JP2021181279A - シュラウド型消音装置及びそれを備えたマルチコプタ - Google Patents

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嘉二郎 渡邊
Yoshijiro Watanabe
慎一郎 伊藤
Shinichiro Ito
錦華 しゃ
Jinhua She
英臣 荒井
Hideomi Arai
瑞稀 齋藤
Mizuki Saito
恵司 伊藤
Keiji Ito
健 一柳
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Abstract

【課題】動力を使わずに簡単な構成で実現でき、マルチコプタの回転翼の回転により生じる騒音を低減するシュラウド型消音装置を提供すること。【解決手段】シュラウド型消音装置120は、マルチコプタ100の回転翼133を囲む円筒状のシュラウド121と、シュラウド121の内側面に設けられ、回転翼133の先端部133aと回転軸方向において一部が重なる環状のコアンダサーフィス151とを備える。回転翼133の先端部133aで発生する渦流(乱流)を、コアンダサーフィス151のコアンダ効果を利用して層流化するとともに、ロータユニット12A〜12D自体をシュラウド121で囲うことにより、飛行中のマルチコプタ100の騒音を効率良く低減する。【選択図】図2

Description

本発明は、回転翼が回転することにより生じる騒音を低減するよう構成されたシュラウド型消音装置及びそれを備えたマルチコプタに関する。
ドローンと称されるUAV(unmanned aerial vehicle;マルチコプタ)の利用が進んでいる。例えば物流等の分野では、CO削減、渋滞緩和等の手段としてのマルチコプタの活躍が期待されている。実際に市場に投入に際には、各種の対策技術が必要となる。対策が求められている技術課題のひとつに回転翼の回転に伴って生じる騒音がある。
マルチコプタの回転翼の回転に伴って生じる騒音対策に関するものとして、特許文献1に示されている騒音低減装置が知られている。この騒音低減装置は、回転翼の周囲に複数のスピーカとマイクロフォンとを配置し、マイク信号と回転速度と騒音位相とに基づいて、マイクロフォンの位置の音響パワーを低減する制御音を発生するための制御信号を生成し、生成した制御信号に基づき、騒音と同振幅且つ逆位相の制御音をスピーカから出力するようにしたものである。
特開2019−053197号公報
上述した特許文献1の騒音低減装置では、生成した制御信号に基づき、騒音と同振幅且つ逆位相の制御音をスピーカから出力するようにしているので、回転翼の回転速度等に応じて翼端での騒音に対する消音効果が期待できるものと考えられる。
ところで、このような騒音低減装置を、上述したマルチコプタに適用しようとすると、回転翼の周囲に複数のスピーカとマイクロフォンとを配置することになる。しかも、マルチコプタは複数の回転翼を有しているため、それぞれの回転翼の周囲に複数のスピーカとマイクロフォンとを配置すると、大幅な部品点数の増加を招いてしまう。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、動力を使わず簡単な構成で回転翼の回転により生じる騒音を低減するシュラウド型消音装置及びそれを備えたマルチコプタを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、マルチコプタの回転翼の外側を囲んで配置されるに適した円筒状のシュラウドを有するシュラウド型消音装置であって、前記シュラウドの内側面の円周方向に沿う環状面部であって、前記回転翼の回転軸方向において、当該回転翼の先端部に一部が重なる環状面部が、前記シュラウドの前記内側面に形成されている、シュラウド型消音装置である。
シュラウド型消音装置は、前記環状面部が、前記回転翼の回転軸方向において、当該回転翼の先端部の位置よりも高圧側に設けられていることが好ましい。
また、シュラウド型消音装置は、前記環状面部が、前記回転翼の回転軸方向において、当該回転翼の先端部の両側に設けられているものでもよい。
また、シュラウド型消音装置は、前記環状面部が、前記シュラウドの内側面と前記回転翼の先端部との間の空気の流れを制御することにより、当該回転翼が回転することにより生じる音を消音させることが好ましい。
また、本発明は、回転翼と、当該回転翼の外側を囲んで配置された円筒状のシュラウドとを備えるマルチコプタであって、前記シュラウドの内側面の円周方向に沿う環状面部であって、前記回転翼の回転軸方向において、当該回転翼の先端部に一部が重なる環状面部が、前記シュラウドの前記内側面に設けられている、マルチコプタである。
本発明によれば、動力を使わず簡単な構成で実現でき、マルチコプタの回転翼の回転により生じる騒音を低減することができる。
マルチコプタの外観斜視図である。 第1の実施形態によるシュラウド型消音装置の一部垂直断面である。 第2の実施形態によるシュラウド型消音装置の一部垂直断面である。 第3の実施形態によるシュラウド型消音装置の一部垂直断面である。 第4の実施形態によるシュラウド型消音装置の一部垂直断面である。 第5の実施形態によるシュラウド型消音装置の一部垂直断面である。 第6の実施形態によるシュラウド型消音装置の一部垂直断面である。
先ず、マルチコプタ100の基本的な構成を説明する。図1は、一実施形態によるマルチコプタ100の外観斜視図である。マルチコプタ100は、本体11と、上昇用の4つのロータユニット12A〜12Dとを備えている。それぞれのロータユニット12A〜12Dは、例えばサーボモータである回転モータ131と、回転モータ131の回転シャフトに固定された回転翼133とを備えている。そして、各回転モータ131が本体11から延びるアーム15の先端部に連結され、これにより、本体11の右前方、左前方、右後方及び左後方にロータユニット12A〜12Dが配置されている。
ここで、隣接するロータユニット12A,12Bの回転翼133,133は、互いに逆方向に回転して揚力得る。同じく隣接するロータユニット12C,12Dの回転翼133,133も、互いに逆方向に回転して揚力を得る。ただし、本体11の重心に対し対称の位置関係にある例えばロータユニット12A,12Dの回転翼133,133は、同じ方向に回転して揚力を得る。
本実施形態では、例えばロータユニット12A,12Dの回転翼133,133が時計回り方向(CW;clockwise)に回転し、ロータユニット12B,12Cの回転翼133,133が反時計回り方向(CCW;counterclockwise)に回転するように駆動される。なお、ここでの説明では、時計回り方向(CW)への回転を正転とし、反時計回り方向(CCW)への回転を逆転としている。また、本実施形態では、4つのロータユニット(回転翼)を備えるドローンを例に説明するが、例えば回転翼が6つ以上あるドローンを本発明に適用してもよい。
マルチコプタ100の本体11内には制御ユニット16が設けられている。マルチコプタ100においては、この制御ユニット16による回転翼133の回転数制御により、上昇、下降は勿論のこと、ロール軸、ピッチ軸、ヨー軸のそれぞれの軸周りでの姿勢が補正される。
上述したように、ロータユニット12A,12Dの回転翼133,133が正転し、ロータユニット12B,12Cの回転翼133,133が逆転するように駆動される。このように、隣り合う回転翼133,133同士が逆方向に回転することで、回転モーメントによる作用、反作用が打ち消され、マルチコプタ100の姿勢を安定させることができる。また、全ての回転翼133,133,・・・が同時に回転することで、ジャイロ効果により、上昇姿勢なども安定する。
マルチコプタ100が上昇制御を行う場合、ロータユニット12A〜12Dの全ての回転翼133,133,・・・の回転数が予め決められた値(例えばプログラムの指令値)となるように制御される。このとき、本体11にはロータユニット12A〜12による揚力が発生し、その揚力が機体の重力を超えると、マルチコプタ100が上昇する。揚力と機体の重力とをバランスさせることで、ホバリング制御を行うことができる。
次に、マルチコプタ100を前進させる場合には、後方側のロータユニット12C,12Dの回転数が、前方側のロータユニット12A,12Bの回転数より高くなるように制御される。これにより、機体が前方に傾き、マルチコプタ100を前進させることができる。同様の原理により、マルチコプタ100を後進及び左右に水平移動させることができる。
また、マルチコプタ100の向きを変える場合、ロータユニット12A〜12Dの回転翼133,133,・・・の回転数が変えられる。例えば、正転するロータユニット12A,12Dの回転数が、逆転するロータユニット12C,12Bの回転数より高くなるように制御すると、反動によりマルチコプタ100を左に旋回させることができ、逆にロータユニット12C,12Bの回転数が、ロータユニット12A,12Dの回転数より高くなるように制御すると、マルチコプタ100を右に旋回させることができる。
次に、マルチコプタ100の各ロータユニット12A〜12Dに設けられるシュラウド型消音装置120の好適な実施形態をいくつか例示して説明する。以下説明する何れの実施形態においても、シュラウド型消音装置120に備えられる円筒状のシュラウド121は、ロータユニット12A〜12Dを支持するアーム15にそれぞれ固定されている。また、シュラウド121の内側面(「内周面」ともいう。)121aには、その円周方向に沿って環状面部としてのコアンダサーフィス151〜156が設けられている。そして、そのコアンダサーフィス151〜156は、回転翼133の回転軸方向(「アキシャル方向」ともいう、図では垂直方向)において、当該回転翼133の先端部に対し、当該コアンダサーフィスの一部が重なるように、シュラウド121の中心に向けて突出して形成されている。
(第1の実施形態)
図2に、本発明の第1の実施形態によるシュラウド型消音装置120の一部の垂直断面を示す。同図において、コアンダサーフィス151は、回転翼133の先端部133aよりも高圧側(図では下側)に設けられている。また、コアンダサーフィス151は、シュラウド121を垂直方向に切断した場合での断面が直線形状を有している。
ここで、シュラウド121内で回転翼133の下方を高圧側とし、回転翼133の上方を低圧側として記載している理由は、次の通りである。すなわち、マルチコプタ100が例えば上昇するとき、回転翼133の回転により、空気がシュラウド121の上方からシュラウド121の内部に吸い込まれる。また、シュラウド121の内部に吸い込まれた空気は、シュラウド121の下方から押し出される。このとき、シュラウド121の上方の空気の気圧が下がり、シュラウド121の下方の気圧が高くなる。このことを理由に、以下の図においては、回転翼133の下方を高圧側とし、回転翼133の上方を低圧側としている。
回転翼133の先端部133aと、シュラウド121の内周面121aとの間のラジアル方向(図では水平方向)のクリアランスは例えば3mmに設定されている。また、回転翼133の先端部133aと、コアンダサーフィス151とが重なるアキシャル方向(図では上下方向)のクリアランスは例えば3mmに設定されている。ただし、これらのクリアランスは、3mmに限定されるものではない。例えば、3mm〜10mmの範囲で調整してもよい。クリアランスの調整に際しては、ロータユニット12A〜12Dの揚力効率と消音効率とのバランスが考慮される。
マルチコプタ100に揚力を発生させるために回転翼133が回転すると、シュラウド121の上方から下方への空気の流れ(噴流)が形成される。そのとき、回転翼133の先端部133aには、上下の気圧差と回転翼133による空気のせん断により、空気の渦(以下「渦流」という。)が生じる。この空気の渦流が、マルチコプタ100が飛行中(ホバリングを含む)に生じる騒音のひとつの要因とされている。
本実施形態のシュラウド型消音装置120では、シュラウド121及びコアンダサーフィス151によるコアンダ効果を利用して、回転翼133の先端部133aで、シュラウド121内の高圧側から低圧側(図では下から上)に流れる空気を効率良く制御することで、回転翼133が回転することにより生じる騒音を消音させている。
具体的には、シュラウド121の内側面121aに沿って上昇する高圧空気の流れF1は、コアンダサーフィス151の下面に突き当り中心側に戻され、回転翼133の噴流に加えられる。また、回転翼133とコアンダサーフィス151との間の空気の流れF2は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス151の上面に引き寄せられて渦流が層流化されるとともに、回転翼133とコアンダサーフィス151との間の狭いクリアランスによって流量が制限される。
また、ロータユニット12A〜12D自体、シュラウド121によって囲われているため、回転モータ131の回転音や、回転翼133の風切り音等の騒音についても抑制することができる。
(第2の実施形態)
図3に、本発明の第2の実施形態によるシュラウド型消音装置120の一部の垂直断面を示す。同図において、環状のコアンダサーフィス152は、回転翼133の先端部133aよりも高圧側(図では下側)に設けられている。また、コアンダサーフィス152は、略水平から、シュラウド121の中心に向かうに従って次第に下方(高圧側)に湾曲する形状を有している。
この第2の実施形態によれば、シュラウド121の内側面121aに沿って上昇する高圧空気の流れF1は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス152の下面に引き寄せられ、中心側の噴流に効率良く戻される。また、回転翼133とコアンダサーフィス152との間の空気の流れF2は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス152の上面に引き寄せられて渦流が層流化されるとともに、回転翼133とコアンダサーフィス152との間の狭いクリアランスによって流量が制限される。
(第3の実施形態)
図4に、本発明の第3の実施形態によるシュラウド型消音装置120の一部の垂直断面を示す。同図において、環状のコアンダサーフィス153は、回転翼133の先端部133aよりも高圧側(図では下側)に設けられている。また、コアンダサーフィス153は、所定の上向き角度から、シュラウド121の中心に向かうに従って次第に略水平になるよう湾曲する形状を有している。
この第3の実施形態によれば、シュラウド121の内側面121aに沿って上昇する高圧空気の流れF1は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス153の下面に引き寄せられ、中心側に効率良く戻される。また、回転翼133とコアンダサーフィス153との間の空気の流れF2は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス153の上面に引き寄せられて渦流が層流化されるとともに、回転翼133とコアンダサーフィス153との間の狭いクリアランスによって流量が制限される。
(第4の実施形態)
図5に、本発明の第4の実施形態によるシュラウド型消音装置120の一部の垂直断面を示す。本実施形態によるシュラウド型消音装置120は、それぞれ環状のコアンダサーフィス154U,154Lが、回転翼133の回転軸方向において、当該回転翼133の先端部133aの高圧側及び低圧側(図では上下)に設けられている。また、双方のコアンダサーフィス154U,154Lは、シュラウド121を垂直方向に切断した場合での断面が直線形状を有している。
この第4の実施形態によれば、シュラウド121の内側面121aに沿って上昇する高圧空気の流れF1は、コアンダサーフィス154Lの下面に突き当り中心側に戻され噴流に加えられる。また、回転翼133とコアンダサーフィス154Lとの間の空気の流れF2は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス154Lの上面に引き寄せられて渦流が層流化され、そして、コアンダサーフィス154Uの下面に沿って中心側に戻される。また、空気の流れF2は、回転翼133とコアンダサーフィス154U,154Lとの間の狭いクリアランスによって流量が制限される。更に、シュラウド121の内側面121aに沿って下降する空気の流れF3は、コアンダサーフィス154Uの上面に突き当り中心側の噴流に加えられる。
(第5の実施形態)
図6に、本発明の第5の実施形態によるシュラウド型消音装置120の一部の垂直断面を示す。本実施形態によるシュラウド型消音装置120は、それぞれ環状のコアンダサーフィス155U,155Lが、回転翼133の回転軸方向において、当該回転翼133の先端部133aの高圧側及び低圧側(図では上下)に設けられている。双方のコアンダサーフィス155U,155Lは、略水平から、シュラウド121の中心に向かうに従って次第に下方(高圧側)に湾曲する形状を有している。
この第5の実施形態によれば、シュラウド121の内側面121aに沿って上昇する高圧空気の流れF1は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス155Lの下面に引き寄せられ、中心側の噴流に効率良く戻される。また、回転翼133とコアンダサーフィス155Lとの間の空気の流れF2は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス155Lの上面に引き寄せられて渦流が層流化され、そして、コアンダサーフィス155Uの下面に沿って中心側に戻される。また、空気の流れF2は、回転翼133とコアンダサーフィス155U,155Lとの間の狭いクリアランスによって流量が制限される。更に、シュラウド121の内側面121aに沿って下降する空気の流れF3は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス155Uの上面に沿って流れ噴流に加えられる。
(第6の実施形態)
図7に、本発明の第6の実施形態によるシュラウド型消音装置120の一部の垂直断面を示す。本実施形態によるシュラウド型消音装置120は、それぞれ環状のコアンダサーフィス156U,156Lが、回転翼133の回転軸方向において、当該回転翼133の先端部133aの高圧側及び低圧側(図では上下)に設けられている。
低圧側(図では上側)のコアンダサーフィス156Uは、所定の下向き角度から、シュラウド121の中心に向かうに従って次第に略水平になるよう湾曲する形状を有している。高圧側(図では下側)のコアンダサーフィス156Lは、所定の上向き角度から、シュラウド121の中心に向かうに従って次第に略水平になるよう湾曲する形状を有している。
この第6の実施形態によれば、シュラウド121の内側面121aに沿って上昇する高圧空気の流れF1は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス156Lの下面に沿って流れ、中心側の噴流に効率良く戻される。また、回転翼133とコアンダサーフィス156U,156Lとの間の空気の流れF2は、狭いクリアランスによって流量が制限される。更に、シュラウド121の内側面121aに沿って下降する空気の流れF3は、コアンダ効果によりコアンダサーフィス156Uの上面に沿って流れ噴流に加えられる。
以上説明した実施形態のシュラウド型消音装置120によれば、マルチコプタ100の回転翼133の先端部133aで発生する渦流(乱流)を、コアンダ効果を利用して層流化するとともに、ロータユニット12A〜12D自体をシュラウド121で囲うことにより、回転モータ131の回転音や、回転翼133の風切り音等の騒音を低減することができる。したがって、動力を使わずに簡単な構成で、飛行中のマルチコプタ100の騒音を低減することができる。また、回転翼133の渦流(乱流)が抑制され、なお且つ、シュラウド121内の空気の一部を中心側の噴流に戻すことができるので、飛行エネルギー効率も向上させることができる。
100 マルチコプタ
120 シュラウド型消音装置
121 シュラウド
121a 内側面
151〜156 コアンダサーフィス(環状面部)
131 回転モータ
133 回転翼
133a 先端部

Claims (5)

  1. マルチコプタの回転翼の外側を囲んで配置されるに適した円筒状のシュラウドを有するシュラウド型消音装置であって、
    前記シュラウドの内側面の円周方向に沿う環状面部であって、前記回転翼の回転軸方向において、当該回転翼の先端部に一部が重なる環状面部が、前記シュラウドの前記内側面に形成されている、シュラウド型消音装置。
  2. 前記環状面部が、前記回転翼の回転軸方向において、当該回転翼の先端部の位置よりも高圧側に設けられている、請求項1に記載のシュラウド型消音装置。
  3. 前記環状面部が、前記回転翼の回転軸方向において、当該回転翼の先端部の両側に設けられている、請求項1に記載のシュラウド型消音装置。
  4. 前記環状面部が、前記シュラウドの内側面と前記回転翼の先端部との間の空気の流れを制御することにより、当該回転翼が回転することにより生じる音を消音させる、請求項1〜3の何れか1項に記載のシュラウド型消音装置。
  5. 回転翼と、当該回転翼の外側を囲んで配置された円筒状のシュラウドとを備えるマルチコプタであって、
    前記シュラウドの内側面の円周方向に沿う環状面部であって、前記回転翼の回転軸方向において、当該回転翼の先端部に一部が重なる環状面部が、前記シュラウドの前記内側面に設けられている、マルチコプタ。

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