JP2021184200A - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム Download PDF

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【課題】所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を実行する情報処理装置において、データの欠落の恐れがあることをユーザーに通知することを可能とする。【解決手段】本発明の情報処理装置は、複数の記憶装置のうちいずれかの記憶装置に異常が生じた場合に、異常が生じた記憶装置を識別する識別情報を記憶部に登録する異常登録部と、情報処理装置が起動したときに前記記憶部に前記識別情報が登録されている場合に、前記記憶部に登録された前記識別情報と、複数の記憶装置のうち起動する優先順位が最も高い主記憶装置の識別情報とに基づいて、記憶装置に異常が生じていることを示す異常情報を報知する異常報知部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を実行する情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
従来、所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を実行するシステムが知られている(例えば特許文献1参照)。具体的には、前記システムは、2台のハードディスク装置(HDD)へのアクセス中にいずれかのHDDに異常が発生した場合に、交換すべきHDDを特定する異常情報を記憶しておき、電源オフ要求があったときに、電源を遮断する前に異常情報を印刷装置により印刷し、異常情報の印刷が完了してから電源を遮断する構成を有する。
特開2006−227684号公報
ここで、HDDに異常が発生して、正常なHDDのみで継続使用された場合、更新されたデータは正常なHDDのみに記録され、異常が発生したHDDには記録されない。しかしながら、経年劣化、衝撃などで一時的に読み取り不可になったことが原因でHDDが異常となった場合、当該HDDは電源遮断後に再度起動した際に読み取り可能(正常)になることが多い。この場合に、異常が発生したHDDの起動の優先順位が高い場合、異常が発生したHDDからOSが起動し、異常発生中の更新情報が反映されないまま使用され、データの欠落に至ることがある。このように、データの欠落が生じる恐れがあることをユーザーが認識することなく、HDDが継続して使用されてしまう問題が生じる。
本発明の目的は、所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を実行する情報処理装置において、データの欠落の恐れがあることをユーザーに通知することが可能な情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムを提供することにある。
本発明の一の態様に係る情報処理装置は、所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を実行する情報処理装置であって、前記複数の記憶装置のうちいずれかの記憶装置に異常が生じた場合に、異常が生じた記憶装置を識別する識別情報を記憶部に登録する異常登録部と、前記情報処理装置が起動したときに前記記憶部に前記識別情報が登録されている場合に、前記記憶部に登録された前記識別情報と、前記複数の記憶装置のうち起動する優先順位が最も高い主記憶装置の識別情報とに基づいて、記憶装置に異常が生じていることを示す異常情報を報知する異常報知部と、を備える。
本発明の他の態様に係る情報処理方法は、所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を情報処理装置において実行する情報処理方法であって、前記複数の記憶装置のうちいずれかの記憶装置に異常が生じた場合に、異常が生じた記憶装置を識別する識別情報を記憶部に登録する異常登録ステップと、前記情報処理装置が起動したときに前記記憶部に前記識別情報が登録されている場合に、前記記憶部に登録された前記識別情報と、前記複数の記憶装置のうち起動する優先順位が最も高い主記憶装置の識別情報とに基づいて、記憶装置に異常が生じていることを示す異常情報を報知する異常報知ステップと、を一又は複数のプロセッサーにより実行する方法である。
本発明の他の態様に係る情報処理プログラムは、所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を情報処理装置において実行させる情報処理プログラムであって、前記複数の記憶装置のうちいずれかの記憶装置に異常が生じた場合に、異常が生じた記憶装置を識別する識別情報を記憶部に登録する異常登録ステップと、前記情報処理装置が起動したときに前記記憶部に前記識別情報が登録されている場合に、前記記憶部に登録された前記識別情報と、前記複数の記憶装置のうち起動する優先順位が最も高い主記憶装置の識別情報とに基づいて、記憶装置に異常が生じていることを示す異常情報を報知する異常報知ステップと、を一又は複数のプロセッサーに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を実行する情報処理装置において、データの欠落の恐れがあることをユーザーに通知することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図2Aは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Bは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Cは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Dは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Eは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Fは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Gは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Hは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Iは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Jは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Kは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Lは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Mは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図2Nは、従来のシステムにおけるミラーリング処理の手順の一例を示す模式図である。 図3は、本発明の実施形態に係る情報処理装置で利用される異常情報の一例を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係る情報処理装置で実行される異常通知処理の手順の一例を示すフローチャートである。 図5は、本発明の実施形態に係る情報処理装置で表示される表示パターンの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係る情報処理装置で表示される表示パターンの一例を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係る情報処理装置で実行される異常監視処理の手順の一例を示すフローチャートである。
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
本発明に係る情報処理装置は、小売店、飲食店などの施設に設置されるPOS端末に適用することが可能である。すなわち、POS端末は、本発明の情報処理装置の一例である。なお、本発明の情報処理装置は、POS端末に限定されず、パーソナルコンピューターなどの各種コンピューターであってもよい。以下の実施形態では、POS端末の機能を有する情報処理装置100を例に挙げて説明する。情報処理装置100は、所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を実行する。前記記憶装置は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの大容量不揮発性記憶部(記録媒体)である。以下の実施形態では、前記記憶装置の一例として、HDDを挙げて説明する。例えば、情報処理装置100は、2台のHDD1及びHDD2を備え、HDD1及びHDD2のそれぞれにデータ(POSデータなど)を重複して記録するミラーリング処理を実行する。
ここで、図2A〜図2Nを用いて、従来の情報処理装置におけるミラーリング処理について説明する。
従来、高速アクセスを可能とし、かつ高信頼性を保証する記憶装置としてハードディスクアレイ等のRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)に代表される記憶装置アレイが提案されている。この形態の1つとして、RAID1方式として知られる一対のHDDで同一データを重複して記録するミラーリング機能を備えた記憶装置アレイ方式は、対障害性が高くデータ記録の信頼性が高いため広く利用されている。前記RAID1方式では、複数の記憶装置において、起動する優先順位(起動順位)が設定される。例えば、HDD1及びHDD2のうちHDD1の優先順位がHDD2の優先順位よりも高く設定されている場合、情報処理装置が起動した場合にHDD1が優先して起動を開始する。すなわち、この場合、ミラーリング機能においてHDD1が主として動作する。なお、この場合、HDD1をメインHDD、HDD2をサブHDDと捉えることもできる。本実施形態において、HDD1(メインHDD)は本発明の主記憶装置の一例である。
ここで、このミラーリング機能を担うHDDの一方が何らかの障害で機能を停止した場合、以下に説明するような不具合が発生する場合がある。
図2A〜図2Nは、RAID1方式としてミラーリング機能を実現するために構成されたHDD1及びHDD2のデータ保持状態を概念的に示す図である。
図2Aは、RAIDエラー(異常)が発生していない電源起動直後のHDD1及びHDD2の状態を表している。
HDD1及びHDD2は同一内容のデータを記録した状態となり、通常のデータ(a)のみが記録されており、異常時に記録されるログデータ(異常情報)は記録されていない。この状態から、運用を開始した時点における状態を図2Bに示している。図2Bに示す状態では、異常が発生していないため、運用開始から増加及び変更したデータ(b)がHDD1及びHDD2に記録された状態となる。
その後、HDD1に異常が発生した場合(図2C参照)、RAID1システムはHDD1へのアクセスを停止し、異常の発生を報知する。そして、RAID1システムは、HDD2において異常ログデータ(Lc)を作成し、HDD2のみで運用を行う。
図2Dは、HDD1の異常発生後の運用完了時の状態を示している。図2Cの状態からHDD2のみで運用が継続されて、増加及び変更したデータ(d)がHDD2のみに記録された状態となる。
ここで、HDD1に異常が発生した時点(図2C)又は運用完了後(図2D)に、ユーザー(例えばシステム管理者)がHDD1を正常なHDDに交換して、HDD2の記録内容(データ)を正常なHDDに再構築する処理(リビルド処理)を行った場合には、システム運用上データの欠落の問題は発生しない。
一方、異常が発生したHDD1を正常なHDDに交換せずに情報処理装置を再起動して、HDD1に引き続き異常が生じている場合には、図2E及び図2Fに示すように、RAID1システムは、HDD1にアクセスを行わずに、HDD2を主として運用を継続することが可能となる。
具体的には、図2Eに示すように、運用が完了した状態(図2D参照)で、HDD1及びHDD2が再起動される。ここでは、HDD1に異常が発生しているため、RAID1システムは、HDD1にアクセスすることなく、HDD2のみによる運用を行う。また、このときRAID1システムは、HDD2に異常ログデータ(Le)を記録する。
図2Fは図2Eの再起動直後から運用を行いリビルド処理の実行直前までの状態を示している。図2Eから図2Fの期間に増加及び変更したデータ(f)は、HDD2に記録される。
ここで、異常が生じているHDD1を復旧させる場合、一旦HDD1を取り外し、データの書き込まれていない正常なHDD1′を接続(交換)する。図2Gは、HDD1′を接続した状態を示している。
その後、RAID1システムが再構築作業(リビルド処理)を行うと、図2Hに示すように、HDD2の内容がHDD1′に再構築され、またリビルド処理に利用される異常ログデータ(Lc),(Le)が削除される。これにより、HDD1において異常が発生した時点から追記及び変更されたデータ(d),(f)が、リビルド処理によりHDD1′にコピーされた状態で運用が再開されるためデータの欠落が発生せず運用が可能となる。
しかし、図2Dに示す状態から情報処理装置が再起動した場合にHDD1が正常に復帰した場合には、以下の問題が生じる恐れがある。
図2Iは、図2Dの運用完了(異常発生後)の状態と同一である。ここで、HDD1が経年劣化、衝撃などで一時的に読み取り不可もしくは書き込み不可になったことが原因で図2Cのタイミングで異常が発生したような場合には、情報処理装置を再起動すると異常の要因が再現されず、HDD1及びHDD2が正常な状態に復帰することがある。
このような場合、RAID1システムは、いずれのHDDにも正常にアクセス可能であるが、RAID1システム上の双方のデータが一致しないため、いずれか一方のHDDを主として、他方のHDDを異常が発生した状態として動作させる必要がある。このため例えばHDD1を主としてRAID1システムが起動された場合、HDD2をアクセス不可状態(異常状態)と見なしてHDD1に異常ログデータ(Li)を生成して、HDD1のみで運用が行われる(図2I参照)。
図2Jは、図2Iの再起動直後から運用を行いリビルド処理の実行直前までの状態を示している。図2Iから図2Jの期間に増加及び変更したデータ(j)は、HDD1に記録される。
ここで、RAID1システムを復旧させる場合、以下の手順で復旧処理を実行する。
(1)一旦RAID1システムを解除し、HDD1及びHDD2の両方又は一方をアクセス可能な状態にする。
(2)HDD1に記録された異常ログデータを読み出す。
(3)HDD2に記録された異常ログデータを読み出す。
(4)双方の異常ログデータから異常発生日時が最も古い異常ログデータを抽出する。
(5)最も古い異常ログデータが存在していない方のHDDを復旧対象のHDDとして作業する。
前記手順により復旧すべきHDDを特定することが正しい手順となるが、この手順を行わずに、RAID1システムの稼動状態から判断した場合、図2Jの状態でRAID1システムはHDD2のアクセスを停止しており、またそのためにHDD2に記録されている異常ログデータ(Lc)にアクセスすることができず、HDD1に記録されている異常ログデータ(Li)のみがアクセス可能となるため、HDD2に異常が発生していると判断されてしまう可能性がある。
HDD2に異常が発生していると判断されてHDD2が交換された場合、図2Kに示すように、HDD2を取り外してHDD2′を接続してリビルド処理を行うと、図2Lに示すように、HDD1の内容がHDD2′に再構築され、またリビルド処理により異常がなくなるため異常ログデータ(Li)が削除されて、運用可能な状態となる。これにより、図2Lに示すように、図2Cに示す異常発生時から図2Dに示す運用完了までの間に記録されたデータ(d)が欠落してしまう問題が発生する。
また、上述の図2Jの状態の後、HDD1をHDD1′に交換した場合には、以下の問題が生じる恐れがある。図2Jの状態においてHDD1をHDD1′に交換する場合、一旦シャットダウンを実行して、HDD1を取り外してHDD1′を接続した後、情報処理装置を再起動する。情報処理装置を再起動後、RAID1システムは、HDD2を主として起動されることになる。その後、図2Nに示すように、HDD2の内容をHDD1′に再構築した場合は、図2Jに示す異常発生時から図2Mに示す運用完了までの間に記録されたデータ(j)が欠落してしまう問題が発生する。
また、このような問題が発生しているかどうかを確認するために、異常ログデータの内容をそれぞれのHDDから読み出して確認することが考えられるが、RAID1システムが稼働している場合、異常発生時には一方のHDDにアクセスできない状態になるため、RAID1方式を解除してそれぞれの異常ログデータの存在と内容を読み出して判断を行う必要があり、多くの手間がかかってしまう。
ここで、RAID1方式により運用しているときに一部の記憶装置に異常が発生した場合に、異常が発生した記憶装置の状況を知らせる方法として、特開平9−305329号公報に開示されているように、記憶装置の操作画面上に異常を知らせる方法、個々の記憶装置上にLES等のランプを設けて故障等の異常時に当該ランプを点灯、点滅させる方法などが考えられる。
しかし、HDDに異常が発生したときに、異常が発生したHDDを特定できたとしても、情報処理装置を再起動後に当該HDDにおいて異常が発生しない場合には、他方のHDD側のランプが点灯してしまう可能性がある。このため、他方のHDDを誤って交換し、データの欠落が発生してしまう可能性がある。
また、特開2006−227684号公報ではHDDに異常が発生した後の電源遮断時に、異常が発生しているHDDを特定可能な情報を印字させることでHDDの交換ミスを防ぐ方法が開示されている。
ここで、異常が発生したHDDを即時交換して、正常なRAID1方式として運用を再開することがシステム運用上重要であるが、RAID1方式では、一方のHDDに異常が発生していても他方のHDDが正常である場合には運用を継続することができる特徴を有しており、使用するユーザーもデータの欠落が発生しないのであれば、HDDを交換するまでの期間(サービスメンテナンスを受けるまでの期間)、当該HDDを稼働することができれば、業務効率を低下させることなく運用が可能となる。
このため、図2E〜図2Hに示すようにHDDの使用を継続しても問題が発生しない場合と、図2I〜図2Lに示すようにHDDの使用を継続するデータの欠落が発生する場合とをユーザーが認識可能であることが望ましい。ユーザーが前記問題の可能性を認識可能であれば、情報処理装置のダウンタイム時間を最小限に抑えることが可能となる。この点、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、データの欠落の恐れがあることをユーザーに通知することが可能である。
ここで、情報処理装置100が備えるミラーリング機能は、一方のHDDに異常が発生して当該HDDに記録されているデータにアクセスできなくなっても、他方のHDDに記録されたデータにアクセスすることを可能とするものであり、対障害性が高くデータ記録の信頼性が高いことを特徴としている。このため、商品購入精算処理を行うPOS端末など、HDDに異常が発生しても異常発生時に即停止させずに継続させたい業務等において、前記ミラーリング機能が好適に利用される。
図1には、本実施形態に係る情報処理装置100の構成を示している。情報処理装置100は、CPUを備える主制御部111と、各種外部装置、内部デバイスを制御するためのインターフェース110と、ミラーリング機能を有する2台のHDD1及びHDD2とを備えている。また、情報処理装置100は、RAM108、POS業務に必要な、レシート印字のためのプリンター104、会計動作を選択するキーボード105、商品コード及び金額を読み取るバーコードスキャナー106、購入品目及び金額を表示する表示装置107、商品情報及び価格情報などを出力するサーバーに接続されるネットワーク117などを備えている。表示装置107は、本発明の表示部の一例である。
情報処理装置100は、前記各外部装置を制御するために、ディスク制御部112、印刷制御部113、入力制御部114、表示制御部115を備え、これら各制御部は主制御部111と連動して動作を行う。ディスク制御部112は、本発明の異常登録部の一例である。表示制御部115は、本発明の異常報知部の一例である。
インターフェース110に接続される不揮発性記憶部109は、大容量不揮発性記憶部101(HDD1、HDD2)とは異なる記録媒体であり、HDDにおいて異常が発生した時間、異常が発生したHDDの識別情報(異常デバイスID)などを記録するために利用される。
また、不揮発性記憶部109には、主制御部111に後述の異常通知処理(図4参照)及び異常監視処理(図7参照)を実行させるための異常通知プログラム及び異常監視プログラムなどの制御プログラムが記憶されている。例えば、前記制御プログラムは、USB、CD又はDVDなどのコンピューター読取可能な記録媒体に非一時的に記録されており、情報処理装置100に電気的に接続されるUSBドライブ、CDドライブ又はDVDドライブなどの読取装置(不図示)で読み取られて不揮発性記憶部109に記憶される。また、前記制御プログラムは、情報処理装置100からアクセス可能なサーバーからダウンロードされて、不揮発性記憶部109に記憶されてもよい。
主制御部111は、CPU及びROMなどの制御機器を有する。前記CPUは、各種の演算処理を実行するプロセッサーである。前記ROMは、前記CPUに各種の演算処理を実行させるためのBIOS及びOSなどの制御プログラムが予め記憶される不揮発性の記憶部である。
RAM108は、各種の情報を記憶する揮発性又は不揮発性の記憶部であり、前記CPUが実行する各種の処理の一時記憶メモリー(作業領域)として使用される。主制御部111は、前記ROM又は不揮発性記憶部109に予め記憶された各種の制御プログラムを前記CPUで実行することにより情報処理装置100を制御する。
[異常通知処理]
次に、図4を参照しつつ、情報処理装置100において実行され異常通知処理について説明する。具体的に、本実施形態では、情報処理装置100の主制御部111によって異常通知処理が実行される。
なお、本発明は、前記異常通知処理に含まれる一又は複数のステップを実行する異常通知方法(本発明の情報処理方法)の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記異常通知処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記異常通知処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは主制御部111によって前記異常通知処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーによって前記異常通知処理における各ステップが分散して実行される異常通知方法も他の実施形態として考えられる。
先ず、情報処理装置100の電源が投入されて起動が開始すると、主制御部111(ディスク制御部112)は、ユーザーの操作に応じてPOS処理が起動する前に、ミラーリング機能において主として動作するHDD(メインHDD)の識別情報(ID)を取得する(S11)。前記IDは、ミラーリングを構成しているHDDの個々を確実に区別できる情報であればよく、例えば情報処理装置100のインターフェース110にHDD1及びHDD2のそれぞれに用意されているディスクアクセス用のポート番号等の値でもよい。ここでは、主制御部111は、メインHDDの識別情報として前記ポート番号を取得する。
ステップS11の後、主制御部111(ディスク制御部112)は、不揮発性記憶部109から、異常発生時間及び異常発生デバイスIDを含む異常情報を取得する(S12)。
前記異常情報は、例えば図3に示す表のデータで構成される。具体的には、前記異常情報は、異常が発生した時刻を示す6バイトと、接続されているHDDのインターフェースのポート番号に対応するビットとから成るデータである。前記ポート番号に対応するビットが1として立っているところが、異常が発生したHDDを認識可能な異常発生デバイスIDを表す。前記異常情報は、一度も異常が発生していない場合は、すべての項目が0でクリアされたデータとなる。
次にステップS13において、主制御部111(ディスク制御部112)は、ミラーリング機能に異常が発生しているか否かを判定する。具体的には、主制御部111は、複数のHDDのいずれかに異常が生じているか否かの問い合わせをディスク制御部112に行う。HDDに異常が発生していない場合(S13:No)、主制御部111(ディスク制御部112)は、後述(図7参照)する異常監視処理(S14)を実行する。HDDに異常が発生している場合(S13:Yes)、処理はステップS15に移行する。また、主制御部111は、HDDに異常が発生している場合に(S13:Yes)、所定のアプリケーションの起動を停止させる。例えば、主制御部111は、HDDに異常が発生している場合に、POS処理を実行するアプリケーションの起動を停止させる。
HDDに異常が発生している場合(S13:Yes)、ステップS15において、主制御部111(ディスク制御部112)は、情報処理装置100が起動する前にHDDに異常が発生していたか否かを判定する。具体的には、主制御部111は、不揮発性記憶部109に異常情報が登録済か否かを判定する。例えば、主制御部111は、ステップS12において取得した前記異常情報のデータがすべて「0」であるか否かを判定する。
ここで、情報処理装置100が起動する前にHDDに異常が発生していない場合(S15:No)、ステップS16において、主制御部111(ディスク制御部112)は、今回の起動の時間と、異常が発生しているHDDが接続されたポート番号に相当するビットを異常発生デバイスIDとして、不揮発性記憶部109に異常情報を登録する処理を行う。すなわち、主制御部111は、複数のHDDのうちいずれかのHDDに異常が生じた場合に、異常が生じたHDDを識別する識別情報(異常発生デバイスID)を不揮発性記憶部109に登録する。その後、処理はステップS17に移行する。ディスク制御部112は、本発明の異常登録部の一例である。また、ステップS16は、本発明の異常登録ステップの一例である。
一方、情報処理装置100が起動する前にHDDに異常が発生していた場合(S15:Yes)、ステップS17において、主制御部111(ディスク制御部112)は、前回の異常が発生したHDDと、現在主として動作しているメインHDDとが一致するか否かを判定する。例えば、主制御部111は、前記異常情報に含まれる異常発生デバイスIDの値に基づいて、前記判定処理を実行する。前回の異常が発生したHDDと、メインHDDとが一致する場合は(S17:Yes)、処理はステップS18に移行する。一方、前回の異常が発生したHDDと、メインHDDとが一致しない場合は(S17:No)、処理はステップS19に移行する。
すなわち、主制御部111(表示制御部115)は、情報処理装置100が起動したときに不揮発性記憶部109に異常発生デバイスIDが登録されている場合に、不揮発性記憶部109に登録された異常発生デバイスIDと、現在主として動作しているメインHDD(起動の優先順位が最も高い主記憶装置)の識別情報とに基づいて、HDDに異常が生じていることを示す異常情報(表示パターンP1又は表示パターンP2)を報知(表示)する。なお、主制御部111は、メインHDDの識別情報を表示させてもよい。
具体的には、ステップS18において、主制御部111(表示制御部115)は、表示パターンP1を表示装置107に表示させる。図5は、表示パターンP1の一例を示す図である。図5に示すように、主制御部111は、ディスク(HDD)に異常があることを示すメッセージと、情報処理装置100の電源を遮断する処理を選択可能なシャットダウンボタンB1とを含む表示パターンP1を表示装置107に表示させる。ここでは、ポート番号「1」に接続されたHDDに異常があることを示している。すなわち、前記ポート番号は、情報処理装置100が起動したときに異常が生じているHDDの識別情報に相当する。このように、主制御部111は、異常が発生したHDDに接続されるポート番号を表示パターンP1に表示させる。表示制御部115は、本発明の異常報知部の一例である。また、ステップS18は、本発明の異常報知ステップの一例である。
次に、ステップS20において、主制御部111(ディスク制御部112)は、シャットダウンボタンB1が押下されたか否かを判定する。シャットダウンボタンB1が押下された場合(S20:Yes)、処理はステップS21に移行する。シャットダウンボタンB1が押下されるまで、主制御部111は、表示パターンP1を表示させて待機する(S20:No)。
ステップS21において、主制御部111は、情報処理装置100のシャットダウン処理を実行する。
ステップS17において、前回の異常が発生したHDDとメインHDDとが一致しない場合は(S17:No)、ステップS19において、主制御部111(表示制御部115)は、表示パターンP2を表示装置107に表示させる。図6は、表示パターンP2の一例を示す図である。図6に示すように、主制御部111は、ディスクに異常があることを示すメッセージと、情報処理装置100の電源を遮断する処理を選択可能なシャットダウンボタンB1と、情報処理装置100の電源を遮断しないで継続して使用することを選択可能な継続使用ボタンB2とを含む表示パターンP2を表示装置107に表示させる。ここでは、ポート番号「1」に接続されたHDDに異常があることを示している。すなわち、前記ポート番号は、情報処理装置100が起動したときに異常が生じているHDDの識別情報に相当する。また、主制御部111は、情報処理装置100を継続して使用するとHDDに記録されるデータの一部が欠落する恐れがあることを示すメッセージを表示パターンP2に表示させる。このように、主制御部111は、異常が発生したHDDに接続されるポート番号を表示パターンP2に表示させる。ステップS19は、本発明の異常報知ステップの一例である。
ステップS19の次のステップS22において、主制御部111(ディスク制御部112)は、継続使用ボタンB2が押下されたか否かを判定する。継続使用ボタンB2が押下された場合(S22:Yes)、処理はステップS24に移行する。継続使用ボタンB2が押下されない場合(S22:No)、ステップS23において、主制御部111は、シャットダウンボタンB1が押下されたか否かを判定する。シャットダウンボタンB1が押下された場合(S23:Yes)、処理はステップS21に移行する。シャットダウンボタンB1が押下されない場合(S23:No)、処理はステップS22に戻り上述の処理を繰り返す。
ステップS24において、主制御部111は、最終表示時間を示す内部変数T1に現在時刻を設定し(S24)、異常監視処理(S14)に移行する。また、主制御部111は、ユーザーから情報処理装置100を継続して使用することを選択された場合に前記アプリケーション(例えばPOS処理を実行するアプリケーション)を起動させる。
次に、図7を参照しつつ、情報処理装置100において実行され異常監視処理について説明する。具体的に、本実施形態では、情報処理装置100の主制御部111によって異常監視処理が実行される。
なお、本発明は、前記異常監視処理に含まれる一又は複数のステップを実行する異常監視方法(本発明の情報処理方法)の発明として捉えることができる。また、ここで説明する前記異常監視処理に含まれる一又は複数のステップは適宜省略されてもよい。なお、前記異常監視処理における各ステップは同様の作用効果を生じる範囲で実行順序が異なってもよい。さらに、ここでは主制御部111によって前記異常監視処理における各ステップが実行される場合を例に挙げて説明するが、複数のプロセッサーによって前記異常監視処理における各ステップが分散して実行される異常監視方法も他の実施形態として考えられる。
なお、前記異常監視処理は、HDDに異常が発生していない場合と、HDDに異常が発生してはいるが異常が発生したHDDが現在主として動作しているHDDとは異なるためにそのまま継続して使用させてもデータの欠落が発生しない場合にのみ実行されるものである。
また、前記異常監視処理は、図4に示す異常通知処理(S14)以外の処理が、情報処理装置100の起動開始後、ユーザーのPOS処理が起動する前に行われるのに対して、ユーザーのPOS処理が実行されている最中において実行されるところが異なっている。
また、前記異常監視処理では、例えば5秒間隔でHDDに異常が発生しているか否かを判定し、異常が発生した場合に、異常が発生した旨をユーザーに通知する。また、前記異常監視処理では、異常が発生したHDDが交換されることなく起動した場合でも継続して業務に使用してもデータの欠落が生じることがなく動作可能か否かを判定するため、不揮発性記憶部109に前記異常情報の登録処理を行う。
前記異常監視処理では、先ずステップS31において、主制御部111(ディスク制御部112)が、リビルド処理が実行されているか否かを判定する。具体的には、主制御部111は、ディスク制御部112に問い合わせて前記判定処理を行う。リビルド処理が実行されていない場合(S31:No)、処理はステップS32に移行する。一方、リビルド処理が実行されている場合(S31:Yes)、処理はステップS311に移行する。
ステップS32において、主制御部111(ディスク制御部112)は、HDDに異常が発生しているか否かを判定する。具体的には、主制御部111は、ディスク制御部112に問い合わせて前記判定処理を行う。HDDに異常が発生していない場合(S32:No)、主制御部111は、5秒間待機した後(S362)、再度、リビルド処理に関する判定動作(S31)と、異常発生の判定動作(S32)とを行う。
ステップS31においてリビルド処理が実行されている場合は、ステップS311において、主制御部111(ディスク制御部112)は、リビルド処理が完了したか否かを判定する。リビルド処理が完了した場合(S311:Yes)、処理はステップS312に移行する。リビルド処理が完了するまで待機する(S311:No)。
ステップS312では、主制御部111(ディスク制御部112)は、RAID1システムとして正常化された状態となるため、不揮発性記憶部109の異常情報を削除する。その後、処理はステップS362に移行する。
ステップS32において、HDDに異常が発生している場合(S32:Yes)、ステップS33において、主制御部111(ディスク制御部112)は、不揮発性記憶部109に既に異常情報が登録されているか否かを判定する。不揮発性記憶部109に異常情報が登録されていない場合(S33:No)、ステップS331において、主制御部111は、異常発生時間と、異常が発生しているHDDが接続されたポート番号に対応する異常ディスクIDとを、不揮発性記憶部109に登録する処理を行う。ステップS331は、本発明の異常登録ステップの一例である。その後、ステップS332において、主制御部111は、最終表示時間を示す内部変数T1に、現在時刻から30分以上前の時刻を示す値を設定する。その後、処理はステップS34に移行する。
ステップS34において、主制御部111(ディスク制御部112)は、現在時刻が最終表示時間T1から30分以上経過したか否かを判定する。最終表示時間T1と現在時刻とを比較して30分以上が経過していない場合(S34:No)、主制御部111は、5秒間待機した後(S362)、再度、リビルド処理に関する判定動作(S31)と、異常発生の判定動作(S32)とを行う。
一方、最終表示時間T1と現在時刻とを比較して30分以上が経過している場合(S34:Yes)、ステップS35において、主制御部111(表示制御部115)は、表示パターンP2を表示装置107に表示させる。表示パターンP2は、上述(図6参照)のように、ディスクに異常があることを示すメッセージと、情報処理装置100の電源を遮断する処理を選択可能なシャットダウンボタンB1と、情報処理装置100の電源を遮断しないで継続して使用することを選択可能な継続使用ボタンB2とを含んでいる。また、主制御部111は、情報処理装置100を継続して使用するとHDDに記録されるデータの一部が欠落する恐れがあることを示すメッセージを表示パターンP2に表示させる。ステップS35は、本発明の異常報知ステップの一例である。
ステップS35の次のステップS36において、主制御部111(ディスク制御部112)は、継続使用ボタンB2が押下されたか否かを判定する。継続使用ボタンB2が押下された場合(S36:Yes)、処理はステップS361に移行する。ステップS361において、主制御部111は、最終表示時間を示す内部変数T1に現在時刻を設定し、5秒間待機した後(S362)、処理はステップS31に戻る。
継続使用ボタンB2が押下されない場合(S36:No)、ステップS37において、主制御部111(ディスク制御部112)は、シャットダウンボタンB1が押下されたか否かを判定する。シャットダウンボタンB1が押下された場合(S37:Yes)、処理はステップS38に移行する。シャットダウンボタンB1が押下されない場合(S37:No)、処理はステップS36に戻り上述の処理を繰り返す。
ステップS38では、主制御部111は、情報処理装置100のシャットダウン処理を実行する。
以上に示す情報処理装置100によれば、従来の技術と比較して以下の効果を得ることができる。
ここで、従来の技術では、HDDの異常が発生したときに異常が生じたHDDを判別するために、2台のHDDに含まれるログを確認して比較する必要がある。このため、ミラーリングを解除してそれぞれのHDDのログを個別に確認して判定する処理が必要となる。例えば、特開平9−305329号公報に開示された技術では、異常発生時のランプ表示を確実に把握して記憶する必要がある。また、特開2006−227684号公報に開示された技術では、異常発生後にプリンターにより情報を印字するために、用紙の補給、出力された用紙の保管などを行う必要がある。
これに対して、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、異常が発生したHDDを確定できる情報を不揮発性記憶部109のメモリ領域に記録することにより、異常が発生したHDDを容易に特定することができるため、ユーザー(サービス担当者など)にとって確認の手間を削減でき、また確認誤りを防ぐことができる。
また、情報処理装置100を起動したときに、異常が発生しているHDDを確定する情報を表示装置107(画面)に表示させることができるため、交換を行うユーザーは、HDDの交換作業の前段階で、異常が発生しているHDDを把握することができる。よって、異常状態からの復帰をスムーズに行うことができる。
また、従来、HDDの異常が発生した後に交換しないで継続使用する場合において、ミラーリング機能において主として動作するHDDにおいて異常が発生した場合にはデータの欠落が発生する問題が生じる。これに対して、本実施形態に係る情報処理装置100によれば、異常が発生したHDDと、継続使用する際の主となるHDDとを比較して、データの欠落が発生するか否かの判定を事前に行うことができる。
そして、異常が発生した後、情報処理装置100を再起動した際に、データの欠落が発生するか否かを判定して、継続使用するとデータが欠落する恐れのある場合には、HDDを継続使用する選択肢をユーザーに提示しない構成とすることができる(図5参照)。一方、情報処理装置100を再起動した際に、継続使用するとデータが欠落する恐れのない場合には、HDDを継続使用する選択肢をユーザーに提示する構成とすることができる(図6参照)。このように、情報処理装置100は、データの欠落の可能性に応じて異なる前記2つの選択画面(図5、図6参照)を提示することができるため、データの保全を優先しながら、継続使用の選択肢をユーザーに提示することができる。
また、情報処理装置100によれば、HDDに異常が発生した際に継続使用を行っている場合でも、HDDに異常が発生していることを一定時間経過後(上述の例では30分経過後)に画面に表示することにより、使用機器の異常発生状態を早期に修復する必要性をユーザー、サービス担当者などに再喚起することが可能となる。
また、情報処理装置100によれば、異常が発生したHDDと、ミラーリング機能において主として動作するHDD(メインHDD)とを比較する。そして、異常が発生したHDDがメインHDDでない場合には、情報処理装置100を継続使用してもデータの欠落が発生しないと判定することができる。また、異常が発生したHDDがメインHDDである場合には、情報処理装置100を継続使用するとデータの欠落が発生する恐れがあると判定することができる。
尚、本発明に係る情報処理装置は、各請求項に記載された発明の範囲において、以上に示された各実施形態を自由に組み合わせること、或いは各実施形態を適宜、変形又は一部を省略することによって構成されることも可能である。
1 :HDD
2 :HDD
100 :情報処理装置
101 :大容量不揮発性記憶部
104 :プリンター
105 :キーボード
106 :バーコードスキャナー
107 :表示装置
108 :RAM
109 :不揮発性記憶部
110 :インターフェース
111 :主制御部
112 :ディスク制御部
113 :印刷制御部
114 :入力制御部
115 :表示制御部

Claims (10)

  1. 所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を実行する情報処理装置であって、
    前記複数の記憶装置のうちいずれかの記憶装置に異常が生じた場合に、異常が生じた記憶装置を識別する識別情報を記憶部に登録する異常登録部と、
    前記情報処理装置が起動したときに前記記憶部に前記識別情報が登録されている場合に、前記記憶部に登録された前記識別情報と、前記複数の記憶装置のうち起動する優先順位が最も高い主記憶装置の識別情報とに基づいて、記憶装置に異常が生じていることを示す異常情報を報知する異常報知部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記異常報知部は、前記記憶部に登録された前記識別情報と、前記主記憶装置の識別情報とが一致する場合に、前記情報処理装置の電源を遮断する処理を選択可能な情報を含む前記異常情報を表示部に表示させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶装置に異常が生じた場合に、所定のアプリケーションの起動を停止させる、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記異常報知部は、前記記憶部に登録された前記識別情報と、前記主記憶装置の識別情報とが一致しない場合に、前記情報処理装置を継続して使用することを選択可能な情報を含む前記異常情報を表示部に表示させる、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記異常報知部は、さらに、前記情報処理装置を継続して使用すると記憶装置に記録されるデータの一部が欠落する恐れがあることを示す情報を前記表示部に表示させる、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記記憶装置に異常が生じた場合に所定のアプリケーションの起動を停止させ、前記情報処理装置を継続して使用することを選択された場合に前記アプリケーションを起動させる、
    請求項4又は請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記異常報知部は、さらに、前記情報処理装置が起動したときに異常が生じている記憶装置の識別情報を前記表示部に表示させる、
    請求項2から請求項6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記異常報知部は、さらに、前記主記憶装置の識別情報を前記表示部に表示させる、
    請求項2から請求項7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. 所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を情報処理装置において実行する情報処理方法であって、
    前記複数の記憶装置のうちいずれかの記憶装置に異常が生じた場合に、異常が生じた記憶装置を識別する識別情報を記憶部に登録する異常登録ステップと、
    前記情報処理装置が起動したときに前記記憶部に前記識別情報が登録されている場合に、前記記憶部に登録された前記識別情報と、前記複数の記憶装置のうち起動する優先順位が最も高い主記憶装置の識別情報とに基づいて、記憶装置に異常が生じていることを示す異常情報を報知する異常報知ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーにより実行する情報処理方法。
  10. 所定のデータを複数の記憶装置のそれぞれに重複して記録するミラーリング処理を情報処理装置において実行させる情報処理プログラムであって、
    前記複数の記憶装置のうちいずれかの記憶装置に異常が生じた場合に、異常が生じた記憶装置を識別する識別情報を記憶部に登録する異常登録ステップと、
    前記情報処理装置が起動したときに前記記憶部に前記識別情報が登録されている場合に、前記記憶部に登録された前記識別情報と、前記複数の記憶装置のうち起動する優先順位が最も高い主記憶装置の識別情報とに基づいて、記憶装置に異常が生じていることを示す異常情報を報知する異常報知ステップと、
    を一又は複数のプロセッサーに実行させるための情報処理プログラム。
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