JP2021171589A - 繰出し容器 - Google Patents

繰出し容器 Download PDF

Info

Publication number
JP2021171589A
JP2021171589A JP2020080795A JP2020080795A JP2021171589A JP 2021171589 A JP2021171589 A JP 2021171589A JP 2020080795 A JP2020080795 A JP 2020080795A JP 2020080795 A JP2020080795 A JP 2020080795A JP 2021171589 A JP2021171589 A JP 2021171589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case body
peripheral surface
operating body
axis
feeding container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020080795A
Other languages
English (en)
Inventor
和寿 吉村
Kazuhisa Yoshimura
圭介 宮入
Keisuke Miyairi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2020080795A priority Critical patent/JP2021171589A/ja
Publication of JP2021171589A publication Critical patent/JP2021171589A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

【課題】比較的軟らかい固形内容物の収納に適した繰出し容器を提供する。【解決手段】繰出し容器1は、一端が繰出し口10aとなる円筒状のケース体10と、ケース体10の内部に回り止めされた状態で軸線方向に摺動自在に配置された内容物支持部11aと、外周面に雄ねじ11eを備え、内容物支持部11aと一体に設けられた軸部11bと、ケース体10の他端に軸線Oを中心として相対回転自在に装着された操作体12と、雄ねじ11eにねじ結合する雌ねじ40aを内周面に備え、軸部11bの外側に配置されるとともに操作体12と一体に設けられた螺合部40と、軸部11bの外側に設けられ、操作体12のケース体10に対する軸線Oを中心とした一方側への相対回転を許容し、他方側への相対回転を阻止するラチェット機構部20と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、固形内容物を収納する繰出し容器に関する。
従来、例えば、口紅、リップクリーム、スティックアイシャドー等の化粧料、薬剤またはスティック糊などの、塗布対象物に塗布可能な固形内容物を収納する容器として、繰出し容器が知られている。
例えば特許文献1には、一端が繰出し口となる円筒状のケース体と、ケース体の内部に回り止めされた状態で配置された繰出し部材と、ケース体の他端に軸線を中心として相対回転自在に装着された操作体と、外周面に雄ねじを備え、操作体に回り止めされた状態で連結されてケース体の内側に配置された軸体と、雄ねじにねじ結合する雌ねじを内周面に備え、軸体の外側に配置されるとともに繰出し部材に一体に連結された可動筒体と、を有する繰出し容器が記載されている。
この繰出し容器によれば、操作体をケース体に対して軸線を中心として一方側に相対回転させることにより、繰出し部材をケース体の内部で軸線に沿って繰出し方向に移動させて、固形内容物をケース体から繰り出して使用することができる。また、使用後には、操作体をケース体に対して軸線を中心として繰出し時とは反対の他方側に相対回転させることで、繰出し部材を軸線に沿って繰り入れ方向に移動させて、固形内容物をケース体の内部に繰り入れて保護することができる。
特開2018−15417号公報
しかし、上記従来の繰出し容器のように、操作体をケース体に対して繰出し時とは反対方向に相対回転させることで、内容物をケース体の内部に繰り入れることができるようにした構成では、例えば比較的柔らかい口紅など、ケース体の内部に繰り入れることが困難な硬さの固形内容物を収納した場合に、操作体がケース体に対して繰出し時とは反対方向に相対回転されると、固形内容物が形状の崩れや破断などの損傷を生じてしまうおそれがある、という問題があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、比較的軟らかい固形内容物の収納に適した繰出し容器を提供することにある。
本発明の繰出し容器は、一端が繰出し口となる円筒状のケース体と、
前記ケース体の内部に回り止めされた状態で軸線方向に摺動自在に配置された内容物支持部と、
外周面に雄ねじを備え、前記内容物支持部と一体に設けられた軸部と、
前記ケース体の他端に軸線を中心として相対回転自在に装着された操作体と、
前記雄ねじにねじ結合する雌ねじを内周面に備え、前記軸部の外側に配置されるとともに前記操作体と一体に設けられた螺合部と、
前記軸部の外側に設けられ、前記操作体の前記ケース体に対する軸線を中心とした一方側への相対回転を許容し、軸線を中心とした他方側への相対回転を阻止するラチェット機構部と、を有することを特徴とする。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、記ラチェット機構部が、
前記操作体と一体に設けられ、前記軸部と前記ケース体との間で径方向に弾性変形自在の爪部と、
前記ケース体の内周面に一体に設けられ、前記操作体が前記ケース体に対して軸線を中心として他方側に相対回転したときに前記爪部を係止する係止面と、
前記ケース体の内周面に一体に設けられ、前記操作体が前記ケース体に対して軸線を中心として一方側に相対回転したときに、前記係止面を乗り越えるように前記爪部を案内する乗越え面と、を有することが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記螺合部は、前記ラチェット機構部と前記内容物支持部との間に位置することが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記螺合部が、
前記軸部と前記ケース体との間に配置される円筒状の上側支持体と、
前記上側支持体から前記ケース体の一端側に向けて延びる弾性変形自在の突片と、を有し、
前記突片の内周面に前記雌ねじが設けられていることが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記突片の外周面と、前記ケース体の内周面とが当接することにより、前記突片の径方向外側への変形が抑制されるように構成されていることが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記上側支持体に、それぞれ前記雌ねじ及び前記凸部を備えた複数の前記突片が、周方向に等間隔に並べて設けられていることが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記操作体と一体に設けられ、前記螺合部と前記ラチェット機構部との間の部分において前記ケース体の内周面に弾性的に接して、前記操作体が前記ケース体に対して軸線を中心として相対回転したときに、前記操作体と前記ケース体との間に摺動抵抗を付与する摺動抵抗付与部を、さらに有することが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記摺動抵抗付与部は、前記螺合部と前記ラチェット機構部との間に位置することが好ましい。
本発明の繰出し容器は、上記構成において、前記摺動抵抗付与部が、
前記操作体と一体に設けられ、前記操作体から前記軸部と前記ケース体との間において前記ケース体の一端側に向けて延びる柱部と、
前記柱部に一体に連ねて設けられ、前記軸部と前記ケース体との間に配置される円筒状の支持体と、
前記支持体に一体に連ねて設けられ、前記支持体から前記ケース体の一端側に向けて延びる弾性変形自在の弾性片と、
前記弾性片に径方向外向きに突出して設けられ、前記弾性片を径方向内側に向けて弾性変形させた状態で前記ケース体の内周面に接する摺動突起部と、を有することが好ましい。
本発明によれば、比較的軟らかい固形内容物の収納に適した繰出し容器を提供することができる。
本発明の一実施形態である繰出し容器の縦断面図である。 図1に示す繰出し容器の操作体の正面図である。 図1のA−A線における断面を示す断面図である。 図1のB−B線における断面を示す断面図である。 図1のC−C線における断面を示す断面図である。 固形内容物を繰り出した状態の繰出し容器の縦断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の一実施形態である繰出し容器1をより具体的に例示説明する。
なお、本明細書においては、上下方向は繰出し容器1の軸線Oに沿う方向とし、上は、固形内容物2が繰り出される方向とする、また、径方向は、繰出し容器1の軸線Oを通るとともに軸線Oに垂直な方向を意味するものとする。
図1に示すように、本発明の一実施形態である繰出し容器1は、ケース体10を有している。ケース体10は軸線Oに沿って延びる円筒状となっており、その上側となる一端は繰出し口10aとなっている。本実施形態では、繰出し口10aは、軸線Oに垂直な方向に対して斜めに傾斜しているが、軸線Oに垂直であってもよい。
ケース体10は、その内部に固形内容物2を収納することができる。固形内容物2としては、例えば、口紅、リップクリーム、スティックアイシャドー等の化粧料、薬剤またはスティック糊などの、塗布対象物に塗布可能なものを採用することができる。本実施形態では、固形内容物2は、略円柱状の口紅である。なお、固形内容物2とは、形状を留めておける程度の堅さを有する内容物を意味し、例えば半練り状のものなど、ある程度の柔らかさのものを含む。ケース体10に収納された固形内容物2は、繰出し口10aにおいてケース体10の外部に露出している。
ケース体10に、繰出し口10aを覆うオーバーキャップ3を着脱自在に装着した構成とすることもできる。本実施形態では、オーバーキャップ3は、周壁部3aと頂壁部3bとを備えた有頂円筒状となっており、ケース体10の繰出し口10aを含む上端から所定範囲の覆うように構成されている。ケース体10に装着された状態において、オーバーキャップ3の頂壁部3bと繰出し口10aとの間には上下方向に間隔が空けられており、固形内容物2が繰出し口10aから若干吐出した状態においても、頂壁部3bを固形内容物2に触れさせることなくオーバーキャップ3をケース体10に装着して、固形内容物2の当該突出部分を保護することができるようになっている。
ケース体10の内部には、繰出し部材11が設けられている。繰出し部材11は、ケース体10の内部に、回り止めされた状態で軸線Oの方向(軸線方向)に摺動自在に配置されている。
本実施形態では、繰出し部材11は、円板状の内容物支持部11aと、内容物支持部11aの下面から垂下する軸部11bとを有する。内容物支持部11aの上面には凹部11cが設けられており、内容物支持部11aに対する内容物の位置ずれを抑制している。繰出し部材11は、内容物支持部11aの外周面においてケース体10の内周面に対して摺動可能となっている。
また、ケース体10の内周面には軸線Oに平行な方向(上下方向)に延びる一対のレール部10bが設けられている。繰出し部材11は、内容物支持部11aの外周面に設けられた一対の案内溝11dが、それぞれ対応するレール部10bに摺動自在に係合することで、ケース体10に回り止めされた状態で軸線Oに沿う上下方向に摺動自在となっている。
内容物支持部11aの下面には、内容物支持部11aと同軸の円筒状の軸部11bが一体に設けられている。軸部11bは、内容物支持部11aよりも他端側(下方側)においてケース体10の内部に配置されている。軸部11bの外周面には雄ねじ11eが設けられている。軸部11bの下端部の外周面には、外向きの係合爪部11fが設けられており、これにより、螺合部40から抜け出し難くなっている。係合爪部11fは、下端に向けて徐々に先細りとなるように形成され、また、径方向内側に弾性変形自在に構成されている。これにより、軸部11bを螺合部40の内側に差し込み易くなっている。係合爪部11fは、軸部11bの周方向に間隔を空けて複数個所に設けることができる。なお、軸部11bの下端部に、軸線Oに平行な複数のスリットを設けて係合爪部11fが径方向に弾性変形可能となるような構成としてもよい。これによれば、係合爪部11fが径方向内側に弾性変形することにより、軸部11bを螺合部40の内側に差し込み易くなる。軸部11bは、内容物支持部11aとともにケース体10に対して軸線Oを中心とした方向について回り止めされている。
固形内容物2は、繰出し口10aと内容物支持部11aとの間においてケース体10に収納されている。内容物支持部11aは、図1に示す位置からケース体10に対して軸線Oに沿って繰出し口10aの側に向けて上方に移動することで、ケース体10の内部に収納されている固形内容物2を繰出し口10aの側に向けて押して、繰出し口10aから外部に繰り出すことができる。
ケース体10の繰出し口10aとは反対側の他端には、操作体12が装着されている。操作体12は、ケース体10に対して、軸線Oを中心として相対回転自在となっている。
図1に示すように、本実施形態では、操作体12は、ケース体10と同軸に配置された円筒状の操作体本体部12aと、操作体本体部12aの上端からケース体10の内部に向けて突出する円筒状の装着筒体部12bとを有しており、装着筒体部12bの外周面から径方向外側に向けて突出して設けられた円環状の係止突起12cがケース体10の内周面に設けられた円環状の係止溝10cに係止されることで、ケース体10に対して軸線Oを中心として相対回転自在となっている。なお、操作体本体部12aは、ケース体10と同一の外径寸法となっている。
図1に示すように、操作体12は、操作体本体部12aの径方向内側に位置する有底筒状の内筒部12dを有する。図1に示す初期状態では、内筒部12dの内側に軸部11bが配置される。
図1に示すように、内容物支持部11aよりもケース体10の他端側(下端側)における軸部11bの外側(径方向外側)には、ラチェット機構部20が設けられている。ラチェット機構部20は、操作体12のケース体10に対する軸線Oを中心とした一方側への相対回転を許容し、軸線Oを中心とした他方側への相対回転を阻止するように作動する。
図1、図3に示すように、本実施形態では、ラチェット機構部20は、操作体12の側に設けられた一対の爪部21と、ケース体10の側に設けられた歯車部22とを有している。ここで、図3は、図1のA−A線における断面を示し、図4は、図1のB−B線における断面を示し、図5は、図1のC−C線における断面を示している。なお、図3、図4、図5においては、軸部11bを二点鎖線で示している。
一対の爪部21は、それぞれ、操作体12と一体に設けられている。より具体的には、図2に示すように、一対の爪部21は、それぞれ、操作体12の装着筒体部12bの上端から突出する脚部21aと、脚部21aに支持されるとともに脚部21aに対して軸線Oを中心とした周方向に延びる湾曲片21bと、湾曲片21bの先端から径方向外側に向けて延びる爪片21cとを一体に備えている。それぞれの爪片21cの湾曲片21bとは反対側を向く面は、軸線O及び径方向に平行(軸線Oを中心とした周方向に垂直)である。一対の爪部21は、それぞれ、湾曲片21bが脚部21aを支点として湾曲度合いを強める方向に弾性変形することで、軸部11bとケース体10との間で、爪片21cが径方向の内外方向に変位するように弾性変形することができる。
一方、歯車部22は、図3に示すように、ケース体10の内周面に一体に設けられた複数(8つ)の係止面22aと、ケース体10の内周面に一体に設けられた複数(8つ)の乗越え面22bと、を有している。それぞれの係止面22aは、操作体12がケース体10に対して軸線Oを中心として他方側に相対回転したときに、爪片21cに係合して爪部21を係止することで、操作体12のケース体10に対する軸線Oを中心とした他方側への相対回転を阻止するように構成されている。それぞれの乗越え面22bは、隣り合う2つの係止面22aの間で、一方の係止面22aの径方向外側部分から他方の係止面22aの径方向内側部分に向けて湾曲して延びており、操作体12がケース体10に対して軸線Oを中心として一方側に相対回転したときに、係止面22aを乗り越えるように爪部21の爪片21cを案内することで、操作体12のケース体10に対する軸線Oを中心とした一方側への相対回転を許容するように構成されている。
なお、ラチェット機構部20に設けられる爪部21及び係止面22aないし乗越え面22bの数は、種々変更可能である。
図1に示すように、本実施形態の繰出し容器1は、操作体12がケース体10に対して軸線Oを中心として相対回転したときに、操作体12とケース体10との間に摺動抵抗を付与する摺動抵抗付与部30を備えた構成とすることができる。摺動抵抗付与部30は、図2に示すように、操作体12と一体に設けられている。摺動抵抗付与部30は、螺合部40とラチェット機構部20との間の部分において、ケース体10の内周面に弾性的に接することで、操作体12がケース体10に対して軸線Oを中心として相対回転したときに、操作体12とケース体10との間に摺動抵抗を付与するように構成されている。
図1、図2、図4に示すように、本実施形態の摺動抵抗付与部30は、一対の柱部31、支持体32、4つの弾性片33及び4つの摺動突起部34を備えた構成とされている。
より具体的には、一対の柱部31は、それぞれ操作体12の装着筒体部12bの上端に、一対の脚部21aと一体に設けられている。なお、柱部31と脚部21aとを別々に設けてもよい。一対の柱部31は、軸部11bとケース体10との間において、操作体12からケース体10の一端側に向けて上方に延びている。一対の柱部31の上端は、爪部21の上方に位置する支持体32に連なっている。
支持体32は、操作体12と同軸の円筒状となっており、一対の柱部31の上端に一体に連ねて設けられている。支持体32は、軸部11bとケース体10との間に配置されている。
4つの弾性片33は、それぞれ細長い板状となっており、支持体32の上端に、周方向に等しい間隔を空けて一体に連ねて設けられている。図2に示すように、それぞれの弾性片33は、支持体32からケース体10の一端側(上端側)に向けて延びており、支持体32を支点として径方向内側に弾性変形自在となっている。
なお、柱部31、支持体32及び弾性片33は、それぞれケース体10の内周面に対して間隔を空けて配置されている。
4つの摺動突起部34は、それぞれ対応する弾性片33の先端の外側を向く面に一体に設けられ、それぞれ当該面から径方向外向きに突出している。図2に示すように、それぞれの摺動突起部34は、支持体32を支点として弾性片33を径方向内側に向けて弾性変形させた状態で、ケース体10の内周面に接している。このように、摺動突起部34はケース体10の内周面に弾性的に接しており、これにより、操作体12がケース体10に対して軸線Oを中心として相対回転したときに、操作体12とケース体10との間に摺動抵抗が付与される。摺動抵抗付与部30が操作体12とケース体10との間に付与する摺動抵抗は、固形内容物2をケース体10から繰り出す際の操作性等を鑑みて、予め実験等を行って適度な値に設定することができる。
図1、図2に示すように、本実施形態の繰出し容器1は、軸部11bの雄ねじ11eにねじ結合する雌ねじ40aを内周面に備え、軸部11bの外側に配置されるとともに操作体12と一体に設けられた螺合部40を備える。
図1、図2、図5に示すように、本実施形態では、螺合部40は、4つの上側柱部41、上側支持体42、4つの突片43及び4つの凸部44を備えた構成とされている。螺合部40は、ラチェット機構部20と内容物支持部11aとの間に位置する。
より具体的には、4つの上側柱部41は、軸部11bとケース体10との間において、支持体32からケース体10の一端側(上端側)に向けて延びている。上側柱部41の上端は、弾性片33の上方に位置する上側支持体42に連なっている。4つの上側柱部41は、それぞれ、周方向に隣接する2つの弾性片33の間に配置されている。つまり、4つの上側柱部41は、軸線Oの周りで周方向に均等に配置されている。
上側支持体42は、操作体12及び支持体32と同軸の円筒状となっている。上側支持体42は、軸部11bとケース体10との間に配置されている。
4つの突片43は、それぞれ板状となっており、上側支持体42の上端に、周方向に等しい間隔を空けて一体に連ねて設けられている。図2に示すように、それぞれの突片43は、上側支持体42からケース体10の一端側(上端側)に向けて延びており、上側支持体42を支点として径方向内側及び径方向外側に弾性変形自在となっている。このような構成により、軸部11bを螺合部40の内側に差し込む際に、突片43が径方向外側に弾性変形するため、軸線Oに沿って容易に軸部11bを螺合部40の内側に差し込むことができる。すなわち、軸部11bを螺合部40に対して回転させることなく、軸部11bを軸線Oに沿って真っ直ぐに螺合部40の内側に差し込むことができる。また、操作体12を成形する際には、突片43が径方向外側に弾性変形することで、雌ねじ40aに対応する金型を回転させることなく、軸線Oに沿って当該金型を突片43の内側から引き抜く(無理抜き)することができる。
それぞれの突片43の内周面には雌ねじ40aが設けられている。本実施形態では、突片43の上側の一部にのみ雌ねじ40aが設けられている。雌ねじ40aは、軸部11bの雄ねじ11eにねじ結合する。
凸部44は、それぞれの突片43の外周面から径方向外向きに突出している。凸部44は、ケース体10の内周面に摺動可能に構成されている。これにより、雌ねじ40aと雄ねじ11eとのねじ結合の結合強度を高めることができ、ねじ結合が外れ難くなる。なお、凸部44は必須の構成ではない。すなわち、突片43の外周面とケース体10の内周面とが当接することにより突片43の径方向外側への変形を抑制し、雌ねじ40aと雄ねじ11eとが高い強度でねじ結合するように構成されていればよく、例えばケース体10の内周面に凸部を設けてもよいし、突片43の外周面及びケース体10の内周面の何れにも凸部を設けなくてもよい。
なお、上側柱部41、上側支持体42、4つの突片43は、それぞれケース体10の内周面に対して間隔を空けて配置されている。
本実施形態では、操作体12と、ラチェット機構部20の爪部21と、摺動抵抗付与部30を構成する柱部31、支持体32、弾性片33及び摺動突起部34と、螺合部40とは、合成樹脂材料の射出成形により一体に形成されている。
上記構成を有する本実施形態の繰出し容器1は、図6に示すように、オーバーキャップ3をケース体10から取り外した状態で、ケース体10を一方の手などで保持しつつ他方の手などで軸線Oを中心とした一方側に操作体12を回転操作するなどして、操作体12をケース体10に対して軸線Oを中心とした一方側に相対回転させることで、固形内容物2をケース体10の繰出し口10aから外部に繰り出すことができる。
すなわち、操作体12をケース体10に対して軸線Oを中心とした一方側に相対回転させると、操作体12とともに螺合部40がケース体10に対して軸線Oを中心とした一方側に相対回転する。螺合部40に設けられた雌ねじ40aにねじ結合する雄ねじ11eを備えた軸部11bは、内容物支持部11aとともにケース体10に回り止めされているので、操作体12をケース体10に対して一方側に相対回転させると、雌ねじ40aと雄ねじ11eのねじ作用により軸部11b及び内容物支持部11aがケース体10の内部を軸線Oに沿って繰出し口10aの側に向けて上方に移動する。内容物支持部11aが上方に移動すると、これに支持された繰出し部材11も上方に移動する。これにより、固形内容物2は、上方に移動する繰出し部材11により下側から上側に向けて押され、繰出し口10aからケース体10の外部に繰り出される。固形内容物2のケース体10からの繰出し量(突出量)は、操作体12を相対回転させる量によって調整することができる。よって、操作体12をケース体10に対して軸線Oを中心とした一方側に所望の量だけ相対回転させることで、ケース体10の繰出し口10aから、所望の量の固形内容物2を繰り出して、使用することができる。
一方、操作体12を、ケース体10に対して軸線Oを中心として、固形内容物2の繰出し時とは反対側となる他方側に相対回転させると、ラチェット機構部20により当該相対回転が阻止される。したがって、操作体12が不意にケース体10に対して軸線Oを中心とした他方側に相対回転するように操作されても、固形内容物2の下端部分を支持する繰出し部材11が下方に向けて移動することはなく、これにより、固形内容物2がケース体10の内部に繰り入れられることが防止される。したがって、例えば比較的柔らかい口紅など、ケース体10の内部に繰り入れることが困難な硬さの固形内容物2を収納した場合であっても、操作体12が不意にケース体10に対して軸線Oを中心とした他方側に相対回転するように操作されて、固形内容物2が形状の崩れや破断などの損傷を生じることを防止することができる。
このように、本実施形態の繰出し容器1では、操作体12のケース体10に対する軸線Oを中心とした一方側への相対回転を許容し、軸線Oを中心とした他方側への相対回転を阻止するラチェット機構部20を設けるようにしたので、例えば比較的柔らかい口紅など、ケース体10の内部に繰り入れることが困難な硬さの固形内容物2を収納した場合であっても、操作体12により繰出し部材11が固形内容物2をケース体10の内部に繰り入れるように作動することを防止して、固形内容物2が形状の崩れや破断などの損傷を生じることを防止することができる。
また、本実施形態の繰出し容器1では、内容物支持部11aと軸部11bとを一体に設けるとともに、操作体12と螺合部40とを一体に設けることで、これらを別体とする場合に比べて、部品数を削減することができる。
また、本実施形態の繰出し容器1では、ラチェット機構部20を、軸部11bの外側に設けることにより、軸部11bの内側にラチェット機構部を設ける場合に比べて構造を簡易化することができる。その結果、繰出し容器1の製造も容易となる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、図3に示すように、ラチェット機構部20を、爪部21、係止面22a及び乗越え面22bを有する構成としたので、簡単な構成でラチェット機構部20を設けることができる。これにより、ラチェット機構部20が設けられた繰出し容器1を、小型化することができるとともに、そのコストを低減することができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、操作体12とラチェット機構部20を構成する爪部21とを一体に形成するようにしたので、ラチェット機構部20が設けられた繰出し容器1の部品点数の増加を最小限として、そのコストをさらに低減することができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、螺合部40は、ラチェット機構部20と内容物支持部11aとの間に位置するようにしたので、ラチェット機構部20の上側の空間を有効に活用することができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、螺合部40が、軸部11bとケース体10との間に配置される円筒状の上側支持体42と、上側支持体42からケース体10の一端側に向けて延びる弾性変形自在の突片43と、を有し、突片43の内周面に雌ねじ40aが設けられている。このような構成により、簡単な構成で螺合部40を設けることができる。これにより、螺合部40が設けられた繰出し容器1を、小型化することができるとともに、そのコストを低減することができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、突片43の外周面と、ケース体10の内周面とが当接することにより、突片43の径方向外側への変形が抑制されるように構成されている。これにより、雌ねじ40aと雄ねじ11eとのねじ結合の結合強度を高めることができ、ねじ結合が外れ難くなる。また、本例では、突片43の外周面に、ケース体10の内周面に摺動可能な凸部44が設けられている。これにより、雌ねじ40aと雄ねじ11eとのねじ結合の結合強度を高めつつ、突片43の外周面と、ケース体10の内周面との摺動抵抗を低減させることができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、上側支持体42に、それぞれ雌ねじ40a及び凸部44を備えた複数の突片43が、周方向に等間隔に並べて設けられている。これにより、軸部11bとケース体10との間に、周方向に均一に安定して雄ねじ11eと雌ねじ40aとのねじ結合が生じるようにして、繰出し動作の安定性をさらに高めることができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、螺合部40とラチェット機構部20との間に摺動抵抗付与部30を設け、操作体12がケース体10に対して軸線Oを中心として相対回転したときに、操作体12とケース体10との間に適度な摺動抵抗が付与されるようにしたので、操作体12をケース体10に対して軸線Oを中心として相対回転させる際の繰出し部材11による固形内容物2の押し圧を安定化させて、操作体12の操作性を高めることができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、摺動抵抗付与部30を、柱部31、支持体32、弾性片33及び摺動突起部34を一体に備えた構成としたので、簡単な構成で摺動抵抗付与部30を設けることができる。これにより、摺動抵抗付与部30が設けられた繰出し容器1を、小型化することができるとともに、そのコストを低減することができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、摺動抵抗付与部30を、支持体32に、それぞれ摺動突起部34を備えた複数(4つ)の弾性片33を、周方向に等間隔に並べて設けた構成としたので、操作体12とケース体10との間に、周方向に均一に安定して摺動抵抗が生じるようにして、操作体12の操作性をさらに高めることができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、摺動抵抗付与部30を操作体12と一体に設けるようにしたので、摺動抵抗付与部30が設けられた繰出し容器1の部品点数の増加を最小限として、そのコストをさらに低減することができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、ラチェット機構部20を構成する爪部21と摺動抵抗付与部30とを、操作体12と一体に設けるようにしたので、ラチェット機構部20と摺動抵抗付与部30とが設けられた繰出し容器1の部品点数の増加を最小限として、そのコストをさらに低減することができる。
さらに、本実施形態の繰出し容器1では、螺合部40がラチェット機構部20及び摺動抵抗付与部30よりも内容物支持部11a側に位置している。このような構成により、軸部11bの軸線方向における広い範囲に設けた雄ねじ11eに対して、効率よく雌ねじ40aをねじ結合させることができるので、軸部11bの軸線方向の長さ(高さ)を小さくすることができる。その結果、螺合部40がラチェット機構部20及び摺動抵抗付与部30よりも操作体本体部12a側(図1における下側)に位置する場合に比べて、繰出し容器1の高さを小さくして、小型化することができる。
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、前記実施形態では、ラチェット機構部20を、爪部21、係止面22a及び乗越え面22bを有する構成としたが、これに限らず、操作体12のケース体10に対する軸線Oを中心とした一方側への相対回転を許容し、軸線Oを中心とした他方側への相対回転を阻止することができる構成であれば、その構成は種々変更可能である。
また、前記実施形態では、摺動抵抗付与部30を、柱部31、支持体32、弾性片33及び摺動突起部34を一体に備えた構成としたが、これに限らず、ケース体10の内周面に弾性的に接して、操作体12がケース体10に対して軸線Oを中心として相対回転したときに、操作体12とケース体10との間に摺動抵抗を付与することができる構成であれば、その構成は種々変更可能である。
さらに、前記実施形態では、摺動抵抗付与部30を、支持体32に、それぞれ摺動突起部34を備えた4つの弾性片33が、周方向に等間隔に並べて設けられた構成としたが、これに限らず、弾性片33の数や配置は任意に設定することができる。
さらに、前記実施形態の繰出し容器1は、摺動抵抗付与部30が設けられない構成とすることもできる。さらに、前記実施形態の繰出し容器1は、軸線方向において、ラチェット機構部20と摺動抵抗付与部30の位置を入れ替えてもよい。
1:繰出し容器
2:固形内容物
3:オーバーキャップ
3a:周壁部
3b:頂壁部
10:ケース体
10a:繰出し口
10b:レール部
10c:係止溝
11:繰出し部材
11a:内容物支持部
11b:軸部
11c:凹部
11d:案内溝
11e:雄ねじ
11f:係合爪部
12:操作体
12a:操作体本体部
12b:装着筒体部
12c:係止突起
12d:内筒部
20:ラチェット機構部
21:爪部
21a:脚部
21b:湾曲片
21c:爪片
22:歯車部
22a:係止面
22b:乗越え面
30:摺動抵抗付与部
31:柱部
32:支持体
33:弾性片
34:摺動突起部
40:螺合部
40a:雌ねじ
41:上側柱部
42:上側支持体
43:突片
44:凸部
O:軸線

Claims (9)

  1. 一端が繰出し口となる円筒状のケース体と、
    前記ケース体の内部に回り止めされた状態で軸線方向に摺動自在に配置された内容物支持部と、
    外周面に雄ねじを備え、前記内容物支持部と一体に設けられた軸部と、
    前記ケース体の他端に軸線を中心として相対回転自在に装着された操作体と、
    前記雄ねじにねじ結合する雌ねじを内周面に備え、前記軸部の外側に配置されるとともに前記操作体と一体に設けられた螺合部と、
    前記軸部の外側に設けられ、前記操作体の前記ケース体に対する軸線を中心とした一方側への相対回転を許容し、軸線を中心とした他方側への相対回転を阻止するラチェット機構部と、を有することを特徴とする、繰出し容器。
  2. 前記ラチェット機構部が、
    前記操作体と一体に設けられ、前記軸部と前記ケース体との間で径方向に弾性変形自在の爪部と、
    前記ケース体の内周面に一体に設けられ、前記操作体が前記ケース体に対して軸線を中心として他方側に相対回転したときに前記爪部を係止する係止面と、
    前記ケース体の内周面に一体に設けられ、前記操作体が前記ケース体に対して軸線を中心として一方側に相対回転したときに、前記係止面を乗り越えるように前記爪部を案内する乗越え面と、を有する、請求項1に記載の繰出し容器。
  3. 前記螺合部は、前記ラチェット機構部と前記内容物支持部との間に位置する、請求項1または2に記載の繰出し容器。
  4. 前記螺合部が、
    前記軸部と前記ケース体との間に配置される円筒状の上側支持体と、
    前記上側支持体から前記ケース体の一端側に向けて延びる弾性変形自在の突片と、を有し、
    前記突片の内周面に前記雌ねじが設けられている、請求項1〜3の何れか一項に記載の繰出し容器。
  5. 前記突片の外周面と、前記ケース体の内周面とが当接することにより、前記突片の径方向外側への変形が抑制されるように構成されている、請求項4に記載の繰出し容器。
  6. 前記上側支持体に、それぞれ前記雌ねじ及び前記凸部を備えた複数の前記突片が、周方向に等間隔に並べて設けられている、請求項4または5に記載の繰出し容器。
  7. 前記操作体と一体に設けられ、前記螺合部と前記ラチェット機構部との間の部分において前記ケース体の内周面に弾性的に接して、前記操作体が前記ケース体に対して軸線を中心として相対回転したときに、前記操作体と前記ケース体との間に摺動抵抗を付与する摺動抵抗付与部を、さらに有する、請求項1〜6の何れか一項に記載の繰出し容器。
  8. 前記摺動抵抗付与部は、前記螺合部と前記ラチェット機構部との間に位置する、請求項7に記載の繰出し容器。
  9. 前記摺動抵抗付与部が、
    前記操作体と一体に設けられ、前記操作体から前記軸部と前記ケース体との間において前記ケース体の一端側に向けて延びる柱部と、
    前記柱部に一体に連ねて設けられ、前記軸部と前記ケース体との間に配置される円筒状の支持体と、
    前記支持体に一体に連ねて設けられ、前記支持体から前記ケース体の一端側に向けて延びる弾性変形自在の弾性片と、
    前記弾性片に径方向外向きに突出して設けられ、前記弾性片を径方向内側に向けて弾性変形させた状態で前記ケース体の内周面に接する摺動突起部と、を有する、請求項7または8に記載の繰出し容器。
JP2020080795A 2020-04-30 2020-04-30 繰出し容器 Pending JP2021171589A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020080795A JP2021171589A (ja) 2020-04-30 2020-04-30 繰出し容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020080795A JP2021171589A (ja) 2020-04-30 2020-04-30 繰出し容器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021171589A true JP2021171589A (ja) 2021-11-01

Family

ID=78278775

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020080795A Pending JP2021171589A (ja) 2020-04-30 2020-04-30 繰出し容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021171589A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20040007599A1 (en) Movable body dispensing device
US10542813B2 (en) Cartridge-type cosmetic container
WO2010101185A1 (ja) 液状物繰出容器
US8562232B2 (en) Stick-shaped cosmetic material feeding container
JP2021171589A (ja) 繰出し容器
JP6783087B2 (ja) 繰り出し容器
JP2021083977A (ja) 繰出し容器
JP2021171585A (ja) 繰出し容器
JP5452753B1 (ja) カートリッジ式化粧料容器
JP6855138B2 (ja) キャップ付き容器
JP7408249B2 (ja) 繰り出し容器
JP6001416B2 (ja) 繰出し容器
JP7427343B2 (ja) 繰出し容器
JP7370677B2 (ja) 繰出し容器
CN114828694A (zh) 棒状化妆品容器
JP2021171065A (ja) 繰出し容器
JP2021160790A (ja) 繰出し容器
JP7210116B2 (ja) 繰出し容器
JP5933342B2 (ja) 繰出容器
JP5258183B2 (ja) 口紅等の収納容器
JP7433728B2 (ja) 繰出し容器
JP7370678B2 (ja) 繰出し容器
JP2021106813A (ja) 繰出し容器
JP2018086167A (ja) 繰出容器
JP7430459B2 (ja) 繰出し容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230725

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20231219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240318

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20240327