JP2021188529A - ディーゼルエンジン - Google Patents
ディーゼルエンジン Download PDFInfo
- Publication number
- JP2021188529A JP2021188529A JP2020091501A JP2020091501A JP2021188529A JP 2021188529 A JP2021188529 A JP 2021188529A JP 2020091501 A JP2020091501 A JP 2020091501A JP 2020091501 A JP2020091501 A JP 2020091501A JP 2021188529 A JP2021188529 A JP 2021188529A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- injector
- combustion chamber
- injection
- fuel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
【課題】燃費向上と煤抑制に有利な空気噴射を実行可能なディーゼルエンジンを提供する。【解決手段】ディーゼルエンジン1は、シリンダ3内に画成された燃焼室6と、燃焼室内に燃料を噴射する燃料インジェクタ7と、燃焼室内に空気を噴射する空気インジェクタ12と、燃料インジェクタおよび空気インジェクタを制御するように構成された制御ユニット100とを備える。制御ユニットは、燃料インジェクタに燃料噴射を開始させた後、燃焼室内における熱発生率がピーク値となった時期の付近において、空気インジェクタに空気噴射を開始させる。【選択図】図1
Description
本開示はディーゼルエンジンに関する。
一般にディーゼルエンジンは、シリンダ内に画成された燃焼室と、燃焼室内に燃料を噴射する燃料インジェクタとを備えている。圧縮上死点付近で燃料インジェクタから噴射された燃料は、燃焼室内で自己着火される。
また、燃焼室内に空気を噴射する空気インジェクタを備えたディーゼルエンジンも知られている(例えば特許文献1参照)。
ディーゼルエンジンにおいては、燃費を向上すると同時に、燃焼室内で発生する煤を抑制することが望まれている。
しかし、従来、こうした目的を達成するのに有利な空気噴射を実行するものが見当たらない。
そこで本開示は、かかる事情に鑑みて創案され、その目的は、燃費向上と煤抑制に有利な空気噴射を実行可能なディーゼルエンジンを提供することにある。
本開示の一の態様によれば、
シリンダ内に画成された燃焼室と、
前記燃焼室内に燃料を噴射する燃料インジェクタと、
前記燃焼室内に空気を噴射する空気インジェクタと、
前記燃料インジェクタおよび前記空気インジェクタを制御するように構成された制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記燃料インジェクタに燃料噴射を開始させた後、前記燃焼室内における熱発生率がピーク値となった時期の付近において、前記空気インジェクタに空気噴射を開始させる
ことを特徴とするディーゼルエンジンが提供される。
シリンダ内に画成された燃焼室と、
前記燃焼室内に燃料を噴射する燃料インジェクタと、
前記燃焼室内に空気を噴射する空気インジェクタと、
前記燃料インジェクタおよび前記空気インジェクタを制御するように構成された制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記燃料インジェクタに燃料噴射を開始させた後、前記燃焼室内における熱発生率がピーク値となった時期の付近において、前記空気インジェクタに空気噴射を開始させる
ことを特徴とするディーゼルエンジンが提供される。
好ましくは、前記制御ユニットは、前記燃焼室内における熱発生率がピーク値となった時期から、ピーク値の約10%に低下した時期までの間の一部または全部の期間において、前記空気インジェクタに空気噴射を実行させる。
好ましくは、前記制御ユニットは、前記空気インジェクタによる空気噴射を音速より低速で実行させる。
好ましくは、前記制御ユニットは、前記空気インジェクタによる空気噴射を50〜300m/sの範囲内の速度で実行させる。
好ましくは、前記ピストンの頂面にキャビティが設けられ、前記キャビティ内には、その底部から隆起する凸部が設けられ、前記空気インジェクタは、前記凸部に向かって空気を噴射する。
前記キャビティは、リエントラント型キャビティであってもよい。
本開示によれば、燃費向上と煤抑制に有利な空気噴射を実行可能なディーゼルエンジンを提供することができる。
以下、添付図面を参照して本開示の実施形態を説明する。なお本開示は以下の実施形態に限定されない点に留意されたい。
本実施形態に係るディーゼルエンジンは、車両用であり、特にトラック等の大型車両の動力源として使用される。しかしながら、エンジンの用途はこれに限定されない。例えば車両は乗用車等の小型車両用であってもよい。またエンジンは、車両以外の移動体、例えば船舶、建設機械、または産業機械に搭載されるものであってもよい。またエンジンは、移動体に搭載されるものではなく、定置式のものであってもよい。
図1に示すように、ディーゼルエンジン1は、ピストン2と、ピストン2が昇降可能かつ同軸に収容されたシリンダ3と、シリンダ3の上端開口を閉じるシリンダヘッド4と、ピストン2の外周面に装着された複数(本実施形態では三つ)のピストンリング5と、これらにより画成された閉空間である燃焼室6とを備える。燃焼室6はシリンダ3内に画成され、シリンダ3はシリンダブロック9に形成される。またエンジン1は、シリンダヘッド4に取り付けられ燃焼室6内に燃料を噴射する燃料インジェクタ7を備える。燃料インジェクタ7は、コモンレール(図示せず)から供給された高圧燃料を噴射する。本実施形態の燃焼室6が副室式ではなく、直噴式であることに留意されたい。
Cはシリンダ3の中心軸(シリンダ軸という)を示す。以下、特に断らない限り、軸方向、半径方向および周方向といった場合、シリンダ軸Cを基準とした軸方向、半径方向および周方向をいうものとする。軸方向は高さ方向ともいい、図中上方が高さ方向の上側、下方が下側である。
ピストン2はシリンダ軸Cと同軸に配置される。ピストン2は、その頂面8の半径方向内側の部分に凹設されたキャビティ11を有する。本実施形態のキャビティ11はリエントラント型であり、凸部25と、外周側面部26と、リップ部27と、傾斜面部28とを有する。
凸部25は、キャビティ11内の半径方向中心部においてその底部から上方に向かって隆起して形成されている。凸部25は、その半径方向中心部に位置された頂面すなわち凸部頂面24と、凸部頂面24の半径方向外側に隣接された凸部傾斜面23とを有する。凸部頂面24は、シリンダ軸Cに垂直な円形の平面により形成される。凸部傾斜面23は、半径方向外側に向かうにつれ下側に向かうよう傾斜された円錐面により形成される。
外周側面部26は、凸部25(具体的には凸部傾斜面23)の半径方向外側に隣接され、凸部25に連続されると共に、半径方向外側に向かって凸となる円弧状の断面形状を有する。リップ部27は、外周側面部26の上側に隣接され、外周側面部26に連続されると共に、半径方向内側に向かって凸となる円弧状の断面形状を有する。これによりリップ部27はキャビティ11の入口を絞る。
傾斜面部28は、リップ部27の半径方向外側に隣接され、リップ部27に連続されると共に、リップ部27とピストン頂面8を繋ぐ。ピストン頂面8がシリンダ軸Cに垂直な平面により形成されるのに対し、傾斜面部28は、シリンダ軸Cに垂直な方向に対して小角度で傾斜された平面により形成される。傾斜面部28は、半径方向内側に向かうにつれ下側に向かうよう傾斜されている。
もっとも、キャビティ11の形状は任意であり、トロイダル型、深皿型、浅皿型等であってもよい。
燃料インジェクタ7は、その先端部10を下向きにしてシリンダ軸Cと同軸に配置されている。燃料インジェクタ7の先端部10は、シリンダヘッド4の下面すなわち燃焼室6の天井面29よりも下方に突出され、燃焼室6の半径方向の中心部に配置されている。燃料インジェクタ7の先端部10には、複数(例えば8個)の噴孔20が周方向等間隔で設けられている。一つの噴孔20は、半径方向外側かつ下方の斜め下に向かって燃料を噴射し、全噴孔20は放射状に燃料を噴射する。これにより燃焼室6内には、噴孔20の位置を起点もしくは頂点とした円錐状の燃料噴霧Fが形成される。燃料噴霧Fの中心軸(噴霧軸という)を符号Cfで表す。
図1は、ピストン2が圧縮上死点付近に位置するときの様子を示す。
加えてエンジン1は、燃焼室6内に空気を噴射する空気インジェクタ12と、燃料インジェクタ7および空気インジェクタ12を制御するように構成された制御ユニットである電子制御ユニット(ECU(Electronic Control Unit)という)100とを備える。ECU100は、図示しないセンサから得られたエンジン運転状態を示す情報に基づき、燃料インジェクタ7および空気インジェクタ12の開閉時期を制御する。空気インジェクタ12は、凸部25に向かって空気を噴射する。
空気インジェクタ12には、図示しない空圧源(例えばエアタンク)から高圧空気もしくは圧縮空気が供給されている。ECU100により空気インジェクタ12が開弁されると、空気インジェクタ12は圧縮空気を噴射する。この噴射された圧縮空気は、シリンダヘッド4に形成された噴射口13を通じて燃焼室6内に噴射される。図1に示すように、後述の空気噴射期間において、噴射口13は、キャビティ11内の凸部傾斜面23に向けられる。従って噴射口13から噴射された圧縮空気Aは、凸部傾斜面23に衝突され、その後拡散される。凸部傾斜面23に衝突する前の圧縮空気Aの中心軸を符号Caで表す。この圧縮空気Aも概ね円錐状である。
空気インジェクタ12および噴射口13は、互いに同軸に配置され、かつ、下方に向かうにつれ半径方向内側に向かうよう傾斜して配置される。そして凸部傾斜面23の上部に、直角に近い向きで、圧縮空気Aを衝突させる。その結果、衝突後の圧縮空気Aの一部は、凸部傾斜面23を上り、凸部頂面24を覆ってこれを超える位置まで拡散される。これにより、圧縮空気Aを広範囲に拡散させることができる。
次に、ECU100によって実行される本実施形態の制御を説明する。
図2には、燃焼室6内における熱発生率Q(J/°CA)の変化と、この変化をもたらす燃料噴射および空気噴射の噴射時期および噴射期間とを示す。横軸はクランク角θ(°ATDC)であり、θ=0は圧縮上死点(TDC)、+は遅角側、−は進角側を意味する。なお図2はシミュレーション結果を示す。
熱発生率Qについては、本実施形態の場合を実線L1で示し、比較例の場合を一点鎖線L2で示す。比較例では空気インジェクタ12が省略され、空気噴射が行われない。以下特に断らない限り、本実施形態の場合を説明する。
燃料インジェクタ7による燃料噴射に関し、本実施形態では周知のパイロット噴射とメイン噴射が実行される。ECU100は、パイロット噴射開始時期θpからパイロット噴射期間Δθpの間、燃料インジェクタ7にパイロット噴射を実行させる。そしてその後、所定のインターバルを経て、メイン噴射開始時期θmからメイン噴射期間Δθmの間、燃料インジェクタ7にメイン噴射を実行させる。パイロット噴射の実行により、熱発生率Qが一旦小さく上昇、下降し、その後メイン噴射の実行により、熱発生率Qが大きく上昇、下降する。
本実施形態の場合、パイロット噴射開始時期θpは圧縮上死点前とされ、メイン噴射開始時期θmは圧縮上死点後とされる。メイン噴射期間Δθmはパイロット噴射期間Δθpの約4倍とされる。
一方、空気インジェクタ12による空気噴射は、メイン噴射の開始後で、かつ、熱発生率Qがピーク値Qpkとなった時期(ピーク時期という)θpkの付近(ピーク時期θpkを含む)に開始される。ECU100は、メイン噴射開始時期θmの後の空気噴射開始時期θaから、空気噴射期間Δθaの間、空気インジェクタ12に空気噴射を実行させる。
これら噴射開始時期θp、θm、θaおよび噴射期間Δθp、Δθm、Δθaは、ECU100がエンジン運転状態(例えばエンジン回転速度とアクセル開度)に基づき、所定のマップ(関数でもよい。以下同様)を用いて決定する。従ってECU100が、エンジン運転状態に基づいて空気噴射開始時期θaを決定すると、その時期は自ずと、予め実験的に求められた、あるいは、ECU100によって推定されたピーク時期θpk付近となる。
ECU100は、熱発生率Qがピーク値Qpkとなった時期θpkから、ピーク値Qpkの約10%(10%を含む)の値Qpk10に低下した時期θpk10までの間(熱発生率低下期間Δθfという)の一部または全部の期間において、空気インジェクタ12に空気噴射を実行させる。図示例の場合、ピーク時期θpkおよび熱発生率低下期間Δθfの直前から空気噴射が開始され、熱発生率低下期間Δθfが終了する前に空気噴射が終了される。従って空気噴射は、熱発生率低下期間Δθfの一部の期間において実行される。また空気噴射は、ピーク時期θpk付近から、熱発生率低下期間Δθfの前半部において重点的に実行される。
図示例では、メイン噴射期間Δθmの終了前に空気噴射が開始されている。しかしながら空気噴射は、メイン噴射期間Δθmの終了と同時かその後に開始されてもよい。
一方、ECU100は、燃焼室6内の攪拌に適した(もしくは必要十分な)速度で空気インジェクタ12に空気噴射を実行させる。言い換えれば、空気噴射によって燃焼室6内に噴射される(噴射口13から出た直後の)圧縮空気Aの初期速度は、燃焼室6内の攪拌に適した速度である。こうした速度は、衝撃波を生成するために超音速とされた特許文献1の空気噴射速度より当然に低く、音速(340m/s)より低速であり、好ましくは50〜300m/sの範囲内の速度である。音速より低速で空気噴射を行うため、超音速を達成するような大掛かりな空気噴射装置を設けずに済み、装置の簡素化を図れる。
ECU100は、1燃焼サイクル中における最大筒内圧(図示せず)より高い圧力で空気インジェクタ12に空気噴射を実行させる。言い換えれば、空気噴射によって燃焼室6内に噴射される圧縮空気Aの初期圧力は、最大筒内圧より高い圧力である。これにより、燃焼室6内のガスを、噴射された圧縮空気Aによって効果的に攪拌することができる。好ましくは、空気噴射の圧力(初期圧力)は、最大筒内圧より1〜10MPa高い圧力である。こうした好ましい空気噴射圧力は、予め実験的に求めることができる。
次に、本実施形態の利点を説明する。
図2に示すように、メイン噴射が実行されると、熱発生率Qが急激に大きく上昇し、ピーク値Qpkに達し、その後緩やかに低下する。ピーク時期θpk付近では、燃焼室6内の燃焼が最も活発となっている。
本実施形態によれば、このピーク時期θpk付近で空気噴射が開始される。すると、噴射された圧縮空気Aが、燃焼室6内のガスを攪拌する。これにより、燃焼室6内に元々存在していた空気を既燃ガスに積極的に取り込ませると同時に、新たに噴射された圧縮空気Aをも既燃ガスに取り込ませ、燃焼をより活発化させることができる。
これにより、空気噴射を行わない比較例(線L2)よりも、ピーク値Qpkを上げることができ、また、ピーク時期θpk以降の燃焼期間(Q>0となっている期間)中の前半期間における燃焼を促進し(熱発生率Qを上昇し)、後半期間における燃焼すなわち後燃えを抑制(熱発生率Qを低下)することができる。その結果、燃焼の活発化により燃費を向上することができる。
また図3には、燃焼室6内における煤発生量のクランク角θに対する変化を示すシミュレーション結果を示す。本実施形態の場合を実線L3で示し、比較例の場合を一点鎖線L4で示す。
図示するように、メイン噴射の実行により煤発生量も急激に大きく上昇し、ピーク値に達し、その後緩やかに低下する。本実施形態の場合だと、比較例より多くの空気を取り込んで燃焼を活発化させることができる。そのため比較例よりも、煤の酸化を促進することができ、クランク角θ毎の煤発生量、ひいては、1燃焼サイクル中における煤発生量の総量を低下させることができる。本シミュレーション結果によれば、本実施形態の煤発生量の総量を、比較例よりも30%低下させることができた。これにより、燃焼室6内で発生する煤を抑制することができる。
このように本実施形態のディーゼルエンジンによれば、燃費向上と煤抑制に有利な空気噴射を実行することができる。
また本実施形態では、ピーク時期θpk付近で開始された空気噴射が、熱発生率低下期間Δθfの一部または全部の期間において実行される。上述したように、本実施形態の燃焼形態は、ピーク時期θpk以降の燃焼期間中の前半期間において熱発生率Qを上昇させ、後半期間において熱発生率Qを低下させる(すなわち後燃えを抑制する)ことを狙いとしている。熱発生率低下期間Δθfは、熱発生率Qが比較的急激に低下する期間であり、緩慢な後燃えが開始する時期より概ね前の期間である。よってこの熱発生率低下期間Δθfの一部または全部の期間で空気噴射を実行することで、本実施形態の燃焼形態の実現に非常に有利となる。
なお、空気噴射が開始されるピーク時期θpk付近とは、例えば、熱発生率Qがピーク値Qpkの所定割合以上となっている時期と定義することができる。所定割合は、例えば85%とすることができる。
以上、本開示の実施形態を詳細に述べたが、本開示の実施形態および変形例は他にも様々考えられる。
(1)空気インジェクタ12は、噴射口13を介さずに空気を燃焼室6内に直接噴射してもよい。
(2)空気噴射は、ピーク時期θpkまたはその直後から開始されてもよく、熱発生率低下期間Δθfの終了時期またはその後に終了されてもよい。
(3)ピストンの形状は任意であり、例えば、キャビティ内の凸部が無いものであってもよい。
(4)傾斜面部28は省略されてもよく、リップ部27と頂面8を直接接続してもよい。
本開示の実施形態は前述の実施形態のみに限らず、特許請求の範囲によって規定される本開示の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が本開示に含まれる。従って本開示は、限定的に解釈されるべきではなく、本開示の思想の範囲内に帰属する他の任意の技術にも適用することが可能である。
1 ディーゼルエンジン
2 ピストン
3 シリンダ
6 燃焼室
7 燃料インジェクタ
8 頂面
11 キャビティ
12 空気インジェクタ
25 凸部
100 電子制御ユニット(ECU)
2 ピストン
3 シリンダ
6 燃焼室
7 燃料インジェクタ
8 頂面
11 キャビティ
12 空気インジェクタ
25 凸部
100 電子制御ユニット(ECU)
Claims (6)
- シリンダ内に画成された燃焼室と、
前記燃焼室内に燃料を噴射する燃料インジェクタと、
前記燃焼室内に空気を噴射する空気インジェクタと、
前記燃料インジェクタおよび前記空気インジェクタを制御するように構成された制御ユニットと、
を備え、
前記制御ユニットは、前記燃料インジェクタに燃料噴射を開始させた後、前記燃焼室内における熱発生率がピーク値となった時期の付近において、前記空気インジェクタに空気噴射を開始させる
ことを特徴とするディーゼルエンジン。 - 前記制御ユニットは、前記燃焼室内における熱発生率がピーク値となった時期から、ピーク値の約10%に低下した時期までの間の一部または全部の期間において、前記空気インジェクタに空気噴射を実行させる
請求項1に記載のディーゼルエンジン。 - 前記制御ユニットは、前記空気インジェクタによる空気噴射を音速より低速で実行させる
請求項1または2に記載のディーゼルエンジン。 - 前記制御ユニットは、前記空気インジェクタによる空気噴射を50〜300m/sの範囲内の速度で実行させる
請求項1〜3のいずれか一項に記載のディーゼルエンジン。 - 前記ピストンの頂面にキャビティが設けられ、前記キャビティ内には、その底部から隆起する凸部が設けられ、前記空気インジェクタは、前記凸部に向かって空気を噴射する
請求項1〜4のいずれか一項に記載のディーゼルエンジン。 - 前記キャビティがリエントラント型キャビティである
請求項5に記載のディーゼルエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020091501A JP2021188529A (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | ディーゼルエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020091501A JP2021188529A (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | ディーゼルエンジン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021188529A true JP2021188529A (ja) | 2021-12-13 |
Family
ID=78849120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020091501A Pending JP2021188529A (ja) | 2020-05-26 | 2020-05-26 | ディーゼルエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021188529A (ja) |
-
2020
- 2020-05-26 JP JP2020091501A patent/JP2021188529A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6100916B2 (ja) | 内燃機関のシリンダのためのピストン | |
KR101130637B1 (ko) | 연료 직접 분사식 디젤 엔진 | |
US20200141305A1 (en) | A piston for an internal combustion engine | |
JP2018193909A (ja) | 多段噴射式ディーゼルエンジン、およびこれを備えた機械装置ならびに多段噴射式ディーゼルエンジンの制御方法 | |
WO2018180133A1 (ja) | 火花点火式内燃機関 | |
JP2021188529A (ja) | ディーゼルエンジン | |
JP2002349267A (ja) | ディーゼルエンジンの燃焼システム | |
CN111051663B (zh) | 发动机的燃烧室结构 | |
JP6519633B2 (ja) | エンジンの燃焼室構造 | |
JP2006257921A (ja) | 筒内直接噴射式火花点火内燃機関の制御装置および制御方法 | |
JP6921702B2 (ja) | 火花点火式内燃機関の燃料噴射制御方法および燃料噴射装置 | |
JP2009024627A (ja) | 筒内噴射式火花点火内燃機関 | |
JPH11182247A (ja) | 筒内噴射式エンジンの燃焼室構造 | |
JP2007100547A (ja) | 往復動ピストン型火花点火式直噴エンジン | |
JP2004162577A (ja) | 筒内噴射式火花点火内燃機関 | |
JP4075471B2 (ja) | 筒内直接噴射式内燃機関 | |
JP2019078209A (ja) | エンジンの燃焼室構造 | |
JP6244839B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP5987734B2 (ja) | 圧縮着火エンジン | |
JP2021188528A (ja) | 内燃機関 | |
JP2006112241A (ja) | 筒内直接噴射式内燃機関 | |
JP4026406B2 (ja) | 直噴火花点火式内燃機関 | |
JP2006118370A (ja) | 内燃機関の燃料噴射装置 | |
JP6312242B2 (ja) | 内燃機関 | |
JP2019078208A (ja) | エンジンの燃焼室構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20200526 |