えて構成される。端子金具は、電線束を構成する電線の端末に配設される。電線は、一般的に銅電線(導体が銅製又は銅合金製の撚り線になるもの)が用いられ、そして、この銅電線の端末を皮剥した後に端子金具が圧着により接続される。尚、端子金具は、母材が銅電線の導体と同じ銅製又は銅合金製であり、メッキが施されることもある。
近年、銅資源の不足に加え、車両の軽量化、材料のリサイクルの容易性を考慮して、銅電線に替えてアルミ電線が用いられることもある(アルミ電線とは、本明細書において、導体がアルミニウム製又はアルミニウム合金製のものを称する)。しかしながら、アルミ電線は、銅電線を構成する導体部の材料である銅に比べて表面に形成される酸化被膜が厚く、アルミ電線においては、この導体部と端子金具(圧着端子)との間の接触抵抗が比較的高くなる傾向にあることが知られる。そこで、アルミ電線の導体部と圧着端子との間の接触抵抗を低減するために、圧着端子に形成される一対の導体圧着部(導体加締め片)にて導体部を強く圧着して(加締めて)圧縮率を高くする構造が採用される(例えば下記特許文献1参照)。この構造によれば、アルミ電線の導体部を強く圧着することにより、導体部を構成する各素線の酸化被膜を破壊することができる。すなわち、導体部と圧着端子との間の接触抵抗を低減することができる。尚、下記特許文献1の構造では、強く圧着する側の第一圧着部と、これよりも弱く圧着する側の第二圧着部とが端子金具の軸方向に並んで形成される。二つの圧着部は、一対の導体圧着部だけで形成される。
特開2008−226671号公報
上記従来技術にあっては、一対の導体圧着部の先端部分をアルミ電線の導体部に単に真っ直ぐ深く差し込むだけの構造であることから、十分な圧着ができないという問題点を有する。また、上記従来技術にあっては、上記二つの圧着部を形成するために、一つの圧着治具に圧着用凹部を多段に形成する必要があることから、複雑な構造の圧着治具になり、コストアップしてしまうという問題点も有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、アルミ電線と端子金具とを強く圧着することが可能な圧着構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明のアルミ電線と端子金具との圧着構造は、複数の素線からなる導体部及び該導体部を被覆する絶縁体部を有するアルミ電線と、電気接触部及び該電気接触部に連続する電線接続部を有する端子金具とを備え、前記電線接続部は、前記導体部が載置される底板部と、該底板部の両側部の側にそれぞれ連続し且つ前記底板部に載置された前記導体部を圧着する部分として形成される一対の導体圧着部とを有し、前記底板部には、前記導体部の載置面から直交方向に突出する凸部が形成され、且つ、該凸部の突出先端には、摺接案内面が形成され、該摺接案内面は、前記一対の導体圧着部における圧着部先端の先端外面が摺接する面に形成され、且つ、前記摺接案内面は、前記先端外面が前記載置面の近傍で対向するように又は前記載置面に接触するように前記圧着部先端を案内する面に形成されることを特徴とする。
このような請求項1の特徴を有する本発明によれば、摺接案内面を突出先端に有する凸部が電線接続部の底板部に形成されることから、この端子金具を用いてアルミ電線の導体部との圧着を行うと、圧着部先端の先端外面が載置面の近傍で対向するように又は載置面に接触するように一対の導体圧着部を案内することができる。すなわち、圧着部先端が導体部に差し込まれた後は凸部にて向きが変えられ(凸部は移動ガイドとしての機能を有する)、その結果、圧着部先端の側で導体部を抱き込むような状態(巻き込むような状態)にすることができる。従って、本発明は、圧着部先端を単に真っ直ぐ差し込むだけの構造でないことから、一対の導体圧着部にて導体部を強く圧着することができる。また、本発明は、導体部に対する接触面積を大きくとることができ、以てアルミ電線に例えば引っ張り力が加わったとしても導体部の切れを防止することができる。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のアルミ電線と端子金具との圧着構造において、前記凸部は、前記端子金具の軸に沿って延在するように形成されることを特徴とする。
このような請求項2の特徴を有する本発明によれば、端子金具の軸に沿って延在するように凸部が形成されることから、凸部の突出先端の摺接案内面も同様に延在し、その結果、圧着部先端を安定して案内することができる。従って、本発明によれば、導体部の強い圧着に寄与するができる。
請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のアルミ電線と端子金具との圧着構造において、前記電線接続部は、前記導体部を更に圧着する部分として、前記一対の導体圧着部よりも前記電気接触部の側に配置される一対の長さの短い第二導体圧着部を有することを特徴とする。
このような請求項3の特徴を有する本発明によれば、一対の第二導体圧着部が一対の導体圧着部よりも長さを短くして形成されることから、従来のような圧着用凹部を多段に形成した圧着治具を用いなくとも、強い圧着の部分となる第一圧着部(請求項1又は2により形成される圧着部分)と、これよりも弱い圧着の部分となる第二圧着部とを端子金具の軸方向に並んで形成することができる。本発明によれば、多段でない圧着用凹部を形成した圧着治具にて圧着できることから、圧着治具によるコストアップを防止することができる。この他、本発明によれば、二つの圧着部(上記第一圧着部及び第二圧着部)が形成されることから、導体部に対する保持力を高めることもできる。
請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載のアルミ電線と端子金具との圧着構造において、前記一対の導体圧着部により圧着された第一圧着部と、前記一対の長さの短い第二導体圧着部により圧着された第二圧着部は、共に圧着部外形サイズが同じに形成されることを特徴とする。
このような請求項4の特徴を有する本発明によれば、二つの圧着部(上記第一圧着部及び第二圧着部)の外形サイズが同じに形成されることから、圧着治具が簡素化され、結果、圧着治具によるコストアップ防止に寄与することができる。
本発明の圧着構造によれば、アルミ電線と端子金具とを従来よりも強く圧着することができるという効果を奏する。
本発明に係るアルミ電線と端子金具との圧着構造の一実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA部分における第一圧着部の断面図、(b)は(a)のA部分における第二圧着部の断面図である。 (a)は先端外面が載置面の近傍で対向する場合の第一圧着部の拡大断面図、(b)は先端外面が載置面に接触する場合の第一圧着部の拡大断面図である。 (a)は圧着構造の平面図、(b)は(a)のA部分における電線接続部の展開図である。
アルミ電線と、電気接触部及び電線接続部を有する端子金具との圧着構造として、電線接続部の底板部には、端子金具の軸に沿って延在するように凸部が形成される。この凸部の突出先端には、摺接案内面が形成される。摺接案内面は、一対の導体圧着部における圧着部先端の先端外面が摺接する面に形成される。また、摺接案内面は、圧着部先端の先端外面が底板部の載置面の近傍で対向するように、又は、載置面に接触するように圧着部先端を案内する面に形成される。電線接続部は、一対の導体圧着部よりも電気接触部の側に配置される一対の長さの短い第二導体圧着部を更に有し、強く圧着する側の第一圧着部と、これよりも弱く圧着する側の第二圧着部とが端子金具の軸方向に並んで形成される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明に係るアルミ電線と端子金具との圧着構造の一実施形態を示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA部分における第一圧着部の断面図、(b)は(a)のA部分における第二圧着部の断面図である。また、図2(a)は先端外面が載置面の近傍で対向する場合の第一圧着部の拡大図、(b)は先端外面が載置面に接触する場合の第一圧着部の拡大図である。また、図3(a)は圧着構造の平面図、(b)は(a)のA部分における電線接続部の展開図である。
<圧着構造1について>
図1において、圧着構造1は、アルミ電線2と、端子金具3との圧着に係る構造であるものとする。圧着構造1は、接触抵抗を低減するために強く圧着することができる構造部分に形成される。尚、「圧着」を「加締め」と読み替えてもよいものとする。圧着構造1は、低電圧用となる構造及び高電圧用となる構造のいずれであってもよいものとする。圧着構造1は、本実施例において、図中のA部分に第一圧着部4と、第二圧着部5とが形成されるものとする。
<アルミ電線2について>
図1において、アルミ電線2は、導体部6と絶縁体部7とを備えて構成される。アルミ電線2は、公知のものが採用される。導体部6は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の複数の素線8を撚り合わせてなるものである。導体部6は、これが圧着される前まで断面略円形の状態が維持される。絶縁体部7は、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の絶縁性を有する樹脂部分であって、導体部6の周囲に断面円筒形状に押出成形される。絶縁体部7は、導体部6に対する被覆部材であって、所定の厚みに形成される。以上のようなアルミ電線2の端末は、所定の長さで絶縁体部7が皮剥され、そして、導体部6が露出するように加工される。尚、アルミ電線2における引用符号9は導体露出部を示す。
<端子金具3について>
図1及び図3において、端子金具3は、銅製又は銅合金製の金属板をプレス加工することにより、例えば図示の雌形端子形状に形成される(雄形端子形状であってもよいものとする)。端子金具3は、図示しないコネクタのコネクタハウジングに収容されて、相手コネクタの相手端子金具と電気的に接続される。端子金具3は、電気接触部10と、電線接続部11とを有して図示形状に形成される。電気接触部10は、本実施例が雌形端子形状であるため、矩形の側面を有する箱形に形成される。電気接触部10の内部には、相手端子金具に対する図示しない弾性接触片が形成される。電気接触部10の一端は、相手端子金具が差し込まれる部分に形成される。電気接触部10の他端には、電線接続部11が連成される。電線接続部11は、アルミ電線2を圧着して機械的・電気的に接続する部分に形成される。このような電線接続部11は、底板部12と、一対の側壁部13と、一対の導体圧着部14と、一対の第二導体圧着部15と、一対の被覆圧着部16とを有する。
<底板部12について>
図1及び図3において、底板部12は、端子金具3の軸CL(中心軸)の方向にのびる帯状の板部分に形成される。底板部12は、端子金具3の底位置に配置される。底板部12は、本実施例において、平板状に形成される(一例であるものとする。後述する凸部18の機能を損なわなければ、例えば船底形状等であってもよいものとする)。このような底板部12には、アルミ電線2に対する載置面17が形成される。また、底板部12には、凸部18が形成される。
<凸部18について>
図1ないし図3において、凸部18は、載置面17から直交方向に突出する部分に形成される。凸部18は、載置面17の反対側の面を叩くような打ち出しにより形成される。凸部18は、端子金具3の軸CLに合わせて底板部12の中央に配置される。凸部18は、一対の導体圧着部14の位置に合わせて配置される。凸部18は、一対の導体圧着部14の幅に合わせてのびるような突条となる形状に形成される。尚、凸部18の突出高さは、適宜設定されるものとする(後述する第一圧着部4の形状が形成できれば特に高さは限定されないものとする)。以上のような凸部18の突出先端には、摺接案内面19が形成される。摺接案内面19は、凸部18を断面で見ると円弧状の曲面に形成される。摺接案内面19は、一対の導体圧着部14における圧着部先端20の先端外面21(後述する)が摺接する面に形成される。また、摺接案内面19は、先端外面21が載置面17の近傍で対向するような面(図2(a)参照)、又は、先端外面21が載置面17に接触するような面(図2(b)参照)に形成される。摺接案内面19は、圧着部先端20を案内することができる面に形成される。摺接案内面19は、エッジが生じない曲面に形成される。凸部18は、以上から分かるように、圧着部先端20の移動をガイドする移動ガイドとしての機能を有する。
<一対の側壁部13について>
図1及び図3において、一対の側壁部13は、底板部12の両側部に連続する部分であって、本実施例では90度曲げにより図示形状に形成される。一対の側壁部13の端部には、一対の導体圧着部14が連成される。また、一対の側壁部13の端部には、一対の第二導体圧着部15及び一対の被覆圧着部16も連成される。一対の導体圧着部14は、一対の第二導体圧着部15及び一対の被覆圧着部16の間に配置される。一対の側壁部13の端部において、一対の導体圧着部14及び一対の第二導体圧着部15は近接するように並んで配置される。一方、一対の導体圧着部14及び一対の被覆圧着部16は、所定の間隔で離れるように配置される。
<一対の導体圧着部14について>
図1ないし図3において、一対の導体圧着部14は、一対の側壁部13の端部から帯板状にのびる部分に形成される。一対の導体圧着部14は、図3(b)の展開図で見ると、端子金具3の軸CLに対し直交する方向にのびるように形成される。一対の導体圧着部14は、一対の第二導体圧着部15よりも長くのびるように形成される。一対の導体圧着部14における引用符号20は圧着部先端を示すものとする。この圧着部先端20は、先端外面21と先端内面22とを有し、先端外面21は圧着部基端23の外面24及び第一圧着部4の外面25に連続する面に形成される。先端外面21は、凸部18の摺接案内面19を摺接する面に形成される。また、先端外面21は、載置面17の近傍で対向したり、載置面17に接触したりする面に形成される。一方、先端内面22は、第一圧着部4において、導体部6を抱き込むような面(巻き込むような面)に形成される。一対の導体圧着部14は、一対の第二導体圧着部15よりも長い部分が導体部6を抱き込むような部分(巻き込むような部分)に形成される。
<一対の第二導体圧着部15について>
図1ないし図3において、一対の第二導体圧着部15は、一対の側壁部13の端部から帯板状にのびる部分に形成される。一対の第二導体圧着部15は、図3(b)の展開図で見ると、端子金具3の軸CLに対し直交する方向にのびるように形成される。一対の第二導体圧着部15は、一対の導体圧着部14に比べて短くのびるように形成される。一対の第二導体圧着部15は、本実施例において、一対の導体圧着部14の半分くらいの長さでのびるように形成される。一対の第二導体圧着部15は、一対の導体圧着部14と同じ幅に形成される(幅は一例であるものとする)。
<一対の被覆圧着部16について>
図1及び図3において、一対の被覆圧着部16は、一対の側壁部13の端部から帯板状にのびる部分に形成される。一対の被覆圧着部16は、アルミ電線2における導体露出部9の近傍の絶縁体部7を圧着する部分に形成される。
<第一圧着部4について>
図1及び図2において、第一圧着部4は、一対の導体圧着部14にて導体部6を圧着することにより形成される。もう少し詳しく説明すると、第一圧着部4は、圧着の際に一対の導体圧着部14の圧着部先端20が導体部6に差し込まれ、そして、圧着部先端20の先端外面21が凸部18の摺接案内面19を摺接し、この後に先端外面21が載置面17の近傍で対向するような圧着の状態(又は、先端外面21が載置面17に接触するような圧着の状態)に形成される。第一圧着部4は、一対の導体圧着部14及び凸部18にて最終的に導体部6を抱き込むような状態(巻き込むような状態)にすることから、導体部6を強く圧着することができる。
<第二圧着部5について>
図1及び図2において、第二圧着部5は、一対の第二導体圧着部15にて導体部6を圧着することにより形成される。第二圧着部5は、一対の第二導体圧着部15が短く、また、凸部18もないことから、導体部6を第一圧着部4よりも弱く圧着する部分に形成される。第二圧着部5は、第一圧着部4よりも電気接触部10に近い側に配置される。
尚、第一圧着部4及び第二圧着部5は、同じ形状の圧着治具が用いられて形成されるものとする。第一圧着部4及び第二圧着部5は、図1(b)から分かるように、同じ外形サイズ(圧着部外形サイズ)に形成される。
<圧着構造1の効果について>
以上、図1ないし図3を参照しながら説明してきたように、本発明の一実施形態である圧着構造1によれば、摺接案内面19を突出先端に有する凸部18が電線接続部11の底板部12に形成されることから、この端子金具3を用いてアルミ電線2の導体部6との圧着を行うと、圧着部先端20の先端外面21が載置面17の近傍で対向するように又は載置面17に接触するように一対の導体圧着部14を案内することができる。すなわち、圧着部先端20が導体部6に差し込まれた後は凸部18にて向きが変えられ(凸部18は移動ガイドとしての機能を有する)、その結果、圧着部先端20の側で導体部6を抱き込むような状態(巻き込むような状態)にすることができる。従って、圧着構造1は、圧着部先端20を単に真っ直ぐ差し込むだけの構造でないことから、一対の導体圧着部14にて導体部6を強く圧着することができるという効果を奏する。また、圧着構造1は、導体部6に対する接触面積を大きくとることができ、以てアルミ電線2に例えば引っ張り力が加わったとしても導体部6の切れを防止することができるという効果も奏する。
この他、圧着構造1によれば、第一圧着部4及び第二圧着部5が形成されることから、導体部6に対する保持力を高めることができるという効果を奏する。また、圧着構造1によれば、第一圧着部4及び第二圧着部5が共に同じ圧着部外形サイズになるように形成されることから、図示しない圧着治具によるコストアップを防止することができるという効果も奏する。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
CL…軸、 1…圧着構造、 2…アルミ電線、 3…端子金具、 4…第一圧着部、 5…第二圧着部、 6…導体部、 7…絶縁体部、 8…素線、 9…導体露出部、 10…電気接触部、 11…電線接続部、 12…底板部、 13…側壁部、 14…導体圧着部、 15…第二導体圧着部、 16…被覆圧着部、 17…載置面、 18…凸部、 19…摺接案内面、 20…圧着部先端、 21…先端外面、 22…先端内面、 23…圧着部基端、 24、25…外面

Claims (4)

  1. 複数の素線からなる導体部及び該導体部を被覆する絶縁体部を有するアルミ電線と、電気接触部及び該電気接触部に連続する電線接続部を有する端子金具とを備え、
    前記電線接続部は、前記導体部が載置される底板部と、該底板部の両側部の側にそれぞれ連続し且つ前記底板部に載置された前記導体部を圧着する部分として形成される一対の導体圧着部とを有し、
    前記底板部には、前記導体部の載置面から直交方向に突出する凸部が形成され、且つ、該凸部の突出先端には、摺接案内面が形成され、
    該摺接案内面は、前記一対の導体圧着部における圧着部先端の先端外面が摺接する面に形成され、且つ、前記摺接案内面は、前記先端外面が前記載置面の近傍で対向するように又は前記載置面に接触するように前記圧着部先端を案内する面に形成される
    ことを特徴とするアルミ電線と端子金具との圧着構造。
  2. 請求項1に記載のアルミ電線と端子金具との圧着構造において、
    前記凸部は、前記端子金具の軸に沿って延在するように形成される
    ことを特徴とするアルミ電線と端子金具との圧着構造。
  3. 請求項1又は2に記載のアルミ電線と端子金具との圧着構造において、
    前記電線接続部は、前記導体部を更に圧着する部分として、前記一対の導体圧着部よりも前記電気接触部の側に配置される一対の長さの短い第二導体圧着部を有する
    ことを特徴とするアルミ電線と端子金具との圧着構造。
  4. 請求項3に記載のアルミ電線と端子金具との圧着構造において、
    前記一対の導体圧着部により圧着された第一圧着部と、前記一対の長さの短い第二導体圧着部により圧着された第二圧着部は、共に圧着部外形サイズが同じに形成される
    ことを特徴とするアルミ電線と端子金具との圧着構造。
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