JP2015145590A - 構造物構築用パネルの施工方法、固定対象物の固定方法及び構造物構築用パネル - Google Patents

構造物構築用パネルの施工方法、固定対象物の固定方法及び構造物構築用パネル Download PDF

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藤井 茂樹
Shigeki Fujii
茂樹 藤井
島野 裕年
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裕年 島野
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Abstract

【課題】
非磁性体で形成された床板に寸法精度の高い固定孔を施工現場で容易に加工できるようにする。
【解決手段】
非磁性体からなる床板10を下地材20に対して張っていく工程Aと、磁性体からなる孔あけ加工機固定用パネル30を床板10の表面に重ねて仮留めする工程Bと、孔あけ加工機固定用パネル30の表面に磁気固定式孔あけ加工機60を磁気固定する工程Cと、磁気固定式孔あけ加工機30を駆動して床板10に固定孔を加工する工程Dと、孔あけ加工機固定用パネル30から磁気固定式孔あけ加工機60を取り外す工程Eと、床板10から孔あけ加工機固定用パネル30を取り外す工程Fとを行うようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、床板等の構造物構築用パネルを施工するための構造物構築用パネルの施工方法と、当該施工方法で施行された構造物構築用パネルに固定対象物を固定するための固定対象物の固定方法と、これらの施工方法や固定方法に好適に使用することのできる構造物構築用パネルとに関する。
無線中継局は、大型トラックや大型クレーンが入ることの困難な山の中等に設置されることが多い。このため、無線中継局の局舎は、複数のパネルを組み合わせることにより構築するパネル工法によって施工するのが一般的となっている。局舎の建築資材を輸送又は施工する際の労力を軽減することや、その建築資材のリサイクル性を高めことや、防錆性を高めるために、床板等の構造物構築用パネルとして、アルミニウム製のものを用いた局舎も多く見受けられる。しかし、アルミニウム製の構造物構築用パネルを用いて施工する局舎には、以下のような欠点があった。
すなわち、無線中継局等の局舎内には、制御装置や無線装置といった機器が設置される。このため、構造物構築用パネルにおける機器の設置が予想される箇所には、これらの機器をボルト留めするための固定孔を加工する必要がある。しかし、アルミニウム製の構造物構築用パネルは、施工現場で寸法精度の高い固定孔を加工することが必ずしも容易ではなかった。したがって、アルミニウム製の構造物構築用パネルを用いた局舎は、その中に設置する機器の配置が決定されて、構造物構築用パネルのどの部分に孔を加工するかが決定され、工場等で予め構造物構築用パネルに孔を加工した後でなければ施工できず、工期の短縮を図ることができないという欠点を有していた。
というのも、パネルに孔を加工する道具としては、手持式孔あけ加工機(手持式ドリル)が一般的であるが、アルミニウム製の構造物構築用パネルの裏側には、補強のための凸条(リブ)や縦壁部等が設けられていることが多く、固定孔の加工箇所が凸条や縦壁部等と重なっていたときには、手持式孔あけ加工機の加工部(ドリル刃)が凸条や縦壁部に達した際に、当該加工部が縦壁部から外力を受けて傾いた状態となり、固定孔が真っ直ぐに加工されないおそれがあったからである。一旦傾いた加工部を人力で修正することは非常に困難である。
これに対し、加工箇所の周辺に固定できる固定式孔あけ加工機(固定式ドリル)を用い、孔の加工途中に加工部が傾かないようにする方法も考えられる。しかし、市販されている固定式孔あけ加工機であって、金属製のパネルに孔をあけることを目的としたものは、磁力で固定する磁気固定式のものが殆どであったため、孔を加工する対象物が、アルミニウムのように磁石にくっつかない非磁性体で形成されている場合には、使用できなかった。非磁性体で形成された構造物構築用パネルに対して、磁気固定式孔あけ加工機を固定できるようにして、構造物構築用パネルに寸法精度の高い固定孔を容易に加工できる施工方法があればよいのであるが、そのような施工方法はこれまでに見当たらなかった。
ところで、特許文献1には、アルミニウム等を押出成形することによって形成された床材(同文献の図1における床材10を参照。)であって、ボルトの頭部等を嵌め入れるための溝(同図における内部拡大溝11を参照。)が設けられたものが提案されている。しかし、特許文献1の床材10における内部拡大溝11は、床材10を床材支持部材(同図における床材支持部材8を参照。)に対して固定するためのボルト(同図における床材固定用ボルト20を参照。)の頭部を嵌め入れるための箇所となっており、磁気固定式孔あけ機を床材10に固定することを目的としたものとはなっていない。
特開平11−011576号公報
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、アルミニウム等の非磁性体からなる構造物構築用パネルに対して磁気固定式孔あけ加工機を固定できるようにすることにより、施工現場でその構造物構築用パネルに寸法精度の高い固定孔を容易に加工できるようにし、構造物の工期の短縮を図ることができる構造物構築用パネルの施工方法を提供するものである。また、本発明の施工方法で施行された構造物構築用パネルに固定対象物を固定するための固定対象物の固定方法を提供することも本発明の目的である。さらに、本発明の施工方法や固定方法に好適に使用することのできる構造物構築用パネルを提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
非磁性体からなる構造物構築用パネルを下地材に対して張っていく工程Aと、
磁性体からなる孔あけ加工機固定用パネルを構造物構築用パネルの表面に重ねて仮留めする工程Bと、
孔あけ加工機固定用パネルの表面に磁気固定式孔あけ加工機を磁気固定する工程Cと、
磁気固定式孔あけ加工機を駆動して構造物構築用パネルに固定孔を加工する工程Dと、
孔あけ加工機固定用パネルから磁気固定式孔あけ加工機を取り外す工程Eと、
構造物構築用パネルから孔あけ加工機固定用パネルを取り外す工程Fと、
を経ることを特徴とする構造物構築用パネルの施工方法
を提供することによって解決される。
このように、非磁性体からなる構造物構築用パネルに対して、磁性体からなる孔あけ加工機固定用パネルを仮留めすることで、磁気固定式孔あけ加工機を用いて構造物構築用パネルに固定孔を加工することが可能になる。このため、工場で構造物構築用パネルに固定孔を予め加工しておかなくても、現場で高い寸法精度の固定孔を適宜加工することが可能になる。したがって、構造物構築用パネルに事後的に設置される機器の配置等、構造物構築用パネルに固定される固定対象物の配置が決定しなくても、構造物構築用パネルを施工することが可能になり、無線中継局の局舎等、目的の構造物を短期間で施工することが可能になる。
ここで、「構造物構築用パネル」とは、床板、壁板又は天井板等、局舎等の構造物を構築するために使用される各種パネルのことをいう。「構造物構築用パネル」は、局舎や家屋等の建築物の建築に使用するものに限定されず、貨物車両の荷台やコンテナ等の構造物を構築するものをも概念的に含んでいる。また、「磁性体」とは、鉄等、常温で強磁性を示す物質(強磁性体)のことをいう。本明細書においては、いわゆる「磁石にくっつく物質」のことを「磁性体」と呼んでいる。一方、「非磁性体」とは、典型的には、アルミニウム等の常磁性体が挙げられるが、このほか、反磁性体や反強磁性体もその概念に含んでいる。本明細書においては、いわゆる「磁石にくっつかない物質」のことを「非磁性体」と呼んでいる。
さらに、「磁気固定式孔あけ加工機」とは、磁石(永久磁石又は電磁石)による磁力で目的箇所へ固定することができるようにした孔あけ加工機のことをいう。さらに、「仮留め」とは、一般的に、「緩く留める」ことを意味することを意味する場合もあるが、本明細書において、「仮留め」という語句は、「(後から取り外すことができるように)取り外し可能な状態で留める」という意味で用いている。したがって、緩く留めない場合(強く留めた場合)であっても、それが取り外し可能な状態であれば、「仮留め」の概念に含まれる。
本発明の構造物構築用パネルの施工方法で使用する構造物構築用パネルは、非磁性体からなるパネル状のものであれば、その形態は特に限定されない。しかし、構造物構築用パネルとして、表側に配される表側板状部と、表側板状部の裏側から起立して設けられた縦壁部とを有する形態からなるものを使用すると好ましい。というのも、表側板状部の裏側に縦壁部が形成された構造物構築用パネルに固定孔を加工する場合には、本発明の施工方法を採用する意義が高まるからである。例えば、表側板状部の裏側に縦壁部が形成された構造物構築用パネルに対して、手持式孔あけ加工機を用いて固定孔を加工しようとした場合であって、その加工箇所が表側板状部における縦壁部と重なる場所であったときには、手持式孔あけ加工機の加工部が縦壁部に達した際に、当該加工部が縦壁部から外力を受けて傾いた状態となりやすい。しかし、本発明の構造物構築パネルの施工方法のように、磁気固定式孔あけ加工機を用いれば、表側板状部における縦壁部と重なる場所であっても、固定孔を真っ直ぐに加工することが可能である。
工程Bにおける構造物構築用パネルに対する孔あけ加工機固定用パネルの仮留め方法は、特に限定されない。しかし、工程Bにおいて、頭部と頭部から突き出た軸部とを有する仮留ボルトを使用し、仮留ボルトの頭部を構造物構築用パネルの表面に形成された頭部保持溝に保持させた後(このとき、仮留ボルトは、頭部が構造物構築用パネルの側を向き、軸部が作業者側を向く逆立ち状態とされる。)、頭部保持溝から構造物構築用パネルの表側へ突き出た状態の仮留ボルトの軸部を孔あけ加工機固定用パネルに形成された軸部挿通孔に挿通することで、孔あけ加工機固定用パネルを構造物構築用パネルに仮留めすると好ましい。これにより、頭部保持溝における任意の箇所で孔あけ加工機固定用パネルを固定することが可能になり、工程Bの作業性を向上することが可能になる。
構造物構築用パネルに形成する頭部保持溝は、仮留ボルトの頭部を保持できるのであれば、その形態を特に限定されない。しかし、頭部保持溝の開口部が、頭部保持溝の底部よりも幅狭とされるとともに、仮留ボルトの頭部における中心軸に垂直な断面が、非定幅形状とされ、工程Bにおいて、仮留ボルトの頭部の幅が狭くなる向きで該頭部を頭部保持溝の開口部から底部へ挿入した後、仮留ボルトを捩じって仮留ボルトの頭部の幅が広くなる向きとすることで、仮留ボルトが構造物構築用パネルの表側へ引っ張られたとしても仮留ボルトの頭部が頭部保持溝の開口部で引っ掛かるようにすると好ましい。これにより、頭部保持溝における仮留ボルトの頭部を保持させたい箇所に仮留ボルトの頭部を容易に挿入できるようにしながらも、その部分から仮留ボルトの頭部が抜け出ないように保持させることが可能になる。
ここで、「非定幅形状」とは、「定幅形状」以外の形状のことをいう。換言すると、「非定幅形状」とは、対象となる図形をその中心回りに回転させると、その差渡し幅が変化する図形のことをいう。三角形や四角形等の多角形のほか、楕円形等も全て非定幅形状である。非定幅形状でない図形(定幅形状の図形)としては、円形とルーローの三角形のみが知られている。
また、上記課題は、
非磁性体からなる構造物構築用パネルを下地材に対して張っていく工程Aと、
磁性体からなる孔あけ加工機固定用パネルを構造物構築用パネルの表面に重ねて仮留めする工程Bと、
孔あけ加工機固定用パネルの表面に磁気固定式孔あけ加工機を磁気固定する工程Cと、
磁気固定式孔あけ加工機を駆動して構造物構築用パネルに固定孔を加工する工程Dと、
孔あけ加工機固定用パネルから磁気固定式孔あけ加工機を取り外す工程Eと、
構造物構築用パネルから孔あけ加工機固定用パネルを取り外す工程Fと、
工程Dで加工された固定孔に固定具を挿し込むことにより、構造物構築用パネルの表面側に固定対象物を固定する工程Gと
を経ることを特徴とする固定対象物の固定方法
を提供することによっても解決される。
これにより、固定対象物を構造物構築用パネルに対して作業性よく、かつ強固に固定することが可能になる。固定対象物としては、構築される構造物の種類等によっても異なる。例えば、その構造物が局舎等である場合には、制御装置や無線装置等が固定対象物として例示される。また、その構造物が工場等の施設である場合には、その工場等で使用される各種機器のうち、床面や壁面や天井面等に対してしっかりと固定する必要のあるものが固定対象物として例示される。さらに、その構造物が住宅や事務所等である場合には、家具や家電製品等が例示される。
本発明の固定対象物の固定方法においては、構造物構築用パネルとして、その裏面に複数本の凸条が所定間隔で形成されたものを使用するとともに、工程Gにおいて、固定具として、軸部と、軸部の内側に収納された状態と軸部の外側に張り出した状態とで切り替わるように軸部の先端側に軸支された係止片部と、軸部の基端側に螺合されたナット部とを有する固定ボルトを使用し、係止片部を収納した状態で固定ボルトを構造物構築用パネルに加工された固定孔に対して表側から挿し込み、構造物構築用パネルの裏側における前記凸条の隙間で係止片部を張り出した状態とすることで、構造物構築用パネルの表面側に固定対象物を固定すると好ましい。
これにより、構造物構築用パネルの表面側に各種機器等の固定対象物を容易に固定することが可能になる。特に、構造物構築用パネルの裏面に凸条を設けたことによって、構造物構築用パネルの裏側で固定ボルトの係止片部を張り出した状態とし、固定ボルトのナット部を締め付ける際に、係止片部が凸条に引っ掛かり、軸部が回転しないようになるので、固定ボルトの締付作業を容易に行うことが可能になる。この固定ボルトは、軸部と係止片部とナット部とに加えて、鍔状に形成された弾性素材からなり、軸部に外嵌した状態で支持される固定ボルト落下防止部材と、筒状に形成された剛性素材からなり、軸部における固定ボルト落下防止部材よりも下側に外挿される締込防止部材と、環状に形成された弾性素材からなり、軸部における締込防止部材よりも下側に外嵌した状態で支持されるカラ―部落下防止部材とを有するものであるとより好ましい。これにより、固定ボルトを固定孔に固定する際に、固定ボルトが構造物構築用パネルの下側に落下したり、ナット部が強く締め付けられたりといった不具合を防止することができ、固定ボルトの固定作業をより円滑に行うことが可能になる。
さらに、上記課題は、床板、壁板又は天井板として用いられる構造物構築用パネルであって、表側に配される表側板状部と、表側板状部の裏側に表側板状部から所定間隔を隔てて配される裏側板状部と、表側板状部の裏側から起立して設けられて表側板状部と裏側板状部との間の空間を仕切る縦壁部とが一体的に形成され、表側板状部の表面に、ボルトの頭部を保持するための頭部保持溝が形成されたことを特徴とする構造物構築用パネルを提供することによっても解決される。この構造物構築用パネルは、上記の構造物構築用パネルの施工方法や、上記の固定対象物の固定方法における構造物構築用パネルとして、好適に使用できるものとなっている。
以上のように、本発明によって、アルミニウム等の非磁性体からなる構造物構築用パネルに対して磁気固定式孔あけ加工機を固定できるようにすることにより、施工現場でその構造物構築用パネルに寸法精度の高い固定孔を容易に加工できるようにし、構造物の工期の短縮を図ることができる構造物構築用パネルの施工方法を提供することが可能になる。また、本発明の施工方法で施行された構造物構築用パネルに固定対象物を固定するための固定対象物の固定方法を提供することも可能になる。さらに、本発明の施工方法や固定方法に好適に使用することのできる構造物構築用パネルを提供することも可能になる。
本発明に係る床板(構造物構築用パネル)を示した斜視図である。 本発明に係る床板(構造物構築用パネル)を図1におけるY−Y面で切断した状態を示した断面図である。 本発明に係る床板(構造物構築用パネル)を示した底面図である。 工程A〜Dを行った後の床板(構造物構築用パネル)の周辺を図1におけるY−Y面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 工程A〜Dを行った後の床板(構造物構築用パネル)の周辺を示した平面図である。 工程Bにおいて、仮留ボルトの頭部を頭部保持溝に保持させている状態を床板(構造物構築用パネル)の表側から見た状態を示した平面図である。 工程Dで加工した固定孔に固定具を挿通したときの固定孔の周辺を図1におけるY−Y面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 図7に示す状態から固定具の軸部を持ち上げて係止片部を回転させたときの固定孔の周辺を図1におけるY−Y面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 図8に示す状態から固定具におけるフランジ部、カラ―部及びオーリング部を軸部に対して押し下げたときの固定孔の周辺を図1におけるY−Y面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。 図9に示す状態から固定具における軸部にナット部を螺合したときの固定孔の周辺を図1におけるY−Y面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。
本発明の構造物構築用パネルの施工方法等の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、「構造物構築用パネル」を無線中継局の局舎における「床板」とした場合について説明するが、以下で述べる構成は、無線中継局の局舎を施工する場合や、構造物構築用パネルが床板である場合だけでなく、他の構造物を構築する場合や、壁板や天井板等である場合にも適用できる。本実施態様における固定対象物の固定方法は、工程Aと、工程Bと、工程Cと、工程Dと、工程Eと、工程Fと、工程Gとを経ることにより、構造物構築用パネル10に固定対象物を固定するものとなっている。以下、工程A〜Gのそれぞれについて詳しく説明する。
[工程A]
工程Aは、図4に示すように、複数枚の床板10を下地材20に対して張っていき、局舎の床面を形成する工程である。図4は、工程A〜Dを行った後の床板10の周辺を図1におけるY−Y面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。床板10の素材は、必要な強度を有する非磁性体であれば、特に限定されない。本実施態様における床板10には、アルミニウムを押出成形したもの用いている。アルミニウムは、加工性が良好で安価であるだけでなく、軽量であり、リサイクル性や防錆性などにも優れているため、床板10の素材として好適である。
床板10の形態は、後述する孔あけ加工機固定用パネル30の仮留めを阻害しないものであれば、特に限定されない。本実施態様において、床板10は、図1,2に示すように、表側板状部11と、裏側板状部12と、縦壁部13とが一体的に形成された形態を為している。図1は、本発明に係る床板10を示した斜視図である。図2は、本発明に係る床板10を図1におけるY−Y面で切断した状態を示した断面図である。
床板10における表側板状部11は、床板10の表面(床板10の施工後に下地材20とは反対側(上側)を向く面)を形成し、裏側板状部12は、床板10の裏面(床板10の施工後に下地材20の側(下側)を向く面)を形成する。また、縦壁部13は、表側板状部11及び裏側板状部12に対して垂直な状態で、表側板状部11と裏側板状部12との間の空間を仕切るように設けられる。本実施態様においては、1つの床板10につき、4つの縦壁部13を設けている。床板10をこのような構造とすることで、床板10を強度に優れたものとすることができる。
床板10の表側板状部11の表面には、頭部保持溝14が形成されている。この頭部保持溝14は、後述する工程Bにおいて、仮留ボルト40(図4を参照)の頭部41を嵌め込んで保持させる部分である。図2に示すように、頭部保持溝14の開口部の幅Wは、頭部保持溝14の底部の幅Wよりも狭く形成している。1枚の床板10につき複数本の頭部保持溝14を設けてもよいが、本実施態様の床板10では、1枚の床板10につき1本の頭部保持溝14を設けている。また、頭部保持溝14は、折線状又は曲線状に設けることもできるが、本実施態様の床板10では、直線状に設けている。
床板10の裏側板状部12の裏面には、図3に示すように、複数本の凸条15が所定間隔(通常、5〜50mm、好ましくは、10〜30mm。)で形成されている。図3は、本発明に係る床板10を示した底面図である。これらの凸条15は、裏側板状部12の強度を高めるだけでなく、後述する工程Gにおいて、固定ボルト50の係止片部52を引っ掛ける部分としての機能をも有している。また、本実施態様の床板10における一端部と他端部には、図2に示すように、隣り合う床板10を互いに係合させるための係合用凹部16と係合用凸部17とを形成している。
[工程B]
工程Aを終えると、続いて工程Bを行う。工程Bは、図4に示すように、磁性体からなる孔あけ加工機固定用パネル30を床板10の表面に重ねて仮留めする工程である。本実施態様においては、頭部41と頭部41から突き出た軸部42とを有する仮留ボルト40を使用し、仮留ボルト40が逆立ち状態となるように、その頭部41を床板10の表面に形成された頭部保持溝14に保持させたる。このとき、仮留ボルト40の軸部42は、頭部保持溝41から床板10の表側へ突き出た状態となる。この軸部42を、孔あけ加工機固定用パネル30に形成された軸部挿通孔31に挿通し、軸部42にナット部43を螺合することで、孔あけ加工機固定用パネル30が床板10に仮留めされる。このように、磁性体からなる孔あけ加工機固定用パネル30を床板10に仮留めすることにより、磁気固定式孔あけ加工機60を用いて非磁性体からなる床板10に孔を加工することが可能になる。
孔あけ加工機固定用パネル30の素材は、磁性体であれば特に限定されない。孔あけ加工機固定用パネル30の素材としては、鉄などが例示される。孔あけ加工機固定用パネル30における軸部挿通孔31を設ける箇所は、特に限定されないが、本実施態様においては、図5に示すように、略矩形の孔あけ加工機固定用パネル30における四隅部に軸部挿通孔31を設けている。図5は、工程A〜Dを行った後の床板10の周辺を示した平面図である。このように、孔あけ加工機固定用パネル30における周縁部における複数箇所に軸部挿通孔31を設けることにより、床板10に対して孔あけ加工機固定用パネル30をしっかりとかつバランスよく仮留めすることが可能になる。
また、本実施態様においては、図6に示すように、仮留ボルト40の頭部の平面視形状(中心軸Lに垂直な断面の形状)を平行四辺形としており、非定幅形状となるようにしている。図6は、工程Bにおいて、仮留ボルト40の頭部41を頭部保持溝14に保持させている状態を床板10の表側から見た状態を示した平面図である。このように、頭部41を非定幅形状となるようにすることにより、仮留ボルト40の頭部41を頭部保持溝14に保持させる際には、図6(a)に示すように、頭部41の幅が狭くなる向きで頭部41を頭部保持溝14の開口部から底部へ挿入した後、図6(b)に示すように、仮留ボルト40を捩じって頭部41の幅が広くなる向きとすることが可能になる。図6(b)に示す状態にあっては、仮留ボルト40が床板10の表側へ引っ張られたとしても、頭部41が頭部保持溝14の開口部で引っ掛かった状態となる。
[工程C]
工程Bを終えると、続いて工程Cを行う。工程Cは、図4,5に示すように、孔あけ加工機固定用パネル30の表面に磁気固定式孔あけ加工機60を磁気固定する工程である。この磁気固定式孔あけ加工機60は、その基台部に設けられた永久磁石又は電磁石による磁力で、孔あけ加工機固定用パネル30の表面に固定される。磁気固定式孔あけ加工機60は、床板10や孔あけ加工機固定用パネル30に孔をあけることができる能力のものであれば、特に限定されない。本実施態様においては、日東工器株式会社製の磁気固定式孔あけ機であるアトラエース(登録商標)シリーズを用いている。
[工程D〜F]
工程Cを終えると、続いて工程Dを行う。工程Dは、磁気固定式孔あけ加工機60を駆動して床板10に固定孔18(図7〜10を参照)を加工する工程である。固定孔18の寸法や配置は、固定対象物に応じて適宜決定される。所望の箇所全てに、固定孔18を加工し、工程Dを終えると、続いて工程Eを行う。工程Eは、孔あけ加工機固定用パネル30から磁気固定式孔あけ加工機60を取り外す工程である。工程Eを終えると、続いて工程Fを行う。工程Fは、床板10から孔あけ加工機固定用パネル30を取り外す工程である。
この工程Fにおいては、孔あけ加工機固定用パネル30だけでなく、仮留ボルト40も、床板10から取り外す。
[工程G]
工程Fを終えると、続いて工程Gを行う。工程Gは、図7〜10に示すように、工程Dで加工された固定孔18に固定ボルト50(固定具)を挿し込むことにより、床板10の表面側に固定対象物70を固定する工程である。図7〜10は、工程Dで加工した固定孔18に固定ボルト50を挿通して固定対象物70を床板10に固定しているときの固定孔18の周辺を図1におけるY−Y面に相当する面で切断した状態を示した断面図である。本実施態様において、固定対象物70は、制御装置又は無線装置を取り付けるためのベースとなっている。
固定ボルト50は、床板10に対して固定対象物70を固定できるものであれば、特に限定されない。本実施態様においては、図7〜10に示すように、軸部51と、軸部51の先端側に軸支された係止片部52と、軸部51の基端側に螺合されるナット部53とで構成された、いわゆる「フリップボルト」や「ハンガーボルト」と呼ばれるボルトの軸部51の外周面に、オーリング部54と、カラ―部55と、フランジ部56とを外嵌したものを、固定ボルト50として使用している。係止片部52は、回転軸Lを中心として揺動可能な状態となっており、軸部51の外面から張り出さないように内側に収納された収納状態(図7)と、軸部51の外面から外側に張り出した張出状態(図8〜10)とで切り替わるようになっている。
オーリング部54は、ゴムなどの弾性素材を環状に形成したものとなっており、それ自身が有する弾性による締め付けで軸部51の外周面に支持される。このオーリング部54は、カラ―部55が軸部51から下側に落下するのを防止するためのカラ―部落下防止部材としての機能を有している。また、カラ―部55は、硬質樹脂や金属などの剛性素材を筒状に形成したものとなっている。このカラ―部55は、ナット部53(図10)が強く締め付けられすぎないようにするための締込防止部材としての機能を有している。さらに、フランジ部56は、ゴムなどの弾性素材を鍔状に形成したものとなっており、それ自身が有する弾性による締め付けで軸部51の外周面に支持される。このフランジ部56は、固定孔18に挿入された固定ボルト50が固定孔18を抜けて下側に落下しないようにするための固定ボルト落下防止部材としての機能を有するものとなっている。
この固定ボルト50は、以下のように使用するものとなっている。まず、図7に示すように、係止片部52が軸部51の外面から張り出さない状態で、固定ボルト50を固定孔18に挿通する。続いて、係止片部52が軸部51の外面から張り出した状態となる(係止片部52が図7中の太矢印の向きに回動する)ように、軸部51を揺らしながら持ち上げ、図8に示すように、係止片部52を裏側板状部12の下面側に当接させる。このとき、係止片部52は、一対の凸条15の間で張り出して係止された状態となっている。続いて、図9に示すように、フランジ部56を下側に押し下げることで、その下側のカラ―部55とオーリング部54とを軸部51に対して下側にスライドさせ、固定ボルト50が上下方向にぐらつかない状態とする。続いて、図10に示すように、固定ボルト50の軸部51にナット部53を螺合し、固定ボルト50を床板10及び固定対象物70に対してしっかりと固定する。このとき、係止片部52が凸条15に係止された状態となっているため、ナット部53に連動して軸部51が回転(いわゆる共回り)しないようになっている。このように、固定ボルト50は、床板10の表面側に固定対象物70を容易に固定することが可能なものとなっている。
10 床板(構造物構築用パネル)
11 表側板状部
12 裏側板状部
13 縦壁部
14 頭部保持溝
15 凸条
16 係合用凹部
17 係合用凸部
18 固定孔
20 下地材
30 孔あけ加工機固定用パネル
31 軸部挿通孔
40 仮留ボルト
41 頭部
42 軸部
43 ナット部
50 固定ボルト(固定具)
51 軸部
52 係止片部
53 ナット部
54 オーリング部(カラ―部落下防止部材)
55 カラ―部(締込防止部材)
56 フランジ部固定ボルト落下防止部材
60 磁気固定式孔あけ加工機
70 ベース(固定対象物)
80 レール

Claims (8)

  1. 非磁性体からなる構造物構築用パネルを下地材に対して張っていく工程Aと、
    磁性体からなる孔あけ加工機固定用パネルを構造物構築用パネルの表面に重ねて仮留めする工程Bと、
    孔あけ加工機固定用パネルの表面に磁気固定式孔あけ加工機を磁気固定する工程Cと、
    磁気固定式孔あけ加工機を駆動して構造物構築用パネルに固定孔を加工する工程Dと、
    孔あけ加工機固定用パネルから磁気固定式孔あけ加工機を取り外す工程Eと、
    構造物構築用パネルから孔あけ加工機固定用パネルを取り外す工程Fと、
    を経ることを特徴とする構造物構築用パネルの施工方法。
  2. 構造物構築用パネルとして、表側に配される表側板状部と、表側板状部の裏側から起立して設けられた縦壁部とを有する形態からなるものを使用する請求項1記載の構造物構築用パネルの施工方法。
  3. 工程Bにおいて、頭部と頭部から突き出た軸部とを有する仮留ボルトを使用し、仮留ボルトの頭部を構造物構築用パネルの表面に形成された頭部保持溝に保持させた後、頭部保持溝から構造物構築用パネルの表側へ突き出た状態の仮留ボルトの軸部を孔あけ加工機固定用パネルに形成された軸部挿通孔に挿通することで、孔あけ加工機固定用パネルを構造物構築用パネルに仮留めする請求項1又は2記載の構造物構築用パネルの施工方法。
  4. 頭部保持溝の開口部が、頭部保持溝の底部よりも幅狭とされるとともに、
    仮留ボルトの頭部における中心軸に垂直な断面が、非定幅形状とされ、
    工程Bにおいて、仮留ボルトの頭部の幅が狭くなる向きで該頭部を頭部保持溝の開口部から底部へ挿入した後、仮留ボルトを捩じって仮留ボルトの頭部の幅が広くなる向きとすることで、仮留ボルトが構造物構築用パネルの表側へ引っ張られたとしても仮留ボルトの頭部が頭部保持溝の開口部で引っ掛かるようにする請求項3記載の構造物構築用パネルの施工方法。
  5. 非磁性体からなる構造物構築用パネルを下地材に対して張っていく工程Aと、
    磁性体からなる孔あけ加工機固定用パネルを構造物構築用パネルの表面に重ねて仮留めする工程Bと、
    孔あけ加工機固定用パネルの表面に磁気固定式孔あけ加工機を磁気固定する工程Cと、
    磁気固定式孔あけ加工機を駆動して構造物構築用パネルに固定孔を加工する工程Dと、
    孔あけ加工機固定用パネルから磁気固定式孔あけ加工機を取り外す工程Eと、
    構造物構築用パネルから孔あけ加工機固定用パネルを取り外す工程Fと、
    工程Dで加工された固定孔に固定具を挿し込むことにより、構造物構築用パネルの表面側に固定対象物を固定する工程Gと
    を経ることを特徴とする固定対象物の固定方法。
  6. 構造物構築用パネルとして、その裏面に複数本の凸条が所定間隔で形成されたものを使用するとともに、
    工程Gにおいて、固定具として、軸部と、軸部の内側に収納された状態と軸部の外側に張り出した状態とで切り替わるように軸部の先端側に軸支された係止片部と、軸部の基端側に螺合されたナット部とを有する固定ボルトを使用し、係止片部を収納した状態で固定ボルトを構造物構築用パネルに加工された固定孔に対して表側から挿し込み、構造物構築用パネルの裏側における前記凸条の隙間で係止片部を張り出した状態とすることで、構造物構築用パネルの表面側に固定対象物を固定する請求項5記載の固定対象物の固定方法。
  7. 固定ボルトが、軸部と係止片部とナット部とに加えて、
    鍔状に形成された弾性素材からなり、軸部に外嵌した状態で支持される固定ボルト落下防止部材と、
    筒状に形成された剛性素材からなり、軸部における固定ボルト落下防止部材よりも下側に外挿される締込防止部材と、
    環状に形成された弾性素材からなり、軸部における締込防止部材よりも下側に外嵌した状態で支持されるカラ―部落下防止部材と
    を有する請求項6記載の固定対象物の固定方法。
  8. 床板、壁板又は天井板として用いられる構造物構築用パネルであって、
    表側に配される表側板状部と、表側板状部の裏側に表側板状部から所定間隔を隔てて配される裏側板状部と、表側板状部の裏側から起立して設けられて表側板状部と裏側板状部との間の空間を仕切る縦壁部とが一体的に形成され、
    表側板状部の表面に、ボルトの頭部を保持するための頭部保持溝が形成されたことを特徴とする構造物構築用パネル。
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JP2017089353A (ja) * 2015-11-17 2017-05-25 センクシア株式会社 二重床部材
JP2021038597A (ja) * 2019-09-05 2021-03-11 センクシア株式会社 機器固定用床構造及び機器の設置方法

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