JP2021173442A - 換気装置および換気装置の施工方法 - Google Patents

換気装置および換気装置の施工方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021173442A
JP2021173442A JP2020075616A JP2020075616A JP2021173442A JP 2021173442 A JP2021173442 A JP 2021173442A JP 2020075616 A JP2020075616 A JP 2020075616A JP 2020075616 A JP2020075616 A JP 2020075616A JP 2021173442 A JP2021173442 A JP 2021173442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
installation frame
ventilation device
pipe guide
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020075616A
Other languages
English (en)
Inventor
大地 長縄
Daichi Osanawa
宏幸 諏訪
Hiroyuki Suwa
秀肇 大和
Hidetada Yamato
史吉 渡邉
Fumiyoshi Watanabe
寿剛 竹居
Hisatake Takei
裕允 山内
Hiromitsu Yamauchi
洋司 酒井
Yoji Sakai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2020075616A priority Critical patent/JP2021173442A/ja
Publication of JP2021173442A publication Critical patent/JP2021173442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ventilation (AREA)

Abstract

【課題】施工時の位置ずれを低減し、風路の隙間発生を抑制することができる換気装置を得ること。【解決手段】本開示の換気装置1は、本体部10と、据付枠30と、を備える。本体部10は、側面に設けられる吸込口および吹出し口と、吸込口から吸い込んだ空気を吹出し口へと送風する送風機と、下部に設けられるフランジ部15と、を有する。据付枠30は、下部にフランジ部を有し、屋内の予め定められた固定位置に、下方から挿入される本体部10と嵌合し、本体部10と共に固定位置に固定される。フランジ部15は、溝部16を有し、フランジ部は、溝部16に対応する位置に、溝部16に係合する凸部33を有する。凸部33が溝部16に係合した状態で、本体部10が据付枠30に固定される。【選択図】図1

Description

本開示は、浴室に据え付けられる換気装置および換気装置の施工方法に関する。
浴室に設置される換気装置は、主に浴室の天井に設置される。従来では、換気装置の天井への施工性を改善するための技術が提案されている。特許文献1に記載の換気装置は、天井の開口に設けられる額縁状の据付枠と、天井裏に設けられるダクトと接続されるパイプガイドと、浴室の換気を行う本体部と、を備える。換気装置を施工する場合には、天井の開口に据付枠を設置し、据付枠にパイプガイドを固定する。そして、パイプガイドとダクトとを接続する。その後に、本体部を、据付枠の下方から挿入し、本体部と据付枠とを天井に固定することで、換気装置が天井に設置される。これによって、浴室内の空気は、この配管されたダクトを通じて屋外に排気される。複数の風路を有する場合には、据付枠に複数のパイプガイドが設けられ、それぞれのパイプガイドにダクトが接続される。特許文献1に記載の換気装置では、本体部の側面に、落下防止ばねが設けられる。落下防止ばねは、短冊状の弾性を有する板材からなる。落下防止ばねは、本体部の側面に、本体部から据付枠の方向に開いた形で設けられる。落下防止ばねを設けることで、本体部を据付枠に挿入したときに、本体部の仮固定を行うことができる。
特開2010−230229号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、本体部に設けられた落下防止ばねによる仮固定によって施工性は改善されるが、天井開口寸法の設計値からのずれまたは据付枠の取付け位置のずれ等の施工時の位置ずれ要因が考慮されていない。つまり、パイプガイドが設けられる据付枠と本体部との間の位置ずれについて考慮されていない。そのため、据付枠に設けられるパイプガイドと本体部との間に隙間が発生してしまう可能性があった。パイプガイドと本体部との間に隙間がある場合には、風漏れなどが発生し、換気装置が期待通りの換気性能を発揮できなくなるという問題があった。
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、施工時の位置ずれを低減し、風路の隙間発生を抑制することができる換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の換気装置は、本体部と、据付枠と、を備える。本体部は、側面に設けられる吸込口および吹出し口と、吸込口から吸い込んだ空気を吹出し口へと送風する送風機と、下部に設けられる第1フランジ部と、を有する。据付枠は、下部に第2フランジ部を有し、屋内の予め定められた固定位置に、下方から挿入される本体部と嵌合し、本体部と共に固定位置に固定される。第1フランジ部は、溝部を有し、第2フランジ部は、溝部に対応する位置に、溝部に係合する凸部を有する。凸部が溝部に係合した状態で、本体部が据付枠に固定される。
本開示にかかる換気装置は、施工時の位置ずれを低減し、風路の隙間発生を抑制することができるという効果を奏する。
実施の形態1による換気装置の外観の一例を示す斜視図 実施の形態1による換気装置の本体部の外観の一例を示す斜視図 実施の形態1による換気装置の据付枠およびパイプガイド部材の外観の一例を示す一部斜視図 実施の形態1による換気装置の据付枠およびパイプガイド部材の構成の一例を示す側面図 実施の形態1による換気装置の据付枠の凸部付近の外観の一例を示す一部斜視図 実施の形態1による換気装置の据付枠の凸部付近の一例を示す一部拡大斜視図 実施の形態1による換気装置の溝部を、溝部が設けられるフランジ部の延在方向と平行な鉛直面で切った場合の断面図 実施の形態1による換気装置の溝部を、溝部が設けられるフランジ部の延在方向と垂直な鉛直面で切った場合の断面図 実施の形態1による換気装置の溝部に凸部が係合した状態を示す斜視図 実施の形態1による換気装置の据付枠の凸部に本体部の溝部が係合した状態の一例を示す斜視図 実施の形態1による換気装置における本体部と据付枠とを嵌合させる前の状態の一例を示す側面図 実施の形態1による換気装置の凸部および溝部付近の斜視図 実施の形態1による換気装置の凸部および溝部付近の上面図 実施の形態1による換気装置の溝部をX方向を含む鉛直面で切った断面図 実施の形態1による換気装置の溝部をY方向を含む鉛直面で切った断面図
以下に、本開示の実施の形態にかかる換気装置および換気装置の施工方法を図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による換気装置の外観の一例を示す斜視図である。換気装置1は、本体部10と、据付枠30と、パイプガイド部材50と、を備える。ここでは、換気装置1は、例えば浴室に設置され、トイレ、洗面室などの換気にも対応可能な二、三部屋タイプのものを示す。なお、換気装置1は、このタイプに限らず、他にも浴室のみの一部屋タイプなどであってもよい。図1では、天井面が水平面であるとし、水平面内の2つの軸であって互いに直交する2つの軸をX軸およびY軸とし、X軸およびY軸に直交する軸をZ軸とする。また、以下では、Z軸の異なる2つの位置を、相対的に「上」または「下」を用いて表現することがある。
図2は、実施の形態1による換気装置の本体部の外観の一例を示す斜視図である。本体部10は、直方体状であり、内部に換気用の送風機11を有する。本体部10は、側面に、1つ以上の吸込口12a,12bを備える。図2の例では、本体部10の側面10aに吸込口12aが設けられ、側面10bに吸込口12bが設けられ、側面10aと対向する側面10cに図示しない吸込口が設けられる。吸込口12a,12bは、図1に示されるように給気用のパイプガイド部材50に連通する。一例では、給気用のパイプガイド部材50は、洗面室、トイレなどに図示しないダクトを介して接続され、洗面室、トイレなどの換気を行う。
本体部10は、側面10bに1つの吹出し口13を備える。吹出し口13は、図1に示されるように排気用のパイプガイド部材50に連通する。排気用のパイプガイド部材50は、図示しないダクトを介して屋外に接続される。なお、図2の例では、本体部10の側面10bに対向する側面10dには、吸込口および吹出し口は設けられていない。
図2に示されるように、吸込口12a,12bおよび吹出し口13は、換気用の送風機11が格納されるケース11cの側面に設けられる。各吸込口12a,12bから換気用の送風機11に連通され、吹出し口13に至る風路は、換気通風路14となる。すなわち、それぞれの吸込口12a,12bから吸い込まれた空気は、換気通風路14を流れ、吹出し口13から吹き出される。そして、吹出し口13から吹き出された空気は、ダクトを介して屋外へと排気される。
本体部10は、側面10a,10b,10c,10dに隣接して直角に構成され、据付枠30を介して天井などの予め定められた固定位置へ取付けるための第1フランジ部であるフランジ部15を下面に有する。すなわち、フランジ部15は、本体部10の下面が、下面に平行な方向で本体部10の外側に向かって張り出した構造を有する。
本体部10は、据付枠30との間で位置合わせを行う際に使用される複数の溝部16および複数の凸部17を備える。複数の溝部16は、フランジ部15の上面に設けられる。溝部16の底部は、溝部16を有するフランジ部15の延在方向に垂直な方向に傾斜している。図2の例では、X方向に延在するフランジ部15の溝部16の底面は、Y方向に傾斜している。凸部17は、本体部10の上面に設けられる。凸部17は、パイプガイド部材50と嵌め合わされる。これによって、パイプガイド部材50は本体部10に対して固定される。本体部10における溝部16および凸部17は、側面10a,10b,10cに設けられる吸込口12a,12bおよび吹出し口13の位置に対して予め定められた位置に設けられている。
図3は、実施の形態1による換気装置の据付枠およびパイプガイド部材の外観の一例を示す一部斜視図であり、図4は、実施の形態1による換気装置の据付枠およびパイプガイド部材の構成の一例を示す側面図である。据付枠30は、本体部10の吸込口12a,12bおよび吹出し口13が設けられる側面10a,10b,10cに対応して据付枠本体部31を有する。図3および図4の例では、据付枠本体部31は、U字形状の板金から成る。すなわち、据付枠本体部31は、本体部10の吸込口12a,12bおよび吹出し口13が設けられる側面10a,10b,10cに対応して設けられ、吸込口12a,12bおよび吹出し口13が設けられない側面10dには設けられない。吸込口12a,12bおよび吹出し口13に対応する位置では、据付枠本体部31の高さは、吸込口12a,12bおよび吹出し口13の大半が覆われない高さとされる。据付枠本体部31の下方には、第2フランジ部であるフランジ部32が設けられる。フランジ部32は、据付枠本体部31に対して垂直な方向に張り出すように設けられる。フランジ部32は、一例では、据付枠本体部31を構成する板金を折り曲げることによって形成される。据付枠30は、フランジ部32に下方に向かって突出する複数の凸部33を有する。凸部33については、後述する。
パイプガイド部材50は、本体部10の側面10a,10b,10cに設けられる吸込口12a,12bおよび吹出し口13に対応する据付枠30の位置に設けられる。パイプガイド部材50は、支持板51と、支持板51に設けられるパイプガイド52と、を有する。支持板51は、開口を有し、開口を囲むように、筒状のパイプガイド52が設けられる。パイプガイド52は、本体部10と対向する支持板51の面とは反対側の面に設けられる。支持板51は、下方で据付枠30と固定部材によって固定される。パイプガイド52は天井の裏側に配管された図示しないダクトと接続するための部材である。また、パイプガイド部材50は、支持板51の本体部10と対向する面に貼り付けられる風漏れ防止用のパッキン54を有する。
なお、複数の吸込口12a,12bのうち使用しない吸込口の位置には、パイプガイド部材50に代えて、風路塞ぎ板70が据付枠本体部31に取り付けられる。つまり、複数の吸込口12a,12bのうち任意の位置の吸込口を選定することができる。図3の例では、本体部10の側面10cに対応する位置に、パイプガイド部材50ではなく風路塞ぎ板70が固定されている。風路塞ぎ板70は、据付枠30と固定され、矩形状の支持板71と、吸込口と対向する支持板71の面の周縁部に設けられるパッキン73と、を備える。
パイプガイド部材50および風路塞ぎ板70は、支持板51,71の上部に、パイプガイド引掛け部53,72を有する。パイプガイド引掛け部53,72は、本体部10との間の位置決めに使用される部材である。パイプガイド引掛け部53,72は、本体部10の上部に設けられる凸部17が嵌り込むことが可能な孔を有する。
図5は、実施の形態1による換気装置の据付枠の凸部付近の外観の一例を示す一部斜視図である。凸部33は、本体部10のフランジ部15に設けられる溝部16に対応する位置に設けられる。後述するように、換気装置1を組み立てる際に、凸部33は、据付枠30の溝部16に係合し、また凸部33の位置と溝部16の位置とが対応しているので、凸部33は、本体部10の側面10a,10b,10cに設けられる吸込口12a,12bおよび吹出し口13の位置に対して予め定められた位置となるように設けられることになる。
図6は、実施の形態1による換気装置の据付枠の凸部付近の一例を示す一部拡大斜視図である。凸部33は、フランジ部32と接続され、フランジ部32の外側に向かって突出する支持部331と、支持部331から下方向に突出し、複数の傾斜を有する形状であるガイド部332と、を有する。図6の例では、ガイド部332は、先端に向かうにしたがって細くなる先細り形状である。XY面において、ガイド部332を構成する平面の延在方向は、据付枠30のフランジ部32の延在方向に対して、0°より大きく90°未満、または90°より大きく180°未満の角度で交わる。つまり、本体部10を据付枠30に嵌合したときに、ガイド部332を構成する平面は、凸部33が設けられる据付枠本体部31に対向する本体部10の側面に対して直交せず、かつ平行ではない角度で設けられる。そのため、ガイド部332とフランジ部32との間のXY面内における距離を支持部331の幅と定義すると、一端から他端に向かって幅が大きくなるように支持部331が構成される。
凸部33のガイド部332は、溝部16と係合するための傾斜を持ったガイド機構333を有する。換気装置1の施工時には、天井に据え付けられた据付枠30に本体部10を挿入するように、本体部10を天井に持ち上げる。このとき、本体部10のフランジ部15と据付枠30のフランジ部32とが重なるように本体部10を持ち上げる。そして、据付枠30の凸部33が本体部10の溝部16と接触するように、本体部10を移動させる。凸部33と溝部16との位置が重なると、凸部33のガイド機構333である傾斜が溝部16に対してガイドとなる。そして、凸部33が溝部16に係合する。その結果、据付枠30に取り付けられたパイプガイド部材50の位置と、本体部10の吸込口12a,12bおよび吹出し口13の位置と、が一致する。つまり、換気通風路14を構成する吸込口12a,12bおよび吹出し口13と、パイプガイド部材50と、を、天井の開口などのばらつきによらず、一定の位置関係とすることが可能となる。なお、ガイド機構333は、溝部16の開口を構成するX方向およびY方向に延在する辺と接触することができるものであれば、四角錐などの多角錐形状または円錐形状であってもよい。
図3および図4に示されるように、パイプガイド部材50および風路塞ぎ板70の本体部10と対向する面には、風漏れ防止用のパッキン54,73が貼り付けられている。また、凸部33と溝部16とを用いた位置合わせによって、パイプガイド部材50と、本体部10の吸込口12a,12bおよび吹出し口13を有する側面10a,10b,10cと、の距離が一定となる。そのため、これらの間に挟まれるパッキン54,73の圧縮代も一定となり、施工者に依らず風漏れを防止することができる。
つぎに、据付枠30に本体部10を嵌めた場合について説明する。図7から図9は、実施の形態1による換気装置における本体部を据付枠に嵌めたときの溝部と凸部との嵌合状態の一例を模式的に示す図である。図7は、実施の形態1による換気装置の溝部を、溝部が設けられるフランジ部の延在方向と平行な鉛直面で切った場合の断面図である。図8は、実施の形態1による換気装置の溝部を、溝部が設けられるフランジ部の延在方向と垂直な鉛直面で切った場合の断面図である。図9は、実施の形態1による換気装置の溝部に凸部が係合した状態を示す斜視図である。
本体部10を据付枠30に取り付ける際に、据付枠30に対して、本体部10をXY面内で移動させることになる。図7に示されるように、溝部16を有するフランジ部15の延在方向と平行な長手方向、この場合にはX方向、に本体部10を移動させる場合を考える。ガイド部332は、本体部10の側面10aに対して、平行ではなくまた直角でもない角度で設けられている。そのため、先細り形状のガイド部332のガイド機構333が、溝部16の上部の開口を形成するY軸に平行な辺およびX軸に平行な辺のどちらにも接触可能となり、ガイド機構333によって本体部10が案内されることになる。そして、図9に示されるように、ガイド部332が溝部16へと係合する。また、本体部10の溝部16が長手方向のどちらから据付枠30の凸部33へと移動してきた場合でも凸部33が溝部16に係合する。
一方、図8に示されるように、溝部16を有するフランジ部15の延在方向と垂直な短手方向、この場合にはY方向、に本体部10を移動させる場合を考える。ガイド部332は、本体部10の側面10aに対して、平行ではなくまた直角でもない角度で設けられている。そのため、先細り形状のガイド部332のガイド機構333が、溝部16の上部の開口を形成するY軸に平行な辺およびX軸に平行な辺のどちらにも接触可能となり、ガイド機構333によって本体部10が案内されることになる。そして、図9に示されるように、ガイド部332が溝部16へと係合する。また、本体部10の溝部16が短手方向のどちらから据付枠30の凸部33へと移動してきた場合でも、凸部33が溝部16に嵌合する。以上のように、ガイド機構333によって、長手方向および短手方向の全ての位置ずれに対しガイド部332が、本体部10を目標とする位置へと案内する。
また、図8に示されるように、溝部16の底部16aは、短手方向に傾斜している。施工時に、本体部10を据付枠30に据え付ける際に、凸部33の先端のみが溝部16の底部16aに接触している間は、本体部10が据付枠30にしっかりと挿入された状態ではない。しかし、凸部33の先端と共に据付枠30のフランジ部32の下面が、本体部10のフランジ部15と接触すると、本体部10が据付枠30に対して適切な位置に挿入されたことになる。すなわち、本体部10を適切な位置に施工することが可能となる。
図10は、実施の形態1による換気装置の据付枠の凸部に本体部の溝部が係合した状態の一例を示す斜視図である。図10に示されるように、本体部10の溝部16が据付枠30の凸部33に係合するように、本体部10を据付枠30に挿入すると、本体部10の上部に設けられる凸部17がパイプガイド部材50または風路塞ぎ板70の上部に設けられるパイプガイド引掛け部53,72の孔に嵌る。これによって、パイプガイド部材50または風路塞ぎ板70と本体部10の吸込口12a,12bおよび吹出し口13とが密着する。パイプガイド部材50と風路塞ぎ板70とは、本体部10と対向する面にパッキン54,73を備えているので、パイプガイド部材50および風路塞ぎ板70と、本体部10の吸込口12a,12bおよび吹出し口13との間の軽微な隙間は塞がれる。
つぎに、換気装置1の施工方法について説明する。換気装置1を固定する固定位置、ここでは浴室の天井には、予めダクトが配管されているものとする。まず、吸込口12a,12bおよび吹出し口13に対応する据付枠30の位置に、パイプガイド部材50と、場合によっては風路塞ぎ板70と、を固定する。これによって、据付枠30には、1つ以上のパイプガイド部材50が固定された状態となる。そして、1つ以上のパイプガイド部材50が固定された据付枠30を、室内の予め定められた位置に固定する据付枠固定工程が実行される。室内の予め定められた位置の一例は、天井の開口である。据付枠30が天井の開口に固定された後に、パイプガイド部材50のパイプガイド52に、天井の裏側に予め配置されたダクトが接続される。
その後、据付枠30の凸部33に本体部10の溝部16の位置を合わせるように、本体部10を据付枠30に挿入する本体部挿入工程が実行される。図11は、実施の形態1による換気装置における本体部と据付枠とを嵌合させる前の状態の一例を示す側面図である。図11は、天井の開口に取り付けられた据付枠30に、本体部10を挿入した状態である。この状態では、据付枠30に対する本体部10の位置合わせを行っていない状態であり、据付枠30の凸部33が本体部10のフランジ部15の上面に接している。
この状態から、作業者は、据付枠30の凸部33が本体部10の溝部16に係合するように、本体部10をXY面内方向に移動させる。図12から図15は、実施の形態1による換気装置の本体部の溝部に据付枠の凸部が係合するように本体部を移動させているときの途中の状態を模式的に示す図である。図12は、実施の形態1による換気装置の凸部および溝部付近の斜視図である。図13は、実施の形態1による換気装置の凸部および溝部付近の上面図である。図14は、実施の形態1による換気装置の溝部をX方向を含む鉛直面で切った断面図であり、図15は、実施の形態1による換気装置の溝部をY方向を含む鉛直面で切った断面図である。
図12から図15に示されるように、本体部10を天井に持ち上げる際に、溝部16が凸部33の先端の位置に来るまで本体部10をスライドさせる。そして、溝部16が凸部33と接触した状態で、さらに本体部10を持ち上げることで、凸部33をガイドとして機能させる。具体的には、本体部10が持ち上げられるときに、凸部33が溝部16の開口部の縁に接触していると、凸部33に設けられるガイド機構333が働き、ガイド機構333の傾斜に沿って本体部10が移動することになる。その結果、本体部10を予め定められた位置に案内することができる。すなわち、据付枠30に対する本体部10のXY面内方向の位置合わせが同時に行われることになる。このように、ガイド機構333の傾斜に沿って本体部10が移動することで、本体部10と据付枠30との間の位置関係を狙い通りとすることができる。また、図15に示されるように、溝部16の底部16aは傾斜を有しているので、本体部10のフランジ部15と据付枠30のフランジ部32との間に隙間が形成されない位置に本体部10を配置することができる。すなわち、高さ方向の位置合わせも行うことができる。このとき、本体部10の上部の凸部17が、パイプガイド部材50または風路塞ぎ板70の上部のパイプガイド引掛け部53,72に嵌合する。
上記したように、据付枠30の凸部33は、本体部10の溝部16に対応して設けられているので、パイプガイド部材50または風路塞ぎ板70と、本体部10の吸込口12a,12bおよび吹出し口13と、が位置合わせされた状態となる。パイプガイド部材50または風路塞ぎ板70の本体部10側に設けられるパッキン54,73が本体部10の側面10a,10b,10cと接触し、吸込口12a,12bおよび吹出し口13における本体部10とパイプガイド部材50または風路塞ぎ板70との間に隙間が生成されにくくなる。
その後、本体部10のフランジ部15と、据付枠30のフランジ部32と、を固定部材で天井に固定する固定工程が実行され、換気装置1の施工方法が終了する。
実施の形態1では、本体部10のフランジ部15に溝部16を備え、本体部10の溝部16に対応する据付枠30のフランジ部32に下方に向かって突出するガイド機構333を有する凸部33を備えた。凸部33が溝部16に位置するように本体部10を据付枠30に嵌合させることで、本体部10の側面10a,10b,10cに設けられる吸込口12a,12bおよび吹出し口13と、据付枠30に設けられるパイプガイド部材50と、の位置ずれが抑制される。その結果、パイプガイド部材50と本体部10との間に隙間を生じさせにくくすることができる。また、風漏れなどの発生を従来に比して抑制することができ、換気装置1が期待通りの換気性能を発揮することができる。
また、凸部33は、凸部33が設けられるフランジ部32の延在方向に対して平行ではなく、また直角ではない角度で配置されるガイド部332を有する。ガイド部332の幅方向の両側は先端に向かって先細りになるように、傾斜を有する辺によって構成される。これによって、溝部16が凸部33の位置に来たときに、本体部10を上方向に持ち上げると、ガイド部332に沿ってXY面内における溝部16の位置が調整される。つまり、本体部10を、予め定められた据付枠30の位置に嵌合させることができる。また、据付枠30のフランジ部32の下方に設けられた凸部33を作業者が容易に確認することができるので、本体部10を据付枠30に嵌合する場合の位置合わせが容易になるという効果を有する。
さらに、溝部16の底部16aは、溝部16が設けられるフランジ部15の延在方向に対して垂直な方向に傾斜している。これによって、本体部10のフランジ部15が据付枠30のフランジ部32と接する位置を容易に見つけることができ、高さ方向の調節を行うこともできる。つまり、据付枠30の凸部33のガイド機構333により、本体部10の施工時に本体部10を持ち上げることでガイド部332の傾斜に沿って本体部10の位置が移動し、風路を接続するパイプガイド部材50に近づくように位置が矯正され、風路の隙間発生を抑制することができる。
また、天井の開口の寸法のばらつきの発生などによって、本体部10の上方に設けられる凸部17とパイプガイド部材50または風路塞ぎ板70のパイプガイド引掛け部53,72とを用いて位置合わせを行うことが困難な場合が発生し得る。しかし、実施の形態1では、ガイド機構333を有することで、本体部10と、据付枠30に設けられるパイプガイド部材50と、の位置合わせが容易となる。また、据付枠30は、従来採用されていた矩形の額縁形状から、パイプガイド部材50を設ける辺のみを有したU字形状へと変更が可能となる。U字形状とすることで、矩形の額縁形状の場合に比して、据付枠30を構成する板金の使用量および材料費を抑制することができ、また、据付枠30を天井面に固定する際のネジ本数を削減することも可能となる。つまり、ガイド機構333によって、天井の開口と本体部10との位置合わせが容易となり、据付枠30の簡素化および部品点数の削減が可能となる。
さらに、据付枠30がU字形状となることで据付枠30自体の小型化が可能となる。その結果、例えば特許文献1のような据付枠30が四角形状の場合、本来、天井の開口に干渉するため据付枠30を天井に取り付けた後でしかできなかったパイプガイド部材50の取付け作業を、パイプガイド部材50を事前に据付枠30に取り付けた状態で天井へ施工することが可能となり、施工時の作業負荷の軽減することが可能となる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 換気装置、10 本体部、10a,10b,10c,10d 側面、11 送風機、11c ケース、12a,12b 吸込口、13 吹出し口、14 換気通風路、15,32 フランジ部、16 溝部、16a 底部、17,33 凸部、30 据付枠、31 据付枠本体部、50 パイプガイド部材、51,71 支持板、52 パイプガイド、53,72 パイプガイド引掛け部、54,73 パッキン、70 風路塞ぎ板、331 支持部、332 ガイド部、333 ガイド機構。

Claims (8)

  1. 側面に設けられる吸込口および吹出し口と、前記吸込口から吸い込んだ空気を前記吹出し口へと送風する送風機と、下部に設けられる第1フランジ部と、を有する本体部と、
    下部に第2フランジ部を有し、屋内の予め定められた固定位置に、下方から挿入される前記本体部と嵌合し、前記本体部と共に前記固定位置に固定される据付枠と、
    を備え、
    前記第1フランジ部は、溝部を有し、
    前記第2フランジ部は、前記溝部に対応する位置に、前記溝部に係合する凸部を有し、
    前記凸部が前記溝部に係合した状態で、前記本体部が前記据付枠に固定されることを特徴とする換気装置。
  2. 前記凸部は、下方向に突出し、先端に向かって先細りする複数の傾斜を有するガイド部を有し、
    前記溝部は、前記第1フランジ部の上面に設けられることを特徴とする請求項1に記載の換気装置。
  3. 前記ガイド部は、平板状の部材によって構成され、前記凸部が設けられる前記本体部の側面に対して直角ではなく、かつ平行ではない角度で、前記平板状の部材が前記第2フランジ部に設けられることを特徴とする請求項2に記載の換気装置。
  4. 前記吸込口および前記吹出し口に対応する前記据付枠の位置に、ダクトと接続するパイプガイド部材をさらに備え、
    前記パイプガイド部材は、開口を有する支持板と、前記支持板の前記本体部側とは反対側の面に前記開口を囲むように設けられる筒状のパイプガイドと、前記支持板の前記本体部側の面に設けられるパッキンと、を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の換気装置。
  5. 前記本体部は、複数の吸込口を有し、
    前記据付枠は、複数の前記吸込口に設けられる前記パイプガイド部材のうち、使用されない前記吸込口の位置の前記パイプガイド部材に代えて、前記吸込口の周囲を囲むように設けられるパッキンを有する板状の風路塞ぎ板を備えることを特徴とする請求項4に記載の換気装置。
  6. 前記本体部は、直方体状を有し、
    前記吸込口および前記吹出し口は、前記本体部の4つの側面のうち3つの側面に設けられ、
    前記据付枠は、前記吸込口および前記吹出し口が設けられる前記本体部の側面に対応して設けられ、前記吸込口および前記吹出し口が設けられない前記本体部の側面には設けられないU字形状を有することを特徴とする請求項4または5に記載の換気装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の換気装置の施工方法であって、
    天井の開口に、前記据付枠を固定する据付枠固定工程と、
    前記据付枠の前記凸部に前記本体部の前記溝部の位置を合わせるように、前記本体部を前記据付枠に挿入する本体部挿入工程と、
    前記本体部の前記第1フランジ部と、前記据付枠の前記第2フランジ部と、を固定部材で前記天井に固定する固定工程と、
    を含み、
    前記本体部挿入工程では、前記凸部が前記溝部に接触した状態で、前記本体部を持ち上げる際に、前記凸部をガイドとして機能させることを特徴とする換気装置の施工方法。
  8. 前記据付枠固定工程では、前記吸込口および前記吹出し口に対応する前記据付枠の位置に、ダクトと接続するパイプガイド部材を設けた前記据付枠を前記天井の開口に固定し、前記天井の裏側のダクトと前記パイプガイド部材とを接続することを特徴とする請求項7に記載の換気装置の施工方法。
JP2020075616A 2020-04-21 2020-04-21 換気装置および換気装置の施工方法 Pending JP2021173442A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020075616A JP2021173442A (ja) 2020-04-21 2020-04-21 換気装置および換気装置の施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020075616A JP2021173442A (ja) 2020-04-21 2020-04-21 換気装置および換気装置の施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021173442A true JP2021173442A (ja) 2021-11-01

Family

ID=78281442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020075616A Pending JP2021173442A (ja) 2020-04-21 2020-04-21 換気装置および換気装置の施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021173442A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56115641U (ja) * 1980-02-07 1981-09-04
JPS62189534U (ja) * 1986-05-22 1987-12-02
JPS63101738U (ja) * 1986-12-19 1988-07-02
JPH0377137U (ja) * 1989-11-28 1991-08-02
JPH04283338A (ja) * 1991-03-13 1992-10-08 Daikin Ind Ltd 熱交換換気装置の積み重ね構造
JPH09135996A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Shinwa Hightech Kk 吊り具兼用風洞装置
CN1409067A (zh) * 2002-09-13 2003-04-09 海尔集团公司 空调器用换气装置
JP2010230229A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Mitsubishi Electric Corp 浴室換気乾燥暖房機
JP2014035156A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Max Co Ltd 換気装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56115641U (ja) * 1980-02-07 1981-09-04
JPS62189534U (ja) * 1986-05-22 1987-12-02
JPS63101738U (ja) * 1986-12-19 1988-07-02
JPH0377137U (ja) * 1989-11-28 1991-08-02
JPH04283338A (ja) * 1991-03-13 1992-10-08 Daikin Ind Ltd 熱交換換気装置の積み重ね構造
JPH09135996A (ja) * 1995-11-13 1997-05-27 Shinwa Hightech Kk 吊り具兼用風洞装置
CN1409067A (zh) * 2002-09-13 2003-04-09 海尔集团公司 空调器用换气装置
JP2010230229A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Mitsubishi Electric Corp 浴室換気乾燥暖房機
JP2014035156A (ja) * 2012-08-09 2014-02-24 Max Co Ltd 換気装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10371371B2 (en) Ventilation kit and recessed light fixture assembly with ventilation
JP2021173442A (ja) 換気装置および換気装置の施工方法
WO2020133910A1 (zh) 空调室内机
KR101782530B1 (ko) 보요소용 저중량 고하중형 억세스 플로어 패널 설치장치
JP2018119738A (ja) 天井埋込ダクト型空気調和機
WO2023208110A1 (zh) 格栅结构和电器设备
JP5201049B2 (ja) 浴室換気乾燥暖房機
JP6908876B2 (ja) 天井埋込ダクト型空気調和機
US11614257B2 (en) Housing assembly for air handling apparatus and air handling apparatus
JP6622454B2 (ja) 日射遮蔽装置の補助部材
US20190390869A1 (en) Heat exchanger and heat exchange ventilator
US20200229620A1 (en) Mounting bracket
KR101715430B1 (ko) 바닥 아래 공조 덕트 구조
JP2022150198A (ja) 換気装置用取付部材、換気装置の取付方法
JP2018119739A (ja) 天井埋込ダクト型空気調和機
JP5317515B2 (ja) 換気システム
JP7466506B2 (ja) 浴室乾燥機
JP2022127007A (ja) 天井埋込型換気扇
KR200441270Y1 (ko) 환기유니트의 열교환소자용 장착가이드
JP6228437B2 (ja) 建物の空調設備
JP4612388B2 (ja) 建物内の通気構造形成装置及び通気構造形成方法
KR100528158B1 (ko) 건물의 천정판 지지구조
KR20170020625A (ko) 전열교환기용 급배기구 조인트 플랜지 및 이를 포함하는 전열교환기
JP2017146081A (ja) 配管用ダクトにおける末端開口部の閉塞構造
JP5538349B2 (ja) 換気装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230222

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230822