JP2021165693A - 自動分析装置 - Google Patents

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究 児玉
Kiwamu Kodama
誠 小笠原
Makoto Ogasawara
智昭 蔵野
Tomoaki Kurano
勇 松田
Isamu Matsuda
岳 上野
Takeshi Ueno
雄貴 下平
Yuki Shimodaira
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Abstract

【課題】自動分析装置の信頼性を向上させること。【解決手段】本実施形態に係る自動分析装置は、撹拌子と、貯水部と、検出部とを備える。撹拌子は、反応容器内の液体を撹拌するためのブレードと、ブレードの表面に設けられた保護膜とを有する。貯水部は、水を貯める。検出部は、撹拌子が貯水部内の水と接触したときの電気の導通状態に基づいて、保護膜の状態を検出する。【選択図】図4

Description

本明細書及び図面に開示の実施形態は、自動分析装置に関する。
自動分析装置は、正しい測定結果を得るために、反応容器内の液体全体を均一に撹拌する撹拌子を備えている。例えば、撹拌子は、先端が棒形状の金属部分を有し、その先端を振動させることにより、反応容器内の液体が撹拌される。ここで、金属部分には、耐薬のために保護膜が設けられている。しかし、ユーザが撹拌子を清掃するときの作業や、撹拌子の長期使用による経年劣化が要因となり、撹拌子の保護膜に傷や剥がれが発生し、撹拌子から金属部分が露出する可能性がある。この場合、撹拌子から金属部分が露出することにより、撹拌の性能に影響を与え、自動分析装置が正しい測定結果を得ることができない可能性がある。
特許第3756296号公報
本明細書及び図面に開示の実施形態が解決しようとする課題の一つは、自動分析装置の信頼性を向上させることである。ただし、本明細書及び図面に開示の実施形態により解決される課題は上記課題に限られない。後述する実施形態に示す各構成による各効果に対応する課題を他の課題として位置づけることもできる。
本実施形態に係る自動分析装置は、撹拌子と、貯水部と、検出部とを備える。撹拌子は、反応容器内の液体を撹拌するためのブレードと、ブレードの表面に設けられた保護膜とを有する。貯水部は、水を貯める。検出部は、撹拌子が貯水部内の水と接触したときの電気の導通状態に基づいて、保護膜の状態を検出する。
図1は、本実施形態に係る自動分析システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、図1の自動分析システムの分析装置の構成の一例を示す斜視図である。 図3Aは、本実施形態における撹拌子の構成を示す正面図である。 図3Bは、本実施形態における撹拌子の構成を示す側面図である。 図3Cは、本実施形態における撹拌子の内部構成を示す側面図である。 図4は、本実施形態に係る撹拌子の保護膜の状態を検出する検出処理の一例を示す図である。 図5Aは、本実施形態の一例として、反応槽が検出処理に用いられる場合の説明図であり、複数の反応容器及び洗浄槽を示す上面図である。 図5Bは、図5AのX−X’線断面図である。 図6は、本実施形態における検出処理の手順を示すフローチャートである。 図7Aは、第1の変形例として、洗浄槽が検出処理に用いられる場合の説明図であり、複数の反応容器及び洗浄槽を示す上面図である。 図7Bは、図7AのX−X’線断面図である。 図8Aは、第2の変形例として、撹拌子の保護膜の状態を段階的に検出する検出処理の一例を示す説明図である。 図8Bは、第2の変形例における検出処理により変更される撹拌子の動作例を示す説明図である。
以下、図面を参照して、自動分析装置の実施形態について詳細に説明する。なお、実施形態は、以下の実施形態に限られるものではない。また、一つの実施形態に記載した内容は、原則として他の実施形態にも同様に適用される。
図1は、本実施形態に係る自動分析装置100の構成の一例を示すブロック図である。図1に示す自動分析装置100は、分析装置70と、駆動装置80と、処理装置90とを備えている。
分析装置70は、各検査項目の標準試料や被検体から採取された被検試料(血液や尿などの生体試料)と、各検査項目の分析に用いる試薬との混合液を測定して、標準データや被検データを生成する。分析装置70は、試料の分注、試薬の分注等を行う複数のユニットを備え、駆動装置80は、分析装置70の各ユニットを駆動する。処理装置90は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。
処理装置90は、入力装置50と、出力装置40と、処理回路30と、記憶回路60とを有する。
入力装置50は、キーボード、マウス、ボタン、タッチキーパネルなどの入力デバイスを備え、各検査項目の分析パラメータを設定するための入力、被検試料の被検識別情報及び検査項目を設定するための入力等を行う。
出力装置40は、プリンタと、ディスプレイとを備えている。プリンタは、処理回路30で生成された検量データや分析データの印刷を行う。ディスプレイは、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶パネルなどのモニタであり、処理回路30で生成された検量データや分析データの表示を行う。
記憶回路60は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、又は、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置などである。
処理回路30は、システム全体を制御する。例えば、処理回路30は、図1に示すように、データ生成機能31、分析制御機能32、及び、検出機能33を実行する。分析制御機能32は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。データ生成機能31は、分析装置70で生成された標準データや被検データを処理して各検査項目の検量データや分析データを生成する。検出機能33については後述する。ここで、検出機能33は、検出部の一例である。
ここで、例えば、処理回路30の構成要素であるデータ生成機能31及び分析制御機能32が実行する各処理機能は、コンピュータによって実行可能なプログラムの形態で記憶回路60に記録されている。処理回路30は、各プログラムを記憶回路60から読み出し、実行することで各プログラムに対応する機能を実現するプロセッサである。換言すると、各プログラムを読み出した状態の処理回路30は、図1の処理回路30内に示された各機能を有することとなる。
なお、図1においては、単一の処理回路30にて、以下に説明する各処理機能が実現されるものとして説明するが、複数の独立したプロセッサを組み合わせて処理回路を構成し、各プロセッサがプログラムを実行することにより機能を実現するものとしても構わない。
上記説明において用いた「プロセッサ」という文言は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit:ASIC))、プログラマブル論理デバイス(例えば、単純プログラマブル論理デバイス(Simple Programmable Logic Device:SPLD)、複合プログラマブル論理デバイス(Complex Programmable Logic Device:CPLD)、及びフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array:FPGA))等の回路を意味する。プロセッサが例えばCPUである場合、プロセッサは記憶回路60に保存されたプログラムを読み出し実行することで機能を実現する。一方、プロセッサが例えばASICである場合、記憶回路60にプログラムを保存する代わりに、プロセッサの回路内にプログラムを直接組み込まれる。なお、本実施形態の各プロセッサは、プロセッサごとに単一の回路として構成される場合に限らず、複数の独立した回路を組み合わせて1つのプロセッサとして構成し、その機能を実現するようにしてもよい。さらに、図1における複数の構成要素を1つのプロセッサへ統合してその機能を実現するようにしてもよい。
図2は、図1の自動分析装置100の分析装置70の構成の一例を示す斜視図である。
分析装置70は、複数の試料容器11を保持するサンプルディスク5を備えている。試料容器11は、各検査項目の標準試料や被検試料等の試料を収容する。
分析装置70は、更に、複数の試薬容器6と、複数の試薬容器6の各々を格納する試薬庫1と、複数の試薬容器7と、複数の試薬容器7の各々を格納する試薬庫2とを備えている。試薬容器6、7は、試料に含まれる各検査項目の成分と反応する成分を含有する試薬を収容する。試薬庫1は、各検査項目の試薬容器6を回動可能に保持するターンテーブルである試薬ラック1aを備えている。試薬庫2は、各検査項目の試薬容器7を回動可能に保持するターンテーブルである試薬ラック2aを備えている。
分析装置70は、更に、円周上に配置された複数の反応容器3と、複数の反応容器3の各々を回転移動可能に保持する反応ディスク4とを備えている。なお、図2に示す例では、3個の反応容器3を収納する反応容器ユニット3aが周方向に複数配列されている。ここで、反応容器ユニット3aに収納される反応容器3の数は、3個に限定されない。反応容器ユニット3aについては後に詳述する。
分析装置70は、更に、試料分注プローブ16と、試料分注アーム10と、試料分注ポンプユニット16aと、試料検出器16bと、洗浄槽16cとを備えている。試料分注プローブ16は、試料の分注を行う。具体的には、試料分注プローブ16は、サンプルディスク5に保持された試料容器11内の試料を検査項目毎に吸引して、当該検査項目の分析パラメータとして設定された量の試料を反応容器3内へ吐出する。試料分注アーム10は、試料分注プローブ16を回動及び上下移動可能に支持する。試料分注ポンプユニット16aは、試料分注プローブ16に試料の吸引及び吐出を行わせる。試料検出器16bは、サンプルディスク5に保持された試料容器11内の試料の液面に、当該液面の上方から下降した試料分注プローブ16の先端部が接触したときに、試料容器11内の試料を検出したと判定する。具体的には、試料検出器16bは、試料分注プローブ16と電気的に接続され、試料分注プローブ16の先端部が試料容器11内の試料と接触したときの静電容量の変化により、試料容器11内の試料の液面を検出する。試料容器11内の試料の液面が検出されると、試料分注ポンプユニット16aは、試料分注プローブ16に試料の吸引及び吐出を行わせる。洗浄槽16cは、試料分注プローブ16を試料の分注終了毎に洗浄する。
分析装置70は、更に、試薬分注プローブ14と、試薬分注アーム8と、試薬分注ポンプユニット14aと、試薬検出器14bと、洗浄槽14cと、撹拌子17と、撹拌アーム18と、洗浄槽17aとを備えている。試薬分注プローブ14は、試薬容器6内の試薬の分注を行う。具体的には、試薬分注プローブ14は、試薬ラック1aに保持された各検査項目の試薬容器6内の試薬を吸引して、当該検査項目の分析パラメータとして設定された量の試薬を、試料が分注された反応容器3内に吐出する。試薬分注アーム8は、試薬分注プローブ14を回動及び上下移動可能に支持する。試薬分注ポンプユニット14aは、試薬分注プローブ14に試薬の吸引及び吐出を行わせる。試薬検出器14bは、液面検知機能として、試薬ラック1aに保持された試薬容器6内の試薬の液面に、当該液面の上方から下降した試薬分注プローブ14の先端部が接触したときに、試薬容器6内の試薬を検出したと判定する。具体的には、試薬検出器14bは、試薬分注プローブ14と電気的に接続され、試薬分注プローブ14の先端部が試薬容器6内の試薬と接触したときの静電容量の変化により、試薬容器6内の試薬の液面を検出する。試薬容器6内の試薬の液面が検出されると、試薬分注ポンプユニット14aは、試薬分注プローブ14に試薬の吸引及び吐出を行わせる。洗浄槽14cは、試薬分注プローブ14を試薬の分注毎に洗浄する。撹拌子17は、反応容器3内に分注された試料と試薬との混合液を撹拌する。撹拌アーム18は、撹拌子17を回動及び上下移動可能に支持する。洗浄槽17aは、撹拌子17を混合液の撹拌毎に洗浄する。
分析装置70は、更に、試薬分注プローブ15と、試薬分注アーム9と、試薬分注ポンプユニット15aと、試薬検出器15bと、洗浄槽15cと、撹拌子19と、撹拌アーム20と、洗浄槽19aとを備えている。試薬分注プローブ15は、試薬容器7内の試薬の分注を行う。ここで、試薬分注プローブ15、試薬分注アーム9、試薬分注ポンプユニット15a、試薬検出器15b、洗浄槽15c、撹拌子19、撹拌アーム20、洗浄槽19aの機能は、それぞれ、試薬分注プローブ14、試薬分注アーム8、試薬分注ポンプユニット14a、試薬検出器14b、洗浄槽14c、撹拌子17、撹拌アーム18、洗浄槽17aの機能と同じであるため、説明を省略する。
分析装置70は、更に、測定部13と、反応容器洗浄ユニット12とを備えている。測定部13は、撹拌子17に撹拌された混合液を収容する反応容器3や、撹拌子19に撹拌された混合液を収容する反応容器3に、光を照射して混合液を測定する。具体的には、測定部13は、回転移動している測定位置の反応容器3に光を照射し、この照射により反応容器3内の試料及び試薬の混合液を透過した光を検出する。そして、測定部13は、検出した信号を処理してデジタル信号で表される標準データや被検データを生成して処理装置90の処理回路30に出力する。反応容器洗浄ユニット12は、測定部13による測定が終了した反応容器3内を洗浄する。
駆動装置80は、分析装置70の各ユニットを駆動する。
駆動装置80は、分析装置70のサンプルディスク5を駆動する機構を備え、各試料容器11を回動移動させる。また、駆動装置80は、試薬庫1の試薬ラック1aを駆動する機構を備え、各試薬容器6を回動移動させる。また、駆動装置80は、試薬庫2の試薬ラック2aを駆動する機構を備え、各試薬容器7を回動移動させる。また、駆動装置80は、反応ディスク4を駆動する機構を備え、各反応容器3を回転移動させる。
また、駆動装置80は、試料分注アーム10を回動及び上下移動させる機構を備え、試料分注プローブ16を試料容器11と反応容器3との間で移動させる。また、駆動装置80は、試料分注ポンプユニット16aを駆動する機構を備え、試料分注プローブ16に試料を分注させる。すなわち、試料分注プローブ16に試料容器11の試料を吸引させ、当該試料を反応容器3に吐出させる。
また、駆動装置80は、試薬分注アーム8、9を回動及び上下移動させる機構を備え、試薬分注プローブ14、15をそれぞれ試薬容器6、7と反応容器3との間で移動させる。また、駆動装置80は、試薬分注ポンプユニット14a、15aを駆動する機構を備え、試薬分注プローブ14、15に試薬を分注させる。すなわち、試薬分注プローブ14、15に試薬容器6、7の試薬を吸引させ、当該試薬を反応容器3に吐出させる。また、駆動装置80は、撹拌アーム18、20を駆動する機構を備え、撹拌子17、19を反応容器3内に移動させる。そして、駆動装置80は、撹拌子17、19を駆動する機構を備え、反応容器3内の試料及び試薬の撹拌を行わせる。
処理装置90の分析制御機能32は、駆動装置80を制御して分析装置70の各ユニットを作動させる。
上述のように、自動分析装置100は、反応容器3内の液体を測定する。具体的には、自動分析装置100は、被検試料と試薬とを反応容器3に分注して、被検試料と試薬との混合液を測定する。ここで、自動分析装置100は、正しい測定結果を得るために、反応容器3内の混合液全体を均一に撹拌する撹拌子17、19を備えている。例えば、当該撹拌子は、先端が棒形状の金属部分を有し、その先端を振動させることにより、反応容器3内の混合液が撹拌される。ここで、金属部分には、耐薬のために保護膜が設けられている。
しかし、ユーザが撹拌子を清掃するときの作業が要因となったり、撹拌子の長期使用による経年劣化が要因となったりして、撹拌子の保護膜に傷や剥がれが発生し、保護膜の状態が異常となる場合がある。例えば、撹拌子の保護膜に傷や剥がれが発生した場合、撹拌子から金属部分が露出する可能性がある。この場合、撹拌子から金属部分が露出することにより、撹拌の性能に影響を与え、自動分析装置100が正しい測定結果を得ることができない可能性がある。
また、撹拌子の保護膜を撮影した画像を解析して、保護膜の状態を検出する方法が考えられるが、画像を用いた方法では、局所的に発生した傷や剥がれを検出することが困難である。また、撹拌子の保護膜を撮影する撮影装置や、撮影した画像を解析する演算装置などの高価なハードウェアを用意する必要がある。
そこで、本実施形態に係る自動分析装置100は、自動分析装置の信頼性を向上させることができるように、以下の処理を行う。本実施形態に係る自動分析装置100は、反応容器3内の液体を測定する自動分析装置において、撹拌子と、貯水部と、検出機能33とを備える。撹拌子は、反応容器3内の液体(例えば、被検試料と試薬との混合液)を撹拌するためのブレードと、ブレードの表面に設けられた保護膜とを有する。貯水部は、水を貯める。検出機能33は、撹拌子が貯水部内の水と接触したときの電気の導通状態に基づいて、保護膜の状態を検出する。
図3A〜図3Cは、本実施形態における撹拌子200の構成を示す図である。本実施形態における撹拌子200は、図2に示す撹拌子17、19に相当する。図3Aは、撹拌子200の正面図であり、図3Bは、撹拌子200の側面図である。図3Cは、撹拌子200の内部構成を示す側面図である。図3A〜図3Cにおいて、実線部分は外部から見えている部分を表し、点線部分は外部から見えていない部分を表している。
撹拌子200は撹拌アームに固定されている。当該撹拌アームは、図2に示す撹拌アーム18、20に相当する。
撹拌子200は、筐体210と、振動発生部220と、撹拌部230とを有する。筐体210の上面には蓋部211が設けられる。
振動発生部220は、金属板シム221と、圧電素子222A、222Bとを有する。撹拌子200は、柔体構造の金属板シム221の表と裏の両面に圧電素子222A、222Bが貼り付けられた構成(いわゆる、バイモルフ構成)である。
例えば、圧電素子222A、222Bは、蓋部211を介して、所定の電源と配線213によって接続されている。電源から圧電素子222A、222Bに交流電圧が印加された場合、金属板シム221の表と裏の面の圧電セラミック素子は交互に伸び縮みすることによって、金属板シム221は振動する。なお、電源は、自動分析装置100内に設けられてもよいし、外部に設けられてもよい。
金属板シム221の一端は、金属板シム221の振動によって余計なぶれを起こしたり、ずれたりしないように、例えば、蓋部211で固定されている。
撹拌部230は、ブレード231と、スペーサ232と、ネジ233と、保護膜240とを有する。
例えば、ブレード231の先端は棒形状であり、ブレード231の先端とは反対側の端部は、板状に形成されている。
ブレード231の端部は、スペーサ232を介して、金属板シム221の他端に固定されている。具体的には、ブレード231の端部、スペーサ232、及び、金属板シム221の他端には、ネジ233を通すためのネジ穴が設けられている。例えば、ブレード231の端部、スペーサ232、及び、金属板シム221の他端を通したネジ233を平座金(ワッシャー)234及びナット235で結合させることにより、ブレード231の端部は、スペーサ232を介して、金属板シム221の他端に固定される。
ブレード231の先端は、反応容器3内の混合液を撹拌するために用いられる。例えば、処理装置30の分析制御機能32は、駆動装置80を制御して撹拌アームを駆動させることによって、撹拌子200を反応容器3内に移動させる。そして、分析制御機能32は、電源から撹拌子200の圧電素子222A、222Bに交流電圧を印加させることによって、金属板シム221を振動させる。そして、金属板シム221の振動がスペーサ232を介してブレード231に伝わることによって、ブレード231の先端が振動して、反応容器3内の混合液が撹拌される。
ブレード231の材質は、金属板シム221と同じ材質が用いられる。例えば、金属板シム221とブレード231の材質として、ステンレス鋼などの金属が用いられる。
ブレード231の表面には、耐薬のために樹脂でコーティングされた保護膜240が設けられている。例えば、反応容器3内の様々な液体の性質に耐えられるように、保護膜240の材質として、テフロン(登録商標)などの樹脂が用いられる。
次に、処理回路30の検出機能33が実行する処理について説明する。上述のように、検出機能33は、撹拌子200が貯水部内の水と接触したときの電気の導通状態に基づいて、撹拌子200の保護膜240の状態を検出する。この概要について、図4を用いて説明する。
図4は、本実施形態における撹拌子200の保護膜240の状態を検出する検出処理の一例を示す図である。図4に示すように、本実施形態に係る自動分析装置100は、更に、水を貯める貯水部110と、配線111、112とを備えている。例えば、配線111、112は、その両端にのみ、導線が露出している。
例えば、配線111、112の一端は、所定の電源に接続されている。ここで、図4では、電源が処理回路30に設けられている場合を例にしているが、電源は外部に設けられてもよい。なお、配線111の長さは、撹拌子200の移動を妨げないような長さに設定されている。
例えば、配線111の他端は、撹拌子200のブレード231の端部に設けられている。すなわち、配線111の他端は、ブレード231の保護膜240が設けられていない部分に接続されている。なお、スペーサ232又はネジ233に導電性材料を用いることによってブレード231と金属板シム221とを同電位にする場合、配線111の他端は、金属板シム221に接続されてもよい。また、配線111の他端は、スペーサ232又はネジ233に接続されてもよい。このように、配線111により、処理回路30と撹拌子200とが電気的に接続されている。
例えば、配線112の一端は、処理回路30に設けられた電源に接続され、配線112の他端は、貯水部110内の水と接触している。例えば、撹拌子200の保護膜240に傷又は剥がれが有ることによって、保護膜240から金属部分が露出している場合、保護膜240が貯水部110内の水と接触した際に、配線112により、処理回路30と撹拌子200とが電気的に接続される。
検出機能33は、検出処理において、配線111の他端と配線112の他端とが撹拌子200を介して電気的に繋がっているか否かを調べる。具体的には、検出機能33は、貯水部110内の水に接触する配線112の他端に設けられた電極と、ブレード231に接触する配線111の他端に設けられた電極との間に電圧を印加することにより、2つの電極間の電圧、電流、抵抗値の少なくとも1つを電気の導通状態として測定する。配線112の他端に設けられた電極は、「第1電極」の一例であり、配線112の他端において導線が露出した部分に設けられている。配線111の他端に設けられた電極は、「第2電極」の一例であり、配線111の他端において導線が露出した部分に設けられている。例えば、電気の導通状態として抵抗値を測定する場合、まず、撹拌子200の保護膜240が貯水部110内の水と接触したときに、検出機能33は、電源から配線111に電圧を印加させることにより、配線111の他端に設けられた電極と配線112の他端に設けられた電極との間の抵抗値を電気の導通状態として測定する。そして、検出機能33は、測定した結果に基づいて、配線111の他端と配線112の他端とが撹拌子200を介して電気的に繋がっているか否かを調べる。以降、本実施形態では、上記測定として、抵抗値を測定する場合を例にする。また、図4では、検出機能33を備える処理回路30が上記測定を行う場合を例にしているが、上記測定は外部の装置が行ってもよい。
例えば、電源から配線111に電圧が印加された場合、当該電圧は、電源から配線111を介して撹拌子200のブレード231に供給される。ここで、撹拌子200の保護膜240に傷又は剥がれが無い場合、保護膜240から金属部分であるブレード231の一部が露出していない。このとき、配線111と配線112とが撹拌子200を介して電気的に繋がっていないため、電気の導通状態を測定した結果、配線111と配線112との間の抵抗値は、予め設定された閾値以上である。この場合、検出機能33は、保護膜240の傷又は剥がれを検出していないことにより、保護膜240の状態が正常であるものと判断する。
一方、撹拌子200の保護膜240に傷又は剥がれが有る場合、保護膜240から金属部分が露出している。すなわち、保護膜240からブレード231の一部が露出している。このとき、配線111と配線112とが撹拌子200を介して電気的に繋がっているため、電気の導通状態を測定した結果、配線111と配線112との間の抵抗値は、閾値よりも小さい。この場合、検出機能33は、保護膜240に発生した傷又は剥がれを検出したことにより、保護膜240の状態が異常であるものと判断する。
図5A、図5Bは、本実施形態の一例として、反応槽120が検出処理に用いられる場合の説明図である。図5Aは、複数の反応容器3及び洗浄槽130を示す上面図である。図5Bは、図5AのX−X’線断面図である。
図5A、図5Bに示すように、本実施形態に係る自動分析装置100は、更に、図2に図示されていない反応槽120を備えている。ここで、図5A、図5Bに示す反応槽120は、図4に示す貯水部110に相当する。また、図5A、図5Bに示す洗浄槽130は、図2に示す洗浄槽17a、19aに相当する。
上述したように、複数の反応容器3は円周上に配置されている。また、上述したように、3個の反応容器3が反応容器ユニット3aに収納されている。例えば、図5Aに示すように、反応容器ユニット3aは、反応槽120を覆う板状部材を有し、板状部材には、反応容器3に相当する凹部が3個形成されている。
図5Aに示すように、洗浄槽130の側面部には、撹拌子200の移動経路を形成する切欠き130aが設けられている。切欠き130aは、反応容器3の中心軸と洗浄槽130の中心軸とを結ぶ直線上に形成される。例えば、撹拌子200により反応容器3内の混合液が撹拌された後、処理装置30の分析制御機能32は、駆動装置80を制御して撹拌アームを駆動させることによって、撹拌子200を反応容器3から切欠き130aを経由して洗浄槽130に移動させる。例えば、洗浄槽130は、洗浄槽130内で洗浄水を撹拌子200にあてながら、撹拌子200を洗浄する。
反応槽120は、反応容器3内の混合液を恒温に維持する恒温水を貯める。図5Aに示すように、反応槽120の一部120aは、反応容器3の中心軸と洗浄槽130の中心軸とを結ぶ直線上で、洗浄槽130側にせり出した形状になっている。すなわち、反応槽120において、撹拌子200が用いられる部分が、一部120aとして、洗浄槽130側にせり出した形状になっている。例えば、反応槽120において、撹拌子17、19が用いられる部分が、一部120aとして、それぞれ洗浄槽17a、19a側にせり出した形状になっている。
反応槽120が検出処理に用いられる場合、例えば、処理装置30の検出機能33は、駆動装置80を制御して撹拌アームを駆動させることによって、図5Bに示す矢印X1の径路で、撹拌子200を反応槽120の一部120aに移動させる。そして、検出機能33は、撹拌子200を反応槽120内の恒温水と接触させる。このとき、検出機能33は、電源から配線111に電圧を印加させて、配線111と配線112とが撹拌子200を介して電気的に繋がっているか否かを調べる。この場合、検出機能33は、配線111と配線112との間の抵抗値を測定し、測定の結果に基づいて、撹拌子200の保護膜240の状態を検出する。
図6は、本実施形態における検出処理の手順を示すフローチャートである。例えば、検出処理は、自動分析装置100の起動時に実施される。または、検出処理は、被検試料と試薬との混合液を測定する前に実施される。あるいは、検出処理は、ユーザの操作により、必要に応じて実施される。
検出処理において、まず、検出機能33は、駆動装置80を制御して撹拌アームを駆動させることによって、撹拌子200を貯水部110に移動させる(ステップS101)。
次に、検出機能33は、電源から配線111に電圧を印加させて、配線111と配線112との間の抵抗値を測定する(ステップS102)。
次に、検出機能33は、配線111と配線112との間の抵抗値が閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。
ここで、配線111と配線112との間の抵抗値が閾値以上である(ステップS103;Yes)。この場合、検出機能33は、保護膜240の傷又は剥がれを検出していないことにより、保護膜240の状態が正常であるものと判断し、検出処理を終了する。
一方、配線111と配線112との間の抵抗値が閾値よりも小さい(ステップS103;No)。この場合、検出機能33は、保護膜240に発生した傷又は剥がれを検出したことにより、保護膜240の状態が異常であるものと判断し、ユーザに異常を通知する(ステップS104)。例えば、検出機能33は、ユーザに撹拌子200の点検や交換を促す内容を出力装置40に出力させることにより、ユーザに異常を通知する。
次に、検出機能33は、異常の通知を受けたユーザから入力装置50により指示を受け付けたか否かを判定する(ステップS105)。
ここで、検出機能33は、再確認の指示を受け付けた場合(ステップS105;Yes)、再度、ステップS101を実行する。
一方、検出機能33は、ユーザから再確認の指示を受け付けず(ステップS105;No)、ユーザから終了指示も受け付けない場合(ステップS106;No)、再度、ステップS105を実行する。
また、検出機能33は、ユーザから再確認の指示を受け付けず(ステップS105;No)、終了指示を受け付けた場合(ステップS106;Yes)、検出処理を終了する。
以上、説明したとおり、本実施形態に係る自動分析装置100は、検出機能33は、ブレード231の表面に設けられた保護膜240を有する撹拌子200を貯水部110内の水と接触させる。例えば、保護膜240に傷又は剥がれが無い場合、保護膜240から金属部分が露出していない。すなわち、保護膜240からブレード231の一部が露出していない。このため、検出機能33は、撹拌子200が貯水部110内の水と接触したときの電気の導通状態を調べた結果、保護膜240の傷又は剥がれを検出しない場合は、保護膜240の状態が正常であるものと判断する。この場合、自動分析装置100は、反応容器3内の液体を測定した際、正しい測定結果を得ることができる。すなわち、本実施形態では、自動分析装置100の信頼性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る自動分析装置100では、撹拌子の保護膜を撮影した画像を解析する方法と比べて、撹拌子の保護膜を撮影する撮影装置や、撮影した画像を解析する演算装置などの高価なハードウェアを用意する必要がない。
(その他の実施形態)
これまで実施形態について説明したが、上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
(第1の変形例)
上述した実施形態では、貯水部110が反応槽120である場合について説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態は、貯水部110が洗浄槽130である場合でも適用可能である。
図7A、図7Bは、第1の変形例として、洗浄槽130が検出処理に用いられる場合の説明図である。図7Aは、複数の反応容器3及び洗浄槽130を示す上面図である。図7Bは、図7AのX−X’線断面図である。ここで、図7Aにおいて、反応槽120の一部が洗浄槽130の方向にせり出していない。また、図7A、図7Bに示す洗浄槽130は、図4に示す貯水部110に相当する。
洗浄槽130は、撹拌子200を洗浄する洗浄水を貯める。例えば、図7Bに示すように、洗浄槽130の底面部には、電磁弁131が設けられる。洗浄槽130は、電磁弁131の開放時に洗浄槽130内の水を排出し、電磁弁131の閉鎖時に洗浄水を洗浄槽130内に貯める。
電磁弁131は、本体部と弁とを有し、処理装置30の分析制御機能32及び検出機能33は、当該弁を開放するための制御信号を当該本体部に出力する。当該本体部は、処理装置30から出力された制御信号に応じて、当該弁を開放する。電磁弁131は、撹拌子200の洗浄時に分析制御機能32により制御される。また、電磁弁131は、洗浄槽130が検出処理に用いられる場合に検出機能33により制御される。
具体的には、洗浄槽130が検出処理に用いられる場合、洗浄槽130内に洗浄水を貯めるため、電磁弁131は、検出機能33の制御により閉鎖する。一方、洗浄槽130が撹拌子200の洗浄に用いられる場合、洗浄槽130内で洗浄水を撹拌子200にあてながら撹拌子200を洗浄させるため、電磁弁131は、分析制御機能32の制御により開放する。なお、洗浄槽130が撹拌子200の洗浄に用いられる場合において、洗浄槽130内に貯めた洗浄水に撹拌子200を浸けることによって撹拌子200を洗浄させる方式では、電磁弁131は、分析制御機能32の制御により閉鎖する。
洗浄槽130が検出処理に用いられる場合、例えば、検出機能33は、駆動装置80を制御して撹拌アームを駆動させることによって、図7Bに示す矢印Y1の径路で、撹拌子200を洗浄槽130に移動させる。そして、検出機能33は、撹拌子200を洗浄槽130内の洗浄水と接触させる。このとき、検出機能33は、電源から配線111に電圧を印加させて、配線111と配線112とが撹拌子200を介して電気的に繋がっているか否かを調べる。この場合、検出機能33は、配線111と配線112との間の抵抗値を測定し、測定の結果に基づいて、撹拌子200の保護膜240の状態を検出する。
(第2の変形例)
上述した実施形態では、撹拌子200の保護膜240の状態を検出する場合について説明したが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態は、撹拌子200を先端から段階的に水と接触させて、撹拌子200の保護膜240の異常位置を検出してもよい。
図8Aは、第2の変形例として、撹拌子200の保護膜240の状態を段階的に検出する検出処理の一例を示す説明図である。
検出機能33は、撹拌子200が先端から段階的に水と接触したときの電気の導通状態に基づいて、保護膜240の状態が異常であることを検出した位置を特定する。すなわち、検出機能33は、撹拌子200を先端から段階的に水と接触させることによって、撹拌子200の保護膜240のどの部分に傷又は剥がれが発生しているのかを検出する。ここで、図8Aの例では、撹拌子200を先端から2段階で水と接触させる場合について説明する。
例えば、図8Aに示すように、検出機能33は、撹拌子200を先端から段階的に水と接触させたときに、撹拌子200の保護膜240の先端から距離L1だけ離れた位置P1で傷又は剥がれを検出した場合、保護膜240の状態が異常であるものと判断する。
また、図8Aに示すように、検出機能33は、撹拌子200を先端から段階的に水と接触させたときに、撹拌子200の保護膜240の先端から距離L1よりも長い距離L2だけ離れた位置P2で傷又は剥がれを検出した場合、保護膜240の状態が異常であるものと判断する。
図8Bは、第2の変形例における検出処理により変更される撹拌子200の動作例を示す説明図である。
検出機能33は、保護膜240の異常が検出された位置に応じて、撹拌子200の動作を制御する。例えば、検出機能33は、駆動装置80を制御して撹拌アームを駆動させることによって、撹拌子200の動作を変更する。ここで、検出機能33及び駆動装置80は、制御部の一例である。
例えば、図8Bに示すように、検出機能33は、保護膜240の状態が異常であることを検出した位置として、位置P1のみを特定した場合、又は、位置P1及び位置P2を特定した場合、撹拌子200の動作として、「処理1」を実行する。例えば、「処理1」では、検出機能33は、ユーザに撹拌子200の点検や交換を促す内容を出力装置40に出力させることにより、ユーザに異常を通知し、撹拌子200の使用を中止させる。
例えば、図8Bに示すように、検出機能33は、保護膜240の状態が異常であることを検出した位置として、位置P2を特定した場合、撹拌子200の動作として、「処理2」を実行する。例えば、「処理2」では、検出機能33は、撹拌子200の使用例として、撹拌子200の動作を制限する内容を出力装置40に出力させることにより、ユーザに異常を通知すると共に、撹拌子200の動作を制限させる。撹拌子200の動作を制限する内容としては、例えば、反応容器3内の液量が少なく洗浄性能に影響が小さいと考えられる試料の測定にだけ撹拌子200を使用することを推奨したり、撹拌子200の反応容器3内への下降深さを浅くすることを推奨したり、撹拌時間を短くすることを推奨したりすることが考えられる。
上述した実施形態では、反応容器3内の混合液を撹拌するために、圧電素子222A、222Bを用いて、撹拌子200の先端を振動させているが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、上述した実施形態は、スクリューを用いて、撹拌子200の先端を回転させることによって、反応容器3内の混合液を撹拌させてもよい。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、自動分析装置の信頼性を向上させることができる。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、実施形態同士の組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
33 検出機能
100 自動分析装置
110 水槽
200 撹拌子
231 ブレード
240 保護膜

Claims (8)

  1. 反応容器内の液体を撹拌するためのブレードと前記ブレードの表面に設けられた保護膜とを有する撹拌子と、
    水を貯める貯水部と、
    前記撹拌子が前記貯水部内の前記水と接触したときの電気の導通状態に基づいて、前記保護膜の状態を検出する検出部と、
    を備える自動分析装置。
  2. 前記検出部は、前記貯水部内の前記水に接触する第1電極と、前記ブレードに接触する第2電極との間に電圧を印加することにより、前記第1電極と前記第2電極との間の電圧、電流、抵抗値の少なくとも1つを前記電気の導通状態として測定する、
    請求項1記載の自動分析装置。
  3. 前記検出部は、前記撹拌子が先端から段階的に前記水と接触したときの前記電気の導通状態に基づいて、前記保護膜の状態が異常であることを検出した位置を特定する、
    請求項1又は2に記載の自動分析装置。
  4. 前記保護膜の異常が検出された位置に応じて前記撹拌子の動作を制御する制御部、
    を更に備える請求項3に記載の自動分析装置。
  5. 前記反応容器内の液体を恒温に維持する恒温水を前記水として貯蔵する反応槽、
    を更に備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  6. 前記撹拌子を洗浄する洗浄水を前記水として貯蔵する洗浄槽、
    を更に備える請求項1〜4のいずれか一項に記載の自動分析装置。
  7. 弁を更に備え、
    前記洗浄槽は、前記弁の開放時に前記洗浄槽内の水を排出し、前記弁の閉鎖時に前記洗浄水を前記洗浄槽内に貯蔵する、
    請求項6に記載の自動分析装置。
  8. 前記検出部は、前記保護膜の状態として、前記保護膜に発生した傷又は剥がれを検出する、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の自動分析装置。
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