JP2021186446A - パーティション - Google Patents

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Abstract

【課題】未使用状態でコンパクトに収納することができるパーティションを提供する。【解決手段】パーティション10は、可撓性を有する透明板13、および枠体14を備える。枠体14は、透明板13の上部側で透明板13の表面に沿って取り付けられる上枠板20、透明板13の左右の側部側で透明板13の表面に沿って取り付けられる左右の側枠板23、これら左右の側枠板23の外側に交差状に取り付けられる左右の側面板25、およびこれら左右の側面板25に取り付けられる左右の脚板26を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、空間を仕切るパーティションに関する。
従来、例えば接客業務や受付業務を行うカウンターや窓口などでの人と人とが対面となる状況では、飛沫感染対策としてパーティションが用いられることがある。
このようなパーティションは、透明板と、この透明板を保持してテーブル上に設置する枠体とを備えている。透明板には、アクリル板が用いられることがある(例えば、特許文献1参照。)。また、可撓性を有する透明板が用いられることもあるが、この場合には、透明板の形状保持のために透明板の周囲を四角形枠状の枠体で保持することが多い。
特開2012−125328号公報
しかしながら、透明板にアクリル板を用いたり、透明板の周囲を保持する四角形枠状の枠体を用いたパーティションでは、未使用状態でコンパクトに収納することが難しいため、輸送時においては梱包サイズが大形化し、収納時においては大きな収納スペースを必要とする。
本発明は、未使用状態でコンパクトに収納することができるパーティションを提供することを目的とする。
請求項1記載のパーティションは、可撓性を有する透明板と、前記透明板の上部側で前記透明板の表面に沿って取り付けられる上枠板、前記透明板の左右の側部側で前記透明板の表面に沿って取り付けられる左右の側枠板、これら左右の側枠板の外側に交差状に取り付けられる左右の側面板、およびこれら左右の側面板に取り付けられる左右の脚板を有する枠体とを備えるものである。
請求項2記載のパーティションは、請求項1記載のパーティションにおいて、前記枠体は、係止板をさらに有し、前記側枠板は、外側縁から突出する突出部、およびこの突出部に設けられた係止溝を有し、前記側面板は、前記側枠板の前記突出部が挿通する挿通溝を有し、前記係止板は、前記側面板の前記挿通溝を挿通された前記突出部の前記係止溝に挿通されて前記側枠板と前記側面板を係止するものである。
請求項3記載のパーティションは、請求項1または2記載のパーティションにおいて、前記側枠板は、前記透明板の表面のうちの一面側に配置され、前記上枠板は、第1上枠板、およびこの第1上枠板よりも長い第2上枠板を有し、前記第1上枠板は、前記透明板の一面側で左右の前記側枠板の間に配置され、前記第2上枠板は、前記透明板の表面のうちの他面側で前記第1上枠板および左右の前記側枠板と重なって配置され、前記第1上枠板および左右の前記側枠板との間に前記透明板を挟み込んだ状態で前記第1上枠板および左右の前記側枠板とそれぞれ連結されているものである。
本発明のパーティションによれば、未使用状態でコンパクトに収納することができる。
本発明の一実施の形態を示すパーティションの使用時の斜視図である。 同上パーティションの構成内容を示す展開図である。 同上パーティションの組み立て方を示す斜視図である。 同上パーティションの図3に続く組み立て方を示す斜視図である。 同上パーティションの図4に続く組み立て方を示す斜視図である。 同上パーティションの収納時の斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1にパーティション10を示す。パーティション10は、例えば接客業務や受付業務を行うカウンターや窓口などのテーブル11上に配置され、人と人とが対面となる状況での飛沫感染対策などとして使用することができる。
パーティション10は、透明シートである透明板13、およびこの透明板13を保持する枠体14を備えている。
透明板13は、例えば、厚みが0.2mmまたは0.3mm程度に薄く、透明なポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂にてシート状に形成され、あるいは透明なビニールシートにて形成されており、透明でかつ可撓性を有している。透明板13の可撓性は、透明板13を曲げて筒状に丸めることを可能とする。
透明板13は、正方形または長方形の四角形状の外形状に形成されている。透明板13の上部側および左右の側部側に、枠体14と連結するための複数の取付孔16(図2参照)が設けられている。透明板13の上部側の取付孔16は、左右両端側の位置、およびこれら左右両端側の間の複数位置に設けられている。透明板13の側部側の取付孔16は、少なくとも上部側と下部側の位置に設けられている。
透明板13の下部側の中央には、透明板13の表面の一面側13aと他面側13bとの間で書類や物品などをやり取りするための窓部17が切り欠き形成されている。
また、図1ないし図5に示すように、枠体14は、透明板13を保持する枠部14aと、この枠部14aを介して透明板13をテーブル11上などに立位状態に支持する左右両側の支持部14bとを備えている。
枠体14は、透明板13の上部側で透明板13の表面に沿って取り付けられる上枠板20である第1上枠板21および第2上枠板22と、透明板13の左右の側部側で透明板13の表面に沿って取り付けられる左右の側枠板23および左右の押え板24と、左右の側枠板23の外側に交差状に取り付けられる左右の側面板25と、左右の側面板25の下部側に取り付けられる左右の脚板26と、側枠板23と側面板25を係止する複数の係止板27と、各部品の連結に用いられる複数の連結具である締結具28とを備えている。
上枠板20である第1上枠板21および第2上枠板22、左右の側枠板23、および左右の押え板24などで枠部14aが構成され、また、左右の側面板25、および左右の脚板26などで支持部14bが構成されている。
上枠板20である第1上枠板21および第2上枠板22と、左右の側枠板23と、左右の押え板24と、左右の側面板25と、左右の脚板26と、複数の係止板27とを含む枠体構成部品は、それぞれ平板状で個別に設けられている。さらに、これら枠体構成部品は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの樹脂や、段ボールなどで設けられ、軽量化が図られている。
第1上枠板21は、細長い平板状に設けられている。第1上枠板21の長手方向の長さは、透明板13の左右方向の幅よりも短い長さに設けられている。第1上枠板21は、透明板13の上部側で、左右の側枠板23の間に配置される。第1上枠板21は、第1上枠板21の一方の板面が透明板13の一面側13aに沿って接触するように重ねて配置される。第1上枠板21には、透明板13の上部側の複数の取付孔16のうち左右両端側の取付孔16を除く取付孔16の位置に対応して、締結具28が挿通される複数の挿通孔30が設けられている。
第2上枠板22は、細長い平板状に設けられている。第2上枠板22の長手方向の長さは、第1上枠板21よりも長く、透明板13の左右方向の幅と同じか略同じ長さに設けられている。第2上枠板22は、透明板13の上部側で、第2上枠板22の一方の板面が透明板13の他面側13bに沿って接触するように重ねて配置される。第2上枠板22は、透明板13を介在して第1上枠板21および左右の側枠板23と重なるように配置され、第1上枠板21および左右の側枠板23との間に透明板13の上部側を挟み込んだ状態で、複数の締結具28により第1上枠板21および左右の側枠板23と連結される。第2上枠板22には、透明板13の上部側の左右両端側の取付孔16を含む全ての取付孔16の位置に対応して、締結具28が挿通される挿通孔31が設けられている。
側枠板23は、細長い平板状に設けられている。側枠板23の長手方向の長さは、透明板13の上下方向の長さと同じか略同じ長さに設けられている。側枠板23は、透明板13の左右の側部側で、側枠板23の一方の板面が透明板13の一面側13aに沿って接触するように重ねて配置される。側枠板23の上部側は、第1上枠板21の長手方向の端部側に隣接した位置に配置されている。側枠板23の少なくとも上部側および下部側には、透明板13の側部側の上下の取付孔16の位置に対応して、締結具28が挿通される挿通孔32が設けられている。側枠板23の外側縁からは突出部33が突出され、この突出部33に上下方向に長いスリット状の係止溝34が設けられている。突出部33は、側枠板23の少なくとも上部側と下部側の2箇所に設けられ、上下方向の幅が突出方向に向けて先細りとなる形状に設けられている。係止溝34は、側枠板23の外側縁から側面板25の厚み寸法分だけ離れた位置に設けられている。
押え板24は、略正方形の平板状に設けられている。押え板24の内側には、締結具28が挿通可能とする挿通孔35が設けられている。押え板24は、透明板13の側部側で下部側の取付孔16の位置に対応して、一方の板面が透明板13の他面側13bに沿って接触するように重ねて配置され、締結具28により側枠板23に連結される。
側面板25は、細長い平板状に設けられている。側面板25の長手方向の長さは、透明板13および側枠板23の上下方向の長さと同じか略同じ長さに設けられている。側面板25の少なくとも上部側および下部側には、上下方向に長いスリット状で側枠板23の突出部33が挿通される挿通溝36が設けられている。側面部25の下部側であって、下部側の挿通溝36よりも下方位置には、締結具28が挿通される少なくとも一対の挿通孔37が設けられている。一対の挿通孔37は、側面板25の長手方向に交差する方向に並んで設けられている。そして、側面板25の幅方向の中央が側枠板23に対して取り付けられており、側面板25の幅方向の両側が透明板13の表面や側枠板23の板面に対して突出するように交差状に配置されている。
脚板26は、この脚板26が取り付けられる側面板25の幅よりも横長の平板状に設けられている。脚板26の下部の両端側には、テーブル11上などに接する脚部38が突設されている。脚板26は、この脚板26の横幅方向の中央でかつ一方の板面が側面板25の外面に沿って接触するように重ねて配置される。脚板26の上部側には、側面板25から突出する突出部33の下部側が嵌合する嵌合溝39が設けられている。脚板26の嵌合溝39の両側位置には、側面板25の挿通孔37の位置に対応して、締結具28が挿通する一対の挿通孔40が設けられている。
係止板27は、側面板25の挿通溝36を挿通された突出部33の係止溝34に差し込まれる差込部41、および係止溝34よりも幅が広いストッパ部42を有している。係止板27は、側面板25の外側面側において、側面板25の挿通溝36を挿通された突出部33の係止溝34に差し込まれ、側面板25を側枠板23に係止する。係止板27は、差込部41が突出部33の係止溝34に差し込まれた状態で、側面板25の板面の周囲から突出することがないように、側面板25の板面の領域内に収まる大きさに形成されている。
締結具28は、例えばプッシュリベットといわれるもので、複数の部材を挿通し、これら部材を着脱可能に連結するように構成されている。締結具28は、例えば、図5に示すように、筒状のグロメット43、およびこのグロメット43内に挿入されるピン44を有している。グロメット43は、挿入方向に対して基端側のフランジ43a、および先端側の複数の爪部43bを有している。複数の爪部43bは、ピン44がグロメット43内に押し込まれる前の状態つまりピン44がグロメット43から引き出された状態で、グロメット43の本体部分以下の径内に配置される。そして、ピン44がグロメット43から引き出された状態で、グロメット43の先端側を複数の部材に挿入した後、ピン44をグロメット43内に押し込むように締結操作することにより、グロメット43の複数の爪部43bが外径方向に展開し、グロメット43のフランジ43aと爪部43bとの間で複数の部材を締結して連結するように構成されている。また、棒状物でピン44の先端側を押し込み方向に対して反対方向に向けてグロメット43から押し出すように締結解除操作することにより、爪部43bの展開が解除されて連結を解除するように構成されている。
次に、パーティション10の組み立て方について説明する。
図2にパーティション10の構成内容の展開図を示す。小形の締結具28を除き、パーティション10を構成する各部品が板状に構成されている。
図3に示すように、透明板13をテーブル11の上面などの平らな所で広げる。透明板13の上部側に、第1上枠板21の一方の板面が透明板13の一面側13aに沿って接触するように重ねて配置するとともに、第2上枠板22の一方の板面が透明板13の他面側13bに沿って接触するように重ねて配置し、第1上枠板21と第2上枠板22とで透明板13を挟み込む。そして、締結具28を、第1上枠板21の挿通孔30、透明板13の取付孔16、および第2上枠板22の挿通孔31の順に差し込み、上述したように締結操作する。これにより、第1上枠板21と第2上枠板22との間に透明板13を挟み込んだ状態で、締結具28にて第1上枠板21と第2上枠板22とを締結して連結する。
透明板13の側部側に、側枠板23の一方の板面が透明板13の一面側13aに沿って接触するように重ねて配置するとともに、押え板24を透明板13の他面側13bに沿って接触するように重ねて配置する。このとき、側枠板23の上部側は、第1上枠板21の端部側に隣接した位置であって、透明板13を介して第2上枠板22に重なる位置に配置する。そして、側枠板23の上部側においては、締結具28を、側枠板23の挿通孔32、透明板13の取付孔16、および第2上枠板22の挿通孔31に順に差し込み、上述したように締結操作する。これにより、側枠板23と第2上枠板22との間に透明板13を挟み込んだ状態で、締結具28にて側枠板23と第2上枠板22とを締結して連結する。また、透明板13の下部側においては、締結具28を、側枠板23の挿通孔32、透明板13の取付孔16、および押え板24の挿通孔35に差し込み、上述したように締結操作する。これにより、側枠板23と押え板24との間に透明板13を挟み込んだ状態で、締結具28にて側枠板23と押え板24とを締結して連結する。
この状態では、透明板13の上部側が第1上枠板21および第2上枠板22で保持されるとともに左右の側部側が側枠板23で保持され、さらに、第1上枠板21と側枠板23とが連結されて枠状に構成され、透明板13が平板状に形状保持される。また、透明板13の左右の側部側から側枠板23の突出部33が突出する。
続いて、図4に示すように、側面板25の挿通溝36に側枠板23の突出部33を合わせて挿通させる。係止板27の一方の板面を側面板25の外面側に沿って接触するように沿わせた状態で、係止板27の差込部41を、側面板25の挿通溝36を挿通して側面板25の外面側に突出した突出部33の係止溝34に差し込む。係止板27は、差込部41が突出部33の係止溝34に圧入され、ストッパ部42が突出部33に当接した状態で、突出部33に対して抜け止め係止される。
この状態では、図5に示すように、側面板25が側枠板23の外側縁と係止板27との間に挟み込まれ、側面板25が側枠板23に対して交差状に取り付けられる。
続いて、図5に示すように、側面板25の下部側に、脚板26の一方の板面が側面板25の外側面に沿って接触するように重ねて配置するとともに、脚板26の嵌合溝39に突出部33の下部側を嵌合する。脚板26の嵌合溝39に突出部33の下部側を嵌合することにより、脚板26と側面板25とが位置決めされるため、脚板26の挿通孔40が側面板25の挿通孔37と一致し、締結具28による作業を行いやすくできる。そして、締結具28を、脚板26の挿通孔40、および側面板25の挿通孔37の順に差し込み、上述したように締結操作する。これにより、締結具28にて脚板26と側面板25とを締結して連結する。
このようにして、枠体14が一体的に組み立てられ、パーティション10の組み立てが完了する。
そして、図1に示すように、パーティション10は、例えば接客業務や受付業務を行うカウンターや窓口などのテーブル11上に配置され、人と人とが対面となる状況での飛沫感染対策などとして使用することができる。
このとき、透明板13の下部側には、透明板13の表面の一面側13aと他面側13bとの間で書類や物品などをやり取りするための窓部17が形成されているが、必要に応じてハサミなどで透明板13を切り取ることにより、窓部17の大きさや形状を任意に調整することができる。これは、透明板13がポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂にてシート状に形成され、あるいは透明なビニールシートで形成されていること、および透明板13の下部側を枠体14によって保持しないことなどにより可能となっている。
テーブル11上に配置されたパーティション10は、左右両側において、脚板26の2箇所の脚部38と、側枠板23の下端部と、側面板25の下端部とがそれぞれテーブル11の上面に接触し、安定した立位姿勢で支持され、倒れにくくなっている。
また、パーティション10を使用しないときには、分解して収納することができる。パーティション10を分解するには、上述した組立時の手順とは逆の手順で行えばよい。締結具28については、棒状物でピン44の先端側を押し込み方向に対して反対方向に向けてグロメット43から押し出すように締結解除操作することにより、締結状態を解除することができる。
また、パーティション10が分解された未使用状態では、使用状態に比べて、コンパクトに収納することができる。例えば、図6に示すように、透明板13を曲げて筒状に丸められる。さらに、上枠板20である第1上枠板21および第2上枠板22と、左右の側枠板23と、左右の押え板24と、左右の側面板25と、左右の脚板26と、複数の係止板27とを含む枠体構成部品は、それぞれ平板状で個別に設けられているため、板面同士を重ね合わせることによりコンパクトに纏めることができる。
これにより、例えば、透明板13を筒状の収納容器46に収納し、その透明板13の内側空間に他の部品を収納することにより、使用状態に比べて、コンパクトに収納することができる。
なお、パーティション10の収納には、収納容器46を用いず、輸送に用いられる梱包用の段ボール箱に収納してもよい。この場合の段ボール箱は、四角形筒状の細長い箱となる。また、段ボール箱を用いる場合には、丸めた透明板13の内側に他の部品を収納するのではなく、段ボール箱に丸めた透明板13に収納したら、段ボール箱と透明板13との間に生じる隙間に他の部品を分散して収納するようにしてもよい。
以上のように構成されたパーティション10は、可撓性を有する透明板13を用いるとともに、上枠板20(第1上枠板21および第2上枠板22)、左右の側枠板23、左右の押え板24、左右の側面板25、左右の脚板26、複数の係止板27を用い、つまりそれぞれ平板状で個別に設けているため、未使用時にコンパクトにすることができる。そのため、輸送時においては梱包サイズを小形化および小容量化して輸送費を抑制でき、収納時においては小さな収納スペースに収納できる。
また、側枠板23の外側に交差状に側面板25を取り付けることにより、側面板25を介して透明板13の表面に交差状に配置される脚板26を備えることができ、パーティション10をテーブル11上などに配置した際の立位姿勢を安定化させることができる。
しかも、側枠板23の外側縁に突出部33を突出し、側面板25に突出部33が挿通する挿通溝36を設け、側面板25の挿通溝36を挿通された突出部33の係止溝34に挿通する係止板27を備えることにより、接着剤や工具などを使用することなく、簡単な構成で、側枠板23と側面板25とを交差状に取り付けることができる。
さらに、このような係止板27を用いた側枠板23と側面板25との取付構造に加えて、枠体14の各部品の連結に締結具28を使用することにより、パーティション10を接着剤や工具を使用せずに容易に組み立てることができる。また、パーティション10の分解も容易にできる。
また、上枠板20が第1上枠板21およびこの第1上枠板21よりも長い第2上枠板22を備えており、透明板13の一面側13aに左右の側枠板23を配置するとともに左右の側枠板23間に第1上枠板21を配置し、透明板13の他面側13bに第1上枠板21および左右の側枠板23と重なるように第2上枠板22を配置し、これら第1上枠板21および左右の側枠板23と第2上枠板22との間で透明板13を挟み込んだ状態で、これら第1上枠板21および左右の側枠板23と第2上枠板22とを連結するため、上枠板20の第1上枠板21および第2上枠板22と左右の側枠板23とがそれぞれ個別に設けられていても、互いに連結して透明板13の上部側および左右の側部側を枠状に保持することができ、パーティション10の形状を維持できる。
また、脚板26は、嵌合溝39が側面板25から突出する側枠板23の突出部33に嵌合することにより位置決めされるため、組立性を向上できるとともに、組立状態での強度を向上できる。
なお、押え板24は、第2上枠板22の下側位置まで上方に延ばすとともに上部側においても側枠板23に対して締結具28で締結し、側枠板23との間に透明板13の側部側の広い範囲を挟み込んで保持してもよい。
また、枠体14は、透明板13の下部側を保持する平板状で個別に設けられた下枠板を備えてもよい。この場合、下枠板とテーブル11との間に隙間がなくてもよく、あるいは、下枠板とテーブル11との間に書類や物品をやり取りするために所定の間隔をあけてもよい。
また、枠体14を組み立てるには、工具などを使用せずに組み立てることができる締結具28を用いることが好ましいが、ねじとナットなどを組み立ててもよい。
以上、本発明の実施の形態およびその変形例について説明したが、種々の構成の組み合わせ、一部の省略、置き換えおよび変更も可能である。
10 パーティション
13 透明板
13a 一面側
13b 他面側
14 枠体
20 上枠板
21 第1上枠板
22 第2上枠板
23 側枠板
25 側面板
26 脚板
27 係止板
33 突出部
34 係止溝
36 挿通溝
本発明は、空間を仕切るパーティションに関する。
従来、例えば接客業務や受付業務を行うカウンターや窓口などでの人と人とが対面となる状況では、飛沫感染対策としてパーティションが用いられることがある。
このようなパーティションは、透明板と、この透明板を保持してテーブル上に設置する枠体とを備えている。透明板には、アクリル板が用いられることがある(例えば、特許文献1参照。)。また、可撓性を有する透明板が用いられることもあるが、この場合には、透明板の形状保持のために透明板の周囲を四角形枠状の枠体で保持することが多い。
特開2012−125328号公報
しかしながら、透明板にアクリル板を用いたり、透明板の周囲を保持する四角形枠状の枠体を用いたパーティションでは、未使用状態でコンパクトに収納することが難しいため、輸送時においては梱包サイズが大形化し、収納時においては大きな収納スペースを必要とする。
本発明は、未使用状態でコンパクトに収納することができるパーティションを提供することを目的とする。
求項記載のパーティションは、可撓性を有する透明板と、前記透明板の上部側で前記透明板の表面に沿って取り付けられる上枠板、前記透明板の左右の側部側で前記透明板の表面に沿って取り付けられる左右の側枠板、これら左右の側枠板の外側に交差状に取り付けられる左右の側面板、これら左右の側面板に取り付けられる左右の脚板、および係止板を有する枠体とを備え、前記側枠板は、外側縁から突出する突出部、およびこの突出部に設けられた係止溝を有し、前記側面板は、前記側枠板の前記突出部が挿通する挿通溝を有し、前記係止板は、前記側面板の前記挿通溝を挿通された前記突出部の前記係止溝に挿通されて前記側枠板と前記側面板を係止するものである。
請求項記載のパーティションは、可撓性を有する透明板と、前記透明板の上部側で前記透明板の表面に沿って取り付けられる上枠板、前記透明板の左右の側部側で前記透明板の表面に沿って取り付けられる左右の側枠板、これら左右の側枠板の外側に交差状に取り付けられる左右の側面板、およびこれら左右の側面板に取り付けられる左右の脚板を有する枠体とを備え、前記側枠板は、前記透明板の表面のうちの一面側に配置され、前記上枠板は、第1上枠板、およびこの第1上枠板よりも長い第2上枠板を有し、前記第1上枠板は、前記透明板の一面側で左右の前記側枠板の間に配置され、前記第2上枠板は、前記透明板の表面のうちの他面側で前記第1上枠板および左右の前記側枠板と重なって配置され、前記第1上枠板および左右の前記側枠板との間に前記透明板を挟み込んだ状態で前記第1上枠板および左右の前記側枠板とそれぞれ連結されているものである。
本発明のパーティションによれば、未使用状態でコンパクトに収納することができる。
本発明の一実施の形態を示すパーティションの使用時の斜視図である。 同上パーティションの構成内容を示す展開図である。 同上パーティションの組み立て方を示す斜視図である。 同上パーティションの図3に続く組み立て方を示す斜視図である。 同上パーティションの図4に続く組み立て方を示す斜視図である。 同上パーティションの収納時の斜視図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1にパーティション10を示す。パーティション10は、例えば接客業務や受付業務を行うカウンターや窓口などのテーブル11上に配置され、人と人とが対面となる状況での飛沫感染対策などとして使用することができる。
パーティション10は、透明シートである透明板13、およびこの透明板13を保持する枠体14を備えている。
透明板13は、例えば、厚みが0.2mmまたは0.3mm程度に薄く、透明なポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂にてシート状に形成され、あるいは透明なビニールシートにて形成されており、透明でかつ可撓性を有している。透明板13の可撓性は、透明板13を曲げて筒状に丸めることを可能とする。
透明板13は、正方形または長方形の四角形状の外形状に形成されている。透明板13の上部側および左右の側部側に、枠体14と連結するための複数の取付孔16(図2参照)が設けられている。透明板13の上部側の取付孔16は、左右両端側の位置、およびこれら左右両端側の間の複数位置に設けられている。透明板13の側部側の取付孔16は、少なくとも上部側と下部側の位置に設けられている。
透明板13の下部側の中央には、透明板13の表面の一面側13aと他面側13bとの間で書類や物品などをやり取りするための窓部17が切り欠き形成されている。
また、図1ないし図5に示すように、枠体14は、透明板13を保持する枠部14aと、この枠部14aを介して透明板13をテーブル11上などに立位状態に支持する左右両側の支持部14bとを備えている。
枠体14は、透明板13の上部側で透明板13の表面に沿って取り付けられる上枠板20である第1上枠板21および第2上枠板22と、透明板13の左右の側部側で透明板13の表面に沿って取り付けられる左右の側枠板23および左右の押え板24と、左右の側枠板23の外側に交差状に取り付けられる左右の側面板25と、左右の側面板25の下部側に取り付けられる左右の脚板26と、側枠板23と側面板25を係止する複数の係止板27と、各部品の連結に用いられる複数の連結具である締結具28とを備えている。
上枠板20である第1上枠板21および第2上枠板22、左右の側枠板23、および左右の押え板24などで枠部14aが構成され、また、左右の側面板25、および左右の脚板26などで支持部14bが構成されている。
上枠板20である第1上枠板21および第2上枠板22と、左右の側枠板23と、左右の押え板24と、左右の側面板25と、左右の脚板26と、複数の係止板27とを含む枠体構成部品は、それぞれ平板状で個別に設けられている。さらに、これら枠体構成部品は、例えば、ポリプロピレン(PP)などの樹脂や、段ボールなどで設けられ、軽量化が図られている。
第1上枠板21は、細長い平板状に設けられている。第1上枠板21の長手方向の長さは、透明板13の左右方向の幅よりも短い長さに設けられている。第1上枠板21は、透明板13の上部側で、左右の側枠板23の間に配置される。第1上枠板21は、第1上枠板21の一方の板面が透明板13の一面側13aに沿って接触するように重ねて配置される。第1上枠板21には、透明板13の上部側の複数の取付孔16のうち左右両端側の取付孔16を除く取付孔16の位置に対応して、締結具28が挿通される複数の挿通孔30が設けられている。
第2上枠板22は、細長い平板状に設けられている。第2上枠板22の長手方向の長さは、第1上枠板21よりも長く、透明板13の左右方向の幅と同じか略同じ長さに設けられている。第2上枠板22は、透明板13の上部側で、第2上枠板22の一方の板面が透明板13の他面側13bに沿って接触するように重ねて配置される。第2上枠板22は、透明板13を介在して第1上枠板21および左右の側枠板23と重なるように配置され、第1上枠板21および左右の側枠板23との間に透明板13の上部側を挟み込んだ状態で、複数の締結具28により第1上枠板21および左右の側枠板23と連結される。第2上枠板22には、透明板13の上部側の左右両端側の取付孔16を含む全ての取付孔16の位置に対応して、締結具28が挿通される挿通孔31が設けられている。
側枠板23は、細長い平板状に設けられている。側枠板23の長手方向の長さは、透明板13の上下方向の長さと同じか略同じ長さに設けられている。側枠板23は、透明板13の左右の側部側で、側枠板23の一方の板面が透明板13の一面側13aに沿って接触するように重ねて配置される。側枠板23の上部側は、第1上枠板21の長手方向の端部側に隣接した位置に配置されている。側枠板23の少なくとも上部側および下部側には、透明板13の側部側の上下の取付孔16の位置に対応して、締結具28が挿通される挿通孔32が設けられている。側枠板23の外側縁からは突出部33が突出され、この突出部33に上下方向に長いスリット状の係止溝34が設けられている。突出部33は、側枠板23の少なくとも上部側と下部側の2箇所に設けられ、上下方向の幅が突出方向に向けて先細りとなる形状に設けられている。係止溝34は、側枠板23の外側縁から側面板25の厚み寸法分だけ離れた位置に設けられている。
押え板24は、略正方形の平板状に設けられている。押え板24の内側には、締結具28が挿通可能とする挿通孔35が設けられている。押え板24は、透明板13の側部側で下部側の取付孔16の位置に対応して、一方の板面が透明板13の他面側13bに沿って接触するように重ねて配置され、締結具28により側枠板23に連結される。
側面板25は、細長い平板状に設けられている。側面板25の長手方向の長さは、透明板13および側枠板23の上下方向の長さと同じか略同じ長さに設けられている。側面板25の少なくとも上部側および下部側には、上下方向に長いスリット状で側枠板23の突出部33が挿通される挿通溝36が設けられている。側面部25の下部側であって、下部側の挿通溝36よりも下方位置には、締結具28が挿通される少なくとも一対の挿通孔37が設けられている。一対の挿通孔37は、側面板25の長手方向に交差する方向に並んで設けられている。そして、側面板25の幅方向の中央が側枠板23に対して取り付けられており、側面板25の幅方向の両側が透明板13の表面や側枠板23の板面に対して突出するように交差状に配置されている。
脚板26は、この脚板26が取り付けられる側面板25の幅よりも横長の平板状に設けられている。脚板26の下部の両端側には、テーブル11上などに接する脚部38が突設されている。脚板26は、この脚板26の横幅方向の中央でかつ一方の板面が側面板25の外面に沿って接触するように重ねて配置される。脚板26の上部側には、側面板25から突出する突出部33の下部側が嵌合する嵌合溝39が設けられている。脚板26の嵌合溝39の両側位置には、側面板25の挿通孔37の位置に対応して、締結具28が挿通する一対の挿通孔40が設けられている。
係止板27は、側面板25の挿通溝36を挿通された突出部33の係止溝34に差し込まれる差込部41、および係止溝34よりも幅が広いストッパ部42を有している。係止板27は、側面板25の外側面側において、側面板25の挿通溝36を挿通された突出部33の係止溝34に差し込まれ、側面板25を側枠板23に係止する。係止板27は、差込部41が突出部33の係止溝34に差し込まれた状態で、側面板25の板面の周囲から突出することがないように、側面板25の板面の領域内に収まる大きさに形成されている。
締結具28は、例えばプッシュリベットといわれるもので、複数の部材を挿通し、これら部材を着脱可能に連結するように構成されている。締結具28は、例えば、図5に示すように、筒状のグロメット43、およびこのグロメット43内に挿入されるピン44を有している。グロメット43は、挿入方向に対して基端側のフランジ43a、および先端側の複数の爪部43bを有している。複数の爪部43bは、ピン44がグロメット43内に押し込まれる前の状態つまりピン44がグロメット43から引き出された状態で、グロメット43の本体部分以下の径内に配置される。そして、ピン44がグロメット43から引き出された状態で、グロメット43の先端側を複数の部材に挿入した後、ピン44をグロメット43内に押し込むように締結操作することにより、グロメット43の複数の爪部43bが外径方向に展開し、グロメット43のフランジ43aと爪部43bとの間で複数の部材を締結して連結するように構成されている。また、棒状物でピン44の先端側を押し込み方向に対して反対方向に向けてグロメット43から押し出すように締結解除操作することにより、爪部43bの展開が解除されて連結を解除するように構成されている。
次に、パーティション10の組み立て方について説明する。
図2にパーティション10の構成内容の展開図を示す。小形の締結具28を除き、パーティション10を構成する各部品が板状に構成されている。
図3に示すように、透明板13をテーブル11の上面などの平らな所で広げる。透明板13の上部側に、第1上枠板21の一方の板面が透明板13の一面側13aに沿って接触するように重ねて配置するとともに、第2上枠板22の一方の板面が透明板13の他面側13bに沿って接触するように重ねて配置し、第1上枠板21と第2上枠板22とで透明板13を挟み込む。そして、締結具28を、第1上枠板21の挿通孔30、透明板13の取付孔16、および第2上枠板22の挿通孔31の順に差し込み、上述したように締結操作する。これにより、第1上枠板21と第2上枠板22との間に透明板13を挟み込んだ状態で、締結具28にて第1上枠板21と第2上枠板22とを締結して連結する。
透明板13の側部側に、側枠板23の一方の板面が透明板13の一面側13aに沿って接触するように重ねて配置するとともに、押え板24を透明板13の他面側13bに沿って接触するように重ねて配置する。このとき、側枠板23の上部側は、第1上枠板21の端部側に隣接した位置であって、透明板13を介して第2上枠板22に重なる位置に配置する。そして、側枠板23の上部側においては、締結具28を、側枠板23の挿通孔32、透明板13の取付孔16、および第2上枠板22の挿通孔31に順に差し込み、上述したように締結操作する。これにより、側枠板23と第2上枠板22との間に透明板13を挟み込んだ状態で、締結具28にて側枠板23と第2上枠板22とを締結して連結する。また、透明板13の下部側においては、締結具28を、側枠板23の挿通孔32、透明板13の取付孔16、および押え板24の挿通孔35に差し込み、上述したように締結操作する。これにより、側枠板23と押え板24との間に透明板13を挟み込んだ状態で、締結具28にて側枠板23と押え板24とを締結して連結する。
この状態では、透明板13の上部側が第1上枠板21および第2上枠板22で保持されるとともに左右の側部側が側枠板23で保持され、さらに、第1上枠板21と側枠板23とが連結されて枠状に構成され、透明板13が平板状に形状保持される。また、透明板13の左右の側部側から側枠板23の突出部33が突出する。
続いて、図4に示すように、側面板25の挿通溝36に側枠板23の突出部33を合わせて挿通させる。係止板27の一方の板面を側面板25の外面側に沿って接触するように沿わせた状態で、係止板27の差込部41を、側面板25の挿通溝36を挿通して側面板25の外面側に突出した突出部33の係止溝34に差し込む。係止板27は、差込部41が突出部33の係止溝34に圧入され、ストッパ部42が突出部33に当接した状態で、突出部33に対して抜け止め係止される。
この状態では、図5に示すように、側面板25が側枠板23の外側縁と係止板27との間に挟み込まれ、側面板25が側枠板23に対して交差状に取り付けられる。
続いて、図5に示すように、側面板25の下部側に、脚板26の一方の板面が側面板25の外側面に沿って接触するように重ねて配置するとともに、脚板26の嵌合溝39に突出部33の下部側を嵌合する。脚板26の嵌合溝39に突出部33の下部側を嵌合することにより、脚板26と側面板25とが位置決めされるため、脚板26の挿通孔40が側面板25の挿通孔37と一致し、締結具28による作業を行いやすくできる。そして、締結具28を、脚板26の挿通孔40、および側面板25の挿通孔37の順に差し込み、上述したように締結操作する。これにより、締結具28にて脚板26と側面板25とを締結して連結する。
このようにして、枠体14が一体的に組み立てられ、パーティション10の組み立てが完了する。
そして、図1に示すように、パーティション10は、例えば接客業務や受付業務を行うカウンターや窓口などのテーブル11上に配置され、人と人とが対面となる状況での飛沫感染対策などとして使用することができる。
このとき、透明板13の下部側には、透明板13の表面の一面側13aと他面側13bとの間で書類や物品などをやり取りするための窓部17が形成されているが、必要に応じてハサミなどで透明板13を切り取ることにより、窓部17の大きさや形状を任意に調整することができる。これは、透明板13がポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂にてシート状に形成され、あるいは透明なビニールシートで形成されていること、および透明板13の下部側を枠体14によって保持しないことなどにより可能となっている。
テーブル11上に配置されたパーティション10は、左右両側において、脚板26の2箇所の脚部38と、側枠板23の下端部と、側面板25の下端部とがそれぞれテーブル11の上面に接触し、安定した立位姿勢で支持され、倒れにくくなっている。
また、パーティション10を使用しないときには、分解して収納することができる。パーティション10を分解するには、上述した組立時の手順とは逆の手順で行えばよい。締結具28については、棒状物でピン44の先端側を押し込み方向に対して反対方向に向けてグロメット43から押し出すように締結解除操作することにより、締結状態を解除することができる。
また、パーティション10が分解された未使用状態では、使用状態に比べて、コンパクトに収納することができる。例えば、図6に示すように、透明板13を曲げて筒状に丸められる。さらに、上枠板20である第1上枠板21および第2上枠板22と、左右の側枠板23と、左右の押え板24と、左右の側面板25と、左右の脚板26と、複数の係止板27とを含む枠体構成部品は、それぞれ平板状で個別に設けられているため、板面同士を重ね合わせることによりコンパクトに纏めることができる。
これにより、例えば、透明板13を筒状の収納容器46に収納し、その透明板13の内側空間に他の部品を収納することにより、使用状態に比べて、コンパクトに収納することができる。
なお、パーティション10の収納には、収納容器46を用いず、輸送に用いられる梱包用の段ボール箱に収納してもよい。この場合の段ボール箱は、四角形筒状の細長い箱となる。また、段ボール箱を用いる場合には、丸めた透明板13の内側に他の部品を収納するのではなく、段ボール箱に丸めた透明板13に収納したら、段ボール箱と透明板13との間に生じる隙間に他の部品を分散して収納するようにしてもよい。
以上のように構成されたパーティション10は、可撓性を有する透明板13を用いるとともに、上枠板20(第1上枠板21および第2上枠板22)、左右の側枠板23、左右の押え板24、左右の側面板25、左右の脚板26、複数の係止板27を用い、つまりそれぞれ平板状で個別に設けているため、未使用時にコンパクトにすることができる。そのため、輸送時においては梱包サイズを小形化および小容量化して輸送費を抑制でき、収納時においては小さな収納スペースに収納できる。
また、側枠板23の外側に交差状に側面板25を取り付けることにより、側面板25を介して透明板13の表面に交差状に配置される脚板26を備えることができ、パーティション10をテーブル11上などに配置した際の立位姿勢を安定化させることができる。
しかも、側枠板23の外側縁に突出部33を突出し、側面板25に突出部33が挿通する挿通溝36を設け、側面板25の挿通溝36を挿通された突出部33の係止溝34に挿通する係止板27を備えることにより、接着剤や工具などを使用することなく、簡単な構成で、側枠板23と側面板25とを交差状に取り付けることができる。
さらに、このような係止板27を用いた側枠板23と側面板25との取付構造に加えて、枠体14の各部品の連結に締結具28を使用することにより、パーティション10を接着剤や工具を使用せずに容易に組み立てることができる。また、パーティション10の分解も容易にできる。
また、上枠板20が第1上枠板21およびこの第1上枠板21よりも長い第2上枠板22を備えており、透明板13の一面側13aに左右の側枠板23を配置するとともに左右の側枠板23間に第1上枠板21を配置し、透明板13の他面側13bに第1上枠板21および左右の側枠板23と重なるように第2上枠板22を配置し、これら第1上枠板21および左右の側枠板23と第2上枠板22との間で透明板13を挟み込んだ状態で、これら第1上枠板21および左右の側枠板23と第2上枠板22とを連結するため、上枠板20の第1上枠板21および第2上枠板22と左右の側枠板23とがそれぞれ個別に設けられていても、互いに連結して透明板13の上部側および左右の側部側を枠状に保持することができ、パーティション10の形状を維持できる。
また、脚板26は、嵌合溝39が側面板25から突出する側枠板23の突出部33に嵌合することにより位置決めされるため、組立性を向上できるとともに、組立状態での強度を向上できる。
なお、押え板24は、第2上枠板22の下側位置まで上方に延ばすとともに上部側においても側枠板23に対して締結具28で締結し、側枠板23との間に透明板13の側部側の広い範囲を挟み込んで保持してもよい。
また、枠体14は、透明板13の下部側を保持する平板状で個別に設けられた下枠板を備えてもよい。この場合、下枠板とテーブル11との間に隙間がなくてもよく、あるいは、下枠板とテーブル11との間に書類や物品をやり取りするために所定の間隔をあけてもよい。
また、枠体14を組み立てるには、工具などを使用せずに組み立てることができる締結具28を用いることが好ましいが、ねじとナットなどを組み立ててもよい。
以上、本発明の実施の形態およびその変形例について説明したが、種々の構成の組み合わせ、一部の省略、置き換えおよび変更も可能である。
10 パーティション
13 透明板
13a 一面側
13b 他面側
14 枠体
20 上枠板
21 第1上枠板
22 第2上枠板
23 側枠板
25 側面板
26 脚板
27 係止板
33 突出部
34 係止溝
36 挿通溝

Claims (3)

  1. 可撓性を有する透明板と、
    前記透明板の上部側で前記透明板の表面に沿って取り付けられる上枠板、前記透明板の左右の側部側で前記透明板の表面に沿って取り付けられる左右の側枠板、これら左右の側枠板の外側に交差状に取り付けられる左右の側面板、およびこれら左右の側面板に取り付けられる左右の脚板を有する枠体と
    を備えることを特徴とするパーティション。
  2. 前記枠体は、係止板をさらに有し、
    前記側枠板は、外側縁から突出する突出部、およびこの突出部に設けられた係止溝を有し、
    前記側面板は、前記側枠板の前記突出部が挿通する挿通溝を有し、
    前記係止板は、前記側面板の前記挿通溝を挿通された前記突出部の前記係止溝に挿通されて前記側枠板と前記側面板を係止する
    ことを特徴とする請求項1記載のパーティション。
  3. 前記側枠板は、前記透明板の表面のうちの一面側に配置され、
    前記上枠板は、第1上枠板、およびこの第1上枠板よりも長い第2上枠板を有し、
    前記第1上枠板は、前記透明板の一面側で左右の前記側枠板の間に配置され、
    前記第2上枠板は、前記透明板の表面のうちの他面側で前記第1上枠板および左右の前記側枠板と重なって配置され、前記第1上枠板および左右の前記側枠板との間に前記透明板を挟み込んだ状態で前記第1上枠板および左右の前記側枠板とそれぞれ連結されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載のパーティション。
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