JP2021179645A - タッチパネル装置 - Google Patents

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JP2021179645A
JP2021179645A JP2020082932A JP2020082932A JP2021179645A JP 2021179645 A JP2021179645 A JP 2021179645A JP 2020082932 A JP2020082932 A JP 2020082932A JP 2020082932 A JP2020082932 A JP 2020082932A JP 2021179645 A JP2021179645 A JP 2021179645A
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Abstract

【課題】視認性と操作性を向上させるタッチパネル装置を実現する。【解決手段】タッチパネル装置100では、電極パターン形成用基板4の第1面において、印刷シート部8が形成されていない領域に、カバー用接着部材9が接着されているので、カバー用接着部材9に気泡が入ることを適切に防止できる。その結果、このタッチパネル装置では、カバー用接着部材に気泡が入り視認性や外観が損なわれることを適切に防止できる。【選択図】図1

Description

本発明は、タッチパネル装置に関する。
過去に、「上部電極層を備えるタッチパネル装置であって、前記上部電極層の上面側に取り付けられ、加飾部を有する加飾シートと、前記加飾シートと前記上部電極層との間の、前記加飾部の範囲内に設けられ、前記加飾シートと前記上部電極層とを接着する接着層と、を備えるタッチパネル装置。(例えば、特開2019−28789号公報参照。)」が提案されている。
特開2019−28789号公報
本発明の課題は、視認性と操作性を向上させるタッチパネル装置を提供することである。
本発明に係るタッチパネル装置は、
基板と、
タッチパネル機能を実現させるための配線パターンおよび透明電極パターンを形成するための電極パターン形成用基板と、
画像を表示するための表示部であって、前記基板と前記電極パターン形成用基板との間に配置される前記表示部と、
カバーと、
前記電極パターン形成用基板とカバーとを接着させるためのカバー用接着部材と、
を備え、
前記電極パターン形成用基板は、前記カバーが配置される側の第1面に印刷シート部が形成されており、前記第1面の前記印刷シート部が形成されていない領域に、前記カバー用接着部材が接着されている。
このタッチパネル装置では、電極パターン形成用基板の第1面において、印刷シート部が形成されていない領域に、カバー用接着部材が接着(配置)されているので、カバー用接着部材に気泡が入ることを適切に防止できる。その結果、このタッチパネル装置では、カバー用接着部材に気泡が入り視認性や外観が損なわれることを適切に防止できる。
本発明では、
表示部用接着部材をさらに備え、
前記表示部用接着部材は、前記表示部と前記電極パターン形成用基板との間に配置され、前記表示部と前記電極パターン形成用基板とを接着させる、あるいは、前記電極パターン形成用基板に前記配線パターンおよび前記透明電極パターンを保護するための保護膜が形成されている場合、当該保護膜と前記表示部とを接着させる、と好適である。
これにより、このタッチパネル装置では、表示部用接着部材により、表示部と電極パターン形成用基板とを接着させることができる。
本発明では、
前記電極パターン形成用基板は、前記第1面とは反対側の第2面に、前記配線パターンおよび前記透明電極パターンが形成されている、と好適である。
これにより、このタッチパネル装置では、電極パターン形成用基板において、印刷シート部が形成される第1面と反対側の面に、配線パターンおよび透明電極パターンを形成させることができる。その結果、このタッチパネル装置では、配線パターンを外部から目立たなくすることができ(視認されにくくすることができ)、タッチパネル装置の外観が損なわれることを適切に防止できる。特に、配線パターンを、平面視において、印刷シート部が形成される領域に覆われるように形成させることで、配線パターンを外部から視認できなくすることができる。
本発明では、
前記印刷シート部は、前記電極パターン形成用基板の前記第1面において、前記カバー用接着部材との間に間隙を有する状態で配置されている、と好適である。
これにより、このタッチパネル装置では、電極パターン形成用基板の第1面において、印刷シート部とカバー用接着部材との間に間隙(空間)が確保されるので、カバー用接着部材に気泡等が入ることを確実に防止できる。
本発明では、
位置決め用突起部をさらに備え、
前記基板は、前記電極パターン形成用基板の外形と略同形の外形を有しており、
前記位置決め用突起部は、前記基板の表示部側の表面の所定の位置に配置されており、
前記電極パターン形成用基板は、平面視において前記位置決め用突起部に対応する位置に固定孔および/または切欠部を有する、と好適である。
これにより、基板と電極パターン形成用基板とを重ね合わせてタッチパネル装置を製造するときに、基板と電極パターン形成用基板との位置決めが容易になる。
本発明に係るタッチパネル装置は、
基板と、
タッチパネル機能を実現させるための配線パターンおよび透明電極パターンを形成するための電極パターン形成用基板と、
画像を表示するための表示部であって、前記基板と前記電極パターン形成用基板との間に配置される前記表示部と、
カバーと、
前記電極パターン形成用基板とカバーとの間に配置されるカバー用透明部材と、
を備え、
前記電極パターン形成用基板は、前記カバーが配置される側の第1面に印刷シート部が形成されており、前記第1面の前記印刷シート部が形成されていない領域に、前記カバー用透明部材が配置されている。
このタッチパネル装置では、電極パターン形成用基板の第1面において、印刷シート部が形成されていない領域に、カバー用透明部材が配置されているので、電極パターン形成用基板の第1面において、印刷シート部が形成される領域(空間)を適切に確保することができる。また、電極パターン形成用基板の第1面において、印刷シート部とカバー用透明部材が重なり合うことや、カバー用透明部材に気泡等が混入されることを適切に防止できるので、タッチパネル装置の視認性や外観が損なわれることを適切に防止できる。
第1実施形態に係るタッチパネル装置100の概略構成図。 第1実施形態に係るタッチパネル装置100の概略構成図(タッチパネル装置100の上方から見た平面図において、印刷シート部8を透過させた場合(印刷シート部8が透明であるとした場合)の平面図およびA−A線による断面図)。 第1実施形態に係るタッチパネル装置100の基板1の概略構成図。 第1実施形態に係るタッチパネル装置100の概略構成図(平面図およびB−B線による断面図)。 第1実施形態に係るタッチパネル装置100のカバー10の概略構成を示す平面図(図5(a))、印刷シート部8および第2接着部材9(カバー用接着部材)の概略構成を示す平面図(図5(b))、並びに、電極パターン形成用基板4および第1接着部材3(表示部用接着部材)の概略構成を示す平面図(図5(c))。 第1実施形態に係るタッチパネル装置100の電極パターン形成用基板4および第1接着部材3の概略構成を示す平面図(図6(a))、並びに、基板1および表示部2の概略構成を示す平面図(図6(b))。
[第1実施形態]
第1実施形態について、図面を参照しながら、以下、説明する。
図1に、第1実施形態に係るタッチパネル装置100の概略構成を示す平面図(タッチパネル装置100の上方から見た平面図(図1の上図))およびタッチパネル装置100のA−A線による断面図(A−A断面図(図1の下図))を示す。
図2に、第1実施形態に係るタッチパネル装置100の概略構成を示す平面図(タッチパネル装置100の上方から見た平面図において、印刷シート部8を透過させた場合(印刷シート部8が透明であるとした場合)の平面図(図2の上図))およびタッチパネル装置100のA−A線による断面図(A−A断面図(図2の下図))を示す。
図3に、第1実施形態に係るタッチパネル装置100の基板1の概略構成を示す平面図(基板1の上方から見た平面図(図3の上図))および基板1のB−B線による断面図(B−B断面図(図3の下図))を示す。
図4に、第1実施形態に係るタッチパネル装置100の概略構成を示す平面図(タッチパネル装置100の上方から見た平面図(図4の上図))およびタッチパネル装置100のB−B線による断面図(B−B断面図(図4の下図))を示す。
図5に、第1実施形態に係るタッチパネル装置100のカバー10の概略構成を示す平面図(図5(a))、印刷シート部8および第2接着部材9(カバー用接着部材)の概略構成を示す平面図(図5(b))、並びに、電極パターン形成用基板4および第1接着部材3(表示部用接着部材)の概略構成を示す平面図(図5(c))を示す。
図6に、第1実施形態に係るタッチパネル装置100の電極パターン形成用基板4および第1接着部材3の概略構成を示す平面図(図6(a))、並びに、基板1および表示部2の概略構成を示す平面図(図6(b))を示す。
なお、図1〜図6に示すように、x軸、y軸、z軸を設定するものとする。
タッチパネル装置100は、図1〜図6に示すように、基板1(例えば、バックライトカバー)と、位置決め用突起部11a、11bと、表示部2(例えば、液晶表示装置)と、第1接着部材3(3a、3b)と、電極パターン形成用基板4と、透明電極パターン5と、配線パターン6a、6bと、透明保護膜7(例えば、透明レジスト)と、印刷シート部8(8a、8b)と、第2接着部材9と、カバー10とを備える。
基板1は、図1〜図4、および、図6に示すように、底部1aと、側壁周縁部1bとを備える。基板1は、その内部に、表示部2(例えば、液晶表示装置)に向かって光を照射するバックライト部(不図示)を収納することができる空間を有している。基板1において、バックライト部から表示部2に向かって光を照射する部分は、バックライト部から照射される光が表示部2に十分な光量で到達するような透過率の材質で形成されていることが好ましい。
底部1aは、平面視において、四隅を丸めた略矩形(略角丸矩形)であり、z軸方向において、バックライト部を収納できる空間を内部に確保できるだけの厚みを有している。
側壁周縁部1bは、底部1aからz軸正方向に突出するように延設されており、図3に示すように、平面視において、基板1の周縁部に形成されている。このように側壁周縁部1bが形成されることで、基板1の中央部に凹部が形成され、表示部2を配置(保持)するための空間を確保することができる(例えば、図1、図2、図5(b)を参照)。
位置決め用突起部11a、11bは、それぞれ、円柱形状であり、図3に示すように、基板1のx軸正方向の端の側壁周縁部1b上に配置される。位置決め用突起部11aは、平面視において、電極パターン形成用基板4の切欠部4aと略同一位置に配置される。位置決め用突起部11bは、平面視において、電極パターン形成用基板4の切欠部4bと略同一位置に配置される。
位置決め用突起部11aの上面(あるいは底面)の形状は、平面視における電極パターン形成用基板4の切欠部4aの形状よりも若干小さい形状である。位置決め用突起部11aは、電極パターン形成用基板4と、位置決め用突起部11a、11bが設置された基板1とを重ねた状態において、平面視で、電極パターン形成用基板4の切欠部4a内の空間に配置される。位置決め用突起部11bは、電極パターン形成用基板4と、位置決め用突起部11a、11bが設置された基板1とを重ねた状態において、平面視で、電極パターン形成用基板4の切欠部4b内の空間に配置される。つまり、上記のように位置決め用突起部11a、11bを配置することで、電極パターン形成用基板4と、基板1とを重ね合わせるときに、適切な位置決めを行うことができる。
位置決め用突起部11aは、図4に示すように、基板1とカバー10との間に、表示部2、第1接着部材3、電極パターン形成用基板4、透明保護膜7、印刷シート部8、および、第2接着部材9を収容する空間を確保できる程度の高さ(z軸方向の長さ)を有している。また、位置決め用突起部11bは、位置決め用突起部11aと同様の形状を有しており、位置決め用突起部11aと同様に、基板1とカバー10との間に、表示部2、第1接着部材3、電極パターン形成用基板4、透明保護膜7、印刷シート部8、および、第2接着部材9を収容する空間を確保できる程度の高さ(z軸方向の長さ)を有している。
表示部2は、画像を表示するための機能部であり、例えば、液晶パネルにより実現される。表示部2が液晶パネルにより実現される場合、画像信号(液晶パネルに表示させる画像を形成するための信号)に基づいて生成された、液晶パネル駆動信号(例えば、ゲート制御信号、および、ソース制御信号)により、液晶パネルを駆動することで、上記画像信号に対応する画像が液晶パネルの表示面に表示される。
なお、表示部2の表示面は、電極パターン形成用基板4側の面であり、表示部2の表示面とは逆側の面(基板1側の面)にバックライト部からバックライト光が照射される。
基板1に収納されているバックライト部から照射される光(バックライト光)が液晶パネルの各画素を所定の透過率で透過することで、液晶パネルの表示面に、画像信号に対応する画像が表示される。
第1接着部材3(3a、3b)は、表示部2を電極パターン形成用基板4の下側(z軸負方向)に配置される透明保護膜7に接着させるための部材であり、例えば、両面テープ、接着剤、接着層等により実現される。第1接着部材3は、図2、図5、図6に示すように、平面視において四隅を丸めた略矩形枠(略角丸矩形枠)の形状であり、第1接着部材3の平面視における外形は、表示部2の外形と略同形である。
第1接着部材3は、図2に示すように、表示部2と透明保護膜7との間に配置される。第1接着部材3をその外形が表示部2の外形と概ね一致して重なるように配置しつつ、第1接着部材3を表示部2および透明保護膜7に接着させることで、表示部2および透明保護膜7が第1接着部材3により接着される。なお、第1接着部材3は、図2に示すように、表示部2の表示面、および、透明保護膜7の電極パターン形成用基板4とは反対側の面に接着される。
電極パターン形成用基板4は、透明な材質(例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート))により構成されており、第1面(一方の表面)に、例えば、静電容量式のタッチパネル用の透明電極パターン5、および、配線パターン6(例えば、金属配線パターン)を形成させ、かつ、第1面とは逆の面である第2面(他方の表面)に印刷シート部8(印刷層)を形成させた部材である。電極パターン形成用基板4において、透明電極パターンおよび配線パターンを形成させた後、電極パターン形成用基板4の第1面に、透明保護膜7(例えば、透明レジスト)を形成させることで、電極パターン形成用基板4の透明電極パターンおよび配線パターンを保護する。
電極パターン形成用基板4は、図2に示すように、平面視において、その外形が基板1の外形と略同形である。また、電極パターン形成用基板4は、図6(a)に示すように、位置決め用の切欠部4a、4bを有している。
透明電極パターン5は、タッチパネル用(例えば、静電容量式のタッチパネル用)の透明な電極パターンであり、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)により形成されている。透明電極パターン5は、図2に示すように、電極パターン形成用基板4の表示部2側の面において形成される。透明電極パターン5は、例えば、図2に示すように、複数の電極パターン(図2では、電極パターンex11〜ex55)から構成されている。透明電極パターン5を構成する各電極パターンは、配線パターンに電気的に接続されており、各電極パターンで検出される電界変化(例えば、指が近接することで発生する電界変化)に対応する電圧が電極パターンに接続されている配線パターンを介して、タッチパネル用制御部(不図示)で検知される。タッチパネル用制御部により、どの電極で電界変化が発生しているかを検知することで、例えば、指がどの電極に近接しているかを検知することができる。
配線パターン6は、例えば、金属(例えば、銀)による配線パターンである。配線パターン6は、例えば、図2に示すように、電極パターン形成用基板4の透明電極パターン5が形成されている側の面に形成される。配線パターン6は、複数の配線パターンから構成され、各配線パターンは、透明電極パターン5に含まれる各電極パターン(図2の場合電極パターンex11〜ex55)に電気的に接続される。また、配線パターン6は、タッチパネル用制御部(不図示)と電気的に接続される。なお、各電極に接続される配線パターン6とタッチパネル用制御部(不図示)とは、例えば、図2に示すように領域AR1(配線パターン6を集線した領域)において、フレキシブルフラットケーブルやフレキシブル線材等を用いて、電気的に接続するようにすることが好ましい。
透明保護膜7は、透明電極パターン5および配線パターン6を保護する透明な膜であり、例えば、透明レジストにより実現される。透明保護膜7は、例えば、図1、図2に示すように、電極パターン形成用基板4の表示部2側の面において、透明電極パターン5および配線パターン6を覆うように形成される。透明保護膜7の形状は、平面視において、電極パターン形成用基板4と略同形であり、透明電極パターン5および配線パターン6を覆うのに十分な厚み(z軸方向の厚み)であって、z軸方向に略均一の厚みを有している。そして、透明保護膜7の電極パターン形成用基板4とは反対側の面に、第1接着部材3(3a、3b)が接着される。
印刷シート部8(8a、8b)は、文字や図形等を印刷するための印刷層(印刷シート)であり、光の透過率の低い材質を用いて実現される。例えば、印刷シート部8は、不透明な有色の印刷層により実現される。印刷シート部8は、図1に示すように、電極パターン形成用基板4の透明電極パターン5および配線パターン6が形成される面と反対側の面上に形成される。印刷シート部8は、図1に示すように、平面視において、枠状の形状(外枠および内枠が略角丸矩形の枠形状)であり、印刷シート部8の外枠の形状が電極パターン形成用基板4の外形と略同形であり、印刷シート部8の内枠の形状が第1接着部材3の外形(表示部2の表示面の外形、透明電極パターン5が形成される領域の外形)と略同形である。
第2接着部材9は、カバー10を電極パターン形成用基板4に接着させるための部材であり、例えば、両面テープ、接着剤、接着層等により実現される。第2接着部材9は、図1、図5(b)に示すように、平面視において四隅を丸めた略矩形(略角丸矩形)の形状であり、電極パターン形成用基板4の印刷シート部8が形成される面において、印刷シート部8が形成されていない領域に接着される。これにより、第2接着部材9と印刷シート部8との間に間隙が確保されるので、第2接着部材9を電極パターン形成用基板4に接着させるときに、気泡が第2接着部材9に入ることを適切に防止することができる。
例えば、第2接着部材9は、図1、図5(b)に示すように、平面視において、印刷シート部8の内枠よりも一回り小さい外形(相似形)を有している。
第2接着部材9は、図1に示すように、カバー10と電極パターン形成用基板4の印刷シート部8が形成されている側の面との間に配置される。第2接着部材9を印刷シート部8との間に間隙が確保されるように配置しつつ、第2接着部材9をカバー10および電極パターン形成用基板4に接着させることで、カバー10および電極パターン形成用基板4が第2接着部材9により接着される。
カバー10は、外からの埃や不要物がタッチパネル装置100の内部に侵入するのを防止するためのカバー(例えば、アクリル製カバー、外装透光板)であり、透明な材質により構成される。カバー10は、図1、図5(a)に示すように、平面視において四隅を丸めた略矩形(略角丸矩形)の形状であり、基板1の外形と略同形の外形を有している。カバー10は、図1に示すように、電極パターン形成用基板4の上側(z軸正方向)に配置され、第2接着部材9により、電極パターン形成用基板4に接着される。
以上のようにタッチパネル装置100では、電極パターン形成用基板4の表示部2とは反対側の面(第2面)に遮光性の高い材質で構成される印刷シート部8(例えば、メニューシート)を形成し、電極パターン形成用基板4の第2面において印刷シート部8が存在しない領域に第2接着部材9を接着(貼付)し、第2接着部材9の電極パターン形成用基板4と反対側の面にカバー10(例えば、外装透光板)を接着(貼付)した構成を有している。つまり、タッチパネル装置100では、電極パターン形成用基板4の第2面において、印刷シート部8と第2接着部材9とが間隙を確保した状態で配置されるため、第2接着部材9に気泡が入ることを適切に防止できる。その結果、タッチパネル装置100において、第2接着部材9に気泡が入り視認性や外観が損なわれることを適切に防止できる。
また、タッチパネル装置100では、配線パターン6が、電極パターン形成用基板4の印刷シート部8とは反対側の面(第1面)であって、上方からの平面視(z軸正方向からz軸負方向に見たときの平面視)において不透明な材質で構成される印刷シート部8が形成される領域で覆われる領域(隠れる領域)に形成される。したがって、タッチパネル装置100では、配線パターン6が外部から視認されることがない。つまり、タッチパネル装置100では、上記のような構成を有しているので、外部から配線パターン6が見える(例えば、透けて見える)ことで視認性や外観が損なわれることがない。
また、電極パターン形成用基板において、印刷シート部8(例えば、メニューシート)が形成されている面と同じ面に配線パターンを設けると、透明電極パターンの凹凸が外から浮き上がって見えるので、印刷シート部(例えば、メニューシート)の印刷層を厚くする必要がある。それに対して、タッチパネル装置100では、電極パターン形成用基板4において、配線パターン6を印刷シート部8(例えば、メニューシート)と反対側の面に形成させるので、印刷層を厚くすることなく、配線パターンの凹凸が外部から視認されることを適切に防止できる。また、タッチパネル装置100では、電極パターン形成用基板4において、配線パターン6が印刷シート部8が形成される面と反対側の面に配線パターンが形成されるので、配線パターンが印刷シート部のメニューシート印刷に与える影響を少なくでき、その結果、タッチパネル装置100の視認性や外観が損なわれることを適切に防止できる。
また、タッチパネル装置100では、上記構成により、表示部2の表示面とカバー10との距離を短くできるので、タッチパネルの操作やタッチパネル装置100の外部からの見え方に違和感を与えることがなくなり、外観が損なわれることがない。つまり、タッチパネル装置100では、表示部(例えば、液晶パネル)の上に電極パターン形成用基板を配置し、電極パターン形成用基板上に電極パターンおよび配線パターンを形成し、当該電極パターンおよび配線パターンを保護する保護膜(例えば、透明レジスト)を形成し、さらに当該保護膜の上にメニューシートを形成し、当該メニューシート上および上記の透明レジスト上に接着部材(例えば、両面テープや接着層)を配置する場合(これを「従来の構成」という)に比べて、表示部2の表示面とカバー10との距離を短くできる。したがって、タッチパネル装置100では、表示部2の表示面をよりはっきり視認することができる。
また、タッチパネル装置100では、上記の従来の構成では、印刷シート部(例えば、メニューシート)と電極パターン形成用基板との段差部分に接着部材により接着するときに、当該段差部分と接着部材との間に気泡が入り、外観を損ねることがあったが、タッチパネル装置100では、このようなことがなく、外観を損ねることがない。
また、タッチパネル装置100では、電極パターン形成用基板4を、表示部2を保持する基板1(例えば、バックライトカバー)の外形に合わせた大きさとし、基板1に電極パターン形成用基板4の位置を固定する位置決め用突起部11a、11b(例えば、固定ピン)を設け、電極パターン形成用基板4に位置決め用突起部11a、11bに対応する切欠部4a、4bを設けた。このような構成により、基板1と電極パターン形成用基板4とを重ね合わせてタッチパネル装置100を製造するときに、基板1と電極パターン形成用基板4との位置決めが容易になる。さらに、タッチパネル装置100では、電極パターン形成用基板4の第2面において印刷シート部8を形成した部分(例えば、メニューシートを印刷した部分)は、第2接着部材9(例えば、両面テープ)が貼付されないが、位置決め用突起部11a、11bを有する基板1(例えば、バックライトカバー)と、切欠部4a、4bを有する電極パターン形成用基板4とを、位置決め用突起部11a、11bの位置(平面視での位置)、および、切欠部4a、4bの位置(平面視での位置)が略一致するように重ね合わせることで、電極パターン形成用基板4に形成される透明電極パターン5や配線パターン6の浮き、剥がれを適切に防止できる。
以上のように、タッチパネル装置100は、上記の構成により、視認性と操作性を向上させることができる。
[他の実施形態]
上記実施形態では、タッチパネル装置100において、第2接着部材9により、電極パターン形成用基板4とカバー10とを接着する場合について説明したが、これに限定されることない。タッチパネル装置100において、例えば、第2接着部材9を透明部材に置換した構成としてもよい。この場合、基板1、表示部2、電極パターン形成用基板4、および、カバー10を外部から固定する部材(嵌め込んで固定する部材や、外側から押圧して固定する部材等)を追加してタッチパネル装置100を構成するようにしてもよい。例えば、タッチパネル装置100において、基板1、表示部2、電極パターン形成用基板4、および、カバー10を嵌め込むことができる外枠を追加し、当該外枠に、上記部材(基板1、表示部2、電極パターン形成用基板4、および、カバー10)を嵌め込むことで、上記部材の位置を固定し、タッチパネル装置100を構成するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、タッチパネル装置100において、表示部2が光透過型の表示パネル(例えば、液晶パネル)を用いる場合について、説明したが、これに限定されることはなく、例えば、表示部2として、自発光型表示パネル(例えば、有機ELパネル等)を用いるようにしてもよい。この場合、基板1に設置されるバックライト部を省略することができる。
また、上記実施形態では、タッチパネル装置100において、位置決め用突起部および切欠部の組が2つである場合について説明したが、これに限定されることはなく、位置決め用突起部をN個(N:自然数、N>2)設け、各位置決め用突起部に対応する切欠部をN個設けるようにしてもよい。また、タッチパネル装置100において、電極パターン形成用基板4に切欠部の代わりに孔(開口部)を形成させるようにしてもよい。また、位置決め用突起部および切欠部(または孔(開口部))の位置は、上記実施形態で設定した位置に限定されることなく、他の位置であってもよい。
また、上記実施形態では、タッチパネル装置100において、第2接着部材9は、平面視において四隅を丸めた略矩形(略角丸矩形)の形状であり、全面を貼付する形態で電極パターン形成用基板4とカバーとを接着する場合について説明したが、これに限定されることはない。例えば、タッチパネル装置100において、第2接着部材9が、平面視において矩形枠状の形状を有するものであり、当該形状を有する第2接着部材9により、電極パターン形成用基板4とカバーとを接着させるものであってもよい。つまり、タッチパネル装置100において、第2接着部材9を、平面視において、略矩形枠(略角丸矩形枠)の形状とし、電極パターン形成用基板4およびカバーの一部の面に貼付される形態で電極パターン形成用基板4とカバーとを接着させるようにしてもよい。
また、上記実施形態において、「略同一」、「略同形」等の表現があるが、これらは、目標値(あるいは設計値)として「同一」値に、あるいは「同形」となるように製造、制御等を行ったときに生じる誤差や設計誤差、あるいは、分解能によって決まる誤差等を含むものであり、当業者が「同一」である、あるいは、「同形」であると判断(認識)する範囲を含む概念である。また、他の「略」を付した表現についても同様に、測定誤差、設計誤差、製造誤差等の一定の許容範囲を含む概念である。
また、上記実施形態(変形例を含む)において、「同じ」は、概ね同じであることを含む概念である。
また、上記実施形態において、構成部材のうち、上記実施形態に必要な主要部材のみを簡略化して示している部分がある。したがって、上記実施形態において明示されなかった任意の構成部材を備えうる。また、上記実施形態および図面において、各部材の寸法は、実際の寸法および寸法比率等を忠実に(厳密に)表したものではない部分がある。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で寸法や寸法比率等の変更は可能である。
なお、本発明の具体的な構成は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更および修正が可能である。
100 タッチパネル装置
1 基板
2 表示部
3 第1接着部材(表示部用接着部材)
4 電極パターン形成用基板
5 透明電極パターン
6 配線パターン
7 透明保護膜
8 印刷シート部
9 第2接着部材(カバー用接着部材)
10 カバー

Claims (6)

  1. 基板と、
    タッチパネル機能を実現させるための配線パターンおよび透明電極パターンを形成するための電極パターン形成用基板と、
    画像を表示するための表示部であって、前記基板と前記電極パターン形成用基板との間に配置される前記表示部と、
    カバーと、
    前記電極パターン形成用基板とカバーとを接着させるためのカバー用接着部材と、
    を備え、
    前記電極パターン形成用基板は、前記カバーが配置される側の第1面に印刷シート部が形成されており、前記第1面の前記印刷シート部が形成されていない領域に、前記カバー用接着部材が接着されている、
    タッチパネル装置。
  2. 表示部用接着部材をさらに備え、
    前記表示部用接着部材は、前記表示部と前記電極パターン形成用基板との間に配置され、前記表示部と前記電極パターン形成用基板とを接着させる、あるいは、前記電極パターン形成用基板に前記配線パターンおよび前記透明電極パターンを保護するための保護膜が形成されている場合、当該保護膜と前記表示部とを接着させる、
    請求項1に記載のタッチパネル装置。
  3. 前記電極パターン形成用基板は、前記第1面とは反対側の第2面に、前記配線パターンおよび前記透明電極パターンが形成されている、
    請求項1または2に記載のタッチパネル装置。
  4. 前記印刷シート部は、前記電極パターン形成用基板の前記第1面において、前記カバー用接着部材との間に間隙を有する状態で配置されている、
    請求項1から3のいずれかに記載のタッチパネル装置。
  5. 位置決め用突起部をさらに備え、
    前記基板は、前記電極パターン形成用基板の外形と略同形の外形を有しており、
    前記位置決め用突起部は、前記基板の表示部側の表面の所定の位置に配置されており、
    前記電極パターン形成用基板は、平面視において前記位置決め用突起部に対応する位置に固定孔および/または切欠部を有する、
    請求項1から4のいずれかに記載のタッチパネル装置。
  6. 基板と、
    タッチパネル機能を実現させるための配線パターンおよび透明電極パターンを形成するための電極パターン形成用基板と、
    画像を表示するための表示部であって、前記基板と前記電極パターン形成用基板との間に配置される前記表示部と、
    カバーと、
    前記電極パターン形成用基板とカバーとの間に配置されるカバー用透明部材と、
    を備え、
    前記電極パターン形成用基板は、前記カバーが配置される側の第1面に印刷シート部が形成されており、前記第1面の前記印刷シート部が形成されていない領域に、前記カバー用透明部材が配置されている、
    タッチパネル装置。
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