JP2021180365A - 通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム - Google Patents

通信装置、通信装置の制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数のアクセスポイントによって形成される無線ネットワークにおいて、複数のアクセスポイントのファームウエアを適切に更新することの可能な通信装置を提供する。【解決手段】通信装置は、複数のアクセスポイントを含む無線ネットワークにおいてアクセスポイントとして動作可能であり、複数のアクセスポイントのうち、通信装置以外の他のアクセスポイントのファームウエアの情報を取得し、取得されたファームウエアの情報に基づいて、他のアクセスポイントのファームウエアを更新すべきスケジュールを決定し、決定されたスケジュールの情報を、他のアクセスポイントへ通知する。【選択図】図4

Description

本発明は、無線ネットワークのアクセスポイントとして動作可能な通信装置に関する。
Wi−Fi Allianceにおいて策定されたWi−Fi EasyMesh(登録商標)規格は、複数のアクセスポイント(以下、「AP」ともいう)によって形成されるネットワークにおける各種制御を規定している。このような複数のAPが連携することによって形成されるネットワークを、以下、「マルチAPネットワーク」という。
Wi−Fi EasyMesh規格において、マルチAPネットワークを形成するAPは、他のAPから各種情報を取得し、当該情報を用いて複数AP間における効率的なネットワーク制御を実現することができる。
マルチAPネットワークを形成するAPは、Multi−AP Controller(以下、「コントローラ」という)と、Multi−AP Agent(以下、「エージェント」という)とのいずれかとして動作する。
コントローラは、マルチAPネットワークのAPや、APに接続するステーション(以下、「STA」ともいう)の各種情報をエージェントから取得し、取得した情報を用いて複数のAP間における効率的なネットワーク制御を実行するAPである。一方、エージェントは、コントローラの管理下に入り、各種のネットワーク情報をコントローラに報知するAPである。
なお、コントローラの機能は、APが担ってもよく、マルチAPネットワーク内の制御装置が担ってもよい。また、1つのAPがコントローラとエージェントの双方の機能を担ってもよい。
コントローラは、エージェントからIEEE1905.1規格で規定されるプロトコルを用いて報知されるネットワーク情報に基づいて、エージェントに指示を発行することで、マルチAPネットワークを制御する。エージェントがコントローラに報知するネットワーク情報は、ネットワークのトポロジ情報、ディスカバリー情報等を含む。
また、コントローラは、マルチAPネットワークと公衆回線網との間でのデータ通信のプロキシ制御やデータトラフィックの管理を実行する。
特許文献1は、複数のAPで形成されるネットワークにおいて、無線端末の接続先となるAPを切り替えることで複数のAPにおける通信負荷を分散する接続制御装置を開示する。具体的には、特許文献1の技術において、接続制御装置は、複数のAPにおける通信負荷の情報を取得し、通信負荷の情報に基づき過負荷状態のAPが存在する場合に、当該APに接続された複数のSTAから1つの切断対象端末を決定する。接続制御装置はさらに、接続対象端末が新たに接続可能な切替対象のAP以外のAPに対し、切断対象端末への接続禁止指令を送出し、接続禁止指令の送出後に、過負荷状態のAPに対して切断対象端末の切断指令を送出する。
特開2017−038126号公報
ところで、マルチAPネットワークにおいては、セキュリティや相互接続性の観点から、マルチAPネットワークを形成する複数のAPのそれぞれのファームウエアが最新であることが望ましい。なぜなら、例えば、1つでも脆弱性に問題のあるAPが存在すると、マルチAPネットワーク全体のセキュリティが低下しかねないからである。また、マルチAPネットワーク内に、古いバージョンのファームウエアが搭載されたAPが存在すると、マルチAPネットワークの制御に支障を来たし、期待どおりにマルチAPネットワークが管理されない恐れがある。
他方、マルチAPネットワークは、各APが多数の接続先を持つメッシュ型ネットワークであり、トポロジー制御の観点から、各APのファームウエアを無秩序に更新させてしまうのも望ましくない。なぜなら、例えば、他のAPと接続しているAPや、多くのSTAと接続しているAPのファームウエアを単純に更新すると、大規模な通信の不通を発生させてしまう恐れがあるからである。
本発明の目的は、複数のアクセスポイントによって形成される無線ネットワークにおいて、複数のアクセスポイントのファームウエアを適切に更新することの可能な通信装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る通信装置は、複数のアクセスポイントを含む無線ネットワークにおいてアクセスポイントとして動作可能な通信装置であって、前記複数のアクセスポイントのうち、前記通信装置以外の他のアクセスポイントのファームウエアの情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記ファームウエアの情報に基づいて、前記他のアクセスポイントのファームウエアを更新すべきスケジュールを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記スケジュールの情報を、前記他のアクセスポイントへ通知する通知手段とを備える。
本発明によれば、複数のアクセスポイントによって形成される無線ネットワークにおいて、複数のアクセスポイントのファームウエアを適切に更新することができる。
実施形態1に係る通信システムのネットワーク構成の一例を示す図。 実施形態1に係る通信装置(コントローラ)のハードウエアおよび機能構成の一例を示すブロック図。 実施形態1に係る通信装置(エージェント)のハードウエアおよび機能構成の一例を示すブロック図。 実施形態1に係る通信装置がコントローラとして動作する場合に実行するファームウエア更新管理処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 実施形態1に係る通信装置がエージェントとして動作する場合に実行するファームウエア更新処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 実施形態1に係る通信ネットワークにおける通信装置間のファームウエア更新処理シーケンスの一例を示すシーケンス図。 実施形態2に係る通信装置がコントローラとして動作する場合に実行するファームウエア更新管理処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 実施形態2に係る通信装置がエージェントとして動作する場合に実行するファームウエア更新処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 実施形態2に係る通信ネットワークにおける通信装置間のファームウエア更新処理シーケンスの一例を示すシーケンス図。 実施形態3に係る通信装置がコントローラとして動作する場合に実行するファームウエア更新管理処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 実施形態3に係る通信装置がエージェントとして動作する場合に実行するファームウエア更新処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 実施形態3に係る通信ネットワークにおける通信装置間のファームウエア更新処理シーケンスの一例を示すシーケンス図。 実施形態4に係る通信装置がコントローラとして動作する場合に実行するファームウエア更新管理処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 実施形態4に係る通信装置がエージェントとして動作する場合に実行するファームウエア更新処理の処理手順の一例を示すフローチャート。 実施形態4に係る通信ネットワークにおける通信装置間のファームウエア更新処理シーケンスの一例を示すシーケンス図。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための実施形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
以下、通信装置が、複数のアクセスポイント(AP)によって形成されるマルチAPネットワークを許容するWi−Fi EasyMesh規格に準拠する通信装置である例を説明するが、本実施形態はこれに限定されない。例えば、通信装置は、複数のAPによって形成される無線ネットワークであるマルチAPネットワークで無線通信を可能とする他の通信方式を使用してもよい。なお、Wi−Fi EasyMesh規格は、「Multi−AP Specification Version 1.0」としてWi−Fi Allianceから公表される仕様およびその後続の仕様に従う。
(実施形態1)
<本実施形態のネットワーク構成>
本実施形態では、コントローラとして動作するアクセスポイント(AP)が、エージェントとして動作する他のAPのファームウエアを更新するスケジュールを調整し、調整されたスケジュールの情報を他のAPに通知する。
なお、本実施形態で更新されるべきファームウエアとは、通信装置のハードウエアを制御するためのソフトウエアであり、通常は、通信装置の不揮発性記憶装置に予め書き込まれた状態で通信機器に組み込まれるソフトウエアである。ファームウエアは、通信装置に搭載されるCPU(Central Processing Unit)の動作を決定するマイクロコード、BIOS(Basic Input/Output System)等を含んでよい。
図1は、本実施形態に係る通信システムのネットワーク構成の一例を示す図である。
図1に示す通信システムは、複数のAPで構成されるネットワークであるマルチAPネットワーク6に接続される通信装置1〜5を備え、マルチAPネットワーク6上で無線通信を実行する。
通信装置1、通信装置2、通信装置3、および通信装置4は、それぞれ、IEEE802.11シリーズ規格に準拠する無線LAN(Local Area Network)を構築するアクセスポイント(AP)として動作する。一方、通信装置5a〜5eは、APである通信装置2、通信装置3、または通信装置4により構築された無線LANに接続するステーション(STA)として動作する。以下、通信装置1〜通信装置4をAP1〜AP4と、通信装置5a〜通信装置5eをSTA5a〜STA5eともいう。
AP1は、無線LANネットワークを構築し、他のAPであるAP2およびAP3とそれぞれ接続している。AP2およびAP3は、それぞれ、アクセス回線とコアネットワークとを中継するバックホール通信により、AP1に対するステーション(STA)として、AP1に無線LAN接続されている。AP4は、バックホール通信により、AP2に対するSTAとして、AP2に無線LAN接続されており、AP2を介してコントローラであるAP1に制御される。
なお、APであるAP1〜4は、アクセスポイント機能を有する通信装置であればよく、アクセスポイントを提供する専用機器である必要はない。
図1において、AP1は、WAN(Wide Area Network)7に接続され、他のAP2〜AP4、STA5a〜STA5eの通信を中継してWAN7に接続させることが可能なゲートウェイとして動作するものとする。AP1に替えて、AP2〜AP4のいずれかがゲートウェイとして動作してもよい。なお、AP1〜AP4は、無線通信に加えて、あるいは無線通信に替えて、有線通信を実行可能であってよい。
Wi−Fi EasyMesh規格では、1つのマルチAPネットワークにおいて、コントローラは1つと規定されており、一方、複数のエージェントが許容されている。
図1において、AP1は、マルチAPネットワーク6において他のAPを制御してマルチAPネットワーク6全体を制御する機能を有するコントローラの役割を担うものとする。一方、コントローラの役割を担わない他方のAPであるAP2〜AP4は、コントローラの管理下に入り、ネットワーク情報をコントローラに報知する機能を有するエージェントの役割を担うものとする。
図1において、STA5aは、親局と子局の間を接続するフロントホール通信により、AP2に無線LAN接続されている。同様に、STA5bおよびSTA5cは、AP3に、STA5dおよびSTA5eは、AP4に、それぞれフロントホール通信により無線LAN接続されている。
図1において、マルチAPネットワーク6は、Wi−Fi EasyMesh規格およびIEEE802.11に準拠する無線LANネットワークであるものとする。マルチAPネットワーク6は、コントローラAPであるAP1により構築され、AP1およびエージェントAPであるAP2〜AP4によって形成される。なお、Wi−Fi EasyMesh規格およびIEEE802.11規格は一例であり、同様の機能を備えるその他の規格であってもよい。
マルチAPネットワーク6は、ワイヤレスUSB(Universal Serial Bus)、MBOA(MultiBand OFDM Alliance)、またはBluetooth(登録商標)に準拠するネットワークであってよい。マルチAPネットワーク6はまた、UWB(Ultra Wide Band)、ZigBee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)等に準拠するネットワークであってよい。UWBは、ワイヤレスUSB、ワイヤレス1394、およびWINET等を含む。
なお、図1に示すAP1〜AP4は、Wi−Fi EasyMesh規格に準拠するAPとして動作可能な通信装置であって、図2および図3を参照して後述するハードウエアおよび機能構成を備える通信装置であればよい。AP1〜AP4は、例えば、無線LAN(Local Area Network)ルータ、PC、タブレット端末、スマートフォン、テレビ、プリンタ、複写機、プロジェクタ等のデバイスであってよいが、これらに限定されない。また、AP1〜AP4は相互に異なるデバイスであってよい。同様に、図1に示すSTA5a〜STA5eは、Wi−Fi EasyMesh規格に準拠するSTAとして動作可能なあらゆる通信装置であってよく、デバイスの種類は限定されない。
<通信装置のハードウエアおよび機能構成>
図2は、本実施形態に係るコントローラとして動作可能な通信装置のハードウエアおよび機能構成の一例を示す図である。以下、図2に示すハードウエアおよび機能構成を備える通信装置として、図1のAP1を参照して説明するが、AP2〜AP4もまた、図2に示すハードウエアおよび機能構成を備えてよい。
コントローラの役割を担うAPは、エージェントの機能を同時に備えてよい。本実施形態では、図1に示すAP1が、コントローラとエージェントの双方の機能を備え、AP2〜AP4がエージェントの機能のみを備える例を説明するが、本実施形態はこれに限定されない。図1に示すAP1〜AP4のいずれもが、コントローラとエージェントの双方の機能を備えてもよく、あるいは、コントローラとエージェントのいずれか一方の機能のみを備えてもよい。
図2の通信装置1(AP1)は、電源部11、入力部12、出力部13、無線通信部14、記憶部15、制御部16、およびアンテナ17を備える。
図2のAP1の各部は、システムバス18により通信可能に相互接続される。なお、AP1は、上記のモジュール全てを備えなくともよく、図2の構成に加えて追加のモジュール等を備えてもよい。
電源部11は、AP1の各ハードウエアコンポーネントに電源を供給する。電源部11は、例えば、AC電源あるいはバッテリーから電力を取得してよい。
入力部12は、マウス等のポインティングデバイスや音声入力、ボタン操作等を介してユーザからの各種操作の受付を行う。
出力部13は、ユーザに対して各種出力を行う。ここで、出力部13による出力とは、例えば、LED(Light Emitting Diode)への表示や画面上への表示、スピーカによる音声出力、振動出力等の少なくとも1つを含んでよい。あるいは、タッチパネル等のように、入力部12と出力部13の双方を1つのモジュールで実現してもよい。
無線通信部14は、物理層及びデータリンク層のプロトコルであるIEEE802.11シリーズ規格に準拠した無線LANの制御や、IEEE802.3規格に準拠した有線LAN等の有線通信の制御を実行する。無線通信部14はさらに、ネットワーク層の通信プロトコルであるIP(Internet Protocol)通信の制御等を行う。無線通信部14はさらに、Wi−Fi EasyMesh規格に従って、コントローラ、および/またはエージェントの制御を実行するとともに、アンテナ17を制御して、無線通信のための無線信号の送受信を実行する。
記憶部15は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の1つまたは複数のメモリにより構成され、後述する各種動作を実行するためのプログラムや、無線通信のための通信パラメータ等の情報を記憶する。なお、記憶部15として、ROMやRAM等のメモリの他、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性メモリカード、DVD等の記憶媒体を用いてよい。また、記憶部15は、複数のメモリを備えてよい。
記憶部15に記憶されるプログラムは、Wi−Fi EasyMesh記憶に準拠したマルチAPネットワークにおけるコントローラ制御、およびエージェント制御を実行するプログラムをそれぞれ含む。
また、ファームウエアは、記憶部15のうち、例えば、フラッシュメモリ、ROM等の不揮発性メモリに記憶される。ファームウエアは、ROMに記憶される場合、交換を要することなく書き換え可能なEEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)に記憶されてよい。あるいは、ファームウエアは、EPROM(Erasable Programmable ROM)に記憶されてよい。
制御部16は、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の1つまたは複数のプロセッサにより構成される。制御部16は、記憶部15に記憶されたプログラムを実行することにより、AP1全体を統括的に制御する。制御部16は、記憶部15に記憶されたプログラムとOS(Operating System)との協働により、AP1全体を制御するようにしてもよい。
本実施形態において、制御部16は、コントローラ部161およびエージェント部162を備える。コントローラ部161は、制御部16が記憶部15からマルチAPネットワークにおけるコントローラ制御を実行するプログラムを読み出して実行することにより、マルチAPネットワークにおけるコントローラとして動作する。同様に、エージェント部162は、制御部16が記憶部15からマルチAPネットワークにおけるエージェント制御を実行するプログラムを読み出して実行することにより、マルチAPネットワークにおけるエージェントとして動作する。
AP1は、当該AP1への設定や操作に従って、コントローラおよびエージェントのうち少なくとも一方の機能を実行する。制御部16は、コントローラおよびエージェントの機能を個別に有効化および無効化することができる。
マルチAPネットワークのコントローラとして動作する場合、AP1は、エージェントから受信したネットワークのトポロジ情報やディスカバリー情報に基づいてエージェントに指示を発行することにより、マルチAPネットワーク6を制御する。
マルチAPネットワークのエージェントとして動作する場合、AP1は、ネットワークのトポロジ情報等のネットワークの情報を、コントローラに報知する。
なお、通信装置1は、コントローラの役割を担わない場合には、コントローラ機能を備えなくてもよい。同様に、通信装置1は、エージェントの役割を担わない場合には、エージェント機能を備えなくてもよい。
図3は、本実施形態に係るエージェントとして動作可能な通信装置のハードウエアおよび機能構成の一例を示す図である。以下、図3に示すハードウエアおよび機能構成を備える通信装置として、図1のAP2を参照して説明するが、AP3およびAP4もまた、図3に示すハードウエアおよび機能構成を備えてよい。
図3の通信装置2(AP2)は、電源部21、入力部22、出力部23、無線通信部24、記憶部25、制御部26、およびアンテナ27を備える。
図3のAP2の各部は、システムバス28により通信可能に相互接続される。なお、AP2は、上記のモジュール全てを備えなくともよく、図3の構成に加えて追加のモジュール等を備えてもよい。
制御部26は、AP2をエージェントとして動作させるエージェント部262を備える。図3のAP2の各部は、制御部26がコントローラ部を備えないことを除き、図2に示すAP1の各部の機能と同様の機能を果たす。
<ファームウエア更新管理処理>
図4は、APである通信装置がマルチAPネットワーク6におけるコントローラとして動作する場合に実行されるファームウエア更新管理処理の一例を示すフローチャートである。ファームウエア更新管理処理とは、エージェントであるAP2〜AP4のファームウエアの更新を管理する処理である。以下、図1のAP1がコントローラとして動作するものとして便宜上説明するが、AP1に替えてAP2〜AP4がコントローラとして図4に示す処理を実行してもよい。
なお、図4の各ステップは、AP1の電源が投入された際に、AP1の記憶部15に記憶されたプログラムを制御部16が読み出し、実行することで実現される。あるいは、AP1の電源が投入された場合に替えて、ユーザ操作等により通信設定モード等、所定の動作モードに入った場合や、通信設定アプリケーション等、所定のアプリケーションが起動された場合に、図4の各ステップが実行されてもよい。図4の各ステップは、マルチAPネットワーク6が形成されている間、所定間隔で定期的に実行されてよい。
また、図4に示すフローチャートの少なくとも一部をハードウェアにより実現してもよい。ハードウェアにより実現する場合、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各ステップを実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてGate Array回路を形成し、ハードウェアとして実現するようにしてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現するようにしてもよい。
この場合、図4に示すフローチャートにおける各ブロックは、ハードウエアブロックと見做すことができる。なお、複数のブロックをまとめて1つのハードウエアブロックとして構成してもよく、1つのブロックを複数のハードウエアブロックとして構成してもよい。
S101で、AP1のコントローラ部161は、マルチAPネットワーク6を形成しているエージェントであるAP2〜AP4に対して、それぞれのファームウエアの情報を問い合わせるメッセージを送信する。コントローラ部161は、このファームウエアの情報を問い合わせるメッセージを、AP2〜AP4を含むマルチAPネットワーク6に対してブロードキャストする。
コントローラ部161が、エージェントであるAP2〜AP4に対して問い合わせるファームウエアの情報は、各APに固有であるファームウエアのバージョン番号、ファームウエアの書き込みまたは更新日付を含む。ファームウエアの情報はさらに、当該APが対応しているWi−Fi EasyMesh規格のバージョン番号等を含む。
S102で、AP1のコントローラ部161は、S101の問い合わせの応答として、自通信装置以外の他のエージェントAPであるAP2〜AP4からそれぞれ送信されるファームウエアの情報を受信する。
S103で、AP1のコントローラ部161は、S102でAP2〜AP4から受信されたファームウエアの情報を参照して、エージェントであるAP2〜AP4がそれぞれファームウエアの更新を実行すべき時刻をスケジュール調整する。
具体的には、コントローラ部161は、複数のAP2〜AP4の間で、同じ時刻にファームウエアが更新されないよう、すなわち、時間的に重複しないよう、それぞれのAPにおいてファームウエアを更新する時刻を決定してよい。コントローラ部161はまた、ファームウエアや、Wi−Fi EasyMesh規格のバージョン番号がより古いAPを優先して、他のAPより早くファームウエアの更新が実行されるようスケジュールを調整してよい。同様に、コントローラ部161は、ファームウエアの日付がより古いAPを優先して、他のAPより早くファームウエアの更新が実行されるようスケジュールを調整してよい。
コントローラ部161はさらに、それぞれのAP2〜AP4から受信するネットワークのトポロジ情報や、ネットワークの負荷情報や輻輳情報に基づいて、それぞれのAPにおいてファームウエアを更新する時刻や順序を決定してよい。
S104で、AP1のコントローラ部161は、S103で調整されたスケジュールの情報を、AP2〜AP4にそれぞれ送信する。コントローラ部161が、AP2〜AP4に対してそれぞれ送信するスケジュールの情報は、当該APでファームウエアの更新を実行すべき時刻の情報を含む。エージェントであるAP2〜AP4では、それぞれ、S104で送信されたスケジュールの情報に従って、ファームウエアの更新が実行される。
S105で、AP1のコントローラ部161は、AP2〜AP4からそれぞれ送信される、ファームウエアの更新が完了した旨の通知を受信する。
AP1のコントローラ部161は、所定間隔で、S101の処理を起動し、S101〜S105の処理を繰り返す。
<ファームウエア更新処理>
図5は、APである通信装置がマルチAPネットワーク6におけるエージェントとして動作する場合に実行されるファームウエア更新処理の一例を示すフローチャートである。以下、図1のAP2がエージェントとして動作するものとして便宜上説明するが、エージェントであるAP3およびAP4においても同様のファームウエア更新処理が実行されるものとする。
なお、図5に示す各ステップは、AP2がマルチAPネットワークを形成している間に実行される。
S201で、AP2のエージェント部262は、AP1から送信された、AP2のファームウエアの情報を問い合わせるメッセージを受信する。
S202で、AP2のエージェント部262は、S201で受信された問い合わせに応答して、AP1に対して、AP2のファームウエアの情報を送信する。S202でAP1に送信されるファームウエアの情報は、AP固有のファームウエアのバージョン情報、ファームウエアの書き込みまたは更新日付、対応しているWi−Fi EasyMesh規格のバージョン番号を含む。S202でAP1に送信されたAP2のファームウエアの情報に基づいて、AP1で、エージェントであるAP2〜AP4の間でのファームウエアの更新の時刻のスケジュール調整が実行される。
S203で、AP2のエージェント部262は、AP1から送信された、AP2でファームウエアの更新を実行すべき時刻の情報を含むスケジュールの情報を受信する。
S204で、AP2のエージェント部262は、S203でAP1から受信されたスケジュールの情報を参照して、AP2でファームウエアの更新を実行すべき時刻が到来する前までに、AP2に接続するSTAのステアリングを実行する。
具体的には、エージェント部262は、AP2に接続しているSTAの全部または一部を切断するとともに、他のAPに対してこれらSTAへの接続を禁止する処理を実行する。さらに、エージェント部262は、切断すべきSTAを、可能であれば、マルチAPネットワーク6を形成している他のAPであるAP3またはAP4のいずれかに接続させるよう、ステアリング(ローミング)する。
S205で、AP2のエージェント部262は、S203でAP1から受信されたスケジュールの情報に含まれる、AP2でファームウエアの更新を実行すべき時刻に、ファームウエアの更新を実行する。
S206で、AP2のエージェント部262は、AP1に対して、AP2のファームウエアの更新が完了した旨の通知を送信する。なお、AP2においてファームウェアの更新が失敗した場合には、その旨をコントローラであるAP1に通知してもよい。
<マルチAPネットワークにおけるファームウエア更新の制御シーケンス>
図6は、マルチAPネットワーク6におけるAP間のファームウエア更新処理の制御シーケンスの一例を示す。
S61で、マルチAPネットワーク6が形成されると、コントローラであるAP1は、マルチAPネットワーク6を形成しているエージェントであるAP2〜AP4に対して、各APでのファームウエアの情報を問い合わせるメッセージを送信する。具体的には、AP1は、AP2〜AP4が含まれるマルチAPネットワーク6に、各APでのファームウエアの情報を問い合わせるメッセージをブロードキャストする。
S62で、ファームウエアの情報の問い合わせメッセージを受信したAP2〜AP4は、それぞれ、問い合わせの応答として、各APのファームウエアの情報をAP1に送信する。
S63で、AP1は、AP2〜AP4からそれぞれ受信したファームウエアの情報に基づいて、複数のAP2〜AP4の間でファームウエアを更新する時刻をスケジュール調整する。
S64で、AP1は、AP2〜AP4に対して、それぞれ、スケジュール調整されたファームウエア更新時刻を含むスケジュール情報を送信する。ここでは、AP2、AP3、AP4の順序でファームウエア更新が順に実行されるよう、AP2〜AP4の間でのファームウエア更新がスケジュール調整されたものとする。
S65で、AP2は、AP2により受信されたスケジュールの情報に含まれるファームウエア更新時刻が到来する前に、AP2に接続されるSTAの他のエージェントAPへのステアリングを実行する。
S66で、AP2は、AP2により受信されたスケジュールの情報に含まれるファームウエア更新時刻に、AP2のファームウエアを更新する。
S67で、AP2は、AP2のファームウエアが更新された旨の通知を、AP1に送信する。
同様に、S68で、AP3は、AP3により受信されたスケジュールの情報に含まれるファームウエア更新時刻が到来する前に、AP3に接続されるSTAの他のエージェントAPへのステアリングを実行する。AP3により受信されたスケジュールの情報は、AP2のファームウエア更新時刻より後のファームウエア更新時刻を指定しているものとする。
S69で、AP3は、AP3により受信されたスケジュールの情報に含まれるファームウエア更新時刻に、AP3のファームウエアを更新し、S70で、AP3は、AP3のファームウエアが更新された旨の通知をAP1に送信する。
図示されていないが、AP4も、S65〜S67、S68〜S70と同様の処理を、AP2およびAP3のいずれよりも後のファームウエア更新時刻に基づいて実行してよい。あるいは、S64でAP4に送信されたスケジュール情報が、AP4でのファームウエアの更新が不要である旨を示す場合、AP4でのファームウエアの更新は実行されなくてよい。
なお、AP1は、エージェントであるAP2〜AP4のそれぞれに対して調整した時刻から所定時間を経過してもファームウエア更新の完了通知を受信できず、タイムアウトした場合、再度、スケジュール調整を実行してもよい。または、AP1がファームウェア更新の失敗通知をエージェントAPから受信した場合にも、再度スケジュール調整を実行してもよい。あるいは、タイムアウトが発生したAPや失敗通知を送信したAPをファームウエア更新の対象から除外して、ファームウエア更新が実行されないことを示す所定のエラーメッセージを出力してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラとして動作する通信装置は、エージェントとして動作する通信装置から、各通信装置のファームウエアの情報を取得し、複数の通信装置の間でのファームウエアの更新のスケジュールを調整する。そして、コントローラとして動作する通信装置は、調整されたスケジュールを複数の通信装置に通知する。
また、エージェントとして動作する通信装置は、自装置のファームウエアの情報をコントローラとして動作する通信装置に送信するとともに、コントローラとして動作する通信装置から受信されるスケジュールに基づいて、ファームウエアの更新を実行する。
これにより、複数のアクセスポイントで形成される無線ネットワークにおいて、コントローラは、複数のエージェントの間のファームウエア更新が重ならないようスケジューリングすることができる。また、エージェントは、自装置でファームウエアが更新されるべきスケジュールを予め取得することができるため、ファームウエア更新を実行する前に、ファームウエアのダウンロードやSTAのステアリング等の準備を実行することができる。
したがって、複数のアクセスポイントで形成される無線ネットワークにおいて、STAのネットワークの接続性および可用性を損なうことなく、複数のアクセスポイントのファームウエアを適切に更新することができる。
(実施形態2)
以下、図7ないし図9を参照して、実施形態2を、実施形態1と異なる点についてのみ詳細に説明する。
実施形態1では、マルチAPネットワークにおけるコントローラが、エージェントでファームウエアを更新するため調整されたスケジュールを各エージェントに通知し、各エージェントが、ファームウエアを更新した。これに対して、本実施形態では、マルチAPネットワークにおけるコントローラが、マルチAPネットワークを形成する複数のエージェントに対して、スケジュールおよびファームウエア更新開始の指示をブロードキャストする。そして、ファームウエア更新に先立って、複数のアクセスポイント間で連携してSTAのステアリングを実行する。
実施形態2に係る通信装置のハードウエアおよび機能構成は、図2および図3を参照して説明した実施形態1に係る通信装置と同様であるため、その説明を省略する。
<ファームウエア更新管理処理>
図7は、本実施形態に係る通信装置がマルチAPネットワーク6におけるコントローラとして動作する場合に実行されるファームウエア更新管理処理の一例を示すフローチャートである。
S101〜S103までの処理は、図4に示す実施形態1に係る通信装置(AP1)が実行するファームウエア更新管理処理と同様である。
S104で、AP1のコントローラ部161は、S103で調整されたスケジュールの情報を、AP2〜AP4を含むマルチAPネットワーク6に対してブロードキャストする。ブロードキャストは同報送信の一例であり、マルチキャスト等のその他の同報送信が用いられてもよい。本実施形態において、コントローラ部161が、AP2〜AP4に対してそれぞれ送信するスケジュールの情報は、エージェントであるAP2〜AP4がそれぞれファームウエア更新を実行すべき順序の情報を含む。
S104でスケジュール情報をマルチAPネットワーク6に対してブロードキャストした後、S106で、AP1のコントローラ部161は、エージェントであるAP2〜AP4に、ファームウエアの更新を開始する指示メッセージを送信する。このファームウエアの更新を開始する指示メッセージは、S104でマルチAPネットワーク6にブロードキャストされたスケジュールの情報を含み、S104と同様、マルチAPネットワーク6にブロードキャストされる。これにより、AP2〜AP4は、AP2〜AP4の間で、自装置がいずれの順序でファームウエア更新を実行すべきかを把握することができる。
S107で、AP1のコントローラ部161は、マルチAPネットワーク6に含まれるAPに接続されるSTAのステアリングを実行する。本実施形態において、コントローラ部161は、マルチAPネットワーク6に含まれるエージェントであるAP2〜AP4と連携して、STAのステアリングを実行する。具体的には、AP1のコントローラ部161は、AP2〜AP4と連携して、ファームウエアを更新する順序が1番目のAPに接続しているSTAを、マルチAPネットワーク6に含まれる別のAPに接続するよう、STAのステアリングを実行させる。
S107でSTAのステアリングが実行された後、マルチAPネットワーク6に含まれるAP2〜AP4において、ブロードキャストされた順序に従って、ファームウエアが更新され、AP2〜AP4から、ファームウエア更新が完了した旨の通知が送信される。
S105で、AP1のコントローラ部161は、AP2〜AP4から送信される、ファームウエアの更新が完了した旨の通知を受信する。
AP1のコントローラ部161は、所定間隔で、S101の処理を起動し、図7に示す処理を繰り返す。
<ファームウエア更新処理>
図8は、本実施形態に係る通信装置がマルチAPネットワーク6におけるエージェントとして動作する場合に実行されるファームウエア更新処理の一例を示すフローチャートである。
S201〜S203までの処理は、図5に示す実施形態1に係る通信装置(AP2)が実行するファームウエア更新処理と同様である。本実施形態において、S203でAP2のエージェント部262が受信する、ブロードキャストされたスケジュールの情報は、AP2〜AP4がそれぞれファームウエアを更新すべき順序を含む。
S203でAP1からスケジュールの情報を受信した後、S207で、AP2のエージェント部262は、AP1からマルチAPネットワーク6にブロードキャストされた、ファームウエアの更新を開始する旨の指示メッセージを受信する。ここでは、ファームウエアの更新を開始する旨の指示メッセージが、ファームウエア更新順序の1番目にAP2を指定していたものとする。あるいは、このファームウエアの更新を開始する旨の指示メッセージは、AP2でファームウエアの更新を実行すべき旨を示してもよい。
S207で、ファームウエアの更新を開始する旨の指示メッセージを受信すると、S204aで、AP2のエージェント部262は、マルチAPネットワーク6に含まれる他のAPと連携して、STAのステアリングを実行する。具体的には、AP2のエージェント部262は、他のAPと連携して、ファームウエアを更新する順序が1番目であるAP2に接続しているSTAを、マルチAPネットワーク6に含まれる他のAPに接続するよう、STAのステアリングを実行させる。
S205で、AP2のエージェント部262は、S203でAP1から受信されたスケジュールの情報に含まれるファームウエアを更新する順序に従って、AP2の順序が1番目である場合に、ファームウエアの更新を実行する。
S206で、AP2のエージェント部262は、マルチAPネットワーク6に対して、AP2のファームウエアの更新が完了した旨の通知をブロードキャストする。ここで、AP2においてファームウェアの更新が失敗した場合には、その旨の通知をブロードキャストしてもよい。
<マルチAPネットワークにおけるファームウエア更新の制御シーケンス>
図9は、本実施形態における、マルチAPネットワーク6におけるAP間のファームウエア更新処理の制御シーケンスの一例を示す。
S61〜S63の処理は、図6に示す実施形態1の処理と同様である。
S64で、AP1は、AP2〜AP4が含まれるマルチAPネットワーク67に対して、スケジュール調整されたファームウエア更新順序を含むスケジュール情報をブロードキャストする。ここでは、AP2、AP3、AP4の順序でファームウエア更新が順に実行されるよう、AP2〜AP4の間でのファームウエア更新がスケジュール調整されたものとする。
S64でスケジュールの情報がマルチAPネットワーク6にブロードキャストされた後、S71で、AP1は、AP2〜AP4が含まれるマルチAPネットワーク6に対して、ファームウエアの更新を実行すべき旨の指示メッセージをブロードキャストする。
S65aで、AP1〜AP4は、連携して、ファームウエア更新順序が1番目であると指定されているAP2でファームウエアの更新が実行される前に、AP2に接続されるSTAの他のエージェントAPへのステアリングを実行する。
S66で、AP2は、AP3およびAP4に先立って、AP2のファームウエアを更新する。
S67で、AP2は、AP2のファームウエアが更新された旨の通知を、マルチAPネットワーク6にブロードキャストする。
以降の処理は、ファームウエアの更新順序が2番目として指定されたAP3につき、S71、S65a、S66、およびS67の処理と同様である。すなわち、S67で、AP2でのファームウエア更新が完了した旨の通知を受信すると、S72で、AP1は、ファームウエアの更新を開始すべき旨の指示メッセージを、マルチAPネットワーク6にブロードキャストする。S72でブロードキャストされるファームウエアの更新を開始すべき旨の指示メッセージは、AP3にファームウエアの更新を実行させる契機を与える。
S68aで、AP3は、ファームウエアの更新が実行される前に、他のAPと連携して、AP3に接続されるSTAの他のエージェントAPへのステアリングを実行し、S69で、AP3は、AP3のファームウエアを更新する。
S70で、AP3は、AP3のファームウエアが更新された旨の通知を、マルチAPネットワーク6にブロードキャストする。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラとして動作する通信装置は、マルチAPネットワーク6に対して、スケジュールの情報とともに、ファームウエア更新を開始する旨の指示メッセージをブロードキャストする。
また、エージェントとして動作する通信装置は、ファームウエア更新を開始する旨の指示メッセージを受信すると、他のAPと連携してTAのステアリングを実行してから、自装置でファームウエアを更新し、ファームウエア更新の旨をブロードキャストする。
これにより、マルチAPネットワークに接続される複数のAPが連携して、STAのステアリングと、更新順序に従ったファームウエアの更新を迅速に実行することができる。
(実施形態3)
以下、図10ないし図12を参照して、実施形態3を、実施形態1と異なる点についてのみ詳細に説明する。
実施形態1では、マルチAPネットワークにおけるコントローラが、エージェントでファームウエアを更新するため調整されたスケジュールを各エージェントに通知し、各エージェントが、ファームウエアを更新した。これに対して、本実施形態では、マルチAPネットワークにおけるコントローラが、調整されたスケジュールを各APに提案し、エージェントが提案されたスケジュールでファームウエアを更新するか否かを判定する。
実施形態3に係る通信装置のハードウエアおよび機能構成は、図2および図3を参照して説明した実施形態1に係る通信装置と同様であるため、その説明を省略する。
<ファームウエア更新管理処理>
図10は、本実施形態に係る通信装置がマルチAPネットワーク6におけるコントローラとして動作する場合に実行されるファームウエア更新管理処理の一例を示すフローチャートである。
S101〜S103までの処理は、図4に示す実施形態1に係る通信装置(AP1)が実行するファームウエア更新管理処理と同様である。S103では、AP1のコントローラ部161は、複数のAPが同じ時刻にファームウエアを更新することのないよう、AP2〜AP4のファームウエア更新時刻をスケジュール調整する。
S103でスケジュール調整がされた後、S108で、AP1のコントローラ部161は、S103で調整されたスケジュールを提案するメッセージを、AP2〜AP4に対してそれぞれ送信する。本実施形態において、コントローラ部161が、AP2〜AP4に対してそれぞれ送信するスケジュールの提案は、S103で調整されたスケジュールの情報を含み、スケジュールの情報は、当該APがファームウエアの更新を実行すべき時刻の情報を含む。
S109で、AP1のコントローラ部161は、AP2〜AP4からそれぞれ、S108で送信されたスケジュールの提案の応答を受信する。
S110で、AP1のコントローラ部161は、S109で受信されたスケジュールの提案の応答を参照して、AP2〜AP4において、提案されたスケジュールが許可されたか否かを判定する。
提案されたスケジュールが許可されない場合(S110:N)、S103に戻って、AP1のコントローラ部161は、再度、ファームウエア更新のスケジュールを調整する。コントローラ部161は、S109で受信されたスケジュールの提案の応答が、当該APにおいてファームウエア更新が可能な代替の時刻を含む場合には、代替の時刻を用いてスケジュールを調整してよい。
一方、提案されたスケジュールが許可された場合(S110:Y)、S105に進む。
S105で、AP1のコントローラ部161は、AP2〜AP4から送信される、ファームウエアの更新が完了した旨の通知を受信する。
AP1のコントローラ部161は、所定間隔で、図10の処理を繰り返す。
<ファームウエア更新処理>
図11は、本実施形態に係る通信装置がマルチAPネットワーク6におけるエージェントとして動作する場合に実行されるファームウエア更新処理の一例を示すフローチャートである。
S201〜S202までの処理は、図5に示す実施形態1に係る通信装置(AP2)が実行するファームウエア更新処理と同様である。
S202でファームウエアの情報を送信した後、S208で、AP2のエージェント部262は、AP1から、ファームウエア更新のスケジュールの提案のメッセージを受信する。
S209で、AP2のエージェント部262は、S208で受信されたスケジュールの提案のメッセージ中のスケジュールの情報に基づいて、提案されたスケジュールどおりにファームウエア更新を実行するか否かを判定する。具体的には、エージェント部262は、提案されたファームウエア更新を実行すべき時刻に、AP2のファームウエアの更新が可能か否かを、ファームウエア更新に先立って必要な準備の負荷に基づいて、判定してよい。例えば、エージェント部262は、自装置に接続するSTAの数に基づいて、提案されたスケジュールでファームウエアの更新が可能か否かを判定してよい。
提案したスケジュールどおりにファームウエア更新を実行しない場合(S209:N)S210に進み、AP2のエージェント部262は、ファームウエア更新のスケジュールの提案に対する判定結果として拒否の旨の応答をAP1に送信して、S208に戻る。一方、提案したスケジュールどおりにファームウエア更新を実行する場合(S209:Y)、S211に進み、AP2のエージェント部262は、ファームウエア更新のスケジュールの提案に対して、許可の旨の応答をAP1に送信して、S204に進む。
S211で、スケジュール提案に対して許可の旨の応答をAP1に送信した後、S204〜S206までの処理は、図5に示すS204〜S206の処理と同様である。すなわち、S204で、AP2のエージェント部262は、スケジュールの提案に含まれるファームウエア更新の時刻が到来する前に、AP2に接続されるSTAのステアリングを実行する。S205で、AP2のエージェント部262は、ファームウエアの更新を実行し、S206で、AP1にファームウエアの更新が完了した旨の通知を送信する。
<マルチAPネットワークにおけるファームウエア更新の制御シーケンス>
図12は、本実施形態における、マルチAPネットワーク6におけるAP間のファームウエア更新処理の制御シーケンスの一例を示す。
S61〜S63の処理は、図6に示す実施形態1のS61〜S63の処理と同様である。
S63で、AP2〜AP4のファームウエア更新のスケジュール調整が実行された後、S73で、AP1は、AP2に、ファームウエア更新のスケジュールの提案を送信する。
S74で、スケジュールの提案を受信したAP2は、ファームウエア更新のスケジュールの提案に対する応答を、AP1に送信する。
同様に、S75で、AP1は、AP3に、ファームウエア更新のスケジュールの提案を送信し、S76で、スケジュールの提案を受信したAP3は、ファームウエア更新のスケジュールの提案に対する応答を、AP1に送信する。図12では、AP2およびAP3はいずれも、AP1に対して、ファームウエア更新のスケジュールの提案を許可する旨の応答を送信したものとする。
S65〜S67は、図6に示すS65〜S67と同様である。すなわち、S65で、AP2は、S73で提案されたスケジュール中のスケジュール情報に基づいて、スケジュールの情報として指定されたファームウエア更新時刻が到来する前に、AP2に接続されるSTAの他のエージェントAPへのステアリングを実行する。
S66で、AP2は、AP2のファームウエアを更新し、S67で、AP2は、AP2のファームウエアが更新された旨の通知を、AP1に送信する。
S68〜S70では、AP3が、S65〜S67と同様の処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラとして動作する通信装置は、エージェントとして動作する通信装置に対して、ファームウエア更新のスケジュールの提案を送信し、エージェントから拒否が応答された場合に、スケジュールを再調整する。
また、エージェントとして動作する通信装置は、ファームウエア更新のスケジュールの提案を受信すると、提案されたスケジュールでファームウエア更新を実行するか否かを判定して、コントローラにスケジュール提案の許否を応答する。
これにより、マルチAPネットワークに接続されるAPのうち、調整されたスケジュールどおりにファームウエア更新が実行できないAPが存在する場合であっても、当該APのファームウエア更新のスケジュールの再調整が可能となる。したがって、マルチAPネットワークを形成する複数のAPのファームウエア更新が滞ることなくより迅速に実現できる。
(実施形態4)
以下、図13ないし図15を参照して、実施形態4を、実施形態1と異なる点についてのみ詳細に説明する。
実施形態1では、マルチAPネットワークにおけるコントローラが、エージェントでファームウエアを更新するため調整されたスケジュールを各エージェントに通知し、各エージェントが、ファームウエアを更新した。これに対して、本実施形態では、エージェントが、当該エージェントのファームウエア更新のスケジュールをコントローラに要求し、コントローラが、要求されたエージェントのファームウエア更新のスケジュールを調整して、要求元エージェントに送信する。
実施形態4に係る通信装置のハードウエアおよび機能構成は、図2および図3を参照して説明した実施形態1に係る通信装置と同様であるため、その説明を省略する。
<ファームウエア更新管理処理>
図13は、本実施形態に係る通信装置がマルチAPネットワーク6におけるコントローラとして動作する場合に実行されるファームウエア更新管理処理の一例を示すフローチャートである。
S101〜S102までの処理は、図4に示す実施形態1に係る通信装置(AP1)が実行するファームウエア更新管理処理と同様である。
S102でAP2〜AP4からファームウエアの情報を受信した後、S111で、AP1のコントローラ部161は、エージェントであるAP2〜AP4のいずれかから、当該APでのファームウエア更新のスケジュールを要求するメッセージを受信する。
S103で、AP1のコントローラ部161は、S62で受信されたAP2〜AP4からのファームウエアの情報に基づいて、スケジュールの要求元のAPのファームウエア更新のスケジュールを調整する。具体的には、コントローラ部161は、複数のAPが同じ時刻にファームウエアを更新することのないよう、スケジュールの要求元のAPのファームウエア更新時刻をスケジュール調整する。
S112で、AP1のコントローラ部161は、S103で調整されたスケジュールの要求元のAPのファームウエア更新のスケジュールを、スケジュールの要求元のAPに送信する。
S105は、図6に示すS105と同様であり、AP1のコントローラ部161は、スケジュールの要求元のAPから送信される、ファームウエアの更新が完了した旨の通知を受信する。
AP1のコントローラ部161は、所定間隔で、図13に示す処理を繰り返す。
<ファームウエア更新処理>
図14は、本実施形態に係る通信装置がマルチAPネットワーク6におけるエージェントとして動作する場合に実行されるファームウエア更新処理の一例を示すフローチャートである。
S201〜S202までの処理は、図5に示す実施形態1に係る通信装置(AP2)が実行するファームウエア更新処理と同様である。
S202でファームウエアの情報を送信した後、S212で、AP2のエージェント部262は、AP1に対して、AP2のファームウエア更新のスケジュールを要求するメッセージを送信する。AP1は、ファームウエア更新のスケジュールの要求を契機に、AP2のファームウエア更新のスケジュールを調整する。
S213で、AP2のエージェント部262は、AP1から、ファームウエア更新のスケジュールの要求に対する応答として、AP2のファームウエア更新のスケジュールの情報を受信する。
S213で、スケジュール要求に対する応答を受信した後、S204〜S206までの処理は、図5に示すS204〜S206の処理と同様である。すなわち、S204で、AP2のエージェント部262は、スケジュール要求に対する応答に含まれるファームウエア更新の時刻が到来する前に、AP2に接続されるSTAのステアリングを実行する。S205で、AP2のエージェント部262は、ファームウエアの更新を実行し、S206で、AP1にファームウエアの更新が完了した旨の通知を送信する。
<マルチAPネットワークにおけるファームウエア更新の制御シーケンス>
図15は、本実施形態における、マルチAPネットワーク6におけるAP間のファームウエア更新処理の制御シーケンスの一例を示す。
S61〜S62の処理は、図6に示す実施形態1のS61〜S62の処理と同様である。
S62でAP2〜AP4から、ファームウエアの情報をそれぞれ受信した後、S77で、AP2は、AP1へ、AP2のファームウエア更新のスケジュールの要求を送信する。
S63で、AP1は、S62で受信したAP2〜AP4のファームウエアの情報に基づいて、AP2のファームウエア更新のスケジュール調整を実行し、S78で、AP1は、AP2に、スケジュールの要求への応答を送信する。
S79〜S81において、AP3は、S77、S63、およびS78の処理と同様の処理を実行する。すなわち、S79で、AP3は、AP1へ、AP3のファームウエア更新のスケジュールの要求を送信し、S80で、AP1は、AP3のファームウエア更新のスケジュール調整を実行し、S81で、AP1は、AP3に、スケジュールの要求への応答を送信する。
S65〜S67は、図6に示すS65〜S67と同様である。すなわち、S65で、AP2は、S78で受信されたスケジュール要求への応答中で、スケジュールの情報として指定されたファームウエア更新時刻が到来する前に、AP2に接続されるSTAの他のエージェントAPへのステアリングを実行する。
S66で、AP2は、AP2のファームウエアを更新し、S67で、AP2は、AP2のファームウエアが更新された旨の通知を、AP1に送信する。
S68〜S70では、AP3が、S65〜S67と同様の処理を実行する。
以上説明したように、本実施形態によれば、コントローラとして動作する通信装置は、エージェントとして動作する通信装置からの要求に応じて、要求元のエージェントのファームウエア更新のスケジュールを調整し、要求元のエージェントに応答する。
また、エージェントとして動作する通信装置は、自装置のファームウエア更新のスケジュールをコントローラに要求し、コントローラから応答されるスケジュールで、ファームウエア更新を実行する。
これにより、マルチAPネットワークに接続されるAPからの要求に応答して、当該APに対するファームウエア更新のスケジュール調整が実行される。したがって、コントローラにおける複数のAPのファームウエア更新のスケジュール調整の負荷が低減される。
(他の実施形態)
本発明は例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記録媒体(記憶媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース機器、撮像装置、Webアプリケーション等)から構成されるシステムに適用してもよいし、また、一つの機器からなる装置に適用してもよい。
また、本発明は、上述の実施形態の一部または1以上の機能を実現するプログラムによっても実現可能である。すなわち、そのプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)における1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理により実現可能である。また、そのプログラムをコンピュータ可読な記録媒体に記録して提供してもよい。
また、コンピュータが読みだしたプログラムを実行することにより、実施形態の機能が実現されるものに限定されない。例えば、プログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって上記した実施形態の機能が実現されてもよい。
1…コントローラ、2、3、4…エージェント、5a、5b、5c、5d、5e…ステーション、6…マルチAPネットワーク、7…WAN、11、21…電源部、12、22…入力部、13、23…出力部、14、24…無線通信部部、15、25…記憶部、16、26…制御部、17、27…アンテナ、18、28…システムバス、161…コントローラ部、162、262…エージェント部

Claims (16)

  1. 複数のアクセスポイントを含む無線ネットワークにおいてアクセスポイントとして動作可能な通信装置であって、
    前記複数のアクセスポイントのうち、前記通信装置以外の他のアクセスポイントのファームウエアの情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記ファームウエアの情報に基づいて、前記他のアクセスポイントのファームウエアを更新すべきスケジュールを決定する決定手段と、
    前記決定手段により決定された前記スケジュールの情報を、前記他のアクセスポイントへ通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記取得手段は、前記他のアクセスポイントに対して、前記ファームウエアの情報を定期的に問い合わせることにより、前記他のアクセスポイントの前記ファームウエアの情報を取得する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記決定手段は、前記取得手段によって取得された前記ファームウエアの情報に基づいて、前記複数のアクセスポイントの間で、前記ファームウエアの更新が時間的に重複しないよう、前記スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記決定手段は、前記取得手段によって取得された前記ファームウエアの情報に基づいて、前記複数のアクセスポイントのうち、バージョンまたは日付が古いファームウエアを有するアクセスポイントを優先して、前記スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記ファームウエアの更新を開始させる順序の情報を、前記無線ネットワークに同報送信する同報送信手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記決定手段は、前記他のアクセスポイントから、前記通知手段により前記他のアクセスポイントに通知された前記スケジュールの情報に対して、拒否の応答を受信した場合、前記拒否の応答に基づいて、再度、前記スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記決定手段は、前記他のアクセスポイントから、前記他のアクセスポイントの前記ファームウエアを更新するスケジュールを要求された場合に、要求元である前記他のアクセスポイントについて、前記スケジュールを決定する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記無線ネットワークは、Wi−Fi EasyMesh規格に準拠する無線ネットワークであり、前記通信装置は、コントローラであり、前記他のアクセスポイントはエージェントである
    ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 複数のアクセスポイントを含む無線ネットワークにおいてアクセスポイントとして動作可能な通信装置であって、
    前記通信装置のファームウエアの情報を、前記通信装置を制御する他のアクセスポイントへ送信する送信手段と、
    前記他のアクセスポイントから、前記通信装置のファームウエアを更新すべきスケジュールの情報を受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信された前記スケジュールの情報に基づいて、前記通信装置のファームウエアを更新する更新手段と
    を備えることを特徴とする通信装置。
  10. 前記受信手段により受信された前記スケジュールの情報に基づいて、前記更新手段により前記ファームウエアが更新される前に、前記通信装置に接続しているステーションをステアリングするステアリング手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記ステアリング手段は、前記ファームウエアの更新を開始させる順序の情報が同報された場合、前記無線ネットワークに含まれるアクセスポイント間で連携して、前記ステーションをステアリングする
    ことを特徴とする請求項10に記載の通信装置。
  12. 前記受信手段により受信される前記スケジュールの情報に基づいて、前記通信装置のファームウエアを更新するか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果を前記他のアクセスポイントへ送信する第2の送信手段と、をさらに備える
    ことを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の通信装置。
  13. 前記他のアクセスポイントに対して、前記スケジュールの情報の送信を要求する要求手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の通信装置。
  14. 複数のアクセスポイントを含む無線ネットワークにおいてアクセスポイントとして動作可能な通信装置の制御方法であって、
    前記複数のアクセスポイントのうち、前記通信装置以外の他のアクセスポイントのファームウエアの情報を取得するステップと、
    取得された前記ファームウエアの情報に基づいて、前記他のアクセスポイントのファームウエアを更新すべきスケジュールを決定するステップと、
    決定された前記スケジュールの情報を、前記他のアクセスポイントへ通知するステップと
    を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  15. 複数のアクセスポイントを含む無線ネットワークにおいてアクセスポイントとして動作可能な通信装置の制御方法であって、
    前記通信装置のファームウエアの情報を、前記通信装置を制御する他のアクセスポイントへ送信するステップと、
    前記他のアクセスポイントから、前記通信装置のファームウエアを更新すべきスケジュールの情報を受信するステップと、
    受信された前記スケジュールの情報に基づいて、前記通信装置のファームウエアを更新するステップと
    を含むことを特徴とする通信装置の制御方法。
  16. コンピュータを、請求項1から13のいずれか1項に記載の通信装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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