JP2021187376A - 車両のサイドメンバ補強構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】限られたスペースでサイドメンバの剛性を確保する。【解決手段】サイドメンバ5のウェブ外側面10aは、上側のフランジ11aの切欠部12aよりも前方の切欠部前方領域13と、切欠部12aと同じ前後位置に位置する切欠部対応領域14と、切欠部12aよりも後方の切欠部後方領域15とを有する。キャブマウントブラケット8のブラケット下部18は、切欠部前方領域13に固定される前側固定部20から、切欠部対応領域14に固定される後側固定部21まで連続して延びる。補強リブ9は、ブラケット下部18の後方に配置されて前後方向に延び、ウェブ外側面10aに固定される。補強リブ9の前端9a側は、ブラケット下部18の後側固定部21よりも前方に配置され、ウェブ外側面10aの切欠部対応領域14に固定される。補強リブ9の後端9b側は、ウェブ外側面10aの切欠部後方領域15に固定される。【選択図】図4

Description

本開示は、車両のサイドメンバ補強構造に関する。
特許文献1には、車両のラジエータ支持構造が記載されている。左右のサイドフレームは、車幅方向内側に開口するU状断面であり、上板部と側板部と下板部とを一体的に有する。サイドフレームの前端部の上板部の車幅方向内側には、上板部の板幅を狭める切欠きが形成され、サイドフレームの前端部の下板部の車幅方向内側には、下板部の板幅を狭める切欠きが形成される。サイドフレームの前端部のU状断面の内側には、サイドフレームのU形状に沿って曲折するU状断面を有し、サイドフレームのU状断面の内側に面接触して前端部を補強する補強部材が固着される。補強部材は、切欠きによるサイドフレームの前端部の剛性の低下を補完する。左右のブラケットは、左右のサイドフレームの前端部にそれぞれ固定される。各ブラケットには、キャブ支持部とラジエータ支持部とが鋳造によって一体形成される。キャブ支持部は、サイドフレームの側板部の外面に複数のボルトで固定されて上方へ延びる。ラジエータの両端部が切欠き内へ侵入した状態でラジエータの車幅方向の両側が左右のブラケットによって支持される。
特開2016−168934号公報
特許文献1に記載の車両では、左右のサイドフレーム(サイドメンバ)の上板部(上フランジ)及び下板部(下フランジ)に切欠きを設け、係る切欠き内にラジエータの両端部が配置されている。そして、切欠きによるサイドメンバの前端部の剛性の低下を、サイドメンバの内側に配置されるU状断面の補強部材によって補完している。しかし、車両によっては、サイドメンバの内側に補強部材を設けることができない場合があり、或いはサイドメンバの内側に補強部材を設けたとしてもサイドメンバの剛性を十分に確保できない場合がある。また、サイドメンバの前端部には、ブラケット(キャブマウントブラケット)が固定されているので、サイドメンバの前端部の周辺のスペースが限られている。
そこで、本開示は、限られたスペースでサイドメンバの剛性を確保することが可能な車両のサイドメンバ補強構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様は、キャブを有する車両のサイドメンバ補強構造であって、サイドメンバとキャブマウントブラケットと補強リブとを備える。サイドメンバは、車幅方向と交叉した状態で前後方向に延びるウェブと、ウェブの上下の端縁から車幅方向内側へ延びる上下一対のフランジとを有し、キャブの下方の車幅方向の一方側で前後方向に延びる。キャブマウントブラケットは、サイドメンバのウェブの車幅方向外側のウェブ外側面に固定されるブラケット下部を有し、キャブを下方から支持する。補強リブは、キャブマウントブラケットのブラケット下部の前後方向の一側に配置されてサイドメンバのウェブ外側面に一体的に設けられ、ウェブ外側面から車幅方向外側へ突出した状態でウェブ外側面に沿って前後方向に延びる。サイドメンバの上下のフランジのうちの一方のフランジには、車幅方向内側から外側へ切欠状に形成された切欠部が設けられる。サイドメンバのウェブ外側面は、上記一方のフランジの切欠部よりも前後方向の他側の第1領域と、切欠部と同じ前後位置の第2領域と、切欠部よりも前後方向の上記一側の第3領域とを有する。キャブマウントブラケットのブラケット下部は、サイドメンバのウェブ外側面の第1領域に対して固定される第1固定部と、第1固定部よりも前後方向の上記一側に配置されて第2領域に固定される第2固定部とを有し、第1固定部から第2固定部まで前後方向に連続して延びる。補強リブは、ウェブ外側面の第3領域から少なくともブラケット下部の第2固定部の前後位置まで連続して延びる。
上記構成では、キャブマウントブラケットのブラケット下部は、サイドメンバのウェブ外側面の第1領域(切欠部よりも前後方向の他側の領域)に対して固定される第1固定部と、第2領域(切欠部と同じ前後位置の領域)に固定される第2固定部とを有し、第1固定部から第2固定部まで前後方向に連続して延びる。また、補強リブは、ウェブ外側面の第3領域(切欠部よりも前後方向の一側の領域)から少なくともブラケット下部の第2固定部の前後位置まで連続して延びる。すなわち、サイドメンバのウェブ外側面には、切欠部よりも前後方向の上記他側の第1領域の第1固定部から第2領域の第2固定部まで連続して延びるキャブマウントブラケットのブラケット下部と、第2領域のブラケット下部の第2固定部の前後位置から切欠部よりも前後方向の上記一側の第3領域まで連続して延びる補強リブとが固定される。このため、サイドメンバのウェブ外側面のうち切欠部と同じ前後位置に位置する第2領域の前後方向の上記他側をブラケット下部によって補強し、第2領域の前後方向の上記一側を補強リブによって補強することによって、第2領域を前後に亘って補強することができる。従って、サイドメンバの上下のフランジのうちの一方のフランジに切欠部を設けることによってサイドメンバの前後方向の所定の領域(切欠部が設けられた領域)の断面積が小さくなり、サイドメンバの剛性が低下するとしても、サイドメンバの上記所定の領域の断面積をキャブマウントブラケットのブラケット下部及び補強リブによって増大させて、サイドメンバの剛性を確保することができる。
また、キャブマウントブラケットのブラケット下部、及びブラケット下部の前後方向の上記一側に配置される補強リブによってサイドメンバの剛性を確保する。このように、サイドメンバの前端部に固定されるキャブマウントブラケットのブラケット下部を利用し、且つブラケット下部の前後方向の上記一側に補強リブを設けることによってサイドメンバの剛性を確保するので、サイドメンバの前端部の周辺の限られたスペースでサイドメンバの剛性を確保することができる。
また、キャブマウントブラケットのブラケット下部の前後方向の上記一側に補強リブを設けることによってサイドメンバの剛性を確保するので、例えば、キャブマウントブラケットのブラケット下部を、ウェブ外側面の第1領域から第3領域まで連続して延ばす場合(ブラケット下部を前後方向の上記一側へ延長する場合)とは異なり、重量及び材料コストを抑えることができる。
本開示によれば、限られたスペースでサイドメンバの剛性を確保することができる。
本発明の一実施形態に係るサイドメンバ補強構造を適用した車両の前部の側面図である。 サイドメンバの前端部の斜視図である。 図2のサイドメンバの要部の車幅方向外側からの側面図である。 図3を上方から視た平面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態に係るサイドメンバ補強構造は、キャブ2が概ねエンジン3の上方に配置されるキャブオーバー型の車両1に適用される。キャブ2は、車体フレーム4に支持される。
図1及び図2に示すように、車体フレーム4は、車幅方向両側で前後方向に延びる左右一対のサイドメンバ5と、車幅方向に延びて左右のサイドメンバ5を連結する複数のクロスメンバ6とを有する梯子状に形成される。キャブ2は、車体フレーム4の前部の上方に搭載される。エンジン3は、キャブ2の下方の左右のサイドメンバ5間に配置され、車体フレーム4に支持される。エンジン3の前方の左右のサイドメンバ5間には、熱交換器であるラジエータ7が配置される。なお、図2には、左右のサイドメンバ5の前端部同士を連結するファーストクロスメンバ6のみが図示されている。
本実施形態に係るサイドメンバ補強構造は、左右のサイドメンバ5と、サイドメンバ5に固定されてキャブ2の前端下部を支持する左右のキャブマウントブラケット8と、左右のサイドメンバ5に固定される左右の補強リブ9とを備える。なお、左右のサイドメンバ5、左右のキャブマウントブラケット8、及び左右の補強リブ9は、左右で略同様の構成を有するため、以下では左右の一方(右側)について説明し、他方(左側)の説明を省略する。
図2〜図4に示すように、サイドメンバ5は、車幅方向内側に開口するU状断面であり、ウェブ10と上下一対のフランジ11a,11bとを一体的に有する。ウェブ10は、車幅方向と交叉する板部であって、起立した状態で前後方向に延びる。上下のフランジ11a,11bは、上下方向と交叉する板部であって、ウェブ10の上下の端縁から車幅方向内側へ延びるとともに、ウェブ10の上下の端縁に沿って前後方向に延びる。上下のフランジ11a,11bは、互いに上下に離間して相対向する。
サイドメンバ5の上下のフランジ11a,11bのうち、ラジエータ7が配置される前後位置には、車幅方向内側から切り欠かれた切欠部12a,12bが設けられる。切欠部12a,12bは、車幅方向の長さを長く確保したラジエータ7を左右のサイドメンバ5間に配置するために上下のフランジ11a,11bを切り欠いた切欠部12a,12bであって、上下のフランジ11a,11bを車幅方向の内端縁側から車幅方向外側へ切り欠いて、上下のフランジ11a,11bの板幅を狭める。本実施形態では、上側のフランジ11aの切欠部(一方のフランジの切欠部)12aの前後方向の長さは、下側のフランジ11bの切欠部12bの前後方向の長さよりも長く、上側のフランジ11aの切欠部12aは、下側のフランジ11bの切欠部12bよりも前方から後方まで延びる(図4参照)。左右のサイドメンバ5の切欠部12a,12b内には、ラジエータ7の左右の両端部が侵入する。すなわち、ラジエータ7の車幅方向の長さは、切欠部12a,12bよりも前方(または後方)の左右のサイドメンバ5の上下のフランジ11a,11bの車幅方向内端縁同士の距離よりも長い。
サイドメンバ5のウェブ10の車幅方向外側面10a(以下、「ウェブ外側面10a」という。)は、上側のフランジ11aの切欠部12aよりも前方(前後方向の他側)の切欠部前方領域(第1領域)13と、上側のフランジ11aの切欠部12aと同じ前後位置に位置する切欠部対応領域(第2領域)14と、上側のフランジ11aの切欠部12aよりも後方(前後方向の一側)の切欠部後方領域(第3領域)15とを有する。ウェブ外側面10aの切欠部前方領域13は、上側のフランジ11aの切欠部12aの前端の前後位置(図2〜図4に一点鎖線16で示す位置)よりも前方の領域である。ウェブ外側面10aの切欠部後方領域15は、上側のフランジ11aの切欠部12aの後端の前後位置(図2〜図4に一点鎖線17で示す位置)よりも後方の領域である。ウェブ外側面10aの切欠部対応領域14は、切欠部前方領域13と切欠部後方領域15とに挟まれている領域(上側のフランジ11aの切欠部12aの前端の前後位置から後端の前後位置までの領域)である。
キャブマウントブラケット8は、キャブ2の前端下部を下方から支持するブラケットであって、サイドメンバ5の前端部に固定される。キャブマウントブラケット8は、サイドメンバ5のウェブ外側面10aに固定されるブラケット下部18と、ブラケット下部18から上方へ延びてサイドメンバ5よりも上方へ突出するキャブ支持部19と、ラジエータ7を支持するラジエータ支持部26とを有し、鋳造によって一体形成される。ラジエータ支持部26は、サイドメンバ5よりも上方に位置し、ラジエータ7の車幅方向外端部に固定されることによって、ラジエータ7を支持する。
ブラケット下部18は、サイドメンバ5のウェブ外側面10aに固定される前側固定部(第1固定部)20と、後側固定部(第2固定部)21とを有し、ウェブ外側面10aに沿って前後方向に延びた状態でウェブ外側面10aに対して固定される。前側固定部20は、ブラケット下部18の前端部の上下2箇所に設けられ、ウェブ外側面10aの切欠部前方領域13に締結固定される。後側固定部21は、ブラケット下部18の後端部の上下2箇所に設けられ、ウェブ外側面10aの切欠部対応領域14に固定される。すなわち、ブラケット下部18は、前側固定部20と後側固定部21との間で前後方向に連続して延びる。ブラケット下部18は、ウェブ10の下縁側(下側のフランジ11b側)よりも上縁側(上側のフランジ11a側)に近い位置に配置されて、ウェブ外側面10aに対して固定される。ブラケット下部18の後端側には、上下の後側固定部21間に前方へ凹む凹部22が形成される。凹部22は、後方へ向かって開放されている。なお、本実施形態では、ブラケット下部18は、前側固定部20と後側固定部21との間の中間部分にも、ウェブ外側面10a(切欠部対応領域14の前端部)に対して固定される上下2箇所の固定部23が設けられている。
補強リブ9は、上下方向と交叉した状態で前後方向に直線状に延びる板状の部材であって、キャブマウントブラケット8のブラケット下部18の後方に配置され、ウェブ外側面10aから車幅方向外側へ突出する状態でウェブ外側面10aに固定される。補強リブ9は、前後方向に直線状に延びる車幅方向の内端縁24を有する。補強リブ9の車幅方向の外端縁25は、前後方向の中央側が車幅方向外側へ突出する略山型に形成される。補強リブ9の車幅方向の内端縁24は、サイドメンバ5のウェブ外側面10aに沿った状態でウェブ外側面10aに溶着によって固定される。補強リブ9の前端9a側は、ブラケット下部18の後端側の凹部22に後方から侵入しており、補強リブ9の前端9aの車幅方向の内端(内端縁24の前端)は、ブラケット下部18の後側固定部21よりも前方に配置され、ウェブ外側面10aの切欠部対応領域14に固定される。補強リブ9の後端9bの車幅方向の内端(内端縁24の後端)は、ウェブ外側面10aの切欠部後方領域15に固定される。すなわち、補強リブ9は、ウェブ外側面10aの切欠部後方領域15から少なくともブラケット下部18の後側固定部21の前後位置(本実施形態では、後側固定部21よりも前方)まで連続して延びる。補強リブ9の略山型の外端縁25の頂部25aは、ウェブ外側面10aの切欠部対応領域14の後端部と略同じ前後位置に配置される。補強リブ9の幅は、外端縁25の頂部25aから前方へ向かうほど短くなり、また、外端縁25の頂部25aから後方へ向かうほど短くなる。
上記構成では、キャブマウントブラケット8のブラケット下部18は、サイドメンバ5のウェブ外側面10aの切欠部前方領域13(切欠部12aよりも前側の領域)に対して固定される前側固定部20と、切欠部対応領域14(切欠部12aと同じ前後位置の領域)に固定される後側固定部21とを有し、前側固定部20から後側固定部21まで前後方向に連続して延びる。また、補強リブ9は、ウェブ外側面10aの切欠部後方領域15(切欠部12aよりも後側の領域)からブラケット下部18の後側固定部21よりも前方まで連続して延びる。すなわち、サイドメンバ5のウェブ外側面10aには、切欠部12aよりも前側の切欠部前方領域13の前側固定部20から切欠部対応領域14の後側固定部21まで連続して延びるキャブマウントブラケット8のブラケット下部18と、切欠部対応領域14のブラケット下部18の後側固定部21よりも前方の前後位置から切欠部12aよりも後側の切欠部後方領域15まで連続して延びる補強リブ9とが固定される。このため、サイドメンバ5のウェブ外側面10aのうち切欠部12aと同じ前後位置に位置する切欠部対応領域14の前側をブラケット下部18によって補強し、切欠部対応領域14の後側を補強リブ9によって補強することによって、切欠部対応領域14を前後に亘って補強することができる。従って、サイドメンバ5の上側のフランジ11aに切欠部12aを設けることによってサイドメンバ5の前後方向の所定の領域(切欠部12aが設けられた領域)の断面積が小さくなり、サイドメンバ5の剛性が低下するとしても、サイドメンバ5の上記所定の領域の断面積をキャブマウントブラケット8のブラケット下部18及び補強リブ9によって増大させているので、サイドメンバ5の剛性を確保することができる。
このように、本実施形態によれば、サイドメンバ5の前端部に固定されるキャブマウントブラケット8のブラケット下部18を利用し、且つブラケット下部18の後側に補強リブ9を設けることによってサイドメンバ5の剛性を確保するので、サイドメンバ5の前端部の周辺の限られたスペースでサイドメンバ5の剛性を確保することができる。
また、キャブマウントブラケット8のブラケット下部18の後側に補強リブ9を設けることによってサイドメンバ5の剛性を確保するので、例えば、キャブマウントブラケット8のブラケット下部18を、ウェブ外側面10aの切欠部前方領域13から切欠部後方領域15まで連続して延ばす場合(ブラケット下部18を後側へ延長する場合)とは異なり、重量及び材料コストを抑えることができる。
また、補強リブ9の外端縁25の頂部25aは、ウェブ外側面10aの切欠部対応領域14の後端部と略同じ前後位置に配置され、補強リブ9の幅は、外端縁25の頂部25aから後方へ向かうほど短くなる。すなわち、補強リブ9の幅は、ウェブ外側面10aの切欠部対応領域14から切欠部後方領域15へ向かうほど短くなるので、サイドメンバ5のうち切欠部12aが設けられた領域(切欠部対応領域14を含む)の剛性と、切欠部12aが設けられない領域(切欠部後方領域15を含む)の剛性とに、極端に差がついてしまうことを抑えることができる。
なお、本実施形態では、キャブマウントブラケット8にラジエータ支持部26を設けたが、ラジエータ支持部26を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、補強リブ9の車幅方向の外端縁25を略山型に形成したが、これに限定されるものではなく、所望の形状(例えば、前後方向に直線状)に形成することができる。
また、本実施形態では、補強リブ9をウェブ外側面10aの切欠部後方領域15からブラケット下部18の後側固定部21よりも前方まで延ばしたが、これに限定されるものではなく、補強リブ9は、ウェブ外側面10aの切欠部後方領域15から少なくともブラケット下部18の後側固定部21の前後位置まで延びていればよい。
また、本実施形態では、補強リブ9をキャブマウントブラケット8のブラケット下部18の後方に配置したが、ブラケット下部18の前方に配置してもよい。この場合、サイドメンバ5のウェブ外側面10aの切欠部前方領域13が第3領域となり、切欠部後方領域15が第1領域となる。そして、ブラケット下部18の前側固定部20が第2固定部となって、ウェブ外側面10aの切欠部対応領域(第2領域)14に固定され、後側固定部21が第1固定部となって、ウェブ外側面10aの切欠部後方領域15に固定される。また、補強リブ9が、ウェブ外側面10aの切欠部前方領域13から少なくともブラケット下部18の前側固定部20まで連続して前後方向に延びる。
また、本実施形態では、サイドメンバ5の下側のフランジ11bに切欠部12bを設けたが、下側のフランジ11bに切欠部12bを設けなくてもよい。
また、本実施形態では、キャブマウントブラケット8のブラケット下部18及び補強リブ9を、サイドメンバ5の上側のフランジ11aの切欠部12aに対応させた位置に配置したが、これに限定されるものではなく、下側のフランジ11bに切欠部12bに対応させてもよい。
また、本実施形態では、本開示に係る車両のサイドメンバ補強構造を、左右のサイドメンバ5の双方に適用したが、左右のサイドメンバ5のいずれか一方のみに適用してもよい。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本開示に係る車両のサイドメンバ補強構造は、キャブを有する様々な車両に広く適用することができる。
1:車両
2:キャブ
5:サイドメンバ
8:キャブマウントブラケット
9:補強リブ
10:ウェブ
10a:ウェブ外側面
11a,11b:上下一対のフランジ
12a:上側のフランジの切欠部(一方のフランジの切欠部)
13:切欠部前方領域(第1領域)
14:切欠部対応領域(第2領域)
15:切欠部後方領域(第3領域)
18:ブラケット下部
20:前側固定部(第1固定部)
21:後側固定部(第2固定部)

Claims (1)

  1. キャブを有する車両のサイドメンバ補強構造であって、
    車幅方向と交叉した状態で前後方向に延びるウェブと、前記ウェブの上下の端縁から車幅方向内側へ延びる上下一対のフランジとを有し、前記キャブの下方の車幅方向の一方側で前後方向に延びるサイドメンバと、
    前記サイドメンバの前記ウェブの車幅方向外側のウェブ外側面に固定されるブラケット下部を有し、前記キャブを下方から支持するキャブマウントブラケットと、
    前記キャブマウントブラケットの前記ブラケット下部の前後方向の一側に配置されて前記サイドメンバの前記ウェブ外側面に一体的に設けられ、前記ウェブ外側面から車幅方向外側へ突出した状態で前記ウェブ外側面に沿って前後方向に延びる補強リブと、を備え、
    前記サイドメンバの前記上下のフランジのうちの一方のフランジには、車幅方向内側から外側へ切欠状に形成された切欠部が設けられ、
    前記サイドメンバの前記ウェブ外側面は、前記一方のフランジの前記切欠部よりも前後方向の他側の第1領域と、前記切欠部と同じ前後位置の第2領域と、前記切欠部よりも前後方向の前記一側の第3領域とを有し、
    前記キャブマウントブラケットの前記ブラケット下部は、前記サイドメンバの前記ウェブ外側面の前記第1領域に対して固定される第1固定部と、前記第1固定部よりも前後方向の前記一側に配置されて前記第2領域に固定される第2固定部とを有し、前記第1固定部から前記第2固定部まで前後方向に連続して延び、
    前記補強リブは、前記ウェブ外側面の前記第3領域から少なくとも前記ブラケット下部の前記第2固定部の前後位置まで連続して延びる
    ことを特徴とする車両のサイドメンバ補強構造。
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