JP2021173802A - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents

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Abstract

【課題】露光波長と再生波長との間のズレに起因して生じうるホログラムの性能低下を低減する。【解決手段】乗員の前方に設けられるホログラムと、ホログラムに向けて複数の色の光を投射する画像光照射部とを備え、画像光照射部は、第1の色の光を発生する第1光源を含み、ホログラムは、第1の色に対応する第1の光により干渉縞が記録されており、画像光照射部は、第1光源からの光をホログラムへと導く光学系が、第1光源により発生される光の波長と、干渉縞の記録に用いた第1の光の波長との差異に応じた補正量だけ補正されている、ヘッドアップディスプレイが開示される。【選択図】図6

Description

本開示は、ヘッドアップディスプレイに関する。
レーザ干渉露光装置を用いてホログラムに所望の特性を付与する技術が知られている。
特開2001−154179号公報
しかしながら、実装状態では、露光の際の波長(露光波長)と、ホログラムに入射される光の波長(再生波長)との間にズレが発生する場合がある。かかるズレが生じると、ホログラムの性能が低下する場合(例えば色の再現性が低下する場合等)がある。
そこで、本開示は、露光波長と再生波長との間のズレに起因して生じうるホログラムの性能低下を低減することを目的とする。
1つの側面では、移動体に搭載されるヘッドアップディスプレイであって、
乗員の前方に設けられるホログラムと、
前記ホログラムに向けて複数の色の光を投射する画像光照射部とを備え、
前記画像光照射部は、第1の色の光を発生する第1光源を含み、
前記ホログラムは、前記第1の色に対応する第1の光により干渉縞が記録されており、
前記画像光照射部は、前記第1光源からの光を前記ホログラムへと導く光学系が、前記第1光源により発生される光の波長と、前記干渉縞の記録に用いた前記第1の光の波長との差異に応じた補正量だけ補正されている、ヘッドアップディスプレイが開示される。
本開示によれば、露光波長と再生波長との間のズレに起因して生じうるホログラムの性能低下を低減することが可能となる。
ヘッドアップディスプレイの車両搭載状態を車両側方視で概略的に示す図である。 画像光照射装置の構成を示す概略図である。 ダイクロイックミラーユニットに対する代替例を示す説明図である。 ホログラムに係る干渉縞の記録用のレーザ光の特性の説明図である。 画像光照射装置からホログラムに入射されるレーザ光の特性の説明図である。 光学系の補正を実現するための機械的な構成の一例を説明する概略斜視図である。 図6の構成の配置例を示す図である。 光学系の補正を実現するための機械的な構成の一例を説明する概略図である。
以下、添付図面を参照しながら各実施例について詳細に説明する。
[ヘッドアップディスプレイの構成]
図1は、ヘッドアップディスプレイ1の車両VC(移動体の一例)への搭載状態を車両側方視で概略的に示す図である。図2は、画像光照射装置2の構成を示す概略図である。なお、図2において、点線の矢印R0からR4は、電気信号の流れを模式的に示す。
ヘッドアップディスプレイ1では、図1に示すように、ウインドシールドWSに表示光が照射されると、車両VCを運転する運転者にとっては、ウインドシールドWSよりも前方に、当該照射によって得られた表示像(虚像表示)VIが見える。これにより、運転者は、前方風景と重畳させて表示像VIを視認できる。したがって、運転者は、インストルメントパネル9内のメータを見る場合に比べて視線移動の少ない態様で車両情報等を把握でき、利便性及び安全性が向上する。
ヘッドアップディスプレイ1は、画像光照射装置2(画像光照射部の一例)と、ホログラム3とを含む。
画像光照射装置2は、運転者の前方に位置するウインドシールドWS上のホログラム3に向けて画像に係る光を投射する。ウインドシールドWS上のホログラム3は、運転者のアイボックス内に画像に係る光を反射する。この場合、アイボックスに係る視点から視て、運転者の視野前方に、画像に係る光に基づく表示像VIを形成する。
本実施例では、一例として、画像光照射装置2は、図2に示すように、レーザユニット10と、ダイクロイックミラーユニット20と、集光レンズ28と、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スキャナ30と、スクリーン40と、制御装置50とを含む。
レーザユニット10は、赤、青、緑の各色のレーザ照射装置11、12、13を含む。レーザ照射装置11は、赤色の波長域のレーザ光を出射する。レーザ照射装置12は、青色の波長域のレーザ光を出射する。レーザ照射装置13は、緑色の波長域のレーザ光を出射する。なお、本実施例では、かかる3色のレーザ光を出射可能であるので、フルカラーの表示像VIを生成可能である。ただし、変形例では、表示可能な色のバリエーションは少なくてもよい。
ダイクロイックミラーユニット20は、レーザ照射装置11、12、13のそれぞれに対応するダイクロイックミラー21、22、23を有する。ダイクロイックミラー21は、赤色の波長域のみを反射する。従って、ダイクロイックミラー21は、レーザ照射装置11から入射するレーザ光のみを、集光レンズ28に向けて反射できる。ダイクロイックミラー22は、赤色の波長域を透過し、青色の波長域を反射する。従って、ダイクロイックミラー22は、ダイクロイックミラー21から入射するレーザ光を透過しつつ、レーザ照射装置12から入射するレーザ光を、集光レンズ28に向けて反射できる。同様に、ダイクロイックミラー23は、赤色及び青色の波長域を透過し、緑色の波長域を反射する。従って、ダイクロイックミラー23は、ダイクロイックミラー22から入射するレーザ光を透過しつつ、レーザ照射装置13から入射するレーザ光を、集光レンズ28に向けて反射できる。
集光レンズ28は、上述したようにダイクロイックミラーユニット20から入射するレーザ光(赤、青、緑の各色のレーザ光)を集光して、MEMSスキャナ30に向けて出射する。
集光レンズ28は、ダイクロイックミラーユニット20から入射するレーザ光が、スクリーン40を形成する複数のマイクロレンズのそれぞれのサイズよりも小さいスポット径(直径)で、スクリーン40上に投射されるように構成・配置される。
MEMSスキャナ30は、集光レンズ28から入射するレーザ光を、スクリーン40上に投射する。MEMSスキャナ30は、直交する2軸まわりに回転可能なMEMSミラーを備える。スクリーン40上のレーザ光の投射位置は、MEMSミラーの向きに応じて変化する。従って、MEMSスキャナ30は、スクリーン40上のレーザ光の投射位置を任意に変化させることができる。
スクリーン40は、平面内に延在する。本実施例では、一例として、スクリーン40は、水平面内に延在するが、水平面に対して若干傾斜する向きで配置されてもよい。スクリーン40は、平面内で規則的に配列される複数のマイクロレンズ(図示せず)を含む。すなわち、スクリーン40は、2次元のマイクロレンズアレイを含む。
制御装置50は、ECU(Electronic Control Unit)のようなコンピュータにより実現されてよい。制御装置50は、レーザ制御部51と、スキャナ制御部52とを含む。
レーザ制御部51は、表示像VIを生成するための画像信号に基づいて、レーザユニット10を制御する(図2の矢印R1からR3参照)。なお、画像信号は、外部のECUにより生成されて、制御装置50に与えられてもよいし(図2の矢印R0参照)、制御装置50が自身で生成してもよい。
画像信号は、例えば、所定のサイズ及び所定の分解能の画像の各画素の画素値(輝度や色)を表す信号である。また、第2画像信号は、例えば、所定のサイズ及び所定の分解能の画像の各画素の画素値(輝度や色)を表す信号である。なお、画像の各画素は、スクリーン40の各位置(走査面上の各位置)と対応付けられる。例えば、画像の各画素は、スクリーン40の各位置(走査面上の各位置)と一対一の関係で対応付けられてよい。なお、スクリーン40の各位置は、MEMSスキャナ30のMEMSミラーの各向きと対応付けられる。
レーザ制御部51は、画像信号に基づいて、レーザユニット10を制御するときは、画像信号に含まれる各画素の画素値に基づいて、レーザユニット10から各画素に応じたタイミングで各画素値に応じた色のレーザ光が出射されるように、レーザユニット10を制御する。
スキャナ制御部52は、MEMSスキャナ30を制御する(図2の矢印R4参照)。すなわち、スキャナ制御部52は、MEMSスキャナ30のMEMSミラーの向きを制御することで、レーザ光をスクリーン40上で走査する。ここで、「レーザ光をスクリーン40上で走査する」とは、スクリーン40に係る平面上のレーザ光の投射位置(スクリーン40に係る平面に垂直に視たときの、投射位置)を変化させることを指す。また、以下で「走査パターン」とは、投射位置の軌跡(スクリーン40に係る平面上での、レーザ光の投射位置の軌跡)を指す。また、スクリーン40に係る平面(すなわち、複数のマイクロレンズが配列される平面)を、「走査面」とも称する。
具体的には、スキャナ制御部52は、レーザ制御部51と協動して、画像信号に応じたレーザ光を所定の走査パターンで走査する。すなわち、スキャナ制御部52は、画像信号に含まれる各画素の画素値に基づいて、各画素に対応した走査面上の各位置に、レーザユニット10からのレーザ光が投射されるように、MEMSスキャナ30を制御する。
なお、図2に示した画像光照射装置2は、特定の構成を有するが、画像光照射装置2の構成は、複数の色のレーザ光に係る光源を有する限り、任意である。従って、画像光照射装置2は、ダイクロイックミラーユニット20に代えて、例えば図3に示すように、クロスプリズム20Aが利用されてもよい。なお、図3には、レーザ照射装置11、12、13は、それぞれ、光源111、121、131とコリメータレンズ112、122、132とを含む態様で図示されている。また、図2に示した画像光照射装置2は、ウインドシールドWS上のホログラム3に光を直接的に投射するが、光学部材を介して投射されてもよい。例えば、スクリーン40からの光は、凹面鏡で反射されてからウインドシールドWS上のホログラム3に投射されてもよい。また、図2に示した画像光照射装置2は、ウインドシールドWS上のホログラム3だけに光を投射するが、ホログラム3とウインドシールドWSの双方に光を投射することで、表示像VIを形成してもよい。
ホログラム3は、ウインドシールドWSに設けられる。ホログラム3は、ウインドシールドWSの室内側の表面に貼り付けられてもよいし、ウインドシールドWSの内層(例えば中間膜内)に設けられてもよい。
ホログラム3は、例えば、フォトポリマーにより形成されてよい。ホログラム3のタイプは、反射型、位相型、かつ体積型である。ホログラム3は、厚さ数ミクロンのホログラムフィルムにより実現されてもよい。ホログラム3には、干渉縞が例えば屈折率の変化の形で記録される。なお、ホログラム3にはRGBの波長各々に係る干渉縞が記憶される。この場合、RGBの波長各々に係る干渉縞ごとホログラム層を作成し、その3つのホログラム層を積層することで積層型のホログラム3を形成してもよい。あるいは、RGBの干渉縞を重ねて記録する多重型のホログラム3が実現されてもよい。なお、このような干渉縞の記録(露光)には、任意のレーザ干渉露光装置が利用されてよい。
[色ズレ補正]
次に、図4以降を参照して、ホログラム3に関連した色ズレ補正について説明する。
図4は、ホログラム3に係る干渉縞の記録用のレーザ光の特性の説明図であり、図5は、画像光照射装置2からホログラム3に入射されるレーザ光の特性の説明図である。
図4及び図5には、それぞれ、横軸に入射角度を取り、縦軸に回折効率を取り、一例として、G(緑色)に係る干渉縞の記録用のレーザ光の特性L400、L401と、R(赤色)に係る干渉縞の記録用のレーザ光の特性L500、L501とが示される。図4に示すように、記録用のレーザ光の特性L400、L500は、ともに所定の入射角度α0で回折効率がピークとなる。なお、所定の入射角度α0は、画像光照射装置2からホログラム3に入射されるレーザ光の入射角度に対応してよく、画像光照射装置2とホログラム3との正規の位置関係(設計図での位置関係)から一意に定まる。これに対して、図5に示すように、画像光照射装置2からのレーザ光の特性L401は、所定の入射角度α0で回折効率がピークとなる一方、特性L501は、所定の入射角度α0からずれた入射角度α1で回折効率がピークとなっている。なお、図5は、ある個体の特性を例示的に示すものであり、他の個体を用いた場合は、異なる特性が示される場合もある。
ところで、一般的に、光の回折効率は、入射角度がブラックの条件を満たす角度であるときに、ピークとなる。ブラックの条件は、以下のとおりである。
2dsinθ=nλ
ここで、dは干渉縞の間隔、θはホログラム3に対する光の成す角度、λは光の波長、nは自然数である。従って、図4及び図5に示すような特性の差は、λの差に起因していることが分かる。すなわち、干渉縞の記録用のレーザ光の波長(露光波長)と、画像光照射装置2からホログラム3に入射されるレーザ光の波長(再生波長)とが異なることで、係る特性差が生じる。
このようにして、干渉縞の記録用のレーザ光の特性と、画像光照射装置2からホログラム3に入射されるレーザ光の特性とが異なると、ホログラム3の性能が低下する場合がある。具体的には、例えば、ホログラム3で表現する表示像VIにおける色の再現性が低下する場合がある。例えば図5に示すような特性の差異(露光波長と再生波長との間の差異)が生じた場合、黄色で表現されるべき像部分が、緑色と赤色とが分離したような表現(以下、このような表示像VIの色表現の低下態様を「色ズレ」とも称する)で視認される場合がある。
この点、露光波長と再生波長との間の差異は、本来無いように設計される。すなわち、レーザユニット10は、露光波長と再生波長との間の有意な差異が実質的に生じないように設計される。
しかしながら、実際には、レーザユニット10の個体差や経年変化等に起因して、露光波長と再生波長との間の有意な差異が生じてしまう場合がありうる。
そこで、本実施例によるヘッドアップディスプレイ1は、このような、露光波長と再生波長との間の有意な差異が生じた場合に、差異に応じた補正量だけレーザユニット10の光学系が補正される。
具体的には、本実施例では、例えば図5に示すように、R(赤色)に関して露光波長と再生波長との間の有意な差異が生じた場合、画像光照射装置2におけるR(赤色)に係る光学系(レーザ照射装置11やダイクロイックミラー21)が、差異に応じた補正量だけ補正される。光学系の補正は、例えば正規の向きや位置に対する補正により実現されてもよい。なお、正規の向きや位置とは、設計値に基づく向きや位置を表す。例えば、レーザ照射装置11に関する補正は、光源111の光軸、及び、コリメータレンズ112の光軸のうちの少なくともいずれか一方を、正規の光軸の方向に対して、補正量に応じた角度だけ傾斜され又は補正量に応じたオフセット量だけオフセットすることで、実現されてもよい。同様に、レーザ照射装置12に関する補正は、光源121の光軸、及び、コリメータレンズ122の光軸のうちの少なくともいずれか一方を、正規の光軸の方向に対して、補正量に応じた角度だけ傾斜され又は補正量に応じたオフセット量だけオフセットすることで、実現されてもよい。レーザ照射装置13についても同様である。
例えば、図5に示すように、R(赤色)に関して露光波長と再生波長との間の有意な差異が生じており、特性L501が所定の入射角度α0からずれた入射角度α1で回折効率がピークとなる場合、レーザ照射装置11に関する補正は、赤色に係るレーザ光の、ホログラム3に対する入射角度が入射角度α1となるように実現されてもよい。
このようにして本実施例によれば、レーザユニット10の個体差や経年変化等に起因して、露光波長と再生波長との間の有意な差異が生じてしまう場合でも、レーザユニット10の光学系が補正されるので、かかる有意な差異に起因して生じうる不都合(色ズレ等)を低減できる。
なお、上述した光学系の補正を実現するための機械的な構成は任意である。補正は、製造の際に固定的に実現されてもよいし、出荷後にも実現可能な態様で実現されてもよい。後者の場合、例えばアクチュエータによる可動機構を、光学系に適用し、光学系の補正をアクチュエータの駆動により実現してもよい。以下では、上述した光学系の補正を実現するための機械的な構成例について概説する。
図6は、光学系の補正を実現するための機械的な構成の一例を説明する概略斜視図である。
図6では、光源111は、支持台600に取り付けられた楕円状の殻部材602内に収容される。殻部材602は、先端部に開口6021を有し、開口6021を介して光源111からの光を出射できる。殻部材602は、支持台600に形成される開口部(図示せず)を覆うように設けられ、当該開口部を通って光源111が殻部材602内に収容される。なお、殻部材602は、支持台600に一体に形成されてもよい。支持台600は、レーザユニット10の筐体(図示せず)に支持されてよい。
このような構成によれば、レーザユニット10の筐体(図示せず)に対する支持台600の向きや位置を調整することで、光源111の向きや位置を調整(補正)できる。
図7は、図6の構成の配置例を示す図である。
図7では、支持台600及び殻部材602は、各光源111、121、131に対応付けて設けられる。なお、図7では、各光源111、121、131に係る支持台600には、それぞれ、符号600A、600B、600Cが付されて区別されている。各支持台600A、600B、600Cは、それぞれ、独立であるので、各光源111、121、131は、それぞれに対して独立に、向きや位置を調整(補正)できる。なお、このような向きや位置の調整は、作業者により手動で実現されてもよい。
図8は、光学系の補正を実現するための機械的な構成の他の一例を説明する概略図である。
図8では、光源111は、コリメータレンズ112とともに共通のホルダ140に保持される。ホルダ140は、両端が開口した円筒状の形態であり、一端側の開口部には、光源111が嵌合され、他端にはコリメータレンズ112が嵌合される。このとき、ホルダ140は、光源111の光軸とコリメータレンズ112の光軸と一致するように、光源111とコリメータレンズ112とを保持する。ホルダ140は、レーザユニット10の筐体(図示せず)に支持されてよい。
このような構成によれば、レーザユニット10の筐体(図示せず)に対するホルダ140の向きや位置を調整することで、光源111の向きや位置を調整(補正)できる。例えば、ホルダ140は、正規の向きに対して、補正量に応じた角度だけ傾斜されることで、レーザユニット10の光学系が補正されてもよい。
なお、図8では、光源111について示されるが、他の光源121、131についても同様のホルダ140によりコリメータレンズ122、132とともに保持されてもよい。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。
例えば、上述した実施例では、MEMSスキャナ30を用いるものを示したが、DMD(デジタルミラーデバイス)を用いた構成や、または、スクリーンとしてTFT型液晶パネルを使用し、レーザー光を拡大して一括でスクリーンに照射する光学系を適用する構成であってもよい。
1 ヘッドアップディスプレイ
2 画像光照射装置
3 ホログラム
9 インストルメントパネル
10 レーザユニット
11 レーザ照射装置
12 レーザ照射装置
13 レーザ照射装置
20 ダイクロイックミラーユニット
20A クロスプリズム
21 ダイクロイックミラー
22 ダイクロイックミラー
23 ダイクロイックミラー
28 集光レンズ
30 MEMSスキャナ
40 スクリーン
50 制御装置
51 レーザ制御部
52 スキャナ制御部
111 光源
112 コリメータレンズ
121 光源
122 コリメータレンズ
131 光源
132 コリメータレンズ
140 ホルダ
600 支持台
602 殻部材
6021 開口

Claims (5)

  1. 移動体に搭載されるヘッドアップディスプレイであって、
    乗員の前方に設けられるホログラムと、
    前記ホログラムに向けて複数の色の光を投射する画像光照射部とを備え、
    前記画像光照射部は、第1の色の光を発生する第1光源を含み、
    前記ホログラムは、前記第1の色に対応する第1の光により干渉縞が記録されており、
    前記画像光照射部は、前記第1光源からの光を前記ホログラムへと導く光学系が、前記第1光源により発生される光の波長と、前記干渉縞の記録に用いた前記第1の光の波長との差異に応じた補正量だけ補正されている、ヘッドアップディスプレイ。
  2. 前記第1光源は、レーザ光源であり、
    前記レーザ光源の光軸は、正規の光軸の方向に対して、前記補正量に応じた角度だけ傾斜され又は前記補正量に応じたオフセット量だけオフセットされている、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  3. 前記第1光源は、レーザ光源であり、
    前記光学系は、コリメータレンズを含み、
    前記レーザ光源の光軸、及び、前記コリメータレンズの光軸のうちの少なくともいずれか一方は、正規の光軸の方向に対して、前記補正量に応じた角度だけ傾斜され又は前記補正量に応じたオフセット量だけオフセットされている、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  4. 前記第1光源は、レーザ光源であり、
    前記光学系は、コリメータレンズを含み、
    前記第1光源は、前記コリメータレンズとともに共通のホルダに保持されており、
    前記ホルダは、正規の向きに対して、前記補正量に応じた角度だけ傾斜されている、請求項1に記載のヘッドアップディスプレイ。
  5. 前記画像光照射部は、第2の色の光を発生する第2光源を更に含み、
    前記ホログラムは、前記第2の色に対応する第2の光により干渉縞が更に記録されており、
    前記画像光照射部は、前記第2光源からの光を前記ホログラムへと導く光学系が、前記第2光源により発生される光の波長と、前記干渉縞の記録に用いた前記第2の光の波長との差異に応じた補正量だけ補正されている、請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のヘッドアップディスプレイ。
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