JP2021187592A - エレベータシステムおよびエレベータ制御方法 - Google Patents

エレベータシステムおよびエレベータ制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の一実施形態は、必要時に形成される起伏を利用して、エレベータの利用者を支援しつつ起伏によるデメリットを減らしたエレベータシステムを提供する。【解決手段】本発明の一態様としてのエレベータシステムは、ボタンユニットと、ボタンユニットからの信号に基づいて運転モードを制御するエレベータ制御装置と、を備える。ボタンユニットは、第1検知部と、第2検知部と、起伏形成部と、送信部と、を含む。第1検知部は接触を検知する。第2検知部は押下を検知する。起伏形成部は、接触が所定条件を満たしたときに、接触が行われた表面に起伏を形成する。送信部は、接触が所定条件を満たしたことを示す第1信号と、押下の検知を示す第2信号と、を送信する。エレベータ制御装置は、第1信号と第2信号の両方を受け取ったときに、運転モードを第1モードから第2モードに切り替える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、エレベータシステムおよびエレベータ制御方法に関する。
従来、エレベータを利用する目の不自由な方などに対しては、聴覚または触覚を利用した情報伝達が用いられている。例えば、音声案内を流したり、ボタンの機能を理解させるための起伏、例えば、点字、マークなどを示す凹凸を、ボタン表面またはその近傍に設けたりすることが行われている。
しかし、音声案内は、冗長になりやすく、必要な情報を得るまでに時間がかかるという欠点がある。また、周囲の環境によっては、音声案内が聞き取りにくくなるという欠点もある。一方、起伏を設ける方法には、メンテナンスがしにくく、手垢等の汚れがたまりやすいという衛生面での欠点がある。
特開2003−12248号公報 特開2007−314300号公報 特開平10−255106号公報 特許公報5406210号公報
本発明の一実施形態は、必要時に形成される起伏を利用して、エレベータの利用者を支援しつつ起伏によるデメリットを減らしたエレベータシステムを提供する。
本発明の一態様としてのエレベータシステムは、ボタンユニットと、ボタンユニットからの信号に基づいて運転モードを制御するエレベータ制御装置と、を備える。ボタンユニットは、第1検知部と、第2検知部と、起伏形成部と、送信部と、を含む。第1検知部は接触を検知する。第2検知部は押下を検知する。起伏形成部は、接触が所定条件を満たしたときに、接触が行われた表面に起伏を形成する。送信部は、接触が所定条件を満たしたことを示す第1信号と、押下の検知を示す第2信号と、を送信する。エレベータ制御装置は、第1信号と第2信号の両方を受け取ったときに、運転モードを第1モードから第2モードに切り替える。
第1の実施形態に係るエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図。 ボタンユニットの配置レイアウトの一例を示す図。 ボタンユニットの配置レイアウトの他の一例を示す図。 ボタンユニットのボタンの構成例を示す図。 形成された起伏の一例を示す図。 起伏を生じる被制御機器の一例を示す図。 ボタンユニットの全体処理のフローチャート。 ボタンユニットによる信号送信後の全体処理のフローチャート。 第2の実施形態に係るエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図。 画像による運用モードの切り替え処理のフローチャート。 認証による運用モードの切り替え処理のフローチャート。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るエレベータシステム1の構成の一例を示すブロック図である。第1の実施形態に係るエレベータシステム1は、ボタンユニット11と、エレベータ制御装置12と、被制御機器13と、を備える。エレベータ制御装置12は、記憶部121と、ボタン信号受信部122と、運転モード制御部123と、指示送信部124と、指示完了受信部125と、を備える。
第1の実施形態に係るエレベータシステム1は、利用者を支援するための運用を行うことが可能なシステムである。ボタンユニット11が、視覚障碍者、老人などといった目の不自由な方のために、触覚を通じた情報提供を行う。エレベータ制御装置12は、ボタンユニット11からの信号に基づいて、目の不自由な方がエレベータに乗車予定である、または、乗車している、とみなし、通常の運用から支援用の運用に切り替える。そして、支援用の運用に切り替えたことが被制御機器13に通知される。
被制御機器13は、エレベータ制御装置12に制御される機器である。被制御機器13は、支援用の運用に切り替わったことを認識すると、通常時の処理から支援用の運用時の処理に切り替える。例えば、乗車ドア自体または乗車ドアの制御装置が被制御機器13に該当し、乗車ドアの開閉速度などが変更される。被制御機器13は、公知の機器と同様でよい。
その他のエレベータの構成要素は、公知のエレベータと同様でよい。そのため、その他の構成要素の説明は省略する。
また、エレベータシステム1内の構成要素間における信号の伝達手段は、特に限られるものではない。信号が、電流によって伝送されてもよいし、無線によって伝送されてもよい。すなわち、信号は、電気信号でもよいし、通信信号でもよい。
以降、支援用の運用が行われる状態を、支援モードと記載し、通常の運用が行われる状態を通常モードと記載する。また、運用の状態を運用モードと記載する。すなわち、運用モードには、通常モードおよび支援モードが含まれる。なお、通常モードおよび支援モードとは別のモードが運用モードに含まれていてもよい。あるいは、支援モードが複数の区分に分かれていてもよい。
ボタンユニット11について説明する。ボタンユニット11は、エレベータの利用者によって押下されるボタンと、当該ボタンからの信号をエレベータ制御装置12に送信する送信部と、を含むユニットである。ボタンの用途、配置などは特に限られるものではない。
図2は、ボタンユニット11の配置レイアウトの一例を示す図である。図2に示すように、一般的には、エレベータホールにおけるエレベータの乗車ドア3付近に、エレベータの乗りかごを呼び出すための二つのボタン21が配置される。当該ボタン21を含む操作基盤2をボタンユニット11にしてもよい。
なお、ボタンユニット11に含まれるボタンは一つでも複数でもよい。また、エレベータシステム1に複数のボタンユニット11が存在していてもよい。例えば、図2に示したように、エレベータの乗りかごを呼び出すボタンとしては、上に向かう場合に押下されるボタンと、下に向かう場合に押下されるボタンと、が、一般的に配置される。これらの両ボタンを含む一つのボタンユニット11が配置されてもよい。あるいは、上に向かう場合に押下されるボタンを含むボタンユニット11と、下に向かう場合に押下されるボタンを含むボタンユニット11と、が配置されてもよい。
図3は、ボタンユニット11の配置レイアウトの他の一例を示す図である。図3に示すように、一般的に、エレベータの乗りかご内においては、行先階を指定するボタン、扉の開閉を指示するボタンなどが存在する。これらのボタンを含む複数の操作基盤2をボタンユニット11にしてもよい。
図4は、ボタンユニット11のボタンの構成例を示す図である。図4に示すように、ボタンユニット11のボタンは、ボタンスイッチ(第2検知部)111と、タッチセンサ(第1検知部)112と、ボタン筐体113と、起伏形成部114と、を含む。利用者は、ボタンに割り当てられた機能を実行させるために、起伏形成部114の外側の表面を押下(ストローク)することを想定する。以降、当該面を接触面と記載する。
ボタンスイッチ111は、ボタンユニット11への押下を検知する。押下を検知した場合に、押下を検知したことを示す信号が、ボタンユニット11の送信部を介して、エレベータ制御装置12に送信される。これにより、行先階の指定、扉の開閉などといったボタンユニット11に割り当てられた処理が行われる。当該信号を押下信号(第2信号)と記載する。
タッチセンサ112は、ボタンユニット11への接触を検知する。そして、検知された接触が所定条件を満たした場合に、接触が所定条件を満たしたことを示す信号を生成する。当該信号は起伏形成部114に送信される。また、ボタンユニット11の送信部を介して、エレベータ制御装置12に送信される。以降、当該信号を接触信号(第1信号)と記載する。
本説明では、個々のボタンごとに設定された接触認識範囲に所定時間以上接触が継続した場合に、当該信号を起伏形成部114に送信することを想定する。ただし、所定条件は、適宜に定めてよいし、複数であってもよい。例えば、最初の接触から所定期間内に行われた接触の回数が所定数以上であるという条件にしてもよい。また、誤検知を避けるため、接触に係る面積が所定値以上という条件が追加されてもよい。
なお、押下の検知は、ボタンユニット11への接触に加えて、押し込む量または強さが所定値以上であるとする。ゆえに、接触が所定条件を満たしたとしても、押下は検知されないときもある。また、押し込む量または強さが所定値以上であったとしても、ボタンユニット11の接触期間が所定期間内であることもあり得る。つまり、接触が所定条件を満たしていないが、押下は検知されることもある。
ボタン筐体113は、タッチセンサ112と、起伏形成部114と、を接触させた状態にする。接触は、起伏形成部114上にて行われるため、タッチセンサ112は、起伏形成部114を介して、接触を検知しなければならない。そのため、ボタン筐体113によって、起伏形成部114と、タッチセンサ112と、の接触状態を保つ。
なお、タッチセンサ112が、起伏形成部114を介して、接触を検知することができれば、どのような方法で接触状態を保ってもよい。例えば、タッチセンサ112および起伏形成部114が、個別に、嵌合または接着などによってボタン筐体113に固定され、当該固定によって両者の接触状態が保たれるようにしてもよい。あるいは、タッチセンサ112と起伏形成部114を接着し、ボタン筐体113によって当該接着が外れない程度にしか両者が動かないようにすれば、両者はボタン筐体113に必ずしも固定されていなくてもよい。
起伏形成部114は、接触信号を受信したとき、つまり、検知された接触が所定条件を満たしたときに、接触面に起伏を形成する。
図5は、形成された起伏の一例を示す図である。ボタンユニット11Aは、起伏形成前の状態を示し、ボタンユニット11Bは、起伏形成後の状態を示す。図5に示すように、ボタンユニット11Aの表面は、当初、平らであるが、接触信号を受信した後は下向きの矢印の形状の起伏が生じることが示されている。当該起伏によって、利用者の触覚を介して情報を伝えることができる。
なお、起伏の程度は厳密でなくてよく、利用者が、起伏形成後に接触面に触った場合に起伏の形状が認識できる程度に起伏が形成されていればよい。また、起伏の形状は、利用者が当該起伏を有するボタンの機能を認識することができれば、特に限られるものではない。矢印のようなマークでもよいし、点字でもよい。また、マークなどに該当する部分を盛り上げてもよいし、当該部分以外を沈ませてもよい。すなわち、当該部分が、他の部分と比べて、突出していてもよいし、陥没していてもよい。
起伏の生成は、公知技術を用いてよい。例えば、高分子材料を使ったアクチュエーターを、フレキシブル基板に形成した有機トランジスタで駆動させることにより、アクチュエーターの表面に突起部を生成する技術が知られている。例えば、基板層と、当該基板層の上に設けられて一部が空洞の中間層と、当該中間層の上に設けられて伸縮可能な素材で形成された表面層と、ヒータと、を含み、タッチセンサからの信号に基づいてヒータが起動し、中間層の空洞内に充填された流動体がヒータからの熱によって膨張し、表面層に起伏を生じる装置が知られている。また、同様な構成で、タッチセンサからの信号に基づいて、当該空洞に流動体を送り込むことによって、表面層に起伏を生じる装置も知られている。これらの技術を用いて、起伏形成部114を実現することができる。
なお、これらの従来技術では、非稼働時は表面層が平らであり、稼働中に表面層の一部が隆起して起伏を形成する。ゆえに、これらの技術では、非通電時は、表面層が平らとなる。したがって、非通電である故障時は表面層が平らとなるため、目視によって故障しているかどうかを判別しにくいという弊害がある。ゆえに、通電時において平らであり、被通電時に起伏が形成されることが好ましい。例えば、起伏形成部が窪みを有し、通電時において、当該窪み内で流動体が膨張することにより、または、当該窪みに流動体が流入することにより、表面層が平らになるまで持ち上げられるようにしてもよい。このような起伏形成部であれば、エレベータの点検のためエレベータを非通電状態にしたときに、ボタンユニット11の故障を目視で認識することが可能となる。
また、起伏形成部114は、所定条件を満たした時に形成した起伏を元に戻す。当該条件は、適宜に定めてよい。例えば、起伏を形成してから所定時間が経過しても押下を検知しなかった場合に、起伏形成部114は、起伏を元に戻してもよい。また、被制御機器13から支援モードにおける処理の完了を示す信号を受信したとき、または、エレベータ制御装置12から通常モードに戻すことを示すモード信号を受信したときにおいて、起伏形成部114は、起伏を元に戻してもよい。
なお、図4に示した構成は例であって、接触の検知と、押下の検知と、起伏の形成と、エレベータ制御装置12に対する接触および押下の通知と、を行うことができれば、ボタンユニット11の構造は適宜に変えてよい。
例えば、ボタンユニットが複数のボタンを備えていてもよい。つまり、ボタンスイッチ111と、タッチセンサ112と、ボタン筐体113と、起伏形成部114と、を含むボタンが複数あり、各ボタンからの接触信号と押下信号をエレベータ制御装置に送信する共通の送信部があってもよい。また、あるボタンにおいて検知された接触が所定条件を満たしたときに、ボタンユニットの複数のボタンの起伏形成部が、接触面に起伏を形成してもよい。例えば、3階を示すボタンにおいて接触信号が生成された場合に、3階を示すボタンだけでなく、4階を示すボタンにおいても起伏が形成されてもよい。
次に、エレベータ制御装置12の構成要素について説明する。なお、エレベータ制御装置12内の各構成要素は、図1の例より、さらに細分化されてもよいし、集約されてもよい。また、エレベータ制御装置12が図1に示されていない構成要素を含んでいてもよい。
例えば、エレベータ制御装置12の記憶部121以外の構成要素は、図1の点線によって示されているように、まとめられて一つの処理部とされてもよい。また、例えば、ボタン信号受信部122は対応するボタンユニット11ごとに分けられていてもよい。また、ここでは、1台のエレベータ制御装置12に各構成要素が含まれていることを想定したが、各構成要素が、別々の装置に含まれていてもよい。例えば、記憶部121が、エレベータ制御装置12とネットワークを介して接続された外部サーバ上にあってもよい。
記憶部121は、エレベータ制御装置12の各構成要素の処理に用いられるデータなどを記憶する。例えば、エレベータ制御装置がエレベータを制御する際に用いられる、通常モードおよび支援モードでの乗車ドアの開放時間など、エレベータの設定に係る設定データが記憶されることが考えられる。なお、記憶部121により記憶される情報は特に限られるものではない。各構成要素の処理結果が、随時、記憶部121に記憶され、各構成要素は記憶部121を参照して処理結果を取得してもよい。また、記憶部121は、記憶部121以外のいずれの構成要素とも通信可能とする。
ボタン信号受信部122は、ボタンユニット11からの信号を受信する。前述の通り、接触が所定条件を満たしたことを知らせる接触信号を受信する。また、押下の検知を知らせる押下信号を受信する。また、前述の通り、接触信号と押下信号の両方を受信する場合と、押下信号のみを受信する場合と、がある。
運転モード制御部123は、運転モードを管理し、条件を満たした場合に、運転モードを切り替える。本実施形態では、接触信号と押下信号の両方を受信した場合に、運転モードを通常モードから支援モードに切り替える。また、被制御機器から支援モードにおける処理の完了を示す信号を受信した場合、つまり、当該処理の完了が通知された場合に、運転モードを支援モードから通常モードに切り替える。
指示送信部124は、被制御機器13に対し、運転モードの切り替えを示す信号を送信する。当該信号をモード信号と記載する。なお、モード信号には、通常モードから支援モードに切り替える信号(第3信号)と、通常モードに戻す信号(第5信号)と、が少なくとも存在する。なお、モード信号に、指定された運転モードにおける各被制御機器13の処理の内容が含まれていてもよい。あるいは、各被制御機器13は運転モードごとの処理内容を記憶しており、モード信号には運転モードの切り替えの指示が含まれ、各被制御機器13それぞれが、切り替えられた運転モードにおける処理を実行してもよい。また、運転モード制御部123が運転モードを切り替えない場合でも、ボタンユニットからの押下信号を受信した場合は、押下信号に基づく処理を指示する信号を、対応する被制御機器13に送信してもよい。なお、押下信号に基づく処理の指示は、エレベータ制御装置12を介さず、ボタンユニット11から直接被制御機器13に送信されてもよい。
指示完了受信部125は、被制御機器13から指示の完了を示す信号を受信する。以降、当該信号を完了信号(第4信号)と記載する。当該完了が運転モードの切り替えに関するものである場合、指示完了受信部125は、運転モード制御部に運転モードの切り替えに関する処理が完了したことを伝える。これにより、運転モード制御部が運転モードを通常モードに戻すと判断することができる。
例えば、利用者がエレベータの乗りかごに乗り込み、行先階(例えば3階)を指定するボタンに対し、接触の所定条件を満たしつつ押下したとする。この場合、接触信号および押下信号が当該ボタンを含むボタンユニット11から送信されるため、運転モード制御部は運転モードを支援モードに切り替える。そして、指定された行先階(例えば3階)に到着すると、その到着を知らせる完了信号が、乗りかごを制御する被制御機器13、当該ボタンを含むボタンユニット11などから送信され、指示完了受信部125が受信する。これにより、支援が必要と想定された利用者の降車後に、運転モードをスムーズに通常モードに切り戻すことができる。
なお、全ての被制御機器13からの完了信号を受け取った場合に、通常モードに戻すとしてもよいし、特定の被制御機器13からの完了信号を受け取った場合に、通常モードに戻すとしてもよい。
なお、支援モードにおける被制御機器の処理は、適宜に定めてよい。例えば、乗車ドア制御機器が、支援モードにおけるエレベータの乗車ドアの開閉にかかる速度を、通常モード時よりも遅くしてもよい。あるいは、乗車ドア制御機器が、支援モードにおける乗車ドアが開いてから閉じるまでに要する時間を、通常モード時よりも長くしてもよい。
また、エレベータの運転モードが支援モードに切り替えられたことを認識した音声再生装置が、支援モード時に流すと定められた音声を再生してもよい。あるいは、通常モード時のものよりも音量が大きくされた音声を再生してもよい。つまり、音声再生装置の音量の設定が、通常モード時のものよりも大きくされてもよい。
また、例えば、画像によって情報を伝えてもよい。エレベータの運転モードが支援モードに切り替えられたことを認識した画像再生装置が、通常モード時のものよりも文字などの大きさが大きくされた画像を再生してもよい。例えば、エレベータの乗りかご内には、行先方向、現在のフロア階、停止予定階などを示すモニタなどの画像再生装置が設けられている場合もある。これらの画像再生装置が示す数字、文字、マークなどの表示フォントを通常モード時よりも大きくしてもよい。
また、目の不自由な方以外のために、処理が行われてもよい。例えば、再生装置は、支援モードに切り替えられたこと、すなわち、目の不自由な方が利用中であることを通知する音声、画像などを再生してもよい。
また、支援モードにおいて被制御機器13に起伏を生じさせてもよい。図6は、起伏を生じる被制御機器の一例を示す図である。図6には、エレベータの利用者によって利用される手すり5が示されている。手すり5は、エレベータ制御装置からのモード信号を受けて、ボタンユニット11と同様に起伏を形成する。
エレベータには、乗車ドアが複数有り、フロアによって開閉する乗車ドアが異なる場合もある。そのような場合に、手すり5が、開閉される乗車ドアの方向を示す様にしてもよい。音声などで開閉する乗車ドアを知らせることもできるが、「こちら側のドアが開きます」、「反対側のドアが開きます」などのように、目の不自由な方にとって直感的にわかりにくい表現となりやすい。そのため、開閉される乗車ドアの方向を示す起伏を用いて案内するほうが好ましい。また、手で掴むことが目的である手すり5に起伏を形成することにより、触覚による情報伝達を自然に行うことができる。
図6(A)では、図の奥側にあると想定される乗車ドアが開閉する場合での起伏形成が示されている。図6(B)では、手前側にあると想定される乗車ドアが開閉する場合での起伏形成が示されている。このような起伏形成は、手すり5上に、奥向きの矢印の起伏6Aを形成する複数の第1起伏形成部51と、手前向きの矢印の起伏6Bを形成する複数の第2起伏形成部52と、を交互に並べ、停止フロアに応じて被制御機器13に与えるモード信号を変えて、第1起伏形成部51および第2起伏形成部52のいずれかに起伏を形成させることにより、実現できる。なお、例えば、手すり5の上側に第1起伏形成部51を設け、手すり5の下側に第2起伏形成部52を設けるといったように、起伏形成が行われる場所を変えてもよい。
なお、ボタンユニット11も、被制御機器13と同様、支援モードにおける処理を実行してもよい。例えば、ボタンユニット11が二つある場合に、一方のボタンユニット11から接触信号および押下信号が送信された場合に、指示送信部124は、他方のボタンユニット11または両方のボタンユニット11にモード信号を送信してもよい。支援モードへの切り替えを示すモード信号を受信した、接触および押下を検知していないほうのボタンユニット11は、手すり5と同様に、支援モードにおいて起伏を形成してもよい。また、通常モードへの切り替えを示すモード信号を受信したボタンユニット11は、起伏を元に戻してもよい。
次に、本実施形態の処理の流れについて説明する。図7は、ボタンユニットの全体処理のフローチャートである。本フローは、ボタンユニット11への接触が行われた際に開始される。
ボタンユニット11のタッチセンサ112が接触を検知する(S101)。接触が所定条件を満たすかどうかが判断され、所定条件を満たす場合(S102のYES)は、タッチセンサ112が接触信号を生成し、起伏形成部114に送信する(S103)。所定条件は、前述の通り、適宜定めてよい。起伏形成部114が接触信号をトリガーにして起伏を形成する(S104)。
起伏形成後、所定時間経過前に、ボタンスイッチ111が押下を検知した場合(S105のYES)は、接触信号および押下信号が、送信部を介して、エレベータ制御装置12に送信される(S106)。所定時間経過前に押下を検知しなかった場合(S105のNO)は、起伏形成部114が起伏を元に戻し(S107)、フローは終了となる。
接触が所定条件を満たさなかった場合(S102のYES)は、起伏は形成されない。その後、ボタンスイッチ111が押下を検知した場合(S108のYES)は、押下信号がエレベータ制御装置12に送信される(S109)。例えば、利用者がボタンユニット11に接触後すぐに押下した場合は、押下信号のみがエレベータ制御装置12に送信される。押下を検知しなかった場合(S108のNO)は、エレベータ制御装置12に対して信号は送信されず、フローは終了となる。
図8は、ボタンユニットによる信号送信後の全体処理のフローチャートである。ボタン信号受信部122がボタンスイッチ111から信号を受信する(S201)。接触信号および押下信号を受信した場合(S202のYES)は、運転モード制御部123が運転モードを支援モードに切り替える(S203)。指示送信部124が、支援モードへの切り替えを示すモード信号を送信する(S204)。各被制御機器13が、支援モードの処理を実行する(S205)。なお、押下信号に基づく指示を実行するための信号が指示送信部124により送信され、各被制御機器13が当該指示を実行することもあり得る。また、支援モードの処理を有していない被制御機器13に対しては、モード信号を送信しなくてもよい。
その後、各被制御機器13は、支援モードの処理の実行終了を示す完了信号を送信し(S206)、指示完了受信部125が完了信号を受信する(S207)。なお、全ての被制御機器13が完了信号を送信しなくともよい。運転モード制御部123は、完了信号に基づいて、支援モードが不要となったことを認識し、運転モードを通常モードに切り替える(S208)。指示送信部124は、通常モードへの切り替えを示すモード信号を送信し(S209)、各被制御機器13が通常モードに戻す処理を実行する(S210)。こうして、フローは終了する。
一方、ボタン信号受信部122がボタンスイッチ111から接触信号のみを受信した場合(S202のNO)は、指示送信部124は、押下信号に基づく指示を送信し(S211)、各被制御機器13が指示された処理を実行する(S212)。すなわち、通常モードから支援モードへの切り替えは発生せず、押下されたボタンに割り当てられた処理が行われる。
なお、これらのフローチャートは例であり、正しい処理結果が得られるならば、上記のフローの例に限られるものではない。例えば、処理の順番などを変更してもよい。例えば、上記のフローでは、通常モードへの切り替えを指示するモード信号を各被制御機器13が受信してから通常モードに戻す処理(S210)を実行しているが、各被制御機器13は、支援モードの処理の実行終了を示す完了信号を送信した(S206)時点で、通常モードに戻す処理を実行してもよい。
以上のように、本実施形態によれば、必要時に、点字などのような起伏がボタン上に形成される。また、起伏中にボタンが操作されることをトリガーとして、エレベータの運転モードが支援モードに切り替えられる。そして、ボタンに割り当てられた処理が完了した場合に、エレベータの運転モードが元に戻され、形成された起伏がなくなる。
これにより、起伏を通じて目の不自由な方に情報を提供することができ、かつ、常に起伏が存在する場合のデメリットをなくすことができる。例えば、衛生面、デザイン性などが起伏によって損なわれることを防ぐことが可能となる。また、目の不自由な方を検知するための特殊な処理なしで支援用のモードに切り替えることができる。また、目の不自由な方によって押下されたボタンに割り当てられたフロアに到着した場合に、支援モードを通常モードに切り替えることができ、運用モードの切り替えをスムーズに行うことができる。
また、起伏形成部114をボタンユニット11以外にも設けることにより、触覚に基づく情報をボタンユニット11以外から提供することも可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、ボタンユニット11に起伏が形成されてから押下が行われた場合に、目の不自由な方が存在するとみなした。しかし、目の不自由な方を検知してから、ボタンユニット11、被制御機器13に起伏を形成させることも考えられる。そこで、第2の実施形態では、目の不自由な方の検知をトリガーとして、支援モードへの切り替えを行う実施形態を説明する。なお、第1の実施形態と同様の処理は説明を省略する。
図9は、第2の実施形態に係るエレベータシステムの構成の一例を示すブロック図である。第2の実施形態に係るエレベータシステム1は、画像センサ14および通信端末15の少なくともいずれかをさらに備える。エレベータ制御装置12は、画像センサ14が存在する場合は、画像受信部126と、画像解析部127と、をさらに備える。また、エレベータ制御装置12は、通信端末15が存在する場合は、端末信号受信部128と、認証部129と、をさらに備える。
画像センサ14は、エレベータの操作盤の周辺を撮影できるように配置され、エレベータの利用者を撮影する。例えば、図2および3において、監視用のカメラ4が示されているが、当該カメラ4が画像センサ14に該当する。
なお、本説明において、「画像」という用語は、静止画および動画の両方を包括する概念であり、特に問題がなければ、静止画または動画に置き換えられて読まれてもよい。つまり、「画像」という用語は、静止画を意味してもよいし、動画を意味してもよい。例えば、画像センサ14は、一定間隔で静止画を撮影してもよいし、動画を撮影してもよい。
エレベータ制御装置12の画像受信部126が画像センサ14から画像を受信し、画像解析部127が当該画像を解析し、所定の物体が画像内に写り込んでいるかを判別する。例えば、畳み込みニューラルネットワークなどを用いたディープラーニングによって、画像に映されている物体が何であるかを判別できる装置が知られている。また、同様に、ディープラーニングによって画像に映されている人物を、特定の区分に分類する装置が知られている。それらの公知手法を用いることにより、所望の解析処理を実現することができる。
例えば、画像解析部127は、白杖、盲導犬などの目の不自由な方と推測できる事象を検出する。また、利用者の顔に基づいて、利用者を子供、青年、老人などに分類してもよい。画像判定などに用いられるデータは、記憶部121に予め記憶されていればよい。
通信端末15は、目の不自由な方の存在を通知するための通信機器である。例えば、通信端末15は、目の不自由な方が所持する電子機器を検知し、エレベータ制御装置12に当該検知を送信する。例えば、エレベータシステム1が設置された施設の受付において、目の不自由な方に対し、RF(Radio Frequenncy)タグを付随する入館証を渡し、当該入館証を、エレベータホール、エレベータの乗りかご内に設けられた通信端末15が検知することが想定される。あるいは、目の不自由な方に、自身の携帯端末に専用のアプリをインストールしてもらい、当該携帯端末から直接エレベータ制御装置12に通知が行われてもよい。この場合、目の不自由な方が所持する通信端末15が、エレベータシステム1に組み込まれることとなる。
エレベータ制御装置12の端末信号受信部128が通信端末15からの信号(第6信号)を受信し、認証部129が当該信号を解析して認証を行う。認証に用いられるデータは、記憶部121に予め記憶されていればよい。例えば、認証部129は、当該信号に含まれる、通信端末15またはその使用者を示す認証情報に基づいて、当該通信端末15またはそのユーザが、記憶部121に登録済みであるかどうか、登録が現在有効であるかどうかなどを確認し、認証の成功を決定してもよい。
運転モード制御部123は、画像解析部127の解析結果および認証部129の認証結果の少なくともいずれかに基づいて、運転モードを、通常モードから支援モードに切り替える。画像解析部127および認証部129それぞれが、各自の処理結果に基づいて、通常モードから支援モードに切り替えるための信号を運転モード制御部123に送信すればよい。運転モード制御部123は、当該信号を受信した場合、第1の実施形態において接触信号と押下信号の両方を受信した場合と同様に切り替えればよい。以降の処理は第1の実施形態と同様である。
図10は、画像による運用モードの切り替え処理のフローチャートである。画像受信部126が画像センサ14からの画像を受信する(S301)。画像解析部127が当該画像内に推定する要素が映されているか確認する(S302)。
推定される要素が映されていない場合(S303のNO)は、本フローは終了する。映されていた場合(S303のYES)は、画像解析部127が切替を指示する信号を運転モード制御部123に送信し(S304)、運転モード制御部123が運転モードを支援モードに切り替える(S305)。以降のS306からS311の処理は、第1の実施形態のS204からS210と同じである。
図11は、認証による運用モードの切り替え処理のフローチャートである。端末信号受信部128が通信端末15からの信号を受信する(S401)。認証部129は、通信端末15またはそのユーザに係る情報が記憶部121に記憶されているか確認する(S402)。
当該情報が記憶部121に記録されていないなどによって認証に成功しなかった場合(S403のNO)は、本フローは終了する。当該情報が記憶部121(記憶→記憶の方が良い★)に記憶されていて認証に成功した場合(S403のYES)は、認証部129が切替を指示する信号を運転モード制御部123に送信し(S404)、運転モード制御部123が運転モードを支援モードに切り替える(S405)。以降のS406からS411の処理は、第1の実施形態のS204からS210と同じである。
以上のように、本実施形態によれば、目の不自由な方を検知してから、ボタンユニット11、被制御機器13に起伏を形成させる。本実施形態でも、起伏を通じて目の不自由な方に情報を提供することができ、かつ、起伏が常に存在する場合のデメリットをなくすことができる。また、本実施形態では、目の不自由な方を検知するため、第1の実施形態よりも迅速に、起伏を生成することができる。
なお、本実施形態のエレベータ制御装置12の構成要素の一部または全部は、プロセッサ、メモリなどを実装しているIC(Integrated Circuit:集積回路)などの専用の電子回路(すなわちハードウェア)により実現されてもよい。あるいは、構成要素がソフトウェア(プログラム)を用いて実現されてもよい。ソフトウェア(プログラム)を用いる場合は、上記に説明した実施形態は、例えば、汎用のコンピュータ装置を基本ハードウェアとして用い、コンピュータ装置に搭載された中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)等のプロセッサにプログラムを実行させることにより、実現することが可能である。
上記に、本発明の一実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1:エレベータシステム、11:ボタンユニット、11A:起伏がない状態のボタンユニット、11B:起伏がある状態のボタンユニット111:ボタンスイッチ、112:タッチセンサ、113:ボタン筐体、114:起伏形成部、12:エレベータ制御装置、121:記憶部、122:ボタン信号受信部、123:運転モード制御部、124:指示送信部、125:指示完了受信部、126:画像受信部、127:画像解析部、128:端末信号受信部、129:認証部、13:被制御機器、14:画像センサ、15:通信端末、2:操作基盤、21:ボタン、3:乗車ドア、4:カメラ、5:手すり、51:手すりの第1起伏形成部、52:手すりの第2起伏形成部、6:起伏、6A:奥向きの矢印の起伏、6B:手前向きの矢印の起伏

Claims (10)

  1. ボタンユニットと、前記ボタンユニットからの信号に基づいてエレベータの運転に関する運転モードを制御するエレベータ制御装置と、を少なくとも備え、
    前記ボタンユニットは、
    前記ボタンユニットへの接触を検知する第1検知部と、
    前記ボタンユニットへの押下を検知する第2検知部と、
    前記接触が所定条件を満たしたときに、前記ボタンユニットの前記接触が行われた表面に起伏を形成する起伏形成部と、
    前記接触が所定条件を満たしたことを示す第1信号と、前記押下の検知を示す第2信号と、を送信する送信部と、
    を少なくとも含み、
    前記エレベータ制御装置は、前記第1信号と前記第2信号の両方を受け取ったときに、前記運転モードを、第1モードから第2モードに切り替える
    エレベータシステム。
  2. 前記運転モードに基づいて処理を行う被制御機器
    をさらに備え、
    前記エレベータ制御装置は、前記運転モードが第2モードに切り替えられたときに、第3信号を送信し、
    前記被制御機器は、前記第3信号を受信したときに、前記第2モードにおいて実施すると定められた処理を実行してから第4信号を送信し、
    前記エレベータ制御装置は、前記第4信号を受信したときに、前記運転モードを前記第1モードに戻す
    請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記第2信号は、前記エレベータの乗りかごの行先階を示す信号でもあり、
    前記エレベータ制御装置は、前記エレベータの乗りかごが前記第2信号に基づく行先階に到着したことを前記第4信号が示すときに、前記運転モードを前記第1モードに戻す
    請求項2に記載のエレベータシステム。
  4. 前記起伏形成部は、前記第4信号、または、前記運転モードを前記第1モードに戻したことを示す第5信号を受信したときに、形成した起伏を元に戻す、
    請求項3に記載のエレベータシステム。
  5. 前記被制御機器が、前記第3信号を受信したときに所定の表面に起伏を形成する起伏形成部を含む
    請求項2ないし4のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  6. 前記ボタンユニットが複数存在し、
    前記接触および前記押下を検知していないボタンユニットの起伏形成部が、前記第3信号を受信したときに、所定の表面に起伏を形成する
    請求項2ないし5のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  7. 前記ボタンユニットが少なくとも第1ボタンおよび第2ボタンを備え、
    前記第1ボタンおよび第2ボタンはそれぞれ、前記第1検知部と、前記第2検知部と、前記起伏形成部と、を含み、
    前記第1ボタンの第1検知部において検知された接触が所定条件を満たしたときに、前記第1ボタンおよび第2ボタンそれぞれの前記起伏形成部が、所定の表面に起伏を形成する
    請求項1ないし6のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  8. 前記エレベータの乗りかごの内部、または、前記エレベータの乗車ドアの周辺、を撮影する画像センサをさらに備え、
    前記エレベータ制御装置は、撮影された画像内に所定の物体が映されているときに、前記運転モードを前記第1モードから前記第2モードに切り替える
    請求項1ないし7のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  9. 第6信号を送信する通信端末をさらに備え、
    前記エレベータ制御装置は、前記第6信号を受信したときに、または、前記第6信号に含まれる前記通信端末または前記通信端末の使用者を示す認証情報に基づいて前記通信端末を認証することができたときに、前記運転モードを前記第1モードから前記第2モードに切り替える
    請求項1ないし8のいずれか一項に記載のエレベータシステム。
  10. ボタンユニットへの接触を検知するステップと、
    前記接触が所定条件を満たしたときに、前記ボタンユニットの前記接触が行われた表面に起伏を形成するステップと、
    前記ボタンユニットへの押下を検知するステップと、
    前記接触が所定条件を満たし、かつ、前記押下が検知されたときに、エレベータの運転に関する運転モードを、第1モードから第2モードに切り替えるステップと、
    を備えるエレベータ制御方法。
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