JP2021185467A - 緊急性もしくは重大性または有用性に関する情報提供システム、情報提供サーバ、情報受信端末及びプログラム - Google Patents

緊急性もしくは重大性または有用性に関する情報提供システム、情報提供サーバ、情報受信端末及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 緊急性または重大性を有する情報や有用な情報を直観的に把握可能な視覚情報として提供する。【解決手段】 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して各種端末へ送信する情報提供サーバであって、前記分析及び加工された情報は視覚情報を含み、前記分析及び加工された情報の前記各種端末への送信は、時間をおいて繰り返されるものであり、前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容が更新または変更された場合に、前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを交互にまたは繰り返し使用することにより、前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容の更新または変更を表すよう制御する。【選択図】 図2A

Description

本発明は、広くインターネット等の公衆回線を介して情報提供を行うシステム等に関し、より詳細には、ピクトグラムやアイコン等の画像情報を使った緊急性もしくは重大性または有用性に関する情報提供を行うシステム等に関する。
従来、機器のモニタや携帯情報機器のディスプレイにピクトグラムやアイコン等の画像情報を提示して情報提供が行われている。このような画像を通じた情報提供は、視認性や識別性に優れた技法として様々な分野で採用されている。
例えば、モニタを有効に用いて、住居者に認識しやすい情報を提供できるような住宅情報盤等が提案されている(特許文献1)。
すわなち、特許文献1には、カメラを有する機器と防災機器とが接続され、該カメラを有する機器からの呼び出しに応じて、カメラ撮像による映像信号に基づいた表示を行う表示手段を備えた、インターホン機能を有する住宅情報盤において、前記防災機器から入力された信号内容を判断し、警報する制御手段を備え、前記表示手段は、前記制御手段が判断した信号内容に基づいて作成された画像信号に基づいた表示も行うことを特徴とする住宅情報盤が開示されている。
また、異状の初期対応にあたる自衛組織の人員の配置を地図表示する際に、役割ごとの配置を視覚的に理解し易くする防災支援システムも提案されている(特許文献2)。
すなわち、特許文献2には、異状発生又は異状発生の可能性の情報を受け付ける情報受付部と、異状発生又は異状発生の可能性の情報が受け付けられた場合に、前記異状に対して初期対応を行うための自衛組織を編成する編成部であって、複数の人員の各々に対して前記自衛組織の役割を割り当てる編成部と、前記複数の人員が各々携帯する端末の位置情報を取得する位置情報取得部と、前記端末の各々の位置を地図表示する地図情報であって、各人員に割り当てられた役割を図形的に表すピクトグラムを、当該人員が携帯する端末の位置を示すように地図表示する地図情報を、前記取得された位置情報に基づいて生成する情報生成部と、前記地図情報を表示部に表示させる表示制御部とを備えることを特徴とする防災支援システムが開示されている。
また、異なる情報源からの情報を収集して加工し、受信者にとって把握や活用が容易となる送信を行う警報情報送信装置であって、地図情報を活用した情報提供技術も提案されている(特許文献3)。
すなわち、特許文献3には、複数の情報発信元からの、異なる複数の情報を集約して受信する受信部と、前記受信部で受信した前記複数の情報を、加工して警報情報を生成する加工部と、前記加工部で生成された警報情報を、送信する送信部と、を備え、前記加工部は、前記受信部で受信した前記複数の情報のそれぞれから、関連情報を抽出する抽出部と、前記関連情報に基づいて、前記複数の情報の少なくとも一部を、所定関係で関連付けたパッケージ情報に変換する変換部と、前記パッケージ情報を、受信者に対して警戒を促す警報情報に生成する生成部と、を有し、前記警報情報は、前記受信者が警戒すべき場所、時間、内容、原因および関連事象の少なくとも一つを含み、前記送信部は、前記受信者が視認可能な媒体に、前記警報情報を送信する、警報情報送信装置であって、前記加工部は、地図情報を記憶する記憶部を更に備え、前記生成部は、前記地図情報に前記パッケージ情報を重畳して、前記警報情報を生成するものであり、前記生成部は、前記パッケージ情報に対応する位置を表示する表示アイコンを、前記地図情報に重畳すると共に、前記表示アイコンに前記パッケージ情報が含む前記警報内容を併記して、前記警報情報を生成する警報情報送信装置が開示されている。
特開2004−299861号公報 特開2004−244217号公報 特開2019−114992号公報
しかしながら、従来の画像による情報提供においては、これらが複数の異なる個々の情報源から発信されている場合、ピクトグラムや色調による情報提供が行われたとしても、情報受信者にとっての視認性は統一化されていない場合がある。これは、画像を用いているにも関わらず提供情報の主体が文字情報となっており、また、視認性向上のために重要な要素となるピクトグラム等の色調設定などが整備されていないためと考えられる。
また、ピクトグラムや色調による情報提供を行う際、例えば、大雨に関する情報であれば、気象庁が、降水量に基づく基準から大雨特別警報、大雨警報、大雨注意報といったアラート区分、並びに、各アラートの発表、継続、解除といった状況変化を提供する(特許文献3参照)。このような場合には、時系列に変化する情報の一層の視認性向上が期待される。
さらに、上記課題とともに、あるいは、上記課題とは独立して、提供情報の形態がピクトグラム等に限られない、視覚情報一般についての時系列変化に対する視認性の更なる改善が期待される。
そこで、本発明の一実施形態にかかる情報提供サーバは、複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して各種端末へ送信する情報提供サーバであって、前記分析及び加工された情報は視覚情報を含み、前記分析及び加工された情報の前記各種端末への送信は、時間をおいて繰り返されるものであり、前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容が更新または変更された場合に、前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを交互にまたは繰り返し使用することにより、前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容の更新または変更を表すよう制御することを特徴とする。
また、複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して各種端末へ送信する情報提供サーバであって、前記分析及び加工された情報は視覚情報を含み、前記分析及び加工された情報が前記各種端末へ送信された後、前記各種端末のディスプレイ上では、前記視覚情報は点滅表示するように制御され、前記視覚情報の点滅表示の点滅間隔は、時間の経過とともに長くなるようにさらに制御されることを特徴とする。
本発明の一実施形態にかかる情報提供サーバ等によれば、緊急性または重大性を有する情報や有用な情報を直観的に把握できる等の効果を奏する。
本発明の一実施形態にかかる情報提供システムの全体構成例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける収集情報提供サーバ及びデータベースサーバの機能ブロック構成例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるデータベースの構造例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける収集情報提供サーバやデータベースサーバの機能ブロック構成例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける情報処理装置(受信者端末)の外観構成例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報処理装置を構成するハードウェアの機能ブロック構成例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける処理フローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける処理フローを説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を説明する説明図である。 本発明の他の実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を説明する説明図である。 本発明の他の実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける情報処理装置(受信者端末)の表示例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける情報処理装置(受信者端末)の表示例を説明する説明図である。 本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける情報処理装置(受信者端末)の表示例を説明する説明図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる情報提供システム等について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムの全体構成例を示す。
図1に示されるように、情報提供システム10は、その一実施形態における広義の構成として、収集情報提供サーバ11と、データベースサーバ12と、収集情報提供サーバ11が情報を収集する際の情報発信元となる情報発信元サーバ13a〜13cと、収集情報提供サーバ11が情報を提供する際の情報提供先となる各種情報処理装置(図において、例示的に、電子看板14a、一般ユーザないし一般受信者が使用する携帯電話14bや携帯情報端末ないしタブレット端末14cが示されている。さらに、図示しないPC、カーナビ端末、複合機ディスプレイが含まれても良い。以下、総称して「各種端末」、「受信者端末」ないし単に「端末」とも言うこともある)とで構成されている。
また、情報提供システム10は、その一実施形態における狭義の構成として、収集情報提供サーバ11と、データベースサーバ12と、各種情報処理装置14a〜14cとで構成される。ここでは、上述の情報発信元サーバ13a〜13cは必須の構成ではない。
図1において、収集情報提供サーバ11、データベースサーバ12、情報発信元サーバ13a〜13c、各種情報処理装置14a〜14cは、通信回線16a〜16c、17a〜17c、18、及び19a〜19bによって相互に通信可能に接続されている。また、通信回線は有線のみならず無線であってもよく、図1に示されるように、携帯電話14b、携帯情報端末ないしタブレット端末14cは、無線によって図示しない基地局やアクセスポイント等を介してインターネット19bに乗り入れ、更に回線17bを介して収集情報提供サーバ11と通信可能に接続されることができる。この場合の通信方向は、少なくも収集情報提供サーバ11から各種情報処理装置14a〜14cへの通信が含まれるがこれに限定されるものではく、各種情報処理装置14a〜14cから収集情報提供サーバ11へ向けた通信が行われても良い。
ここで、アクセスポイントとは、PCやスマートフォンなどの無線端末を相互に接続したり、他のネットワークに接続させたりするための無線機である。典型的には、OSI参照モデルにおける第1層(物理層)及び第2層(データリンク層)の通信プロトコルで作動するデバイスである。
なお、本願の出願時点での携帯電話や携帯情報端末ないしタブレットは、パーソナルコンピュータ(PC)と同等の処理能力(通信処理速度や画像処理能力等)を備えているものも多く、小型のコンピュータとも言うべきものである。
また、本発明の実施に必要なプログラムないしソフトウェアは、通常、PCや携帯情報端末の記憶部におけるHDD、SSD等にインストールないし記憶され、プログラムないしソフトウェアの実行時には、必要に応じて記憶部内のメモリにその全部又は一部のソフトウェアモジュールとして読み出され、CPUにおいて演算実行される。
あるいは、ブラウザベースのコンピュータないし携帯情報端末を採用することもできる。この場合は、必要に応じて他のサーバやコンピュータから端末にプログラムが配信され、端末上のブラウザではこれを実行するという構成になる。
また、収集情報提供サーバ11やデータベースサーバ12のハードウェア構成も、基本的にはPCを採用することができる(念のため、図3を参照してその機能ブロック例を後述する)。なお、本発明はこれに限定されるものではないが、収集情報提供サーバ11やデータベースサーバ12は、必要に応じてそのハードウェアスペックを上げるにあたり、複数のPC(一例として、数十台〜数万台)を並列的に作動させることによって大規模データの処理に適した構成をとることもできる。
(情報発信元サーバ)
一実施形態において、情報発信元サーバ13a〜13cには、様々な発信元が存在しうる。例えば、官公庁が運営するサーバ、地方公共団体が運営するサーバ、各機関が運営するサーバ、民間サービス業者が運営するサーバ、民間団体や個人が運営するサーバなどである。これらは一例であり、他の者によって運営されるサーバであってもよい。
また、道路交通に関する情報発信元サーバに着目した場合には、都道府県警察が運用するサーバ、国土交通省や地方自治体等の道路管理者が運用するサーバ、日本道路交通情報センターが運用するサーバ、河川情報センターが運用するサーバ等、複数の情報発信元サーバがある。
(収集情報提供サーバ)
一実施形態において、収集情報提供サーバは、情報発信元サーバから収集した複数種類の情報を分析、加工等して必要な関連情報としてまとめたり、受信者に警戒意識を高めさせるような情報加工を行ったりして、各種端末へ送信することができる。
(各種端末)
各種端末には、図1に示されるように、屋外や公共施設等に設置される電子看板14a、一般ユーザが使用する携帯電話14bや携帯情報端末あるいはタブレット端末14c等があるが、機能的には、端末等によってディスプレイを介して表示されるWEB画面、地理的ナビゲーション画面などがある。その意味で、各種端末は媒体としての役割を果たす。媒体は、これらに限られず、情報が表示できる表示デバイスを備えるものであれば、様々なデバイスを採用することができる。
(情報提供システムの動作例1)
一実施形態において、情報提供サーバ11は、複数の情報発信元サーバから収集した情報を加工し、例えば受信者にとって俯瞰性の高い情報として媒体(各種端末)に送信する。この結果、媒体(各種端末)では、受信者が情報を把握しやすくかつ理解して対応が取れるような情報を表示させることができる。
その結果、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおいて、受信者は、俯瞰的かつ一体的に情報を把握することができる。また、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムは、時系列などに沿って受信者がどのように対応すれば良いかを把握できる情報を提供することができる。
(情報提供システムの動作例2)
他の例として、ある地域において地震が発生したものとする。このとき、情報発信元サーバの1つである気象庁サーバは、地震発生に関する情報を発信する(情報提供サーバ11はこれらの情報を収集する)。また、この地震によって避難が必要な場合には、情報発信元サーバの1つである地方公共団体サーバは、避難所や避難方法に関する情報を発信する(情報提供サーバ11はこれらの情報を収集する)。また、他の官公庁サーバは、この地震が原因となって変動した交通情報を発信することもある(情報提供サーバ11はこれらの情報を収集する)。具体的には、その地域における道路の通行止めに関する情報や列車の運行止めに関する情報などである。
また、情報発信元サーバの1つである気象庁サーバや日本気象協会サーバが、気象の警戒情報を発信することもある(情報提供サーバ11はこれらの情報を収集する)。例えば、この地震と相俟ってその地域の被害が拡大したり、住民等が受ける影響が大きくなったりすることを示す情報である。あるいは、情報発信元サーバの1つである民間サービス業者サーバが、各自に被害の情報を発信したりする(情報提供サーバ11はこれらの情報を収集する)。
本発明の一実施形態において、収集情報提供サーバ11は、データベースサーバ12と連携し、上記収集した情報の集約や加工を行って、これらの情報が関連性を形成するようにまとめる。さらに、後述するように、地震の発生場所やそれによって生じている交通問題などの地理的位置も、警戒情報と合わせて把握できるように情報を整理する。その結果、受信者が全体を関連して俯瞰できるようになる「パッケージ情報」が生成され、各種端末(媒体)へ送信される。
また、地震そのものの状況、この地震を起因とする交通状況や被害状況も時間の経過とともに変化する。収集情報提供サーバ11は、これらの時系列での変化についても追従し、タイムリーな情報を媒体へ送信する。この結果、受信者は、時系列の変化にも迅速かつ適切に対応することができるようになる。
(収集情報提供サーバ等の機能ブロック構成例)
図2Aに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システム10における収集情報提供サーバ11及びデータベースサーバ12の機能ブロック構成例を示す。
図2Aにおいて、収集情報提供サーバ11は、情報受信部111、情報分類部112、抽出部113、解析部114、生成部115、送信部116を備える。
また、データベースサーバ12は、気象・防災・公共情報に対応した色調連携ピクトグラムを提供するためのデータベース121を備える。
情報受信部111は、図1に示した複数の情報発信元サーバ100から収集される異なる種類の情報を受信する。なお、本発明はこれに限定されるものではないが、一実施形態例において、収集情報提供サーバ11の運営者は、複数の情報発信元サーバの運営者のそれぞれとの間において、情報の受信(および加工なども含めて)についての契約処理等が交わされる。
情報分類部112は、情報受信部111が複数の情報発信元サーバから集約的に受信した複数の情報のそれぞれを、所定条件に基づき複数の種類に分類する。ここで、本発明はこれに限定されるものではないが、一実施形態例において、情報分類部112では、分類した異なる複数の種類の情報を、それぞれの分類種別ないし分類区分に対応して複数の記憶部1121〜1124に記憶される。これらの記憶部の区分数は任意であり、また、これらの記憶部の区分は、物理的になされてもよいし論理的になされてもよい。
本発明の一実施形態において、記憶部1121〜1124のそれぞれは、所定条件に基づき分類された分類情報を、種類ごとに区分して記憶する。一例として、情報分類部112では、異なる情報発信元サーバ100からの情報であっても、これらの情報が同じ種類あるいは同じ区分に属する情報である場合には、同じ分類あるいは同じ区分として格納される。
本発明の一実施形態において、記憶部1121〜1124に分類されて記憶されている分類情報は、抽出部113における必須情報(あるいは有益情報)の抽出に用いられる。分類情報の具体例は、警告情報、緊急情報、公的情報、案内情報、民間情報、広告情報などである。
一実施形態において、これらの情報は、受信者に対して提供することが必須である必須情報、また、必須ではないが有益である有益情報、あるいは、それ以外の情報に区分されることができる。このとき、必須情報や有益情報においては、これらを区別する識別情報や優先順位あるいは重要度をあらわす付帯情報が含まれうる。
本発明の一実施形態において、収集情報提供システム11は、緊急情報や警告情報など、災害や人災に関しての対応を即座に行わなければならないような情報を最優先に提供するように運用することができる。この場合には、抽出部113が、分類された分類情報から必須情報を抽出する。例えば、上述の通り、分類情報の中の地震に関する情報(情報群)や、豪雨や土砂崩れなどの災害に関する情報(群)、テロなどの人災に関する情報(群)などが抽出される。抽出された情報は、優先して受信者に提供される。
抽出部113は、抽出した必須情報を解析部114に送信する。このとき、抽出部113は、必須情報と判断したものをまとめて解析部114に送信してもよいし、順次解析部114へ送信してもよい。
解析部114は、抽出部113から受け取った必須情報から、一元的な軸となる事象である中心項目を解析して特定する。
ここで、中心項目は、必須情報とされる情報のそれぞれにおいて軸と認定できる事実項目や特徴となる項目である。以下、例を挙げながら中心項目の特定過程や生成過程を具体的に説明する。
必須情報として送信されてきた情報が、ある場所である時刻に発生した地震に基づく様々な情報であるとする。それらは、地震の発生そのものに関する情報、地震の規模に関する情報、地震によって生じた二次災害の情報、地震に関連して生じている交通規制の情報、地震に関連して生じた注意情報や案内情報、地震に関連して変更等の生じたイベントの案内情報、地震に備えるべき地震保険などの企業の広告情報などである。これらの情報は、必須情報の群として、解析部114へ送信される。
解析部114は、これら必須情報の群に対し、例えば、優先度や見せ方の観点から加工されたパッケージ情報とするために、まず、一元的な軸となる中心項目を解析して特定する。地震の例においては、「ある場所である時刻に発生した地震」が中心項目となりうる。
次に、解析部114は、一実施形態において、必須情報の群のキーワード分析や頻出用語分析などによって、中心項目を解析して特定する。あるいは、他の実施形態において、必須情報を発信した情報発信元サーバの優先度を考慮し、中心項目が解析・特定されてもよい。一例として、警告情報や災害情報を発する官公庁やこれの委託団体である情報発信元サーバは、高い優先度として設定される。
そして、解析部114は、特定された中心項目を、生成部115へ送信する。
生成部115は、中心項目を軸として、必須情報の群から一元的な関連性を有するパッケージ情報を生成する。一例として、「ある場所である時刻に発生した地震」を中心項目として関連付けられた必須情報が生成される。このとき、生成される情報に優先順位が付けられてもよい。下表は、本発明の一実施形態において生成されたパッケージ情報例である。
Figure 2021185467
優先順位1位の情報は、もっとも注意喚起を促すための最優先情報であるので1位とされている。以下、受信者にとって自分の地域に関連するかどうか、避難をすべきか、対応をすべきかの判断基準となるかどうか、受信者の理解促進に役立つか、余計な渋滞や二次災害を防止できるかどうか等の観点から順位付けされている。
また、優先順位8位の案内情報は、上表において最下位の優先度ではあるが、発信する企業にとっては宣伝効果が高く、他方、受信する受信者にとっても中長期的観点から良い契機となるものである。
このように、特定の地震を中心項目として一元的に関連付けられた複数の情報が、優先順位、表示の仕方などにおいて加工されてパッケージ情報として生成される。
また、こうしたパッケージ情報は、種々の媒体に表示されることができ、受信者は、地震に起因して知っておくべき必須情報や、必須情報でなくても有益となる有益情報を集約的に受信することができる。この結果、受信者自身の対応行動(避難やその他)を適切に判断させることができる。
ここで、必須情報は、緊急情報、災害情報、特定気象情報(集中豪雨、台風、突風、暴風雨など)、避難情報および警察情報の少なくとも一つの特性を含む。
また、本発明の一実施形態において、抽出部113は、必須情報とは別に有益情報を抽出し、この有益情報を必須情報と関連するものとして、必須情報とは独立したものとして抽出することができる。これらの有益情報は、それ自体パッケージ情報として生成されてもよいし、必須情報に追加される形でパッケージ情報に含められてもよい。
必須情報が、災害情報、特定気象情報、避難情報および警察情報の少なくとも一つの特性を含む場合には、解析部114は、当該特性の起因となった事象を、中心項目とすることができる。例えば、地震、集中豪雨、台風、テロ、凶悪事件の発生、大規模交通事故などの事象が、中心項目として解析・決定される。すなわち、中心項目の例として、地震、津波、気象災害、火災、交通事故、刑事事件、テロなどの少なくとも一つであって、同一発生源に基づくものが、中心項目として解析・決定される。同一発生源に基づくこれらの事象は、複数の必須情報を関連付ける軸となるものである。このため、これらの事象のいずれかが、中心項目として解析・決定される。
一方で、必須情報ではなく有益情報からパッケージ情報が生成される場合には、解析部114は、単数または複数の有益情報において、共通する事象を中心項目として解析・決定することができる。例えば、ある場所でのイベントや、ある新しい商品に関する宣伝・広告での特定商品などが、中心項目として解析・決定される。
生成部115は、解析部114が決定した中心項目を軸に、複数の必須情報や有益情報を一元的に関連付けてパッケージ情報を生成する。
このように、パッケージ情報の一形態は、同一発生源(例えば、地震)に基づく一つの中心項目を軸として、複数の必須情報が一元的に関連付けられた関連情報(警告情報や避難情報)である。また、パッケージ情報の他の形態は、必須情報に加えて、あるいは、必須情報に替えて、企業の広告やイベント案内情報、あるいは道路情報のような有益情報が含まれる情報である。このため、必須情報及び有益情報が、中心項目に基づいて関連付けられてパッケージ情報が構成されてもよい。この有益情報は、公的情報、案内情報、民間情報および広告情報の少なくとも一つに関する情報を含む。
下表は、本発明の一実施形態におけるパッケージ情報(必須情報を含まず有益情報によって構成されている)の例である。
Figure 2021185467
以上のように、生成部115は、必須情報のみ、必須情報と有益情報の混合、有益情報のみなどの多彩バリエーションに加えて、関連付けの基準や関連付けによる見せ方を、様々に加工することで、受信者の便益に供するパッケージ情報を生成することができる。
送信部116は、生成部115において生成されたパッケージ情報を各種の媒体(各種端末)へ通信回線を介して送信する。各種端末については、図1を参照して説明したとおりである。
図2Bに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるデータベースの構造例を示す。
同図において、データベース121は、色調連携ピクトグラムを格納しているデータベースであり、情報識別データ1211〜1213を格納している。情報識別データ1211〜1213の数は任意であり、これに限定されない。また、情報識別データ1211〜1213は、それぞれ図示しない紐付けテーブルによって、情報分類部112に格納されている記憶部のいずれか1以上の情報と紐付け管理されることができる。
本発明の一実施形態において、情報識別データ1211〜1213は、それぞれひとまとまりのピクトグラムのグループとして管理される。一例として、情報種別データ1211は、大雨警報に関するピクトグラムのグループであり、画像データA(1211A)には大雨警報発表を表すピクトグラムデータが格納され、画像データB(1211B)には大雨警報継続を表すピクトグラムデータが格納され、画像データC(1211C)には大雨警報解除のピクトグラムデータが格納される。
また、上記画像データA(1211A)〜画像データC(1211C)に替えて、各画像データのIDを示す本体ID(画像ID)が可能されてもよい(その場合、画像自体のイメージはIDごとに別領域に管理される)。この場合、同じ画像を示すには同じ本体ID(画像ID)が格納されることとなる。さらに、各画像に対する本体ID(画像ID)とともに、図示しない文字データや他の属性IDが紐付け管理されてもよい。
また、本発明の他の実施形態においては、色調連携ピクトグラムDB121には、アイコンに代表されるピクトグラムのみならず、道路地図における道路や路線マップにおける線路に対する色調を変化させるためのデータを格納することもできる。道路地図における道路の色調を変化させるバリエーションについては、図10及び図11を参照して後述する。
なお、道路地図における道路や路線マップにおける線路に対する色調を変化させるためのデータは、色調連携ピクトグラムDB121に限られず、収集情報提供サーバ上の記憶部などにも格納可能であることは言うまでもない。
図3に、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける収集情報提供サーバ11やデータベースサーバ12の機能ブロック図を示す。例示的に、これらサーバの動作は、以下に説明するハードウェアの個々の動作、及びソフトウェアとこれらハードウェアとの連携動作によって実現されている。
図3において、ハードウェアブロック全体としてのサーバ300は、大別すると、各種比較・演算処理を行うためのCPU301と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の記憶部302と、キーボードやポインティングデバイス等の入力部303と、ディスプレイやスピーカ等の出力部304と、各種信号制御のための制御部305と、通信(インタフェース)部306(無線、有線を問わない)と、時刻等を計時するための計時部307と、電源部308とからなる。
これらのモジュールは、必要に応じて適宜通信バスや給電線(図3においては、便宜上各線が適宜区分された結線399としてひとまとめに表す)によって接続されている。
また、本発明の実施に必要な管理サーバ300上で実行されるプログラムないしソフトウェアは、通常、記憶部302を構成するハードディスクディスク、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等にインストールないし記憶され、プログラムないしソフトウェアの実行時には、必要に応じて記憶部302内のメモリにその全部又は一部のソフトウェアモジュールとして読み出され、CPU301において演算実行される。
なお、演算実行は必ずしもCPU301等の中央処理部で行われる必要はなく、図示しないディジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の補助演算装置を用いることもできる。
図4に、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける情報処理装置としてのタブレット端末14の外観構成を示す。図4において、情報処理装置(タブレット端末)14は、筐体部141とディスプレイ142と筐体141の下部中央部に設けられたハードウェアボタン143とからなる。ディスプレイ142は典型的には液晶ディスプレイ(LCD)等で構成され、文字や静止画像や動画など様々な情報を表示することができる。また、ディスプレイ142にメニューボタンやソフトウェアキーボードを表示させ、これを指ないしタッチペン(不図示)等で触れることによりタブレット端末14への指示(コマンド)とすることができる。この点で上記ハードウェアボタン143は必須の構成要素ではないが、本発明の説明の便宜上、一定の機能を担うボタンとして実装されている。もちろん、これらハードウェアボタン143を、ディスプレイ142の一部に表示させたメニューボタンで代替させることも可能である。
また、ディスプレイ142には、マルチタッチ入力パネルが含まれており、タッチ入力パネル上でのタッチ入力位置座標が入力デバイスインタフェース(不図示)を介してタブレット端末14の処理系(CPU)へ送信され処理される。そして、このマルチタッチ入力パネルは、パネルに対する複数の接触点を同時に感知することができるよう構成されている。この検出(センサ)については様々な方法で実現することができ、必ずしも接触センサに限られず、例えば、光学式のセンサを利用してパネルに対する指示点を抽出することも可能である。さらに、センサには、接触式のセンサや光学式のセンサのほか、人の肌の接触を感知する静電容量方式のセンサを用いることも可能である。
また、図4には現れていないが、タブレット端末14は、マイクやスピーカを備えることもできる。この場合にはマイクより拾ったユーザの声などを判別して入力コマンドとすることも可能である。さらに、図4には現れていないが、タブレット端末14の背面等にCMOS等のカメラデバイスを実装させることもできる。
図5に、本発明の一実施形態にかかるタブレット端末14を構成するハードウェアの機能ブロック図を例示する。タブレット端末14の動作は、以下に説明するハードウェアの個々の動作、及びソフトウェアとこれらハードウェアとの連携動作によって実現されている。
図5において、ハードウェアブロック全体としてのタブレット端末500は、大別すると、図4におけるハードウェアボタン143、ディスプレイ142に設けられたマルチタッチ入力パネル、マイク等で構成される入力部501と、プログラムやデータ等を記憶するためのハードディスク、RAM及び/又はROM等で構成される記憶部502と、プログラムによって様々な数値計算や論理演算を行うCPUによって構成される中央処理部503と、ディスプレイ142等で構成される表示部504と、チップや電気系統等の制御を行うための制御部505と、インターネットにアクセスするためのスロットや光通信を行うためのポート、及び通信インタフェースから構成される通信インタフェース部506と、スピーカやバイブレーション、赤外線プロジェクター等の出力部507と、時刻等を計時するための計時部508と、CMOS等のイメージセンサや赤外線センサ、慣性センサ等からなるセンサ部509と、装置内の各モジュールに電源を供給するための電源部510とからなり、これらのモジュールは必要に応じて適宜通信バスや給電線(図5においては、便宜上各線が適宜区分された結線599としてひとまとめに表す)によって接続されている。
なお、センサ部509には、タブレット端末500(14)の位置を特定するためのGPSセンサモジュールを含めることとしても良い。また、センサ部509を構成するCMOS等のイメージセンサや赤外線センサ等によって検知された信号は、入力部501において入力情報として処理することができる。
また、本発明の実施に必要なタブレット端末500上で実行されるプログラムないしソフトウェアは、通常、記憶部502を構成するハードディスクディスク、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等にインストールないし記憶され、プログラムないしソフトウェアの実行時には、必要に応じて記憶部502内のメモリにその全部又は一部のソフトウェアモジュールとして読み出され、CPU503において演算実行される。
なお、演算実行は必ずしもCPU等の中央処理部503で行われる必要はなく、図示しないディジタルシグナルプロセッサ(DSP)等の補助演算装置を用いることもできる。
図6Aに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける処理フローを示す。本フローでは、図1、図2A及び図2Bを参照して説明したシステムやサーバ等の動作を踏まえ、日時情報・時刻情報が含まれるパッケージ情報の生成及び送信についても説明を加える。
図6AのステップS601において処理を開始すると、ステップS602へ進み、収集情報提供システム(図1の11が対応する)が複数の情報発信元(図1の13a〜13cが対応する)から情報を収集(あるいは集約)する。このとき、収集した情報の日時情報あるいは時刻情報も収集される。この日時情報あるいは時刻情報の一例は、当該情報の発表時刻や取得時刻などが含まれる。本フローでは、これらの日時情報あるいは時刻情報は、情報内容それ自体と紐付けされて管理される。
ステップS603では、収集情報提供システム内の情報分類部(図2の112が対応する)において、収集した情報の分類が行われる。典型的には、収集した情報の特性等に基づく分類が行われ、一実施形態における分類処理は、図1及び図2Aを参照して説明したとおりである。
ステップS604では、収集情報提供システム内の抽出部(図2の113が対応する)において、分類された情報から必須情報(あるいは有益情報)の抽出が行われる。一実施形態における必須情報(あるいは有益情報)の抽出処理は、図1及び図2Aを参照して説明したとおりである。
ステップS605では、収集情報提供システム内の解析部(図2の114が対応する)において、分類された情報から必須情報(あるいは有益情報)の抽出が行われる。一実施形態における解析処理は、図1及び図2Aを参照して説明したとおりである。
ステップS606では、収集情報提供システム内の生成部(図2の115が対応する)において、パッケージ情報の生成が行われる。一実施形態におけるパッケージ情報の生成処理は、図1及び図2Aを参照して説明したとおりである。
ここで、本発明の一実施形態においては、パッケージ情報生成の際に日時情報あるいは時刻情報が考慮される。そして、この日時情報あるいは時刻情報は、パッケージ情報の属性情報として紐付けされるか、当該パッケージ情報内に含められ、当該パッケージ情報の生成時、発信時、あるいはパッケージ情報内の情報(イベント等)に関する開催日時や開始時刻等として位置付けられることができる。
以下は、本発明の一実施形態において採用される日時情報あるいは時刻情報を含むパッケージ情報のフォーマット例である。
Figure 2021185467

上表において、「パッケージID」は、当該パッケージ情報を識別するためのIDないし番号である。「情報ID」は、当該パッケージ情報内に含められる1つの情報に対する識別IDないし番号である。「情報内容」は、情報IDに対応する情報内容(情報の本体)であって、種々のフォーマットを採用しうる(また、ここには、情報本体が記憶されるメモリ情報別領域へのアドレスが格納されるものとしてもよい)。「日時/時刻情報」は、当該情報に紐付けされる日時情報あるいは時刻情報であり。「日時/時刻種別」は、さきの「日時/時刻情報」がどのような位置付けのものかの種別を記録するための項目である。たとえば、そのパッケージ情報の生成日時(時刻)であるとか、情報内容に関わるイベント等の開催日時(あるいは開催時刻)であるとか、などである。
上表に示されたフォーマットは、これに限定されるものではなく、例えば、1つの情報ID(情報内容)に対して2以上の日時/時刻情報を紐付けることができる(例えば、あるイベントについての開催日時及び終了日時など)。
さらに、1つのパッケージ情報に2以上の情報ID(情報内容)を紐付けたり、あるいは含めたりすることもできる。
ステップS607では、収集情報提供システム内の送信部(図2の116が対応する)において、パッケージ情報の送信が行われる。一実施形態におけるパッケージ情報の送信処理は、図1及び図2Aを参照して説明したとおりである。
ステップS608では、本フローとしての処理を終了する。
図6Bに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける処理フローを示す。本フローは、特に、ステップS606及び/又はステップS607の詳細フローとして位置付けられるが、本フローは独立して実施可能である。つまり、本フローの実施にあたり、ステップS601〜ステップS605が必ず前提となるのではなく、たとえば、いったんステップS601〜ステップS605が実施された後、最新情報の細やかな更新のために、本フローが随時実施されても良い。以下、図6Bを参照して処理の詳細を説明する。
ステップS651では、パッケージ情報の作成が開始される。ここでのパッケージ情報の作成は、必ずしも新規の作成に限定されることはなく、既に作成されたパッケージ情報内容の更新処理の開始であってもよい。
また、すでに説明したとおり、パッケージ情報には種々の情報を含めることができる。そして、パッケージ情報として含められる種々の情報については、それらが同じ種類の情報であるか異なる種類の情報であるかを問わず、階層的に紐付けしたり関連付けたりすることができる。
ステップS652では、パッケージ情報を作成ないし更新するために必要な項目単位の情報が取得される。つまり、本ステップでは、対象となるパッケージ情報を構成するすべての情報を取得する必要はなく、例えば、更新のために必要な項目のみ取得するよう細やかに制御することができる。
あるいは、ステップS652では、(1)収集情報提供システムにおいて逐次入手される項目単位の情報に基づいて、(2)その情報がどのパッケージ情報に該当するものか判断するという順序を踏んでもよい。
ステップS653では、現在取り扱おうとしているパッケージ情報に対する処理が、新規に発生させる(生成させる)パッケージ情報にあたるか、あるいは、既に生成したパッケージ情報の更新にあたるかが判断される。本ステップにおいて、Yesの場合はステップS655へ進み、Noの場合はステップS654へ進む。
ステップS655では、新規に生成されるパッケージ情報に関する日時情報あるいは時間情報を管理するための属性情報をリセットする。ここでの「リセット」は、必ずしも情報の初期化のみをいうのではなく、初期化後のしかるべき日時情報あるいは時間情報のセット(設定)も含まれる。
なお、実施態様によっては、時間情報の初期化(たとえば、カウント時間をゼロとする)のみの場合もあるが、この場合は、時間情報の初期化後に時間計測が開始されることが望ましい。これにより、当該パッケージ情報生成からの経過時間を抽出することができるようになる。
ステップS657では、当該パッケージ情報に含まれる画像情報を生成する。本発明の一実施形態においては、ピクトグラムである。一実施形態において、当該パッケージ情報には、ピクトグラムのみが含まれてもよいし、ピクトグラムと文字情報とが含まれてもよい。さらに、複数のピクトグラム及び/または文字の組み合わせが含まれてもよい。
また、ステップS657においては、ピクトグラム等の画像情報の生成とともに、当該画像情報を表示制御するための情報(表示制御パターン)をセットすることもできる。これによって、新規に生成したパッケージ情報(ピクトグラムを含む)を新たに媒体のディスプレイ上に表示させるときに、色をかえたり、点滅させたりすることができるようになる。
ステップS659では、前ステップまでに生成ない更新されたパッケージ情報を各種の媒体(各種端末)へ送信する。
一方、ステップS654(ステップS653でNoであった場合)では、ステップS655でセットされた日時や時刻、あるいはリセット時刻(カウント時間ゼロ)からの経過時間を取得するために、現在の日時や時刻、あるいは経過カウント時間を取得する。これにより、新規にパッケージ情報を生成してから情報内容の変更事項あるいは更新事項が生じた場合の新規生成時からの経過時間が把握される。
次に、ステップS656に進み、ステップS654にて取得された経過時間に基づき、一定時間が経過したかどうかが判断される。一定時間は任意の時間である。例えば、1分、5分、10分、30分、1時間、あるいはその他の時間でもよい。
ステップS656でYesの場合は、ステップ658へ進むが、Noの場合はステップS660へ進み、本フローとしては終了する。
ステップS658では、当該パッケージ情報に含まれる画像情報(例えば、ピクトグラム)の表示態様を変更するための表示制御パターン(表示制御命令)がセットされる。本発明の一実施形態においては、この表示制御パターンは、当該パッケージ情報内に格納してもよいし、あるいは、収集情報提供サーバ内の図示しないメモリに記憶して管理してもよい。次に、ステップS659へ進み、変更あるいは追記された表示制御パターンとともにパッケージ情報が各種の媒体(各種端末)へ送信される。あるいは、他の実施形態においては、変更あるいは追記された表示制御パターンは収集情報提供サーバ内の図示しないメモリ上で当該パッケージ情報と関連付けられて記憶管理され、このパッケージ情報識別番号及び表示制御パターンが、対象となる各種の媒体(各種端末)に送信される。
これらの情報を受信した各種の媒体(各種端末)では、受信した表示制御パターンに基づいて、対象となるパッケージ情報の表示態様を変更する。
ステップS660では、本フローを終了し、システムの他の動作へ適宜復帰する。
図7Aに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を示す。ピクトグラム711〜713は、気象情報に関するピクトグラムであり、大雨特別警報の状態を表すピクトグラムである。本発明の一実施形態においては、ピクトグラム711〜713は個別のパッケージ情報として生成・管理されてもよいし、ピクトグラム711〜713までをセットのパッケージ情報として管理することもできる。
また、ピクトグラム711〜713は、それぞれパッケージ情報における情報内容の一部として含まれるものであってもよい。
図7Aに示されるように、ピクトグラム711には「発表」、ピクトグラム712には「継続」、ピクトグラム713には「継続」との文字情報も含まれる。本発明の一実施形態において、収集情報提供サーバは、気象情報としての大雨特別警報に関する情報を収集してパッケージ情報を生成する。一例として警報発表時にピクトグラム711(「発表」の文字情報を含む)を生成し、各種端末へ送信する(あるいは、各種端末に記憶されているピクトグラム711を表示させるようなコマンドを送出することでもよい)。一実施形態において、警報発表後は、ピクトグラムの下部に「発表」という文字が表示されている。このとき、図7Aには図示されていないが、予め定められた基準に基づいて事態の深刻度をあらわす数値(一例として、レベル1〜レベル5までの5段階が採用されうるが、レベル数に制限はない。)を表示させることもできる。なお、このようなレベル表示は、例示的に、図12〜図14のディスプレイの左上にピクトグラムとともに「レベル4」といった具合に表示されている。
本発明の一実施形態において、上記レベルは、情報発信元サーバから収集される各種情報に付帯される「Extreme(著しく高い)/解除:None」「Severe(高い)/解除:None」「Moderate(中程度)/解除:None」「Minor(低い)/解除:None」といった定義コードを併せて読み取ることによって決定することができる。そして、重大性・緊急性の要素に応じて色調連携ピクトグラム及び数値レベルを時系列要素として対応させたり、情報の入れ替わり及び事実(トンネル内混雑)に応じて予め設定した色調で点灯させたりすることが可能になり、統一された定義コードのもと、情報発信者・情報伝達者・情報受信者がデジタルデバイスあるいはデジタル地図上で情報共有することができるようになる。
次に、警報発表後、新たに継続が発表された場合(または、所定時間を経過しても事態が改善しない場合)には、ピクトグラム712に示されるように、「発表」から「継続」の文字に切り替わる。この場合の文字の切り替は、ピクトグラム711からピクトグラム712(新規パッケージ情報)への差し替えが行われてもよい。図6Bのフローでは、ステップS653においてYesの場合のフローとなる。
あるいは、他の実施形態においては、ピクトグラム711とピクトグラム712の画像部分が共通する場合には、「発表」から「継続」への文字部分の差し替えのみが行われてもよい。図6Bのフローでは、ステップS653においてNoの場合のフローとなり、ステップS658において、ピクトグラム表示制御パターンの一形態として文字部分の変更がセットされることとなる。
次に、図7Aを参照して例示した大雨特別警報が解除された場合には、同図に示されるピクトグラム713への差し替えが行われる。この制御については、図6A及び図6Bを参照して説明したとおりである。
図7Bに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を示す。ピクトグラム721〜723は、気象情報に関するピクトグラムであり、大雪警報の状態を表すピクトグラムである。本発明の一実施形態においては、ピクトグラム721〜723は個別のパッケージ情報として生成・管理されてもよいし、ピクトグラム721〜723までをセットのパッケージ情報として管理することもできる。
また、ピクトグラム721〜723は、それぞれパッケージ情報における情報内容の一部として含まれるものであってもよい。
また、ピクトグラム721〜723の表示制御については、ピクトグラム711〜713と同様に制御されることができる。
図7Cに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を示す。ピクトグラム731〜733は、避難勧告または避難指示に関するピクトグラムであり、避難勧告または避難指示の状態を表すピクトグラムである。本発明の一実施形態においては、ピクトグラム731〜733は個別のパッケージ情報として生成・管理されてもよいし、ピクトグラム731〜733までをセットのパッケージ情報として管理することもできる。
また、ピクトグラム731〜733は、それぞれ別のパッケージ情報における情報内容の一部として含まれるものであってもよい。
また、ピクトグラム731〜733の表示制御については、ピクトグラム711〜713と同様に制御されることができる。
図7Dに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を示す。ピクトグラム741a〜743aは、避難所情報に関するピクトグラムであり、避難所の状態を表すピクトグラムである。本発明の一実施形態においては、ピクトグラム741a〜743aは個別のパッケージ情報として生成・管理されてもよいし、ピクトグラム741a〜743aまでをセットのパッケージ情報として管理することもできる。
また、ピクトグラム741a〜743aは、それぞれ別のパッケージ情報における情報内容の一部として含まれるものであってもよい。
さらに、ピクトグラム741a〜743aには、避難所の込み具合をあらわす情報として、文字のみならず、視覚情報も採用している。ピクトグラム741a〜743aに示されるように、避難所の込み具合に応じて中央部の人及び建物をあらわす画像を囲む割合を増大させるようにゲージ741b〜743bが描かれている。このような描写により、情報を受信する者は、一目で避難所の込み具合を把握できるようになる。
図7Eに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの例を示す。ピクトグラム751a〜755aは、交通情報のうち、鉄道・鉄道会社に関するピクトグラムであり、たとえば特定の路線(一部区間を含む)の状態を表すピクトグラムである。本発明の一実施形態においては、ピクトグラム751a〜755aは個別のパッケージ情報として生成・管理されてもよいし、ピクトグラム751a〜755aまでをセットのパッケージ情報として管理することもできる。
また、ピクトグラム751a〜755aは、それぞれ別のパッケージ情報における情報内容の一部として含まれるものであってもよい。
ピクトグラム751a〜755aにおいては、その程度や状況をあらわす文字情報751b〜755bがそれぞれ表示されているが、図7Eに示されたピクトグラムに限らず、図柄は同じでも背景色を異ならせることで、それぞれの状況をより直観的に伝えることもができる。一例として、ピクトグラム751aの背景色は紫色、ピクトグラム752aの背景色は橙色、ピクトグラム753aの背景色は黄色、ピクトグラム754aの背景色は赤色、ピクトグラム755aの背景色は緑色とすることができる。
図8Aに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を示す。図8Aでは、同じ地域に対する2種類の通知(大雨注意報と大雨警報)の変わり目が識別しやすいように制御される。
図8A(A)では、ある地域で出された大雨注意報が大雨警報に格上げされたばかりのときの点滅表示例である。本発明の一実施形態においては、大雨注意報を表すピクトグラムを表示させる時間T0を0.3秒、大雨警報を表すピクトグラムを表示させる時間T1を1.2秒、無表示区間T2を0.5秒に設定される。つまり、2秒一区切りの点滅表示により、この地域の大雨注意報が大雨警報に格上げされたことを分かり易く表現することができる。
図8A(B)では、ある地域で出された大雨警報が大雨注意報に緩和されたばかりのときの点滅表示例である。本発明の一実施形態においては、大雨警報を表すピクトグラムを表示させる時間T3を0.3秒、大雨注意報を表すピクトグラムを表示させる時間T4を1.2秒、無表示区間T5を0.5秒に設定される。つまり、2秒を一区切りとした点滅表示により、この地域の大雨注意報が大雨警報に格上げされたことを分かり易く表現することができる。
T0〜T2、T3〜T5の割り当て時間は任意である。その結果、図8Aでは2秒を一区切りとした点滅表示の時間も任意に調整される。また、一区切りとする時間の長さ(ここでは、2秒)も任意に調整される。
本発明の一実施形態において、T0〜T2、T3〜T5は、次のような関係になるよう制御される。まず、T0〜T2について、
T1>T0≧T2、あるいは、T1>T2≧T0
また、T3〜T5について、
T4>T3≧T5、あるいは、T4>T5≧T3
上記関係を上位概念化すると、少なくとも、(現在の状態を表すピクトグラムを表示させる時間)を(1つ前の状態を表すピクトグラムを表示させる時間)よりも長く設定するということがいえる。
さらに、ピクトグラム表示が変更ないし更新された時刻からの経過時間に従って、上記(現在の状態を表すピクトグラムを表示させる時間)と(1つ前の状態を表すピクトグラムを表示させる時間)の表示時間関係を下表のように調整することもできる。
Figure 2021185467

上表では、ピクトグラム表示が変更ないし更新された時刻から時間が経過するに従って、(現在の状態を表すピクトグラムを表示させる時間)と(1つ前の状態を表すピクトグラムを表示させる時間)との割合が多くなるように制御されている。なお、ここでの割合の変化率は任意である。
図8Bに、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を示す。図8Bでも、図8Aと同様に同じ地域に対する2種類の通知(大雨注意報と大雨警報)の変わり目が識別しやすいように制御される。
図8Bに示されたサンプルの特徴は、図8Aに示された無表示区間が割愛されていることである。その他の特徴、例えば、T7>T6、あるいは、T9>T8となるような調整等は、図8Aを参照して説明されたものと同様の調整が可能である。
また、図8Bに示されたサンプルでは無表示区間が割愛されているため、点滅というよりは、2種類のピクトグラムの交互点灯または交互表示ということができる。
図9に、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を示す。図9では、同じ地域に対する1種類の通知の通知後の経緯が識別しやすいように制御される。
図9においては、1つの通知がなされてから時間の経過とともに点滅態様を変化させたり、点灯区間に移行したりして、通知後の経緯が分かるように工夫されている。具体的には、同図のT91区間は、ある通知がなされた直後の区間であり、通知のために表示されるピクトグラムが短い時間間隔(一例として、0.3秒の点灯時間及び0.3秒の消灯時間の繰り返し)で点滅表示されている。次に、T92区間では、T91区間における時間間隔よりも長い間隔(一例として、0.8秒の点灯時間及び0.8秒の消灯時間の繰り返し)で同ピクトグラムの点滅表示がなされる。次に、T93区間では、同ピクトグラムは点灯表示される。
本発明の一実施形態において、T91は30分、T92は1時間などと設定される。この場合、ピクトグラムは、T91区間では速い点滅表示となり、T92では相対的にゆっくりとした点滅表示となり、T93区間では点灯表示となって、ある警報等の発令からの時間経過を直観的に理解することが可能となる。
なお、特に、図8Aや図8Bでの点滅方法と併用する場合には、図9での点滅との区別を設けるために、図9に示した点滅は、ピクトグラムの点灯時間と無灯時間がほぼ同じであることが望ましい。
図10に、本発明の他の実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を示す。図10では、道路地図上の道路区間に対する混雑表示の変化や変わり目が識別されやすいように制御される。ここでの道路区間は、これまで説明した狭義のピクトグラムには含まれないかもしれないが、本発明はこれを排除するものではない。すなわち、道路地図上の道路区間を表示するためのデータも、広義のピクトグラム関係データとして取り扱う。こうしたピクトグラム関係データもパッケージ情報の少なくとも一部である。
図10(A)において、道路1010上の区間1011(P1からP2を経てP3までの区間)が混雑しだしたとする。従前、混雑の度合いによって、該当区間に対する黄色や赤色の表示はなされてきたが、本発明の一実施形態においては、一例として、図9を参照して説明した要領で、初期のフェーズでは速い時間間隔で点滅させ、一定時間を経過しても状況が変わらない場合には相対的にゆっくりとした時間間隔で点滅させ、さらに一定時間経過しても状況が変わらない場合には、点灯表示とすることができる。
図10(B)においては、図10(A)の状態から引き続き、新たに区間1012(P3からP4までの区間)が混雑しだしたとする。この場合、一例として、図9を参照した要領で、初期のフェーズでは区間1012を速い時間間隔で点滅させ、一定時間を経過しても状況が変わらない場合には同区間を相対的にゆっくりとした時間間隔で点滅させ、さらに一定時間経過しても状況が変わらない場合には、同区間を点灯表示とすることができる。
図10に示した道路地図上の道路区間に対する混雑表示においては、さらに、図8Aや図8Bを参照して説明した表示制御を採用することもできる。
これらを組み合わせた場合の表示制御例を下表に示す。
Figure 2021185467
図11に、本発明の他の実施形態にかかる情報提供システムにおけるピクトグラムの表示制御例を示す。図11では、道路地図上の道路区間における混雑状態の緩和の様子が識別されやすいように制御される。
図11(A)では、道路1110の区間1111(Q1からQ2までの区間)がひどく渋滞している(一例として赤色表示される)。図11(B)では、さらに時間が経過し、道路の混雑状況は解消の方向へ向かっている。つまり、図11(B)において、区間1122(R2からQ2までの区間)及び区間1123(Q1からR1までの区間)は混雑がやや解消し(一例として黄色表示される)、ひどく混雑していた区間は区間1121(R1からR2まで区間)まで縮小している(一例として赤色表示される)。さらに時間が経過すると、図11(C)において、S2からQ2までの区間、及びQ1からS1までの区間の渋滞は完全に解消し、混雑区間は区間1131(S1からS2までの区間)に減少している(一例として、赤色表示されるが、当該区間の混雑が相対的に解消しているならば黄色表示される)。
図11に示した道路地図上の道路区間に対する混雑表示においても、図8A、図8B、及び図9を参照して説明した表示制御を採用することができる。
これらを組み合わせた場合の表示制御例を下表に示す。
Figure 2021185467
Figure 2021185467
Figure 2021185467
図12〜図14に、本発明の一実施形態にかかる情報提供システムにおける情報処理装置(受信者端末)の表示例を示す。図12〜図14に示された端末1200、1300、1400は同一のものであるが、時系列に沿って表示させる内容が異なっているために、異なった番号を付している。
図12において、端末1200のディスプレイ上には、ある地域の地図上にその地域のパッケージ情報が表示されている。パッケージ情報は地図上の地域の規模に応じて階層的に構成されており、端末1200のディスプレイ上には、この地域に出されている避難勧告に関するパッケージ情報1210と、この地域に出されている他のパッケージ情報1220と、地図上に表示されている各種パッケージ情報(ピクトグラム)が表示されている。ここでは、パッケージ情報1210とパッケージ情報1220を区別したがこれに限定されるものではなく、パッケージ情報1210及びパッケージ情報1220を合わせて1つのパッケージ情報と見ることもできる。さらに、パッケージ情報にはピクトグラムも含まれることから、パッケージ情報1210及びパッケージ情報1220、ならびに、地図上に表示された各種ピクトグラムを合わせてこの地域のパッケージ情報と呼ぶこともできる。
以下、発明の理解の容易のために、パッケージ情報を適宜区分して説明する。
図12において、パッケージ情報1210には、レベル表示を含むピクトグラム1211と、このピクトグラムに関連する文字情報1212とが含まれる。また、パッケージ情報1220には、大雨警報に関するピクトグラム1221と、洪水警報に関するピクトグラム1222と、土砂災害警戒情報に関するピクトグラム1223とが含まれる。
また、端末1200のディスプレイに表示された地図上には各種ピクトグラムがその発生位置や所在位置等を示すにように表示されている。これら全てを説明することはしないが、例えば、現在未開設の避難所を示すピクトグラム1231a、1231b、鉄道の災害情報を示すピクトグラム1241、医療機関の注意情報を示すピクトグラム1242、現在混雑している避難所を示すピクトグラム1243、港湾の注意情報を示すピクトグラム1244、現在混雑している避難所を示すピクトグラム1245などである。
図13に示された端末1300のディスプレイ上には、端末1200のディスプレイ上に表示された地図の一部をさらに拡大した地図が表示されている。
図13において、ピクトグラム1310、1320は、ピクトグラム1210、1220にそれぞれ対応する。ピクトグラム1331aは、鉄道の災害情報を示すピクトグラムであるが、地図の縮尺上、表示領域に余裕があるため、関連する文字情報1331b(「JR○○線 大雨のために運休」)も表示されている。また、ピクトグラム1332a、1333aは、避難所を示すピクトグラムであるが、それぞれ関連する文字情報1332b、1333b(「○○避難所 災害時:開設(混雑)」)も表示されている。また、ピクトグラム1334aは、港湾の注意情報を示すピクトグラムであるが、関連する文字情報1334b(「○○フェリーターミナル 大雨のために時短営業」)も表示されている。
このように、本発明の一実施形態にかかる端末においては、そのディスプレイ上に表示された地図の縮尺に応じて多様なピクトグラム情報を表示させることができる。
図14において、端末1400のディスプレイ上には、地図上のピクトグラムをクリックないしタップ等した際に表示されるポップアップ画面例が示されている。なお、ピクトグラム1410、1420は、ピクトグラム1210、1220にそれぞれ対応する。
図14において、ポップアップ画面1430上には、クリックされた避難所を示すピクトグラム1431aに加え、その避難所に関する詳細情報1431bが表示されている。
受信者は、地図上に表示されたピクトグラムをクリックないしタップ等することにより、そのピクトグラムに関連付けられた詳細情報を適宜入手することができる。
以上、具体例に基づき、情報提供システム等の実施形態を説明したが、本発明の実施形態としては、システム又は装置を実施するための方法又はプログラムの他、プログラムが記録された記憶媒体(一例として、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、ハードディスク、メモリカード)等としての実施態様をとることも可能である。
また、プログラムの実装形態としては、コンパイラによってコンパイルされるオブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード等のアプリケーションプログラムに限定されることはなく、オペレーティングシステムに組み込まれるプログラムモジュール等の形態であっても良い。
さらに、プログラムは、必ずしも制御基板上のCPUにおいてのみ、全ての処理が実施される必要はなく、必要に応じて基板に付加された拡張ボードや拡張ユニットに実装された別の処理ユニット(DSP等)によってその一部又は全部が実施される構成とすることもできる。
本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された構成要件の全て及び/又は開示された全ての方法又は処理の全てのステップについては、これらの特徴が相互に排他的である組合せを除き、任意の組合せで組み合わせることができる。
また、本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された特徴の各々は、明示的に否定されない限り、同一の目的、同等の目的、または類似する目的のために働く代替の特徴に置換することができる。したがって、明示的に否定されない限り、開示された特徴の各々は、包括的な一連の同一又は均等となる特徴の一例にすぎない。
さらに、本発明は、上述した実施形態のいずれの具体的構成にも制限されるものではない。本発明は、本明細書(特許請求の範囲、要約、及び図面を含む)に記載された全ての新規な特徴又はそれらの組合せ、あるいは記載された全ての新規な方法又は処理のステップ、又はそれらの組合せに拡張することができる。
10 情報提供システム
11 収集情報提供サーバ
12 データベースサーバ
13a〜13c 情報発信元サーバ
14a 電子看板(各種端末の一形態)
14b 携帯電話(各種端末の一形態)
14c タブレット端末(各種端末の一形態)
16a〜16c、17a〜17c、18 通信回線
19a、19b 公衆回線(専用線、インターネット等)

Claims (14)

  1. 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して各種端末へ送信する情報提供サーバであって、
    前記分析及び加工された情報は視覚情報を含み、
    前記分析及び加工された情報の前記各種端末への送信は、時間をおいて繰り返されるものであり、
    前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容が更新または変更された場合に、前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを交互にまたは繰り返し使用することにより、
    前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容の更新または変更を表すよう制御する
    ことを特徴とするサーバ。
  2. 前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを交互に使用する場合には、前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報の表示時間よりも、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報の表示時間のほうが長くなるよう制御されることを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
  3. 前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを繰り返し使用する場合には、少なくとも前記繰り返し使用ごとに無表示区間が設けられることを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
  4. 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して視覚情報を含む情報として各種端末へ送信する情報提供サーバ上で実行されるプログラムであって、前記サーバ上で実行されたとき、
    時間をおいて繰り返し前記分析及び加工された情報を前記各種端末への送信させるステップと、
    前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容が更新または変更された場合に、前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを交互にまたは繰り返し使用することにより、前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容の更新または変更を表すよう制御させるステップと
    を実行することを特徴とするプログラム。
  5. 前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを交互に使用する場合には、前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報の表示時間よりも、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報の表示時間のほうが長くなるよう制御されることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  6. 前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを繰り返し使用する場合には、少なくとも前記繰り返し使用ごとに無表示区間が設けられることを特徴とする請求項4に記載のプログラム。
  7. 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して各種端末へ送信する情報提供サーバであって、
    前記分析及び加工された情報は視覚情報を含み、
    前記分析及び加工された情報が前記各種端末へ送信された後、前記各種端末のディスプレイ上では、前記視覚情報は点滅表示するように制御され、
    前記視覚情報の点滅表示の点滅間隔は、時間の経過とともに長くなるようにさらに制御される
    ことを特徴とするサーバ。
  8. 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して視覚情報を含む情報として各種端末へ送信する情報提供サーバ上で実行されるプログラムであって、前記サーバ上で実行されたとき、
    前記分析及び加工された情報が前記各種端末へ送信された後、前記各種端末のディスプレイ上では、前記視覚情報は点滅表示するように制御させるステップと、
    前記視覚情報の点滅表示の点滅間隔は、時間の経過とともに長くなるようにさらに制御させるステップと
    を実行することを特徴とするプログラム。
  9. 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工する情報提供サーバと、
    前記情報提供サーバが分析及び加工して送信した情報を受信する各種端末と
    を有する情報提供システムであって、
    前記分析及び加工された情報は視覚情報を含み、
    前記分析及び加工された情報の前記各種端末への送信は、時間をおいて繰り返されるものであり、
    前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容が更新または変更された場合に、前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを交互にまたは繰り返し使用することにより、
    前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容の更新または変更を表すよう制御することを特徴とするシステム。
  10. 請求項9に記載の前記情報提供システムにおける各種端末。
  11. 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して視覚情報を含む情報を生成する情報提供サーバと、前記情報提供サーバが分析及び加工して送信した情報を受信する各種端末とを有する情報提供システム上で実行されるプログラムであって、
    前記情報提供サーバに、
    時間をおいて繰り返し前記分析及び加工された情報を前記各種端末へ送信させるステップと、
    前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容が更新または変更された場合に、前記更新または変更前の情報送信に際して使用された前記視覚情報と、前記更新または変更後の情報送信に際して使用される前記視覚情報とを交互にまたは繰り返し使用することにより、前記各種端末へ送信される前記分析及び加工された情報の内容の更新または変更を表すよう制御させるステップと
    を実行することを特徴とするプログラム。
  12. 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工する情報提供サーバと、
    前記情報提供サーバが分析及び加工して送信した情報を受信する各種端末と
    を有する情報提供システムであって、
    前記分析及び加工された情報は視覚情報を含み、
    前記分析及び加工された情報が前記各種端末へ送信された後、前記各種端末のディスプレイ上では、前記視覚情報は点滅表示するように制御され、
    前記視覚情報の点滅表示の点滅間隔は、時間の経過とともに長くなるようにさらに制御される
    ことを特徴とするシステム。
  13. 請求項12に記載の前記情報提供システムにおける各種端末。
  14. 複数の情報発信元サーバから収集した情報を分析及び加工して視覚情報を含む情報を生成する情報提供サーバと、前記情報提供サーバが分析及び加工して送信した情報を受信する各種端末とを有する情報提供システム上で実行されるプログラムであって、
    前記情報提供サーバに、
    前記分析及び加工された情報が前記各種端末へ送信された後、前記各種端末のディスプレイ上では、前記視覚情報は点滅表示するように制御させるステップと、
    前記視覚情報の点滅表示の点滅間隔は、時間の経過とともに長くなるようにさらに制御させるステップと
    を実行することを特徴とするプログラム。
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