JP2021171207A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】時短機能の作動時における遊技者の不快感を抑制する。【解決手段】パチンコ機は、大当り抽選でのハズレの種類として、通常ハズレと特定ハズレとが設けられている。また、パチンコ機は、大当り抽選での当選に加え、特定ハズレの発生や、通常ハズレの連続発生回数が連続ハズレ回数に到達したことにより、時短機能が作動する。また、時短機能の非作動中における普図の変動時間は60秒(長時間変動)であり、時短機能の作動中における普図の変動時間は1秒(短時間変動)となっている。そして、普図の長時間変動中に時短機能が作動すると、変動時間が再設定され、長時間変動が強制停止されるか、又は、長時間変動の残り時間が短縮される。【選択図】図5

Description

本発明は、弾球遊技機に関する。
特別図柄(以後、特図とも記載)の変動表示を伴う当否判定に加え、普通図柄(以後、普図とも記載)の変動表示を伴う当否判定を行う弾球遊技機が知られている。一般的に、このような弾球遊技機では、普図の当否判定で当選すると、特図の当否判定の始動口として構成された普通電動役物を開放する普図遊技が行われる。また、特図の当否判定での当選により特別遊技が行われた後に、時短機能を作動させる弾球遊技機が知られている。時短機能の作動中は、普図の変動時間が短縮して普図の当否判定が行われる頻度が高くなり、その結果、普図遊技が行われる頻度が高くなる。これにより、普通電動役物として構成された始動口への入球頻度が高くなり、遊技者に有利な遊技が行われる。また、特許文献1に記載されているように、時短機能の作動中に普図の当否判定での当選確率を向上させたり、普図遊技での普通電動役物の開放時間を延長したりすることも知られている。
特開2000−334151号公報
しかしながら、普図の変動時間は、普図の当否判定時に時短機能が作動しているか否かに応じて定められるため、普図の変動表示中に時短機能が作動した場合、該変動表示が終了した後に短時間の変動表示が開始される。このため、時短機能の非作動時における普図の変動時間が長い場合には、時短機能が作動したにも関わらず、時短機能の非作動時に行われていた普図の変動表示が長時間にわたって継続する可能性がある。そして、このような場合には、時短状態であるにも関わらず、普通電動役物(換言すれば、始動口)への入球頻度が高くならず、遊技者に不快感を与える恐れがある。
本願発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、時短機能の作動時における遊技者の不快感を抑制することを目的とする。
上記課題に鑑みてなされた請求項1に係る発明は、時短機能が設けられた弾球遊技機であって、遊技球が普図領域に進入したことに起因して、普図抽選を行う抽選手段と、普図抽選で当選すると、普通電動役物を開放する普図遊技を行う普図遊技手段と、予め定められた作動条件が充足されると、時短機能を作動させる作動手段と、予め定められた変動時間にわたって普通図柄の変動表示を行うことで、普図抽選の結果を報知する手段であって、時短機能の非作動時は、変動時間が相対的に長い変動表示である長時間変動を行い、時短機能の作動時は、変動時間が相対的に短い変動表示である短時間変動を行う変動手段と、を備える。そして、変動手段は、長時間変動の実行中、作動手段が時短機能を作動させると、該長時間変動における変動時間を再設定する。
上記構成によれば、普通図柄の長時間変動中に時短機能が作動した場合には、該長時間変動における変動時間が再設定される。このため、長時間変動中に時短機能が作動しても、早期に普図の短時間変動を開始可能となり、遊技者のストレスや焦燥感や不信感等を抑制できる。したがって、時短機能の作動時における遊技者の不快感を抑制できる。
パチンコ機の正面図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 パチンコ機の裏面図である。 パチンコ機の電気的構成を示すブロック図である。 普図の長時間変動中に大当り遊技が終了して時短機能が作動する際の、普図の変動表示の実行期間を示すタイミングチャートである。 普図の長時間変動中に連続ハズレ回数に到達して時短機能が作動する際の、普図の変動表示の実行期間を示すタイミングチャートである。 普図の長時間変動中に特定ハズレが発生して時短機能が作動する際の、普図の変動表示実行期間を示すタイミングチャートである。 メインルーチンについてのフローチャートである。 始動口入賞確認処理についてのフローチャートである。 普図ゲート確認処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 当否判定処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 大当り遊技処理についてのフローチャートである。 普図当否判定処理についてのフローチャートである。 普図当否判定処理についてのフローチャートである。 普図当否判定処理についてのフローチャートである。 普図当否判定処理についてのフローチャートである。 普図遊技処理についてのフローチャートである。 普図遊技処理についてのフローチャートである。 普図遊技処理についてのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
(1)全体の構成について
図1に示すように、本実施形態のパチンコ機50は、縦長の固定外郭保持枠をなす外枠51にて各構成を保持する構造を有している。外枠51の左側上下にはヒンジ53が設けられており、ヒンジ53により、板ガラス61が嵌め込まれた前枠(ガラス枠)52及び後述の内枠が、外枠51に対し開閉可能に保持される。また、前枠52の板ガラス61の奥には、内枠に保持された遊技盤1(図2)が設けられている。
前枠52の上部の左右両側にはスピーカ66が設置されており、これらにより遊技音が出力され、遊技の趣向性を向上させる。また、前枠52には、遊技状態に応じて発光する枠側装飾ランプ65のほか、遊技の異常を報知するLEDが設けられている。
前枠52の下部には、上皿55と下皿63とが一体に形成されている。また、下皿63の右側には発射ハンドル64が設けられており、該発射ハンドル64を時計回りに操作することにより発射装置が作動し、上皿55から供給された遊技球が遊技盤1に向けて発射される。
下皿63は、上皿55から溢れた賞球を受けるよう構成されており、球抜きレバーを操作することで、下皿63に溜まった遊技球を遊技店に備えられたドル箱に移すことができる。また、上皿55の中央には、遊技ボタン67が設けられている。
本パチンコ機50は、いわゆるCR機であり、プリペイドカードの読み書きを行うプリペイドカードユニット(CRユニット)56が付属されていると共に、上皿55の右側には球貸ボタン57、精算ボタン58、精算表示装置59が設けられている。
なお、図1の49は、前枠52及び前記内枠を外枠51にロックするシリンダ錠であり、該シリンダ錠49に所定の鍵を挿入して鍵を時計回りに操作すると、内枠が開放され、反時計回りに操作すると、前枠52が開放される。
また、図2に示すように、遊技盤1には、外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3には、その中央部にセンターケース5が装着され、センターケース5に向かって右横には、普図ゲート22が設置されている。普図ゲート22を遊技球が通過すると、普通図柄(以後、普図とも記載)の当否抽選用の複数種類の乱数が抽出され、保留記憶として記憶されると共に、抽出された乱数に基づく当否判定(普図抽選)が行われる。普図抽選の結果は、普図の変動表示により報知される。
センターケース5の直下には、遊技球の入球に起因して第1特別図柄(第1特図或いは特図1とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選(当否判定)が行われる第1始動口11が設置されている。また、センターケース5の右横であって、普図ゲート22の直下には、遊技球の入球に起因して第2特別図柄(第2特図或いは特図2とも記載)の変動表示を伴う大当り抽選が行われる第2始動口12が設置されている。
第1始動口11は、左打ち(センターケース5の左側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(左打ち領域)に配置されていると共に、第2始動口12は、右打ち(センターケース5の右側を狙い打つこと)により発射された遊技球が主に流下する領域(右打ち領域)に配置されている。
このため、左打ちを行うことで第1始動口11を狙い打つことができると共に、右打ちを行うことで第2始動口12を狙い打つことができる。
なお、第1,第2始動口11,12の配置は、これに限定されることはなく、例えば、第1,第2始動口11,12を上下に並べてセンターケース5の下方に配置しても良いし、第1始動口11を右打ち領域に、第2始動口12を左打ち領域に配置しても良い。
第1始動口11は、常時遊技球が入球可能に構成されているが、第2始動口12は、普通図柄抽選での当選により開放される普通電動役物(以後、普電とも記載)として構成されており、開放時のみ入球可能となっている。なお、閉鎖時であっても、稀に入球可能な構成としても良い。
第1始動口11に遊技球が入球すると、第1特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第1保留記憶として記憶されると共に、第2始動口12に遊技球が入球すると、第2特図に対応する複数種類の乱数が抽出され、第2保留記憶として記憶される。
普電として構成された第2始動口12は、普図抽選での当選時に行われる普図遊技により、所定時間にわたり開放される。
また、センターケース5の下方においては、第1始動口11の右側であって、第2始動口12の下方には、特別電動役物からなる大入賞口20が設けられている。大入賞口20は、右打ちされた遊技球が主に入球する位置に配されている。無論、大入賞口20の配置は、これに限定されることはなく、例えば、左打ち領域に大入賞口20を配置しても良い。
遊技盤1における向かって左側の領域には、複数(例えば、7個程度)のLEDを備える第1特図表示装置9及び第2特図表示装置10と、4個のLEDからなる第1特図保留数表示装置23及び第2特図保留数表示装置24が設置されている。また、遊技盤1における向かって右下の領域には、2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8が設置されている。
第1特図表示装置9では特図1が、第2特図表示装置10では特図2が表示されるが、第1,第2特図表示装置9,10は、これらの特図を表示する際の各LEDの点灯パターンを変則的なものとすることで、遊技者が特図の判別を不可能或いは困難とする。なお、第1,第2特図表示装置9,10を構成するLEDの並びを変則的なものとすることで、遊技者が表示された特図を判別することを不可能或いは困難としても良い。一方、普通図柄表示装置7には、普図が表示される。
図2に示す遊技盤1のセンターケース5には、中央に演出図柄表示装置6(全体の図示は省略)のLCDパネルが配設され、LCDパネルの演出画面上では、演出図柄の変動表示等を行うことで、第1,第2特図に対応する大当り抽選の結果を報知する図柄演出が行われる。
また、センターケース5には、周知のものと同様にワープ入口、ワープ樋、ステージ等が設けられている。
また、センターケース5の下方であって、第1始動口11の左方には、一般入賞口25〜27が配置されている。
なお、遊技盤1の遊技領域3には多数の遊技釘が植設されており、盤面最下部にはアウト口が設けられている。
また、図3に示すように、パチンコ機50の裏側は、遊技盤1を脱着可能に取付ける内枠70が外枠51に収納された構成となっている。内枠70は、前枠52と同様、一方の側縁(図3に向かって右側)の上下位置が外枠51に設けられたヒンジ53に結合され、開閉可能に設置されている。内枠70には、遊技球流下通路が形成されており、上方(上流)から球タンク71,タンクレール72,払出ユニット73が設けられ、払出ユニット73の中には払出装置が設けられている。この構成により、遊技盤1の入賞口に遊技球が入賞すると、球タンク71に貯留されている所定個数の遊技球(賞球)が払出装置から払い出され、流下通路を通り上皿55に払い出される。また、本実施形態では、払出装置は、球貸ボタン57の操作に応じて遊技球(貸球)を払い出すよう構成されている。
また、パチンコ機50の裏側には、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83,発射制御装置,電源基板85が設けられている。主制御装置80,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83は、遊技盤1に設けられ、払出制御装置81,発射制御装置,電源基板85は、内枠70に設けられている。なお、図3は発射制御装置が記載されていないが、発射制御装置は、払出制御装置81の奥側(遊技枠側)に配されている。
また、球タンク71の右側には、外部接続端子板78が設けられており、外部接続端子板78により、遊技状態や遊技結果を示す信号が図示しないホールコンピュータへ送られる。
(2)電気的構成について
次に、パチンコ機50の電気的構成について説明する。このパチンコ機50は、図4のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するいわゆる中継基板や電源基板等は記載されていない。また、詳細な図示は省略するが、主制御装置80,払出制御装置81,演出図柄制御装置82,サブ統合制御装置83のいずれもCPU,ROM,RAM,入力ポート,出力ポート等を備えている。また、発射制御装置84,電源基板にはCPU,ROM,RAMは設けられていないが、これに限るわけではなく、発射制御装置84等にCPU,ROM,RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口SW11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口SW12a、普図ゲート22に進入した遊技球を検出する普図SW22a、一般入賞口25〜27に入球した遊技球を検出する一般入賞口SW25a等からの検出信号が入力される。また、このほかにも、大入賞口20に入球した遊技球を計数するためのカウントSW20aからの検出信号が入力される。
主制御装置80は、搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号等に基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成し、払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。
また、主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特図表示装置9,第2特図表示装置10,第1特図保留数表示装置23,第2特図保留数表示装置24,普通図柄表示装置7,普図保留数表示装置8の表示を制御する。
さらに、主制御装置80は、大入賞口ソレノイド20bを制御することで大入賞口20の開閉を制御すると共に、普電ソレノイド12bを制御することで第2始動口12の開閉を制御する。
主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力されるほか、図柄変動や大当り等の管理用の信号が外部接続端子板78に出力されてホールコンピュータ87に送られる。
主制御装置80と払出制御装置81とは双方向通信が可能である。
払出制御装置81は、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ30を稼働させて賞球を払い出させる。本実施形態においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出SW31の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出SW31の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81は、ガラス枠閉鎖SW45,内枠閉鎖SW46,球切れSW33,払出SW31,満杯SW32からの信号が入力され、満杯SW32により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合や、球切れSW33により球タンク71に遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力された場合には、払出モータ30を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。また、満杯SW32,球切れSW33も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ30の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81は、CRユニット端子板34を介してCRユニット56と交信することで払出モータ30を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出SW31に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。また、CRユニット端子板34は、精算表示装置59とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置59には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン57、精算を要求するための精算ボタン58が設けられている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子板78を介して賞球に関する情報、枠(内枠70,前枠52)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。
なお、本実施形態のパチンコ機50は遊技球を払出す構成であるが、入賞等に応じて発生した賞球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は、発射モータ40を制御して、遊技領域3に遊技球を発射させる。
なお、発射制御装置84には、払出制御装置81以外に、発射ハンドル64からの回動量信号、タッチSW38からのタッチ信号、発射停止SW39から発射停止信号が入力される。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止SW39を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射出来ないようになっている。
サブ統合制御装置83は、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信する。なお、サブ統合制御装置83は、主制御装置80に対しデータを送信しない。そして、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。
音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部は、ランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ28を制御する。
また、サブ統合制御装置83には、遊技ボタン67が接続されており、遊技者が遊技ボタン67を操作した際には、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とは双方向通信が可能である。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が生成したものとがある)に基づいて演出図柄表示装置6を制御して、演出図柄の変動表示(図柄演出)等の演出画面を表示させる。
[主制御装置の動作の説明]
(1)概要について
次に、本実施形態におけるパチンコ機50の動作について説明する。パチンコ機50には、時短機能が設けられており、時短機能の作動中には、普図の変動表示の時間(以後、変動時間)が短縮される。具体的には、時短機能の非作動時は、普図の変動時間は一例として60秒であり、時短機能の作動時は、普図の変動時間は一例として1秒となっている。以後、時短機能の非作動時における普図の変動表示を、長時間変動と記載し、時短機能の作動時における普図の変動表示を、短時間変動と記載する。
パチンコ機50では、右打ちにより遊技球が容易に普図ゲート22に進入するよう構成されている。このため、時短機能の作動中は、普図の変動時間が短縮された結果、右打ちを行うと普図抽選の実行頻度が増加して普図遊技が行われる頻度が高くなり、その結果、普電として構成された第2始動口12への入球が容易となる。なお、時短機能の作動中、さらに、普図抽選での当選確率を上昇させたり、普図遊技における第2始動口12の開放時間を延長したりすることで、第2始動口12への入球をより容易にしても良い。また、時短機能の作動中には、さらに、特図の変動時間が短縮されても良い。また、パチンコ機50には、大当り抽選での当選確率が上昇する確変機能が設けられている。しかし、パチンコ機50は、確変機能を有さない構成であっても良い。
また、パチンコ機50には、大当り抽選の結果として、大当りとハズレとが設けられており、大当りになると、予め定められた総ラウンド数にわたって大入賞口20が開放される大当り遊技が行われる。また、大当り抽選で大当りとなる確率は、一例として、1/300程度となっている。なお、これ以外にも、大当り抽選にて小当りに当選するようにしても良い。そして、小当りに当選した場合には、短期間にわたって大入賞口20を開放する小当り遊技が行われるようにしても良い。
また、パチンコ機50には、複数の種類の大当りが設けられており、大当りの種類に応じて、大当り遊技の総ラウンド数が異なる。また、大当りの種類として、大当り遊技の終了後に時短機能及び/又は確変機能が作動する特典大当りと、大当り遊技の終了後に時短機能及び確変機能が作動しない通常大当りとが設けられている。以後、時短機能が作動している遊技状態を時短状態とし、確変機能が作動している遊技状態を確変状態とし、確変機能及び時短機能が作動していない遊技状態を通常状態とする。また、確変機能及び/又は時短機能が作動した遊技状態を、特典状態とも記載する。また、特典大当りとして、継続回数が異なる複数の種類が設けられていても良い。なお、継続回数とは、特典状態中に実行可能な大当り抽選の回数を意味する。そして、大当りの種類は、大当り時に確定表示された特図(以後、大当り図柄)によって決定される。
また、大当り抽選でのハズレの種類として、時短機能が作動する特定ハズレと、通常ハズレとが設けられている。ハズレの種類もまた、ハズレ時に確定表示された特図(以後、ハズレ図柄)によって決定される。なお、大当り抽選で特定ハズレが発生する確率は、一例として1/600となっている。
また、パチンコ機50は、主制御装置80にてRAMクリアが行われた後、又は、大当り遊技が終了した後、大当り抽選にて予め定められた連続ハズレ回数にわたって連続的に通常ハズレが発生した場合に、時短機能を作動させる連続ハズレ機能が搭載されている。なお、RAMクリアとは、パチンコ機50の電源投入時に主制御装置80のRAMを初期化する処理である。また、連続ハズレ回数は、一例として、750〜900回程度であっても良いし、800回程度であっても良い。
つまり、本実施形態のパチンコ機50では、特典大当りの発生(以後、作動条件A)と、連続ハズレ機能の作動(以後、作動条件B)と、特定ハズレの発生(以後、作動条件C)との3つの作動条件が設けられており、これらのうちのいずれかが充足されると、時短機能の作動が開始される。以後、作動条件A〜Cの充足により移行した時短状態を、それぞれ、時短状態A〜Cとも記載する。また、時短状態Bの継続回数は、一例として、120〜1140回、より詳しくは、300回程度となっている。また、パチンコ機50は、作動条件A〜C(換言すれば、時短状態A〜C)のうちの1つ又は2つが設けられていても良い。
また、本実施形態では、一例として、時短状態A〜Cの特典の内容は、同一となっている。しかしながら、時短状態A〜Cによる特典の内容は、異なっていても良い。具体的には、例えば、時短状態B、Cは、普図の変動時間が短縮されるが、普図抽選での当選確率は上昇せず、普図遊技における第2始動口12の開放時間は延長されないようにしても良い。また、例えば、時短状態Aは、普図の変動時間の短縮に加え、普図抽選での当選確率が上昇し、且つ、普図遊技における第2始動口12の開放時間が延長されるようにしても良い。
(2)時短機能作動時の動作について
上述したように、時短状態中には、右打ちを行うことで第2始動口12への入球頻度が増加し、これにより、遊技者に特典が与えられる。しかし、時短機能の非作動時には、一例として60秒間にわたって普図の長時間変動が行われる。このため、普図の長時間変動中に作動条件A〜Cが充足され、時短機能の作動が開始される可能性がある。これに対し、普図の変動時間は、普図抽選が行われた際に時短機能が作動しているか否かに応じて決定される。
このため、普図の長時間変動中に時短機能の作動が開始された場合、該長時間変動は最後まで継続し、該長時間変動の次の普図抽選の変動表示が短時間変動となる。つまり、普図の長時間変動中に時短機能の作動が開始された場合には、時短状態であるにも関わらず普図の変動時間が長く、長時間変動が終了しないと、第2始動口12への入球が容易にならない。このため、遊技者にストレスや焦燥感や不信感等を与える恐れがある。
そこで、本実施形態のパチンコ機50は、普図の長時間変動中に時短機能の作動が開始した場合には、該長時間変動における変動時間を再設定する。すなわち、該長時間変動が終了するまでの残り時間を0とし、該長時間変動を強制停止させても良いし、該残り時間を短縮し、該長時間変動が当初の予定よりも早期に終了するようにしても良い。無論、変動時間の再設定後における普図の変動表示は、短時間変動となる。
具体的には、時短機能の非作動時において、特典大当りに基づく大当り遊技中に遊技球が普図ゲート22を通過し、普図の長時間変動が開始されたとする。そして、該長時間変動中に該大当り遊技が終了し、時短機能の作動が開始したとする。この時、図5に示すように、普図の長時間変動を強制停止させても良い。また、時短機能の非作動時において、普図の長時間変動中に大当り抽選の回数が連続ハズレ回数に到達し、連続ハズレ機能により時短機能の作動が開始したとする。この時、図6に示すように、普図の長時間変動を強制停止させても良い。また、時短機能の非作動時において、特定ハズレが発生し、特定ハズレの発生を報知する特図の変動表示が終了して時短機能の作動が開始されたとする。この時、図7に示すように、普図の長時間変動を強制停止させても良い。また、普図の長時間変動を強制停止することに替えて、図5〜7に示すように、該長時間変動の残り時間を短縮し、時短機能の作動開始後、一定時間が経過した時点で該長時間変動が終了するようにしても良い。
なお、強制停止された長時間変動、又は、残り時間が短縮された長時間変動により結果が報知される普図抽選で当選する場合には、該長時間変動の終了後に普図遊技が行われる。
以下では、本実施形態のパチンコ機50における主制御装置80の処理について、詳しく説明する。
(3)メインルーチンについて
まず、パチンコ機50の主制御装置80におけるメインルーチンについて、図8に記載のフローチャートを用いて説明する。パチンコ機50では、図示しないRAMクリアスイッチが操作された状態で電源が投入されると、主制御装置80は、当該主制御装置80に設けられたRAMを初期化するRAMクリアを行う。そして、RAMクリアが行われた後に、メインルーチンが開始される。一方、RAMクリアスイッチが操作されること無く電源が投入されると、主制御装置80は、RAMクリアを行うことなくメインルーチンを開始する。なお、このメインルーチンは、2ms周期のタイマ割り込み処理として起動される。
S10では、主制御装置80は、正常なタイマ割り込みによりメインルーチンが起動されたか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S10:Yes)、S20に処理を移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S10:No)、S15に処理を移行する。
S15では、主制御装置80は、CPUやI/O等の初期設定を行い、S70に処理を移行する。
一方、S10で肯定判定が得られた場合には、主制御装置80は、初期値乱数の更新(S20),大当り決定用乱数の更新(S25),大当り図柄決定用乱数の更新(S30),ハズレ図柄決定用乱数の更新(S35),リーチ判定用乱数の更新(S40),変動パターン決定用乱数の更新(S45)を行う。この他にも、普図抽選に用いられる普図当り決定用乱数、普図当り図柄決定用乱数、及び変動パターン決定用乱数等も更新される。
そして、主制御装置80は、第1,第2始動口11,12等の入賞口への入球や、遊技球が普図ゲート22に進入したことを検出する入賞確認処理と(S50)、第1,第2始動口11,12への入賞に起因して大当り抽選を行う当否判定処理と(S55)、遊技球の普図ゲート22への進入に起因して普図抽選を行う普図当否判定処理と(S60)、サブ統合制御装置83等にデータ及びコマンドを送信し、また、ホールコンピュータ87等に各種情報を送信する各出力処理と(S65)、遊技者の不正行為を検出する不正監視処理と(S70)を行う。
また、当否判定処理に続いて、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が行われ、普図当否判定処理に続いて、普図遊技を行うための普図遊技処理が行われる。
また、S70では、主制御装置80は、次のタイマ割込みが発生してメインルーチンが起動されるまで、初期値乱数の更新を繰り返し行う。
(4)始動口入賞確認処理について
次に、第1,第2始動口11,12への入賞を検出し、該入賞に応じて特図の保留記憶等を行う始動口入賞確認処理について、図9に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S100では、主制御装置80は、第1始動口SW11aの検出信号に基づき、第1始動口11への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S100:Yes)、S105に処理を移行し、否定判定の場合は(S100:No)、S115に処理を移行する。
S105では、主制御装置80は、第1始動口11に対応する特図についての保留記憶(第1保留記憶)の数が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S105:Yes)、S115に処理を移行し、否定判定の場合は(S105:No)、S110に処理を移行する。
S110では、主制御装置80は、大当り抽選に用いられる大当り決定用乱数や、大当り図柄を決定する大当り図柄決定用乱数や、図柄演出においてリーチとなるか否かを決定するためのリーチ判定用乱数や、特別図柄の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第1保留記憶として記憶すると共に、何個の第1保留記憶が生じているかを示す第1保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、S115に処理を移行する。
なお、S110では、主制御装置80は、第1保留記憶に係る大当り決定用乱数等(換言すれば、数値データ)が特定値であるか否かを判定することで、高確率状態である場合と低確率状態である場合との各々について、該第1保留記憶に基づく大当り抽選で大当りが生じるか否かや、該大当り抽選の結果を報知する図柄演出にて特定のリーチが生じるか否かを判定する先読みを行う。そして、先読み結果を示す先読みコマンドを、サブ統合制御装置83に送信する。
S115では、主制御装置80は、第2始動口SW12aの検出信号に基づき、第2始動口12への遊技球の入賞が発生したかを判定する。そして、肯定判定の場合は(S115:Yes)、S120に処理を移行し、否定判定の場合は(S115:No)、本処理を終了する。
S120では、主制御装置80は、第2始動口12に対応する特図についての保留記憶(第2保留記憶)の数が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S120:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合は(S120:No)、S125に処理を移行する。
S125では、主制御装置80は、大当り決定用乱数や大当り図柄決定用乱数やリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を第2保留記憶として記憶すると共に、何個の第2保留記憶が生じているかを示す第2保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
なお、主制御装置80は、第2保留記憶に係る大当り決定用乱数等に対し上述した先読みを行い、先読みコマンドをサブ統合制御装置83に送信する。
(5)普図ゲート確認処理について
次に、普図ゲート22への遊技球の進入を検出し、該進入に応じて普図の保留記憶等を行う普図ゲート確認処理について、図10に記載のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される入賞確認処理からコールされるサブルーチンとして構成されている。
S150では、主制御装置80は、普図SW22aの検出信号に基づき、遊技球が普図ゲート22に進入したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S150:Yes)、S155に処理を移行し、否定判定の場合は(S150:No)、本処理を終了する。
S155では、主制御装置80は、普図についての保留記憶の数(普図保留記憶)が、最大値(一例として4)に達しているか否かを判定する。そして、肯定判定の場合は(S155:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合は(S155:No)、S160に処理を移行する。
S160では、主制御装置80は、普図抽選に用いられる普図当り決定用乱数や、普図抽選での当り図柄を決定する普図当り図柄決定用乱数や、普図の変動時間等を決定するための変動パターン決定用乱数等を抽出する。そして、抽出した乱数を普図保留記憶として記憶すると共に、何個の普図保留記憶が生じているかを示す普図保留数コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し(S165)、本処理を終了する。
(6)当否判定処理について
次に、特図の保留記憶に係る大当り決定用乱数により大当り抽選を行う当否判定処理について、図11〜14のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。また、本処理の終了後は、大当り遊技を行うための大当り遊技処理が実行される。
まず、図11に関して、S200では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S200:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S200:No)、S205に処理を移行する。
S205では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S205:Yes)、図13のS280に処理を移行し、否定判定の場合には(S205:No)、S210に処理を移行する。
S210では、主制御装置80は、第1特図或いは第2特図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S210:Yes)、図14のS290に処理を移行し、否定判定の場合には(S210:No)、図12のS215に処理を移行する。
続いて図12に関して、S215では、主制御装置80は、第1保留記憶及び第2保留記憶の有無を判定し、いずれかの保留記憶が存在する場合には(S215:Yes)、S220に処理を移行すると共に、そうでない場合には(S215:No)、本処理を終了する。
S220では、主制御装置80は、第2保留記憶が存在する場合には、第2保留記憶のうち最先に生じたものを選択し、第2保留記憶が存在せず、第1保留記憶のみが存在する場合には、第1保留記憶のうち最先に生じたものを選択する。なお、第1及び第2保留記憶のうち、最先に生じたものを選択する構成としても良い。
S225では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグがセットされているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S225:Yes)、S230に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S225:No)、S235に処理を移行する。
S230では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り決定用乱数と、確変状態に対応する当否判定用テーブル(確変テーブル)に基づき、大当り抽選で大当りとなるか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
一方、S235では、主制御装置80は、選択された保留記憶に係る大当り決定用乱数と、確変状態で無い場合に対応する当否判定用テーブル(通常テーブル)に基づき、大当り抽選で大当りとなるか否かを判定し、該保留記憶を消化する。そして、S240に処理を移行する。
S240では、主制御装置80は、大当り抽選で大当りが生じたか否かを判定し、肯定判定の場合には(S240:Yes)、S245に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S240:No)、S265に処理を移行する。
S245では、主制御装置80は、連続ハズレ機能を作動させるために持いられる連続ハズレカウンタをクリアする。続くS250では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る大当り図柄決定用乱数に基づき大当り図柄を決定する。なお、大当り図柄決定用乱数に基づく決定の結果、第1特図,第2特図に対応する各大当り図柄は、予め定められた振分率に従いランダムに選択される。そして、S255に処理を移行する。
S255,S260では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定すると共に、大当り図柄に基づき、大当りの種類や、大当り遊技の総ラウンド数や、大当り遊技後の遊技状態や、確変状態及び/又は時短状態の継続回数等を決定し、S270に処理を移行する。
一方、大当り抽選でハズレとなった際に移行するS265では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るハズレ図柄決定用乱数に基づき、特定ハズレが発生したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S265:Yes)、連続ハズレカウンタをクリアし(S267)、否定判定の場合には(S265:No)、連続ハズレカウンタをインクリメントする(S270)。
S267,S270に続くS272では、主制御装置80は、消化した保留記憶に係るリーチ判定用乱数や変動パターン決定用乱数等に基づき特別図柄の変動時間等を決定し、S275に処理を移行する。
S275では、主制御装置80は、特典状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数を示すカウンタの更新等を行い、S277に処理を移行する。
S277では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り抽選後の第1保留記憶の数を示す第1保留数コマンドと、大当り抽選後の第2保留記憶の数を示す第2保留数コマンドとを送信する。また、消化した保留記憶に対応する特図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し、特別図柄の変動時間や大当り抽選の結果等を示す変動開始コマンドを送信することで図柄演出を開始させる。さらに、サブ統合制御装置83に対し、停止表示させる演出図柄を指示する図柄指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図13に関して、第1特図或いは第2特図の変動表示中に移行するS280では、主制御装置80は、特図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S280:Yes)、S285に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S280:No)、本処理を終了する。
S285では、主制御装置80は、特図の変動表示を終了し、特図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し演出図柄の確定表示を行わせる図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図14に関して、特図の確定表示中に移行するS290では、主制御装置80は、特図の確定表示の継続時間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S290:Yes)、S295に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S290:No)、本処理を終了する。
S295では、主制御装置80は、特図の確定表示を終了し、S300に処理を移行する。
S300では、主制御装置80は、確定表示されていた特図が大当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S300:Yes)、S305に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S300:No)、S340に処理を移行する。
S305では、主制御装置80は、確変状態であることを示す確変フラグを参照すると共に、確変フラグがセットされている場合には確変フラグをクリアし(S310)、その後、S315に処理を移行する。
S315では、主制御装置80は、時短状態であることを示す時短フラグを参照すると共に、時短フラグがセットされている場合には時短フラグをクリアし(S320)、その後、S325に処理を移行する。
そして、主制御装置80は、条件装置作動開始処理(S325),役物連続作動装置作動開始処理(S330)を実行すると共に、大当り抽選での当選を通知するコマンドや、大当り遊技の種類や特典内容等を通知するコマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S335)、本処理を終了する。
一方、S300にて否定判定が得られた場合に移行するS340では、主制御装置80は、確変フラグを参照し、該フラグがセットされている場合には(S340:Yes)、確変状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数を参照する(S345)。そして、残り回数が0である場合には(S345:Yes)、確変フラグをクリアし(S350)、S355に処理を移行する。
S355では、主制御装置80は、時短フラグを参照し、時短フラグがセットされている場合には(S355:Yes)、時短状態中に実行可能な大当り抽選の残り回数を参照する(S360)。そして、残り回数が0である場合には(S360:Yes)、時短フラグをクリアし(S365)、S370に処理を移行する。
S370では、主制御装置80は、連続ハズレカウンタが連続ハズレ回数に達したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S370:Yes)、S375に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S370:No)、S380に移行する。また、S380では、主制御装置80は、特定ハズレが発生したか否かを判定し、肯定判定が得られた場合には(S380:Yes)、S375に移行すると共に、否定判定が得られた場合には(S380:No)、S385に移行する。そして、S375では、主制御装置80は、時短フラグをセットし、時短機能を作動させ、S385に移行する。
S385では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、現在の遊技状態、及び、ST残り回数を通知する状態指定コマンドを送信する状態指定コマンド送信処理を実行し、本処理を終了する。
(7)大当り遊技処理について
次に、大当り遊技を行う大当り遊技処理について、図15〜18のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、当否判定処理に続いて実行される。
S400では、主制御装置80は、役物連続作動装置の作動中、すなわち、大当り遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S400:Yes)、S405に処理を移行し、否定判定の場合には(S400:No)、本処理を終了する。
S405では、主制御装置80は、大入賞口20の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S405:Yes)、図16のS435に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S405:No)、S410に処理を移行する。
S410では、主制御装置80は、大当り遊技における各ラウンドのインターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S410:Yes)、図17のS455に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S410:No)、S415に処理を移行する。
S415では、主制御装置80は、大当り遊技の終了演出中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S415:Yes)、図18のS490に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S415:No)、S420に処理を移行する。
S420では、主制御装置80は、大当り抽選で大当りとなった後、大当り遊技が開始されるまでに行われる大当り開始演出の演出時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S420:Yes)、S425に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S420:No)、本処理を終了する。
S425では、主制御装置80は、大当り図柄に対応する開放パターンに従い大入賞口20を開放させる大入賞口開放処理を実行する(第1Rの大当り遊技を実行する)と共に、ラウンド数を示す開放カウンタに1を設定し(S430)、本処理を終了する。なお、この時、主制御装置80は、第1Rが開始されることを示すコマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。
続いて図16に関して、大入賞口20の開放中に移行するS435では、主制御装置80は、大入賞口20に入賞した遊技球の数が10個となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S435:Yes)、S445に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S435:No)、S440に処理を移行する。
S440では、主制御装置80は、開放パターンに応じて定められる大入賞口20の開放時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S440:Yes)、S445に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S440:No)、本処理を終了する。
S445では、主制御装置80は、大入賞口20を閉鎖させる大入賞口閉鎖処理を実行し、S450に処理を移行する。
S450では、主制御装置80は、大当り遊技の各ラウンドのインターバルを設定する大当りインターバル処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図17に関して、各ラウンドのインターバル中に移行するS455では、主制御装置80は、開放カウンタと大当り遊技の開放パターンとに基づき、最終ラウンドに到達しているか否かを判定し、肯定判定の場合には(S455:Yes)、S460に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S455:No)、S470に処理を移行する。
S460では、主制御装置80は、大当り遊技を終了させる際の演出を行う大当り終了演出処理を実行すると共に、開放カウンタをクリアし(S465)、本処理を終了する。
一方、S470では、主制御装置80は、大当り遊技のインターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S470:Yes)、S475に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S470:No)、本処理を終了する。
S475では、主制御装置80は、大入賞口20を開放させる大入賞口開放処理を実行すると共に、ラウンド数を示す開放カウンタをインクリメントし(S480)、本処理を終了する。なお、この時、主制御装置80は、新たに開始されるラウンドを示すコマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。
続いて図18に関して、大当り遊技の終了演出中に移行するS490では、主制御装置80は、該終了演出の時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S490:Yes)、S495に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S490:No)、本処理を終了する。
続くS495,S500では、主制御装置80は、役物連続作動装置と条件装置とを停止させ、S505に処理を移行する。
S505では、主制御装置80は、大当り図柄に応じて先に決定された内容に従い、確変フラグや時短フラグをセットすることで、大当り遊技後の遊技状態を設定すると共に、特典状態の継続回数を設定し、S510に移行する。
S510,S515では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、大当り遊技に関する演出を終了させる大当り終了コマンドと、大当り遊技終了後の遊技状態、及び、特典状態の継続回数を通知する状態指定コマンドを送信し、本処理を終了する。
(8)普図当否判定処理について
次に、普図保留記憶に係る普図当り決定用乱数により普図抽選を行う普図当否判定処理について、図19〜22のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、メインルーチンから実行される。また、本処理の終了後は、普図遊技を行うための普図遊技処理が実行される。
まず、図19に関して、S600では、主制御装置80は、普電(換言すれば、第2始動口12)の作動中、すなわち、普図遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S600:Yes)、本処理を終了し、否定判定の場合には(S600:No)、S605に処理を移行する。
S605では、主制御装置80は、普図の変動表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S605:Yes)、図21のS660に処理を移行し、否定判定の場合には(S605:No)、S610に処理を移行する。
S610では、主制御装置80は、普図の確定表示中か否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S610:Yes)、図22のS670に処理を移行し、否定判定の場合には(S610:No)、図20のS615に処理を移行する。
続いて図20に関して、S615では、主制御装置80は、普図保留記憶の有無を判定し、普図保留記憶が存在する場合には(S615:Yes)、S620に処理を移行すると共に、そうでない場合には(S615:No)、本処理を終了する。
S620では、主制御装置80は、最先の普図保留記憶を選択すると共に、続くS625では、選択された普図保留記憶に係る普図当り決定用乱数と当否判定用テーブルとに基づき普図抽選で普図当りとなるか否かを判定し、該普図保留記憶を消化する。そして、S630に処理を移行する。
S630では、主制御装置80は、普図抽選で普図当りが生じたか否かを判定し、肯定判定の場合には(S630:Yes)、S635に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S630:No)、S650に処理を移行する。
S635では、主制御装置80は、消化した普図保留記憶に係る普図当り図柄決定用乱数に基づき普図当り図柄を決定する。続くS640では、主制御装置80は、消化した普図保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき普図の変動時間等を決定する。そして、S645では、普図当り図柄に基づき、普図遊技における開始インターバル時間や終了インターバル時間等を決定し、S655に処理を移行する。
一方、普図抽選でハズレとなった際に移行するS650では、主制御装置80は、消化した普図保留記憶に係る変動パターン決定用乱数等に基づき普図の変動時間等を決定し、S655に処理を移行する。
S655では、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に対し、普図抽選後の普図保留記憶の数を示す普図保留数コマンドを送信する。また、消化した普図保留記憶に対応する普図の変動表示を開始すると共に、サブ統合制御装置83に対し、普図の変動時間や普図抽選の結果等を示す変動開始コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図21に関して、普図の変動表示中に移行するS660では、主制御装置80は、普図の変動時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S660:Yes)、S665に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S660:No)、S666に移行する。
S666では、主制御装置80は、時短フラグに基づき、時短機能の作動が開始されたか否かを判定する。つまり、S666では、普図の長時間変動中に時短機能の作動が開始したか否かが判定される。そして、肯定判定が得られた場合には(S666:Yes)、S668に移行し、否定判定が得られた場合には(S666:No)、本処理を終了する。
S668では、主制御装置80は、現在行われている普図の変動表示(より詳しくは、長時間変動)の変動時間を再設定する。具体的には、例えば、主制御装置80は、例えば、普図の変動表示時間のカウンタを設定することで、変動表示の残り時間を0とし、変動表示を直ちに強制停止させても良い(以後、第1態様とも記載)。なお、主制御装置80は、カウンタを設定するのではなく、S665を実行して普図の確定表示を行うことで、変動表示を直ちに強制停止させても良い。また、これ以外にも、主制御装置80は、普図の変動表示時間のカウンタを設定することで、該変動表示の残り時間を低減させ、本来予定されていた時期よりも早い時期に変動表示が終了するようにしても良い(以後、第2態様とも記載)。また、この時、主制御装置80は、普図の変動時間を再設定した旨を示す再設定コマンドを、サブ統合制御装置83に送信しても良い。
ここで、時短状態を示す時短フラグとして、時短フラグA〜Cの3種類を設けても良い。そして、作動条件Aの充足により時短機能が作動した場合には、時短フラグAをセットし、作動条件Bの充足により時短機能が作動した場合には、時短フラグBをセットし、作動条件Cの充足により時短機能が作動した場合には、時短フラグCをセットしても良い。
また、主制御装置80は、時短機能を作動させる際に充足された作動条件の種類に応じて、第1及び第2態様のどちらで変動時間を再設定するかを決定しても良い。具体的には、主制御装置80は、S666で各時短フラグに基づき時短機能の作動が開始されたか否かを判定すると共に、S668にて、セットされている時短フラグの種類に応じて、変動時間の再設定の態様を、第1及び第2態様のうちのいずれかに決定しても良い。これにより、時短機能の作動条件の違いによって、変動時間の再設定の態様が異なるものとなるため、遊技のバリエーションが豊かになり興趣が向上する。
S665では、主制御装置80は、普図の変動表示を終了し、普図の確定図柄を表示させると共に、サブ統合制御装置83に対し、確定表示された普図を示す図柄確定コマンドを送信し、本処理を終了する。
続いて図22に関して、普図の確定表示中に移行するS670では、主制御装置80は、普図の確定表示の継続時間が終了したか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S670:Yes)、S675に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S670:No)、本処理を終了する。
S675では、主制御装置80は、普図の確定表示を終了し、S680に処理を移行する。
S680では、主制御装置80は、確定表示されていた普図が普図当り時のものであるかを判定し、肯定判定の場合には(S680:Yes)、S685に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S680:No)、本処理を終了する。
S685,S690では、主制御装置80は、普電作動開始処理,普図遊技開始処理を行い、普図遊技を開始する。この時、普図遊技の開始や、開始インターバル時間や終了インターバル時間等といった普図遊技の内容を示すコマンドが、主制御装置80からサブ統合制御装置83に送信される。そして、主制御装置80は、本処理を終了する。
(9)普図遊技処理について
次に、普図遊技を行う普図遊技処理について、図23〜25のフローチャートを用いて説明する。なお、本処理は、普図当否判定処理に続いて実行される。
S700では、主制御装置80は、普電12の作動中、すなわち、普図遊技の実行中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S700:Yes)、S705に処理を移行し、否定判定の場合には(S700:No)、本処理を終了する。
S705では、主制御装置80は、普電12の開放中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S705:Yes)、図24のS725に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S705:No)、S710に処理を移行する。
S710では、主制御装置80は、普図遊技の終了インターバル中であるか否かを判定し、肯定判定の場合には(S710:Yes)、図25のS745に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S710:No)、S715に処理を移行する。
S715では、主制御装置80は、普図遊技の開始インターバル中であるか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S715:Yes)、本処理を終了すると共に、否定判定の場合には(S715:No)、普電12を開放させる普電開放処理を実行し(S720)、本処理を終了する。
続いて図24に関して、普電12の開放中に移行するS725では、主制御装置80は、普電12に入賞した遊技球の数が所定数となったか否かを判定する。そして、肯定判定の場合には(S725:Yes)、S730に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S725:No)、S740に処理を移行する。
S740では、主制御装置80は、普図遊技の継続時間が終了したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S740:Yes)、S730に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S440:No)、本処理を終了する。
S730では、主制御装置80は、普電12を閉鎖させる普電開放終了処理を実行し、S735に処理を移行する。
S735では、主制御装置80は、普図遊技の終了後に到来する終了インターバル時間を生成する処理を実行し、本処理を終了する。
続いて図25に関して、終了インターバル中に移行するS745では、主制御装置80は、普図遊技の終了インターバル時間が経過したか否かを判定し、肯定判定の場合には(S745:Yes)、S750に処理を移行すると共に、否定判定の場合には(S745:No)、本処理を終了する。
S750では、主制御装置80は、普図当り遊技終了処理を行い、普図遊技の終了を示すコマンドをサブ統合制御装置83に送信し、本処理を終了する。
[演出について]
(1)概要について
サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドに基づき演出図柄制御装置82等を制御し、演出図柄表示装置6の演出画面やスピーカ66等を介して各種演出を行う。具体的には、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からの変動開始コマンド等に基づき、演出画面にて、大当り抽選の結果を報知する図柄演出を行うと共に、保留数コマンド等に基づき、演出画面に大当り抽選についての保留図柄を表示する保留演出を行う。また、特図の保留記憶が消化された場合には、該保留記憶に対応する保留図柄に替えて変動中図柄を表示する変動中演出が行われても良い。
この他にも、サブ統合制御装置83は、例えば、演出画面にて、図柄演出と共に、該図柄演出にて結果が報知される大当り抽選で大当りが発生することを示唆する予告演出を行っても良い。また、サブ統合制御装置83は、例えば、主制御装置80から受信した大当り抽選の先読み結果を示すコマンドに基づき、先読み演出等を行っても良い。また、サブ統合制御装置83は、大当り遊技中、主制御装置80からのコマンドに基づき、大当り遊技の進行状況(例えば、総ラウンド数や、現在のラウンドや、大入賞口20への入賞数や、賞球数等)を報知する大当り演出等を行う。
また、パチンコ機50には、複数の演出モードが設けられており、各演出は、現在の演出モードに応じた態様で行われる。一例として、本実施形態では、演出モードとして、通常モードと達吉モードとが少なくとも設けられている。そして、遊技状態が通常状態である場合には、演出モードが通常モードとなり、特典状態である場合には、演出モードが達吉モードとなる。
(2)普図の長時間変動の再設定について
サブ統合制御装置83は、普図の長時間変動中に時短機能の作動が開始され、変動時間が再設定されると、演出画面を介して再設定演出を行う。具体的には、サブ統合制御装置83は、主制御装置80からのコマンドにより、普図の変動時間が再設定されたことを把握しても良い。再設定演出により、時短機能の作動が開始したことや、普図の長時間変動の強制停止、又は、長時間変動の残り時間が短縮されたことが報知又は示唆される。
ここで、大当り抽選に関する演出(以後、特図演出)の実行中に、普図の変動時間が再設定される場合がある。なお、特図演出とは、例えば、図柄演出や、保留演出や、予告演出や、大当り遊技中に行われる大当り演出等を含む。このような場合には、特図演出の態様を変化させることで、再設定演出を行っても良い。
具体的には、例えば、特図演出にて画像要素の色や形状や位置が変化している場合には、再設定演出として、該変化のスピードを遅くしたり、停止させたり、速くしたりすることで、再設定演出を行っても良い。より詳しくは、例えば、特図演出として図柄演出が行われている場合には、再設定演出として、演出図柄の変動表示のスピードを遅くしたり、停止させたり、速くしたりしても良い。
上記構成によれば、遊技者は、大当り抽選に関する遊技の状況と、普図抽選に関する遊技の状況とを同時に把握し易くなり、円滑な遊技を提供することが可能となる。また、大当り抽選に関する演出と普図抽選に関する演出とを一体的に行うことができ、演出が過度に複雑化するのを抑制したり、統一感のある演出を行ったりすることが可能となる。
この他にも、ガセの再設定演出を設けても良い。すなわち、時短機能が作動しておらず、普図の変動時間の再設定が行われていないにも関わらず再設定演出を実行し、時短状態に移行するように見せかけても良い。こうすることにより、演出のバリエーションを増やし、遊技者を楽しませることができる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態のパチンコ機50は、大当り抽選における大当り図柄に応じて、時短状態や確変状態に移行するか否かや、時短状態や確変状態の継続回数が決定される構成となっている。しかし、本発明は、例えば、上記実施形態のパチンコ機50に限らず、小当り遊技中に大入賞口に設けられたV領域に遊技球が進入すると大当りとなる1種2種混合機として構成されたパチンコ機や、大当り遊技中に大入賞口に設けられたV領域に遊技球が進入することにより、確変機能等が作動するV入賞タイプのパチンコ機や、リミッタ機能付のパチンコ機等にも適用され得る。本発明がこのようなパチンコ機に適用された場合であっても、同様の効果が得られる。
(2)上記実施形態のパチンコ機50は、第1始動口11は左打ち領域に設けられていると共に、普図ゲート22及び普電(換言すれば、第2始動口12)は右打ち領域に設けられている。しかしながら、これらの配置は適宜定めることができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲の記載に用いた用語との対応を示す。
パチンコ機50が弾球遊技機の一例に相当し、普図ゲート22が普図領域の一例に相当する。また、当否判定処理のS375及び大当り遊技処理のS505が作動手段の一例に相当する。また、普図当否判定のS625が抽選手段の一例に、S655,S666,S668が変動手段の一例に相当する。
1…遊技盤、3…遊技領域、5…センターケース、6…演出図柄表示装置、7…普通図柄表示装置、8…普図保留数表示装置、9…第1特図表示装置、10…第2特図表示装置、11…第1始動口、12…第2始動口、13…確変決定装置、14…シャッター、15…特定領域、20…大入賞口、22…普図ゲート、50…パチンコ機、80…主制御装置、81…払出制御装置、82…演出図柄制御装置、83…サブ統合制御装置。

Claims (1)

  1. 時短機能が設けられた弾球遊技機であって、
    遊技球が普図領域に進入したことに起因して、普図抽選を行う抽選手段と、
    前記普図抽選で当選すると、普通電動役物を開放する普図遊技を行う普図遊技手段と、
    予め定められた作動条件が充足されると、前記時短機能を作動させる作動手段と、
    予め定められた変動時間にわたって普通図柄の変動表示を行うことで、前記普図抽選の結果を報知する手段であって、前記時短機能の非作動時は、前記変動時間が相対的に長い前記変動表示である長時間変動を行い、前記時短機能の作動時は、前記変動時間が相対的に短い前記変動表示である短時間変動を行う変動手段と、
    を備え、
    前記変動手段は、前記長時間変動の実行中、前記作動手段が前記時短機能を作動させると、該長時間変動における前記変動時間を再設定すること、
    を特徴とする弾球遊技機。
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