JP2021164446A - プログラム、情報処理装置、及び、情報処理システム - Google Patents

プログラム、情報処理装置、及び、情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021164446A
JP2021164446A JP2021043565A JP2021043565A JP2021164446A JP 2021164446 A JP2021164446 A JP 2021164446A JP 2021043565 A JP2021043565 A JP 2021043565A JP 2021043565 A JP2021043565 A JP 2021043565A JP 2021164446 A JP2021164446 A JP 2021164446A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plant
output
growth
input
stage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021043565A
Other languages
English (en)
Inventor
滋慶 卜
Chakyung Bok
雅敬 染谷
Masataka Someya
健大 荒井
Takehiro Arai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kagome Co Ltd
Original Assignee
Kagome Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kagome Co Ltd filed Critical Kagome Co Ltd
Publication of JP2021164446A publication Critical patent/JP2021164446A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】家庭園芸の普及である。【解決手段】当該課題を解決するために、本願発明者が鋭意検討して見出したのは、適切な灌水により家庭園芸が易しくなることである。コンピュータで参照されるのは、植物の生育段階81及び植物の生育環境(天候)82であり、その結果、出力されるのは、灌水量83である。同一の生育環境の下(例えば、「雨」)、生育段階の初期「定植」81a及び後期「肥大」81bを比較すると、後期の灌水量83aは、初期の灌水量83bよりも多い。また、同一の生育段階の下(例えば、「着果」)、植物の生育環境「晴れ」82a及び後期「雨」82bを比較すると、「晴れ」の灌水量83cは、「雨」の灌水量83dよりも多い。【選択図】図8

Description

本発明が関係するのは、プログラム、情報処理装置、及び、情報処理システムであり、
より詳しくは、園芸用プログラム、園芸用情報処理装置、及び、園芸用情報処理システム
である。
近頃、園芸用品店で力を入れて販売されているのは、家庭園芸用植物である。家庭園芸
用植物が提供するのは、栽培の楽しみである。家庭園芸用植物を例示すると、トマトやイ
チゴ等である。
各社が開発しているのは、様々な栽培支援システムである。栽培が上手くいかないと、
ユーザが楽しめないからである。当該システムを例示すると、次のとおりである。
特許文献1で開示されているのは、植物育成システムである。このシステムの狙いは、
植物育成の失敗を無くすことである。当該システムを構成するのは、情報授受用機器及び
管理用サーバである。当該情報授受用機器で受信するのは、植物育成作業情報であり、か
つ、送信するのは、育成閉空間環境情報及び植物育成状態情報である。当該管理用サーバ
で送信するのは、当該植物育成作業情報であり、かつ、受信するのは、当該育成閉空間環
境情報及び当該植物育成状態情報である。当該植物育成作業情報に反映されているのは、
当該育成閉空間環境情報及び当該植物育成状態情報である。
特許文献2で開示されているのは、動植物の育成支援システムである。このシステムの
狙いは、動植物育成アドバイスの質の向上である。当該システムで作成するのは、アドバ
イスである。当該アドバイスで縮めるのは、現在の育成環境と理想的な育成環境との差分
である。
特許文献3で開示されているのは、情報処理装置である。この装置の狙いは、初心者向
けの栽培支援である。当該装置で生成するのは、栽培支援情報である。当該栽培支援情報
に反映されているのは、栽培する植物の状況、及び、当該植物の育成モデルである。当該
育成モデルは、最適化されており、その最適化変数は、当該植物の栽培環境である。
特許第4645248号公報 特許第5677655号公報 特許第6261826号公報
本発明が解決しようとする課題は、家庭園芸の普及である。家庭園芸の普及を主に妨げ
るのは、家庭園芸の難しさ、及び、家庭園芸の退屈さである。つまり、家庭園芸が易しく
(以下、「第1課題」という。)、或いは、楽しければ(以下、「第2課題」という。)
、家庭園芸がより普及する。
<第1課題を解決するための手段(1)>当該課題を解決するために、本願発明者が鋭
意検討して見出したのは、適切な灌水量を決めるのが少なくとも気象条件及び植物の生育
段階であることである。家庭園芸での主な失敗原因は、不適切な灌水である。言い換える
と、適切な灌水により家庭園芸が易しくなる。そのような観点から本発明を定義すると、
次のとおりである。
プログラムによってコンピュータが実行する処理は、少なくとも、出力である。すなわ
ち、当該コンピュータが実行する処理で出力されるのは、灌水量である。その際に当該コ
ンピュータで参照されるのは、植物の生育環境及び植物の生育段階である。
情報処理装置を構成するのは、少なくとも、処理部及び出力部である。当該処理部で得
られるのは、灌水量である。その際に当該処理部で参照されるのは、植物の生育環境及び
植物の生育段階である。当該出力部に接続されるのは、当該処理部である。当該出力部で
出力されるのは、当該灌水量である。
情報処理システムを構成するのは、少なくとも、サーバ及び端末である。当該サーバで
得られるのは、灌水量である。その際に当該サーバで参照されるのは、植物の生育環境及
び植物の生育段階である。当該端末に接続されているのは、当該サーバである。当該端末
で出力されるのは、当該灌水量である。
<第1課題を解決するための手段(2)>当該課題を解決するために、本願発明者がさ
らに見出したのは、植物の生育段階の移行を通知することである。前述のとおり、植物の
生育段階が影響するのは、灌水量である。にもかかわらず、植物の生育段階に注意を払う
のは、僅かな家庭園芸者にすぎない。なぜなら、植物の生育速度は、非常にゆっくりだか
らである。言い換えると、日を跨いでも、植物の変化は、僅かである。生育段階の移行が
認識されると、家庭園芸が易しくなる。そのような観点から本発明を定義すると、次のと
おりである。
プログラムによってコンピュータが実行する処理は、少なくとも、出力である。すなわ
ち、当該コンピュータが実行する処理で出力されるのは、植物の生育段階移行通知である
。その際に当該コンピュータで参照されるのは、植物の定植日又は植物の生育段階である

情報処理装置を構成するのは、少なくとも、処理部、出力部、及び入力部である。当該
処理部で得られるのは、植物の生育段階移行通知である。その際に、当該処理部で参照さ
れるのは、植物の定植日又は植物の生育段階である。当該出力部に接続されるのは、当該
処理部である。当該出力部で出力されるのは、当該生育段階移行通知である。当該入力部
に接続されるのは、当該処理部である。当該入力部で入力されるのは、当該定植日又は当
該生育段階であり、その入力先は、当該処理部である。
情報処理システムを構成するのは、少なくとも、サーバ及び端末である。当該サーバで
得られるのは、植物の生育段階移行通知である。その際に当該サーバで参照されるのは、
植物の定植日又は植物の生育段階である。当該端末に接続されるのは、当該サーバである
。当該端末で出力されるのは、当該生育段階移行通知である。当該端末で入力されるのは
、当該定植日又は当該生育段階であり、その入力先は、当該サーバである。
<第2課題を解決するための手段(1)>当該課題を解決するために、本願発明者が鋭
意検討して見出したのは、植物を名付けることである。植物は、名付けられると、愛玩化
する。愛玩化された植物を育てることで、家庭園芸者が抱くのは、植物の生育への興味で
ある。そのような観点から本発明を定義すると、次のとおりである。
プログラムによってコンピュータが実行する処理は、少なくとも、入力及び出力である
。すなわち、当該コンピュータが実行する処理で入力されるのは、植物の愛称である。当
該コンピュータが実行する処理で出力されるのは、当該愛称及び当該植物の生育状況であ
る。当該愛称に関連付けられているのは、当該生育状況である。
情報処理装置を構成するのは、少なくとも、処理部、入力部、及び、出力部である。当
該処理部で関連付けられるのは、植物の生育状況及び植物の愛称である。当該入力部に接
続されるのは、当該処理部である。当該入力部で入力されるのは、当該愛称である。当該
出力部に接続されるのは、当該処理部である。当該出力部で出力されるのは、当該生育段
階及びこれに関連付けられた当該愛称である。
情報処理システムを構成するのは、少なくとも、サーバ及び端末である。当該サーバで
関連付けられるのは、植物の生育状況及び植物の愛称である。当該端末に接続されるのは
、当該サーバである。当該端末で入力されるのは、当該愛称である。当該端末で出力され
るのは、当該生育状況及びこれに関連付けられた当該愛称である。
<第2課題を解決するための手段(2)>当該課題を解決するために、本願発明者がさ
らに見出したのは、植物の出来(例えば、収穫量等)を相対評価することである。植物の
出来を相対評価することで、家庭園芸者に芽生えるのは、植物の生育での競争心である。
つまり、植物の育成は、ゲーム化する(いわゆるゲーミフィケーション)。そのような観
点から本発明を定義すると、次のとおりである。
プログラムによってコンピュータが実行する処理は、少なくとも、入力及び出力である
。すなわち、当該コンピュータが実行する処理で入力されるのは、植物の出来である。当
該コンピュータが実行する処理で出力されるのは、当該出来の順位である。
情報処理システムを構成するのは、少なくとも、サーバ及び複数の端末である。当該サ
ーバで得られるのは、植物の出来の順位である。その際に当該サーバで参照されるのは、
植物の出来である。当該複数の端末それぞれに接続されるのは、当該サーバである。当該
複数の端末それぞれで入力されるのは、当該出来である。当該複数の端末それぞれで出力
されるのは、当該順位である。
本発明が可能にするのは、家庭園芸の普及である。すなわち、家庭園芸が易しくなり、
或いは、楽しいものとなる。
本実施の形態に係るシステム(本システム)の園芸支援機能のユースケースである。 本システムの園芸娯楽化機能のユースケースである。 本システムの構成である。 コンピュータのハードウェア構成である。 植物の生育段階の入力画面である。 植物の生育環境の入力画面であり、(a)設定前時のもの、(b)設定時のものである。 (a)灌水量の出力画面であり、(b)潅水量通知画面である。 植物の生育段階及び植物の生育環境並びに灌水量の関係である。 植物の生育段階移行通知の出力画面である。 暫定生育段階と推定生育段階との関係である。 植物の愛称の入力画面である。 園芸状況の入力画面であり、(a)作業内容入力前のもの、(b)作業内容入力時のものである。 植物の生育状況の出力画面である。 園芸履歴及び植物の出来の出力画面であり、(a)園芸履歴の表示形式がカレンダーであるもの、(b)園芸履歴の表示形式がリストであるもの、(c)植物の出来の表示形式がグラフであるものである。 植物の収穫量の順位の出力画面であり、(a)表示操作時のもの、(b)順位表示時のものである。 病害対処案内画面である。 (a)園芸履歴一覧画面であり、(b)印刷用レイアウト画面である。 第2の園芸支援機能のユースケースである。 潅水量の出力画面である。 植物の生育段階、植物の生育環境及び植物の属性並びに潅水量の関係である。
<第1の実施の形態>本実施の形態に係る情報処理システム(以下、「本システム」と
いう。)が実現するのは、主に、2つの機能であり、具体的には、園芸支援機能及び園芸
娯楽化機能である。
<ユースケース1:園芸支援機能>図1で示すのは、本システムの園芸支援機能のユー
スケースである。本システム1の機能の一つは、園芸支援である。本システム1を使用す
るのは、個人(A、B)である。個人を例示すると、営農者や家庭園芸者などである。個
人が登録するのは、植物の生育環境及び植物の生育段階である。それによって、個人が認
識するのは、灌水量及び植物の生育段階の移行である。これらの入出力値の詳細は、後述
する。
<ユースケース2:園芸娯楽化機能>図2で示すのは、本システムの園芸娯楽化機能の
ユースケースである。本システム1の機能の一つは、園芸の娯楽化である。本システム1
を使用するのは、個人(A、B)である。個人を例示すると、家庭園芸者などである。個
人が登録するのは、植物の愛称及び園芸状況である。それによって、個人が認識するのは
、植物の生育状況、園芸履歴、及び植物の出来の順位である。これらの入出力値の詳細は
、後述する。
<入力値:植物の生育環境>植物の生育環境に含まれるのは、様々な要素であるが、例
示すると、天候である。天候とは、ある地域の空及び大気の状況をいい、例示すると、晴
雨、気温、湿度、風速、風向である。当該生育環境を決める要素の一つは、植物の生育地
である。当該生育地を特定するのは、様々な要素であるが、例示すると、住所、郵便番号
、緯度経度などである。
<入力値:植物の生育段階>植物の生育段階の表現は、様々である。当該植物が結実す
る場合、当該生育段階を構成するのは、定植、開花、着果、肥大、及び、収穫である。植
物の生育段階は、入力され、或いは、推定される。当該生育段階の入力にあたり、植物が
観察される。すなわち、入力された生育段階が示すのは、実際の生育段階である。他方、
植物の生育段階の推定に用いられるのは、植物の定植日、又は、入力された生育段階若し
くは先に推定された生育段階である。推定された生育段階が示すのは、計算上の生育段階
である。
<入力値:植物の愛称>植物の愛称とは、植物の名前であって、ユーザ(例えば、個人
など)が任意に付したものをいい、好ましくは、植物の正式名称以外のものである。愛称
が付されることで、植物が愛玩化される。例えば、植物「トマト」の商品名「凛々子」(
登録商標)に付される愛称は、「りょうか」、「ゆうじん」、「みろく」である。
<入力値:園芸状況>園芸状況に含まれるのは、作業内容及び植物の出来である。作業
内容を例示すると、灌水量、追肥量、芽かきの有無などである。植物の出来を例示すると
、収穫量、花の咲く姿などである。
<出力値:灌水量>灌水量とは、水量であって、植物が必要とするものをいう。灌水量
に影響する要素は、主に、植物の生育環境及び植物の生育段階である。
<出力値:植物の生育段階移行通知>植物の生育段階移行通知とは、通知であって、そ
の内容が植物の生育段階が移行し或いはその可能性がある旨であるものをいう。植物の生
育段階移行通知が排除しないのは、植物の生育段階そのものの通知である。
<出力値:植物の生育状況>植物の生育状況に関連付けられているのは、植物の愛称で
ある。植物の生育状況に含まれるのは、生育現況、生育予想、及び、植物の出来である。
当該生育現況が示すのは、現時点での生育状況である。当該生育予想で示すのは、将来予
想される生育状況である。
<出力値:園芸履歴>園芸履歴とは、1又は2以上の園芸状況であって、日付が付され
たものをいう。園芸履歴の表示形式は、不問であるが、例示すると、カレンダー形式やリ
スト形式などである。
<出力値:植物の出来の順位>植物の出来の順位とは、相対的な位置付けであって、そ
の基準が植物の出来であるものをいう。当該順位の表現形式は、不問であるが、例示する
と、「指標(例えば、収穫量)、順位(例えば、1位)、植物の愛称(例えば、りょうか
)」である。当該指標で採用可能なのは、前週との比較(例えば、+10個)である。ま
た、当該順位の算出対象は、不問であるが、例示すると、全収穫量、一定期間あたりの収
穫量、1苗あたりの収穫量、特定の基準内(例えば、果実の大きさ)での収穫量などであ
る。公平性の観点から好ましいのは、一定期間あたりの収穫量、1苗あたりの収穫量、特
定の基準内(例えば、果実の大きさ)での収穫量である。 <システム構成>図3で示す
のは、本システムの構成である。システム1を構成するのは、複数の端末10a、10b
、及び、処理装置20である。端末10及びサーバ20を接続するのは、ネットワーク3
0である。つまり、本実施の形態で採用するのは、サーバ−クライアント方式である。勿
論、本実施の形態が排除しないのは、スタンドアロン方式である。この方式を抽象化した
ものは、「情報処理装置」(課題を解決するための手段)である。
<端末>端末10で入力され或いは出力されるのは、各種値である。入力される値(入
力値)を例示すると、植物の生育環境、植物の生育段階、植物の愛称、園芸状況等である
。これらの詳細は、前述のとおりである。出力される値(出力値)を例示すると、灌水量
、植物の生育段階移行通知、植物の愛称、植物の生育状況、植物の出来の順位等である。
これらの詳細は、前述のとおりである。
端末10を構成するのは、コンピュータ、入力装置、及び、出力装置である。当該コン
ピュータに接続されるのは、当該入力装置及び当該出力装置である。これらの部品の詳細
は、後述する。端末10を例示すると、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォ
ン、タブレット、ゲーム専用機等である。前述のスタンドアロン形式が採用される場合、
コンピュータ、入力装置、及び、出力装置に対応するのは、それぞれ、「処理部」、「入
力部」、及び、「出力部」(いずれも課題を解決するための手段)である。この場合、コ
ンピュータで実行されるのは、後述するサーバ20の処理とほぼ同じ処理である。
<サーバ>サーバ20で処理されるのは、各種値である。すなわち、入力値を処理して
得られるのは、出力値である。入力される値(入力値)を例示すると、植物の生育環境、
植物の生育段階、植物の愛称、園芸状況等である。これらの詳細は、前述のとおりである
。出力される値(出力値)を例示すると、灌水量、植物の生育段階移行通知、愛称、植物
の生育状況、植物の出来の順位等である。これらの詳細は、前述のとおりである。処理の
詳細は、後述する。
サーバ20を構成するのは、コンピュータ及び大容量記憶装置である。当該コンピュー
タに接続されているのは、当該大容量記憶装置である。当該大容量記憶装置に記憶される
のは、当該入力値及び当該出力値である。これらの部品の詳細は、後述する。サーバ20
を例示すると、管理サーバ等である。
<ネットワーク>ネットワーク30とは、通信網をいう。ネットワーク30を例示する
と、狭域ネットワーク(LAN)、広域ネットワーク(WAN)、機器間通信(M2M)
等である。
<コンピュータのハードウェア構成>図4で示すのは、コンピュータのハードウェア構
成である。コンピュータに対応するのは、「処理部」(課題を解決するための手段)であ
る。コンピュータ40を構成するのは、入出力部41、通信部42、プログラム記憶部4
3、一時記憶部44、及び、処理部45である。これらの部品は、互いに、バス接続され
ている。コンピュータ40が実装されているのは、端末10及びサーバ20である。これ
らの部品の説明は、次のとおりである。
<入出力部>入出力部41で授受されるのは、各種データである。入出力部41に接続
されるのは、様々な装置であるが、例示すると、入力装置、出力装置、外部記憶装置、G
PSデータ受信装置などである。入力装置を例示すると、タッチパネル、操作キー、ボタ
ン、キーボードやマウス等である。出力装置を例示すると、音声出力装置(例えば、スピ
ーカなど)、振動出力装置(例えば、ハプティックデバイスなど)、表示装置(例えば、
液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなど)等である。外部記憶装置を例示すると、
磁気記憶装置(HDDなど)、光学記憶装置(CD、DVD、BDなど。その駆動装置を
含む。)、半導体記憶装置(USBメモリ、SDカードメモリ、SSDなど)などである
<通信部>通信部42で送受されるのは、各種データである。通信部42に接続される
のは、ネットワーク30である。通信部42を例示すると、ダイヤルアップ接続モジュー
ル、ワイファイ(Wi-Fi)モジュール、ブルートゥース(登録商標)(Blueto
oth)モジュール等である。
<プログラム記憶部>プログラム記憶部43に記憶されるのは、各種プログラムである
。プログラム記憶部43を具現化するのは、不揮発性記憶装置(例えば、ROMなど)及
び不揮発記憶装置(例えば、HDDやSSDなど)である。不揮発性記憶装置に記憶され
るのは、基本プログラム(それに必要なデータを含む。)である。基本プログラムを例示
すると、ベーシックインプット/アウトプットシステム(BIOS)、オペレーションシ
ステム(OS)設定プログラム、ネットワーク設定プログラムなどである。不揮発記憶装
置に記憶されるのは、オペレーションシステム(OS)及びアプリケーションプログラム
である。オペレーションシステム(OS)を例示すると、ウィンドウズ(登録商標)“W
indows”、リナックス(登録商標)“Linux(登録商標)”、アンドロイド(
登録商標)“Android”などである。アプリケーションプログラムを例示すると、
後述する園芸用プログラムである。
<一時記憶部>一時記憶部44に一時記憶されるのは、各種プログラム及び各種データ
である。各種プログラムは、前述のとおりである。各種データが示すのは、入力値や出力
値などである。一時記憶部44を例示すると、揮発性記憶装置(例えば、RAMなど)で
ある。
<処理部>処理部45で実行されるのは、各種プログラムであり、かつ、処理されるの
は、各種データである。各種プログラムが実行されることで、入力値が処理されて出力値
となる。処理部45を具現化するのは、中央演算装置(いわゆるCPU)である。中央演
算装置に一般的に内蔵されているのは、計時機能である。
<園芸用プログラム>園芸用プログラムを構成するのは、主に、灌水量出力処理、及び
、生育段階移行通知処理、並びに、愛玩化処理、及び、順位付け処理(これらは、前述の
園芸娯楽化機能である。)である。これらの処理を詳説すると、以下のとおりである。
<灌水量出力処理>植物の生育段階及び植物の生育環境を処理して得られるのは、灌水
量である。植物の生育地(例えば、住所、郵便番号、緯度経度など)を処理して得られる
のは、植物の生育環境(例えば、天候など)である。植物の生育段階及び植物の生育環境
、並びに灌水量を一時的に記憶するのは、一時記憶部44である。また、これらの入出力
値を継続的に記憶するのは、外部記憶装置(不図示)である。
図5で示すのは、植物の生育段階の入力画面である。入力画面50を構成するのは、選
択部51及び入力部52である。選択部51で提供されるのは、植物の生育段階の選択肢
であり、具体的には、定植、開花、着果、肥大、収穫&調理である。これらの何れかを選
択するのは、個人(ユーザ)である。つまり、個人が入力するのは、観察された生育段階
である。入力部52で提供されるのは、定植日の入力である。入力部52が操作されると
、定植日入力画面が表示される。
図6で示すのは、植物の生育環境の入力画面であり、(a)設定前のもの、(b)設定
時のものである。入力画面60を構成するのは、ポップアップ部61及び表示部62であ
る。ポップアップ部61に含まれるのは、設定起動ボタン61aである。設定起動ボタン
61aが操作されると、入力画面63が表示される。入力画面63で提供するのは、植物
の生育地の入力である。植物の生育地を特定するため、個人(ユーザ)が入力するのは、
様々な値であるが、例示すると、住所、郵便番号、マップコード(登録商標)などである
。GPSが内蔵されていれば、緯度経度が自動的に入力される。植物の生育地が入力され
ると、植物の生育環境(例えば、天候)が表示される。本実施の形態では、郵便番号入力
部64が表示される。郵便番号が入力されると、それに対応する生育環境が表示される。
この生育環境を表示するのは、表示部62である。本実施の形態では、天候が表示される
図7(a)で示すのは、灌水量の出力画面である。出力画面70を構成するのは、操作
ボタン71である。操作ボタン71への操作で表示されるのは、ポップアップ部72であ
る。ポップアップ部72に含まれるのは、灌水量(目安)の数値72a、灌水量の簡略図
72b、及び灌水完了ボタン72cである。
図7(b)で示すのは、潅水通知画面である。潅水通知画面73が表示されるのは、特
定の時間帯である。そのような処理で用いるのは、現在時刻データ(例えば、内部クロッ
クやGPSデータなど)である。潅水通知画面73が操作されると、灌水量の出力画面7
0が表示される。本実施の形態では、特定の時間帯は、日の出から正午までである。それ
により、灌水がより適切になる。なぜなら、植物の必要とする水量が最大なのは、光合成
時である。言い換えると、潅水が必要なのは、日光が射している時である。日の光が射し
ていない時(例えば、日没後)に潅水しても、植物内での水利用は、非効率である。
図8で示すのは、植物の生育段階及び植物の生育環境並びに灌水量の関係である。植物
の生育段階81及び植物の生育環境(天候)82が決まると、灌水量(数字は、一例にす
ぎない。)83が決まる。具体的には、同一の生育環境の下(例えば、「雨」)、生育段
階の初期「定植」81a及び後期「肥大」81bを比較すると、後期の灌水量83aは、
初期の灌水量83bよりも多い。また、同一の生育段階の下(例えば、「着果」)、植物
の生育環境「晴れ」82a及び後期「雨」82bを比較すると、「晴れ」の灌水量83c
は、「雨」の灌水量83dよりも多い。灌水量を演算する方法は、不問であり、例えば、
テーブル演算やアルゴリズム演算などである。本実施の形態で採用した変数は、植物の生
育段階及び植物の生育環境であるが、これらに限らない。例えば、品種等が考慮されても
よい。
以上のとおり、適切な灌水量を出力することで、家庭園芸での失敗が減る。そのように
、家庭園芸が易しくなることで、家庭園芸が普及する。
<生育段階移行通知処理>植物の生育段階又は植物の定植日を処理して得られるのは、
植物の生育段階移行通知である。植物の生育段階、植物の定植日、及び植物の生育段階移
行通知を一時的に記憶するのは、一時記憶部44である。また、これらの入出力値を継続
的に記憶するのは、外部記憶装置(不図示)である。
図9で示すのは、植物の生育段階移行通知の出力画面である。出力画面90を構成する
のは、ポップアップ部91である。ポップアップ部91に含まれるのは、生育段階の確認
案内91a及び確認ボタン91b、91cである。生育段階の確認案内91aで案内され
るのは、植物の生育段階が移行している可能性である。すなわち、記憶されている生育段
階(以下、「暫定生育段階」という。)及び推定された生育段階(以下、「推定生育段階
」という。)は、相違している。個人(ユーザ)が操作するのは、確認ボタン「すすむ」
91b又は確認ボタン「すすめない」91cである。確認ボタン「すすむ」91bの操作
で更新されるのは、植物の生育段階である。すなわち、一時記憶部44又は外部記憶装置
(不図示)に記憶されるのは、暫定生育段階に代えて、推定生育段階である。他方、確認
ボタン「すすめない」91cが操作されると、植物の生育段階は、更新されない。すなわ
ち、暫定生育段階は、引き続き記憶される。好ましくは、ポップアップ部91が表示され
る時期は、園芸プログラムの起動時である。また、ポップアップ部91が表示される条件
は、暫定生育段階及び推定生育段階が相違することである。具体的には、以下のとおりで
ある。
図10で示すのは、暫定生育段階と推定生育段階との関係である。推定生育段階101
と暫定生育段階102との関係は、端的には、次式のとおりである。
(式)推定生育段階101=暫定生育段階102+移行期間103
暫定生育段階「定植(苗)」102aが移行して推定生育段階「開花」101aとなる
期間(移行期間)は、「+14日」である。また、暫定生育段階「定植(苗)」102a
が移行して推定生育段階「肥大」101bとなる期間(移行期間)は、「+49日」であ
る。他方、暫定生育段階「着果」102bが移行して推定生育段階「肥大」101bとな
る期間(移行期間)は、「+25日」である。移行期間の起算点は、暫定生育段階の入力
日又は更新日である。暫定生育段階が記憶されていない場合、移行期間の起算点は、植物
の定植日である。植物の定植日が参照されるのは、初期登録時又は無処理(無操作)が長
期の場合である。推定生育段階を演算する方法は、不問であり、例えば、テーブル演算や
アルゴリズム演算などである。
以上のとおり、植物の生育段階移行通知を出力することで、灌水がより適切になる。灌
水がより適切になれば、家庭園芸での失敗がより減る。そのように、家庭園芸がより易し
くなることで、家庭園芸がより普及する。
<愛玩化処理>植物の愛称、植物の生育段階、及び園芸状況を処理して得られるのは、
植物の生育状況及び園芸履歴である。植物の愛称、植物の生育段階、及び園芸状況、並び
に、植物の生育状況及び園芸履歴を一時的に記憶するのは、一時記憶部44である。また
、これらの入出力値を継続的に記憶するのは、外部記憶装置(不図示)である。
図11で示すのは、植物の愛称の入力画面である。入力画面110を構成するのは、入
力部111及び選択部112である。入力部111で提供されるのは、植物の愛称の入力
である。入力部111が操作されると、入力画面が表示される。ここで入力されるのは、
植物の愛称である。選択部112で提供されるのは、植物の種類(品種、商品名)の入力
である。これらの値が入力されると、データベースレコードが生成される。当該データベ
ースレコードに含まれるのは、2以上のフィールドである。フィールドの属性を例示する
と、植物の愛称、植物の生育環境、植物の生育段階、園芸状況などである。
図12で示すのは、園芸状況の入力画面であり、(a)作業内容入力前のもの、(b)
作業内容入力時のものである。入力画面120を構成するのは、説明ボタン121、作業
リスト122、及び記録ボタン123である。説明ボタン121が操作されると、作業内
容の説明(例えば、コツなど)が表示される。作業リスト122に含まれるのは、複数の
作業名称122aである。記録ボタン123の操作で表示されるのは、ポップアップ部1
24である。ポップアップ部123で提供されるのは、作業内容124a及び植物の出来
124bの入力である。個人が選択するのは、作業内容であり、例示すると、灌水、芽か
き、誘引などである。また、個人が入力するのは、植物の出来であり、例示すると、植物
の収穫量などである。
図13で示すのは、植物の生育状況の出力画面である。出力画面130を構成するのは
、植物の愛称(表示)131、及び、植物の生育状況(表示)132である。植物の生育
状況132に含まれるのは、生育現況132a、132b、生育予想132c、発話13
2d、及び植物キャラクタ132eである。生育現況132aを得るのに用いられるのは
、暫定生育段階である。生育現況132bを得るのに用いられるのは、推定生育段階であ
る。生育予想132cで示されるのは、生育現況132aの次の段階である。発話132
dで示されるのは、生育予想132cの具体的内容(例えば、「あと5日で生育段階が移
りますよ。」)である。植物キャラクタ132eが変化するのは、植物の生育段階の移行
時である。植物キャラクタ132eの変化で個人をして抱かせるのは、植物への愛着であ
る。
図14で示すのは、園芸履歴及び植物の出来の出力画面であり、(a)園芸履歴の表示
形式がカレンダーであるもの、(b)園芸履歴の表示形式がリストであるもの、(c)植
物の出来の表示形式がグラフであるものである。出力画面140を構成するのは、カレン
ダー141及び操作ボタン142である。カレンダー141を構成するのは、複数のマス
目141aである。マス目141aに表示されるのは、作業内容アイコン141b及び植
物の出来アイコン141cである。つまり、出力画面140に表示されるのは、園芸履歴
である。操作ボタン142への操作で表示されるのは、出力画面143である。出力画面
143を構成するのは、日付毎の作業名称のリスト144、植物の出来(表示)145、
植物の生育状況(表示)146、植物の愛称(表示)147、操作ボタン148である。
つまり、出力画面140に表示されるのは、園芸履歴である。操作ボタン148への操作
で表示されるのは、ポップアップ部149である。ポップアップ部149に含まれるのは
、植物の出来(例えば、収穫量)グラフ149aである。
以上のとおり、植物は、名付けられると、愛玩化する。愛玩化された植物を育てること
で、家庭園芸者が抱くのは、植物の生育への興味である。そのように、園芸が楽しくなる
ことで、家庭園芸が普及する。
<順位付け処理>植物の出来を処理して得られるのは、植物の出来の順位である。本実
施の形態で採用するのは、植物の収穫量である。植物の収穫量を入力するのは、複数の個
人A、Bである。植物の出来及び植物の出来の順位を一時的に記憶するのは、一時記憶部
44である。また、これらの入出力値を継続的に記憶するのは、外部記憶装置(不図示)
である。
図15で示すのは、植物の収穫量の順位の出力画面であり、(a)表示操作時のもの、
(b)順位表示時のものである。出力画面150を構成するのは、操作ボタン151であ
る。操作ボタン151への操作で表示されるのは、出力画面152である。出力画面15
2を構成するのは、表示部153、及び操作ボタン154、155、156である。表示
部153に含まれるのは、植物の出来の順位である。本実施の形態で表示されるのは、収
穫量の順位である。操作ボタン154、155、156への操作で切り替えるのは、収穫
量の順位の算出方法である。例えば、操作ボタン「地域」154への操作で表示されるの
は、特定地域での順位である。操作ボタン「品種」155への操作で表示されるのは、特
定品種での順位である。操作ボタン「総合」156への操作で表示されるのは、総合的な
(地域及び品種を問わない)順位である。
以上のとおり、植物の出来(例えば、収穫量等)を相対評価する(順位付け)ことで、
家庭園芸者に芽生えるのは、植物の生育での競争心である。そのように、園芸が娯楽化す
ることで、家庭園芸が普及する。
<付加的処理>前述の園芸用プログラムを構成するのは、更に、病害対処案内処理及び
園芸履歴一覧処理である。これらの処理を概説すると、以下のとおりである。
<病害対処案内処理>図16で示すのは、病害対処案内画面である。病害対処案内画面
160を構成するのは、植物の病虫害又は生理障害情報161及び操作ボタン162であ
る。出力画面160が表示される条件は、メニュータブ163が選択されることである。
植物の病虫害又は生理障害情報161に含まれるのは、病虫害又は生理障害の名称161
a、病虫害又は生理障害の画像161b、及び、発生しやすい条件161cである。操作
ボタン162の操作で表示されるのは、当該病虫害又は生理障害に適した農薬や肥料の通
信販売サイトである。植物の病虫害及び/又は生理障害情報が表示されることで、病虫害
及び/又は生理障害への対処がより適切になる。病虫害及び/又は生理障害への対処がよ
り適切になれば、家庭園芸での失敗がより減る。そのように、家庭園芸がより易しくなる
ことで、家庭園芸がより普及する。
<園芸履歴一覧処理>図17で示すのは、(a)園芸履歴一覧画面であり、(b)印刷
用レイアウト画面である。園芸履歴一覧画面170が表示される条件は、メニュータブ1
71が選択されることである。園芸履歴一覧画面170を構成するのは、基本情報172
、園芸履歴173、操作ボタン174である。基本情報172に含まれるのは、植物の愛
称及びユーザ名である。園芸履歴173に含まれるのは、期間、画像、及び作業名称毎の
実施回数である。園芸履歴173は、スクロール表示される。操作ボタン174が操作さ
れると、印刷用レイアウト画面175が表示される。印刷用レイアウト画面175を構成
するのは、基本情報176、園芸履歴サムネイル177、メッセージ178、及び、植物
の出来179である。基本情報176に含まれるのは、植物の愛称及びユーザ名である。
園芸履歴サムネイル177a〜eにそれぞれ対応するのは、生育段階毎(定植から収穫ま
で)の園芸履歴である。
メッセージ178で示されるのは、植物キャラクタ178aの発話(例えば、「たくさ
んお世話してくれてありがとう!」)である。植物キャラクタ178aからのメッセージ
で個人をして抱かせるのは、植物への愛着である。
以上のとおり、園芸履歴一覧が表示されることで、家庭園芸者が抱くのは、達成感であ
る。家庭園芸者が達成感を抱くことで生じるのは、翌年以降の家庭園芸へのモチベーショ
ンである。そのように、家庭園芸を継続することで、家庭園芸が普及する。
<第2の実施の形態>本実施の形態に係る情報処理システム(以下、「本システム」と
いう。)が実現するのは、主に、2つの機能であり、具体的には、第2の園芸支援機能及
び園芸娯楽化機能である。以下で説明するのは、第1の実施の形態及び第2の実施の形態
の相違部分である。両者の共通点については、第1の実施の形態の説明が引用される。
<ユースケース3:第2の園芸支援機能>図18で示すのは、第2の園芸支援機能のユ
ースケースである。個人が登録するのは、植物の生育環境及び植物の生育段階に加えて、
植物の属性である。それによって、個人が認識するのは、灌水量及び植物の生育段階の移
行である。これらの入出力値の詳細は、後述する。
<入力値:植物の属性>植物の属性に含まれるのは、様々な要素であるが、例示すると
、品種、早晩性、光周性、収量性、果実の色、果実の大きさなどである。植物の属性が考
慮されることで、潅水量の推測精度が高まる。
<入力値:植物の生育環境>本実施の形態の植物の生育環境で採用するのは、天候に加
えて、植物の生育場所である。植物の生育場所とは、植物が生育している場所をいい、例
示すると、屋内(ベランダ、バルコニー)か屋外(庭、畑)か、露地(庭、畑)か施設(
ビニールハウス、植物工場)か等である。
図19で示すのは、潅水量の出力画面である。天候は、自動的に入力されるのではなく
、手動入力される。出力画面190を構成するのは、操作ボタン191である。操作ボタ
ン191への操作で表示されるのは、ポップアップ部192である。ポップアップ部19
2に含まれるのは、天候の選択ボタン192a、192b、192c、灌水量(目安)の
数値192d、灌水量の簡略図192e、及び決定ボタン192fである。天候の選択ボ
タン192a、192b及び192cを切り替えることで変わるのは、水量(目安)の数
値192d及び灌水量の簡略192eである。
図20で示すのは、植物の生育段階、植物の生育環境及び植物の属性並びに灌水量の関
係である。植物の生育段階201、植物の属性202、植物の生育環境(場所)203及
び植物の生育環境(天候)204が決まると、潅水量(数字は、一例にすぎない。)20
5が決まる。具体的には、同一の属性(例えば、「大玉」)、同一の生育環境(場所)(
例えば、「外」)及び同一の生育環境(天候)(例えば、「晴れ」)の場合、生育段階の
初期「定植」(苗)201a及び後期「肥大」201bを比較すると、後期の潅水量20
5aは、初期の潅水量205bよりも多い。また、同一の生育段階(例えば、「収穫」)
、同一の属性(例えば、「小玉」)及び同一の生育環境(場所)(例えば、「内」)の場
合、生育環境(天候)「晴れ」204a及び生育環境(天候)「曇り」204bを比較す
ると、「晴れ」の潅水量205cは、「曇り」の潅水量205dよりも多い。また、同一
の生育段階(例えば、「収穫」)、同一の属性(例えば、「大玉」)及び同一の生育環境
(天候)(例えば、「晴れ」)の場合、生育環境(場所)「外」203a及び生育環境(
場所)「内」203bを比較すると、「外」の潅水量205eは、「内」の潅水量205
fよりも多い。また、同一の生育段階(例えば、「収穫」)、同一の生育環境(場所)(
例えば、「外」)及び同一の生育環境(天候)(例えば、「曇り」)の場合、属性「大玉
」202a及び属性「小玉」202bを比較すると、「大玉」の潅水量205gは、「小
玉」の潅水量205hよりも多い。
以上のとおり、植物の品種が考慮されることで、灌水がより適切になる。灌水がより適
切になれば、家庭園芸での失敗がより減る。また、天候が手動入力されることで、灌水が
より適切になる。灌水がより適切になれば、家庭園芸での失敗がより減る。
本発明が有用な分野は、園芸事業である。

Claims (37)

  1. プログラムであって、それによってコンピュータが実行するのは、少なくとも、次の処
    理である:
    出力:これで出力されるのは、灌水量であり、その際に参照されるのは、植物の生育環
    境及び植物の生育段階である。
  2. 請求項1のプログラムであって、
    潅水量を出力する際に参照されるのは、さらに、植物の属性である。
  3. 請求項2のプログラムであって、
    当該生育環境を得るのに参照されるのは、植物の生育地である。
  4. 請求項1乃至3の何れかのプログラムであって、
    当該生育環境に含まれるのは、天候である。
  5. 請求項1乃至4の何れかのプログラムであって、
    当該生育環境に含まれるのは、生育場所である。
  6. 請求項1乃至5の何れかのプログラムであって、それによってコンピュータが実行する
    のは、更に、次の処理である:
    第2の出力:これで出力されるのは、植物の生育段階移行通知であり、その際に参照さ
    れるのは、当該生育段階又は植物の定植日である。
  7. 請求項6のプログラムであって、
    当該生育段階を得るのに参照されるのは、植物の定植日である。
  8. 請求項1乃至6の何れかのプログラムであって、それによってコンピュータが実行する
    のは、更に、次の処理である:
    第3の出力:これで出力されるのは、潅水通知であり、その時期は、日の出から正午ま
    でである。
  9. 情報処理装置であって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
    処理部:
    これで得られるのは、灌水量であり、その際に参照されるのは、植物の生育環境及び
    植物の生育段階であり、及び、
    出力部:
    これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
    これで出力されるのは、当該灌水量である。
  10. 請求項9の情報処理装置であって、
    当該処理部で参照されるのは、さらに、植物の属性である。
  11. 請求項9又は10の情報処理装置であって、それを構成するのは、更に、以下である:
    入力部:
    これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
    これで入力されるのは、植物の生育地であり、その入力先は、当該処理部であり、か
    つ、
    当該処理部で処理されるのは、当該生育地であり、それによって得られるのは、当該生
    育環境である。
  12. 請求項9乃至11の何れかの情報処理装置であって、
    当該入力部で入力されるのは、当該生育段階又は植物の定植日であり、
    当該処理部で処理されるのは、当該生育段階又は当該定植日であり、それによって得ら
    れるのは、植物の生育段階移行通知であり、かつ、
    当該出力部で出力されるのは、当該生育段階移行通知である。
  13. 請求項12の情報処理装置であって、
    当該処理部で処理されるのは、当該定植日であり、それによって得られるのは、当該生
    育段階である。
  14. 請求項9乃至13の何れかの情報処理装置であって、
    当該処理部で制御されることで当該出力部が出力するのは、潅水通知であり、その時期
    は、日の出から正午までである。
  15. 情報処理システムであって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
    サーバ:
    これで得られるのは、灌水量であり、その際に参照されるのは、植物の生育環境及び
    植物の生育段階であり、及び、
    端末:
    これに接続されているのは、当該サーバであり、かつ、
    これで出力されるのは、当該灌水量である。
  16. 請求項15の情報処理システムであって、
    当該サーバで参照されるのは、さらに、植物の属性である。
  17. 請求項15又は16の情報処理システムであって、
    当該端末で入力されるのは、植物の生育地であり、その入力先は、当該サーバであり、
    かつ、
    当該サーバで処理されるのは、当該生育地であり、それによって得られるのは、当該生
    育環境である。
  18. 請求項15乃至17の何れかの情報処理システムであって、
    当該サーバで処理されるのは、当該生育段階又は植物の定植日であり、それによって得
    られるのは、植物の生育段階移行通知であり、かつ、
    当該端末で入力されるのは、当該生育段階又は当該定植日であり、かつ、出力されるの
    は、当該生育段階移行通知である。
  19. 請求項18の情報処理システムであって、
    当該端末で入力されるのは、当該定植日であり、その入力先は、当該サーバであり、か
    つ、
    当該サーバで処理されるのは、当該定植日であり、それによって得られるのは、当該生
    育段階である。
  20. 請求項15乃至19の何れかの情報処理装置であって、
    当該端末が出力するのは、潅水通知であり、その時期は、日の出から正午までである。
  21. プログラムであって、それによってコンピュータが実行するのは、少なくとも、次の処
    理である:
    出力:これで出力されるのは、植物の生育段階移行通知であり、その際に参照されるの
    は、植物の定植日又は植物の生育段階である。
  22. 情報処理装置であって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
    処理部:
    これで得られるのは、植物の生育段階移行通知であり、その際に参照されるのは、植
    物の定植日又は植物の生育段階であり、
    出力部:
    これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
    これで出力されるのは、当該生育段階移行通知であり、及び、
    入力部:
    これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
    これで入力されるのは、当該定植日又は当該生育段階であり、その入力先は、当該処
    理部である。
  23. 情報処理システムであって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
    サーバ:
    ここで得られるのは、植物の生育段階移行通知であり、その際に参照されるのは、植
    物の定植日又は植物の生育段階であり、及び
    端末:
    これに接続されるのは、当該サーバであり、かつ、
    これで出力されるのは、当該生育段階移行通知であり、かつ、
    これで入力されるのは、当該定植日又は当該生育段階であり、その入力先は、当該サ
    ーバである。
  24. プログラムであって、それによってコンピュータが実行するのは、少なくとも、次の処
    理である:
    入力:これで入力されるのは、植物の愛称であり、及び、
    出力:これで出力されるのは、当該愛称及び当該植物の生育状況であり、かつ、
    当該愛称に関連付けられているのは、当該生育状況である。
  25. 請求項24のプログラムであって、
    当該生育状況に含まれるのは、生育現況及び生育予想である。
  26. 請求項24又は25のプログラムであって、それによってコンピュータが実行するのは
    、更に、次の処理である:
    第2の出力:これで出力されるのは、園芸履歴であり、当該園芸履歴に関連付けられて
    いるのは、当該愛称である。
  27. 請求項26のプログラムであって、
    当該園芸履歴に含まれるのは、日々の作業内容及び植物の出来である。
  28. 情報処理装置であって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
    処理部:
    これで関連付けられるのは、植物の生育状況及び植物の愛称であり、
    入力部:
    これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
    これで入力されるのは、当該愛称であり、及び、
    出力部:
    これに接続されるのは、当該処理部であり、かつ、
    これで出力されるのは、当該生育状況及びこれに関連付けられた当該愛称である。
  29. 情報処理システムであって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
    サーバ:
    これで関連付けられるのは、植物の生育状況及び植物の愛称であり、及び、
    端末:
    これに接続されるのは、当該サーバであり、かつ、
    これで入力されるのは、当該愛称であり、かつ、
    これで出力されるのは、当該生育状況及びこれに関連付けられた当該愛称である。
  30. プログラムであって、それによってコンピュータが実行するのは、少なくとも、次の処
    理である:
    入力:これで入力されるのは、植物の出来であり、及び、
    出力:これで出力されるのは、当該出来の順位である。
  31. 請求項30のプログラムであって、
    当該順位の母集団は、同一の品種の出来である。
  32. 請求項30又は31のプログラムであって、
    当該順位の母集団は、同一の地域での出来である。
  33. 請求項30乃至32の何れかのプログラムであって、
    当該出来は、収穫量である。
  34. 情報処理システムであって、それを構成するのは、少なくとも、以下である:
    サーバ:
    これで得られるのは、植物の出来の順位であり、その際に参照されるのは、植物の出
    来であり、
    複数の端末:
    それぞれに接続されるのは、当該サーバであり、かつ、
    それぞれで入力されるのは、当該出来であり、かつ、
    それぞれで出力されるのは、当該順位である。
  35. 請求項34の情報処理システムであって、
    当該順位の母集団は、同一の品種の出来である。
  36. 請求項34又は35の情報処理システムであって、
    当該順位の母集団は、同一の地域での出来である。
  37. 請求項34乃至36の何れかの情報処理システムであって、
    当該出来は、収穫量である。
JP2021043565A 2020-04-06 2021-03-17 プログラム、情報処理装置、及び、情報処理システム Pending JP2021164446A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020068406 2020-04-06
JP2020068406 2020-04-06

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021164446A true JP2021164446A (ja) 2021-10-14

Family

ID=78021223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021043565A Pending JP2021164446A (ja) 2020-04-06 2021-03-17 プログラム、情報処理装置、及び、情報処理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021164446A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN106774070B (zh) 一种植物生长监控方法、装置和系统
JP4876439B2 (ja) 植物育成情報の提供方法
JP6551943B2 (ja) 生育管理装置、生育管理方法、及び、プログラム
WO2017061281A1 (ja) 情報処理装置、及び、情報処理方法
JP3870967B2 (ja) 植物育成情報の取得方法及びそれを用いた植物育成制御システム
WO2013059468A9 (en) Programmable plant system
JP2012080790A (ja) 育成支援システム
KR20190128511A (ko) 모바일 게임을 이용한 가상 화분 재배 시스템 및 방법
CN106663284A (zh) 信息处理设备、信息处理方法以及程序
CN106605254A (zh) 信息处理设备、信息处理方法以及程序
CN107808249A (zh) 种植任务管理方法、电子设备及计算机可读存储介质
JP2015065912A (ja) 植物成長および運用コストシミュレーションに基づいた植物工場環境制御システム
US11252878B2 (en) Self-service modular plant cultivation and storage systems
WO2021182616A1 (ja) 栽培支援システム、栽培支援装置、栽培支援方法及びプログラム
KR20200080015A (ko) 가상농장 경작 시스템 및 방법
JP2021164446A (ja) プログラム、情報処理装置、及び、情報処理システム
JP2003102274A (ja) 情報再生装置、植物育成支援方法及び記録媒体
Janick The origins of horticultural technology and science
JP2002015027A (ja) 栽培管理システム
JP2002101756A (ja) 植物育成情報の取得方法、植物育成制御システム及び植物育成事業の支援方法
Rajan et al. 12 A set of interconnected practices which enhance and conserve mango diversity in Malihabad, India
JP4645248B2 (ja) 植物育成情報の提供方法
Antônio et al. Tomato growth analysis across three cropping systems
JP6176558B2 (ja) 情報処理装置、コンピュータの制御方法、及びプログラム
JP2003271990A (ja) 仮想園芸、及び仮想造園向け観賞用画像描画システム

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20210329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210528

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20210528

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20221109

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231129