JP2021180090A - ヒータ駆動回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源投入時に起動しない不具合を解消でき、正常な制御状態に移行させることが可能なヒータ駆動回路を提供することを目的とする。【解決手段】本発明は、ヒータ(6)が所定温度を保つように駆動可能なヒータ駆動回路(10)であって、前記ヒータが接続されたブリッジ回路(11)と、前記ブリッジ回路に接続されるオペアンプ(12)と、前記ブリッジ回路の入力部に接続されたトランジスタ(TR1)と、前記入力部の電圧Vbが所定の電圧以下のときに、前記トランジスタ(TR1)を駆動させる起動回路(40)と、を有することを特徴とする。【選択図】図2

Description

この発明は、例えば、水素センサ用のヒータ駆動回路に関する。
特許文献1には、水素センサなどに適用されるヒータ温度制御回路に関する発明が開示されている。
特許文献1の図2などに示すように、ヒータ温度制御回路は、ブリッジ回路と、駆動用のオペアンプを有し、ブリッジ回路は、ヒータと抵抗器とが接続された第1回路と、D/Aコンバータを有する第2回路とが並列に接続されている。
ガス濃度の検出精度を高めるためには、ヒータ温度を一定に維持できる高精度の制御回路が必要である。
特開2019−101645号公報
しかしながら、従来のヒータ温度制御回路では、電源投入時に動作が不安定になり、起動しない場合があった。
そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、電源投入時に起動しない不具合を解消でき、正常な制御状態に移行させることが可能なヒータ駆動回路を提供することを目的とする。
本発明は、ヒータが所定温度を保つように駆動可能なヒータ駆動回路であって、前記ヒータが接続されたブリッジ回路と、前記ブリッジ回路に接続されるオペアンプと、前記ブリッジ回路の入力部に接続されたトランジスタTR1と、前記入力部の電圧Vbが所定の電圧以下のときに、前記トランジスタTR1を駆動させる起動回路と、を有することを特徴とする。
本発明では、前記オペアンプの出力部側に、ローパスフィルタが接続されており、前記ローパスフィルタの後段に、前記起動回路が接続されていることが好ましい。
本発明では、前記入力部の電圧が所定の電圧以下のときに、前記起動回路に設けられたトランジスタTR2がOFF状態になり、前記トランジスタTR1がON状態に切り替わることが好ましい。
本発明のヒータ駆動回路によれば、起動回路により、強制的に、ブリッジ回路の入力部に接続されたトランジスタTR1をON状態にでき、電源投入時に、正常な制御状態に移行させることができる。
本実施形態のセンサ装置の一例を示す斜視図である。 本実施形態のヒータ駆動回路を示す回路図である。 本実施形態のより具体的なヒータ駆動回路を示す回路図である。 本実施例のブリッジ回路上部の電圧Vbと、ヒータへの印加電圧Vhの波形図の一例を示す。 比較例のヒータ駆動回路の回路図である。
以下、本発明の一実施形態(以下、「実施形態」と略記する。)について、詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々変形して実施することができる。
<水素センサの概要>
図1は、本実施形態のセンサ装置の一例を示す斜視図である。図1は、接触燃焼式ガスセンサの一例であり、例えば、水素濃度を検出可能な水素センサである。
図1に示す符号1は、水晶の結晶をエッチングなどで切り出して作製された水晶板(水晶基板)である。符号2は、検出用水晶振動子であり、符号3は、参照用水晶振動子である。
図1に示すように、検出用水晶振動子2には、水晶板1を切り出して形成された水晶面に、水素反応触媒層4が形成されている。水素反応触媒層4は、例えば、白金膜により形成されている。
図1に示すように、参照用水晶振動子3には、水晶板1を切り出して形成された水晶面に、水素非反応層5が形成されている。水素非反応層5は、例えば、金薄膜で形成されている。
なお、図示しないが、水素反応触媒層4、及び、水素非反応層5は、各水晶振動子2、3の両面に形成される。
ところで、水素反応触媒層4としての白金膜が、触媒作用を発揮するためには、所定温度(例えば、100℃)に加熱することが必要である。このため、図1に示すように、加熱用の線状のヒータ6が、水素反応触媒層4に隣接して形成されている。
また、図1に示すように、加熱用の線状のヒータ6は、水素非反応層5にも近接して形成されている。
図1では、ヒータ6は、水素反応触媒層4、及び、水素非反応層5の周囲を囲むように形成されるが、これは一例であって、ヒータ6の形状や配置等を限定するものではない。ヒータ6の抵抗を限定するものではないが、所定温度に保つために、ヒータ6の抵抗も所定範囲で調整される。一例を示すと、100℃に保つべく、ヒータ6の抵抗を約40Ωで調整する。
なお、水素反応触媒層4、及び、水素非反応層5の加熱用としてのヒータ6は、互いに同じ特性を有するように、例えば、同じ材質で形成されることが好ましい。これは、水素反応触媒層4と水素非反応層5の両方を同一条件で加熱し、水素反応触媒層4の発生する熱量を正確に検出するためである。
図1に示す端子9は、検出用水晶振動子2の共振周波数を測定するためにコルピッツ発振回路などの発振回路(図示せず)に接続される。また、その発振回路は周波数測定装置(図示せず)に接続される。
図1に示す水素センサの動作原理について説明する。まず、ヒータ6の端子7,8に給電し、ヒータ6を加熱する。このとき、ヒータ6が所定温度(例えば100℃)となるように制御される。温度制御は、後述するヒータ駆動回路で行われる。この給電によって、検出用水晶振動子2と、参照用水晶振動子3は、同一条件で予熱された状態となる。ここで予熱とは、水素反応触媒層4が触媒として機能する温度まで温度を上げることである。
また、端子9をそれぞれ発振回路に接続する。水晶振動子2,3は厚み滑り振動子として振動し、その固有振動数に応じた周波数信号が発振回路から出力する。発振回路の発振周波数は、周波数測定装置で測定され、検出用水晶振動子2の共振周波数が測定される。
ここで、予熱によって温度が上昇した状態の検出用水晶振動子2、及び、参照用水晶振動子3の共振周波数を測定する。
この状態で、水素を含む空気が流れて来ると、この水素センサの水素反応触媒層4における触媒の作用で、水素が空気中の酸素によって酸化される。この酸化に伴い、酸化熱が発生し、検出用水晶振動子2の温度が予熱温度以上に上昇する。
参照用水晶振動子3には水素非反応層5が形成されており、空気中に水素が含まれていても水素の酸化は行われず、参照用水晶振動子3の温度は、予熱温度のまま維持される。すなわち、検出用水晶振動子2は、水素の酸化熱によって予熱以上の温度になり、一方、参照用水晶振動子3は、予熱温度のままとなる。よって、検出用水晶振動子2の共振周波数は、予熱温度と水素の酸化熱による温度上昇に伴う温度での共振周波数となり、一方、参照用水晶振動子3の共振周波数は、予熱温度での共振周波数となる。
ここで、検出用水晶振動子2の共振周波数と参照用水晶振動子3の共振周波数とを測定し、その差を取ると、予熱によって上昇した温度の要素がなくなり、検出用水晶振動子2が純粋に水素の酸化熱によって受けた影響に伴う周波数変化の要素のみを検出することが可能になる。
このようにして、水素の酸化熱による周波数変化を測定することにより、空気中の水素濃度を測定することができる。
<本実施形態のヒータ駆動回路の説明>
図2は、本実施形態のヒータ駆動回路の回路図である。図2に示すように、本実施形態のヒータ駆動回路10は、ブリッジ回路11と、ブリッジ回路11に接続される駆動用のオペアンプ12とを、有して構成される。
図2に示すように、ブリッジ回路11は、入力部11aと、接地部11bとの間に、第1回路11cと第2回路11dとが並列に接続されている。
図2に示すように、第1回路11cには、抵抗器13と、ヒータ6とが直列に接続されている。抵抗器13は、例えば、固定抵抗器である。図1に示すように、第1回路11cの中点(出力部)11eが、オペアンプ12の反転入力端子(Vin−端子)12aに接続されている。
図2に示すように、第2回路11dには、D/Aコンバータ(デジタル/アナログコンバータ)15が接続されている。そして、D/Aコンバータ15の出力部15aが、オペアンプ12の非反転入力端子(Vin+端子)12bに接続されている。なお、ここで使用するD/Aコンバータ15は、リファレンス電圧の外部入力端子Vrefを有するものである。
図2に示す本実施形態のヒータ駆動回路10の平衡条件は、以下の式(1)で示される。
Figure 2021180090
ここで、Voutは、D/Aコンバータ15の出力値である。Vrefは、入力部11aに印加されるリファレンス電圧である。Rは、ヒータ6の目標抵抗値である。Rは、抵抗器13の抵抗値である。
目標抵抗値R及び固定抵抗Rは、例えば、メーカのカタログ値から得ることができる。これら抵抗値を適宜設定し、デジタルデータを書き込む。図2に示すように、D/Aコンバータ15には、リファレンス電圧Vrefが入力されており、したがって、上記の式(1)より、出力値Voutを得ることができ、オペアンプ12に入力される。
図2に示すヒータ駆動回路10の動作原理について説明する。オペアンプ12へは、D/Aコンバータ15からの電圧出力(出力値Vout)が入力される。一方、第1回路11cの中点11eからは、抵抗値Rとヒータ6の抵抗値との分圧比に基づく出力が入力される。したがって、オペアンプ12から差動出力が得られ、その差動出力に応じて、ヒータ6へ流れる電流量が変動する。なお、電流は、ほとんど第1回路11c側に流れる。ヒータ6に電流が流れることで、ヒータ温度が上昇し、それに伴い、ヒータ6の抵抗値も上昇する。いずれヒータ6が目標温度に到達したら、目標抵抗値Rとなり、オペアンプ12の出力電圧の上昇は停止する。外気温の変動や風などの外乱により、ヒータの温度が変動した場合は、それに応じてオペアンプの出力電圧が変化し、ヒータの放熱とバランスする電圧値で安定する。
また、図2に示すヒータ駆動回路10では、制御系にヒータ6の時定数という遅れ要素が入っているため、出力信号の位相が180°回ると、オペアンプ12が異常発振するという問題が生じる。例えば、負帰還制御系で位相が180°回る周波数で、ループゲインが1より大きい場合に、フィードバック制御系ヒータの時定数に応じた周波数での発振条件が成立し、異常発振が生じる。
図2に示す実施形態では、オペアンプ12の出力段に、異常発振防止用のローパスフィルタ(LPF)20が接続されている。また、図2に示すように、オペアンプ12に帰還抵抗21が付与されている。これにより、ヒータ駆動回路10の応答周波数を、ヒータ6の時定数よりも遅くすることで、ループゲインを1以下に小さくすることができ、異常発振を抑制することができる。
なお、ヒータ駆動回路10の応答速度が遅くなると、ヒータ6が目標温度に達するまでの加熱時間が遅くなったり、外気温の変動に対する追従性が悪化しやすい。そこで、高次フィルタや、アクティブフィルタなど減衰率の大きいローパスフィルタ(LPF)20を使用することで、ループゲインが1以下となる条件を満足する範囲を広げることができ、ヒータ駆動回路10の応答速度を最大化することができる。
<従来のヒータ駆動回路の問題点及びその原因についての考察>
図5は、比較例のヒータ駆動回路の回路図である。なお、図1と同じ部分には同じ符号を付した。
ところで、図5に示す比較例のヒータ駆動回路では、電源投入時、ヒータ6を所定温度まで加熱することができないといった問題があった。すなわち、ヒータ6への印加電圧Vh(第1回路11cの中点11eの電圧)が0Vを維持したまま上昇せず、ヒータ6を加熱することができない問題が生じた。
この問題が生じる状況について調べてみたところ、
(1) ブリッジ回路11の上部の電圧Vb(入力部11aの電圧)が、0Vのまま上昇しない、
(2) オペアンプ12の反転入力端子12a及び非反転入力端子12bの両電圧も0Vのままである、
(3) オペアンプ12の出力電圧も0Vのまま上昇しない、
(4) トランジスタ22は、OFF状態のままで、ONしない、
(5) D/Aコンバータ15への設定データの最大値のデータ値を設定しても、D/Aコンバータ15の出力電圧Voutは、0Vのまま変化しない、
という状況であることがわかった。
このように、図5に示すヒータ駆動回路の構成では、各部の電圧が、0Vに固定された状態であった。
ここで、電源投入時に上記した(1)〜(5)に陥る状況について更に、考察すると、電源投入時、D/Aコンバータ15への設定データの初期値は、0である。設定データと出力電圧Voutとの間には、以下の式(2)が成立している。
出力電圧Vout=リファレンス電圧Vref×設定データ/65535 (2)
なお、16bitのD/Aコンバータの場合、設定データは、0〜65535の範囲の値である。
上記のように、電電投入時、設定データは0であるから、式(2)より、出力電圧Voutは0になる。これにより、トランジスタ22はOFF状態になり、ブリッジ回路の上部の電圧Vbも0Vになる。
このように、電源投入直後は、設定データが初期値としての0であるため、0Vに固定された状態になり、起動しない。
<本実施形態の起動回路40の説明>
本発明者は、鋭意研究を重ねた結果、外部電源からブリッジ回路11の入力部11aに微小な電圧(限定するものでないが、例えば、約0.5V)を短時間(限定するものでないが、例えば、約1秒)印加すると、0Vに固定された状態から脱することがわかった。これにより、ヒータ6への印加電圧Vhが上昇を開始し、これに伴い、ヒータ温度も上昇し、図1に示す検出用水晶振動子2の温度が、目標温度(限定するものではないが、例えば、100℃)に到達し、安定化した。このように、ヒータ駆動回路は、正常な制御状態に移行した。
そこで、本発明者は、上記の従来の問題点を鑑み、図2に示すように、ヒータ駆動回路に、ブリッジ回路11の入力部11aの電圧が所定電圧以下であるとき、トランジスタTR1を駆動可能な起動回路40を設けた。このような電圧の監視を起動時のみでなく、常時監視する回路にしている。このため、環境温度の急激な低下等、入力部11aの電圧に影響がある場合でも、好適な制御が可能になる。図2に示すように、起動回路40を、ローパスフィルタ20の後段に設け、入力部11aに接続されたトランジスタTR1との間で、信号の検出・入力が可能な回路構成であるとした。
起動回路40を有するヒータ駆動回路10は、電源投入時に以下の動作を行う。
(ステップST1) 起動回路40にて、ブリッジ回路11の入力部11aの電圧Vbが、0.5V以下であるか否かを検出する。
(ステップST2) 電圧Vbが、0.5V以下(0固定状態)である場合、起動回路40では、強制的にトランジスタTR1をON状態にする。
(ステップST3) トランジスタTR1がON状態となることで、電圧Vbが上昇し、0固定状態を脱出し、正常な制御状態に移行する。
(ステップST4) 正常な制御状態に移行し、電圧Vbの順調な電圧上昇を検出したことで、起動回路40によるトランジスタTR1に対する強制的なドライブを停止する。
本実施形態では、具体的には図3に示すヒータ駆動回路10で実行することができる。
図3に示すように、トランジスタTR1、TR3と起動回路40とが、ローパスフィルタ20の後段と、ブリッジ回路11の入力部11aとの間に、並列に接続されている。トランジスタTR1は、入力部11a側に接続されたPチャネルMOSFETであり、トランジスタTR3は、ローパスフィルタ20側に接続されたNチャネルMOSFETである。また、起動回路40は、バイポーラトランジスタTR2を有して構成される。
図3に示すヒータ駆動回路10では、電源投入時に以下の動作を行う。
(ステップST5) 起動回路40のバイポーラトランジスタTR2にて、ブリッジ回路11の入力部11aの電圧Vbが、0.5V以下であるか否かを検出する。
(ステップST6) 電圧Vbが0.5V以下であるとき、バイポーラトランジスタTR2はOFF状態になる。すなわち、電圧が0.5V以下であると、バイポーラトランジスタTR2のベースに電圧が印加されず、OFF状態になる。これにより、NチャネルMOSFET(トランジスタTR3)のゲート電圧が上昇し、NチャネルMOSFETがON状態になる。
(ステップST7) NチャネルMOSFETがON状態になると、NチャネルMOSFETのドレインからソースに電流が流れ、NチャネルMOSFETと接続されたPチャネルMOSFET(トランジスタTR1)のゲート電圧が降下し、強制的に、PチャネルMOSFETをドライブし、PチャネルMOSFETをON状態にする。
(ステップST8) PチャネルMOSFETがON状態になると、PチャネルMOSFETのソースからドレインに電流が流れ、PチャネルMOSFETに接続されたブリッジ回路11の入力部11aに印加される電圧Vbが上昇する。これにより、0固定状態から脱出し、正常な制御状態へ移行する。
(ステップST9) 正常な制御状態に移行すると、ブリッジ回路11の電圧Vbは上昇し、やがて0.5V以上になる。これにより、起動回路40のバイポーラトランジスタTR2をON状態にし、トランジスタTR1への強制的なドライブを停止する。
なお、ステップST5で、電圧Vbが、0.5V以上であるときは、バイポーラトランジスタTR2はON状態になり、トランジスタTR1、TR3はいずれもOFF状態である。
図4は、本実施例のブリッジ回路11の上部の電圧Vbと、ヒータ6への印加電圧Vhの波形図の一例である。図4に示すように、電源投入時の0固定状態を適切に脱し、正常に起動した電圧VbとVhを得ることができた。
なお、本実施形態のヒータ駆動回路は、図1に示す水素センサ等の接触燃焼式ガスセンサのみならず、酸化物半導体式ガスセンサ、或いは、流量センサ等の熱式センサなどマイクロヒータを搭載した各種センサ・デバイスの温度制御用に適用可能である。
本発明のヒータ駆動回路によれば、電源投入時に起動しないといった不具合を解消でき、正常に起動させることができるため、接触燃焼式ガスセンサや、酸化物半導体式ガスセンサ、またガスセンサに限らず、ヒータを有するMEMSセンサ等、センサ精度が求められる様々なデバイスに適用することができる。
1 :水晶板
2 :検出用水晶振動子
3 :参照用水晶振動子
4 :水素反応触媒層
5 :水素非反応層
6 :ヒータ
10 :ヒータ駆動回路
11 :ブリッジ回路
11a :入力部
11b :接地部
11c :第1回路
11d :第2回路
11e :中点
12 :オペアンプ
12a :反転入力端子
12b :非反転入力端子
13 :抵抗器
15 :D/Aコンバータ
15a :出力部
20 :ローパスフィルタ
21 :帰還抵抗
40 :起動回路
TR1 :トランジスタ(PチャネルMOSFET)
TR2 :バイポーラトランジスタ
TR3 :トランジスタ(NチャネルMOSFET)

Claims (3)

  1. ヒータが所定温度を保つように駆動可能なヒータ駆動回路であって、
    前記ヒータが接続されたブリッジ回路と、
    前記ブリッジ回路に接続されるオペアンプと、
    前記ブリッジ回路の入力部に接続されたトランジスタTR1と、
    前記入力部の電圧Vbが所定の電圧以下のときに、前記トランジスタTR1を駆動させる起動回路と、を有することを特徴とするヒータ駆動回路。
  2. 前記オペアンプの出力部側に、ローパスフィルタが接続されており、前記ローパスフィルタの後段に、前記起動回路が接続されていることを特徴とする請求項1に記載のヒータ駆動回路。
  3. 前記入力部の電圧が所定の電圧以下のときに、前記起動回路に設けられたトランジスタTR2がOFF状態になり、前記トランジスタTR1がON状態に切り替わることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヒータ駆動回路。

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