JP2021168793A - 遊技機 - Google Patents

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卓人 市原
Takuto Ichihara
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Abstract

【課題】操作手段に振動を発生させることで遊技興趣を更に高める。【解決手段】遊技者が操作可能な操作手段10を振動手段によって振動可能とする。また、振動手段による操作手段10の振動時間を累積する。そして、振動時間の累積値が所定の上限値に達した場合に、特定演出を実行する。こうすれば、操作手段10を振動させて目立たせる(賑やかにする)だけでなく、操作手段10の振動時間を累積して上限値に達すると特定演出に発展することから、操作手段10の振動に対する遊技者の期待を高めて、遊技興趣を向上させることが可能となる。【選択図】図16

Description

本発明は、遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機(パチンコ機)に関する。
遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することで遊技を行う遊技機では、液晶表示器などの演出装置を備えているのが一般的であり、遊技興趣を向上させるために、遊技に伴って種々の演出(遊技演出)を実行することが可能となっている。また、遊技者が押圧などの操作を行うことが可能な操作手段(例えば、演出ボタン)を搭載した遊技機が普及しており、遊技者は、操作手段を操作することによって、遊技演出に関与することが可能である。
こうした操作手段を搭載した遊技機では、操作手段を振動させる振動手段を備えたものが知られており(例えば、特許文献1)、操作手段の操作タイミングを液晶表示器などで指示し、遊技者による操作手段の操作が行われると、操作手段に振動を発生させるようになっている。さらに、操作タイミングとは関係なく操作手段を振動させることで、遊技者に何か特別なことが起こるかもしれないと期待させる演出(振動演出)も行われている。
特開2016−41169号公報
しかし、上述のような振動演出は、近年採用する遊技機が増えて、ありきたりになってきており、単に操作手段を振動させるだけでは、もはや遊技興趣を高めることが困難であるという問題があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、操作手段に振動を発生させることで遊技興趣を更に高めることが可能な遊技機の提供を目的とする。
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技に伴って遊技演出を実行可能な演出実行手段と、
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記操作手段を振動させることが可能な振動手段と、
前記振動手段による前記操作手段の振動時間を累積する累積手段と
を備え、
前記累積手段による前記振動時間の累積値が所定の上限値に達した場合に、前記演出実行手段は、特定演出を実行する
ことを特徴とする。
上述した本発明の遊技機では、
前記遊技の進行に伴って、遊技者にとって有利な特定状態を発生させる特定状態発生手段を備え、
前記特定演出は、前記特定状態が発生する可能性が高いことを示唆する演出である
こととしてもよい。
こうした本発明の遊技機では、
前記累積手段が前記振動時間の累積を開始する前に、前記上限値を設定する上限値設定手段を備える
こととしてもよい。
上述した本発明の遊技機では、
前記上限値設定手段によって設定された前記上限値と比較して、前記累積手段による前記振動時間の累積値を遊技者に対して表示可能な表示手段を備える
こととしてもよい。
また、こうした本発明の遊技機では、
前記振動手段が前記操作手段を振動させる前に、前記振動時間の長さを設定する振動時間設定手段を備える
こととしてもよい。
本発明によれば、操作手段に振動を発生させることで遊技興趣を更に高めることが可能となる。
本実施例のパチンコ機1の正面図である。 本実施例の遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。 本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示すブロック図である。 セグメント表示部50を拡大して示した説明図である。 演出表示装置41における表示の一態様を例示した説明図である。 主制御基板200のCPU201が、遊技の進行に係る制御として行う遊技制御処理の大まかな流れを示したフローチャートである。 サブ制御基板220のCPU221が行う本実施例の図柄変動演出処理を示したフローチャートである。 本実施例の操作連動設定処理を示したフローチャートである。 本実施例の操作指示演出の発生確率を示した説明図である。 本実施例でボタン振動を実行する場合の振動発生回数の決定確率を示した説明図である。 本実施例のボタン振動における1回の振動時間の決定確率を示した説明図である。 本実施例でボタン振動の振動時間を累積する上限値の決定確率を示した説明図である。 本実施例のボタン振動処理を示したフローチャートである。 演出表示装置41にボタン振動メーターを表示する例を示した説明図である。 本実施例の操作指示演出処理を示したフローチャートである。 図柄変動演出に伴ってボタン振動が発生する一例を示した説明図である。
上述した本発明の内容を明確にするために、本発明を「セブン機」や「デジパチ」と呼ばれるタイプのパチンコ機(遊技機)に適用した実施例について説明する。尚、実施例において、「前」および「表」は「遊技機を基準とする前方」、つまり「遊技者に近接する方向(遊技者から見て手前側)」を示し、「後」および「裏」は「遊技機を基準とする後方」、つまり「遊技者から離間する方向(遊技者から見て奥側)」を示す。また、「上」とは遊技者から見て「上」であることを示し、「下」とは遊技者から見て「下」であることを示し、「左」とは遊技者から見て「左」であることを示し、「右」とは遊技者から見て「右」であることを示す。
A.パチンコ機の装置構成 :
A−1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例のパチンコ機1の正面図である。図1に示すように、パチンコ機1の前面部には、前面枠4が設けられている。前面枠4は、一端(図1における左側)が中枠3に対して回動可能に軸支されている。中枠3の前面側には遊技盤20(図2参照)が着脱可能に取り付けられており、前面枠4が中枠3に対してパチンコ機1の前方側に回動(開放)されると、遊技盤20が露出した状態となる。中枠3は、一端(図1における左側)が本体枠2に対して回動可能に軸支されている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、パチンコ機1の外枠を形成している。
前面枠4の略中央部には窓部4aが形成されており、この窓部4aにはガラス板等の透明板4bが嵌め込まれている。遊技者は、窓部4a(透明板4b)を通して奥側に配置された遊技盤20の後述する遊技領域を視認可能である。また、前面枠4における窓部4aの右下方には、小窓部4cが形成されており、この小窓部4cには合成樹脂板等の透明板4dが嵌め込まれている。遊技者は、小窓部4c(透明板4d)を通して奥側に配置された遊技盤20の後述するセグメント表示部を視認可能である。
前面枠4における窓部4aの上方には上部ランプ5aが設けられ、窓部4aの右側の周縁部には右サイドランプ5bが設けられ、窓部4aの左側の周縁部には左サイドランプ5cが設けられている。また、窓部4aの上方の左右には一対の上部スピーカー6aが設けられており、本体枠2の下部の前面側には下部スピーカー6bが設けられている。これらの上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c、上部スピーカー6a、および下部スピーカー6bは、遊技上の演出効果を高めるために駆動される。
前面枠4における窓部4aの下方には、上皿部7が設けられている。上皿部7には、カードユニット242(図3参照)を介して貸し出される遊技球や、パチンコ機1から払い出される遊技球が貯留される。また、上皿部7の下方には下皿部8が設けられており、上皿部7の容量を超えて貸し出された遊技球や、上皿部7の容量を超えて払い出された遊技球が貯留される。
前面枠4における下皿部8の右方には、遊技者による回転操作が可能な発射ハンドル9が設けられている。発射ハンドル9の回転軸は、発射ハンドル9の奥側に搭載された発射装置ユニット261(図3参照)に接続されている。この発射装置ユニット261には、上皿部7に貯留された遊技球が供給される。遊技者が発射ハンドル9を回転させると、その回転が発射装置ユニット261に伝達され、発射装置ユニット261に内蔵された発射モーターが作動して、発射ハンドル9の回転角度に応じた強さで遊技球が発射される。
また、上皿部7の手前側の縁部には、遊技者による押下操作が可能な演出ボタン10が設けられている。さらに、窓部4aの右方には、遊技者による引き抜き操作や押し込み操作が可能な剣を模した激熱剣11が設けられている。これらの演出ボタン10や激熱剣11は、何れも遊技者によって操作される演出操作部であり、遊技者は、所定の条件成立時に演出操作部を操作することで、遊技演出に関与することが可能である。
A−2.遊技盤の構成 :
図2は、本実施例の遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。前述したように遊技盤20は、中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。図2に示すように、遊技盤20の中央には略円形状の遊技領域21が形成されている。発射装置ユニット261(図3参照)から発射された遊技球は、外レール22と内レール23との間を通って遊技領域21に放出され、遊技領域21の上方から下方へと流下する。遊技領域21は、前面枠4の窓部4a(透明板4b)を通して遊技者に視認されるので、当然ながら、遊技領域21を流下する遊技球の様子も窓部4aを通して遊技者が視認可能である。
遊技領域21の略中央には中央装置40が設けられており、中央装置40は、演出表示装置41を備えている。演出表示装置41は、液晶表示器によって構成されており、その表示画面上には、演出用の種々の画像を表示することが可能である。尚、演出表示装置41の表示内容については別図を用いて後述する。
遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の右方には、普通図柄作動ゲート27が設けられている。遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過すると、内蔵のゲートセンサー27s(図3参照)によって検知されて、下方へと流下していく。
遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の下方には、第1始動口24が設けられている。第1始動口24は、上方に向けて開口しており、遊技球の入球可能性が不変(一定)であって、遊技球が常時入球可能になっている。第1始動口24に入球した遊技球は、通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、第1始動口センサー24s(図3参照)によって検知される。
遊技領域21における第1始動口24の下方には、遊技球の入球可能性が変化可能な第2始動口25が設けられている。本実施例の第2始動口25は、前方に向けて開口していると共に、下端側を軸に上端側を前方に傾けて回動可能な開閉扉26を備えており、開閉扉26が略直立して遊技球が入球不能(または入球困難)な閉鎖状態と、開閉扉26が前方に回動して遊技球が入球可能(または入球容易)な開放状態とに変化可能である。図2では、第2始動口25が開放状態となっている様子が示されている。第2始動口25に入球した遊技球は、通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、第2始動口センサー25s(図3参照)によって検知される。
遊技領域21における第1始動口24の右方には、前方に向けて略長方形状に大きく開口した大入賞口28が設けられている。大入賞口28は、下端側を軸に上端側を前方に傾けて回動可能な開閉扉29を備えており、開閉扉29が略直立して遊技球が入球不能な閉鎖状態と、開閉扉29が前方に回動して遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能である。図2では、大入賞口28が開放状態となっている様子が示されている。大入賞口28に入球した遊技球は、通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、大入賞口センサー28s(図3参照)によって検知される。
遊技領域21における第1始動口24の左方には、その他入賞口30が2つ設けられている。その他入賞口30は、上方に向けて開口しており、遊技球の入球可能性に変化がなく、遊技球が常時入球可能である。その他入賞口30に入球した遊技球は、通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、その他入賞口センサー30s(図3参照)によって検知される。
また、上述した各遊技装置の周辺には、遊技球が流下する経路に影響を与える風車型ホイール31や、多数の遊技釘(図2では図示省略)が設けられている。さらに、遊技領域21の最下部には、アウト口33が設けられており、上述した第1始動口24、第2始動口25、大入賞口28、その他入賞口30の何れにも入球しなかった遊技球は、アウト口33から遊技盤20の裏面側に排出される。
本実施例のパチンコ機1において、複数の遊技釘の配置などにより、上述した第1始動口24、その他入賞口30には、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下する遊技球が入球可能である。これに対して、普通図柄作動ゲート27、第2始動口25、大入賞口28には、中央装置40(演出表示装置41)の右方の領域を流下する遊技球が通過または入球可能である。以下では、中央装置40の左方の領域を流下させるように遊技球を発射することを「左打ち」とも表現し、中央装置40の右方の領域を流下させるように遊技球を発射することを「右打ち」とも表現する。尚、本実施例のパチンコ機1では、第1始動口24、第2始動口25、その他入賞口30の何れかに遊技球が入球した場合は、賞球として3個の遊技球が払い出され、大入賞口28に遊技球が入球した場合は、13個の遊技球が払い出される。
さらに、遊技盤20における遊技領域21の右下方には、複数のLEDの組み合わせによって遊技に係る情報を表示するセグメント表示部50が設けられている。セグメント表示部50は、前面枠4に設けられた小窓部4c(図1参照)を通して遊技者が視認可能である。尚、セグメント表示部50の表示内容については別図を用いて後述する。
A−3.制御回路の構成 :
次に、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成について説明する。図3は、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているようにパチンコ機1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板などから構成されている。機能に着目して大別すると、遊技の基本的な進行に係る制御を司る主制御基板200と、遊技の演出に係る制御を司るサブ制御基板220と、サブ制御基板220の制御下で画像の表示や音声の出力に係る制御を司る画像音声制御基板230と、サブ制御基板220の制御下でランプの発光に係る制御を司るランプ制御基板226と、遊技球の貸し出しや払い出しに係る制御を司る払出制御基板240と、遊技球の発射に係る制御を司る発射制御基板260などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPU(図3におけるCPU201、221、231等)や、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM(図3におけるROM202、222、232等)、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM(図3におけるRAM203、223、233等)、入出力用回路など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。
主制御基板200には、第1始動口24へ入球した遊技球を検知する第1始動口センサー24sや、第2始動口25へ入球した遊技球を検知する第2始動口センサー25s、普通図柄作動ゲート27を通過する遊技球を検知するゲートセンサー27s、大入賞口28へ入球した遊技球を検知する大入賞口センサー28s、その他入賞口30へ入球した遊技球を検知するその他入賞口センサー30sなどが接続されている。主制御基板200のCPU201は、第1始動口センサー24sや、第2始動口センサー25s、ゲートセンサー27s、大入賞口センサー28s、その他入賞口センサー30sなどから遊技球の検知信号の入力があると、その検知信号の入力のあったセンサーに対応したコマンドを、サブ制御基板220や、払出制御基板240などに向けて送信する。
また、主制御基板200には、第2始動口25の開放状態と閉鎖状態とを切り換え可能な開閉扉26を駆動する始動口ソレノイド26mや、大入賞口28の開放状態と閉鎖状態とを切り換え可能な開閉扉29を駆動する大入賞口ソレノイド29m、セグメント表示部50などが接続されている。主制御基板200のCPU201は、始動口ソレノイド26m、大入賞口ソレノイド29m、セグメント表示部50に駆動信号を送信することにより、これらの動作の制御を行う。
サブ制御基板220には、画像音声制御基板230や、ランプ制御基板226、演出操作基板228などが接続されている。サブ制御基板220のCPU221は、主制御基板200からの各種コマンドを受信すると、コマンドの内容を解析して、その内容に応じた遊技演出を行う。すなわち、画像音声制御基板230に対して、表示画像や出力音声を指定するコマンドを送信したり、ランプ制御基板226に対して、上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c(以下「各種ランプ5a〜5c」ともいう)の発光パターンを指定するコマンドを送信したりすることによって、遊技演出を行う。
また、サブ制御基板220のCPU221は、演出操作基板228を介して、演出ボタン10や激熱剣11(以下「演出操作部10,11」ともいう)に対する遊技者の操作を検知すると、その操作を反映して遊技演出を行う。さらに、本実施例の演出ボタン10には、ボタン振動モーター10mが内蔵されており、激熱剣11には、剣振動モーター11mが内蔵されている。サブ制御基板220のCPU221は、演出操作基板228を介してボタン振動モーター10mや剣振動モーター11m(以下「振動モーター10m,11m」ともいう)に駆動信号を送信することにより、演出ボタン10や激熱剣11を振動させることが可能である。尚、本実施例の演出ボタン10は、本発明の「操作手段」に相当しており、本実施例のボタン振動モーター10mは、本発明の「振動手段」に相当している。
画像音声制御基板230は、CPU231、ROM232、RAM233に加えて、VDP234、画像ROM235、音声ROM236を備えている。画像音声制御基板230のCPU231は、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、そのコマンドに対応した画像の表示をVDP234に指示する。VDP234は、指示された画像の表示に利用する画像データ(例えば、スプライトデータや動画データなど)を画像ROM235から読み出して画像を生成し、演出表示装置41の表示画面に出力する。また、画像音声制御基板230のCPU231は、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、そのコマンドに対応した音声データを音声ROM236から読み出して、音声データの信号をアンプ基板224に送信することにより、上部スピーカー6aおよび下部スピーカー6b(以下「各種スピーカー6a,6b」ともいう)から音声を出力する。
払出制御基板240には、上皿部7に設けられた球貸ボタン241(図1では図示省略)や、パチンコ機1に並設されたカードユニット242、払出モーター243などが接続されている。球貸ボタン241が操作されると、その検知信号は、払出制御基板240を介してカードユニット242に伝達される。カードユニット242は、払出制御基板240とデータを通信しながら、払出モーター243を駆動して遊技球の貸し出しを行う。また、払出制御基板240は、主制御基板200から遊技球の払い出しを指示する払出コマンドを受信すると、払出モーター243を駆動して遊技球の払い出しを行う。
また、払出制御基板240には発射制御基板260が接続されており、発射制御基板260には発射装置ユニット261が接続されている。発射装置ユニット261は、遊技球を発射するための発射モーター262や、遊技者が発射ハンドル9に触れていることを検知するタッチスイッチ263などを有している。遊技者が発射ハンドル9に触れていることをタッチスイッチ263で検知すると、発射モーター262の作動が可能となり、発射ハンドル9の回転角度に応じた強さで遊技球を発射する。
B.遊技の概要 :
本実施例のパチンコ機1では、次のようにして遊技が進行する。上皿部7に遊技球が貯留された状態で遊技者が発射ハンドル9を回転させると、上皿部7に貯留された遊技球が1球ずつ発射装置ユニット261に供給されて、図2を用いて前述した遊技領域21に向けて発射される。遊技球を打ち出す強さは発射ハンドル9の回転角度に対応するので、遊技者は発射ハンドル9の回転角度を変化させることによって、所望の領域に遊技球を流下させることができる。例えば、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域に流下させるように遊技球を発射したり(左打ちを行ったり)、中央装置40の右方の領域に流下させるように遊技球を発射したり(右打ちを行ったり)することができる。
前述したように第1始動口24には、左打ちされた遊技球が入球可能である。遊技球が第1始動口24に入球して、第1始動口センサー24sによって検知されると、所定の判定乱数(大当り判定乱数など)を取得し、その判定乱数の値に基づいて大当りか外れかを判定する大当り判定を行った後、セグメント表示部50にて第1の特別図柄(以下「第1特図」ともいう)の変動表示を行う。また、第2始動口25には、右打ちされた遊技球が入球可能である。遊技球が第2始動口25に入球して、第2始動口センサー25sによって検知されると、判定乱数を取得して大当り判定を行った後、セグメント表示部50にて第2の特別図柄(以下「第2特図」ともいう)の変動表示を行う。尚、以下では、第1特図と第2特図とを特に区別する必要がない場合には、単に「特別図柄」と称することがある。
図4は、セグメント表示部50を拡大して示した説明図である。前述したようにセグメント表示部50は、前面枠4に設けられた小窓部4c(図1参照)を通して遊技者が視認可能である。図示されるようにセグメント表示部50には、第1特図を表示する第1特図表示部51と、第2特図を表示する第2特図表示部52とが設けられており、それぞれ9個のLEDで構成されている。第1特図および第2特図は、対応する表示部51,52で9個のLEDを点滅させる(点灯させるLEDを切り換える)ことによって変動表示され、所定の組み合わせのLEDを点灯させた状態で停止表示される。このとき、大当り判定の結果が大当りであれば、大当り図柄に対応する組み合わせのLEDを点灯させ、外れであれば、外れ図柄に対応する組み合わせのLEDを点灯させる。
また、第1始動口24または第2始動口25に遊技球が入球しても、第1特図や第2特図の変動表示中などで新たな変動表示の開始条件が満たされていない場合には、第1始動口24への入球で取得した判定乱数の値を第1特図保留として記憶し、第2始動口25への入球で取得した判定乱数の値を第2特図保留として記憶する。その後、特別図柄(第1特図または第2特図)の新たな変動表示の開始条件が満たされると、第1特図保留または第2特図保留に基づいて大当り判定を行い、対応する特別図柄の変動表示を行う。本実施例のパチンコ機1では、このような第1特図保留および第2特図保留を、それぞれ最大4つまで記憶可能である。
図4に示されるようにセグメント表示部50には、第1特図保留の記憶数(第1特図保留数)を表示する第1特図保留表示部53と、第2特図保留の記憶数(第2特図保留数)を表示する第2特図保留表示部54とが設けられており、それぞれ2個のLEDで構成されている。これらの保留表示部53,54では、保留数が0個であればLEDが2個とも消灯し、保留数が1個であれば1個のLEDが点灯し、保留数が2個であれば2個のLEDが点灯し、保留数が3個であれば1個のLEDが点滅し、保留数が4個であれば、2個のLEDが点滅する。
第1特図または第2特図が大当り図柄で停止表示されると、大入賞口28が開放状態となる大当り遊技を実行する。大当り遊技では、開放した大入賞口28を、規定個数(例えば9個)の遊技球が入球するか、あるいは所定の開放時間(例えば30秒)が経過したら閉鎖するラウンド遊技が複数回繰り返される。本実施例のパチンコ機1では、複数の大当り図柄が設けられており、停止表示された大当り図柄の種類によって、大当り遊技で行われるラウンド遊技の回数が異なる(例えば、4回、8回、10回)。前述したように大入賞口28に遊技球が入球すると、賞球として13個の遊技球が払い出されることから、ラウンド遊技の回数(ラウンド回数)が多い大当り遊技であるほど、遊技者は多量の賞球を獲得することが可能である。
図4に示されるようにセグメント表示部50には、3個のLEDで構成された右打ち表示部55が設けられている。前述したように大入賞口28には、右打ちされた遊技球が入球可能であり、大当り遊技中は、遊技者にとって右打ちが有利であることから、右打ち表示部55のLEDを点灯する。
また、前述したように、中央装置40(演出表示装置41)の右方には、普通図柄作動ゲート27が設けられており、右打ちされた遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過可能である。普通図柄作動ゲート27を通過する遊技球がゲートセンサー27sによって検知されると、所定の判定乱数(普図当り判定乱数など)を取得し、その判定乱数の値に基づいて普図当りか外れかを判定する普図当り判定を行った後、セグメント表示部50にて普通図柄の変動表示を行う。
図4に示されるようにセグメント表示部50には、普通図柄を表示する普図表示部56が設けられており、左右2個のLEDで構成されている。普通図柄は、普図表示部56で2個のLEDを点滅させる(点灯させるLEDを切り換える)ことによって変動表示され、一方のLEDを点灯させた状態で停止表示される。このとき、普図当り判定の結果が普図当りであれば、普図当り図柄に対応する左側のLEDを点灯させ、外れであれば、外れ図柄に対応する右側のLEDを点灯させる。そして、普通図柄が普図当り図柄で停止表示された場合は、第2始動口25が所定時間だけ開放状態となった後に閉鎖状態に戻る普図当り遊技が行われるので、第2始動口25に遊技球が入球する可能性(すなわち、第2特図の変動表示が行われる可能性)が高まる。
また、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過しても、普通図柄の変動表示中などで新たな変動表示の開始条件が満たされていない場合には、取得した判定乱数の値を普図保留として最大4つまで記憶することが可能である。その後、普通図柄の新たな変動表示の開始条件が満たされると、普図保留に基づいて普図当り判定や、普通図柄の変動表示を行う。図4に示されるようにセグメント表示部50には、2個のLEDで構成された普図保留表示部57が設けられており、普図保留の記憶数(普図保留数)は普図保留表示部57に表示される。
普図当り遊技における第2始動口25の開放時間は、「電サポ状態」であるか「非電サポ状態」であるかで異なる。電サポ状態では、非電サポ状態よりも第2始動口25の開放時間が長く設定される。また、電サポ状態では、非電サポ状態よりも普図当り判定の結果が普図当りとなる確率(普図当り確率)が高く、且つ、普通図柄の変動時間が短く設定される。従って、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて第2始動口25に遊技球が入球する可能性(すなわち、第2特図の変動表示が行われる可能性)が高まり、電サポ状態中は、遊技者にとって右打ちが有利であることから、大当り遊技中と同様に、右打ち表示部55のLEDを点灯する。
本実施例のパチンコ機1では、複数設けられた大当り図柄が「通常当り図柄」と「確変当り図柄」とに大別されており、特別図柄が何れの大当り図柄で停止表示された場合でも、大当り遊技の終了後に電サポ状態が設定される。そして、通常当り図柄である場合は、大当り遊技の終了後に、大当り判定の結果が大当りとなる確率(大当り確率)が所定の通常確率(低確率)に設定され、特別図柄の変動回数が所定回数(例えば100回)に達すると非電サポ状態に設定される。一方、確変当り図柄である場合は、大当り遊技の終了後に大当り確率が通常確率よりも高い高確率に設定され、電サポ状態と共に次回の大当り遊技まで継続される。以下では、大当り確率が高確率に設定された状態を「確変状態」と称することがある。また、電サポ状態では、非電サポ状態よりも特別図柄の変動時間が短く設定され易いことから、電サポ状態であって、且つ大当り確率が通常確率に設定された状態を「時短状態」と称することがある。
また、前述した特別図柄(第1特図および第2特図)の変動表示と連動して、演出表示装置41では、演出用の種々の画像が表示される。図5は、演出表示装置41における表示の一態様を例示した説明図である。演出表示装置41の表示画面上には、演出用の図柄として3つの装飾図柄41a,41b,41cや、その背景となる背景画像41dなどを表示可能である。セグメント表示部50の第1特図表示部51あるいは第2特図表示部52で特別図柄の変動表示が開始されると、演出表示装置41においても、装飾図柄41a,41b,41cが複数の数字(例えば「1」〜「9」の9つの数字)を次々と切り換えて変動表示する演出(以下「図柄変動演出」ともいう)が行われる。尚、装飾図柄は、数字以外にも、文字、図形、記号等を意匠化した図柄であってもよく、遊技者が種類を識別できる形態であればよい。
図5(a)には、3つの装飾図柄41a,41b,41cが一斉に変動表示している様子が概念的に示されている。変動表示が開始された後、所定時間が経過すると、初めに左装飾図柄41aが「1」〜「9」の何れかで停止表示され、次に右装飾図柄41cが停止表示され、最後に中装飾図柄41bが停止表示される。そして、3つの装飾図柄41a,41b,41cは、特別図柄(第1特図または第2特図)が外れ図柄で停止表示される場合は、同じ数字で揃わない組み合わせ(バラケ目)で停止表示されるのに対して、特別図柄が大当り図柄で停止表示される場合は、同じ数字で揃った組み合わせ(ゾロ目)で停止表示される。特に、遊技者にとって通常当り図柄よりも有利な確変当り図柄で特別図柄が停止表示される場合は、装飾図柄41a,41b,41cが同じ奇数の数字で揃って停止表示される。
こうして演出表示装置41における装飾図柄41a,41b,41cの表示内容を、特別図柄の表示内容と対応させることにより、図5(b)に示されるように3つの装飾図柄のうち2つが停止表示されたときに同じ数字であると、最後に停止表示される装飾図柄も同じ数字で揃うのではないかと、遊技者は装飾図柄の変動表示(図柄変動演出)を注視することになる。このように2つの装飾図柄が同じ図柄で停止表示された状態で最後の装飾図柄を変動表示させながら行われる演出は「リーチ演出」と呼ばれており、リーチ演出を発生させることで遊技興趣を高めることが可能である。また、こうしたリーチ演出には、通常のリーチ演出(ノーマルリーチ演出)と、ノーマルリーチ演出よりも長期間に亘るリーチ演出(スーパーリーチ演出)とが設けられており、スーパーリーチ演出に発展することによって、装飾図柄41a,41b,41cがゾロ目で停止表示される可能性(大当り信頼度)が高いことを示唆する。
また、演出表示装置41の表示画面の下部には、特図保留(第1特図保留や第2特図保留)に対応する保留シンボルを表示するための保留表示領域42(図中の破線で囲まれた部分)が設けられている。本実施例の保留表示領域42では、保留シンボル(図中の小円形)として、特別図柄の変動表示を未実行である特図保留に対応する未実行シンボル43と、既に変動表示を開始した特別図柄の実行契機となった特図保留に対応する実行中シンボル44とを表示するようになっており、非電サポ状態(左打ち時)であれば、第1特図保留に対応する保留シンボルを表示し、電サポ状態(右打ち時)であれば、第2特図保留に対応する保留シンボルを表示する。前述したように第1特図保留および第2特図保留をそれぞれ最大4つまで記憶可能であることと対応して、保留表示領域42には未実行シンボル43を図5の例のように最大4つまで表示可能である。
C.本実施例のパチンコ機の制御内容 :
C−1.遊技制御処理 :
図6は、主制御基板200のCPU201が、遊技の進行に係る制御として行う遊技制御処理の大まかな流れを示したフローチャートである。主制御基板200のCPU201は、所定周期で(例えば、4msec毎に)発生するタイマ割り込みに基づいて図6の遊技制御処理を実行する。尚、以下の説明では、CPU201の初期化処理や、割り込み禁止処理、割り込み許可処理などの周知の処理については説明を省略する。
主制御基板200のCPU201は、遊技制御処理を開始すると、まず、出力処理(S10)を行う。本実施例の主制御基板200では、後述する各処理においてサブ制御基板220を初めとする各種制御基板に向けて送信する各種コマンドを、RAM203に確保された出力バッファに一旦記憶するようになっており、出力処理(S10)では、出力バッファに記憶されている各種コマンドを各種制御基板に向けて送信する。こうすることにより、例えば、サブ制御基板220では、遊技の進行に合わせた演出の制御が行われ、払出制御基板240では、遊技球の払い出しが行われることになる。
主制御基板200のCPU201は、出力処理(S10)に続いて、入力処理(S20)を行う。前述したように、第1始動口24、第2始動口25、大入賞口28、その他入賞口30の何れかに遊技球が入球すると、賞球として遊技球を払い出すようになっている。そこで、入力処理(S20)では、入球を検知する各種センサー(第1始動口センサー24s、第2始動口センサー25s、大入賞口センサー28s、その他入賞口センサー30sなど)について、遊技球を検知したか否かを判断する。そして、遊技球を検知した場合は、遊技球の払い出しを指示する払出コマンドを、上述した出力バッファに記憶する。こうして出力バッファに記憶された払出コマンドは、次回の出力処理(S10)で払出制御基板240に向けて送信される。コマンドを受信した払出制御基板240は、前述したように遊技球の入球が第1始動口24、第2始動口25、その他入賞口30の何れかであれば、3個の遊技球を払い出し、大入賞口28であれば、13個の遊技球を払い出す。
入力処理(S20)を終了すると、次に、乱数更新処理(S30)を行う。前述したように、普図当り判定や特別図柄の大当り判定は、所定の判定乱数の値に基づいて行われる。また、これ以外にも、後述する各種の決定が専用の乱数の値に基づいて行われる。乱数更新処理(S30)では、これらの乱数の更新を行う。尚、乱数の更新は、遊技制御処理の中の乱数更新処理(S30)においてだけでなく、遊技制御処理を一旦終了してから次回の遊技制御処理を開始する(タイマ割り込みが発生する)までの間に行うこととしてもよい。また、乱数更新のための専用回路を設けて、この専用回路で乱数を更新してもよい。
乱数更新処理(S30)を終了したら、ゲートセンサー検知処理(S40)を行う。ゲートセンサー検知処理(S40)では、普通図柄作動ゲート27を通過する遊技球をゲートセンサー27sで検知すると、普図保留数が上限値(本実施例では「4」)に達しているか否かを判断して、達していなければ、普図当り判定乱数などを取得し、取得した乱数値を普図保留としてRAM203に記憶する。
ゲートセンサー検知処理(S40)に続いて、始動口センサー検知処理(S50)を行う。始動口センサー検知処理(S50)では、第1始動口24に入球した遊技球を第1始動口センサー24sで検知すると、第1特図保留数が上限値(本実施例では「4」)に達しているか否かを判断して、達していなければ、所定の判定乱数を取得し、取得した乱数値を第1特図保留としてRAM203に記憶する。また、第2始動口25に入球した遊技球を第2始動口センサー25sで検知すると、第2特図保留数が上限値(本実施例では「4」)に達しているか否かを判断して、達していなければ、所定の判定乱数を取得し、取得した乱数値を第2特図保留としてRAM203に記憶する。ここで、判定乱数としては、大当り判定を行うための大当り判定乱数や、大当りの場合に特別図柄で停止表示する大当り図柄の種類を決定するための図柄決定乱数や、特別図柄の変動表示の開始から停止表示までの変動パターンを決定するための変動パターン決定乱数などを取得する。
始動口センサー検知処理(S50)を終了すると、次に、普通動作処理(S60)を行う。普通動作処理(S60)では、主に次のような処理を行う。まず、普通図柄の変動表示中または普図当り遊技の実行中であるか否かを判断する。普通図柄の変動表示中および普図当り遊技の実行中の何れでもない場合は、普通図柄の停止表示から所定の確定時間が経過していることを確認した後、普図保留数が「0」であるか否かを判断する。普図保留数が「0」でなければ(普図保留が記憶されていれば)、最先に記憶された普図保留を読み出し、その読み出した普図保留(普図当り判定乱数の値)に基づいて普図当り判定を行う。この普図当り判定では、普図保留として読み出した普図当り判定乱数の値が所定の当り値であれば、普図当りと判定し、当り値以外の外れ値であれば、外れと判定する。尚、前述したように電サポ状態では、非電サポ状態よりも普図当り確率が高く(当り値が多く)設定され、例えば、非電サポ状態では普図当り確率が100分の1に設定されるのに対して、電サポ状態では普図当り確率が100分の99に設定される。
そして、普図当り判定の結果に基づき、普通図柄を普図当り図柄で停止表示するか、外れ図柄で停止表示するかを決定する。さらに普通図柄の変動時間を設定して、普通図柄の変動表示を開始すると共に、普図保留数から「1」を減算する。前述したように電サポ状態では、非電サポ状態よりも普通図柄の変動時間が短く設定され、例えば、非電サポ状態では変動時間が20秒に設定されるのに対して、電サポ状態では変動時間が1秒に設定される。
普通図柄の変動表示中である場合は、変動時間が経過したか否かを判断して、変動時間が経過すると、決定しておいた普図当り図柄または外れ図柄で普通図柄を停止表示する。そして、確定時間の経過を待って、停止表示された普通図柄が外れ図柄である場合は、再び普通図柄の変動表示を開始する処理を行う。一方、停止表示された普通図柄が普図当り図柄である場合は、普図当り遊技を開始する。
普図当り遊技中は、始動口ソレノイド26mを駆動して第2始動口25を開放状態とした後、開放時間が経過したら閉鎖状態に戻す処理を行う。前述したように電サポ状態では、非電サポ状態よりも第2始動口25の開放時間が長く設定され、例えば、非電サポ状態では開放時間が0.3秒(0.1秒×3回開放)に設定されるのに対して、電サポ状態では開放時間が4.5秒(1.5秒×3回開放)に設定される。
普通動作処理(S60)を終了したら、続いて、特別動作処理(S70)を行う。特別動作処理(S70)では、主に次のような処理を行う。まず、特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示中、特別図柄の確定表示中、大当り遊技中の何れかであるか否かを判断する。これらの何れでもない場合は、第1特図保留および第2特図保留数が「0」であるか否かを判断し、第1特図保留または第2特図保留数が「0」でなければ、特図保留として記憶されている前述した各種の判定乱数(大当り判定乱数、図柄決定乱数、変動パターン決定乱数)の値を読み出す。本実施例のパチンコ機1では、まず第2特図保留が記憶されていれば、最先に記憶された第2特図保留を読み出し、第2特図保留が記憶されていなければ、最先に記憶された第1特図保留を読み出す(第2特図保留を優先消化する)ようになっている。
こうして第2特図保留または第1特図保留として読み出した大当り判定乱数の値に基づいて大当り判定を行う。大当り判定では、読み出した大当り判定乱数の値が「大当り」に対応する値(大当り値)であれば、大当りと判定し、「外れ」に対応する値(外れ値)であれば、外れと判定する。前述したように確変状態では、非確変状態よりも大当り確率が高く(大当り値が多く)設定され、例えば、非確変状態であれば大当り確率が約300分の1に設定されるのに対して、確変状態であれば大当り確率が約100分の1に設定される。
そして、大当り判定の結果が大当りであれば、停止表示する大当り図柄を決定する。前述したように大当り図柄は複数設けられており、通常当り図柄と確変当り図柄とに大別され、第1特図保留または第2特図保留として読み出した図柄決定乱数の値に基づいて何れかの大当り図柄を決定する。これに対して、大当り判定の結果が外れであれば、停止表示する図柄(停止図柄)として外れ図柄を決定する。
こうして特別図柄の停止図柄を決定したら、特別図柄の変動パターンを決定する。変動パターンとは、特別図柄(第1特図または第2特図)が変動表示を開始してから停止表示するまでの時間(変動時間)を識別するためのものであり、予め用意された複数の変動パターンは、互いに設定されている変動時間が異なっている。変動パターンの決定は、第1特図保留または第2特図保留として読み出した変動パターン決定乱数の値に基づいて行われ、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて変動時間が短めの変動パターンが決定され易くなっている。
変動パターンを決定すると、特別図柄の変動表示を開始すると共に、第2特図であれば第2特図保留数から「1」を減算し、第1特図であれば第1特図保留数から「1」を減算する。また、特別図柄の変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドや、停止図柄を指定する停止図柄指定コマンドをRAM203の出力バッファに記憶する。これらのコマンドは、次回の出力処理(S10)でサブ制御基板220に向けて送信される。サブ制御基板220のCPU221は、これらのコマンドを受信することで、特別図柄の変動表示に合わせて演出表示装置41で図柄変動演出を実行する。
特別図柄の変動表示中である場合は、変動時間が経過したか否かを判断する。前述したように特別図柄の変動時間は、変動パターンに設定されており、変動時間が経過すると、決定しておいた停止図柄(大当り図柄または外れ図柄)で特別図柄を停止表示する。また、停止表示した特別図柄を確定表示しておく時間(確定時間)を設定する。さらに、特別図柄の停止表示を示す変動停止コマンドをRAM203の出力バッファに記憶しておき、次回の出力処理(S10)でサブ制御基板220に向けて送信する。サブ制御基板220のCPU221は、変動停止コマンドを受信すると、演出表示装置41での図柄変動演出を終了する。
特別図柄の確定表示中は、確定時間が経過したか否かを判断し、確定時間が経過したら、確定表示された特別図柄が大当り図柄および外れ図柄の何れであるかを判断する。その結果、外れ図柄であった場合は、時短状態であるか否かを判断し、時短状態であれば、時短状態中の特別図柄の変動回数を計数する。そして、計数した変動回数が所定回数(例えば100回)に達すると、電サポ状態を終了して非電サポ状態である通常状態に設定する。また、遊技状態の変更に伴い、遊技状態を示す遊技状態指定コマンドをRAM203の出力バッファに記憶しておき、次回の出力処理(S10)でサブ制御基板220に向けて送信する。
一方、確定表示された特別図柄が大当り図柄であった場合は、大当り遊技における大入賞口28の開放パターン(ラウンド回数、開放時間、閉鎖時間など)を設定して、大当り遊技を開始する。前述したように停止表示(確定表示)された大当り図柄の種類に応じてラウンド回数が異なっている。また、大当り遊技の開始を示す大当り遊技開始コマンドをRAM203の出力バッファに記憶しておき、次回の出力処理(S10)でサブ制御基板220に向けて送信する。尚、本実施例の大当り遊技は、本発明の「特定状態」に相当しており、本実施例の主制御基板200のCPU201は、本発明の「特定状態発生手段」に相当している。
大当り遊技中は、大入賞口ソレノイド29mを駆動して大入賞口28を開放状態とすることでラウンド遊技を開始する。その後、大入賞口28に規定個数の遊技球が入球するか、あるいは開放時間が経過すると、大入賞口28を閉鎖状態としてラウンド遊技を終了し、閉鎖時間の経過を待って次のラウンド遊技を開始する。そして、設定されたラウンド回数を全て消化したら、大当り遊技を終了する。また、大当り遊技の終了を示す大当り遊技終了コマンドをRAM203の出力バッファに記憶しておき、次回の出力処理(S10)でサブ制御基板220に向けて送信する。
さらに、停止表示(確定表示)された大当り図柄の種類に応じて大当り遊技の終了後の遊技状態を設定する。すなわち、大当り図柄が確変当り図柄であれば、確変状態(大当り確率が高確率に設定された電サポ状態)に設定し、大当り図柄が通常当り図柄であれば、時短状態(大当り確率が通常確率に設定された電サポ状態)に設定する。また、遊技状態を示す遊技状態指定コマンドをRAM203の出力バッファに記憶しておき、次回の出力処理(S10)でサブ制御基板220に向けて送信する。
こうして特別動作処理(S70)を終了したら、図6の遊技制御処理を一旦終了し、4msec毎のタイマ割り込みが発生すると、再び図6の遊技制御処理を実行する。主制御基板200のCPU201は、以上のような遊技制御処理を繰り返し行うことによって、パチンコ機1での遊技を進行させる。また、主制御基板200のCPU201は、遊技制御処理を実行する中で各種コマンドをサブ制御基板220に向かって送信する。そして、サブ制御基板220のCPU221は、受信したコマンドに基づいて具体的な演出の内容を決定し、演出表示装置41、各種スピーカー6a,6b、各種ランプ5a〜5c、演出操作部10,11を用いた様々な遊技演出を実行している。以下では、サブ制御基板220のCPU221が実行する処理について説明する。尚、本実施例のサブ制御基板220のCPU221は、本発明の「演出実行手段」に相当している。
C−2.図柄変動演出処理 :
図7は、サブ制御基板220のCPU221が行う本実施例の図柄変動演出処理を示したフローチャートである。この図柄変動演出処理は、所定周期で発生するタイマ割り込みに基づいて行われる。尚、以下の説明では、CPU221の初期化処理や、割り込み禁止処理、割り込み許可処理などの周知の処理については説明を省略する。
サブ制御基板220のCPU221は、図柄変動演出処理を開始すると、まず、主制御基板200から変動パターン指定コマンドを受信したか否かを判断する(S100)。前述したように変動パターン指定コマンドは、セグメント表示部50で変動表示が開始される特別図柄(第1特図または第2特図)の変動パターンを指定するコマンドである。そして、変動パターン指定コマンドを受信した場合は(S100:yes)、変動パターン指定コマンドで指定された変動パターンに応じて演出表示装置41における図柄変動演出の内容を決定する(S101)。前述したように変動パターンは特別図柄の変動時間に対応するものであり、多数設けられた図柄変動演出の演出実行時間は、何れかの変動パターンに対応する変動時間と一致している。S101の処理では、多数の図柄変動演出の中から、変動パターンに対応する演出実行時間の図柄変動演出を、今回の図柄変動演出として決定(選択)する。
また、図柄変動演出の内容には、大当り判定の結果(大当りか外れか)が反映される。前述したように変動パターン指定コマンドと共に、主制御基板200からは特別図柄の停止図柄を指定する停止図柄指定コマンドが送信されており、サブ制御基板220のCPU221は、受信した停止図柄指定コマンドに基づいて大当り判定の結果を把握することが可能である。多数の図柄変動演出には、前述したリーチ演出などが含まれており、大当り判定の結果が大当りであると、リーチ演出を行うのが一般的であると共に、外れ時に比べてノーマルリーチ演出からスーパーリーチ演出に発展する可能性が高い。一方、大当り判定の結果が外れであると、変動時間が短い変動パターンが指定されることが多く、当然ながら図柄変動演出の演出実行時間も短いことから、リーチ演出などを行う余裕がない場合には、装飾図柄41a,41b,41cを一瞬変動表示させるだけの図柄変動演出となる。
加えて、外れ時の図柄変動演出では、終了する際の装飾図柄41a,41b,41cの停止態様として同じ数字で揃わないバラケ目を決定する。これに対して、大当り時の図柄変動演出では、終了する際の装飾図柄41a,41b,41cの停止態様として同じ数字で揃ったゾロ目を決定する。
こうして図柄変動演出の内容を決定すると、演出操作部10,11との連動についての設定を行う処理(操作連動設定処理)を実行する(S102)。本実施例のパチンコ機1では、図柄変動演出の実行に伴って、遊技者に演出ボタン10や激熱剣11の操作を指示する演出(操作指示演出)を発生させることが可能であり、操作指示演出に従って遊技者が演出ボタン10や激熱剣11を操作すると、操作された演出ボタン10や激熱剣11に振動を発生させるようになっている。また、操作指示演出とは関係なく(操作を指示していなくても)、演出ボタン10を振動させることが可能となっている。
図8は、本実施例の操作連動設定処理を示したフローチャートである。サブ制御基板220のCPU221は、操作連動設定処理(S102)を開始すると、まず、操作指示演出の発生抽選を行う(S120)。この操作指示演出の発生抽選は、サブ制御基板220のCPU221が変動パターン指定コマンドを受信した際に取得した発生抽選乱数の値に基づいて行われ、操作指示演出を発生させるか否かや、発生させる場合に操作を指示する演出操作部10,11の種類を決定する。
図9は、本実施例の操作指示演出の発生確率を示した説明図である。本実施例のパチンコ機1では、操作指示演出として、演出ボタン10の操作を指示するものと、激熱剣11の操作を指示するものとの2種類が設けられている。そして、前述した発生抽選乱数の値には、2種類の操作指示演出、および操作指示演出「なし」の何れかが対応付けられており、2種類の操作指示演出のそれぞれの発生確率は、対応付けられた発生抽選乱数の値の個数によって予め定められている。また、大当り判定の結果が大当りであるか外れであるかによって操作指示演出の発生確率が異なっている。
図9に示した例では、大当り判定の結果が大当りであると、35%の確率で演出ボタン10の操作指示演出が発生し、40%の確率で激熱剣11の操作指示演出が発生し、25%の確率で操作指示演出が発生しないこととなる。一方、大当り判定の結果が外れであると、25%の確率で演出ボタン10の操作指示演出が発生し、5%の確率で激熱剣11の操作指示演出が発生し、70%の確率で操作指示演出が発生しないこととなる。すなわち前述したS120の発生抽選で操作指示演出を発生させる結果、操作指示演出の発生によって、装飾図柄41a,41b,41cがゾロ目で停止表示される可能性(大当り信頼度)を示唆するようになっており、演出ボタン10の操作指示演出であれば、大当り信頼度がそれほど高くはないものの、激熱剣11の操作指示演出であれば、大当り信頼度がかなり高いことを示唆する。尚、本実施例の激熱剣11の操作指示演出は、本発明の「特定演出」に相当している。
図8の操作連動設定処理では、以上のように操作指示演出の発生抽選(S120)を行うと、発生抽選の結果として、2種類の操作指示演出の何れかを発生させるか否かを判断する(S121)。そして、操作指示演出を発生させる場合は(S121:yes)、そのまま図8の操作連動設定処理を終了して、図7の図柄変動演出処理に復帰する。
一方、操作指示演出を発生させない場合は(S121:no)、操作指示演出とは別に、演出ボタン10の振動(以下「ボタン振動」ともいう)を実行するか否かを判断する(S122)。本実施例のパチンコ機1では、操作指示演出を発生させない場合の一部で、ボタン振動を実行するようになっており、例えば、大当り時であれば90%の確率でボタン振動を実行するのに対して、外れ時であれば10%の確率でボタン振動を実行する。
ボタン振動を実行する場合は(S122:yes)、まず、演出ボタン10に振動を発生させる回数(振動発生回数)を決定する(S123)。本実施例のパチンコ機1では、演出ボタン10に振動を発生させるタイミングとして、装飾図柄41a,41b,41cが変動表示を開始する「変動開始時」、変動表示を開始した装飾図柄41a,41b,41cのうち1つ目の装飾図柄が停止表示する「第1停止時」、2つ目の装飾図柄が停止表示する「第2停止時」が設定されており、これらの発生タイミングの中から1回ないし3回の振動発生回数を決定する。また、大当り判定の結果が大当りであるか外れであるかによって振動発生回数の決定確率が異なっている。
図10は、本実施例でボタン振動を実行する場合の振動発生回数の決定確率を示した説明図である。図示した例では、大当り判定の結果が大当りであると、10%の確率で振動発生回数を1回に決定し、30%の確率で振動発生回数を2回に決定し、60%の確率で振動発生回数を3回に決定することとなる。一方、大当り判定の結果が外れであると、70%の確率で振動発生回数を1回に決定し、20%の確率で振動発生回数を2回に決定し、10%の確率で振動発生回数を3回に決定することとなる。すなわち、大当り時は、外れ時に比べて振動発生回数が多く決定され易くなっている。
図8の操作連動設定処理では、ボタン振動を実行する場合の振動発生回数を決定すると(S123)、続いて、ボタン振動における1回の振動時間を決定する(S124)。本実施例のパチンコ機1では、演出ボタン10に振動を発生させる場合の1回の振動時間が均一ではなく、「1秒」、「3秒」、「5秒」の3種類が設定されており、これらの中からボタン振動毎に何れかを決定するようになっている。また、上述のように振動発生回数が複数であれば、各ボタン振動について1回の振動時間を決定する。さらに、大当り判定の結果が大当りであるか外れであるかによって1回の振動時間の決定確率が異なっている。尚、本実施例のサブ制御基板220のCPU221は、本発明の「振動時間設定手段」に相当している。
図11は、本実施例のボタン振動における1回の振動時間の決定確率を示した説明図である。図示した例では、大当り判定の結果が大当りであると、10%の確率で1回の振動時間を1秒に決定し、40%の確率で1回の振動時間を3秒に決定し、50%の確率で1回の振動時間を5秒に決定することとなる。一方、大当り判定の結果が外れであると、60%の確率で1回の振動時間を1秒に決定し、30%の確率で1回の振動時間を3秒に決定し、10%の確率で1回の振動時間を5秒に決定することとなる。すなわち、大当り時は、外れ時に比べて1回の振動時間が長く決定され易くなっている。
図8の操作連動設定処理では、ボタン振動における1回の振動時間を決定すると(S124)、さらに、ボタン振動における振動時間を累積する上限値を決定する(S125)。本実施例のパチンコ機1では、図柄変動演出の実行に伴って、1回ないし3回のボタン振動を発生させることが可能であり、それらの振動時間を累積するようになっている。また、振動時間を累積する上限値として、「5秒」、「10秒」、「15秒」の3種類が設定されており、これらの中から何れかを決定する。さらに、大当り判定の結果が大当りであるか外れであるかによって上限値の決定確率が異なっている。尚、本実施例のサブ制御基板220のCPU221は、本発明の「上限値設定手段」に相当している。
図12は、本実施例でボタン振動の振動時間を累積する上限値の決定確率を示した説明図である。図示した例では、大当り判定の結果は大当りであると、60%の確率で上限値を5秒に決定し、30%の確率で上限値を10秒に決定し、10%の確率で上限値を15秒に決定することとなる。一方、大当り判定の結果が外れであると、10%の確率で上限値を5秒に決定し、20%の確率で上限値を10秒に決定し、70%の確率で上限値を15秒に決定することとなる。すなわち、大当り時は、外れ時に比べて上限値が小さく(短く)決定され易くなっている。
こうしてボタン振動における振動時間を累積する上限値を決定すると(S125)、図8の操作連動設定処理を終了して、図7の図柄変動演出処理に復帰する。一方、S122の判断においてボタン振動を実行しない場合は(S122:no)、S123〜S125の処理を省略して、そのまま図8の操作連動設定処理を終了し、図7の図柄変動演出処理に復帰する。
図7の図柄変動演出処理では、操作連動設定処理(S102)から復帰すると、図柄変動演出を開始する(S103)。すなわち、サブ制御基板220のCPU221は、S101の処理で決定した図柄変動演出の内容を指定するコマンドを画像音声制御基板230に向けて送信する。コマンドを受信した画像音声制御基板230は、コマンドに対応する画像を演出表示装置41に表示すると共に、コマンドに対応する音声を各種スピーカー6a,6bから出力する。これにより、演出表示装置41では、装飾図柄41a,41b,41cの変動表示が開始され、リーチ演出などが付帯して行われる。
図柄変動演出を開始すると、S102の操作連動設定処理で決定したボタン振動の発生タイミングであるか否かを判断する(S104)。前述したように本実施例のボタン振動は、発生タイミングとして装飾図柄41a,41b,41cの変動開始時、第1停止時、第2停止時が設定されており、これらの中から1回ないし3回の発生が可能である。尚、となった場合や、S122の判断でボタン振動を実行しない結果となった場合は、当然ながらボタン振動の発生タイミングとなることはない。そして、ボタン振動の発生タイミングである場合は(S104:yes)、以下のボタン振動処理を実行する(S105)。
図13は、本実施例のボタン振動処理を示したフローチャートである。サブ制御基板220のCPU221は、ボタン振動処理(S105)を開始すると、まず、演出表示装置41にボタン振動メーターを表示中であるか否かを判断する(S130)。このボタン振動メーターとは、ボタン振動の振動時間の累積値を遊技者に対して表示するものである。演出表示装置41にボタン振動メーターを表示中ではない場合は(S130:no)、演出表示装置41にボタン振動メーターを表示する(S131)。
図14は、演出表示装置41にボタン振動メーターを表示する例を示した説明図である。図示されるように本実施例のパチンコ機1では、演出表示装置41の表示画面の右下部に、ボタン振動メーターを表示するためのメーター表示領域45(図中の一点鎖線で囲まれた部分)が確保されている。ボタン振動メーターの表示を開始すると、メーター表示領域45内には、ボタン振動の振動時間の累積値を示す目盛りが表示される。図示した例では、1つの目盛りが振動時間の累積値の1秒に相当しており、目盛りを10個表示することで、振動時間を累積する上限値が10秒であることを表している。尚、上限値や振動時間の累積値を数字で表してもよい。
一方、図13のS130判断において、演出表示装置41にボタン振動メーターを既に表示中である場合は(S130:yes)、S131の処理を省略して、演出ボタン10を振動させる(S132)。前述したように本実施例の演出ボタン10にはボタン振動モーター10mが内蔵されており、サブ制御基板220のCPU221は、ボタン振動モーター10mに駆動信号を送信することで、演出ボタン10に振動を発生させる。
ボタン振動における1回の振動時間は、前述したS124の処理で予め決定しており、演出ボタン10を振動させると、振動時間を累積する(S133)。本実施例のサブ制御基板220のRAM223には、振動時間の累積値を記憶するための累積値記憶領域が確保されている。尚、本実施例のサブ制御基板220のRAM223は、本発明の「累積手段」に相当している。そして、振動時間の累積値を、演出表示装置41に表示中のボタン振動メーターに反映させる(S134)。図14の例では、振動時間が1秒累積される毎に、メーター表示領域45に表示された目盛りを下から1つずつ点灯していくようになっている。また、本実施例のパチンコ機1では、振動時間の累積値が上限値に近付くに連れて、点灯する目盛りの色を変化させる(例えば、青色、黄色、赤色の順に変化させる)。
こうしてボタン振動における振動時間を累積して、累積値を演出表示装置41のボタン振動メーターに反映させると、続いて、振動時間の累積値が上限値に達したか否かを判断する(S135)。この上限値は、前述したS125の処理で予め決定しており、未だ振動時間の累積値が上限値に達していない場合は(S135:no)、そのまま図13のボタン振動処理を終了して、図7の図柄変動演出処理に復帰する。
これに対して、振動時間の累積値が上限値に達した場合は(S135:yes)、激熱剣11の操作指示演出を発生させるように設定する(S136)。前述したように激熱剣11の操作指示演出は、大当り信頼度が高いことを示唆するものであり、本来はS120の発生抽選によって激熱剣11の操作指示演出を発生させるか否かを決定するものの、本実施例のパチンコ機1では、ボタン振動における振動時間の累積値が上限値に達した場合にも、激熱剣11の操作指示演出を発生させるようになっている。こうして激熱剣11の操作指示演出の発生を設定すると、図13のボタン振動処理を終了して、図7の図柄変動演出処理に復帰する。
一方、図7のS104の判断において、ボタン振動の発生タイミングではない場合は(S104:no)、S105のボタン振動処理を省略し、続いて、操作指示演出の発生タイミングであるか否かを判断する(S106)。前述したように本実施例の操作指示演出は、S120の発生抽選で演出ボタン10または激熱剣11の操作指示演出を発生させる結果となった場合、あるいはS135でボタン振動における振動時間の累積値が上限値に達して激熱剣11の操作指示演出の発生が設定された場合に、発生が可能となる。また、本実施例の操作指示演出の発生タイミングは、リーチ演出の最終段階で装飾図柄41a,41b,41cの残り1つを停止表示する「当落分岐時」に設定されている。そして、操作指示演出の発生タイミングである場合は(S106:yes)、以下の操作指示演出処理を実行する(S107)。
図15は、本実施例の操作指示演出処理を示したフローチャートである。サブ制御基板220のCPU221は、操作指示演出処理(S107)を開始すると、まず、遊技者に対して演出操作部10,11の操作を指示する表示を演出表示装置41で実行する(S140)。前述したように本実施例の操作指示演出には、演出ボタン10の操作を指示するものと、激熱剣11の操作を指示するものとの2種類が設けられている。例えば、演出ボタン10の操作指示演出であれば、演出表示装置41の表示画面に「演出ボタンを押せ!」と表示し、激熱剣11の操作指示演出であれば、演出表示装置41の表示画面に「激熱剣を押し込め!」と表示する。
続いて、操作を指示した演出操作部10,11が所定の有効期間(例えば2秒)内に操作されたか否かを判断する(S141)。指示に従って演出操作部10,11が有効期間内に操作された場合は(S141:yes)、操作された演出操作部10,11を振動させる(S142)。すなわち、演出ボタン10であれば、内蔵のボタン振動モーター10mに駆動信号を送信することで振動を発生させ、激熱剣11であれば、内蔵の剣振動モーター11mに駆動信号を送信することで振動を発生させる。
これに対して、演出操作部10,11が有効期間内に操作されなかった場合は(S141:no)、S142の処理を省略して、演出操作部10,11を振動させることなく、図15の操作指示演出処理を終了し、図7の図柄変動演出処理に復帰する。
一方、図7のS106の判断において、操作指示演出の発生タイミングではない場合は(S106:no)、S107の操作指示演出処理を省略し、続いて、主制御基板200から変動停止コマンドを受信したか否かを判断する(S108)。尚、S120の発生抽選で操作指示演出を発生させない結果となり、且つ、S135でボタン振動における振動時間の累積値が上限値に達していない場合は、当然ながら操作指示演出の発生タイミングとなることはない。そして、変動停止コマンドを受信していない場合は(S108:no)、図柄変動演出を継続したまま、図7の図柄変動演出処理を一旦終了し、所定周期でタイマ割り込みが発生すると、再び図7の図柄変動演出処理を実行する。
そして、図柄変動演出の実行中であれば、主制御基板200から新たに変動パターン指定コマンドが送信されることはなく、S100の判断において、変動パターン指定コマンドを受信していないため(S100:no)、S101〜S103の処理を省略して、ボタン振動の発生タイミングであればS105のボタン振動処理を実行し、操作指示演出の発生タイミングであればS107の操作指示演出処理を実行した後、変動停止コマンドを受信したか否かを再び判断する(S108)。
変動停止コマンドを受信した場合は(S108:yes)、演出表示装置41で実行中の図柄変動演出を終了する(S109)。このとき、装飾図柄41a,41b,41cの停止態様は、S101の処理で決定した態様であり、大当り判定の結果が外れであれば、同じ数字で揃わないバラケ目であるのに対し、大当りであれば、同じ数字で揃ったゾロ目である。尚、本実施例のパチンコ機1では、図柄変動演出を終了すると、ボタン振動における振動時間を累積していた場合の累積値をリセットするようになっている。すなわち、1回の図柄変動演出の範囲内に限って、振動時間の累積を可能としているが、複数回の図柄変動演出に跨って振動時間の累積を可能としてもよい。例えば、特図保留(第1特図保留または第2特図保留)を記憶した際に事前に大当り判定(いわゆる事前判定)を行うこととして、複数記憶されている特図保留の中に大当りの特図保留が含まれる場合に、その大当りの特図保留に対応する図柄変動演出が終了するまでの複数回の図柄変動演出に跨って振動時間の累積を可能としてもよい。
こうして図柄変動演出を終了すると、図7の図柄変動演出処理を一旦終了し、所定周期でタイマ割り込みが発生すると、再び図7の図柄変動演出処理を実行する。そして、主制御基板200から新たに変動パターン指定コマンドを受信すると(S100:yes)、S101以降の一連の処理を実行して新たな図柄変動演出を行う。
図16は、図柄変動演出に伴ってボタン振動が発生する一例を示した説明図である。前述したように本実施例のボタン振動は、発生タイミングとして装飾図柄41a,41b,41cの変動開始時、第1停止時、第2停止時が設定されており、これらの中から1回ないし3回の発生が可能である。ボタン振動が前触れもなく発生することによって、遊技者に何か特別なことが起こるかもしれないと期待させることができる。そして、最初のボタン振動が発生する際に、図16(a)に示されるように、演出表示装置41のメーター表示領域45にボタン振動メーターが出現する。ボタン振動メーターには、ボタン振動の振動時間の累積値を示す複数の目盛りが表示され、図16(a)の例では、演出ボタン10の5秒の振動が累積されたことを、下から5番目までの目盛りを点灯させること(図中のハッチングを付した部分)によって表している。尚、本実施例の演出表示装置41のメーター表示領域45は、本発明の「表示手段」に相当している。
また、ボタン振動メーターの目盛りの個数は、上限値を表しており、図16(a)の例では、上限値が10秒になっている。前述したように上限値は、5秒、10秒、15秒の3種類の中から決定されており、ボタン振動メーターの目盛りの個数が少ない(上限値が小さい)と、振動時間の累積値が上限値に達し易くなるので、遊技者の期待感を高めることができる。
加えて、ボタン振動における1回の振動時間は、1秒、3秒、5秒の3種類の中から決定されており、振動発生回数が複数であれば、各ボタン振動について1回の振動時間が決定される。当然ながら1回の振動時間が長いと、累積値が上限値に達し易くなるので、遊技者の期待感を高めることができる。また、振動時間の累積値が上限値に近付くに連れて、ボタン振動メーターで点灯させる目盛りの色を変化させていく(例えば、上限値の3分の1までは青色、上限値の3分の2までは黄色、上限値の3分の2以上は赤色で点灯させる)ことにより、振動時間の累積値が上限値に達することへの期待感に変化を付けることができる。
そして、1回ないし3回のボタン振動が行われた結果、振動時間の累積値が上限値に達すると、図16(b)に示されるように、メーター表示領域45に表示されたボタン振動メーターの全ての目盛りが点灯することになり、遊技者に対して上限値への到達をアピールすることができる。
こうしてボタン振動における振動時間の累積値が上限値に達したことに基づいて、図柄変動演出の当落分岐時には、大当り信頼度が高いことを示唆する激熱剣11の操作指示演出が発生し、図16(c)に示されるように、遊技者に対して激熱剣11の操作を指示する表示(図中の「激熱剣を押し込め!」)が演出表示装置41の表示画面に出現することによって、遊技者の興趣が高まる。
以上に説明したように本実施例のパチンコ機1では、図柄変動演出に伴って1回ないし3回のボタン振動(演出ボタン10の振動)を発生させることが可能であり、そのボタン振動における振動時間を累積することとして、累積値が所定の上限値に達した場合に、激熱剣11の操作指示演出を図柄変動演出の当落分岐時に実行するようになっている。このように演出ボタン10を振動させて目立たせる(賑やかにする)だけでなく、振動時間を累積して上限値に達すると別の遊技演出(激熱剣11の操作指示演出)に発展することから、ボタン振動に対する遊技者の期待を高めて、遊技興趣を向上させることが可能となる。
特に、本実施例における激熱剣11の操作指示演出は、装飾図柄41a,41b,41cがゾロ目で停止表示される可能性(大当り信頼度)が高いことを示唆するものであり、ボタン振動における振動時間の累積値が上限値に達して激熱剣11の操作指示演出に発展することによって、大当り信頼度が高まることから、遊技者に振動時間の累積値が上限値に達することを期待させて、遊技興趣の向上を図ることができる。
また、本実施例のパチンコ機1では、ボタン振動の振動時間の累積を開始する前に、上限値を5秒、10秒、15秒の3種類の中から決定するようになっている。これにより、上限値が変動するのに伴って、振動時間の累積値が上限値に達する難易度に変化を付けることができるので、上限値が小さい値に決定されることを遊技者に期待させて、遊技興趣の向上を図ることが可能となる。
また、本実施例のパチンコ機1では、最初のボタン振動が発生する際に演出表示装置41のメーター表示領域45にボタン振動メーターが出現し、上限値と比較しつつ振動時間の累積値を表示することが可能となっている。このように振動時間の累積値を上限値と比較して可視化することにより、振動時間の累積値が上限値に達するまでを遊技者が容易に把握することができ、決定された上限値が小さい値であると、振動時間の累積値が上限値に達し易く遊技者に有利となるため、遊技興趣を盛り上げることが可能となる。
さらに、本実施例のパチンコ機1では、ボタン振動を発生させる前に、1回の振動時間を1秒、3秒、5秒の3種類の中から決定するようになっている。これにより、1回の振動時間の長さが変動するのに伴って、振動時間の累積値が上限値に達すること(激熱剣11の操作指示演出に発展すること)に対する遊技者の期待感に変化を付けることができるので、遊技興趣の向上を図ることが可能となる。
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
例えば、前述した実施例では、ボタン振動における振動時間の累積値が上限値に達した場合に、激熱剣11の操作指示演出を実行するようになっていた。しかし、振動時間の累積値が上限値に達したことに基づいて実行される遊技演出は、激熱剣11の操作指示演出に限られない。例えば、演出表示装置41の表示画面の前面に移動させることが可能な可動部材を搭載することとして、振動時間の累積値が上限値に達した場合に可動部材を作動させることにより、遊技者に有利である(大当り信頼度が高い)ことを示唆するようにしてもよい。
また、前述した実施例では、演出表示装置41の表示画面にメーター表示領域45を確保して、ボタン振動メーターを表示していた。しかし、演出表示装置41とは別にボタン振動メーターを表示する専用の表示器を備えることとして、その表示器に上限値と比較しつつ振動時間の累積値を表示してもよい。加えて、ボタン振動メーターは必須ではなく、上限値や振動時間の累積値を遊技者に秘匿しておいてもよい。
また、前述した実施例では、上限値を5秒、10秒、15秒の3種類の中から決定(選択)するようになっていた。しかし、上限値は、これら3種類に限られず、任意に設定可能としてもよい。
また、前述した実施例では、ボタン振動における1回の振動時間を1秒、3秒、5秒の3種類の中から決定(選択)するようになっていた。しかし、1回の振動時間は、これら3種類に限られず、任意に設定可能としてもよい。
また、上述した実施例では、遊技ホールの島設備から供給される遊技球を払い出すことによって、遊技の結果としての利益(遊技価値)を遊技者に付与するパチンコ機1に本発明を適用した例を説明した。これに限らず、「遊技球の払い出し」とは異なる形態で遊技上の利益を付与するタイプの遊技機にも、本発明を適用することができる。例えば、各種入球口への遊技球の入球が発生することで、その入球に対応する利益の量(遊技価値の大きさ)を示すデータを記憶することによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与するタイプのパチンコ機にも本発明を適用することができ、この場合にも、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。なお、遊技上の利益(遊技価値)をデータ化して遊技者に付与するタイプのパチンコ機としては、パチンコ機に内蔵された複数個の遊技球を循環させて使用する遊技機、具体的には、各種入球口あるいはアウト口を経て遊技盤の裏面に排出された遊技球を、再度、発射位置に戻して発射するように構成されたパチンコ機(いわゆる封入式遊技機)を例示できる。
<上述した実施例から抽出できる遊技機A1〜A5>
上述した実施例のパチンコ機1は、次のような遊技機A1〜A5として捉えることができる。
<遊技機A1>
遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
前記遊技に伴って遊技演出を実行可能な演出実行手段と、
遊技者が操作可能な操作手段と、
前記操作手段を振動させることが可能な振動手段と、
前記振動手段による前記操作手段の振動時間を累積する累積手段と
を備え、
前記累積手段による前記振動時間の累積値が所定の上限値に達した場合に、前記演出実行手段は、特定演出を実行する
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機A1では、操作手段を振動させて目立たせる(賑やかにする)だけでなく、操作手段の振動時間を累積して上限値に達すると特定演出に発展することから、操作手段の振動に対する遊技者の期待を高めて、遊技興趣を向上させることが可能となる。
<遊技機A2>
遊技機A1において、
前記遊技の進行に伴って、遊技者にとって有利な特定状態を発生させる特定状態発生手段を備え、
前記特定演出は、前記特定状態が発生する可能性が高いことを示唆する演出である
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機A2では、操作手段の振動時間の累積値が上限値に達して特定演出に発展することにより、遊技者に有利となる可能性が高まることから、遊技者に振動時間の累積値が上限値に達することを期待させて、遊技興趣の向上を図ることができる。
<遊技機A3>
遊技機A1または遊技機A2において、
前記累積手段が前記振動時間の累積を開始する前に、前記上限値を設定する上限値設定手段を備える
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機A3では、上限値が変動するのに伴って、操作手段の振動時間の累積値が上限値に達する難易度に変化を付けることができるので、上限値が小さい値に設定されることを遊技者に期待させて、遊技興趣の向上を図ることが可能となる。
<遊技機A4>
遊技機A3において、
前記上限値設定手段によって設定された前記上限値と比較して、前記累積手段による前記振動時間の累積値を遊技者に対して表示可能な表示手段を備える
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機A4では、操作手段の振動時間の累積値を上限値と比較して可視化することにより、振動時間の累積値が上限値に達するまでを遊技者が容易に把握することができ、設定された上限値が小さい値であると、振動時間の累積値が上限値に達し易く遊技者に有利となるため、遊技興趣を盛り上げることが可能となる。
<遊技機A5>
遊技機A1ないし遊技機A4の何れか1つの遊技機において、
前記振動手段が前記操作手段を振動させる前に、前記振動時間の長さを設定する振動時間設定手段を備える
ことを特徴とする遊技機。
このような遊技機A5では、操作手段の振動時間の長さが変動するのに伴って、振動時間の累積値が上限値に達すること(特定演出に発展すること)に対する遊技者の期待感に変化を付けることができるので、遊技興趣の向上を図ることが可能となる。
本発明は、遊技ホールで用いられる遊技機に利用することができる。
1…パチンコ機(遊技機)、 10…演出ボタン(操作手段)、
10m…振動モーター(振動手段)、 11…激熱剣、
11m…剣振動モーター、 20…遊技盤、 21…遊技領域、
24…第1始動口、 25…第2始動口、 27…普通図柄作動ゲート、
28…大入賞口、 41…演出表示装置、
41a,41b,41c…装飾図柄、 45…メーター表示領域(表示手段)、
50…セグメント表示部、 200…主制御基板、
201…CPU(特定状態発生手段)、 220…サブ制御基板、
221…CPU(演出実行手段、上限値設定手段、振動時間設定手段)、
223…RAM(累積手段)。

Claims (5)

  1. 遊技盤に形成された遊技領域に遊技球を発射することによって遊技を行う遊技機において、
    前記遊技に伴って遊技演出を実行可能な演出実行手段と、
    遊技者が操作可能な操作手段と、
    前記操作手段を振動させることが可能な振動手段と、
    前記振動手段による前記操作手段の振動時間を累積する累積手段と
    を備え、
    前記累積手段による前記振動時間の累積値が所定の上限値に達した場合に、前記演出実行手段は、特定演出を実行する
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 請求項1に記載の遊技機において、
    前記遊技の進行に伴って、遊技者にとって有利な特定状態を発生させる特定状態発生手段を備え、
    前記特定演出は、前記特定状態が発生する可能性が高いことを示唆する演出である
    ことを特徴とする遊技機。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
    前記累積手段が前記振動時間の累積を開始する前に、前記上限値を設定する上限値設定手段を備える
    ことを特徴とする遊技機。
  4. 請求項3に記載の遊技機において、
    前記上限値設定手段によって設定された前記上限値と比較して、前記累積手段による前記振動時間の累積値を遊技者に対して表示可能な表示手段を備える
    ことを特徴とする遊技機。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか一項に記載の遊技機において、
    前記振動手段が前記操作手段を振動させる前に、前記振動時間の長さを設定する振動時間設定手段を備える
    ことを特徴とする遊技機。
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