以下、名刺情報処理装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、アクセス情報(例えば、URL)に対応付けて名刺情報を格納しており、第一ユーザの名刺情報のアクセス情報に対応する名刺アクセス指示を第二端末から受信し、第二端末に第一ユーザの名刺情報を渡す処理を行うことにより、名刺情報を渡したことが管理される名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、アクセス情報に対応付けて、名刺情報を格納しており、第一端末を使用している第一ユーザと第二端末を使用している第二ユーザとが、チャットまたはテレビ会議等のコミュニケーション機能を使用してコミュニケーションしている間に、相互の名刺交換を行える名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。さらに具体的には、第一ユーザの名刺情報へのアクセス情報を用いたアクセス指示を第二端末から受信した場合に、当該アクセス情報に対応する名刺情報を取得し、第二端末に送信することにより、第一ユーザの名刺情報を第二ユーザに渡す名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。なお、第一ユーザの名刺情報へのアクセス情報は、第一ユーザと第二ユーザとがコミュニケーション中に、第一端末から第二端末に送信された情報である。
なお、本明細書において、一の情報が他の情報に対応することは、一の情報から他の情報を取得できれば良く、例えば、一の情報と他の情報とがリンク付いていること、一の情報が他の情報を含むこと、他の情報が一の情報を含むこと、一の情報と他の情報とは同じバッファに格納されていること等である。
また、本実施の形態において、ユーザが意図しない名刺の拡散を防止するための機能であり、名刺情報へのアクセス管理機能を有する名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、第一端末を使用している第一ユーザと第二端末を使用している第二ユーザとが、遠隔にて名刺の受け渡しをした場合に、当該名刺の受け渡しをしたことを管理する機能を有する名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、電子的な名刺交換用の情報であるオンライン用の名刺情報を名刺元情報から生成する名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、第二ユーザが名刺情報処理装置にログインしているか否かを判断し、ログインしていなければ、ログインを促す名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、第二ユーザが第一ユーザの名刺情報を受け取った後に、第二ユーザの名刺情報の第一ユーザへの送信を促す名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。さらに、本実施の形態において、第一ユーザが、第二ユーザの名刺情報を受信し、オンラインでの名刺交換を実現する名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、第一端末から名刺受取許可を受信した場合に、第一ユーザに第二ユーザの名刺情報を渡す処理を行う名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、第一端末に、第二ユーザの名刺情報を蓄積するか否かの判断を行う画面等の情報を送信し、第二ユーザの名刺情報を蓄積する指示を受信した場合に第一ユーザの情報に対応付けて第二ユーザの名刺情報を蓄積する名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、オンラインで受け取った相手方の名刺情報またはオンラインで名刺情報を渡した相手の識別情報に対応付けて、タグを蓄積する名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。なお、タグは、オンラインでの名刺情報の受け渡しを特定する情報、または/およびオンラインでのコミュニケーションを特定する情報(例えば、会議のタイトル)である。
また、本実施の形態において、第一ユーザの名刺情報を受け取り後に、当該名刺情報を受け取った第二ユーザの名刺情報が存在しない場合に、第二ユーザに名刺情報の登録を促す名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
また、本実施の形態において、ユーザが属する組織毎、またはユーザごとに、コミュニケーション機能を用いた名刺情報の受け渡しの機能を発揮させるか否かを管理する名刺情報処理装置を具備する名刺システムについて説明する。
さらに、本実施の形態において、複数人に一度にアクセス情報を送信可能な名刺情報処理装置具備する名刺システムについて説明する。
図1は、本実施の形態における名刺システムAの概念図である。名刺システムAは、名刺情報処理装置1、1または2以上の第一端末2、1または2以上の第二端末3を具備する。なお、第一端末2と第二端末3とを合わせて、単に、端末ということがある。また、第一端末2と第二端末3とは同じ機能を有することは好適である。
名刺情報処理装置1は、電子的な名刺情報の受け渡しを支援する装置である。名刺情報処理装置1は、オンラインでの名刺情報の受け渡しを支援する装置であることは好適である。名刺情報処理装置1は、通常、いわゆるサーバであり、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバ等である。なお、名刺情報処理装置1の種類は問わない。
第一端末2は、遠隔で第二ユーザとコミュニケーションを行う第一ユーザが使用する端末であり、第一ユーザのアクセス情報を送信したり、第二ユーザの名刺情報を受信したりするための端末である。第一端末2は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。
第二端末3は、遠隔で第一ユーザとコミュニケーションを行う第二ユーザが使用する端末であり、第二ユーザのアクセス情報を送信したり、第一ユーザの名刺情報を受信したりするための端末である。第二端末3は、例えば、いわゆるパーソナルコンピュータ、タブレット端末、スマートフォン等であり、その種類は問わない。
名刺情報処理装置1、1または2以上の第一端末2、および1または2以上の第二端末3は、通常、インターネット、専用回線等のネットワークにより、相互に通信可能である。
図2は、本実施の形態における名刺システムAのブロック図である。図3は、名刺システムAを構成する名刺情報処理装置1のブロック図である。
名刺システムAを構成する名刺情報処理装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、送信部14を備える。
格納部11は、登録ユーザ格納部110、名刺元格納部111、名刺格納部112、特定情報格納部113、アクセス管理格納部114、ログイン情報格納部115を備える。
受信部12は、ログイン指示受信部120、伝達情報受信部121、アクセス情報受信部122、アクセス指示受信部123、名刺作成指示受信部124、許可情報受信部125、受取指示受信部126、蓄積可否情報受信部127を備える。
処理部13は、名刺生成部130、名刺蓄積部131、アクセス情報取得部132、
ログイン判断部133、名刺取得部134、特定情報取得部135、特定情報蓄積部136、アクセス管理蓄積部137、アクセス制御部138、登録判断部139、第二ユーザ名刺蓄積部13aを備える。
送信部14は、伝達情報送信部140、アクセス情報送信部141、名刺送信部142、ログイン促進部143、登録アクセス情報送信部144、作成促進情報送信部145、許可取得情報送信部146、蓄積許可情報送信部147を備える。
第一端末2は、第一格納部21、第一受付部22、第一処理部23、第一送信部24、第一受信部25、第一出力部26を備える。
第二端末3は、第二格納部31、第二受付部32、第二処理部33、第二送信部34、第二受信部35、第二出力部36を備える。
名刺情報処理装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、後述する登録ユーザ情報、後述する名刺元、後述する名刺情報、後述する特定情報、後述するアクセス管理情報、後述するログイン情報、タグ、各種の画面情報である。タグは、例えば、オンラインで名刺交換した(「名刺を受領した」または/および「名刺を渡した」)ことを示す情報である。タグは、例えば、コミュニケーションに対応する文字列である。コミュニケーションに対応する文字列は、例えば、コミュニケーションのタイトルである。各種の画面情報は、例えば、名刺情報処理装置1へのログインを促すログイン促進情報、名刺情報の作成を促す作成促進情報、名刺画像を送信することを促す名刺画像送信促進情報、後述する許可取得情報、後述する蓄積許可情報である。なお、画面情報は、例えば、HTML、XML、プログラムにより実現されるが、その実現手段、構造等は問わない。
登録ユーザ格納部110には、1以上の登録ユーザ情報が格納される。登録ユーザ情報とは、登録されているユーザに関する情報である。登録ユーザ情報は、ユーザ識別子を有する。登録ユーザ情報は、1以上のユーザ属性値を有することは好適である。ユーザ識別子は、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、ID、氏名、メールアドレス、電話番号である。ユーザ識別子は、名刺情報そのものでも良い。また、ユーザ識別子は、名刺元情報でも良い。ユーザ属性値は、例えば、氏名、年齢、性別、メールアドレス、電話番号、組織識別子である。組織識別子は、ユーザが属する組織を識別する情報であり、例えば、企業ID、企業名、部署名等である。ただし、ユーザ識別子、ユーザ属性値の内容、データ構造等は問わない。なお、ユーザ識別子は、ユーザが使用する端末の端末識別子でも良い。
名刺元格納部111は、1以上の名刺元情報が格納される。名刺元情報は、後述する名刺情報の元になる情報である。名刺元情報は、例えば、ユーザ識別子に対応付けられている。名刺元情報は、例えば、名刺画像である。名刺元情報は、例えば、名刺画像と1または2以上の文字列である。文字列は、名刺部分文字列である。
名刺画像は、名刺の画像である。名刺画像は、名刺をデジタルカメラで撮影された画像やスキャナ等で読み取った画像である。名刺画像は、通常、名刺のみを示す画像であるが、名刺を一部に含む画像でも良い。名刺を一部に含む画像とは、例えば、名刺と名刺以外の背景を含む画像等である。名刺のみを示す画像は、例えば、名刺の台紙全体の画像や、名刺に記載されている画像や文字列を含む最小の矩形の領域の画像であっても良い。名刺画像は、更に、名刺内の文字列等をOCR(光学式文字読取装置)等でテキストデータ化したテキストデータを有していても良い。名刺画像のデータ形式等は問わない。
名刺部分文字列は、名刺の情報を構成する文字列である。名刺部分文字列は、名刺画像の一部に示されている情報を表す文字列である。名刺部分文字列は、通常、項目情報に対応付く。名刺部分文字列は、例えば、名刺画像を文字認識し、取得された情報、人手により入力された情報である。ただし、名刺部分文字列の取得方法は問わない。
項目情報は、名刺部分文字列の意味を特定する情報である。項目情報は、例えば、名刺画像の一部に示されている情報に対応する項目を示す情報である。項目情報は、名刺部分文字列が示す項目を示す情報と考えても良い。項目は、例えば、名刺に記載されている情報の項目である。項目は属性と考えても良い。項目情報は、例えば、「氏名」、「住所」、「電話番号」、「メールアドレス」、「企業名」、「団体名」、「所属」、「役職名」、「肩書き」である。なお、住所等は、「郵便番号」、「住所1」、「住所2」、等に複数に分けられていても良い。
なお、名刺元情報は、後述する名刺情報と同じでも良い。かかる場合、名刺元格納部111は不要である。また、かかる場合、後述する名刺生成部130は不要である。
名刺格納部112は、1以上のユーザ名刺情報が格納される。ユーザ名刺情報は、ユーザの名刺に関する情報である。ユーザ名刺情報は、例えば、アクセス情報と名刺情報とを有する。アクセス情報は、ユーザの名刺情報にアクセスするための情報である。アクセス情報は、例えば、URI、IPアドレスである。URIは、通常、URLであるが、URNでも良い。アクセス情報は、名刺情報のIDである名刺識別子でも良い。
名刺情報は、名刺に関する情報である。名刺情報は、例えば、名刺画像、1または2以上の名刺部分文字列、または名刺画像と1以上の名刺部分文字列を有する。名刺情報は、ユーザの顔写真を有することは好適である。顔写真は、ユーザの顔や姿のイラスト等でも良い。名刺情報は、名刺識別子を有することは好適である。ここでの名刺情報は、オンラインでの名刺の受け渡しのための情報である。つまり、名刺情報は、オンライン名刺と言っても良い。名刺情報は、例えば、ウェブページであるが、データベースのレコード等の他のデータ構造の情報でも良い。
名刺識別子は、名刺画像を識別する情報である。名刺画像は、名刺の両面の画像を対に有する画像であっても良い。また、名刺の両面の画像は、個別の名刺画像として扱ってもよい。名刺識別子は、名刺画像を識別可能な情報であればどのような情報であっても良い。名刺識別子は、例えば名刺に割り当てられた任意あるいは規則性等を有するコードや、名刺に記載されている1以上の情報や、名刺の画像を読み取った日時や、名刺を受け取った日時等である。名刺識別子を名刺画像そのものとして用いても良く、この場合、名刺情報は、名刺画像を有する情報であり、2つの名刺画像を含むものではない。
名刺情報に対応付けて、フラグが格納されていることは好適である。フラグは、コミュニケーション機能を利用中に、名刺交換を行えるようにするか否かを特定する情報である。フラグは、例えば、ユーザが属する組織の組織識別子に対応付けて管理されている。かかる場合、フラグは、組織ごとの情報である。また、フラグは、ユーザ識別子に対応付けて管理されていても良い。かかる場合、フラグは、ユーザごとの情報である。なお、コミュニケーション機能とは、例えば、チャット機能またはテレビ会議機能である。コミュニケーション機能は、名刺情報処理装置1が実現しても良いし、外部のコミュニケーション装置により実現されても良い。
特定情報格納部113には、1または2以上の特定情報が格納される。特定情報は、ユーザ名刺情報に対応付けられる。ユーザ名刺情報に対応付けられることは、名刺情報に対応付けられることと同じ意味である。
特定情報は、ユーザが名刺情報を受け取った相手を特定する情報、またはユーザが名刺情報を渡した相手を特定する情報、またはユーザが名刺交換した相手を特定する情報である。特定情報は、例えば、受け取った名刺情報そのもの、受け取った名刺元情報そのもの、名刺交換したユーザのユーザ識別子、名刺情報を渡したユーザのユーザ識別子、名刺情報を受け取ったユーザのユーザ識別子、ユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザに自分の名刺情報を渡したことを示すフラグ、またはユーザ識別子と当該ユーザ識別子で識別されるユーザから当該ユーザの名刺情報を受け取ったことを示すフラグである。
なお、ユーザ識別子は、ユーザを識別できる情報であれば良く、通常、ユーザID、アクセス情報、氏名、メールアドレス、電話番号等であるが、名刺情報、名刺元情報等でも良い。
アクセス管理格納部114には、1または2以上のアクセス管理情報が格納される。アクセス管理情報は、名刺情報へのアクセスを制限するための情報である。アクセス管理情報は、例えば、名刺情報にアクセスできる回数またはアクセスできる期間を制限するための情報である。アクセス管理情報は、特定の第二ユーザが第一ユーザの名刺情報にアクセスできる回数または期間を制限するための情報であっても良い。
アクセス管理情報は、通常、名刺情報に対応する情報である。名刺情報に対応する情報は、アクセス情報に対応する情報と言っても良い。アクセス管理情報が名刺情報を受け取る相手に依存せず、共通である場合、アクセス管理情報は、例えば、アクセス可能な回数、アクセス可能な最後の日(期限日)、アクセス可能な最後の日時(期限日時)、名刺情報が生成された日、名刺情報が生成された日時である。
アクセス管理情報が名刺情報を受け取る相手ごとに管理される場合、アクセス管理情報は、例えば、第一ユーザ識別子、第二ユーザ識別子、およびアクセス情報の送信日時または送信日を有する。また、アクセス管理情報は、例えば、第一ユーザ識別子、第二端末識識別子、およびアクセス情報の送信日時または送信日を有する。アクセス管理情報は、例えば、第一ユーザ識別子、第二ユーザ識別子、および取得回数を有する。アクセス管理情報は、例えば、第一ユーザ識別子、第二端末識識別子、および取得回数を有する。取得回数とは、第二ユーザが第一ユーザの名刺情報を取得した回数である。取得回数は、第二ユーザが第一ユーザの名刺情報の取得のために、特定のボタンを押下した回数でも良い。取得回数は、第二ユーザが第一ユーザの名刺情報をダウンロードした回数でも良い。
ログイン情報格納部115には、1または2以上のログイン情報が格納される。ログイン情報は、名刺情報処理装置1にログインしているユーザを特定する情報である。ログイン情報は、例えば、名刺情報処理装置1にログインしているユーザを識別するユーザ識別子を有する。ログイン情報は、例えば、ログインした日時を有する。
受信部12は、各種の情報を受信する。各種の情報とは、例えば、後述するログイン指示、後述する伝達情報、アクセス情報、後述するアクセス指示、後述する名刺作成指示、後述する許可情報受、後述する受取指示受信部126、後述する蓄積可否情報である。
ログイン指示受信部120は、第一端末2または第二端末3からログイン指示を受信する。ログイン指示とは、名刺情報処理装置1にログインする指示である。ログイン指示は、通常、ユーザ識別子を有する。例えば、端末へのログイン促進情報の送信に応じて、ログイン指示受信部120は、当該端末からログイン指示を受信する。
伝達情報受信部121は、第一端末2または第二端末3から伝達情報を受信する。伝達情報は、アクセス情報以外のコミュニケーションのための情報である。伝達情報は、例えば、チャットやテレビ会議等で、ユーザにより入力された情報、撮影された画像、マイクで集音された音声である。伝達情報は、音声、画像、テキストのうち1または2種類以上の情報である。また、第一端末2から受信された伝達情報は、第二端末3に送信される情報である。例えば、第二端末3から受信された伝達情報は、第一端末2に送信される。
アクセス情報受信部122は、第一端末2または第二端末3からアクセス情報を受信する。
例えば、第一端末2から受信するアクセス情報は、例えば、第一ユーザが第一端末2に入力した情報であり、第二ユーザが第一ユーザの名刺情報にアクセスするための情報である。
例えば、第二端末3から受信するアクセス情報は、例えば、第二ユーザが第二端末3に入力した情報であり、第一ユーザが第二ユーザの名刺情報にアクセスするための情報である。
アクセス指示受信部123は、アクセス指示を受信する。アクセス指示は、名刺情報へのアクセスの指示である。アクセス指示は、アクセス情報に対する指示である。
アクセス指示は、例えば、指示を入力したユーザのユーザ識別子と対応付いている。ユーザ識別子と対応付いていることは、当該ユーザの端末の識別子である端末識別子と対応付いていることでも良い。
アクセス指示は、コミュニケーション中にコミュニケーションの相手の名刺情報にアクセスするための指示であることは好適である。
アクセス指示受信部123は、例えば、第二端末3からアクセス指示を受信する。かかるアクセス指示は、第二端末3に出力されたアクセス情報に対する指示であり、第二ユーザが入力した指示である。かかるアクセス情報は、例えば、第一ユーザが第一端末2に入力したアクセス情報である。かかるアクセス情報は、例えば、コミュニケーション機能を利用した第二ユーザとのコミュニケーション中に第一ユーザが第一端末2に入力した情報である。アクセス指示は、例えば、第二ユーザ識別子と対応付いている。
アクセス指示受信部123は、例えば、第一端末2からアクセス指示を受信する。かかるアクセス指示は、第一端末2に出力されたアクセス情報に対する指示であり、第一ユーザが入力した指示である。かかるアクセス情報は、第二ユーザが第二端末3に入力したアクセス情報である。アクセス情報は、例えば、コミュニケーション機能を利用した第一ユーザとのコミュニケーション中に第二ユーザが第二端末3に入力した情報である。アクセス指示は、例えば、第一ユーザ識別子と対応付いている。
3以上のユーザ間でのコミュニケーション中に、アクセス指示受信部123は、例えば、2以上の各第二端末3からアクセス指示を受信する。アクセス指示受信部123は、例えば、コミュニケーション機能を利用した2以上の第二ユーザとのコミュニケーション中に第一ユーザが第一端末2に入力したアクセス情報を受信した2以上の各第二端末3から、2以上の各第二ユーザが入力したアクセス指示を受信する。アクセス指示受信部123は、例えば、コミュニケーション機能を利用した2以上の第一ユーザとのコミュニケーション中に第二ユーザが第二端末3に入力したアクセス情報を受信した2以上の各第一端末2から、2以上の各第一ユーザが入力したアクセス指示を受信する。
名刺作成指示受信部124は、名刺作成指示を端末から受信する。名刺作成指示とは、オンライン用の名刺情報の作成の指示である。名刺作成指示は、例えば、名刺情報に対応するユーザ識別子を有する。名刺作成指示は、名刺元情報に対応する指示である。
例えば、作成促進情報が第一端末2に送信された後に、名刺作成指示受信部124は、名刺作成指示を第一端末2から受信する。名刺作成指示受信部124は、名刺作成指示を第二端末3から受信しても良い。
許可情報受信部125は、名刺情報の送信を許可する許可情報を端末から受信する。許可情報受信部125は、名刺情報の送信を許可しない不許可情報を端末から受信しても良い。許可情報および不許可情報は、ユーザ識別子を有する。かかる場合のユーザ識別子は、例えば、アクセス情報である。
許可情報受信部125は、名刺画像を含む許可情報を受信しても良い。許可情報は、名刺画像のみでも良い。
第二端末3への許可取得情報の送信に応じて、許可情報受信部125は、許可情報を第二端末3から受信する。
受取指示受信部126は、端末から受取指示を受信する。受取指示は、他のユーザの名刺情報を受け取る指示である。受取指示は、例えば、コミュニケーション中に、コミュニケーション相手の名刺情報を受け取る指示である。
受取指示受信部126は、例えば、第二ユーザの名刺情報を受け取る受取指示を第一端末2から受信する。受取指示受信部126は、例えば、第一ユーザの名刺情報を受け取る受取指示を第二端末3から受信する。
蓄積可否情報受信部127は、端末から蓄積可否情報を受信する。蓄積可否情報とは、受信された名刺情報を蓄積するか否かを特定する情報である。蓄積可否情報は、例えば、「蓄積する」または「蓄積しない」である。
例えば、第一端末2に蓄積許可情報が送信されたことに応じて、蓄積可否情報受信部127は、第一端末2から蓄積可否情報を受信する。蓄積可否情報受信部127は、第二端末3から蓄積可否情報を受信しても良い。蓄積許可情報は、受信された名刺情報を蓄積するか否かを問うための情報である。蓄積許可情報は、例えば、名刺情報を蓄積するか否かを問う画面の情報である。
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、名刺生成部130、名刺蓄積部131、ログイン判断部133、名刺取得部134、特定情報取得部135、特定情報蓄積部136、アクセス管理蓄積部137、アクセス制御部138、登録判断部139、第二ユーザ名刺蓄積部13aが行う処理である。
各種の処理は、例えば、ログイン処理である。ログイン処理は、ユーザが名刺情報処理装置1にログインした際の処理である。ログイン処理は、例えば、ログインするユーザのユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子をログイン情報格納部115に蓄積する処理である。
名刺生成部130は、名刺元情報を用いて、名刺情報を生成する。名刺生成部130は、例えば、名刺作成指示に対応する名刺元情報を名刺元格納部111から取得し、名刺元情報を用いて、名刺情報を生成する。名刺生成部130は、例えば、名刺作成指示が有するユーザ識別子に対応する名刺元情報を名刺元格納部111から取得し、名刺元情報を用いて、名刺情報を生成する。名刺生成部130は、例えば、受信された名刺画像を用いて、名刺情報を生成する。
名刺生成部130は、例えば、名刺元情報を用いて、当該名刺元情報が有する1以上の情報を含むウェブページである名刺情報を生成する。名刺生成部130は、例えば、名刺画像と1以上の文字列とを有する名刺元情報を用いて、当該名刺画像と1以上の文字列とを有するウェブページである名刺情報を生成する。
名刺蓄積部131は、名刺生成部130が生成した名刺情報を名刺格納部112に蓄積する。名刺蓄積部131は、通常、ユーザ識別子に対応付けて、当該名刺情報を名刺格納部112に蓄積する。
アクセス情報取得部132は、名刺情報にアクセスするためのアクセス情報を取得する。アクセス情報取得部132は、例えば、名刺生成部130が生成した名刺情報にアクセスするためのアクセス情報を取得する。アクセス情報取得部132は、例えば、名刺生成部130が生成した名刺情報であるウェブページのURLを取得する。
ログイン判断部133は、アクセス指示受信部123が受信したアクセス指示を送信してきたユーザがログインしているか否かを判断する。
ログイン判断部133は、例えば、アクセス指示受信部123が受信したアクセス指示に対応するユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子を有するログイン情報がログイン情報格納部115に存在するか否かを判断する。
名刺取得部134は、名刺情報を取得する。ここで、取得とは、例えば、名刺格納部112からの取得、受信された名刺情報の取得である。
名刺取得部134は、アクセス指示受信部123が受信したアクセス指示に対応するアクセス情報と対になる名刺情報を名刺格納部112から取得する。アクセス情報と対になる名刺情報は、例えば、URIであるアクセス情報によりアクセスできる名刺情報である。
名刺取得部134は、例えば、許可情報受信部125が受信した許可情報に対応する名刺情報を取得する。名刺取得部134は、例えば、許可情報受信部125が受信した許可情報に対応するユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子と対になる名刺情報を名刺格納部112から取得する。
名刺取得部134は、例えば、許可情報受信部125が受信した許可情報が有する名刺画像を有する名刺情報を取得する。かかる場合、名刺情報は、名刺画像でも良い。
特定情報取得部135は、一のユーザの名刺情報が他のユーザに渡ったことを特定する特定情報を取得する。特定情報は、一のユーザと他のユーザとが名刺交換したことを示す情報でも良い。特定情報取得部135は、通常、一のユーザの名刺情報が他のユーザに渡された際に特定情報を取得する。特定情報取得部135は、例えば、一のユーザと他のユーザとが電子的な名刺交換を行った際に特定情報を取得する。
特定情報取得部135は、例えば、第一ユーザの名刺情報が第二ユーザに渡ったことを特定する特定情報を取得する。かかる場合、特定情報取得部135は、例えば、第一ユーザの名刺情報を含む特定情報を取得する。特定情報取得部135は、例えば、アクセス指示受信部123がアクセス指示と対に受信した第二ユーザ識別子を含む特定情報を取得する。特定情報取得部135は、例えば、アクセス指示受信部123がアクセス指示と対に受信した第二端末識別子である第二ユーザ識別子を含む特定情報を取得する。特定情報取得部135は、例えば、アクセス指示受信部123が受信したアクセス指示に含まれるアクセス情報に対応付いている第一ユーザ識別子と、アクセス指示受信部123が受信したアクセス指示に対応する第二ユーザ識別子とを含む特定情報を取得する。
なお、かかる特定情報は、例えば、特定情報蓄積部136により、第一ユーザの名刺情報に対応付けて蓄積される。かかる場合、第一ユーザが自分の名刺情報を渡した相手が管理される。
また、かかる特定情報は、例えば、特定情報蓄積部136により、第二ユーザの名刺情報に対応付けて蓄積される。かかる場合、第二ユーザが名刺情報を受け取った相手が管理される。
特定情報取得部135は、オンラインで名刺交換したことを示すタグ、またはコミュニケーションに対応する予め格納されている文字列であるタグを取得し、タグを有する特定情報を取得することは好適である。なお、タグは、例えば、格納部11に格納されている。また、タグは、例えば、端末から受信された情報である。また、オンライン以外での名刺交換は、名刺の手渡しによる名刺交換である。かかる場合、例えば、第一ユーザが、手渡しで受け取った第二ユーザの名刺画像を名刺情報処理装置1に送信することにより、第一ユーザが第二ユーザの名刺を受け取ったことを特定する特定情報が蓄積される。
許可情報受信部125が許可情報を受信した場合に、例えば、特定情報取得部135は、第二ユーザの名刺情報が第一ユーザに渡ったことを特定する特定情報を構成する。
特定情報蓄積部136は、特定情報取得部135が取得した特定情報を特定情報格納部113に蓄積する。
特定情報蓄積部136は、例えば、第一ユーザの名刺情報が第二ユーザに渡ったことを特定する特定情報を、第二ユーザ識別子に対応付けて蓄積する。また、特定情報蓄積部136は、第一ユーザの名刺情報が第二ユーザに渡ったことを特定する特定情報を、第一ユーザ識別子に対応付けて蓄積しても良い。
特定情報蓄積部136は、例えば、第二ユーザの名刺情報が第一ユーザに渡ったことを特定する特定情報を、第一ユーザ識別子に対応付けて蓄積する。また、特定情報蓄積部136は、第二ユーザの名刺情報が第一ユーザに渡ったことを特定する特定情報を、第二ユーザ識別子に対応付けて蓄積しても良い。
アクセス管理蓄積部137は、例えば、受信部12により受信されたアクセス管理情報をアクセス管理格納部114に蓄積する。アクセス管理蓄積部137は、例えば、デフォルトのアクセス管理情報を格納部11から取得し、アクセス管理格納部114に蓄積する。アクセス管理情報は、アクセス情報に対応する名刺情報へのアクセスの制御のための情報である。
アクセス管理蓄積部137は、例えば、名刺生成部130により名刺情報が生成された後に、当該名刺情報に対応するユーザの端末から送信されたアクセス管理情報を、名刺情報に対応付けてアクセス管理格納部114に蓄積する。
アクセス管理蓄積部137は、例えば、アクセス情報送信部141がアクセス情報を送信した後に、アクセス管理情報を構成し、当該アクセス管理情報をアクセス情報に対応付けてアクセス管理格納部114に蓄積する。
アクセス管理蓄積部137は、例えば、アクセス情報を送信してきた第一端末2を使用する第一ユーザの第一ユーザ識別子を取得する。また、アクセス管理蓄積部137は、第一ユーザとコミュニケーションをとるユーザであり、アクセス情報の送信先の第二端末3を使用する第二ユーザの第二ユーザ識別子を取得する。また、アクセス管理蓄積部137は、例えば、図示しない時計から現在日時または本日の日付を取得する。そして、アクセス管理蓄積部137は、例えば、第一ユーザ識別子、第二ユーザ識別子、および現在日時または本日日付を有するアクセス管理情報を構成し、アクセス管理格納部114に蓄積する。
また、アクセス管理蓄積部137は、例えば、現在日時または本日日付に代えて、取得回数の初期値「0」を格納部11から取得する。次に、アクセス管理蓄積部137は、例えば、第一ユーザ識別子、第二ユーザ識別子、および取得回数「0」を有するアクセス管理情報を構成し、アクセス管理格納部114に蓄積する。なお、アクセス管理蓄積部137は、取得回数「0」に代えて、デフォルトの最大取得回数「N(Nは、1以上の自然数)」を格納部11から取得し、第一ユーザ識別子、第二ユーザ識別子、および当該最大取得回数を有するアクセス管理情報を構成し、アクセス管理格納部114に蓄積しても良い。
アクセス制御部138は、アクセス指示受信部123が、アクセス指示を受信した場合に、アクセス指示に対応するアクセス管理情報をアクセス管理格納部114から取得し、当該アクセス管理情報を用いて、アクセス指示に対応する名刺情報を第二端末に送信するか否かを判断する。なお、アクセス指示に対応するアクセス管理情報は、例えば、アクセス指示に対応する名刺情報と対になるアクセス管理情報、またはアクセス指示に対応するアクセス情報と対になるアクセス管理情報である。
送信するか否かを判断とは、例えば、本日が期限を越えているか否かの判断、現在日時が期限を越えているか否かの判断、アクセス数が制限を超えているか否かの判断である。
登録判断部139は、アクセス指示を送信してきた端末を使用するユーザを識別するユーザ識別子が登録ユーザ格納部110に登録されているか否かを判断する。なお、アクセス指示には、ユーザ識別子が対応づいている、とする。
第二ユーザ名刺蓄積部13aは、蓄積可否情報受信部127が受信した蓄積可否情報が蓄積可であることを示す場合、当該蓄積可否情報を送信した端末を使用するユーザの名刺情報に対応付けて、他のユーザの名刺情報を蓄積する。
第二ユーザ名刺蓄積部13aは、例えば、蓄積可否情報受信部127が第一ユーザから受信した蓄積可否情報が蓄積可であることを示す場合、第二ユーザの名刺情報を第一ユーザの名刺情報に対応付けて蓄積する。なお、第二ユーザの名刺情報の蓄積は、特定情報の蓄積でも良い。
送信部14は、各種の情報や指示等を送信する。各種の情報や指示等は、例えば、伝達情報、アクセス情報、名刺情報、ログイン促進情報、登録アクセス情報、作成促進情報、許可取得情報、蓄積許可情報である。
伝達情報送信部140は、伝達情報を相手方の端末である第二端末3または第一端末2に送信する。伝達情報送信部140は、例えば、第一端末2から受信された伝達情報を第二端末3に送信する。伝達情報送信部140は、例えば、第二端末3から受信された伝達情報を第一端末2に送信する。
アクセス情報送信部141は、一の端末から受信したアクセス情報を他の端末に送信する。アクセス情報送信部141は、例えば、一の端末から受信したアクセス情報を、コミュニケーション中の他の端末に送信する。アクセス情報送信部141は、例えば、アクセス情報受信部122が第一端末2から受信したアクセス情報を第二端末3に送信する。
名刺送信部142は、名刺取得部134が取得した名刺情報を端末に送信する。名刺送信部142は、例えば、名刺取得部134が取得した第一ユーザの名刺情報を第二端末3に送信する。
名刺送信部142は、例えば、アクセス制御部138が端末に送信しないと判断した場合には、ユーザの名刺情報を当該端末に送信しない。名刺送信部142は、例えば、アクセス制御部138が第二端末3に送信しないと判断した場合には、第一ユーザの名刺情報を第二端末3に送信しない。
名刺送信部142は、例えば、ログイン指示の受信に応じた第二ユーザのロングイン処理が行われた後、名刺情報を第二端末3に送信する。
名刺送信部142は、第一ユーザの名刺情報に対応するフラグが名刺交換を行えるようにする旨の情報である場合のみ、当該第一ユーザの名刺情報を第二端末3に送信する。なお、第一ユーザの名刺情報に対応するフラグは、第一ユーザの属性値である組織識別子に対応付いているフラグでも良いし、第一ユーザ識別子に対応付いているフラグでも良い。また、例えば、処理部13が、第一ユーザの名刺情報に対応するフラグを格納部11から取得し、当該フラグが名刺交換を行えるようにする旨の情報であるか否かを判断する。
名刺送信部142は、一時に、2以上の各第二端末3に第一ユーザの名刺情報を送信しても良い。かかる場合、通常、一の第一ユーザが、2以上の第二ユーザとコミュニケーション中である。
名刺送信部142は、一時に、1または2以上の各第二端末3に2以上の第一ユーザの各名刺情報を送信しても良い。かかる場合、通常、2以上の第一ユーザが、1以上の第二ユーザとコミュニケーション中である。
ログイン判断部133が、第二ユーザがログインしていないと判断した場合には、ログイン促進部143は、当該第二ユーザにログインを促すログイン促進情報を第二端末3に送信する。なお、ログイン促進情報は、例えば、ログイン画面の情報、ログインを促すメッセージである。ログイン促進情報は、通常、格納部11に格納されている。
登録アクセス情報送信部144は、アクセス情報を端末に送信する。登録アクセス情報送信部144は、例えば、名刺生成部130が第一ユーザの名刺情報を生成したことに応じて、アクセス情報取得部132が取得したアクセス情報を第一端末2に送信する。
作成促進情報送信部145は、ユーザが登録されていると登録判断部139が判断し、かつ当該ユーザの名刺情報が名刺格納部112に存在しない場合に、名刺情報の作成を促す作成促進情報を第二端末に送信する。作成促進情報は、例えば、名刺情報の作成を促す画面の情報、名刺情報の作成を促すメッセージである。作成促進情報は、例えば、格納部11に格納されている。
許可取得情報送信部146は、一のユーザの名刺情報を他のユーザの端末に送信することの許可を得るための許可取得情報を一のユーザの端末に送信する。許可取得情報送信部146は、一のユーザと他のユーザとがコミュニケーション中に、一のユーザの名刺情報を他のユーザの端末に送信することの許可を得るための許可取得情報を一のユーザの端末に送信することは好適である。許可取得情報は、例えば、名刺情報を他のユーザに送信しても良いか否かを問い合わせる画面の情報である。許可取得情報は、例えば、格納部11に格納されている。
許可取得情報送信部146は、例えば、第二ユーザの名刺情報を第一端末2に送信することの許可を得るための許可取得情報を第二端末3に送信する。なお、許可取得情報送信部146は、例えば、名刺送信部142が第一ユーザの名刺情報を第二端末3に送信するタイミング、または第一ユーザの名刺情報の送信後に、許可取得情報を第二端末3に送信する。ただし、許可取得情報送信部146は、例えば、第二ユーザの名刺情報のアクセス要求があった場合に、許可取得情報を第二端末3に送信しても良い。許可取得情報を送信するタイミングは問わない。
蓄積許可情報送信部147は、一のユーザの名刺情報に対応付けられる他のユーザの名刺情報を蓄積するか否かを問う蓄積許可情報を当該一のユーザの端末に送信する。
蓄積許可情報送信部147は、例えば、第一ユーザの名刺情報に対応付けられる第二ユーザの名刺情報を蓄積するか否かを問う蓄積許可情報を第一端末2に送信する。
蓄積許可情報送信部147は、例えば、他のユーザの名刺情報を一のユーザの端末に送信した後に、当該一のユーザの端末に蓄積許可情報を送信する。
第一端末2を構成する第一格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、第一ユーザ識別子、アクセス情報、伝達情報である。
第一受付部22は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、第一ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報、伝達情報、アクセス指示、ログイン指示、名刺作成指示、許可情報、受取指示、蓄積可否情報である。
第一処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、第一受付部22が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、第一受信部25が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。
第一送信部24は、各種の指示や情報を送信する。各種の指示や情報は、例えば、アクセス情報、伝達情報、アクセス指示、ログイン指示、名刺作成指示、許可情報、受取指示、蓄積可否情報である。
第一受信部25は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、第二ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報、第二ユーザが入力した伝達情報、第二ユーザの名刺情報、ログイン促進情報、登録アクセス情報、作成促進情報、許可取得情報、蓄積許可情報である。
第一出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、第二ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報、第二ユーザが入力した伝達情報、第二ユーザの名刺情報、ログイン促進情報、登録アクセス情報、作成促進情報、許可取得情報、蓄積許可情報である。
第二端末3を構成する第二格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、第二ユーザ識別子、第二ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報、伝達情報である。
第二受付部32は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の指示や情報は、例えば、第二ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報、伝達情報、アクセス指示、ログイン指示、名刺作成指示、許可情報、受取指示、蓄積可否情報である。
第二処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、第二受付部32が受け付けた指示や情報を、送信するデータ構造の指示や情報にする処理である。各種の処理とは、例えば、第二受信部35が受信した情報を、出力するデータ構造の情報にする処理である。
第二送信部34は、各種の指示や情報を送信する。各種の指示や情報は、例えば、アクセス情報、伝達情報、アクセス指示、ログイン指示、名刺作成指示、許可情報、受取指示、蓄積可否情報である。
第二受信部35は、各種の情報を受信する。各種の情報は、例えば、第一ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報、第一ユーザが入力した伝達情報、第一ユーザの名刺情報、ログイン促進情報、登録アクセス情報、作成促進情報、許可取得情報、蓄積許可情報である。
第二出力部36は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、第一ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報、第一ユーザが入力した伝達情報、第一ユーザの名刺情報、ログイン促進情報、登録アクセス情報、作成促進情報、許可取得情報、蓄積許可情報である。
格納部11、登録ユーザ格納部110、名刺元格納部111、名刺格納部112、特定情報格納部113、アクセス管理格納部114、ログイン情報格納部115、第一格納部21、および第二格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
受信部12、ログイン指示受信部120、伝達情報受信部121、アクセス情報受信部122、アクセス指示受信部123、名刺作成指示受信部124、許可情報受信部125、受取指示受信部126、蓄積可否情報受信部127、第一受信部25、および第二受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
処理部13、名刺生成部130、名刺蓄積部131、アクセス情報取得部132、ログイン判断部133、名刺取得部134、特定情報取得部135、特定情報蓄積部136、アクセス管理蓄積部137、アクセス制御部138、登録判断部139、第二ユーザ名刺蓄積部13a、第一処理部23、および第二処理部33は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
送信部14、伝達情報送信部140、アクセス情報送信部141、名刺送信部142、ログイン促進部143、登録アクセス情報送信部144、作成促進情報送信部145、許可取得情報送信部146、蓄積許可情報送信部147、第一送信部24、および第二送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
第一受付部22、および第二受付部32は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
第一出力部26、および第二出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。第一出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、名刺システムAを構成する名刺情報処理装置1の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)伝達情報受信部121は、伝達情報を受信したか否かを判断する。伝達情報を受信した場合はステップS402に行き、伝達情報を受信しなかった場合はステップS404に行く。
(ステップS402)処理部13は、伝達情報が送信される端末であり、コミュニケーションの相手側の1以上の端末の端末識別子を取得する。なお、コミュニケーション中の2以上の端末識別子の組は、格納部11に格納されている。
(ステップS403)送信部14は、ステップS401で受信された伝達情報を、ステップS402で取得された1以上の端末識別子で識別される端末に送信する。ステップS401に戻る。
(ステップS404)アクセス情報受信部122はアクセス情報を受信したか否かを判断する。アクセス情報を受信した場合はステップS405に行き、アクセス情報を受信しなかった場合はステップS408に行く。
(ステップS405)処理部13は、アクセス情報が送信される端末であり、コミュニケーションの相手側の端末の端末識別子を取得する。
なお、処理部13は、ステップS404で受信されたアクセス情報と対になる端末識別子を取得し、当該端末識別子と対になる1以上の端末識別子を格納部11から取得する。
(ステップS406)アクセス情報送信部142は、ステップS404で受信されたアクセス情報を、ステップS405で取得された1以上の端末識別子で識別される端末に送信する。
(ステップS407)アクセス管理蓄積部134は、アクセス管理蓄積処理を行う。ステップS401に戻る。アクセス管理蓄積処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、かかるアクセス管理蓄積処理は、送信したアクセス情報ごとに、名刺情報へのアクセス制御を行う場合の処理である。一つの名刺情報に対して一つのアクセス管理情報を有する構造とする場合、ステップS407の処理は必須でない。
(ステップS408)アクセス指示受信部123はアクセス指示を受信したか否かを判断する。アクセス指示を受信した場合はステップS409に行き、アクセス指示を受信しなかった場合はステップS416に行く。
(ステップS409)処理部13は、判断処理を行う。判断処理とは、アクセス指示に対応する名刺情報を、アクセス指示を送信してきた端末に送信しても良いか否かの判断の処理である。判断処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS410)ステップS409で取得された判断結果が「名刺情報を送信する」との判断結果の場合はステップS411に行き、判断結果が「名刺情報を送信しない」との判断結果の場合はステップS415に行く。
(ステップS411)名刺取得部134は、アクセス指示に対応するアクセス情報により識別される名刺情報を名刺格納部112から取得する。名刺送信部142は、当該名刺情報を、アクセス指示を送信してきた端末に送信する。なお、アクセス情報により識別される名刺情報は、例えば、URLが示すウェブページの名刺情報である。
(ステップS412)アクセス制御部138は、例えば、送信された名刺情報に対応するアクセス管理情報が有する取得回数を1、インクリメンスし、アクセス管理格納部114の当該アクセス管理情報を更新する。アクセス制御部138は、例えば、ステップS409で取得したアクセス管理情報が有する最大取得回数を1,デクリメントし、アクセス管理格納部114の当該アクセス管理情報を更新しても良い。
(ステップS413)特定情報取得部135等は、特定情報蓄積処理を行う。ステップS401に戻る。特定情報蓄積処理は、一のユーザの名刺情報が他のユーザに渡ったことを特定する特定情報を蓄積する処理である。特定情報蓄積処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS414)処理部13は、名刺返信処理を行う。ステップS401に戻る。名刺返信処理とは、名刺情報を受信したユーザが、自分の名刺情報を相手に送信する処理である。名刺返信処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS415)アクセス制御部138は、名刺情報を送信できない旨のエラーメッセージを取得する。そして、送信部14は、取得されたエラーメッセージを、アクセス指示を送信してきた端末に送信する。ステップS401に戻る。
(ステップS416)ログイン指示受信部120は、ログイン指示を受信したか否かを判断する。ログイン指示を受信した場合はステップS417に行き、ログイン指示を受信しなかった場合はステップS418に行く。
(ステップS417)処理部13は、ログイン指示を送信した端末のユーザのログインを実現するログイン処理を行う。ステップS401に戻る。
(ステップS418)名刺作成指示受信部124は、名刺作成指示を受信したか否かを判断する。名刺作成指示を受信した場合はステップS419に行き、名刺作成指示を受信しなかった場合はステップS422に行く。
(ステップS419)名刺生成部130は、名刺作成処理を行う。名刺作成処理は、名刺元情報を用いて名刺情報を生成する処理である。名刺作成処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS420)アクセス情報取得部132は、ステップS419で生成された名刺情報にアクセスするためのアクセス情報を取得する。
(ステップS421)アクセス情報送信部141は、ステップS420で取得されたアクセス情報を名刺作成指示を送信してきた端末に送信する。ステップS401に戻る。
(ステップS422)受信部12は、ユーザから当該ユーザのユーザ識別子と対にして、手渡しにより名刺交換した相手の名刺画像等を受信したか否かを判断する。名刺画像等を受信した場合はステップS423に行き、名刺画像等を受信しなかった場合はステップS401に戻る。なお、名刺画像等とは、名刺画像だけでも良いし、名刺画像と1以上の文字列でも良い。
(ステップS423)特定情報取得部135等は、特定情報蓄積処理を行う。特定情報蓄積処理について。図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS424)処理部13は、ステップS422で受信された名刺画像を、ユーザ識別子と対にして、格納部11に蓄積する。ステップS401に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS407のアクセス管理蓄積処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)アクセス管理蓄積部134は、アクセス情報の送信元のユーザAのユーザ識別子Aを取得する。
(ステップS502)アクセス管理蓄積部134は、アクセス情報の受信先のユーザBのユーザ識別子Bを取得する。
(ステップS503)アクセス管理蓄積部134は、図示しない時計から、現在日時を取得する。
(ステップS504)アクセス管理蓄積部134は、取得回数の初期値(例えば、「0」)を取得する。
(ステップS505)アクセス管理蓄積部134は、ユーザ識別子A、ユーザ識別子B、現在日時、取得回数の初期値を湯すするアクセス管理情報を構成する。
(ステップS506)アクセス管理蓄積部134は、ステップS505で構成したアクセス管理情報をアクセス管理格納部114に蓄積する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS409の判断処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)ログイン判断部133は、アクセス指示受信部123が受信したアクセス指示に対応するユーザがログインしているか否かを判断する。ログインしている場合はステップS605に行き、ログインしていない場合はステップS602に行く。
(ステップS602)処理部13は、格納部11からログイン促進情報を取得する。次に、ログイン促進部143は、アクセス指示を送信してきた端末に、当該ログイン促進情報を送信する。
(ステップS603)ログイン指示受信部120は、ログイン指示を受信したか否かを判断する。ログイン指示を受信した場合はステップS604に行き、受信しなかった場合はステップS603に戻る。
(ステップS604)処理部13は、ログイン指示を送信してきた端末のユーザに関するログイン処理を行う。
(ステップS605)アクセス制御部138は、アクセス指示受信部123が受信したアクセス指示に対応する名刺情報に対応するアクセス管理情報をアクセス管理格納部114から取得する。
(ステップS606)アクセス制御部138は、ステップS605で取得したアクセス管理情報を用いて、アクセス指示に対応する名刺情報を、アクセス指示を送信してきた端末に送信するか否かを判断する。ここで、送信すると判断した場合はステップS607に行き、送信しないと判断した場合はステップS608に行く。
(ステップS607)アクセス制御部138は、変数「送信フラフ」に“ON”を代入する。上位処理にリターンする。
(ステップS608)アクセス制御部138は、変数「送信フラフ」に“OFF”を代入する。上位処理にリターンする。
次に、ステップS413等の特定情報蓄積処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS701)ログイン判断部133は、情報または指示を送信してきたユーザがログインしているか否かを判断する。ログインしている場合はステップS705に行き、ログインしていない場合はステップS702に行く。
(ステップS702)処理部13は、格納部11からログイン促進情報を取得する。次に、ログイン促進部143は、アクセス指示を送信してきた端末に、当該ログイン促進情報を送信する。
(ステップS703)ログイン指示受信部120は、ログイン指示を受信したか否かを判断する。ログイン指示を受信した場合はステップS704に行き、受信しなかった場合はステップS703に戻る。
(ステップS704)処理部13は、ログイン指示を送信してきた端末のユーザに関するログイン処理を行う。
(ステップS705)特定情報取得部135は、送信された名刺情報に対応するユーザAのユーザ識別子Aを取得する。
(ステップS706)特定情報取得部135は、名刺情報が送信されたユーザBのユーザ識別子Bを取得する。
(ステップS707)特定情報取得部135は、フラグを取得する。なお、フラグは、ユーザAの名刺情報が、ユーザBに渡されたことを示す情報である。また、特定情報取得部135は、アクセス管理情報(例えば、ダウンロード回数の初期値「0」)を取得しても良い。
(ステップS708)特定情報取得部135は、オンラインで名刺情報が渡されたか否かを示す第一タグを取得する。また、特定情報取得部135は、コミュニケーションに対応する文字列である第二タグを取得する。
(ステップS709)特定情報取得部135は、ユーザ識別子A、ユーザ識別子B、フラグ、第一タグ、第二タグを有する特定情報を構成する。なお、特定情報は、アクセス管理情報を有しても良い。
(ステップS710)特定情報蓄積部136は、ステップS709で構成された特定情報を特定情報格納部113に蓄積する。上位処理にリターンする。
なお、図7のフローチャートにおいて、特定情報は、送信された名刺情報、送信された名刺情報の元になる名刺元情報でも良い。また、特定情報蓄積部136は、特定情報を、名刺情報を受信したユーザの名刺情報または名刺元情報に対応づけて蓄積しても良い。
次に、ステップS414の名刺返信処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS801)処理部13は、アクセス指示を送信してきた端末を使用するユーザの名刺情報が存在するか否かを判断する。名刺情報が存在する場合はステップS802に行き、名刺情報が存在しない場合はステップS807に行く。なお、処理部13は、例えば、アクセス指示を送信してきた端末を使用するユーザのユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子と対になる名刺情報が名刺格納部112に存在するか否かを判断する。なお、アクセス指示を送信してきた端末は、ステップS411で名刺情報を送信した端末である。
(ステップS802)許可取得情報送信部146は、許可取得情報を格納部11から取得し、当該許可取得情報を、アクセス指示を送信してきた端末に送信する。
(ステップS803)許可情報受信部125は、許可情報を受信したか否かを判断する。許可情報を受信した場合はステップS804に行き、許可情報を受信しなかった場合はステップS806に行く。
(ステップS804)名刺取得部134は、アクセス指示を送信してきた端末を使用するユーザの名刺情報を名刺格納部112から取得する。
(ステップS805)名刺送信部142は、ステップS804で取得された名刺情報を、アクセス指示を送信してきたユーザのコミュニケーションの相手の端末に送信する。上位処理にリターンする。
(ステップS806)許可情報受信部125は、不許可情報を受信したか否かを判断する。不許可情報を受信した場合は上位処理にリターンし、不許可情報を受信しなかった場合はステップS803に戻る。
(ステップS807)登録判断部139は、アクセス指示を送信してきた端末を使用するユーザのユーザ識別子が、登録ユーザ格納部110に登録されているか否かを判断する。登録されている場合はステップS808に行き、登録されていない場合はステップS812に行く。なお、登録ユーザ格納部110に登録されていることは、当該ユーザの名刺元情報が名刺元格納部111に格納されていることである、とする。
(ステップS808)作成促進情報送信部145は、作成促進情報を格納部11から取得し、当該作成促進情報を、アクセス指示を送信してきた端末に送信する。
(ステップS809)名刺作成指示受信部124は、作成促進情報を送信した端末から名刺作成指示を受信したか否かを判断する。名刺作成指示を受信した場合はステップS810に行き、名刺作成指示を受信しなかった場合はステップS809に戻る。
(ステップS810)名刺生成部130は、名刺作成処理を行う。名刺作成処理については、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS811)名刺送信部142は、ステップS810で作成された名刺情報を、コミュニケーション相手に送信する。上位処理にリターンする。
(ステップS812)処理部13は、名刺画像送信促進情報を格納部11から取得する。次に、送信部14は、当該名刺画像送信促進情報を端末に送信する。
(ステップS813)受信部12は、名刺画像を端末から受信したか否かを判断する。名刺画像を受信した場合はステップS814に行き、受信しなかった場合はステップS813に戻る。
(ステップS814)送信部14は、ステップS813で受信された名刺画像を、相手方の端末に送信する。上位処理にリターンする。
なお、図8のフローチャートにおいて、ステップS802、ステップS803、ステップS806は存在しなくても良い。かかる場合、コミュニケーション相手から名刺情報を受け取ったユーザの名刺情報が存在する場合、当該ユーザの許可なしに、当該ユーザの名刺情報がコミュニケーション相手に送信されることとなる。
次に、ステップS419等の名刺作成処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS901)名刺生成部130は、名刺情報の作成の対象のユーザ識別子を取得する。
(ステップS902)名刺生成部130は、ステップS901で取得したユーザ識別子に対応する名刺元情報を名刺元格納部111から取得する。
(ステップS903)名刺生成部130は、ステップS902で取得した名刺元情報を用いて、ウェブページである名刺情報を構成する。
(ステップS904)名刺蓄積部131は、ステップS903で構成された名刺情報を、ユーザ識別子に対応付けて、名刺格納部112に蓄積する。
(ステップS905)アクセス情報取得部132は、ステップS904で名刺情報が蓄積された先を特定するURIでありアクセス情報を取得する。
(ステップS906)アクセス情報取得部132は、ステップS905で取得したアクセス情報を名刺情報に対応付けて蓄積する。上位処理にリターンする。
なお、図9のフローチャートにおいて、アクセス情報取得部132は、ユニークなURIを取得し、名刺蓄積部131は、当該URIが示す蓄積先に名刺情報を蓄積しても良い。
次に、第一端末2および第二端末3の動作例について、図10、図11のフローチャートを用いて説明する。なお、第一端末2と第二端末3の動作は同一でも良いので、以下、第一端末2の動作例を説明する。
(ステップS1001)第一受付部22は、伝達情報を受け付けたか否かを判断する。伝達情報を受け付けた場合はステップS1002に行き、伝達情報を受け付けなかった場合はステップS1003に行く。
(ステップS1002)第一処理部23は、ステップS1001で受け付けられた伝達情報を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該伝達情報を送信する。ステップS1001に戻る。なお、伝達情報の送信先は、名刺情報処理装置1であるが、他のサーバでも良いし、コミュニケーションの相手の端末でも良い。
(ステップS1003)第一受付部22は、アクセス情報を受け付けたか否かを判断する。アクセス情報を受け付けた場合はステップS1004に行き、アクセス情報を受け付けなかった場合はステップS1005に行く。
(ステップS1004)第一処理部23は、ステップS1003で受け付けられたアクセス情報を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該アクセス情報を送信する。ステップS1001に戻る。なお、アクセス情報の送信先は、名刺情報処理装置1であるが、他のサーバでも良いし、コミュニケーションの相手の端末でも良い。
(ステップS1005)第一受付部22は、アクセス指示を受け付けたか否かを判断する。アクセス指示を受け付けた場合はステップS1006に行き、アクセス指示を受け付けなかった場合はステップS1009に行く。
(ステップS1006)第一処理部23は、ステップS1005で受け付けられたアクセス指示を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該アクセス指示を送信する。なお、アクセス指示の送信先は、通常、名刺情報処理装置1である。
(ステップS1007)第一受信部25は、名刺情報処理装置1から情報を受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS1008に行き、情報を受信しなかった場合はステップS1007に戻る。
(ステップS1008)アクセス指示の送信に応じた名刺受取処理を行う。ステップS1001に戻る。名刺受取処理は、コミュニケーションの相手方の名刺情報を受け取るための処理である。名刺受取処理の例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1009)第一受信部25は、伝達情報を受信したか否かを判断する。伝達情報を受信した場合はステップS1010に行き、伝達情報を受信しなかった場合はステップS1011に行く。
(ステップS1010)第一処理部23は、ステップS1009で受信された伝達情報を出力するデータ構造にする。第一出力部26は、当該伝達情報を出力する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1011)第一受信部25は、アクセス情報を受信したか否かを判断する。アクセス情報を受信した場合はステップS1012に行き、アクセス情報を受信しなかった場合はステップS1013に行く。
(ステップS1012)第一処理部23は、ステップS1011で受信されたアクセス情報を出力するデータ構造にする。第一出力部26は、当該アクセス情報を出力する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1013)第一受付部22は、ログイン指示を受け付けたか否かを判断する。ログイン指示を受け付けた場合はステップS1014に行き、ログイン指示を受け付けなかった場合はステップS1015に行く。
(ステップS1014)第一処理部23は、ステップS1013で受け付けられたログイン指示を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該ログイン指示を名刺情報処理装置1に送信する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1015)第一受付部22は、名刺作成指示を受け付けたか否かを判断する。名刺作成指示を受け付けた場合はステップS1016に行き、名刺作成指示を受け付けなかった場合はステップS1019に行く。
(ステップS1016)第一処理部23は、ステップS1015で受け付けられた名刺作成指示を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該名刺作成指示を名刺情報処理装置1に送信する。
(ステップS1017)第一受信部25は、アクセス情報を受信したか否かを判断する。アクセス情報を受信した場合はステップS1018に行き、アクセス情報を受信しなかった場合はステップS1017に戻る。
(ステップS1018)第一処理部23は、ステップS1017で受信されたアクセス情報を蓄積する。なお、ここで、アクセス情報は、出力されても良い。
(ステップS1019)第一受付部22は、名刺画像送信指示を受け付けたか否かを判断する。名刺画像送信指示を受け付けた場合はステップS1020に行き、名刺画像送信指示を受け付けなかった場合はステップS1021に行く。
(ステップS1020)第一処理部23は、ステップS1019で受け付けられた名刺画像送信指示が有する名刺画像を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該名刺画像を名刺情報処理装置1に送信する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1021)第一受信部25は、許可取得情報を受信したか否かを判断する。許可取得情報を受信した場合はステップS1022に行き、許可取得情報を受信しなかった場合はステップS1001に戻る。
(ステップS1022)第一処理部23は、受信された許可取得情報を用いて、出力される許可取得情報を構成する。第一出力部26は、当該許可取得情報を出力する。
(ステップS1023)第一受付部22は、許可情報または不許可情報を受け付けたか否かを判断する。許可情報等を受け付けた場合はステップS1024に行き、受け付けなかった場合はステップS1023に戻る。
(ステップS1024)第一処理部23は、ステップS1023で受け付けられた許可情報または不許可情報を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該許可情報または不許可情報を名刺情報処理装置1に送信する。ステップS1001に戻る。
(ステップS1025)第一受信部25は、蓄積許可情報を受信したか否かを判断する。蓄積許可情報を受信した場合はステップS1022に行き、蓄積許可情報を受信しなかった場合はステップS1001に戻る。
(ステップS1026)第一処理部23は、受信された蓄積許可情報を用いて、出力される蓄積許可情報を構成する。第一出力部26は、当該蓄積許可情報を出力する。
(ステップS1027)第一受付部22は、蓄積可否情報を受け付けたか否かを判断する。蓄積可否情報を受け付けた場合はステップS1028に行き、受け付けなかった場合はステップS1027に戻る。
(ステップS1028)第一処理部23は、ステップS1027で受け付けられた蓄積可否情報を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該蓄積可否情報を名刺情報処理装置1に送信する。ステップS1001に戻る。
なお、図10、図11のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS1008の名刺受取処理の例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS1201)第一処理部23は、受信された情報が名刺情報であるか否かを判断する。名刺情報であればステップS1202に行き、名刺情報でなければステップS1203に行く。
(ステップS1202)第一処理部23は、受信された名刺情報を用いて、出力される名刺情報を構成する。第一出力部26は、当該名刺情報を出力する。上位処理にリターンする。
(ステップS1203)第一処理部23は、受信された情報がエラーメッセージであるか否かを判断する。エラーメッセージであればステップS1204に行き、エラーメッセージでなければステップS1205に行く。
(ステップS1204)第一処理部23は、受信されたエラーメッセージを用いて、出力されるエラーメッセージを構成する。第一出力部26は、当該エラーメッセージを出力する。上位処理にリターンする。
(ステップS1205)第一処理部23は、受信された情報がログイン促進情報であるか否かを判断する。ログイン促進情報であればステップS1206に行き、ログイン促進情報でなければステップS1204に行く。
(ステップS1206)第一処理部23は、受信されたログイン促進情報ジを用いて、出力されるログイン促進情報を構成する。第一出力部26は、当該ログイン促進情報を出力する。上位処理にリターンする。
(ステップS1207)第一受付部22は、ログイン指示を受け付けたか否かを判断する。ログイン指示を受け付けた場合はステップS1208に行き、ログイン指示を受け付けなかった場合はステップS1207に戻る。
(ステップS1208)第一処理部23は、ステップS1207で受け付けられたログイン指示を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該ログイン指示を名刺情報処理装置1に送信する。ステップS1007に戻る。
以下、本実施の形態における名刺情報処理装置1の具体的な動作について説明する。
今、名刺情報処理装置1の格納部11には、図13に示すユーザ管理表が格納されている。ユーザ管理表は、登録ユーザ格納部110と名刺元格納部111とを兼ねる。ユーザ管理表は、1以上の登録ユーザ情報と1以上の名刺元情報とを有する。ここでは、登録ユーザ情報には、名刺元情報が含まれる。名刺元情報は、1以上のユーザ属性値と名刺画像を有する。ここでのユーザ属性値は、名刺部分文字列である。1以上のユーザ属性値は、「氏名」「通知先情報(メールアドレス)」「会社名」等を有する。登録ユーザ情報は、名刺元情報に加えて、「ID」「ユーザ識別子」「パスワード」を有する。「ID」は、レコードを識別する情報である。
また、名刺格納部112には、図14に示す名刺情報管理表が格納される。名刺情報管理表は、名刺情報を管理する表である。名刺情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「アクセス情報」「アクセス管理情報」を有する1以上のレコードを管理する。「ID」は、レコードを識別する情報である。なお、「ID=1」の「アクセス管理情報」は、ここでは、有効期限と受け取り回数のAND(両方を満たさないとアクセスできない)とする。
また、名刺格納部112には、オンラインでの名刺交換を実現するためのオンライン名刺(名刺情報と言っても良い。)が格納される。また、オンライン名刺は、ウェブページを構成するファイルである。また、名刺格納部112のオンライン名刺は、図14の表の「アクセス情報」のURLによりアクセス可能である。
また、特定情報格納部113には、図15に示す名刺交換情報管理表が格納される。名刺交換情報管理表は、特定情報を管理する表である。名刺交換情報管理表は、名刺交換を管理する表である、とも言える。名刺交換は、名刺を受け取ること、名刺を渡すこと、相互に名刺を交換することのいずれでも良い。名刺交換情報管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「名刺交換相手名刺画像」「名刺交換相手ユーザ識別子」「関係者ユーザ情報」「第一タグ」「第二タグ」を有する1以上のレコードを管理する。
「名刺交換相手名刺画像」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺を受け取った相手の名刺画像である。「名刺交換相手ユーザ識別子」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺を受け取った相手のユーザ識別子である。「関係者ユーザ情報」は、ユーザ識別子で識別されるユーザが名刺を受け取った相手のユーザの情報である。「関係者ユーザ情報」は、ここでは、「氏名」「メールアドレス」「会社名」などを有する。「第一タグ」は、名刺を手渡しで受け取った「0」か、オンラインで受け取った「1」かを示す情報である。「第二タグ」は、コミュニケーションに対応する文字列であり、ここでは、会議のタイトル等である。「第二タグ」は、例えば、チャットまたはテレビ会議等を実施する前に、入力され、格納部11に格納されている情報である。
かかる状況において、以下に2つの処理の具体例を説明する。
(具体例1)
具体例1は、名刺元情報から、オンライン名刺を生成する処理例である。具体例1について、図16、図17を用いて説明する。
ユーザ「山田賢治」(以下、第一ユーザ)は、第一端末2に、自分の1以上の名刺画像を表示させ、当該名刺画像を選択し、名刺作成指示を入力した、とする。すると、第一受付部22は、名刺作成指示を受け付ける。そして、第一処理部23は、名刺作成指示を送信するデータ構造にする。第一送信部24は、当該名刺作成指示を名刺情報処理装置1に送信する。第一ユーザの以上の一例の操作により、第一端末2の画面は、(a)(b)(c)(d)と遷移した、とする。
次に、名刺情報処理装置1の名刺作成指示受信部124は、名刺作成指示を受信する。そして、名刺生成部130は、上述した名刺作成処理を行い、オンライン名刺を構成する。次に、送信部14は、当該オンライ名刺の確認のために、当該オンライン名刺を第一端末2に送信する。
次に、第一端末2は、オンライン名刺を受信し、出力する。かかる出力例は、図17の(e)である。次に、第一ユーザは、図17の(e)で自分のオンライン名刺を確認後、図17の(f)の画面に対して、アクセス管理情報(ここでは有効期限「24時間」、受け取り回数「10回」)を入力し、アクセス情報(URL)の発行の指示を入力した、とする。なお、アクセス情報(URL)の発行の指示は、「URLを発行」ボタンの押下である。次に、第一端末2は、アクセス管理情報と当該指示を受け付け、当該アクセス管理情報と指示を名刺情報処理装置1に送信する。
次に、名刺情報処理装置1の受信部12は、アクセス管理情報と指示を受信する。そして、アクセス情報取得部132は、ユニークなアクセス情報「https://ap.sansan.com/v/・・・31341」を取得する。次に、名刺生成部130は、当該アクセス情報が示す記憶領域に、生成したオンライン名刺(ウェブページ)を蓄積する。また、名刺生成部130は、第一ユーザのユーザ識別子「1001」と当該アクセス情報と受信されたアクセス管理情報(有効期限「24時間」、受け取り回数「10回」)とを用いて、オンライン名刺情報を構成する。そして、名刺生成部130は、オンライン名刺情報を蓄積する。かかるオンライン名刺情報は、図14の「ID=1」のレコードである。以上の処理により、オンライン名刺が生成された。
(具体例2)
具体例2は、第一ユーザ「山田賢治」と第二ユーザとがチャットを行っている中で、オンラインで名刺交換する処理例である。
第一ユーザと第二ユーザとがチャットを開始した、とする。そして、第一ユーザは、チャットの画面に、自分のオンライン名刺のURLを入力した、とする。すると、かかるURLが第一端末2から第二端末3に送信される。なお、URLは、名刺情報処理装置1を経由しても良いし、図示しない外部のコミュニケーション装置を経由しても良い。
次に、第二ユーザの第二端末3は、第一ユーザの名刺情報のURLを受信し、出力する。かかる第二端末3の画面は、図18であり、受信されたURLは、1801である。
次に、第二ユーザは、URLをクリックした、とする。つまり、第二ユーザは、第二端末3に、アクセス指示を入力した、とする。すると、第二端末3はアクセス指示を受け付け、当該アクセス指示を名刺情報処理装置1に送信する。
次に、名刺情報処理装置1のアクセス指示受信部123はアクセス指示を受信する。処理部13は、図6のフローチャートを用いて説明した判断処理を行う。そして、ここで、処理部13は、オンライン名刺を送信しても良い、と判断した、とする。
次に、名刺取得部134は、アクセス指示に対応する第一ユーザ「山田賢治」の名刺情報を名刺格納部112から取得する。そして、名刺送信部142は、当該名刺情報を、アクセス指示を送信してきた第二端末3に送信する。また、名刺送信部142は、当該名刺情報と対になるアクセス管理情報をも送信した、とする。
次に、第二端末3の第二受信部35は、名刺情報処理装置1から第一ユーザの名刺情報とアクセス管理情報とを受信する。そして、第二出力部36は、第一ユーザの名刺情報とアクセス管理情報とを有する画面出力する。かかる画面例は、図19である。なお、図19において、アクセス管理情報である有効期限「2020/03/14 14:30まで有効」が表示されている。
次に、第二ユーザは、図19の1901のボタンを押下した、とする。すると、第二端末3の第二受付部32は、受取指示を受け付ける。そして、第二送信部34は、受取指示を名刺情報処理装置1に送信する。
次に、名刺情報処理装置1の受取指示受信部126は、第二端末3から、第一ユーザの名刺情報を受け取る受取指示を受信する。次に、特定情報取得部135は、第二ユーザが第一ユーザの名刺情報を受け取った旨の特定情報を取得する。つまり、特定情報取得部135は、第二ユーザのユーザ識別子「1812」、第一ユーザのオンライン名刺を構成する名刺画像、第一ユーザのユーザ識別子「1001」、第一ユーザの情報である関係者ユーザ情報(氏名等)、オンラインでの名刺の授受を示す第一タグ「1」、本コミュニケーションのタイトル「オンライン商談A」を取得し、特定情報を構成する。なお、タイトル「オンライン商談A」は、第二ユーザまたは第一ユーザが、コミュニケーションに対応させて、入力しておいたタイトルであり、第二ユーザ識別子と第一ユーザ識別子とに対応付けて、格納部11に格納されている情報である、とする。
次に、特定情報蓄積部136は、特定情報取得部135が取得した特定情報を図15に示す名刺交換情報管理表に蓄積する。その結果、図20に示すように、名刺交換情報管理表には、「ID=98」のレコードが追記された。
次に、名刺情報処理装置1の蓄積許可情報送信部147は、蓄積許可情報を第二端末3に送信する。蓄積許可情報は、第一ユーザの名刺情報を第二ユーザ識別子に対応付けて蓄積するか否かを問い合わせる情報である。
次に、第二端末3は、蓄積許可情報を受信し、出力する。かかる出力例は、図21である。図21は、第二ユーザに、第一ユーザの名刺情報を第二ユーザのユーザ識別子に対応付けて登録するか否かを問い合わせる画面である。
次に、第二ユーザは、図21のボタン2101を押下した、とする。すると、第二端末3は、蓄積しても良い旨の蓄積可否情報を受け付け、名刺情報処理装置1に送信する。
次に、名刺情報処理装置1の蓄積可否情報受信部127は、「蓄積可であることを示す」蓄積可否情報を受信する。そして、第二ユーザ名刺蓄積部13aは、第一ユーザの名刺情報または名刺画像を第二ユーザ識別子に対応付けて蓄積する。
次に、名刺情報処理装置1の許可取得情報送信部146は、第二ユーザの名刺情報を第一ユーザの第一端末2に送信することの許可を得るための許可取得情報を第二端末3に送信する。
次に、第二端末3は、許可取得情報を受信し、出力する。かかる出力例は、図22である。図22の画面において、第二ユーザが、第一ユーザの名刺情報を受け取ったこと、および第一ユーザに第二ユーザの名刺情報を送信することを促すボタン2201を有する。
次に、第二ユーザは、図22のボタン2201を押下した、とする。すると、第二端末3は、許可情報を受け付け、名刺情報処理装置1に送信する。なお、この許可情報は、第二ユーザのユーザ識別子を有する、とする。
次に、名刺情報処理装置1の受信部12は、許可情報を受信する。次に、処理部13は、名刺返信処理を行う。つまり、例えば、処理部13は、アクセス指示を送信してきた第二ユーザの名刺情報が、名刺格納部112に存在するか否かを判断する。ここで、第二ユーザの名刺情報が存在しなかった、とする。
次に、登録判断部139は、第二ユーザのユーザ識別子が、登録ユーザ格納部110に登録されている、と判断した、とする。
次に、作成促進情報送信部145は、作成促進情報を格納部11から取得し、当該作成促進情報を、アクセス指示を送信してきた第二端末3に送信する。
次に、第二端末3は、作成促進情報を受信し、出力する。かかる出力例は、図23である。そして、第二ユーザは、図23のボタン2301を押下した、とする。すると、第二端末3は、名刺情報を生成するための画面(例えば、図16、図17)を受信し、出力する。そして、図16、図17を用いて説明したような処理が行われ、第二ユーザの名刺情報が生成され、蓄積された、とする。次に、第二端末3の画面は、図22の画面に戻った、とする。
次に、第二ユーザは、再度、図22のボタン2201を押下した、とする。そして、第二端末3は、許可情報を受け付け、名刺情報処理装置1に送信する。
次に、名刺情報処理装置1の許可情報受信部125は、許可情報を受信する。次に、名刺取得部134は、アクセス指示を送信してきた第二端末3を使用する第二ユーザの名刺情報を名刺格納部112から取得する。次に、名刺送信部142は、取得された名刺情報を、第一端末2に送信する。
次に、第一端末2は、第二ユーザの名刺情報を受信し、出力する。その後、第一ユーザが、第二ユーザと同様の名刺の受取指示を入力すれば、第一ユーザが第二ユーザの名刺情報を受け取った旨の特定情報が蓄積される。また、第一ユーザが、蓄積しても良い旨の蓄積可否情報を入力すれば、第二ユーザの名刺情報または名刺画像が、第一ユーザ識別子に対応付けて蓄積される。
以上の処理により、オンライン名刺の名刺交換が実現される。
以上、本実施の形態によれば、電子的に名刺交換を行い、かつ当該名刺交換について容易に管理できる。
また、本実施の形態によれば、コミュニケーション機能を利用した遠隔でのコミュニケーション中に、オンライン名刺交換を行い、かつ当該名刺交換について容易に管理できる。
また、本実施の形態によれば、アクセス管理情報を用いたアクセス制御を行うことにより、ユーザが意図しない名刺の拡散を防止できる。
また、本実施の形態によれば、名刺元情報からオンライン用の名刺情報を生成できる。
また、本実施の形態によれば、オンライン名刺を受け取ったユーザに対して、自分のオンライン名刺を送付することを促すことにより、電子的な名刺交換を促進できる。
また、本実施の形態によれば、特定情報が適切なタグを含むようにできる。なお、格納部11に格納されたタグは、端末を使用するユーザの指示により、出力される。
また、本実施の形態によれば、未登録のユーザに対して、名刺情報の登録を促進できる。
さらに、本実施の形態によれば、名刺交換を行えるようにするか否かを特定するフラグが格納されていることにより、オンライン名刺を他のユーザに渡すことを、ユーザの意思に基づいて制御できる。
なお、本実施の形態において、一のユーザ識別子に対して2以上の名刺元情報が名刺元格納部111に存在する場合、例えば、図24に示すように、2以上の名刺元情報から一の名刺元情報を選択して、オンライン名刺を生成できる。
また、本実施の形態において、名刺情報処理装置1は、コミュニケーション機能を有さなくても良い。また、本実施の形態において、名刺情報処理装置1は、名刺元情報を管理する機能を有さなくても良い。つまり、コミュニケーション機能、名刺元情報を管理する機能等は、図示しない1以上の外部の装置が行っても良い。かかる場合、名刺情報処理装置1は、外部の装置と情報のやり取りを行い、オンライン名刺交換の機能を実現する。また、かかる場合の名刺情報処理装置1の最小の構成のブロック図は、図25である。
さらに、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD−ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における名刺情報処理装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報に対応付けて、前記ユーザの名刺に関する名刺情報を有する1以上のユーザ名刺情報が格納される名刺格納部と、前記ユーザ名刺情報に対応付けて、前記ユーザが名刺情報を受け取った相手または前記ユーザが名刺情報を渡した相手を特定する1以上の特定情報が格納される特定情報格納部とにアクセス可能なコンピュータを、第一ユーザの名刺情報にアクセスするためのアクセス情報に対応する指示であるアクセス指示を、第二ユーザが使用する第二端末から受信するアクセス指示受信部と、前記アクセス指示に対応する前記アクセス情報に対応付いている名刺情報を前記名刺格納部から取得する名刺取得部と、前記名刺取得部が取得した前記名刺情報を前記第二端末に送信する名刺送信部と、前記第一ユーザの名刺情報が前記第二ユーザに渡ったことを特定する特定情報を取得する特定情報取得部と、前記特定情報取得部が取得した特定情報を前記特定情報格納部に蓄積する特定情報蓄積部として機能させるためのプログラムである。
また、図26は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の名刺情報処理装置1等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図26は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図27は、システム300のブロック図である。
図26において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
図27において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD−ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の名刺情報処理装置1等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の名刺情報処理装置1等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。