JP2021183820A - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排気浄化触媒の劣化を抑制することができる内燃機関の排気浄化装置を提供すること。【解決手段】内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒2aと、排気浄化触媒2aの低温時に、排気浄化触媒2aが高温劣化しないように定められた触媒暖機時間に基づいて、排気浄化触媒2aの暖機を行う制御部と、を備える内燃機関の排気浄化装置において、制御部が、内燃機関から排出される排気エネルギーが大きい程、触媒暖機時間を短く設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
特許文献1には、排気浄化触媒の暖機制御において、暖機制御時間を設定し、当該暖機制御時間に基づいて排気浄化触媒の暖機を実施する技術が開示されている。
特開2014−051255号公報
特許文献1で開示された技術では、例えばエンジン負荷が高い時は、排気浄化触媒の温度が上昇しやすく、暖機制御時間よりも早いタイミングで排気浄化触媒が高温となり、排気浄化触媒が劣化してしまう可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、排気浄化触媒の劣化を抑制することができる内燃機関の排気浄化装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、前記排気浄化触媒の低温時に、前記排気浄化触媒が高温劣化しないように定められた触媒暖機時間に基づいて、前記排気浄化触媒の暖機を行う制御部と、を備える内燃機関の排気浄化装置において、前記制御部が、前記内燃機関から排出される排気エネルギーが大きい程、前記触媒暖機時間を短く設定することを特徴とする。
本発明に係る内燃機関の排気浄化装置によれば、排気エネルギーが大きい程、触媒暖機時間を短くすることにより、排気浄化触媒の温度が急激に昇温することによる劣化を抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置を適用した車両の概略的な構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置が実行する制御の一例を示すタイムチャートである。 図3は、本発明の効果を説明するためのグラフである。 図4は、本発明の効果を説明するためのグラフである。 図5は、排気浄化触媒の負荷と、遅角耐性、排気エネルギー、NO量、HC量およびHC+NO積算量との関係を示す図である。 図6は、車両のテールパイプのエミッションを計測し、排気浄化触媒の暖機の早期化の効果を検証した例を示す図である。 図7は、通常時に使用可能なSOCと、F.I.(フューエルインジェクション)時に使用可能なSOCと、を模式的に示す図である。
本発明の実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
本発明の実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置を適用した車両1の構成について、図1を参照しながら説明する。車両1は、エンジン2と、排気浄化触媒2aと、発電機3と、インバータ4と、バッテリ5と、走行用のモータ6と、駆動輪7と、ECU8と、を備えている。
エンジン2は、周知の内燃機関によって構成されている。排気浄化触媒2aは、エンジン2から排出された排ガスを浄化するためのものであり、エンジン2の排気通路に設置されている。排気浄化触媒2aは、例えば排ガス中に含まれるHC、CO、NOxを酸化・還元作用によって除去・浄化する機能を有している。
発電機3は、発電機能に加えてモータ機能を有する発電用モータジェネレータである。また、モータ6は、モータ機能に加えて発電機能を有する駆動用モータジェネレータである。発電機3は、インバータ4を介してモータ6と電気的に接続されている。
バッテリ5には、モータ6を駆動させるための電力が充電される。このバッテリ5は、インバータ4を介して発電機3およびモータ6と電気的に接続されている。なお、発電機3で発電された電力は、バッテリ5に充電せずに発電機3からインバータ4を介してモータ6に供給されてもよい。
車両1では、エンジン2から出力された動力によって発電機3を駆動させて発電した電力を、バッテリ5に蓄える。車両1の加速時(力行時)には、バッテリ5から出力された電力によってモータ6を駆動させることにより、モータ6から出力された動力によって駆動輪7を駆動させる。また、車両1の制動時(回生時)には、駆動輪7からモータ6に伝達される外力によってモータ6を発電機として機能させて、モータ6で発電した電力をバッテリ5に蓄える。また、車両1は、モータ6のみで走行するEV走行と、エンジン2およびモータ6を併用するHV走行と、を行うことが可能である。
ECU8は、CPU、ROM、RAM等からなるマイクロコンピュータを主要構成部品とした電子制御装置(Electronic Control Unit)であり、各種プログラムを実行する。ECU8は、本発明における制御部として機能する。
ECU8は、排気浄化触媒2aの低温時に、当該排気浄化触媒2aが高温劣化しないように定められた触媒暖機時間に基づいて、排気浄化触媒2aの暖機を行う。その際、ECU8は、エンジン2から排出される排気エネルギーが大きい程、触媒暖機時間を短く設定する。なお、排気エネルギーには、エンジン負荷やMG回生量等も含まれる。
図2は、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置が実行する制御の一例を示すタイムチャートである。同図において、実線は本発明の数値を示しており、破線は従来の一般的なガソリン車(コンベ車)の数値を示している。また、同図の「F.I.」は、フューエルインジェクション(燃料噴射)のことを示している。
図2に示すように、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置のECU8は、排気浄化触媒2aの暖機時にモータ6で回生しながらエンジン負荷を増加させる。この時、MG回生量にかかわらず、エンジン回転数を所定値に制御する。そして、MG回生量が多い程、スロットルバルブを開き、空気量を増加させると同時に点火時期を遅角させることにより、排気浄化触媒2aの暖機の早期化を行う。
また、ECU8は、触媒暖機時間を設定し、MG回生量が多い程、当該触媒暖機時間を短く設定する。また、ECU8は、バッテリ5の温度(以下、「バッテリ温度」という)を計測または測定し、当該バッテリ温度に基づいてMG回生量を増減させる。すなわち、ECU8は、SOC(State Of Charge)によってMG回生量を変化させず、バッテリ温度が低い程、MG回生量を減少させる。また、ECU8は、図示しない吸気圧センサ、エアフロのどちらかが故障した場合にも、遅角量を減らさずに排気浄化触媒2aの暖機を行う。
図3および図4は、本発明の効果を説明するためのグラフである。図3において、(a)は排気浄化触媒2aの後端の温度を、(b)は炭化水素(HC)および窒素酸化物(NO)の積算量(以下、「HC+NO積算量」という)を示している。また、図4において、(a)は遅角耐性を、(b)はHC+NO積算量を、(c)は暖機時間中における燃料消費量を、示している。また、図3および図4で示した従来技術および本発明の排気浄化触媒2aの負荷と回生出力の条件を、表1に示す。
Figure 2021183820
図3に示すように、本発明では、触媒暖機の負荷増加によって点火遅角耐性が向上し、暖機時間が短縮する。これにより、図4に示すように、暖気までのエミッションおよび燃料消費量が低減する(暖機後にアイドルに戻した場合)。
図5は、排気浄化触媒2aの負荷と、遅角耐性、排気エネルギー、NO量、HC量およびHC+NO積算量との関係を示す図である。同図の(a)に示すように、排気浄化触媒2aの負荷が増加することにより、遅角耐性は増加する。また、同図の(b)に示すように、排気浄化触媒2aの負荷が増加することにより、排気エネルギーは増加する。また、同図の(c)に示すように、排気浄化触媒2aの負荷が増加することにより、NO量は増加する。また、同図の(d)に示すように、遅角量が増加することにより、HC量は減少する。また、同図の(e)に示すように、排気浄化触媒2aの負荷が増加することにより、HC+NO積算量は増加する。
図6は、車両1のテールパイプのエミッションを計測し、排気浄化触媒2aの暖機の早期化の効果を検証した例を示している。同図において、(a)は排気浄化触媒2aの温度と触媒浄化率との関係を、(b)は排気浄化触媒2aの負荷と排気浄化触媒2aの先端10mmの暖機時間との関係を、(c)は排気浄化触媒2aの負荷と排気浄化触媒2aの後端10mmの暖機時間との関係を、(d)は排気浄化触媒2aの負荷と排気浄化触媒2aの後端10mmの暖機時間との関係を、(e)は排気浄化触媒2aの負荷と排気浄化触媒2aの後端10mmを暖機するまでの燃料消費量との関係を、示している。
図6の(c)に示すように、排気浄化触媒2aの負荷および遅角が増加することにより、エミッションが低減する。また、同図の(e)に示すように、排気浄化触媒2aの負荷および遅角が増加することにより、燃料消費量が低減する。
図7は、通常時に使用可能なSOCと、F.I.時に使用可能なSOCと、を模式的に示している。ここで、バッテリ5のSOCが多い場合、通常は充電しないため、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置の制御を実行できないおそれがある。そこで、以下の表2に示すように、想定される最小の容量のバッテリ5で本実施形態の制御を実行した場合のSOC増加量を試算した。
Figure 2021183820
表2に示すように、試算されたSOC増加量は4.9ptであるため、本実施形態の制御によって排気浄化触媒2aを暖機する場合は、バッテリ5への充電を許容する。これにより、バッテリ5のSOCが多い場合であっても、本実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置の制御を実行することが可能となる。
以上説明した本実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置によれば、排気エネルギーが大きい程、触媒暖機時間を短くすることにより、排気浄化触媒2aの温度が急激に昇温することによる劣化を抑制することができる。
以上、本発明に係る内燃機関の排気浄化装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1 車両
2 エンジン
2a 排気浄化触媒
3 発電機
5 バッテリ
6 モータ
7 駆動輪
8 ECU

Claims (1)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化触媒と、
    前記排気浄化触媒の低温時に、前記排気浄化触媒が高温劣化しないように定められた触媒暖機時間に基づいて、前記排気浄化触媒の暖機を行う制御部と、
    を備える内燃機関の排気浄化装置において、
    前記制御部は、前記内燃機関から排出される排気エネルギーが大きい程、前記触媒暖機時間を短く設定することを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
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