JP2021170768A - 取り込まれるメディアを或る関係先に関連付けること - Google Patents

Abstract

【課題】携帯デバイスによって取り込まれたメディアを要求した関係先に関連付ける方法を提供する。【解決手段】携帯デバイスにおいて実施される方法３０であって、取り込まれたメディアを、要求した１つまたは複数の関係先に関連付けるため、関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を受信することＳ３０２と、携帯デバイスの場所を動的に決定することＳ３０４と、携帯デバイスによって現在取り込まれているメディアが、受信した情報に従って、携帯デバイスの現在の場所に関連付けられている関係先に関連付けられるように、携帯デバイスによって取り込まれたメディアを複数の関係先に関連付けることＳ３０６と、を含む。【選択図】図３

Description

本発明は、携帯デバイスにおいて実施される方法であって、携帯デバイスによって取り込まれたメディアを、１つまたは複数の場所でメディアが取り込まれることを要求した１つまたは複数の関係先に関連付けるための、方法に関する。

公共および個人サイトのモニタリングは、一般的であり、それぞれの特定のサイトについての要件に応じて、モニタリングカメラおよび警備員パトロール（ｇｕａｒｄ ｐａｔｒｏｌ）の組み合わせを含むことができる。軍事エリアまたは公立学校などの一部サイトの場合、サイトに関連する任意の情報（例えば、建物、職員、または学生）が、権限のない人に利用可能にさせないことが非常に重要であるとすることができる。

個人のセキュリティにおいて、警備員は、典型的には、そのサイトに関連する、画像、ビデオ、または音声などのメディアを取り込むために使用されるカメラを装備する。警備員は、同様に通常、各シフト中に幾つかの異なるクライアントのための仕事を実施するように任命（ａｓｓｉｇｎ）される。したがって、彼または彼女は、単一シフト中に異なるクライアントに属するサイトをパトロールすることができる。したがって、それぞれの特定のサイトについての要件に従って、取り込まれるメディアに対応することが問題となる場合がある。例えば、それぞれの各クライアントが正しいメディアを受信するように、記録されたメディアを分類することはやっかいであるまたは問題となる場合がある。これは、例えば、それぞれの各クライアントを識別する情報を用いて警備員がメディアに手作業でタグ付けすることによって実施することができる。しかしながら、そのような解決策は、警備員がメディアにタグ付けすることを忘れる場合があるエラー、および、クライアントにとって致命的である場合がある偶然の情報の喪失をもたらす場合があるエラーになりがちである。このため、メディア記録の分類は、典型的には、警備員が仕事シフトを終了した後に対応される。しかしながら、それぞれの各クライアントに対してメディアを正しく識別し分類することは難しくかつやっかいである場合がある。

当技術分野における上記で識別された欠点および不利益の１つまたは複数を個々にまたは任意の組み合わせで軽減する、緩和する、またはなくすことが目的である。

第１の態様によれば、携帯デバイスにおいて実施される方法であって、携帯デバイスによって取り込まれるメディアを、１つまたは複数の場所でメディアが取り込まれることを要求した１つまたは複数の関係先に関連付けるための、方法が提供される。方法は、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を受信すること；携帯デバイスの場所を動的に決定すること；携帯デバイスによって現在取り込まれているメディアが、受信された情報に従って、携帯デバイスの現在の場所に関連付けられている関係先に関連付けられるように、携帯デバイスによって取り込まれたメディアを１つまたは複数の関係先に動的に関連付けること、を含む。

携帯デバイスは、身体装着式カメラなどの携帯カメラであるとすることができる。

或る場所でメディアが取り込まれることを要求した関係先によって、その場所でビデオを取り込むように携帯デバイスのユーザーを任命したまたはユーザーに命令した関係先が意味される。したがって、関係先は、典型的には、ユーザーと異なる外部関係先である。関係先は、取り込まれるメディアのエンドユーザーであるとすることができる。

本明細書で使用するとき用語「メディア（ｍｅｄｉａ）」は、携帯デバイスのセンサによって取り込まれるデータを指す。例えば、メディアは、画像、ビデオ、および／または音声を指すことができる。メディアは、他のタイプのセンサデータ、例えば、レーダーデータ、ＩＲデータ、温度データなどを指すこともできる。

本開示の文脈内で、「携帯デバイスの場所を動的に決定する（ｄｙｎａｍｉｃａｌｌｙ ｄｅｔｅｒｍｉｎｉｎｇ Ａ ｌｏｃａｔｉｏｎ ｏｆ ｔｈｅ ｐｏｒｔａｂｌｅ ｄｅｖｉｃｅ）」は、その場所が所定の期間にわたって反復して（ｒｅｐｅａｔｅｄｌｙ）決定されると解釈される。携帯デバイスの場所は、所定の期間にわたって連続してまたは実質的に連続して決定することができる。同様に、「携帯デバイスによって取り込まれるメディアを１つまたは複数の関係先に動的に関連付ける（ｄｙｎａｍｉｃａｌｌｙ ａｓｓｏｃｉａｔｉｎｇ ｔｈｅ ｍｅｄｉａ ｃａｐｔｕｒｅｄ ｂｙ ｔｈｅ ｐｏｒｔａｂｌｅ ｄｅｖｉｃｅ ｔｏ ｏｎｅ ｏｒ ｍｏｒｅ ｐａｒｔｉｅｓ）」は、関連付けが、所定の期間にわたって反復して実施されることを意味する。

本開示の文脈内で、「場所（ｌｏｃａｔｉｏｎ）」は、静的な地理的位置に関連するだけであるものと解釈されることを意味しない。代わりに、場所は、本明細書でより広範な概念であり、なぜならば、場所が、移動構造、例えば、列車、バス、またはボートを指すことができるからである。したがって、場所は、固定場所（すなわち、地理的場所、例えば建物）またはモバイル場所（例えば、列車またはバス）であるとすることができる。さらに、場所は、２つ以上の地理的位置にあるとすることができる、例えば、場所は、関係先に関連付けられる異なる建物であって、それぞれが、それら自身の地理的位置にある、異なる建物であるとすることができる。例えば、関係先は、複数の異なる都市および／または或る都市の複数の部分にある建物に関連付けられるとすることができ、これらの建物の全ては、本文脈内で、或る場所であるとすることができる。

本発明の概念によって、携帯デバイスのユーザーが、関係先に関連付けられた情報を用いて、取り込まれるメディアに手作業でタグ付けすることを必要とすることなく、取り込まれるメディアは、携帯デバイスにおいて関係先に自動的に関連付けられ、それにより、取り込まれるメディアが、関連する関係先以外の関係先に利用可能にされることに関連するリスクを低減する。そのため、本発明の概念は、取り込まれるメディアが、動的に決定された場所に基づいて、それぞれの各関係先に関連付けられることを可能にし、それにより、取り込まれるメディアが、それぞれの各関係先の要件に従って対応されることを可能にする。

１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を受信するステップは、携帯デバイスがドッキングステーションに接続されると実施することができる。

考えられる関連する利点は、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報が、有線接続によって受信することができることである。有線接続によって情報を受信することによって、携帯デバイスの無線帯域幅消費を低減することができる、および／または、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報の伝達に関連するセキュリティを高めることができる。

方法は、携帯デバイスによって現在取り込まれているメディアに、関係先を識別する情報を用いてタグ付けすることをさらに含むことができる。

取り込まれるメディアにタグ付けする、考えられる関連する利点は、関係先に関連付けられた情報が、取り込まれるメディアのメタデータとして保存され、それにより、取り込まれるメディアから関係先を直接識別することを可能にし、それにより、関係先に基づく、取り込まれるメディアの自動対応（ａｕｔｏｍａｔｉｃ ｈａｎｄｌｉｎｇ）が可能になることである場合がある。

携帯デバイスの場所を動的に決定するステップは、携帯デバイスの地理的位置を決定すること；場所ビーコンに対する接続を決定すること；場所に配置された場所タグを登録すること；および、現在時刻を警備スケジュールと比較することのうちの１つまたは複数を含むことができる。

考えられる関連する利点は、場所の詳細なおよび／または精密な決定を可能にすることができることである。

方法は、或る関係先に関連付けられているメディアを、その関係先が管理するデータストレージに送信ことをさらに含むことができる。

考えられる関連する利点は、取り込まれるメディアが、送信することに続いて、他の関係先ではないが、その関係先にとってアクセス可能であるとすることができることである。さらに、これは、異なる関係先が、異なるタイプのデータストレージを使用することを可能にする。例えば、一部の関係先は、クラウドベースデータストレージを使用することができ、一方、他の関係先は、その前提として、メディアがデータベースに記憶されることを要求することができる。

方法は、或る関係先に関連付けられているメディアを、その関係先に関連付けられた暗号化鍵を使用して暗号化することをさらに含むことができる。

考えられる関連する利点は、取り込まれるメディアに対するアクセシビリティ（ａｃｃｅｓｓｉｂｉｌｉｔｙ）を制限することができることである。取り込まれるメディアに対するアクセスを、その後、対応する復号化鍵の保持者、例えば、関係先に制限することができる。取り込まれるメディアは、例えば、取り込まれるメディアの関係先にとってアクセス可能であるだけであるとすることができる。したがって、取り込まれるメディアに関連するセキュリティを高めることができる。

方法は、関係先に関連付けられているメディアを、その関係先に関連付けられたメディア品質選好に従ってエンコードすることをさらに含むことができる。関係先に関連付けられたメディア品質選好は、その関係先が要求するメディア品質を示すことができる。例えば、それは、関係先が所望する圧縮のレベルを示すことができる。これは、複数の関係先によって要求されるメディアを取り込むために同じ携帯デバイスが使用されるときでも、異なる関係先について異なるメディア品質を有するメディアを携帯デバイスが生成することを可能にする点で有利である。こうして、異なる関係先が、高品質メディアの記憶に代金を払うときに異なる必要性および異なる関心を有する場合があるため、柔軟性のある解決策が達成される。

方法は、携帯デバイスの動的に決定された場所、および、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を比較すること；および、携帯デバイスが、或る関係先に関連付けられた場所に入ることを見出すと、メディア記録の取り込みを開始することをさらに含むことができる。メディア記録の取り込みは、メディアが現在取り込まれていない場合に開始することができる。携帯デバイスがメディアを現在取り込む状況において、その場所に入ると、携帯デバイスは、現在のメディア記録を終了し、新しいメディア記録を開始することができる。こうして、メディア記録が、偶然に２つ以上の関係先にまたは間違った関係先に関連付けられることを回避することができる。

考えられる関連する利点は、メディア記録が、或る関係先に関連付けられる場所に携帯デバイスが入ると、自動的に開始することができ、それにより、メディアの取り込みを手作業で開始することを忘れる携帯デバイスのユーザーの偶然の喪失のリスクを低減し、それにより、関係先にとって重要である場合がある情報の偶然の喪失を回避することができることである。

方法は、携帯デバイスの動的に決定された場所、および、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を比較すること；および、携帯デバイスが、或る関係先に関連付けられた場所を出ることを見出すと、現在のメディア記録の取り込みを停止することをさらに含むことができる。これに続いて、さらに、携帯デバイスが、関係先に関連付けられた場所を出ると、新しいメディア記録を開始することができる。

考えられる関連する利点は、１つまたは複数の関係先のうちの１つの関係先に関連付けられる場所に携帯デバイスがないと携帯デバイスが判定すると、メディアの取り込みを自動的に停止することができ、それにより、間違ったおよび／または権限のない関係先に対する、取り込まれるメディアの偶然の関連付けのリスクを低減し、それにより、取り込まれるメディアに関連するセキュリティを向上することができることである。比較することは、動的に実施することができる、すなわち、所定の期間にわたって反復することができる。

第２の態様によれば、携帯デバイスが提供される。携帯デバイスは、メディア取り込むように構成されるセンサと、回路とを備え、回路は、１つまたは複数の関係先を或る場所に関連付ける情報を受信するように構成される受信機能であって、１つまたは複数の関係先のそれぞれは、１つまたは複数のそれぞれの場所でメディアが取り込まれることを要求した、受信機能、携帯デバイスの場所を動的に決定するように構成される場所機能、および、携帯デバイスによって現在取り込まれているメディアが、受信された情報に従って、携帯デバイスの現在の場所に関連付けられている関係先に関連付けられるように、携帯デバイスによって取り込まれたメディアを１つまたは複数の関係先に動的に関連付けるように構成される関連付け機能を実行するように構成される。

第１の態様の上記で述べた特徴は、適用可能である場合、第２の態様にも適用される。不当な反復を回避するために、参照が上記に対して行われる。

携帯デバイスは、現在時刻を決定するように構成されるクロックと；場所センサとをさらに備えることができ、場所センサは、携帯デバイスの地理的位置、および、場所ビーコンに対する接続のうちの一方または両方を決定するように構成され、場所機能は、携帯デバイスの地理的位置、場所ビーコンに対する接続、および、現在時刻
のうちの１つまたは複数に基づいて携帯デバイスの場所を決定するように構成することができる。

携帯デバイスは、場所に配置された場所タグを登録するように構成される受信機をさらに備えることができ、場所機能は、場所タグを登録することによって、携帯デバイスの場所を決定するようにさらに構成することができる。

回路は、或る関係先に関連付けられているメディアを、その関係先が管理するデータストレージに送信するように構成される送信機能を実行するようにさらに構成することができる。

回路は、或る関係先に関連付けられているメディアを、その関係先に関連付けられた暗号化鍵を使用して暗号化するように構成される暗号化機能を実行するようにさらに構成することができる。

回路は、携帯デバイスの動的に決定された場所、および、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を比較するように構成される比較機能、および、携帯デバイスが、或る関係先に関連付けられた場所に入ったことを見出すことに応答して、メディア記録の取り込みを開始する、および／または、携帯デバイスが、或る関係先に関連付けられた場所を出たことを見出すことに応答して、現在のメディア記録の取り込みを停止するように構成される取り込み機能を実行するようにさらに構成することができる。

第３の態様によれば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体が提供される。非一時的コンピュータ可読記憶媒体はプログラムコード部分を含み、プログラムコード部分は、処理能力を有するデバイス上で実行されると、第１の態様による方法を実施する。

第１の態様および／または第２の態様の上記で述べた特徴は、適用可能である場合、第３の態様にも適用される。不当な反復を回避するために、参照が、上記に対して行われる。

本開示の適用性のさらなる範囲は、以下で示す詳細な説明から明らかになるであろう。しかしながら、本発明の概念の範囲内の種々の変更および修正が、この詳細な説明から当業者に明らかになるため、詳細な説明および識別の例が、本発明の概念の好ましい変形を示しながら、例証としてのみ示されることが理解されるべきである。

したがって、本発明の概念が、述べる方法の識別のステップまたは述べるシステムの識別のコンポーネント部品に限定されず、なぜならば、そのようなシステムおよび方法が変動する場合があるからであることが理解される。本明細書で使用される用語が、識別の実施形態を述べるためのものに過ぎず、制限的であることを意図されないことも理解される。本明細書および添付特許請求の範囲で使用するとき、冠詞「１つの（ａ）」、「１つの（ａｎ）」、「その（ｔｈｅ）」、および「前記（ｓａｉｄ）」が、文脈が別途明確に指示しない限り、要素の１つまたは複数が存在することを意味することを意図されることが留意されなければならない。そのため、例えば、「１つのユニット（ａ ｕｎｉｔ）」または「そのユニット（ｔｈｅ ｕｎｉｔ）」に対する言及は幾つかのデバイスおよび同様なものを含むことができる。さらに、語「備えている（ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ）」、「含んでいる（ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ）」、「含んでいる（ｃｏｎｔａｉｎｉｎｇ）」、および同様の語は、他の要素またはステップを排除しない。本明細書で開示する任意の方法のステップは、明示的に述べられない限り、開示される正確な順序で実施される必要はない。

本発明の概念の上記のおよび他の態様は、本発明の変形を示す添付図面を参照して、ここでより詳細に述べられる。図は、本発明を識別の変形に限定するものと考えられるべきではなく；代わりに、図は、本発明の概念を説明し理解するために使用される。

図に示すように、層および領域のサイズは、例証のために誇張され、したがって、本発明の概念の変形の一般的な構造を示すために提供される。同様の参照符号は、全体を通して同様の要素を指す。

携帯デバイスを示す図である。 非一時的コンピュータ可読記憶媒体を示す図である。 携帯デバイスが使用される例のシナリオを示す図である。 携帯デバイスが使用される例のシナリオを示す図である。 携帯デバイスが使用される例のシナリオを示す図である。 携帯デバイスが使用される例のシナリオを示す図である。 携帯デバイスが使用される例のシナリオを示す図である。 携帯デバイスによって取り込まれたメディアを、１つまたは複数の場所でメディアが取り込まれることを要求した１つまたは複数の関係先に関連付けるための方法のブロックスキームである。

本発明の概念は、ここで、本発明の概念の現在のところ好ましい変形が示される添付図面を参照して以降でより完全に述べられるであろう。しかしながら、本発明の概念は、多くの異なる形態で具現化することができ、本明細書で述べる変形に限定されるものと解釈されるべきでない；むしろ、これらの変形は、徹底さおよび完全さ（ｔｈｏｒｏｕｇｈｎｅｓｓ ａｎｄ ｃｏｍｐｌｅｔｅｎｅｓｓ）のために、また、本発明の概念を当業者に完全に伝えるために提供される。

図１Ａは携帯デバイス１０を示す。携帯デバイス１０は、メディアを取り込むように構成されるセンサ１１０を備える。センサ１１０は、画像センサ、音声センサ（例えば、マイクロフォン）、ＩＲセンサ、レーダーセンサ、温度センサなどであるとすることができる。図１Ａに示す例では、センサ１１０は、画像センサであり、以降で画像センサ１１０と呼ぶことになる。

図１Ａの例に示すように、携帯デバイス１０は、撮像光学部品１１２を備えるカメラであるとすることができる。携帯デバイス１０は、電池などの内部電力源（図示せず）および／または外部電力源（図示せず）を備えることができる。携帯デバイス１０はディスプレイ（図示せず）を備えることができる。携帯デバイス１０は、情報および／または取り込まれるメディアをディスプレイ上に表示するように構成することができる。ディスプレイは、携帯デバイス１０のユーザーに、携帯デバイス１０と相互作用させるように、例えば、記録を手動で開始／停止させるように構成されるタッチスクリーンであるとすることができる。携帯デバイス１０は、携帯デバイス１０のユーザーが携帯デバイス１０を制御することを可能にするように構成される、制御ボタンおよび／またはホイールなどのハードウェアコントロールを備えることができる。撮像光学部品１１２は、シーンを画像センサ１１０上に結像する（ｉｍａｇｅ）ように配置することができる。携帯デバイス１０は身体装着式カメラであるとすることができる。

携帯デバイス１０は回路１２０をさらに備える。回路１２０は、携帯デバイス１０の１つまたは複数の機能を実施するように構成される。図１Ａの例に示すように、回路１２０はプロセッサ１２１０を備えることができる。プロセッサ１２１０は、中央処理ユニット（ＣＰＵ：ｃｅｎｔｒａｌ ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ ｕｎｉｔ）、マイクロコントローラー、および／またはマイクロプロセッサであるとすることができる。

回路１２０は、受信機能１３１０、場所機能１３２０、および関連付け機能１３３０を実行するように構成される。携帯デバイス１０は、回路１２０と通信するように構成されるメモリ１３０を備えることができる。メモリ１３０は、受信機能１３１０、場所機能１３２０、および関連付け機能１３３０を記憶するように構成することができる。メモリ１３０が、携帯デバイス１０の動作に関連するさらなる機能を記憶するように構成することができることが理解される。メモリ１３０は、画像センサ１１０によって取り込まれたメディアを記憶するように構成することができる。メモリ１３０は非一時的コンピュータ可読記憶媒体であるとすることができる。プロセッサ１２１０は、メモリ１３０上に記憶された１つまたは複数の機能を実行するように構成することができる。

受信機能１３１０は、１つまたは複数の関係先を或る場所に関連付ける情報を受信するように構成され、１つまたは複数の関係先のそれぞれは、１つまたは複数のそれぞれの場所でメディアが取り込まれることを要求した。メモリ１３０は、１つまたは複数の関係先を或る場所に関連付ける情報を記憶するように構成することができる。１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報は、各関係先を地理的位置と相関させるリスト；各関係先を場所ビーコンと相関させるリスト；および、各関係先を場所タグと相関させるリストのうちの１つまたは複数を含むことができる。受信機能１３１０は、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を、その場所でメディアが取り込まれる前に、受信するように構成することができる。回路１２０は、携帯デバイス１０がドッキングステーションに接続されると、受信機能１３１０を実行するように構成することができる。携帯デバイス１０は、有線接続によってドッキングステーションに接続され、回路１２０がドッキングステーションと通信することを容易にするために配置されたソケット１６０を備えることができる。有線接続が、近距離無線（ｓｈｏｒｔ−ｒａｎｇｅ ｗｉｒｅｌｅｓｓ）接続、例えば、近距離誘導接続または近距離無線通信（ＮＦＣ：Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）を備えることができることが理解される。ドッキングステーションは、サーバーと通信し、それにより、携帯デバイス１０がソケット１６０によってドッキングステーションに接続されると、回路１２０がドッキングステーションを介してサーバーと通信することを可能にするように構成することができる。１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を、サーバーから送信するすることができる。１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を、管理者がドッキングステーションから取り外すために携帯デバイス１０を準備することに関連して送信するすることができる。換言すれば、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を、携帯デバイスの構成および／またはセットアップに関連して送信することができる。有線接続によって情報を受信することによって、携帯デバイス１０の無線帯域幅消費を低減することができる、および／または、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報の伝達に関連するセキュリティを高めることができる。

場所機能１３２０は、携帯デバイス１０の場所を動的に決定するように構成される。

関連付け機能１３３０は、携帯デバイス１０によって取り込まれたメディアを１つまたは複数の関係先に動的に関連付けるように構成される。特に、関連付け機能１３３０は、センサ１１０によって現在取り込まれているメディアを、関係先であって、受信された情報に従って、携帯デバイスの現在の場所に関連付けられる、関係先に関連付けるように構成される。こうして、異なるメディア記録などの、取り込まれるメディアの異なる部分を、メディアが取り込まれた場所に応じて異なる関係先に関連付けることができる。

そのため、携帯デバイス１０のユーザーが、関係先に関連付けられた情報を用いて、取り込まれるメディアに手作業でタグ付けすることを必要とすることなく、取り込まれるメディアは、携帯デバイス１０において１つまたは複数の関係先に自動的に関連付けられ、それにより、取り込まれるメディアが、その関係先以外の関係先に利用可能にされることに関連するリスクを低減する。したがって、取り込まれるメディアは、携帯デバイス１０の動的に決定された場所に基づいて、それぞれの各関係先に関連付けることができ、それにより、取り込まれるメディアが、それぞれの各関係先の要件に従って対応されることを可能にする。これらの対応要件は、例えば、暗号化、記憶場所などを含むことができる。

図１の例に示すように、回路１２０は、携帯デバイスによって現在取り込まれているメディアに、関係先を識別する情報を用いてタグ付けするように構成されるタグ付け機能１３６０を実行するようにさらに構成することができる。関係先を識別する情報は関係先の名前および／または識別情報を含むことができる。関係先の識別情報は、関係先を識別するために使用される英数字コード、例えば、クライアント番号であるとすることができる。タグ付けは、関係先を識別する情報をメタデータとして提供することを含むことができる。

図１の例に示すように、携帯デバイス１０は、クロック１４０、および、回路１２０と通信するように構成される場所センサ１５０をさらに備えることができる。

クロック１４０は現在時刻を決定するように構成することができる。クロック１４０は、現在時刻を回路１２０に通信するように構成することができる。

場所センサ１５０は、携帯デバイス１０の地理的位置および場所ビーコンに対する接続のうちの一方または両方を決定するように構成することができる。場所センサは、全球測位衛星システム（ＧＮＳＳ：Ｇｌｏｂａｌ Ｎａｖｉｇａｔｉｏｎ Ｓａｔｅｌｌｉｔｅ Ｓｙｓｔｅｍ）、例えば全地球測位システム（ＧＰＳ：Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）用のセンサを備えることができる。ＧＮＳＳ用センサは、携帯デバイス１０の地理的位置を決定するように構成することができる。場所センサは、無線通信プロトコル、例えば、ＷｉＦｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、および／または近距離無線通信（ＮＦＳ：Ｎｅａｒ Ｆｉｅｌｄ Ｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ）による場所ビーコンに対する接続を決定するように構成することができる。場所センサは、例えば、ＷｉＦｉネットワーク名（ＳＳＩＤ）またはＢｌｕｅｔｏｏｔｈ／ＮＦＣビーコンを検出することができる。場所ビーコンは無線ビーコンであるとすることができる。無線ビーコンは、ＷｉＦｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ＮＦＣのうちの１つまたは複数を利用することができる。場所ビーコンは、場所を識別する情報をブロードキャストすることができる。携帯デバイス１０は、場所を場所ビーコンに相関させる情報を含むことができる。

場所機能１３２０は、携帯デバイス１０の地理的位置、場所ビーコンに対する接続、および現在時刻のうちの１つまたは複数に基づいて携帯デバイス１０の場所を決定するように構成することができる。

場所機能１３２０は、場所センサ１５０によって決定された携帯デバイス１０の地理的位置を、場所を地理的位置と相関させる情報（例えば、リストまたはテーブル）と比較することによって携帯デバイス１０の場所を決定することができる。受信機能１３１０は、場所を地理的位置と相関させる情報を受信するようにさらに構成することができる。場所を地理的位置と相関させる情報は、メモリ１３０上に記憶することができる。場所を地理的位置と相関させる情報は、１つまたは複数の関係先のそれぞれを携帯デバイス１０によって受信されている場所に関連付ける情報に関連して、携帯デバイス１０によって受信することができる。

場所機能１３２０は、場所を識別する場所ビーコンが発する情報を受信することによって場所を決定することができる。場所機能１３２０は、場所センサ１５０によって決定される場所ビーコンに対する接続を、場所を場所ビーコンと相関させる情報（例えば、リストまたはテーブル）と比較することによって携帯デバイス１０の場所を決定することができる。受信機能１３１０は、場所を場所ビーコンと相関させる情報を受信するようにさらに構成することができる。場所を場所ビーコンと相関させる情報は、メモリ１３０上に記憶することができる。場所を場所ビーコンと相関させる情報は、１つまたは複数の関係先のそれぞれを携帯デバイス１０によって受信されている場所に関連付ける情報に関連して、携帯デバイス１０によって受信することができる。

場所機能１３２０は、現在時刻を警備スケジュールと比較することによって、携帯デバイス１０の場所を決定することができる。警備スケジュールは、例えば、携帯デバイス１０のユーザーがそのときに異なる場所を訪問するようにスケジュールされる時刻を詳述するリストとして、時刻を場所と相関させることができる。したがって、現在時刻を警備スケジュールと比較することによって、場所機能１３２０は携帯デバイス１０の場所を決定することができる。受信機能は、警備スケジュールを受信するようにさらに構成することができる。警備スケジュールは、１つまたは複数の関係先のそれぞれを携帯デバイス１０によって受信されている場所に関連付ける情報に関連して、携帯デバイス１０によって受信することができる。受信機能１３１０は、警備スケジュールを受信するようにさらに構成することができる。

図１Ａの例に示すように、携帯デバイスは、場所に配置された場所タグを登録するように構成される受信機１７０をさらに備えることができる。受信機１７０は、無線通信プロトコル、例えば、ＷｉＦｉ、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、および／またはＮＦＣによって場所タグを登録するように構成することができる。場所タグは無線周波数識別（ＲＦＩＤ：Ｒａｄｉｏ−Ｆｒｅｑｕｅｎｃｙ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）タグであるとすることができる。

場所機能１３２０は、場所タグを登録することによって携帯デバイス１０の場所を決定するようにさらに構成することができる。場所機能１３２０は、受信機１７０によって登録された場所タグを、場所タグを場所と相関させる情報（例えば、リストまたはテーブル）と比較することによって携帯デバイス１０の場所を決定するようにさらに構成することができる。代替的にまたは付加的に、場所タグは、携帯デバイスの受信機１７０によって登録されると、場所を識別する情報を送信（ｔｒａｎｓｍｉｔ）することができる。受信機能１３１０は、場所を場所タグと相関させる情報を受信するようにさらに構成することができる。場所を場所タグと相関させる情報は、メモリ１３０上に記憶することができる。場所を場所タグと相関させる情報は、１つまたは複数の関係先のそれぞれを携帯デバイス１０によって受信されている場所に関連付ける情報に関連して、携帯デバイス１０によって受信することができる。

回路は、関係先に関連付けられているメディアを、その関係先が管理するデータストレージに送信するように構成される送信機能１３４０を実行するようにさらに構成することができる。データストレージは、関係先によって排他的に管理されているとすることができる、すなわち、その関係先以外の関係先はデータストレージにアクセスできない。携帯デバイス１０は、データを送信し受信するように構成される送受信機１８０をさらに備えることができる。送受信機１８０は、有線接続（例えば、イーサネット、ＵＳＢなど）または無線接続（例えば、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ、ＷｉＦｉ、３Ｇ、４Ｇ、５Ｇなどのセルラーデータなど）によって通信することができる。送信機能１３４０は、取り込まれるメディアを、関係先が管理するデータストレージに送信するように送受信機１８０に指令するように構成することができる。取り込まれるメディアは、携帯デバイス１０から直接におよび／またはドッキングステーションを介してデータストレージに送信することができる。取り込まれるメディアをデータストレージに送信するために使用されるプロトコルは、取り込まれるメディアの関係先に基づいて選択することができる。例えば、取り込まれメディアをデータストレージに送信するときに高セキュリティプロトコルが使用されることを関係先が要求することができる。

代替的にまたは付加的に、送信機能は、その場所で現在取り込まれているメディアを、現在の場所に関連付けられた関係先に関連するストリーム受信機（ｓｔｒｅａｍ ｒｅｅｉｖｅｒ）にライブ配信する（ｌｉｖｅ ｓｔｒｅａｍ）ように構成することができる。ストリーム受信機はフロントエンドを備えることができる。ストリーム受信機のフロントエンドは、その場所で現在取り込まれているメディアをモニタリングするために任命された職員によって使用することができる。このような場合、携帯デバイスの動的に決定された場所が異なる関係先に関連付けられることに応答して、送受信機は、その場所で現在取り込まれているメディアを、異なる関係先に関連付けられたストリーム受信機に、および／または、異なる関係先に関連付けられたデータストレージにライブ配信することができる。

取り込まれるデータを送信するのに適するとすることができる複数の異なる有線および無線接続が存在することを当業者は認識する。有線接続の非制限的な例は、ユニバーサルシリアルバス（ＵＳＢ：Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｓｅｒｉａｌ Ｂｕｓ）および／またはイーサネットによる接続を含み、無線接続の非制限的な例は、ＷｉＦｉおよび／またはセルラーデータ（３Ｇ、４Ｇ、および／または５Ｇ）による接続を含む。

回路は、或る関係先に関連付けられているメディアを、その関係先に関連付けられた暗号化鍵を使用して暗号化するように構成される暗号化機能１３５０を実行するようにさらに構成することができる。

暗号化は、典型的には、リアルタイムに実施される、すなわち、メディアは、取り込まれると暗号化される。したがって、メディアは、エンコードされる前に、携帯デバイス１０内でフラッシュメモリなどのローカルディスクに記録されない。これは、データがローカルディスクに書き込まれ、ローカルディスクから読み出される回数を減少させ、したがって、ローカルディスクの摩耗の減少をもたらす。暗号化機能１３５０は、例えば、関係先の要件および／または選好に基づいて暗号化アルゴリズムを選択することによって、関係先にさらに基づいて、取り込まれるメディアを暗号化するように構成することができる。関係先に関連付けられた暗号化鍵は、関係先に関連付けられた暗号化鍵対の１つの暗号化鍵であるとすることができる。暗号化鍵対は、公開暗号化鍵およびプライベート暗号化鍵を含むことができる。暗号化機能１３５０は、暗号化鍵対の公開暗号化鍵を使用して、取り込まれるメディアを暗号化するように構成することができる。関係先に関連付けられた暗号化鍵対のプライベート暗号化鍵を、関係先が制限的に知ることができる。回路１２０は、送信機能１３４０に先立って暗号化機能１３５０を実行するように構成することができる。したがって、取り込まれるメディアは、取り込まれるメディアに関連付けられた関係先が管理するデータストレージに送信される前に暗号化することができる。

回路は、関係先に関連付けられているメディアを、その関係先に関連付けられたメディア品質選好に従ってエンコードするように構成されるエンコーディング機能を実行するように構成することができる。エンコーディングは、リアルタイムに実施される、すなわち、取り込まれるとエンコードされる。関係先のメディア品質選好は、関係先によって要求されるメディア品質を示すとすることができる。メディア品質は圧縮レベルに対応することができる。圧縮レベルは、エンコードされるメディアの目標ビットレートによって与えることができる。例えば、「低メディア品質（ｌｏｗ ｍｅｄｉａ ｑｕａｌｉｔｙ）」、「中間メディア品質（ｉｎｔｅｒｍｅｄｉａｔｅ ｍｅｄｉａ ｑｕａｌｉｔｙ）」、「高メディア品質（ｈｉｇｈ ｍｅｄｉａ ｑｕａｌｉｔｙ）」などの、関係先がそこから選択することができる複数の予め規定されたメディア品質レベルが存在するとすることができる。これらは、「高圧縮レベル（ｈｉｇｈ ｃｏｍｐｒｅｓｓｉｏｎ ｌｅｖｅｌ）」、「中間圧縮レベル（ｉｎｔｅｒｍｅｄｉａｔｅ ｃｏｍｐｒｅｓｓｉｏｎ ｌｅｖｅｌ）」、および「低圧縮レベル（ｌｏｗ ｃｏｍｐｒｅｓｓｉｏｎ ｌｅｖｅｌ）」に対応することができる。関係先に関連付けられたメディア品質選好は、受信機能１３１０によって受信することができ、メモリ１３０に記憶することができる。メモリ１３０は、メディア品質に関連付けられた圧縮レベルを記憶することもできる。例えば、メモリ１３０は、第１の場所に関連付けられた第１の関係先が第１のメディア品質選好を有する、第２の場所に関連付けられた第２の関係先が第２のメディア品質選好を有するなどの情報を記憶することができる。

関係先に関連付けられたメディアをエンコードするとき、エンコーディング機能は、関係先によって要求されるメディア品質に対応する圧縮レベルにメディアを圧縮することができる。例えば、エンコーディング機能は、所望の圧縮レベルを達成するために、量子化レベルおよびフレームレートなどのエンコーディング設定を選択することができる。これは、自動ビットレート制御を実施すること、すなわち、エンコードされるメディアのビットレートが、所望の圧縮レベルによって指定された目標ビットレートを満たすように量子化レベルおよび／またはフレームレートを設定することを含むことができる。そのようなビットレート制御をどのように実施するかは、それ自体当技術分野で知られており、したがって、より詳細に論じられない。

図１の例に示すように、回路は、比較機能１３７０を実行するようにさらに構成することができる。比較機能１３７０は、携帯デバイス１０の動的に決定された場所、および、１つまたは複数の関係先のそれぞれを場所に関連付ける情報を比較するように構成することができる。こうして、回路は、関係先に関連付けられた場所に携帯デバイス１０が入るまたはそこを出るときを検出することができる。回路１２０は、取り込み機能１３８０を実行するようにさらに構成することができる。取り込み機能１３８０は、関係先に関連付けられた場所に携帯デバイス１０が入ることを比較機能１３７０が見出すことに応答して、メディア記録の取り込みを開始するように構成することができる。場所に入ると、継続中のメディア記録が存在する場合、新しいメディア記録が開始される前に、継続中のメディア記録を最初に終了させることができる。取り込み機能１３８０は、関係先に関連付けられた場所を携帯デバイス１０が出たことを比較機能１３７０が見出すことに応答して、現在のメディア記録の取り込みを停止するように構成することができる。代替的にまたは付加的に、取り込み機能１３８０は、例えば、携帯デバイス１０のボタン（図示せず）による手動入力に応答して、メディアを取り込むことを開始および／または停止するようにさらに構成することができる。

画像センサ１１０、回路１２０、メモリ１３０、クロック１４０、場所センサ１５０、ソケット１６０、受信機１７０、および送受信機１８０のうちの１つまたは複数は、データバス（図示せず）によって通信することができる。

携帯デバイス１０の機能は、携帯デバイス１０の非一時的コンピュータ可読媒体（例えば、メモリ１３０）上に記憶され、回路１２０によって（例えば、プロセッサ１２１０を使用して）実行される実行可能論理ルーチン（例えば、コード行、ソフトウェアプログラムなど）の形態で具現化することができる。

携帯デバイス２０において実施される、図３のフローチャートとして示す方法３０であって、携帯デバイス２０によって取り込まれたメディアを、１つまたは複数の場所でメディアが取り込まれることを要求した１つまたは複数の関係先に関連付けるための、方法３０は、ここで、図２Ａ〜２Ｅおよび図３を参照して述べられる。図２Ａ〜２Ｅにおいて、携帯デバイス２０が使用される例のシナリオが述べられる。図２Ａは、ドッキングステーション２１０から、携帯デバイス２０、この例では身体装着式カメラをユーザー２００が取り出す（矢印２１２で示す）ことを示す。図２Ａ〜２Ｅに示す携帯デバイス２０は、図１に関して論じた携帯デバイス１０に対応することができる。ドッキングステーション２１０は、図２Ａの例に示すように、複数の携帯デバイス２２を備えることができる。ユーザー２００がどの携帯デバイス２０を割り当てられる（ａｓｓｉｇｎ）かは、管理者が決定することができ、また、例えば、携帯デバイス２０のディスプレイ上のおよび／またはドッキングステーション２１０に関連して配置された情報ディスプレイ上の光またはメッセージによって、ユーザー２００に指示することができる。この例のシナリオでは、ユーザー２００は、４つの異なる関係先に関連付けられた場所をパトロールするように任命された警備員である。ユーザー２００は、以降で警備員２００と呼ぶことができる。この場合の関係先は、場所を訪問するように警備員２００に要求したクライアントである。

方法３０は、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を受信するＳ３０２ことを含む。図２の例において、これは、ドッキングステーション２１０から携帯デバイス２０を取り外すことに関連して行われ、そこを訪問するように各クライアントが警備員２００に要求した場所に対してクライアントを関連付ける情報は、携帯デバイス２０によって受信される。したがって、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所に関連付ける情報を受信するＳ３０２ステップは、携帯デバイス２０がドッキングステーション２１０に接続されると実施することができる。この特定の例において、情報は、第１のクライアントを第１の場所２２１０に、第２のクライアントを第２の場所２２２０に、第３のクライアントを第３の場所２２３０に、そして第４のクライアントを第４の場所２２４０に関連付ける。各クライアントは、例えば、それぞれの場所を所有または賃借することができる、および／または、何らかの他の方法で、それぞれの場所に関連付けることができる。この特定の例において、管理者は、警備員２００が使用するために携帯デバイス２０を準備し、準備に関連して、情報が、サーバー２１４から携帯デバイス２０に送信される。（例えば、クライアントを場所に関連付ける）情報は、携帯デバイス２０がドッキングステーション２１０に接続されるたびに、携帯デバイス２０に送信することができ、それにより、どの情報が携帯デバイスに送信されるかは、どの警備員が携帯デバイス２０を使用するかに関連するとすることができる。換言すれば、携帯デバイス２０のユーザーは、ユーザー固有の情報がそこに記憶されている携帯デバイス２０を使用することができる。代替的にまたは付加的に、携帯デバイス２０は、携帯デバイス２０の構成／試運転時にのみ情報を受信することができる。受信される情報は、１つまたは複数の関係先のそれぞれのメディア品質選好をさらに含むことができる。メディア品質選好は、メディアの所望の圧縮レベルに対応することができる。

図２Ｂ〜２Ｅは、警備員２００のための計画された経路を示す。経路は、第１の場所２２１０、第２の場所２２２０、第３の場所２２３０、および第４の場所２２４０を含む。第１の場所２２１０は駐車場であり、第２及び第３の場所２２２０、２２３０は建物である。そのため、第１、第２、及び第３の場所２２１０、２２２０、２２３０は固定場所である。第４の場所２２４０はバスである。そのため、バスが時より移動するため、第４の場所２２４０はモバイル場所である。

方法３０は、携帯デバイス２０の場所を動的に決定するＳ３０４こと、および、
携帯デバイス１０、２０によって現在取り込まれているメディアが、受信された情報に従って、携帯デバイス１０、２０の現在の場所に関連付けられている関係先に関連付けられるように、携帯デバイス２０によって取り込まれたメディアを１つまたは複数の関係先に動的に関連付けるＳ３０６ことをさらに含む。図２Ｂ〜２Ｅに示す例のシナリオにおいて、携帯デバイス２０が、その場所を決定し、或る関係先を、各場所で取り込まれているメディアに関連付けるように構成することができる４つの異なる方法が述べられる。各場所２２１０、２２２０、２２３０、２２４０において、携帯デバイス２０は、各関係先を或る場所に関連付ける情報に従って、或る関係先（この例では、クライアントのうちの１つのクライアント）に関連付けられることになるメディアを取り込む。

携帯デバイス２０の場所を動的に決定するＳ３０４ステップは、現在時刻を警備スケジュールと比較するＳ３１６ことを含むことができ、それは、図２Ｂに関して述べるシナリオにおいて例示されることになる。警備スケジュールに従って、警備員２００は、初めて第１の場所２２１０に到着するようにスケジュールされる。警備スケジュールは、各クライアントを或る場所に関連付ける情報を受信することに関連して受信された。警備スケジュールは、時間を場所と相関させることができる。例えば、警備スケジュールは、場所のリストを含むことができ、各場所は、その場所が警備員によって訪問される時刻と相関することができる。

この例における携帯デバイス２０は、現在時刻を決定するクロックを備え、現在時刻が、第１の時刻であるまたはそれを過ぎていると判定されると、携帯デバイス２０の場所が、第１の場所２２１０であると決定される。警備スケジュールは、警備員２００が、第１の場所２２１０をいつ出るようにスケジュールされるかに関連する情報を含むこともできる。方法３０は、携帯デバイス２０の動的に決定された場所、および、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所２２１０、２２２０、２２３０、２２４０に関連付ける情報を比較するＳ３２２ことをさらに含むことができる。こうして、携帯デバイス２０が或る関係先に関連付けられた場所にいつ入るかまたはいつそこを出るかを検出することができる。携帯デバイス２０が、或る関係先に関連付けられた場所に入ったことを見出すと、メディア記録の取り込みを開始するＳ３２４ことができる。したがって、この例では、携帯デバイス２０は、第１の場所２２１０に到着したと判定されると、新しいメディア記録を取り込むことを開始するように構成される。代替的にまたは付加的に、携帯デバイス２０は、ユーザー（この例では警備員２００）および／または管理者からの入力に応答して、メディア記録を取り込むことを開始するように構成することができる。警備員２００が第１の場所２２１０に存在するときに取り込まれたメディアは、第１のクライアントに関連付けられる。したがって、携帯デバイス２０によって取り込まれたメディアは複数のメディア記録を含むことができる。メディア記録の開始を、任意の時刻にユーザーによって手動で、または、或る関係先に関連付けられている場所にユーザーが入ると携帯デバイス２０によって自動的に始動することができる。携帯デバイス２０が新しい場所に入ると、継続中のビデオ記録が存在する場合、継続中のビデオ記録は、新しいビデオ記録を開始する前に終了することができる。

方法３０は、携帯デバイス２０によって現在取り込まれているメディアに、関係先に関連付けられた情報を用いてタグ付けするＳ３０８ことをさらに含むことができる。図２Ｂに示す例において、取り込まれるメディアは、第１のクライアントに関連付けられた情報を用いてタグ付けされる、例えば、メディアが第１の場所２２１０で取り込まれると、メディアは、第１のクライアントに関連するクライアント番号を用いてタグ付けされる。

携帯デバイス２０の場所を動的に決定するＳ３０４ステップは、携帯デバイス２０の地理的位置を決定するＳ３１０ことを含むことができ、それは、図２Ｃに関して述べられる。図２Ｃにおいて、警備員２００は、第１の場所２２１０を出て、第２の場所２２２０に到着する。この例では、第１および第２の場所２２１０、２２２０は、隣接またはオーバーラップしない。

方法３０は、携帯デバイス２０の動的に決定された場所、および、１つまたは複数の関係先のそれぞれを或る場所２２１０、２２２０、２２３０、２２４０に関連付ける情報を比較するＳ３２２ことをさらに含むことができる。こうして、関係先に関連付けられた場所にいつ携帯デバイス２０が入るかまたはそこを出るかを検出することができる。携帯デバイス２０が、或る関係先に関連付けられた場所を出ることを見出すと、現在のメディア記録の取り込みを停止することができる。したがって、この例では、携帯デバイス２０は、第１の場所２２１０を出ることに応答して、記録を停止するように構成される。その後、携帯デバイス２０は新しいビデオ記録を開始することができる。代替的にまたは付加的に、携帯デバイス２０は、ユーザー（この例では警備員２００）および／または管理者からの入力に応答して、メディア記録を取り込むことを停止するように構成することができる。したがって、メディア記録の停止を、任意の時刻にユーザーによって手動で、または、或る関係先に関連付けられている場所をユーザーが出ると携帯デバイス２０によって自動的に始動することができる。携帯デバイス２０が或る場所に位置する間に取り込まれるメディア記録は、その場所に関連付けられた関係先（この例では、第１のクライアント）にリアルタイムに関連付けられることになる。携帯デバイス２０が或る場所に到着したと携帯デバイス２０が判定するのと同様な方法で、携帯デバイス２０が或る場所を出たと携帯デバイス２０が判定することができることが理解される。代替的にまたは付加的に、携帯デバイス２０は、第１の場所２２１０と第２の場所２２２０との間で取り込まれたメディアを第１のクライアントに関連付けるように構成することができる。換言すれば、携帯デバイス２０は、メディアを取り込み、異なる関係先に関連付けられた場所に携帯デバイス２０が到着したと携帯デバイス２０が判定するまで、取り込まれるメディアを第１の関係先に関連付けるように構成することができる。代替的に、携帯デバイス２０は、第１の場所２２１０と第２の場所２２２０との間で取り込まれたメディアを任意の特定の関係先に関連付けないように、または、それを携帯カメラ２０のユーザーに関連付けるように構成することができる。携帯デバイス２０の場所がどのように決定されるかに無関係に、携帯デバイス２０を上記挙動に従って構成することができることが理解される。

この例において、携帯デバイス２０は、携帯デバイス２０の地理的位置を決定することによって、第２の場所２２２０に携帯デバイス２０が到着したと判定する。携帯デバイス２０は、場所を地理的位置に関連付けする情報を含むこともでき、その情報は、この場合、第２の場所２２２０を地理的位置と相関させる。第２の場所２２２０は建物を含み、警備員２００は、建物の内部をパトロールすることを要求される。この例では、携帯デバイス２０は、警備員２００が建物の内部にいるとき、地理的位置を決定することができない。携帯デバイス２０は、この例の場合にそうであるように、携帯デバイス２０が場所を決定することができない場合、場所が、直近に決定された場所であると仮定するように構成することができる。そのため、この例では、携帯デバイス２０が建物の内部でメディアを取り込むと、携帯デバイス２０は、場所が第２の場所２２２０であると仮定し、メディアが取り込まれると、取り込まれるメディアを第２のクライアントに関連付ける。第１の場所２２１０で取り込まれたメディアと同様に、第２の場所２２２０で取り込まれたメディアは、同様に第２のクライアントのクライアント番号を用いてタグ付けされる。

携帯デバイス２０の場所を動的に決定するＳ３０４ステップは、場所に配置された場所タグを登録するＳ３１４ことを含むことができ、それは、図２Ｄに関して述べられる。図２Ｄにおいて、警備員２００は、第２の場所２２２０を出て、第３の場所２２３０に到着する。第３の場所２２３０において、警備員２００は、場所タグ２２３２を登録する。この例では、登録される場所タグ２２３２は、携帯デバイス２０の場所を決定するために携帯デバイス２０によって使用される。携帯デバイス２０は、この例の場合と同様に、場所タグを場所と相関させる情報を含むことができる。そのため、この例における携帯デバイス２０は、第３の場所２２３０を、第３の場所２２３０に配置された場所タグ２２３２と相関させる情報を含む。代替的にまたは付加的に、場所タグ２２３２は、場所に関連する情報を携帯デバイス２０に伝達することによって、場所を、携帯デバイス２０に直接通信することができる。警備員２００が第３の場所２２３０にいるため、携帯デバイス２０は、メディアを取り込み、メディアは、第３クライアントのクライアント番号を用いてタグ付けされる。携帯デバイス２０は、場所タグ２２３２または異なる場所タグ（図示せず）を登録することに応答して、第３の場所を携帯デバイス２０が出たと判定することができる。場所タグの連続登録を、所定の時間量、例えば、５〜３０分が経過した後に行うことができる。所定の時間量は、警備員２００がその場所（この例では第３の場所）に留まるようにスケジュールされる推定時間量に応じて設定することができる。

携帯デバイス２０の場所を動的に決定するＳ３０４ステップは、場所ビーコンに対する接続を決定するＳ３１２ことを含むことができ、それは、図２Ｅに関して述べられる。図２Ｅにおいて、警備員２００は、第３の場所２２３０を出て、第４の場所２２４０に到着する。警備員２００がバスに近づくおよび／またはバスに入ると、携帯デバイス２０は、バスに配置された場所ビーコン２２４２を検出する。検出は、図２Ｅにおいて２重矢印２２４４で示される。場所ビーコン２２４２は、場所を携帯デバイス２０に通信するように構成することができる。代替的にまたは付加的に、携帯デバイス２０は、場所を場所ビーコンと相関させる情報を含むことができる。そのため、この例における携帯デバイス２０は、場所ビーコン２２４２を第４の場所２２４０と相関させる情報を含むことができる。警備員２００がバスに入った後、バスは移動し始める。警備員２００が第４の場所２２４０（すなわち、バス）にいるときに取り込まれたメディアは、第４のクライアントに関連付けられ、メディアが取り込まれると、メディアは、第４のクライアントに関連する情報（例えば、クライアントＩＤ、クライアント番号、クライアント名など）を用いてタグ付けされる。携帯デバイス２０が場所ビーコン２２４２をもはや検出できないとき、警備員２００は、バスを出たと判定することができる。場所ビーコン２２４２をもはや検出しないことに応答して、携帯デバイス２０は、所定の時間量、例えば、５〜３０分が経過した後に、携帯デバイス２０が第４の場所を出たと判定するように構成することができる。所定の時間量が、警備員２００がその場所（この例では第４の場所）に留まるようにスケジュールされる推定時間に応じて設定することができることが理解される。

方法３０は、或る関係先に関連付けられているメディアを、その関係先のメディア品質選好に従ってエンコードすることをさらに含むことができる。こうして、メディア品質は、関係先の特定のニーズに合うように調整することができる。これは、携帯デバイス内で記憶空間を節約することもでき、なぜならば、メディアが、不必要に高いビデオ品質で保存されないからである。メディアのエンコーディングは、メディア品質選好に対応する目標圧縮レベルまでメディアを圧縮することを含むことができる。例えば、エンコーディングは、メディアの結果として得られる圧縮レベルが目標圧縮レベルを満たすようにエンコーディング設定を選択することを含むことができる。エンコーディング設定は、フレームレートおよび量子化パラメータの一方または両方を含むことができる。

方法３０は、或る関係先に関連付けられているメディアを、その関係先が管理するデータストレージに送信するＳ３１８ことをさらに含むことができる。図２Ａ〜２Ｅを参照して述べる例のシナリオにおいて、これは、警備員２００が経路を終了し、ドッキングステーション２１０に戻るときに行われる。携帯デバイス２０は、その後、警備員２００によってドッキングステーション２１０に設置することができる。この例では、取り込まれるメディア記録は、それぞれの各クライアントが管理するデータストレージに送信される。

方法３０は、或る関係先に関連付けられているメディアを、その関係先に関連付けられた暗号化鍵を使用して暗号化するＳ３２０ことをさらに含むことができる。これは、取り込まれるメディアの伝達および／または記憶に関連するセキュリティを向上させるために行うことができ、取り込まれるメディアは、それぞれの各クライアントに関連付けられた暗号化鍵を使用して暗号化することができる。したがって、送信が、権限のない人によって傍受される場合でも、取り込まれるメディアは、権限のない人にとって利用可能でないとすることができる。取り込まれるメディアは、メディアが取り込まれることに関連しておよび／または関係先が管理するデータストレージに、取り込まれるメディアが伝達される前に、暗号化することができる。データストレージは、例えば、リモートサーバー、ローカルサーバー、および／またはクラウドストレージであるとすることができる。取り込まれるメディアを暗号化するＳ３２０ステップは、ランダム暗号化鍵を生成すること；ランダム暗号化鍵を使用して、取り込まれるメディアを暗号化すること；関係先暗号化鍵を使用して、ランダム暗号化鍵を暗号化すること；ランダム暗号化鍵を除去すること；および、暗号化されたランダム暗号化鍵を、取り込まれるメディアに関連付けられた関係先が管理するデータストレージに送信することを含むことができる。

図１Ｂは、非一時的コンピュータ可読記憶媒体４０を示す。非一時的コンピュータ可読記憶媒体４０はプログラムコード部分を含み、プログラムコード部分は、処理能力を有するデバイス（例えば、図１Ａに関して述べた携帯デバイス１０）上で実行されると、図３に関して述べた方法を実施する。

本発明の概念が、上述した好ましい変形に決して限定されないことを当業者は認識する。逆に、多くの修正および変形が、添付特許請求項の範囲内で可能である。

例えば、携帯デバイスの機能は、コンピュータメモリ上のプログラムコード部分であるとして述べられる、しかしながら、機能の１つまたは複数は、ハードウェア実装式、および／または、ハードウェア実装式とソフトウェア実装式の組み合わせであるとすることができる。

さらに、開示される変形に対する変形を、図面、開示、および添付特許請求項の調査から、特許請求される発明を実施するときに当業者が理解し、実施することができる。

Claims (14)

1. 携帯デバイス（１０、２０）において実施される方法（３０）において、前記携帯デバイス（１０、２０）によって取り込まれるメディアを、複数の場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）で前記メディアが取り込まれることを要求した複数の関係先に関連付けるための、方法（３０）であって、
   前記複数の関係先のそれぞれを或る場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）に関連付ける情報を受信する（Ｓ３０２）こと、
   前記携帯デバイス（１０、２０）の場所を動的に決定する（Ｓ３０４）こと、
   前記携帯デバイス（１０、２０）によって現在取り込まれているメディアが、前記受信された情報に従って、前記携帯デバイス（１０、２０）の現在の場所に関連付けられている関係先に関連付けられるように、前記携帯デバイス（１０、２０）によって取り込まれた前記メディアを前記複数の関係先に関連付ける（Ｓ３０６）こと、および
   前記携帯デバイス（１０、２０）によって現在取り込まれている前記メディアに、前記関係先を識別する情報を用いてタグ付けする（Ｓ３０８）こと
   を含む、方法（３０）。
2. 前記複数の関係先のそれぞれを或る場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）に関連付ける情報を受信する（Ｓ３０２）ステップは、前記携帯デバイス（１０、２０）がドッキングステーション（２１０）に接続されると実施される、請求項１に記載の方法（３０）。
3. 前記携帯デバイス（１０、２０）の前記場所を動的に決定する（Ｓ３０４）ステップは、
   前記携帯デバイス（１０、２０）の地理的位置を決定する（Ｓ３１０）こと、
   場所ビーコン（２２４２）に対する接続を決定する（Ｓ３１２）こと、
   前記場所（２２３０）に配置された場所タグ（２２３２）を登録する（Ｓ３１４）こと、および、
   現在時刻を警備スケジュールと比較する（Ｓ３１６）こと
   のうちの１つまたは複数を含む、請求項１または２に記載の方法（３０）。
4. 或る関係先に関連付けられているメディアを、前記関係先が管理するデータストレージに送信する（Ｓ３１８）ことをさらに含む、請求項１から３のいずれか一項に記載の方法（３０）。
5. 或る関係先に関連付けられているメディアを、前記関係先に関連付けられた暗号化鍵を使用して暗号化する（Ｓ３２０）ことをさらに含む、請求項１から４のいずれか一項に記載の方法（３０）。
6. 前記携帯デバイス（１０、２０）の前記動的に決定された場所、および、前記複数の関係先のそれぞれを或る場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）に関連付ける前記情報を比較する（Ｓ３２２）こと、および、
   前記携帯デバイス（１０、２０）が、或る関係先に関連付けられた場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）に入ることを見出すと、メディア記録の取り込みを開始する（Ｓ３２４）こと
   をさらに含む、請求項１から５のいずれか一項に記載の方法（３０）。
7. 前記携帯デバイス（１０、２０）の前記動的に決定された場所、および、前記複数の関係先のそれぞれを或る場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）に関連付ける前記情報を比較する（Ｓ３２２）こと、および、
   前記携帯デバイス（１０、２０）が、或る関係先に関連付けられた場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）を出ることを見出すと、現在のメディア記録の取り込みを停止する（Ｓ３２６）こと
   をさらに含む、請求項１から６のいずれか一項に記載の方法（３０）。
8. 携帯デバイス（１０、２０）であって、
   メディア取り込むように構成されるセンサ（１１０）と、
   回路（１２０）とを備え、前記回路（１２０）は、
   複数の関係先を或る場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）に関連付ける情報を受信するように構成される受信機能（１３１０）であって、前記複数の関係先のそれぞれは、複数のそれぞれの場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）でメディアが取り込まれることを要求した、受信機能（１３１０）、
   前記携帯デバイス（１０、２０）の場所を動的に決定するように構成される場所機能（１３２０）、
   前記携帯デバイス（１０、２０）によって現在取り込まれているメディアが、前記受信された情報に従って、前記携帯デバイス（１０、２０）の現在の場所に関連付けられている関係先に関連付けられるように、前記携帯デバイス（１０、２０）によって取り込まれた前記メディアを前記複数の関係先に関連付けるように構成される関連付け機能（１３３０）、および、 前記携帯デバイス（１０、２０）によって現在取り込まれている前記メディアに、前記関係先を識別する情報を用いてタグ付けするように構成されるタグ付け機能（１３６０）
   を実行するように構成される、携帯デバイス（１０、２０）。
9. 現在時刻を決定するように構成されるクロック（１４０）と、
   場所センサ（１５０）とをさらに備え、前記場所センサ（１５０）は、
   前記携帯デバイス（１０、２０）の地理的位置、および、
   場所ビーコン（２２４２）に対する接続
   のうちの一方または両方を決定するように構成され、
   前記場所機能（１３２０）は、
   前記携帯デバイス（１０、２０）の前記地理的位置、
   前記場所ビーコン（２２４２）に対する前記接続、および、
   前記現在時刻
   のうちの１つまたは複数に基づいて前記携帯デバイス（１０、２０）の前記場所を決定するように構成される、請求項８に記載の携帯デバイス（１０、２０）。
10. 前記場所（２２３０）に配置された場所タグ（２２３２）を登録するように構成される受信機（１７０）をさらに備え、
    前記場所機能（１３２０）は、前記場所タグ（２２３２）を登録することによって、前記携帯デバイス（１０、２０）の前記場所を決定するようにさらに構成される、請求項８または９に記載の携帯デバイス（１０、２０）。
11. 前記回路（１２０）は、
    或る関係先に関連付けられているメディアを、前記関係先が管理するデータストレージに送信するように構成される送信機能（１３４０）
    を実行するようにさらに構成される、請求項８から１０のいずれか一項に記載の携帯デバイス（１０、２０）。
12. 前記回路（１２０）は、
    或る関係先に関連付けられているメディアを、前記関係先に関連付けられた暗号化鍵を使用して暗号化するように構成される暗号化機能（１３５０）
    を実行するようにさらに構成される、請求項８から１１のいずれか一項に記載の携帯デバイス（１０、２０）。
13. 前記回路（１２０）は、
    前記携帯デバイス（１０、２０）の前記動的に決定された場所、および、前記複数の関係先のそれぞれを或る場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）に関連付ける前記情報を比較するように構成される比較機能（１３７０）、および、
    前記携帯デバイス（１０、２０）が、或る関係先に関連付けられた場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）に入ったことを見出すことに応答して、メディア記録の取り込みを開始する、および／または、前記携帯デバイス（１０、２０）が、或る関係先に関連付けられた場所（２２１０、２２２０、２２３０、２２４０）を出たことを見出すことに応答して、現在のメディア記録の取り込みを停止するように構成される取り込み機能（１３８０）
    を実行するようにさらに構成される、請求項８から１２のいずれか一項に記載の携帯デバイス（１０、２０）。
14. プログラムコード部分を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体（４０）であって、前記プログラムコード部分は、処理能力を有するデバイス上で実行されると、請求項１〜７のいずれか一項の方法（３０）を実施する、非一時的コンピュータ可読記憶媒体（４０）。

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