JP2021168454A - 車両制御装置、車両、車両制御用プログラム、及び車両制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ファイルデータの受信途中での車車間通信の切断に対して、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ、通信の効率化を図って対処し得る車両制御装置、車両、車両制御用プログラム、及び車両制御方法を提供する。【解決手段】車両制御装置10は、車車間通信を行う通信制御部21と、車車間通信により通信先車両100から送信されるファイルデータを受信して記憶部30に保存するデータ受信処理部22と、データ受信処理部22によるファイルデータの受信が開始された後、ファイルデータの受信が完了する前に車車間通信が切断された場合に、メモリ30に保存されているファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、記憶部30に保存する期間の上限と記憶部30から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理部23と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、車両制御装置、車両、車両制御用プログラム、及び車両制御方法に関する。
従来、車両通信ネットワーク内の個々の車両において、受信したデータパケットをメモリに格納し続けるべきか削除すべきかを、車両とデータパケットの行先との間の距離と、データパケットのソースとデータパケットの行先との間の距離との比、或いは、データパケットに付された時間切れ時間に基づいて、決定する無線通信方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
車車間通信により車両がデータファイルを受信している途中で、車車間通信が切断してしまう場合がある。この場合、途中まで受信した不完全なデータファイルは有用でないため、他車両に中継すること、及びネットワークにアップロードすることは望ましくない。そこで、対処方法として、(1)途中まで受信したデータを保存しておき、車車間通信の接続が回復するのを待って残りのデータを受信する、或いは、(2)メモリの逼迫を避けるために、途中まで受信していたデータを削除する、という2通りの方法が考えられる。しかしながら、いずれの方法による場合にも、以下のような不都合がある。
上記(1)の方法では、接続が回復するまでの間、途中まで受信されてメモリに保存されたデータにより、メモリの空き容量が逼迫し、他のデータを取得することができなくなる場合がある。また、通信相手の車両が見つからない場合もあり、この場合は、時間切れ時間を設定したとしても、時間切れ時間が経過するまで、メモリの残量が逼迫した状況が継続する。
上記(2)の方法では、途中まで受信したデータを削除してしまうため、通信接続が回復したときに、再び最初からデータを送受信しなければならず、切断前に行った車車間通信が無駄になると共に、データの送受信が完了するまでの時間が長くなる。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、ファイルデータの受信途中での車車間通信の切断に対して、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ、通信の効率化を図って対処し得る車両制御装置、車両、車両制御用プログラム、及び車両制御方法を提供することを目的とする。
上記(1)の方法では、接続が回復するまでの間、途中まで受信されてメモリに保存されたデータにより、メモリの空き容量が逼迫し、他のデータを取得することができなくなる場合がある。また、通信相手の車両が見つからない場合もあり、この場合は、時間切れ時間を設定したとしても、時間切れ時間が経過するまで、メモリの残量が逼迫した状況が継続する。
上記(2)の方法では、途中まで受信したデータを削除してしまうため、通信接続が回復したときに、再び最初からデータを送受信しなければならず、切断前に行った車車間通信が無駄になると共に、データの送受信が完了するまでの時間が長くなる。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、ファイルデータの受信途中での車車間通信の切断に対して、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ、通信の効率化を図って対処し得る車両制御装置、車両、車両制御用プログラム、及び車両制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための第1態様として、制御対象車両に搭載される車両制御装置であって、前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御部と、前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理部と、前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理部による前記ファイルデータの受信が開始された後、前記ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理部と、を備える車両制御装置が挙げられる。
上記車両制御装置において、前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記所定パラメータとして、前記車車間通信が確立されているときのスループット、RSSI(Received Signal Strength Indication)、レイテンシー、パケットロス率、前記ファイルデータの未受信の残データ量、前記制御対象車両の速度、前記記憶部の空き容量、前記制御対象車両と前記通信先車両の走行経路の同一性情報、前記通信先車両の使用率、及び前記制御対象車両の現在位置のうちの少なくともいずれか1つを用いる構成としてもよい。
上記車両制御装置において、前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記所定パラメータとして、前記車車間通信が確立されているときのスループット、RSSI、レイテンシー、及びパケットロス率のうちの少なくともいずれか1つの変化率を用いる構成としてもよい。
上記車両制御装置において、前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記記憶部の空き容量が所定量以下であるときに、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する構成としてもよい。
上記目的を達成するための第2態様として、上記車両制御装置を備えた車両が挙げられる。
上記目的を達成するための第3態様として、制御対象車両に搭載されるコンピュータを、前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御部と、前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理部と、前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理部による前記ファイルデータの受信が開始された後、ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理部と、して機能させる車両制御用プログラムが挙げられる。
上記目的を達成するための第4態様として、制御対象車両を制御するためにコンピュータによって実行される車両制御方法であって、前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御ステップと、前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理ステップと、前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理ステップによる前記ファイルデータの受信が開始された後、前記ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理ステップと、を含む車両制御方法が挙げられる。
上記車両制御装置によれば、ファイルデータの受信途中での車車間通信の切断に対して、記憶部に保存された部分データを、所定パラメータの状況に応じて適切に保存或いは削除することによって、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ、通信の効率化を図って対処することができる。
[1.車車間通信によるファイルデータの受信の切断]
図1を参照して、車車間通信によるファイルデータの受信が切断される状況について説明する。図1のC1は、車車間通信により、車両100から送信されるファイルデータFDが、車両1及び車両110により中継されて、基地局200により受信され、広域無線通信の基地局200から通信ネットワーク500を介して管理サーバー300にアップロードされる状況を示している。
図1を参照して、車車間通信によるファイルデータの受信が切断される状況について説明する。図1のC1は、車車間通信により、車両100から送信されるファイルデータFDが、車両1及び車両110により中継されて、基地局200により受信され、広域無線通信の基地局200から通信ネットワーク500を介して管理サーバー300にアップロードされる状況を示している。
車両1は、本発明の車両制御装置10が搭載された制御対象車両であり、車両100は、車両1の通信先車両である。以下では、車両1を自車両1とも称し、車両100を他車両100とも称する。自車両1と他車両100とは、DSRC(Dedicated Short Range Communications)、C−V2X(Cellular-V2X)等の通信規格による無線通信を行う。
C1に示したように、自車両1と他車両100との間で車車間通信が確立されて、ファイルデータFDが送受信されている状況で、C2に示したように、自車両1と他車両100との間に大型車両120が入り込むと、大型車両120が障害となって車車間通信が切断される場合がある。この場合には、大型車両120の進行方向が変わって、自車両1と他車両100の間から離れることで、自車両1と他車両100との車車間通信が速やかに回復する。そのため、自車両1が、それまでに受信したファイルデータFDの部分データをメモリに保存しておいて、車車間通信が回復したときに、ファイルデータFDの残りのデータを他車両100から受信すると効率がよい。
それに対して、自車両1と他車両100との間でファイルデータFDが送受信されている状況で、自車両1と他車両100の進行方向が途中で異なることになって、自車両1と他車両100が離れていった場合にも、車車間通信が切断されるが、この場合には、自車両1と他車両100の車車間通信が回復する可能性が低い。そのため、自車両1において、それまでに受信したファイルデータFDの部分データをそのままメモリに保存しておくのは無駄であり、削除することがメモリ残量の逼迫を防止する上で有効である。
そこで、車両1に搭載された車両制御装置10は、自車両1と他車両100との間で、車車間通信によるファイルデータFDの送受信が行われている状況で、車車間通信が切断された場合に、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ通信の効率化を図るための処理を実行する。以下では、この処理について説明する。
[2.車両制御装置の構成]
図2を参照して、自車両1に搭載された車両制御装置10の構成について説明する。自車両1には、車両制御装置10の他に、通信ユニット50、速度センサ51、及びナビゲーション装置60等が備えられている。
図2を参照して、自車両1に搭載された車両制御装置10の構成について説明する。自車両1には、車両制御装置10の他に、通信ユニット50、速度センサ51、及びナビゲーション装置60等が備えられている。
通信ユニット50は、図1に示したように、他車両100等との車車間通信、広域無線通信の基地局200、図示しない狭域無線通信のアクセスポイント等との間で、無線通信を行うための通信インターフェースである。速度センサ51は、自車両1の速度を検出して、速度検出信号を車両制御装置10に出力する。
ナビゲーション装置60は、自車両1の現在位置(緯度、経度)を検出するGPS(Global Positioning System)センサ、及び地図データ62を有して、目的地までの走行経路の案内等を実行する。ナビゲーション装置60は、自車両1の現在位置、設定されている走行経路等の情報を、車両制御装置10に出力する。
車両制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)20、メモリ30(記憶部に相当する)等により構成され、メモリ30には、車両制御用プログラム31が保存されている。CPU20は、メモリ30に保存された車両制御用プログラム31を読み込んで実行することにより、通信制御部21、データ受信処理部22、受信未完了ファイルデータ管理部23、及びデータ送信処理部24として機能する。
通信制御部21は、通信ユニット50を介して、他車両100(図1参照)との間で車車間通信を行う。データ受信処理部22は、通信制御部21により実行される車車間通信により、他車両100から送信されるファイルデータFD(図1参照)を受信して、メモリ30に保存する。受信未完了ファイルデータ管理部23は、車車間通信により他車両100からファイルデータFDを受信している途中に、車車間通信が切断された場合に対応するための処理を実行する。この処理の詳細については後述する。データ送信処理部24は、他車両100から受信したファイルデータFDを、通信制御部21及び通信ユニット50を介して、他車両110(図1参照)に転送(ホップ)、或いは基地局200又はアクセスポイント等にアップロードする。
通信制御部21により実行される処理は、本発明の車両制御方法における通信制御ステップに相当する。データ受信処理部22により実行される処理は、本発明の車両制御方法におけるデータ受信処理ステップに相当する。受信未完了ファイルデータ管理部23により実行される処理は、本発明の車両制御方法における受信未完了データ管理ステップに相当する。
[3.車車間通信の切断に対する処理]
図3〜図4に示したフローチャートに従って、図1に示した状況において、車両制御装置10により実行される車車間通信の切断に対する処理について説明する。
図3〜図4に示したフローチャートに従って、図1に示した状況において、車両制御装置10により実行される車車間通信の切断に対する処理について説明する。
図3のステップS1で、データ受信処理部22は、通信制御部21により自車両1と他車両100との車車間通信が確立されて、他車両100から送信されるファイルデータFDの受信を開始したときに、ステップS2に処理を進める。ステップS2で、データ受信処理部22は、通信制御部21によりパケット単位でファイルデータFDを受信し、次のステップS3で、データ受信処理部22は、受信したデータをメモリ30に保存する。
続くステップS4で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、図5に示した以下の(1−1)〜(1−7)のパラメータの現在の状況を認識してメモリ30に保存する。
(1−1)車車間通信の通信環境に関するパラメータである、スループット、レイテンシー、パケットロス率、RSSI(Received Signal Strength Indication、受信強度)。これらの通信環境に関するパラメータは、通信制御部21により算出される。
(1−2)ファイルデータFDの未受信のデータ残量。
(1−3)メモリ30の空き容量。
(1−4)自車両1又は他車両100の車速。自車両1の車速については、速度センサ51から出力される速度検出信号に基づいて認識される。他車両100の車速については、車車間通信により他車両100から送信される車速データに基づいて認識される。
(1−5)自車両1と他車両100の経路のマッチング率。自車両1の走行経路は、ナビゲーション装置60から出力される走行経路の情報に基づいて認識し、他車両100の走行経路は、車車間通信により他車両100から受信した他車両の走行経路の情報によって認識する。そして、受信未完了ファイルデータ管理部23は、自車両1の走行経路と他車両100の走行経路の経路マッチング率を算出する。
(1−1)車車間通信の通信環境に関するパラメータである、スループット、レイテンシー、パケットロス率、RSSI(Received Signal Strength Indication、受信強度)。これらの通信環境に関するパラメータは、通信制御部21により算出される。
(1−2)ファイルデータFDの未受信のデータ残量。
(1−3)メモリ30の空き容量。
(1−4)自車両1又は他車両100の車速。自車両1の車速については、速度センサ51から出力される速度検出信号に基づいて認識される。他車両100の車速については、車車間通信により他車両100から送信される車速データに基づいて認識される。
(1−5)自車両1と他車両100の経路のマッチング率。自車両1の走行経路は、ナビゲーション装置60から出力される走行経路の情報に基づいて認識し、他車両100の走行経路は、車車間通信により他車両100から受信した他車両の走行経路の情報によって認識する。そして、受信未完了ファイルデータ管理部23は、自車両1の走行経路と他車両100の走行経路の経路マッチング率を算出する。
(1−6)他車両100の使用率。受信未完了ファイルデータ管理部23は、他車両100の使用率の情報を、車車間通信により他車両100から受信することによって、他車両100の使用率を認識する。他車両100の使用率は、例えば、所定期間(1日、1週間、1ケ月等)において他車両100が使用された期間の割合である。また、他車両100の使用率の情報が、管理サーバー300にアップロードされている場合には、受信未完了ファイルデータ管理部23は、管理サーバー300にアクセスして、他車両100の使用率の情報を取得してもよい。
(1−7)ファイルデータの受信位置。自車両1がファイルデータFDを受信している現在位置であり、受信未完了ファイルデータ管理部23は、ナビゲーション装置60から出力される現在位置情報に基づいて、ファイルデータFDの受信位置を認識する。
(1−7)ファイルデータの受信位置。自車両1がファイルデータFDを受信している現在位置であり、受信未完了ファイルデータ管理部23は、ナビゲーション装置60から出力される現在位置情報に基づいて、ファイルデータFDの受信位置を認識する。
次のステップS5で、データ受信処理部22は、ファイルデータFDの受信が完了したか否かを判断する。そして、データ受信処理部22は、ファイルデータFDの受信を完了したときはステップS20に処理を進め、ファイルデータFDの受信を完了していないときにはステップS6に処理を進める。
ステップS20で、データ送信処理部24は、メモリ30に保存されているファイルデータFDを、他車両110等に転送、或いは基地局200にアップロードし、アップロードが完了した後に、メモリ30からファイルデータFDを削除する。ステップS6で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、自車両1と他車両100との車車間通信が切断されたか否かを判断する。そして、受信未完了ファイルデータ管理部23は、車車間通信が遮断されたときはステップS7に処理を進め、車車間通信が遮断されていないときにはステップS2に処理を進める。
ステップS7で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、メモリ30の空き容量が所定量以下であるか否かを判断する。そして、メモリ30の空き容量が所定量以上であって、メモリ30の空き容量に余裕がある場合は、受信未完了ファイルデータ管理部23は、ステップS30に処理を進め、自車両1と他車両100との車車間通信が回復したときに、ステップS2に処理を進めて、ファイルデータFDの受信を再開させる。
一方、メモリ30の空き容量が所定量未満であるときには、受信未完了ファイルデータ管理部23は、図4のステップS8に処理を進める。ステップS8で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、図5に示した条件により、パラメータの状況に応じて、途中まで受信されてメモリ30に保存されているファイルデータFDの部分データの保存期間の上限、及び削除優先度を設定する。保存期間の上限は、例えば、残りX分等に設定される。削除優先度は、メモリ30に保存される他のデータとの間で設定される優先度であり、削除優先度が高いほど、先にメモリ30から削除される。
図5において、各パラメータに対して、保存期間の上限、及び削除優先度が以下の(2−1)〜(2−10)により設定されている。
(2−1)通信切断前のスループット…スループットが高いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、スループットが低いほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−2)通信切断前のレイテンシー…レイテンシーが短いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、レイテンシーが長いほど、保存期間の上限が短時間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−3)通信切断前のパケットロス率…パケットロス率が低いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、パケットロス率が高いほど、保存期間の上限が短時間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−4)通信切断前のRSSI…RSSIが強いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、RSSIが低いほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
上記(2−1)〜(2−4)の設定により、車車間通信が切断されたときの通信環境が良好であるときは車車間通信の回復を待ち、車車間通信が切断されたときの通信環境が不良であるときにはファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−1)通信切断前のスループット…スループットが高いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、スループットが低いほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−2)通信切断前のレイテンシー…レイテンシーが短いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、レイテンシーが長いほど、保存期間の上限が短時間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−3)通信切断前のパケットロス率…パケットロス率が低いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、パケットロス率が高いほど、保存期間の上限が短時間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−4)通信切断前のRSSI…RSSIが強いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、RSSIが低いほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
上記(2−1)〜(2−4)の設定により、車車間通信が切断されたときの通信環境が良好であるときは車車間通信の回復を待ち、車車間通信が切断されたときの通信環境が不良であるときにはファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−5)ファイルデータの未受信のデータ残量…データ残量が少ないほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、データ残量が多いほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−5)の設定により、データ残量が少ない場合は車車間通信の回復を待ち、データ残量が多い場合にはファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−6)自車両又は他車両の車速…車速が低いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、車速が高いほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−6)の設定により、車速が低く、自車両1と他車両100との間隔が拡大する可能性が低い場合は車車間通信の回復を待ち、車速が高く、自車両1と他車両100との間隔が拡大する可能性が高い場合には、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−5)の設定により、データ残量が少ない場合は車車間通信の回復を待ち、データ残量が多い場合にはファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−6)自車両又は他車両の車速…車速が低いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、車速が高いほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−6)の設定により、車速が低く、自車両1と他車両100との間隔が拡大する可能性が低い場合は車車間通信の回復を待ち、車速が高く、自車両1と他車両100との間隔が拡大する可能性が高い場合には、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−7)メモリの空き容量…空き容量が多いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度が低く設定される。また、空き容量が少ないほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−7)の設定により、メモリの空き容量に余裕がある場合は車車間通信の回復を待ち、メモリの空き容量に余裕がない場合には、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−8)経路マッチング率…経路マッチング率が高いほど、保存期間の上限を長期間に設定し、削除優先度を低く設定する。また、経路マッチング率が低いほど、保存期間の上限を短期間に設定し、削除優先度を高く設定する。
(2−8)の設定により、自車両1と他車両100の経路マッチング率が高く、自車両1と他車両100が並走を続ける可能性が高いと想定される場合に、車車間通信の回復を待つことができる。また、自車両1と他車両100の経路マッチング率が低く、自車両1と他車両100が離れていく可能性が高いと想定される場合に、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−7)の設定により、メモリの空き容量に余裕がある場合は車車間通信の回復を待ち、メモリの空き容量に余裕がない場合には、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−8)経路マッチング率…経路マッチング率が高いほど、保存期間の上限を長期間に設定し、削除優先度を低く設定する。また、経路マッチング率が低いほど、保存期間の上限を短期間に設定し、削除優先度を高く設定する。
(2−8)の設定により、自車両1と他車両100の経路マッチング率が高く、自車両1と他車両100が並走を続ける可能性が高いと想定される場合に、車車間通信の回復を待つことができる。また、自車両1と他車両100の経路マッチング率が低く、自車両1と他車両100が離れていく可能性が高いと想定される場合に、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−9)他車両の使用率…他車両100の使用率が高いほど、保存期間の上限が長期間に設定され、削除優先度低く設定される。また、他車両100の使用率が低いほど、保存期間の上限が短期間に設定され、削除優先度が高く設定される。
(2−9)の設定により、他車両100の使用率が高く、他車両100が走行を継続する可能性が高いと想定される場合に、車車間通信の回復を待つことができる。また、他車両100の使用率が低く、他車両100が走行を停止する可能性が高いと想定される場合に、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−10)自車両1の受信位置…自車両1によるファイルデータFDの受信位置が、自車両1の利用者の生活圏であるときは、保存期間の上限を長期間に設定し、削除優先度を低く設定する。また、自車両1によるファイルデータFDの受信位置が、自車両1の利用者の生活圏外であるときには、保存期間の上限を短期間に設定し、削除優先度を高く設定する。
(2−10)の設定により、自車両1によるファイルデータFDの受信位置が、自車両1の利用者の生活圏であり、他車両100の利用者の生活圏でもある可能性が高く、自車両1と他車両100が接近して走行を続けると想定される場合に、車車間通信の回復を待つことができる。また、自車両1によるファイルデータFDの受信位置が、自車両1の利用者の生活圏外であり、自車両1と他車両100が接近して走行を続ける可能性が低い場合に、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−9)の設定により、他車両100の使用率が高く、他車両100が走行を継続する可能性が高いと想定される場合に、車車間通信の回復を待つことができる。また、他車両100の使用率が低く、他車両100が走行を停止する可能性が高いと想定される場合に、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
(2−10)自車両1の受信位置…自車両1によるファイルデータFDの受信位置が、自車両1の利用者の生活圏であるときは、保存期間の上限を長期間に設定し、削除優先度を低く設定する。また、自車両1によるファイルデータFDの受信位置が、自車両1の利用者の生活圏外であるときには、保存期間の上限を短期間に設定し、削除優先度を高く設定する。
(2−10)の設定により、自車両1によるファイルデータFDの受信位置が、自車両1の利用者の生活圏であり、他車両100の利用者の生活圏でもある可能性が高く、自車両1と他車両100が接近して走行を続けると想定される場合に、車車間通信の回復を待つことができる。また、自車両1によるファイルデータFDの受信位置が、自車両1の利用者の生活圏外であり、自車両1と他車両100が接近して走行を続ける可能性が低い場合に、ファイルデータFDの受信を速やかにキャンセルして、受信済みのデータをメモリ30から削除することができる。
次のステップS9で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、保存期間の上限を過ぎたか否かを判断する。そして、受信未完了ファイルデータ管理部23は、保存期間の上限を過ぎたときはステップS40に処理を進め、保存期間の上限を過ぎていないときにはステップS10に処理を進める。ステップS40で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、これまでに受信してメモリ30に保存したファイルデータFDの部分データを削除して、ファイルデータFDの受信をキャンセルする。
ステップS10で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、メモリ30に保存されているファイルデータFDの部分データの削除優先度が、メモリ30の使用状況に応じて設定される優先度閾値以上であるか否かを判断する。そして、受信未完了ファイルデータ管理部23は、削除優先度が優先度閾値以上であるときはステップS40に処理を進め、削除優先度が優先度閾値未満であるときにはステップS11に処理を進める。
ステップS11で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、車車間通信が回復したか否かを判断する。そして、受信未完了ファイルデータ管理部23は、車車間通信が回復していないときはステップS8に処理を進め、車車間通信が回復したときには図3のステップS2に処理を進めて、ファイルデータFDの受信を再開する。
[4.他の実施形態]
上記実施形態では、車車間通信の切断に対応するための処理で使用するパラメータとして、図5に示したように複数のパラメータを採用したが、必ずしもこれらの全てのパラメータを使用する必要はなく、少なくともいずれか1つを使用すればよい。
上記実施形態では、車車間通信の切断に対応するための処理で使用するパラメータとして、図5に示したように複数のパラメータを採用したが、必ずしもこれらの全てのパラメータを使用する必要はなく、少なくともいずれか1つを使用すればよい。
例えば、パラメータとして他車両の使用率と受信位置とを用いて、以下の式(1)の条件が成立する場合に、保存期間の上限を長くし、また、削除優先度を低く設定するようにしてもよい。
M=MGEO+Mdrive> TH ・・・・・(1)
但し、M:自車両1と他車両100とのマッチング率。MGEO:受信位置のパラメータ。自車両1がファイルデータFDを受信していた位置が自車両1の利用者の生活圏の中心(自宅等)に近いほど、大きな値が設定される。Mdrive:他車両の使用率のパラメータ。例えば、所定期間において他車両が使用された期間の割合により算出される。
M=MGEO+Mdrive> TH ・・・・・(1)
但し、M:自車両1と他車両100とのマッチング率。MGEO:受信位置のパラメータ。自車両1がファイルデータFDを受信していた位置が自車両1の利用者の生活圏の中心(自宅等)に近いほど、大きな値が設定される。Mdrive:他車両の使用率のパラメータ。例えば、所定期間において他車両が使用された期間の割合により算出される。
上記実施形態では、図3のステップS7で、受信未完了ファイルデータ管理部23は、メモリ30の空き容量が所定量以下であるか否かを判断して、メモリ30の空き容量が所定量以下である場合に限定して、図4のステップS8以降の処理を行った。他の実施形態として、ステップS7の処理を省略して、メモリ30の空き容量にかかわらずに、図4のステップS8以降の処理を行うようにしてもよい。
上記実施形態では、受信未完了ファイルデータ管理部23は、図5に示したように、メモリ30に保存されているファイルデータFDの部分データについての保存期間の上限と削除優先度を設定するための所定パラメータとして、通信環境の指標値であるスループット、レイテンシー、パケットロス率、及びRSSIを用いた。他の実施形態として、受信未完了ファイルデータ管理部23が、所定パラメータとして、スループット、レイテンシー、パケットロス率、及びRSSIのうちの少なくともいずれか1つの変化率を用いるようにしてもよい。
この場合、これらの変化率が大きくなって車車間通信が切断されるのは、例えば図1のC2に示したように、大型車両120が間に入り込んで自車両1と他車両100との車車間通信が切断されたような場合であり、この場合は切断が一時的であって車車間通信が回復する可能性が高いと想定される。そこで、受信未完了ファイルデータ管理部23は、これらの変化率が大きくなって車車間通信が切断されたときには、ファイルデータFDの部分データの保存期間の上限を長く設定し、また、削除優先度を低く設定する。
一方、これらの変化率が小さい状況で車車間通信が切断されるのは、例えば、図1の状況で、自車両1が他車両100から次第に遠ざかって車車間通信が不能となる場合であり、この場合は車車間通信が回復する可能性が低いと想定される。そこで、受信未完了ファイルデータ管理部23は、これらの変化率が小さい状況で車車間通信が切断されたときには、ファイルデータFDの部分データの保存期間の上限を短く設定し、また、削除優先度を高く設定する。
一方、これらの変化率が小さい状況で車車間通信が切断されるのは、例えば、図1の状況で、自車両1が他車両100から次第に遠ざかって車車間通信が不能となる場合であり、この場合は車車間通信が回復する可能性が低いと想定される。そこで、受信未完了ファイルデータ管理部23は、これらの変化率が小さい状況で車車間通信が切断されたときには、ファイルデータFDの部分データの保存期間の上限を短く設定し、また、削除優先度を高く設定する。
なお、図2は、本願発明の理解を容易にするために、車両制御装置10の構成を、主な処理内容により区分して示した概略図であり、車両制御装置10の構成を、他の区分によって構成してもよい。また、各構成要素の処理は、1つのハードウェアユニットにより実行されてもよいし、複数のハードウェアユニットにより実行されてもよい。また、図3〜図4に示したフローチャートによる各構成要素の処理は、1つのプログラムにより実行されてもよいし、複数のプログラムにより実行されてもよい。
[5.上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成の具体例である。
上記実施形態は、以下の構成の具体例である。
(第1項)制御対象車両に搭載される車両制御装置であって、前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御部と、前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理部と、前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理部による前記ファイルデータの受信が開始された後、前記ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理部と、を備える車両制御装置。
第1項の車両制御装置によれば、ファイルデータの受信途中での車車間通信の切断に対して、記憶部に保存された部分データを、所定パラメータの状況に応じて適切に保存或いは削除することによって、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ、通信の効率化を図って対処することができる。
第1項の車両制御装置によれば、ファイルデータの受信途中での車車間通信の切断に対して、記憶部に保存された部分データを、所定パラメータの状況に応じて適切に保存或いは削除することによって、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ、通信の効率化を図って対処することができる。
(第2項)前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記所定パラメータとして、前記車車間通信が確立されているときのスループット、RSSI(Received Signal Strength Indication)、レイテンシー、パケットロス率、前記ファイルデータの未受信の残データ量、前記制御対象車両の速度、前記記憶部の空き容量、前記制御対象車両と前記通信先車両の走行経路の同一性情報、前記通信先車両の使用率、及び前記制御対象車両の現在位置のうちの少なくともいずれか1つを用いる第1項に記載の車両制御装置。
第2項の車両制御装置によれば、車車間通信の通信環境、制御対象車両の状況、或いは通信先車両の走行状況に応じて、ファイルデータの部分データを記憶部に保存する期間の上限と、ファイルデータの部分データを記憶部から削除する優先度を設定することができる。
第2項の車両制御装置によれば、車車間通信の通信環境、制御対象車両の状況、或いは通信先車両の走行状況に応じて、ファイルデータの部分データを記憶部に保存する期間の上限と、ファイルデータの部分データを記憶部から削除する優先度を設定することができる。
(第3項)前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記所定パラメータとして、前記車車間通信が確立されているときのスループット、RSSI、レイテンシー、及びパケットロス率のうちの少なくともいずれか1つの変化率を用いる第1項又は第2項に記載の車両制御装置。
第3項の車両制御装置によれば、車車間通信の通信環境の変化に応じて、ファイルデータの部分データを記憶部に保存する期間の上限と、ファイルデータの部分データを記憶部から削除する優先度を設定することができる。
第3項の車両制御装置によれば、車車間通信の通信環境の変化に応じて、ファイルデータの部分データを記憶部に保存する期間の上限と、ファイルデータの部分データを記憶部から削除する優先度を設定することができる。
(第4項)前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記記憶部の空き容量が所定量以下であるときに、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する第1項から第3項のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。
第4項の車両制御装置によれば、記憶部の空き容量に余裕がない場合に限定して、受信未完了ファイルデータ管理部による車車間通信の切断の対応処理を実行することにより、車両制御装置における演算負荷を低減することができる。
第4項の車両制御装置によれば、記憶部の空き容量に余裕がない場合に限定して、受信未完了ファイルデータ管理部による車車間通信の切断の対応処理を実行することにより、車両制御装置における演算負荷を低減することができる。
(第5項)第1項から第4項のうちいずれか1項に記載の車両制御装置を備えた、車両。
第5項の車両によれば、ファイルデータの受信途中での車車間通信の切断に対して、記憶部に保存された部分データを、所定パラメータの状況に応じて適切に保存或いは削除することによって、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ、通信の効率化を図って対処することができる。
第5項の車両によれば、ファイルデータの受信途中での車車間通信の切断に対して、記憶部に保存された部分データを、所定パラメータの状況に応じて適切に保存或いは削除することによって、メモリ残量の逼迫を抑制しつつ、通信の効率化を図って対処することができる。
(第6項)制御対象車両に搭載されるコンピュータを、前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御部と、前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理部と、前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理部による前記ファイルデータの受信が開始された後、ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理部と、して機能させる車両制御用プログラム。
第6項の車両制御用プログラムを、制御対象車両に搭載されたコンピュータにより実行することによって、第1項の車両制御装置の構成を実現することができる。
第6項の車両制御用プログラムを、制御対象車両に搭載されたコンピュータにより実行することによって、第1項の車両制御装置の構成を実現することができる。
(第7項)制御対象車両を制御するためにコンピュータによって実行される車両制御方法であって、前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御ステップと、前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理ステップと、前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理ステップによる前記ファイルデータの受信が開始された後、前記ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理ステップと、を含む車両制御方法。
第7項の車両制御方法をコンピュータにより実行することによって、第1項の車両制御装置と同様の作用効果を得ることができる。
第7項の車両制御方法をコンピュータにより実行することによって、第1項の車両制御装置と同様の作用効果を得ることができる。
1…制御対象車両(自車両)、10…車両制御装置、20…CPU、21…通信制御部、22…データ受信処理部、23…受信未完了ファイルデータ管理部、24…データ送信処理部、30…メモリ、31…車両制御用プログラム、50…通信ユニット、51…速度センサ、60…ナビゲーション装置、100…通信先車両(他車両)、200…基地局、300…管理サーバー。
Claims (7)
- 制御対象車両に搭載される車両制御装置であって、
前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御部と、
前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理部と、
前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理部による前記ファイルデータの受信が開始された後、前記ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理部と、
を備える車両制御装置。 - 前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記所定パラメータとして、前記車車間通信が確立されているときのスループット、RSSI(Received Signal Strength Indication)、レイテンシー、パケットロス率、前記ファイルデータの未受信の残データ量、前記制御対象車両の速度、前記記憶部の空き容量、前記制御対象車両と前記通信先車両の走行経路の同一性情報、前記通信先車両の使用率、及び前記制御対象車両の現在位置のうちの少なくともいずれか1つを用いる
請求項1に記載の車両制御装置。 - 前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記所定パラメータとして、前記車車間通信が確立されているときのスループット、RSSI、レイテンシー、及びパケットロス率のうちの少なくともいずれか1つの変化率を用いる
請求項1又は請求項2に記載の車両制御装置。 - 前記受信未完了ファイルデータ管理部は、前記記憶部の空き容量が所定量以下であるときに、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する
請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の車両制御装置を備えた、
車両。 - 制御対象車両に搭載されるコンピュータを、
前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御部と、
前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理部と、
前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理部による前記ファイルデータの受信が開始された後、ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理部と、
して機能させる車両制御用プログラム。 - 制御対象車両を制御するためにコンピュータによって実行される車両制御方法であって、
前記制御対象車両以外の通信先車両との間で車車間通信を行う通信制御ステップと、
前記車車間通信により前記通信先車両から送信されるファイルデータを受信して記憶部に保存するデータ受信処理ステップと、
前記車車間通信が確立されて、前記データ受信処理ステップによる前記ファイルデータの受信が開始された後、前記ファイルデータの受信が完了する前に前記車車間通信が切断された場合に、前記記憶部に保存されている前記ファイルデータの部分データに対して、所定パラメータの状況に応じて、前記記憶部に保存する期間の上限と前記記憶部から削除する優先度とのうちの、少なくともいずれか一方を設定する受信未完了ファイルデータ管理ステップと、
を含む車両制御方法。
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