JP2021173317A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構成で、スライダの初期位置の保持を可能とする駆動装置を提供すること。【解決手段】駆動装置1は、ケーシング2と、駆動部と、駆動部の駆動力によって、ケーシング2内を移動方向D1に沿って移動するスライダ4と、スライダ4に取り付けられ、移動方向D1の一方に延びる第1長尺部材51と、スライダ4に取り付けられ、移動方向D1の他方に延びる第2長尺部材52と、スライダ4を、ケーシング2内の所定の初期位置に戻すように付勢する付勢部材6とを備え、付勢部材6は、ケーシング2に設けられた付勢部材収容部23に、移動方向D1に沿って配置され、付勢部材6の両端は、付勢部材収容部23の移動方向D1の両端とそれぞれ係合するとともに、スライダ4とそれぞれ係合する。【選択図】図10

Description

本発明は駆動装置に関する。
駆動部によって、2つのケーブルなどの長尺部材を操作するアクチュエータが知られている(特許文献1参照)。特許文献1のアクチュエータは、ケーシングと、ケーシング内に摺動可能に設けられ、一対のケーブルの端部のそれぞれが係合して接続されるラックプレートとを備えている。このアクチュエータでは、モータの駆動力が伝達された出力ギアの回転力が、ラックプレート(スライダ)のラック部に伝達されて、ラックプレートがケーシング内を往復動作し、ラックプレートの動作方向に応じて、一対のケーブルのそれぞれに操作力が加えられる。
また、特許文献1のアクチュエータは、ラックプレートの両側部と、ケーシング内部の両側部との間に介在する一対の圧縮コイルばねを有し、モータの駆動力が解除されると、ラックプレートは中立位置に復帰する。中立位置に復帰したラックプレートは、ラックプレートに設けられた凹部に、ケーシングに取り付けられた板ばねが係合することにより、出力ギアに向かって押圧されるとともに、中立位置に保持される。
特開平5−187159号公報
しかし、特許文献1では、一対の圧縮コイルばねを、ラックプレートの両側部と、ケーシング内部の両側部との間に介在させたうえで、さらに板ばねをラックプレートに係合させる必要がある。したがって、アクチュエータの構造が複雑となり、部品点数が多くなる。
そこで、本発明は、シンプルな構成で、スライダの初期位置の保持を可能とする駆動装置の提供を目的とする。
本発明の駆動装置は、ケーシングと、駆動部と、前記駆動部の駆動力によって、前記ケーシング内を所定の移動方向に沿って移動するスライダと、前記スライダに取り付けられ、前記移動方向の一方に延びる第1長尺部材と、前記スライダに取り付けられ、前記移動方向の他方に延びる第2長尺部材と、前記スライダを、前記ケーシング内の所定の初期位置に戻すように付勢する付勢部材とを備え、前記付勢部材は、前記ケーシングに設けられた付勢部材収容部に、前記移動方向に沿って配置され、前記付勢部材の、前記移動方向の両端は、前記付勢部材収容部の、前記移動方向の両端とそれぞれ係合するとともに、前記スライダとそれぞれ係合する。
本発明の駆動装置によれば、シンプルな構成で、スライダの初期位置を保持することができる。
本発明の一実施形態の駆動装置の全体図である。 図1の駆動装置に用いられるケーシングの第1ケーシング部材の斜視図である。 図2に示される第1ケーシング部材の上面図である。 図3におけるIV−IV線断面図である。 図1におけるV−V線断面図である。 図1の駆動装置に用いられるスライダの上面図である。 図6に示されるスライダの底面図である。 図6におけるVIII−VIII線断面図である。 (A)は、付勢部材の分解図であり、(B)は組み付けられた状態の付勢部材を示す概略組立図である。 スライダが初期位置にあるときの駆動装置を移動方向に切断した概略断面図である。 図10に示される状態からスライダが第1移動方向に移動した状態を示す概略断面図である。 図11に示される状態に対応した、駆動装置の概略上面図である。 図10に示される状態からスライダが第2移動方向に移動した状態を示す概略断面図である。 図13に示される状態に対応した、駆動装置の概略上面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態の駆動装置を説明する。なお、以下の実施形態はあくまで一例であり、本発明の駆動装置は、以下の実施形態に限定されるものではない。
図1に示されるように、本実施形態の駆動装置1は、ケーシング2と、駆動部3と、駆動部3の駆動力によって、ケーシング2内を所定の移動方向D1に沿って移動するスライダ4と、スライダ4に取り付けられ、移動方向D1の一方に延びる第1長尺部材51と、スライダ4に取り付けられ、移動方向D1の他方に延びる第2長尺部材52と、スライダ4を、ケーシング2内の所定の初期位置に戻すように付勢する付勢部材6とを備えている。
駆動装置1は、駆動部3の駆動力によってスライダ4を移動方向D1に移動させて、第1長尺部材51または第2長尺部材52を移動させる。本実施形態では、駆動装置1は、第1長尺部材51に接続された第1作動対象OP1および第2長尺部材52に接続された第2作動対象OP2を作動させるように構成されている。より具体的には、後述するように、駆動部3の駆動力によってスライダ4が移動方向D1で一方の方向となる第1移動方向D11に移動して、第1長尺部材51が第1移動方向D11に引き操作された場合には、第1長尺部材51によって第1作動対象OP1が操作される。一方、駆動部3の駆動力によってスライダ4が、第1移動方向D11と反対の方向となる第2移動方向D12に移動して、第2長尺部材52が第2移動方向D12に引き操作された場合には、第2長尺部材52によって第2作動対象OP2が操作される。
なお、本実施形態では、スライダ4が第1移動方向D11または第2移動方向D12のいずれかに移動したときに、第1および第2長尺部材51、52のうちの一方のみが操作され、他方は操作されないように構成されている(図11および図13参照)。駆動装置1は、1つの駆動部3によってスライダ4を第1移動方向D11および第2移動方向D12に移動させることができ、1つの駆動部3によって第1作動対象OP1および第2作動対象OP2の両方を操作することができる。また、駆動装置1は、スライダ4を移動させる方向に応じて、第1作動対象OP1または第2作動対象OP2のいずれか一方を操作することができ、スライダ4を移動させる方向に応じて、異なる2つの操作を行うことができる。具体的には、例えば、第1作動対象OP1が車両のシートのリクライニング機構をロックする機構とし、第2作動対象OP2がシートの座部の前後動作または昇降動作などの動作機構をロックする機構とした場合、駆動装置1は、第1長尺部材51によって第1作動対象OP1のロックを解除し、第2長尺部材52によって第2作動対象OP2のロックを解除することができる。
なお、駆動装置1の用途は、駆動部3の駆動力によってスライダ4を移動方向D1に移動させて、第1長尺部材51または第2長尺部材52を移動させることができれば、特に限定されない。また、本実施形態では、上述したように、スライダ4が第1および第2移動方向D11、D12のいずれか一方に移動したときに、第1および第2長尺部材51、52のうちの一方のみが操作され、他方は操作されないように構成されているが、スライダ4のいずれか一方への移動によって、第1および第2長尺部材51、52の両方が同時に操作されてもよい。
なお、本明細書において、スライダ4の摺動面21a(図2参照)に対して垂直な方向を高さ方向D2と呼び、移動方向D1および高さ方向D2の両方に垂直な方向を幅方向D3(図1参照)と呼ぶ。
第1長尺部材51は、スライダ4に接続されて、スライダ4の移動によって操作される。本実施形態では、図1に示されるように、第1長尺部材51の一端51aはスライダ4に接続され、第1長尺部材51の他端51bは第1作動対象OP1に接続されている。第1長尺部材51は、本実施形態では、コントロールケーブルのインナーケーブル(第1インナーケーブル)であり、第1長尺部材51は、コントロールケーブルのアウターケーシング(第1アウターケーシング)71に挿通されている。第1長尺部材51は、第1アウターケーシング71によって、車体等の取付対象において、所定の配索経路で配索される。なお、第1長尺部材51は、ロッド等、他の長尺部材によって構成されていてもよい。
第2長尺部材52は、スライダ4に接続されて、スライダ4の移動によって操作される。本実施形態では、図1に示されるように、第2長尺部材52の一端52aはスライダ4に接続され、第2長尺部材52の他端52bは第2作動対象OP2に接続されている。第2長尺部材52は、本実施形態では、コントロールケーブルのインナーケーブル(第2インナーケーブル)であり、第2長尺部材52は、コントロールケーブルのアウターケーシング(第2アウターケーシング)72に挿通されている。第2長尺部材52は、第2アウターケーシング72によって、車体等の取付対象において、所定の配索経路で配索される。なお、第2長尺部材52は、ロッド等、他の長尺部材によって構成されていてもよい。
ケーシング2は、図1に示されるように、スライダ4および付勢部材6を収容する。本実施形態では、ケーシング2はさらに、駆動部3を収容している。ケーシング2は、本実施形態では、図1〜図3に示されるように、スライダ4を摺動可能に収容するスライダ収容部21と、駆動部3を収容する駆動部収容部22と、付勢部材6を収容する付勢部材収容部23とを備えている。また、ケーシング2は、移動方向D1でスライダ収容部21の両側に、第1長尺部材51および第2長尺部材52のそれぞれをケーシング2の内部へと導入する長尺部材導入部24を備えている。なお、本実施形態では、ケーシング2は、高さ方向D2に分離した第1ケーシング部材2Aと第2ケーシング部材2Bとを有しており(図1および図5参照)、第1ケーシング部材2Aおよび第2ケーシング部材2Bを組み付けることによって、各部材を内部に収容するように構成されている。しかし、ケーシング2の全体形状や構造は特に限定されない。
スライダ収容部21は、スライダ4が移動方向D1に所定のストロークで摺動可能となる内部空間を有している。本実施形態では、スライダ収容部21は、略直方体状の空間であり、スライダ4の摺動面となる底面21a(以下、摺動面21aとも呼ぶ)と、底面21aに対向する上面21b(図5参照)と、スライダ4の幅方向D3で両側に設けられた側壁21c、21d(図2参照)と、スライダ4の移動方向D1で両側に設けられた端壁21e、21f(図2参照)によって画定されている。底面21aはスライダ4が摺動する摺動面として機能する。本実施形態では、底面21aは、後述する付勢部材収容部23が形成されている部分以外は平坦面として形成されているが、底面21aはスライダ4が摺動可能であれば、平坦面である必要はない。また、側壁21c、21dは、幅方向D3でスライダ4の幅に対応した幅で離間している。これにより、側壁21c、21dは、スライダ4を移動方向D1に沿って安定して移動させるガイド部として機能する。
長尺部材導入部24は、第1長尺部材51の一端51aおよび第2長尺部材52の一端52aをスライダ4に接続できるように、第1長尺部材51および第2長尺部材52をケーシング2の外部からケーシング2の内部へと導入する部位である。具体的には、長尺部材導入部24は、スライダ収容部21を画定する端壁21e、21fにそれぞれ設けられ、ハウジング2の外部と、スライダ収容部21とを連通させる開口を有している。長尺部材導入部24の当該開口から、第1および第2長尺部材51、52がスライダ収容部21内に導入される。本実施形態では、長尺部材導入部24は、第1および第2アウターケーシング71、72の一端と係合して、第1および第2アウターケーシング71、72を取り付け可能に構成されている(図1参照)。
駆動部収容部22は、図1に示されるように、駆動部3を収容する。具体的には、駆動部収容部22は、スライダ収容部21に幅方向D3で隣接した位置に設けられ、スライダ収容部21と連通している。本実施形態では、駆動部収容部22は、後述するように、駆動部3のモータ31と複数の伝動部材32a、32b、32c、32dを収容できるように構成されている。
付勢部材収容部23は、付勢部材6を収容する。付勢部材収容部23は、スライダ4の移動方向D1のストロークの際にスライダ4と対向する位置に設けられる。本実施形態では、付勢部材収容部23は、図2、図4および図5に示されるように、スライダ収容部21の摺動面(底面)21aにおいて高さ方向D2に凹んだ凹部として設けられている。しかし、付勢部材収容部23が形成される位置は、付勢部材収容部23に付勢部材6が収容されたときに、付勢部材6がスライダ4を付勢することができる位置であれば、特に限定されず、例えば、側壁21c、21dや上面21bに形成されていてもよい。なお、付勢部材収容部23は、本実施形態では、図2および図3に示されるように、移動方向D1でスライダ収容部21の中央部に設けられている。
付勢部材収容部23は、付勢部材6がケーシング2と、スライダ4との両方に係合できるように、付勢部材6を収容する。本実施形態では、付勢部材収容部23は、図5および図10に示されるように、付勢部材6のうち、移動方向D1に垂直な方向(高さ方向D2)の一部を収容し、付勢部材6のうち、高さ方向D2で残りの部分は、付勢部材収容部23から露出している。後述するように、付勢部材6のうち付勢部材収容部23から露出した部分(残りの部分)が、スライダ4のスライダ側付勢部材収容部41eに収容される。なお、本実施形態では、付勢部材収容部23は、図10に示されるように、後述するコイルばね61を収容したばねケース62を部分的に収容する。
付勢部材収容部23の形状・構造は、付勢部材6がケーシング2と、スライダ4との両方に係合できるように、付勢部材6を収容することができれば、特に限定されない。本実施形態では、付勢部材収容部23は、図3および図10に示されるように、移動方向D1で一方(第2移動方向D12側)に設けられた第1係合部E1と、移動方向D1で他方(第1移動方向D11側)に設けられた第2係合部E2とを有している。付勢部材6のうち、移動方向D1で一方(第2移動方向D12側)に設けられた第1端部6aは、図10に示されるように、第1係合部E1と係合可能となっている。また、付勢部材6のうち、移動方向D1で他方(第1移動方向D11側)に設けられた第2端部6bは、第2係合部E2と係合可能である。第1係合部E1および第2係合部E2の形状および構造は、付勢部材6の第1端部6aおよび第2端部6bとそれぞれ係合可能であれば、特に限定されない。本実施形態では、第1係合部E1および第2係合部E2は、移動方向D1に対して略垂直な面として形成されている。
本実施形態では、付勢部材収容部23は、図3に示されるように、付勢部材6の両端に当接可能な、ゴム等の緩衝部材Cuを有している。緩衝部材Cuは、付勢部材収容部23の移動方向D1の両端に設けられた緩衝部材配置部23a、23bに設けられている。緩衝部材Cuは、後述するように付勢部材6が縮んだ状態から元の状態に復帰するときに、付勢部材6の端部と当接して、付勢部材6による音や衝撃を吸収する。なお、緩衝部材Cuは、本発明において任意の構成であり、必ずしも設ける必要はない。なお、上述した第1係合部E1および第2係合部E2は、本実施形態では、緩衝部材Cuのうち、付勢部材6の端部(第1端部6aまたは第2端部6b)に対向する平坦な端面である。なお、第1係合部E1、第2係合部E2は、緩衝部材Cu(および緩衝部材配置部23a、23b)を設けない場合には、付勢部材6の端部に対向するケーシング2の一部によって構成された面(図10参照)であってもよい。
駆動部3は、スライダ4を移動させる駆動力を発生させる。本実施形態では、駆動部3は、図1に示されるように、モータ31と、1または複数の伝動部材32a、32b、32c、32dとを有している。モータ31は、正逆回転可能に構成され、モータ31の回転力は、伝動部材32a、32b、32c、32dを介して、スライダ4(後述する動力伝達部42)に伝達され、1つのモータ31でスライダ4を第1移動方向D11および第2移動方向D12に移動させることができる。伝動部材32a、32b、32c、32dは、回転力を伝達可能に構成されたギヤである。具体的には、モータ31の出力軸および各伝動部材32a、32b、32c、32dは、幅方向D3に延びる回転軸を中心に回転するように構成されており、伝動部材32dのピニオンギヤPがスライダ4の動力伝達部42に係合して、スライダ4を移動させるように構成されている。なお、駆動部3の構造は、スライダ4を移動させる駆動力を発生させることができれば、図示する構造に限定されない。例えば、本実施形態では、駆動部3はスライダ4に回転力を伝達するように構成されているが、駆動部3はスライダ4に直線運動を伝達するように構成されていてもよい。
スライダ4は、駆動部3の駆動力によって移動方向D1に往復移動可能であり、スライダ4に連結された第1長尺部材51、第2長尺部材52を操作する。スライダ4は、図1、図6および図7に示されるように、スライダ本体41と、駆動部3と接続され、駆動部3の駆動力が伝達される動力伝達部42を有している。スライダ4の全体形状は特に限定されないが、本実施形態では、高さ方向D2で見たときに略矩形状を呈している。
本実施形態では、動力伝達部42は、図6に示されるように、駆動部3の伝動部材32dのピニオンギヤPが係合するラック部(以下、ラック部42と呼ぶ)である。具体的には、ラック部42は、スライダ4の幅方向D3の一方側に、移動方向D1に沿って延びている。ラック部42は、移動方向D1に歯と溝とが交互に形成された歯列を有している。伝動部材32dのピニオンギヤPが回転することにより、ピニオンギヤPの歯とラック部42の歯列とが噛み合って、スライダ4が移動方向D1に移動する。なお、動力伝達部42は、ラックである必要はなく、駆動部3の構造に応じて変更可能である。
スライダ本体41には、図1に示されるように、第1長尺部材51および第2長尺部材52が接続される。スライダ本体41は、動力伝達部42に伝達された駆動力によって、移動方向D1に移動して、第1長尺部材51および第2長尺部材52を操作する。本実施形態では、スライダ本体41は、図6〜図8に示されるように、長尺部材係合部41a、41bと、スライダ側摺動面41cと、端部ガイド溝41dと、スライダ側付勢部材収容部41eとを有している。
長尺部材係合部41a、41bは、第1長尺部材51の一端51aおよび第2長尺部材52の一端52aが移動方向D1で係合できるように構成されている。これにより、例えば、スライダ本体41が第1移動方向D11に移動したときは、第1長尺部材51の一端51aが長尺部材係合部41aに係合して、第1長尺部材51が第1移動方向D11に引き操作される(図11および図12参照)。一方、スライダ本体41が第2移動方向D12に移動したときは、第2長尺部材52の一端52aが長尺部材係合部41bに係合して、第2長尺部材52が第2移動方向D12に引き操作される(図13および図14参照)。
上述したスライダ本体41が例えば、第1移動方向D11に移動するとき、引き操作されない第2長尺部材52の一端52aは、ケーシング2に対する相対位置がほぼ変動しないまま、第1移動方向D11に移動するスライダ4の端部ガイド溝41dに沿って案内される(図11および図12参照)。したがって、第1長尺部材51の移動時に、第2長尺部材52の一端52aがスライダ4の移動の妨げや抵抗になることが抑制される。また、後述するように、スライダ4が付勢部材6によって初期位置に戻る際に、第2長尺部材52の一端52aが端部ガイド溝41dに案内される。端部ガイド溝41dは、第2長尺部材52の一端52aを収容可能な溝であり、幅方向D3での第2長尺部材52の一端52aの動きを規制する。したがって、第2長尺部材52の一端52aが幅方向D3で逸れることがなく、長尺部材係合部41bに確実に係合することができる。
スライダ側摺動面41cは、ケーシング2の摺動面21aに対して摺動する部分である。本実施形態では、スライダ側摺動面41cは、ケーシング2の底面21aに対向する、スライダ側付勢部材収容部41eの周縁の平坦面である。
スライダ側付勢部材収容部41eは、付勢部材6がケーシング2と、スライダ4との両方に係合できるように、付勢部材6の一部を収容するように構成されている。具体的には、上述したように、ケーシング2の付勢部材収容部23は、図5および図10に示されるように、付勢部材6のうち、高さ方向D2の一部を収容し、付勢部材6の当該一部以外の部分(高さ方向D2で残りの部分の少なくとも一部)が、スライダ側付勢部材収容部41eに収容される。なお、本実施形態では、スライダ側付勢部材収容部41eは、後述するコイルばね61を収容したばねケース62を部分的に収容する。
スライダ側付勢部材収容部41eの形状および構造は、付勢部材6がケーシング2と、スライダ4との両方に係合できるように、付勢部材6を収容することができれば、特に限定されない。スライダ側付勢部材収容部41eは、図7および図10に示されるように、移動方向D1で一方(第2移動方向D12側)に設けられた第3係合部E3と、移動方向D1で他方(第1移動方向D11側)に設けられた第4係合部E4とを有している。付勢部材6のうち、移動方向D1で一方(第2移動方向D12側)に設けられた第1端部6aは、図10に示されるように、第3係合部E3と係合可能となっている。また、付勢部材6のうち、移動方向D1で他方(第1移動方向D11側)に設けられた第2端部6bは、第4係合部E4と係合可能である。第3係合部E3および第4係合部E4の形状および構造は、付勢部材6の第1端部6aおよび第2端部6bとそれぞれ係合可能であれば、特に限定されない。本実施形態では、第3係合部E3および第4係合部E4は、図10に示されるように、移動方向D1に対して略垂直な面として形成されている。
スライダ側付勢部材収容部41eの移動方向D1に沿った長さは、図10に示されるように、付勢部材収容部23に収容された状態の付勢部材6の移動方向D1の長さに対応している。また、本実施形態では、スライダ側付勢部材収容部41eは、図5および図8に示されるように、2つの付勢部材6を収容できるように構成されている。具体的には、スライダ側付勢部材収容部41eは、ばねケース62の外形に対応した形状、すなわち、移動方向D1に垂直な方向に切断した断面が半円状となる、幅方向D3に隣接した2つの凹溝として形成されている。
付勢部材6は、駆動部3によってスライダ4が所定のストロークで移動した後、スライダ4を初期位置に戻すように付勢する。なお、スライダ4の初期位置は、スライダ4に駆動部3からの駆動力が加わっていないときにスライダ4が位置する位置である。本実施形態では、スライダ4の初期位置は、移動方向D1でスライダ収容部21の中心位置である。
付勢部材6の種類は、スライダ4を付勢することができれば、特に限定されないが、本実施形態では、付勢部材6には、コイルばね61が用いられている。より具体的には、本実施形態では、付勢部材6は、図1、図9(A)、(B)および図10に示されるように、コイルばね61と、コイルばね61を収容し、移動方向D1に沿って伸縮可能なばねケース62とを備えている。ばねケース62は、図9(A)および(B)に示されるように、有底筒状の第1ケース62aと有底筒状の第2ケース62bとを備えている。第1ケース62aおよび第2ケース62bは、コイルばね61の外径とほぼ同等の内径を有している。第2ケース62bは、第1ケース62aに入れ子式に収容され、第1ケース62aまたは第2ケース62bに移動方向D1に力が加わったときに、コイルばね61を縮ませながらばねケース62全体が短くなるように構成されている。付勢部材6がコイルばね61とばねケース62とを有している場合、駆動装置1の組み付け時など、コイルばね61を収縮させた状態で、付勢部材収容部23(またはスライダ側付勢部材収容部41e)に収容して取り付ける作業が非常に容易になる。また、ばねケース62によって、コイルばね61がコイルばね61の収縮方向に対して垂直な方向に変形することを抑制することができる。したがって、コイルばね61の収縮方向に対して垂直な方向に変形してしまったコイルばね61によって、スライダ4が移動方向D1に垂直な方向に押圧されることや、2つのコイルばね61が干渉しあうことが抑制され、スライダ4の円滑な移動が阻害されない。
付勢部材6は、図1および図10に示されるように、ケーシング2に設けられた付勢部材収容部23に、移動方向D1に沿って配置され、付勢部材6の移動方向D1の両端(第1端部6aおよび第2端部6b)は、付勢部材収容部23の移動方向D1の両端とそれぞれ係合するとともに、スライダ4とそれぞれ係合する。これにより、本実施形態の駆動装置1は、シンプルな構成で、スライダ4の初期位置の保持が可能となる。
具体的に説明すると、駆動部3が駆動されて、駆動部3の駆動力によってスライダ4が第1移動方向D11に移動すると、図11および図12に示されるように、第1長尺部材51が操作される。第1長尺部材51が所定量操作されると、駆動部3の駆動力が解除される。すると、スライダ4に駆動部3から力が加わらなくなり、スライダ4は付勢部材6の付勢力によって、図11および図12に示される状態から、図1および図10に示される初期位置に向かって第2移動方向D12に移動する。図11および図12に示される状態から図1および図10の初期位置までスライダ4が移動すると、収縮していた付勢部材6の一端6aが付勢部材収容部23の移動方向D1の一端(本実施形態では第1係合部E1)と係合して付勢部材6のそれ以上の伸長が抑制される。また、スライダ4が初期位置に戻ったときに、図11に示される状態から図10に示される状態となり、スライダ4(本実施形態では第4係合部E4)が、付勢部材6の他端6bと係合して、初期位置を越えて移動することが抑制され、初期位置において停止する。一方、駆動部3が駆動されて、駆動部3の駆動力によってスライダ4が第2移動方向D12に移動すると、図13および図14に示されるように、第2長尺部材52が操作される。第2長尺部材52が所定量操作されると、駆動部3の駆動力が解除される。すると、スライダ4に駆動部3から力が加わらなくなり、スライダ4は付勢部材6の付勢力によって、図13および図14に示される状態から図1および図10に示される初期位置に向かって第1移動方向D11に移動する。図13および図14に示される状態から図1および図10に示される初期位置までスライダ4が移動すると、収縮していた付勢部材6の他端6bが付勢部材収容部23の他端(本実施形態では第2係合部E2)と係合して付勢部材6のそれ以上の伸長が抑制される。また、スライダ4が初期位置に戻ったとき、図13に示される状態から図10に示される状態となり、スライダ4(本実施形態では第3係合部E3)が、付勢部材6の一端6aと係合して、初期位置を越えて移動することが抑制され、初期位置において停止する。
よって、本実施形態の駆動装置1によれば、スライダ4を初期位置で保持するために、特許文献1のように、スライダの移動方向の両側にばねを設ける必要がなく、特許文献1のようなスライダを保持する板ばねを別途設ける必要もない。また、特許文献1のような構造の場合、板ばねを別途設けなければ、スライダの移動方向両側に設けられたコイルばねの付勢力がばらつくと、スライダの初期位置が変わってしまうが、本実施形態の駆動装置1の構造の場合、スライダ4の初期位置は、付勢部材収容部23に収容された付勢部材6の両端によって定まるので、スライダ4の初期位置がばらつくことがない。したがって、本実施形態の駆動装置1は、シンプルな構成で、スライダ4の初期位置の保持が可能となり、スライダ4の移動方向D1での初期位置の位置調整をする必要がない。
また、本実施形態では、上述したように、付勢部材収容部23は、図10に示されるように、第1係合部E1と第2係合部E2とを有し、スライダ側付勢部材収容部41eは、第3係合部E3と、第4係合部E4とを有し、付勢部材6の第1端部6aは、第1係合部E1および第3係合部E3と係合可能であり、付勢部材6第2端部6bは、第2係合部E2および第4係合部E4と係合可能である。より具体的には、付勢部材6の高さ方向D2の一部が付勢部材収容部23に収容され、残りの部分の少なくとも一部がスライダ側付勢部材収容部41eに収容された状態で、付勢部材6の第1端部6aおよび第2端部6bが第1係合部E1〜第4係合部E4に係合する。したがって、高さ方向D2にスライダ4の高さに加えて、付勢部材6全体の高さが必要なく、駆動装置1を高さ方向D2でコンパクトに保ちつつ、スライダ4に後述する付勢力を加えることができる。なお、付勢部材6が付勢部材収容部23に収容される高さ方向D2の寸法L1と、付勢部材6がスライダ側付勢部材収容部41eに収容される高さ方向D2の寸法L2との比率は特に限定されないが、例えば、L1/L2=0.7〜1.3、好ましくは0.9〜1.1とすることができる。
また、付勢部材6の両端(第1端部6aおよび第2端部6b)は、付勢部材収容部23の両端およびスライダ4と面接触して係合する係合面を有していることが好ましい。この場合、付勢部材6の係合面(第1端部6aおよび第2端部6bの平坦面)が付勢部材収容部23(第1係合部E1または第2係合部E2)とスライダ4(第3係合部E3または第4係合部E4)と面接触することによって、付勢部材6が移動方向D1に平行に収縮しやすくなり、スライダ4の移動が安定する。なお、本実施形態では、付勢部材6の係合面は、図10に示されるように、ばねケース62の両端(第1ケース62a、第2ケース62bの端面)であるが、例えば、ばねケース62を設けずに(コイルばね61の側面が覆われずに)、コイルばね61の両端に板状部材を設けて、この板状部材を付勢部材6の係合面としてもよい。
付勢部材6の数は特に限定されないが、本実施形態では、駆動装置1は、付勢部材6を複数(本実施形態では2つ)備え、複数の付勢部材6は並列に配置されている。この場合、駆動装置1の厚さ(高さ方向D2の寸法)を厚くすることなく、所定の付勢力を確保することができる。
次に、本実施形態の駆動装置1の作用効果について、より詳細に説明する。なお、以下の説明はあくまで一例であり、本発明の駆動装置1は、以下の説明により限定されるものではない。
まず、図3に示されるように、ケーシング2に付勢部材6を取り付ける。本実施形態では、図9(B)および図10に示されるように、コイルばね61が第1ケース62a、第2ケース62bによって構成されたばねケース62に収容されている。そのため、コイルばね61を収縮させた状態で、付勢部材6をケーシング2に取り付ける際に、ばねケース62によってコイルばね61を移動方向D1に収縮させやすい。したがって、付勢部材6をケーシング2に取り付けやすい。また、コイルばね61が付勢部材収容部23に収容された後は、ばねケース62によって、コイルばね61がコイルばね61の収縮方向に対して垂直な方向に変形することを抑制することができる。したがって、収縮方向に対して垂直な方向にコイルばね61が変形し、スライダ4が移動方向D1に垂直な方向に押圧されることや、幅方向D3に隣接した2つのコイルばね61が干渉しあうことが抑制され、スライダ4の円滑な移動が阻害されない。
ケーシング2に付勢部材6が取り付けられた後、ケーシング2にスライダ4が取り付けられる。スライダ4が取り付けられると、付勢部材6のうち、高さ方向D2で付勢部材収容部23から露出した部分が、スライダ4のスライダ側付勢部材収容部41eに収容される(図5および図10参照)。このとき、図10に示されるように、付勢部材6の第1端部6aが、付勢部材収容部23の第1係合部E1と、スライダ側付勢部材収容部41eの第3係合部E3とに係合可能となり、付勢部材6の第2端部6bが、付勢部材収容部23の第2係合部E2と、スライダ側付勢部材収容部41eの第4係合部E4とに係合可能となる。したがって、スライダ4の組み付け時に、スライダ4が安定して初期位置で保持される。この後、図1に示されるように、第1長尺部材51および第2長尺部材52の一端51a、52aをスライダ4の長尺部材係合部41a、41bにそれぞれ取り付け、モータ31および複数の伝動部材32a、32b、32c、32dを取り付けて、ケーシング2を閉じると、駆動装置1の組み付けが完了する。
つぎに、駆動装置1により、第1作動対象OP1および第2作動対象OP2の操作について詳細に説明する。
図示しない操作部(操作ボタンなど)を操作して、駆動装置1に対して第1作動対象OP1の操作が指令されると、モータ31が一方向に回転する。モータ31が一方向に回転すると、複数の伝動部材32a、32b、32c、32dを介してモータ31の一方向の回転力がスライダ4のラック部42に伝達され、スライダ4に第1移動方向D11へ移動する方向の力が加わる。このとき、スライダ4のスライダ側付勢部材収容部41eの第3係合部E3から付勢部材6の第1端部6a(第1ケース62aの端面)に、第1移動方向D11に向かって(図10中、右側に)力が加わる。これにより、図11および図12に示されるように、コイルばね61が収縮するとともに、ばねケース62の移動方向D1での全長が短くなりながら、スライダ4が第1移動方向D11に移動する。スライダ4が第1移動方向D11に移動すると、スライダ4に係合した第1長尺部材51が第1移動方向D11へ引き操作され、第1作動対象OP1が操作される。なお、このとき、図11および図12に示されるように、第2長尺部材52には操作力がほぼ加わらず、第2長尺部材52の一端52aは、移動方向D1および幅方向D3での位置を変えずに、スライダ4の端部ガイド溝41dに沿ってスライダ4に対して相対移動する。
第1作動対象OP1の操作が完了すると、モータ31は停止してスライダ4への第1移動方向D11への操作力が解除される。このとき(図11に示される状態)、収縮したコイルばね61の付勢力によって、スライダ4は、第2移動方向D12へ向かって移動する方向の力を、付勢部材6の第1端部6aから受ける。これにより、コイルばね61が伸長するとともに、ばねケース62の移動方向D1での全長が長くなりながら、スライダ4は第2移動方向D12に移動する。このスライダ4の第2移動方向D12への移動によって、スライダ4が初期位置に戻ると(図10参照)、付勢部材6の第1端部6aが付勢部材収容部23の第1係合部E1に係合して、付勢部材6のそれ以上の伸長が規制され、スライダ4に第2移動方向D12への力が加わらなくなる。したがって、スライダ4が初期位置で停止することができる。図11および図12に示される状態から、図1および図10の初期位置までスライダ4が移動するときに、第2長尺部材52の一端52aは、移動方向D1および幅方向D3での位置を変えずに、スライダ4の端部ガイド溝41dに沿ってスライダ4に対して相対移動する。これにより、第2長尺部材52の一端52aは、スライダ4が初期位置に戻ってきたときに、確実に長尺部材係合部41bに係合する。なお、第1長尺部材51の一端51aは、第1作動対象OP1側に設けられた図示しないバネ等によって、図1および図10に示される位置まで戻される。
第2作動対象OP2を操作する場合には、第1作動対象OP1が操作されるときと同様の操作が行われる。具体的には、駆動装置1に対して第2作動対象OP2の操作が指令されると、モータ31が他方向に回転する。モータ31が他方向に回転すると、複数の伝動部材32a、32b、32c、32dを介してモータ31の他方向の回転力がスライダ4のラック部42に伝達され、スライダ4に第2移動方向D12へ移動する方向の力が加わる。このとき、スライダ4のスライダ側付勢部材収容部41eの第4係合部E4から付勢部材6の第2端部6b(第2ケース62bの端面)に、第2移動方向D12に向かって(図10中、右側に)力が加わる。これにより、図13および図14に示されるように、コイルばね61が収縮するとともに、ばねケース62の移動方向D1での全長が短くなりながら、スライダ4が第2移動方向D12に移動する。スライダ4が第2移動方向D12に移動すると、スライダ4に係合した第2長尺部材52が第2移動方向D12への引き操作され、第2作動対象OP2が操作される。
第2作動対象OP2の操作が完了すると、モータ31は停止してスライダ4への第2移動方向D12への操作力が解除される。このとき(図13に示される状態)、収縮したコイルばね61の付勢力によって、スライダ4は、第1移動方向D11へ向かって移動する方向の力を、付勢部材6の第2端部6bから受ける。これにより、コイルばね61が伸長するとともに、ばねケース62の移動方向D1での全長が長くなりながら、スライダ4は第1移動方向D11に移動する。このスライダ4の第1移動方向D11への移動によって、スライダ4が初期位置に戻ると(図10参照)、付勢部材6の第2端部6bが付勢部材収容部23の第2係合部E2に係合して、付勢部材6のそれ以上の伸長が規制され、スライダ4に第1移動方向D11への力が加わらなくなる。したがって、スライダ4が初期位置で停止することができる。
1 駆動装置
2 ケーシング
2A 第1ケーシング部材
2B 第2ケーシング部材
21 スライダ収容部
21a 摺動面(底面)
21b 上面
21c、21d 側壁
21e、21f 端壁
22 駆動部収容部
23 付勢部材収容部
23a、23b 緩衝部材配置部
24 長尺部材導入部
3 駆動部
31 モータ
32a、32b、32c、32d 伝動部材
4 スライダ
41 スライダ本体
41a、41b 長尺部材係合部
41c スライダ側摺動面
41d 端部ガイド溝
41e スライダ側付勢部材収容部
42 動力伝達部(ラック部)
51 第1長尺部材
51a 第1長尺部材の一端
51b 第1長尺部材の他端
52 第2長尺部材
52a 第2長尺部材の一端
52b 第2長尺部材の他端
6 付勢部材
6a 第1端部
6b 第2端部
61 コイルばね
62 ばねケース
62a 第1ケース
62b 第2ケース
71 第1アウターケーシング
72 第2アウターケーシング
Cu 緩衝部材
D1 移動方向
D11 第1移動方向
D12 第2移動方向
D2 高さ方向
D3 幅方向
E1 第1係合部
E2 第2係合部
E3 第3係合部
E4 第4係合部
OP1 第1作動対象
OP2 第2作動対象
P ピニオンギヤ

Claims (5)

  1. ケーシングと、
    駆動部と、
    前記駆動部の駆動力によって、前記ケーシング内を所定の移動方向に沿って移動するスライダと、
    前記スライダに取り付けられ、前記移動方向の一方に延びる第1長尺部材と、
    前記スライダに取り付けられ、前記移動方向の他方に延びる第2長尺部材と、
    前記スライダを、前記ケーシング内の所定の初期位置に戻すように付勢する付勢部材と
    を備え、
    前記付勢部材は、前記ケーシングに設けられた付勢部材収容部に、前記移動方向に沿って配置され、
    前記付勢部材の、前記移動方向の両端は、前記付勢部材収容部の、前記移動方向の両端とそれぞれ係合するとともに、前記スライダとそれぞれ係合する、
    駆動装置。
  2. 前記付勢部材は、コイルばねと、前記コイルばねを収容し、前記移動方向に沿って伸縮可能なばねケースとを備えている、請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記付勢部材の両端は、前記付勢部材収容部の両端および前記スライダと面接触して係合する係合面を有している、請求項1または2に記載の駆動装置。
  4. 前記駆動装置は、前記付勢部材を複数備え、複数の付勢部材は並列に配置されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動装置。
  5. 前記スライダが、スライダ側付勢部材収容部を有し、
    前記付勢部材のうち、前記移動方向に垂直な方向の一部が、前記ケーシングの前記付勢部材収容部に収容され、
    前記付勢部材のうち、前記付勢部材の一部以外の部分が、前記スライダ側付勢部材収容部に収容され、
    前記ケーシングの前記付勢部材収容部は、前記移動方向で一方に設けられた第1係合部と、前記移動方向で他方に設けられた第2係合部とを有し、
    前記スライダの前記スライダ側付勢部材収容部は、前記移動方向で一方に設けられた第3係合部と、前記移動方向で他方に設けられた第4係合部とを有し、
    前記付勢部材のうち、前記移動方向で一方に設けられた第1端部は、前記第1係合部および第3係合部と係合可能であり、前記付勢部材のうち、前記移動方向で他方に設けられた第2端部は、前記第2係合部および第4係合部と係合可能である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動装置。
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