JP2019048580A - ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】NOxの発生を抑制する。【解決手段】第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換える燃焼モード切り換え時に、バッテリ21のSOCが所定値A未満で、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が所定値Zより大きいときには、モータ/ジェネレータ20で発電を行ってバッテリ21を充電したのちにモータアシスト切換えを行う。モータアシスト切換えは、燃焼モードが切り換わる際に、内燃機関1のトルク段差がモータ/ジェネレータ20で吸収されるように、モータ/ジェネレータ20を制御する。これにより、モータ/ジェネレータ20のモータアシストがなければNOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量がストレージ限界を超えるような場面で、NOxの発生を抑制することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両の制御方法及びハイブリッド車両の制御装置に関する。
特許文献1には、内燃機関と、該内燃機関により駆動されて発電するモータジェネレータと、モータジェネレータによって発電された電力を蓄電するバッテリと、上記モータジェネレータの発電電力及び上記バッテリの蓄電電力のうちの少なくとも一方の電力で駆動される走行用モータと、上記内燃機関の排気通路にNOx吸蔵還元触媒を備えたハイブリッド車両が開示されている。
この特許文献1においては、上記内燃機関の空燃比がリーンな状態からリッチな状態に切り換わるとき、上記バッテリの充電容量に対する充電残量の比率であるSOC(State Of Charge)に応じて、NOx抑制移行制御と、NOx抑制移行制御よりも空燃比が短い期間で変化する通常移行制御のいずれかを選択している。
特開2015−129455号公報
しかしながら、この特許文献1は、内燃機関の空燃比がリーンな状態からリッチな状態に切り換わるとき、その時点でのNOx吸蔵還元触媒のNOx吸着量を考慮していない。
そのため、特許文献1においては、内燃機関の空燃比がリーンな状態からリッチな状態に切り換わるとき、NOx吸蔵還元触媒で排気中のNOxが吸着しきれず、NOx吸蔵還元触媒の下流側でNOx量が増加する虞がある。
本発明のハイブリッド車両は、空燃比がリーンとなる第1燃焼モードから空燃比が理論空燃比もしくは理論空燃比よりもリッチとなる第2燃焼モードに切り換わる燃焼モード切り換え時に、バッテリのSOCが内燃機関のトルク段差を吸収するモータアシストの実施に必要なSOCの最小値である所定値A未満で、NOx吸蔵触媒のNOxストレージ量が上記モータアシストを伴わずに燃焼モードを切り換えるとストレージ限界を超えることになる所定値Zよりも大きい場合、上記バッテリのSOCが上記所定値Aに達するまで発電を行い、上記バッテリのSOCが上記所定値Aに達してから上記モータアシストを伴う燃焼モードの切り換えを実施する。
これによって、モータアシストがなければNOx吸蔵触媒のNOxストレージ量がストレージ限界を超えるような場面で、NOxの発生を抑制することができる。
本発明が適用されるハイブリッド車両の概略を模式的に示した説明図。 燃焼モードの切り換え方の選択の仕方を模式的に示した説明図。 通常切換えにより燃焼モードが切り換わる際の各種パラメータの変化を示すタイミングチャート。 モータアシスト切換えにより燃焼モードが切り換わる際の各種パラメータの変化を示すタイミングチャート。 発電後モータアシスト切換えにより燃焼モードが切り換わる際の各種パラメータの変化を示すタイミングチャート。 ハイブリッド車両の制御の流れを示すフローチャート。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明が適用されるハイブリッド車両の概略を模式的に示した説明図である。
内燃機関1は、駆動源として自動車等の車両に搭載されるものであって、吸気通路2と排気通路3とを有している。吸気通路2は、吸気弁4を介して燃焼室5に接続されている。排気通路3は、排気弁6を介して燃焼室5に接続されている。
内燃機関1は、燃焼室5内に燃料(例えばガソリン)を直接噴射する燃料噴射弁7を有している。燃料噴射弁7から噴射された燃料は、燃焼室5内で点火プラグ8により点火される。
吸気通路2には、吸気中の異物を捕集するエアクリーナ10と、吸入空気量を検出するエアフローメータ11と、コントロールユニット22からの制御信号によって開度が制御される電動のスロットル弁12と、が直列に設けられている。エアフローメータ11は、エアクリーナ10の下流側に配置されている。スロットル弁12は、エアフローメータ11の下流側に配置されている。
排気通路3には、メイン排気触媒13と、NOx吸蔵触媒14と、マフラー15と、テイルパイプ16と、が直列に設けられている。NOx吸蔵触媒14は、メイン排気触媒13の下流側に配置されている。マフラー15は、NOx吸蔵触媒14の下流側に位置している。テイルパイプ16は、マフラー15の下流側に位置している。
メイン排気触媒13は、例えば、三元触媒からなっている。三元触媒は、理論空燃比を中心とするいわゆるウィンドウに空燃比がある場合に最大の転化効率をもって排気中のNOx、HC、COを同時に浄化できるものである。
NOx吸蔵触媒14は、空燃比がリーンの運転時に排気中のNOxを吸着し、空燃比が理論空燃比もしくは理論空燃比よりリッチとなる運転時にNOxを脱離、還元(浄化)するものである。換言すれば、NOx吸蔵触媒14は、排気空燃比がリーンの運転時に排気中のNOxを吸着し、排気空燃比が理論空燃比もしくは理論空燃比よりリッチとなる運転時にNOxを脱離、還元するものである。
メイン排気触媒13の上流側には、排気空燃比を検出するA/Fセンサ17が配置されている。A/Fセンサ17は、例えば、排気空燃比に応じたほぼリニアな出力特性を有するいわゆる広域型空燃比センサである。
メイン排気触媒13とNOx吸蔵触媒14との間には、上流側NOxセンサ18aが配置されている。NOx吸蔵触媒14の下流側には、下流側NOxセンサ18bが配置されている。つまり、NOx吸蔵触媒14の前後には、NOxセンサ18が配置されている。上流側NOxセンサ18a及び下流側NOxセンサ18bは、排気中のNOx濃度を検出するものである。
また、内燃機関1と駆動輪(図示せず)との間には、ベルト19を介してモータ/ジェネレータ20が介装されている。
モータ/ジェネレータ20は、ジェネレータ(発電機)としても作用(いわゆる「回生」)するとともに、バッテリ21からの電力供給により車両の駆動源となるモータとして作用(いわゆる「力行」)するものである。モータ/ジェネレータ20で発電された電力は、バッテリ21に充電される。
バッテリ21の充電容量に対する充電残量の比率であるSOC(State Of Charge)は、コントロールユニット22によって検出可能である。
モータ/ジェネレータ20は、例えば、第1クラッチ(図示せず)を介して内燃機関1のクランクシャフト(図示せず)と接続される中間軸23にベルトを介して駆動力を付与するものである。中間軸23は、例えば、第2クラッチ(図示せず)を介して変速機(図示せず)の入力軸(図示せず)に接続される。なお、モータ/ジェネレータ20は、内燃機関1からの回転を変速機(図示せず)に伝達するシャフト(図示せず)に一体に設けるようにしてもよい。
コントロールユニット22は、CPU、ROM、RAM及び入出力インターフェースを備えた周知のデジタルコンピュータである。
コントロールユニット22には、上述したエアフローメータ11、A/Fセンサ17及びNOxセンサ18a、18bの検出信号のほか、クランクシャフト(図示せず)のクランク角を検出するクランク角センサ24、アクセルペダル(図示せず)の踏込量を検出するアクセル開度センサ25等の各種センサ類の検出信号が入力されている。クランク角センサ24は、内燃機関1の機関回転数を検出可能なものである。
コントロールユニット22は、アクセル開度センサ25の検出値を用いて、内燃機関1の要求負荷(エンジン負荷)を算出する。
また、コントロールユニット22は、上流側NOxセンサ18aの検出値と下流側NOxセンサ18bの検出値の差分を用いてNOx吸蔵触媒14に吸着されているNOx量であるNOxストレージ量を算出する。
なお、NOxストレージ量を算出するにあたっては、NOx吸蔵触媒14の触媒温度を考慮して算出するようにしてもよい。また、NOxストレージ量は、上記以外の公知の各種方法で算出するようにしてもよい。
そして、コントロールユニット22は、各種センサ類の検出信号に基づいて、燃料噴射弁7の燃料噴射量及び燃料噴射時期、点火プラグ8の点火時期、スロットル弁12の開度、空燃比、モータ/ジェネレータ20の力行運転あるいは回生運転等を最適に制御する。
つまり、コントロールユニット22は、制御部として、後述する燃焼モードの切り換えや、燃焼モードを切り換える際の各種制御を実施するものである。
内燃機関1は、運転条件が変化すると、燃焼モードが切り換わる。すなわち、内燃機関1は、第1燃焼モード(リーン燃焼モード)と第2燃焼モード(ストイキ燃焼モード)との間で燃焼モードが切り換わる。
第1燃焼モードでは、内燃機関1の空燃比が理論空燃比よりもリーン(例えば空燃比30)となるよう制御される。第2燃焼モードは、内燃機関1の空燃比が理論空燃比もしくは理論空燃比よりもリッチとなるよう制御される。
ここで、内燃機関1が第1燃焼モードで運転していると、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が増加する。そのため、例えば、NOx吸蔵触媒14の再生を行うために内燃機関1の燃焼モードを第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換えるような場合、燃焼室5の燃焼状態が悪化してNOxの排出量が増加すると、NOx吸蔵触媒14で排気中のNOxを吸着しきれず、NOx吸蔵触媒14の下流側でNOx量が増加する虞がある。
また、第1燃焼モードにおける内燃機関1の空燃比(リーン空燃比)と、第2燃焼モードにおける内燃機関1の空燃比(理論空燃比または理論空燃比よりもリッチな空燃比)との間にはNOx濃度が高くなる中間空燃比が存在する。従って、第1燃焼モードから第2燃焼モードに燃焼モードを切り換える過渡時には、内燃機関1の空燃比が上記中間空燃比となっている時間をできるだけ短くして、燃焼室5から排出されるNOx量を抑制することが好ましい。
しかしながら、内燃機関1の空燃比を急激に変化させると、トルク段差が発生し、運転性が悪化することになる。
そこで、内燃機関1の燃焼モードを切り換える際には、トルク段差が発生しないようにすることが好ましい。
ハイブリッド車両における燃焼モードの切り換え方としては、内燃機関1のみを使った通常切換え(第2切換え)と、モータ/ジェネレータ20のモータアシストを利用したモータアシスト切換え(第3切換え)と、がある。
通常切換えは、燃焼モードが切り換わる際に、内燃機関1のトルク段差が生じないように点火時期を制御する。通常切換えでは、トルク段差が生じないように点火時期を制御する際に、内燃機関1の燃焼室5が相対的にNOxの多い燃焼状態となり、内燃機関1から排出されるNOx量が増加する。
そのため、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量に余裕がない状態で通常切換えによる燃焼モードの切り換えを実施した場合には、NOx吸蔵触媒14で排気中のNOxを吸着しきれず、NOx吸蔵触媒14の下流側でNOx量が増加する。
モータアシスト切換えは、燃焼モードが切り換わる際に、内燃機関1のトルク段差がモータ/ジェネレータ20で吸収されるように、モータ/ジェネレータ20を制御する。モータアシスト切換えでは、トルク段差が生じないような点火時期になっておらず、燃焼モードが切り換わる際に、内燃機関1の燃焼室5が相対的にNOxの多い燃焼状態とはならない。そのため、内燃機関1から排出されるNOx量が増加せず、NOx吸蔵触媒14の下流側のNOx量が増加することを抑制できる。
しかしながら、モータ/ジェネレータ20のモータアシストは、バッテリ21のSOCが少ないと当該モータ/ジェネレータ20を駆動することができないため実施できない。
そこで、第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換える燃焼モード切り換え時に、バッテリ21のSOCが低く、かつNOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量に余裕がないときには、モータ/ジェネレータ20で発電を行ってバッテリ21を充電したのちにモータアシスト切換えを行う、発電後モータアシスト切換え(第1切換え)を実施する。
燃焼モードを第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換える際の切換え方は、図2に示すように、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量と、バッテリ21のSOCに応じて決定される。
バッテリ21のSOCが所定値A未満で、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が所定値Zより大きい場合、すなわち図2の領域R1では、モータ/ジェネレータ20で発電を行ってバッテリ21のSOCが所定値Aになるまで充電したのちにモータアシスト切換えを行う発電後モータアシスト切換えを実施する。
これにより、モータ/ジェネレータ20のモータアシストがなければNOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量がストレージ限界を超えるような場面で、NOxの発生を抑制することができる。
すなわち、領域R1では、モータアシスト切換えの実施に先立ってバッテリ21の充電を行うことで、燃焼モードの切り換え時に、モータ/ジェネレータ20のモータアシストを利用できるようにして、NOx吸蔵触媒14の下流側のNOx量増加を抑制できる。
バッテリ21のSOCが所定値A未満で、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が所定値Xよりも大きく所定値Z以下である場合、すなわち図2の領域R2では、通常切換えを実施する。
領域R2では、通常切換えにより、内燃機関1から排出されるNOx量が相対的に増加しても、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量に余裕があるため、NOx吸蔵触媒14の下流側でNOx量が増加することを抑制できる。
バッテリ21のSOCが所定値A以上で、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が所定値Xより大きい場合、すなわち図2の領域R3では、モータアシスト切換えを実施する。
領域R3では、モータアシスト切換えにより、内燃機関1の燃焼室5がNOxの多い燃焼状態とはならないため、内燃機関1から排出されるNOx量が相対的に増加せず、NOx吸蔵触媒14の下流側のNOx量が増加することを抑制できる。
また、バッテリ21のSOCが所定値B未満で、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が所定値Yより大きく所定値X以下の場合、すなわち図2の領域Tでは、バッテリ21のSOCが所定値Bに達するまでモータ/ジェネレータ20で発電(上乗せ発電)を行う。つまり、燃焼モードを切り換える場面ではなくても、バッテリ21のSOCが低下すると、燃焼モードの切り換えに備えて、モータ/ジェネレータ20で発電(上乗せ発電)を実施する。
これにより、燃焼モードを切り換える際に、モータアシスト切換えが実施しやすくなるように、バッテリ21のSOCを確保することができる。
ここで、所定値Aは、バッテリ21の劣化から要件から決まるSOC限界値に、モータ/ジェネレータ20のモータアシストを実施するのに必要な電力分を加算したSOCである。換言すると、所定値Aは、モータ/ジェネレータ20のモータアシストの実施に必要なバッテリ21のSOCの最小値である。
所定値Bは、バッテリ21のSOCが低下した際に、モータ/ジェネレータ20で発電を実施する際のSOCの閾値である。換言すると、所定値Bは、バッテリ21のSOCの所定値である。バッテリ21のSOCが、所定値B未満になると、モータ/ジェネレータ20で発電を開始する。バッテリ21のSOCが低下した際に行うモータ/ジェネレータ20による発電は、バッテリ21のSOCが所定値B以上になると終了する。
所定値Cは、バッテリ21の劣化から決まるSOC閾値である。換言すると、所定値Bは、バッテリ21の劣化から決まるバッテリ21のSOCの閾値である。バッテリ21は、SOCが少なくとも所定値C以下にならないように管理される。
所定値Zは、通常切換えにより燃焼モードを切り換えると、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量がストレージ限界Wを超えることになるNOxストレージ量である。NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が所定値Zを超えた状態で通常切換えにより燃焼モードを切り換えると、NOx吸蔵触媒14で排気中のNOxを吸着しきれず、NOx吸蔵触媒14の下流側でNOx量が相対的に増加する。
所定値Xは、NOx吸蔵触媒14に吸着されたNOxのパージが許可されるNOxストレージ量の閾値である。NOxストレージ量が所定値Xより大きくなることが、NOx吸蔵触媒14の再生を実施するための条件の一つとなっている。 所定値Yは、予め設定されたNOxストレージ量の発電実施に関する閾値である。所定値Yは、例えば、所定値Xの1/2程度の値である。
図3は、通常切換えにより第1燃焼モードから第2燃焼モードに燃焼モードが切り換わる際の各種パラメータの変化を示すタイミングチャートである。図3におけるNOxは、テイルパイプ16における排気中のNOx量(NOx濃度)を示している。また、図3における時刻t1は、空燃比が第1燃焼モードの空燃比から第2燃焼モードの空燃比に切り換わるタイミングである。
通常切換えでは、時刻t1の前後で内燃機関1のトルク段差が生じないように点火時期を制御している。
そのため、時刻t1の前後で、トルク段差は生じていないが、トルク段差が生じないように点火時期を制御する際に、内燃機関1の燃焼室5がNOxの多い燃焼状態となり、テイルパイプ16におけるNOx量が増加する。
なお、図3中に破線で示すように点火時期を制御すると、図3中に波線で示すようなトルク段差が内燃機関1に生じることになる。
図4は、モータアシスト切換えにより第1燃焼モードから第2燃焼モードに燃焼モードが切り換わる際の各種パラメータの変化を示すタイミングチャートである。図4におけるNOxは、テイルパイプ16における排気中のNOx量(NOx濃度)を示している。また、図4における時刻t1は、空燃比が第1燃焼モードの空燃比から第2燃焼モードの空燃比に切り換わるタイミングである。
モータアシスト切換えでは、時刻t1の前後でトルク段差がモータ/ジェネレータ20で吸収されるように、モータ/ジェネレータ20を制御している。
モータアシスト切換えでは、内燃機関1にトルク段差が生じないような点火時期になっていないが、内燃機関1の燃焼室5がNOxの多い燃焼状態とはならない。そのため、内燃機関1から排出されるNOx量が増加せず、テイルパイプ16におけるNOx量が増加することもない。
なお、図4中に実線で示すように点火時期を制御すると、図4中に波線で示すように内燃機関1の出力トルクにトルク段差が発生するが、このトルク段差はモータ/ジェネレータ20により吸収される。
また、図4中に破線で示すように点火時期を制御すると、図4中に波線で示すようにモータトルクを制御してもトルク段差が生じることはない。
図5は、発電後モータアシスト切換えにより第1燃焼モードから第2燃焼モードに燃焼モードが切り換わる際の各種パラメータの変化を示すタイミングチャートである。図5におけるNOxは、テイルパイプ16における排気中のNOx量(NOx濃度)を示している。また、図5における時刻t1は、空燃比が第1燃焼モードの空燃比から第2燃焼モードの空燃比に切り換わるタイミングである。
発電後モータアシスト切換えでは、空燃比の切り換えに先立つ時刻t0のタイミングでモータ/ジェネレータ20で発電を開始する。この発電は、バッテリ21のSOCが所定値Aに達するまで行われる。バッテリ21のSOCが所定値Aに達すると、時刻t1の前後で内燃機関1のトルク段差がモータ/ジェネレータ20で吸収されるように、モータ/ジェネレータ20が制御される。
発電後モータアシスト切換えでは、内燃機関1のトルク段差が生じないような点火時期になっていないが、内燃機関1の燃焼室5がNOxの多い燃焼状態とはならない。そのため、内燃機関1から排出されるNOx量が増加せず、テイルパイプ16におけるNOx量が増加することもない。
なお、図5中に破線で示すように点火時期を制御すると、図5中に波線で示すようにモータトルクを制御してもトルク段差が生じることはない。
図6は、ハイブリッド車両の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS1では、NOx吸蔵触媒14に吸着されたNOxストレージ量を演算する。
ステップS2では、ステップS1で演算されたNOxストレージ量が所定値Yよりも大きいか否かを判定する。ステップS2においては、NOxストレージ量が所定値Yよりも大きければステップS3へ進み、NOxストレージ量が所定値Y以下であれば今回のルーチンを終了する。
ステップS3では、ステップS1で演算されたNOxストレージ量が所定値Xよりも大きいか否かを判定する。ステップS3においては、NOxストレージ量が所定値Xよりも大きければステップS4へ進み、NOxストレージ量が所定値X以下であれば後述するステップS10へ進む。
ステップS4では、ステップS1で演算されたNOxストレージ量が所定値Zよりも大きいか否かを判定する。ステップS4においては、NOxストレージ量が所定値Zよりも大きければステップS5へ進み、NOxストレージ量が所定値Z以下であれば、後述するステップS8へ進む。
ステップS5では、バッテリ21のSOCが所定値A未満であるか否かを判定する。ステップS5においては、バッテリ21のSOCが所定値A未満であればステップS6へ進み、バッテリ21のSOCが所定値A以上であればステップS7へ進む。
ステップS6では、燃焼モードが切り換わる際に発電後モータアシスト切換えを選択する。
ステップS7では、燃焼モードが切り換わる際にモータアシスト切換えを選択する。
ステップS8では、バッテリ21のSOCが所定値A未満であるか否かを判定する。ステップS8においては、バッテリ21のSOCが所定値A未満であればステップS9へ進み、バッテリ21のSOCが所定値A以上であればステップS7へ進む。
ステップS9では、燃焼モードが切り換わる際に通常切換えを選択する。
ステップS10では、バッテリ21のSOCが所定値B未満であるか否かを判定する。ステップS10においては、バッテリ21のSOCが所定値B未満であればステップS11へ進み、バッテリ21のSOCが所定値B以上であれば今回のルーチンを終了する。
ステップS11では、モータ/ジェネレータ20で発電(上乗せ発電)を実施する。この発電は、バッテリ21のSOCが所定値Bに達するまで実施する。
なお、内燃機関1の燃焼モードを第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換える燃焼モード切り換え時としては、NOx吸蔵触媒14の再生時のほか、内燃機関1の要求負荷(エンジン負荷)等が変化した場合がある。
内燃機関1の要求負荷(エンジン負荷)等が変化して、燃焼モードが第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換わる場合、バッテリ21のSOCが所定値A未満で、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が所定値Zよりも大きいときには、発電後モータアシスト切換えを実施してもよい。
また、内燃機関1の要求負荷(エンジン負荷)等が変化して、燃焼モードが第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換わる場合、バッテリ21のSOCが所定値A以上のときには、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量によらず、モータアシスト切換えを実施してもよい。
そして、内燃機関1の要求負荷(エンジン負荷)等が変化して、燃焼モードが第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換わる場合、バッテリ21のSOCが所定値A未満のときには、NOx吸蔵触媒14のNOxストレージ量が所定値Z以下であれば、通常切換えを実施してもよい。
また、上述した実施例は、ハイブリッド車両の制御方法及び制御装置に関するものである。
1…内燃機関
13…メイン排気触媒
14…NOx吸蔵触媒
20…モータ/ジェネレータ
21…バッテリ

Claims (6)

  1. 車両の駆動源となる内燃機関及びモータと、上記モータに電力を供給するバッテリと、排気中のNOxを吸着するNOx吸蔵触媒と、を有し、上記内燃機関の空燃比がリーンとなる第1燃焼モードと上記内燃機関の空燃比が理論空燃比もしくは理論空燃比よりもリッチとなる第2燃焼モードとの切り換えが可能なハイブリッド車両の制御方法において、
    第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換わる燃焼モード切り換え時に、上記バッテリのSOCが上記内燃機関のトルク段差を吸収する上記モータのモータアシストの実施に必要なSOCの最小値である所定値A未満で、上記NOx吸蔵触媒のNOxストレージ量が上記モータアシストを伴わずに燃焼モードを切り換えるとストレージ限界を超えることになる所定値Zより大きい場合、
    上記バッテリのSOCが上記所定値Aに達するまで発電を行い、上記バッテリのSOCが上記所定値Aに達してから上記モータアシストを伴う燃焼モードの切り換えを実施することを特徴とするハイブリッド車両の制御方法。
  2. 上記バッテリのSOCが所定値B未満で、上記NOx吸蔵触媒のNOxストレージ量が所定値Yより大きく、上記NOx吸蔵触媒に吸着されたNOxのパージが許可される所定値X以下であるとき、
    上記バッテリのSOCが上記所定値Bに達するまで発電を行い、上記バッテリを充電することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御方法。
  3. 第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換わる燃焼モード切り換え時に、上記バッテリのSOCが上記所定値A未満で、上記NOx吸蔵触媒のNOxストレージ量が上記NOx吸蔵触媒に吸着されたNOxのパージが許可される所定値Xより大きく上記所定値Z以下である場合、
    上記モータアシストを実施することなく燃焼モードを切り換えることを特徴とする請求項1または2に記載のハイブリッド車両の制御方法。
  4. 第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換わる燃焼モード切り換え時に、上記バッテリのSOCが上記所定値A以上で、上記NOx吸蔵触媒のNOxストレージ量が上記NOx吸蔵触媒に吸着されたNOxのパージが許可される所定値Xより大きい場合、
    燃焼モードが切り換わる際に上記モータアシストを実施することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のハイブリッド車両の制御方法。
  5. 上記燃焼モード切り換え時とは、上記NOx吸蔵触媒に吸着されたNOxを脱離浄化する当該NOx吸蔵触媒の再生時であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のハイブリッド車両の制御方法。
  6. 車両の駆動源となる内燃機関及びモータと、
    上記モータに電力を供給するバッテリと、
    排気中のNOxを吸着するNOx吸蔵触媒と、
    上記内燃機関の空燃比がリーンとなる第1燃焼モードと上記内燃機関の空燃比が理論空燃比もしくは理論空燃比よりもリッチとなる第2燃焼モードとの切り換えを行う制御部と、を有し、
    第1燃焼モードから第2燃焼モードに切り換わる燃焼モード切り換え時に、上記バッテリのSOCが上記内燃機関のトルク段差を吸収する上記モータのモータアシストの実施に必要なSOCの最小値である所定値A未満で、上記NOx吸蔵触媒のNOxストレージ量が上記モータアシストを伴わずに燃焼モードを切り換えるとストレージ限界を超えることになる所定値Zよりも大きい場合、
    上記制御部は、上記バッテリのSOCが上記所定値Aに達するまで発電を行い、上記バッテリのSOCが上記所定値Aに達してから上記モータアシストを伴う燃焼モードの切り換えを実施することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
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