JP2021168630A - ホタテガイ加工装置、及び、ホタテガイ加工品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単に高い精度で中腸腺の位置を検出することができるホタテガイ加工装置及びホタテガイ加工品の製造方法を提供する。【解決手段】ホタテガイのむき身Mに光を照射する照射手段12と、ホタテガイのむき身Mから放出された蛍光の蛍光画像を撮像する蛍光画像撮像手段13と、ホタテガイのむき身Mから反射された330nm以上480nm以下の波長の光による反射画像を撮像する反射画像撮像手段14と、蛍光画像撮像手段13により撮像された蛍光画像及び反射画像撮像手段14により撮像された反射画像のうちの少なくとも蛍光画像を用いて、中腸腺M1の位置を検出する中腸腺検出手段15とを備えている。【選択図】図1
Description
本発明は、中腸腺(いわゆるウロ)を有するホタテガイのむき身を加工するホタテガイ加工装置及びホタテガイ加工品の製造方法に関する。
ホタテガイの中腸腺、いわゆるウロは、生物濃縮により貝毒や重金属が集中するので、取り除いて食されている。従来は、手作業により貝柱(すなわち閉殻筋)から中腸腺を取り除く作業を行っていたが、手作業では多くの人手が必要であるために、近年における労働人口の減少により作業員の確保が難しいという問題があった。そこで、近年では、自動的にホタテガイのむき身から中腸腺を取り除く装置の開発が進められている。例えば、特許文献1には、ホタテガイのむき身をカメラにより撮像し、得られた映像から画像処理によりホタテガイのむき身の位置を認識し、それに基づいて中腸腺と貝柱との境目を挟み、中腸腺と貝柱とを分離する装置が記載されている。
しかしながら、この装置では、可視光下においてカメラで撮像した映像に基づき画像処理によりホタテガイのむき身の位置、すなわち中腸腺の位置を認識するので、中腸腺がえらや貝柱の下に潜り込んでいる場合には、上面からの画像認識では中腸腺の位置を正確に認識することができないという問題があった。そのため、中腸腺を取り残したり、貝柱を傷つけてしまう場合があった。
そこで、ホタテガイのむき身から放出される蛍光を利用して中腸腺の位置を検出する方法が検討されている。これは、ホタテガイが藻を食べることにより蓄積されたクロロフィルの蛍光を利用するものである。しかし、ホタテガイの鮮度が高い場合には強い蛍光強度が得られるものの、水揚げされてから時間が経過したり冷凍されたりして鮮度が落ちたものについては蛍光強度が著しく低下し、中腸腺の位置を検出することが難しいという問題があった。また、蛍光強度はホタテガイの産地や個体によっても差があり、検出が難しい場合があった。
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、簡単に高い精度で中腸腺の位置を検出することができるホタテガイ加工装置及びホタテガイ加工品の製造方法を提供することにある。
本発明のホタテガイ加工装置は、中腸腺を有するホタテガイのむき身を加工するものであって、ホタテガイのむき身から放出された蛍光の蛍光画像を撮像する蛍光画像撮像手段と、ホタテガイのむき身から反射された330nm以上480nm以下の波長の光による反射画像を撮像する反射画像撮像手段と、蛍光画像撮像手段により撮像された蛍光画像及び反射画像撮像手段により撮像された反射画像のうちの少なくとも蛍光画像を用いて、中腸腺の位置を検出する中腸腺検出手段とを備えたものである。
本発明のホタテガイ加工品の製造方法は、中腸腺を有するホタテガイのむき身を加工するものであって、ホタテガイのむき身から放出された蛍光の蛍光画像を撮像すると共に、ホタテガイのむき身から反射された330nm以上480nm以下の波長の光による反射画像を撮像し、蛍光画像及び反射画像のうちの少なくとも蛍光画像を用いて、中腸腺の位置を検出するものである。
本発明のホタテガイ加工装置及びホタテガイ加工品の製造方法によれば、蛍光画像撮像手段と反射画像撮像手段とを備えるようにしたので、中腸腺検出手段において、蛍光画像により中腸腺の位置を検出できる場合には蛍光画像のみを用いて中腸腺の位置を検出し、蛍光画像のみでは検出できない場合には蛍光画像と反射画像とを用いて中腸腺の位置を検出することができる。よって、ホタテガイのむき身の鮮度、産地、個体差による影響を小さくすることができ、簡単に高い精度で中腸腺の位置を検出することができる。
特に、ホタテガイのむき身からの蛍光及び反射光を含む光束を分割するビームスプリッターを備え、蛍光画像撮像手段及び反射画像撮像手段において、ビームスプリッターにより分割された同一光源からの光を利用するようにすれば、蛍光画像と反射画像のずれを抑制することができ、より高い精度で中腸腺の位置を検出することができる。
また、330nm以上480nm以下の波長の光を照射するようにすれば、蛍光発光させることができ、中腸腺の位置をより高い精度で検出することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係るホタテガイ加工装置10の全体構成を表すものである。図2は、このホタテガイ加工装置10で加工するホタテガイのむき身Mの構成を表すものである。なお、ホタテガイのむき身Mは、貝柱(すなわち閉殻筋)M2と、その一端部側に位置する中腸腺M1とを有しており、中腸腺M1の一方の側には口M3がある。口M3のあたりから貝柱M2の片側に沿って、腸管M4及び生殖腺M5があり、貝柱M2、腸管M4、及び、生殖腺M5等の周りにはヒモM6がある。
ホタテガイ加工装置10は、中腸腺M1を有するホタテガイのむき身Mを加工するものであり、例えば、中腸腺M1を有するホタテガイのむき身Mを搬送する搬送手段11と、搬送手段11により搬送されてきたホタテガイのむき身Mに光を照射する照射手段12と、ホタテガイのむき身Mから放出された蛍光の蛍光画像を撮像する蛍光画像撮像手段13と、ホタテガイのむき身Mから反射された330nm以上480nm以下の波長の光による反射画像を撮像する反射画像撮像手段14と、蛍光画像撮像手段13により撮像された蛍光画像及び反射画像撮像手段14により撮像された反射画像のうちの少なくとも蛍光画像を用いて、中腸腺M1の位置を検出する中腸腺検出手段15とを備えている。
すなわち、このホタテガイ加工装置10は、ホタテガイのむき身Mから放出された蛍光と、必要に応じて、ホタテガイのむき身Mから反射された330nm以上480nm以下の波長の光とを利用して、中腸腺M1の位置を検出するものである。これは、ホタテガイが藻を食べることにより蓄積されたクロロフィルによる蛍光(すなわちクロロフィル蛍光)と吸光とを利用するものである。
搬送手段11は、例えば、ベルトコンベア等のコンベアにより構成されている。照射手段12は、例えば、ホタテガイのむき身Mに蓄積されたクロロフィルが吸収する波長の光を照射するように構成されている。クロロフィルは、450nm付近及び700nm付近に吸収帯を有しているが、放出される蛍光の波長が680nmであるので、照射光(すなわち励起光)としては、蛍光と重ならない450nm付近の吸収帯を用いることが好ましい。図3にホタテガイのむき身Mの各部位における光の吸収率を示す。
照射手段12により照射する光の波長は、例えば、330nm以上480nm以下であることが好ましい。図3に示したように、中腸線M1は413nm付近に吸収ピークを有しており、上記範囲内において、蛍光発光させることができるからである。また、照射手段12により照射する光の波長は、380nm以上450nm以下とすればより好ましい。
蛍光画像撮像手段13は、例えば、搬送部11の上方に配設されており、ホタテガイのむき身Mから放出された蛍光を選択的に取り出す第1光学フィルター13Aと、第1光学フィルター13Aにより取り出された蛍光画像を撮像するカメラ等の第1撮像部13Bとを有していることが好ましい。第1光学フィルター13Aとしては、例えば、ホタテガイのむき身Mから放出される蛍光よりも波長の短い光を吸収するシャープカットフィルターを用いることが好ましい。ホタテガイのむき身Mから放出される蛍光の波長は680nmであるので、照射手段12により照射する光の波長を330nm以上480nm以下とすれば、このシャープカットフィルターにより蛍光を取り出すことができるからである。
反射画像撮像手段14は、例えば、搬送部11の上方に配設されており、ホタテガイのむき身Mから反射された330nm以上480nm以下の波長の光を選択的に取り出す第2光学フィルター14Aと、第2光学フィルター14Aにより取り出された反射画像を撮像するカメラ等の第2撮像部14Bとを有していることが好ましい。第2光学フィルター14Aとしては、例えば、330nm以上480nm以下における特定の波長を透過し、可視光の他の波長域を吸収するブルーフィルターを用いることが好ましい。ホタテガイのむき身Mから放出される蛍光の波長は680nmであるので、照射手段12により照射する光の波長を330nm以上480nm以下とすれば、このブルーフィルターにより反射光を取り出すことができるからである。
中腸腺検出手段15は、例えば、画像処理により中腸腺M1の位置を検出するものであり、蛍光画像を画像処理することにより中腸腺M1の位置を検出する蛍光画像処理部15Aと、蛍光画像処理部15Aにおいて中腸腺M1の位置を検出できない時に、蛍光画像と反射画像とを用いて中腸腺M1の位置を検出する複合画像処理部15Bとを有していることが好ましい。
蛍光はホタテガイのむき身Mの全体から見られ、蛍光強度が高い場合には、中腸線M1から特に強い蛍光が見られるので、蛍光画像によりホタテガイのむき身M全体の位置、及び、ホタテガイのむき身Mにおける中腸腺M1の位置を検出することが可能である。これに対して、蛍光強度が低い場合には、中腸線M1からの強い蛍光が見られないので、蛍光画像によりホタテガイのむき身M全体の位置を検出することはできても、中腸腺M1の位置を検出することは難しい。
一方、図3に示したように、330nm以上480nm以下の波長の光の吸収率は、中腸線M1は高いが他の部位は低く、また、この吸収率はホタテガイのむき身Mの鮮度等による影響が小さいので、反射画像では、中腸線M1の位置を検出することはできるが、ホタテガイのむき身M全体の位置を検出することは難しい。よって、蛍光強度が低く、蛍光画像から中腸腺M1の位置を検出できない時には、反射画像と組み合わせる(例えば、重ね合わせる)ことにより、ホタテガイのむき身Mにおける中腸腺M1の位置を容易に検出することが可能となっている。
なお、蛍光画像処理部15A及び複合画像処理部15Bでは、例えば、中腸腺M1の位置として、中腸腺M1と貝柱M2との境目の位置を検出すると共に、中腸腺M1と貝柱M2との境目の位置に対してどちら側に中腸腺M1が位置するかを検出するように構成されることが好ましい。ホタテガイのむき身Mから中腸腺M1を除去する際に、中腸腺M1と貝柱M2との位置関係が必要となるからである。このために、単なる中腸腺M1の位置ではなく、ホタテガイのむき身Mにおける中腸腺M1の位置が必要となる。
また、ホタテガイ加工装置10は、例えば、ホタテガイのむき身Mからの蛍光及び反射光を含む光束を平行光とするレンズ16Aと、光束を分割するハーフミラー等のビームスプリッター16Bと、外部からの光を遮断して暗室とする光遮断手段16Cとを備えていることが好ましい。ビームスプリッター16Bは、ホタテガイのむき身Mからの光束を蛍光画像撮像手段13の側と、反射画像撮像手段14の側とに分割するものであり、ホタテガイのむき身Mと、蛍光画像撮像手段13及び反射画像撮像手段14との間に設けられている。これにより、蛍光画像撮像手段13及び反射画像撮像手段14は、ビームスプリッター16Bにより分割された同一光源(すなわちホタテガイのむき身M)からの光を利用して蛍光画像又は反射画像を撮像することができ、蛍光画像と反射画像のずれを抑制することができるようになっている。
光遮断手段16Cは、外部からの光を遮断して蛍光画像及び反射画像を容易に得ることができるようにするものである。例えば、照射手段12、蛍光画像撮像手段13、反射画像撮像手段14、レンズ16A、及び、ビームスプリッター16Bは、光遮断手段16Cにより覆われた暗室内に配設され、この暗室内において、ホタテガイのむき身Mに光を照射し、蛍光画像及び反射画像を撮像するようにすることが好ましい。なお、光遮断手段16Cには、例えば、ホタテガイのむき身Mを暗室内に搬入または搬出する開口部が設けられており、外部からの光を完全に遮断するものでなくてもよい。
更に、ホタテガイ加工装置10は、例えば、中腸腺検出手段15の検出結果に基づき、ホタテガイのむき身Mから中腸腺M1を除去する除去手段17を備えている。除去手段17は、例えば、中腸腺検出手段15により得られた中腸腺M1の位置情報に基づき、中腸腺M1と貝柱M2とを分けるようにその境目を両側から挟む一対の挟み手段17Aと、ホタテガイのむき身Mを載置する処理台17Bと、処理台17Bに載置されたホタテガイのむき身Mの貝柱M2側(すなわち閉殻筋側)を両側から保持する一対の保持手段17Cとを備えている。
一対の挟み手段17Aは、例えば、板状部材により構成されており、鉛直方向に配設され、少なくとも先端側が互いに接近及び離間するように移動可能とされている。一対の挟み手段17Aの先端側には、例えば、内側に対向して凹部が形成されており、中腸腺検出手段15により得られた中腸腺M1の位置情報に応じて、位置及び向きを自由に変えて、中腸腺M1と貝柱M2との境目を囲むように挟むことができるように構成されていることが好ましい。また、一対の挟み手段17Aは、中腸腺M1と貝柱M2との境目を挟んだ状態でホタテガイのむき身Mを処理台17Bに移動させ、ホタテガイのむき身Mの向きを調節して配置し、ホタテガイのむき身Mの貝柱側が一対の保持手段17Cにより保持された後、一対の保持手段17Cに対して相対的に移動して中腸腺M1と貝柱M2とを分離するように構成されている。
図4は一対の保持手段17Cの構成を上から見た構成を表すものである。一対の保持手段17Cは、例えば、少なくとも先端側が互いに接近及び離間するように移動可能とされており、ホタテガイの貝柱M2側を両側から囲い込むように構成されていることが好ましい。例えば、一対の保持手段17Cの内側には貝柱M2側を囲い込むことができるように凹部がそれぞれ形成されており、先端部はホタテガイのむき身Mの中腸腺M1と貝柱M2との境目に挿入できるように内側に向かって延長して形成されていることが好ましい。
このホタテガイ加工装置10は、例えば、ホタテガイのむき身Mから中腸腺M1を取り除いたホタテガイ加工品を製造する際に、次のようにして用いられる。
まず、例えば、搬送手段11により、中腸腺M1を有するホタテガイのむき身Mを処理台17Bの近傍まで搬送する。次いで、例えば、搬送手段11により搬送してきたホタテガイのむき身Mに照射手段12により光を照射し、蛍光画像撮像手段13によりホタテガイのむき身Mから放出された蛍光の蛍光画像を撮像すると共に、反射画像撮像手段14によりホタテガイのむき身Mから反射された330nm以上480nm以下の波長の光による反射画像を撮像する。その際、例えば、ホタテガイのむき身Mからの蛍光及び反射光を含む光束をビームスプリッター16Bにより分割し、ビームスプリッター16Bにより分割された同一光源からの光を利用して、蛍光画像撮像手段13により蛍光画像を撮像し、反射画像撮像手段14により反射画像を撮像することが好ましい。
中腸腺検出手段15では、蛍光画像撮像手段13により撮像された蛍光画像及び反射画像撮像手段14により撮像された反射画像のうちの少なくとも蛍光画像を用いて中腸腺M1の位置を検出する。例えば、まず、蛍光画像処理部15Aにより蛍光画像を画像処理し、中腸腺M1の位置、例えば、中腸腺M1と貝柱M2との境目の位置、及び、中腸腺M1と貝柱M2との境目の位置に対してどちら側に中腸腺M1が位置するかを検出する。次に、蛍光画像では中腸線M1の位置を検出できない場合には、複合画像処理部15Bにより蛍光画像と反射画像とを用いて画像処理をし、中腸腺M1の位置、例えば、中腸腺M1と貝柱M2との境目の位置、及び、中腸腺M1と貝柱M2との境目の位置に対してどちら側に中腸腺M1が位置するかを検出する。複合画像処理部15Bでは、例えば、蛍光画像からホタテガイのむき身M全体の位置を検出し、反射画像から中腸線M1の位置を検出する。
続いて、例えば、中腸線検出手段15の検出結果に基づき、一対の挟み手段17Aにより中腸腺M1と貝柱M2とを分けるようにその境目を両側から挟み、処理台17Bに移動させて、ホタテガイのむき身Mの貝柱M2側を一対の保持手段17Cにより両側から保持し、一対の挟み手段17Aを処理台17Bに沿って一対の保持手段17Cに対して相対的に移動させることにより、ホタテガイのむき身Mから中腸腺M1を除去する。
このように、本実施の形態によれば、蛍光画像撮像手段13と反射画像撮像手段14とを備えるようにしたので、中腸腺検出手段15において、蛍光画像により中腸腺M1の位置を検出できる場合には蛍光画像のみを用いて中腸腺M1の位置を検出し、蛍光画像のみでは検出できない場合には蛍光画像と反射画像とを用いて中腸腺M1の位置を検出することができる。よって、ホタテガイのむき身Mの鮮度、産地、個体差による影響を小さくすることができ、簡単に高い精度で中腸腺の位置を検出することができる。
特に、ホタテガイのむき身Mからの蛍光及び反射光を含む光束を分割するビームスプリッター16Bを備え、蛍光画像撮像手段13及び反射画像撮像手段14において、ビームスプリッター16Bにより分割された同一光源からの光を利用するようにすれば、蛍光画像と反射画像のずれを抑制することができ、より高い精度で中腸腺M1の位置を検出することができる。
また、330nm以上480nm以下の波長の光を照射するようにすれば、蛍光発光させることができ、中腸腺M1の位置をより高い精度で検出することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、各構成要素について具体的に説明したが、全ての構成要素を備えなくてもよく、また、他の構成要素を備えていてもよい。
また。上記実施の形態では、ホタテガイのむき身Mと、蛍光画像撮像手段13及び反射画像撮像手段14との間にビームスプリッター16Bを設け、ビームスプリッター16Bにより分割された同一光源からの光を利用して蛍光画像及び反射画像を撮像する場合について説明したが、ビームスプリッター16Bを設けずに、蛍光画像撮像手段13と反射画像撮像手段14とでそれぞれに画像を撮像するようにしてもよい。
ホタテガイの加工に用いることができる。
10…ホタテガイ加工装置、11…搬送手段、12…照射手段、13…蛍光画像撮像手段、13A…第1光学フィルター、13B…第1撮像部、14…反射画像撮像手段、14A…第2光学フィルター、14B…第2撮像部、15…中腸腺検出手段、15A…蛍光画像処理部、15B…複合画像処理部、16A…レンズ、16B…ビームスプリッター、16C…光遮断手段、17…除去手段、17A…挟み手段、17B…処理台、17C…保持手段、M…ホタテガイのむき身、M1…中腸腺、M2…貝柱(閉殻筋)、M3…口、M4…腸管、M5…生殖腺、M6…ヒモ(外套膜)
Claims (5)
- 中腸腺を有するホタテガイのむき身を加工するホタテガイ加工装置であって、
前記ホタテガイのむき身から放出された蛍光の蛍光画像を撮像する蛍光画像撮像手段と、
前記ホタテガイのむき身から反射された330nm以上480nm以下の波長の光による反射画像を撮像する反射画像撮像手段と、
前記蛍光画像撮像手段により撮像された蛍光画像及び前記反射画像撮像手段により撮像された反射画像のうちの少なくとも蛍光画像を用いて、前記中腸腺の位置を検出する中腸腺検出手段と
を備えたことを特徴とするホタテガイ加工装置。 - 前記ホタテガイのむき身からの蛍光及び反射光を含む光束を分割するビームスプリッターを備え、
前記蛍光画像撮像手段及び前記反射画像撮像手段は、前記ビームスプリッターにより分割された同一光源からの光を利用して蛍光画像又は反射画像を撮像する
ことを特徴とする請求項1記載のホタテガイ加工装置。 - 前記ホタテガイのむき身に330nm以上480nm以下の波長の光を照射する照射手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のホタテガイ加工装置。
- 前記中腸腺検出手段の検出結果に基づき、前記ホタテガイのむき身から中腸腺を除去する除去手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1に記載のホタテガイ加工装置。
- 中腸腺を有するホタテガイのむき身を加工するホタテガイ加工品の製造方法であって、
前記ホタテガイのむき身から放出された蛍光の蛍光画像を撮像すると共に、前記ホタテガイのむき身から反射された330nm以上480nm以下の波長の光による反射画像を撮像し、前記蛍光画像及び前記反射画像のうちの少なくとも蛍光画像を用いて、前記中腸腺の位置を検出することを特徴とするホタテガイ加工品の製造方法。
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