JP2021179458A - 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構造で、BDミラーを、反射面が筐体の底面に対して垂直になるよう位置決めした状態で、筐体に保持することを可能にした光走査装置、およびそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】光走査装置は、光源から出射された光ビームを偏向する偏向器と、BDセンサーと、偏向器によって偏向された光ビームをBDセンサーに導く反射面を有するBDミラーと、筐体と、BDミラーを筐体に保持するミラー保持構造と、を備える。ミラー保持構造は、筐体の底面から垂直に立ち上がり反射面に接触するミラー支持面と、BDミラーの下端部に接触するミラー配置部とを有する。BDミラーの下端部、またはミラー配置部の少なくとも一方に、ミラー支持面に向けて下方に傾斜する傾斜面が形成され、BDミラーの下端部とミラー配置部との接触箇所が、傾斜面上にあり、かつBDミラーの表裏方向の中央よりも裏面側に位置している。【選択図】図3

Description

本発明は、デジタル複写機、レーザープリンター、レーザーファクシミリ等の画像形成装置に用いられる光走査装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
一般に、光走査装置は、レーザー発光部(以下LDという)を有するビーム光源装置(LDユニット)から射出された光ビームを、表面が一様に帯電された感光体に走査させる。光源装置から射出された光ビームは、コリメーターレンズ、シリンドリカルレンズ、ポリゴンミラー等の偏向器、走査レンズ等から構成される走査光学系により、ビームスポットとして感光体の被走査面上に結像される。偏向器は各面に鏡面をもった多角柱状をなし、等速回転している。LDユニットから射出された光ビームは、偏向器の回転によって、感光体の被走査面上を主走査方向に等速走査される。
ここで、光走査装置は、光ビームを検出する同期検知センサー(以下、BDセンサーという)を備えている。BDセンサーは、主走査方向の開始側に配置されており、LDユニットから射出された光ビームが、偏向器の回転によってBDセンサーへと導かれると、BDセンサーの検出結果に基づいて書き込みクロックを変化させ、光ビームの主走査方向の走査開始タイミングを補正する。
ここで、近年、画像形成装置の小型化の要請があり、上述の光走査装置においても小型化が望まれている。光走査装置を小型化するためには、偏向器から感光体にかけての走査領域を確保しつつ、各光学部品を接近させて配置することになる。しかしながら、BDセンサーは、走査領域外であって、かつ偏向器によって偏向された光ビームが直接届く位置に配置しなければならない。このように、偏向器からBDセンサーまでの光ビームの光路(検知光路)を確保しつつ、各光学部品を接近させて配置することは難しく、光走査装置の小型化は困難であった。
このような問題に対して、特許文献1には、光走査装置の筐体の内部に、光ビームを反射可能な反射面を有するBDミラーを配置した光走査装置が開示されている。このようなBDミラーを用いると、偏向器によって偏向された光ビームが直接届かない位置にBDセンサーを配置しても、BDミラーによって、光ビームをBDセンサーに導くことが可能になる。従って検知光路を確保しつつ、各光学部品を接近させて配置することが可能になっており、光走査装置を小型化することができる。
特開2012−93653号公報
ところで、特許文献1の光走査装置は、その筐体内に設けられた板バネを有し、板バネの弾性力によって、BDミラーを、BDミラーに対向するように形成されたリブに押し付けるようにして筐体に保持している。この弾性力を発生させるためには、板バネを筐体に固定する構造が必要となり、筐体構造の複雑化につながるおそれがある。また、部品点数も増加してしまい、組み立て作業の煩雑化や製造コストの増大につながるおそれもある。
また、上記のようなBDミラーは、一面に反射面の形成された比較的大きな板状体から、必要なサイズに切り出されて形成されている。このため、BDミラーの上下左右の側面は切断面となっており、反射面に対して直交せずに傾斜していることがある。従って、BDミラーを筐体の底面に立設したときに、BDミラーが下面の傾斜によって傾いてしまい、偏向器によって偏向された光ビームが、設定されていた検知光路を辿らず、光ビームをBDセンサーに導くことが困難となる場合がある。
そこで、本発明は、簡易な構造で、BDミラーの反射面が筐体の底面に対して垂直になるよう位置決めした状態で、BDミラーを筐体に保持することを可能にした光走査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、光源と、偏向器と、BDセンサーと、BDミラーと、筐体と、を備える光走査装置である。偏向器は、光源から出射された光ビームを偏向する。BDセンサーは、偏向器によって偏向された光ビームによる被走査面への走査開始タイミングを検知する。BDミラーは、偏向器によって偏向された光ビームを反射させてBDセンサーに導く反射面を有する。筐体は、光源、偏向器、BDセンサー、およびBDミラーを収容する。光走査装置は、ミラー支持面と、ミラー配置部と、を有するミラー保持構造を備える。ミラー支持面は、筐体の底面から垂直に立ち上がり反射面に接触する。ミラー配置部は、BDミラーの下端部に接触する。BDミラーの下端部、またはミラー配置部の少なくとも一方には、ミラー支持面に向けて下方に傾斜する傾斜面が形成されている。BDミラーの下端部とミラー配置部との接触箇所は、傾斜面上にあり、かつBDミラーの表裏方向において、BDミラーの中央よりも裏面側に位置している。
本発明の第1の構成によれば、BDミラーの下端部が傾斜面上でミラー配置部と接触している。このため、BDミラーは、その自重によって傾斜面の傾斜に沿って下方に下りつつ、ミラー支持面の方向に近づくようにしてミラー支持面に押し付けられる。ここで、ミラー支持面が筐体の底面から垂直に立ち上がっているため、反射面が筐体の底面に対して垂直になるように位置決めされる。従って、板バネのような別部材を用いることなく、簡易な構造で、BDミラーの反射面が筐体の底面に対して垂直になるよう位置決めした状態で、BDミラーを筐体に保持することが可能となる。
本発明の光走査装置19が搭載された画像形成装置100の概略断面図 本発明の光走査装置19の内部構成を概略的に示す主走査断面図 第1実施形態の光走査装置19における、ミラー保持構造58を示した部分断面図 第1実施形態の光走査装置19において、ミラー配置部60に弾性部67が形成されているときの、ミラー保持構造58を示した部分断面図 第2実施形態の光走査装置19における、ミラー保持構造58を示した部分断面図 第2実施形態の光走査装置19において、ミラー配置部60に弾性部67が形成されているときの、ミラー保持構造58を示した部分断面図 第3実施形態の光走査装置19における、ミラー保持構造58を示した部分断面図
以下、図面を参照しながら本発明の第1実施形態について、詳細に説明する。図1は、本発明の光走査装置19を備えた画像形成装置100の全体構成を示す概略図であり、右側を画像形成装置100の前方側として図示している。図1に示すように、画像形成装置100(ここではモノクロプリンター)は、装置本体1の下部に積載された用紙を収容する給紙カセット2が備えられている。この給紙カセット2の上方には、装置本体1の前方から後方へ略水平に延び、更に上方へ延びて装置本体1の上面に形成された排紙部3に至る用紙搬送路4が形成されており、この用紙搬送路4に沿って上流側から順に、ピックアップローラー5、フィードローラー6、中間搬送ローラー7、レジストローラー対8、画像形成部9、定着装置10及び排出ローラー対11が配置されている。更に、画像形成装置100内には、上記の各ローラー、画像形成部9、定着装置10、光走査装置19等の動作を制御する制御部(CPU)30が配置されている。
給紙カセット2には、用紙搬送方向後端部に設けられた回動支点12aによって、給紙カセット2に対して回動自在に支持された用紙積載板12が備えられており、用紙積載板12上に積載された用紙(記録媒体)がピックアップローラー5に押圧されるようになっている。また、給紙カセット2の前方側には、フィードローラー6に圧接するようにリタードローラー13が配設されており、ピックアップローラー5によって複数枚の用紙が同時に給装された場合には、これらフィードローラー6とリタードローラー13とによって用紙が捌かれ、最上位の1枚のみが搬送されるよう構成されている。
そして、フィードローラー6とリタードローラー13とによって捌かれた用紙は、中間搬送ローラー7によって搬送方向を装置後方へと変えられてレジストローラー対8へと搬送され、レジストローラー対8によってタイミングを調整されて画像形成部9へと供給される。
画像形成部9は、電子写真プロセスによって用紙に所定のトナー像を形成するものであり、図1において時計回り方向に回転可能に軸支された像担持体である感光体ドラム14と、この感光体ドラム14の周囲に配置される帯電装置15、現像装置16、クリーニング装置17、用紙搬送路4を挟んで感光体ドラム14に対向するように配置される転写ローラー18及び感光体ドラム14の上方に配置される光走査装置(LSU)19から構成されている。現像装置16の上方には、現像装置16へトナーを補給するトナーコンテナ20が配置されている。
本実施形態では、感光体ドラム14はアモルファスシリコン(a−Si)感光体であり、アルミニウム等の導電性基板(筒体)上に、感光層としてa−Si系の光導電層を形成し、その上面にa−Si系のSiC、SiN、SiO、SiON、SiCNなどの無機絶縁体または無機半導体から成る表面保護層が積層されている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電装置15によって感光体ドラム14の表面を一様に帯電させる。次いで、光走査装置(LSU)19からのレーザービームにより感光体ドラム14上に入力された画像データに基づく静電潜像が形成される。さらに、現像装置16により静電潜像にトナーが付着されて感光体ドラム14の表面にトナー像が形成される。感光体ドラム14の表面に形成されたトナー像は、転写ローラー18により感光体ドラム14と転写ローラー18とのニップ部(転写位置)に供給された用紙へと転写される。
画像形成部9においてトナー像が転写された用紙は、感光体ドラム14から分離されて定着装置10に向けて搬送される。この定着装置10は、画像形成部9の用紙搬送方向の下流側に配置されており、トナー像が転写された用紙は、定着装置10に備えられた加熱ローラー22、及びこの加熱ローラー22に圧接される加圧ローラー23によって加熱、加圧され、用紙に転写されたトナー像が定着される。そして、画像形成部9及び定着装置10において画像形成がなされた用紙は、排出ローラー対11によって排紙部3に排出される。
転写後に感光体ドラム14表面の残留トナーはクリーニング装置17により除去され、感光体ドラム14表面の残留電荷は除電装置(不図示)により除電される。そして、感光体ドラム14は帯電装置15によって再び帯電され、以下同様にして画像形成が行われる。
図2は、本発明の第1実施形態に係る光走査装置19の内部構成を概略的に示す主走査断面図である。図2に示すように、光走査装置19は、筐体56と、筐体56に収容されるLDユニット40、コリメーターレンズ41、シリンドリカルレンズ43、ポリゴンミラー45、走査レンズ47a、47b、BDミラー50、およびBDセンサー53とを備えている。筐体56は、樹脂により一体形成された箱状体である構成を採用することができる。
LDユニット40は、光源としてのレーザーダイオード(LD)を備えており、画像信号に基づき光変調した光ビーム(レーザービーム)Bを射出する。コリメーターレンズ41は、LDユニット40から射出したレーザービームBを略平行光束にする。シリンドリカルレンズ43は、レーザービームBの副走査方向にのみ所定の屈折力を有する。コリメーターレンズ41を通過し、シリンドリカルレンズ43に入射した平行光束は、主走査断面においてはそのまま平行光束の状態で、副走査方向においては収束して射出され、ポリゴンミラー45の偏向面に線像として結像する。
ポリゴンミラー45は、側面に複数の偏向面を有する正多角形(ここでは正六角形)の回転多面鏡から成り、モーター等の駆動手段(図示せず)により図2の時計回り方向に所定の速度で回転している。走査レンズ47a、47bはfθ特性を有するレンズであり、ポリゴンミラー45によって偏向反射されたレーザービームBは、走査レンズ47a、47bを介して感光体ドラム14上に所定の大きさのスポット径で結像され、主走査方向(図2の下から上方向)に走査が行われる。ここで、主走査方向の走査開始側(図2の下側)端部から走査終了側(図2の上側)端部にかけて、レーザービームBが走査される領域(図中の二点鎖線で囲まれた領域)を、有効露光領域Rとする。
有効露光領域R外の、走査終了側にはBDセンサー53が配置され、走査開始側にはBDミラー50が配置されている。BDミラー50はレーザービームBを反射可能な反射面55を備えている。レーザービームBは、ポリゴンミラー45により偏向された後、走査レンズ47aの端部を通過してBDミラー50の反射面55により反射して進行方向を変え、BDセンサー53に入射する。BDセンサー53はレーザービームBを検出したタイミングに応じて時間カウント部(図示せず)に信号を出力する。BDセンサー53としては、フォトダイオード、フォトトランジスター、フォトIC等の各種の光センサーを使用することができる。
BDミラー50は、反射面55が筐体56の底面57に対して垂直になるように、ミラー保持構造58によって筐体56に保持されている。反射面55は、ポリゴンミラー45によって偏向されたレーザービームBを受けて、BDセンサー53に向かって反射させる。ミラー保持構造58は、支持壁部59と、ミラー配置部60とを有する。BDミラー50は、支持壁部59とミラー配置部60とに接触するように、ミラー配置部60の上に配置されている。以下、ミラー保持構造58について説明する。
図3は、ミラー保持構造58を示した部分断面図である。支持壁部59は、筐体56の底面57から上方に向かって延びるように、筐体56と一体に形成されたリブ形状である。支持壁部59は、レーザービームBの反射面55への入射方向に、BDミラー50と対向している。支持壁部59は、BDミラー50の反射面55に対向するミラー支持面61を有する。ミラー支持面61は、筐体56の底面57に対して垂直に立ち上がった平坦な面である。
ミラー配置部60は、支持壁部59と隣り合う位置にある。ミラー配置部60には、ミラー支持面61に向けて下方に傾斜する傾斜面62が形成されている。傾斜面62は、ミラー支持面61の下端65から、ミラー支持面61に対して離間する方向に延びている。BDミラー50は、ミラー配置部60の傾斜面62上に配置され、ミラー配置部60と、BDミラー50の下端部51とが接触している。ミラー配置部60とBDミラー50との接触箇所P1は、傾斜面62上にあり、かつBDミラー50の裏面63と下面66とが交差する稜線上に位置している。接触箇所P1は、BDミラー50の表裏方向(すなわち、BDミラー50の裏面63から反射面55にかけての方向、図3の左右方向)の中央L1よりも裏面63側に位置している。
上述の通り、BDミラー50は、ミラー支持面61に向かって下方に傾斜する傾斜面62の上に配置されている。このため、BDミラー50は、自重によって、傾斜面62に沿って下るように、支持壁部59に押し付けられる。すなわち、BDミラー50の自重による下向きの力が、傾斜面62によって分解されて、ミラー支持面61の方向を向いた分力となってBDミラー50に作用する。このミラー支持面61の方向を向いた分力よって、BDミラー50が支持壁部59に押し付けられる。
BDミラー50が支持壁部59に押し付けられることで、BDミラー50の反射面55と、支持壁部59のミラー支持面61とが当接する。上述の通り、ミラー支持面61は筐体56の底面57から垂直に立ち上がった平坦な面である。このため、反射面55が、ミラー支持面61に沿って筐体56の底面57に対して垂直になるように位置決めされる。このとき、反射面55とミラー支持面61とは面接触している。この状態においても、BDミラー50に、ミラー支持面61の方向を向いた力が作用しているため、上述のように位置決めされたまま、BDミラー50は筐体56に保持される。
ここで、反射面55は、支持壁部59の上端64よりも上方まで延びている。このため、ポリゴンミラー45によって偏向されたレーザービームBが、支持壁部59に遮られることなく、反射面55に入射する。レーザービームBは、反射面55の、ミラー支持面61の上端64よりも上方の部分に入射し、BDセンサー53へと導かれる。
なお、BDミラー50の下面66は、筐体56の底面57に対して平行な面であってもよいし、上下方向のいずれかに傾斜する面である構成を採用することもできる。BDミラー50の下面66が傾斜する面である構成を採用した場合、例えば、この傾斜は、BDミラー50の裏面63から反射面55にかけて下るような傾斜とすることができる(図3参照)。また、この傾斜を、BDミラー50の裏面63から反射面55にかけて上るような傾斜とすることもできる(図示省略)。いずれの場合も、BDミラー50の下面66とミラー支持面61との間の角度θ1は、傾斜面62とミラー支持面61との間の角度θ2よりも大きい。これにより、ミラー配置部60とBDミラー50との接触箇所P1は、BDミラー50の裏面63と下面66との稜線上、すなわち、BDミラー50の表裏方向の中央L1よりも裏面63側に位置するものとなる。
また、BDミラー50は、反射面55とミラー支持面61とが当接した状態で、接着剤71によって筐体56に固定されている構成を採用することができる。
図3に示すように、接着剤71は、BDミラー50の裏面63と、傾斜面62との間に設けることができる。また、BDミラー50の下端部51、ミラー支持面61、および傾斜面62に囲まれるようにして隙間部69が形成されている。接着剤71は、この隙間部69に充填されていてもよい(図示省略)。また、接着剤71は、隙間部69に充填させずに、BDミラー50の下端部51とミラー支持面61との間、またはBDミラー50の下端部51と傾斜面62との間をかけ渡すように設けられていてもよい。
また、図4に示すように、ミラー保持構造58は、ミラー配置部60に形成された弾性部67を備える構成を採用することができる。
弾性部67は、ミラー配置部60から上向き突出するように、筐体56と一体に形成された突起である。弾性部67は、BDミラー50を挟んでミラー支持面61に対向している。弾性部67は、ミラー支持面61との対向方向(図4の左右方向)に弾性変形可能である。BDミラー50は、弾性部67とミラー支持面61との間に差し込まれるようにして、ミラー配置部60上に配置されている。
BDミラー50がミラー配置部60上に配置されていない状態の弾性部67(図示破線部)と、ミラー支持面61との間の距離L2は、BDミラー50の厚みL3よりも小さく設定されている。このため、弾性部67は、ミラー支持面61との対向方向に沿った弾性力をもって、BDミラー50の裏面63に接触している。弾性部67とBDミラー50の接触箇所P2は、ミラー支持面61の上端64よりも低い位置にある。BDミラー50は、弾性部67の弾性力によって、ミラー支持面61に向かって付勢される。従って、BDミラー50は、弾性部67とミラー支持面61との間に挟まれ、筐体56に対してより強く保持される。
また、図4では省略しているが、弾性部67を備える構成を採用した場合であっても、BDミラー50が接着剤71によって筐体56に固定されている構成を採用することができる。この場合、例えば、接着剤71は、弾性部67とBDミラー50との間に設けられる。
次に、図5を参照しながら、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、BDミラー50の下端部51に、傾斜面62が形成されている。傾斜面62は、BDミラー50の裏面63から反射面55にかけて下方に傾斜している。傾斜面62と反射面55との間の角度θ3は、90度より小さい。
ミラー配置部60は、筐体56の底面57から上向きに突出して、BDミラー50の傾斜面62に接触する突出部68を有する。突出部68は、筐体56に一体に形成された、上向きに突出するリブ形状である。突出部68は、ミラー支持面61に対して水平方向に所定の間隔を空けて配置されている。ミラー支持面61と突出部68の間には、ミラー支持面61の上端部、および突出部68の上端部から下方に窪んだ凹状の隙間部70が形成されている。
BDミラー50は、ミラー配置部60の突出部68上に配置される。突出部68の上端部は、BDミラー50の下端部51に接触している。突出部68とBDミラー50の下端部51との接触箇所P3は、傾斜面62上にあって、BDミラー50の表裏方向の中央L1よりも裏面63側に位置している。BDミラー50の下端部51の、突出部68との接触箇所P3よりも反射面55に近い部分は、隙間部70に差し込まれている。
上述の通り、BDミラー50の下端部51に傾斜面62が形成され、この傾斜面62上でBDミラー50の下端部51と突出部68とが接触している。このため、BDミラー50は、自重によって、傾斜面62に沿って下るように、支持壁部59に押し付けられる。すなわち、BDミラー50の自重による下向きの力が、傾斜面62によって分解されて、ミラー支持面61の方向を向いた分力となって、BDミラー50に作用する。このミラー支持面61の方向を向いた分力によって、BDミラー50が支持壁部59に押し付けられ、反射面55と、ミラー支持面61とが当接する。従って、反射面55が筐体56の底面57に垂直になるように位置決めされた状態で、BDミラー50が筐体56に保持される。
また、BDミラー50は、反射面55とミラー支持面61とが当接した状態で、接着剤72によって筐体56に固定されている構成を採用することができる。
図5に示すように、接着剤72は、BDミラー50の下端部51の傾斜面62と、ミラー配置部60の突出部68との間に設けることができる。また、接着剤72は、隙間部70に充填させるように配置することもできる(図示省略)。また、接着剤72は、BDミラー50の傾斜面62とミラー支持面61との間をかけ渡すように配置することもできる。
ここで、図6に示すように、ミラー保持構造58は、ミラー配置部60に形成された弾性部67を備える構成を採用することができる。
弾性部67は、ミラー配置部60から上向きに突出するように、筐体56と一体に形成されている。弾性部67は、BDミラー50を挟んでミラー支持面61に対向している。弾性部67は、ミラー支持面61との対向方向に弾性変形可能である。BDミラー50は、弾性部67とミラー支持面61との間に差し込まれるようにして、ミラー配置部60上に配置されている。
BDミラー50がミラー配置部60上に配置されていない状態の弾性部67(図示破線部)と、ミラー支持面61との間の距離L4は、BDミラー50の厚みL3よりも小さく設定されている。このため、弾性部67は、BDミラー50の表裏方向に沿った弾性力をもって、BDミラー50の裏面63に接触している。弾性部67とBDミラー50の接触箇所P2は、ミラー支持面61の上端64よりも低い位置にある。BDミラー50は、弾性部67の弾性力によって、ミラー支持面61に向かって付勢される。従って、BDミラー50は、弾性部67とミラー支持面61との間に挟まれ、筐体56に対してより強く保持される。
また、図6では省略しているが、弾性部67を備える構成を採用した場合であっても、BDミラー50が接着剤72によって筐体56に固定されている構成を採用することができる。
なお、図5、図6においては、突出部68は、先端を平坦な面とする突起であるが、先端の形状は球面状や、ミラー支持面61に向かって上下に傾斜する面であってもよい。
次に、図7を参照しながら、本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、ミラー配置部60が、筐体56の底面57から上向きに突出する突出部68を有しており、突出部68の先端部に傾斜面62が形成されている。BDミラー50の下端部51は、突出部68の傾斜面62に接触している。BDミラー50とミラー配置部60との接触箇所P1は、傾斜面62上にあり、かつBDミラー50の裏面63と下面66とが交差する稜線上に位置している。
本実施形態のミラー保持構造58は、ミラー配置部60に形成された弾性部67を備える構成を採用することができる(図示省略)。弾性部67は、図4、図6と同様に、弾性部67がミラー配置部60(突出部68)から上向きに突出するように形成された構成を採用することができる。
また、BDミラー50は、反射面55とミラー支持面61とが当接した状態で、図3、図5と同様に、接着剤72によって筐体56に固定されている構成を採用することができる。
その他、本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、上記各実施形態では一つのLDを備えたシングルビーム走査装置について説明したが、複数のLDを備えたマルチビーム走査装置についても全く同様に適用できる。
また、本発明の光走査装置は、図1に示したようなモノクロプリンターに限らず、モノクロ及びカラー複写機、カラープリンター、デジタル複合機、ファクシミリ等の、光走査装置を用いる他の画像形成装置にも適用できるのはもちろんである。
本発明は、BDセンサーを用いて走査開始タイミングを検知する光走査装置に利用可能である。本発明の利用により、簡易な構造で、BDミラーの反射面が筐体の底面に対して垂直になるよう位置決めされた状態で、BDミラーを筐体に保持することが可能な光走査装置となる。
14 感光体ドラム(被走査面)
19 光走査装置
40 LDユニット(光源)
45 ポリゴンミラー(偏向器)
50 BDミラー
51 BDミラーの下端部
53 BDセンサー
55 反射面
56 筐体
57 筐体の底面
60 ミラー配置部
61 ミラー支持面
62 傾斜面
63 BDミラーの裏面
67 弾性部
68 突出部
71、72 接着剤
100 画像形成装置
B 光ビーム
P1 接触箇所

Claims (8)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光ビームを偏向する偏向器と、
    前記偏向器によって偏向された前記光ビームによる被走査面への走査開始タイミングを検知するBDセンサーと、
    前記偏向器によって偏向された前記光ビームを反射させて前記BDセンサーに導く反射面を有するBDミラーと、
    前記光源、前記偏向器、前記BDセンサー、および前記BDミラーを収容する筐体と、を備える光走査装置において、
    前記筐体の底面から垂直に立ち上がり前記反射面に接触するミラー支持面と、
    前記BDミラーの下端部に接触するミラー配置部と、
    を有するミラー保持構造を備え、
    前記BDミラーの下端部、または前記ミラー配置部の少なくとも一方には、前記ミラー支持面に向けて下方に傾斜する傾斜面が形成されており、
    前記BDミラーの下端部と前記ミラー配置部との接触箇所は、前記傾斜面上にあり、かつ前記BDミラーの表裏方向において、前記BDミラーの中央よりも前記裏面側に位置していることを特徴とする光走査装置。
  2. 前記傾斜面は、前記ミラー配置部に形成され、前記ミラー支持面の下端から、前記ミラー支持面に対して離間する方向に延びていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  3. 前記傾斜面は、前記BDミラーの下端部に形成され、
    前記ミラー配置部は、前記筐体の底面から上向きに突出して前記傾斜面に接触する突出部を有することを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。
  4. 前記BDミラーの下面と前記ミラー支持面とのなす角度θ1は、前記傾斜面と前記ミラー支持面とのなす角度θ2よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。
  5. 前記ミラー保持構造は、前記ミラー支持面に対向して形成された、前記ミラー支持面の面方向に弾性変形可能な弾性部を備え、
    前記BDミラーは、前記弾性部の弾性力によって前記ミラー支持面に向けて付勢され、前記弾性部と前記ミラー支持面との間に挟まれていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の光走査装置。
  6. 前記BDミラーは、接着剤により前記筐体に固定されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の光走査装置。
  7. 前記BDミラーは、前記接着剤によって前記反射面が前記ミラー支持面に面接触した状態で前記筐体に固定されていることを特徴とする請求項6に記載の光走査装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれかに記載の光走査装置を備えた画像形成装置。
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