JP2021173675A - 非破壊検査装置およびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】大型または高密度の一方向に長い形状の構造物を高画質でありながら、スループットの低下を抑制できる非破壊検査装置およびその方法を提供する。【解決手段】本発明の非破壊検査装置Kは、X線源1と、X線源1と測定対象物100を挟んで対向して配置され、X線源1から照射されるX線5に対してコリメータ210が前置されるX線検出器2と、X線源1とX線検出器2または測定対象物100をX線検出器2の長手方向に相対的に並進走査させる走査装置6と、走査装置6との並進走査を制御する走査制御装置7と、走査装置6による並進走査の際、X線源1とX線検出器2に対して測定対象物100の相対位置が異なる複数のX線透過データを収集するデータ収集装置7と、データ収集装置7から伝送されるX線透過データを受信し、X線断層像9を生成する画像再構成装置8とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、非破壊検査装置およびその方法に関する。
従来、産業用部品等の物体を非接触で非破壊検査する有効な手段の一つとして、X線CT装置がある。X線CT装置は、物体の周りを180〜360度回転して物体の断層像を撮像する装置であり、物体の内部構造を可視化できる。また、断層像を積み重ねることで、または物体全体を一括撮像することで、立体的に内部構造を表示することも可能である。
典型的なX線CT装置は、X線源およびX線検出器との間に測定対象物を配置し、測定対象物を回転走査する機構を有する。このため、回転が難しい測定対象物や、一方向に長い形状を有する測定対象物を撮像することが困難である。つまり、アスペクト比が高い測定対象物を撮像することが困難になっている。
これに対し、トモシンセシスまたはラミノグラフィという技術がある。トモシンセシスまたはラミノグラフィとは、測定対象物に対して、X線源と面状の2次元X線検出器を並進動作させながらレントゲン画像と呼ばれるX線透過画像またはX線透過データを複数取得する。そして、X線源からの距離に応じて複数のX線透過画像を、位置をずらしながら加算することで、簡易的に断層像を生成する手法である。
従来のX線CT装置で断層像を生成する際には、測定対象物の周囲180〜360°方向のデータが使用されるのに対して、トモシンセシスでの断層像生成のために取得されるデータ方向(角度)はそれよりも限定されてしまう。そのため、トモシンセシスでの画像は、従来のX線CT装置によるものと比べて画質が低い。さらに、X線は測定対象物と干渉して散乱する影響によりノイズが生じ、さらに画質が低下する。
トモシンセシスにおいて散乱線の影響を低減する方法として、特許文献1に記載された方法がある。特許文献1には、2次元検出器と対向する位置に複数のX線源を配置し、それぞれのX線源の形状をファンビームとすることでX線の広がりを抑える。これにより、測定対象物との相互作用を減らし、散乱線の影響を低減することが記載されている。
また、X線撮像において、散乱線の影響を低減する別の方法として、特許文献2に記載されているような、線状の1次元X線検出器(ラインセンサ)の前にコリメータを設置する方法がある。
特開2010−075620号公報 特開2009−109216号公報
しかしながら、特許文献1の方法では、複数のX線源で測定対象物を照射しているため、2次元X線検出器には測定対象物により散乱されたX線が重畳してしまい、画質低下の抑制が難しいという課題がある。特に産業用部品等の非破壊検査に用いられるX線は、医療用のものと比較してX線エネルギが高い。
そのため、X線はその照射方向に強く散乱される傾向が高く、その影響がより顕著となるという課題がある。また、2次元X線検出器は、一般的に高エネルギのX線に対する感度が低いという課題がある。画質の低下は、これらの課題が重畳することで生じる。
また、特許文献2に記載のコリメータは、X線の発生位置を見込む必要がある。そのため、2次元X線検出器へ適用するには、2次元X線検出器を構成する各素子ごとに、素子の位置からX線発生位置を見込むような角度を設ける必要があり、現実的には難しいという課題がある。
特許文献2に記載のコリメータの配置は、ラインセンサが適切であるが、この場合、2次元X線検出器と比較して、撮像に要する時間が増加するという課題もある。
本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、大型または高密度の一方向に長い形状の構造物を高画質でありながら、スループットの低下を抑制できる非破壊検査装置およびその方法の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の非破壊検査装置は、X線源と、前記X線源と測定対象物を挟んで対向して配置され、前記X線源から照射されるX線に対してコリメータが前置されるX線検出器と、前記X線源および前記X線検出器または前記測定対象物を前記X線検出器の長手方向に相対的に並進走査させる走査装置と、前記走査装置の並進走査を制御する走査制御装置と、前記走査装置による並進走査の際、前記X線源と前記X線検出器に対して前記測定対象物の相対位置が異なる複数のX線透過データを収集するデータ収集装置と、前記データ収集装置から伝送される前記X線透過データを受信し、X線断層像を生成する画像再構成装置とを備えている。
本発明によれば、大型または高密度の一方向に長い形状の構造物を高画質かつスループットの低下を抑制できる非破壊検査装置およびその方法が実現できる。
本発明に係る実施形態1の非破壊検査装置の一例を示す斜視図である。 管球型X線源を用いた非破壊検査装置の一例を示す斜視図である。 ラインセンサの前方に設置されるコリメータの一例を示す斜視図である。 ラインセンサの前方に設置される別のコリメータの一例を示す斜視図である。 実施形態1において使用される画像再構成アルゴリズムの一例についての原理を表す図である。 画像再構成演算装置で取得された複数の透過画像から画像再構成する様子を示す図である。 実施形態1の撮像と画像化の手順を表すフローチャートを表した図である。 本発明に係る実施形態2の非破壊検査装置の動作の一例の斜視図である。 本発明に係る実施形態2における撮像手順を記載したフローチャートを表した図である。 実施形態2で生成される画像の一例を表した図である。 実施形態3のX線ラミノグラフィ装置を用いて、並進走査前にスクリーニングする方法の一例を示す図である。 実施形態3のX線透過像から必要な検査箇所を特定する方法の一例を示す図である。 実施形態3のROIに絞って並進走査する方法の一例を示す図である。 実施形態4の断層像に輪郭強調フィルタを適用して輪郭強調断層像が生成される場合を示す図である。 実施形態4の非破壊検査装置で生成される断層像に輪郭強調フィルタを適用した画像から輪郭強調された3次元像の一例を示す図である。
本発明は、一方向に長い形状を有する大型または高密度な構造物に対して、放射線を用いて断層撮像する産業用の非破壊検査装置およびその方法に係る。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
<<実施形態1>>
図1に、本発明に係る実施形態1の非破壊検査装置Kの一例を示す。
実施形態1の非破壊検査装置Kは、X線ラミノグラフィ装置であり、測定対象100を挟んで、X線源1とラインセンサ2を対向配置する。X線源1は、測定対象100にX線を照射する。ラインセンサ2は、測定対象100を透過したX線を検知する。
図1に図示していないが、ラインセンサ2の前面には、コリメータ210(図3、図4参照)が設置されている。コリメータ210は、ラインセンサ2がX線の散乱を検知しないように設けている。
ラインセンサ2は、コリメータ210のスリット211a(図3参照)またはスリット211b(図4参照)を通過した測定対象100を透過したX線を検知する。X線源1とラインセンサ2は、並進走査装置6に取り付けられている。並進走査装置6は、X線源1とラインセンサ2とを測定方向に同期して走査する。
測定対象100の測定に際しては、並進走査装置6により、X線源1とラインセンサ2をそれぞれ測定対象物100に並行して同期して並進走査する(図1の矢印α11、α12)。並進走査装置6は制御装置7により走査が制御されている。
X線5が測定対象100を透過してラインセンサ2で検知されるX線透過データは、制御装置7を介して画像再構成演算装置8に伝送される。画像再構成演算装置8では、予め格納される画像再構成演算プログラムにより、伝送されるX線透過データから断層像9が生成される。
断層像9は、白色部分が、測定対象100を表し、灰色部分が、測定対象100がない部分の空気層を表す。図1では、X線源1の例として、X線最大エネルギが1MeV以上のX線を発生する電子線形加速器(LINAC)を図示している。電子線形加速器(LINAC)は、線源が高エネルギを必要とする対象物を測定できる。
図2に、管球型X線源1Aを用いた非破壊検査装置K1の一例を示す。
X線源1は、図2に示す数百keVの管球型X線源1Aであっても構わない。X線源1が管球型X線源1Aであっても、装置構成は図1と同様の構成にできる。また、管球型X線源1Aは、一般的にLINACよりもX線エネルギが低いため、校正を簡素化できたり、可搬型の非破壊検査装置とすることが比較的容易である。つまり、非破壊検査装置K1を現地に持っていき、測定できる。
<コリメータ210(210A、210B)>
図3に、ラインセンサ2の前方に設置されるコリメータ210Aの一例を示す。
ラインセンサ2は、水平方向(図3の横方向)に一列に配列された多数(例えば500個)の検出素子21により構成されている。各検出素子21には、検出素子21からの電気信号を取り出すプリント基板22が接続されている。
コリメータ210Aには、各検出素子21の前にスリット211aが設けられている。スリット211aの横幅は検出素子21の水平方向(図3の横方向)の厚さと同程度であり、縦幅は、最大で検出素子21の高さ(図3の上下方向)と同程度である。コリメータ210Aの横幅、縦幅とも小さいほど、透過するX線が小さくなるので画像の空間分解能は向上する。スリット211aのサイズそのものを可変にすることは寸法が小さいことから難しい。
そこで、図示しないが、例えば図3の高さ方向の幅を可変とするために、スリット211の前面に、スリット211aの縦方向の中心から上下に分かれて、それぞれが上下方向に開閉するシャッター機構を配置することが可能である。コリメータ210Aは、X線の遮蔽効果が高くなるようにタングステン等の密度の高い金属材料が使用される。これにより、検出素子21への水平方向(図3の横方向)および上下方向からの散乱線の入射を抑制できる。
図4に、ラインセンサ2の前方に設置される別のコリメータ210Bの一例を示す。ラインセンサ2については、図3と同様の配列である。
コリメータ210Bは、スリット211bが検出素子21の配列方向(図4の横方向)に大きく開口している。コリメータ210Bは、図3に示すコリメータ210Aと比較して、水平方向(図4の横方向)からの散乱線は入射してしまうものの、上下方向からの散乱線は抑制できる。そのため、コリメータ210Bは、画質低下を抑制する効果はある。また、コリメータ210Aと同様、コリメータ210Bの前面にシャッター機構を配置することが可能である。
<非破壊検査装置K(K1)の画像再構成アルゴリズムの一例>
X線ラミノグラフィ装置である非破壊検査装置Kで使用される画像再構成アルゴリズムの一例を図5および図6を用いて説明する。
図5に、実施形態1において使用される画像再構成アルゴリズムの一例についての原理を表す。
このアルゴリズムは、トモシンセシスと呼ばれる手法である。図5では、説明を単純化するため、X線源1001aが、図面の左から右にX線源1001b、X線源1001cと順次距離Δx移動する。平面X線検出器1002は、同じ位置に固定した状態としている。
図5の左の図において、平面X線検出器1002の図面水平方向中央に対して、左の位置にあるX線源1001aから照射されたX線5が、測定対象101、102、103を透過し、平面X線検出器1002において検出される。その時、平面X線検出器1002で取得された画像を透過画像1003aで示している。図5の中央の図は、距離Δx移動したX線源1001bの位置が平面X線検出器1002の図5の水平方向(横方向)中央にある時の場合を示す。
図5の右の図は、距離(2×Δx)移動したX線源1001cの位置が平面X線検出器1002の水平方向(図5の横方向)中央に対して右の位置にある場合を示す。
距離Δx移動したX線源1001b(図5の中央)、距離(2×Δx)移動したX線源1001c(図5の右)の各場合に対して、平面X線検出器1002で取得される透過画像1003b、1003cも透過画像1003aと同様に示す。
図6は、画像再構成演算装置8(図1参照)で、図5に示す取得された複数の透過画像1003a〜1003cから画像再構成する様子を示す。
図6では、図5の一点鎖線で示した測定対象物101が存在している断層104における断層像1004を再構成する場合を示している。図6の再構成では、例えば透過画像1003bを基準として、透過画像1003aおよび透過画像1003cを、断層104の位置情報に合わせて移動(図6の矢印1010)させる。移動(図6の矢印1010)における移動量Δsは、図5に示すΔx、Δs、h、Hを用いて以下の式により計算される。
(式1) Δs = (H−h)Δx/h
ここで、hは図5のX線源1001bから断層104までの距離を表し、HはX線源1001bから平面X線検出器1002までの距離を表す。
図6の透過画像1003aの移動(図6の矢印1010)は、あらかじめ透過画像1003bと全く同じ位置に重ね合わせたところから、図6の左方向にΔs移動させる。透過画像1003cについても、予め透過画像1003bと全く同じ位置に重ね合わせたところから、図6の右方向にΔs移動させる。
画像再構成演算装置8(図1参照)では、図6に示すように、透過画像1003aと透過画像1003cをそれぞれ左と右に移動(図6の矢印1010)させた状態で、透過画像1003a〜1003cを加算する再構成演算1011を実施し、断層像1004を生成する。この場合、図5の断層104における測定対象101を再構成することとしており、透過画像1003a〜1003cに結像された測定対象101の透過像が、図6に示すように、同じ位置に重なるように加算する。このとき、図6に示すように、測定対象102、103(図5参照)の透過像は同じ位置に重ならず、ぼけた画像(図6の破線)になり、測定対象101の像が強調された断層像1004(図6の太実線)となる。
画像再構成演算装置8において、図5に示す測定対象102や測定対象103の断層像1004(図6参照)を再構成する場合には、X線源1001bからそれぞれの測定対象102、103が存在している断層までの距離hに応じた移動量Δsにより透過画像1003aおよび透過画像1003cを移動(図6の矢印1010)させる。このようにすることで、X線源1001から面状X線検出器1002の間の任意の位置hにおける断層像1004(図6参照)を再構成することができる。また、X線源1001aから面状X線検出器1002の間の任意の位置hを細かい間隔で変化させることで3次元像を生成することも可能である。
図7に、実施形態1の撮像と画像化の手順を表すフローチャートを示す。
撮像と画像化の手順は、X線ラミノグラフィ装置での撮像をするステップ(S510)(図7のS511〜S517)と、画像再構成を実施するステップ(S520)(図7のS521〜S528)とを連動して、並行実施する手順を示している。
撮像開始(S500)後、ステップS510では、X線源1とラインセンサ2の走査を位置i=1から開始する(S511)。位置iは、各測定位置を示す。
最初の測定位置(位置i=1)において、ラインセンサ2はX線透過データを取得する(S512)。
ラインセンサ2で取得されたX線透過データは、制御装置7を介して、または、ラインセンサ2から、すぐに画像再構成演算装置8へ伝送される(S513)。その後、制御装置7で次の測定位置(位置i=i+1)が設定され(S514)、制御装置7で、位置i=i+1の測定位置が最初に計画された終了位置imaxを超えているかどうかを判定する(S515)。
位置i=i+1の測定位置が終了位置imaxを超えていなければ、並進走査装置6により、位置i=i+1の位置にX線源1とラインセンサ2を移動させ(S516)、その位置において、X線透過データを取得(S512)する。その後、S512〜S516の処理を繰り返す。
一方、S515において、位置i=i+1の測定位置が最初に計画された終了位置imaxを超えている場合には、走査を終了する(S517)。
以上の走査は、一測定位置ごとにX線源1とラインセンサ2を停止させて測定し、次の測定位置へ移動する、というような方式でもよいし、X線源1とラインセンサ2を停止させることなく連続的に走査する中で、各測定位置でデータを取得する方式でもよい。
図7の画像再構成を実施するステップ(S520)(図7のS521〜S528)では、下記の処理を行う。
撮像処理開始(スタート)(S500)後に、画像再構成演算装置8は、画像再構成演算を開始する(S521)。画像再構成演算装置8は、まず、撮像初期位置i=1やその他の演算にかかわる情報の設定等の前処理を実施する(S522)。
そして、画像再構成演算装置8はX線ラミノグラフィ装置のラインセンサ2から伝送される一測定位置のX線透過データの受信準備を実施し、X線透過データが伝送されるのを待ち受ける(S523)。画像再構成演算装置8は、ラインセンサ2から直接、または、制御装置7を介して、伝送されるX線透過データを受信し(S524)、受信した一測定位置のX線透過データを追加して断層像を更新する(S525)。
その後、画像再構成演算装置8は次の測定位置を位置i=i+1と設定し(S526)、画像再構成演算装置8はその測定位置i=i+1が最初に計画された終了位置imaxを超えているかどうかを判定する(S527)。測定位置i=i+1が終了位置imaxを超えていなければ、画像再構成演算装置8はX線透過データの受信準備をする(S523)。その後、S523〜S527の処理を繰り返す。その位置において、X線透過データを受信(S524)してS527までの処理を繰り返していく。
S527において、測定位置i=i+1が最初に計画された終了位置imaxを超えている場合には、画像再構成演算装置8は画像再構成演算を終了する(S528)。
ここでの画像再構成演算装置8の画像再構成演算は、先に説明したトモシンセシスであり、受信した一測定位置の透過データを、図5を用いて説明したように、hを変えることで図1に示すように、X線源1からラインセンサ2に向かうファンビーム(図1のX線5)が広がる面内の断層像9が更新される。この処理が初期測定位置(i=1)から最終測定位置(imax)まで繰り返されることで、最終的な断層像9が生成される。以上は、トモシンセシスの場合で説明したが、例えば、フィルタ補正逆投影法(Filtered Back Projection、FBP法)のように別の画像再構成アルゴリズムを使用することも可能である。
以上記載した実施形態1の非破壊検査装置K(K1)によれば、1次元のスキャンで2次元の像を作れるので、スループットを短くできる。スキャンしながら、画像を更新すれば、スループットの向上をさらに果たせる。
また、大型または高密度の一方向に長い形状の構造物(測定対象100等)を、高画質かつスループットの低下を抑制して非破壊検査することが可能となる。
<<実施形態2>>
本発明の実施形態2について、図8〜図10を用いて説明する。
図8に、本発明に係る実施形態2の非破壊検査装置Kの動作の一例の斜視図を示す。
実施形態2は、実施形態1に記載したX線ラミノグラフィ装置の非破壊検査装置Kにより、3次元撮像する場合の一例を示したものである。
図8の一番上に示した図は、第一の並進走査を示した図であり、X線源1およびラインセンサ2を、並進走査装置6により図8の左から右へ同期して並進走査させる状況を示したものである。
ここでは、測定対象100の左端(図8の一番上の図の左側)にファンビームのX線5が当たり始めるところから、測定対象100の右端(図8の一番上の図の右側)でファンビームのX線5が当たり終わるところまでを走査範囲としている。
X線源1とラインセンサ2が走査範囲の終了位置(図8の一番上の図の測定対象100の右端)まで到達したら、図8の中央に示した図のように、上下動駆動装置4を制御する制御装置7(ここでは、並進走査装置6の制御装置7と同じとしている)にあらかじめ指定した上下方向の移動ピッチに従い、上下動駆動装置4により、X線源1とラインセンサ2を上昇させる。そして、図8の一番下に示した図のように、X線源1とラインセンサ2を上昇させた位置から第二の並進走査を実施する。以降、同様の上昇(図8の中央に示した図)、並進走査(図8の一番上または一番下の図)を、制御装置7にあらかじめ指定した最終移動位置まで繰り返す。
このとき、図7のフローチャートに示した通り、画像再構成演算装置8による画像再構成演算を並進走査と同時に実施する。また、別の方法として、一並進走査による複数のX線透過データの取得完了後、これら複数のX線透過データを画像再構成演算装置8に伝送し、次の並進走査と並行して画像再構成演算により断層像9(図10参照)を生成することも可能である。この方法では、トモシンセシスやFBP法の他、逐次近似型画像再構成アルゴリズムを使用することができる。トモシンセシスやFBP法と異なり、逐次近似型画像再構成アルゴリズムは、取得されたX線透過データから、反復計算により断層像9を生成する方法である。逐次近似型画像再構成アルゴリズムの利点は、再構成演算において数学的または物理的な制約条件を課すことで、トモシンセシスやFBP法よりも画質を向上できることである。ただし、反復計算のため、演算時間がトモシンセシスやFBP法よりも長くなる傾向にある。
<実施形態2の非破壊検査装置Kの撮像手順>
図9に、本発明に係る実施形態2における撮像手順を記載したフローチャートを示す。
実施形態2における撮像手順は、X線ラミノグラフィ装置(1、2)で撮像するステップ(S610)と、画像再構成演算装置8で画像再構成を実施するステップ(S620)とを並行実施する。
具体的には、X線ラミノグラフィ装置(1、2)での一ラインの並進スキャンによる複数のX線透過データの取得(図9のS612)と同時に、一つ前の段階で実施された別の一ラインの並進スキャンにおいて取得した複数のX線透過データを用いて、画像再構成演算装置8が画像再構成を実施する手順(図9のS620)を行う。
撮像開始(スタート)(図9のS600)後、X線透過データを取得するステップS610では、以下の処理が行われる。
図8に示すX線源1とラインセンサ2の並進による1ライン目(ラインk=1)のスキャンを開始(S611)し、1ライン目において、並進スキャンによりラインセンサ2が複数のX線透過データを取得する(S612)。1ライン目のスキャン終了後、これら複数のX線透過データは、制御装置7またはラインセンサ2から画像再構成演算装置8へ伝送される(S613)。その後、制御装置7で、次に並進スキャンを実施すラインk(=k+1)が設定される(S614)。
制御装置7は、ラインk(=k+1)が、最初に計画された最終ラインkmaxを超えているかどうかを判定する(S615)。超えていなければ、制御装置7は、設定されたラインkにX線源1とラインセンサ2を移動させる(S616)。そのラインkにおいて並進スキャンによりラインセンサ2が複数のX線透過データを取得する(S612)処理を繰り返していく。
S615において、ラインkが最初に計画された終了ラインkmaxを超えている場合には、走査を終了する(S617)。
一方の画像再構成演算装置8が画像再構成を実施するステップ(S620)(図9のS621〜S628)では、撮像開始(S600)後に画像再構成演算を開始する(S621)。画像再構成演算装置8は、まず、撮像初期ライン(k=1)やその他の演算にかかわる情報の設定等の前処理を実施する(S622)。続いて、画像再構成演算装置8は、X線ラミノグラフィ装置の制御装置7から伝送される、1ライン目の並進スキャンにより取得した複数のX線透過データが伝送されるのを待ち受ける(S623)。画像再構成演算装置8は、X線ラミノグラフィ装置から伝送される複数のX線透過データを受信(S624)し、これらのデータから画像再構成により、1ライン目の断層像を生成する(S625)。
その後、画像再構成演算装置8は、次のスキャンのラインkをk=k+1により設定する(S626)。画像再構成演算装置8は、そのラインkが、最初に計画された終了ラインkmaxを超えているかどうかを判定する(S627)。超えていなければ、次のラインkにおける並進スキャンにより取得した複数のX線透過データが伝送されるのを待ち受ける(S623)、という処理を繰り返す。
S627において、並進スキャンのラインkが最初に計画された終了ラインkmaxを超えている場合には、画像再構成演算装置8は、画像再構成演算を終了する(S628)。このフローチャートにおけるS612のX線透過データの取得とS625のラインkの画像再構成を並行実施することで、撮像全体のスループットを向上して測定対象の3次元画像を形成することができる。なお、実施形態1の図7のフローチャートに示した手順により断層像9を生成する方法を使用することも可能である。
図10に、実施形態2で生成される画像の一例を示す。
一並進走査ごとに、一つの断層像9が生成される。そして、上下動駆動装置4(図8参照)を制御する制御装置7にあらかじめ指定した上下方向の移動ピッチと同じ間隔で一つの断層像9を上下方向に積み重ねることで、3次元像(3次元像の物体像)99が構成される。
以上記載した実施形態2によれば、上下動駆動装置4を用いることで測定対象の3次元画像を取得できる。
また、実施形態2の非破壊検査装置Kの手順により、大型または高密度の一方向に長い形状の構造物を、高画質かつスループットの低下を抑制して3次元的に非破壊検査することが可能となる。
<<実施形態3>>
本発明の実施形態3について、図11〜図13を用いて説明する。
本発明に係る実施形態3は、X線ラミノグラフィ装置(図11の1、2)を用いて、並進走査前に測定対象100をスクリーニングした上で、必要な検査箇所を指定する。そして、その箇所(関心領域:Region of Interest、以下ROIとする)のみに絞って並進走査し、ROI部の断層像あるいは3次元像を構成する方法の一例を示したものである。
図11に、実施形態3のX線ラミノグラフィ装置の非破壊検査装置Kを用いて、並進走査前にスクリーニングする方法の一例を示す。X線ラミノグラフィの装置構成は、図8と同様である。
スクリーニングでは、上下動駆動装置4を制御する制御装置7(ここでは、並進走査装置6の制御装置7と同じとしている)に、移動開始位置からの上下方向の移動ピッチおよび最終移動位置をあらかじめ入力し、X線源1およびラインセンサ2を並進走査装置6と上下動駆動装置4とにより、指定した移動ピッチで下から上、あるいは上から下および左から右あるいは右から左に、最終移動位置まで移動しながらX線透過データを取得する。このような走査により、X線透過像999(いわゆるレントゲン画像)が取得できる。
図12に、実施形態3のX線透過像999から必要な検査箇所を特定する方法の一例を示す。モニター画面777にはX線透過像999が表示されている。操作者は、X線透過像999を観察し、必要検査箇所を入力指定する。
必要検査箇所は、マウス等の入力装置(測定範囲指定入力装置)を使用して、モニター画面777上にROI指定部888を入力する。ROI指定部888が設定されると、指定されたROIの範囲が数値で明示されたROI指定画面9999が表示される。必要検査箇所の入力指定は、このROI指定画面9999から実施することも可能である。
図13に、実施形態3のROIに絞って並進走査する方法の一例を示す。図13には、図12に記載したROI指定部888に対応する範囲(図13の破線部)を仮想的に表示している。この範囲のみを並進することで、部分的に図10に示す断層像9あるいは3次元像99が構成される。
以上記載した実施形態3により、必要な検査箇所を指定して可視化できる。
また、大型または高密度の一方向に長い形状の構造物を、高画質の3次元像99が得られる。また、スループットの低下を抑制し、かつ、必要な検査箇所に絞り込んだ走査により、合理的に短時間で非破壊検査することが可能となる。
<<実施形態4>>
本発明の実施形態4について、図14〜図15を用いて説明する。
実施形態4は、断層像9に対して、画像処理手法の一つである、輪郭強調フィルタ(輪郭強調画像フィルタ)を適用した画像を生成する方法の一例を示したものである。
なお、従来のラミノグラフィ装置は画像が視認しにくい場合があることから、実施形態4は、測定対象100の輪郭の情報を欲しい場合に有効である。
図14に、実施形態4の断層像9に輪郭強調フィルタを適用して輪郭強調断層像9eが生成される場合を示す。
輪郭強調フィルタとしては、例えばSobelフィルタを適用できる。輪郭強調フィルタを使用することで、特に図6に示す断層像1004にみられるトモシンセシスに特有のノイズである、断層104(図5参照)の面に存在しない測定対象のぼけ画像(図6の断層像1004の破線)を低減することが可能である。さらに、輪郭が強調された輪郭強調断層像9eとすることで、測定対象100の変形などを目視する際の視認性を高めることが可能である。
図15に、実施形態4の非破壊検査装置Kで生成される断層像に輪郭強調フィルタを適用した画像から輪郭強調された3次元像の一例を示す。
前記の実施形態2に記載した3次元撮像で得られた複数の断層像9(図10、図14参照)のそれぞれに対して、輪郭強調フィルタを適用した複数の輪郭強調断層像9eを、上下動駆動装置4を制御する制御装置7にあらかじめ指定した上下方向の移動ピッチと同じ間隔で上下方向に積み重ねることで、図15に示す輪郭強調3次元像99e(図15)が構成される。
以上記載した実施形態4により、トモシンセシス特有のノイズを低減して、視認性を高めた画像を取得できる。そのため、大型または高密度の一方向に長い形状の構造物を、高画質でかつスループットの低下を抑制した非破壊検査を行うことが可能となる。
<<その他の実施形態>
1.前記実施形態では、X線源1とX線検出器のラインセンサ2とを測定対象物100に対して水平方向または鉛直方向に走査させる場合を示したが、測定対象物100をX線源1とX線検出器に対して水平方向または鉛直方向に移動させてラインセンサ2により測定する構成としてもよい。
2.本発明は前記実施形態に限られるものではなく、様々な変形例が含まれる。前記の実施形態は本発明をわかり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
本発明の方法を用いることで、大型または高密度の一方向に長い形状の構造物を、高画質かつスループットの低下を抑制して非破壊検査することが可能となる。また、本発明は、税関等のコンテナやトラックに対するセキュリティ用検査装置としても使用可能である
1 X線源
1A 管球型X線源(X線源)
2 ラインセンサ(X線検出器)
4 上下動駆動装置(移動装置)
5 X線
6 並進走査装置(走査装置)
7 制御装置(走査制御装置、移動制御装置、データ収集装置)
8 画像再構成装置
9 断層像(X線断層像)
9e 輪郭強調断層像(輪郭形状画像)
21 検出素子(X線検出器)
22 プリント基板(X線検出器)
99 3次元像
99e 輪郭強調3次元像(輪郭形状画像)
100、101〜103 測定対象(測定対象物)
104 断層
210、210A、210B コリメータ
211 スリット(コリメータ)
777 モニター画面(表示装置)
888 ROI指定部(測定範囲指定入力装置)
999 X線透過像
1001a〜1001c X線源
1002 平面X線検出器(X線検出器)
1004 断層像
9999 ROI指定画面(測定範囲指定入力装置)
K、K1 非破壊検査装置

Claims (8)

  1. X線源と、
    前記X線源と測定対象物を挟んで対向して配置され、前記X線源から照射されるX線に対してコリメータが前置されるX線検出器と、
    前記X線源および前記X線検出器または前記測定対象物を前記X線検出器の長手方向に相対的に並進走査させる走査装置と、
    前記走査装置の並進走査を制御する走査制御装置と、
    前記走査装置による並進走査の際、前記X線源と前記X線検出器に対して前記測定対象物の相対位置が異なる複数のX線透過データを収集するデータ収集装置と、
    前記データ収集装置から伝送される前記X線透過データを受信し、X線断層像を生成する画像再構成装置とを
    備えていることを特徴とする非破壊検査装置。
  2. 請求項1に記載の非破壊検査装置において、
    前記X線源は、X線管球型X線源である
    ことを特徴とする非破壊検査装置。
  3. 請求項1に記載の非破壊検査装置において、
    前記X線源は、加速器X線源である
    ことを特徴とする非破壊検査装置。
  4. 請求項1に記載の非破壊検査装置において、
    前記X線源および前記X線検出器または前記測定対象物を、前記走査装置による走査方向に直交する方向にあらかじめ指定した移動量で移動させる移動装置と、
    前記移動量と最終移動位置があらかじめ入力され前記移動装置の移動を制御する移動制御装置とを備えている
    ことを特徴とする非破壊検査装置。
  5. 請求項4に記載の非破壊検査装置の非破壊検査方法であって、
    前記走査装置による第一の並進走査である前記長手方向の1ライン分の複数の前記X線透過データの収集を完了後、
    前記移動装置により前記X線源および前記X線検出器または前記測定対象物を走査方向と直交する方向に前記移動量だけ移動し、
    第二の並進走査である前記長手方向の1ライン分の複数の前記X線透過データの収集を実施し、
    前記第二の並進走査の際に、前記画像再構成装置により前記第一の並進走査において収集した前記X線透過データに対して前記X線断層像を生成し、
    第三の並進走査以降を、上述と同様に繰り返して行い、前記最終移動位置まで走査し、各前記並進走査に対応した位置における前記X線断層像から前記画像再構成装置により3次元像を構成する
    ことを特徴とする非破壊検査方法。
  6. 請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の非破壊検査装置の非破壊検査方法であって、
    前記データ収集装置において、一つのX線透過データが収集されるごとに、前記X線透過データを前記画像再構成装置に伝送し、
    前記画像再構成装置は、前記一つのX線透過データを受信するごとに、前記X線断層像を更新する演算を実施する
    ことを特徴とする非破壊検査方法。
  7. 請求項4に記載の非破壊検査装置の非破壊検査方法であって、
    前記非破壊検査装置は、表示装置と測定範囲指定入力装置とを備え、
    前記X線源および前記X線検出器または前記測定対象物を、前記X線検出器の長手方向とその直交方向とに相対的に移動し、
    前記画像再構成装置により前記測定対象物の2次元X線透過データを生成し、
    前記表示装置は、前記2次元X線透過データを表示し、表示された前記2次元X線透過データに対して前記測定範囲指定入力装置により測定範囲が指定入力され、
    前記測定範囲を、前記走査装置により前記X線源および前記X線検出器または前記測定対象物が前記並進走査する
    ことを特徴とする非破壊検査方法。
  8. 請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の非破壊検査装置の非破壊検査方法であって、
    前記X線断層像、または前記X線断層像から形成される3次元像において、前記X線断層像と直交する方向のX線断層像に対して、輪郭強調画像フィルタを適用して、輪郭形状画像を出力する
    ことを特徴とする非破壊検査方法。
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