JP2021189464A - 車載器、サーバ、危険車両情報通知システム、及び危険運転判定プログラム - Google Patents

車載器、サーバ、危険車両情報通知システム、及び危険運転判定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】他車両による危険運転を検知して、危険運転に起因する事故を未然に防止する。【解決手段】車載器は、前方又は後方の他車両との車間距離を測定し(ステップS3)、車間距離が所定距離以下か否かを判断し(ステップS4)、YESの場合、車両ごとにあおり運転度を累積・記録する(ステップS7、S9)。車載器は、累積されたあおり運転度が所定条件を満たすと、他車両3があおり運転車両であると判定する。【選択図】図3

Description

本発明は、車載器、サーバ、危険車両情報通知システム、及び危険運転判定プログラムに関する。
近年、あおり運転等の危険運転が問題となっている。あおり運転への対策として、自車両の運転者によるあおり運転を検出し運転評価する技術が提案されている(特許文献1参照)。また、関連する技術として、運転者の運転特徴を判定するシステム(特許文献2参照)や、自動車のナンバープレートを撮影して認識しデータ検索を行うシステム(特許文献3参照)がある。
特開2020−24580号公報 特開2015−22498号公報 特開2006−163446号公報
自車両に対して他車両が車間距離を詰めてきている、すなわち、他車両が自車両をあおっていることに気付かない場合、事故を起こしてしまう可能性がある。そこで、他車両によるあおり運転を検知することが求められているが、このことは、上記特許文献には開示されていない。また、自車両周辺であおり運転があった場合でも、リアルタイムに知るのが難しく、あおり運転されるのを防ぐのが難しい。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、他車両による危険運転を検知して、危険運転に起因する事故を未然に防止することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係る車載器、サーバ、危険車両情報通知システム、及び危険運転判定プログラムは、下記(1)〜(13)を特徴としている。
(1)第一車両に搭載された車載器であって、
前記第一車両の前方又は後方を走行する第二車両との車間距離を測定する測定部と、
前記車間距離が所定距離以下か否かを判断する判断部と、
前記車間距離が前記所定距離以下と判断した場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を信号として出力し、前記第二車両の前記危険運転度が累積し所定条件を満たした場合に前記第二車両が危険車両であるとの情報を信号として入力する入出力部と、
を備える車載器。
(2)前記判断部は、前記第一車両の速度が第一閾値以上であり、かつ、前記第一車両の加速度が第二閾値未満である場合、前記車間距離が所定距離以下であるか否かを判断する
上記(1)に記載の車載器。
(3)前記危険運転度の累積回数が多いほど高い前記危険運転度を累積する記録部と、
累積された前記第二車両の前記危険運転度が所定条件を満たした場合に前記第二車両が前記危険車両であると判定し、前記情報を含む信号を生成する判定部と、を備える
上記(1)又は(2)に記載の車載器。
(4)前記判定部が前記危険車両と判定した場合、前記第二車両を特定する第二車両特定情報及び前記第一車両の現在位置を示す位置情報のうち、少なくとも前記第二車両特定情報を、危険車両情報としてサーバへ送信する送信部、を備える
上記(3)に記載の車載器。
(5)危険車両を特定する危険車両特定情報を含むブラックリストを受信する受信部と、
前記第一車両の前方又は後方を走行する前記第二車両を撮影した画像に基づいて前記第二車両を特定する第二車両特定情報を認識する認識部と、を備え、
前記判断部は、前記車間距離が前記所定距離以下であると判断した場合に、前記認識された第二車両特定情報が、前記ブラックリストに含まれる前記危険車両特定情報と一致するか否かを判断し、
一致する場合、前記判定部は、前記第二車両が前記危険車両であると判定する
上記(3)又は(4)に記載の車載器。
(6)第一車両に搭載された車載器から、前記第一車両の前方又は後方を走行する第二車両との車間距離が所定距離以下である場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を含む信号を受信する受信部と、
前記危険運転度を累積して記録する記録部と、
累積した前記危険運転度が所定条件を満たした場合に前記第二車両が危険車両であると判定する判定部と、
前記車載器に、前記第二車両が前記危険車両であるとの情報を信号として送信する送信部と、
を備えるサーバ。
(7)前記受信部は、前記車載器から、前記第二車両を特定する第二車両特定情報及び前記第一車両の現在位置を示す位置情報のうち、少なくとも前記第二車両特定情報を、危険車両情報として受信し、
当該サーバは、
前記危険車両情報に基づいて、前記第二車両特定情報を含むブラックリストを生成するブラックリスト生成部を備え、
前記送信部は、前記ブラックリストの情報を、第三車両に搭載された車載器に送信する
上記(6)に記載のサーバ。
(8)前記ブラックリストには、前記第一車両の現在位置を示す前記位置情報が含まれ、
前記送信部は、前記第一車両の現在位置の周辺に位置する、前記第三車両に搭載された車載器に、前記ブラックリストの情報を送信する
上記(7)に記載のサーバ。
(9)上記(4)に記載の車載器と、
前記サーバと、
を備える危険車両情報通知システム。
(10)前記サーバは、危険車両を特定する危険車両特定情報を含むブラックリストの情報を前記車載器に送信する送信部を備え、
前記車載器は、
前記ブラックリストを受信する受信部と、
前記第一車両の前方又は後方を走行する前記第二車両を撮影した画像に基づいて前記第二車両を特定する第二車両特定情報を認識する認識部と、を備え、
前記判断部が、前記車間距離が前記所定距離以下であると判断した場合に、前記認識された第二車両特定情報が、前記ブラックリストに含まれる前記危険車両特定情報と一致するか否かを判断し、
一致する場合、前記判定部が、前記第二車両が前記危険車両であると判定する
上記(9)に記載の危険車両情報通知システム。
(11)前記サーバは、
前記車載器から、前記第二車両を特定する第二車両特定情報及び前記第一車両の現在位置を示す位置情報のうち、少なくとも前記第二車両特定情報を、危険車両情報として受信する受信部と、
前記危険車両情報に基づいて、前記第二車両特定情報を含む前記ブラックリストを生成するブラックリスト生成部と、を備え、
前記送信部が、前記ブラックリストの情報を、第三車両に搭載された車載器に送信する
上記(10)に記載のシステム。
(12)上記(6)から(8)のいずれか一に記載のサーバと、
前記車載器と、
を備える危険車両情報通知システム。
(13)コンピュータに、
第一車両の前方又は後方を走行する第二車両との車間距離を測定する測定ステップと、
前記車間距離が所定距離以下か否かを判断する判断ステップと、
前記車間距離が前記所定距離以下と判断した場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を信号として出力し、前記第二車両の前記危険運転度が累積し所定条件を満たした場合に前記第二車両が前記危険車両であるとの情報を信号として入力する入出力ステップと、
を実行させる危険運転判定プログラム。
上記(1)の構成の車載器、上記(6)の構成のサーバ、上記(12)の構成の危険車両情報通知システム、及び上記(13)の構成の危険運転判定プログラムによれば、第一車両に対して前方又は後方から異常接近する第二車両について、あおり運転等の危険運転がされている危険車両であることを把握できる。よって、前方車両及び後方車両の双方について、危険運転を検知して、危険運転に起因するトラブルや事故の防止に役立てることができる。また、一度の接近で危険車両と判定すると実際には危険車両ではない車両を危険車両と誤判定する場合があるが、上記(6)の構成のサーバ及び上記(12)の構成の危険車両情報通知システムにおいては、第二車両が第一車両に接近するたびに危険運転度を累積する。これにより、サーバにおいて、誤判定の可能性を低減し、確実に危険車両と判定できる。
上記(2)の構成の車載器によれば、停車中又は低速走行中の場合や、自車両が急加速した場合には、判断部は判断を行わない。したがって、これらの場合には、入出力部は信号の入出力を行わない。これにより、停車中又は渋滞中等の場合や、自車両が原因のあおり運転の場合といった、第二車両が危険車両であるとの情報(信号)に基づく警報が不要な場合における警報の発生を防止できる。
上記(3)の構成の車載器によれば、車間距離が所定距離以下となった(異常接近した)のが二回目以降の場合は危険運転度を高くすることで、第一車両に複数回意図的に接近する第二車両を危険車両と判定しやすくすることができる。
上記(4)の構成の車載器及び上記(9)の構成の危険車両情報通知システムによれば、危険車両情報をサーバで利用できる。
上記(5)の構成の車載器によれば、ブラックリストに含まれる車両が自車両に接近した場合には、危険車両であると判定することにより、危険運転を行う可能性の高い車両を迅速に危険車両と判定できる。
上記(7)の構成のサーバ及び上記(10)の構成の危険車両情報通知システムによれば、サーバで生成されたブラックリストを、車載器において受信する。これにより、第二車載器が搭載された車両の運転者は、危険車両をリアルタイムに知ることができ、あおり運転されるのを防ぐための行動を取ることが可能となる。
上記(8)の構成のサーバ及び上記(11)の構成の危険車両情報通知システムによれば、第三車両の運転者は、周辺に位置する危険車両をリアルタイムに知ることができ、あおり運転されるのを防ぐための行動を取ることが可能となる。
本発明によれば、他車両による危険運転を検知して、危険運転に起因する事故を未然に防止することが可能となる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本発明の一実施形態における危険車両情報通知システムの概略構成を示す図である。 図2は、危険車両情報通知システムのハードウェア構成を示すブロック図である。 図3は、車載器によるあおり運転判定動作を示すフローチャートである。 図4は、車載器によるあおり運転判定動作を示すフローチャートである。 図5は、サーバによるあおり運転判定動作を示すフローチャートである。 図6は、サーバによるあおり運転判定動作を示すフローチャートである。 図7は、車載器によるあおり運転警報発生動作を示すフローチャートである。
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
本発明の一実施形態における危険車両情報通知システムの概略構成を図1に示す。図1に示す危険車両情報通知システム1は、自車両2に搭載された車載器10と、他車両3(以下、あおり運転車両3とも称する。)に搭載された車載器10と、通信機器ベンダーサーバ80(以下、サーバ80とも称する。)と、運行管理者が操作する事務所PC30と、周辺車両4に搭載された車載器10と、を備える。事務所PC30は、車両、運転者等を管理するために、運送会社等の事業者の事務所に設置される。
自車両2に搭載された車載器10は、自車両2の前方又は後方を走行する他車両3にあおり運転の傾向があるか否かを判断する。自車両2に搭載された車載器10は、あおり運転の傾向がある車両情報(他車両3を特定する危険車両特定情報)を記録して、あおり運転度(他車両3の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度)を累積する。自車両2に搭載された車載器10は、他車両3が、あおり運転車両ブラックリストL(以下、ブラックリストLと称する。)に載っている車両の場合、あおり運転度をさらに累積する。自車両2に搭載された車載器10は、あおり運転度が一定の閾値を超えたら、他車両3があおり運転車両であると判定し、あおり運転警報(他車両3が危険車両であるとの情報を含む信号の一例)を発生させ、他車両3の情報を通信機器ベンダーサーバ80へ送信する。
通信機器ベンダーサーバ80は、あおり運転警報をEmail等により、事務所PC30(運行管理者)へ送信する。通信機器ベンダーサーバ80は、ブラックリストLに新たなあおり運転車両3の情報を追加して、ブラックリストLを更新し、あおり運転車両3の位置の近くにいる周辺車両4に搭載された車載器10へ送信する。
自車両2に搭載された車載器10が、あおり運転車両3を検知することで、自車両2の運転者は、近くのパーキングエリアへ移動するなど、あおり運転車両3を避ける行動を取ることが可能となる。よって、あおり運転に起因する事故を未然に防止できる。
周辺車両4に搭載された車載器10が、ブラックリストLを受信することで、周辺車両4の運転者は、近くにあおり運転車両3がいることを予め知り、追い越し車線ではなく、左端の車線で走行するなど、煽られにくい運転を行うことが可能となる。
危険車両情報通知システム1のハードウェア構成を示すブロック図を、図2に示す。図2に示した危険車両情報通知システムは、自車両2、他車両3、及び周辺車両4のそれぞれに搭載した状態で使用される車載器10と、事務所PC30と、通信機器ベンダーサーバ80と、を含んでいる。車載器10、サーバ80、及び事務所PC30は、ネットワーク70を介して接続される。車載器10は、自車両に接近する他車両が危険車両であるか否かを判定し、危険運転車両情報をサーバ80に送信する機能を有するが、例えばドライブレコーダのように一般的な車載器の機能を含むものであってもよい。
事務所PC30は、事務所に設置された汎用のコンピュータ装置で構成され、運行管理者によって操作される。ネットワーク70は、車載器10と広域通信を行う無線基地局71やサーバ80が接続されるインターネット等のパケット通信網であり、車載器10とサーバ80との間で行われるデータ通信を中継する。車載器10と無線基地局71との間の通信は、LTE(Long Term Evolution)/4G(4th Generation)等のモバイル通信網(携帯回線網)で行われてもよい。
車載器10は、様々な信号の入力又は出力を可能にするために、様々なインタフェース(I/F)12A、12B、13、14、16、19、及び29を備えている。
速度I/F12Aは、車両側に搭載されている車速センサ51の出力する車速パルス信号を入力するための機能を有する。エンジン回転I/F12Bは、車両側から出力されるエンジン回転パルス信号を入力するための機能を有する。外部入力I/F13は様々な外部信号の入力に利用される。
センサ入力I/F14は、様々なセンサの信号を入力するために利用される。図2の例では、Gセンサ28及びジャイロセンサ52がセンサ入力I/F14に接続されている。Gセンサ28は、この車載器10を搭載する車両に加わった様々な方向の加速度の大きさを検知する。ジャイロセンサ52は、この車載器10を搭載する車両の角速度を検知することにより、水平面内における車両の旋回速度や方向の変化を示す信号を出力できる。
アナログ入力I/F29は、様々なアナログ信号の入力に利用される。
カメラI/F16は、カメラ23A、23Bを接続するための機能を有している。すなわち、カメラ23A、23Bが出力する映像信号を取り込んでコンピュータの処理に適した所定のデジタル画像データに変換する機能を有している。
カメラ23A、23Bは、車両に設置される。カメラ23Aは、車両の前方を撮像して画像データを取得する。カメラ23Bは、車両の後方を撮像して画像データを取得する。カメラ23A、23Bは、例えば30万画素、100万画素、200万画素が撮像面に配置されたイメージセンサを少なくとも1つ有し、ステレオ画像等の画像を撮像可能である。イメージセンサは、CMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサで構成されてもよいし、CCD(電荷結合素子)センサで構成されてもよい。
音声I/F19は、音声による注意喚起などに利用可能な所定の音声信号を生成する機能を有している。
車載器10における主要な機能を実現する制御部11は、マイクロコンピュータ(CPU)のプロセッサを主体とする電子回路により構成されている。このマイクロコンピュータは、不揮発メモリ26Aなどに予め保持されている危険運転判定プログラムを実行することにより、後述する車載器10の制御機能を実現する。
制御部11の入力に、上述の各インタフェース12A、12B、13、14、16、及び29が接続されている。また、制御部11の出力に音声I/F19を介してスピーカ20が接続されている。
また、GPS受信部15、記録部17、表示部27、電源部25、通信部24、不揮発メモリ26A、揮発メモリ26B、カードI/F18、RTC部21、及びスイッチ入力部22が制御部11に接続されている。
GPS受信部15は、複数のGPS(Global Positioning System)衛星からの電波をアンテナ15aを介して受信する。GPS受信部15が受信した複数の受信信号に基づいて、現在位置を表す情報を計算して得ることができる。なお、現在位置の情報を把握するために、GPSの代わりにビーコンを利用することもできる。
記録部17は、例えばカメラ23A、23Bが出力する映像の画像データなどを自動的に記録して一定時間保持するために利用される。
表示部27は、車載器10の操作に必要な文字などの可視情報や、運転操作に関する注意喚起の情報などを運転者が視認できるように表示するために利用できる。
電源部25は、車両側から供給される電源電力に基づいて安定した電源電力を生成し、生成した電源電力を制御部11を含む車載器10内の各回路に対して供給する。
通信部24は、この車載器10と無線基地局71との間でデータ通信するための無線通信機能を提供する。
不揮発メモリ26Aは、半導体メモリにより構成され、制御部11のマイクロコンピュータが実行可能なプログラムや、制御上必要になる各種定数データ、テーブルなどを予め保持している。
揮発メモリ26Bは、制御部11が処理中に生成するデータなどを一時的に保持するために利用される。揮発メモリ26Bは、後述するあおり運転車両情報や、サーバ80から受信したブラックリストLの情報を記憶する。
カードI/F18には、運転者が所持するメモリカード65が挿抜自在に接続される。制御部11は、カードI/F18に装着されたメモリカード65からデータを読み出すことができ、制御部11が生成した各種データをカードI/F18を介してメモリカード65に書き込むこともできる。
RTC(real time clock)部21は、時計の機能を有する集積回路により構成されている。すなわち、RTC部21は、現在時刻の情報を生成したり、経過時間などを把握することができる。
スイッチ入力部22は、車載器10の操作に必要な各種スイッチの状態を表す信号を入力するために利用される。
事務所PC30は、汎用のオペレーティングシステムで動作するPCである。事務所PC30は、車両の運転状況を把握したり、サーバ80から送信されたあおり運転警報の情報を管理する管理装置として利用できる。事務所PC30は、制御部(CPU)31、通信部32、表示部33、記憶部34、カードI/F35、操作部36、出力部37、音声I/F38、及び外部I/F48を有する。
制御部31は、事務所PC30の各部を統括的に制御する。通信部32は、ネットワーク70を介して車載器10、サーバ80と通信可能である。
表示部33は、各車両の稼働管理に利用可能な様々な情報を表示することができる。記憶部34は、各車両に搭載された車載器10が生成したデータを取得して管理することができる。
カードI/F35には、メモリカード65が挿抜自在に装着される。カードI/F35は、車載器10で記録された様々なデータをメモリカード65から入力するために利用される。操作部36は、キーボードやマウス等を有し、事務所PC30の管理者の操作を受け付ける。出力部37は、各種データを出力する。音声I/F38には、マイク41及びスピーカ42が接続される。管理者は、マイク41及びスピーカ42を用いて音声通話を行うことも可能である。
外部I/F48には、運行データデータベース(DB)等の外部記憶装置(図示せず)等が接続可能である。
サーバ80は、車載器10からあおり運転車両情報を受信して、ブラックリストLを生成・更新し、ブラックリストLを車載器10に通知する。サーバ80は、CPU81、通信部82、記憶部83、及び外部I/F84を有する。通信部82は、ネットワーク70を介して、車載器10や事務所PC30と通信を行う。記憶部83は、各種データを記憶可能なメモリである。CPU81は、サーバ80の各部を統括的に制御し、自車両2の車載器10から受信したあおり運転警報及びあおり運転車両情報に基づいて、ブラックリストLの情報を生成する。CPU81は、事務所PC30にあおり運転警報を送信し、ブラックリストLの情報を周辺車両4の車載器10へ送信する。外部I/F84には、データベース85が接続される。
データベース85には、自車両2の車載器10から送信されたあおり運転警報、あおり運転車両情報、及び生成したブラックリストLの情報が記憶される。あおり運転車両情報は、あおり運転車両3の形状、カーナンバー(車両を特定する情報)、位置等の各情報を含む。あおり運転車両3の位置情報として、例えば静岡地区のように、ある程度の広さがある領域を指定することができる。また、自車両2の現在位置(他車両3の画像データを取得した時点の位置)をあおり運転車両3の位置情報として用いることができる。ブラックリストLは、車載器10によってあおり運転車両と判定された各車両についての形状、カーナンバー、位置等のあおり運転車両情報を含む。
(車載器10によるあおり運転判定)
次に、図3及び図4を参照して、自車両2に搭載された車載器10があおり運転判定を行う際の動作例を説明する。車載器10のCPU11は、予め保持されている危険運転判定プログラムを実行することにより、図3及び図4に示す処理を、車両の運行中、所定時間間隔で、繰り返し実行する。
車載器10は、通信機器ベンダーサーバ80からブラックリストLの最新版を受信する(ステップS1)。車載器10は、自車両2が走行中か否かを判断する(ステップS2)。ステップS2において、車載器10は、例えば、自車両2の速度信号から、自車両2の速度が時速40キロメートルより早いか否かを判断する。ステップS2でYES(走行中である)と判断した場合、車載器10は、自車両2の前方又は後方を走行する他車両3との車間距離Dを測定する(ステップS3)。車載器10は、カメラ23A又はカメラ23Bが取得した画像データにおいて他車両3を認識し、カメラ23A又はカメラ23Bからの距離を算出することで、車間距離Dを測定する。また、車載器10は、カメラ23A又はカメラ23Bが取得した画像データにおいて他車両3の形状、カーナンバー等を認識し、認識結果を、自車両2の位置情報とともに、あおり運転車両情報(危険運転車両情報)として、揮発メモリ26Bの所定領域に記録する。
車載器10は、ステップS3で測定した車間距離Dが、自車両2の走行速度に応じた適切な車間距離であるか否かを判断する(ステップS4)。ステップS4において、車載器10は、例えば、車間距離Dが25メートル(所定距離)以下か否かを判断する。前方又は後方を走行する他車両3との車間距離Dが所定距離以内の場合(ステップS4でYES)、車載器10は、ステップS5の処理に移行する。ステップS2又はS4において、NOの場合、車載器10は、車間距離が所定距離以下であるか否かを判断せず、あおり運転判定動作を終了する。
車載器10は、自車両2の加速度が閾値(第二閾値)以上であるか否かを判断する(ステップS5)。ステップS5において、車載器10は、例えば、自車両2における直近10秒間の平均速度の変化が+時速10キロメートル未満か否かを判断し、ステップS6の処理に移行する。ステップS5において、NOの場合、すなわち、ステップS5において、自車両2が原因のあおり運転である場合、あおり運転判定動作の対象外であるため、車載器10は、本動作を終了する。
ステップS5でYESの場合、車載器10は、他車両3のあおり車両IDが新規か、既存かを判断する(ステップS6)。他車両3のあおり車両IDが、例えば揮発メモリ26Bに記録されておらず、新規である場合、車載器10は、ステップS7の処理に移行する。一方、他車両3のあおり車両IDが、例えば揮発メモリ26Bに既に記録されている場合、すなわち前回と同じ車両である場合、車載器10は、ステップS9の処理に移行する。
ステップS7において、車載器10は、他車両3のあおり車両IDを例えば00000001に設定し、このあおり車両IDに対するあおり運転度(危険運転度)を例えば+10に設定して、例えば揮発メモリ26Bに記録する。また、車載器10は、ステップS8において、カメラ23A又は23Bで撮影し、認識した他車両3のあおり運転車両情報を、あおり車両IDに対応付けて例えば揮発メモリ26Bに記録して、ステップS10の処理に移行する。
一方、車載器10は、ステップS9において、既存のあおり車両ID(例えば00000000)に対するあおり運転度を例えば+20に設定し、このあおり車両IDに対するあおり運転度を累積して、ステップS10の処理に移行する。車載器10は、既存のあおり車両IDに対しては、新規のあおり車両IDの場合よりも高いあおり運転度を累積する。また、車載器10は、既存のあおり車両IDに対して累積回数に応じた重みづけをして、あおり運転度を累積してもよい。これにより、車載器10は、自車両2に対して複数回にわたって接近を繰り返す車両を、確実にあおり運転車両と判定できる。
ステップS10において、車載器10は、記録された他車両3のカーナンバーが、ブラックリストLに含まれるカーナンバーのいずれかに一致するか否かを判断する。一致する、すなわち、他車両3のカーナンバーがブラックリストLに載っている場合(ステップS10でYES)、車載器10は、他車両3のあおり車両IDに対するあおり運転度を例えば+100に設定し累積する(ステップS11)。ステップS11において累積されるあおり運転度は、好ましくは、あおり運転であると判定するための所定条件を満たすように設定される。これにより、車載器10は、ブラックリストLに含まれる他車両3をあおり運転車両と判定できるため、あおり運転を行う可能性の高い車両を迅速にあおり運転車両と判定して、自車両2の運転者に注意喚起することが可能となる。
次に車載器10は、他車両3のあおり車両IDに対して記録、累積されたあおり運転度が所定条件を満たすか否か、例えばあおり運転度が100以上であるか否かを判断して、他車両3があおり運転車両か否かを判定する(ステップS12)。ステップS12でYESの場合、車載器10は、あおり運転警報を発生させ(ステップS13)、自車両2の運転者に注意喚起を行う。ステップS13において、CPU11は、あおり運転警報信号(他車両3があおり運転車両であるとの情報を含む信号)を揮発メモリ26Bに入力し記録する。また、車載器10は、ステップS14において、あおり運転車両情報を通信機器ベンダーサーバ80へ送信して、処理を終了する。ステップS12でNOの場合、車載器10は、他車両3があおり運転車両でないと判定して処理を終了する。
あおり運転警報及び他車両3のあおり運転車両情報を受信したサーバ80は、あおり運転警報を事務所PC30(運行管理者)へEmail等により送信する。また、サーバ80は、このあおり運転車両情報に基づいて、ブラックリストLを更新(生成)し、更新したブラックリストLの情報を、他車両3の周辺、例えば同じ地区、にいる周辺車両4の車載器10に送信する。車載器10は、受信したブラックリストLを表示部27に表示することができる。ブラックリストLを車載器10で受信した周辺車両4の運転者は、あおり運転車両を避けるための行動を取ることが可能になり、あおり運転に起因する事故を未然に防止できる。また、周辺車両4に搭載された車載器10が、周辺車両の周囲に存在する他車両を撮影してそのカーナンバーを画像認識し、認識したカーナンバーがブラックリストLに含まれるか否かを判断し、含まれる場合には警報を発することができる。
(サーバ80によるあおり運転判定)
次に、図5及び図6を参照して、自車両2に搭載された車載器10と通信するサーバ80があおり運転判定を行う際の動作例を説明し、図7を参照して、車載器10があおり運転警報を発生させる際の動作例を説明する。サーバ80のCPU81は、記憶部83に予め保持されている危険運転判定プログラムを実行することにより、図5及び図6に示す処理を、所定時間間隔で、繰り返し実行する。車載器10は、予め保持されているあおり運転警報発生プログラムを実行することにより、図7に示す処理を、所定時間間隔で、繰り返し実行する。
図5に示すように、通信機器ベンダーサーバ80は、自車両2に搭載された車載器10から、自車両2の速度信号に基づく速度データ、及び、カメラ23A又はカメラ23Bが取得した画像データを、車載器10から受信する(ステップS21)。サーバ80は、自車両2が走行中か否かを判断する(ステップS22)。ステップS22において、車載器10は、例えば、自車両2の速度が時速40キロメートルより早いか否かを判断する。ステップS22でYES(走行中である)と判断した場合、サーバ80は、自車両2の前方又は後方を走行する他車両3との車間距離Dを測定する(ステップS23)。サーバ80は、カメラ23A又はカメラ23Bが取得した画像データにおいて他車両3を認識し、カメラ23A又はカメラ23Bからの距離を算出することで、車間距離Dを測定する。また、サーバ80は、カメラ23A又はカメラ23Bが取得した画像データにおいて他車両3の形状、カーナンバー等を認識し、認識結果を、自車両2の位置情報とともに、あおり運転車両情報(危険運転車両情報)として、記憶部83の所定領域に記録する。
サーバ80は、ステップS23で測定した車間距離Dが、自車両2の走行速度に応じた適切な車間距離であるか否かを判断する(ステップS24)。ステップS24において、サーバ80は、例えば、車間距離Dが25メートル(所定距離)以下か否かを判断する。前方又は後方を走行する他車両3との車間距離Dが所定距離以内の場合(ステップS24でYES)、サーバ80は、ステップS25の処理に移行する。ステップS22又はS24において、NOの場合、サーバ80は、車間距離が所定距離以下であるか否かを判断せず、あおり運転判定動作を終了する。
サーバ80は、自車両2の加速度が閾値(第二閾値)以上であるか否かを判断する(ステップS25)。ステップS25において、サーバ80は、例えば、自車両2における直近10秒間の平均速度の変化が+時速10キロメートル未満か否かを判断し、ステップS26の処理に移行する。ステップS25において、NOの場合、すなわち、ステップS25において、自車両2が原因のあおり運転である場合、あおり運転判定動作の対象外であるため、サーバ80は、本動作を終了する。
ステップS25でYESの場合、サーバ80は、他車両3のあおり車両IDが新規か、既存かを判断する(ステップS26)。他車両3のあおり車両IDが、記憶部83に記録されておらず、新規である場合、サーバ80は、ステップS27の処理に移行する。一方、他車両3のあおり車両IDが、記憶部83に既に記録されている場合、すなわち前回と同じ車両である場合、サーバ80は、ステップS29の処理に移行する。
ステップS7において、車載器10は、他車両3のあおり車両IDを例えば00000001に設定し、このあおり車両IDに対するあおり運転度(危険運転度)を例えば+10に設定して、例えば揮発メモリ26Bに記録する。また、車載器10は、ステップS8において、カメラ23A又は23Bで撮影し、認識した他車両3のあおり運転車両情報を、あおり車両IDに対応付けて例えば揮発メモリ26Bに記録して、ステップS10の処理に移行する。
一方、サーバ80は、ステップS29において、既存のあおり車両ID(例えば00000000)に対するあおり運転度を例えば+20に設定し、このあおり車両IDに対するあおり運転度を累積して、ステップS30の処理に移行する。サーバ80は、既存のあおり車両IDに対しては、新規のあおり車両IDの場合よりも高いあおり運転度を累積する。また、サーバ80は、既存のあおり車両IDに対して累積回数に応じた重みづけをして、あおり運転度を累積してもよい。これにより、サーバ80は、自車両2に対して複数回にわたって接近を繰り返す車両を、確実にあおり運転車両と判定できる。
ステップS30において、サーバ80は、記録された他車両3のカーナンバーが、ブラックリストLに含まれるカーナンバーのいずれかに一致するか否かを判断する。一致する、すなわち、他車両3のカーナンバーがブラックリストLに載っている場合(ステップS30でYES)、サーバ80は、他車両3のあおり車両IDに対するあおり運転度を例えば+100に設定し累積する(ステップS31)。ステップS31において累積されるあおり運転度は、好ましくは、あおり運転であると判定するための所定条件を満たすように設定される。これにより、サーバ80は、ブラックリストLに含まれる他車両3をあおり運転車両と判定できるため、あおり運転を行う可能性の高い車両を迅速にあおり運転車両と判定し、あおり運転警報信号を送信して、自車両2の運転者に注意喚起することが可能となる。
次にサーバ80は、他車両3のあおり車両IDに対して記録、累積されたあおり運転度が所定条件を満たすか否か、例えばあおり運転度が100以上であるか否かを判断して、他車両3があおり運転車両か否かを判定する(ステップS32)。ステップS32でYESの場合、車載器10は、あおり運転警報信号(他車両3があおり運転車両であるとの情報を含む信号)を発生させ、車載器10へ送信する(ステップS33)。また、ステップS33において、サーバ80は、他車両3のあおり運転車両情報に基づいてブラックリストLを更新(生成)して、処理を終了する。ステップS32でNOの場合、サーバ80は、他車両3があおり運転車両でないと判定して処理を終了する。
サーバ80は、あおり運転警報を事務所PC30(運行管理者)へEmail等により送信してもよい。また、サーバ80は、更新したブラックリストLの情報を、他車両3の周辺、例えば同じ地区、にいる周辺車両4の車載器10に送信する。周辺車両4の車載器10は、受信したブラックリストLを表示部27に表示することができる。ブラックリストLを車載器10で受信した周辺車両4の運転者は、あおり運転車両を避けるための行動を取ることが可能になり、あおり運転に起因する事故を未然に防止できる。また、周辺車両4に搭載された車載器10が、周辺車両の周囲に存在する他車両を撮影してそのカーナンバーを画像認識し、認識したカーナンバーがブラックリストLに含まれるか否かを判断し、含まれる場合には警報を発することができる。
一方、通信機器ベンダーサーバ80と通信する車載器10は、図7に示す、あおり運転警報発生動作を行う。車載器10は、自車両2の速度信号に基づいて算出した速度データ、及び、カメラ23A又はカメラ23Bが取得した画像データを、サーバ80に送信する(ステップS41)。車載器10は、サーバ80からあおり運転警報信号を受信したか否かを判断する(ステップS42)。受信した場合、すなわち、通信部24がCPU11にあおり運転警報信号(他車両3があおり運転車両であるとの情報を含む信号)を入力した場合、車載器10は、あおり運転警報を発生させて(ステップS43)、自車両2の運転者に注意喚起を行う。
以上説明したように、本実施形態によれば、車載器10又はサーバ80は、自車両2に対して前方又は後方から異常接近する他車両3について、あおり運転車両であると判定できる。よって、前方車両及び後方車両の双方について、あおり運転を検知して、あおり運転に起因するトラブルや事故の防止に役立てることができる。また、一度の接近であおり運転車両と判定すると実際にはあおり運転車両ではない車両をあおり運転車両と誤判定する場合があるが、他車両3が自車両2に接近するたびにあおり運転度を累積することにより、誤判定の可能性を低減し確実にあおり運転車両と判定できる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、前述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。例えば、図3〜図6に示した各種閾値は、一例であり、設定により変更可能である。
また、車載器10において、CPU11は、あおり運転度、あおり運転車両情報、及びあおり運転警報をそれぞれ含む各信号を、揮発メモリ26Bではなく、記録部17やメモリカード65等に出力して記録してもよい。また、周辺車両4に搭載される車載器は、車載器10の全ての機能を備える必要はなく、ブラックリストLを受信する機能があればよい。さらに、前述した実施形態で、車載器10又はサーバ80が実行したあおり運転判定動作、すなわち危険運転判定プログラムの実行は、その一部又は全部を、事務所PC30で行ってもよい。
ここで、上述した本発明の実施形態に係る車載器、サーバ、危険車両情報通知システム、及び危険運転判定プログラムの特徴をそれぞれ以下[1]〜[9]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 第一車両(2)に搭載された車載器(10)であって、
前記第一車両の前方又は後方を走行する第二車両(3)との車間距離を測定する測定部(カメラ23A、23B、CPU11、S3)と、
前記車間距離が所定距離以下か否かを判断する判断部(CPU11、S4)と、
前記車間距離が前記所定距離以下と判断した場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を信号として出力し、前記第二車両の前記危険運転度が累積し所定条件を満たした場合に前記第二車両が危険車両であるとの情報を信号として入力する入出力部(CPU11、通信部24、S7、S9)と、
を備える車載器(10)。
[2] 前記判断部は、前記第一車両の速度が第一閾値以上であり、かつ、前記第一車両の加速度が第二閾値未満である場合、前記車間距離が所定距離以下であるか否かを判断する(S2でYES、S5でYES)
上記[1]に記載の車載器。
[3]前記危険運転度の累積回数に応じた重みづけをして前記危険運転度を累積する記録部(CPU11、S7、S9)と、
累積された前記第二車両の前記危険運転度が所定条件を満たした場合に前記第二車両が前記危険車両であると判定し、前記情報を含む信号を生成する判定部(CPU11、S12)と、を備える
上記[1]又は[2]に記載の車載器。
[4] 前記判定部が前記危険車両と判定した場合、前記第二車両を特定する第二車両特定情報及び前記第一車両の現在位置を示す位置情報のうち、少なくとも前記第二車両特定情報を、危険車両情報としてサーバ(通信機器ベンダーサーバ80)へ送信する送信部(通信部24、S14)と、を備える
上記[3]に記載の車載器。
[5] 危険車両を特定する危険車両特定情報を含むブラックリスト(L)を受信する受信部(通信部24、S1)と、
前記第一車両の前方又は後方を走行する前記第二車両を撮影した画像に基づいて前記第二車両を特定する第二車両特定情報を認識する認識部(カメラ23A、23B、CPU11、S8)と、を備え、
前記判断部は、前記車間距離が前記所定距離以下であると判断した場合に、前記認識された第二車両特定情報が、前記ブラックリストに含まれる前記危険車両特定情報と一致するか否かを判断し(CPU11、S10)、
一致する場合、前記判定部は、前記第二車両が前記危険車両であると判定する(S11、S12)
上記[3]又は[4]に記載の車載器。
[6] 第一車両(2)に搭載された車載器(10)から、前記第一車両の前方又は後方を走行する第二車両(3)との車間距離が所定距離以下である場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を含む信号を受信する受信部(通信部82)と、
前記危険運転度を累積して記録する記録部(記憶部83)と、
累積した前記危険運転度が所定条件を満たした場合に前記第二車両が危険車両であると判定する判定部(CPU81)と、
前記車載器に、前記第二車両が前記危険車両であるとの情報を信号として送信する送信部(通信部82)と、
を備えるサーバ(通信機器ベンダーサーバ80)。
[7] 前記受信部は、前記車載器から、前記第二車両を特定する第二車両特定情報及び前記第一車両の現在位置を示す位置情報のうち、少なくとも前記第二車両特定情報を、危険車両情報として受信し、
当該サーバは、
前記危険車両情報に基づいて、前記第二車両特定情報を含むブラックリストを生成するブラックリスト生成部(CPU11)を備え、
前記送信部は、前記ブラックリストの情報を、第三車両(周辺車両4)に搭載された車載器に送信する
上記[6]に記載のサーバ(通信機器ベンダーサーバ80)。
[8] 前記ブラックリストには、前記第一車両の現在位置を示す前記位置情報が含まれ、
前記送信部は、前記第一車両の現在位置の周辺に位置する、前記第三車両に搭載された車載器に、前記ブラックリストの情報を送信する
上記[7]に記載のサーバ。
[9] 上記[4]に記載の車載器と、
前記サーバと、
を備える危険車両情報通知システム(1)。
[10] 前記サーバは、危険車両を特定する危険車両特定情報を含むブラックリスト(L)の情報を前記車載器に送信する送信部(通信部82)を備え、
前記車載器は、
前記ブラックリストを受信する受信部(通信部24、S1)と、
前記第一車両の前方又は後方を走行する前記第二車両を撮影した画像に基づいて前記第二車両を特定する第二車両特定情報を認識する認識部(カメラ23A、23B、CPU11、S8)と、を備え、
前記判断部が、前記車間距離が前記所定距離以下であると判断した場合に、前記認識された第二車両特定情報が、前記ブラックリストに含まれる前記危険車両特定情報と一致するか否かを判断し(CPU11、S10)、
一致する場合、前記判定部が、前記第二車両が前記危険車両であると判定する(S11、S12)
上記[9]に記載の危険車両情報通知システム。
[11] 前記サーバは、
前記車載器から、前記第二車両を特定する第二車両特定情報及び前記第一車両の現在位置を示す位置情報のうち、少なくとも前記第二車両特定情報を、危険車両情報として受信する受信部(通信部82)と、
前記危険車両情報に基づいて、前記第二車両特定情報を含む前記ブラックリストを生成するブラックリスト生成部(CPU81)と、を備え、
前記送信部が、前記ブラックリストの情報を、第三車両(周辺車両4)に搭載された車載器に送信する
上記[10]に記載のシステム。
[12] 上記[6]から[8]のいずれか一に記載のサーバと、
前記車載器と、
を備える危険車両情報通知システム(1)。
[13] コンピュータに、
第一車両の前方又は後方を走行する第二車両との車間距離を測定する測定ステップ(S3)と、
前記車間距離が所定距離以下か否かを判断する判断ステップ(S4)と、
前記車間距離が前記所定距離以下と判断した場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を信号として出力し、前記第二車両の前記危険運転度が累積し所定条件を満たした場合に前記第二車両が前記危険車両であるとの情報を信号として入力する入出力ステップ(S7、S9)と、
を実行させるプログラム。
1 危険車両情報通知システム
2 自車両
3 他車両
4 周辺車両
10 車載器
11 制御部
12A、12B、13、14、16、18、19、29 インタフェース(I/F)
15 GPS受信部
17 記録部
20 スピーカ
21 RTC部
22 スイッチ入力部
23A、23B カメラ
24 通信部
25 電源部
26A 不揮発メモリ
26B 揮発メモリ
27 表示部
28 Gセンサ
30 事務所PC
31 制御部
32 通信部
33 表示部
34 記憶部
35、38、48 インタフェース(I/F)
36 操作部
37 出力部
41 マイク
42 スピーカ
51 車速センサ
52 ジャイロセンサ
65 メモリカード

Claims (8)

  1. 第一車両に搭載された車載器であって、
    前記第一車両の前方又は後方を走行する第二車両との車間距離を測定する測定部と、
    前記車間距離が所定距離以下か否かを判断する判断部と、
    前記車間距離が前記所定距離以下と判断した場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を信号として出力し、前記第二車両の前記危険運転度が累積し所定条件を満たした場合に前記第二車両が危険車両であるとの情報を信号として入力する入出力部と、
    を備える車載器。
  2. 前記判断部は、前記第一車両の速度が第一閾値以上であり、かつ、前記第一車両の加速度が第二閾値未満である場合、前記車間距離が所定距離以下であるか否かを判断する
    請求項1に記載の車載器。
  3. 前記危険運転度の累積回数が多いほど高い前記危険運転度を累積する記録部と、
    累積された前記第二車両の前記危険運転度が所定条件を満たした場合に前記第二車両が前記危険車両であると判定し、前記情報を含む信号を生成する判定部と、を備える
    請求項1又は2に記載の車載器。
  4. 前記判定部が前記危険車両と判定した場合、前記第二車両を特定する第二車両特定情報及び前記第一車両の現在位置を示す位置情報のうち、少なくとも前記第二車両特定情報を、危険車両情報としてサーバへ送信する送信部と、を備える
    請求項3に記載の車載器。
  5. 危険車両を特定する危険車両特定情報を含むブラックリストを受信する受信部と、
    前記第一車両の前方又は後方を走行する前記第二車両を撮影した画像に基づいて前記第二車両を特定する第二車両特定情報を認識する認識部と、を備え、
    前記判断部は、前記車間距離が前記所定距離以下であると判断した場合に、前記認識された第二車両特定情報が、前記ブラックリストに含まれる前記危険車両特定情報と一致するか否かを判断し、
    一致する場合、前記判定部は、前記第二車両が前記危険車両であると判定する
    請求項3又は4に記載の車載器。
  6. 第一車両に搭載された車載器から、前記第一車両の前方又は後方を走行する第二車両との車間距離が所定距離以下である場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を含む信号を受信する受信部と、
    前記危険運転度を累積して記録する記録部と、
    累積した前記危険運転度が所定条件を満たした場合に前記第二車両が危険車両であると判定する判定部と、
    前記車載器に、前記第二車両が前記危険車両であるとの情報を信号として送信する送信部と、
    を備えるサーバ。
  7. 請求項4に記載の車載器と、
    前記サーバと、
    を備える危険車両情報通知システム。
  8. コンピュータに、
    第一車両の前方又は後方を走行する第二車両との車間距離を測定する測定ステップと、
    前記車間距離が所定距離以下か否かを判断する判断ステップと、
    前記車間距離が前記所定距離以下と判断した場合に、前記第二車両の運転に関する危険性の程度を示す危険運転度を信号として出力し、前記第二車両の前記危険運転度が累積し所定条件を満たした場合に前記第二車両が危険車両であるとの情報を信号として入力する入出力ステップと、
    を実行させる危険運転判定プログラム。
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