JP2021184901A - スプリング構造連結体、マットレス及び椅子 - Google Patents
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Abstract
【課題】コイルスプリングが独立に機能して、適度なクッション性を良好に維持しつつ振動の伝播による横揺れの発生を抑制でき、マットレスやソファー等の使用性の向上に寄与するスプリング構造連結体を提供する。【解決手段】スプリング構造連結体は、複数のコイルスプリングがその伸縮方向が上下方向となるように揃えられて平面領域に並置され、平面領域の少なくとも一部の領域における隣り合うコイルスプリング同士が連結部材で連結されており、連結部材の少なくとも一部が可撓性部材で構成されている。可撓性部材が、水平方向に張り出し長さ60mmで片持ち梁状に保持したときの自重による撓み量が10mm以上の帯状又は短冊状のシート材である。【選択図】図1
Description
本発明は、主にベッドのマットレスや、ソファー等の椅子のクッション体として用いられるスプリング構造連結体に関する。
ベッドのマットレスやソファーの座部には、適度なクッション性を得るために、コイルスプリングのスプリング圧が利用されている。スプリング圧の利用形態としては、並置された複数のコイルスプリングを金属線材で連結してなる、いわゆるボンネルコイル方式と、各コイルスプリングが不織布等からなる円筒状の袋体に個別に収容されて独立して機能する、いわゆるポケットコイル方式とに大別される。
ボンネルコイル方式のマットレスでは、各コイルスプリングが互いに連結されているので全体的なクッション体としては安定性があるが、連結構造を介してコイルスプリングの振動が伝播し易い。すなわち、マットレス全域に亘って隣り合うコイルスプリングが結束されているため、ベッドの片側で寝ている人が寝返りすると、寝返りのスプリング変形による振動が水平方向に伝播し、隣に寝ている人が水平方向に揺動(いわゆる横揺れ現象)されて目を覚まし易いといった問題が指摘されている。
他方、ポケットコイル方式のマットレスでは、各コイルスプリングが独立に機能するのでボンネルコイル方式に比べてコイルスプリングの振動が隣接するコイルスプリングに伝播して生じる横揺れを抑制できる利点がある。しかしながら、コイルスプリング同士が互いに連結されていないため、横揺れに対する有利性と引き換えに複数のコイルスプリングから構成されたクッション体としての安定性が低く、マットレス内での型崩れが生じ易い。それゆえ、図13に示すように、ポケットコイルP群の上面全体を厚みのあるフェルト等の被覆シートSで固定して、複数のポケットコイルからなるクッション体の安定性を確保することが行われている。また、図14に示すように、コイルスプリング3が収容された袋体4同士を一列に連結して、いわゆるポケットコイルラインLとすることにより、各ポケットコイルがバラバラにならないよう、安定性を高めることも行われている。
しかしながら、上述したような、ポケットコイル方式のスプリング構造体からなるクッション体の安定性を高めるための構成は振動伝播媒体として作用する場合がある。すなわち、図13に示すポケットコイル群の上面に配置された被覆シートSは面方向に振動を伝播させ、図14に示すポケットコイルラインLは連結したライン方向に振動を伝播するため、横揺れの発生を有効に抑制できていない。なお、本明細書においてスプリング構造体とは、コイルスプリングを含む構造体を意味しており、ポケットコイルはもちろん、コイルスプリング単体も含まれる。
このように、ポケットコイル方式とボンネルコイル方式とで程度の差はあるものの、スプリング圧を利用したスプリング構造体に関し、振動の伝播抑制には未だ改良の余地がある。
本発明はこのような現状に鑑みて創案されたもので、コイルスプリングが独立に機能して、適度なクッション性を良好に維持しつつ振動の伝播による横揺れの発生を抑制でき、マットレスやソファー等の使用性の向上に寄与するスプリング構造体の連結構造、すなわち、スプリング構造連結体の提供を目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、コイルスプリング方式のスプリング構造体を用いたマットレスにおいて問題となるスプリング構造体の安定性を確保するための構造における横揺れの発生メカニズムに着目し、横揺れを低減するにはスプリング構造体の伸縮方向(上下方向)の振動がマットレスの面方向(横方向、水平方向)へ伝達するのを分断又は低減できるようにすることが効果的であることを見出した。
詳細には、図13に示すように、各スプリング構造体(ポケットコイルP)は、フェルト等の被覆シートSで上面が連結されているため、図15に示すように、使用者Aの寝返り等の動作によってマットレスの一端側のスプリング構造体Aが荷重で圧縮されると(垂直変位va、水平変位ha=0)、圧縮されていない部分のスプリング構造体Bはスプリング構造体Aが圧縮された方向に引っ張られて傾くが(垂直変位vb、水平変位hb)、荷重が解放されてスプリング構造体Aが復元すると、スプリング構造体Bの傾きも復元し、続いて生じるスプリング構造体Aの伸縮方向の振動に連動して、スプリング構造体Bが、下端支持された水平方向への振り子運動することによって使用者B側に横揺れが発生する。また、使用者Aの寝返り等の動作がなされた一端側から離れるにしたがって、スプリング構造体Cの水平方向への傾きが増幅されるため(垂直変位vc、水平変位hc)、他端の使用者B側では横揺れがより顕著となる。そして、荷重が解放されたスプリング構造体Aは、伸縮方向にエネルギーを散逸しながら減衰振動するため、この減衰振動が終了するまでの間(緩和時間)、横揺れが継続する。それゆえ、スプリング構造体の伸縮方向の振動が横方向へ伝達するのを分断又は低減することにより横揺れが低減される。この知見に基づき、本発明を完成するに至った。
上記課題を解決するため、本発明のスプリング構造連結体は、複数のコイルスプリングがその伸縮方向が上下方向となるように揃えられて平面領域に並置され、平面領域の少なくとも一部の領域における隣り合うコイルスプリング同士が連結部材で連結されており、連結部材の少なくとも一部が可撓性部材で構成されている。可撓性部材は、水平方向に張り出し長さ60mmで片持ち梁状に保持したときの自重による撓み量が10mm以上の帯状又は短冊状のシート材である。
コイルスプリング同士が可撓性部材で構成された連結部材で連結されるため、個々のコイルスプリングが独立して機能するクッション性(以下、独立クッション性ともいう)を維持しつつ、各コイルスプリングがバラバラにならないような全体としての形状安定性(以下、スプリング安定性ともいう)を得ることができる。また、コイルスプリングの伸縮方向の振動は、連結部材を介して隣接するコイルスプリングに伝わるところ、生じた振動は可撓性部材からなる連結部材によって分断又は低減されるため、横揺れを低減することのできるスプリング構造連結体が得られる。なお、本明細書において、伸縮部材とは伸び縮みできる部材のことをいい、可撓性部材とは加えられた力に応じて変形できる部材のことをいう。
また、スプリング構造連結体は、連結部材の少なくとも両コイルスプリング側が可撓性部材で構成されていることも好ましい。連結部材のうち、少なくともコイルスプリングと接続している部分が可撓性部材で構成されていることにより、コイルスプリングの独立クッション性とスプリング安定性が確保されるとともに、好適に振動が分断又は低減される。
上述の連結部材を伸縮部材で構成すると、その伸縮部材が、ゴム弾性又はバネ弾性を有し、引張方向のバネ定数がコイルスプリングの伸縮方向のバネ定数よりも小さい部材であることも好ましい。連結部材として、引張方向のバネ定数がコイルスプリングの伸縮方向のバネ定数よりも小さいゴム弾性又はバネ弾性を有する伸縮部材とすることにより、振動が好適に低減されるとともに、各コイルスプリングがバラバラになることなく、安定感のあるスプリング構造連結体が得られる。
伸縮部材の引張方向のバネ定数が、コイルスプリングの水平方向のバネ定数よりも大きいことも好ましい。伸縮部材の引張方向のバネ定数をこのように設定することによって、各コイルスプリングがバラバラになりにくく、より安定感のあるスプリング構造連結体が得られる。
伸縮部材が、シート状部材、紐状部材、リング状部材、筒状部材、キャップ状部材又は袋状部材であることも好ましい。コイルスプリングの構成、用途、クッション体の形状等に応じて、連結部材として、シート状部材、紐状部材、リング状部材、筒状部材、キャップ状部材又は袋状部材からなる伸縮部材が選択される。
伸縮部材が、紐状部材であり、コイルスプリングの伸縮方向と直交するコイルスプリングの径方向に横断するように連続していることも好ましい。連結部材として好適な伸縮部材及びその配置が提供される。
本発明の特徴点として、スプリング構造連結体の可撓性部材が、水平方向に張り出し長さ60mmで片持ち梁状に保持したときの自重による撓み量が10mm以上の帯状又は短冊状のシート材である。連結部材として、撓み量が10mm以上の帯状又は短冊状のシート材からなる可撓性部材とすることにより、振動が好適に低減されるとともに、各コイルスプリングがバラバラになることなく、安定感があるとともに、各コイルスプリングの独立クッション性を有するスプリング構造連結体が得られる。
また、スプリング構造連結体の可撓性部材による連結部位が、コイルスプリングの伸縮方向の端部であることも好ましい。コイルスプリングの伸縮による変位が大きい部分を連結部位とすることにより、各コイルスプリングの独立クッション性とスプリング安定性に優れるとともに、振動が好適に低減されるスプリング構造連結体が得られる。
また、スプリング構造連結体の可撓性部材による連結部位が、コイルスプリングの伸縮方向と直交する方向の側面部であることも好ましい。コイルスプリングの側面部分を連結部位とすることにより、振動が好適に低減されるとともに、各コイルスプリングが側面部分で連結されるため、スプリング安定性と独立クッション性のあるスプリング構造連結体が得られる。
また、スプリング構造連結体は、各コイルスプリングが袋体に個別に収納されており、袋体を介して可撓性部材で連結されていることも好ましい。袋体にコイルスプリングが収納されたコイルスプリング同士を、その袋体を介して可撓性部材からなる連結部材で連結することにより、独立クッション性と安定性を有するスプリング構造連結体が得られる。また、コイルスプリングの伸縮により生じた振動が、袋体と連結部材である可撓性部材を介して隣接するコイルスプリングに伝わることとなるため、振動がより好適に低減される。また、連結部材で袋体同士を連結すればよいため、線材のコイルスプリング同士を連結するよりも連結が容易であり、製造及びメンテナンスがしやすい。
伸縮部材は、紐状部材、リング状部材、筒状部材又はキャップ状部材であり、コイルスプリングの伸縮方向と直交する方向における袋体の側周面の少なくとも一部に周面に沿って設けられていることも好ましい。袋体に収容されたコイルスプリングについて、その袋体の周側面部分を紐状部材、リング状部材、筒状部材又はキャップ状部材の伸縮部材で連結することにより、振動が好適に低減されるとともに、各コイルスプリングが周面部分で連結されるため、安定感と独立クッション性のあるスプリング構造連結体が得られる。
また、スプリング構造連結体は、コイルスプリングの伸縮方向の端部が非伸縮性又は非可撓性のキャップ部材で覆われ、キャップ部材を介して可撓性部材で連結されていることも好ましい。コイルスプリングの上端を非伸縮性又は非可撓性のキャップ部材で覆い、そのキャップ同士を連結部材で連結すればよいため、線材のコイルスプリング同士を連結するよりも連結が容易であり、製造及びメンテナンスがしやすい。
また、スプリング構造連結体は、平面領域の一部の区画領域における複数のコイルスプリングが非伸縮部材で連結され、その区画領域の端に位置するコイルスプリングとこれに隣り合う区画領域外のコイルスプリングとが可撓性部材で連結されていることも好ましい。複数のコイルスプリングから構成される、一の区画領域と他の区画領域との間を可撓性部材からなる連結部材で連結することにより、振動が発生した区画領域から他の区画領域への振動を分断又は低減することのできるスプリング構造連結体が得られる。
また、本発明のマットレス又は椅子は、上述したスプリング構造連結体を具えている。これにより、横揺れが抑制され、クッション体が安定して使い心地が向上したマットレスや椅子が得られる。
本発明によれば、以下のような優れた効果を有するスプリング構造連結体を提供することができる。
(1)コイルスプリングの伸縮により生じた振動が可撓性部材からなる連結部材によって分断又は低減されるため、横揺れを低減することができる
(2)コイルスプリングを具えたスプリング構造体同士が連結部材によって連結されるため、各スプリング構造体がバラバラになることを防ぎ、安定した緩衝作用を維持することができる。
(3)コイルスプリングを具えた各スプリング構造体が独立に機能するクッション性が得られる。
(1)コイルスプリングの伸縮により生じた振動が可撓性部材からなる連結部材によって分断又は低減されるため、横揺れを低減することができる
(2)コイルスプリングを具えたスプリング構造体同士が連結部材によって連結されるため、各スプリング構造体がバラバラになることを防ぎ、安定した緩衝作用を維持することができる。
(3)コイルスプリングを具えた各スプリング構造体が独立に機能するクッション性が得られる。
図1に示すように、第1の実施形態に係るスプリング構造連結体1は、コイルスプリング3とそれを収容する袋体4とからなるスプリング構造体2と、これら複数のコイルスプリング構造体2を連結する連結部材5とから概略構成されている。そして、このスプリング構造連結体1をマットレス枠8内に配置することにより、マットレスが形成される。なお、本明細書において上下とは、スプリング構造連結体1を具えたマットレス等を使用する状態での上下方向(厚み方向)、すなわち、図1におけるZ方向をいい、スプリング構造連結体1を構成するコイルスプリング3の伸縮方向と同じである。また、本明細書において左右とは、スプリング構造連結体1を具えたマットレス等を使用する状態でのマットレス面方向、すなわち、図1におけるXY方向、水平方向をいう。
まず、本実施形態に係るスプリング構造連結体1を構成する連結部材5について説明する。図1では本実施形態に係る連結部材5の全体構造が示されている。本実施形態において、連結部材5は複数のリング状部材5bとそれらを連結する連結部5aとからなり、同一平面上に並べられたリング状部材5bが互いに接した外周部分を連結部5aとして連結されている。リング状部材5bは伸縮性を有する伸縮部材であり、そのリング内径がスプリング構造体2の外径以下となるように形成され、スプリング構造体2の外周側面2bに沿って取り付けることができるように構成されている。図2ではスプリング構造連結体1の最小単位が示されている。図2に示すように、本実施形態に係る連結部材5は、太い輪ゴム様の形状をしたリング状部材5bがその外周部分の連結部5aで連結されてなる8字型の構造を最小単位とするものである。実際に使用する際には、連結すべきスプリング構造体2の数だけ、面方向に配置されたリング状部材5bを具え、隣接するリング状部材5b同士がリング外周部分で連結された連結部5aを有するように構成される。
本実施形態に係る連結部材5は、その少なくとも一部が伸縮性を有する材料又は構造で形成されていればよいところ、連結部材5全体を伸縮部材として形成することが好ましい。伸縮性を有する材料又は構造としては、例えば、合成樹脂材料、ゴム材料、ばね構造等が挙げられる。このうち、スプリング構造体2の独立クッション性の確保及び伸縮方向の振動に対する左右方向(面方向)への分断性に優れる観点から、伸縮部材は、実形状における引張方向のバネ定数がコイルスプリングの伸縮方向のバネ定数よりも小さいゴム弾性又はバネ弾性を有する部材であることが好ましい。従来から使用されているスプリングコイルを適用したスプリング構造体の場合を例に述べると、連結部材5のバネ定数は、1N/mm以下が好ましく、0.5N/mm以下がより好ましく、0.3N/mm以下が特に好ましい。なお、このバネ定数は、引張試験機を用いて測定され、25℃の室温条件下で、長さ100mm(治具による把持部分は除く)の試料片を、引張速度100mm/minで引張って30mm伸ばしたときに、試料片の伸びた長さが10mm〜20mmの範囲において算出された値である。本実施形態では、特に成形性と軽量性に優れる観点からヤング率が650kPaのスチレン系エラストマー材料を伸縮部材に選択している。
また、スプリング構造連結体1の安定性を高める観点から、スプリング構造体2を連結する伸縮部材は、実形状における引張方向のバネ定数が、コイルスプリング3の下端を固定した片持ち状態で上端を水平方向に倒した時のコイルスプリング3のバネ定数よりも大きいゴム弾性又はバネ弾性を有する部材であることがより好ましい。
本実施形態に係るスプリング構造体2は、図2及び詳しくは図7(a)に示すように、上下方向に伸縮するコイルスプリング3とそれを収容する袋体4とから構成されている。本実施形態に係るスプリング構造連結体1は、図1に示すように、上述した連結部材5の各リング内に各スプリング構造体2を上下方向に差し込み、スプリング構造体2の側周面2bに沿って連結部材5のリング状部材5bを配置させることによって得られる。リング状部材5bはその伸縮性によってスプリング構造体2の所定位置の側周面に着脱自在に固定されるが、部分的に接着剤やステープラー等によって固定することも可能である。このように、隣接するスプリング構造体2を連結部材5で連結することにより、スプリング構造体2の独立クッション性と安定性を実現できるとともに、隣接するスプリング構造体2の伸縮方向の振動が左右方向(面方向)へ伝達されるのが分断又は低減される。
スプリング構造連結体1は、スプリング構造体2が連結部材5で連結されているため、スプリング構造体2の独立クッション機能を発揮しやすく、スプリング構造連結体1としての安定性にも優れている。また、使用者が寝返りした際等に一方のスプリング構造体2が伸縮することにより生じた振動は、連結部材5によって減衰又は吸収されて他方のスプリング構造体2への振動伝達が低減される。そして、図3(a)に示すように、一方のスプリング構造体2が縮んだ際に、両者を連結している連結部材5の連結部分5aやリング状部材5b自体が伸びることによって、スプリング構造体2が圧縮された方向に他方のスプリング構造体2が引っ張られて傾くことを防ぐ。図3(b)及び図3(c)は、本実施形態に係るスプリング構造連結体1のマットレスにおける配置パターンとその作用を示す説明図である。図3(b)では、マットレス全体にスプリング構造連結体1が配置されており、スプリング構造体2全てが連結部材5で連結されている。この場合、使用者Aがマットレス上で寝返りをうつと、使用者Aを支えているスプリング構造体2が圧縮されるが、使用者Aと使用者Bとの間に配置されたスプリング構造体2は連結部材5で連結されているため、スプリング構造体2が圧縮された方向に使用者Bを支えているスプリング構造体2が引っ張られて傾くことを防いでいる。また、図3(c)のように、マットレス全体ではなく、マットレスの一部、例えば使用者Aと使用者Bの間の領域のみにスプリング構造連結体1を配置してもよい。この図3(c)ではスプリング構造体2は非伸縮性又は非可撓性のシートHによって結合されている領域を有しているが、この硬質シートHにより結合された領域どうしは、連結部材5で連結されているため、使用者Aの動作によってスプリング構造体2が圧縮された方向に、使用者Bを支えているスプリング構造体2が引っ張られて傾くことを防いでいる。このようにして、スプリング構造連結体1によれば、スプリング構造体2に生じた振動が左右方向(面方向)へ伝達されるのが分断又は低減される。このような作用により、一方の使用者の動きによる横揺れが低減され、寝心地や座り心地が向上したスプリング構造連結体が得られる。
図1〜図3では、連結部材5はスプリング構造体2の側周面2bの上下方向中央部の1ヶ所に配置されているが、図4に示すように、連結部材5は複数配置されていてもよい。具体的には、図4に示すように、2つの連結部材5を用いて、隣接するスプリング構造体2の複数箇所、上側部分と下側部分をそれぞれ連結させることができる。これによって、スプリング構造連結体1の安定性が向上する。
本実施形態に係る連結部材5は、上述したように、連結部材5全体を伸縮性材料で形成して伸縮部材としているが、作用効果を妨げない範囲において、一部を伸縮部材とし、他の部分を非伸縮部材で形成することも可能である。例えば、連結部材5のリング状部材5bを伸縮部材とし、連結部5aを非伸縮部材とすること、または、連結部材5のリング状部材5bを非伸縮部材とし、連結部5aを伸縮部材とすること等が挙げられる。なお、連結部材5における伸縮部材の適用部位は、スプリング構造体2側(袋体4側)とすることが好ましい。
また、図5に本実施形態に係るスプリング構造連結体の他の例を示す。図5に示すスプリング構造体2は、コイルスプリング3を収容する袋体40が溶着部40aで連結されて、ポケットコイルライン2Lを形成している。このようなユニット構造を形成しているスプリング構造体2に対しては、図5に示すように、隣接するスプリング構造体2の間の袋体40の上側を切り離して切断部40bを形成し、その切断部40bに連結部材5の連結部5aが位置するように連結部材5を嵌め込むことにより、スプリング構造連結体1を得ることができる。
また、連結部材5の他の構成例を図6に示す。連結部材5は、図6(a)に示すように複数の筒状部材5cをその周側面に設けた連結部5aで連結されたもの、図6(b)に示すように複数のキャップ状部材5dをそのキャップ周側面に設けた連結部5aで連結されたものとすることもできる。なお、図6は図2と同様にスプリング構造連結体1の最小単位を示すものであり、実際に使用する際には、連結すべきスプリング構造体2の数と同じ個数だけ、面方向に配置された筒状部材5c又はキャップ状部材5dを具え、隣接する筒状部材5c又はキャップ状部材5d同士がその周側面で連結された連結部5aを有するように構成される。図6(a)では、連結部材5を3つ用いて、スプリング構造体2を連結しているが、用いられる連結部材5の数は1つでも、2つでもよく、これに限定されない。また、筒状部材5cの筒長さ(上下方向の長さ)も適宜変化させることができ、スプリング構造体2の圧をかけない状態での上下方向の長さと略同じ長さとすることも可能である。また、図6(b)では、キャップ状部材5dからなる連結部材5を2つ用い、スプリング構造体2の上下端に被せることによりスプリング構造体2を連結しているが、用いられる連結部材5の数は1つでもよく、例えばスプリング構造体2の上端のみに取り付けして用いることも可能である。また、上述したリング状部材5b、筒状部材5c、キャップ状部材5dからなる連結部材5を複数組み合わせてスプリング構造体2を連結させることも可能である。また、図6に示す連結部材5は、その全体を伸縮部材としてもよいが、作用効果を妨げない範囲において、連結部材5の一部を伸縮部材とし、他の部分を非伸縮部材として構成することも可能である。ただし、連結部材5における伸縮部材の適用部位は、スプリング構造体2側(袋体4側)とすることが好ましいため、具体的には、連結部材5の筒状部材5c又はキャップ状部材5dを伸縮部材とし、連結部5aを非伸縮部材とすることが挙げられる。
また、スプリング構造体2を構成する袋体4は、通常のポケットコイルでは非伸縮性のシート材料が用いられているが、伸縮性を有する編物、伸縮性材料からなる織物、不織布又はシートから形成された袋体としてもよい。袋体4を伸縮自在な材料で形成することにより、スプリング構造体2の上下方向の伸縮動作に合わせて袋体4と連結部材5とが一緒に伸縮することができるため、スプリング構造体2の伸縮方向の振動が左右方向(面方向)へ伝達されるのをより低減することができる。
なお、スプリング構造体2は、コイルスプリング3と袋体4とからなる図7(a)に示すもののほか、図7(b)に示すように、コイルスプリング3と、このコイルスプリング3のらせん構造内部に挿入された柱状の発泡体9と、これらを収納する袋体4とから構成されていてもよい。スプリング構造体2をこのような構成とすることにより、スプリング構造体2の伸縮方向の振動を制動することができるため、横揺れ防止作用をより向上させることができる。
次に、第2の実施形態に係るスプリング構造連結体10について説明する。図8に示すように、本実施形態に係るスプリング構造連結体10は、コイルスプリング3とそれを収容する袋体4とからなるスプリング構造体2と、これら複数のスプリング構造体2を連結する複数の連結部材50とから概略構成されている。
本実施形態に係るスプリング構造連結体10を構成する連結部材50は、複数の薄片様のシート状部材50eとして構成されている。これらの連結部材50は、スプリング構造体2の伸縮方向の端部2a、すなわち、スプリング構造体2の上面と、他のスプリング構造体2の上面に跨るように設けられ、複数のスプリング構造体2同士をその上面で連結させている。
本実施形態に係る連結部材50は、その少なくとも一部が伸縮性を有する材料で形成されていればよいところ、その全体を伸縮部材として形成することが好ましい。伸縮性を有する材料としては、例えば、合成樹脂材料、ゴム材料等が挙げられる。また、伸縮性を有するように形成された編物、織物または不織布を用いてもよい。このうち、スプリング構造体2の独立クッション性の確保及び伸縮方向の振動に対する左右方向(面方向)への分断性に優れる観点から、実形状における引張方向のバネ定数がコイルスプリングの伸縮方向のバネ定数よりも小さいゴム弾性又はバネ弾性を有する部材であることが好ましい。従来から使用されているスプリングコイルを適用したスプリング構造体の場合を例に述べると、連結部材5のバネ定数は、1N/mm以下が好ましく、0.5N/mm以下がより好ましく、0.3N/mm以下が特に好ましい。なお、このバネ定数は、引張試験機を用いて測定され、25℃の室温条件下で、長さ100mm(治具による把持部分は除く)の試料片を、引張速度100mm/minで引張って30mm伸ばしたときに、試料片の伸びた長さが10mm〜20mmの範囲において算出された値である。本実施形態では、特に成形性と軽量性に優れる観点からヤング率が650kPaのスチレン系エラストマー材料を用い、厚み1〜3mm程度、幅5〜10mm程度の短冊状のシートに形成したものをシート状部材50eとして用いている。
また、スプリング構造連結体10の安定性を高める観点から、スプリング構造体2を連結する伸縮部材は、実形状における引張方向のバネ定数が、コイルスプリング3の下端を固定した片持ち状態で上端を水平方向に倒した時のコイルスプリング3のバネ定数よりも大きいゴム弾性又はバネ弾性を有する部材であることがより好ましい。
また、本実施形態に係る連結部材50は、その少なくとも一部が可撓性を有する材料で形成されていてもよい。この場合、その全体を可撓性部材として形成することが好ましい。可撓性を有する材料としては、例えば、合成樹脂材料、不織布、織物、編物又は紙等が挙げられる。このうち、スプリング構造体2の伸縮方向の振動に対する左右方向(面方向)への分断性に優れる観点から、可撓性部材は、スプリング構造体2の伸縮変形に追従して容易に撓むために、実形状において水平方向に張り出し長さ60mmで片持ち梁状に保持したときの自重による撓み量が10mm以上の帯状又は短冊状のシート材として形成されることが好ましい。
本実施形態に係るスプリング構造体2は、前述した実施形態と同様に、上下方向に伸縮するコイルスプリング3とそれを収容する袋体4とから構成されている。本実施形態に係るスプリング構造連結体10は、図8に示すように、コイルスプリングの伸縮方向を上下方向として複数のスプリング構造体2を配置し、一方のスプリング構造体2の上面2aに短冊状のシート状部材50eの一端側を固定し、隣接する他方のスプリング構造体2の上面2aにシート状部材50eの他端側を固定させることによって得られる。このとき、シート状部材50eの両端部はスプリング構造体2の上面2aにそれぞれ固定されるが、両端部の間の部分は自由部としてスプリング構造体2に固定されず、自由に伸縮できるように構成されることが好ましい。本実施形態では、図8に示すように、1つのスプリング構造体2が4つのスプリング構造体2と隣接しているので、4つのシート状部材50eがその上面2aに設けられ、互いに隣接するスプリング構造体2と連結されている。このように、隣接するスプリング構造体2を連結部材50で連結することにより、スプリング構造体2の独立クッション性と安定性を実現できるとともに、隣接するスプリング構造体2の伸縮方向の振動が左右方向(面方向)へ伝達されるのが分断又は低減される。
なお、本実施形態に係るスプリング構造連結体10の連結部材50による連結箇所は、スプリング構造体2の上面2aとしているが、スプリング構造体2の周側面2bとすることもできる。この場合、コイルスプリングの伸縮方向を上下方向として複数のスプリング構造体2を配置し、一方のスプリング構造体2の周側面2bの所定位置に短冊状のシート状部材50eの一端側を固定し、隣接する他方のスプリング構造体2の周側面2bの略同じ高さの位置にシート状部材50eの他端側を固定させることが好ましい。
また、連結部材50の他の構成例を図9に示す。図9に示すように、連結部材50を複数の紐状部材50fとすることもできる。図9では、スプリング構造体2の上面2aに紐状部材50fをX方向及びY方向にそれぞれ配置させてスプリング構造体2を連結させている。このとき、紐状部材50fは、スプリング構造体2の上面2aの中心付近にそれぞれ固定されるが、その間の部分は自由部としてスプリング構造体2に固定されず、自由に伸縮できるように構成されることが好ましい。また、連結部材50を紐状部材50fとする場合には、可撓性材料で形成されていてもよいが、振動伝達の分断及び低減に優れる観点から、伸縮部材として形成することが好ましい。伸縮性を有する材料としては、上述したように、実形状における引張方向のバネ定数がコイルスプリングの伸縮方向のバネ定数よりも小さい合成樹脂材料、ゴム材料等が好ましい。従来から使用されているスプリングコイルを適用したスプリング構造体の場合を例に述べると、連結部材5のバネ定数は、1N/mm以下が好ましく、0.5N/mm以下がより好ましく、0.3N/mm以下が特に好ましい。なお、このバネ定数は、引張試験機を用いて測定され、25℃の室温条件下で、長さ100mm(治具による把持部分は除く)の試料片を、引張速度100mm/minで引張って30mm伸ばしたときに、試料片の伸びた長さが10mm〜20mmの範囲において算出された値である。本実施形態では、特に成形性と軽量性に優れる観点からヤング率が650kPaのスチレン系エラストマー材料を用い、径2〜4mm程度の紐状に形成したものを紐状部材50fとして用いている。また、上述したシート状部材50e、紐状部材5fからなる連結部材50を複数組み合わせてスプリング構造体2を連結させることも可能である。また、スプリング構造連結体10の安定性を高める観点から、スプリング構造体2を連結する伸縮部材は、実形状における引張方向のバネ定数が、コイルスプリングの下端を固定した片持ち状態で上端を水平方向に倒した時のコイルスプリングのバネ定数よりも大きいゴム弾性又はバネ弾性を有する部材であることがより好ましい。さらに、図9における連結部材50は、X方向及びY方向に紐状部材50fをそれぞれ配置して形成されているが、連結部材50を一体として形成すること、例えば、伸縮性シートをネット状に打ち抜くことにより、X方向及びY方向に紐状部材50fが複数配列された形態の連結部材50を得ることもできる。
本実施形態におけるスプリング構造体2を構成する袋体4及びスプリング構造体2のその他の構成に関する説明、スプリング構造連結体10のマットレス等における配置パターンに関する説明は、上述した第1の実施形態の場合と同様であり、その作用効果も同様である。
次に、第3の実施形態に係るスプリング構造連結体11について説明する。図10ではスプリング構造連結体11の最小単位が示されている。図10に示すように、本実施形態に係るスプリング構造連結体11は、コイルスプリング3からなるスプリング構造体21と、これら複数のスプリング構造体21を連結する連結部材51とから概略構成されている。本実施形態で用いるスプリング構造体21は、コイルスプリング3が袋体に収容されていない構造体であり、連結部材51で連結されることにより擬似的なボンネルコイル構造を形成する。本実施形態を例として、スプリング構造連結体11は、第1及び第2の実施形態で説明したポケットコイルタイプだけでなく、ボンネルコイルタイプのスプリング構造体としても適用でき、優れた作用効果を有することを以下説明する。
本実施形態に係るスプリング構造連結体11を構成する連結部材51は、図10に示すように、複数のキャップ状部材51dをそのキャップ周側面に設けた連結部51aで連結されて形成されている。キャップ状部材51dは、伸縮性を有する伸縮部材として形成されており、そのキャップ内径がスプリング構造体21のコイルスプリング3のらせん外径と略同じ長さとなるように設計され、スプリング構造体21の伸縮方向の端部21aに被せるようにして取り付けることができる。図10ではスプリング構造連結体11の最小単位が示されており、本実施形態に係る連結部材51は、2つのキャップ状部材51dがキャップ外周側面の連結部51aで連結された構造を最小単位とするものである。実際に使用する際には、連結すべきスプリング構造体21の数だけ、面方向に配置されたキャップ状部材51dを具え、隣接するキャップ状部材51d同士がその周側面部分で連結された連結部51aを有するように構成される。このように、隣接するスプリング構造体21を連結部材51で連結することにより、隣接するスプリング構造体21の伸縮方向の振動が左右方向(面方向)へ伝達されるのが分断又は低減される。
本実施形態に係る連結部材51は、その少なくとも一部が伸縮性を有する材料で形成されていればよいところ、連結部材51全体を伸縮部材として形成することが好ましい。伸縮性を有する材料又は構造としては、例えば、合成樹脂材料、ゴム材料等が挙げられる。このうち、スプリング構造体21の独立クッション性の確保及び伸縮方向の振動に対する左右方向(面方向)へ分断性に優れる観点から、伸縮部材は、実形状における引張方向のバネ定数がコイルスプリング3の伸縮方向のバネ定数よりも小さいゴム弾性又はバネ弾性を有する部材であることが好ましい。従来から使用されているスプリングコイルを適用したスプリング構造体の場合を例に述べると、連結部材51のバネ定数は、1N/mm以下が好ましく、0.5N/mm以下がより好ましく、0.3N/mm以下が特に好ましい。なお、このバネ定数は、引張試験機を用いて測定され、25℃の室温条件下で、長さ100mm(治具による把持部分は除く)の試料片を、引張速度100mm/minで引張って30mm伸ばしたときに、試料片の伸びた長さが10mm〜20mmの範囲において算出された値である。本実施形態では、特に成形性と軽量性に優れる観点からヤング率が650kPaのスチレン系エラストマー材料を用いている。
また、スプリング構造連結体11の安定性を高める観点から、スプリング構造体21を連結する伸縮部材は、実形状における引張方向のバネ定数が、コイルスプリング3の下端を固定した片持ち状態で上端を水平方向に倒した時のコイルスプリング3のバネ定数よりも大きいゴム弾性又はバネ弾性を有する部材であることがより好ましい。
スプリング構造連結体11は、コイルスプリング3が連結部材51で連結されているため、スプリング構造体21が一体となり安定した形状を保つとともにスプリング構造体21の独立クッション性が実現される。そして、使用者が寝返りした際などに一方のコイルスプリング3が伸縮することにより生じた振動は、連結部材51によって減衰又は吸収されるため、連結している他方のコイルスプリング3への振動伝達が低減される。さらに、一方のコイルスプリング3が縮んだ際に、両者を連結している連結部材51の連結部分51aやキャップ状部材51dが自体が伸びることによって、一方のコイルスプリング3が圧縮された方向に他方のコイルスプリング3が引っ張られて傾くことを防ぐ。それゆえ、スプリング構造体21に生じた振動が左右方向(面方向)へ伝達されるのが分断又は低減される。このような作用により、一方の使用者の動きによる横揺れが低減され、寝心地や座り心地が向上したスプリング構造連結体11が得られる。
図10では、キャップ状部材51dからなる連結部材51を2つ用い、スプリング構造体21の上下端に被せることによりスプリング構造体21を連結しているが、用いられる連結部材51の数は1つでもよく、例えばスプリング構造体21の上端のみに取り付けして用いることも可能である。
本実施形態に係る連結部材51は、上述したように、連結部材51全体を伸縮性材料で形成して伸縮部材としているが、作用効果を妨げない範囲において、一部を伸縮部材とし、他の部分を非伸縮部材で形成することも可能である。例えば、連結部材51のキャップ状部材51dを伸縮部材とし、連結部51aを非伸縮部材とすること等が挙げられる。
また、本実施形態にかかる連結部材51の他の構成例を図11に示す。この例では、2つの筒状部材51cをその周側面に設けた2つの連結部51aで連結して形成された連結部材51及びこの連結部材51をスプリング構造体21に取り付けてスプリング構造連結体11としたところ(図11(a))を示し、上述した(a)よりも上下長さが短い筒状部材51cとし、その周側面に連続した連結部51aを設けてなる連結部材51(図11(b))が示されている。なお、図11も図10と同様に連結部材51及びスプリング連結構造体11の最小単位を示しており、実際に使用される態様としては、連結すべきスプリング構造体21(コイルスプリング3)の数と同じ個数だけ、面方向に配置された筒状部材51cを具え、隣接する筒状部材51c同士がその周側面で連結された連結部51aを有するように構成される。図11(b)に示した連結部材51は、その筒状部材51cの筒内にコイルスプリング3を挿入することにより、コイルスプリング3を連結することができるが、連結に使用する連結部材51の数は1つでも、2つ以上でもよい。また、筒状部材51cの筒長さ(上下方向の長さ)も適宜変化させることができる。また、図10に示したキャップ状部材51d、図11に示した筒状部材51cからなる連結部材51を複数組み合わせてスプリング構造体21を連結させることも可能である。また、図11に示す連結部材51は、その全体を伸縮部材としてもよいが、作用効果を妨げない範囲において、連結部材51の一部を伸縮部材とし、他の部分を非伸縮部材として構成することも可能である。ただし、連結部材51における伸縮部材の適用部位は、スプリング構造体21側とすることが、スプリング構造体21からの振動伝達抑制の観点から好ましいため、具体的には、連結部材51の筒状部材51cを伸縮部材とし、連結部51aを非伸縮部材とすることが好適である。
なお、スプリング構造体21は、コイルスプリング3と、このコイルスプリング3のらせん構造内部に挿入された柱状の発泡体とから構成されていてもよい。スプリング構造体21をこのような構成とすることにより、スプリング構造体21の伸縮方向の振動を減衰又は制動することができるため、横揺れ防止作用をより向上させることができる。
また、本実施形態のスプリング構造連結体11のマットレス等における配置パターンに関する説明は、上述した第1の実施形態の場合と同様であり、その作用効果も同様である。
次に、第4の実施形態に係るスプリング構造連結体12について説明する。図12ではスプリング構造連結体12の最小単位が示されている。図12に示すように、本実施形態に係るスプリング構造連結体12は、コイルスプリング3からなるスプリング構造体22と、これら複数のスプリング構造体22を連結する連結部材52とから概略構成されている。
本実施形態に係るスプリング構造連結体12を構成する連結部材52は、図12に示すように、複数のキャップ状部材52dをそのキャップ周側面に設けた連結部52aで連結されて形成されている。本実施形態ではキャップ状部材52dは、非伸縮性かつ非可撓性の硬質部材として形成されており、そのキャップ内径がスプリング構造体22のコイルスプリング3のらせん外径と略同じかやや大きくなるように設計され、スプリング構造体22の伸縮方向の端部22aに被せるようにして取り付けることができる。また、硬質部材として形成されたキャップ状部材52dを連結する連結部52aは伸縮部材又は可撓性部材として形成されている。図12ではスプリング構造連結体12の最小単位が示されており、本実施形態に係る連結部材52は、2つのキャップ状部材52dがキャップ外周側面の連結部52aで連結された構造を最小単位とするものである。実際に使用する際には、連結すべきスプリング構造体22の数だけ、面方向に配置されたキャップ状部材52dを具え、隣接するキャップ状部材52d同士がその周側面部分で連結された連結部52aを有するように構成される。このように、隣接するスプリング構造体22を連結部材52で連結することにより、スプリング構造体22の独立クッション性と安定性を実現できるとともに、隣接するスプリング構造体22の伸縮方向の振動が左右方向(面方向)へ伝達されるのが分断又は低減される。
本実施形態に係る連結部材52は、上述したようにキャップ状部材52dが硬質部材として形成され、連結部52aが伸縮部材又は可撓性部材として形成されている。硬質部材としては、合成樹脂板や金属板が挙げられ、用途や所望の仕様に応じて好適な材料を選択することができる。また、連結部52aを構成する伸縮部材又は可撓性部材については、第1〜第3の実施形態において説明した伸縮部材又は可撓性部材にかかる構成と同様である。なお、図12に示す本実施形態においては、連結部52aは特に成形性と軽量性に優れる観点からヤング率が650kPaのスチレン系エラストマー材料を用いている。
スプリング構造連結体12は、スプリング構造体22が連結部材52で連結されているため、安定した形状を保つとともにスプリング構造体22の独立クッション性が実現される。そして、使用者が寝返り等して一方のスプリング構造体22が縮んだ際に、両者を連結している連結部材52の連結部分52aが変形することによって、一方のスプリング構造体22が圧縮された方向に他方のスプリング構造体22が引っ張られて傾くことを防ぐ。それゆえ、スプリング構造体22に生じた振動が左右方向(面方向)へ伝達されるのが分断又は低減される。このような作用により、一方の使用者の動きによる横揺れが低減され、寝心地や座り心地が向上したスプリング構造連結体12が得られる。
図12では、キャップ状部材52dからなる連結部材52を2つ用い、スプリング構造体22の上下端に被せることによりスプリング構造体22を連結しているが、用いられる連結部材52の数は1つでもよく、例えばスプリング構造体22の上端のみに取り付けして用いることも可能である。
なお、スプリング構造体22は、コイルスプリング3とこれを収容する袋体から構成されていてもよく、さらに、このコイルスプリング3のらせん構造内部に柱状の発泡体が挿入された構成であってもよい。
また、本実施形態のスプリング構造連結体12のマットレス等における配置パターンに関する説明は、上述した第1の実施形態の場合と同様であり、その作用効果も同様である。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものでなく、特許請求の範囲に記載された発明の要旨を逸脱しない範囲内での種々、設計変更した形態も技術的範囲に含むものである。
1、10、11、12 スプリング構造連結体
2、21、22 スプリング構造体
2a、21a、22a 上面(伸縮方向の端部)
2b、21b、22b 周側面(伸縮方向と直交する方向の側周面)
2L ポケットコイルライン
3 コイルスプリング
4、40 袋体
40a 溶着部
40b 切断部
5、50、51、52 連結部材
5a、51a、52a 連結部
5b リング状部材
5c、51c 筒状部材
5d、51d、52d キャップ状部材
50e シート状部材
50f 紐状部材
8 マットレス枠
9 発泡部材
A、B 使用者
2、21、22 スプリング構造体
2a、21a、22a 上面(伸縮方向の端部)
2b、21b、22b 周側面(伸縮方向と直交する方向の側周面)
2L ポケットコイルライン
3 コイルスプリング
4、40 袋体
40a 溶着部
40b 切断部
5、50、51、52 連結部材
5a、51a、52a 連結部
5b リング状部材
5c、51c 筒状部材
5d、51d、52d キャップ状部材
50e シート状部材
50f 紐状部材
8 マットレス枠
9 発泡部材
A、B 使用者
Claims (9)
- 複数のコイルスプリングがその伸縮方向が上下方向となるように揃えられて平面領域に並置され、前記平面領域の少なくとも一部の領域における隣り合う前記コイルスプリング同士が連結部材で連結されており、前記連結部材の少なくとも一部が可撓性部材で構成されており、
前記可撓性部材が、水平方向に張り出し長さ60mmで片持ち梁状に保持したときの自重による撓み量が10mm以上の帯状又は短冊状のシート材であることを特徴とするスプリング構造連結体。 - 前記連結部材の少なくとも両コイルスプリング側が前記可撓性部材で構成されていることを特徴とする請求項1に記載のスプリング構造連結体。
- 前記可撓性部材による連結部位が、前記コイルスプリングの前記伸縮方向の端部であることを特徴とする請求項1又は2に記載のスプリング構造連結体。
- 前記可撓性部材による連結部位が、前記コイルスプリングの前記伸縮方向と直交する方向の側面部であることを特徴とする請求項1又は2に記載のスプリング構造連結体。
- 前記各コイルスプリングが袋体に個別に収納されており、前記袋体を介して前記可撓性部材で連結されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスプリング構造連結体。
- 前記コイルスプリングの前記伸縮方向の端部が非伸縮性又は非可撓性のキャップ部材で覆われ、前記キャップ部材を介して前記可撓性部材で連結されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のスプリング構造連結体。
- 前記平面領域の一部の区画領域における複数の前記コイルスプリングが非伸縮部材で連結され、該区画領域の端に位置するコイルスプリングとこれに隣り合う前記区画領域外のコイルスプリングとが前記可撓性部材で連結されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のスプリング構造連結体。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載のスプリング構造連結体を具えたマットレス。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載のスプリング構造連結体を具えた椅子。
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