JP2021175442A - 医療用コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】医療用テントに比べて実用性に優れた、移動型の診療所設備を提供する。【解決手段】医療用コンテナ10は、医療用コンテナ10の内部に設けられ医療従事者が患者を診療する診療室50と、医療用コンテナ10の内部に設けられ診療室50との間に扉42を介して診療室50と仕切られる前室30と、医療用コンテナ10の外部から診療室50に対して患者が入室する診療室扉52と、医療用コンテナ10の外部から前室30に対して医療従事者が入室するとともに、診療室扉52から入室する一方の動線と前室30に入室する他方の動線とが異なるように設けられる前室扉32と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、医療用コンテナに関する。
特許文献1には、自在な移動性(運搬性)を確保しつつ、X線CT装置を独立して作動させるために、X線CT装置を収納可能なCT室、およびX線CT装置を作動させるために必要な電源を収納可能な電源室を備えたコンテナに、電源室およびCT室に挟まれた位置にX線CT装置を操作するための操作室を位置させ、その操作室およびCT室の間には、X線CT装置が作動時に発するX線を遮蔽可能な遮蔽壁を備えた医療用コンテナが提案されている。
また、特許文献2には、細菌類およびそれらの毒素、重症急性呼吸器症候群(SARS)などの病原性ウィルス類並びに化学薬品等の有害物質を、光触媒技術と空気清浄技術で無害化することにより、被害を皆無ないし最小限にとどめるために、仕切壁で区画された2室以上の並列密閉空間A室、B室を形成させ、各室に給気ダクトと還気ダクトを取付ける技術が存在する。そして、抗菌加工空間内に抗菌加工し、浮遊塵埃センサを取付け、還気ダクトに設けた外気取入口の下流に滅菌・除菌用の紫外線殺菌灯内蔵の化学フィルタと空気浄化のため空気清浄器とからなる空気浄化装置を配置している。
特開2017−12577号公報 特開2005−249299号公報
近日、新型コロナウィルスが猛威を振るうなかで、院内感染による病院のクラスタ化が相次いでおり、院内感染により新規患者の受け入れを停止する病院が増大している。医療現場が感染症の拡大を抑える適切な設備とその設備の運用を整えることは、感染症の拡大を抑えるために非常に重要であるが、その適切な設備を備えた医療現場は数が限られている。
かかる問題に対応するために、ウィルス対策用のテントが注目されている。例えば、駐車場などに医療用テントを設置し、このテント内を陰圧することで、外部へのウィルスの飛散を防止するものが存在する。また、テントを複数、連結させ、受付や診察、検査などを区別するような提案もなされている。
このような医療用テントは、緊急性に優れ、簡易に設置などが行える点で優れている。しかしながら、テントは軽量であるために、風雨に弱く、台風や強風などの災害に十分に対応できない。特に、医療現場で使用する場合には台風や強風などの災害に対する危険性が高くなる。また、テントは床や出入り口などに隙間などが生じ易く、そのままでは陰圧装置を設置した場合の陰圧効果が限定的となる。
本発明は、医療用テントに比べて実用性に優れた、移動型の診療所設備を提供することにある。
請求項1に記載された発明は、コンテナの内部に設けられ医療従事者が患者を診療する診療室と、前記コンテナの内部に設けられ前記診療室との間に扉を介して当該診療室と仕切られる前室と、前記コンテナの外部から前記診療室に対して医療従事者および患者の何れか一方が入室する診療室扉と、前記コンテナの外部から前記前室に対して医療従事者および患者の何れか他方が入室するとともに、前記診療室扉から入室する前記一方の動線と当該前室に入室する当該他方の動線とが異なるように設けられる前室扉と、を備えたことを特徴とする医療用コンテナである。
請求項2に記載された発明は、前記前室は、感染症の感染予防および/または感染症の拡散防止のために前記診療室に隣接して設けられることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
請求項3に記載された発明は、前記診療室は、医療従事者の主たる行動範囲と患者の行動範囲とが分けられるように構成されてなることを特徴とする請求項2記載の医療用コンテナである。
請求項4に記載された発明は、前記診療室に設けられ、医療従事者側から患者側に向けて空気流が生じるように配置された陰圧設備と、を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の医療用コンテナである。
請求項5に記載された発明は、前記前室は、医療従事者の感染予防のために当該医療従事者が使用する部屋であり、前記空気流を形成するための外気を取り込む吸気口が前記診療室の前記前室に近い側に形成されることを特徴とする請求項4記載の医療用コンテナである。
請求項6に記載された発明は、前記診療室扉と前記前室扉とが前記コンテナの周囲4側面のうち異なる側面に形成されることにより前記動線を異ならせることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
本発明によれば、医療用テントに比べて実用性に優れた、移動型の診療所設備を提供することができる。
本実施の形態が適用される医療用コンテナの外観を示す斜視図である。 第1の実施形態が適用される医療用コンテナの内部を示す鳥瞰図である。 第1の実施形態が適用される医療用コンテナの内部を示す平面図である。 第2の実施形態が適用される医療用コンテナの内部を示す鳥瞰図である。 第2の実施形態が適用される医療用コンテナの内部を示す平面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される医療用コンテナの外観を示す斜視図である。本実施の形態で採用する医療用コンテナ10は、日本国における建築基準法に準拠して開発された構造の建築用コンテナであり、主要構造材はJIS鋼を用いたラーメン構造を有する。ここで、「コンテナ」は、内部に物を納め搬送するための可搬性容器であり、国内輸送や海上輸送など、種々の貨物輸送に使用される。「コンテナ」は、過酷な物流の現場での搬送に際してその内部の物を保護して搬送する、という頑強さおよび搬送のし易さを特性として有している。本実施の形態が適用される医療用コンテナでは、この「コンテナ」の特性を活かし、感染症対策などの医療現場での活用を図っている。なお、本実施の形態では建築用コンテナを採用しているが、ISO規格の海上輸送に準拠したISOコンテナなどを採用することも可能である。
図1に示す医療用コンテナ10は、柱であるコーナーポスト11とこのコーナーポスト11を結ぶ梁12とを組み、角部分である接合箇所を剛接合し、立体的な格子状(長方形)の骨組みを作ったラーメン構造の構造形式を有する。コーナーポスト11と梁12とには、例えば角形鋼管やH型鋼などの重量鉄骨が用いられる。短尺である妻側面21や長尺である桁側面22を構成する側壁や、屋根は、波状鋼板やエンボス鋼板などが用いられる。
また、図1に示す医療用コンテナ10は、桁側面22に、明かり取りのための窓23が形成されている。桁側面22は、図示される一方の桁側面22−1と、図示されない他方の桁側面の2つの側面が存在するが、ここでは、図示される一方の桁側面22−1に窓23が形成されている。この窓23は、一方の桁側面22−1が十字に切り取られ、例えば透明のアクリル板がはめ込まれており、人と人とが出会うとする医療関係の十字を連想させる意匠が採用されている。妻側面21の一つである一方の妻側面21−1には医療従事者用の扉32が形成され、桁側面22の一方の桁側面22−1には患者用の扉52が形成されている。この医療従事者用の扉32と患者用の扉52とが、医療用コンテナ10の周囲の4側面のうち異なる側面に形成されることで、医療従事者と患者との動線を異ならせることが容易となり、医療従事者の感染を抑制している。なお、医療従事者用の扉32、および患者用の扉52には、医療用コンテナ10の内部を観察できるように、透明のアクリル板やガラスなどの透明部材が用いられている。
医療用コンテナ10の内部は断熱材で覆われている。断熱材としては、発泡ウレタン、ロックウール、グラスウールなどが用いられる。発泡ウレタンは、ウレタン樹脂に発泡剤を混ぜた断熱材である。ロックウールは、玄武岩や安山岩といった天然の鉱石を高温で溶かし、それを繊維状に加工して成形して作る断熱材である。グラスウールは、ガラスを高温で溶かして繊維状に加工し、成形して作る断熱材である。これらの断熱材で医療用コンテナ10の内部を覆うことで、鋼部材で形成される医療用コンテナ10の内部の保温性を確保している。
〔第1の実施形態〕
次に、図2および図3を用いて、医療用コンテナ10の第1の実施形態について説明する。図2は、第1の実施形態が適用される医療用コンテナ10の内部を示す鳥瞰図、図3は、第1の実施形態が適用される医療用コンテナ10の内部を示す平面図である。
医療用コンテナ10の内部は、前室30と、診療室50とが、壁40を介して仕切られている。前室30は、診療室50に入る前の準備室であり、この第1の実施形態では、医者や看護師などの医療従事者が個人防護具の装着を行うためのクリーンな部屋である。前室30は、感染症の感染予防および/または感染症の拡散防止のために診療室50に隣接して設けられる。診療室50は、医療従事者が患者に対する診療、問診、検査などを行う部屋である。前室30は、医療用コンテナ10の一方の妻側面21−1の側に形成され、診療室50は、他方の妻側面21−2の側に形成されており、医療用コンテナ10の内部の長手方向にて、前室30と診療室50とが区分されている。
前室30は、医療用コンテナ10の外部から医療従事者が入室するための医療従事者用の扉32を備えている。第1の実施形態では、医療従事者用の扉32が前室扉となる。また、引き込んだ電気を医療用コンテナ10の設備へ配電する配電器33を備えている。更に、作業台34、非接触型消毒器35、自動靴カバー36などが備えられている。ここで、医療従事者は、診療室50の内部に入る前に、PHSや携帯電話、ポーチやポシェットなど、医療従事者が診療中でも自然に手を伸ばして触れてしまうおそれのあるものを予め取り外しておくことが好ましい。作業台34には、このような、医療従事者が自然に手を伸ばして触れてしまうおそれのあるものを置く台として機能する。非接触型消毒器35は、医療従事者が外から前室30に入室した際や、防護具に触る前、前室30から退出する際などに、頻繁に手指の衛生を行うためのものである。ここで、防護具としては、手袋、長袖ガウン、N95マスク、フェイスシールド、ヘアキャップ、靴カバー、などがある。自動靴カバー36は、医療従事者が靴を入れるだけで、靴カバーが自動的に装着される装置である。
前室30と診療室50とを仕切る壁40は、例えば複合パネルを用いて形成される。前室30と診療室50とを遮り、診療室50から前室30へのウィルスや菌の進入を防いでいる。この壁40には、扉42が設けられている。第1の実施形態にて、扉42は引き戸が採用されており、防護具を取り付けた医療従事者の動線を妨げず、円滑に動けるように工夫されている。
診療室50は、桁側面22の一方の桁側面22−1(図3の下方)に患者用の扉52を有しており、この患者用の扉52が診察室扉である。また、診療室50には、外気を取り入れる吸気口53と、開口窓54とを有している。吸気口53は、他方の桁側面22−2(図3の上方)の壁40に近い箇所に設けられている。また吸気口53にはフィルタが付けられ、雨などの吹き込みの防止策が取られている。開口窓54は、シリンダ付きの窓であり、診療室50内の空気の入れ換えなどの際に用いられる。
さらに、診療室50には、桁側面22の一方の桁側面22−1側かつ前室30からは遠い他方の妻側面21−2側に、設備用壁45が形成される。そして、この設備用壁45により区切られた領域には、陰圧設備46と変圧器47とが設けられている。陰圧設備46は、診療室50の内部を陰圧に保つことで、汚染を診療室50の外部に拡散することを防いでいる。ここでは、紫外線殺菌装置を採用し、陰圧設備46を制御する制御装置は、無段階調整を可能としている。この陰圧設備46を内部に備えた医療用コンテナ10は、感染症拡大を防止する空間浄化設備を内蔵した移動可能な診療所と言える。これにより、院内感染を防ぐための陰圧室を別棟で必要な医療機関や介護施設などに、短期間で陰圧環境を提供することができる。
また、診療室50には、カーテンレール55が設備として設けられる。さらに、内部の什器として、壁40に近い側に医師用椅子56と診療机57が設けられ、診療机57から壁40に対して遠い側に患者用椅子58や診察台59などが配置される。なお、図示しないが、診療室50内における壁40の扉42の付近に、医療従事者が退出する際に防護具を廃棄するバイオハザードボックス(感染性廃棄物ボックス)や、消毒器などが配置されることが好ましい。
このような設備や什器の配置により、診療室50の内部は、図3に示すような、医療従事者の主たる行動範囲である第1の行動範囲AR1と、患者の行動範囲である第2の行動範囲AR2とに分けられる。第1の行動範囲AR1は、診療室50の内部であって前室30に近い側とされる。これにより、医療従事者は、前室30と、診療室50の第1の行動範囲AR1とが主たる行動範囲となり、患者の行動範囲である第2の行動範囲AR2への侵入は、診察台59を利用する際だけに限られる。これにより、医療従事者が患者に接触しないように、可能な限り動線を分けることができ、医療従事者の感染を軽減できる。
また、診療室50の内部では、図3の右上方に設けられる吸気口53から、図の左下方向に設けられる陰圧設備46に向けて、空気流Fが生じている。空気流Fが、医療従事者を上流側とし、患者を下流側となるように、本実施の形態では、意図的な風の流れを形成している。すなわち、診療室50の内部は、医療従事者の主たる行動範囲である第1の行動範囲AR1と、患者の行動範囲である第2の行動範囲AR2とに分けられるとともに、この第1の行動範囲AR1が上流側であり、第2の行動範囲AR2が下流側となるように、吸気口53と陰圧設備46とが配置されている。これによって、医療従事者の背後側や一側面側から、患者側に空気が流れることで、診療を行う医療従事者の感染が抑制できる環境を提供している。
以上のように、第1の実施形態によれば、医療従事者の行動範囲と患者の行動範囲を分け、医療従事者の動線と患者の動線とを分けることで、医療従事者の感染を抑制できる。また、診療室50の内部を陰圧にしてウィルスの外部への飛散を抑制するとともに、医療従事者側から患者側への空気流を生じさせることで、医療従事者への感染を抑制できる。更に、前室30側と診療室50の医療従事者側とを近接させ、医療従事者の動線を限ることで、前室30のクリーン化を図ることも可能となる。なお、医療従事者が手袋やガウンを装着したまま診療室50の外へ出ると、ウィルスや菌を伝幡させる可能性が高いことから、診療後の医療従事者は、診療室50から前室30に入る前に、防護具を取り外すことが好ましい。医療従事者は、診察が終了した際、診療室50内で手指消毒を行い、ガウンと手袋を外す。そして、バイオハザードボックスへ廃棄し、手指消毒する。そして、ヘアキャップ、フェイスシールドを外し、最後に、アルコールを用いて手指消毒を行って、扉42を開け前室30に入るような運用を行うことで、前室30を常にクリーンに保ち、ウィルスの伝幡を更に抑制できる。
〔第2の実施形態〕
次に、図4および図5を用いて、医療用コンテナ10の第2の実施形態について説明する。図4は、第2の実施形態が適用される医療用コンテナ10の内部を示す鳥瞰図、図5は、第2の実施形態が適用される医療用コンテナ10の内部を示す平面図である。
第1の実施形態では、前室30を医療従事者が利用するものであった。この第2の実施形態では、前室60を患者が利用する態様である。尚、第1の実施形態と同様な機能は同様の符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
医療用コンテナ10の内部は、前室60と、診療室80とが、壁40を介して仕切られている。前室60は、診療室80に入る前の準備室であり、この第2の実施形態では、患者が診療を受ける前に、患者が待ち合いや着替えなどを含め何らかの準備を行うことが可能な部屋である。前室60は、診療室80に隣接して設けられる。診療室80は、医療従事者が患者に対する診療、問診、検査などを行う部屋である。前室60は、医療用コンテナ10の他方の妻側面21−2の側に形成され、診療室80は、一方の妻側面21−1の側に形成されており、医療用コンテナ10の内部の長手方向にて、前室60と診療室80とが区分されている。
前室60は、医療用コンテナ10の外部から患者が入室するための患者用の扉61を備えている。第2の実施形態では、患者用の扉61が前室扉となる。また前室60には、外気を取り入れる吸気口62が、桁側面22の一方の桁側面22−1(図5の下方)かつ壁40に近い箇所に設けられている。さらに医療用コンテナ10には、前室60の設備用壁45を隔てて前室用陰圧設備48が設けられている。この前室用陰圧設備48が前室60の他方の桁側面22−2(図5の下方)側に配置されており、前室60内を陰圧にするとともに、図5の下方から上方に向けて、前室60内に空気流F2を生じさせている。
前室60には、作業台34、非接触型消毒器35、自動靴カバー36などが備えられているが、ここでは、医療従事者ではなく患者が使用する。非接触型消毒器35は、患者が外から前室30に入室した際や、前室30から退出する際などに、手指の衛生を行うためのものである。自動靴カバー36は、患者が靴を入れるだけで、靴カバーが自動的に装着される装置である。前室60と診療室80とは、壁40に仕切られる。この壁40には、扉42が設けられている。第2の実施形態では、扉42は開き戸である。
診療室80は、医療用コンテナ10の一方の妻側面21−1に、医療従事者が診療室80に入室するための医療従事者用の扉32を備えている。第2の実施形態では、この医療従事者用の扉32が診察室扉となる。また、診療室80は、桁側面22の一方の桁側面22−1(図5の下方)に診療を受けた後の患者が利用する患者用の扉52を有している。但し、この患者用の扉52を用いずに、診療を受けた後の患者が前室60の患者用の扉61を利用して医療用コンテナ10の外部へ出るように構成することもできる。
また、診療室80には、外気を取り入れる吸気口83を有している。吸気口83は、一方の桁側面22−1(図5の下方)であって、一方の妻側面21−1(図5の右側)に近い箇所に設けられている。また、医療用コンテナ10は、壁40を介して仕切られた領域に、診療室50の内部を陰圧に保つための陰圧設備46が設けられている。陰圧設備46は、診療室50の内部を陰圧に保つことで、汚染を診療室80の外部に拡散することを防いでいる。
また、診療室80には、第1の実施形態と同様に、カーテンレール55が設備として設けられる。さらに、内部の什器として、一方の妻側面21−1に近い側に医師用椅子56と診療机57が設けられ、診療机57から一方の妻側面21−1に対して遠い側に患者用椅子58や診察台59などが配置される。
このような設備や什器の配置により、診療室80の内部は、図5に示すような、医療従事者の主たる行動範囲である第1の行動範囲AR1と、患者の行動範囲である第2の行動範囲AR2とに分けられる。医療従事者は、診療室80の第1の行動範囲AR1が主たる行動範囲となり、患者の行動範囲である第2の行動範囲AR2への侵入は、診察台59を利用する際だけに限られる。これにより、医療従事者が患者に接触しないように、可能な限り動線を分けることができ、医療従事者の感染を軽減できる。
また、診療室80の内部では、図5の右下方に設けられる吸気口83から、図の左上方向に設けられる陰圧設備46に向けて、空気流Fが生じている。空気流Fが、医療従事者を上流側とし、患者を下流側となるように、本実施の形態では、意図的な風の流れを形成している。すなわち、診療室50の内部は、医療従事者の主たる行動範囲である第1の行動範囲AR1と、患者の行動範囲である第2の行動範囲AR2とに分けられており、この第1の行動範囲AR1が上流側であり、第2の行動範囲AR2が下流側となるように、吸気口83と陰圧設備46とを配置した。これによって、医療従事者の背後側や一側面側から、患者側に空気が流れることで、診療を行う医療従事者の感染が抑制できる環境を提供している。
以上のように、第2の実施形態も、第1の実施形態と同様に、医療従事者の行動範囲と患者の行動範囲を分け、医療従事者の動線と患者の動線とを分けることで、医療従事者の感染を抑制できる。また、診療室80の内部を陰圧にしてウィルスの外部への飛散を抑制するとともに、医療従事者側から患者側への空気流を生じさせることで、医療従事者への感染を抑制できる。なお、第2の実施形態では、妻側面21の一つである一方の妻側面21−1に医療従事者用の扉32が形成され、妻側面21の一つである他方の妻側面21−2に患者用の扉61が形成されている。この医療従事者用の扉32と患者用の扉61とが、医療用コンテナ10の周囲の4側面のうち異なる側面に形成されることで、医療従事者と患者との動線を異ならせることが容易となり、医療従事者の感染を抑制できる。
尚、前室60に、真空衛生のトイレシステムを配置することもできる。この真空衛生のトイレシステムでは、例えば配管内に真空を作り、便器洗浄時に汚物を強い気流で吸い込み、少量の水で洗浄する。このシステムを配置することで、例えば新型コロナウィルス感染者が使うトイレからの感染を抑制することが可能となる。
10…医療用コンテナ、11…コーナーポスト、12…梁、21…妻側面、21−1…一方の妻側面、21−2…他方の妻側面、22…桁側面、22−1…一方の桁側面、22−2…他方の桁側面、23…窓、30…前室、32…医療従事者用の扉、40…壁、42…扉、46…陰圧設備、50…診療室、52…患者用の扉、53…吸気口、60…前室、61…患者用の扉、80…診療室、83…吸気口
本発明は、医療用テントに比べて実用性に優れた診療所設備を提供することにある。
請求項1に記載された発明は、コンテナの内部に設けられ医療従事者が患者を診療する診療室と、前記コンテナの内部に設けられ前記診療室との間に扉を介して当該診療室と仕切られる前室と、前記診療室に対して医療従事者および患者の何れか一方が入室する診療室扉と、前記前室に対して医療従事者および患者の何れか他方が入室するとともに、前記診療室扉から入室する前記一方の動線と当該前室に入室する当該他方の動線とが異なるように設けられる前室扉と、を備えたことを特徴とする医療用コンテナである。
請求項2に記載された発明は、前記前室は、感染症の感染予防および/または感染症の拡散防止のために前記診療室に隣接して設けられることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
請求項3に記載された発明は、前記診療室は、医療従事者の主たる行動範囲と患者の行動範囲とが分けられるように構成されてなることを特徴とする請求項2記載の医療用コンテナである。
請求項4に記載された発明は、前記診療室に設けられ、医療従事者側から患者側に向けて空気流が生じるように配置された陰圧設備と、を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の医療用コンテナである。
請求項5に記載された発明は、前記前室は、医療従事者の感染予防のために当該医療従事者が使用する部屋であり、前記空気流を形成するための外気を取り込む吸気口が前記診療室の前記前室に近い側に形成されることを特徴とする請求項4記載の医療用コンテナである。
請求項6に記載された発明は、前記診療室扉と前記前室扉とが前記コンテナの周囲4側面のうち異なる側面に形成されることにより前記動線を異ならせることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
請求項7に記載された発明は、前記前室内が陰圧とされていることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
請求項8に記載された発明は、前記前室内にトイレシステムが配置されていることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
請求項9に記載された発明は、前記コンテナの側面に医療関係の十字を連想させる意匠が採用されていることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
本発明によれば、医療用テントに比べて実用性に優れた診療所設備を提供することができる。
請求項1に記載された発明は、コンテナの内部に設けられ医療従事者が感染症の患者を診療する診療室と、前記コンテナの内部に設けられ前記診療室との間に扉を介して仕切られる前室と、前記診療室に対して前記医療従事者および前記患者の何れか一方が入室する診療室扉と、前記前室に対して前記医療従事者および前記患者の何れか他方が入室するとともに、前記診療室扉から入室する前記一方の動線と当該前室に入室する当該他方の動線とが異なるように設けられる前室扉と、を備え、前記前室と前記診療室との仕切りから見て前記コンテナの一方の妻側面側に当該前室が形成され他方の妻側面側に当該診療室が形成されて、当該コンテナの内部の長手方向にて当該前室と当該診療室とが区分されていることを特徴とする医療用コンテナである。
請求項に記載された発明は、前記診療室に設けられ、前記医療従事者側から前記患者側に向けて空気流が生じるように配置された陰圧設備と、を更に備えたことを特徴とする請求項記載の医療用コンテナである。
請求項に記載された発明は、前記前室は、前記医療従事者の感染予防のために当該医療従事者が使用する部屋であり、前記空気流を形成するための外気を取り込む吸気口が前記診療室の前記前室に近い側に形成されることを特徴とする請求項記載の医療用コンテナである。
請求項に記載された発明は、前記診療室扉と前記前室扉とが前記コンテナの周囲4側面のうち異なる側面に形成されることにより前記動線を異ならせることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
請求項に記載された発明は、前記前室内および/または前記診療室内が陰圧とされていることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
請求項に記載された発明は、前記患者が使うトイレシステムが配置されていることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
請求項に記載された発明は、前記コンテナの側面に、当該側面が十字に切り取られることにより形成された窓を備えたことを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナである。
診療室50は、桁側面22の一方の桁側面22−1(図3の下方)に患者用の扉52を有しており、この患者用の扉52が診室扉である。また、診療室50には、外気を取り入れる吸気口53と、開口窓54とを有している。吸気口53は、他方の桁側面22−2(図3の上方)の壁40に近い箇所に設けられている。また吸気口53にはフィルタが付けられ、雨などの吹き込みの防止策が取られている。開口窓54は、シリンダ付きの窓であり、診療室50内の空気の入れ換えなどの際に用いられる。
診療室80は、医療用コンテナ10の一方の妻側面21−1に、医療従事者が診療室80に入室するための医療従事者用の扉32を備えている。第2の実施形態では、この医療従事者用の扉32が診室扉となる。また、診療室80は、桁側面22の一方の桁側面22−1(図5の下方)に診療を受けた後の患者が利用する患者用の扉52を有している。但し、この患者用の扉52を用いずに、診療を受けた後の患者が前室60の患者用の扉61を利用して医療用コンテナ10の外部へ出るように構成することもできる。

Claims (6)

  1. コンテナの内部に設けられ医療従事者が患者を診療する診療室と、
    前記コンテナの内部に設けられ前記診療室との間に扉を介して当該診療室と仕切られる前室と、
    前記コンテナの外部から前記診療室に対して医療従事者および患者の何れか一方が入室する診療室扉と、
    前記コンテナの外部から前記前室に対して医療従事者および患者の何れか他方が入室するとともに、前記診療室扉から入室する前記一方の動線と当該前室に入室する当該他方の動線とが異なるように設けられる前室扉と、
    を備えたことを特徴とする医療用コンテナ。
  2. 前記前室は、感染症の感染予防および/または感染症の拡散防止のために前記診療室に隣接して設けられることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナ。
  3. 前記診療室は、医療従事者の主たる行動範囲と患者の行動範囲とが分けられるように構成されてなることを特徴とする請求項2記載の医療用コンテナ。
  4. 前記診療室に設けられ、医療従事者側から患者側に向けて空気流が生じるように配置された陰圧設備と、を更に備えたことを特徴とする請求項3記載の医療用コンテナ。
  5. 前記前室は、医療従事者の感染予防のために当該医療従事者が使用する部屋であり、
    前記空気流を形成するための外気を取り込む吸気口が前記診療室の前記前室に近い側に形成されることを特徴とする請求項4記載の医療用コンテナ。
  6. 前記診療室扉と前記前室扉とが前記コンテナの周囲4側面のうち異なる側面に形成されることにより前記動線を異ならせることを特徴とする請求項1記載の医療用コンテナ。
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