JPH09276084A - ベッド用マットレス - Google Patents
ベッド用マットレスInfo
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- JPH09276084A JPH09276084A JP8117097A JP11709796A JPH09276084A JP H09276084 A JPH09276084 A JP H09276084A JP 8117097 A JP8117097 A JP 8117097A JP 11709796 A JP11709796 A JP 11709796A JP H09276084 A JPH09276084 A JP H09276084A
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- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/04—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with spring inlays
- A47C27/06—Spring inlays
- A47C27/063—Spring inlays wrapped or otherwise protected
- A47C27/064—Pocketed springs
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
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- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/04—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with spring inlays
- A47C27/06—Spring inlays
- A47C27/062—Spring inlays of different resiliencies
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C27/00—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas
- A47C27/04—Spring, stuffed or fluid mattresses or cushions specially adapted for chairs, beds or sofas with spring inlays
- A47C27/06—Spring inlays
- A47C27/066—Edge stiffeners
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マットレスのエッジ部ａの硬い異物感をなく
すと共に、ボーダーワイヤによらずにマットレス形状を
維持可能とする。 【解決手段】 スプリングユニット１の上下両面にウレ
タンやフェルト等からなる内装シート２，３が積層さ
れ、全体が外装シート４で被包されている。スプリング
ユニット１は、不織布等からなる袋体１１内にコイルス
プリング１２を封入した多数のポケットコイル１０を林
立配置し、その上下面に布製の帯状シート１３を接着す
ることによって各ポケットコイル１０を連結したもので
ある。内装シート２，３は、スプリングユニット１の上
下面に一体的に接着される。スプリングユニット１の外
側ポケットコイル群１０Ａは、ポケットコイル１０を圧
縮方向（上下）二段重ねとしてこれを内側ポケットコイ
ル群１０Ｂと略同一高さに圧縮することによって、内側
ポケットコイル群１０Ｂよりも大きなスプリング力が与
えられている。
すと共に、ボーダーワイヤによらずにマットレス形状を
維持可能とする。 【解決手段】 スプリングユニット１の上下両面にウレ
タンやフェルト等からなる内装シート２，３が積層さ
れ、全体が外装シート４で被包されている。スプリング
ユニット１は、不織布等からなる袋体１１内にコイルス
プリング１２を封入した多数のポケットコイル１０を林
立配置し、その上下面に布製の帯状シート１３を接着す
ることによって各ポケットコイル１０を連結したもので
ある。内装シート２，３は、スプリングユニット１の上
下面に一体的に接着される。スプリングユニット１の外
側ポケットコイル群１０Ａは、ポケットコイル１０を圧
縮方向（上下）二段重ねとしてこれを内側ポケットコイ
ル群１０Ｂと略同一高さに圧縮することによって、内側
ポケットコイル群１０Ｂよりも大きなスプリング力が与
えられている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、林立配置した多数
のコイルスプリングからなるスプリングユニットを包蔵
したベッド用マットレスに関する。
のコイルスプリングからなるスプリングユニットを包蔵
したベッド用マットレスに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ベッド用マットレスとしては、例
えば図７に示すように、コイルスプリング１０１を縦横
に隣接した状態で多数林立配置してこれを互いに連結す
ることによってスプリングユニット１００を構成し、こ
のスプリングユニット１００の上下両面にウレタン等か
らなる内装シート１０２，１０３を積層し、更にその外
側から表地である外装シート１０４で被包してなる構造
を有するものがある。スプリングユニット１００の上面
及び下面の外周部には、マットレスのエッジ部ａ，ｂを
強化して直線状に保形するために、鋼材からなる剛性の
大きなボーダーワイヤ１０５が配置されており、前記ウ
レタン等のシート１０２，１０３の周縁部は、このボー
ダーワイヤ１０５の外側に巻き付けるようにしてコイル
スプリング１０１に固定され、また、スプリングユニッ
ト１００における最も外周側のコイルスプリング１０１
も、図示されていない金具を介してこのボーダーワイヤ
１０５に結合されている。
えば図７に示すように、コイルスプリング１０１を縦横
に隣接した状態で多数林立配置してこれを互いに連結す
ることによってスプリングユニット１００を構成し、こ
のスプリングユニット１００の上下両面にウレタン等か
らなる内装シート１０２，１０３を積層し、更にその外
側から表地である外装シート１０４で被包してなる構造
を有するものがある。スプリングユニット１００の上面
及び下面の外周部には、マットレスのエッジ部ａ，ｂを
強化して直線状に保形するために、鋼材からなる剛性の
大きなボーダーワイヤ１０５が配置されており、前記ウ
レタン等のシート１０２，１０３の周縁部は、このボー
ダーワイヤ１０５の外側に巻き付けるようにしてコイル
スプリング１０１に固定され、また、スプリングユニッ
ト１００における最も外周側のコイルスプリング１０１
も、図示されていない金具を介してこのボーダーワイヤ
１０５に結合されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のベッド用マ
ットレスによれば、スプリングユニット１００の上下周
縁部に所要の剛性を有するボーダーワイヤ１０５が配置
されていることから、例えばこのマットレスの上に腰を
下ろした場合等に、上側のエッジ部ａに、ボーダーワイ
ヤ１０５の剛性による硬い異物感を感じるという問題が
指摘される。しかもこのボーダーワイヤ１０５は、局部
的な大きな荷重によっていったん弾性限度を超える曲げ
変形を受けると、元のまっすぐな状態には復元されない
ため、マットレスの形状が損なわれてしまうといった問
題があった。
ットレスによれば、スプリングユニット１００の上下周
縁部に所要の剛性を有するボーダーワイヤ１０５が配置
されていることから、例えばこのマットレスの上に腰を
下ろした場合等に、上側のエッジ部ａに、ボーダーワイ
ヤ１０５の剛性による硬い異物感を感じるという問題が
指摘される。しかもこのボーダーワイヤ１０５は、局部
的な大きな荷重によっていったん弾性限度を超える曲げ
変形を受けると、元のまっすぐな状態には復元されない
ため、マットレスの形状が損なわれてしまうといった問
題があった。
【０００４】本発明は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、マットレ
スのエッジ部の硬い異物感をなくすと共に、ボーダーワ
イヤによらずにマットレス形状を維持可能とすることに
ある。
れたもので、その技術的課題とするところは、マットレ
スのエッジ部の硬い異物感をなくすと共に、ボーダーワ
イヤによらずにマットレス形状を維持可能とすることに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るベッド用マットレスは、可撓性を有する袋
体内部にコイルスプリングが封入された構造の多数のポ
ケットコイルを林立配置したスプリングユニットを備
え、前記スプリングユニットの最も外周側に沿って並ん
で配置された外側ポケットコイル群のポケットコイル
に、この外側ポケットコイル群に囲まれた内側ポケット
コイル群のポケットコイルよりも大きなスプリング力を
与え、これら外側ポケットコイル群及び内側ポケットコ
イル群の各ポケットコイルの上下面をシートを介して互
いに連結してなるものである。
本発明によって有効に解決することができる。すなわち
本発明に係るベッド用マットレスは、可撓性を有する袋
体内部にコイルスプリングが封入された構造の多数のポ
ケットコイルを林立配置したスプリングユニットを備
え、前記スプリングユニットの最も外周側に沿って並ん
で配置された外側ポケットコイル群のポケットコイル
に、この外側ポケットコイル群に囲まれた内側ポケット
コイル群のポケットコイルよりも大きなスプリング力を
与え、これら外側ポケットコイル群及び内側ポケットコ
イル群の各ポケットコイルの上下面をシートを介して互
いに連結してなるものである。
【０００６】本発明によれば、スプリングユニットの各
ポケットコイルの上下面をシートを介して互いに連結す
ることによってスプリングユニットを一体化し、ボーダ
ーワイヤを廃止したものである。また、スプリングユニ
ットを構成する多数のポケットコイルのうち、外側ポケ
ットコイル群は、この外側ポケットコイル群によって囲
まれた内側ポケットコイル群よりも大きなスプリング力
が与えられていることによって、従来のマットレスに用
いられていたボーダワイヤに代わって、スプリングユニ
ットの外周部ひいてはマットレスの上面及び下面のエッ
ジ部を強化するものである。
ポケットコイルの上下面をシートを介して互いに連結す
ることによってスプリングユニットを一体化し、ボーダ
ーワイヤを廃止したものである。また、スプリングユニ
ットを構成する多数のポケットコイルのうち、外側ポケ
ットコイル群は、この外側ポケットコイル群によって囲
まれた内側ポケットコイル群よりも大きなスプリング力
が与えられていることによって、従来のマットレスに用
いられていたボーダワイヤに代わって、スプリングユニ
ットの外周部ひいてはマットレスの上面及び下面のエッ
ジ部を強化するものである。
【０００７】したがって、使用者がマットレスに腰を下
ろした時などに、ボーダーワイヤを用いてマットレスの
上面及び下面のエッジ部を強化した場合のような硬い線
状の異物感を感じることがない。また、外側ポケットコ
イル群のスプリング力でスプリングユニットの外周部を
強化していることによって、変形に対する復元性に優
れ、局部的に大きな荷重を受けても、マットレスのエッ
ジ部の形状が容易に損なわれることがない。
ろした時などに、ボーダーワイヤを用いてマットレスの
上面及び下面のエッジ部を強化した場合のような硬い線
状の異物感を感じることがない。また、外側ポケットコ
イル群のスプリング力でスプリングユニットの外周部を
強化していることによって、変形に対する復元性に優
れ、局部的に大きな荷重を受けても、マットレスのエッ
ジ部の形状が容易に損なわれることがない。
【０００８】本発明において好ましくは、外側ポケット
コイル群の袋体同士が互いに連続して形成され、これに
よって外側ポケットコイル群が連鎖状をなすものとす
る。外側ポケットコイル群のポケットコイルに内側ポケ
ットコイル群のポケットコイルよりも大きなスプリング
力を与えるには、例えば複数のポケットコイルを圧縮方
向に重ねて前記内側ポケットコイル群と略同一高さに圧
縮するか、あるいは内側ポケットコイル群の各コイルス
プリングよりも自由長が長いコイルスプリングを封入し
て、内側ポケットコイル群と略同一高さに圧縮する。
コイル群の袋体同士が互いに連続して形成され、これに
よって外側ポケットコイル群が連鎖状をなすものとす
る。外側ポケットコイル群のポケットコイルに内側ポケ
ットコイル群のポケットコイルよりも大きなスプリング
力を与えるには、例えば複数のポケットコイルを圧縮方
向に重ねて前記内側ポケットコイル群と略同一高さに圧
縮するか、あるいは内側ポケットコイル群の各コイルス
プリングよりも自由長が長いコイルスプリングを封入し
て、内側ポケットコイル群と略同一高さに圧縮する。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係るベッド用マ
ットレスの第一の実施形態を示すもので、参照符号１は
スプリングユニットであり、このスプリングユニット１
の上下両面にはウレタンやフェルト等からなる内装シー
ト２，３が積層され、その外側全体が表面化粧材である
外装シート４で被包されている。スプリングユニット１
は、可撓性を有する不織布等の布状素材からなる袋体１
１内にコイルスプリング１２を封入した構造の多数のポ
ケットコイル１０を、図２に示すように、互いに平面的
に縦横に隣接させて林立配置し、その上下面に布製の帯
状シート１３を各ポケットコイル１０に跨がるように接
着し、これによって各ポケットコイル１０を連結したも
のである。また、内装シート２，３は、スプリングユニ
ット１の上下面に一体的に接着されている。
ットレスの第一の実施形態を示すもので、参照符号１は
スプリングユニットであり、このスプリングユニット１
の上下両面にはウレタンやフェルト等からなる内装シー
ト２，３が積層され、その外側全体が表面化粧材である
外装シート４で被包されている。スプリングユニット１
は、可撓性を有する不織布等の布状素材からなる袋体１
１内にコイルスプリング１２を封入した構造の多数のポ
ケットコイル１０を、図２に示すように、互いに平面的
に縦横に隣接させて林立配置し、その上下面に布製の帯
状シート１３を各ポケットコイル１０に跨がるように接
着し、これによって各ポケットコイル１０を連結したも
のである。また、内装シート２，３は、スプリングユニ
ット１の上下面に一体的に接着されている。
【００１０】スプリングユニット１を構成する多数のポ
ケットコイル１０は、その袋体１１が帯状の不織布等か
らなるシートによって多数連続して形成されたものであ
り、すなわち各ポケットコイル１０は、袋体１１を介し
て互いに連結された連鎖状をなしている。また、スプリ
ングユニット１の最も外周側に沿って並んで配置された
外側ポケットコイル群１０Ａ（図２において多数の点を
付したポケットコイル列）は、上下二段に重ねたポケッ
トコイル群からなる。
ケットコイル１０は、その袋体１１が帯状の不織布等か
らなるシートによって多数連続して形成されたものであ
り、すなわち各ポケットコイル１０は、袋体１１を介し
て互いに連結された連鎖状をなしている。また、スプリ
ングユニット１の最も外周側に沿って並んで配置された
外側ポケットコイル群１０Ａ（図２において多数の点を
付したポケットコイル列）は、上下二段に重ねたポケッ
トコイル群からなる。
【００１１】すなわち外側ポケットコイル群１０Ａは、
マットレスの組み立て前の状態においては図３に示すよ
うに、この外側ポケットコイル群１０Ａによって囲まれ
た内側ポケットコイル群１０Ｂのポケットコイル１０と
同様のポケットコイルを圧縮方向（上下）に二段重ねに
することによって、内側ポケットコイル群１０Ｂの２倍
の高さとなっており、組み立ての際にこれを内側ポケッ
トコイル群１０Ｂと略同一高さに圧縮したものである。
したがって、外側ポケットコイル群１０Ａにおけるコイ
ルスプリング１２は、内側ポケットコイル群１０Ｂにお
けるコイルスプリングの約１／２に圧縮されることによ
って、内側ポケットコイル群１０Ｂよりも大きなスプリ
ング力が与えられている。
マットレスの組み立て前の状態においては図３に示すよ
うに、この外側ポケットコイル群１０Ａによって囲まれ
た内側ポケットコイル群１０Ｂのポケットコイル１０と
同様のポケットコイルを圧縮方向（上下）に二段重ねに
することによって、内側ポケットコイル群１０Ｂの２倍
の高さとなっており、組み立ての際にこれを内側ポケッ
トコイル群１０Ｂと略同一高さに圧縮したものである。
したがって、外側ポケットコイル群１０Ａにおけるコイ
ルスプリング１２は、内側ポケットコイル群１０Ｂにお
けるコイルスプリングの約１／２に圧縮されることによ
って、内側ポケットコイル群１０Ｂよりも大きなスプリ
ング力が与えられている。
【００１２】外側ポケットコイル群１０Ａは、例えば図
４（Ａ）に示すように、スプリングユニット１の外周の
長さに対応するように形成して、蛇行状に配置した内側
ポケットコイル群１０Ｂの周囲を連続的に取り囲むよう
に配置するか、あるいは図４（Ｂ）に示すように、内側
ポケットコイル群１０Ｂの周囲をスプリングユニット１
の各辺に対応するように形成して、内側ポケットコイル
群１０Ｂの周囲に配置する。
４（Ａ）に示すように、スプリングユニット１の外周の
長さに対応するように形成して、蛇行状に配置した内側
ポケットコイル群１０Ｂの周囲を連続的に取り囲むよう
に配置するか、あるいは図４（Ｂ）に示すように、内側
ポケットコイル群１０Ｂの周囲をスプリングユニット１
の各辺に対応するように形成して、内側ポケットコイル
群１０Ｂの周囲に配置する。
【００１３】上述の実施形態のマットレスによれば、例
えば使用者がこのマットレスに腰を下ろした時などに、
ボーダーワイヤを用いた従来のマットレスと異なり、エ
ッジ部ａの硬い線状の異物感がない。これは第一に、ス
プリングユニット１の外周部を強化してマットレスのエ
ッジ部ａを保形する外側ポケットコイル群１０Ａが、使
用者の体重による荷重を受けることによって圧縮変形さ
れ、すなわち前記エッジ部ａが弾性的に変形するからで
ある。また第二に、スプリングユニット１を構成する各
ポケットコイル１０、言い換えれば外側ポケットコイル
群１０Ａ及び内側ポケットコイル群１０Ｂの各ポケット
コイル１０の上下面が、帯状シート１３及び内装シート
２，３との接着によって互いに連結されていることか
ら、内側ポケットコイル群１０Ｂの一部が大きく圧縮変
形されると、これに隣接する外側ポケットコイル群１０
Ａもこれに追随して適度に圧縮変形され、前記エッジ部
ａが滑らかに変形されるからである。また、マットレス
のエッジ部ａが局部的に大きな荷重を受けることによっ
て大きく屈曲変形されても、この変形は、外側ポケット
コイル群１０Ａの一部が圧縮されたことによるものであ
るため、除荷と共に外側ポケットコイル群１０Ａの圧縮
部分が伸長してもとの高さに復帰するため、マットレス
のエッジ部ａの形状が直ちに復元される。
えば使用者がこのマットレスに腰を下ろした時などに、
ボーダーワイヤを用いた従来のマットレスと異なり、エ
ッジ部ａの硬い線状の異物感がない。これは第一に、ス
プリングユニット１の外周部を強化してマットレスのエ
ッジ部ａを保形する外側ポケットコイル群１０Ａが、使
用者の体重による荷重を受けることによって圧縮変形さ
れ、すなわち前記エッジ部ａが弾性的に変形するからで
ある。また第二に、スプリングユニット１を構成する各
ポケットコイル１０、言い換えれば外側ポケットコイル
群１０Ａ及び内側ポケットコイル群１０Ｂの各ポケット
コイル１０の上下面が、帯状シート１３及び内装シート
２，３との接着によって互いに連結されていることか
ら、内側ポケットコイル群１０Ｂの一部が大きく圧縮変
形されると、これに隣接する外側ポケットコイル群１０
Ａもこれに追随して適度に圧縮変形され、前記エッジ部
ａが滑らかに変形されるからである。また、マットレス
のエッジ部ａが局部的に大きな荷重を受けることによっ
て大きく屈曲変形されても、この変形は、外側ポケット
コイル群１０Ａの一部が圧縮されたことによるものであ
るため、除荷と共に外側ポケットコイル群１０Ａの圧縮
部分が伸長してもとの高さに復帰するため、マットレス
のエッジ部ａの形状が直ちに復元される。
【００１４】次に図５及び図６は、本発明に係るベッド
用マットレスの好適な第二の実施形態を示すものであ
る。この実施形態において、先に述べた第一の実施形態
と異なる点は、スプリングユニット１の最も外周側に沿
って並んで配置された外側ポケットコイル群１０Ａにお
ける各ポケットコイル１０’が、この外側ポケットコイ
ル群１０Ａによって囲まれた内側ポケットコイル群１０
Ｂのポケットコイル１０におけるコイルスプリング１２
と同一線径及び同一巻き径であって自由長が前記コイル
スプリング１２の約２倍の長さを有するコイルスプリン
グ１２’を袋体１１’に封入し、これを、マットレスの
組み立ての際に内側ポケットコイル群１０Ｂと略同一高
さに圧縮したことにある。したがってこの場合も、外側
ポケットコイル群１０Ａには、内側ポケットコイル群１
０Ｂよりも大きなスプリング力が与えられる。
用マットレスの好適な第二の実施形態を示すものであ
る。この実施形態において、先に述べた第一の実施形態
と異なる点は、スプリングユニット１の最も外周側に沿
って並んで配置された外側ポケットコイル群１０Ａにお
ける各ポケットコイル１０’が、この外側ポケットコイ
ル群１０Ａによって囲まれた内側ポケットコイル群１０
Ｂのポケットコイル１０におけるコイルスプリング１２
と同一線径及び同一巻き径であって自由長が前記コイル
スプリング１２の約２倍の長さを有するコイルスプリン
グ１２’を袋体１１’に封入し、これを、マットレスの
組み立ての際に内側ポケットコイル群１０Ｂと略同一高
さに圧縮したことにある。したがってこの場合も、外側
ポケットコイル群１０Ａには、内側ポケットコイル群１
０Ｂよりも大きなスプリング力が与えられる。
【００１５】なお、本発明は、図示の実施形態によって
限定的に解釈されるものではない。例えば、第一の実施
形態における外側ポケットコイル群１０Ａは、必ずしも
内側ポケットコイル群１０Ｂのポケットコイル１０と同
様のポケットコイルを二段重ねにする必要はなく、すな
わち自由長が内側ポケットコイル群１０Ｂのコイルスプ
リング１２とは異なるコイルスプリングを内蔵したポケ
ットコイルを重ねて、これを内側ポケットコイル群１０
Ｂと略同一高さに圧縮しても、外側ポケットコイル群１
０Ａに、内側ポケットコイル群１０Ｂよりも大きなスプ
リング力を与えることができる。また、第二の実施形態
における外側ポケットコイル群１０Ａのコイルスプリン
グ１２’も、必ずしも内側ポケットコイル群１０Ｂのコ
イルスプリング１２の自由長の約２倍の自由長とする必
要はない。すなわち、外側ポケットコイル群１０Ａのス
プリング力を、内側ポケットコイル群１０Ｂに比較して
どの程度大きくするかは、仕様等に応じて任意に決定さ
れるものである。また、外側ポケットコイル群１０Ａに
おけるコイルスプリングの線径を内側ポケットコイル群
１０Ｂにおけるコイルスプリング１２より太くすること
によっても本発明の目的は実現可能である。
限定的に解釈されるものではない。例えば、第一の実施
形態における外側ポケットコイル群１０Ａは、必ずしも
内側ポケットコイル群１０Ｂのポケットコイル１０と同
様のポケットコイルを二段重ねにする必要はなく、すな
わち自由長が内側ポケットコイル群１０Ｂのコイルスプ
リング１２とは異なるコイルスプリングを内蔵したポケ
ットコイルを重ねて、これを内側ポケットコイル群１０
Ｂと略同一高さに圧縮しても、外側ポケットコイル群１
０Ａに、内側ポケットコイル群１０Ｂよりも大きなスプ
リング力を与えることができる。また、第二の実施形態
における外側ポケットコイル群１０Ａのコイルスプリン
グ１２’も、必ずしも内側ポケットコイル群１０Ｂのコ
イルスプリング１２の自由長の約２倍の自由長とする必
要はない。すなわち、外側ポケットコイル群１０Ａのス
プリング力を、内側ポケットコイル群１０Ｂに比較して
どの程度大きくするかは、仕様等に応じて任意に決定さ
れるものである。また、外側ポケットコイル群１０Ａに
おけるコイルスプリングの線径を内側ポケットコイル群
１０Ｂにおけるコイルスプリング１２より太くすること
によっても本発明の目的は実現可能である。
【００１６】
【発明の効果】本発明のベッド用マットレスによると、
次のような効果が実現される。 (1) スプリングユニットにおける外側ポケットコイル群
に他のポケットコイル群よりも大きなスプリング力を与
えたため、マットレスのエッジ部の強化及び保形のため
のボーダワイヤが不要となる。 (2) マットレスの上面エッジ部での硬い線状の異物感が
ない。 (3) マットレスのエッジ部が局部的な荷重によって大き
く変形されても、除荷と共に外側ポケットコイル群の圧
縮部分の弾性的な復帰動作によってエッジ部が復元され
るので、マットレスの形状が損なわれない。 (4) ボーダーワイヤが廃止され、このボーダーワイヤへ
のコイルスプリングの結束といった工程も不要となって
組み立てが簡略化されるので、製造コストの低減が図ら
れる。
次のような効果が実現される。 (1) スプリングユニットにおける外側ポケットコイル群
に他のポケットコイル群よりも大きなスプリング力を与
えたため、マットレスのエッジ部の強化及び保形のため
のボーダワイヤが不要となる。 (2) マットレスの上面エッジ部での硬い線状の異物感が
ない。 (3) マットレスのエッジ部が局部的な荷重によって大き
く変形されても、除荷と共に外側ポケットコイル群の圧
縮部分の弾性的な復帰動作によってエッジ部が復元され
るので、マットレスの形状が損なわれない。 (4) ボーダーワイヤが廃止され、このボーダーワイヤへ
のコイルスプリングの結束といった工程も不要となって
組み立てが簡略化されるので、製造コストの低減が図ら
れる。
【図１】本発明に係るベッド用マットレスの好適な第一
の実施形態を示す要部断面図である。
の実施形態を示す要部断面図である。
【図２】上記第一の実施形態におけるスプリングユニッ
トを示す概略的な斜視図である。
トを示す概略的な斜視図である。
【図３】上記第一の実施形態のマットレスの組み立て前
におけるスプリングユニットの状態を概略的に示す説明
図である。
におけるスプリングユニットの状態を概略的に示す説明
図である。
【図４】上記第一の実施形態におけるスプリングユニッ
トの外側ポケットコイル群の配置例を概略的に示す説明
図である。
トの外側ポケットコイル群の配置例を概略的に示す説明
図である。
【図５】本発明に係るベッド用マットレスの好適な第二
の実施形態を示す要部断面図である。
の実施形態を示す要部断面図である。
【図６】上記第二の実施形態のマットレスの組み立て前
におけるスプリングユニットの状態を概略的に示す説明
図である。
におけるスプリングユニットの状態を概略的に示す説明
図である。
【図７】従来技術に係るベッド用マットレスを示す要部
断面図である。
断面図である。
１ スプリングユニット １０，１０’ ポケットコイル １０Ａ 外側ポケットコイル群 １０Ｂ 内側ポケットコイル群 １１，１１’ 袋体 １２，１２’ コイルスプリング
Claims (4)
- 【請求項１】 可撓性を有する袋体内部にコイルスプリ
ングが封入された構造の多数のポケットコイルを林立配
置したスプリングユニットを備え、 前記スプリングユニットの最も外周側に沿って並んで配
置された外側ポケットコイル群のポケットコイルに、こ
の外側ポケットコイル群に囲まれた内側ポケットコイル
群のポケットコイルよりも大きなスプリング力を与え、
これら外側ポケットコイル群及び内側ポケットコイル群
の各ポケットコイルの上下面をシートを介して互いに連
結してなることを特徴とするベッド用マットレス。 - 【請求項２】 請求項１の記載において、 外側ポケットコイル群の各ポケットコイルの袋体同士が
互いに連続して形成されていることを特徴とするベッド
用マットレス。 - 【請求項３】 請求項１又は２の記載において、 外側ポケットコイル群が、複数のポケットコイルを圧縮
方向に重ねて前記内側ポケットコイル群と略同一高さに
圧縮したものであることを特徴とするベッド用マットレ
ス。 - 【請求項４】 請求項１又は２の記載において、 外側ポケットコイル群は、内側ポケットコイル群の各コ
イルスプリングよりも自由長が長いコイルスプリングが
封入され、かつ内側ポケットコイル群と略同一高さに圧
縮したものであることを特徴とするベッド用マットレ
ス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8117097A JPH09276084A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | ベッド用マットレス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8117097A JPH09276084A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | ベッド用マットレス |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09276084A true JPH09276084A (ja) | 1997-10-28 |
Family
ID=14703333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8117097A Withdrawn JPH09276084A (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | ベッド用マットレス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09276084A (ja) |
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1996
- 1996-04-16 JP JP8117097A patent/JPH09276084A/ja not_active Withdrawn
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