JP2021177101A - 空調室外機の据え付け台 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルト止めでもビス止めでも、空調室外機を固定できる据え付け台を提供する。【解決手段】据え付け台10は、底面を開口した箱状の合成樹脂製の成形品からなる据え付け台本体1とボルト保持部材2を備える。据え付け台本体1には、室外機Ucの底部に固定した脚部材8fを載置できる。ボルト保持部材2は、ボルト部材Bを軸回りに回転困難に保持でき、ボルト部材Bの軸部Bsを突出した状態で保持できる。据え付け台本体1は、ボルト部材Bの軸部Bsを突出した状態で、ボルト保持部材2を導入可能に、据え付け台本体1の端部に形成したあり溝1dを有する。ボルト部材Bは、脚部材8fを据え付け台本体1に固定できる。あり溝1dには、脚部材8fをビス止めできるキャップ部材3を導入できる。【選択図】図4

Description

本発明は、空調室外機の据え付け台に関する。特に、空調室外機を室外に据え付けるときに好適な空調室外機の据え付け台の構造に関する。
一般に、家庭用の空調機器は、室内の空気を調和する空調室内機とコンプレッサを内部に配置した空調室外機を空調配管で連結している。そして、空調室外機は、建物のベランダや軒下などの室外に据え付けられている。空調室外機は、ベランダの床面又は軒下の地面に、二台の据え付け台を並列配置して、これらの据え付け台に固定されている。
従来、屋外に設置される空調室外機の据え付け台は、重いコンクリートブロックが使用されていたが、近年では、軽くて運搬に便利な合成樹脂製の成形品からなる据え付け台が多く利用されている。
合成樹脂製の成形品からなる据え付け台は、底面を開口した箱状の成形品と、断面を方形に形成した押出成形品の二種類があることが知られている。一般に、箱状の成形品は、タッピングビスなどのビス部材を用いて、空調室内機の底部に設けた脚台を固定している。一方、押出成形品は、六角ボルトなどのボルト部材を用いて、空調室内機の底部に設けた脚台を固定している。
六角ボルトなどを用いて、空調室内機の底部に設けた脚台を固定できる、合成樹脂製の押出成形品からなる据え付け台が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
実公平2−9315号公報
図10は、従来技術による空調室外機の据え付け台の構成を示す斜視図であり、二台の据え付け台を用いて空調室外機を室外に据え付けた状態図である。図10を参照すると、空調室外機(以下、室外機と略称する)Ucは、図示しないコンプレッサを内部に配置している。又、室外機Ucは、箱状のフレームで覆われている。室外機Ucは、所定の間隔を設けて、一対の帯状の脚部材9f・9fを底部に固定している。
図10を参照すると、従来技術による据え付け台9は、断面を台形に形成した合成樹脂製の押出成形品で構成している。据え付け台9は、図示はしないが、その長手方向に延びると共に、内壁を横断及び縦断する補強リブを内部に配置している。
図10を参照すると、据え付け台9は、六角ボルトなどのボルト部材9bを用いて、脚部材9fを上面に固定している。据え付け台9は、一対のボルト部材9b・9bを用いて、脚部材9fの長手方向の前後を上面に固定している。
図10を参照して、押出成形品からなる据え付け台9は、内壁を横断及び縦断する補強リブを内部に設けているので、室外機Ucの自重による圧縮応力に対応できるが、高価であるという問題がある。
底面を開口した箱状の成形品からなる据え付け台は、安価に製造でき、複数の成形品を積み重ねた状態で運搬できるので、梱包の容積を少なくできる、という利点がある。しかし、箱状の成形品からなる据え付け台は、タッピングビスなどのビス部材を用いて、室外機Ucを固定しているので、六角ボルトなどを用いて、室外機Ucを固定することは困難であるという問題がある。
底面を開口した合成樹脂製の箱状の成形品からなる据え付け台であって、ボルト止めでもビス止めでも、空調室外機を確実に固定できる据え付け台が求められていた。そして、以上のことが本発明の課題といってよい。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、底面を開口した合成樹脂製の箱状の成形品からなる空調室外機の据え付け台であって、ボルト止めでもビス止めでも、空調室外機を確実に固定できる空調室外機の据え付け台を提供することを目的とする。
本発明者は、底面を開口した箱状の合成樹脂製の成形品で据え付け台本体を構成し、空調室外機に固定した脚部材を固定ためのボルト保持部材が導入自在な「あり溝」を据え付け台本体の端部に形成することで、ボルト部材を用いて、空調室外機を確実に固定できると共に、「あり溝」にキャップ部材を嵌合することで、ビス部材を用いて、空調室外機を確実に固定できると考え、これに基づいて、以下のような新たな空調室外機の据え付け台を発明するに至った。
(1)本発明による空調室外機の据え付け台は、空調室外機を据え付けるために、底面を開口した箱状の合成樹脂製の成形品からなる空調室外機の据え付け台であって、前記空調室外機の底部に固定した脚部材に沿って配置でき、前記脚部材を上面に載置できる据え付け台本体と、前記脚部材を前記据え付け台本体に固定するためのボルト部材を軸回りに回転困難に保持し、前記ボルト部材の軸部を突出したボルト保持部材と、を備え、前記据え付け台本体は、前記ボルト部材の軸部を突出した状態で前記ボルト保持部材を導入可能に、前記据え付け台本体の端部から中央に向かって形成したあり溝を有している。
(2)前記ボルト保持部材は、前記ボルト部材の頭部を収容できると共に、前記ボルト部材の頭部を回り止め可能に穿設した凹部を有し、前記ボルト保持部材を前記あり溝に収容した状態では、前記ボルト保持部材は、前記あり溝の内側壁に係合して回り止め可能に保持されていることが好ましい。
(3)前記ボルト保持部材を前記あり溝に収容した状態では、ビス部材を用いて、前記脚部材を前記据え付け台本体の上面に固定できると共に、前記ビス部材の軸部は、前記据え付け台本体の上面と前記ボルト保持部材を共締めできることが好ましい。
(4)本発明による空調室外機の据え付け台は、前記あり溝に嵌合自在な板片を有し、前記あり溝を前記据え付け台本体の端部から封鎖するキャップ部材を更に備え、前記キャップ部材を前記あり溝に収容した状態では、ビス部材を用いて、前記脚部材を前記据え付け台本体の上面に固定できると共に、前記ビス部材の軸部は、前記据え付け台本体の上面と前記キャップ部材の板片を共締めできる。
(5)前記据え付け台本体は、滑り止め加工を施した帯状の滑り止め部を上面に有し、前記滑り止め部は、前記据え付け台本体の上面に形成した前記あり溝の切り欠きに跨って一対に形成していることが好ましい。
(6)前記据え付け台本体は、前記脚部材の取り付け位置を計測できるスケールを上面に有し、前記スケールは、目盛り線と前記据え付け台本体の長手方向の中心からの偏心値を表示していることが好ましい。
本発明による空調室外機の据え付け台は、底面を開口した箱状の合成樹脂製の成形品で据え付け台本体を構成し、空調室外機に固定した脚部材を固定ためのボルト保持部材を導入自在な「あり溝」を据え付け台本体の端部に形成することで、ボルト部材を用いて、空調室外機を確実に固定できると共に、「あり溝」にキャップ部材を嵌合することで、ビス部材を用いて、空調室外機を確実に固定できる。
本発明の一実施形態による空調室外機の据え付け台に備わる据え付け台本体の構成を示す図であり、図1(A)は、据え付け台本体の正面図、図1(B)は、据え付け台本体の平面図、図1(C)は、据え付け台本体の左側面図、図1(D)は、据え付け台本体の下面図である。 前記実施形態による空調室外機の据え付け台に備わるボルト保持部材の構成を示す図であり、図2(A)は、ボルト保持部材の正面図、図2(B)は、ボルト保持部材の平面図、図2(C)は、ボルト保持部材の左側面図、図2(D)は、ボルト保持部材の下面図である。 前記実施形態による空調室外機の据え付け台の要部を拡大した斜視図であり、ボルト保持部材を据え付け台本体の端部に形成した「あり溝」に挿入する前の状態図である。 前記実施形態による空調室外機の据え付け台の要部を拡大した斜視図であり、据え付け台本体の上面から突出したボルト部材の軸部にナット部材を締結する前の状態図である。 前記実施形態による空調室外機の据え付け台の要部を拡大した斜視図であり、据え付け台本体の上面から突出したボルト部材の軸部にナット部材を締結した状態図である。 前記実施形態による空調室外機の据え付け台に備わるキャップ部材の構成を示す図であり、図6(A)は、キャップ部材の正面図、図6(B)は、キャップ部材の平面図、図6(C)は、キャップ部材の左側面図、図6(D)は、キャップ部材の下面図である。 前記実施形態による空調室外機の据え付け台の要部を拡大した斜視図であり、キャップ部材を据え付け台本体の端部に形成した「あり溝」に挿入する前の状態図である。 前記実施形態による空調室外機の据え付け台の要部を拡大した斜視図であり、キャップ部材を「あり溝」に挿入した後に、ビス部材を用いて、脚部材を据え付け台本体の上面に固定した状態図である。 変形例に係るキャップ部材の構成を示す図であり、図6(A)は、キャップ部材の正面図、図6(B)は、キャップ部材の平面図、図6(C)は、キャップ部材の左側面図、図6(D)は、キャップ部材の下面図である。 従来技術による空調室外機の据え付け台の構成を示す斜視図であり、二台の据え付け台を用いて空調室外機を室外に据え付けた状態図である。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態を説明する。
[空調室外機の据え付け台の概略構成]
最初に、本発明の一実施形態による空調室外機の据え付け台の概略構成を説明する。
図3から図5及び図7又は図8を参照すると、本発明の一実施形態による空調室外機の据え付け台(以下、据え付け台と略称する)10は、据え付け台本体1とボルト保持部材2を備えている。又、据え付け台10は、キャップ部材3を更に備えている。
図3から図5及び図7又は図8を参照すると、据え付け台本体1は、室外機Ucの底部に固定した脚部材8fに沿って配置できる。そして、据え付け台本体1は、脚部材8fを上面stに載置できる(図1又は図3参照)。
図2から図5を参照すると、ボルト保持部材2は、ボルト部材Bを軸回りに回転困難に保持できる。ボルト保持部材2は、ボルト部材Bの軸部Bsを突出した状態で(図4参照)、ボルト部材Bを保持できる。そして、ボルト部材Bは、軸部Bsにナット部材Nを締結することで、脚部材8fを据え付け台本体1に固定できる。
図1又は図3を参照すると、据え付け台本体1は、その端部から中央に向かって形成したあり溝1dを有している。あり溝1dには、ボルト部材の軸部を突出した状態で、ボルト保持部材2を導入できる(図3又は図4参照)。図1を参照すると、実施の形態では、あり溝1dは、据え付け台本体1の長手方向の両端部に一対に形成している。
図1から図5を参照すると、実施形態による据え付け台10は、室外機Ucに固定した脚部材8fを固定ためのボルト保持部材2が導入自在な「あり溝」1dを据え付け台本体1の端部に形成することで、ボルト部材Bを用いて、室外機Ucを確実に固定できる。
(据え付け台本体の構成)
次に、実施形態による据え付け台本体1の構成を説明する。図1を参照すると、据え付け台本体1は、ポリプロピレン、ポリエチレン又は塩化ビニールなどの合成樹脂からなり、対向する一対の金型を用いて、射出成形により製造している。
図1を参照すると、据え付け台本体1は、側面形状を略台形台に形成している(図1(C)参照)。又、据え付け台本体1は、平面形状を長方形状に形成している(図1(B)参照)。更に、据え付け台本体1は、底面を開口し、内部に空洞を有している。据え付け台本体1の底部は、その周囲にフランジ1fを張り出している。
図1(A)を参照すると、据え付け台本体1は、その長手方向における中央部が両側に形成した一対の台形台部1t・1tより高さが低く形成されている。これにより、室外機Ucは、脚部材8fを介して、一対の台形台部1t・1tの上面Stに載置できる。
図3又は図4及び図7又は図8を参照して、図10と同様に、据え付け台本体1は、その長手方向が室外機Ucの長手方向に対して直交する方向に配置されている。一組の据え付け台本体1・1は、室外機Ucの長手方向の略両端部で支持している。そして、据え付け台本体1は、室外機Ucの底部から室外機Ucの幅方向に張り出した脚部材8fを一対の台形台部1t・1tの上面Stに固定している(図1(A)参照)。
(滑り止め部の構成)
図1(B)を参照すると、据え付け台本体1は、帯状の滑り止め部1rsを上面Stに形成している。滑り止め部1rsは、ブラスト加工などにより、滑り止め加工を施している。滑り止め部1rsは、据え付け台本体1の上面1Stに形成したあり溝1dの切り欠きに跨って一対に形成している。
図1(B)を参照して、据え付け台本体1の上面1Stに、滑り止め部1rsをあり溝1dの切り欠きに跨って一対に形成することで、ボルト部材Bとナット部材Nを用いて、脚部材8fを据え付け台本体1に固定した状態では(図5参照)、据え付け台本体1に対して、脚部材8fの滑りを抑制できる。つまり、室外機Ucの滑りを抑制できる。
又、図1(B)を参照して、据え付け台本体1の上面1Stに、滑り止め部1rsをあり溝1dの切り欠きに跨って一対に形成することで、一組のビス部材S・Sを用いて、脚部材8fを据え付け台本体1に固定した状態では(図8参照)、据え付け台本体1に対して、脚部材8fの滑りを抑制できる。つまり、室外機Ucの滑りを抑制できる。又、一組のビス部材S・Sを用いて脚部材8fを据え付け台本体1に固定する場合に、ビス部材S・Sの先端が据え付け台本体1の上面1Stに対して滑ってしまうことを抑制できる。
(スケールの構成)
又、図1(B)を参照すると、据え付け台本体1は、スケール1scを上面Stに形成している。スケール1scは、据え付け台本体1に対して、脚部材8fの取り付け位置を計測できる。
図1(B)を参照すると、スケール1scは、滑り止め部1rsの長手方向に沿って、配置されている。スケール1scは、目盛り線と数値を表示している。数値は、据え付け台本体1の長手方向の中心からの偏心値を示している。実施の形態では、スケール1scの数値は、一方の対角線上に位置する一組の滑り止め部1rs・1rsに沿ってのみ表示している。
図1(B)を参照して、脚部材8fが載置される一対の台形台部1t・1tの上面Stに、スケール1scを配置することで、図4又は図7に示すように、脚部材8fの端縁の位置をスケール1scで確認できる。据え付け台本体1の長手方向の中心からの偏心値を同じくして、脚部材8fを配置することで、据え付け台本体1の中央部に室外機Ucを据え付けることができる。これにより、室外機Ucを据え付け台本体1に安定して据え付けることができる。
(ボルト保持部材の構成)
次に、実施形態によるボルト保持部材2の構成を説明する。図2を参照すると、ボルト保持部材2は、扁平な四角体で形成している。ボルト保持部材2は、据え付け台本体1と同じ材質の合成樹脂で成形することが好ましいが、同じ材質に限定しない。
図2を参照すると、ボルト保持部材2は、一方の面から他方の面に貫通したボルト穴21hを開口している。ボルト穴21hには、ボルト部材Bの軸部Bsを挿通できる(図3参照)。又、ボルト保持部材2は、他方の面から穿設した凹部2hを形成している(図2(D)参照)。凹部2hには、ボルト部材Bの頭部Bhを収容できる(図3参照)。
図2(D)を参照すると、凹部2hは、六角ボルトの頭部を回り止め可能に六角形に形成しているが、四角ボルトの頭部を回り止め可能に四角形に形成してもよい。
又、図2(C)を参照すると、ボルト保持部材2は、平行に延びる一対の方形の溝部21d・21dを一方の面に形成している。一方、図1(C)を参照すると、あり溝1dは、一対の方形の溝部21d・21dを案内できる一対のレール部11r・11rをあり溝1dの底面に向かって突出している。
図3を参照して、ボルト部材Bの頭部Bhをボルト保持部材2の凹部2hに収容し(図2(D)参照)、ボルト部材Bの軸部Bsをボルト保持部材2から突出した状態で、ボルト保持部材2をあり溝1dに挿入できる(図4参照)。図4に示した状態では、ボルト部材Bの軸部Bsは、脚部材8fの端部に切り欠いたスロット8sに導入されている。
図4に示した状態から、ボルト部材Bの軸部Bsにワッシャ1wを挿入し、ボルト部材Bの軸部Bsにナット部材Nを締結することで、脚部材8fを据え付け台本体1に固定できる(図5参照)。つまり、室外機Ucを据え付け台本体1に据え付けることができる。
図3から図5を参照して、ボルト保持部材2をあり溝1dに収容した状態では、ボルト保持部材2は、あり溝1dの内側壁に係合して回り止め可能に保持されている。
特許文献1による据え付け台は、据え付け台本体の長手方向に延びる「あり溝」に、六角ボルトの頭部を回り止め可能に収容していたので、ナット部材を介して、六角ボルトを高トルクで回転すると、「あり溝」の内側壁が破損する心配があった。又、六角ボルトが「あり溝」の内部で空回りする場合があった。一方、実施形態による据え付け台本体1は、ボルト部材Bの頭部Bhを回り止め可能に保持したボルト保持部材2を、回り止め可能にあり溝1dに収容しているので、あり溝1dの内側壁が破損する心配が不要になる。
(キャップ部材の構成)
次に、実施形態による据え付け台10に備わるキャップ部材3の構成を説明する。図6又は図7を参照すると、キャップ部材3は、あり溝1dに嵌合自在な板片3bを有している。キャップ部材3は、あり溝1dを据え付け台本体1の端部から封鎖できる(図8参照)。
図6を参照すると、キャップ部材3は、板片3bを扁平な四角体で形成している。キャップ部材3は、据え付け台本体1と同じ材質の合成樹脂で成形することが好ましいが、同じ材質に限定しない。
図6を参照すると、キャップ部材3は、板片3bから一対の爪片3n・3nを突出している。図7を参照して、一対の爪片3n・3nを先頭に配置した状態で、キャップ部材3をあり溝1dに挿入すると、板片3bをあり溝1dに嵌合できる(図8参照)。
図8を参照して、キャップ部材3をあり溝1dに嵌合した状態では、一対の爪片3n・3nは、その先端部があり溝1dの底部に形成した開口(図示せず)に係合している。これにより、あり溝1dを介して、キャップ部材3を据え付け台本体1にロックできる。
図6(B)を参照すると、板片3bは、平行に延びる一対の方形の溝部31d・31dを一方の面に形成している。一対の溝部31d・31dは、あり溝1dの底面に向かって突出した一対のレール部11r・11r(図1(C)参照)にスライド自在に嵌合できる。そして、キャップ部材3は、一対のレール部11r・11rに案内されて、あり溝1dの奥部に向かって進入できる。
又、図6を参照すると、キャップ部材3は、板片3bの上面から台形台状のヘッド部31hを突出している。ヘッド部31hは、あり溝1dの上面の開口を封鎖できる(図8参照)。又、ヘッド部31hを動かすことで、キャップ部材3を据え付け台本体1から容易に取り外すことができる。
図8を参照して、キャップ部材3をあり溝1dに収容した状態では、一組のビス部材S・Sを用いて(図7参照)、脚部材8を据え付け台本体1の上面に固定できる。つまり、室外機Ucを据え付け台本体1に据え付けることができる。図7を参照すると、ビス部材Sは、脚部材8fの端部に形成したビス穴に導入できる。ビス部材Sは、タッピングビスなどを用いることが好ましい。
図8を参照して、ビス部材Sを用いて、脚部材8を据え付け台本体1の上面に固定した状態では、ビス部材Sの軸部は、据え付け台本体1の上面とキャップ部材3の板片3bを共締めできる。
又、ビス部材Sを用いて、脚部材8を据え付け台本体1の上面に固定する場合に、ボルト保持部材2をあり溝1dにおけるビス部材Sをビス止めする位置に配置することで、ビス部材Sの軸部は、据え付け台本体1の上面とボルト保持部材2の上面を共締めできる。これにより、例えば、ビス部材Sを用いて室外機Ucを固定する場合に、ボルト保持部材2の位置を変更することで、室外機Ucの大きさ(厚さ)にかかわらず、室外機Ucを強固に固定できる。
従来技術による合成樹脂製の成形品からなる据え付け台は、据え付け台本体の上面を外周と同様に肉厚が薄いので、タッピングビスなどが据え付け台本体から脱落し易かった。一方、実施形態による据え付け台本体1は、ビス部材Sを用いて、据え付け台本体1の上面とキャップ部材3の板片3bを共締めしているので、室外機Ucを据え付け台本体1に確実に据え付けることができる。
[空調室外機の据え付け台の作用]
次に、実施形態による据え付け台10の作用及び効果を説明する。図1を参照すると、実施形態による据え付け台本体1は、底面を開口した箱状の合成樹脂製の成形品で構成しているので、安価に製造でき、複数の成形品を積み重ねた状態で運搬できるので、梱包の容積を少なくできる。
図1から図5を参照すると。実施形態による据え付け台10は、室外機Ucに固定した脚部材8fを固定ためのボルト保持部材2を導入自在なあり溝1dを、据え付け台本体1の端部に形成することで、ボルト部材Bを用いて、室外機Ucを確実に固定できる。
又、図6から図8を参照すると。実施形態による据え付け台10は、あり溝1dにキャップ部材3を嵌合することで、ビス部材Sを用いて、室外機Ucを確実に固定できる。
このように、実施形態による据え付け台10は、ボルト部材Bを用いて、室外機Ucを確実に据え付け台本体1に固定でき、ビス部材Sを用いて、室外機Ucを確実に据え付け台本体1に固定できる。
図1から図5を参照すると。実施形態による据え付け台10は、ボルト部材Bの頭部Bhを回り止め可能に保持したボルト保持部材2を、回り止め可能にあり溝1dに収容しているので、あり溝1dの内側壁が破損する心配が不要になる。
図6から図8を参照すると。実施形態による据え付け台本体1は、ビス部材Sを用いて、据え付け台本体1の上面とキャップ部材3の板片3bを共締めしているので、室外機Ucを据え付け台本体1に確実に据え付けることができる。
図1を参照すると、据え付け台本体1の上面1Stに、滑り止め部1rsをあり溝1dの切り欠きに跨って一対に形成することで、据え付け台本体1に対して、脚部材8fの滑りを抑制できる。
図1(B)又は図4及び図7を参照すると、脚部材8fが載置される一対の台形台部1t・1tの上面Stに、スケール1scを配置することで、据え付け台本体1の中央部に室外機Ucを据え付けることができる。これにより、室外機Ucを偏在させることなく、室外機Ucを据え付け台本体1に安定して据え付けることができる。
以上、本発明の据え付け台10の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
例えば、キャップ部材の構成は、上述した実施形態に限らない。即ち、図9に示すように、キャップ部材3Aを、板片3bの上面の中央部において突出する突起部31eを含んで構成してもよい。突起部31eは、キャップ部材3Aをあり溝1dに収容した状態において、脚部材8fの端部に切り欠いたスロット8sから上方に突出する。これにより、据え付け台10に室外機Ucを据え付ける場合に、突起部31eを位置決めの目印とすることができる。
1 据え付け台本体
1d あり溝
2 ボルト保持部材
8f 脚部材
10 据え付け台(空調室外機の据え付け台)
B ボルト部材
Bs 軸部
Uc 室外機(空調室外機)

Claims (6)

  1. 空調室外機を据え付けるために、底面を開口した箱状の合成樹脂製の成形品からなる空調室外機の据え付け台であって、
    前記空調室外機の底部に固定した脚部材に沿って配置でき、前記脚部材を上面に載置できる据え付け台本体と、
    前記脚部材を前記据え付け台本体に固定するためのボルト部材を軸回りに回転困難に保持し、前記ボルト部材の軸部を突出したボルト保持部材と、を備え、
    前記据え付け台本体は、前記ボルト部材の軸部を突出した状態で前記ボルト保持部材を導入可能に、前記据え付け台本体の端部から中央に向かって形成したあり溝を有している、空調室外機の据え付け台。
  2. 前記ボルト保持部材は、前記ボルト部材の頭部を収容できると共に、前記ボルト部材の頭部を回り止め可能に穿設した凹部を有し、
    前記ボルト保持部材を前記あり溝に収容した状態では、前記ボルト保持部材は、前記あり溝の内側壁に係合して回り止め可能に保持されている、請求項1記載の空調室外機の据え付け台。
  3. 前記ボルト保持部材を前記あり溝に収容した状態では、ビス部材を用いて、前記脚部材を前記据え付け台本体の上面に固定できると共に、前記ビス部材の軸部は、前記据え付け台本体の上面と前記ボルト保持部材を共締めできる、請求項1又は2記載の空調室外機の据え付け台。
  4. 前記あり溝に嵌合自在な板片を有し、前記あり溝を前記据え付け台本体の端部から封鎖するキャップ部材を更に備え、
    前記キャップ部材を前記あり溝に収容した状態では、ビス部材を用いて、前記脚部材を前記据え付け台本体の上面に固定できると共に、前記ビス部材の軸部は、前記据え付け台本体の上面と前記キャップ部材の板片を共締めできる、請求項1から3のいずれかに記載の空調室外機の据え付け台。
  5. 前記据え付け台本体は、滑り止め加工を施した帯状の滑り止め部を上面に有し、
    前記滑り止め部は、前記据え付け台本体の上面に形成した前記あり溝の切り欠きに跨って一対に形成している、請求項1から4のいずれかに記載の空調室外機の据え付け台。
  6. 前記据え付け台本体は、前記脚部材の取り付け位置を計測できるスケールを上面に有し、
    前記スケールは、目盛り線と前記据え付け台本体の長手方向の中心からの偏心値を表示している、請求項1から5のいずれかに記載の空調室外機の据え付け台。
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