JP2021186771A - ノズル、ノズル取付体および処理システム - Google Patents

ノズル、ノズル取付体および処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021186771A
JP2021186771A JP2020095857A JP2020095857A JP2021186771A JP 2021186771 A JP2021186771 A JP 2021186771A JP 2020095857 A JP2020095857 A JP 2020095857A JP 2020095857 A JP2020095857 A JP 2020095857A JP 2021186771 A JP2021186771 A JP 2021186771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side support
pipe
nozzle
back side
insertion passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2020095857A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7325377B2 (ja
Inventor
良直 新津
Yoshinao Niitsu
健二 西田
Kenji Nishida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Machinery Systems Co Ltd
Priority to JP2020095857A priority Critical patent/JP7325377B2/ja
Publication of JP2021186771A publication Critical patent/JP2021186771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7325377B2 publication Critical patent/JP7325377B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Nozzles (AREA)

Abstract

【課題】配管に対して所望の向きにする作業負担が小さいのに加えて、取り付けた後に取り外すのが容易なノズルを提供すること。【解決手段】配管から取り込まれる液体が第1軸線の方向に沿う流路を流れ、かつ、配管への取り付けに関わる導入部と、導入部からの液体を吐出する導出部と、を備える。導入部は、配管のおもて面の側において配管を支持するおもて側支持体と、配管のうら面において配管を支持するうら側支持体と、を備える。おもて側支持体は、配管に対する位置決定要素を有している。【選択図】 図1

Description

本開示は、対象物を冷却しまたは加熱などの処理をするための液体を吐出するノズルに関し、典型的にはヘッダを構成する配管に対して複数取り付けられるノズルに関する。
複数のノズルが取り付けられる配管に例えば冷却水を供給し、それぞれのノズルから冷却対象物に向けて散水することが行われている。このノズルを配管に取り付けるのにねじが用いられていたが、例えば特許文献1に開示されるように、ねじによる取り付け構造はいくつかの課題を含んでいる。つまり、配管に対して複数のノズルのいずれかが所望する向きで取り付けることができないため、散水の向きを一定にできない。そこで特許文献1は、ねじによる取り付け構造とは異なる以下の構造のノズルを提案する。
特許文献1のノズルは、配管の外周面と係止される円筒部と、配管の内周面に係止される引掛り部と、を備える。そして、引掛り部から円筒部にわたる外周に軸心方向に向けたスリットが形成される。特許文献1のノズルによれば、配管の取付孔を引掛り部が通るときには、スリットがあるために引掛り部の外径が縮小された状態で取付孔を通過し、通過した後には引掛り部の外径が元の状態に広がって配管の内周面に係止される。これにより、特許文献1のノズルは配管から抜け出ることができなくなるのに加えて、取り付けた後に円筒部と引掛り部の軸線の周りに回転させると、ノズルを所望の向きにできる。
実開昭63−185466号公報
特許文献1のノズルは、所望の向きにできるものの、取り付け作業が人手によるため、複数のノズルを厳密な意味で同じ向きに揃えるには手間がかかる。また、特許文献1のノズルは、引掛り部は配管の内周面に係止されているために、取り付けた後に取り外すと引掛り部を破損させるおそれがある。
以上より、本開示は、配管に対して所望の向きにする作業負担が小さいのに加えて、取り付けた後に取り外すのが容易なノズルを提供することを目的とする。
本開示は、配管への取り付けに関わり、かつ、配管から取り込まれる液体が第1軸線の方向に沿って流れる導入流路を有する導入部と、導入部から流れる液体を吐出する導出部と、を備える。
導入部は、配管のおもて面の側において配管を支持し、かつ、配管に対する位置決定要素を有するおもて側支持体と、配管のうら面の側において配管を支持するうら側支持体と、を備える。
さらに本開示は、液体が供給される配管と、配管に取り付けられる複数の本開示に係るノズルと、を備えるノズル取付体を提供する。
さらに本開示は、本開示に係るノズル取付体と、ノズル取付体のノズルから供給される液体を回収するタンクと、タンクに回収される液体を配管に供給する液体供給機構と、を備える処理システムを提供する。
本開示によれば、配管に対して所望の向きにする作業負担が小さいのに加えて、取り付けた後に取り外すのが容易なノズルを提供できる。
本開示の実施形態に係るノズルを示す側断面図である。 本開示の実施形態に係るノズルを示す平面図(PV)および底面図(BV)である。 本開示の実施形態に係るノズルを示す正面図(FV)および背面図(RV)である。 本開示の実施形態に係るノズルを配管に取り付ける手順を底面側から示す図である。 本開示の実施形態に係るノズルを配管に取り付ける手順を示す配管のうら面の側から示す図である。 図1〜図3に示すノズルの変更例を示す図である。 図1〜図3に示すノズルが取り付けられる配管の変更例を示す図である。 本開示に係る他のノズルを示し、右側から正面図、側面図および背面図である。 本開示に係るノズルの適用例を示す図である。
以下、添付する図面を参照しながら、実施形態に係るノズル1について説明する。ノズル1は、配管50に取り付ける特定の要素を備えることにより、配管50に対して所望の向きにする作業負担が小さいのに加えて、取り付けた後に取り外すのが容易である。この特定の要素は、配管50のおもて面51の側において配管50を支持する支持アーム33Aと、配管50のうら面53の側から配管50を支持するうら側支持体35(第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36B)とを有する。支持アーム33Aは、配管50に対する突起状の位置決定要素34を有する。
[ノズル1の全体構成:図1、図2および図3]
ノズル1は、胴部10と、配管50(図4,図9)から液体、例えば冷却水を取り込むとともに、配管50への取り付けに関わる導入部20と、導入部20および胴部10を通ってきた例えば冷却水を対象物に向けて吐出する導出部40と、を備える。ノズル1の胴部10、導入部20および導出部40は、樹脂材料を射出成形することにより一体で形成することができるし、金属材料を鋳造することにより一体で形成することもできる。なお、実施形態における説明の便宜上、ノズル1について、図1に示すように、前(F)、後(R)、上(P)および下(B)を定義する。
[胴部10:図1、図2および図3]
胴部10は、一例として直方体状の外観形状を有しており、その内部には空隙からなる水路11が形成されている。水路11は、導入部20の内部に形成される導入流路23と連なるとともに、導出部40の内部に形成される導出流路43と連なる。したがって、導入流路23と導出流路43とは、水路11を介して繋がっており、導入流路23から取り込まれる液体は水路11および導出流路43を順に通って、対象物に向けて吐出される。
水路11は、図1に示すように、導入流路23の末端より開口が大きく、また、導出流路43の先端よりも開口が大きい。
[導入部20:図1、図2および図3]
導入部20は、配管50から液体を取り込む第1機能と配管50への取り付けに関わる第2機能とを備える。
導入部20は、導入筒21と、導入筒21の内部を前後方向、つまり中心軸線C1に貫通する導入流路23と、を備える。導入流路23が導入部20の第1機能を担う。導入流路23は、図3(FV)に示すように、開口形状が円形をなす前端開口24と後端開口25を備え、前端開口24から後端開口25に向けて開口径が狭く絞られている。つまり、前端開口24の開口径が最も大きく、後端開口25の開口径が最も小さい。導入流路23は、最も開口径の小さい後端開口25で水路11と繋がっている。
また、導入部20の導入筒21には、ノズル1を配管50に取り付けるための支持構造30が設けられる。支持構造30が導入部20の第2機能を担う。以下、支持構造30について具体的に説明する。
支持構造30は、図2および図3に示すように、配管50のおもて面51の側において配管50に接してこれを支持するおもて側支持体31と、配管50のうら面53の側において配管50に接してこれを支持するうら側支持体35と、を備える。
おもて側支持体31は、導入筒21から径方向の外側にフランジ状に張り出す支持環32と、支持環32に支持され径方向の外側に突き出す支持アーム33Aと、支持アーム33Aの先端部であって、前方(F)に向けて突き出す位置決定要素34と、を備える。支持環32は、ノズル1が配管50に取り付けられているとき、その一部が配管50のおもて面51に接することで配管50を支持する。また、ノズル1を配管50に取り付けられる際に、配管50に設けられる嵌入溝57に位置決定要素34が嵌入されることで、ノズル1が配管50に対して所定の向きに位置決めされる。また、ノズル1が配管50に取り付けられている状態において、嵌入溝57に位置決定要素34が嵌入されることで、位置決めされたノズル1が位置ずれをするのが抑制される。
うら側支持体35は、導入筒21から径方向の外側に突き出す第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bを備える。第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bは、中心軸線C1を基準としてN回対称、一例として点対称の位置に設けられる。ここで、Nは2以上の整数から選択され、点対称だけではなく、2回対称、3回対称などを含む。
図3の正面図(FV)に示すように、支持アーム33Aと第1うら側支持体36A,第2うら側支持体36Bとは、中心軸線C1の周りに互いに所定の角度θ(図5)を設けて配置される。
また、中心軸線C1から第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bの先端までの寸法をL36、導入筒21の外周面から支持環32の先端までの寸法をL32、導入筒21の外周面から支持アーム33Aの先端までの寸法をL33とする。そうすると、本開示の好ましい形態として、以下の関係が成り立つ。
L36<L32<L33
[導出部40:図1、図2および図3]
導出部40は、導入部20および胴部10を通ってきた液体を対象物に向けて吐出する。
導出部40は、導出筒41と、導出筒41の内部を上下方向である中心軸線C2に貫通する導出流路43と、を備える。導出流路43は、図2および図3に示すように、開口形状が円形をなす前端開口44と後端開口45を備え、前端開口44から後端開口45に向けて開口径が広くなる。つまり、前端開口44の開口径が最も小さく、後端開口45の開口径が最も大きい。導出流路43は、最も開口径の大きい前端開口44で水路11と繋がっており、後端開口45の開口径が最も大きく広げられている。なお、中心軸線C2は中心軸線C1と水路11の中で直交しており、導入部20を流れる液体は水路11において概ね90°だけ向きを変えて導出部40を流れ、後端開口45から対象物に向けて吐出される。
[配管50:図4、図5および図9]
次に、ノズル1が取り付けられる配管50は、ノズル1を取り付けるとともに液体が流れる取付け孔55を備える。配管50はノズル1に対してヘッドとして機能する。取付け孔55は、配管50のおもて面51とうら面53の表裏を貫通して形成される。
取付け孔55は、外形が円形をなし液体が通る流路56と、配管50の中心軸線C4に沿って形成され一端が流路56に連なる嵌入溝57と、中心軸線C4に沿って形成され一端が流路56に連なる挿通路58と、を備える。本実施形態においては、嵌入溝57と挿通路58は、流路56を中心にして対称の位置に配置され、中心軸線C4に沿って直線上に形成される。
ノズル1を配管50のおもて面51の側から取り付けの作業を行う際に、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bをそれぞれ嵌入溝57と挿通路58に挿入し、かつ、嵌入溝57と挿通路58を通過させる。この通過により、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bは、配管50のうら面53の側に至る。この状態をノズル1の仮固定という。
ノズル1が仮固定された後に、ノズル1を中心軸線C1の周りに角度θだけ回転させる。そうすると、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bは、嵌入溝57と挿通路58から中心軸線C1の周りの位置がずれた領域に移動して、うら面53の側から配管50を支持する。また、仮固定の状態において配管50のおもて面51に接していた位置決定要素34が嵌入溝57に嵌る。この状態を本固定という。支持環32は、仮固定の状態から本固定の間を通じて、おもて面51の側から配管50に接して配管50を支持する。支持アーム33Aは嵌入溝57に嵌ってもいいし、嵌入溝57の周囲のおもて面51に接してもよい。
以上の通りであり、嵌入溝57は第1うら側支持体36Aが通過するとともに位置決定要素34が嵌る2つの役割を担い、挿通路58は第2うら側支持体36Bが通過する。
嵌入溝57は、ノズル1の側の位置決定要素34に対応する、配管50の側における位置決定要素である。その機能を満たには、配管50の表裏を貫通することは必ずしも必要でないため、「溝」との表現を用いている。
[ノズル1の取り付け手順:図4および図5]
次に、ノズル1を配管50に取り付ける手順を説明する。
はじめに、配管50の取付け孔55にノズル1の導入部20を差し込むために、図4および図5のSTEP0に示すように、ノズル1の導入部20を取付け孔55に対して位置を定める(図4および図5 STEP0)。なお、図5は、導入部20が差し込まれていないため、導入部20を構成する位置決定要素34、第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bは示されていない。
ノズル1の位置が定められると、図4および図5のSTEP1に示されるように、導入部20が取付け孔55に向けて押し込まれる。この押し込みを全うすることで、第1うら側支持体36Aは嵌入溝57を通過するとともに第2うら側支持体36Bは挿通路58を通過し、かつ、支持環32が取付け孔55の周囲において配管50のおもて面51に突き当たり、仮固定の状態となる。
仮固定がなされたら、次に、ノズル1を中心軸線C1の周りに回転させていくと、図5のSTEP2に示すように、位置決定要素34が嵌入溝57に嵌る。この嵌入溝57への位置決定要素34の嵌入により、ノズル1が配管50に対して所望の向きで本固定されることが認識される。仮固定から本固定までのノズル1の回転角度は角度θである。本固定の状態において、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bは、うら面53の側において配管50に接して支持し、支持環32はおもて面51の側において配管50に接して支持する。
[効 果]
以上説明したように、位置決定要素34が嵌入溝57に嵌ることで、ノズル1は配管50に対して所望の向きになる。したがって、ノズル1によれば、ノズル1を配管50に対して所望の向きにする作業負担が小さい。特に、導入部20の支持アーム33Aに設けられる位置決定要素34と、第1うら側支持体36Aよび第2うら側支持体36Bと、が所定の角度θを持って配置されており、所定角度θを認識することなく仮固定の状態から回転させるだけで、所望の向きが達成される。
また、ノズル1を配管50に取り付けた後に、支持アーム33Aを配管50の外側に引き上げると位置決定要素34と嵌入溝57の嵌合の関係が解ける。そこから、ノズル1を今度は角度θだけ逆回転させれば第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bは、それぞれ嵌入溝57および挿通路58に至るので、導入部20を取付け孔55から引き抜くことができる。したがって、ノズル1を配管50に取り付けた後に、配管50からノズル1を取り外すのが容易である。特に、支持アーム33Aは寸法L33が長く弾性に富んでいるので、支持アーム33Aを配管50の外側に引き上げる力が少なくて済むとともに、必要以上に支持アーム33Aを引き上げない限り、支持アーム33Aが破損するおそれはない。
また、ノズル1は、おもて面51の側から支持環32が配管50に接し、また、うら面53の側から第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bが配管50に接するので、ノズル1は配管50のおもて面51とうら面53の両面から配管50を挟み込む。したがって、ノズル1が配管50に本固定されると、ノズル1の導入部20が配管50の取付け孔55から抜け出るおそれがない。
また、ノズル1は、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bの2つの支持体により、うら面53から配管50に接する。しかも、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bは、直線上に配置されている。したがって、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bにより配管50を安定して挟み込むことができる。
また、ノズル1が取り付けられる配管50は、取付け孔55が中心軸線C4に沿って嵌入溝57が形成されている。したがって、嵌入溝57に嵌る位置決定要素34を備える支持アーム33Aは、本開示において好ましい形態として、直線状をなしていれば足りるので、湾曲するアームよりも当該部分の製作が容易である。
また、ノズル1が取り付けられる配管50における嵌入溝57は、好ましい形態として、第1うら側支持体36Aが貫通するとともに位置決定要素34が嵌る2つの役割を兼ねるので、第1うら側支持体36Aだけに対応する挿通路を別個に設ける必要がない。したがって、配管50に取付け孔55を形成する手間を省くことができる。配管50に多数のノズル1が取り付けられる場合、第1うら側支持体36Aだけに対応する挿通路を形成する全体としての手間は相当に大きいので、嵌入溝57に2つの役割を任せる本実施形態は製造コスト低減に寄与する。
仮固定から本固定にするために、ノズル1を配管50に対して角度θだけ回転させればよいので、例えばねじを用いて取り付けるのに比べて、配管50に取り付けるのが容易である。また、ノズル1はねじ切りが必要ないので、ねじ切りをするのに比べて配管50の肉厚を薄くできる。
[変更例]
以上、本開示における好ましいノズル1を説明したが、本開示はノズル1に限るものではなく、以下説明する変更例を包含する。
はじめに、本実施形態に係る第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bは、支持環32よりも短い。しかし、本開示における第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bは、図6の上段に示すように、支持環32よりも長く、かつ支持アーム33Aと同等の長さを有していてもよい。
また、本実施形態に係る第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bは、直線上に設けられる。しかし、本開示における第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bは、図6の下段に示すように、直線上からずれて設けられてもよい。また、図示を省略するが、支持アーム33Aと第1うら側支持体36Aおよび第2うら側支持体36Bとを直線上に設けることもできる。この場合には、図7の下段に示すように、
次に、本実施形態に係る配管50の取付け孔55は中心軸線C4に沿って形成される。しかし、本開示における取付け孔55は、図7の下段に示すように、中心軸線C4に直交する向き、つまり配管50の径方向に沿って形成することもできる。この変更例に対応するノズル2が図8に記載されている。このノズル2は、支持アーム33Bが配管50の外周の円弧面に倣う円弧形状の側面を有している。支持アーム33Bを除く部位について、ノズル1と同様の部位については図1〜図3と同じ符号を付して説明を省略する。
また、本実施形態に係る配管50の取付け孔55の嵌入溝57は第1うら側支持体36Aが挿入されるのと位置決定要素34が挿入される2つの役割を担う。しかし、本開示は、図7の下段に示すように、挿通路58を、第1うら側支持体36Aが通過される第1挿通路58Aと第2うら側支持体36Bが通過される第2挿通路58Bとに区分できる。
また、以上の形態は、ノズル1の側の位置決定要素34が突状をなし、配管50の側の位置決定要素として突起状の位置決定要素34が嵌入される嵌入溝57が設けられるが、本開示はこれに限らない。つまり、ノズル1の側に嵌入溝を設け、配管50の側に突起状の位置決定要素を設けることもできる。もっても、本開示において、ノズル1と配管50の間の位置決定要素は、溝と突起物に限るものではない。
[適用例]
本実施形態に係るノズル1は、例えば図9に示す散水システム100に適用される。散水システム100は、ノズル1から吐出される冷却水を対象物Pにかけることにより、対象物Pを冷却処理する。
散水システム100は、複数のノズル1と、複数のノズル1が取り付けられる配管50と、ノズル1から吐出される冷却水CWを蓄えるタンク3と、タンク3の上方において対象物Pを支持するトレー4と、を備える。また、散水システム100は、タンク3に蓄えられる冷却水CWを配管50に向けて圧送するポンプ5と、タンク3と配管50を繋ぎ、ポンプ5により圧送される冷却水CWを配管50に供給する冷却水路7と、を備える。
散水システム100は、ノズル1から吐出され対象物Pに降りかけられた冷却水CWは、タンク3に落下し一時的に貯留されるが、ポンプ5により冷却水路7および配管50を順に通ってノズル1から吐出される。冷却水CWはこの循環経路を繰り返し流れて、対象物Pの冷却に使用される。
以上の実施形態に記載のノズルおよび散水システムは、以下のように把握される。
(1)配管50から取り込まれる液体が第1軸線C1の方向に沿う流路を流れ、かつ、配管50への取り付けに関わる導入部20と、導入部20からの液体を吐出する導出部40と、を備えるノズル1。導入部20は、配管50のおもて面51の側において配管50を支持し、かつ、配管50に対する位置決定要素34を有するおもて側支持体31と、配管50のうら面53の側において配管50を支持するうら側支持体35と、を備える。
(2)おもて側支持体31とうら側支持体35とは、第1軸線C1の周りに所定角度を設けて配置される。
(3)うら側支持体35は、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bを備え、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bとは、第1軸線C1を中心にして互いにN回対称(Nは2以上の整数)、特に点対称の位置に設けられる。
(4)おもて側支持体31は、うら側支持体35よりも第1軸線C1からの寸法が大きい。
(5)液体が供給される配管50と、配管50に取り付けられ複数の本開示に係るノズル1と、を備える、ノズル取付体。
(6)本開示のノズル取付体における配管50は、おもて側支持体31の突起状の位置決定要素34が嵌入される嵌入溝57と、表裏を貫通し、うら側支持体35が挿通される挿通路58と、を備える。うら側支持体35は、挿通路58および嵌入溝57とは、第1軸線C1の周りの異なる位置において、配管50をうら面側から支持し、嵌入溝57と挿通路58とが第1軸線C1を中心にして互いにN回対称(Nは2以上の整数)、特に点対称の位置に設けられる。
(7)うら側支持体35は、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bを備え、第1うら側支持体36Aと第2うら側支持体36Bとは、第1軸線C1を中心にして互いにN回対称(Nは2以上の整数)、特に点対称の位置に設けられ、挿通路58は、第1うら側支持体36Aに対応する第1挿通路58Aと第2うら側支持体36Bに対応する第2挿通路58Bとを備え、嵌入溝57が、第1挿通路58Aおよび第2挿通路58Bの一方を兼ねる。
(8)本開示に係るノズル取付体と、ノズル取付体のノズルから供給される液体を回収するタンク3と、タンク3に回収される液体を配管50に供給する液体供給機構(ポンプ5、冷却水路7)と、を備える、散水システム100。
1 ノズル
3 タンク
5 ポンプ(液体供給機構)
7 冷却水路(液体供給機構)
10 胴部
11 水路
20 導入部
21 導入筒
23 導入流路
24 前端開口
25 後端開口
30 支持構造
31 おもて側支持体
32 支持環
33A,33B 支持アーム
34 位置決定要素
35 うら側支持体
36A 第1うら側支持体
36B 第2うら側支持体
40 導出部
41 導出筒
43 導出流路
44 前端開口
45 後端開口
50 配管
51 おもて面
53 うら面
55 取付け孔
56 流路
57 嵌入溝
58 挿通路

Claims (8)

  1. 配管への取り付けに関わり、かつ、前記配管から取り込まれる液体が第1軸線の方向に沿って流れる導入流路を有する導入部と、
    前記導入部から流れる前記液体を吐出する導出部と、を備え、
    前記導入部は、
    前記配管のおもて面の側において前記配管を支持し、かつ、前記配管に対する位置決定要素を有するおもて側支持体と、
    前記配管のうら面の側において前記配管を支持するうら側支持体と、を備える、ノズル。
  2. 前記おもて側支持体と前記うら側支持体とは、前記第1軸線の周りに所定角度を設けて配置される、
    請求項1に記載のノズル。
  3. 前記うら側支持体は、
    第1うら側支持体と第2うら側支持体を備え、
    前記第1うら側支持体と第2うら側支持体とは、
    前記第1軸線を中心にして互いにN回対称(Nは2以上の整数)の位置に設けられる、
    請求項1または請求項2に記載のノズル。
  4. 前記おもて側支持体は、前記うら側支持体よりも前記第1軸線からの寸法が大きい、
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のノズル。
  5. 液体が供給される配管と、
    前記配管に取り付けられる複数のノズルと、を備え、
    前記ノズルが請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のノズル、である、
    ノズル取付体。
  6. 前記配管は、
    前記おもて側支持体の突起状の前記位置決定要素が嵌入される嵌入溝と、
    前記配管の前記おもて面および前記うら面を貫通し、前記うら側支持体が挿通される挿通路と、を備え、
    前記うら側支持体は、前記挿通路および前記嵌入溝とは、前記第1軸線周りの異なる位置において、前記配管を前記うら面の側から支持し、
    前記嵌入溝と前記挿通路とが前記第1軸線を中心にして互いにN回対称(Nは2以上の整数)の位置に設けられる、
    請求項5に記載のノズル取付体。
  7. 前記うら側支持体は、
    第1うら側支持体と第2うら側支持体を備え、
    前記第1うら側支持体と前記第2うら側支持体とは、
    前記第1軸線を中心にして互いにN回対称(Nは2以上の整数)の位置に設けられ、
    前記挿通路は、前記第1うら側支持体に対応する第1挿通路と前記第2うら側支持体に対応する第2挿通路とを備え、
    前記嵌入溝が、前記第1挿通路および前記第2挿通路の一方を兼ねる、
    請求項6に記載のノズル取付体。
  8. 請求項5から請求項7のいずれか一項に記載のノズル取付体と、
    前記ノズル取付体の前記ノズルから供給される前記液体を回収するタンクと、
    前記タンクに回収される前記液体を前記配管に供給する液体供給機構と、
    を備える、処理システム。
JP2020095857A 2020-06-02 2020-06-02 ノズル、ノズル取付体および処理システム Active JP7325377B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020095857A JP7325377B2 (ja) 2020-06-02 2020-06-02 ノズル、ノズル取付体および処理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020095857A JP7325377B2 (ja) 2020-06-02 2020-06-02 ノズル、ノズル取付体および処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021186771A true JP2021186771A (ja) 2021-12-13
JP7325377B2 JP7325377B2 (ja) 2023-08-14

Family

ID=78850892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020095857A Active JP7325377B2 (ja) 2020-06-02 2020-06-02 ノズル、ノズル取付体および処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7325377B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5358466U (ja) * 1976-10-20 1978-05-18
JPH0652960U (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 川崎重工業株式会社 転圧ローラ機械用散水ノズル保持具
WO2003034810A1 (fr) * 2001-10-19 2003-05-01 Atsushi Tanimoto Systeme de pulverisation

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5358466U (ja) * 1976-10-20 1978-05-18
JPH0652960U (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 川崎重工業株式会社 転圧ローラ機械用散水ノズル保持具
WO2003034810A1 (fr) * 2001-10-19 2003-05-01 Atsushi Tanimoto Systeme de pulverisation

Also Published As

Publication number Publication date
JP7325377B2 (ja) 2023-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5938793B2 (ja) 灌漑用位置決め支持装置
US6811098B2 (en) Sprinkler device, especially for plants the spray distribution of water and other similar liquids
US8056830B1 (en) Spinner tip shower head
JP2021186771A (ja) ノズル、ノズル取付体および処理システム
JP6673607B2 (ja) 燃料ランスの回り止め装置
JP6594372B2 (ja) カーボン噴管を用いた噴霧杆
US10072762B2 (en) Adapter valve assembly
US1790732A (en) op chicago
TWI754758B (zh) 噴嘴尖口配接器,噴嘴組件及噴嘴
US20200156901A1 (en) Hose reel and method for connecting a hose to the hose reel
CN110291962A (zh) 一种可调式喷洒装置
TWI724123B (zh) 具有水流穩定性的水龍頭接頭
JP5425971B2 (ja) ホース収納水栓の取付構造
JP6342507B2 (ja) 長距離流体噴射装置
US9637892B2 (en) Vertical faucet structure
JP5088732B2 (ja) ホース収納水栓の取付構造
JP6465836B2 (ja) ノズル装置
CN201143460Y (zh) 微雾喷嘴结构及使用该微雾喷嘴之喷雾机构
EP4229322B1 (en) Hose connector
TWM525795U (zh) 霧形及流量穩定的噴嘴
JP2012091274A (ja) 工具ホルダ
US9458959B2 (en) Coupling assembly
JPS58109163A (ja) 管内面塗装機
JP5136447B2 (ja) 燃料噴射弁
JP2009102920A (ja) 物品の取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20220720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230801

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7325377

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150