JP2021177001A - サポータ - Google Patents

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紫乃 藤田
Shino Fujita
大輔 松本
Daisuke Matsumoto
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Abstract

【課題】簡単かつ長時間快適に装着が可能で、気になる部位の近傍に低い圧迫力でサポータを装着することで、装着部位周辺の運動機能の改善が可能となる。【解決手段】人体の少なくとも一部の部位の周囲を覆う伸縮可能なサポータ100において、腕や脚などの部位の側に配置される支持部材102と、支持部材102に移動可能に支持される帯状の弾性部材104と、を備え、弾性部材104が、腕や脚などの部位の外周の全周に沿って配置され、右回りで螺旋状に巻回される右回り螺旋部112と、左回りで螺旋状に巻回される左回り螺旋部114と、を有し、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114とが、2つの交差する交差部116A(116B)において互いに移動可能とされ、弾性部材104が、腕や脚などの部位の変位に従い、伸縮可能とされている。【選択図】図1

Description

本発明は、サポータに関する。
従来、生体の少なくとも一部を覆う伸縮可能なサポータは、膝や肘などの関節部位を固定または位置を直接矯正しているものが多い。そのようなサポータにおいては、関節を動かすには不便であるものの、関節および靱帯の損傷を予防して機械的に関節を保護することが可能となっている。そのなかで、特許文献1に示すサポータは、テーピング技術を応用することで、傷害を予防しつつ、運動効率を高めることが可能であることを提案している。特許文献1によれば、着用時に体表面に所望の捻り力を与えることができることが記載されている。
特開2019−189973号公報
しかしながら、特許文献1で示すようなサポータでは、捻りは一方向であり、運動効率が高まるとしても、その捻り力が戻される方向のみでその効果が得られると考えられる。しかし、そもそも、特許文献1などの従来のサポータは、装着した部位の保護を前提としているので、装着した際にはその装着部位には大きな圧迫力がかかり、その部位を意図的に動かさなければ、その部位の運動機能が衰えてしまうおそれがあった。さらには、それら従来のサポータは、装着部位の機械的な動きを直接的に矯正するために、部位によっては複雑な手順で装着せねばならず、且つ正確な位置に装着しないと、十分な効果を発揮しないおそれもあった。加えて、それらサポータは、その圧迫力の大きさから、長時間装着することは好ましくない場合があった。
そこで、本発明は、前記問題点を解決するべくなされたもので、簡単かつ長時間快適に装着が可能で、気になる部位(痛みのある部位や機能回復を図りたい部位などの患部)の近傍に低い圧迫力で装着することで、装着部位周辺の運動機能を改善可能なサポータを提供することを課題とする。
本発明は、生体の少なくとも一部の部位の周囲を覆う伸縮可能なサポータにおいて、前記一部の部位の側に配置される支持部材と、該支持部材に少なくとも一部が移動可能に支持される帯状の弾性部材と、を備え、該弾性部材が、前記一部の部位の外周の少なくとも一部に沿って配置され、右回りで螺旋状に巻回される右回り螺旋部と、左回りで螺旋状に巻回される左回り螺旋部と、を有し、該右回り螺旋部と該左回り螺旋部とが、1以上の交差する交差部において互いに移動可能とされ、該弾性部材が、前記一部の部位の変位に従い、伸縮可能とされていることにより、前記課題を解決したものである。
本発明では、弾性部材が、一部の部位の外周の全周に沿って配置され、右回りで螺旋状に巻回される右回り螺旋部と、左回りで螺旋状に巻回される左回り螺旋部と、を有する。このため、装着部位に1方向への捻りを発生させることがなく、向きを意識して装着をする必要はない。また、本発明では、一部の部位の変位に従う弾性部材の伸縮力を利用して、弾性部材が直接巻回される内側の部位に刺激を与えるのは勿論のこととして、弾性部材の交差部にくる部位に特に顕著な刺激を与える。更には、右回り螺旋部と左回り螺旋部とが交差部において互いに移動可能なので、この伸縮力が1つの交差部以外にも波及することとなる。つまり、装着部位において、変位の顕著な部分の近傍の交差部の位置だけでなく、その顕著な部分から離れた交差部の位置でも刺激を生じさせる。さらに、この刺激の大きさは、外部からその一部の部位を動かすか生体自らが動くか、動きが大きいか小さいかに関わらず、単に生体の一部の部位の変位で生じるようにしていることから、装着部位を圧迫しすぎてしまう構成とはならない。つまり、本発明は、適度な刺激を、相応に分散した範囲で生体自身に与えることができる。
本発明によれば、簡単かつ長時間快適に装着が可能で、気になる部位の近傍に低い圧迫力でサポータを装着することで、装着部位周辺の運動機能の改善が可能となる。
本発明の第1実施形態に係るサポータの斜視図 図1のサポータの上面図 図1のサポータの支持部材の斜視図 図3の支持部材の展開図 本発明の第2、第3実施形態に係るサポータの支持部材の展開図(第2実施形態の図(A)、第3実施形態の図(B)) 本発明の第4実施形態に係るサポータの支持部材の斜視図 本発明の第5実施形態に係るサポータの支持部材の斜視図 本発明の第6実施形態に係るサポータの斜視図 本発明の第6実施形態に係るサポータの上面図
以下、図1〜図4を参照して、本発明の第1実施形態の一例を詳細に説明する。
最初に、図1に基づいて、サポータ100の概略構成について説明する。サポータ100は、腕(上腕や前腕)や脚(大腿や下腿)など、人体(生体)の少なくとも一部の部位の周囲を覆う伸縮可能なサポータとされている。サポータ100は、腕や脚などの部位の側に配置される支持部材102と、支持部材102に移動可能に支持される帯状の弾性部材104と、を備える。ここで、弾性部材104は、腕や脚などの部位の外周の全周に沿って配置され、右回りで螺旋状に巻回される右回り螺旋部112と、左回りで螺旋状に巻回される左回り螺旋部114と、を有する。そして、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114とは、1以上の交差する交差部116A、116Bにおいて互いに移動可能とされている。なお、弾性部材104は、腕や脚などの部位の変位に従い、伸縮可能とされている。
次に、各構成要素について、詳細に説明する。
支持部材102は、図3、図4に示す如く、両端部と中央部に保持部108、保持部110を備え、保持部108と保持部110との間にそれぞれ、被覆部106を備える一枚の布地で構成されている(別々の布地で構成してもよい)。支持部材102は、保持部108同士を縫合ラインSLで縫合することで、図1、図2で示すような筒形状としたものである(なお、符号Oは、円筒形状とした際の中心軸を示す)。支持部材102の布地は、例えば、ポリウレタン弾性繊維やポリエステル繊維やPTT(ポリトリメチレン・テレフタレート)繊維を編んだストレッチ生地といわれるものであり、伸縮性の高い生地である(なお、これに限らず、それほど伸縮性の高くない生地、例えば木綿などの織物で支持部材を構成してもよい)。支持部材102の布地は、例えば、1mm以下の厚みとされているが、もっと厚みがあってもよい。保持部108は、支持部材102の縫い代であり、弾性部材104を支持するための複数(ここでは、5つの支持孔108Aが縦方向に設けられているが、もっと細かい間隔で多数設けられ、そのうちの必要な数の支持孔108Aで弾性部材104を支持するようにしてもよい)の支持孔108Aが設けられている。同様に、保持部110にも、支持孔108Aに対応する支持孔110Aが設けられている。いずれの支持孔108A、110Aも、後述する弾性部材104を移動可能に支持する。なお、弾性部材104を支持する支持孔108A、110Aの間隔Lhは、例えば4cmとされている(これに限らず、間隔Lhは、例えば1cm程度と狭くてもよいし、例えば10cm以上と広くてもよい)。なお、本実施形態では、被覆部106と保持部110との境界を示す破線は、単に折り曲げ線である(この線で、縫い合わせていてもよい)。なお、支持孔110Aは2つが横に並びペアとなっているが、これは、図1、図2に示すように、支持部材102の被覆部106の外周に弾性部材104を支持するために設けたものである(なお、これに限らず、弾性部材は、被覆部の内側に配置されてもよい)。ちなみに、被覆部106は、腕や脚などの部位の周囲を覆う構成とされている。
弾性部材104は、図1に示す如く、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114とを一体的に有している。つまり、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114とは弾性部材104に一体的に設けられている。右回り螺旋部112は、右ねじで示される螺旋形に支持部材102の被覆部106の外周に巻き付く弾性部材104の部分である。左回り螺旋部114は、右ねじとは逆で示される螺旋形に支持部材102の被覆部106の外周に巻き付く弾性部材104の部分である。弾性部材104は、支持部材102の布地と同一のストレッチ性の高い生地(なお、これに限らず、天然ゴムや合成ゴムなどを用いてもよい)で成形されている。弾性部材104は、幅方向が丸められ、図1に示すように、支持孔108A、110Aで移動可能に支持され、端部(連結部118)で互いに結ばれている。つまり、本実施形態では、弾性部材104は、すべての部分が支持部材102に対して変位可能とされている。また、本実施形態では、弾性部材104が、より円滑に動き、かつ、交差部116A、116Bの間隔Lpが相応に取れるように、それぞれの支持孔108A、110Aには、右回り螺旋部112と、左回り螺旋部114とが交互に挿通されている(これに限らず、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114とが同一の支持孔108A、110Aに挿通されていてもよい)。図1に示す右回り螺旋部112のピッチ角度θは、例えば75度とされている(左回り螺旋部114は右回り螺旋部112のピッチ角度θと同一とされているが、同一とされていなくてもよい。そして、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114のピッチ角度θは、共に、30度以上、且つ85度以下であることがより好ましい。)。なお、図2に示すような支持部材102を円筒形状にした際には、交差部116A、116Bはそれぞれ、図1に示す如く、支持部材102の同一の径方向において、2つとされている。この交差部116A、116Bの間隔Lpは、図4に示す如く、支持孔108A、110Aの間隔Lhの2倍であり、例えば、8cmとされている(なお、これに限らず、交差部の間隔Lpは、2つの交差部が接触しないぐらいで近くとされていてもよいし、8cm以上であってもよい。1cm以上あることがより好ましい)。
次に、本実施形態のサポータ100の作用効果について説明する。
本実施形態では、弾性部材104が、腕や脚などの部位の外周の全周に沿って配置され、右回りで螺旋状に巻回される右回り螺旋部112と、左回りで螺旋状に巻回される左回り螺旋部114と、を有する。このため、装着部位に1方向への捻りを発生させることがなく、向きを意識して装着をする必要はない。また、腕や脚などの部位の変位に従う弾性部材104の伸縮力を利用して、弾性部材104が直接巻回される内側の部位に刺激を与えるのは勿論のこととして、弾性部材104の交差部116A、116Bにくる部位に特に顕著な刺激を与える。更には、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114とが交差部116A、116Bにおいて互いに移動可能なので、この伸縮力が1つの交差部116A(116B)以外にも波及することとなる。つまり、装着部位において、変位の顕著な部分の近傍の交差部116A(116B)の位置だけでなく、その顕著な部分から離れた交差部の位置でも刺激を生じさせる。さらに、この刺激の大きさは、外部からその一部の部位を動かすか生体自らが動くか、動きが大きいか小さいかに関わらず、単に人体の変位で生じるようにしている。すなわち、人体の変位としては、微小であっても弾性部材104は伸縮する必要があり、装着部位を圧迫しすぎてしまう構成とはならない(他人が意図的に弾性部材104を伸縮させて、サポータ100の装着された部位を変位させてもよい)。つまり、本実施形態では、適度な刺激を、相応に分散した範囲で適人体自身に与える。なお、伸縮力による刺激のタイミングは、サポータ100を装着した人体自身の変位(例えば、脈動でも可能)で生じる場合には、変位量も少なく人体自身のリズムに適合しており、不快感を伴うことがない。
また、本実施形態では、弾性部材104が、腕や脚などの部位の外周の全周に沿って配置されているので、特に、サポータ100の装着部位に対して、異なる方向から刺激を人体自身に与えることができる。
また、本実施形態では、被覆部106が腕や脚を一周覆う構成で、弾性部材104が被覆部106の外側にくるので、通常の脚や腕の保温のためのマルチウォーマーのようにサポータ100を簡単に装着することができる。
また、本実施形態では、弾性部材104の連結部118が、単に帯状の弾性部材104の両端を結ぶだけの構成なので、簡単に弾性部材104の装着時の張力を調整することができる。なお、これに限らず、連結部を面ファスナやフックやボタンなどのようなもので互いに連結するように構成してもよい。
また、本実施形態では、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114とは弾性部材104に一体的に設けられており、弾性部材104は、すべての部分が支持部材102に対して変位可能とされている。このため、弾性部材104の伸縮力を、サポータ100の広範囲な部分に波及させることができる。なお、これに限らず、弾性部材が一端で保持部と一体化されている構成であっても良い。あるいは、右回り螺旋部と左回り螺旋部とが互いに分離されて、支持部材102にそれぞれの端部が連結されるような形態であってもよい。そもそも、本実施形態では、弾性部材104は1本とされていたが、支持部材の周方向において交差部の生じる位置が互いに異なるように、複数本の弾性部材が設けられていてもよい。
また、本実施形態では、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114のピッチ角度θは、共に、75度であり、30度以上、且つ85度以下とされている。このため、交差部116A(116B)同士および交差部116A、116Bで、互いの間隔を空けることが容易である。なお、これに限らず、右回り螺旋部と左回り螺旋部のピッチ角度θが、共に30度未満でもよいし、85度より大きくてもよい。
また、本実施形態では、右回り螺旋部112と左回り螺旋部114とはそれぞれ、支持部材102上で2周しているが、交差部116A、116Bは2以上(合計4)とされている。このため、変位で生じる伸縮力を特に交差部116A、116Bの4カ所に波及させることができる。伸縮力はそれほど変位が大きくない場合には、少なくとも1周中の交差部116A、116Bの2カ所に波及させることができ、それぞれの箇所に相応の変位の刺激を与えることができる。なお、2つの交差部116A(116B)の間隔Lpは1cm以上であれば、人体の触覚として、刺激を受ける位置は同一位置と見なされずに、効果的に装着部位における2カ所に刺激を与えることもできる。なお、これに限らず、交差部は、1つのみでもよいし、2以上でもよい。また、交差部の間隔Lpは、4cm未満でもよい。
なお、本実施形態では、サポータ100は、腕や脚などにおける肘や膝などの大きな関節をまたいで装着しなくてもよい。サポータ100は、関節部位ではなく、その部分を外した部位の軟部組織を保持することで、主に隣接する大きな関節をゆるやかに矯正することができる。
したがって、本実施形態によれば、簡単かつ長時間快適に装着が可能で、気になる部位(痛みのある部位や機能回復を図りたい部位などの患部)の近傍に低い圧迫力でサポータ100を装着することで、装着部位周辺の運動機能の改善が可能である。
そして、本実施形態では、サポータ100の装着部位にある皮膚、皮下組織などの「間液」の弾力を人為的に再現することができる。このため、仮に肩が痛い場合に、その痛みのある部位に直接にサポータ100を装着しなくても相応の運動能力の向上が可能である。これによっては、痛みのある部位を圧迫しないので、相対的に痛みが低減し、身体の可動域を拡大させることができ、更には筋力向上が可能となる。さらには、本実施形態では、従来のサポータのように関節につける必要もなく、この点からも長時間快適にサポータ100を装着することができる。これによって、サラリーマンなどの一般の健常者やアスリートがサポータ100を使用しても良いが、特に、リハビリが必要であるがなかなかリハビリが進まない、例えば寝たきりの高齢者に対して大きな効果がある。
本発明について第1実施形態を挙げて説明したが、本発明は第1実施形態に限定されるものではない。即ち本発明の要旨を逸脱しない範囲においての改良並びに設計の変更が可能なことは言うまでもない。
例えば、第1実施形態では、弾性部材104は被覆部106を介して腕や脚などの部位に伸縮力による刺激を与えていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図5(A)に示す第2実施形態、図5(B)に示す第3実施形態の如くであってもよい。第2実施形態では、保持部208、210の両端部を接続する部分を残すように被覆部206の端部を残し、中央部に切り欠き部206Aを設けて、被覆部206の内側にくる腕や脚などの部位に直接弾性部材が刺激を与える構成となっている。第3実施形態では、保持部308、310の一端部を接続する部分を残すように被覆部306に切り欠き部306Aを設けて、被覆部306の内側にくる腕や脚などの部位に直接弾性部材が刺激を与える構成となっている。このような構成にすることで、より効果的に人体への刺激を増大させ、上述した効果の促進をすることができる。なお、符号202、302は支持部材である。
なお、上記実施形態では、支持部材が柔軟な生地で成形されているので、すぐに当初の装着部位からずれてしまう場合がある。その際には、再度簡単に付け直すようにすればよい。もちろん、人体の一部に支持部材を貼り付けてしまっても良いし、シャツやズボンの一部に、本発明のサポータを設けるようにしてもよい。あるいは、図6に示す第4実施形態であってもよい。第4実施形態では、支持部材402の上端部と下端部にそれぞれ、締結部411A、411Bを設けている(締結部411A、あるいは締結部411Bのいずれかだけでもよい)。締結部411A、411Bは、天然ゴムや合成ゴムなどの材料により弾性部材よりも強力な伸縮力を有し、装着部位を締め付けるようにされている。これにより、人体が激しい運動をしても比較的サポータのずれが容易に生じないようにすることができる(なお、符号406、408、408A、410、410Aは、第1実施形態で説明された符号106、108、108A、110、110Aと同様の機能を有する)。なお、支持部材は、弾性部材が外周に配置される際には、弾性部材の伸縮力で若干変形する程度の相応の柔軟性を備えればよい。
なお、上記実施形態では、図1〜図3、図6に示すように、2つの保持部が互いに支持部材の丁度反対側に設けられていたが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、2つの保持部が保持部材の全周に対して非対称に設けられていても良いし、保持部は1つでもよいし、3つ以上であってもよい。勿論、保持部がなく、単に支持部材に支持孔があいているだけでもよい。例えば、図7に示す第5実施形態のように、支持孔508Aが、一列でなく、ランダムな状態で設けてあってもよいし、メッシュ状に支持孔が設けてあり、その中で適切に支持孔を選択して使用するようにしてもよい(なお、符号502、506、511A、511Bは、第4実施形態で記載された符号402、406、411A、411Bと同様の機能を有する)。
なお、上記実施形態では、弾性部材がサポータの装着部位の外周の全周に沿って配置されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図8、図9に示す第6実施形態のように、弾性部材604が部位の外周の少なくとも一部に沿って配置されていてもよい。本実施形態では、支持部材602は、第1実施形態の支持部材102と同様の構成となっている。更に、第1実施形態と同様に、右回り螺旋部612と左回り螺旋部614とが弾性部材604に一体的に設けられており、弾性部材604はすべての部分が支持部材602に対して変位可能とされている。しかしながら、第1実施形態の交差部116A、116Bがサポータ100の中心軸Oに対して互いに180度異なる位置に存在するのとは異なり、本実施形態では、交差部616Aはサポータ600の径方向において、同じ位置(サポータ600の同じ側面)にのみに設けられる。このため、本実施形態は、サポータ600の同じ側面で顕著な効果を挙げようとする際や、弾性部材604の取り付けをサポータ600の同じ側面でしか行えない際に、適用することができる(なお、符号606、608、608A、610、610A、618は、第1実施形態で記載された符号106、108、108A、110、110A、118と同様の機能を有する)。
なお、上記実施形態では、円筒部が縫合ラインSLではじめから円筒形状に成形されていたが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、支持部材は展開可能とされ、端部に例えば面ファスナやフックやボタンなどの接合部を設けて、接合部による円筒部の周方向長さを変更することで支持部材による人体への装着時の圧迫力が調整可能とされていてもよい。
また、上記実施形態では、サポータは腕や脚などに装着するように用いられていたが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、サポータは、指や、腰や、腹や、胸や、首や頭などに装着してもよい。なお、サポータが指などに装着される際には、交差部の間隔が5mmなどの1cm未満となる場合もあるが、サポータが脚などであれば、交差部の間隔が30cm程度になる場合もある。
また、上記実施形態では、肌表面に直接装着するように用いられていたが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、下着や上着の上から装着してもよい。
また、上記実施形態では、人体を対象としたサポータであるが、本発明の適用はこれに限られない。例えば、犬や猫といった動物を含む生体に対して用いられるサポータであってもよい。
本発明は、生体における痛み緩和、可動域の拡大、および筋力向上が可能であり、アスリートや一般の健常者、特に寝たきりの高齢者に対して好適である。
100、600…サポータ
102、202、302、402、502、602…支持部材
104、604…弾性部材
106、206、306、406、506、606…被覆部
108、110、208、210、308、310、408、410、608、610…保持部
108A、110A、408A、410A、508A、608A、610A…支持孔
112、612…右回り螺旋部
114、614…左回り螺旋部
116A、116B、616A…交差部
118、618…連結部
206A、306A…切り欠き部
411A、411B、511A、511B…締結部
Lh、Lp…間隔
O…中心軸
SL…縫合ライン
θ…ピッチ角度

Claims (5)

  1. 生体の少なくとも一部の部位の周囲を覆う伸縮可能なサポータにおいて、
    前記一部の部位の側に配置される支持部材と、該支持部材に少なくとも一部が移動可能に支持される帯状の弾性部材と、を備え、
    該弾性部材は、前記一部の部位の外周の少なくとも一部に沿って配置され、右回りで螺旋状に巻回される右回り螺旋部と、左回りで螺旋状に巻回される左回り螺旋部と、を有し、
    該右回り螺旋部と該左回り螺旋部とは、1以上の交差する交差部において互いに移動可能とされ、
    該弾性部材は、前記一部の部位の変位に従い、伸縮可能とされている
    ことを特徴とするサポータ。
  2. 請求項1において、
    前記弾性部材は、前記一部の部位の外周の全周に沿って配置される
    ことを特徴とするサポータ。
  3. 請求項1または2において、
    前記右回り螺旋部と前記左回り螺旋部とは前記弾性部材に一体的に設けられており、
    該弾性部材は、すべての部分が前記支持部材に対して変位可能とされている
    ことを特徴とするサポータ。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記右回り螺旋部と前記左回り螺旋部のピッチ角度は、共に、30度以上、且つ85度以下である
    ことを特徴とするサポータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
    前記交差部は、2以上とされている
    ことを特徴とするサポータ。
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