JP2021181050A - ロッドミルのロッド交換装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロッドミルにおいて、電磁石を用いずに効率良く安全にロッド交換作業ができる、ロッド交換装置及びロッド交換方法の提供。【解決手段】本発明のロッド交換装置110は、ロッドミル100の軸方向両端の開口部11を貫通してドラム1の中心部へ装入される装置であって、ドラム1と同期同軸回転する長尺枠3と、長尺枠3の枠内に配設されたロッド搬送用ローラ4と、長尺枠3の回転により屈伸し長手方向の2箇所以上に配設された関節付きアーム5とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、固形物を粉砕して粉砕物を得るロッドミルにおいて、ロッドの交換のためにロッドミルのドラム内からロッドを搬出、搬入する際の、ロッドミルのロッド交換装置及び方法に関する。
ロッドミルは、所定粒度の粉砕物を得るために、各種の産業分野において使用されている。例えば、製鉄業においては、焼結鉱を製造する場合に、焼結原料であるコークスの粉砕用として、過粉砕を起こさず、大量の粉砕処理に適した特徴を生かした粉砕機としてロッドミルが使用されている。
ロッドミルによるコークスの粉砕は、次のようにして行われる。まず、粉砕すべきコークスを装入するロッドミルのドラム内に、直径約60〜100mm、長さ5m前後のロッドを140〜160本装入する。次に、コークスをドラム内に装入し、コークスとロッドとが装入されたドラムを、ドラムの断面中心線周りに15〜20rpmで連続回転させ、ドラム内においてロッドをある高さまで持ち上げた後、落下させる動作を間断なく繰り返し行い、ロッドの落下衝撃によってコークスを粉砕する。そして、粉砕後のコークスは、ロッドミルの端部あるいは中央部に設置された排出口から排出される。
ドラム内のロッドは、常に過酷な力を受けるために、摩耗が進み、径が細くなって、粉砕効率が低下する。したがって、所定の期間を経て摩耗したロッドを新しいロッドと交換する作業が必要となる。
従来、ロッド交換をする際に、作業員がドラムの中に入って摩耗が進んだロッドをワイヤ等で緊縛し、抜き出す作業が行われていた。このような作業では、作業員の手又は足がロッドの間に挟まって、怪我をする懸念があり、十分な安全上の対策をとる必要があった。
そこで、ドラム内での人手作業をなくすために、電磁石を取り付けたアームをドラム内に挿入し、磁力でロッドを吸着し吊り上げて搬出を行う装置が開示されている(特許文献1)。また、さらに、電磁石で吊り上げたロッドを係止するための係止爪を備えた搬出搬入装置も開示されている(特許文献2,3)。
特開昭59−216641号公報 特開平11−076848号公報 特開平11−179225号公報
しかしながら、上記の従来装置は、電磁石でロッドを吸着するため、磁力が弱いと所定本数のロッドを吸着できずにロッド交換の作業能率が低下し、また、磁力が強過ぎるとアームの荷重許容限界を超える大量のロッドが吊り上げられてアームが湾曲しロッドの交換ができなくなる問題点があった。さらに、鉄鉱石を粉砕すると、粉砕後にドラム内に残った鉄鉱石の粉体が電磁石に優先して吸着される結果、ロッドの吸着が困難となる場合もあった。
本発明は、上述の問題点に鑑み、電磁石を用いずに、安全かつ能率よくロッド交換作業を行なうためのロッドミルのロッド交換装置及び方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討し、以下の要旨構成になる本発明をなした。
(1) 軸方向の両端に開口部を有する中空円筒状の回転体であるドラム内にロッドを載置するロッドミルにおいて、前記ロッドを装入し又は交換するために、前記両端の開口部を貫通して前記ドラムの中心部へ装入されるロッド交換装置であって、
前記ロッド交換装置は、
前記ドラムと同期同軸回転する長尺枠と、
該長尺枠の枠内に配設されたロッド搬送用ローラと、
前記長尺枠の回転により屈伸し長手方向の2箇所以上に配設された関節付きアームとを有することを特徴とするロッドミルのロッド交換装置。
(2) (1)において、前記関節付きアームは、伸状態時に関節付きアーム先端から前記ドラムの内周面までの隙間が0超で前記摩耗し交換直前のロッドの最小半径未満になることを特徴とするロッドミルのロッド交換装置。
(3) (1)又は(2)に記載のロッドミルのロッド交換装置を用いるロッド交換方法であって、
前記ドラム外の前記ロッドを前記ドラム内へ装入するに際し、
前記ドラム外において前記関節付きアームを屈状態として、前記長尺枠を前記開口部から前記ドラム内へ装入し、前記長尺枠の長手方向両端部を前記開口部の周縁部に固定して前記長尺枠をドラムと同期同軸して回転可能にし、
次いで、前記関節付きアームが、伸状態となる位置まで前記ドラムを回転させ、前記ロッド搬送用ローラがほぼ水平となる位置で前記ドラムの回転を停止させた後、前記ロッド搬送用ローラにて前記ドラム外の新品等のロッドを前記ドラム内へ搬入する工程と、
前記ドラムを回転させ、前記ロッドを前記伸状態の関節付きアームに沿って転がせて前記ロッド搬送用ローラ上から前記ドラム内の底部へ移すことを特徴とするロッドミルのロッド交換方法。
(4) (1)又は(2)に記載のロッドミルのロッド交換装置を用いるロッド交換方法であって、
前記ロッドを前記ドラム内から排出するに際し、
前記ドラム外で前記関節付きアームを屈状態として、前記長尺枠を前記開口部から前記ドラム内へ装入し、前記長尺枠の長手方向両端部を前記開口部の周縁部に固定して前記長尺枠をドラムと同期同軸して回転可能にし、
次いで、前記ドラムを、前記関節付きアームの先端が前記屈状態時から下方に向かう方向に回転させ、自重で伸状態となった前記関節付きアームで前記ドラム内の底部のロッドを掬い取り、前記ロッド搬送用ローラがほぼ水平となる位置まで前記ドラムを回転し、掬い取った前記ロッドを前記関節付きアーム沿いに転がせて前記ロッド搬送用ローラ上へ移し、
前記ドラムの回転を前記ロッド搬送用ローラが水平状態となった時点で停止したまま、前記ロッド搬送用ローラを駆動して該ローラ上のロッドを前記ドラム外へ排出し、所定量のロッドがドラム内から排出されるまで、ロッドの掬い取りとロッドのドラム外への排出を繰り返すことを特徴とするロッドミルのロッド交換方法。
(5) (4)において、その後さらに、前記ドラム外のロッドを前記ドラム内へ装入するに際し、
前記関節付きアームが伸状態となりロッド搬送用ローラがほぼ水平となる位置に前記ドラムを停止させた後、前記ロッド搬送用ローラにて前記ドラム外のロッドを前記ドラム内へ搬入し、
その後、前記ドラムを回転させ、前記伸状態の関節付きアームを下方に傾斜させ、前記関節付きアーム沿いに前記ロッドを転がせて前記ロッド搬送用ローラ上から前記ドラム内の底部へロッドを移すことを特徴とするロッドミルのロッド交換方法。
本発明によれば、電磁石の磁力でロッドを吊り上げる従来技術と比べて、磁力不足による吊り上げの失敗がなくて交換作業能率が向上し、また、磁力過大に伴う過重量吊り上げによるアームの損傷がなくて装置の修繕費が削減できる。また、ドラムを回転させるだけでロッド搬送用ローラへのロッドの揚げ降ろしができるから、装置の操作が容易である。また、ドラム内での人手によるロッド交換作業が不要となって安全性が向上する。
本発明装置(本発明のロッド交換装置の意。以下同じ)の一例を示す概略図である。 図1のA−A断面図である。 本発明方法によるロッド装入前の手順を示す概略図である。 本発明方法によるロッド装入手順を示す概略図である。 本発明方法によるロッド排出手順を示す概略図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明のロッド交換装置(以下、本発明装置ともいう)110の一例を示す概略図、図2は図1のA−A矢視図である。図1に示すように、本発明を適用するロッドミル100は、軸方向の両端に開口部11を有する中空円筒状の回転するドラム1内にロッド2が載置されるものである。ドラム1は、軸方向の両端部を軸受10で支持され、回転駆動装置(図示せず)で駆動されて回転する。ドラム1の内周部には、ドラム1の回転時にロッド2を支持して上昇させ自重落下させる凸部20が設けられている。なお、12は破砕物排出用の穴である。
本発明装置110は、ロッドミル100内に新たにロッド2を装入したり摩耗したロッド2を新品等と交換するために、ドラム1の両端の開口部11を跨いで設置される装置であって、ドラム1と同期同軸して回転する長尺枠3と、長尺枠3の枠内に配設されたロッド搬送用ローラ4と、ロッド2の重心位置を挟む長尺枠3の長手方向の2箇所以上に配設された関節付きアーム5とを有する。
長尺枠3の長手方向両端部は、ドラム1の両端の開口部11の周縁部に固定して、ドラム1と同期同軸回転する。ロッド搬送用ローラ4は長尺枠3に固定されており、関節付きアーム5は、アーム5Aの関節8A(図2)にて長尺枠3に取り付けられている。
関節付きアーム5は、ドラム1の回転に伴い、ロッド搬送用ローラ4上のロッド2をドラム1内の底部へ転がして移し、あるいは、ドラム1内の底部からロッド2を掬い取ってロッド搬送用ローラ4上へ転がして移し、ロッド2の揚げ降ろしを行う。
なお、関節付きアーム5の配設箇所が長尺枠3の長手方向の1箇所のみであると、この1箇所をロッド2の重心位置が外れるとロッド2を安定して支持できなくなる。よって、関節付きアーム5は、長尺枠3の長手方向2箇所以上に配設する。なお、前記関節付きアーム5を配設する位置は、少なくとも一対の関節付きアーム5がロッド2の重心位置を挟んで両側となるように設定する。
関節付きアーム5は、例えば図2に示すように、長尺枠3に固定したアーム固定部5Kと、アーム固定部5Kと関節8Aにて連結したアーム5Aと、アーム5Aと関節8Bにて連結したアーム5Bとを有する。関節付きアーム5が関節8A,8Bによりドラム1の回転に従って自重で屈伸するようにする。これにより、ドラム1の回転駆動力を、関節付きアーム5の屈伸用動力として利用でき、新たに関節付きアーム5を駆動する動力源を追加する必要がない。なお、図2では、関節付きアーム5が屈状態(実線、折りたたみ状態)または伸状態(二点鎖線、開放状態)にあり、かつロッド搬送用ローラ4がほぼ水平状態(主搬送ローラ4Aの回転軸がほぼ水平状態)にある場合を示している。
また、関節付きアーム5は、その伸状態時に、アーム先端がドラム1の内周面から離れすぎていると、ドラム1内の底部のロッド2を掬い取ってロッド搬送用ローラ4へ移す際に、アーム先端からロッド2がドラム1の内周側へこぼれ落ちるのを避けるのが困難となる。一方、関節付きアーム5の伸状態時に、アーム先端がドラム1の内周面と接触すると、アーム先端が損なわれる惧れがある。
したがって、関節付きアーム5は、伸状態時のアーム先端がドラム1の内周面と接触せず、かつアーム先端とドラム1の内周面との隙間が、アーム先端からドラム内周側へロッド2がこぼれ落ちないサイズの隙間であることが好ましい。かかる隙間のサイズとしては、0超で摩耗した最小径のロッド2の半径未満が挙げられる。よって、関節付きアーム5は、例えば図2に二点鎖線で示すように、伸状態時にアーム先端からドラム1の内周面までの隙間Lが0超で摩耗した最小径のロッド2の半径未満になることが好ましい。
なお、関節付きアーム5の軸方向の位置は、軸方向に断続する凸部20(図1)とは干渉させないようにする。すなわち、ドラム1の内周部の長手方向で凸部20が無い箇所に関節付きアーム5を配置するようにする。
また、ロッド搬送用ローラ4は、上載したロッド群を円滑に搬送するために、例えば図2に示すように、主搬送ローラ4Aの両側に、前記ロッド群の搬送に従動して回転するサイドローラ4Bを具備することが好ましい。
関節付きアーム5においては、各関節周りのアーム、例えば図2で関節8A周りのアーム5A及び関節8B周りのアーム5Bの回転角度に制限を設けて、ロッド2を掬った時に伸状態を維持する必要がある。そこで、本発明装置110は、関節付きアーム5の関節周りの回転角度を制限するストッパを具備する。図2の例では、アーム5Aの回転角度をほぼ180°以内に制限する板状のストッパ9Aをアーム固定部5Kの中央付近に配設し、かつアーム5Bの回転角度をほぼ180°以内に制限する板状のストッパ9Bをアーム5Aの先端付近に配設した例を示した。
次に、本発明装置110を用いたロッド交換方法である本発明方法により、ドラム1内へロッド2を装入し、さらに、ドラム1内からロッドを排出する場合について説明する。
ドラム1内が空の場合、ドラム1外のロッドをドラム1内へ装入する手順は、次のようにするとよい。
まず、ドラム1外で本発明装置110の関節付きアーム5を屈状態として、本発明装置110の長尺枠3を開口部11からドラム1内へ装入し、長尺枠3の長手方向両端部をドラム1の開口部11の周縁部にボルト13等で固定し(図1)、ドラム1に同期同軸して本発明装置110を回転可能にする。
次いで、ドラム1を正方向(関節付きアーム5の先端が屈状態から上方に向かう回転方向、図3の時計回り)に回転させ(図3(a)、(b))、屈状態の関節付きアーム5を傾斜させて、その自重により伸状態とする(図3(c))。その後、ドラム1を負方向(前記正方向とは逆の回転方向、図3の反時計回り)に回転させ、ロッド搬送用ローラ4がほぼ水平状態となる位置で停止させる(図3(d))。
その後、ロッド搬送用ローラ4にて、ドラム1外のロッド2をドラム1内へ搬入し(図4(a))、ドラム1を正方向(図4の時計回り)に回転させ(図4(b))、ロッド2を伸状態の関節付きアーム5沿いに転がせて(図4(c))、ロッド搬送用ローラ4上からロッド2をドラム1内の底部へ移す(図4(d))。
その後、ドラム1を正方向に回転させると、伸状態の関節付きアーム5は再び屈状態となる(図3(a))。
さらに、上記の屈状態の関節付きアーム5を伸状態としてから、ロッド2をドラム1内へ搬送して底部へ移すまでの工程について、ロッド2の目標本数がドラム1内へ装入されるまで繰り返す。
また、ロッド2の目標本数の装入完了後は、図4(d)の状態からドラム1を正方向(図4の時計回り)に回転してロッド搬送用ローラ4を水平状態に戻すと、関節付きアーム5が屈状態に復帰する(図2の実線の関節付きアーム5)。そこで、本発明装置110の長尺枠3の両端部とドラム1の開口部11の周縁部とのボルト13等による固定状態を解除し、本発明装置110をドラム1内から抜き去る。
その後に、コークス等の固形物をドラム1に投入して、ドラム1を回転させて固形物を粉砕する。
ロッド2の摩耗が進んで径が減少した場合などにおいて、ロッド2をドラム1内から排出する手順は、次のようにするとよい。
まず、ドラム1外で本発明装置110の関節付きアーム5を屈状態として、本発明装置110の長尺枠3を開口部11からドラム1内へ装入し、長尺枠3の長手方向両端部をドラム1の開口部11の周縁部にボルト13等で固定し(図1)、ドラム1に同期同軸して本発明装置110を回転可能にする。
次いで、ドラム1を負方向(図5の反時計回り)に回転させ、自重で伸状態となった関節付きアーム5でドラム1内の底部のロッド2を掬い取り(図5(b)、(c))、ロッド2を関節付きアーム5の傾斜に沿って転がしてロッド搬送用ローラ4上に移す(図5(d))。
その後、ロッド搬送用ローラ4がほぼ水平状態となった時点でドラム1の回転を停止させ、ロッド搬送用ローラ4を駆動して該ローラ4上のロッド2をドラム1外へ排出する。
なお、上記の関節付きアーム5を伸状態としてから、ロッド2をドラム1外へ排出するまでの工程は、ドラム1内のロッド2が所定量無くなるまで繰り返し実行する。
続いて、ロッド2が所定量無くなったドラム1内へドラム1外の新品等のロッド2を
装入する手順は、ドラム1内が空の場合のドラム1外のロッド2をドラム1内へ装入する手順と同様に、次のようにするとよい。
ロッド搬送用ローラ4にてドラム1外の新品等のロッド2をドラム1内へ搬入し(図4(a))、ドラム1を正方向(図4の時計回り)に回転させ(図4(b))、ロッド2を伸状態の関節付きアーム5沿いに転がせて(図4(c))、ロッド搬送用ローラ4上からドラム1内の底部へ移す(図4(d))。
その後、ドラム1を正方向(図4の時計回り)に回転させると、伸状態の関節付きアーム5が再び屈状態となるので(図3(a))、ドラム1を正方向(図3の時計回り)にさらに回転させ(図3(b))、屈状態の関節付きアーム5を傾斜させて、その自重により伸状態とする(図3(c))。その後、ドラム1を負方向(図3の反時計回り)に回転させ、ロッド搬送用ローラ4がほぼ水平状態となる位置で停止させる(図3(d))。
上記ロッドをドラム1内へ搬入してから、ロッド搬送用ローラ4が停止するまでの工程について、ロッド2の目標本数がドラム1内へ装入されるまで繰り返す。
ロッド2の目標本数を装入した後は、図4(d)の状態からドラム1を正方向(図4の時計回り)に回転してロッド搬送用ローラ4を水平状態に戻と、関節付きアーム5が屈状態に復帰する(図5(a))。そこで、本発明装置110の長尺枠3両端部とドラム1の開口部11の周縁部とのボルト13等による固定状態を解除し、本発明装置110をドラム1内から抜き去る。
その後に、コークス等の固形物をドラム1に投入して、ドラム1を回転させて固形物を粉砕する。
コークスを粉砕するロッドミルにおいて、図1〜図4に示した実施形態で本発明を実施し、本発明例とした。ドラム1は、破砕作業領域の内径を2.4m、長さを4.2m及び開口部11の直径を740mmとして、ロッド2は、直径を90mm、長さを4.1m及び装入本数を100本とした。
本発明装置110において、長尺枠3の長さを6.15m、関節付きアーム5の設置箇所として、長尺枠3のドラム1破砕作業領域の長手方向中央相当位置から長手方向両側にそれぞれ2m離れた2箇所(この2箇所の間にロッド2の重心が位置する。)、関節付きアーム5の屈状態の回転直径(=回転半径×2)を730mm及び伸状態時の関節付きアーム5のアーム先端とドラム1内周面との隙間を40mmとした。
なお、上記実施対象のロッドミルにおいて、従来例として特許文献2の装置によりロッドの交換を行った。
本発明例では、ロッド2の交換作業時間が、従来例の約1/2まで短縮した。また、従来例では、磁力を強くしすぎてロッド2の吊り上げ本数超過によるアーム損傷に至る場合が発生し粉砕効率を低下させた。本発明例では関節付きアーム5に掬い取られるロッド2の揚げ降ろし本数超過による関節付きアーム損傷等の故障は発生せず、効率良く大量の固形物を粉砕できた。
1 ドラム
2 ロッド
3 長尺枠
4 ロッド搬送用ローラ
4A 主搬送ローラ
4B サイドローラ
5 関節付きアーム
5A,5B アーム
5K アーム固定部
8A,8B 関節
9A,9B ストッパ
10 軸受
11 開口部
12 破砕物排出用穴
13 ボルト
20 凸部
100 ロッドミル
110 本発明装置(本発明のロッド交換装置)

Claims (5)

  1. 軸方向の両端に開口部を有する中空円筒状の回転体であるドラム内にロッドを載置するロッドミルにおいて、前記ロッドを装入し又は交換するために、前記両端の開口部を貫通して前記ドラムの中心部へ装入されるロッド交換装置であって、
    前記ロッド交換装置は、
    前記ドラムと同期同軸回転する長尺枠と、
    該長尺枠の枠内に配設されたロッド搬送用ローラと、
    前記長尺枠の回転により屈伸し長手方向の2箇所以上に配設された関節付きアームとを有することを特徴とするロッドミルのロッド交換装置。
  2. 前記関節付きアームは、伸状態時に関節付きアーム先端から前記ドラムの内周面までの隙間が0超で前記摩耗し交換直前のロッドの最小半径未満になることを特徴とする請求項1に記載のロッドミルのロッド交換装置。
  3. 請求項1又は2に記載のロッドミルのロッド交換装置を用いるロッド交換方法であって、
    前記ドラム外の前記ロッドを前記ドラム内へ装入するに際し、
    前記ドラム外において前記関節付きアームを屈状態として、前記長尺枠を前記開口部から前記ドラム内へ装入し、前記長尺枠の長手方向両端部を前記開口部の周縁部に固定して前記長尺枠をドラムと同期同軸して回転可能にし、
    次いで、前記関節付きアームが、伸状態となる位置まで前記ドラムを回転させ、前記ロッド搬送用ローラがほぼ水平となる位置で前記ドラムの回転を停止させた後、前記ロッド搬送用ローラにて前記ドラム外の新品等のロッドを前記ドラム内へ搬入する工程と、
    前記ドラムを回転させ、前記ロッドを前記伸状態の関節付きアームに沿って転がせて前記ロッド搬送用ローラ上から前記ドラム内の底部へ移すことを特徴とするロッドミルのロッド交換方法。
  4. 請求項1又は2に記載のロッドミルのロッド交換装置を用いるロッド交換方法であって、
    前記ロッドを前記ドラム内から排出するに際し、
    前記ドラム外で前記関節付きアームを屈状態として、前記長尺枠を前記開口部から前記ドラム内へ装入し、前記長尺枠の長手方向両端部を前記開口部の周縁部に固定して前記長尺枠をドラムと同期同軸して回転可能にし、
    次いで、前記ドラムを、前記関節付きアームの先端が前記屈状態時から下方に向かう方向に回転させ、自重で伸状態となった前記関節付きアームで前記ドラム内の底部のロッドを掬い取り、前記ロッド搬送用ローラがほぼ水平となる位置まで前記ドラムを回転し、掬い取った前記ロッドを前記関節付きアーム沿いに転がせて前記ロッド搬送用ローラ上へ移し、
    前記ドラムの回転を前記ロッド搬送用ローラが水平状態となった時点で停止したまま、前記ロッド搬送用ローラを駆動して該ローラ上のロッドを前記ドラム外へ排出し、所定量のロッドがドラム内から排出されるまで、ロッドの掬い取りとロッドのドラム外への排出を繰り返すことを特徴とするロッドミルのロッド交換方法。
  5. 請求項4において、その後さらに、前記ドラム外のロッドを前記ドラム内へ装入するに際し、
    前記関節付きアームが伸状態となりロッド搬送用ローラがほぼ水平となる位置に前記ドラムを停止させた後、前記ロッド搬送用ローラにて前記ドラム外のロッドを前記ドラム内へ搬入し、
    その後、前記ドラムを回転させ、前記伸状態の関節付きアームを下方に傾斜させ、前記関節付きアーム沿いに前記ロッドを転がせて前記ロッド搬送用ローラ上から前記ドラム内の底部へロッドを移すことを特徴とするロッドミルのロッド交換方法。
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