JP2021189571A - 情報表示プログラム及び情報表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】競技中に、競技ルートの高さを確認することができる情報表示プログラム及び情報表示システムを提供する。【解決手段】コンピュータ装置において実行される情報表示プログラムであって、コンピュータ装置を、緯度、経度及び高さを含むコンピュータ装置の位置を特定する位置特定手段、特定した位置をもとに、所定の基準点からコンピュータ装置の位置までの距離を算定する距離算定手段、算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示手段として機能させる、情報表示プログラムに関する。【選択図】 図9

Description

本発明は、ユーザが所定の基準点から移動する場合に、基準点からの距離と高さとの関係を表示することができる情報表示プログラム及び情報表示システムに関する。
従来から、マラソン、競歩、トレイルランなどの競技大会が国内外で行われている。近年のコンピュータ技術の発達により、これらの競技大会の運営者は、大会に関する情報や便利な機能を提供できるアプリケーションを製作し、参加者は、これらアプリケーションをスマートフォンなどで閲覧して競技に活用している。
これらのアプリケーションとしては、例えば、競技のルートと、競技中における参加者の現在位置を表示するものがあげられる。アプリケーションで表示される競技のルートは、上空から視た二次元の地図上で表現されるのが一般的である。しかし、現実の競技ルートは、各地点で高低差もあり、道によって勾配も異なるものである。参加者としては、競技中に、競技ルート全体の距離の中で現在どれくらい距離を進んだか、この先の競技ルートに上りがあるのか、下りがあるのか、あるいはその勾配はどの程度なのか等を確認したいという要望があった。
本発明は、このような課題を解決するためのものである。すなわち、本発明は、競技中に、競技ルートの高さを確認することができる情報表示プログラム及び情報表示システムを提供することを目的とする。
本発明によれば、上記目的は、
[1]コンピュータ装置において実行される情報表示プログラムであって、コンピュータ装置を、緯度、経度及び高さを含むコンピュータ装置の位置を特定する位置特定手段、特定した位置をもとに、所定の基準点からコンピュータ装置の位置までの距離を算定する距離算定手段、算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示手段として機能させる、情報表示プログラム;
[2]位置特定手段による位置の特定、及び、距離算定手段による距離の算定が、複数の異なる時間において実行されるものであり、第一高さ情報表示手段が、複数の異なる時間における、算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する、前記[1]に記載の情報表示プログラム;
[3]位置特定手段による位置の特定、及び、距離算定手段による距離の算定が、所定の時間ごとに実行される、前記[2]に記載の情報表示プログラム;
[4]コンピュータ装置を、他のコンピュータ装置が所定の基準点から移動した際の複数の異なる時間における、緯度、経度及び/若しくは高さを含む他のコンピュータ装置の位置又は所定の基準点から他のコンピュータ装置の位置までの距離、並びに、他のコンピュータ装置の該位置における前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を記憶する高さ情報記憶手段、高さ情報記憶手段にしたがって、複数の異なる時間における、所定の基準点から他のコンピュータ装置の位置までの距離と、他のコンピュータ装置の該位置における前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を、第一高さ情報表示手段による表示と併せて、表示する第二高さ情報表示手段として機能させる前記[1]〜[3]のいずれかに記載の情報表示プログラム;
[5]コンピュータ装置を、他のコンピュータ装置が所定の基準点から移動した際の複数の異なる時間における、緯度、経度及び高さを含む他のコンピュータ装置の位置を記憶する位置情報記憶手段、位置特定手段により特定された位置が、位置情報記憶手段に記憶された位置と所定の関係にある場合に、位置特定手段により特定された位置を補正する位置補正手段として機能させる前記[1]〜[4]のいずれかに記載の情報表示プログラム;
[6]コンピュータ装置は、前記所定の基準点から所定のルートに従って移動する際に利用されるものであり、コンピュータ装置を、特定した位置が、他のコンピュータ装置が所定の基準点から移動した際の複数の異なる時間における、緯度、経度及び/若しくは高さを含む他のコンピュータ装置の位置に対して所定の関係であるか否かを判定する位置判定手段と、特定した位置が、所定の関係でないと判定された場合に、他の端末に、コンピュータ装置の位置が所定のルートから外れたものであることを示すアラート情報を送信するアラート情報送信手段として機能させる、前記[1]〜[5]のいずれかに記載の情報表示プログラム;
[7]コンピュータ装置は、前記所定の基準点から移動するイベントに、ユーザが参加する際に利用されるものであり、コンピュータ装置を、ユーザの操作によりイベントへの参加の中断又は緊急連絡の意図を示す中断情報を、他のコンピュータ装置に送信する中断情報送信手段
として機能させるものである、前記[1]〜[6]のいずれかに記載のイベント情報管理システム。
[8]情報表示装置であって、緯度、経度及び高さを含む情報表示装置の位置を特定する位置特定手段と、特定した位置をもとに、所定の基準点から情報表示装置の位置までの距離を算定する距離算定手段と、算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示手段とを備える、情報表示装置;
[9]コンピュータ装置において実行される情報表示方法であって、緯度、経度及び高さを含むコンピュータ装置の位置を特定する位置特定ステップと、特定した位置をもとに、所定の基準点からコンピュータ装置の位置までの距離を算定する距離算定ステップと、算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示ステップとを有する、情報表示方法;
[10]ユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備える情報表示システムであって、緯度、経度及び高さを含むユーザ端末の位置を特定する位置特定手段と、特定した位置をもとに、所定の基準点からユーザ端末の位置までの距離を算定する距離算定手段と、算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示手段とを備える、情報表示システム;
[11]ユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備える情報表示システムにおいて実行される情報表示方法であって、緯度、経度及び高さを含むユーザ端末の位置を特定する位置特定ステップと、特定した位置をもとに、所定の基準点からユーザ端末の位置までの距離を算定する距離算定ステップと、算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示ステップとを有する、情報表示方法;
により達成することができる。
本発明によれば、競技中に、競技ルートの高さや勾配を確認することができる情報表示プログラム及び情報表示システムを提供するができる。
本発明の実施の形態にかかる情報表示システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるユーザ端末の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる競技ルート情報登録処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる競技ルート情報データベースを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる運営者端末の表示画面を示す図である。 本発明の実施の形態にかかるユーザ実行ルート情報登録処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態にかかるユーザ実行ルート情報データベースを示す図である。 本発明の実施の形態にかかる位置情報表示処理のフローチャートを示す図である。 本発明の実施の形態にかかるユーザ端末の表示画面を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明をするが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
図1は、本発明の実施の形態にかかる情報表示システムの構成を示すブロック図である。図示するように、情報表示システムは、ユーザ端末1と、サーバ装置2と、通信ネットワーク3と、運営者端末4と、競技システム5とから構成されている。
ユーザ端末1は、競技に参加するユーザにより操作される。ユーザ端末1は、通信ネットワーク3を介してサーバ装置2と通信接続が可能である。また、情報表示システムは、複数のユーザ端末1から構成されていてもよい。ユーザ端末1は、表示画面と入力部を有するコンピュータ装置であれば特に限定されない。ユーザ端末1としては、例えば、従来型の携帯電話、タブレット型端末、スマートフォン、デスクトップ型・ノート型のパーソナルコンピュータ、スマートウォッチなどのウェアラブル端末が挙げられる。
運営者端末4は、競技大会を開催して運営する運営者により操作される。運営者端末4は、通信ネットワーク3を介してサーバ装置2と通信接続が可能である。また、情報表示システムは、複数の運営者端末4から構成されていてもよい。運営者端末4も、ユーザ端末1と同様に、表示画面と入力部を有するコンピュータ装置であれば特に限定されない。運営者端末4としては、例えば、従来型の携帯電話、タブレット型端末、スマートフォン、デスクトップ型・ノート型のパーソナルコンピュータ、スマートウォッチなどのウェアラブル端末が挙げられる。
競技システム5は、競技の時間、スコア、判定等、競技を進行するのに必要な情報を計測、蓄積するシステムであり、イベント情報管理システムと各々の保有データを連携する。競技システム5は、通信ネットワーク3を介してサーバ装置2と通信接続が可能である。イベント情報管理システムは、複数の競技システム5と連携されていても良い。競技システム5は、組み込みシステム、コンピュータ装置、クラウドサービス等特に限定されない。
本発明の情報表示システムは、参加者、運営者の他に第三者も利用することができる。自治体が管理する自治体端末や、スポンサー等大会関係者が管理するスポンサー等大会関係者端末、サービスプロバイダが管理する端末が、通信ネットワーク3を介してサーバ装置2と通信接続できる。例えば、自治体端末やスポンサー等大会関係者端末、サービスプロバイダ端末に、運営者端末4と同様の構成、機能を提供することも可能である。
図2は、本発明の実施の形態にかかるユーザ端末又は運営者端末の構成を示すブロック図である。ユーザ端末1又は運営者端末4は、制御部11、RAM12、ストレージ部13、グラフィックス処理部14、通信インタフェース15、インタフェース部16からなり、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部11は、CPUやROMから構成される。制御部11は、ストレージ部13に格納されたプログラムを実行し、ユーザ端末1又は運営者端末4の制御を行なう。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部11は、プログラム及びデータをRAM12から読み出して処理を行なう。制御部11は、RAM12にロードされたプログラム及びデータを処理することで、描画命令をグラフィックス処理部14に出力する。
グラフィックス処理部14は表示部18に接続されている。表示部18は表示画面19を有している。制御部11が描画命令をグラフィックス処理部14に出力すると、グラフィックス処理部14は、表示画面19上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。ここで、表示部18はタッチセンサを備えるタッチパネルであってもよい。
通信インタフェース15は無線又は有線により通信ネットワーク3に接続が可能であり、通信ネットワーク3を介して、サーバ装置2とデータを送受信することが可能である。通信インタフェース15を介して受信したデータは、RAM12にロードされ、制御部11により演算処理が行われる。インタフェース部16には外部メモリ17(例えば、SDカード等)が接続されている。
図3は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置2は、制御部21、RAM22、ストレージ部23及び通信インタフェース24を少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
制御部21は、CPUやROMから構成され、ストレージ部23に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置2の制御を行う。また、制御部21は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM22は、制御部21のワークエリアである。ストレージ部23は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部21は、プログラム及びデータをRAM12から読み出し、ユーザ端末1又は運営者端末4から受信した情報等をもとに、プログラム実行処理を行う。
次に、本発明の競技ルート情報登録処理について、説明する。図4は、本発明の実施の形態にかかる競技ルート情報登録処理のフローチャートを示す図である。競技大会の運営者は、競技大会が開催される前に、競技のルートに関する競技ルート情報の登録処理を行う。ここでは、登録処理を行う運営者を登録者と言う。登録者は、本発明の情報表示システムを利用するためのアプリケーション(以下、アプリという)を、運営者端末4にインストールしておく。登録者は、アームバンド、ベルトなどを利用して運営者端末4を携帯する。
なお、ここでは、運営者は競技ルート情報を登録するために、現地で計測(登録)する方法について説明するが、地図アプリから競技ルート情報を作成し、登録することもできるし、過去に作成された競技ルート情報を利用して登録することもできる。
まず、登録者は、競技のスタート地点へ移動し、運営者端末4にてアプリを起動して、ログインをする(ステップS1)。登録者による運営者端末4の操作により、アプリの競技ルート情報登録機能の実行が開始される(ステップS2)。次に、登録者が所持している運営者端末4の位置が特定される(ステップS3)。運営者端末4の位置特定方法としては特に限定されないが、例えば、運営者端末4に備えられているGPS機能により特定する方法があげられる。ステップS3にて特定される位置情報としては、緯度及び経度だけでなく、高さが含まれていてもよい。競技ルート情報登録機能の実行を開始した際に、登録者が所在する位置がスタート地点として登録される(ステップS4)。なお、本明細書において、高さとは、地平面に対して垂直方向の長さを表すものであり、GPS機能により特定される高度や、標高などを含む概念である。
ステップS2にて、競技ルート情報登録機能の実行が開始されると、所定の時間ごとに、ステップS5〜S9までの処理が繰り返し実行される。ステップS5〜S9までの処理が実行される時間の間隔は、適宜設定することができるが、例えば、1秒毎としてもよく、10秒毎としてもよく、1分毎としてもよい。登録者は、競技ルートにしたがって、スタート地点からゴール地点まで移動を開始する。ステップS4にて、スタート地点が登録された後も、継続して、運営者端末4に備えられている位置特定機能により、登録者が所持している運営者端末4の位置が特定される(ステップS5)。位置特定機能により取得される位置情報としては、緯度、経度だけでなく、高さが含まれていてもよい。
次に、スタート地点から、ステップS5にて特定された位置までの距離が算定される(ステップS6)。距離の算定方法は特に限定されないが、位置特定機能により取得した位置情報(緯度及び経度)をもとに、所定の時間ごとに移動した距離を算定し、スタート地点を距離0mとして、所定の時間ごとに移動した距離を累計することで、スタート地点から登録者が移動した距離を算定することができる。所定の時間ごとに移動した距離は、例えば、1分毎に位置を特定している場合であれば、現在の位置情報と1分前の位置情報をもとに算定することができる。
ステップS6にて距離が算定されると、次に、ステップS5にて特定された位置における高さ(位置情報を表示するために用いられる高さ)が特定される(ステップS7)。高さの算定方法は特に限定されないが、位置特定機能により取得した位置情報(高度)をもとに、標高を算定したり、位置情報(緯度及び経度)をもとに、所定の時間ごとの高さの変化を算定し、算定した高さの変化分を累計することで、ステップS5にて特定された位置における高さを算定することができる。高さの変化分を累計する場合は、例えば、スタート地点を高さ0mとして、算定した高さの変化分を累計することで、ステップS5にて特定された位置における高さを算定することができる。また、高さを標高で表すことができる。また、例えば、スタート地点の標高が300mの場合は、300mを基準として高さの変化分を累計することで、ステップS5にて特定された位置における標高を算定することができる。さらに、緯度及び経度と、標高等の高さとを関連付けて記憶したデータベースや第三者が提供するデータに基づいて、位置特定機能により特定した緯度及び経度から、標高等の高さを特定することもできる。
次に、ステップS5にて特定された緯度、経度及び高さに関する位置情報、ステップS6にて算定された距離、及び、ステップS7にて算定された標高が、ステップS5にて位置が特定された時間と関連付けて、運営者端末4のストレージ部13及び/又はサーバ装置2のストレージ部23の競技ルート情報データベースに記憶される(ステップS8)。
なお、サーバ装置2のストレージ部23に競技ルート情報データベースを記憶する場合は、運営者端末4にてステップS5〜S7にて情報が生成されるごとに、これらの情報を、運営者端末4からサーバ装置2へ送信する。ただし、競技ルート情報登録機能の実行が終了した場合に、ステップS5〜S7にて生成された全ての情報を一括で、運営者端末4からサーバ装置2へ送信することもできる。
図5は、本発明の実施の形態に係る競技ルート情報データベースを示す図である。競技ルート情報データベース30には、時間31と関連付けて、ステップS5にて特定された緯度32、経度33、高さ34、ステップS6にて算定された距離35、及び、ステップS7にて算定された標高36が記憶されている。なお、時間31は、ステップS2にて、競技ルート情報登録機能の実行が開始された時間を「0」とする。
次に、ステップS6にて算定された距離と、ステップS7にて算定された標高との対応関係を示す位置情報を表示画面に表示する(ステップS9)。より具体的には、横軸を走行距離とし、縦軸を高さとしたグラフ上に、ステップS6にて算定された距離とステップS7にて算定された標高に対応する点をプロットする。ステップS5〜S9の処理は、繰り返し実行されるため、表示画面上で、複数の点がつながって表示されることにより、競技ルートに対応する曲線が描かれる。
図6は、本発明の実施の形態にかかる運営者端末の表示画面を示す図である。表示画面19には、横軸を走行距離51とし、縦軸を標高52としたグラフが表示されている。グラフ内には、競技ルート53が表示されている。競技ルート53は、ステップS5〜S9の処理を繰り返し実行することで、複数の点がつながって表示されたものである。競技ルート53の先端には、登録者と運営者端末4の現在位置54が表示される。
さらに、スタートから現在の位置までの情報を表示するウィンドウが設けられていてもよい。ウィンドウには、スタート地点から現在の位置までの経過時間、移動した距離、累積標高、移動ペース(現在)、移動ペース(全体)が表示されていてもよい。累積標高は、登った高さ変化分の累計で計算され、移動ペース(現在)は、直近の時間当たりの移動距離の速度で計算され、移動ペース(全体)は、全体経過時間当たりの全体移動距離の速度で計算される。
ステップS5〜S9の処理は、競技ルート情報登録機能の実行が停止されるまで、繰り返し実行される。登録者の運営者端末4への操作により、競技ルート情報登録機能の実行が停止され(ステップS10)、処理は終了する。登録者は、スタート地点から移動を始め、ゴール地点に到達した時に、競技ルート情報登録機能の実行を停止する。このように競技ルート情報を登録しておき、競技が開催された際に、競技の参加者が所持しているユーザ端末1に後述する情報表示処理で競技ルート情報を表示することで、参加者は、競技ルートの勾配の状況を把握することが可能となる。
なお、ステップS1〜S10までの各処理は、運営者端末4にて実行することができるが、例えば、ステップS4、S6〜S8等の少なくとも一部の処理についてはサーバ装置2にて実行し、その他の処理をユーザ端末1にて実行することもできる。一部の処理についてサーバ装置2にて実行する場合、運営者端末4とサーバ装置2は、必要な情報を通信により送受信する。
競技がマラソン等の走る競技の場合であっても、登録者は、スタート地点からゴール地点まで徒歩にて移動してもよい。この場合であっても、スタート地点からの距離と標高との関係を測定することが可能である。また、登録者は、徒歩ではなく、競技に参加する参加者と同様のペースで、スタート地点からゴール地点まで移動してもよい。登録者が競技の開催前に一定のペースで競技ルートを走行し、実際の競技の際に、ユーザ端末1において、後述する情報表示処理で、登録者の時間ごとの位置の変化を表示することで、ペースメーカーとしての役割を果たすことができる。
次に、本発明のユーザ実行ルート情報登録処理について、説明する。図7は、本発明の実施の形態にかかるユーザ実行ルート情報登録処理のフローチャートを示す図である。ユーザは、本発明の情報表示システムを利用するためのアプリを、ユーザ端末1にインストールしておく。ユーザは、アームバンド、ベルトなどを利用してユーザ端末1を携帯する。
まず、ユーザ端末1にてアプリを起動して、ログインをする(ステップS11)。ユーザは、ステップS11の処理を実行する前後で、ステップS12の処理を実行する前に、競技のスタート地点へ移動する。次に、ユーザによるユーザ端末1の操作により、アプリのユーザ実行ルート情報登録機能の実行が開始される(ステップS12)。
なお、ユーザは、競技の開始と同時に、ステップS12のユーザ実行ルート情報登録機能の実行を開始するように操作をするものであるが、ユーザ端末1がサーバ装置2と通信して、サーバ装置2から、開始の指示をユーザ端末1にすることもできる。この場合、サーバ装置2は、運営者側の競技システム5と連動し、ユーザがスタート地点にある計測ゾーンを通過すると、その情報をサーバ装置2が受けることで、サーバ装置2は、ユーザ端末1に対して、開始を実行するように指示を出すこともできる。
次に、ユーザが所持しているユーザ端末1の位置が特定される(ステップS13)。ユーザ端末1の位置特定方法としては特に限定されないが、例えば、ユーザ端末1に備えられているGPS機能により特定する方法があげられる。ステップS13にて特定される位置情報としては、緯度、経度及び高さが含まれる。ユーザ実行ルート情報登録機能の実行を開始した際に、ユーザが所在する位置がスタート地点として登録される(ステップS14)。なお、本明細書において、高さとは、地面に対して垂直方向の長さを表すものであり、高度や、標高などを含む概念である。
ステップS12にて、ユーザ実行ルート情報登録機能の実行が開始され、ステップS13及びS14の処理を経ると、所定の時間ごとに、ステップS15〜S18までの処理が繰り返し実行される。ステップS15〜S18までの処理が実行される時間の間隔は、適宜設定することができるが、例えば、1秒毎としてもよく、10秒毎としてもよく、1分毎としてもよい。ユーザは、競技ルートにしたがって、スタート地点からゴール地点まで移動を開始する。ステップS14にて、スタート地点が登録された後も、継続して、ユーザ端末1に備えられている位置特定機能により、ユーザが所持しているユーザ端末1の位置が特定される(ステップS15)。位置特定機能により取得される位置情報としては、緯度、経度だけでなく、高さが含まれていてもよい。
次に、スタート地点から、ステップS15にて特定された位置までの距離が算定される(ステップS16)。距離の算定方法は特に限定されないが、位置特定機能により取得した位置情報(緯度及び経度)をもとに、所定の時間ごとに移動した距離を算定し、スタート地点を距離0mとして、算定した距離を累計することで、スタート地点からユーザが移動した距離を算定することができる。所定の時間ごとに移動した距離は、例えば、1分毎に位置を特定している場合であれば、現在の位置情報と1分前の位置情報をもとに算定することができる。
ステップS16にて距離が算定されると、次に、ステップS15にて特定された位置における高さ(位置情報を表示するために用いられる高さ)が特定される(ステップS17)。高さの算定方法は特に限定されないが、位置特定機能により取得した位置情報(高度)をもとに、標高を算定したり、位置情報(緯度及び経度)をもとに、所定の時間ごとの高さの変化を算定し、算定した高さの変化分を累計することで、ステップS15にて特定された位置における高さを算定することができる。さらに、緯度及び経度と、標高等の高さとを関連付けて記憶したデータベースや第三者が提供するデータ に基づいて、位置特定機能により特定した緯度及び経度から、標高等の高さを特定することもできる。
次に、ステップS15にて特定された緯度、経度及び高さに関する位置情報、ステップS16にて算定された距離、及び、ステップS17にて算定された高さが、ステップS15にて位置が特定された時間と関連付けて、ユーザ端末1のストレージ部13及び/又はサーバ装置2のストレージ部23のユーザ実行ルート情報データベースに記憶される(ステップS18)。
なお、サーバ装置2のストレージ部23にユーザ実行ルート情報データベースを記憶する場合は、ユーザ端末1にてステップS15〜S17にて情報が生成されるごとに、これらの情報を、ユーザ端末1からサーバ装置2へ送信する。ただし、ユーザ実行ルート情報登録機能の実行が終了した場合に、ステップS15〜S17にて生成された全ての情報を一括で、ユーザ端末1からサーバ装置2へ送信することもできる。
図8は、本発明の実施の形態にかかるユーザ実行ルート情報データベースを示す図である。ユーザ実行ルート情報データベース40には、ユーザID41ごとに、競技が開始されてからの時間42における、参加者の緯度43、経度44、高さ45、距離46及び標高47が記憶されている。ユーザID41は、参加者を識別することができる識別情報であり、例えば、ユーザが競技中に着用しているゼッケンのゼッケンナンバーと同一のものを用いることもできる。緯度43、経度44、高さ45、距離46及び標高47は、時間42と関連付けて記憶されている。なお、時間41は、ステップS12にて、ユーザ実行ルート情報登録機能の実行が開始された時間、つまり競技の開始時間を「0」とする。
ステップS15〜S18の処理は、ユーザ実行ルート情報登録機能の実行が停止されるまで、繰り返し実行される。ユーザのユーザ端末1への操作により、ユーザ実行ルート情報登録機能の実行が停止され(ステップS19)、処理は終了する。ユーザは、スタート地点から移動を始め、ゴール地点に到達した時に、ユーザ実行ルート情報登録機能の実行を停止する。このようにユーザ実行ルート情報を登録することで、ユーザは参加した競技の時間ごとの移動の推移の記録を残すことができる。
なお、ステップS11〜S19までの各処理は、ユーザ端末1にて実行することができるが、例えば、ステップS12、S14及びS16〜S19等の少なくとも一部の処理についてはサーバ装置2にて実行し、その他の処理をユーザ端末1にて実行することもできる。一部の処理についてサーバ装置2にて実行する場合、ユーザ端末1とサーバ装置2は、必要な情報を通信により送受信する。
なお、参加者は競技終了と同時に、ユーザ実行ルート情報登録機能の実行を停止するのもあるが、サーバ装置2と通信して、サーバ装置2から停止の指示をユーザ端末1にすることもできる。この場合、サーバ装置2は、運営者側の競技システム5と連動し、競技者がゴール地点にある計測ゾーンを通過すると、その情報を、サーバ装置2が受けることで、サーバ装置2は、ユーザ端末1に停止の指示、運営者端末4へ終了の連絡を出し、競技システム5で計測していた競技者のデータを記憶することもできる。なお、競技システム5は、スタート、ゴール以外の中間地点に設置することで、競技システム5で計測した時間等の競技者のデータをサーバ装置2が受け取り、記憶し、ユーザ端末1や運営者端末4にその情報を反映することができる。
ユーザは、競技の開催前に競技ルートを走行し、実際の競技の際に、ユーザ端末1において、後述する情報表示機能にて、事前に走行したの時間ごとの位置の変化を表示することで、ペースメーカーとしての役割を果たすことができる。
また、次回、同様の競技ルートに参加する場合にも、後述する情報表示機能にて、今回走行して記録した時間ごとの位置の変化を表示することで、ペースメーカーとしての役割を果たすことができる。
なお、競技ルート情報登録処理、ユーザ実行ルート情報登録処理の機能は、競技での利用だけでなく、普段のウォーキング、ジョギング、ランニング、ハイキング、登山、サイクリング、車のドライブなど、移動するものの時間ごとの位置の変化を記録に利用することができる。
次に、本発明の情報表示処理について、説明する。図9は、本発明の実施の形態にかかる情報表示処理のフローチャートを示す図である。競技の参加者は、登録者が登録した競技ルート情報と同じ競技ルートを移動する競技に参加する。参加者は、本発明の情報表示システムを利用するためのアプリを、ユーザ端末1にインストールしておく。参加者は、アームバンド、ベルトなどを利用してユーザ端末1を携帯する。
まず、参加者は、競技のスタート地点へ移動し、ユーザ端末1にてアプリを起動して、ログインをする(ステップS21)。参加者は、ユーザ端末1を操作し、競技の開始前に競技ルートを表示する(ステップS22)。なお、競技開始前に参加者は、競技ルート情報データをダウンロードし、競技ルート情報データベース30に記憶された、複数の時間31における距離35及び標高36に対応する点をグラフ上にプロットすることで、競技ルートを表示することができる。または、ユーザ端末1が、サーバ装置2と通信を行い、サーバ装置2の競技ルート情報データベース30に記憶された、複数の時間31における距離35及び標高36を受信する。受信した複数の時間31における距離35及び標高36に対応する点をグラフ上にプロットすることで、競技ルートを表示することができる。
参加者は競技の開始と同時に、ユーザ端末1を操作して、アプリの情報表示機能の実行を開始する(ステップS23)。
なお、ユーザは、競技の開始と同時に、ステップS23の情報表示機能の実行を開始するように操作をするものであるが、ユーザ端末1がサーバ装置2と通信して、サーバ装置2から、開始の指示をユーザ端末1にすることもできる。この場合、サーバ装置2は、運営者側の競技システム5と連動し、ユーザがスタート地点にある計測ゾーンを通過すると、その情報をサーバ装置2が受けることで、サーバ装置2は、ユーザ端末1に対して、開始を実行するように指示を出すこともできる。
ステップS23にて、情報表示機能の実行が開始されると、所定の時間ごとに、ステップS24〜S27までの処理が繰り返し実行される。ステップS24〜S27までの処理が実行される時間の間隔は、適宜設定することができるが、例えば、1秒毎としてもよく、10秒毎としてもよく、1分毎としてもよい。
参加者が所持しているユーザ端末1の位置は、位置特定機能により特定されるが、この特定された位置情報が所定の条件を満たすか否かの判定が行われる(ステップS24)。位置特定機能により取得される位置情報としては、緯度、経度及び高さが含まれており、競技ルート情報データベース30を参照し、位置特定機能で特定された緯度及び経度と、競技ルート情報データベース30に記憶された緯度及び経度との最短距離が所定の範囲内であるか否かの判定(例えば、所定の値以下であるか否かの判定)が行われる。
ステップS24の具体的な判定方法としては、例えば、位置特定機能で特定された位置を中心とした、所定の半径を有する地面に水平な円を想定し、この円の内部に競技ルート情報データベース30に記憶された緯度及び経度が存在するか否かの判定を行う方法があげられる。
位置特定機能で特定された位置と、競技ルート情報データベース30に記憶された位置との最短距離が所定の範囲内であると判定された場合(ステップS24にてYes)、位置情報を表示する位置を特定する(ステップS25)。表示する位置を特定するためのデータは、特定された位置と最短距離にある、競技ルート情報データベース30の位置(緯度、経度及び標高)でも、位置特定機能で特定された位置でもよいし、これらの情報を元に算定される位置情報でもよい。ステップS25にて特定された位置に基いて、表示画面上に位置情報を表示する(ステップS26)。
一方、該最短距離が所定の範囲外であると判定された場合(ステップS24にてNo)、位置情報を表示する位置を、直前のステップS24〜S27の繰り返し処理において表示された位置に補正をして、つまり直前のフレームと同じ位置で位置情報を表示する(ステップS27)。
ステップS26及びステップS27の位置情報の表示は、横軸を走行距離とし、縦軸を標高としたグラフ上に、競技ルート情報(競技ルート情報データベース30)に加え、ステップS25にて特定された位置又はステップS27にて補正された位置に対応する位置情報がプロットされる。
なお、ステップS27における表示する位置の補正方法としては、補正後のユーザ端末1の位置情報と、競技ルート情報データベース30に記憶された緯度32及び経度33との最短距離が所定の範囲内になるように、緯度及び経度を補正する方法等、特に限定されない。例えば、競技ルート情報データベース30に記憶された、複数の緯度32及び経度33の位置のうち、位置特定機能特定された緯度及び経度と最短距離にある位置を特定し、参加者の位置情報をその緯度32、経度33及び高さ34に置換する方法があげられる。
競技ルート情報データベース30の位置とユーザ端末1の位置特定機能で特定される位置は、ずれることがあるため、参加者の位置に対応する点が競技ルート上に表示されなかったり、競技ルートから、ずれて表示されることがある。そのため、競技ルート情報データベース30の位置と位置特定機能で特定される位置がずれても一致させるために、一致の判定において、それぞれの位置の最短距離として合格し得る閾値を設定することで解決を行う。
図10は、本発明の実施の形態にかかるユーザ端末の表示画面を示す図である。表示画面19には、横軸を走行距離51とし、縦軸を標高52としたグラフが表示されている。グラフ内には、競技ルート53が表示されている。競技ルート53は、ステップS22にて表示されるものである。また、競技ルート53上には、ステップS26、ステップS27にて、参加者とユーザ端末1の現在位置54が表示される。
さらに、競技ルート53の各地点を指し示す、吹き出し55も設けられている。吹き出し55aはスタート地点、吹き出し55bは折り返し地点、吹き出し55cはゴール地点等の情報をそれぞれ指し示している。吹き出し55は、ユーザ端末1にて表示できるように運営者が運営者端末4を操作して、予め登録しておくことができるが、競技が開始される前や開始された後に、吹き出し55が競技ルート53のどの位置を指し示し、吹き出し55内にどのような情報を表示させるのかを、ユーザ端末1から入力することもできる。
さらに、競技ルート上で現在の位置からゴールまでの情報を表示するウィンドウも設けられていてもよい。ウィンドウには、スタート地点からゴール地点までの制限時間と残りの時間、総距離と残りの距離、総累積標高と残りの累積標高、移動ペース(現在)、移動ペース(全体)、移動ペース(残り)等が表示される。ウィンドウの制限時間、総距離、総累積標高は、ユーザ端末1にて表示できるように運営者が運営者端末4を操作して、予め登録しておくことができるが、競技が開始される前や開始された後に、ユーザ端末1から入力することもできる。またこのウィンドウは、競技ルート53の各地点に設定し、それぞれ個別の情報を表示することもできる。残りの時間は、競技ルートの制限時間からスタートしてからの時間を引いた数値、残りの距離、残りの累積標高は、競技ルートの総距離、総累積標高から、ステップS26、ステップS27の位置までで移動した距離、累積標高を引いた数値となる。なお累積標高は、登った高さ変化分の累計で計算される。 移動ペース(現在)は、直近の時間当たりの移動距離の速度で計算され、移動ペース(全体)は、全体経過時間当たりの全体移動距離の速度で計算され、移動ペース(残り)は、制限時間までの残り時間当たりの残りの距離の速度で計算される。
参加者は、現在位置54を確認することで、競技ルートのうちのどこまで到達したのかを把握することができる。また、競技ルート53を確認することで、現在地の勾配や、これからの競技ルートに上りがあるのか、下りがあるのか、その勾配はどの程度なのか等を知ることができる。
ステップS24〜S27の処理は、情報表示機能の実行が停止されるまで、繰り返し実行される。参加者のユーザ端末1への操作により、情報登録機能の実行が停止され(ステップS28)、処理は終了する。参加者は、スタート地点から移動を始め、ゴール地点に到達した時に、情報表示機能の実行を停止する。
なお、ステップS21〜S28までの各処理は、ユーザ端末1にて実行することができるが、例えば、ステップS23〜S25、S28等の少なくとも一部の処理についてはサーバ装置2にて実行し、その他の処理をユーザ端末1にて実行することもできる。一部の処理についてサーバ装置2にて実行する場合、ユーザ端末1とサーバ装置2は、必要な情報を通信により送受信する。
なお、参加者は競技終了と同時に、情報表示機能の実行を停止するのもあるが、サーバ装置2と通信して、サーバ装置2から停止の指示をユーザ端末1にすることもできる。この場合、サーバ装置2は、運営者側の競技システム5と連動し、競技者がゴール地点にある計測ゾーンを通過すると、その情報を、サーバ装置2が受けることで、サーバ装置2は、ユーザ端末1に停止の指示、運営者端末4へ終了の連絡を出すこともできる。なお、競技システム5は、スタート、ゴール以外の中間地点に設置することで、競技システム5で計測した時間等の競技者のデータをサーバ装置2が受け取り、ユーザ端末1や運営者端末4にその情報を反映することができる。
参加者は競技ルートと違うルートを移動する場合もある。参加者本人としては、違うルートの距離や標高(大会で公表している距離、高さより余分に走っている)の表示も必要である場合もあり、ユーザ実行ルート情報登録処理で記録された時間ごとの位置の変化のグラフに切り替えて表示するような構成もできる。
また、競技ルート情報データベース30には、時間31と関連付けて、距離35及び標高36が記憶されているため、競技開始(つまり、情報表示機能の実行開始)からの時間ごとに、距離35及び標高36に対応する点をマーカで表示することができる。マーカの位置は、時間が経つにつれて、スタート地点からゴール地点へ移動するように変化する。ユーザは、表示画面19において、競技ルート53上に表示された登録者を示すマーカを確認し、このマーカをペースメーカーと想定しながら競技に参加することができる。
ところで、参加者が過去に参加した競技大会と同じ競技ルートを走行する競技大会に参加するような場合は、ユーザ実行ルート情報データベース40に記憶された過去の競技の状況も、表示画面19のグラフ上に表示することができる。ユーザ実行ルート情報データベース40には、時間42と関連付けて、距離46及び標高47が記憶されているため、競技開始(つまり、情報表示機能の実行開始)からの時間ごとに、距離46及び標高47に対応する点をマーカで表示することができる。マーカの位置は、時間が経つにつれて、スタート地点からゴール地点へ移動するように変化する。ユーザは、表示画面19において、競技ルート53上に表示された過去の競技の状況を示すマーカを確認しながら、競技に参加することができる。
ところで、参加者は、同じ大会に参加している他の参加者等の現在の位置情報を表示することもできる。サーバ装置2には、他の参加者等の現在位置情報が記憶されている。参加者は、他の参加者等を指定し、競技ルート53上にその参加者の現在の位置情報が表示される。
ところで、上で述べたように、ユーザ端末1の表示画面19には、横軸を走行距離51とし、縦軸を標高52としたグラフが表示され、また、グラフ内には、競技ルート53と現在位置54が表示される。これと、同様の内容を、運営者端末4の表示画面19に表示することができる。
なお、本発明の情報表示システムは、競技の参加中にユーザが競技ルートから外れてしまった場合は、ユーザ端末1又は運営者端末4にアラートを発信する機能を有していてもよい。このような機能を有することにより、ユーザは競技ルートを誤って進んでいることにすぐに気が付くことができ、また、運営者も、そのことをユーザにすぐに伝えることが可能となる。
この場合、ユーザ端末1の位置が特定された場合に、ユーザの位置が競技ルートから外れているか否かの判定が行われる。判定方法としては、以下の方法が考えられる。まず、特定されたユーザの位置(経度、緯度)を中心とし、所定の半径を有し、且つ、地面に平行な仮想の円を設定する。サーバ装置2の競技ルート情報データベース30には、競技ルート上の各地点の位置情報(経度、緯度)が登録されており、前記仮想の円の内部に、競技ルート上のいずれかの地点が存在する場合は、ユーザの位置が競技ルートから外れていないと判定する。一方、前記仮想の円の内部に、競技ルート上のいずれの地点も存在しない場合は、ユーザの位置が競技ルートから外れていると判定する。なお、この判定は、ユーザ端末1、サーバ装置2又は運営者端末4のいずれの装置でも行うことができる。
判定の結果、ユーザ端末1の位置が競技ルートから外れたと判定された場合は、ユーザ端末1又は運営者端末4にてアラートが発信される。アラートの発信方法としては、ユーザ端末1又は運営者端末4の表示画面19に、競技ルートから外れたことが分かる態様で表示することもできるし、競技ルートから外れたことが分かる態様で、音声を発信することもできる。
ところで、参加者は、競技の参加中に、体調を崩したり、ケガをした場合に、イベントへの参加を中断することができ、また、すぐに中断したことを運営者に知らせることができる。また、ユーザから緊急連絡があることを運営者に知らせることもできる。参加者は、ユーザ端末1を操作して、競技への参加を中断すること又はユーザから緊急連絡があることを通知するためのボタンを選択する。ボタンが選択されると、サーバ装置2を介して、ユーザ端末1から運営者端末4へ、競技の参加を中断することの通知又は緊急連絡があることの通知(以下、中断情報)が送信される。運営者端末4では、受信した中断情報に対応する参加者の位置を、表示画面19に表示することができる。緊急連絡の場合は、更に通話機能と連動し、登録している緊急連絡先番号へ自動で連絡することもできる。
上の実施の形態では主に、競技として、マラソンや競歩、トレイルラン、自転車のロードレースやトライアスロンなどの所定の競技ルートを走ることで、そのタイムを競うものを例としてあげたが、事前にルートを設定するものであれば、これらに限定されない。例えば、事前にルート決めたトレーニングや、登山、ハイキング、輸送ルートが決まっている物流などにも適用することができる。
1 ユーザ端末、2 サーバ装置、3 通信ネットワーク、4 運営者端末、
5 競技計測システム、11 制御部、12 RAM、13 ストレージ部、
14 グラフィックス処理部、 15 通信インタフェース、
16 インタフェース部、17 外部メモリ、18 表示部、19 表示画面、
21 制御部、22 RAM、23 ストレージ部、24 通信インタフェース、
30 競技ルート情報データベース、31 時間、32 緯度、33 経度、
34 高さ、35 距離、40 ユーザ実行ルート情報データベース、
41 ユーザID、42 時間、43 緯度、44 経度、45 高さ、
46 距離、47 標高、 51 走行距離、52 標高、53 競技ルート、
54 現在位置、55 吹き出し

Claims (11)

  1. コンピュータ装置において実行される情報表示プログラムであって、
    コンピュータ装置を、
    緯度、経度及び高さを含むコンピュータ装置の位置を特定する位置特定手段、
    特定した位置をもとに、所定の基準点からコンピュータ装置の位置までの距離を算定する距離算定手段、
    算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示手段
    として機能させる、情報表示プログラム。
  2. 位置特定手段による位置の特定、及び、距離算定手段による距離の算定が、複数の異なる時間において実行されるものであり、
    第一高さ情報表示手段が、複数の異なる時間における、算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する、請求項1に記載の情報表示プログラム。
  3. 位置特定手段による位置の特定、及び、距離算定手段による距離の算定が、所定の時間ごとに実行される、請求項2に記載の情報表示プログラム。
  4. コンピュータ装置を、
    他のコンピュータ装置で、所定の基準点から移動した際の複数の異なる時間における、緯度、経度及び/若しくは高さを含む他のコンピュータ装置の位置又は所定の基準点から他のコンピュータ装置の位置までの距離、並びに、他のコンピュータ装置の該位置における前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を記憶する高さ情報記憶手段、
    高さ情報記憶手段にしたがって、複数の異なる時間における、所定の基準点から他のコンピュータ装置の位置までの距離と、他のコンピュータ装置の該位置における前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を、第一高さ情報表示手段による表示と併せて、表示する第二高さ情報表示手段
    として機能させる請求項1〜3のいずれかに記載の情報表示プログラム。
  5. コンピュータ装置を、
    他のコンピュータ装置が所定の基準点から移動した際の複数の異なる時間における、緯度、経度及び高さを含む他のコンピュータ装置の位置を記憶する位置情報記憶手段、
    位置特定手段により特定された位置が、位置情報記憶手段に記憶された位置と所定の関係にある場合に、位置特定手段により特定された位置を補正する位置補正手段
    として機能させる請求項1〜4のいずれかに記載の情報表示プログラム。
  6. コンピュータ装置は、前記所定の基準点から所定のルートに従って移動する際に利用されるものであり、
    コンピュータ装置を、
    特定した位置が、他のコンピュータ装置が所定の基準点から移動した際の複数の異なる時間における、緯度、経度及び/若しくは高さを含む他のコンピュータ装置の位置に対して所定の関係であるか否かを判定する位置判定手段と、
    特定した位置が、所定の関係でないと判定された場合に、他の端末に、コンピュータ装置の位置が所定のルートから外れたものであることを示すアラート情報を送信するアラート情報送信手段
    として機能させる、請求項1〜5のいずれかに記載の情報表示プログラム。
  7. コンピュータ装置は、前記所定の基準点から移動するイベントに、ユーザが参加する際に利用されるものであり、
    コンピュータ装置を、
    ユーザの操作によりイベントへの参加の中断又は緊急連絡の意図を示す中断情報を、他のコンピュータ装置に送信する中断情報送信手段
    として機能させるものである、請求項1〜6のいずれかに記載の情報表示プログラム。
  8. 情報表示装置であって、
    緯度、経度及び高さを含む情報表示装置の位置を特定する位置特定手段と、
    特定した位置をもとに、所定の基準点から情報表示装置の位置までの距離を算定する距離算定手段と、
    算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示手段と
    を備える、情報表示装置。
  9. コンピュータ装置において実行される情報表示方法であって、
    緯度、経度及び高さを含むコンピュータ装置の位置を特定する位置特定ステップと、
    特定した位置をもとに、所定の基準点からコンピュータ装置の位置までの距離を算定する距離算定ステップと、
    算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示ステップとを有する、情報表示方法。
  10. ユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備える情報表示システムであって、
    緯度、経度及び高さを含むユーザ端末の位置を特定する位置特定手段と、
    特定した位置をもとに、所定の基準点からユーザ端末の位置までの距離を算定する距離算定手段と、
    算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示手段と
    を備える、情報表示システム。
  11. ユーザ端末と、ユーザ端末と通信接続が可能なサーバ装置とを備える情報表示システムにおいて実行される情報表示方法であって、
    緯度、経度及び高さを含むユーザ端末の位置を特定する位置特定ステップと、
    特定した位置をもとに、所定の基準点からユーザ端末の位置までの距離を算定する距離算定ステップと、
    算定した距離と、前記高さ又は前記高さをもとに算定される情報との関係を示す情報を表示する第一高さ情報表示ステップと
    を有する、情報表示方法。
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