JP2021166027A - シフトマッチングシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】店舗側の都合とアルバイトの希望とをすり合わせ、アルバイトの納得感を充足する、シフトマッチングシステムを提供する。【解決手段】シフトマッチングシステム1において、店長が操作する店長端末3と、複数のアルバイトがそれぞれ所持するアルバイト端末4と、サーバー2と、を有する。店長端末3から必要なアルバイトシフト枠の条件としての日時及びポジションについての決定信号が入力されると、サーバー2に保存されたアルバイトデータベースから、これらの条件を満たすアルバイトが抽出されるとともに、サーバー2に保存された時給算出基準に基づき当該アルバイトシフト枠に対応する時給が算出され、当該日時、ポジション、算出された時給が、抽出されたアルバイト端末4に表示され、この表示に対しアルバイト端末4から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定及び時給が確定される。【選択図】図1
Description
本発明は、アルバイトの勤務シフトを生成しマッチングするシステムに関する。
従来、飲食店などにおけるアルバイトの求人については求人サイトなどを利用して行われているが、必要とする人材がなかなか確保できないという実情があり、求人広告への出費も少なくない。
アルバイトの雇用に際しては、求人広告に対して応募してきた人材に面接を行い、雇用契約を行った後に実際のシフトを組んでいくという手順が踏まれている。この雇用契約の際には、店とアルバイトの間で、見込み勤務期間、基本時給、勤務時間、勤務日数、見込み月給についての合意がなされる。この合意は健康保険、社会保険とも関連し、適宜調整される。通常、雇用契約の期間は半年などと定められ、特に問題がなければ自動更新される。
アルバイトの勤務予定は、アルバイトからの勤務希望に基づき、その店の店長がシフト表と呼ばれるタイムテーブルを作成することで調整され、このシフト表によりアルバイトの勤務時間が決定される。すなわち、雇用契約を結ぶタイミングが勤務契約についての仮決定、シフト表が決定となる通常2週間に一度のタイミングが本決定となっている。
しかしながら、必ずしもアルバイトからの勤務希望が採用されるとは限らず、さらに、契約時に合意された勤務時間、勤務日数、見込み月給も実現しない場合が多い。また、シフト表を決定するのは店長なので、店長と仲の良いアルバイトほどシフト希望が通りやすいなど、店長次第で理不尽なシフトとなる場合もあり、アルバイトのみならず経営者にとっても不利益となる場合がある。
また、アルバイトの時給は一般的に能力や勤務年数により決定され、夜勤手当などを除き、契約期間を通して一定である。そのため、忙しい時間帯や人手不足になりやすい週末などの勤務については、店長がアルバイトにお願いするといった個人間の力関係によりシフト構成が成り立っていた。さらに、シフト表の決定後に社会事情の変化や大口予約のキャンセルなどによるアルバイトの勤務予定が店側からキャンセルされることがあり、この場合には店長からアルバイトにお願いし、アルバイトに対するキャンセル料が支払われることもなく、個人間の力関係のみで取り消されるという、アルバイトに対しては不利な状況が通常であった。
一方で、店長はシフトの調整に時間を取られているという実情がある。このため、シフトの調整を支援するツールも開発されている。例えば、特許文献1には、パートタイマーやアルバイトなどの従業員の能力を反映した勤務シフト表を作成することのできる勤務シフトマッチングシステム及び勤務シフト管理装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1のシフトマッチングシステムでは、店長の行う作業の一部をシステムが肩代わりすることができたとしても、アルバイトの希望と店側の都合が合致しないという問題は残る。また、人手不足になりやすい時間帯におけるシフトについては依然として店長とアルバイトの関係に依り、店長の手腕次第である。
本発明は、上記課題を解決するものであり、店側の都合とアルバイトの希望とをすり合わせ、アルバイトの納得感を充足する、シフトマッチングシステムを実現することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明のシフトマッチングシステムは、店長が操作する店長端末と、複数のアルバイトがそれぞれ所持するアルバイト端末と、サーバーとを有し、前記店長端末から必要なアルバイトシフト枠の条件としての日時及びポジションについての決定信号が入力されると、前記サーバーに保存されたアルバイトデータベースから、これらの条件を満たすアルバイトが抽出されるとともに、前記サーバーに保存された時給算出基準に基づき当該アルバイトシフト枠に対応する時給が算出され、当該日時、ポジション、算出された時給が、抽出されたアルバイト端末に表示され、この表示に対しアルバイト端末から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定及び時給が確定される。
さらに、前記時給算出基準は、当該アルバイトシフト枠の時間の長さにより変化する変数を含み、当該アルバイトシフト枠の時間の長さにより算出される時給が変化することが好ましい。
前記時給算出基準は、アルバイトシフト枠の日時までの残時間により変化する変数を含み、この残時間に応じて算出される時給が変化し、さらに残時間が減っていくにつれてこの時給が変化し、この時給が抽出されたアルバイト端末に反映されて表示されることが好ましい。
前記アルバイトシフト枠は、前記サーバーに保存された実績データベースにおける過去の類似する日程を参照して導き出されると共に前記店長端末に表示され、前記店長端末からの決定信号により確定されることが好ましい。
アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が確定された後、当該アルバイトのアルバイト端末からの当該出勤予定に対するキャンセル希望信号が発せられた場合、アルバイトシフト枠の日時までの残時間が算出され、この残時間に応じて算出される変数を算入することによりキャンセル料が算出され、このアルバイトシフト枠及びキャンセル料が当該アルバイトのアルバイト端末に表示され、この表示に対し当該アルバイト端末から確認信号が入力されると、店長端末にこのアルバイトシフト枠及びキャンセル料が表示され、これに対し店長端末から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定がキャンセルされると共にキャンセル料が決定されることが好ましい。
アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が確定された後、前記店長端末からの当該出勤予定に対する取り消し要請信号が発せられた場合、アルバイトシフト枠の日時までの残時間が算出され、この残時間に応じて算出される変数を算入することにより取消料が算出され、このアルバイトシフト枠及び取消料が当該アルバイトのアルバイト端末に表示され、この表示に対し当該アルバイト端末から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が取り消されると共に取消料が決定されることが好ましい。
本発明のシフトマッチングシステムの実施形態について説明する。図1は、実施形態のシフトマッチングシステムを示すブロック図である。
図1に示すように、実施形態のシフトマッチングシステム1は、互いにインターネット経由で接続されたサーバー2と、店長端末3と、アルバイト端末4とを有する。店長端末3には店長アプリケーション31がインストールされ、アルバイト端末4にはアルバイトアプリケーション41がインストールされている。なお、店長端末3がサーバー2を兼ねるという態様も可能である。また、アルバイトアプリケーションと店長アプリケーションとは同一のアプリケーションであってログインIDにより異なるロールが設定されて異なる挙動をするものであってもよい。
典型的にはアルバイト端末4はアルバイトが個人で所有する携帯電話であり、アルバイトの数だけ存在する。店長端末3は店長に支給されるパソコン、タブレット端末、携帯電話等であり、通常は店に1つ存在する。サーバー2は本部または他の場所に存在する。
サーバー2内には、アルバイトデータベース、店舗データベース、店長データベースが格納されている。
アルバイトデータベースには、アルバイトの氏名や住所といった一般的な履歴書に記載される内容のほか、特に本実施形態のシフトマッチングシステムで使用される、勤務経験のある店名、勤務可能なポジション及びそのポジションに対するスキルレベル、基本時給、評価ポイント、勤務可能な曜日及び時間帯、見込み勤務期間、基本時給、勤務時間、勤務日数、見込み月給、健康保険及び社会保険の有無、雇用契約の期間等のデータが含まれている。
店舗データベースには、店名や住所、席数といった一般的な基本情報のほか、特に本実施形態のシフトマッチングシステムで使用される、過去の客数、売上、シフト表、予算、人事データベース、レジデータベース、顧客データベース等が含まれる。
店長データベースには、店長の氏名や住所等といった一般的な履歴書に記載される内容のほか、特に本実施形態のシフトマッチングシステムで使用される、過去に在籍した店名や経験したポジション、給与、評価ポイント等が含まれる。
図2は、例として2020年3月30日における、ある店のシフト表を示している。図2においてシフト表32は店長端末3に表示され、店長アプリケーション31内で開かれている。
シフト表32には、左端にキッチン・フロアといった大項目である所属、その右に焼き場・刺し場・揚げ場・洗い場といった小項目であるポジション、さらに鈴木・田中といった名前が表示され、続いて各人の勤務開始・終了時間、また休憩の開始・終了時間が表示される。
画面右側には、上端に時刻がタイムライン状に記載され、その下に設けられたタイムテーブルには各人の勤務シフトがガントチャート状に、すなわち時間ごとの枠を塗りつぶす形で表現されている。
その下に記載されているのは時間ごとの小計人数で、すなわち当該所属における当該時間枠に属するアルバイトの勤務人数である。例えば一人が30分間勤務する場合は0.5人とカウントされる。
小計人数の下の合計人数は小計人数の合計であり、すなわち当該店舗における当該時間枠に属する勤務人数である。
さらに下には客数予算が記載されている。これは当該時間枠における予想来客数を示し、単位は人である。
その下の売上予算は、当該時間枠における予想売上を示し、単位は千円である。
さらに下の人時接客指数は、当該時間枠におけるアルバイト一人あたりの予想接客人数であり、客数予算を合計人数で割ったものである。この数字が大きいほどアルバイト一人あたりの負担が大きくなる。
その下の人時売上は、当該時間枠におけるアルバイト一人あたりの予想売上であり、売上予算を合計人数で割ったものである。この数字が大きいほど、支出すなわちアルバイトの給料に対する収入すなわち売上が大きいということになり、効率の良い経営ということになる。
<アルバイトシフト枠の作成>
実施形態のシフトマッチングシステム1において、このようなシフト表はサーバー2により自動的に生成される。このシフト表の生成方法について説明する。
実施形態のシフトマッチングシステム1において、このようなシフト表はサーバー2により自動的に生成される。このシフト表の生成方法について説明する。
図2に示すようなシフト表でまず設定されるのは、客数予算と売上予算である。サーバー2には過去の客数と売上の実績のデータベースが格納されている。サーバー2は、ある日のシフト表を生成するにあたり、条件が近い過去の日の客数と売上の実績を参照し、予測をする。具体的には、一週間前の同じ曜日や一年前の同じ曜日、またはそれらの平均、もしくは祝日であれば一年前の同じ祝日における、客数と売上の実績を、予測値として、客数予算と売上予算に入れる。なお、一週間前のデータを使うのか、一年前のデータを使うのか、これらを割合で採用するのかといった選択は、後述する店長アプリケーション31における設定画面で設定可能である。また、予測値としてサーバー2が客数予算と売上予算に入れた数値は、後から店長が修正可能である。
続いて、客数予算と売上予算とから、それぞれのポジションにおける必要人数が導き出される。具体的には、店長アプリケーション31における設定画面で一定範囲の人時接客指数に対応するそれぞれのポジションの必要人数をテンプレートとして設定し、店舗データベースの一部として保存し、サーバー2は、これを参照することで、当該時刻における人時接客指数に対応するそれぞれのポジションの必要人数を引き当てる。なお、一定範囲の人時接客指数と一定範囲の人時売上でアンド条件とすることもできる。このようにして、シフト表に、それぞれの時間帯に必要な人員の枠が設定され、人時生産性が適宜に調整される。
このように、アルバイトシフト枠は、サーバー2に保存された実績データベースにおける過去の類似する日程を参照して導き出されると共に店長端末3に表示され、必要に応じて店長が修正した後、店長端末3から店長が決定ボタンを押すことで必要なアルバイトシフト枠の条件としての日時及びポジション並びにスキルレベルについての決定信号がサーバー2に通知され、シフト枠が確定される。なお、店長が決定ボタンを押さない場合には店長端末3に対しアラートが表示されたり、店長の決定の有無によらず時限的に、例えば2週間に一度のシフトの希望提出期限には店長が決定ボタンを押したと擬制され、アルバイトシフト枠が確定されるようにしてもよい。
<勤務希望の提出>
アルバイトデータベースには、アルバイトの契約時のデータである仮契約データが含まれ、店長アプリケーション31及びアルバイトアプリケーション41から参照可能である。仮契約データを参照した場合、図4に示すように、勤務条件、例えば休日のみ勤務可能であるとか、週3日の勤務であるといった情報が、視覚的に確認可能に表示される。具体的には、一週間を表すタイムテーブルのうち勤務不可な時間帯は黒く塗りつぶされ、土日どちらか勤務というように複数日から1日選択の場合には当該複数日、ここでは土日が赤で塗りつぶされる。月水金のうち2日というように複数日から2日選択の場合には当該複数日、ここでは月水金が紫で塗りつぶされ、複数日、例えば平日のうち3日勤務可能というように3日選択の場合には当該複数日、ここでは平日が青で塗りつぶされる。いつでも勤務可能という曜日及び時間帯に関しては塗りつぶされない。一日における最大勤務時間は各曜日の下に表示される。
アルバイトデータベースには、アルバイトの契約時のデータである仮契約データが含まれ、店長アプリケーション31及びアルバイトアプリケーション41から参照可能である。仮契約データを参照した場合、図4に示すように、勤務条件、例えば休日のみ勤務可能であるとか、週3日の勤務であるといった情報が、視覚的に確認可能に表示される。具体的には、一週間を表すタイムテーブルのうち勤務不可な時間帯は黒く塗りつぶされ、土日どちらか勤務というように複数日から1日選択の場合には当該複数日、ここでは土日が赤で塗りつぶされる。月水金のうち2日というように複数日から2日選択の場合には当該複数日、ここでは月水金が紫で塗りつぶされ、複数日、例えば平日のうち3日勤務可能というように3日選択の場合には当該複数日、ここでは平日が青で塗りつぶされる。いつでも勤務可能という曜日及び時間帯に関しては塗りつぶされない。一日における最大勤務時間は各曜日の下に表示される。
そして、アルバイト端末4におけるアルバイトアプリケーション41には、図3に示すように一週間のカレンダーが表示され、アルバイトは、自分の希望シフトを提示することができる。具体的には、勤務不可な時間帯は黒く塗りつぶされて、ここでは9時以前及び21時以降、また木曜終日がデフォルトでの勤務不可となっている。
ここで、アルバイトは、勤務不可な時間帯を追加で申請することができる。具体的には、勤務不可な時間帯を黒枠で塗りつぶすことにより、その時間帯が勤務不可であることを表示できる。図3においては30日の月曜日の11時から16時、4日の土曜日の11時から17時が勤務不可として指定されている。この勤務不可時間の指定は、タッチ端末で行われるため、勤務不可時間を指でなぞって指定するのみで、容易である。具体的には、図3の上部にある黒四角(default NG)をタップしてから勤務不可時間を指でなぞると、デフォルトの勤務不可すなわち毎週に反映される勤務不可時間を描き入れ、また再度なぞることで消すことができる。また、図3の上部にある横ストライプ(added NG)をタップしてから勤務不可時間を指でなぞると、一回限りの勤務不可すなわちその週のみの勤務不可時間を描き入れ、また再度なぞることで消すことができる。図3における斜線の枠(offer A)はA店からのシフトのオファーを示し、その中の数字はその枠に対する給料の金額や係数を示す。また、縦ストライプの枠(offer B)はB店からのシフトのオファーを示し、その中の数字はその枠に対する給料の金額や係数を示す。さらに、これらがアルバイトからの承認を経て確定すると、枠が太枠(fix)となる。承認操作は、当該枠を長押しし、「承認しますか?」というアラート(図示省略)に対し「OK」をタップすることで行われる。上部の表示の凡例部分(offer A等)をタップすることでそれぞれの表示を非表示にすることができる。各店のオファーが重なる場合もこのようにして確認できる。
図3の下の「月」の文字をタップすると図4の月表示に切り替わる。図4の上部にある黒四角をタップして日付の枠をタップすると、終日勤務不可な日にちを指定することができる。図4においてはオファーすなわち店舗からのシフトの提案は破線の枠で表現され、確定されたシフトについては実線の枠で表現されている。枠の中の数字は勤務時間帯を示している。表示の形式を図3と統一することはもちろん有用である。
NG時間の登録について、仮契約データに示された仮契約時の条件を満たさないような指定を行った場合、例えば土日のどちらかに出勤するという仮契約になっていたところ土日の両日を黒枠で塗りつぶすような場合には、アラートが表示され、仮契約時の条件を満たさない旨のメッセージが表示される。仮契約時の条件を満たさないままシフト申請を行った場合には、評価ポイントの下落や基本時給ダウンなどの、事前に合意された罰則措置が行われる。また、仮契約の範囲内で、どの程度の勤務量で勤務したいかを、画面のボリューム調整(図示省略)で指示することができる。
なお、勤務不可な時間帯の入力がなされると、シフト自由度が算出される。シフト自由度とはシフトを組む際の選択可能性を示す数字であり、例えば、平日のうち2日×8時間勤務するという仮契約であった場合、平日毎日8時間の枠があるうち月曜日を勤務不可として黒枠で塗りつぶした場合には50%、月曜と火曜を黒枠で塗りつぶした場合には33%、月曜と火曜と水曜を黒枠で塗りつぶした場合には0%となる。時間の要素も同様に算入される。シフト自由度が低い状態が続くとアルバイトの評価ポイントが下がることになる。また、同様に、アルバイトのシフト協力度も算出される。シフト協力度とは、需給比率の低い、人気のないシフト枠に対してどれだけ勤務可能とするかを数値化したものである。後述するが、当該曜日及び時間のアルバイト枠に対するマッチング可能なアルバイトの数の平均を算出することで、需給バランスを数値化することができる。需給比率の低いシフト枠に対し勤務可能としている割合を算出することで、当該アルバイトのシフト協力率を算出することができる。シフト協力率は評価ポイントに反映される。
このようにしてアルバイトにより決定され、提出された勤務希望は、アルバイトデータベースに保存される。勤務希望の提出期限について、勤務不可な時間帯の入力が可能な期間についてのタイムリミット、すなわち希望提出期限が設けられる。希望提出期限は当日の1週間前、当週の2週間前といった設定が可能であり、慣習的には2週間に一度設けられる。
<アルバイトシフト枠のマッチング>
上述のように、希望提出期限までに、サーバー2において、シフト表に、それぞれの時間帯に必要な人員の枠、すなわちアルバイトシフト枠が設定されている。それぞれのアルバイトシフト枠には開始及び終了の日時及びポジション、場合によってはこのポジションにおけるスキルレベルが紐づいている。これに対し、サーバー2に保存されたアルバイトデータベースから、これらの条件を満たすアルバイトが抽出される。より具体的には、サーバー2は、アルバイトシフト枠に紐づく日時及びポジションを満たすアルバイトを、アルバイトデータベース内に格納された各アルバイトの勤務希望を参照することによりマッチングし、抽出する。このマッチングが行われるタイミングは、希望提出期限の後となる。
上述のように、希望提出期限までに、サーバー2において、シフト表に、それぞれの時間帯に必要な人員の枠、すなわちアルバイトシフト枠が設定されている。それぞれのアルバイトシフト枠には開始及び終了の日時及びポジション、場合によってはこのポジションにおけるスキルレベルが紐づいている。これに対し、サーバー2に保存されたアルバイトデータベースから、これらの条件を満たすアルバイトが抽出される。より具体的には、サーバー2は、アルバイトシフト枠に紐づく日時及びポジションを満たすアルバイトを、アルバイトデータベース内に格納された各アルバイトの勤務希望を参照することによりマッチングし、抽出する。このマッチングが行われるタイミングは、希望提出期限の後となる。
この際、一つのアルバイトシフト枠にマッチするアルバイトが一人であった場合、このマッチングは確定する。一つのアルバイトシフト枠にマッチするアルバイトが複数いた場合、アルバイトデータベースに格納されている仮契約時のデータにおける各アルバイトの見込み勤務時間を参照し、各アルバイトの見込み勤務時間と実際の勤務時間との乖離が最も小さくなるように、また上述のボリューム調整も勘案されてアルバイトが割り振られる。また、選択が可能な場合にはアルバイトの評価ポイントの高いアルバイトを優先的に割り振るよう設計されている。基本時給が高いアルバイトより基本時給が低いアルバイトが優先的に割り振られても良い。このようにして、マッチングが確定する。見込み勤務時間と大幅に相違する時間数のアルバイトシフト枠をマッチングする場合には店長端末にアラートが表示されるように設定することもできる。このようなことは保険などの福利厚生上も重要となる。なお、一つのアルバイトシフト枠にマッチするアルバイトが一人もいない場合、後述する方法で再募集することになる。
<アルバイトの時給算出>
続いて、アルバイトごとの基本時給とサーバーに保存された時給算出基準に基づき、アルバイトシフト枠にマッチングされたアルバイトの各時間ごとの時給が算出される。具体的には、各アルバイトには基本時給が設定され、アルバイトデータベースに格納されているが、アルバイトシフト枠ごと、または時間ごとに、時給算出基準としての係数が定められ、基本時給にこの係数が掛け合わされることで、当該時間の時給が算出される。
続いて、アルバイトごとの基本時給とサーバーに保存された時給算出基準に基づき、アルバイトシフト枠にマッチングされたアルバイトの各時間ごとの時給が算出される。具体的には、各アルバイトには基本時給が設定され、アルバイトデータベースに格納されているが、アルバイトシフト枠ごと、または時間ごとに、時給算出基準としての係数が定められ、基本時給にこの係数が掛け合わされることで、当該時間の時給が算出される。
時給算出基準としての係数は、ポジション、人時接客指数、人時売上、FL比率、アルバイトシフト枠の長さ、曜日、時間帯、時期指数が考えられる。
ポジションについて、代わりの少ない、すなわち難易度の高いポジションほど、係数は高くなる。アルバイトデータベースにおいて当該ポジションの勤務が可能なアルバイトの見込み勤務時間の和を実際の当該ポジションの枠時間数で割ることで、代わりが多いか少ないかを数値化することができる。
人時接客指数については、上述の通り、想定される客数から割り出されている。人時接客指数の多い時間帯ほど忙しいと考えられるから、乗算する係数の数値を大きくすることが合理的である。人時売上についても同様に考えることができる。
FL比率については、経営上の問題となるが、一定以上のFL比率が予想される場合に時給を下げるという対応が考えられる。例えば、店長がFL比率の上限を60%と設定した場合、売上から原材料費を算出できるから、(原材料費+人件費)÷売上によりFL比率を算出し、これが60%を超えた場合に、各アルバイトシフト枠についての時給を下げるか、アルバイトシフト枠を減らすことでFL比率が60%を超えないようにプログラムすることができる。なお、このFL比率は、時間帯ごとで算出しても、一日単位で算出しても良い。
アルバイトシフト枠の長さについても、時給算出基準となり得る。一般的に、アルバイトシフト枠の長さがある程度長い方が好まれ、例えば2時間といった短いアルバイトシフト枠は好まれない。しかしながら、店舗としてはピークタイムが2時間程度であったりして、短い枠でのアルバイトの需要は高い。このように、需要に対する供給が低い長さの枠については、高い係数を乗算することで、時給を高くすることができる。アルバイトシフト枠の長さに対する係数を設定するためには、人が設定してもよいが、後述のように希望提出期限後に発生した2時間枠のアルバイトシフト枠を時給が変動する状態でアルバイトに対して募集し、これに対しアルバイトがいくらでこの枠に応募するかという分析を行えば、基本時給に対しどれほどの係数を掛ければこの2時間枠のアルバイトシフト枠に対する時給として妥当かを数値化できる。
時間帯や曜日についても同様に、需要と供給で考えることができる。深夜や早朝、週末は一般的にアルバイトの供給は少ないので、高い係数を乗算することで、時給を高くすることができる。当該曜日及び時間のアルバイト枠に対するマッチング可能なアルバイトの数の平均を算出することで、需給バランスを数値化することができる。また、時期指数として、テスト期間や夏休みにおける需給バランスの変化をこの係数に盛り込むことができる。もちろん、法定の夜間手当なども係数となる。
以上のように、店舗側によるアルバイトの需要と、アルバイト側の供給に影響を与える様々な要素を係数とし、当該アルバイトの基本時給に乗算または加算して時給を確定できる。時給は一つのアルバイトシフト枠の中で固定であっても良いし、一つのアルバイトシフト枠の中でも時間によって変動しても良い。このように、希望提出期限におけるアルバイトシフト枠と希望日時とのマッチングによって確定されたシフトに、アルバイトごと、時間ごとに異なる時給が定まる。これにより、忙しい、または供給の少ないアルバイトシフト枠に入ったアルバイトにはボーナスが出ることになるから、アルバイトの納得感を醸成できる。また、基本時給に対しどのような係数が適用されているかをアルバイト端末に表示することにより、いっそう納得感を醸成でき、後の希望の提出にも影響するから、アルバイトと店側との間で良い循環が生まれる。
<例外的アルバイトシフト枠に対するアルバイトの募集>
上述のように、希望提出期限の後速やかに、サーバーがアルバイトシフト枠に対するアルバイトのマッチングを行い、その時給が算出され、原則的なシフトが確定するが、希望提出期限においてアルバイトシフト枠にマッチするアルバイトがいなかった場合や、アルバイトのキャンセルにより枠に空きが生じた場合、大口の予約が入るなどして希望提出期限の後にアルバイトシフト枠が増加した場合など、例外的なアルバイトシフト枠が存在する場合、アルバイトデータベースに登録されているアルバイトに対し募集を行うことになる。その手順について説明する。
上述のように、希望提出期限の後速やかに、サーバーがアルバイトシフト枠に対するアルバイトのマッチングを行い、その時給が算出され、原則的なシフトが確定するが、希望提出期限においてアルバイトシフト枠にマッチするアルバイトがいなかった場合や、アルバイトのキャンセルにより枠に空きが生じた場合、大口の予約が入るなどして希望提出期限の後にアルバイトシフト枠が増加した場合など、例外的なアルバイトシフト枠が存在する場合、アルバイトデータベースに登録されているアルバイトに対し募集を行うことになる。その手順について説明する。
<アルバイトシフト枠の時給算出>
まず、サーバーに保存された時給算出基準に基づき、当該アルバイトシフト枠に対応する時給が算出される。すなわち、例外的なアルバイトシフト枠に対応する時給は時給算出基準に定義された様々なパラメーターにより変動するダイナミックプライシングとなる。時給算出基準とは上述の通り、当該アルバイトシフト枠の時給を決定するための要素であり、係数である。この係数はアルバイトシフト枠のポジションに対応する基本の時給に対して乗算または加算される。言い換えれば、原則的なシフトは基本時給を基礎としてアルバイトシフト枠に係数が存在して時給が決定されるのに対し、例外的なシフトについては、アルバイトシフト枠について時給が存在する。この場合、原則的には誰が入ったとしても当該アルバイトシフト枠に対する時給は同じになる。
まず、サーバーに保存された時給算出基準に基づき、当該アルバイトシフト枠に対応する時給が算出される。すなわち、例外的なアルバイトシフト枠に対応する時給は時給算出基準に定義された様々なパラメーターにより変動するダイナミックプライシングとなる。時給算出基準とは上述の通り、当該アルバイトシフト枠の時給を決定するための要素であり、係数である。この係数はアルバイトシフト枠のポジションに対応する基本の時給に対して乗算または加算される。言い換えれば、原則的なシフトは基本時給を基礎としてアルバイトシフト枠に係数が存在して時給が決定されるのに対し、例外的なシフトについては、アルバイトシフト枠について時給が存在する。この場合、原則的には誰が入ったとしても当該アルバイトシフト枠に対する時給は同じになる。
ダイナミックプライシングについて、具体的には、ポジション、スキルレベル、人時接客指数、人時売上、FL比率、アルバイトシフト枠の長さ、時間帯、当該日時までの残り時間、最低賃金などが時給算出基準になり得る。
詳細に説明すると、サーバーにおいて、当該アルバイトシフト枠のポジションに対応する基本の時給がデータベースから参照され、これに対し時給算出基準に定義された係数が乗算される。当該アルバイトシフト枠のポジションに対応する基本の時給またはポジションに対する係数は、店舗データベースに含まれている。当然、難易度の高いポジション、需要に対する供給の少ないポジションほど時給は高くなる。ポジションに対する需給比率の算出方法は上述のとおりである。これに、スキルレベルのポイントが加算または乗算される。人時接客指数、人時売上、FL比率、アルバイトシフト枠の長さ、時間帯についての需給比率は上述の通り数値化することが可能であり、これらによって定められた係数が、基本の時給に乗算される。
当該日時までの残り時間については、当該日時まで近づくほど一般的にアルバイトの供給が困難となるので、高い係数を乗算することで、時給を高くし、マッチングされたアルバイトからの応募を促すことができる。当該日時までの残り時間は次第に短くなるので、この係数は、残り時間が短くなるほど高くなる変数とすることができる。
<アルバイトシフト枠に対するアルバイトのマッチング>
次に、当該アルバイトシフト枠に対するアルバイトのマッチングが行われる。この場合のマッチングは時間的な要素ではなく、当該アルバイトシフト枠の属性であるポジション、スキルレベルを満たすアルバイトが抽出される。ここで、アルバイト端末及び店長端末から、アルバイトごとに時給の上限、下限を設けることができ、これに当てはまらない場合には当該アルバイトはマッチングから外れるという設定を行うことにより、当該アルバイトの基本時給より低い時給の募集がなされないようにするといったことができる。
次に、当該アルバイトシフト枠に対するアルバイトのマッチングが行われる。この場合のマッチングは時間的な要素ではなく、当該アルバイトシフト枠の属性であるポジション、スキルレベルを満たすアルバイトが抽出される。ここで、アルバイト端末及び店長端末から、アルバイトごとに時給の上限、下限を設けることができ、これに当てはまらない場合には当該アルバイトはマッチングから外れるという設定を行うことにより、当該アルバイトの基本時給より低い時給の募集がなされないようにするといったことができる。
<アルバイトシフト枠に対するアルバイトの決定>
アルバイトが抽出されると、当該日時、ポジション、算出された時給が、抽出されたアルバイト端末4に表示され、募集が行われる。具体的には、通知音を伴ったプッシュ通知としてアルバイト端末4に当該日時、ポジション、算出された時給の情報が表示されたり、アルバイトアプリケーション41を開いた場合にカレンダー上に表示されるなどの態様が考えられる。この際、カレンダー上に時給を数字で表すほか、色の表示で表すことにより視覚的に時給が判別しやすいように構成しても良い。原則的なシフトは確定しているのに対し例外的なシフトは未確定な募集状態であるから、カレンダー上に表示される場合も原則的なシフトとは異なる色で表示され、また点滅するなど目立つ処理が行われても良い。
アルバイトが抽出されると、当該日時、ポジション、算出された時給が、抽出されたアルバイト端末4に表示され、募集が行われる。具体的には、通知音を伴ったプッシュ通知としてアルバイト端末4に当該日時、ポジション、算出された時給の情報が表示されたり、アルバイトアプリケーション41を開いた場合にカレンダー上に表示されるなどの態様が考えられる。この際、カレンダー上に時給を数字で表すほか、色の表示で表すことにより視覚的に時給が判別しやすいように構成しても良い。原則的なシフトは確定しているのに対し例外的なシフトは未確定な募集状態であるから、カレンダー上に表示される場合も原則的なシフトとは異なる色で表示され、また点滅するなど目立つ処理が行われても良い。
この募集に対し、アルバイトが応募し、すなわちアルバイト端末4から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定及び時給が確定される。これにより、他のアルバイトは当該アルバイトシフト枠に入ることはできなくなり、他のアルバイトのアルバイト端末4のアルバイトアプリケーション41にはこのアルバイトシフト枠が表示されなくなる。なお、当該アルバイトシフト枠に入るアルバイトを店長端末から指定することもできる。その場合には、店長端末3から承認信号が入力され、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定及び時給が確定される。
ここで、アルバイトシフト枠の日時までの残時間により変化する変数については、残時間に応じて算出される時給が変化するから、この時給が抽出されたアルバイト端末にリアルタイムに反映されて表示される。つまり、いずれかのアルバイト端末から承認信号が入力されるまで、カレンダー上の時給の表示が動的に変化することになる。また、残時間が減って時給が上がり、下限時給金額を超えることで、今まで表示されていなかったアルバイトのアルバイト端末にも表示される場合もある。
以上のようにして、アルバイトシフト枠が埋まる。これをもって、店舗とアルバイトの本契約が結ばれると考えることができる。この過程において、時給が需要と供給に従って決定されていくため、アルバイト及び店側の納得感が醸成される。また、仮契約時の見込み勤務期間、基本時給、勤務時間、勤務日数、見込み月給との乖離が生じないように警告を発したり、乖離が生じるような勤務体系でのアルバイトシフト枠については表示を非表示にして予約確定できないようにすることで、仮契約と本契約とを同一に近づけていくことができる。
上述の例では、希望提出期限の時点で決定可能な原則的シフトについては、各アルバイトの基本時給を基準に、時給算出基準により導かれた係数が乗算または加算され、最終的な当該時間についての時給が決定される一方、希望提出期限以降の例外的なシフトについてはアルバイトシフト枠に対して時給算出基準により時給が定められて募集が行われ、アルバイトがこれに対して応募することで当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定及び時給が確定されるが、希望提出期限を設けない運用も可能である。この場合、アルバイトシフト枠が発生した時点でアルバイトの抽出及び抽出されたアルバイトに対する募集が行われることになる。
<不規則的なアルバイト枠>
また、別の実施形態として、突然アルバイトが休むなど、不規則的に生じたアルバイトシフト枠に対し、かつてその店でアルバイトしていたOB/OGを含む待機アルバイトに対し募集を行う例について図7を用いて説明する。図7において、アルバイト端末4を含む左側のエリアとサーバー2を含む中央エリア、また中央エリアと店長端末3を含む右側のエリアは、インターネットを介して隔てられている。
また、別の実施形態として、突然アルバイトが休むなど、不規則的に生じたアルバイトシフト枠に対し、かつてその店でアルバイトしていたOB/OGを含む待機アルバイトに対し募集を行う例について図7を用いて説明する。図7において、アルバイト端末4を含む左側のエリアとサーバー2を含む中央エリア、また中央エリアと店長端末3を含む右側のエリアは、インターネットを介して隔てられている。
店長は、店長端末3から、サーバー2に対し、生じたアルバイトシフト枠の条件を入力する。この内容は、日時、枠の長さ、ポジション、スキルレベル、時給である。この場合の時給は、支払い可能な時給の上限を店長が決定し、入力する。
一方、アルバイト側は、希望する時給や日時をアルバイト端末4からサーバー2に対し入力して待機する。希望する日時とは勤務可能な時間もしくは勤務不可能な時間であり、図3に示すようなインターフェイスで入力することができる。この入力データは勤務可能なポジションやスキルレベルとともにアルバイトデータベース、図7におけるシフトDBに登録される。なお、特に時間希望を入れずに待機することもできる。希望する時給は、アルバイトがこの金額であれば勤務できると考える時給を指定する。また、係数を設定することもできる。例えば、基本時給に対して、もしくはOB/OGであれば退職前の時給に対して何パーセント増または減であれば勤務可能かを指定できる。いずれにせよ、時間に関わらず一律にすることもできるし、曜日や時間帯、枠の長さ、特定の時間についてそれぞれに指定する変動制にすることも可能である。
サーバー2は、店長端末3からのアルバイトシフト枠の条件入力が行われた場合、マッチングを行う。すなわち、アルバイトデータベースを参照し、当該条件に合致するアルバイトを抽出する。時給については、店長が入力した時給より安い希望時給を提示しているアルバイトが抽出される。このように条件設定することで、自分に合わないシフトについてはアルバイト端末に通知されず、無駄がない。
その後、店長に対して抽出されたアルバイトのリストが提示され、店長が承認した後、サーバー2は抽出されたアルバイトのアルバイト端末4にプッシュ通知をし、勤務の打診をする。プッシュ通知は既存の通信サービスを利用することができる。この際、複数のアルバイトに対し打診を行い、これを最初に承認したアルバイトの勤務が確定し、時給に関してはアルバイトが設定していた時給が採用される。この時点で他のアルバイトに対する打診が取り消される。この際の複数のアルバイトは、希望する時給の低い順に数人をピックアップしても良いし、抽出された中から店長が選択しても良い。また、一人のアルバイトに時限付きで打診を行い、承認されなかった場合に次のアルバイトに打診を行うという形式も可能である。
こうして合意に至ったシフトについて、図7における契約書データベースにおいて契約書が作成され、店長及びアルバイトにより承認がなされることにより契約が締結される。契約書は契約書データベースに格納され、両者がいつでも確認可能である。このようにしてシフトごとに契約が作成されるが、サーバー上で契約が締結されるため簡易である。
ここで、店長やアルバイトがサーバー2に対し登録した情報は、本人以外には参照できないように権限の設定がされている。データの管理はサーバー管理者である図7における中央エリアの者が行い、このサーバー管理者のみ参照できるようにしてもよい。この場合、マッチングはサーバー2が行うため、この結果以外の情報は互いに提供されない。店長はアルバイトの空いている時間帯を参照することができないし、上述の打診のステップで必要な場合を除き希望時給を参照できない。アルバイトは自分が打診されたものを除き、アルバイトシフト枠の空きや他のアルバイトのスケジュール等を確認できず、アルバイトは自分の価値を保ったまま、状況に応じた金額条件を提示することも可能になる。自分が勤務確定した時間帯に関しても店長が上限時給をいくらに設定してたかを確認することはできない。アルバイトも店側も状況を必要以上に相手に開示したくないという心理があるため、このように設定することで双方のニーズを満たすことができる。なお、サーバー2のある中央エリアを第三者が運営することにより、店側のみならず店舗経営者にも情報を開示しない運用も可能となる。
<アルバイトシフト枠のキャンセル>
アルバイトは、アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が確定された後 、当該出勤予定について都合が悪くなったような場合に、当該アルバイトのアルバイト端 末から、当該出勤予定に対するキャンセル希望信号をサーバー2に対し発することができ る。このような場合、サーバー2により、アルバイトシフト枠の日時までの残時間が算出 され、この残時間に応じて算出される変数を算入することによりキャンセル料が算出され 、このアルバイトシフト枠及びキャンセル料が当該アルバイトのアルバイト端末に表示さ れる。このキャンセル料は違約金の意味合いがある。すなわち、残時間が短いほど、キャ ンセル料は高くなる。この表示に対し、当該アルバイト端末から確認信号が入力されると 、店長端末にこのアルバイトシフト枠及びキャンセル料が表示される。これに対し店長端 末から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤 予定がキャンセルされると共にキャンセル料が決定される。実際には、キャンセル料は、 当月のアルバイトの給料から引かれることになる。一方で、このアルバイトシフト枠に空 きが出ることになるから、条件を満たす他のアルバイトのアルバイト端末に対し、このア ルバイトシフト枠についての通知が表示される。この際の時給は残時間が短いほど高くな るから、前述のキャンセル料とほぼ相殺され、アルバイト側及び店側の納得感を醸成でき る。なお、キャンセル料やアルバイトシフト枠についての時給は、アルバイトシフト枠の 日時までの残時間により直線的に比例するのみならず、あるタイミングの前か後かで大き く変わるように設定することができる。
アルバイトは、アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が確定された後 、当該出勤予定について都合が悪くなったような場合に、当該アルバイトのアルバイト端 末から、当該出勤予定に対するキャンセル希望信号をサーバー2に対し発することができ る。このような場合、サーバー2により、アルバイトシフト枠の日時までの残時間が算出 され、この残時間に応じて算出される変数を算入することによりキャンセル料が算出され 、このアルバイトシフト枠及びキャンセル料が当該アルバイトのアルバイト端末に表示さ れる。このキャンセル料は違約金の意味合いがある。すなわち、残時間が短いほど、キャ ンセル料は高くなる。この表示に対し、当該アルバイト端末から確認信号が入力されると 、店長端末にこのアルバイトシフト枠及びキャンセル料が表示される。これに対し店長端 末から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤 予定がキャンセルされると共にキャンセル料が決定される。実際には、キャンセル料は、 当月のアルバイトの給料から引かれることになる。一方で、このアルバイトシフト枠に空 きが出ることになるから、条件を満たす他のアルバイトのアルバイト端末に対し、このア ルバイトシフト枠についての通知が表示される。この際の時給は残時間が短いほど高くな るから、前述のキャンセル料とほぼ相殺され、アルバイト側及び店側の納得感を醸成でき る。なお、キャンセル料やアルバイトシフト枠についての時給は、アルバイトシフト枠の 日時までの残時間により直線的に比例するのみならず、あるタイミングの前か後かで大き く変わるように設定することができる。
逆に、アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が確定された後、店長が当該時間帯のアルバイトを減らしたいと考えた場合に、店長端末から、当該時間帯の一つまたは複数の出勤予定に対する取り消し要請信号を発することができる。この取り消し要請信号が発せられた場合、サーバーにおいて当該アルバイトシフト枠の日時までの残時間が算出され、この残時間に応じて算出される変数を算入することにより取消料が算出され、このアルバイトシフト枠及び取消料が当該アルバイトのアルバイト端末に表示され、この表示に対し当該アルバイト端末から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が取り消されると共に取消料が決定される。これは、例えば数日前になって大口の予約がキャンセルになったり、当日の天候が悪く当初の予測よりも客数が少ないと見込まれる場合などに、店長がアルバイトを減らして人件費を抑えるために行われる。当然ながら取消料は当初の時給より低い。そして、当該日時が近いほど、また取り消したい枠が多いほど、高くなる。なお、例えば人員を5人から3人に減らしたいような場合に、店長は、5人に対し出勤予定に対する取り消し要請信号を発し、このうち2人が承認信号が入力した時点で他の3人に対する取り消し要請信号はキャンセルされるように設定できる。
このようにして、アルバイトシフト枠が確定した後でも、店長とアルバイトの双方に納得感のある金額を提示して、合理的にキャンセルをすることができる。なお、キャンセル料や取消料に代えて、またはこれと共に、キャンセルをした者に対する評価が下がるようなペナルティを与えても良い。店長側からの取り消し要請については、店長が入力するほか、予約のキャンセルや天候変化などに伴う予想客数の変化に応じて、サーバー2が自動的に行うこともできる。
<他店舗との融通>
さらに、実施形態のシフトマッチングシステム1において、他店との間でシフト表の空き状況を互いに公開し、またはアルバイトデータベースを共有し、空きが生じている場合に当該他店からのヘルプを受け入れることができる。具体的には、アルバイトは、複数の店舗に対しエントリーすることができ、アルバイトの勤務希望がこれらの店舗に対して公開される。これに対し、これらの店舗のシフト表に照らしてマッチングされたアルバイトシフト枠が当該アルバイトのアルバイト端末に表示され、アルバイトはこれを承認することができる。なお、メインの店舗を決めて、重複した場合にはメインの店舗のアルバイトシフト枠のみが表示されるような運用も可能である。
さらに、実施形態のシフトマッチングシステム1において、他店との間でシフト表の空き状況を互いに公開し、またはアルバイトデータベースを共有し、空きが生じている場合に当該他店からのヘルプを受け入れることができる。具体的には、アルバイトは、複数の店舗に対しエントリーすることができ、アルバイトの勤務希望がこれらの店舗に対して公開される。これに対し、これらの店舗のシフト表に照らしてマッチングされたアルバイトシフト枠が当該アルバイトのアルバイト端末に表示され、アルバイトはこれを承認することができる。なお、メインの店舗を決めて、重複した場合にはメインの店舗のアルバイトシフト枠のみが表示されるような運用も可能である。
<応用的な運用>
上述した諸々のマッチング方法は要素を組み合わせて使用することができる。また、システムを運用するのは飲食店経営者や飲食店の運営会社ではなく第三者とすることもできる。システム運営会社が第三者である場合、アルバイトをデータベースにプールすることによりアルバイトが複数の店で流動的に勤務することが容易になるし、アルバイトからの店の評価が店に開示されないことで本音を書くことができる。またアルバイトのスケジュールや店側のシフト表、時給などのうち、マッチングされた部分以外については互いに非開示とすることができる。システム運営会社は各店のデータを分析し、比較することにより、店舗へコンサルティングを行うことができる。
上述した諸々のマッチング方法は要素を組み合わせて使用することができる。また、システムを運用するのは飲食店経営者や飲食店の運営会社ではなく第三者とすることもできる。システム運営会社が第三者である場合、アルバイトをデータベースにプールすることによりアルバイトが複数の店で流動的に勤務することが容易になるし、アルバイトからの店の評価が店に開示されないことで本音を書くことができる。またアルバイトのスケジュールや店側のシフト表、時給などのうち、マッチングされた部分以外については互いに非開示とすることができる。システム運営会社は各店のデータを分析し、比較することにより、店舗へコンサルティングを行うことができる。
<契約形態>
上述したアルバイトマッチングにおいて、アルバイトと店の契約については、従来どおり面接を行った際に仮契約を行い、2週間ごとのシフトの決定をもって本契約としてもよいし、ひとつひとつのシフトの決定に対し毎回電子的に契約を取り交わしてもよい。特に、シフトごとに本契約を行う場合は、過去の契約やウォレットが参照され、踏襲される。
上述したアルバイトマッチングにおいて、アルバイトと店の契約については、従来どおり面接を行った際に仮契約を行い、2週間ごとのシフトの決定をもって本契約としてもよいし、ひとつひとつのシフトの決定に対し毎回電子的に契約を取り交わしてもよい。特に、シフトごとに本契約を行う場合は、過去の契約やウォレットが参照され、踏襲される。
<他のシステムとの連携>
さらに、実施形態のシフトマッチングシステム1において、サーバー2がタイムカードと接続され、アルバイトの出勤や退勤の実績をシフト表と照らし合わせることができる。アルバイトが遅刻または欠勤した場合、タイムカードを退勤時刻より後に押して勤務時間を長く見せかけた場合には時給を減給または取り消したり、評価が下がるようなペナルティを与えることもできる。
さらに、実施形態のシフトマッチングシステム1において、サーバー2がタイムカードと接続され、アルバイトの出勤や退勤の実績をシフト表と照らし合わせることができる。アルバイトが遅刻または欠勤した場合、タイムカードを退勤時刻より後に押して勤務時間を長く見せかけた場合には時給を減給または取り消したり、評価が下がるようなペナルティを与えることもできる。
さらに、実施形態のシフトマッチングシステム1において、サーバー2がレジスターシステムと接続され、アルバイトシフト枠における来客数が多い場合にはボーナス時給を加算したり、当該アルバイトの出勤時間における来客数が相対的に多い場合には特定のパラメーターによりアルバイトの評価数値を上げたり、当該アルバイトによるオーダー担当時の客単価が相対的に多い場合には特定のパラメーターによりアルバイトの評価数値を上げるという運用ができる。このように客観的な情報による評価を行うことで、従来のような主観に基づく評価による理不尽な扱いを避けることができる。
<評価ポイントの利用>
サーバーは、評価ポイントの数値に基づき、基本時給の昇給や減給を行う。この評価ポイントは、他店へ当該アルバイトがヘルプで勤務する場合や移籍する場合、別の業種に転職する場合にも開示データとして利用することができる。アルバイト勤務実態や店舗内での評価を客観的数値として積み上げることで、アルバイトのキャリア化が可能であり、アルバイトが卒業して就職活動を行うような場合にも実績データとして開示することもできる。また、評価を一定の範囲で公開することによりスカウトを行うこともできる。一方で、お店の評価ポイント、店長の評価ポイントについても給料の査定等に反映させることができる。これらの評価ポイントはアルバイトや顧客からのアンケートによるほか、アルバイトの見込み勤務時間や見込み月給に対する実際の勤務時間や月給の達成度、各アルバイトに対する達成度のバラつき度合いなどの客観的データにより割り出すことができる。
サーバーは、評価ポイントの数値に基づき、基本時給の昇給や減給を行う。この評価ポイントは、他店へ当該アルバイトがヘルプで勤務する場合や移籍する場合、別の業種に転職する場合にも開示データとして利用することができる。アルバイト勤務実態や店舗内での評価を客観的数値として積み上げることで、アルバイトのキャリア化が可能であり、アルバイトが卒業して就職活動を行うような場合にも実績データとして開示することもできる。また、評価を一定の範囲で公開することによりスカウトを行うこともできる。一方で、お店の評価ポイント、店長の評価ポイントについても給料の査定等に反映させることができる。これらの評価ポイントはアルバイトや顧客からのアンケートによるほか、アルバイトの見込み勤務時間や見込み月給に対する実際の勤務時間や月給の達成度、各アルバイトに対する達成度のバラつき度合いなどの客観的データにより割り出すことができる。
また、アルバイトに店舗の評価についてのアンケートを行い、逆に店長にアルバイトについての評価を行わせることにより、アルバイトの評価ポイント、店や店長の評価ポイントに反映することができる。具体的には、図5に示すようなアンケート項目をアルバイトに提示し、店や店長についての評価をしてもらう。記入されたデータをデータベースに格納する。また、図4に示すようなアンケート項目を店長に提示し、各アルバイトについての評価を記録する。この記録は在籍中も給与などに反映され、アルバイトの退職後は、キャリアパス証明書あるいはキャリアウォレットに反映され、後の再雇用や、ピンポイントでの雇用、他店や別業界での就職などにおいて活用される。これにより、アルバイトの時給やキャリアがリセットされることなく、いわゆるキャリアポータビリティを実現することができる。キャリアパス証明書は店舗による証明が付され、信頼を得ることができる。
<マネタイズ>
システム運営会社が第三者である場合、システム運営会社はシステムを飲食店経営者や飲食店の運営会社に使用させ、様々なタイミングでマネタイズすることができる。具体的には、月々のレンタル料、アルバイトを紹介する場合の紹介料、キャリアウォレットの発行手数料、シフトマッチングごとに発生するマッチング手数料、アルバイトに支払われる時給に対する一定割合の手数料、といった形で課金することができる。
システム運営会社が第三者である場合、システム運営会社はシステムを飲食店経営者や飲食店の運営会社に使用させ、様々なタイミングでマネタイズすることができる。具体的には、月々のレンタル料、アルバイトを紹介する場合の紹介料、キャリアウォレットの発行手数料、シフトマッチングごとに発生するマッチング手数料、アルバイトに支払われる時給に対する一定割合の手数料、といった形で課金することができる。
このようにして、本発明のシフトマッチングシステムによれば、サーバー2が人時生産性を最適化しつつ、アルバイト及び店長、経営者の納得感を充足し、仮契約と本契約を近づけることができる。
1 シフトマッチングシステム
2 サーバー
3 店長端末
4 アルバイト端末
31 店長アプリケーション
41 アルバイトアプリケーション
2 サーバー
3 店長端末
4 アルバイト端末
31 店長アプリケーション
41 アルバイトアプリケーション
Claims (7)
- 店長が操作する店長端末と、複数のアルバイトがそれぞれ所持するアルバイト端末と、サーバーとを有し、
前記店長端末から必要なアルバイトシフト枠の条件としての日時及びポジションについての決定信号が入力され、
前記アルバイト端末から承認信号が入力され、
前記サーバーにより、アルバイトが抽出されるとともに、前記サーバーに保存された時給算出基準に基づき当該アルバイトシフト枠に対応する時給が算出され、
当該日時、ポジション、算出された時給が、抽出されたアルバイト端末に表示され、
前記サーバーにより当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定及び時給が確定される、
シフトマッチングシステム。 - 前記時給算出基準は、当該アルバイトシフト枠の時間の長さにより変化する変数を含み、当該アルバイトシフト枠の時間の長さにより算出される時給が変化する、請求項1に記載のシフトマッチングシステム。
- 前記時給算出基準は、アルバイトシフト枠の日時までの残時間により変化する変数を含み、この残時間に応じて算出される時給が変化し、さらに残時間が減っていくにつれてこの時給が変化し、この時給が抽出されたアルバイト端末に反映されて表示される、請求項1に記載のシフトマッチングシステム。
- 前記アルバイトシフト枠は、前記サーバーに保存された実績データベースにおける過去の類似する日程を参照して導き出されると共に前記店長端末に表示され、前記店長端末からの決定信号により確定される、請求項1に記載のシフトマッチングシステム。
- アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が確定された後、当該アルバイトのアルバイト端末から、当該出勤予定に対するキャンセル希望信号が発せられた場合、アルバイトシフト枠の日時までの残時間が算出され、この残時間に応じて算出される変数を算入することによりキャンセル料が算出され、このアルバイトシフト枠及びキャンセル料が当該アルバイトのアルバイト端末に表示され、この表示に対し当該アルバイト端末から確認信号が入力されると、店長端末にこのアルバイトシフト枠及びキャンセル料が表示され、これに対し店長端末から承認信号が入力されると、
当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定がキャンセルされると共にキャンセル料が決定される、請求項1に記載のシフトマッチングシステム。 - アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が確定された後、前記店長端末からの当該出勤予定に対する取り消し要請信号が発せられた場合、アルバイトシフト枠の日時までの残時間が算出され、この残時間に応じて算出される変数を算入することにより取消料が算出され、このアルバイトシフト枠及び取消料が当該アルバイトのアルバイト端末に表示され、この表示に対し当該アルバイト端末から承認信号が入力されると、当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定が取り消されると共に取消料が決定される、請求項1に記載のシフトマッチングシステム。
- 店長が操作する店長端末と、複数のアルバイトがそれぞれ所持するアルバイト端末と、サーバーとを有し、
前記店長端末から必要なアルバイトシフト枠の条件としての日時及びポジションが前記サーバーに入力され、
前記アルバイト端末から空いている時間の情報が入力され、
前記サーバーにより、前記アルバイトシフト枠及びその条件と前記アルバイトの空いている時間との比較が行われ、合致するアルバイトが抽出されるとともに、前記サーバーに保存された時給算出基準に基づき当該アルバイトシフト枠に対応する時給が算出され、
当該日時、ポジション、算出された時給が、抽出されたアルバイト端末に表示され、
前記アルバイト端末から承認信号が前記サーバーに送られると、
前記サーバーにより当該アルバイトシフト枠に対するそのアルバイトの出勤予定及び時給が確定される一方、
前記店長端末には確定されたものを除き前記アルバイトの空き時間は表示されず、 前記アルバイト端末には抽出または確定されたものを除き前記アルバイトシフト枠は表示されない、 シフトマッチングシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020067959 | 2020-04-04 | ||
JP2020067959 | 2020-04-04 |
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---|---|
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ID=78022172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2020110980A Pending JP2021166027A (ja) | 2020-04-04 | 2020-06-26 | シフトマッチングシステム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2021166027A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102464701B1 (ko) * | 2021-12-20 | 2022-11-09 | 김대호 | 인력중개 서비스 제공 시스템 |
EP4163623A1 (en) | 2021-10-08 | 2023-04-12 | Canon Kabushiki Kaisha | Inspection system and storage medium |
JP7477930B1 (ja) | 2023-12-27 | 2024-05-02 | 株式会社HataLuck and Person | 情報処理方法、情報処理システム及びプログラム |
-
2020
- 2020-06-26 JP JP2020110980A patent/JP2021166027A/ja active Pending
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