JP2021163641A - コネクタ装置の組立部品、及びコネクタ装置 - Google Patents

コネクタ装置の組立部品、及びコネクタ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板のスルーホールへの圧入に伴うプレスフィット端子の損傷が生じ難いコネクタ装置の組立部品を提供する。【解決手段】スルーホールを有する基板と、スルーホールに圧入される棒状のプレスフィット端子とを備え、プレスフィット端子は、先端部、プレスフィット部、及び基端部を有し、プレスフィット部は、アイホールを隔てて並列する二つの接触片を有する並行部と先端部とをつなぐテーパー部を有し、プレスフィット端子の縦断面において、アイホールは先端側を構成する曲線を有し、テーパー部を構成する線は接触点と基準点とを有し、接触点はプレスフィット端子のスルーホールへの挿入時にスルーホールの開口縁に最初に接触する点であり、基準点はテーパー部を構成する線と特定垂線との交点であり、特定垂線はテーパー部を構成する線に対する垂線のうち曲線の端点を通る垂線であり、接触点が基準点よりも先端部側に位置する、コネクタ装置の組立部品。【選択図】図1

Description

本開示は、コネクタ装置の組立部品、及びコネクタ装置に関する。
特許文献1には、プレスフィット端子が開示されている。プレスフィット端子は、先端側から順に、案内部からなる先端部と、基板のスルーホールに圧入される基板接続部からなるプレスフィット部とを有する。基板接続部は、1対の膨出片からなる接触片と、1対の膨出片の間に空隙からなるアイホールとを有する。
特開2018−156804号公報
プレスフィット端子は、基板のスルーホールへの圧入に伴う割れなどの損傷が生じ難いことが望まれている。
そこで、本開示は、基板のスルーホールへの圧入に伴うプレスフィット端子の損傷が生じ難いコネクタ装置の組立部品を提供することを目的の一つとする。
また、本開示は、上記コネクタ装置の組立部品を組み立てたコネクタ装置を提供することを別の目的の一つとする。
本開示に係るコネクタ装置の組立部品は、
スルーホールを有する基板と、
前記スルーホールに圧入される棒状のプレスフィット端子と、を備え、
前記プレスフィット端子は、先端側から順に、先端部、プレスフィット部、及び基端部を有し、
前記プレスフィット部は、
前記プレスフィット端子を貫通するアイホールと、
前記アイホールを隔てて並列する二つの接触片を有する並行部と、
前記並行部と前記先端部とをつなぐテーパー部と、を有し、
前記プレスフィット端子の最も幅の広い位置で切断した縦断面において、
前記アイホールは、前記アイホールの先端側を構成する曲線を有し、
前記テーパー部を構成する線は、接触点と基準点とを有し、
前記接触点は、前記プレスフィット端子の前記スルーホールへの挿入時に前記スルーホールの開口縁に最初に接触する点であり、
前記基準点は、前記テーパー部を構成する線と特定垂線との交点であり、
前記特定垂線は、前記テーパー部を構成する線に対する垂線のうち前記曲線の端点を通る垂線であり、
前記接触点が、前記基準点よりも前記先端部側に位置する。
本開示に係るコネクタ装置は、
スルーホールを有する基板と、
前記スルーホールに圧入された棒状のプレスフィット端子とを備え、
前記基板は、本開示に係るコネクタ装置の組立部品に備わる基板であり、
前記プレスフィット端子は、本開示に係るコネクタ装置の組立部品に備わるプレスフィット端子である。
本開示に係るコネクタ装置の組立部品は、基板のスルーホールへの圧入に伴うプレスフィット端子の損傷が生じ難い。
本開示に係るコネクタ装置は、長期にわたって使用可能である。
図1は、実施形態1に係るコネクタ装置の組立部品の概略を示す縦断面図である。 図2は、実施形態1に係るコネクタ装置の組立部品に備わるプレスフィット端子をプレスフィット端子の先端側から見た図である。 図3は、実施形態2に係るコネクタ装置の概略を示す縦断面図である。 図4は、従来に係るコネクタ装置の組立部品の概略を示す縦断面図である。
《本開示の実施形態の説明》
本発明者らは、基板のスルーホールへの圧入に伴ってプレスフィット端子に割れなどの損傷が生じる原因を鋭意検討した。その結果、原因の一つとしては、後述する試験例で示すように、接触点が基準点よりも基端側に位置することにあることがわかった。接触点とは、プレスフィット端子を基板のスルーホールに差し込んだ際、最初にスルーホールの開口縁に接触する箇所である。基準点とは、後述するプレスフィット端子の縦断面において、テーパー部を構成する線と特定垂線との交点である。テーパー部は、プレスフィット部における先端部側の部分で、並行部と先端部とをつないでいる。特定垂線は、テーパー部を構成する線に対する垂線のうちアイホールの先端側を構成する曲線の端点を通る垂線である。この基準点は、プレスフィット部のスルーホール内への圧入に伴って作用する応力によって最大主ひずみが最も大きくなる箇所である。
その理由としては、次のことが考えられる。基準点が接触点よりも先端側に位置するプレスフィット端子は、圧入初期から圧入完了まで基準点に引張応力が作用する。引張応力が作用する期間が長いと、クラックが生じ易い。そのため、基準点が接触点よりも先端側に位置するプレスフィット端子は、基板のスルーホールへの圧入に伴う損傷が生じ易い。
本発明者らは、接触点が基準点よりも先端側に位置するように設計したプレスフィット端子を作製し、後述する試験例で示すように、スルーホール内へ圧入したところ、プレスフィット端子に割れなどの損傷が生じ難いことがわかった。
その理由としては、次のことが考えられる。接触点が基準点よりも先端側に位置するプレスフィット端子は、スルーホール内への圧入初期、基準点が接触点よりも先端側に位置するプレスフィット端子とは異なり、基準点には引張応力ではなく圧縮応力が作用する。基準点に作用する圧縮応力は、プレスフィット部のスルーホール内への挿入長さが長くなるにつれて小さくなる。上記挿入長さが特定の長さを超えると、基準点に作用する圧縮応力は引張応力に移行する。即ち、上記挿入長さが特定の長さを超えると、基準点には引張応力が作用する。基準点に作用する引張応力は、上記挿入長さが長くなるにつれて大きくなる。このように、接触点が基準点よりも先端側に位置するプレスフィット端子は、基準点が接触点よりも先端側に位置するプレスフィット端子に比べて、引張応力が作用する期間が短い。そのため、クラックが生じ難い。よって、スルーホールへの圧入に伴う損傷が生じ難い。
本発明は、これらの知見に基づくものである。最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係るコネクタ装置の組立部品は、
スルーホールを有する基板と、
前記スルーホールに圧入される棒状のプレスフィット端子と、を備え、
前記プレスフィット端子は、先端側から順に、先端部、プレスフィット部、及び基端部を有し、
前記プレスフィット部は、
前記プレスフィット端子を貫通するアイホールと、
前記アイホールを隔てて並列する二つの接触片を有する並行部と、
前記並行部と前記先端部とをつなぐテーパー部と、を有し、
前記プレスフィット端子の最も幅の広い位置で切断した縦断面において、
前記アイホールは、前記アイホールの先端側を構成する曲線を有し、
前記テーパー部を構成する線は、接触点と基準点とを有し、
前記接触点は、前記プレスフィット端子の前記スルーホールへの挿入時に前記スルーホールの開口縁に最初に接触する点であり、
前記基準点は、前記テーパー部を構成する線と特定垂線との交点であり、
前記特定垂線は、前記テーパー部を構成する線に対する垂線のうち前記曲線の端点を通る垂線であり、
前記接触点が、前記基準点よりも前記先端部側に位置する。
上記の構成は、プレスフィット部の基板のスルーホールへの圧入に伴うプレスフィット端子の損傷が生じ難い。上述したように、プレスフィット端子の接触点が基準点よりも先端側に位置することで、基準点に引張応力が作用する期間が短くなり易いからである。そのため、上記の構成は、基板のスルーホールへの圧入に伴うプレスフィット端子の損傷が生じることなく、基板とプレスフィット端子とが接続されたコネクタ装置を構築できる。
(2)上記コネクタ装置の組立部品の一形態として、
前記アイホールの幅は、前記並行部の外幅に対して0.1倍以上であることが挙げられる。
アイホールの幅が並行部の外幅に対して0.1倍以上であることで、アイホールの幅が比較的大きく、並行部に備わる二つの接触片の各々の幅が比較的小さい。そのため、上記の構成は、プレスフィット部のスルーホールへの圧入によって二つの接触片の各々を変形させ易い。よって、上記の構成は、プレスフィット部をスルーホール内へ圧入し易い。
(3)上記コネクタ装置の組立部品の一形態として、
前記プレスフィット端子の厚みは、0.2mm以上0.8mm以下であることが挙げられる。
上記の構成は、プレスフィット端子の厚みが0.8mm以下であることで、プレスフィット端子の厚みが薄いため、多極のコネクタであってもコネクタの小型化を図れる。上記の構成は、コネクタの小型化が図れることで、省スペースでコネクタの導電経路が確保できる。上記の構成は、プレスフィット端子の厚みが0.2mm以上であることで、プレスフィット端子の厚みが過度に薄すぎないため、プレスフィット端子の強度が比較的高い。
(4)上記コネクタ装置の組立部品の一形態として、
前記プレスフィット端子の数は、8以上であることが挙げられる。
上記の構成は、プレスフィット端子の数が8以上であっても、プレスフィット端子が比較的小型であるため、プレスフィット端子が設けられるコネクタの小型化が図れる。上記の構成は、コネクタの小型化が図れることで、省スペースでコネクタの導電経路が確保できる。
(5)上記コネクタ装置の組立部品の一形態として、
前記プレスフィット端子と前記基板とは、コントロールモジュールを構成することが挙げられる。
上記の構成は、基板のスルーホールへの圧入に伴うプレスフィット端子の損傷が生じ難いため、コントロールモジュールを構成するのに好適である。
(6)本開示の一態様に係るコネクタ装置は、
スルーホールを有する基板と、
前記スルーホールに圧入された棒状のプレスフィット端子とを備え、
前記基板は、上記(1)から上記(5)のいずれか1つに記載のコネクタ装置の組立部品に備わる基板であり、
前記プレスフィット端子は、上記(1)から上記(5)のいずれか1つに記載のコネクタ装置の組立部品に備わるプレスフィット端子である。
上記の構成は、長期にわたって使用可能である。その理由は、次のことが考えられる。上記の構成は、基板のスルーホールへの圧入に伴う損傷が生じ難いプレスフィット端子がスルーホール内に圧入されている。即ち、スルーホールに圧入されたプレスフィット端子には損傷が生じていない。そのため、コネクタ装置の使用中に伴ってプレスフィット端子の損傷が拡大することが実質的にない。
《本開示の実施形態の詳細》
本開示の実施形態の詳細を、以下に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。
《実施形態1》
〔コネクタ装置の組立部品〕
図1、図2を参照して、実施形態1に係るコネクタ装置の組立部品1を説明する。本形態のコネクタ装置の組立部品1は、基板2とプレスフィット端子3とを備える。基板2は、スルーホール25を有する。プレスフィット端子3は、スルーホール25に圧入される棒状の部材である。プレスフィット端子3は、先端側から順に、先端部31、プレスフィット部32、及び基端部36を有する。プレスフィット部32は、アイホール33と、並行部34と、テーパー部35とを有する。アイホール33は、プレスフィット端子3に貫通する。並行部34は、アイホール33を隔てて並列する二つの接触片341を有する。接触片341は、スルーホール25に挿通される際、スルーホール25の内周面に接触する。テーパー部35は、並行部34と先端部31とをつなぐ。本形態のコネクタ装置の組立部品1の特徴の一つは、プレスフィット端子3の縦断面において、テーパー部35を構成する線が特定の位置関係を満たす接触点351と基準点352とを備える点にある。以下、各構成を詳細に説明する。
以下の説明では、プレスフィット端子3の先端側は、コネクタ装置の組立部品1を組み立てる際に基板2側に位置する。プレスフィット端子3の先端側は、図1の紙面下側である。アイホール33の軸方向が、プレスフィット端子3の厚み方向である。アイホール33の軸方向、及びプレスフィット端子3の厚み方向は、図1では紙面垂直方向であり、図2では紙面上下方向である。プレスフィット端子3における二つの接触片341の並列方向が、プレスフィット端子3の幅方向である。二つの接触片341の並列方向、及びプレスフィット端子3の幅方向は、図1、図2の紙面左右方向である。プレスフィット端子3の縦断面は、プレスフィット端子3の最も幅の広い位置で切断した断面をいう。テーパー部35の最も幅の広い位置がスルーホール25の開口縁に接触する。そのため、プレスフィット端子3の最も幅の広い位置で切断する。本形態では、プレスフィット端子3の最も幅の広い位置は、図2のI−Iで示す一点鎖線上であり、プレスフィット端子3の厚みを二等分する位置である。図1のプレスフィット端子3は、上記縦断面を示すものの、説明の便宜上、ハッチングは付していない。プレスフィット端子3の厚み方向及び幅方向の両方向に直交する方向、即ち先端部31、プレスフィット部32、及び基端部36が直列に並ぶ方向が、プレスフィット端子3の長手方向である。プレスフィット端子3の長手方向は、図1の紙面上下方向である。
[基板]
基板2は、半導体リレー等の電子部品やコネクタなどが実装される。電子部品やコネクタなど基板2に実装される部材の図示は省略する。基板2は、プリント基板を用いることができる。
基板2は、スルーホール25を有する。スルーホール25は、基板2の表面21及び裏面22に開口する貫通孔(penetrating hole)と、貫通孔の内周面に設けられる導体層とを有する。導体層は、金属で構成される。その金属としては、例えば、銅が挙げられる。この導体層は、基板2の表面21や裏面22などの導体パターンに電気的につながる。スルーホール25は、後述するプレスフィット端子3の先端側、具体的にはプレスフィット部32が圧入される。スルーホール25の導体層とプレスフィット部32とが接触することで電気的に接続される。
スルーホール25の内周形状は、スルーホール25の軸方向に一様な筒状である。スルーホール25の開口の形状は、円形状、楕円形状、レーストラック形状、角形状などが挙げられる。角形状としては、例えば、矩形状が挙げられる。
スルーホール25の内寸は、適宜選択できる。スルーホール25の開口の形状が円形状の場合、内寸は内径である。スルーホール25の開口の形状が楕円形状の場合、内寸は短軸の長さである。スルーホール25の開口の形状がレーストラック形状の場合、内寸は、互いに向かい合う直線辺同士の間の長さである。スルーホール25の開口の形状が矩形状の場合、内寸は短辺の長さである。
スルーホール25の軸方向に沿った長さは、適宜選択できる。スルーホール25の軸方向に沿った長さは、例えば、後述するプレスフィット端子3のプレスフィット部32の全長がスルーホール25内に収納される程度の長さが挙げられる。
[プレスフィット端子]
プレスフィット端子3は、基板2と相手側コネクタとを電気的に接続する棒状の部材である。相手側コネクタの図示は省略する。
プレスフィット端子3の材質は、例えば、銅、又は銅合金などが挙げられる。プレスフィット端子3の表面には、金属の被覆層が設けられていてもよい。被覆層の材質は、例えば、スズ、又はスズ合金などが挙げられる。プレスフィット端子3は、金属板のプレス加工により得られる。被覆層を備えるプレスフィット端子3は、プレス加工後に被覆層を設けることで得られる。
プレスフィット端子3の表面と裏面とは、本形態では平面で構成されている。この表面と裏面とは、プレスフィット端子3の厚み方向の一方側に位置する面と他方側に位置する面である。この表面と裏面とは、図1の紙面手前側に位置する面と紙面奥側に位置する面である。
プレスフィット端子3の両側面は、図2に示すように、幅方向の外側に凸となる曲面で構成されている。この両側面は、プレスフィット端子3の幅方向の一方側に位置する面と他方側に位置する面である。この両側面は、図1、図2の紙面左側に位置する面と紙面右側に位置する面である。図1は、図2のI−Iで示す一点鎖線でプレスフィット端子3を切断した状態を示す。
プレスフィット端子3は、先端側から順に、先端部31、プレスフィット部32、及び基端部36を有する。
(先端部)
先端部31は、スルーホール25に最初に挿通される部分である。先端部31の幅及び厚みは、スルーホール25の内寸よりも小さい。先端部31は、上記縦断面において、プレスフィット端子3の長手方向に一様な幅を有する部分と、先端に向かって先細る部分とを有する。
(プレスフィット部)
プレスフィット部32は、スルーホール25に圧入される部分である。プレスフィット部32がスルーホール25に圧入されると、プレスフィット部32がスルーホール25の内周面を押圧する。この押圧によって、プレスフィット部32がスルーホール25から抜け難くなる。そのため、半田などの金属からなる接続材料を用いることなくプレスフィット端子3と基板2とが接続される。プレスフィット部32は、アイホール33と、並行部34と、テーパー部35とを有する。
〈アイホール〉
アイホール33は、プレスフィット部32を基板2のスルーホール25に圧入する際、後述する並行部34の二つの接触片341を変形させてプレスフィット部32を圧入し易くすると共に、圧入により二つの接触片341がスルーホール25の内周面を押圧し易くする。アイホール33は、プレスフィット端子3を貫通する。
アイホール33の内周形状は、アイホール33の軸方向に一様な筒状である。プレスフィット端子3の縦断面において、アイホール33の開口形状は、先端側から基端側に延びる長穴である。アイホール33の上記開口形状は、楕円形状、レーストラック形状などが挙げられる。
アイホール33は、上記縦断面において、先端側を構成する第一曲線331と、基端部36側を構成する第二曲線332と、第一曲線331と第二曲線332とをつなぐ二つの中間線333とを有する。
第一曲線331は、本形態では先端側に凸となる一つの円弧線で構成されている。なお、第一曲線331は、本形態とは異なり、複数の円弧を組み合わせて構成されていてもよい。第一曲線331は、二つの端点331aを有する。第一曲線331の各端点331aは、第一曲線331における最も先端側の端点である。第一曲線331が一つの円弧線で構成されている本形態の場合、第一曲線331の各端点331aとは円弧線の終端である。本形態とは異なり、第一曲線331が複数の円弧を組み合わせて構成されていて、例えば、先端側から順に第一円弧線と第二円弧線とを有する場合、第一曲線331の各端点とは第一円弧線と第二円弧線との境界である。
第二曲線332は、本形態では基端側に凸となる一つの円弧線で構成されている。第二曲線332は、本形態とは異なり、複数の円弧を組み合わせて構成されていてもよい。第二曲線332は、二つの端点を有する。第二曲線332の各端点は、第一曲線331の各端点と同様、第二曲線332における最も基端側の端点である。
二つの中間線333は、本形態では、プレスフィット端子3の長手方向に沿って互いに平行な直線で構成されている。なお、二つの中間線333は、互いに非平行な直線を含む複数の直線をつなぎ合わせて構成されていてもよい。複数の直線をつなぎ合わせて構成される場合、二つの中間線333の各々は、例えば、第一曲線331側の第一傾斜線と、第二曲線332側の第二傾斜線と、第一傾斜線と第二傾斜線とをつなぐ直線とで構成することが挙げられる。即ち、2本の第一傾斜線と2本の第二傾斜線と2本の直線とで、二つの中間線333が構成される。各第一傾斜線は、第一曲線331の各端点331aから第二曲線332側に向かうにしたがってプレスフィット端子3の幅方向の外側に向かって延びる。各第二傾斜線は、第二曲線332の各端点から第一曲線331側に向かうにしたがってプレスフィット端子3の幅方向の外側に向かって延びる。各直線は、プレスフィット端子3の長手方向に沿う直線で構成することが挙げられる。
アイホール33の幅W1は、例えば、後述する並行部34の外幅W2に対して0.1倍以上が挙げられる。アイホール33の幅W1、及び並行部34の外幅W2の各々は、上記縦断面における最大幅をいう。アイホール33の幅W1が外幅W2に対して0.1倍以上であれば、アイホール33の幅W1が比較的大きく、後述する二つの接触片341の各々の幅が比較的小さい。そのため、プレスフィット部32のスルーホール25への圧入によって二つの接触片341の各々が変形し易い。アイホール33の幅W1は、更に、外幅W2に対して0.2倍以上が挙げられ、特に、外幅W2に対して0.25倍以上が挙げられる。
アイホール33の幅W1は、例えば、外幅W2に対して0.6倍以下が挙げられる。アイホール33の幅W1が外幅W2に対して0.6倍以下であれば、アイホール33の幅W1が過度に大きすぎない。そのため、プレスフィット部32のスルーホール25への圧入によってプレスフィット部32に作用する負荷が低減される。アイホール33の幅W1は、更に、外幅W2に対して0.5倍以下が挙げられ、特に、外幅W2に対して0.45倍以下が挙げられる。
即ち、アイホール33の幅W1は、例えば、外幅W2に対して0.1倍以上0.6倍以下、更に、外幅W2に対して0.2倍以上0.5倍以下、特に、外幅W2に対して0.25倍以上0.45倍以下が挙げられる。
〈並行部〉
並行部34は、アイホール33と二つの接触片341とが並列する。この並行部34は、プレスフィット部32において、スルーホール25の内寸よりも外幅W2の大きい部分を有する。並行部34は、アイホール33を隔てて並列する二つの接触片341を有する。並行部34の外幅W2とは、二つの接触片341の外側辺間におけるプレスフィット端子3の幅方向に沿った長さをいう。二つの接触片341は、プレスフィット部32のスルーホール25への圧入によって変形する。この変形によって、プレスフィット部32がスルーホール25内に挿入される。スルーホール25内では、二つの接触片341がスルーホール25の内周面を押圧する。この押圧によって、プレスフィット部32のスルーホール25からの抜けが規制される。そのため、プレスフィット端子3と基板2との接続に半田などの金属からなる接続材料が不要である。二つの接触片341は、プレスフィット端子3の長手方向に直線状に延びる。
〈テーパー部〉
テーパー部35は、並行部34と先端部31とをつないでいる。本例のテーパー部35は、上記縦断面において、並行部34から先端部31に向かって幅が狭くなる。以下、上記縦断面においてテーパー部35を構成する線をテーパー線350という。このテーパー線350は、接触点351と基準点352とを有する。図1は、テーパー部35において、紙面左側のテーパー線350の接触点351と基準点352とを示し、説明の便宜上、紙面右側のテーパー線の接触点と基準点との図示を省略している。紙面右側の接触点と基準点とは、紙面左側の接触点と基準点と、プレスフィット端子3の長手方向の中心線に対して線対称の位置にある。幅方向の一方側は、図1の紙面左側であり、幅方向の他方側は、図1の紙面右側である。テーパー線350は、直線であってもよいし、曲線であってもよい。
・接触点と基準点
接触点351は、プレスフィット端子3を基板2のスルーホール25に差し込んだ際、最初にスルーホール25の開口縁に接触する箇所である。即ち、接触点351は、テーパー部35のうちスルーホール25の内寸と同一幅を有する箇所に設けられる。接触点351は、テーパー線350における基準点352よりも先端側に位置する。
基準点352は、テーパー線350と特定垂線との交点である。特定垂線とは、テーパー線350に対する垂線のうち、アイホール33における先端側の第一曲線331の端点331aを通る垂線である。テーパー線350に対する垂線とは、テーパー線350が直線の場合にはテーパー線350自体に対する垂線であり、テーパー線350が曲線の場合にはテーパー線350の接線に対する垂線である。この基準点352は、プレスフィット部32のスルーホール25内への圧入に伴って作用する応力によって最大主ひずみが最も大きくなる箇所である。基準点352は、テーパー線350における接触点351よりも基端側に位置する。即ち、基準点352は、テーパー部35のうち接触点351が設けられる箇所の幅よりも大きな幅を有する箇所に設けられる。
本形態のプレスフィット端子3は接触点351と基準点352とが上記の位置関係を満たすことで、プレスフィット部32のスルーホール25内への圧入初期、には、基準点352に圧縮応力が作用する。基準点352に作用する圧縮応力は、プレスフィット部32のスルーホール25内への挿入長さが長くなるにつれて小さくなる。上記挿入長さが特定の長さを超えると、基準点352に作用する圧縮応力は引張応力に移行する。即ち、上記挿入長さが特定の長さを超えると、基準点352には引張応力が作用する。基準点352に作用する引張応力は、上記挿入長さが長くなるにつれて大きくなる。
一方、図4を参照して従来のプレスフィット端子300を説明する。図4に示す従来のプレスフィット端子300は、以下の構成(a)及び構成(b)の点を除き、実質的に本形態のプレスフィット端子3と同様である。図4のプレスフィット端子300は、縦断面を示すものの、説明の便宜上、ハッチングは付していない。構成(a)は、アイホール330におけるプレスフィット端子300の長手方向に沿った長さが本形態のプレスフィット端子3のアイホール33におけるプレスフィット端子3の長手方向に沿った長さよりも長い。構成(b)は、接触点351と基準点352の位置関係が逆であり、基準点352が接触点351よりも先端側に位置する。従来のプレスフィット端子300は、圧入初期から圧入完了まで基準点352に引張応力が作用する。即ち、従来のプレスフィット端子300は、本形態のプレスフィット端子3とは異なり、基準点352に圧縮応力が作用しない。基準点352に作用する引張応力は、上記挿入長さが長くなるにつれて大きくなる。
このように本形態のプレスフィット端子3は、従来のプレスフィット端子300に比較して引張応力が作用する期間が短い。従来のプレスフィット端子300では、引張応力が作用する期間が長いため、クラックが生じる可能が高い。これに対して本形態のプレスフィット端子3は、引張応力が作用する期間が短いため、クラックが生じ難い。よって、本形態のプレスフィット端子3は、スルーホール25への圧入に伴う損傷が生じ難い。
(基端部)
基端部36は、プレスフィット部32よりも先端部31側とは反対側に延びる。基端部36は、相手側コネクタに電気的に接続される接続部を有する。相手側コネクタは、コネクタのハウジング内に挿通される。コネクタのハウジングの図示は省略する。コネクタハウジングの形状は、筒状である。コネクタハウジングは、相手側コネクタをコネクタハウジング内に差し込む開口と、開口側とは反対側に設けられる奥壁とを有する。基端部36の接続部は、コネクタハウジングの奥壁を貫通し、コネクタハウジング内に配置される。基端部36の接続部は、ハウジング内で相手側コネクタ部に電気的に接続される。
(厚み)
プレスフィット端子3の厚みは、コネクタ装置の組立部品1の用途に応じて適宜選択できる。プレスフィット端子3の厚みは、例えば、0.2mm以上0.8mm以下が挙げられる。プレスフィット端子3の厚みが0.8mm以下であれば、プレスフィット端子3の厚みが薄いため、多極のコネクタであってもコネクタの小型化が図れる。プレスフィット端子3の厚みが0.2mm以上であれば、プレスフィット端子3の厚みが過度に薄すぎないため、プレスフィット端子3の強度が比較的高い。プレスフィット端子3の厚みは、更に、0.4mm以上0.6mm以下が挙げられ、特に、0.4mm以上0.5mm以下が挙げられる。特に、プレスフィット端子3の厚みは、0.4mmが好適に利用できる。
(数)
プレスフィット端子3の数は、コネクタ装置の組立部品1の用途に応じて適宜選択できる。プレスフィット端子3の数は、例えば、8以上が挙げられる。プレスフィット端子3の厚みが小さくプレスフィット端子3が小型である。そのため、プレスフィット端子3の数が8以上であっても、プレスフィット端子3が設けられるコネクタの小型化が図れる。その上、省スペースでコネクタの導電経路が確保できる。プレスフィット端子3の数は、更に20以上が挙げられ、特に50以上が挙げられる。プレスフィット端子3の数は、100以上でもよい。
[用途]
本形態のコネクタ装置の組立部品1は、コントロールモジュールを構築できる。コントロールモジュールとしては、例えば、自動車のボディーコントロールモジュールやエアバッグのコントロールモジュールなどが挙げられる。
〔作用効果〕
本形態のコネクタ装置の組立部品1は、プレスフィット部32の基板2のスルーホール25への圧入に伴うプレスフィット端子3の損傷が生じ難い。プレスフィット端子3の接触点351が基準点352よりも先端側に位置することで、基準点352に引張応力が作用する期間が短くなり易いからである。そのため、コネクタ装置の組立部品1は、スルーホール25への圧入に伴うプレスフィット端子3の損傷が生じることなく、基板2とプレスフィット端子3とが接続されたコネクタ装置を構築できる。
《実施形態2》
〔コネクタ装置〕
図3を参照して、実施形態2に係るコネクタ装置10を説明する。本形態のコネクタ装置10は、スルーホール25を有する基板2と、スルーホール25に圧入された棒状のプレスフィット端子3とを備える。本形態のコネクタ装置10は、実施形態1に係るコネクタ装置の組立部品1を組み立てて構成される。基板2は、実施形態1に係るコネクタ装置の組立部品1に備わる基板2である。プレスフィット端子3は、実施形態1に係るコネクタ装置の組立部品1に備わるプレスフィット端子3である。プレスフィット端子3のプレスフィット部32は、スルーホール25に圧入されている。プレスフィット部32の並行部34に備わる二つの接触片341は、接触片341の長手方向の両端がスルーホール25の内周面を押圧している。二つの接触片341は、接触片341の長手方向の中央部が互いに近づく方向に変形している。
〔作用効果〕
本形態のコネクタ装置10は、長期にわたって使用可能である。その理由は、次のことが考えられる。コネクタ装置10は、基板2のスルーホール25への圧入に伴う損傷が生じ難いプレスフィット端子3がスルーホール25内に圧入されている。即ち、スルーホール25に圧入されたプレスフィット端子3には損傷が生じていない。そのため、コネクタ装置10の使用中に伴ってプレスフィット端子3の損傷が拡大することが実質的にない。
《試験例》
本試験例では、基板のスルーホールへの圧入に伴うプレスフィット端子の損傷の有無を評価した。この評価は、実験及びCAE(Computer Aided Engineering)解析により行った。
〔試料No.1〕
試料No.1のプレスフィット端子は、図1を参照して説明した実施形態1に係るコネクタ装置の組立部品1に備わるプレスフィット端子3と同様である。即ち、試料No.1のプレスフィット端子は、図1に示すように、プレスフィット端子3の縦断面において、テーパー部35を構成するテーパー線350が接触点351と基準点352とを有する。試料No.1のプレスフィット端子の接触点351は、基準点352よりも先端側に位置する。
〔試料No.101〕
試料No.101のプレスフィット端子は、図4を参照して説明した従来のプレスフィット端子300と同様である。即ち、試料No.101のプレスフィット端子は、図4を参照して上述したように、主として、アイホール330の長さが長い点と、接触点351が基準点352よりも基端側に位置する点とを除き、試料No.1のプレスフィット端子と同様とした。
〔実験とCAE解析〕
実際のプレスフィット端子を基板のスルーホールに挿入する実験を行い、各試料のプレスフィット端子の損傷の有無を調べた。また、CAE上で各試料のプレスフィット端子のプレスフィット部を基板のスルーホール内に圧入し、各試料のプレスフィット端子の最大主ひずみが最も大きくなる箇所を調べると共に、最大主ひずみの大きさと基準点に発生する応力とを算出した。
試料No.1のプレスフィット端子は、割れなどの損傷が生じなかった。一方、試料No.101のプレスフィット端子は、基準点付近に割れが生じた。
試料No.1及び試料No.101のいずれのプレスフィット端子においても、最大主ひずみの最も大きくなる箇所は基準点近傍であり、試料No.1のプレスフィット端子の最大主ひずみの大きさは、試料No.101のプレスフィット端子の最大主ひずみの大きさより20%程度大きかった。
試料No.1のプレスフィット端子の基準点には、圧入初期に圧縮応力が作用した。この圧縮応力は、プレスフィット部のスルーホール内への挿入長さが長くなるにつれて小さくなった。上記挿入長さが特定の長さを超えると、基準点に作用する圧縮応力が引張応力に移行した。この引張応力は、上記挿入長さが長くなるにつれて大きくなった。
一方、試料No.101のプレスフィット端子の基準点には、圧入初期から圧入完了まで、引張応力が作用した。即ち、試料No.101のプレスフィット端子の基準点には、試料No.1のプレスフィット端子とは異なり、圧縮応力が実質的に作用していなかった。引張応力は、上記挿入長さが長くなるにつれて大きくなった。
以上の結果から、試料No.1のプレスフィット端子は、試料No.101のプレスフィット端子に比較して、最大主ひずみが大きいにも関わらず、損傷の発生を抑制できたことがわかった。この理由は、試料No.1のプレスフィット端子は、接触点が基準点よりも先端側に位置することで、接触点が基準点よりも基端側に位置する試料No.101のプレスフィット端子に比較して、基準点に引張応力が作用する期間を短くできたからだと考えられる。
本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 コネクタ装置の組立部品
10 コネクタ装置
2 基板
21 表面
22 裏面
25 スルーホール
3、300 プレスフィット端子
31 先端部
32 プレスフィット部
33、330 アイホール
331 第一曲線
331a 端点
332 第二曲線
333 中間線
34 並行部
341 接触片
35 テーパー部
350 テーパー線
351 接触点
352 基準点
36 基端部
W1 アイホールの幅
W2 外幅

Claims (6)

  1. スルーホールを有する基板と、
    前記スルーホールに圧入される棒状のプレスフィット端子と、を備え、
    前記プレスフィット端子は、先端側から順に、先端部、プレスフィット部、及び基端部を有し、
    前記プレスフィット部は、
    前記プレスフィット端子を貫通するアイホールと、
    前記アイホールを隔てて並列する二つの接触片を有する並行部と、
    前記並行部と前記先端部とをつなぐテーパー部と、を有し、
    前記プレスフィット端子の最も幅の広い位置で切断した縦断面において、
    前記アイホールは、前記アイホールの先端側を構成する曲線を有し、
    前記テーパー部を構成する線は、接触点と基準点とを有し、
    前記接触点は、前記プレスフィット端子の前記スルーホールへの挿入時に前記スルーホールの開口縁に最初に接触する点であり、
    前記基準点は、前記テーパー部を構成する線と特定垂線との交点であり、
    前記特定垂線は、前記テーパー部を構成する線に対する垂線のうち前記曲線の端点を通る垂線であり、
    前記接触点が、前記基準点よりも前記先端部側に位置する、
    コネクタ装置の組立部品。
  2. 前記アイホールの幅は、前記並行部の外幅に対して0.1倍以上である請求項1に記載のコネクタ装置の組立部品。
  3. 前記プレスフィット端子の厚みは、0.2mm以上0.8mm以下である請求項1又は請求項2に記載のコネクタ装置の組立部品。
  4. 前記プレスフィット端子の数は、8以上である請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ装置の組立部品。
  5. 前記プレスフィット端子と前記基板とは、コントロールモジュールを構成する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のコネクタ装置の組立部品。
  6. スルーホールを有する基板と、
    前記スルーホールに圧入された棒状のプレスフィット端子とを備え、
    前記基板は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ装置の組立部品に備わる基板であり、
    前記プレスフィット端子は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタ装置の組立部品に備わるプレスフィット端子である、
    コネクタ装置。
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