JP2021189665A - 管理システム及び管理方法 - Google Patents

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JP2021189665A JP2020093331A JP2020093331A JP2021189665A JP 2021189665 A JP2021189665 A JP 2021189665A JP 2020093331 A JP2020093331 A JP 2020093331A JP 2020093331 A JP2020093331 A JP 2020093331A JP 2021189665 A JP2021189665 A JP 2021189665A
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【課題】車両をスムーズに出庫可能にした管理システム及び管理方法を提供する。【解決手段】少なくとも駐車場10内を自動運転走行が可能な車両2に対して、駐車場10内での走行を管理する管理システム1は、判定部23と、優先順設定部24と、制御部22とを備えている。判定部23は、車両2を駐車場10の駐車エリアから乗車エリアに自動走行させる場合に、乗車エリアの混雑状況を判定する。優先順設定部24は、判定部23の判定結果を基に、乗車エリアへ出庫する車両2の優先順を設定する。制御部22は、優先順設定部24によって設定された優先順に従って、車両2を駐車エリアから乗車エリアに自動走行させるように車両2の出庫を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、設備内での車両の自動運転走行を管理する管理システム及び管理方法に関する。
近年、設備内を自動運転走行が可能な車両に対して、設備内での走行を管理する管理システムが考えられている。特許文献1に記載の管理システムは、駐車場内の車両を、運転者が当該車両に乗車していない状態で乗車場所まで自動走行させて、出庫を行う。管理システムでは、車両が乗車場所に到着するのに要する時間が算出される。そして、管理システムは、予め指定された時刻までに車両が乗車場所に到着するように自動走行させる。
特開2015−176468号公報
ところで、上記管理システムでは、複数の車両が、同じ時刻又は同じ時間帯で乗車場所へ出庫されることがある。一方、乗車場所のスペースは限られている。そのため、同時に出庫される複数の車両によって乗車場所が混雑することがある。
本発明の目的は、車両をスムーズに出庫可能にした管理システム及び管理方法を提供することにある。
上記課題を解決するための管理システムは、少なくとも設備内を自動運転走行が可能な車両に対して、前記設備内での走行を管理する管理システムであって、前記車両を前記設備の駐車エリアから乗車エリアに自動走行させる場合に、前記乗車エリアの混雑状況を判定する判定部と、前記判定部の判定結果を基に、前記乗車エリアへ出庫する前記車両の優先順を設定する優先順設定部と、前記優先順設定部によって設定された前記優先順に従って、前記車両を前記駐車エリアから前記乗車エリアに自動運転走行させるように前記車両の出庫を制御する制御部と、を備える。
上記課題を解決するための管理方法は、少なくとも設備内を自動運転走行が可能な車両に対して、前記設備内での走行を管理する管理方法であって、前記車両を前記設備の駐車エリアから乗車エリアに自動運転走行する場合に、前記乗車エリアの混雑状況を判定することと、前記混雑状況の判定結果を基に、前記設備から出庫する前記車両の優先順を設定することと、設定された前記優先順に従って、前記車両を前記駐車エリアから前記乗車エリアに自動運転走行させるように前記車両の出庫を制御することと、を備える。
本発明の管理システム及び管理方法は、車両をスムーズに出庫可能にする。
管理システムの構成を示すブロック図。 駐車場の簡略図。 出庫の処理を示すフロー図。 優先順設定の説明図。
以下、管理システム及び管理方法の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、管理システム1は、車両2によってアクセスするとともに、車両2が駐車される設備3を管理する。車両2は、少なくとも設備3内において自動運転走行が可能である。ここで、設備3とは、その外部と区切られた限定空間であってもよいし、自動運転走行をしない一般車両や、人などが通行するような開放された空間であってもよい。本実施形態の場合、設備3は、入庫及び出庫が限定された駐車場10である。駐車場10は、例えば商業施設などに併設された立体駐車場又は平面駐車場である。
管理システム1は、駐車場10を管理するとともに、駐車場10内の車両2の走行を管制する管制センタ20を有している。管制センタ20には、ネットワーク通信を行う通信部21が設けられている。通信部21は、ネットワーク通信を介してユーザの所持する端末30と通信する。端末30は、例えばユーザが所持するスマートフォンやタブレットなど、ネットワーク通信が可能な機器である。管制センタ20は、駐車場10を利用するユーザから端末30を通じて入庫指示及び出庫指示を受け付ける。入庫指示及び出庫指示には、事前に行われる利用の予約も含まれる。
管制センタ20は、車両2の自動運転走行を制御する制御部22を備えている。制御部22は、通信部21を介した車両2側及び駐車場10側と通信により、運転者に代わって車両2の作動を制御する。制御部22は、例えば駐車場10内での車両2の駐車位置の決定、車両2の走行経路の生成、及び車両2の走行スケジュールの生成を行う。
車両2には、車両2の自動運転走行を制御する車載装置40が設けられている。車載装置40は、ネットワーク通信を行う。車載装置40は、管制センタ20の指示下で、駐車場10内を走行するように車両2を制御する。また、車載装置40は、例えば車両2周辺の障害物などを検知する。車両2周辺の障害物の検知は、例えば車両2に設けられた図示しないカメラやセンサなどを用いて行われる。車載装置40は、例えば周辺の障害物に対して、車両2を停止させるように制御する。
駐車場10には、駐車場10内を監視する監視部13が設けられている。監視部13は、例えばカメラである。監視部13は、ネットワーク通信に接続されている。監視部13は、例えば駐車場10内を撮像した画像データを、管制センタ20へ送信する。管制センタ20は、監視部13からの画像データを基に、例えば駐車場10内での各車両2の走行状態を確認する。
端末30には、端末30の作動を制御する端末制御部31と、データ書き込み及び書き替えが可能なメモリ32とが設けられている。端末30のメモリ32には、管理システム1の作動を管理するユーザインターフェースアプリケーション33(以下、UIアプリケーション33と記載する)が書き込み保存されている。UIアプリケーション33は、例えばネットワーク通信によってダウンロードされるなどして、メモリ32に保存される。UIアプリケーション33は、例えば駐車場10の入庫指示、出庫指示、及び決済操作などの種々の処理を実行する。
図2に示すように、駐車場10は、駐車エリア11及び乗車エリア12を有している。駐車エリア11には、車両2が駐車される複数の駐車スペース11aが設けられている。乗車エリア12は、ユーザの出庫指示により呼び出された車両2に、ユーザが乗車するエリアである。乗車エリア12は、例えば駐車場10に併設する施設の出入口付近に設けられている。乗車エリア12は、車両2が一時停車する複数の停車スペース12aを有している。本実施形態の場合、駐車エリア11への車両2の入庫(駐車)、及び駐車エリア11から乗車エリア12への車両2の出庫は、入庫指示及び出庫指示に基づく車両2の自動運転走行によって行われる。
駐車エリア11には、例えば各ユーザが所有する車両2が入庫される。車両2の入庫が行われる場合、例えば駐車場10内の降車エリア(不図示)で車両2から降車したユーザによって入庫指示が行われる。入庫指示は、管制センタ20及び端末30の間の通信を介して行われる。管制センタ20は、端末30からの入庫指示を受け付けると、車両2を、ユーザが降車した位置から駐車エリア11内へ走行する。すなわち、駐車エリア11には、無人の車両2のみが進入する。
管制センタ20は、入庫される車両2の識別情報と、ユーザの識別情報とを互いに紐づけて管理する。車両2の識別情報とは、例えば車体番号、車両登録番号、車載装置40の固有番号、又はこれらの組み合わせである。ユーザの識別情報とは、例えばユーザID、端末ID、免許証番号、又はこれらの組み合わせである。
駐車エリア11に駐車された車両2は、ユーザの出庫指示によって乗車エリア12へ出庫される。出庫指示は、管制センタ20及び端末30の間の通信を介して行われる。管制センタ20は、端末30からの出庫指示を受け付けると、車両2を、駐車エリア11から乗車エリア12の停車スペース12aまで自動走行により移動させる。施設を利用するユーザは、例えば端末30で車両2の出庫指示を行うことで、施設の出入口付近に設けられた乗車エリア12に車両2を呼び出し、車両2へ乗車する。また、ユーザは、事前に出庫を予約しておくことにより、予定された時間に乗車エリア12に車両2を呼び出すことができる。
図1に示す通り、管理システム1は、車両2を出庫する場合に、乗車エリア12の混雑状況を判定する判定部23を備えている。判定部23は、混雑状況として、乗車エリア12が混雑するか否かを判定する。本実施形態の判定部23は、車両2が出庫される時間が、予め決められた時刻又は時間帯のとき、乗車エリア12が混雑すると判定する。また、判定部23は、ユーザから端末30を通じて受け付けた出庫指示の件数が、閾値以上である場合、乗車エリア12が混雑すると判定する。なお、閾値は、乗車エリア12の停車スペース12aの数などに応じて適宜設定される。一方、判定部23は、車両2の出庫時間が予め決められた時刻又は時間帯でない場合、且つ出庫指示の件数が閾値未満である場合、乗車エリア12が混雑しないと判定する。
管理システム1は、乗車エリア12に設けられた入力部14を備えている。入力部14は、ユーザによる出庫操作を受け付ける。入力部14は、出庫操作を入力した場合に、ネットワーク通信を介して管制センタ20へ通知を行う。本実施形態の場合、入力部14は、車両2のユーザが所持する端末30と、非接触通信を実行する。非接触通信の一例は、NFC(Near Field Communication)通信である。非接触通信では、ユーザの識別情報が通信されることが好ましい。
管理システム1は、乗車エリア12へ出庫する車両2の優先順を設定する優先順設定部24を備えている。優先順設定部24は、判定部23の判定結果を基に、車両2の優先順を設定する。優先順とは、例えば同時刻又は同時刻帯に出庫される複数の車両2において、出庫する順番を定めるものである。制御部22は、優先順設定部24が設定した優先順に従って、車両2の出庫を制御する。
優先順設定部24は、判定部23によって乗車エリア12が混雑しないと判定された場合、車両2の優先順を、ユーザから端末30を通じて受け付けた出庫指示に基づく順とする。出庫指示に基づく順とは、例えば出庫指示を受け付けた順である。
優先順設定部24は、判定部23によって乗車エリア12が混雑すると判定された場合、車両2の優先順を、乗車エリア12に到着したユーザを優先する順とする。本実施形態の場合、優先順設定部24は、入力部14への出庫操作によって、ユーザが乗車エリア12に到着したことを確認する。優先順設定部24は、優先順を、入力部で出庫操作を受け付けたユーザを優先する順とする。
以下、本実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、S101(Sはステップの略、以下同様)では、管制センタ20は、ユーザから端末30を通じて出庫指示を受け付ける。管制センタ20は、出庫指示を受け付けた場合、ユーザの認証を行う。ユーザの認証は、例えばID及びパスワードを用いて行われる。管制センタ20は、ユーザの認証が成立した場合、例えば出庫時間を取得する。出庫時間は、例えば出庫指示を受け付けた時刻、又は出庫指示を受け付けた時刻に基づいて、駐車エリア11から乗車エリア12への移動時間などを加味して算出される時刻である。また、出庫指示が事前の予約であった場合、例えばユーザにより指定された時刻である。
図4に示すように、出庫指示の受け付けが完了したユーザであって、出庫が未だ実行されていない複数のユーザがいる場合を想定する。これらユーザの出庫時間は、同じ時刻又は時間帯である。複数のユーザは、ユーザA、ユーザB、及びユーザCを含む。なお、出庫指示は、ユーザA、ユーザB、ユーザCの順で受け付けられたものとする。また、複数のユーザA〜Cは、ユーザC、ユーザA、ユーザBの順で、乗車エリア12に到着に到着し、入力部14への出庫操作を行ったものとする。
仮に、ユーザA〜Cの各々の車両2を、同時に出庫させようとした場合、乗車エリア12の周辺や駐車場10内の走行経路が混雑しやすくなる。また、端末30を通じた出庫指示は、ユーザの位置に関係なく実行することができる。そのため、ユーザが乗車エリア12に到着していない場合、乗車エリア12で車両2が待機することがある。仮に、ユーザA及びユーザBの乗車エリア12の到着が遅れた場合、ユーザA及びユーザBの車両2が乗車エリア12に待機する時間が長くなる。車両2の乗車エリア12への待機時間が長くなると、乗車エリア12が混雑し易くなる。また、混雑によりユーザCの車両2が乗車エリア12に到着しない場合、ユーザCは、先に乗車エリア12に到着したにもかかわらず、ユーザA及びユーザBの乗車を待つことになる。さらに、ユーザCより後に出庫指示を行った者にとっては、さらに長時間待つことになり得る。このような問題に対して、本実施形態では、乗車エリア12の混雑状況に基づいて、車両2の出庫の優先順を設定する。
図3に示す通り、S102では、管制センタ20の判定部23は、乗車エリア12の混雑状況を判定する。判定部23は、S101で取得した出庫時間が、予め決められた時刻又は時間帯である場合、乗車エリア12が混雑すると判定する。また、判定部23は、同時刻又は同時刻帯の出庫指示の件数が、所定の閾値以上である場合に、乗車エリア12が混雑すると判定する。一方、判定部23は、出庫時間が予め決められた時刻又は時間帯でない場合、且つ出庫指示の件数が閾値未満である場合、乗車エリア12が混雑しないと判定する。判定部23は、乗車エリア12が混雑すると判定した場合、S103へ移行する。また、管制センタ20は、乗車エリア12が混雑すると判定した場合、出庫指示を行ったユーザに対して、通知を行うことが好ましい。なお、ユーザへの通知では、例えば乗車エリア12が混雑する旨を知らせたり、乗車エリア12への到着確認をする旨を知らせたりする。判定部23は、乗車エリア12が混雑しないと判定した場合、S105へ移行する。
S103では、管制センタ20の優先順設定部24は、ユーザが乗車エリア12に到着したか否かを確認する。優先順設定部24は、乗車エリア12に設置された入力部14への出庫操作を基に、ユーザの到着を確認する。出庫操作では、例えばユーザによって入力部14に端末30がかざされることにより、端末30と非接触通信が実行される。管制センタ20は、入力部14及び端末30の間の非接触通信を介したユーザの認証を実行する。そして、優先順設定部24は、ユーザの認証が成立した場合に、当該ユーザが乗車エリア12に到着したことを確認する。また、優先順設定部24は、ユーザの乗車エリア12への到着が確認できない場合、例えば当該ユーザの車両2を出庫させないようにする。
S104では、優先順設定部24は、車両2の出庫の優先順を、乗車エリア12に到着したユーザを優先する順とする。すなわち、優先順設定部24は、車両2の優先順を、入力部14に出庫操作を行ったユーザを優先する順に設定する。すなわち、優先順設定部24は、優先順を、ユーザC、ユーザA、ユーザBの順に設定する(図4参照)。
S105では、優先順設定部24は、S102において乗車エリア12が混雑しないと判定された場合、車両2の優先順を、出庫指示に基づく順に設定する。本実施形態の場合、優先順設定部24は、車両2の優先順を、出庫指示を受け付けた順に設定する。
S106では、管制センタ20の制御部22は、優先順に従って車両2を順に出庫させる。制御部22は、車両2の車載装置40、及び駐車場10の監視部13と通信を行いつつ、車両2の自動運転走行を制御する。また、車載装置40は、自身で車両2周辺の障害物などを検知し、障害物などを回避するように制御することが好ましい。制御部22は、車両2側及び駐車場10側との通信を通じて、駐車場10内の車両2の位置や、乗車エリア12の空いている乗車スペース、走行経路の状態などを確認し、車両2を乗車エリア12の空いている停車スペース12aまで誘導する。なお、制御部22は、乗車エリア12に空いている停車スペース12aが無い場合、次に出庫する車両2を乗車エリア12の外、例えば駐車エリア11内で待機させることが好ましい。
上記のように、制御部22は、優先順に従って車両2を順に出庫するように制御する。そのため、複数の車両2を同時に出庫させようとして、乗車エリア12の周辺や駐車場10内の走行経路が混雑してしまうといった事象を抑制できる。それだけ、スムーズな出庫ができる。
優先順設定部24は、乗車エリア12が混雑する場合、各ユーザの乗車エリア12への到着順に、優先順を設定する。これにより、先に乗車エリア12に到着したユーザCの車両2がユーザA及びユーザBの車両2よりも優先される。従って、先に到着したユーザCが、遅れて到着したユーザA及びユーザBの乗車を待つことがない。これにより、ユーザが乗車エリア12で待たされる時間が全体的に短くなり、スムーズな出庫ができる。また、優先順設定部24は、乗車エリア12への到着が確認できないユーザに対して、出庫させないようにすることで、車両2が乗車エリア12に待機することを抑制できる。これにより、スムーズな出庫に有利となる。
一方、乗車エリア12が混雑しない場合、車両2が乗車エリア12で待機していた方が、ユーザにとっての利便性が高い。そのため、本実施形態の優先順設定部24は、乗車エリア12が混雑しない場合、優先順を、出庫指示に基づく順に設定する。これにより、混雑しない状況では、車両2が乗車エリア12で待機し、ユーザが乗車エリア12で待つことがなくなる。従って、ユーザの利便性が向上する。
以下、本実施形態の効果について説明する。
(1)少なくとも駐車場10内を自動運転走行が可能な車両2に対して、駐車場10内での走行を管理する管理システム1は、判定部23と、優先順設定部24と、制御部22とを備えている。判定部23は、車両2を駐車場10の駐車エリア11から乗車エリア12に自動走行させる場合に、乗車エリア12の混雑状況を判定する。優先順設定部24は、判定部23の判定結果を基に、乗車エリア12へ出庫する車両2の優先順を設定する。制御部22は、優先順設定部24によって設定された優先順に従って、車両2を駐車エリア11から乗車エリア12に自動走行させるように車両2の出庫を制御する。この構成によれば、制御部22は、優先順に従って車両2を順に出庫するように制御する。そのため、複数の車両2を同時に出庫させようとして、乗車エリア12の周辺や駐車場10内の走行経路が混雑してしまうといった事象を抑制でき、それだけスムーズな出庫ができる。
(2)優先順設定部24は、判定部23によって、乗車エリア12が混雑しないと判定された場合、優先順を、ユーザから端末30を通じて受け付けた出庫指示に基づく順とする。制御部22は、ユーザの端末30から受け付けた出庫指示に基づく順に車両2を出庫させるように車両出庫を制御する。この構成によれば、乗車エリア12が混雑しない場合、端末30を通じて受け付けた出庫指示に基づいて、出庫を制御できる。これは、ユーザの利便性の向上に寄与できる。
(3)優先順設定部24は、判定部23によって、乗車エリア12が混雑しないと判定された場合、優先順を、ユーザの端末30から出庫指示を受け付けた順とする。この構成によれば、乗車エリア12が混雑しない場合、出庫指示を受け付けた順に設定するという簡易な方法で、優先順を設定することができる。
(4)優先順設定部24は、判定部23によって、乗車エリア12が混雑すると判定された場合、優先順を、乗車エリア12に到着したユーザを優先する順とする。この構成によれば、乗車エリア12に到着したユーザの車両2が優先して出庫される。従って、先に到着したユーザが、遅れて到着したユーザの乗車を待つことがない。これにより、ユーザが乗車エリア12で待たされる時間が全体的に短くなり、スムーズな出庫ができる。
(5)管理システム1は、乗車エリア12に設けられ、ユーザによる操作を受け付ける入力部14を備えている。優先順設定部24は、判定部23によって、乗車エリア12が混雑すると判定された場合、優先順を、入力部14で出庫操作を受け付けたユーザを優先する順とする。この構成によれば、入力部14の操作入力によって、ユーザが乗車エリア12に到着していることを確認できる。
(6)入力部14は、ユーザの所持する端末30と非接触通信することにより出庫操作を入力する非接触通信部である。この構成によれば、非接触通信を用いて好適に出庫操作を入力できる。これは、ユーザの利便性の向上に寄与できる。
(7)判定部23は、予め決められた時刻又は時間帯のとき、乗車エリア12が混雑すると判定する。この構成によれば、混雑する時間を予め設定しておくという簡易な方法で、乗車エリア12が混雑するか否かを判定できる。また、混雑が予想される時刻又は時間帯に予約を含む出庫指示を行ったユーザに対して、事前に通知を行う構成とすることができる。
(8)判定部23は、ユーザから端末30を通じて受け付けた出庫指示の件数が閾値以上である場合、乗車エリア12が混雑すると判定する。この構成によれば、出庫指示の件数が閾値以上であるか否かによって乗車エリア12が混雑するか否かを判定できる。また、出庫指示の件数により判定をするので、予期せず混雑した場合でも、スムーズな出庫を行うことができる。
なお、本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・判定部23は、予め決められた時刻又は時間帯のときに乗車エリア12が混雑すると判定してもよいし、出庫指示の件数が閾値以上であるときに混雑すると判定してもよいし、これらの組み合わせでもよい。また、乗車エリア12で待機しているユーザ又は車両2の数を検知して混雑状況を判定してもよい。すなわち、混雑状況の判定方法は、特に限定されない。
・入力部14と端末30との間の通信は、非接触通信に限定されず、Wi−Fi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などの無線通信であってもよい。
・入力部14は、本実施形態に限定されず、例えばユーザがタッチ操作やキーボード入力などを行うものであってもよい。すなわち、入力部14は、非接触通信を実行しなくてもよい。
・優先順設定部24は、ユーザの乗車エリア12への到着を、駐車場10内の監視部13によって確認してもよい。すなわち、ユーザの到着確認の方法は特に限定されない。また、乗車エリア12に設けられた入力部14は省略可能である。
・優先順の設定において、出庫指示に基づく順とは、出庫指示を受け付けた順であってもよいし、出庫指示に含まれる例えば出庫時間などの他の情報に基づく順であってもよい。
・乗車エリア12が混雑しない場合の優先順は、本実施形態に限定されず、例えば入庫順でもよい。
・乗車エリア12が混雑する場合の優先順は、本実施形態に限定されず、例えば駐車エリア11における車両2の駐車位置などを基に優先順を設定してもよい。
・出庫指示は、いま出庫を指示する情報であってもよいし、出庫を予約する情報であってもよい。
・端末30は、ユーザの所持するスマートフォンやタブレット、PCなどであってもよいし、設備3や、設備3に隣接する施設内に設置された装置であってもよい。
・端末30を通じた入庫指示や出庫指示は、本実施形態に限定されない。これらは、事前に利用予約する際により行われてもよいし、駐車場10に訪れた際に行われてもよい。
・端末30は、例えば駐車場10内の通信機を介して管制センタ20と通信してもよい。また、端末30は、駐車場10内の通信機と、近距離無線通信を行ってもよい。
・乗車エリア12は、車両2に乗車するエリアだけでなく、当該エリアに隣接するユーザの待機エリアなどを含む。
・駐車エリア11は、自動運転走行が可能な車両2のみが進入する限定空間に限定されず、一般車両や人などが通行するような開放された空間であってもよい。
・乗車エリア12及び駐車エリア11は、隣接していなくてもよく、互いに離隔していてもよい。また、乗車エリア12及び駐車エリア11は、一般道路などを介して接続されていてもよい。例えば、乗車エリア12は、商業施設、病院、駅、及び空港など種々の施設の出入口付近に設け、駐車エリア11は、これら施設から離隔した場所に設けられた駐車施設に設けることができる。
・乗車エリア12は、区画されたスペースに限定されず、例えば施設前の通路上に設けられてもよい。また、停車スペース12aは、1つでもよいし、2つ以上の複数でもよい。
・車両2は、駐車エリア11から乗車エリア12へ自動運転走行するものであればよく、例えば駐車エリア11内では、自走しなくてもよい。これは、駐車場10が機械式駐車場である場合に適用できる。
・監視部13は、カメラに限定されず、各種センサであってもよい。
・優先順設定部24は、乗車エリア12への到着が確認できないユーザに対して出庫させないようにしてもよいし、到着が確認できないユーザの優先順を遅らせるように優先順を設定してもよい。また、乗車エリア12への到着が確認できないユーザに対して出庫させないようにする場合でも、到着したユーザが存在しないときには、端末50を通じた出庫指示のみを基に出庫を行ってもよい。
・車載装置40は、設備3側と直接通信しながら、監視部13からのデータを基に自動運転走行の制御を行ってもよい。
・管制センタ20は、例えば出庫のタイミングを指示するのみで、走行経路の生成などを行わなくてもよい。また、車載装置40は、車両2周辺の障害物などを検知せず、管制センタ20の指示に従って自動運転走行をするようにしてもよい。すなわち、車載装置40及び管制センタ20のうち一方のみが自動運転走行を制御するようにしてもよい。
・管理システム1は、駐車場10に適用されてもよいし、シェアカーやレンタカーなどを空港や駅などの施設に配車するサービスに適用されてもよい。
1…管理システム、2…車両、3…設備、10…駐車場、11…駐車エリア、12…乗車エリア、13…監視部、14…入力部、20…管制センタ、21…通信部、22…制御部、23…判定部、24…優先順設定部、30…端末、40…車載装置。

Claims (9)

  1. 少なくとも設備内を自動運転走行が可能な車両に対して、前記設備内での走行を管理する管理システムであって、
    前記車両を前記設備の駐車エリアから乗車エリアに自動走行させる場合に、前記乗車エリアの混雑状況を判定する判定部と、
    前記判定部の判定結果を基に、前記乗車エリアへ出庫する前記車両の優先順を設定する優先順設定部と、
    前記優先順設定部によって設定された前記優先順に従って、前記車両を前記駐車エリアから前記乗車エリアに自動運転走行させるように前記車両の出庫を制御する制御部と、
    を備える管理システム。
  2. 前記優先順設定部は、前記判定部によって、前記乗車エリアが混雑しないと判定された場合、前記優先順を、ユーザから端末を通じて受け付けた出庫指示に基づく順とし、
    前記制御部は、前記ユーザの前記端末から受け付けた前記出庫指示に基づく順に前記車両を出庫させるように前記車両の出庫を制御する
    請求項1に記載の管理システム。
  3. 前記優先順設定部は、前記判定部によって、前記乗車エリアが混雑しないと判定された場合、前記優先順を、前記ユーザの前記端末から前記出庫指示を受け付けた順とする
    請求項2に記載の管理システム。
  4. 前記優先順設定部は、前記判定部によって、前記乗車エリアが混雑すると判定された場合、前記優先順を、前記乗車エリアに到着したユーザを優先する順とする
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の管理システム。
  5. 前記乗車エリアに設けられ、前記ユーザによる操作を受け付ける入力部を備え、
    前記優先順設定部は、前記判定部によって、前記乗車エリアが混雑すると判定された場合、前記優先順を、前記入力部で出庫操作を受け付けた前記ユーザを優先する順とする
    請求項4に記載の管理システム。
  6. 前記入力部は、前記ユーザの所持する端末と非接触通信することにより出庫操作を入力する非接触通信部である
    請求項5に記載の管理システム。
  7. 前記判定部は、予め決められた時刻又は時間帯のとき、前記乗車エリアが混雑すると判定する
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の管理システム。
  8. 前記判定部は、ユーザから端末を通じて受け付けた出庫指示の件数が閾値以上である場合、前記乗車エリアが混雑すると判定する
    請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の管理システム。
  9. 少なくとも設備内を自動運転走行が可能な車両に対して、前記設備内での走行を管理する管理方法であって、
    前記車両を前記設備の駐車エリアから乗車エリアに自動運転走行する場合に、前記乗車エリアの混雑状況を判定することと、
    前記混雑状況の判定結果を基に、前記設備から出庫する前記車両の優先順を設定することと、
    設定された前記優先順に従って、前記車両を前記駐車エリアから前記乗車エリアに自動運転走行させるように前記車両の出庫を制御することと、を備える管理方法。
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