JP2021167084A - 画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法ならびにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ページ内に使用される色数に応じて濃度を割り当てることで弁別性を向上させると、複数のページを印刷する際にページ毎に色の数が異なる場合には、異なるページに同じ色があった際に、ページ毎にその色のグレー値が大きく変わってしまうおそれがある。
【解決手段】 前記入力された画像データのうち注目する画素の色情報に対応する前記信号値に基づいて、前記注目する画素が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記注目する画素が前記所定の条件を満たさないことに基づいて、前記注目する画素の前記色情報の強調処理を実行する実行手段を有する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、画像処理装置及び画像処理方法ならびに画像処理を実行するプログラムに関するものである。
近年、一般のオフィスにおいてドキュメントやプレゼンテーションの文書は、カラーで作成される。しかしながら、カラーで作成された文書を印刷する時には、モノクロ(黒単色)で印刷されるケースがある。このようにカラー文書をモノクロで印刷する場合、画像処理装置はカラーデータをグレースケールデータに変換する処理を行う。
画像処理装置は、原稿のカラーデータがRGBで表される場合に、通常ではNTSC変換とよばれる方式によって変換処理を行う。NTSC変換は、RGB値を0.299R+0.587G+0.114Bの重みづけ演算を行い、得られた値をカラーのRGB値に対応するグレー値とする。しかし、この手法は、カラー文書において全く異なる複数の色が、NTSC変換後に同じ或いは似たグレー値になり、異なる複数の色の弁別性が低下するという課題がある。
カラーデータをグレーデータに変換する方法は、NTSC変換方式以外にRGB値を均等な重みづけでグレー値に変換する方式や、その他に重みづけを変えた方式などもあるが、NTSCと同様に異なる複数の色の弁別性が低下する課題がある。
そこで特許文献1では、カラーデータ内で使われている色の数が一定数以下の場合に、カラーデータをグレーデータに変換した後のグレー値が互いに離れた値に割り当てられるようにカラーデータをグレーデータに変換するテーブルを作成している。例えば8bit画像データを前提とすればグレー値がとりうる0−255で等間隔に割り当てたテーブルを作成する。そして、このテーブルを用いてカラーデータをグレーデータ変換することで弁別性を向上させる手法が開示されている。
特開2017−38242号公報
しかしながら、上述した弁別性を向上させる手法は、ページ内の色の数に依存してグレーの値が変わる。そのため、複数のページを印刷する際にページ毎に色の数が異なる場合に、ページ毎に同じ色のグレー値が大きく変わってしまうおそれがある。
そこで、本発明は、弁別性の向上を行った際、弁別性の向上とともに、同じ色のグレー値がページ毎に変動することを抑制することを目的とする。
本発明は、入力された画像データから無彩色で表現される画像データを生成し、無彩色の当該画像データを印刷装置に出力する画像処理装置において、前記入力された画像データに含まれる前記オブジェクトに使われる色情報を、無彩色に対応する信号値に置き換えるグレースケール変換手段と、前記入力された画像データのうち注目する画素の色情報に対応する前記信号値に基づいて、前記注目する画素が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記注目する画素が前記所定の条件を満たさないことに基づいて、前記注目する画素の前記色情報の強調処理を実行する実行手段と、を有することを特徴とする。
本発明により、弁別性の向上を行った際、弁別性の向上とともに、同じ色のグレー値がページ毎に変動することを抑制することが可能である。
画像処理システムの構成を示すブロック図 プリント処理の流れを示すブロック図 印刷処理の流れを示すフローチャート図 描画コマンドおよび描画した図の一例 UI例 UI例 弁別性向上処理を示すフローチャート図 色値リストの一例 S302で行われるフローチャート 弁別処理が必要な描画図 S304で行われるフローチャート 1次元のLUTを示した図 1次元のLUTを示した図 弁別処理が必要な描画図 強調処理を実施した時の画像例 強調処理を実施した時の画像例 強調処理を実施した時の画像例 シャープネス処理の1例 トラッピング処理の1例 弁別性向上処理を示すフローチャート図 S1802で行われるフローチャート 弁別性向上処理を示すフローチャート図 S2002で行われるフローチャート 弁別性向上処理を示すフローチャート図 S1105で行われるフローチャート
添付図面を参照して本発明の各実施例を詳しく説明する。なお、以下の実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また各実施例で説明されている特徴の組み合わせのすべてが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。本実施形態では、情報処理装置の一例として画像処理装置を用いて説明する。
(実施例1)
<画像形成装置>
図1は、本発明に係る画像処理システム117の一例であり、画像形成装置101、ホストPC119からなる。
画像形成装置101は、本発明に係る画像処理装置の一例であり、例えば、スキャン機能やプリンタ機能等、複数の機能が一体化された複合機(MFP:Multi−Function Peripheral)である。制御部110は、画像形成装置101を統括的に制御しており、CPU105、ROM106、RAM107、HDD111、操作部I/F112、プリンタI/F113、スキャナI/F114、ネットワークI/F115を含む。
CPU105は、ROM106に記憶されているプログラムをRAM107に展開し、それを実行することにより、この画像形成装置101の動作を制御している。RAM107は、一時記憶メモリであり、画像データやプログラム等を一時的に記憶することが可能である。ROM106は、この画像形成装置101を制御するためのパラメータや、実施形態に係る制御を実現するためのアプリケーションやプログラムやOSなどを記憶している。HDD111は、スキャンした画像データなどを保存する。
また、操作部I/F112を介して操作部118を制御し、同様にプリンタI/F113を介して画像出力部109を制御しスキャナI/F114を介して画像読取部108を制御する。また、ネットワークI/F115およびLAN116を通してホストPC119からの画像などの受信および、PC119への画像などの送信を制御する。画像読取部108は例えばスキャナであり、画像出力部109は例えばプリンタである。
CPU105がROM106に記憶されているプログラムをRAM107に展開し、それを実行する。これにより、画像読取部108が読み取った原稿の画像データを取得するスキャン機能や、画像出力部109を介して画像を用紙等の記録媒体やモニタなどへ出力する出力機能が実現される。
図2は、PC119からプリント機能を動作させる、画像形成装置101のソフトウェア構成の一例を示すブロック図である。画像形成装置101は、コマンド処理部103と画像処理部104を備える。各機能部は、画像形成装置101が有しているCPU105が制御プログラムを実行することにより実現される。
コマンド処理部103は、後述するPC119のプリンタドライバ202からの画像データを判別、解析、実行し、ラスタ画像と属性情報を作成しRAM107に保存する。なお、コマンド処理部103内の各処理部については後述する。画像処理部104は、RAM107に記憶されたラスタ画像と属性情報を読み出し、パラメータに従ってそのラスタ画像を最適化するための画像処理が行われる。
なお、画像処理部104内の各処理部については後述する。また、操作部118から通知された設定情報に基づいた画像処理も行われる。なお、カラーで表現されたラスタ画像をグレー(無彩色)で表現されたラスタ画像に変換する処理もここで行われる。操作部118は、タッチパネルやハードウェアキー等を含み、ユーザからの指示や設定の操作を受付けるとともに、画像形成装置101の装置情報やジョブの進捗情報、各種ユーザインタフェース画面を表示する。操作部118で受け付けた設定情報などは、制御部110を介してRAM107に格納される。
<プリント処理>
プリント処理の流れにそって、画像処理システム117における図2に示す処理構成について説明する。
図2においてホストPC119では、アプリケーション201を使用して、ドキュメント文書やプレゼンテーション文書などの電子データが作成される。プリンタドライバ202は、画像形成装置101に印刷データ(カラー画像データ)を出力して印刷させるためのドライバである。プリンタドライバ202で作成された印刷データは画像形成装置101へ送られる。
続いて、図3のフローチャートを用いて画像形成装置101内での印刷データの流れを説明する。併せてCPU105がROM106に格納されているプログラムをRAM107に展開し、その展開したプログラムを図2のコマンド処理部103、画像処理部104で実行される各処理について説明する。
まず、S2501において、CPU105は、印刷データを受信する。ここでは、図1のネットワークI/Fを介して印刷データを受信する。
次に、S2502において、CPU105は、印刷データを解析する。ここでCPU105は、図2のコマンド処理部103内のコマンド判別部203によりPDL種別を判別させる。このPDL種別は、PostScript(PS)やPrinterCommandLanguage(PCL)などを含む。そしてCPU105は、コマンド判定部203の判定結果をコマンド処理部204に通知する。このコマンド処理部204はPDLの種別毎に存在し、コマンド判別部203で特定されたPDL種のコマンドの抽出及び解析を実行する。なお、後述する図3のS301におけるRGBデータ取得処理,S302における弁別性判定処理はここで行われる。
次に、S2503において、コマンド処理部103は、RIP処理を行う。
ここでは、CPU105は、コマンド実行部205により、コマンド解析部204の解析結果に応じて描画しRIP(ラスターイメージプロセッサー)を実行する。それにより例えば、図4のラスタ画像407および属性の情報を記した属性情報415を生成する。
次に、S2504において、画像処理を行う。S2504においてCPU105は、コマンド実行部205により生成されたラスタ画像および属性情報を用いて、画像処理部104内の色変換処理部206によってRGB色空間からCMYK色空間への色変換の処理を行う。
ここではRGB色空間から異なるRGB色空間に色変換されてもよい。そして、その後、フィルタ処理部207では、CMYKまたはRGBの画像に対してエッジ強調などが行われる。エッジ強調処理については後述する。なお、後述する図5におけるS304からS306における各画像処理もS2504で行われる。
最後に、S2505において、受信した印刷データの全ページを処理したか否かを判定し、まだ処理が残っていたら、次のページに進み、S2502以降の処理を再度行う。また、全ページ処理が終わっていたら終了する。
なお、図2に示すコマンド処理部103のコマンド判別部203、コマンド解析部204、コマンド実行部205及び画像処理部104は、本実施形態ではCPU105が前述のプログラムを実行することにより実現される。以上によりコマンド処理部103、画像処理部104の説明を終える。
図4は、図2で説明したコマンド解析部204、コマンド実行部205がコマンドを解析して描画しRIP処理することでラスタ画像と属性情報を生成した例を説明する図である。以下、コマンド解析部204がコマンドの解析を行い、コマンド実行部205が、コマンド解析部204の解析結果に応じて描画しRIP(ラスターイメージプロセッサー)を介してラスタ画像と属性情報を生成するまでを例を挙げて説明する。
まず、コマンドには、描画コマンドと制御コマンドがある。ここでは描画コマンド400の一例について説明を行う。
描画コマンド400は、ジョブのカラーモードを設定するカラーモード設定コマンド401、色を設定する色設定コマンド402を有する。さらに、オブジェクトを描画するオブジェクト描画コマンド403、文字のサイズを設定する文字サイズ設定コマンド404、文字のフォントを設定するフォント設定コマンド405、文字を描画する文字描画コマンド406を有する。
これら一連のコマンドの構成は、他のオブジェクトや文字列の場合も同様である。この他にも、座標や線の太さを設定するコマンド、イメージを描画するコマンド等も含まれるが、それらは省略する。
この描画コマンド400の内容を簡単に説明する。なお、以降の描画コマンド400や色値データは、8bit画像を前提とするものとする。
「Set Page Color(CL)」は、カラーで展開されることを示している。色設定コマンド「Set Color(95,155,213)」は、RGB値がR=95、G=155、B=213の緑であることを示す。
文字サイズ設定コマンド「SetText Size(16)」は、文字のサイズが16ポイントであることを示す。フォント設定コマンド「Set Font (Arial)」は、文字のフォントがArialであることを示す。
オブジェクト描画コマンド「Draw Polygon」は、非図示の座標値に基づいて図形を描画することを示す。文字描画コマンド「Draw Text(“x”)」は文字「x」を描画すること示す。従って、図4(a)の3番目と4番目のコマンドは、長方形が青色で描画されることを示している。
同様に、5番目〜10番目のコマンドは、文字列「ABC」がArialフォント、16ポイントの文字サイズがオレンジで描画されることを示している。さらに、11番目から20番目のコマンドは、5つのオブジェクトがそれぞれ異なる色で描画されることを示している。
次に、コマンド解析部204による描画コマンド400の解析に応じてコマンド実行部205が、描画し、RIP処理して生成されたラスタ画像407(図4(b))、属性情報415(図4(c))について説明を行う。
描画コマンド400の説明で前述した3番目と4番目のコマンドは、長方形が青色で描画される画像はカラーのグラフィック408であり、5番目〜10番目のコマンドは、文字列ABCの文字部409である。
また、11番目から20番目のコマンドは、410から414のオブジェクトから成る円グラフを描画し、RIPを行うことで8ビットのRGBの3チャンネルのラスタ画像407に変換される。
図4(c)におけるラスタ画像407における各オブジェクトの色値は、グラフィック408(95、155、213)、文字部409(237、125、49)である。そして、円グラフのグラフィックオブジェクトの410の色値は(237、125、49)であり、411は(145、145、145)である。また、412は(255、192、0)であり、413は(112,173,71)であり、414は(95、155,213)である。
また、文字部409は文字属性417、グラフィック408、410から414のオブジェクトから生成される。円グラフはグラフィック属性416として属性情報を示す8ビットの1チャンネルの属性情報415から生成される。
また一方で、図4(c)に示す属性情報415では、グラフィック部が(00100011)、文字部が(00100111)などで示される属性情報が生成される。以上によりコマンド解析部204、コマンド実行部205についての説明を終える。
コマンド解析部204、コマンド実行部205の説明は通常、ユーザによってカラーと設定された場合である。しかし、本実施例の弁別性を向上させる処理では、プリンタドライバ202のUIの一部を示した図5にあるように、カラーモードの設定1401で白黒(弁別性向上)1402であってもカラーと同じ処理が行わる。その後、本実施例では、プリンタドライバ202のUIの一部を示した図6に有るようにラスタ画像に対してエッジ強調と、グレースケール変換設定することによって、弁別性向上のやり方を設定することが出来る。
本実施例における弁別性向上処理300について説明を行う。
弁別性向上処理300は、まずRIP処理を行う前に、描画コマンド400を解析することで原稿に使われるRGBの色値を取得し、R,G,Bの値を重み付けしてグレーに変換した際に弁別できない色オブジェクトが存在するか判定する。
そして、弁別性向上処理300は、弁別が困難な色が存在した場合、それらの色を使うオブジェクトの属性を修正し、カラーデータのままレンダリングし、カラーのラスタ画像と属性情報を出力する。弁別性向上処理300は、カラーのラスタ画像と属性情報とからエッジ強調やトラッピング処理する画素を判定し、カラーのラスタ画像に対してエッジ強調またはトラッピング処理を行う。最後に、カラーのラスタ画像をグレーのラスタ画像に変換する。エッジ強調処理やトラッピング処理については後述する。
上述した弁別性向上処理について、図7を用いて詳細を説明する。
なお、これらのフローチャートで示す処理は、CPU105がROM106に格納されているプログラムをRAM107に展開し、その展開したプログラムをコマンド処理部103、画像処理部104で実行することにより達成される。
RGBデータ取得処理S301において、画像処理部104は、原稿に用いられるRGBの色値を取得する。ここで、画像処理部104は、コマンド解析部204において色設定コマンド402をチェックし、色設定コマンド402で指定されている色値を抽出する。
次に、画像処理部104は、抽出されたRGBの色値を、図8(a)に示す色値リスト501に追加していく。なお色値リスト501は、抽出された色値を色毎(RGB,Gray)に保持するものである。そして、画像処理部104は、RGBの値を重みづけて演算したグレー値をリストに追加する。ラスタ画像407の色値リスト501が完成した後、画像処理部104は、色値リスト501をRAM107に保存する。
次に、弁別性判定処理S302において、画像処理部104は、グレーに変換した時に、弁別が困難になる色を判定する。ここで、画像処理部104は、コマンド解析部204においてRAM107に保存された色値リスト501にあるグレー値から弁別が困難か否かを判定し、弁別が困難と判定されたらオブジェクトの属性を修正する。詳細は後述する。なお、弁別が困難とは、ユーザが見た際に、色の分別が難しい状態を言う。色の分別が難しい状態を、閾値を用いて判断する。
弁別性判定処理S302の詳細について、図9のフローチャートを用いて説明を行う。初めに、S901でCPU105は、RAM107から図7にある色値リスト501を読み出し、グレー値の小さいものから大きいものへソートし色値リスト502を作成し、グレー値の差を算出する。
図8(a)の色値リスト502では原稿の色数が7色あるが408と414、409と410が同じ色であるため、色値リスト502の中で、413、408、411、409、412の異なる色があり、そのグレー値の差は4個ある。
次に、S902で画像処理部104は、グレー値の差が所定の条件を満たすか否かを判定する。具体的には、RAM107からあらかじめ定められた閾値を読み出し、グレー値の差がその閾値より小さいか否かを判定する。ここで閾値以上であれば弁別ができると判定し本フローを終了する。一方でグレー値の差が閾値よりも小さければ弁別が困難と判定し、S903へ進む。
例えば、図8(b)の色値リスト502ではグラフィック413のグレー値と408のグレー値の差は1である。ここで閾値が16である場合、グレー値の差は閾値より小さい。そのため、グラフィック413と408は弁別が困難な色と判定する。
同様に、画像処理部104は、これらの処理をグレー値の差の数だけ行う。例えば、図8(b)の色値リスト502の例は、408と414、409と411のグレー値の差、409と410のグレー値の差、310と412のグレー値の差等に対して閾値より小さいか否かを判定する。
最後に、S903で画像処理部104は、色のオブジェクトの属性を、弁別をつける処理が必要であることを示す属性(強調属性有り)に修正する。例えば、図4の属性情報415は前述したようにグラフィック部は(00100011)である。ここで、ビット0から7まであり、ビット0が1、ビット1が1、ビット5が1でその他のビットが0である。また、文字部は(00100111)である。
ここで、ビット3を弁別性の修正が必要だと判断するビットとすれば、それぞれ弁別の必要なグラフィック部は(00101011)、弁別の必要な文字部は(00101111)と修正される。
したがって、図10に示すように弁別をつける処理が必要なグラフィック部(1601)は(00101011)と表され、弁別をつける処理が必要な文字部(1603)は(00101111)となる。弁別を付ける処理が必要でないグラフィック部(1602)は(00100011)となる。
ここで、図7の色値リスト502の例において、閾値が16とすれば、16よりもグレー値の差が小さい色は、413,408,411,409である。これらの色は、弁別が困難と判断し、オブジェクトの属性を修正することになる。
図3の説明に戻る。RIP処理S2503において、画像処理部104は、コマンド実行部205において、原稿と属性の情報をPDL言語からカラーのラスタ画像と属性情報とを作成する。
色変換処理S304において、画像処理部104は、色変換処理を行う。ここではRGB→RGBに変換するがRGB→CMYKに変換してもよい。
エッジ強調処理S305において画像処理部104は、弁別が困難であるオブジェクト間の境界にエッジ強調処理を行う。エッジ強調処理は、カラーのラスタ画像と属性情報とを用いて画素ごとにエッジ強調を行う処理である。
エッジ強調処理S305の詳細について、図11のフローチャートを用いて説明を行う。
エッジ強調処理S305は、ラスタ画像に対して画素ごとに行う処理で、ラスタ画像と同じ位置の属性情報を参照することでCPU105は、注目する画素ごとに図11に示すフローを実行する。
初めに、S1001でCPU105は、注目する画素が弁別をつける処理が必要であることを示す属性を有するか否かを判定する。ここでは、注目する画素と同じ位置の属性情報のビット3が1であれば弁別をつける処理が必要であると判定することができる。ここで、弁別をつける処理が必要であることを示す属性でなければNOとなり本フローを終了する。一方で、弁別をつける処理が必要であることを示す属性であればYESとなりS1002へ進む。
次に、S1002でCPU105は、注目する画素の周囲の画素がS903での処理で修正した弁別をつける処理が必要であることを示す属性であるか否かを判定する。ここでもS1001と同様に、注目する画素の周囲の画素と同じ位置の属性情報のビット3が1であれば弁別をつける処理が必要であると判定することができる。なお、周囲の画素とは、例えば、注目画素に隣接する画素(隣接画素)である。
ここで、弁別をつける処理が必要であることを示す属性でなければNOとなり本フローを終了する。一方で、弁別をつける処理が必要であることを示す属性であればYESとなりS1003へ進む。
次に、S1003でCPU105は、注目する画素とその周囲の画素が異なる色であるか否かを判定する。ここでは、注目する画素と周囲の画素の色情報を比較することで同じ色であるか否かを判定することができる。ここで、注目する画素とその周囲の画素が同じ色であればNOとなり本フローを終了する。一方で、異なる色であればYESとなりS1004へ進む。
最後に、S1004でCPU105は、注目画素の画素値を強調する処理を行う。例えば、入力の画像データがRGBの場合、画素値に対して図12のような下凸のカーブを描く1次元のLUT(ルックアップテーブル)をかけることで出力値を入力値よりも濃くする。ここで、入力の信号とはR,G,Bの色版の1つをさし、それぞれ同じLUTをかける。一方、S305のエッジ強調処理に入力される画像データがCMYKの場合は、図13のような上凸のカーブを描く1次元のLUTを用いることで出力値が濃くなるようにする。以上によって、エッジ強調処理S305の説明を終える。
図3の説明に戻る。色変換処理S306でCPU105は、画像処理部104において画素ごとにカラーをグレーに変換する。ここの処理では色変換処理S306の入力画像がRGBの場合R、G、Bを重み付けし、グレー値を算出し、それを反転することで濃度信号に直し、画像出力部109へ送信する。一方、色変換処理S306の入力画像がCMYKの場合、CMYKからKに変換して画像出力部109へ送信する。
以上により、本実施例の弁別性向上処理300についての処理フローの説明を終える。
ここで、弁別性向上処理300の効果について図4、14〜17を用いて説明する。
まず従来の構成について説明する。S305のエッジ強調処理を行わない場合には、図4に示すカラーのラスタ画像407をグレーのラスタ画像に変換すると、図14に示す画像607のように変化する。つまり、タイトルバー608と文字列609とがほぼ同じグレーの値になり、弁別が困難となる。また、円グラフ内のオブジェクト610、611,613,614がほぼ同じグレー値になるためどこで境界があるかわからないため弁別が困難となる。
一方、本実施例のようにカラーのラスタ画像407に対して、弁別性向上処理300を行うと、オブジェクトの境界が強調され図15に示す画像707のようになり、弁別性が向上する。
弁別性向上処理300を行うことでカラー画像をグレーに変換するときに、弁別性が低下することを防ぐことができる。また、本実施例ではエッジ強調処理S305において、エッジを強調する箇所の画素値を1次元LUTで濃くなるような強調処理を行ったが、それに限らない。例えば、1次元LUTで薄くすることで、図16に示すようにオブジェクト間の弁別を向上させてもよい。また、1次元LUTだけでなく、画像処理部104の中にあるフィルタ処理部207によるシャープネス処理、トラッピング処理部208によるトラッピング処理などを用いてもよい。
ここでシャープネス処理を用いた場合は、図17のように、弁別性をつけるべきオブジェクトの周囲を縁取るような強調処理となる。なお、S1002の参照画素の属性判定処理を行わない場合は、弁別性がつかない色オブジェクトと異なる色オブジェクトであればどんな色オブジェクトの境界でもエッジを強調することになる。
ここで、フィルタ処理部207で行われるシャープネス処理の1例について図18を用いて説明する。ここではRGBのデータの中でRの色版についてのみ述べる。
図18(a)の画像2101で斜線部はRの信号値が200であり、また白い部分はRの信号値は255であることを示している。そして、画像2101の中で3×3の画素のエッジ部2102を拡大したのが図18(b)である。図18(b)において、エッジ部2102のうち本実施例で画像処理を行うのはエッジ部2102の中心の画素であることを示している。図18(c)はエッジ部2102の3×3の各画素の重みを示している。
次に、シャープネス処理の演算について説明する。シャープネス処理は図18(b)に示す画像2103に示す3×3の画素と図18(c)に示すエッジ部2102の3×3の重みを画素ごとにかけ、それらを足し合わせることで中心の画素の信号値を得る。従って、式(1)のようになる。
式(1)
(中心画素の信号値)=200×0+200×(−1)+255×0+200×(−1)+200×5+255×(−1)+200×0+200×(−1)+255×0=145.
そして、図18(d)の画像2103に示すように(中心画素の信号値)=145とシャープネス処理を行う前の図18(a)に示すエッジ部2102の中心画素から濃くなる。これらの処理を画像全体に行うことで図18(a)の画像2101は図18(e)の画像2104に示すようにエッジ部が濃くなる。
以上、Rの色版について説明したがG、Bについても同様に処理することができ、またCMYKデータなど別の色空間に対しても同様に処理することができる。
以上、によりシャープネス処理の説明を終える。
次に、同様にトラッピング処理部208で行われるトラッピング処理の1例について図19を用いて説明する。一般にトラッピング処理はCMYKに変換してから行われるのでRGBデータをCMYKに変換してからトラッピング処理を行う。ここではCMYKのうちCとMの色版が隣り合う場合について説明する。
図19(a)の画像2201において、斜線部はCの画素値が128であり、ドット部分はMの画素値は128であることを示している。そして、画像2201の中で3×3の画素のエッジ部2202を拡大したのが図19(b)に示すエッジ部2202である。本例で画像処理を行うのは2202の中心の画素である。そして、拡大したエッジ部2202のうち、C版だけを示したのがエッジ部2202_1でM版だけを示したのがエッジ部2202_2である。そして図19(c)に示すエッジ部2203はトラッピング処理を行う際の重みを示している。
トラッピング処理は注目画素に存在しない色版を周囲から取ってくる処理である。そのため、本例のように注目画素にC版がある場合、Cの画素を注目画素の周囲からとってくるというトラッピング処理は行わない。
一方、注目画素にM版がないため、M版の画素を注目画素の周囲から取ってくるトラッピング処理を行う。ここで、このM版の画素を周囲から取ってくるトラッピング処理の演算方法は、エッジ部2202_2に示す3×3の画像と2203に示すトラッピングする際の重みをかけることで中心の画素値を得る。
したがって、中心画素のMの画素値は、式2となる。
(式2)
(中心画素のMの画素値)=128×100%=128
そして、2202_1のC版と合わせると、画像2204に示すように(中心画素の画素値)=(C,M,Y,K)=(128,128,0,0)となる。
これらの処理を画像全体に行うことで画像2201は画像2205に示すようにC版とM版の境界部はC版とM版が重なるようになる。そして、CMYKのデータをKデータへの色変換は、C+M+Y+K=K’とすればよく、C版とM版の境界部以外のC版部分は、(C,M,Y,K)=(128,0,0,0)⇒(128)となる。そしてC版とM版の境界部は(C,M,Y,K)=(128,128,0,0)⇒(256)となる。
つまり、C版とM版の境界部は、色が濃くなる。以上、によりトラッピング処理の説明を終える。
本実施例の構成によれば、カラー画像からグレー画像などの減色処理を行った際に、異なる色だった色が同じようなグレーになり弁別できなくなる色の属性を変更し、変更された属性を参照することでそれらの色の境界部にエッジ強調を行うことができる。そして、エッジ強調が行われることによって境界部の弁別性を向上させることができる。
(実施例2)
実施例1では弁別が困難と判断した色の属性を修正し、その修正した箇所に対してエッジ強調を行うことで弁別性の向上を行った。本実施例では属性を修正する代わりに、色変換処理とエッジ強調処理を変更することで弁別が困難な色が隣接する境界部にエッジ強調を行う方法について図20を用いて説明する。なお、実施例1と同じ処理については説明を簡略化する。
弁別性向上処理1800について図20を用いて説明する。
S1801は、図9で説明したS301と同様に原稿に用いられる色値を取得する。
S1802は、弁別性判定処理を行う。ここで、実施例1の図9では、S902にて弁別性があるか否かの判定に従ってS903にて属性の修正を行った。しかし、本実施例では弁別性があるか否かの判定に従って色変換処理を変える。
詳細を図21を用いて説明する。
まず、S1901は実施例1で説明したS901と同様処理を行う。次に、S1902でCPU105は、RAM107からあらかじめ定められた閾値を読み出し、グレー値の差がその閾値以上であるか否かを判定する。グレー値の差があらかじめ定めた閾値以上であれば、CPU105は、弁別性があると判断してS1903の色変換処理1−1へ進む。また、閾値より小さければ、CPU105は、弁別が困難と判断してS1904の色変換処理1−2へ進む。
ここで色変換処理1−1では、RGB→R’G’B’に変換する処理が行われる。このR’G’B’はR,G,Bの信号値すべてが同じ信号値であるように変換される。ここでは例えば、CPU105は、RGBを重みづけしてグレー値を算出する方法と同じ値をR、G、Bに割り当てる(R’,G’,B’)=(Gray,Gray,Gray)。
一方で、色変換処理1−2ではRGB→R”G”B”に変換する処理が行われ、ここでR”G”B”はR,G,Bの信号値すべてが同じ信号値にならないように変換される。
図20の説明に戻る。S1803は、実施例1で説明したS303のRIP処理を行う。S1804は、色変換処理2を行う。ここではRGB空間からCMYK空間へ色変換処理を行う。ここで弁別性があると判断されたR’G’B’の値は(C,M,Y,K)=(0,0,0,K)のようにK版のみの色値へ変換し、弁別が困難と判断されたR”G”B”の値は(C,M,Y,K)=(C,M,Y,0)のように、K版以外の色値へ変換する。
ここで、(R’,G’,B’)=(Gray,Gray,Gray)であり、(C,M,Y,K)=(0,0,0,K)への変換ではグレー値を反転した値すなわち、K=255−Grayと変換する。
一方、(R”,G”,B”)=(C,M,Y,0)では、C+M+Yの値を、グレー値を反転した値すなわち、C+M+Y=255−Grayと変換する。
S1805は、エッジ強調を行う。ここでは、C,M,Y,Kの色版ごとにエッジ強調が行われC,M,Y版だけにエッジ強調を行い、K版にはエッジ強調を行わない。
以上の処理によって、S1902の処理でグレー値の差があらかじめ定めた閾値以上である色は、色変換処理1−1と色変換処理2によってKの色版に色変換され、エッジ強調がかからない。一方で、S1902の処理でグレー値の差があらかじめ定めた閾値より小さい色は、色変換処理1−2と色変換処理2によってC,M,Yの色版に色変換され、エッジ強調がかかる。
S1806は、CMYK→Kへの色変換を行う。ここでは、例えば(C,M,Y,K)→(C+M+Y+K)のように変換する。これによって、S1805にてエッジ強調した箇所は値が大きくなり濃く出力される。
また、エッジ強調が行われていない箇所で弁別性があると判断した色はS1804の色変換処理2で(C,M,Y,K)=(0,0,0,K)と変換される。ここでKは反転したGrayであり、RGBを重みづけしたグレー値と同じでありS1806の処理で(C,M,Y,K)→(C+M+Y+K)=(255−Gray)で、RGBを重みづけしたグレー値と同じ値になる。
一方、弁別性があると判断した色もS1804の色変換処理2で(C,M,Y,K)=(C,M,Y,0)でC+M+Y=255−Grayとなるように変換している。そのためS1806の処理で(C,M,Y,K)=(C,M,Y,0)→(C+M+Y+K)=(255−Gray)となり、RGBを重みづけしたグレー値と同じ値になる。
本実施例の構成においても、属性を用いずに色変換処理とエッジ強調処理を変更することにより弁別性向上処理を行うことができる。
なお、S1903の色変換処理1−1とS1904の色変換処理1−2の2つの処理の代わりにS1804の色変換処理2で同様な処理を行うことも可能である。
その場合、CPU105は、S1804の色変換処理2においてS1902の判定の結果に基づいて、グレー値の差があらかじめ定めた閾値以上である場合、RGB→Kの色変換を行い、閾値より小さい場合、RGB→CMYの色変換を行う。
また、S1804の色変換処理2においてCPU105は、S1902の結果に基づいて、グレー値の差があらかじめ定めた閾値以上である場合、RGB→Cの色変換を行い、閾値より小さい場合、RGB→MYKの色変換を行ってもよい。その時は、エッジ強調処理S1805においてC版はエッジ強調を行わず、MYK版でエッジ強調を行うことにより同じ結果を得ることができる。
(実施例3)
前述したようにエッジ強調を行う方法は何種類かあるが、本実施例ではトラッピング処理をもちいてエッジ強調する場合について説明する。
実施例1で前述したがトラッピング処理によって隣り合う異なる色版を重ねることでエッジ強調の効果をもたらすものである。しかし、隣り合う色によってはトラッピング処理がかからない場合がある。
例えば、(C,M,Y,K)=(100,50,0,0)と(50,100,0,0)が隣り合っている場合、隣り合う色両方がC版とM版から成るため白抜けが発生しない。このような場合、トラッピング処理が行われないため弁別性向上処理が行われない。
そこで、あらかじめ(C,M,Y,K)=(100,50,0,0)→(100,0,0,0)に変換し、(50,100,0,0)→(0,100,0,0)に変換する。このように色変換を行うと、隣り合う色がC版のみとM版のみとなるため、白抜けが発生しうる状態になる。そのため、トラッピング処理が発生し弁別性向上処理が行われる。
このように、本実施例では、意図的に色版の構成を変えてトラッピング処理されやすいように色変換することで解決を図る例について図22を用いて説明する。なお、実施形態2と同じ説明は省略する。
S2001は、実施例2で説明したS1801と同様に原稿に用いられる色値を取得する。
S2002は、弁別性向上処理を行う。この処理について図23を用いて説明する。
まず、S2301は実施例2で説明したS1901と同様処理を行う。次に、S2302も実施例2で説明したS1902と同様処理を行うが、ここでは、グレー値の差があらかじめ定めた閾値以上であれば弁別性があると判断してS2303へ進み、S1903と同じS2303の色変換処理1−1へ進む。そして、グレー値の差があらかじめ定めた閾値より小さければ弁別が困難と判断してS2304の色変換処理1−3へ進む。
ここで、本実例2の色変換処理1−1ではS1903と同様にRGB→R’G’Bと変換し、ここでR’G’B’はR,G,Bの信号値すべてが同じ信号値である。
一方、色変換処理1−3ではRGB→R”G”B”に変換する処理が行われ、ここでR”G”B”はR,G,Bの信号値のうち、その中で2つのチャンネルが255になるように変換される。
例えば、(R,G,B)=(R,255,255)である。
S2003において、CPU105は、実施例1で説明したS303のRIP処理を行う。S2004において、CPU105は、色変換処理2’を行う。CPU105は、RGB空間からCMYK空間へ色変換処理を行う際に、R’G’B’の値は実施例2と同様に(C,M,Y,K)=(0,0,0,K)のように、K版のみの色値へ変換する。一方で、R”G”B”の値はCMYのうち1つの色版が0になるように変換する。例えば、(C,M,Y,K)=(C,0,0,0)のようにC版以外の色値が0になるC版のみの構成に変換する。
なお、ここでは弁別性がない色ごとにC版のみの構成、M版のみの構成、Y版のみの構成、C版とM版のみの構成…と、構成を変えていくことでトラッピング処理が行われるように変換される。ここで、2つの色版への色変換方法は、例えばC版とM版のみの構成に変換する場合、S2304の色変換処理1−3において、(R,G,B)→(R,G,255)に変換する。そしてS2004の色変換処理2’において、(R,G,255)→(C,M,0,0)と変換することで実現する。
S2005は、エッジ強調を行う。ここでも実施例2と同様に弁別性がある色はK版単色に色変換されており、ここでK版はトラッピング処理を行わない。一方で、弁別性がない色は、異なる版構成となるように色変換されているため、トラッピング処理を行う。
S2006は、CMYK→Kへの色変換を行う。ここでは、(C,M,Y,K)→(C+M+Y+K)のように変換する。これによって、カラーをモノクロ化するとともに、S2005にてエッジ強調した場合は値が大きくなり濃く出力される。
以上によって、トラッピング処理を行う際に属性を用いずに色変換処理とエッジ強調処理を変更することにより弁別性向上処理を行うことができる。
なお、本実施形態のS2304の色変換処理1−3ではRGB→R”G”B”に変換する処理が行われ、ここでR”G”B”はR,G,Bの信号値のうち、その中で2つのチャンネルが255になるように変換した。ここでRGBの値を変更することにより元の値から変化するためグレーに変換する時、本弁別性の処理をする前から値が変わってしまう可能性がある。
そこで、CPU105は、色変換処理1−3においてRGB→R”G”B”の色変換の際に、あらかじめグレー値を算出しておき、(R,G,B)=(Gray,255,255)とする。そして、色変換処理2’において、R’G’B’→CMYKの色変換の際に、(C,M,Y,K)=(Gray,0,0,0)と色変換する。これによって色変換処理3において、(Gray,0,0,0)→(C+M+Y+K)=(Gray)と、値を保存することができる。
(実施例4)
実施例1、2,3ではカラーデータのままRIP処理S303を行い、カラーのラスタ画像にエッジ強調処理S305を行い、カラーのラスタ画像に色変換処理S306を行うことでグレーのラスタ画像に変換した。しかし、この方法ではカラーを扱う必要があるためメモリやハード構成が大きくなることで高価になってしまう。そこで、本実施例では弁別性判定処理S302で行う属性修正処理(S903)を工夫することでメモリやハード構成の削減を行う。
ここでは実施例1と同じ構成のものは説明を省略する。また、実施例でもCPU105がROM106に格納されているプログラムをRAM107に展開し、その展開したプログラムをコマンド処理部103、画像処理部104で実行することにより達成される。
実施例4の弁別性向上処理1100について図24を用いて説明を行う。
はじめに、RGBデータ取得処理S1101では原稿に用いられる色値を取得する。これは、S301と同じ処理である。
次に、弁別性判定処理S1102も図7に示すフローであるS302と同じ処理だが、属性を修正する属性修正処理S903が異なるので、属性修正処理の説明を加える。S1102でCPU105は、コマンド解析部204における属性修正処理において、図8の色値リスト502のグレー値の差があらかじめ定めた閾値よりも小さい色に対して番号を付与する。
図8の色値リスト502を例にとると、グラフィック413、408、…410がグレー値の差があらかじめ定めた閾値より小さく弁別性がない色である。したがって、グラフィック413には0、グラフィック408には1、・・・、410には5を付与する。そしてそれらの番号を属性情報のビット4,6,7に加える。すると、グラフィック413は(00101011)=(43)であり、グラフィック408は(00111011)=(59)ここで、グラフィック414はグラフィック408と同じなので(00111011)=(59)。また、このようにするとグラフィック411は(10111011)=(187)となる。
次に、色変換処理S1103でCPU105はコマンド実行部205において、カラーデータをグレーデータに変換する。
そして、RIP処理S1104でCPU105はコマンド実行部205において、グレーデータをグレーのラスタ画像と属性情報に変換する。
最後に、エッジ強調処理S1105は、グレーのラスタ画像に対して画素ごとに行う処理で、CPU105は、注目する画素ごとに図24に示すフローチャートを実行する。
図25に示すエッジ強調処理S1105フローチャートについて説明を加える。
まずS1701は実施例1のS1001と同じなので説明を省略する。また、S1702も実施例1のS1002と同じなので説明を省略する。次に、S1703において、CPU105は、注目する画素と、その周囲の画素が異なる色情報を有するか(異なる色オブジェクトであるか)否かを判定する。すなわち、弁別性判定処理S1102で修正した属性が注目する画素とその周囲の画素とで異なるか否かを判定する。
ここでは、前述した属性修正処理による属性情報のビット4,6,7の組み合わせを見て同じか否かを判定する。そして、注目する画素とその周囲の画素とでビット4,6,7の組み合わせが異なればYESとなりS1704へ進み、組み合わせが同じであればNOとなり終了する。
最後に、S1704において、CPU105は、グレーのラスタ画像に対してエッジ強調処理を行う。ここで、エッジ強調の方法は実施形態1で説明した1次元のLUTまたはシャープネス処理を用いればよい。以上により図25のフローチャートについての説明を終える。
本実施形態によってグレーでRIP処理S1104、エッジ強調処理S1105が行われるため、本実施形態をハードウェアで実施してもソフトウェアで実施してもメモリ・ハードウェアの構成の削減が図ることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるものではない。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
105 CPU
107 RAM
108 画像読取部
109 画像処理部
110 制御部

Claims (16)

  1. 入力された画像データから無彩色で表現される画像データを生成し、無彩色の当該画像データを印刷装置に出力する画像処理装置において、
    前記入力された画像データに含まれる前記オブジェクトに使われる色情報を、無彩色に対応する信号値に置き換えるグレースケール変換手段と、
    前記入力された画像データのうち注目する画素の色情報に対応する前記信号値に基づいて、前記注目する画素が所定の条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記注目する画素が前記所定の条件を満たさないことに基づいて、前記注目する画素の前記色情報の強調処理を実行する実行手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記注目する画素の色情報に対応する前記信号値と、前記注目する画素に隣接する隣接画素の色情報に対応する無彩色の信号値と、の差を算出する算出手段と、
    前記判定手段は、前記差と閾値を比較することによって、前記注目する画素が所定の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記差が前記閾値よりも小さい場合には、前記所定の条件を満たさず、
    前記差が前記閾値以上である場合には、前記所定の条件を満たすことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記判定手段によって、前記注目する画素が前記所定の条件を満たさないと判断すると、前記注目する画素の属性情報に前記強調処理を実行させるための情報を作成する作成手段と、を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 属性情報に前記強調処理を実行させるための情報を含むか否かを判定する属性情報の判定手段と、
    前記属性情報の判定手段が、前記注目する画素の属性情報および前記注目する画素に隣接する画素の属性情報に前記強調処理を実行させるための情報を含むと判定することに基づいて、前記実行手段に前記注目する画素の前記色情報の強調処理を実行することを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記注目する画素の色情報と前記隣接する画素の色情報が同じか否かを判定する色情報の判定手段と、を有し、
    前記実行手段は、
    前記注目する画素の属性情報および前記注目する画素に隣接する画素の属性情報に前記強調処理を実行させるための情報を含むと判定し、且つ、前記注目する画素の色情報と前記隣接する画素の色情報が同じであることに従って、前記注目する画素の前記色情報の強調処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
  7. 前記強調処理は、トラッピング処理であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記強調処理は、シャープネス処理であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記入力された画像データに含まれる画素の色情報を修正する修正手段を有し、
    前記判定手段が前記注目する画素が前記所定の条件を満たさないことによって、前記注目する画素の色情報に対して前記修正手段が第1の修正を実行し、
    前記判定手段が前記注目する画素が前記所定の条件を満たすことによって、前記注目する画素の色情報に対して前記修正手段が前記第1の修正と異なる第2の修正を実行することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記第1の修正は、前記注目する画素の色情報に含まれるRGBの信号値を、修正の後にRGBの各々がグレースケール変換の後に同じ信号値になるように変換する処理であり、
    前記第2の修正は、前記注目する画素の色情報に含まれるRGBの信号値を、修正の後のRGBの各々がグレースケール変換の後に異なる信号値になるように変換する処理であることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記強調処理は、トラッピング処理であることを特徴とする請求項8または9に記載の画像処理装置。
  12. 前記強調処理を行った後、前記グレースケール変換手段が、前記入力された画像データに対応する画像データに含まれる前記オブジェクトに使われる色情報を、無彩色に対応する信号値に置き換えて、無彩色で表現される画像データを生成することを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記生成された無彩色で表現される画像データに基づいて、前記印刷装置が出力を行うことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 入力された画像データから無彩色で表現される画像データを生成し、無彩色の当該画像データを印刷装置に出力する画像処理装置の制御方法において、
    前記入力された画像データに含まれる前記オブジェクトに使われる色情報を、無彩色に対応する信号値に置き換えるステップと、
    前記入力された画像データのうち注目する画素の色情報に対応する前記信号値に基づいて、前記注目する画素が所定の条件を満たすか否かを判定するステップと、
    前記注目する画素が前記所定の条件を満たさないことに基づいて、前記注目する画素の前記色情報の強調処理を実行するステップと、を有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  15. 請求項14に記載の制御方法を、コンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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