JP2021167308A - Sting作動化合物 - Google Patents
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Abstract
Description
[1] 一般式(I)
[2] 前項[1]記載のプロドラッグが、一般式(I−1−1)
[3] 環Aが、(a)C5〜6単環式炭素環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環である、前項[1]または[2]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[4] 環Bが、(a)C5〜6単環式炭素環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環である、前項[1]〜[3]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[5] 環Aが、(a)ベンゼン環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式芳香族複素環である、前項[1]、[2]および[4]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[6] 環Bが、(a)ベンゼン環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式芳香族複素環である、前項[1]〜[3]および[5]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[7] 環Aが、1〜4個の窒素原子を含み、その他のヘテロ原子を含まない5〜6員単環式芳香族含窒素複素環である、前項[1]、[2]、[4]および[6]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[8] Zが酸素原子である、前項[1]〜[7]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[9] Xが窒素原子であり、Yが−CH=である、前項[1]〜[8]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[10]一般式(I)の
[11] 一般式(I)で示される化合物が、一般式(II)
[12] Tが窒素原子である、前項[1]〜[11]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[13] Uが炭素原子である、前項[10]〜[12]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[14] 環Aが、ピラゾール、トリアゾール(例えば、1,2,3−トリアゾールおよび1,2,4−トリアゾール)、テトラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、イミダゾール、チアゾールまたはイソチアゾールである、前項[1]、[2]、[4]、[6]および[8]〜[13]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[15] 一般式(I)で示される化合物が、一般式(III)
[16] 一般式(I)、一般式(II)および一般式(III)(以下、「一般式(I)等」と略記することがある。)の何れかまたは一般式(I−1−1)のL2が、結合手またはC1〜3アルキレン基である、前項[1]〜[15]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[17] 一般式(I)等の何れかまたは一般式(I−1−1)のL1が、−O−、−CONH−、−CO−、−CO2−、−S−、−SO2−または−SO−である、前項[1]〜[16]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[18] 一般式(I)等の何れかまたは一般式(I−1−1)のL1が、−CONH−(但し、当該基の左側が環Bに結合する。)、−CO−、−CO2−、−S−、−SO2−または−SO−である、前項[1]〜[16]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[19] R1が、水素原子、水酸基、C1〜4アルキル基またはカルボキシ基である、前項[1]〜[18]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[20] R1が、水素原子またはC1〜4アルキル基である、前項[1]〜[19]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[21] R2が、ニトロ基またはNR2aR2bである、前項[1]〜[20]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[22] R2aおよびR2bがともに水素原子である、前項[1]〜[21]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[23] R3が、水素原子、ハロゲン原子または水酸基である、前項[1]〜[22]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[24] R4が、水素原子である、前項[1]〜[23]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[25] R6が、水素原子である、前項[1]〜[24]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[26] pおよびpaが、0または1の整数である、前項[1]〜[25]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[27] 一般式(I)で示される化合物が、
(1) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[5,4−c]ピリジン−3−アミン、
(2) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(3) 4−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(4) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルチオ)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(5) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メトキシ−d3)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(6) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルスルホニル)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(7) 4−(4−アミノ−5−(エチルチオ)−2−フルオロフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(8) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルスルフィニル)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(9) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(10) メチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(11) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロ安息香酸、
(12) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンズアミド、
(13) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−7−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(14) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オン、
(15) 4−(4−アミノ−2−クロロ−5−(メチルチオ)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(16) エチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(17) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロ−N−メチルベンズアミド、
(18) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)プロパン−1−オン、
(19) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−N−エチル−4−フルオロベンズアミド、
(20) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)フェニル)エタン−1−オン、
(21) メチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)ベンゾアート、
(22) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−N−プロピルベンズアミド、
(23) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)ブタン−1−オン、
(24) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロ−N−プロピルベンズアミド、
(25) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)フェニル)ブタン−1−オン、
(26) 2−ヒドロキシエチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(27) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド、
(28) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−N−メチルベンズアミド、
(29) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−ヒドロキシフェニル)エタン−1−オン、
(30) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−N−エチルベンズアミド、
(31) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)フェニル)プロパン−1−オン、
(32) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−クロロ−N−エチルベンズアミド、
(33) 4−(2−フルオロ−5−メトキシ−4−ニトロフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(34) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソチアゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オン、および
(35) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミンからなる群から選択される化合物である、前項[1]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−1] 一般式(I−1)
(i)
(ii)
(a)−L3−R8[式中、L3は、結合手、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜4アルキレン基、C3〜6シクロアルキレン基、
(b)
(iii)
(iv)生体内において分解された結果、一般式(I)で示される化合物またはそのN−オキシド体を生成する遊離基を表し、R7は水素原子を表し、bは環Bの結合位置を表す。但し、R2d、R4aおよびR6aのうちの二つ以上は、同時にRFRを表さない。]で示される化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−2] 環Aが、(a)C5〜6単環式炭素環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環である、前項[1−1]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−3] 環Bが、(a)C5〜6単環式炭素環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環である、前項[1−1]もしくは[1−2]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−4] 環Aが、(a)ベンゼン環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式芳香族複素環である、前項[1−1]もしくは[1−3]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−5] 環Bが、(a)ベンゼン環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式芳香族複素環である、前項[1−1]、[1−2]および[1−4]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−6] 環Aが、1〜4個の窒素原子を含み、その他のヘテロ原子を含まない5〜6員単環式芳香族含窒素複素環を表す、前項[1−1]、[1−3]および[1−5]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−7] Zが酸素原子である、前項[1−1]〜[1−6]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−8] Xが窒素原子であり、Yが−CH=である、前項[1−1]〜[1−7]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−9] 一般式(I−1)の
[1−10] 一般式(I−1)で示される化合物が、一般式(II−1)
[1−11] Tが窒素原子である、前項[1−1]〜[1−10]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−12] Uが炭素原子である、前項[1−9]〜[1−11]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−13] 環Aが、ピラゾール、トリアゾール(例えば、1,2,3−トリアゾールおよび1,2,4−トリアゾール)、テトラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、イミダゾール、チアゾールまたはイソチアゾールである、前項[1−1]、[1−3]、[1−5]および[1−7]〜[1−12]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−14] 一般式(I−1)で示される化合物が、一般式(III−1)
[1−15] 一般式(I−1)、一般式(II−1)および一般式(III−1)(以下、「一般式(I−1)等」と略記することがある。)の何れかのL2が結合手またはC1〜3アルキレン基である、前項[1−1]〜[1−14]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−16] 一般式(I−1)等の何れかのL1が、−O−、−CONH−、−CO−、−CO2−、−S−、−SO2−または−SO−である、前項[1−1]〜[1−15]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−17] 一般式(I−1)等の何れかのL1が、−CONH−(但し、当該基の左側が環Bに結合する。)、−CO−、−CO2−、−S−、−SO2−または−SO−である、前項[1−1]〜[1−15]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−18] R1が、水素原子、水酸基、C1〜4アルキル基またはカルボキシ基である、前項[1−1]〜[1−17]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−19] R1が、水素原子またはC1〜4アルキル基である、前項[1−1]〜[1−17]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−20] R2cが、ニトロ基またはNR2dR2eである、前項[1−1]〜[1−19]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−21] R3が、水素原子、ハロゲン原子または水酸基である、前項[1−1]〜[1−20]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−22] R2dが水素原子またはRFRである前項[1−1]〜[1−21]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−23] R4aおよびR6aがともに水素原子である、前項[1−1]〜[1−22]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−24] R4aが水素原子またはRFRである前項[1−1]〜[1−21]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−25] R2dおよびR6aがともに水素原子である、前項[1−1]〜[1−21]および[1−24]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−26] R6aが水素原子またはRFRである前項[1−1]〜[1−21]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−27] R2dおよびR4aがともに水素原子である、前項[1−1]〜[1−21]および[1−26]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−28] R2d、R4aおよびR6aの何れか一つがRFRを表す、前項[1−1]〜[1−21]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−29] R4aがRFRを表し、R2dおよびR6aがともに水素原子である、前項[1−1]〜[1−21]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−30] RFRが、
[1−31]
[1−32] RFRが、
[1−33] RFcが、
[1−34] RFcが、
[1−35] RFRが、
[1−36] RFRが、
[1−37] 有機アミン塩が、脂肪族アミン塩(例えば、メチルアミン塩、ジメチルアミン塩、シクロペンチルアミン塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、プロカイン塩、メグルミン塩、ジエタノールアミン塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩またはエチレンジアミン塩等)、アラルキルアミン塩(例えば、ベンジルアミン塩、フェネチルアミン塩、N,N−ジベンジルエチレンジアミン塩またはベネタミン塩等)、ヘテロ環芳香族アミン塩(例えば、ピペリジン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩またはイソキノリン塩等)、第四級アンモニウム塩(例えば、テトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアモニウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルアンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メチルトリオクチルアンモニウム塩またはテトラブチルアンモニウム塩等)、塩基性アミノ酸塩(例えば、アルギニン塩またはリシン塩等)またはN−メチル−D−グルカミン塩である、前項[1−36]記載の化合物の薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−38] pおよびpaが、0または1の整数である、前項[1−1]〜[1−37]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−39] 一般式(I−1)で示される化合物が、
(1) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[5,4−c]ピリジン−3−アミン、
(2) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(3) 4−(4−アミノ−3−メトキシフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(4) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルチオ)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(5) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メトキシ−d3)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(6) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルスルホニル)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(7) 4−(4−アミノ−5−(エチルチオ)−2−フルオロフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(8) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルスルフィニル)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(9) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−3−メトキシフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(10) メチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(11) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロ安息香酸、
(12) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンズアミド、
(13) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−7−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(14) メチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1−((ホスホノオキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(15) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オン、
(16) 4−(4−アミノ−2−クロロ−5−(メチルチオ)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(17) エチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(18) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(19) エチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1−((ホスホノオキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(20) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロ−N−メチルベンズアミド、
(21) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)プロパン−1−オン、
(22) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−N−エチル−4−フルオロベンズアミド、
(23) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)フェニル)エタン−1−オン、
(24) メチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)ベンゾアート、
(25) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−N−プロピルベンズアミド、
(26) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)ブタン−1−オン、
(27) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロ−N−プロピルベンズアミド、
(28) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)フェニル)ブタン−1−オン、
(29) 2−ヒドロキシエチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(30) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)ベンズアミド、
(31) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−N−メチルベンズアミド、
(32) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−5−(エチルカルバモイル)−2−フルオロフェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(33) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−ヒドロキシフェニル)エタン−1−オン、
(34) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−N−エチルベンズアミド、
(35) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)フェニル)プロパン−1−オン、
(36) 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−クロロ−N−エチルベンズアミド、
(37) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルチオ)フェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(38) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−プロピオニルフェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(39) (4−(4−(3−アセチル−4−アミノフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(40) 4−(2−フルオロ−5−メトキシ−4−ニトロフェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(41) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルスルホニル)フェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(42) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−5−(エチルカルバモイル)−2−クロロフェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(43) 1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソチアゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オン、
(44) 4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン、
(45) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (((2R,3S,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル) カルボナート、
(46) ((((4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メトキシ)(ヒドロキシ)ホスホリル)オキシ)メチル イソプロピル カルボナート、
(47) 2−((2−((((4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)メトキシ)−N−メチル−2−オキソエタン−1−アンモニウム クロリド、
(48) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル メチル(3−((ホスホノオキシ)メチル)ピリジン−2−イル)カルバマート、
(49) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (((2R,3S,4R,5R)−5−アミノ−3,4,6−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル) カルボナート、
(50) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル [1,4′−ビピペリジン]−1′−カルボキシラート、
(51) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (2−モルホリノエチル) カルボナート、
(52) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボニル)グリシン、
(53) (2−(((1−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)メチル メチルグリシナート、
(54) メチル 4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシラート、
(55) 1−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル 二水素ホスファート、
(56) (2−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−N−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド)ピリジン−3−イル)メチル メチルグリシナート、および
(57) (2−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−N−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド)ピリジン−3−イル)メチル 二水素ホスファートからなる群から選択される化合物である、前項[1−1]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−40] 一般式(I−1)で示される化合物が、
(1) メチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1−((ホスホノオキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(2) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(3) エチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1−((ホスホノオキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート、
(4) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−5−(エチルカルバモイル)−2−フルオロフェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(5) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルチオ)フェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(6) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−プロピオニルフェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(7) (4−(4−(3−アセチル−4−アミノフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(8) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルスルホニル)フェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(9) (4−(3−アミノ−4−(4−アミノ−5−(エチルカルバモイル)−2−クロロフェニル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート、
(10) ((((4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メトキシ)(ヒドロキシ)ホスホリル)オキシ)メチル イソプロピル カルボナート、および
(11) 1−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル 二水素ホスファートからなる群から選択される化合物である、前項[1−1]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−41] 一般式(I−1)で示される化合物が、
(1) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (((2R,3S,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル) カルボナート、
(2) 2−((2−((((4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)メトキシ)−N−メチル−2−オキソエタン−1−アンモニウム クロリド、
(3) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル メチル(3−((ホスホノオキシ)メチル)ピリジン−2−イル)カルバマート、
(4) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (((2R,3S,4R,5R)−5−アミノ−3,4,6−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル) カルボナート、
(5) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル [1,4′−ビピペリジン]−1′−カルボキシラート、
(6) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (2−モルホリノエチル) カルボナート、
(7) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボニル)グリシン、
(8) (2−(((1−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)メチル メチルグリシナート、
(9) メチル 4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシラート、
(10) (2−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−N−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド)ピリジン−3−イル)メチル メチルグリシナート、および
(11) (2−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−N−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド)ピリジン−3−イル)メチル 二水素ホスファートからなる群から選択される化合物である、前項[1−1]記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物;
[1−42] 前項[1−1]〜[1−41]の何れか一項記載の化合物の薬学的に許容される塩が、アルカリ金属塩(例えば、リチウム塩、ナトリウム塩またはカリウム塩)である、前項[1−1]〜[1−41]の何れか一項記載の化合物の薬学的に許容される塩またはその溶媒和物;
[1−43] 前項[1−1]〜[1−42]の何れか一項記載の化合物またはその許容される塩の溶媒和物が水和物である、前項[1−1]〜[1−42]の何れか一項記載の化合物またはその薬学的に許容される塩の溶媒和物;
[2−1] (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファートの水和物;
[2−2] 包接水和物である、前項[2−1]記載の水和物;
[2−3] (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファートの1分子当たり2〜3個の水分子が配位する前記[2−1]または[2−2]記載の水和物;
[2−4] 結晶形態である前記[2−1]〜[2−3]の何れか一項記載の水和物;
[2−5] 粉末X線回折スペクトルにおいて、約8.2、約8.8、約10.3、約19.0、約25.2、約25.6および約27.4度から選択される回折角(2θ)に少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも4つ、さらに好ましくは少なくとも5つの回折ピークを有する結晶である、前記[2−4]記載の水和物;
[2−6] 粉末X線回折スペクトルにおいて、約8.2、約8.8、約10.3、約19.0、約25.2、約25.6および約27.4度の回折角(2θ)に回折ピークを有する結晶である、前記[2−4]または[2−5]記載の水和物;
[2−7] 図4に示される粉末X線回折スペクトルチャートを特徴とする結晶である、前記[2−4]〜[2−6]の何れか一項に記載の水和物;
[2−8] 示差走査熱量測定において、ピーク温度が約130℃である吸熱ピークを有する結晶である、前記[2−4]〜[2−7]のいずれか一項記載の水和物;
[2−9] 図5に示される示差走査熱量測定チャートを特徴とする結晶である、前記[2−8]記載の水和物;
[2−10] 熱重量分析において、室温から約150℃までに約8%の重量減少を特徴とする結晶である、前記[2−4]〜[2−9]の何れか一項記載の水和物;
[2−11] 熱重量分析において、図6に示される重量パーセント変化を特徴とする結晶である、前記[2−10]記載の水和物;
[2−12] (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート 一カリウム塩;
[2−13] 結晶形態である前記[2−12]記載の化合物;
[2−14] 粉末X線回折スペクトルにおいて、約11.9、約16.2、約20.0、約20.6、約23.4、約24.6および約27.1度から選択される回折角(2θ)に少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも4つ、さらに好ましくは少なくとも5つの回折ピークを有する結晶である、前記[2−13]記載の化合物;
[2−15] 粉末X線回折スペクトルにおいて、約11.9、約16.2、約20.0、約20.6、約23.4、約24.6および約27.1度の回折角(2θ)に回折ピークを有する結晶である、前記[2−13]または[2−14]記載の化合物;
[2−16] 図7に示される粉末X線回折スペクトルチャートを特徴とする結晶である、前記[2−13]〜[2−15]の何れか一項記載の化合物;
[2−17] 示差走査熱量測定において、オンセット温度が約142℃またはピーク温度が約174℃である吸熱ピークを有する結晶である、前記[2−13]〜[2−16]の何れか一項記載の化合物;
[2−18] 図8に示される示差走査熱量測定チャートを特徴とする結晶である、前記[2−17]記載の化合物;
[2−19] (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファートの酢酸塩または酢酸和物;
[2−20] 結晶形態である前記[2−19]記載の化合物;
[2−21] 粉末X線回折スペクトルにおいて、約5.2、約12.7、約18.4、約20.3、約20.8、約26.5および約27.9度から選択される回折角(2θ)に少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも4つ、さらに好ましくは少なくとも5つの回折ピークを有する結晶である、前記[2−20]記載の化合物;
[2−22] 粉末X線回折スペクトルにおいて、約5.2、約12.7、約18.4、約20.3、約20.8、約26.5および約27.9度の回折角(2θ)に回折ピークを有する結晶である、前記[2−20]または[2−21]記載の化合物;
[2−23] 図9に示される粉末X線回折スペクトルチャートを特徴とする結晶である、前記[2−20]〜[2−22]の何れか一項記載の化合物;
[2−24] 示差走査熱量測定において、オンセット温度が約198℃またはピーク温度が約207℃である吸熱ピークを有する結晶である、前記[2−20]〜[2−23]の何れか一項記載の化合物;
[2−25] 図10に示される示差走査熱量測定チャートを特徴とする結晶である、前記[2−24]記載の化合物;
[2−26] (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル 二水素ホスファート トロメタモール塩;
[2−27] 結晶形態である前記[2−26]記載の化合物;
[2−28] 粉末X線回折スペクトルにおいて、約9.1、約11.9、約15.7、約17.0、約18.0、約19.5および約27.5度から選択される回折角(2θ)に少なくとも2つ、好ましくは少なくとも3つ、より好ましくは少なくとも4つ、さらに好ましくは少なくとも5つの回折ピークを有する結晶である、前記[2−27]記載の化合物;
[2−29] 粉末X線回折スペクトルにおいて、約9.1、約11.9、約15.7、約17.0、約18.0、約19.5および約27.5度の回折角(2θ)に回折ピークを有する結晶である、前記[2−27]または[2−28]記載の化合物;
[2−30] 図11に示される粉末X線回折スペクトルチャートを特徴とする結晶である、前記[2−27]〜[2−29]の何れか一項記載の化合物;
[2−31] 示差走査熱量測定において、オンセット温度が約44℃またはピーク温度が約75℃である吸熱ピークを有する結晶である、前記[2−27]〜[2−30]の何れか一項記載の化合物;
[2−32] 図12に示される示差走査熱量測定チャートを特徴とする結晶である、前記[2−31]記載の化合物;
[3−1] 一般式(I)、一般式(II)もしくは一般式(III)で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物を有効成分として含有する医薬組成物;
[3−2] (a)一般式(I−1)、一般式(II−1)もしくは一般式(III−1)で示される化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩もしくはそれらの溶媒和物、(b)前項[1−1]〜[1−41]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩もしくはそれらの溶媒和物、(c)前項[2−1]〜[2−11]の何れか一項記載の水和物もしくは前項[2−12]〜[2−32]の何れか一項記載の化合物を有効成分として含有する医薬組成物;
[3−3] さらに、薬学的に許容される担体を含有する、前項[3−1]または[3−2]記載の医薬組成物;
[3−4] さらに1種以上の他の抗がん剤の有効成分を含む、前項[3−1]〜[3−3]の何れか一項記載の医薬組成物;
[4−1] 一般式(I)、一般式(II)もしくは一般式(III)で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物を有効成分として含む、がんもしくは感染症の進行抑制、再発抑制および/または治療剤;
[4−2] (a)一般式(I−1)、一般式(II−1)もしくは一般式(III−1)で示される化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩もしくはそれらの溶媒和物、(b)前項[1−1]〜[1−41]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩もしくはそれらの溶媒和物、(c)前項[2−1]〜[2−11]の何れか一項記載の水和物もしくは前項[2−12]〜[2−32]の何れか一項記載の化合物を有効成分として含む、がんもしくは感染症の進行抑制、再発抑制および/または治療剤;
[4−3] がんが、固形がんまたは血液がんである、前項[4−1]または[4−2]記載の剤;
[4−4] がんが固形がんであり、当該固形がんが、悪性黒色腫(例えば、皮膚、口腔粘膜上皮または眼窩内等における悪性黒色腫)、非小細胞肺癌(例えば、扁平非小細胞肺癌および非扁平非小細胞肺癌)、小細胞肺癌、頭頸部癌(例えば、口腔癌、上咽頭癌、中咽頭癌、下咽頭癌、喉頭癌、唾液腺癌および舌癌)、腎細胞癌(例えば、淡明細胞型腎細胞癌)、乳癌、卵巣癌(例えば、漿液性卵巣癌および卵巣明細胞腺癌)、鼻咽頭癌、子宮癌(例えば、子宮頸癌および子宮体癌)、肛門癌(例えば、肛門管癌)、大腸癌(例えば、高頻度マイクロサテライト不安定性(以下、「MSI-H」と略記する。)および/またはミスマッチ修復欠損(以下、「dMMR」と略記する。)陽性大腸癌)、直腸癌、結腸癌、肝細胞癌、食道癌、胃癌、食道胃接合部癌、膵癌、尿路上皮癌(例えば、膀胱癌、上部尿路癌、尿管癌、腎盂癌および尿道癌)、前立腺癌、卵管癌、原発性腹膜癌、悪性胸膜中皮腫、胆嚢癌、胆管癌、胆道癌、皮膚癌(例えば、ブドウ膜悪性黒色腫およびメルケル細胞癌)、精巣癌(胚細胞腫瘍)、膣癌、外陰部癌、陰茎癌、小腸癌、内分泌系癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、脊椎腫瘍、神経芽細胞腫、髄芽腫、眼網膜芽細胞腫、神経内分泌腫瘍、脳腫瘍(例えば、神経膠腫(例えば、神経膠芽腫および神経膠肉腫)および髄膜腫)および扁平上皮癌から選択される1以上の癌である、前項[4−3]記載の剤;
[4−5] がんが固形がんであり、当該固形がんが、骨・軟部肉腫(例えば、ユーイング肉腫、小児横紋筋肉腫、子宮体部平滑筋肉腫、軟骨肉腫、肺肉腫、骨肉腫および先天性繊維肉腫)またはカポジ肉腫である、前項[4−3]記載の剤;
[4−6] がんが血液がんであり、当該血液がんが、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫(例えば、非ホジキンリンパ腫(例えば、B細胞性非ホジキンリンパ腫(例えば、前駆B細胞リンパ芽球性リンパ腫、前駆B細胞急性リンパ球芽性白血病、慢性Bリンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫)、B前駆細胞性白血病、B細胞前リンパ球性白血病、リンパ形質細胞性リンパ腫、節性辺縁帯B細胞性リンパ腫、節外性辺縁帯B細胞性リンパ腫(MALTリンパ腫)、脾原発辺縁帯B細胞性リンパ腫、有毛細胞白血病、有毛細胞白血病・バリアント型、濾胞性リンパ腫、小児型濾胞性リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・非特定型、脾びまん性赤脾髄小型B細胞リンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫、原発性縦隔大細胞型B細胞性リンパ腫、原発性滲出性リンパ腫、バーキットリンパ腫、マントル細胞リンパ腫、単クローン性B細胞リンパ球増加症、脾B細胞リンパ腫/白血病・分類不能型、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症・IgM型、μ重鎖病、λ重鎖病、α重鎖病、形質細胞骨髄腫、骨孤在性形質細胞腫、骨外性形質細胞腫、単クローン性免疫グロブリン沈着病、IRF4再構成を伴う大細胞型B細胞リンパ腫、原発性皮膚濾胞中心リンパ腫、T細胞/組織球豊富型大細胞型B細胞リンパ腫、原発性中枢神経系びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、原発性皮膚びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・下肢型、EBV陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・非特定型、EBV陽性粘膜皮膚潰瘍、慢性炎症関連びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、リンパ腫様肉芽腫症、血管内大細胞型B細胞リンパ腫、ALK陽性大細胞型B細胞リンパ腫、形質芽球性リンパ腫、原発性体腔液リンパ腫、HHV8陽性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫・非特異型、11q異常を伴うバーキット様リンパ腫、MYCおよびBCL2とBCL6の両方か一方の再構成伴う高悪性度B細胞リンパ腫、高悪性度B細胞リンパ腫・非特異型およびびまん性大細胞型B細胞リンパ腫と古典的ホジキンリンパ腫の中間的特徴を伴うB細胞リンパ腫・分類不能型)、T/NK細胞性非ホジキンリンパ腫(例えば、前駆T細胞リンパ芽球性リンパ腫、慢性Tリンパ球性白血病、T細胞型大顆粒リンパ球性白血病、大顆粒NK細胞性白血病、急速進行性NK細胞白血病、末梢性T細胞リンパ腫、末梢性T細胞リンパ腫・非特定型、分類不能末梢性T細胞リンパ腫、血管免疫芽球性T細胞性リンパ腫、未分化大細胞(CD30陽性)リンパ腫、血管中心性リンパ腫、腸管T細胞性リンパ腫、腸症型T細胞リンパ腫、肝脾型γ−δT細胞リンパ腫、皮下脂肪組織炎様T細胞リンパ腫、菌状息肉症、セザリー症候群、ホジキン様/ホジキン関連未分化大細胞リンパ腫、節外性NK/T細胞リンパ腫、成人T細胞性リンパ腫、T細胞前リンパ球性白血病、慢性NK細胞リンパ増殖異常症、小児全身性EBV陽性T細胞リンパ腫、種痘様水疱症様リンパ増殖異常症、節外性NK/T細胞リンパ腫・鼻型、腸症関連T細胞リンパ腫、単形性上皮向性腸管T細胞リンパ腫、胃腸管緩徐進行性T細胞リンパ増殖異常症、肝脾T細胞リンパ腫、原発性皮膚CD30陽性T細胞リンパ増殖異常症、リンパ腫様丘疹症、原発性皮膚未分化大細胞型リンパ腫、原発性皮膚γδT細胞リンパ腫、原発性皮膚CD8陽性急速進行性表皮向性細胞傷害性T細胞リンパ腫、原発性皮膚先端型CD8陽性T細胞リンパ腫、原発性皮膚CD4陽性小型/中型T細胞リンパ増殖性症、濾胞T細胞リンパ腫、濾胞ヘルパーT細胞形質を伴う節性末梢性T細胞リンパ腫、未分化大細胞リンパ腫・ALK陽性型、未分化大細胞リンパ腫・ALK陰性型および乳房インプラント関連未分化大細胞リンパ腫))およびホジキンリンパ腫(例えば、古典的ホジキンリンパ腫(例えば、結節硬化型、混合細胞型、リンパ球豊富型およびリンパ球減少型)または結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫))、白血病(例えば、急性骨髄性白血病、急性前骨髄球性白血病、急性リンパ芽球性白血病(リンパ芽球性リンパ腫)、慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫)、骨髄異形成症候群および慢性骨髄性白血病)、中枢神経系原発悪性リンパ腫および骨髄増殖症候群から選択される1以上のがんである、前項[4−3]記載の剤;
[4−7] がんが、小児がんまたは原発不明がんである、前項[4−1]または[4−2]記載の剤;
[4−8] がんが、他の抗がん剤による治療効果が不十分あるいは十分ではないがんである、前項[4−1]〜[4−7]の何れか一項記載の剤;
[4−9] がんが、他の抗がん剤治療後に増悪したがんである、前項[4−1]〜[4−8]の何れか一項記載の剤;
[4−10] がん患者が、他の抗がん剤による治療歴のない患者である、前項[4−1]〜[4−7]の何れか一項記載の剤;
[4−11] 術後補助療法または術前補助療法において処方される、前項[4−1]〜[4−10]の何れか一項記載の剤;
[4−12] がんが、根治もしくは切除不能、転移性、再発性、難治性および/または遠隔転移性である、前項[4−1]〜[4−11]の何れか一項記載の剤;
[4−13] 腫瘍組織内の腫瘍細胞のうち、PD-L1を発現した腫瘍細胞が占める割合(以下、「TPS」と略記する。)またはPD-L1陽性細胞数(腫瘍細胞、リンパ球およびマクロファージ)を総腫瘍細胞数で除し、100を乗じた数値(以下、「CPS」と略記する。)が、50%以上、25%以上、10%以上、5%以上または1%以上である、前項[4−1]〜[4−12]の何れか一項記載の剤;
[4−14] TPSが、50%未満、25%未満、10%未満、5%未満または1%未満である、前項[4−1]〜[4−12]の何れか一項記載の剤;
[4−15] がんが、MSI-Hおよび/またはdMMRを有する、前項[4−1]〜[4−14]の何れか一項記載の剤;
[4−16] がんが、MSI-Hおよび/またはdMMRを有しない、もしくは低頻度マイクロサテライト不安定性(以下、「MSI-L」と略記する。)を有する、前項[4−1]〜[4−14]の何れか一項記載の剤;
[4−17] 悪性黒色腫または非小細胞肺癌が、BRAF V600E変異陽性である、前項[4−4]〜[4−16]の何れか一項記載の剤;
[4−18] 悪性黒色腫または非小細胞肺癌が、BRAF V600野生型である、前項[4−4]〜[4−16]の何れか一項記載の剤;
[4−19] 非小細胞肺癌が、EGFR遺伝子変異陽性および/またはALK融合遺伝子陽性である、前項[4−4]〜[4−18]の何れか一項記載の剤;
[4−20] 非小細胞肺癌が、EGFR遺伝子変異陰性および/またはALK融合遺伝子陰性である、前項[4−4]〜[4−18]の何れか一項記載の剤;
[4−21] がんの腫瘍変異負荷(以下、「TMB」と略記する。)が高頻度(106塩基当たりの変異数が10個以上)である、前項[4−1]〜[4−20]の何れか一項記載の剤;
[4−22] がんのTMBが低頻度(106塩基当たりの変異数が10個未満)である、前項[4−1]〜[4−20]の何れか一項記載の剤;
[4−23] さらに1種以上の他の抗がん剤と併用して投与されることを特徴とする、前項[4−1]〜[4−22]の何れか一項記載の剤;
[5−1] 感染症が、ウイルス感染、寄生虫感染、細菌感染または真菌感染に起因する症状である、前項[4−1]または[4−2]記載の剤;
[5−2] ウイルス感染が、アデノウイルス、アレナウイルス、ブンヤウイルス、カリチウイルス、コロナウイルス(例えば、SARSコロナウイルス(SARS-CoV)、MERSコロナウイルス(MERS-CoV)および新型コロナウイルス(SARS-CoV-2))、フィロウイルス、ヘパドナウイルス、ヘルペスウイルス、オルソミクソウイルス、パポバウイルス、パラミクソウイルス、パルボウイルス、ピコルナウイルス、ポックスウイルス、レオウイルス、レトロウイルス、ラブドウイルス、トガウイルス、乳頭腫ウイルス(例えば、ヒト乳頭腫ウイルス(HPV))、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ポリオウイルス、肝炎ウイルス(例えば、A型肝炎ウイルス(HAV)、B型肝炎ウイルス(HBV)、C型肝炎ウイルス(HCV)、D型肝炎ウイルス(HDV)およびE型肝炎ウイルス(HEV))、天然痘ウイルス(例えば、大痘瘡および小痘瘡)、ワクシニアウイルス、インフルエンザウイルス、ライノウイルス、デング熱ウイルス、ウマ脳炎ウイルス、風疹ウイルス、黄熱病ウイルス、ノーウォークウイルス、ヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-I)、ヘアリーセル白血病ウイルス(HTLV-II)、カリフォルニア脳炎ウイルス、ハンタウイルス(出血性熱)、狂犬病ウイルス、エボラ熱ウイルス、マールブルグウイルス、麻疹ウイルス、流行性耳下腺炎ウイルス、呼吸系発疹ウイルス(RSV)、単純ヘルペス1型(口腔ヘルペス)、単純ヘルペス2型(陰部ヘルペス)、帯状ヘルペス(水痘・帯状疱疹ウイルス)、サイトメガロウイルス(CMV)、エプスタイン−バーウイルス(EBV)、フラビウイルス、口蹄疫ウイルス、チクングニヤウイルス、ラッサウイルス、アレナウイルスまたは発癌性ウイルスによる感染症である、前項[5−1]記載の剤;
[6−1] 前項[3−4]、[4−8]〜[4−10]または[4−23]記載の他の抗がん剤が、アルキル化薬、白金製剤、代謝拮抗剤(例えば、葉酸代謝拮抗薬、ピリジン代謝阻害薬およびプリン代謝阻害薬)、リボヌクレオチドリダクターゼ阻害薬、ヌクレオチドアナログ、トポイソメラーゼ阻害薬、微小管重合阻害薬、微小管脱重合阻害薬、抗腫瘍性抗生物質、サイトカイン製剤および抗ホルモン薬から選択される一種以上の剤である、前項[3−4]記載の医薬組成物または前項[4−8]〜[4−10]もしくは[4−23]記載の剤;
[6−2] 前項[3−4]、[4−8]〜[4−10]または[4−23]記載の他の抗がん剤が、分子標的薬である、前項[3−4]記載の医薬組成物または前項[4−8]〜[4−10]もしくは[4−23]記載の剤;
[6−3] 分子標的薬が、ALK阻害剤、BCR-ABL阻害剤、EGFR阻害剤、B-RAF阻害剤、VEGFR阻害剤、FGFR阻害剤、c-MET阻害剤、AXL阻害剤、MEK阻害剤、CDK阻害剤、BTK阻害剤、PI3K-δ/γ阻害剤、JAK-1/2阻害剤、TGFbR1阻害剤、Cancer cell stemness キナーゼ阻害剤、SYK/FLT3 dual阻害剤、ATR阻害剤、WEE1キナーゼ阻害剤、マルチチロシンキナーゼ阻害剤、mTOR阻害剤、HDAC阻害剤、PARP阻害剤、アロマターゼ阻害剤、EZH2阻害剤、ガレクチン-3阻害剤、STAT3阻害剤、DNMT阻害剤、BCL-2阻害剤、SMO阻害剤、HSP90阻害剤、γ−チューブリン特異的阻害剤、HIF2α阻害剤、グルタミナーゼ阻害剤、E3リガーゼ阻害剤、NRF2活性化剤、アルギナーゼ阻害剤、細胞周期阻害剤、IAP拮抗剤、抗CD40抗体、抗CD70抗体、抗HER1抗体、抗HER2抗体、抗HER3抗体、抗VEGF抗体、抗VEGFR1抗体、抗VEGFR2抗体、抗CD20抗体、抗CD30抗体、抗CD38抗体、抗TNFRSF10B抗体、抗TNFRSF10A抗体、抗MUC1抗体、抗MUC5AC抗体、抗MUC16抗体、抗DLL4抗体、抗フコシルGM1抗体、抗gpNMB抗体、抗Mesothelin抗体、抗MMP9抗体、抗GD2抗体、抗MET抗体、抗FOLR1抗体、抗CD79b抗体、抗DLL3抗体、抗CD51抗体、抗EPCAM抗体、抗CEACAM5抗体、抗CEACAM6抗体、抗FGFR2抗体、抗CD44抗体、抗PSMA抗体、抗Endoglin抗体、抗IGF1R抗体、抗TNFSF11抗体、抗GUCY2C、抗SLC39A6抗体、抗SLC34A2抗体、抗NCAM1抗体、抗ganglioside GD3抗体、抗AMHR2抗体、抗CD37抗体、抗IL1RAP抗体、抗PDGFR2抗体、抗CD200抗体、抗TAG-72抗体、抗SLITRK6抗体、抗DPEP3抗体、抗CD19抗体、抗NOTCH2/3抗体、抗tenascin C抗体、抗AXL抗体、抗STEAP1抗体、抗CTAA16抗体、CLDN18抗体、抗GM3抗体、抗PSCA抗体、抗FN extra domain B抗体、抗HAVCR1抗体、抗TNFRSF4抗体、抗HER1-MET二重特異性抗体、抗EPCAM-CD3二重特異性抗体、抗Ang2-VEGF二重特異性抗体、抗HER2-CD3二重特異性抗体、抗HER3-IGF1R二重特異性抗体、抗PMSA-CD3二重特異性抗体、抗HER1-LGR5二重特異性抗体、抗SSTR2-CD3二重特異性抗体、抗CD30-CD16A二重特異性抗体、抗CEA-CD3二重特異性抗体、抗CD3-CD19二重特異性抗体、IL3RA-CD3二重特異性抗体、抗GPRC5D-CD3二重特異性抗体、抗CD20-CD3二重特異性抗体、抗TNFRSF17-CD3二重特異性抗体、抗CLEC12A-CD3二重特異性抗体、抗HER2-HER3二重特異性抗体、抗FAP抗体/IL-2融合蛋白質および抗CEA抗体/IL-2融合蛋白質から選択される一種以上の剤である、前項[6−2]記載の医薬組成物または剤;
[6−4] 前項[3−4]、[4−8]〜[4−10]または[4−23]記載の他の抗がん剤が、がん免疫治療薬である、前項[3−4]記載の医薬組成物または前項[4−8]〜[4−10]もしくは[4−23]記載の剤;
[6−5] がん免疫治療薬が、抗PD-1抗体、抗PD-L1抗体、PD-1拮抗剤、PD-L1/VISTA拮抗剤、PD-L1/TIM3拮抗剤、抗PD-L2抗体、PD-L1融合タンパク質、PD-L2融合タンパク質、抗CTLA-4抗体、抗LAG-3抗体、抗TIM3抗体、抗KIR抗体、抗BTLA抗体、抗TIGIT抗体、抗VISTA抗体、抗CD137抗体、抗CSF-1R抗体・CSF-1R阻害剤、抗OX40抗体、OX40L抗体、抗HVEM抗体、抗CD27抗体、抗GITR抗体・GITR融合蛋白質、抗CD28抗体、抗CCR4抗体、抗B7-H3抗体、抗ICOSアゴニスト抗体、抗CD4抗体、抗DEC-205抗体/NY-ESO-1融合蛋白質、抗SLAMF7抗体、抗CD73抗体、PEG化IL-2、IDO阻害剤、TLRアゴニスト、アデノシンA2A受容体拮抗剤、抗NKG2A抗体、抗CSF-1抗体、免疫増強剤、IL-15スーパーアゴニスト、可溶性LAG3、抗CD47抗体・CD47拮抗剤およびIL-12拮抗剤から選択される一種以上の剤である、前項[6−4]記載の医薬組成物または剤;
[6−6] がん免疫治療薬が、抗PD-1抗体または抗PD-L1抗体である、前項[6−4]記載の医薬組成物または剤;
[6−7] 抗PD-1抗体が、Nivolumab、Cemiplimab-rwlc、Pembrolizumab、Spartalizumab、Tislelizumab、Dostarlimab、Toripalimab、Camrelizumab、Genolimzumab、Sintilimab、Lodapolimab、Retifanlimab、Balstilimab、Serplulimab、Budigalimab、Prolgolimab、Sasanlimab、Cetrelimab、Zimberelimab、Geptanolimab、AMP-514、STI-A1110、ENUM 388D4、ENUM 244C8、GLS010、CS1003、BAT-1306、AK105、AK103、BI 754091、LZM009、CMAB819、Sym021、SSI-361、JY034、HX008、ISU106およびCX-188から選択される何れか一つの抗体である、前項[6−5]もしくは[6−6]記載の医薬組成物または剤;
[6−8] 抗PD-L1抗体が、Atezolizumab、Avelumab、Durvalumab、Manelimab、Pacmilimab、Envafolimab、Cosibelimab、Sugemalimab、BMS-936559、STI-1014、HLX20、SHR-1316、MSB2311、BGB-A333、KL-A167、AK106、AK104、ZKAB001、FAZ053、CBT-502およびJS003から選択される何れか一つの抗体である、前項[6−5]もしくは[6−6]記載の医薬組成物または剤;
[7−1] 一般式(I)、一般式(II)もしくは一般式(III)で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物を有効成分として含むSTING作動剤;
[7−2] (a)一般式(I−1)、一般式(II−1)もしくは一般式(III−1)で示される化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩もしくはそれらの溶媒和物、(b)前項[1−1]〜[1−41]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩もしくはそれらの溶媒和物、または(c)前項[2−1]〜[2−11]の何れか一項記載の水和物もしくは前項[2−12]〜[2−32]の何れか一項記載の化合物を有効成分として含むSTING作動剤;
[8−1] 一般式(I)、一般式(II)もしくは一般式(III)で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物を有効成分として含むIFN-β産生誘導剤;ならびに
[8−2] (a)一般式(I−1)、一般式(II−1)もしくは一般式(III−1)で示される化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩もしくはそれらの溶媒和物、(b)前項[1−1]〜[1−41]の何れか一項記載の化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩もしくはそれらの溶媒和物、または(c)前項[2−1]〜[2−11]の何れか一項記載の水和物もしくは前項[2−12]〜[2−32]の何れか一項記載の化合物を有効成分として含むIFN-β産生誘導剤。
また、一般式(I−1)等におけるRFRが取り得るその他の基として好ましくは、例えば
当該RFcの別の態様として好ましくは、例えば、
本発明において特に指示しない限り、異性体はこれをすべて包含する。例えば、アルキル基には直鎖のものおよび分枝鎖のものが含まれる。さらに、二重結合、環、縮合環における幾何異性体(E体、Z体、シス体、トランス体)、不斉炭素原子の存在等による光学異性体(R、S体、α、β配置、エナンチオマー、ジアステレオマー)、旋光性を有する光学活性体(D、L、d、l体)、クロマトグラフ分離による極性体(高極性体、低極性体)、平衡化合物、回転異性体、これらの任意の割合の混合物、ラセミ混合物は、すべて本発明に含まれる。また、本発明においては、互変異性体による異性体をもすべて包含する。
一般式(I)等または一般式(I−1)等で示される化合物は、公知の方法でN−オキシド体にすることができる。N−オキシド体とは、一般式(I)等あるいは一般式(I−1)等で示される化合物の窒素原子が、酸化されたものを表す。また、これらN−オキシド体は、さらに下記[プロドラッグ]の項目、下記[塩]の項目および下記[溶媒和物]の項目に記載のように、そのプロドラッグ、その薬学的に許容される塩またはその溶媒和物となっていてもよい。
一般式(I)等で示される化合物またはそのN−オキシド体は、公知の方法により、プロドラッグにすることもできる。当該プロドラッグは、生体内において酵素や胃酸等による反応により、例えば、一般式(I)等で示される化合物またはそのN−オキシド体に変換される化合物をいう。例えば、R2d、R4aおよびR6aの何れか一つが前記のRFRである一般式(I−1)等で示される化合物またはそのN−オキシド体は、一般式(I)等で示される化合物またはそのN−オキシド体のプロドラッグとして投与することができ、そのプロドラッグとして好ましくは、例えば、前項[1−39]に記載の(14)、(18)、(19)、(32)、(37)〜(39)、(41)、(42)および(45)〜(57)の化合物が挙げられる。なお、一般式(I)等で示される化合物またはそのN−オキシド体のプロドラッグは、廣川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻「分子設計」163〜198頁に記載されているような生理的条件で、対応する一般式(I)等で示される化合物またはそのN−オキシド体に変化するものであってもよい。
一般式(I)等で示される化合物、そのN−オキシド体もしくはそれらのプロドラッグおよび一般式(I−1)等で示される化合物またはそのN−オキシド体は、公知の方法で相当する薬学的に許容される塩に変換することができる。ここで、薬学的に許容される塩としては、例えば、アルカリ金属塩(例えば、リチウム塩、ナトリウム塩およびカリウム塩等)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩、マグネシウム塩およびバリウム塩等)、アンモニウム塩、有機アミン塩(例えば、脂肪族アミン塩(例えば、メチルアミン塩、ジメチルアミン塩、シクロペンチルアミン塩、トリメチルアミン塩、トリエチルアミン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、プロカイン塩、メグルミン塩、ジエタノールアミン塩、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩およびエチレンジアミン塩等)、アラルキルアミン塩(例えば、ベンジルアミン塩、フェネチルアミン塩、N,N−ジベンジルエチレンジアミン塩およびベネタミン塩等)、ヘテロ環芳香族アミン塩(例えば、ピペリジン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、キノリン塩およびイソキノリン塩等)、第四級アンモニウム塩(例えば、テトラメチルアンモニウム塩、テトラエチルアモニウム塩、ベンジルトリメチルアンモニウム塩、ベンジルトリエチルアンモニウム塩、ベンジルトリブチルアンモニウム塩、メチルトリオクチルアンモニウム塩およびテトラブチルアンモニウム塩等)、塩基性アミノ酸塩(例えば、アルギニン塩、リシン塩等)およびN−メチル−D−グルカミン塩等)、酸付加物塩(例えば、無機酸塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩および硝酸塩等)および有機酸塩(例えば、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、乳酸塩、酒石酸塩、シュウ酸塩、フマル酸塩、マレイン酸塩、安息香酸塩、クエン酸塩、メタンスルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、イセチオン酸塩、グルクロン酸塩およびグルコン酸塩等)等)等が挙げられる。薬学的に許容される塩は、水溶性のものが好ましい。
一般式(I)等で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグまたはそれらの薬学的に許容される塩および一般式(I−1)等で示される化合物、そのN−オキシド体またはそれらの薬学的に許容される塩は、公知の方法で溶媒和物に変換することもできる。溶媒和物は低毒性かつ水溶性であることが好ましい。適当な溶媒和物としては、例えば、水、アルコール系の溶媒(例えば、エタノール等)との溶媒和物が挙げられる。ここで、水和物としては、例えば、1水和物ないし5水和物などのポリ水和物や、半水和物などの低水和物などの形態を取り得るが、本発明化合物の水和物の形態としては、例えば、1水和物、2水和物、3水和物および2〜3水和物が挙げられる。また、これら水和物の形態には、包接水和物が含まれる。これら水和物は、一般式(I)等で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグもしくはそれらの薬学的に許容される塩または一般式(I−1)等で示される化合物、そのN−オキシド体もしくはそれらの薬学的に許容される塩を、例えば、含水有機溶媒から析出させることで得ることができる。
一般式(I)等で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物および一般式(I−1)等で示される化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物の各々の結晶は、例えば、粉末X線回折スペクトルデータや示差走査熱量測定(DSC)などの物理化学データによって特定される。但し、粉末X線回折スペクトルデータは、その性質上、結晶の同一性の認定においては、回折角(2θ)や全体的なパターンが重要であり、相対強度は結晶成長の方向、粒子の大きさ、測定条件によって多少変わり得え、また、DSCデータも測定条件によって多少変わり得る。
一般式(I)等で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物および一般式(I−1)等で示される化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物は、適切な共結晶形成剤と共結晶を形成することができる。共結晶としては、薬学的に許容される共結晶形成剤と形成される、薬学的に許容されるものが好ましい。共結晶は、2種以上の異なる分子がイオン結合とは異なる分子間相互作用で形成される結晶として定義される。また、共結晶は中性分子と塩の複合体であってもよい。共結晶は、公知の方法、例えば、融解結晶化、溶媒からの再結晶または成分を一緒に物理的に粉砕することにより、調製することができる。適当な共結晶形成剤としては、国際公開第2006/007448号パンフレットに記載のもの、例えば、4−アミノ安息香酸、4−アミノピリジン、アデニン、アラニン、アセチルサリチル酸等が挙げられる。
一般式(I)等で示される化合物、そのN−オキシド体、それらのプロドラッグ、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物および一般式(I−1)等で示される化合物、そのN−オキシド体、それらの薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物は、同位元素(例えば、2H、3H、11C、13C、14C、13N、15N、15O、17O、18O、35S、18F、36Cl、123I、125I等)等で標識されていてもよい。例えば、一般式(I)におけるR1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7あるいは一般式(I−1)におけるR1、R2c、R3、R4a、R5、R6aおよびR7のうちの一以上の基を構成する水素原子の全部または一部が、重水素原子または三重水素原子に置換された化合物が挙げられ、例えば、4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メトキシ−d3)フェニル)−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン等が挙げられる。なお、本明細書において、「メチル−d3」および「メトキシ−d3」は、各々トリデューテリオメチル基およびトリデューテリオメトキシ基を表す。
本発明化合物は、公知の方法、例えば、Comprehensive Organic Transformations : A Guide to Functional Group Preparations, 2nd Edition (Richard C. Larock, John Wiley & Sons Inc, 1999)に記載された方法、以下に示す方法または実施例に示す方法等を適宜改良し、組み合わせて用いることで製造することができる。
さらに、一般式(I−1)等で示される化合物のうち、一般式(V)
本発明化合物の毒性は十分に低いものであり、医薬品として安全に使用することができる。
本発明化合物は、STINGに対する作動活性を有するため、がんまたは感染症の有効な進行抑制、再発抑制または治療剤として処方することができる。
本発明化合物または本発明化合物を有効成分として含む医薬組成物(以下、「本発明化合物等」と略記する。)は、(a)がんもしくは感染症の進行抑制、再発抑制および/または治療効果の増強のために、(b)組み合わせて処方される他の薬剤の投与量の低減のために、(c)組み合わせて処方される他の薬剤の副作用の軽減のために、および/または(d)組み合わせて処方される他の薬剤の免疫増強作用を高めるために、すなわち、アジュバンドとして、一種以上の他の薬剤とともに組み合わせて処方してもよい。本発明において、他の薬剤とともに組み合わせて処方する場合の投与形態には、1つの製剤中に両成分を配合した配合剤の形態であっても、また別々の製剤としての投与形態であってもよい。その併用により、その他の薬剤の予防、症状進展抑制、再発抑制および/または治療効果を補完したり、投与量あるいは投与回数を維持ないし低減することができる。本発明化合物等と他の薬剤を別々に処方する場合には、一定期間同時投与し、その後、本発明化合物等のみあるいは他の薬剤のみを投与してもよい。また、本発明化合物等を先に投与し、その投与の後に他の薬剤を投与してもよいし、他の薬剤を先に投与し、本発明化合物等を後に投与してもよく、また、上記投与において、一定期間、両薬剤が同時に投与される期間があってもよい。また、各々の薬剤の投与方法は同じでも異なっていてもよい。薬剤の性質により、本発明化合物を含む製剤と他の薬剤を含む製剤のキットとして提供することもできる。ここで、他の薬剤の投与量は、臨床上用いられている用量を基準として適宜選択することができる。また、他の薬剤は任意の2種以上を適宜の割合で組み合わせて投与してもよい。また、前記他の薬剤には、現在までに見出されているものだけでなく今後見出されるものも含まれる。
本発明化合物等または本発明化合物と他の薬剤の併用剤を上記の目的で用いるには、通常、全身的または局所的に、経口または非経口の形で投与される。投与量は、年齢、体重、症状、治療効果、投与方法、処理時間等により異なるが、通常、成人一人当たり、一回につき、1ngから2000mgの範囲で一日一回から数回経口投与されるか、または成人一人当たり、一回につき、0.1ngから200mgの範囲で一日一回から数回非経口投与されるか、または一日30分から24時間の範囲で静脈内に持続投与される。もちろん前記したように、投与量は種々の条件により変動するため、上記投与量より少ない量で十分な場合もあるし、また範囲を越えて投与の必要な場合もある。
本発明化合物等または本発明化合物と他の薬剤の併用剤を投与する際には、経口投与用固形剤もしくは液剤、経口投与用の徐放性製剤もしくは放出制御製剤または非経口投与用の注射剤、輸液、外用剤、吸入剤もしくは坐剤等として用いられる。
中圧分取液体クロマトグラフィーの箇所に示されている括弧内のHi-flash SIまたはHi-flash NHの記載は、各々用いたカラムの種別(Hi-flash SI:シリカゲル(山善株式会社製)、Hi-flash NH:アミノプロピル基担持型シリカゲル(山善株式会社製))を表す。
[カラム:YMC Triart C18(粒子径:1.9 x 10-6 m;カラム長:30 x 2.0 mm I.D.);流速:1.0mL/分;カラム温度:40℃;移動相(A):0.1%トリフルオロ酢酸水溶液;移動相(B):0.1%トリフルオロ酢酸−アセトニトリル溶液;グラジエント(移動相(A):移動相(B)の比率を記載):[0分]95:5;[0.1分]95:5;[1.2分]5:95;[1.4分]5:95;[1.41分]95:5;[1.5分]95:5;および検出器:UV(PDA)、ELSD、MS]
LCMS保持時間(分):0.63;
MS(ESI, Pos.):302(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.44(d, J=9.0Hz, 1H)。
LCMS保持時間(分):0.92;
MS(ESI, Pos.):283(M+H)+;
1H-NMR(CDCl3):δ 8.83(d, J=7.7Hz, 1H)。
LCMS保持時間(分):1.02;
1H-NMR(CDCl3):δ 8.67(s, 1H), 2.21(s, 3H), 2.13(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.76;
MS(ESI, Pos.):296(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.65(s, 1H), 6.59(s, 2H)。
LCMS保持時間(分):0.81;
MS(ESI, Pos.):340 (M+H)+;
1H-NMR(CDCl3):δ 8.64(s, 1H), 6.48(s, 2H)。
LCMS保持時間(分):0.80;
MS(ESI, Pos.):364(M+H)+;
LCMS保持時間(分):1.05;
1H-NMR(CDCl3):δ 8.06(d, J=8.0Hz, 1H), 7.52(d, J=6.0Hz, 1H), 2.52(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):1.01;
MS(ESI, Pos.):236(M+H)+。
1H-NMR(CDCl3):δ 7.52(d, J=7.5Hz, 1H), 6.50(d, J=10.5Hz, 1H), 4.45(brs, 2H), 2.31(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.82;
MS(ESI, Pos.):268(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.91;
MS(ESI, Pos.):232(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.84;
MS(ESI, Pos.):261(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.91;
MS(ESI, Pos.):316(M+H)+。
参考例9の4−ブロモ−5−フルオロ−2−(メチルスルホニル)アニリンの代わりに相当するブロモアリール化合物を用い、参考例12と同様の操作を行い、以下の物性値を有する化合物を得た。
MS(ESI, Pos.):296(M+H)+。
MS(ESI, Pos.):284(M+H)+。
MS(ESI, Pos.):280(M+H)+。
MS(ESI, Pos.):309(M+H)+。
MS(ESI, Pos.):325(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.75;
MS(ESI, Pos.):453(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.59;
MS(ESI, Pos.):369(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.86(s, 1H), 8.34(s, 2H), 8.05(d, J=8.5Hz, 1H), 6.66(d, J=12.5Hz, 1H), 3,85(s, 3H)。
窒素雰囲気下、参考例6で製造した化合物(235mg)の1,4−ジオキサン(7.1mL)溶液に、5−フルオロ−2−メトキシ−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)アニリン(CAS No.1326283-60-6)(224mg)、ビス[トリ−tert−ブチルホスフィン]パラジウム(65.9mg)、および2mol/Lリン酸三カリウム水溶液(1.1mL)を加え、110℃で3時間撹拌した。反応液を直接シリカゲルカラムクロマトグラフィー(Hi-flash SI)(ヘキサン:酢酸エチル=100:0〜0:100)で精製し、4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−メトキシフェニル)−7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン(108mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.54;
MS(ESI, Pos.):341(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.96(s, 1H), 8.44(s, 2H), 7.11(d, J=6.5Hz, 1H), 6.70(d, J=12.0Hz, 1H), 3.93(s, 3H)。
窒素雰囲気下、参考例6で製造した化合物(10.0g)の1−メチル−2−ピロリドン(以下、NMPと略記する。)(100mL)溶液に、参考例12(3)で製造したボロン酸エステル(10.7g)、ブチルジ−1−アダマンチルホスフィン(984mg)、酢酸パラジウム(308mg)、ヨウ化カリウム(456mg)および2mol/Lリン酸三カリウム水溶液(28mL)を加え、50〜60℃で45時間撹拌した。反応液を放冷後、不溶物をNMPで洗浄しながら濾過により取り除いた。ろ液に市水(240mL)を少しずつ加え40分撹拌し、析出した固体をろ取した。固体を順次アセトニトリル(80mL,2回)、メチルtert−ブチルエーテル(80mL,2回)でスラリー洗浄し、ろ取、乾燥することで、1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オン(8.52g)を得た。
LCMS保持時間(分):0.56;
MS(ESI, Pos.):353(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 13.3(s, 1H), 8.97(s, 1H), 8.47(s, 1H), 8.23(s, 1H), 7.98(d, J=8.5Hz, 1H), 7.71(brs, 2H), 6.67(d, J=13.0Hz, 1H), 5.73(s, 2H), 2.52(s, 3H)。
参考例12(1)で製造したメチル 2−アミノ−4−フルオロ−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ベンゾアートの代わりに参考例12(2)で製造したボロン酸エステルを用い、参考例13と同様の操作を行うことで、得られた4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルチオ)フェニル)−7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミン(76.6mg)のTHF溶液(1.5mL)に、室温下で塩酸(10%メタノール溶液,1.1mL)を加え、1時間撹拌した。反応後、生じた沈殿をろ取することで、下記の物性値を有する本発明化合物(76.1mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.60;
MS(ESI, Pos.):357(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 9.05(s, 1H), 8.53(s, 2H), 7.76(d,J=8.0Hz, 1H), 6.78(d, J=13.0Hz, 1H), 2.41(s, 3H)。
4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルチオ)フェニル)−7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミンの代わりに相当する化合物を、実施例4記載の操作と同様の操作により製造し、続く実施例4記載と同様の操作に付して、以下の物性値を有する本発明化合物を得た。
LCMS保持時間(分):0.51;
MS(ESI, Pos.):323(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.99(s, 1H), 8.49(s, 2H), 7.52(s, 1H), 7.42(d, J=7.0Hz, 1H), 7.30(d, J=8.5Hz, 1H), 4.05(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.55;
MS(ESI, Pos.):344(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 9.09(s, 1H), 8.56(s, 2H), 7.29(d, J=5.5, 1H), 6.95(d, J=9.0Hz, 1H)。
LCMS保持時間(分):0.55;
MS(ESI, Pos.):389(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 9.10(s, 1H), 8.50(s, 2H), 8.12(d, J=8.0, 1H), 6.90(d, J=12.5Hz, 1H), 3.17(s, 3H)。
HPLC保持時間(分):0.55;
MS(ESI, Pos.):341(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 9.04(s, 1H), 8.49(s, 2H), 7.24(dd, J=8.5,7.5, 1H), 6.84(d, J=8.5Hz, 1H), 3.99(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.50;
MS(ESI, Pos.):354(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.03(s, 1H), 8.40(s, 2H),7.92(d, J=9.0, 1H), 7.79(br s, 1H), 7.23(br s, 1H), 6.64(d, J=12.0Hz, 1H), 5.98(br s, 2H)。
LCMS保持時間(分):0.69;
MS(ESI, Pos.):383(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.01(s, 1H), 8.38 (s, 2H), 7.99(d, J=8.5, 1H), 7.30(br s, 1H), 6.72(d, J=13.0Hz, 1H), 5.83(br s, 2H), 4.28(q, J=7.0Hz, 2H), 1.29(t, J=7.0Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.77;
MS(ESI, Pos.):367(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.94(s, 1H), 8.38(s, 2H), 8.20(d, J=8.5Hz, 1H), 6.66(d, J=13.0Hz, 1H), 2.94(q, J=7.0Hz, 2H), 1.09(t, J=7.0Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.70;
MS(ESI, Pos.):382(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.98(s, 1H), 8.41(s, 2H), 7.85 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.65(d, J=13.0Hz, 1H), 3.29(q, J=7.0Hz, 2H), 1.11(t, J=7.0Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.67;
MS(ESI, Pos.):335(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.86(s, 1H), 8.37(s, 2H), 8.29(d, J=2.0Hz, 1H), 7.64(dd, J=9.0, 2.0Hz, 1H), 6.95(d, J=9.0Hz, 1H), 2.56(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.71;
MS(ESI, Pos.):351(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.00(s, 1H), 8.45(s, 2H), 8.21(s, 1H), 7.71(d, J=9.0Hz, 1H), 7.01(d, J=9.0Hz, 1H), 6.02(br s, 2H), 3.84(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.70;
MS(ESI, Pos.):378(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.86(s, 1H), 8.38(s, 2H), 7.95(d, J=2.0Hz, 1H), 7.60(dd, J=8.5, 2.0Hz, 1H), 6.94(d, J=8.5Hz, 1H), 3.26-3.13(m, 2H), 1.54(q, J=7.0Hz, 2H), 0.90(t, J=7.0Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.90;
MS(ESI, Pos.):381(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.94(s, 1H), 8.37(s, 2H), 8.20(d, J=8.0Hz, 1H), 6.65(d, J=13.0Hz, 1H), 2.88(t, J=7.0Hz, 2H), 1.65(q, J=7.5Hz, 2H), 0.90(t, J=7.5Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.87;
MS(ESI, Pos.):363(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.86(s, 1H), 8.38(s, 2H), 8.33(d, J=2.0Hz, 1H), 7.63(dd, J=9.0,2.0Hz, 1H), 6.96(d, J=9.0Hz, 1H), 2.96(t, J=7.5Hz, 2H), 1.70-1.64(m, 2H), 0.92(t, J=7.0Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.76;
MS(ESI, Pos.):399(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.97(s, 1H), 8.39 (s, 2H), 8.30 (d, J= 8.5 Hz, 1H), 6.69 (d, J = 13.0 Hz, 1H), 4.26 (t, J = 5.0 Hz, 2H), 3.74 (t, J = 5.0 Hz, 2H)。
LCMS保持時間(分):0.69;
MS(ESI, Pos.):350(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.04 (s, 1H), 8.56 (d, J=4.5 Hz, 1H), 8.52(s, 2H), 8.18 (d, J=2.0Hz, 1H), 7.64(dd, J = 8.5, 2.0Hz, 1H), 6.94(d, J=8.5Hz, 1H), 6.22(s, 2H), 2.78(d, J=4.5Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.63;
MS(ESI, Pos.):373(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.08 (s, 1H), 8.43 (s, 2H), 7.40 (s, 1H), 6.93 (s, 1H), 2.37(s, 3H)。
4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルチオ)フェニル)−7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミンの代わりに相当する化合物を、実施例4記載の操作と同様の操作により製造した後、逆相HPLC(使用カラム:YMC Triart C18(30mm×75mm);移動相:0.1%TFA/水/アセトニトリル=95:5〜60:40)で精製し、以下の物性値を有する本発明化合物を得た。
LCMS保持時間(分):0.66;
MS(ESI, Pos.):368(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ (ロータマー混合物)8.98(s, 1H), 8.35(s, 2H), 8.27-8.21(m, 1H), 7.76(d, J=8.5Hz, 1H), 6.61(d, J=12.5Hz, 1H), 5.69(br s, 2H), 2.71(s, 1.5H), 2.69(s, 1.5H)。
LCMS保持時間(分):0.64;
MS(ESI, Pos.):371(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.97(s, 1H), 8.43(s, 2H), 7.69(d, J=8.0Hz, 1H), 6.73(d, J=12.5Hz, 1H), 2.81(q, J=7.0Hz, 2H), 1.25(t, J=7.0Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.84;
MS(ESI, Pos.):396(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.82(s, 1H), 8.31(s, 2H), 7.67(d, J=8.0 Hz, 1H), 7.56(d, J=12.5 Hz, 1H), 3.26-3.13(m, 2H), 1.53-1.48(m, 2H), 0.86(t, J=7.0 Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.67;
MS(ESI, Pos.):336(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.79 (s, 1H), 8.29(s, 2H), 7.95(d, J=2.0Hz, 1H), 7.55(dd, J=8.5, 2.0Hz, 1H), 6.88(d, J=8.5 Hz, 1H)。
LCMS保持時間(分):0.55;
MS(ESI, Pos.):364(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.96(s, 1H), 8.37(s, 2H), 8.30(t, J=6.0Hz, 1H), 7.96(d, J=2.5Hz, 1H), 7.57(dd, J=11.5, 2.5Hz, 1H), 6.88(d, J=11.5Hz, 1H), 5.84(brs, 2H), 3.25(qd, J=9.0 ,6.0Hz, 2H), 1.10(t, J=9.0Hz, 3H)。
HPLC保持時間(分):0.62;
MS(ESI, Pos.):349(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.97(s, 1H), 8.37(s, 2H), 8.33(s, 1H), 8.25(d, J=2.0Hz, 1H), 7.76(dd, J=9.0, 2.0Hz, 1H), 6.96(d, J=9.0Hz, 1H), 6.46(br s, 2H), 5.94(brs, 2H), 3.06(q, J=7.0Hz, 2H), 1.10(t, J=7.0Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.59;
MS(ESI, Pos.):398(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.00(s, 1H), 8.38(s, 2H), 8.32(t, J=6.5Hz, 1H), 7.71(s, 1H), 6.95(s, 1H), 5.54(brs, 2H), 3.23(qd, J=10.0 ,6.5Hz, 2H), 1.08(t, J=10.0Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.92;
MS(ESI, Pos.):371(M+H)+。
4−(4−アミノ−2−フルオロ−5−(メチルチオ)フェニル)−7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−3−アミンの代わりに相当する化合物を、実施例4記載の操作と同様の操作により製造した後、逆相HPLC(使用カラム:Xtimate C18(25mm×150mm);移動相:0.225%ギ酸/水/アセトニトリル=75:25〜45:55)で精製し、以下の物性値を有する本発明化合物を得た。
LCMS保持時間(分):0.90;
MS(ESI, Pos.):379(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.93(s, 1H), 8.39(s, 2H), 7.69(d, J=7.5Hz, 1H), 6.78(d, J=12.5Hz, 1H)。
参考例6で製造した化合物(200mg)および参考例12(3)で製造した化合物(168mg)を用い、実施例4と同様の手順にて以下の物性値を有する標題化合物(25mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.56;
MS(ESI, Pos.):353(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ9.05(s, 1H), 8.42(s, 2H), 8.09(d, J=9.0Hz, 1H), 6.71(d, J=15.0Hz, 1H), 2.51(s, 3H)。
実施例4で製造した化合物(17.2mg)、過ほう酸ナトリウム四水和物(6.16mg)、酢酸(0.5mL)およびメタノール(0.2mL)を混合し、50℃で6時間撹拌した。反応液を逆相HPLC(使用カラム:YMC Triart C18(30mm×75mm);移動相:0.1%TFA/水/アセトニトリル=95:5〜60:40)で精製し、下記の物性値を有する本発明化合物(5.0mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.50;
MS(ESI, Pos.):373(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.99 (s, 1H), 8.37(s, 2H), 7.56 (d, J=8.0Hz, 1H), 6.66(d, J=12.5Hz, 1H), 2.79(s, 3H)。
実施例1で製造した化合物(20mg)に、THF(0.2mL)およびメタノール(0.1mL)を加え、室温下で2.0mol/L水酸化ナトリウム水溶液(81μL)を滴下し、3時間撹拌した。反応液を中和し、逆相HPLC(使用カラム:YMC Triart C18(30mm×75mm);移動相:0.1%TFA/水/アセトニトリル=95:5〜60:40)で精製し、以下の物性値を有する本発明化合物(12.1mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.53;
MS(ESI, Pos.):355(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.97(s, 1H), 8.35(s, 2H), 7.93(d, J=8.5Hz, 1H), 7.23(br s, 1H), 6.67(d, J=12.5Hz, 1H), 5.72(br s, 2H)。
1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの代わりに(1−(tert−ブトキシカルボニル)−3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)ボロン酸を用い、参考例6→参考例13→実施例2と同様の操作を行い、以下の物性値を有する本発明化合物を得た。
LCMS保持時間(分):0.56;
MS(ESI, Pos.):355(M+H)+。
実施例3記載の工程において製造した1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロフェニル)エタン−1−オン(150mg)の1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(3mL)溶液に、アセトヒドロキサム酸(258mg)および炭酸カリウム(618mg)を加え、80℃で5時間撹拌した。室温に冷却後、市水(15mL)を加え、酢酸エチル(20mL)で抽出した。飽和食塩水で洗浄後、濃縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Hi-flash NH)(酢酸エチル:メタノール=100:0〜50:50)で精製し、1−(2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−ヒドロキシフェニル)エタン−1−オン(50mg)を得た。
この化合物(50mg)に、メタノール(2.0mL)およびメタンスルホン酸(34mg)を加えて室温で64時間撹拌した。反応後生じた沈殿をろ取し,ジメチルスルホキシドに溶解させて逆相HPLC(使用カラム:YMC Triart C18(30mm×75mm);移動相:0.1%TFA/水/アセトニトリル=95:5〜60:40)で精製し、以下の物性値を有する本発明化合物(23.1mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.55;
MS(ESI, Pos.):351(M+H)+。
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.81 (s, 1H)。
MS(ESI, Pos.):296(M+H)+;
1H-NMR(CDCl3):δ8.41(s, 1H), 6.76(d, J = 6.5Hz, 1H), 6.55(d, J= 11.5Hz, 1H), 4.25(s, 2H), 3.88(s, 3H)。
MS(ESI, Pos.):412(M+H)+;
1H-NMR(CDCl3):δ 8.57(dd, J=1.5, 0.5Hz, 1H), 8.30(d, J=2.0Hz, 1H), 8.23(d, J=1.0 Hz, 1H), 6.81(d, J=6.5Hz, 1H), 6.56(d, J=11.0Hz, 1H), 5.49-5.44(m, 1H), 4.19(s, 2H), 4.13-4.07(m, 1H), 3.89(s, 3H), 3.79-3.71(m, 1H), 2.17-2.05(m, 3H), 1.80-1.62 (m, 3H)。
MS(ESI, Pos.):425(M+H)+;
1H-NMR(CDCl3):δ 8.56(s, 1H), 8.42(s, 1H), 8.31(d, J=0.5Hz, 1H), 6.76(d, J=6.5Hz, 1H), 6.59(d, J=10.5Hz, 1H), 5.52-5.47(m, 1H), 4.14-4.08(m, 1H), 4.33(s, 2H), 4.15(s, 2H), 3.87(s, 3H), 3.79-3.70(m, 1H), 2.16-2.04(m, 3H), 1.75-1.50(m, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.66;
MS(ESI, Pos.):341(M+H)+;
1H-NMR(CD3OD):δ 8.45(s, 2H), 8.24(d, J=1.0Hz, 1H), 6.92(d, J=7.0 Hz, 1H), 6.70(d, J = 11.5Hz, 1H), 3.89(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.84;
MS(ESI, Pos.):591(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.51;
MS(ESI, Pos.):479(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.99(s, 1H), 8.63(s, 1H), 8.35(s, 1H), 7.94(d, J=8.5Hz, 1H), 7.21(brs, 2H), 6.71(d, J=12.5Hz, 1H), 5.91(d, J=10.0Hz, 2H), 5.75(brs, 2H), 3.82(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.50;
MS(ESI, Pos.):463(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.98(s, 1H), 8.61(s, 1H), 8.33(s, 1H), 7.97(d, J=8.5Hz, 1H), 7.70(brs, 2H), 6.65(d, J=13.0Hz, 1H), 5.89 (d, J=10.0Hz, 2H), 5.76(brs, 2H), 2.51(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.55;
MS(ESI, Pos.):493(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.97(s, 1H), 8.60(s, 1H), 8.31(s, 1H), 7.93(d, J=8.5Hz, 1H), 7.19(br s, 2H), 6.67(d, J=12.5Hz, 1H), 5.87(d, J=10.0Hz, 2H), 5.73(brs, 2H), 4.26(q, J=7.0Hz, 2H), 1.27(t, J=7.0Hz, 3H)。
実施例1で製造した化合物の代わりに相当する化合物を用い、参考例18→実施例10と同様の操作を行い、以下の物性値を有する本発明化合物を得た。
MS(ESI, Pos.):492(M+H)+。
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.99(s, 1H), 8.61(s, 1H), 8.33(s, 1H), 8.27(t, J=5.5Hz, 1H), 7.78(d, J=8.5Hz, 1H), 7.13(brs, 2H), 6.60(d, J=12.5Hz, 1H), 5.88(d, J=10.0Hz, 2H), 5.65(brs, 2H), 3.26-3.18(m, 2H), 1.07(t, J=7.0Hz, 3H)。
MS(ESI, Pos.):467(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.96(s, 1H), 8.60(s, 1H), 8.32(s, 1H), 7.40(d, J=8.5Hz, 1H), 6.62(d, J=12.5Hz, 1H), 5.95(brs, 2H), 5.88 (d, J=10.0Hz, 2H), 5.64(s, 2H), 2.32(s, 3H)。
MS(ESI, Pos.):477(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.98(s, 1H), 8.61(s, 1H), 8.33(s, 1H), 7.99(d, J=8.5Hz, 1H), 7.70(brs, 2H), 6.66(d, J=12.0Hz, 1H), 5.88(d, J=10.0Hz, 2H), 5.75(brs, 2H), 2.96(q, J=7.5Hz, 2H), 1.05(t, J=7.5Hz, 3H)。
MS(ESI, Pos.):445(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.95(s, 1H), 8.58(s, 1H), 8.31(s, 1H), 8.19(d, J=2.0Hz, 1H), 7.77(dd, J=8.5, 2.0Hz, 1H), 7.58(brs, 2H), 6.92(d, J=8.5Hz, 1H), 5.92-5.85(m, 4H), 2.54(s, 3H)。
MS(ESI, Pos.):499(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ9.00(s, 1H), 8.63(s, 1H), 8.35(s, 1H), 7.74(d, J=8.0Hz, 1H), 6.79(d, J=12.0Hz, 1H), 6.64(brs, 2H), 5.91(d, J=12.0Hz, 2H), 5.83(brs, 2H), 3.18(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.706;
MS(ESI, Pos.):508(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ9.01(s, 1H), 8.64(s, 1H), 8.36(s, 1H), 8.33-8.29(m, 1H), 7.70(s, 1H), 7.01(brs, 2H), 6.94(s, 1H), 5.90(d, J=10.0Hz, 2H), 5.53(brs, 2H), 3.24-3.18(m, 2H), 1.91(s, 3H), 1.07(t, J=7.0Hz, 3H)。
実施例3で製造した化合物(100mg)を参考例18と同様の操作に付すことによって、(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル ジ−tert−ブチル ホスファート(112mg)を得た。この化合物(25mg)に酢酸(0.20mL)および精製水(0.05mL)を加え、60℃で終夜撹拌した。得られた沈殿物をろ取し、乾燥することで下記の物性値を有する、実施例10(1)の水和物の結晶形態である本発明化合物(18.0mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.50;
MS(ESI, Pos.):463(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.98(s, 1H), 8.61(s, 1H), 8.33(s, 1H), 7.97(d, J=8.5Hz, 1H), 7.70(brs, 2H), 6.65(d, J=13.0Hz, 1H), 5.89 (d, J=10.0Hz, 2H), 5.76(brs, 2H), 2.51(s, 3H)。
粉末X線回折測定は以下の条件にて実施した。
測定条件[装置:リガク製SmartLab;ターゲット:Cu;電圧:45kV;電流:200mA;走査速度:30度/分]
DSC分析は、以下の条件にて実施し、試料とリファレンス(空のアルミニウム製サンプルパン)との間に発生する熱量変化を連続的に測定し記録した。
測定条件[装置:ティー・エイ・インスツルメント製DiscoveryDSC;試料セル:アルミニウムパン;窒素ガス流量:50mL/分;試料量:1.3 mg;昇温速度:10℃/分(0〜240℃)]
TG分析は、以下の条件にて実施し、試料の重量パーセント変化(重量%)を測定し、記録した。
測定条件[装置:メトラー・トレド製TGA/DSC3+;試料量:2.6 mg;試料セル:アルミニウムパン;窒素ガス流量:40 mL/分;昇温速度:5℃/分(25〜300℃)]
実施例10(1)で製造した化合物(50mg)の酢酸(1.25mL)溶液に、0.25M 酢酸カリウム水溶液(0.43mL、1当量)を加え、室温で8時間撹拌した。得られた懸濁液をろ取し、減圧乾燥し、下記物性値を有し、結晶形態である本発明化合物(43.5mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.49;
MS(ESI, Pos.):463(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6+CD3OD):δ8.94(s, 1H), 8.60(s, 1H), 8.21(s, 1H), 7.99(d, J=8.5Hz, 1H), 7.70(brs, 2H), 6.66(d, J=13.0Hz, 1H), 5.69 (d, J=9.5Hz, 2H), 2.52(s, 3H)。
粉末X線回折測定は以下の条件にて実施した。
測定条件[装置:リガク製SmartLab;ターゲット:Cu;電圧:45kV;電流:200mA;走査速度:30度/分]
DSC分析は、以下の条件にて実施し、試料とリファレンス(空のアルミニウム製サンプルパン)との間に発生する熱量変化を連続的に測定し記録した。
測定条件[装置:ティー・エイ・インスツルメント製DiscoveryDSC;試料セル:アルミニウムパン;窒素ガス流量:50mL/分;試料量:1.7mg;昇温速度:10℃/分(20〜250℃)]
LCMS保持時間(分):0.55;
MS(ESI, Pos.):493(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.02(s, 1H), 8.65(s, 1H), 8.36(s, 1H), 7.98 (d, J=8.5Hz, 1H), 7.32 (brs, 2H), 6.70(d, J=12.5Hz, 1H), 5.91(d, J=10.0Hz, 2H), 5.79(brs, 2H), 4.28(q, J=7.0Hz, 2H), 1.29(t, J=7.0Hz, 3H)。
実施例10(2)で製造した化合物(2.13g)に、精製水(30mL)、酢酸(20mL)を加え、60℃で4時間撹拌した。溶媒を減圧留去し、エタノール(30mL)で希釈した。反応液を終夜撹拌し、ろ取することで下記物性値を有する本発明化合物(1.50g)を得た。
LCMS保持時間(分):0.55;
MS(ESI, Pos.):493(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.99(s, 1H), 8.62(s, 1H), 8.34(s, 1H), 7.96(d, J=8.5Hz, 1H), 7.21(brs, 2H), 6.69(d, J=13.0Hz, 1H), 5.91(d, J=10.0Hz, 2H), 5.74(brs, 2H), 4.27(q, J=7.0Hz, 2H), 1.92(s, 3H), 1.29(t, J=7.0Hz, 3H)。
実施例3で製造した化合物(27.5g)のジメチルホルムアミド(193mL)溶液に、ヨウ化カリウム(7.8g)およびジ−tert−ブチル−クロロメチルホスファート(25mL)を加えて撹拌した。この中にホスファゼン塩基P1-T-BU-トリス(テトラメチレン)(36mL)を加えて室温で一晩撹拌した。反応液に市水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮した残渣をSFC(使用カラム:ChiralCelOD, 300×50mm I.D., 10μm;移動相:二酸化炭素/メタノール=100:0〜55:45)で精製した化合物(21.8g)の酢酸溶液(500mL)に酢酸(30mL)、水(62mL)を加え、60℃で100分撹拌した後、室温で一晩撹拌した。得られた懸濁液をろ取、減圧乾燥し、下記物性値を有し、結晶形態である本発明化合物(18.7g)を得た。
LCMS保持時間(分):0.49;
MS(ESI, Pos.):463(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.99(s, 1H), 8.62(s, 1H), 8.34(s, 1H), 7.98(d, J=8.6Hz, 1H), 7.70(brs, 2H), 6.66(d, J=12.8Hz, 1H), 5.90 (d, J=9.8Hz, 2H), 5.76(brs, 2H), 2.52(s, 3H), 1.91(s, 3H) 。
粉末X線回折測定は以下の条件にて実施した。
測定条件[装置:リガク製SmartLab;ターゲット:Cu;電圧:45kV;電流:200mA;走査速度:30度/分]
DSC分析は、以下の条件にて実施し、試料とリファレンス(空のアルミニウム製サンプルパン)との間に発生する熱量変化を連続的に測定し記録した。
測定条件[装置:ティー・エイ・インスツルメント製DiscoveryDSC;試料セル:アルミニウムパン;窒素ガス流量:50 mL/分;試料量:1.5mg;昇温速度:10℃/分(0〜240℃)]
実施例10(1)で製造した化合物(150mg)にテトラヒドロフラン(7.5mL)ならびにトロメタモール(41mg)を加え、40℃で3日間撹拌した。得られた懸濁液をろ取、減圧乾燥し、下記物性値を有し、結晶形態である本発明化合物(189mg)を得た。
LCMS保持時間(分):0.49;
MS(ESI, Pos.):463(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d+CD3OD):δ 8.95(s, 1H), 8.61-8.56(m, 1H), 8.24-8.19(m, 1H), 7.99(d, J=8.4Hz, 1H), 6.65(d, J=12.7Hz, 1H), 5.69(d, J=9.3Hz, 2H), 3.46(s, 6H), 2.51(s, 3H)。
粉末X線回折測定は以下の条件にて実施した。
測定条件[装置:リガク製SmartLab;ターゲット:Cu;電圧:45kV;電流:200mA;走査速度:30度/分]
DSC分析は、以下の条件にて実施し、試料とリファレンス(空のアルミニウム製サンプルパン)との間に発生する熱量変化を連続的に測定し記録した。
測定条件[装置:ティー・エイ・インスツルメント製DiscoveryDSC;試料セル:アルミニウムパン;窒素ガス流量:59mL/分;試料量:0.7mg;昇温速度:10℃/分(15〜180℃)]
LCMS保持時間(分):0.51;
MS(ESI, Pos.):477(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 8.96(s, 1H), 8.56(s, 1H), 8.27(s, 1H), 7.96(d, J=8.4Hz, 1H), 7.70(brs, 2H), 6.65(d, J=13Hz, 1H), 6.34-6.29(m, 1H), 5.75(brs, 2H), 2.51(s, 3H), 1.80(d, J=6Hz, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.88;
MS(ESI, Pos.):312(M+H)+;
LCMS保持時間(分):0.91;
MS(ESI, Pos.):356(M+H)+;
LCMS保持時間(分):0.86;
MS(ESI, Pos.):380(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.60;
MS(ESI, Pos.):369(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.83(s, 1H), 8.32(brs, 1H), 8.10(brs, 1H), 7.94(d, J=8.5Hz, 1H), 7.69(brs, 2H), 6.67(d, J=13.0Hz, 1H), 5.87(s, 2H), 2.49(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.49;
MS(ESI, Pos.):262, 264(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.92;
MS(ESI, Pos.):423, 425(M+H)+。
LCMS保持時間(分):1.03;
MS(ESI, Pos.):484, 486(M+H)+。
LCMS保持時間(分):1.07;
MS(ESI, Pos.):507(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.63;
MS(ESI, Pos.):577(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.99(s, 1H), 8.59(s, 1H), 8.34(s, 1H), 7.97(d, J=9.0Hz, 1H), 7.71(brs, 2H), 6.66(d, J=12.0Hz, 1H), 6.12(brs, 2H), 5.78(brs, 2H), 4.07-3.88(m, 2H), 2.89-2.69(m, 3H), 2.52(s, 3H), 2.41-2.30(m, 4H), 1.68-1.60(m, 2H), 1.51-1.21(m, 8H)。
LCMS保持時間(分):0.57;
MS(ESI, Pos.):627(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.98(s, 1H), 8.58(brs, 1H), 8.45-8.41(m, 1H), 8.31(m, 1H), 7.99-7.90(m, 2H), 7.70(brs, 2H), 7.47-7.42(m, 1H), 6.66(d, J= 12Hz, 1H), 6.10(brs, 2H), 5.78(brs, 2H), 4.90-4.62(m, 2H), 3.20(s, 3H), 2.52(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.87;
MS(ESI, Pos.):733(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.63;
MS(ESI, Pos.):632(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.61;
MS(ESI, Pos.):618(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ9.19-9.09(m, 3H), 8.70(brs, 1H), 8.56(dd, J=4.7, 1.8Hz, 1H), 8.45(brs, 1H), 8.07(m, 2H), 7.81(brs, 2H), 7.53(dd, J=7.7, 4.7Hz, 1H), 6.75(d, J=12.8Hz, 1H), 6.40-5.83(m, 4H), 5.26-5.03(m, 2H), 4.09(t, J=5.69Hz, 2H), 3.30(brs, 3H), 2.62(m, 3H), 2.58(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.59;
MS(ESI, Pos.):540(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ10.47(brs, 1H), 9.03(s, 1H), 8.72(s, 1H), 8.42(s, 1H), 8.00(d, J=8.3Hz, 1H), 7.76(brs, 2H), 6.68(d, J=12.8Hz, 1H), 6.27(s, 2H), 5.84(brs, 2H), 4.57-4.52(m, 2H), 4.00-3.92(m, 2H), 3.76-3.66(m, 2H), 3.20-3.06(m, 2H), 2.52(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):1.32;
MS(ESI, Pos.):877(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.56;
MS(ESI, Pos.):589(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ9.03(s, 1H), 8.71(s, 1H), 8.41(s, 1H), 8.02(d, J=8.3Hz, 1H), 7.77(brs, 2H), 6.68(d, J=12.8Hz, 1H), 6.22(brs, 2H), 5.85(brs, 2H), 4.89(d, J=3.7Hz, 1H), 4.44-4.28(m, 2H), 4.23-4.13(m, 2H), 3.83-3.76(m, 1H), 2.52(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.56;
MS(ESI, Pos.):588(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ9.03(s, 1H), 8.71(s, 1H), 8.42(s, 1H), 8.00(d, J=8.2Hz, 1H), 7.73(brs, 2H), 6.69(d, J=12.7Hz, 1H), 6.23(brs, 2H), 5.85(brs, 2H), 5.18(m, 1H), 4.46-4.38(m, 1H), 4.28-4.19(m, 1H), 3.88-3.81(m, 1H), 3.22-3.14(m, 1H), 2.94-2.86(m, 1H), 2.53(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.90;
MS(ESI, Pos.):688(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.62;
MS(ESI, Pos.):588(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.99(s, 1H), 8.91(s, 1H), 8.37(m, 1H), 8.17(brs, 1H), 8.00-7.95(m, 2H), 7.72(brs, 2H), 7.44(dd, J=7.6, 4.7Hz, 1H), 6.66(d, J=12.8Hz, 1H), 5.80(brs, 2H), 5.21(brs, 2H), 3.40(brs, 3H), 2.53(s, 3H), 2.25(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.89;
MS(ESI, Pos.):709(M+H)+。
LCMS保持時間(分):0.57;
MS(ESI, Pos.):597(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ8.99(s, 1H), 8.91(s, 1H), 8.32(m, 1H), 8.17(brs, 1H), 8.02-7.96(m, 2H), 7.73(brs, 2H), 7.46(dd, J=7.6, 4.8Hz, 1H), 6.66(d, J=12.8Hz, 1H), 5.80(brs, 2H), 5.01(brs, 2H), 3.37(s, 3H), 2.52(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.64;
MS(ESI, Pos.):454(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.12(s, 1H), 8.97(s, 1H), 8.92(t, J=6Hz, 1H), 8.57(s, 1H), 8.00(d, J=8.5Hz, 1H), 7.73(brs, 2H), 6.67(d, J=12.5Hz, 1H), 5.85(brs, 2H), 3.96(d, J=6Hz, 2H), 2.51(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.69;
MS(ESI, Pos.):411(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ 9.10(s, 1H), 8.94(s, 1H), 8.60(s, 1H), 7.98(d, J=8.6Hz, 1H), 7.73(brs, 2H), 6.66(d, J=13Hz, 1H), 5.83(brs, 2H), 4.05(s, 3H), 2.51(s, 3H)。
LCMS保持時間(分):0.60;
MS(ESI, Pos.):579(M+H)+;
1H-NMR(DMSO-d6):δ9.02(s, 1H), 8.65(s, 1H), 8.37(s, 1H), 8.01(d, J=8.4Hz, 1H), 7.75(brs, 2H), 6.68(d, J=12.8Hz, 1H) , 5.93(d, J=10.3Hz, 2H), 5.81(brs, 2H) , 5.47(d, J=13.3Hz, 2H), 4.81(qq, J=6.2, 6.2Hz, 1H), 2.52(s, 3H), 1.23(d, J=6.2Hz, 6H)。
実施例13:IRF(Interferon regulatory factor)経路に対する作用
Mol Immunol., 2017, Vol. 90, p. 182-189における183頁右覧12〜20行に主に記載されている細胞をRPMI培地に懸濁し、2×106細胞/mLの細胞懸濁液を調製した。96穴プレートに50μLずつ細胞懸濁液を分注し、さらに6〜20,000 nmol/Lの化合物溶液を50μLずつ添加した。化合物添加後、37℃にて約24時間インキュベートした。インキュベート後、各ウェルから10μLの細胞懸濁液を回収し、Quanti-luc(Invivogen社)50μLと混和した。その後、マイクロプレートリーダー(Molcular Devices社)を用いて発光を検出することで、IRF経路の活性化を測定した。
出願番号PCT/EP2017/59781のPCT出願の公開公報18頁37〜39行に記載されている細胞をRPMI培地に懸濁し、2×106細胞/mLの細胞懸濁液を調製した。96穴プレートに50μLずつ細胞懸濁液を分注し、さらに6〜20,000nMの化合物溶液を50μLずつ添加した。化合物添加後、37℃にて約24時間インキュベートした。インキュベート後、各ウェルから10μLの細胞懸濁液を回収し、Quanti-luc(Invivogen社)50μLと混和した。その後、マイクロプレートリーダーを用いて発光を検出することで、IRF経路の活性化を測定した。
IDO1阻害活性の評価はIDO1 Fluorogenic Inhibitor Screening Assay Kit(BPS Bioscience社)を用いて実施した。具体的には、IDO1 Fluorogenic Reaction Solutionを溶解させ、各ウェルに180μLずつ添加した。次に0.6、2、6、20、60および200μmol/Lの濃度の化合物を10μLずつ添加した。さらに、IDO1 His-Tag溶液を10μLずつ添加した後、室温で1時間インキュベートした。次に、Fluorescence Solutioonを20μLずつ添加し、37℃にて4時間インキュベートした。室温で10分静置した後、マイクロプレートリーダーを用いて蛍光を測定した(excitation:400nm,emission:510nm)。
4μmol/L被験物質(実施例1で製造した本発明化合物)溶液(最終濃度の4倍濃度)をアッセイバッファー(20 mmol/L HEPES,0.01% Triton X-100,1 mmol/L DTT,pH7.5)にて調製した。4 μmol/L基質/ATP/金属溶液(最終濃度の4倍濃度)をキットバッファー(20 mmol/L HEPES,0.01% Triton X-100,5 mmol/L DTT,pH7.5)にて調製した。最終濃度の2倍濃度の各種キナーゼ溶液をアッセイバッファーにて調製した。5μLの当該被験物質溶液、5μLの当該基質/ATP/金属溶液および10μLの当該キナーゼ溶液をポリプロピレン製384ウェルプレートのウェル内で混合し、室温にて1ないし5時間反応させた。70μLのターミネーションバッファー(QuickScout Screening Assist MSA; Carna Biosciences社)を添加して反応を停止させた。反応溶液中の基質ペプチドとリン酸化ペプチドをLabChip system(Perkin Elmer社)にて分離、定量した。キナーゼ反応は基質ペプチドピーク高さ(S)とリン酸化ペプチドピーク高さ(P)から計算される生成物比(P/(P+S))にて評価した。なお、評価に用いた各種キナーゼは以下のとおりである。
BTK、KDR、PKCα〜ιの各サブタイプ、CDK2〜9の各CDK、FAK、TIE2、RAF1およびBRAF
C57/BL6マウス由来大腸癌細胞株MC38を同種同系マウス(C57/BL6、雌、6週齢(日本チャールズリバー社))の右側腹部に皮下移植し(ここで、移植日をDay0とした。)、MC38皮下担癌マウスを作製した。移植7日後に、腫瘍体積に基づき群分けを実施し、MC38皮下担癌マウスに対して、Vehicle群(n=8)ならびに実施例1に示される化合物投与群(3mg/kg、n=6)を設定した。腫瘍体積の変化を継時的に移植26日後(Day26)まで測定した。腫瘍体積は以下の式より算出した。
[腫瘍体積(mm3)]=[長径(mm)]×[短径(mm)]2×0.5
C57/BL6マウス由来大腸癌細胞株MC38を同種同系マウス(C57/BL6、雌、6週齢(日本チャールズリバー社))の右側腹部に皮下移植し(ここで、移植日をDay0とした。)、MC38皮下担癌マウスを作製した。移植7または8日後に、腫瘍体積に基づき群分けを実施し、MC38皮下担癌マウスに対して、Vehicle(n=8または6)ならびに実施例10および10(1)〜10(6)に示される各化合物(各々1、1、1、10、3、1および1 mg/kg;n=8または6)を投与した。腫瘍体積の変化を継時的に移植28または30日後(Day28または30)まで測定した。腫瘍体積は実施例17で示した式より算出した。
最終濃度が1μmol/Lとなるよう、下記表5中の各実施例化合物溶液(50μmol/L、5%DMSO含有50%アセトニトリル)を血漿(245μL)に添加した。37℃で保温した。60分後に反応液を40μL採取し、カンデサルタン(内標準物質)含有アセトニトリル/エタノール(7:3)200μLに添加した。
Prominence UFLCXR(島津製作所)、API5000(AB Sciex)
[前処理法]
除蛋白用フィルタープレートに全量を移して吸引ろ過し、ろ液を水で2倍希釈した。
[LCカラム]Shim-pack XR-ODSII 2.0mm ID×75mm(島津製作所)
[LC条件]
カラム温度:40℃;
移動相:A:0.2%ギ酸5mM酢酸アンモニウム水溶液;および
B:アセトニトリル;
グラジエントプログラム:
時間(分)0→1.5→3.0→3.1→4;
移動相B(%)10→90→90→10→10;および
流量:0.5mL/分。
[MS条件]
エレクトロスプレー法、ポジティブモード、多重反応モニタリング;
MSモニターイオン:
実施例3で製造した化合物:m/z353.0→m/z311.2、DP:80、CE:35;および
カンデサルタン(内標準物質):m/z309.1→m/z163.0、DP:71、CE:21。
実試料と同じマトリックスの検量線用標準試料のピーク面積比(実施例3化合物のピーク面積/カンデサルタンのピーク面積)から回帰式を算出し、実試料のピーク面積比を、回帰式に代入して定量値を算出した。60分後の試料中の実施例3の化合物濃度を比較して、以下の式より変換率(%)を算出した。
変換率(%)=60分後試料中の実施例3化合物の濃度(μmol/L)×100
製剤例1
以下の各成分を常法により混合した後、溶液を常法により滅菌し、5mLずつアンプルに充填し、常法により凍結乾燥し、1アンプル中20mgの活性成分を含有するアンプル1万本を得ることができる。
・メチル 2−アミノ−5−(3−アミノ−7−(1H−ピラゾール−4−イル)イソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−4−イル)−4−フルオロベンゾアート
200g
・マンニトール 20g
・蒸留水 50L
Claims (36)
- 一般式(I−1)
(a)−L3−R8[式中、L3は、結合手、直鎖もしくは分岐鎖のC1〜4アルキレン基、C3〜6シクロアルキレン基、
(b)
(ii)
- 環Aが、(a)C5〜6単環式炭素環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環である、請求項1記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- 環Bが、(a)C5〜6単環式炭素環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式複素環である、請求項1もしくは2記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- 環Aが、(a)ベンゼン環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式芳香族複素環である、請求項1もしくは3記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- 環Bが、(a)ベンゼン環もしくは(b)酸素原子、窒素原子および硫黄原子から選択される1〜4個のヘテロ原子を含む5〜6員単環式芳香族複素環である、請求項1、2および4の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- 環Aが、1〜4個の窒素原子を含み、その他のヘテロ原子を含まない5〜6員単環式芳香族含窒素複素環を表す、請求項1、3および5の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- Zが酸素原子である、請求項1〜6の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- Xが窒素原子であり、Yが−CH=である、請求項1〜7の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- Tが窒素原子である、請求項1〜10の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- Uが炭素原子である、請求項9〜11の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- 環Aが、ピラゾール、トリアゾール、テトラゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、イミダゾール、チアゾールまたはイソチアゾールである、請求項1、3、5および7〜12の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- L2が、結合手またはC1〜3アルキレン基である、請求項1〜14の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- L1が、−CONH−(但し、当該基の左側が環Bに結合する。)、−CO−、−CO2−、−S−、−SO2−または−SO−である、請求項1〜15の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- R1が、水素原子またはC1〜4アルキル基である、請求項1〜16の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- R2cが、ニトロ基またはNR2dR2eである、請求項1〜17の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- R3が、水素原子、ハロゲン原子または水酸基である、請求項1〜18の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- R4aがRFRであり、R2dおよびR6aがともに水素原子である、請求項1〜19の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- pおよびpaが、0または1の整数である、請求項1〜20の何れか一項記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。
- 一般式(I−1)で示される化合物が、
(1) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (((2R,3S,4S,5R)−3,4,5,6−テトラヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル) カルボナート、
(2) 2−((2−((((4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)メトキシ)−N−メチル−2−オキソエタン−1−アンモニウム クロリド、
(3) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル メチル(3−((ホスホノオキシ)メチル)ピリジン−2−イル)カルバマート、
(4) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (((2R,3S,4R,5R)−5−アミノ−3,4,6−トリヒドロキシテトラヒドロ−2H−ピラン−2−イル)メチル) カルボナート、
(5) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル [1,4′−ビピペリジン]−1′−カルボキシラート、
(6) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メチル (2−モルホリノエチル) カルボナート、
(7) (4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボニル)グリシン、
(8) (2−(((1−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エトキシ)カルボニル)(メチル)アミノ)ピリジン−3−イル)メチル メチルグリシナート、
(9) メチル 4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−カルボキシラート、
(10) (2−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−N−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド)ピリジン−3−イル)メチル メチルグリシナート、および
(11) (2−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−N−メチル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド)ピリジン−3−イル)メチル 二水素ホスファートからなる群から選択される請求項1記載の化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。 - (1) ((((4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)メトキシ)(ヒドロキシ)ホスホリル)オキシ)メチル イソプロピル カルボナート、または
(2) 1−(4−(4−(5−アセチル−4−アミノ−2−フルオロフェニル)−3−アミノイソキサゾロ[4,5−c]ピリジン−7−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル 二水素ホスファート、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物。 - 一般式(I−1)で示される化合物またはその薬学的に許容される塩および薬学的に許容される担体を含有する医薬組成物。
- 一般式(I−1)で示される化合物もしくはその薬学的に許容される塩を有効成分として含む、がんもしくは感染症の進行抑制、再発抑制および/または治療剤。
- がんが、固形がんまたは血液がんである、請求項28記載の剤。
- がんが固形がんであり、当該固形がんが、悪性黒色腫、非小細胞肺癌、小細胞肺癌、頭頸部癌、腎細胞癌、乳癌、卵巣癌、卵巣明細胞腺癌、鼻咽頭癌、子宮癌、肛門癌、大腸癌、直腸癌、結腸癌、肝細胞癌、食道癌、胃癌、食道胃接合部癌、膵癌、尿路上皮癌、前立腺癌、卵管癌、原発性腹膜癌、悪性胸膜中皮腫、胆嚢癌、胆管癌、胆道癌、皮膚癌、精巣癌(胚細胞腫瘍)、膣癌、外陰部癌、陰茎癌、小腸癌、内分泌系癌、甲状腺癌、副甲状腺癌、副腎癌、脊椎腫瘍、神経芽細胞腫、髄芽腫、眼網膜芽細胞腫、神経内分泌腫瘍、脳腫瘍および扁平上皮癌から選択される1以上の癌である、請求項29記載の剤。
- がんが固形がんであり、当該固形がんが、骨・軟部肉腫またはカポジ肉腫である、請求項29記載の剤。
- がんが血液がんであり、当該血液がんが、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、白血病、中枢神経系原発悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群および骨髄増殖症候群から選択される1以上のがんである、請求項29記載の剤。
- さらに1種以上の他の抗がん剤と併用して投与されることを特徴とする、請求項28〜32の何れか一項記載の剤。
- 他の抗がん剤が、がん免疫治療薬である、請求項33記載の剤。
- がん免疫治療薬が、抗PD-1抗体または抗PD-L1抗体である、請求項34記載の剤。
- 一般式(I−1)で示される化合物、その薬学的に許容される塩またはそれらの溶媒和物を有効成分として含むSTING作動剤。
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