JP2021163110A - 消耗品の管理方法及び消耗品の管理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙おむつ等の消耗品を施設の負担を少なく、供給及び回収する。【解決手段】所定の施設内で使用される消耗品の管理方法であって、供給者施設110から消費施設120へ、消費施設120に応じた所定数の消耗品を供給する第1供給工程S1と、消耗品の廃棄物を回収する回収工程S2と、消費施設120での消耗品の消費量に関する情報を供給者施設110の管理装置に通知する消費量通知工程S3と、消費量に応じた数の消耗品を消費施設120へ供給する第2供給工程S4と、を備え、消費量通知工程S3は、回収工程S2又は消耗品の状態情報の検知に基づいて通知する。【選択図】図1

Description

本発明は、保育園、介護及び療養型施設などにおける、紙おむつなどの消耗品の管理方法及び消耗品の管理装置に関する。
従来、施設において、紙おむつ等の消耗品は施設の管理担当者が施設での消耗品の利用状況に応じて、メーカ等に必要量の発注を行い、所定量を施設内で保管していた。また、施設で消耗品が消費されると、施設と提携している回収業者が消耗品を回収し、処分を行っていた。
また、一部の保育園等では、園児を引き取りに来た保護者に対して、紙おむつ等の廃棄物の回収を依頼していた。ここで、廃棄物を引き取ることが非常に不衛生なため、施設に対して回収を求める声がある一方で、園児等の健康管理の観点から、廃棄物を引き取ることに対する要望も根強い。
特許文献1は、介護・療養型施設における紙おむつなどの消耗品の在庫状況や消費者への請求管理を一括に行える管理システムに関するものであり、紙おむつの施設内での取替えあるいは回収時に、紙おむつに取り付けられたバーコードを消耗品収納カートで読み取ることによって使用状況を管理し、その情報をオンラインで納入業者が入手し、消耗品が提供されるように手配するシステムが開示されている。
しかしながら、上記管理システムにおいては、紙おむつの取替えの都度、情報入力を行う必要があるため、紙おむつを消費する消費施設内の作業者の負担が大きい。また、慣れない作業者が入力を行った場合、入力ミスなどで在庫数の実際の在庫のずれなどが生じるなど在庫管理上の問題が生じる虞がある。
特開2002−150057号公報
本発明の課題は、紙おむつ等の消耗品の適切な量の供給及び回収を消費施設の負担を少なく行うことである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の消耗品の管理方法は、
所定の施設内で使用される消耗品の管理方法であって、
供給者から前記施設へ、前記施設に応じた所定数の消耗品を供給する第1供給工程と、
前記消耗品の廃棄物を回収する回収工程と、
前記施設での前記消耗品の消費量に関する情報を前記供給者の管理装置に通知する消費量通知工程と、
前記消費量に応じた数の消耗品を前記施設へ供給する第2供給工程と、を備え、
前記消費量通知工程は、前記回収工程又は前記消耗品の状態情報の検知に基づいて通知する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の消耗品の管理方法において、
前記回収工程にて回収された廃棄物をリサイクルし、得られた再生資源を前記供給者に供給する第3供給工程をさらに含む。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の消耗品の管理方法において、
前記第2供給工程は、前記消費量を前記施設毎の規定値から引いた値が所定の閾値を下回った場合に、前記規定値までの差分を補充する消耗品の数として供給する。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法において、
前記第2供給工程を前記供給者が行う。
請求項5に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法において、
前記第2供給工程を、前記回収工程を行う回収業者が行う。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法において、
前記消耗品は、紙おむつであり、
前記紙おむつは、交換タイミングを特定するための状態情報を検知する状態検知部を有し、
前記消費量通知工程は、前記状態検知部によって検知された状態情報を前記管理装置に通知し、
前記施設での前記紙おむつの消費量を前記状態情報から演算する消費量演算工程を有する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の消耗品の管理方法において、
前記状態情報を、当該紙おむつの着用者を世話する管理者の管理者端末に通知する通知工程を有する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の消耗品の管理方法において、
前記施設は、前記状態検知部が検知した状態情報である検知情報を取得し、取得された状態情報を通知する取得装置を備え、
前記消費量通知工程において、前記取得装置は、前記状態情報を前記管理装置に送信する。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の消耗品の管理方法において、
前記通知工程において、前記取得装置は、前記検知情報に基づいて、前記紙おむつ取替えの要否を判断し、判断結果を前当該紙おむつの着用者を世話する管理者の管理者端末に通知する。
請求項10に記載の発明は、請求項6から9のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法において、
前記状態検知部は、RFIDシステムを利用したものである。
請求項11に記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法において、
前記消耗品の供給に対して予め定められた期間ごとに定額料金を課金する課金工程を含む。
請求項12に記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法において、
前記回収された廃棄物に含まれる排泄物量に関する排泄物情報を取得する排泄物情報取得工程と、
取得された前記排泄物情報を供給者に通知する排泄物情報通知工程と、
を備える。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の消耗品の管理方法において、
前記消耗品の利用者毎に、所定期間ごとの前記排泄物量を集計した集計データを算出する集計データ算出工程と、
算出された集計データを前記紙おむつの着用者の保護者に通知する集計データ通知工程と、
を備える。
請求項14に記載の発明は、請求項12又は13に記載の消耗品の管理方法において、
排泄物に潜血反応が認められた場合の潜血情報を取得する潜血情報取得工程と、
取得された潜血情報を前記紙おむつの着用者の保護者に通知する潜血情報通知工程と、
を備える。
請求項15に記載の発明の消耗品の管理装置は、
所定の施設内で使用される消耗品の管理を行う管理装置であって、
前記施設での前記消耗品の消費量に関する消費量情報を取得する取得手段と、
取得された消費量を、前記施設毎に設定された規定値から引いた値が所定の閾値を下回った場合に、補充する補充量を算出する算出手段と、
を備える。
本発明の消耗品の管理方法及び管理装置は、紙おむつ等の消耗品の適切な量の供給及び回収を消費施設の負担を少なく行うことができる。
本発明の第1実施形態の消耗品の管理システムの概略図を示す図である。 本発明の第1実施形態の消耗品の管理システムによる管理方法の工程を示す図である。 本発明の第1実施形態の施設ごとの消耗品の規定数、閾値を示す図である。 本発明の第1実施形態の供給者の規定数、在庫数を示す図である。 本発明の第1実施形態の変形例の消耗品の管理システムの概略図を示す図である。 本発明の第2実施形態の消耗品の管理システムの概略図を示す図である。 本発明の第2実施形態の紙おむつの展開状態を示す構成図である。 本発明の第2実施形態の濡れていない紙おむつの図7におけるA−A'断面図である。 本発明の第2実施形態の濡れている紙おむつの図7におけるA−A'断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例1の濡れていない紙おむつの図7におけるA−A'断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例1の濡れている紙おむつの図7におけるA−A'断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例2の濡れていない紙おむつの図7におけるA−A'断面図である。 本発明の第2実施形態の変形例2の濡れている紙おむつの図7におけるA−A'断面図である。
添付図面を参照して、本発明に係る第1実施形態及び変形例、第2実施形態及び変形例を順に詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
(第1実施形態)
図1〜図4を参照して、本発明に係る第1実施形態を説明する。まず、図1は、本発明の消耗品の管理システム1の概念図である。
図1に示すように、本発明の消耗品の管理システム1は、消耗品としての紙おむつを供給する供給者施設110と、紙おむつを消費する消費施設120と、紙おむつを回収する回収業者施設130と、リサイクル業者施設140、保護者150とによって構成される。
供給者施設110は、未使用の紙おむつを収容するための倉庫である供給側倉庫111、紙おむつ在庫あるいは出庫管理のための管理装置である供給側管理サーバ112、図示しない紙おむつの製造装置などを備える。
供給側管理サーバ112は、記憶部112aと、通信部112bと、制御部112cを備える。
供給者施設110は、消費施設120に所定数の紙おむつを供給する(第1供給工程:S1)。
また、供給者施設110は、紙おむつの消費量に応じた未使用の紙おむつを消費施設120に適宜供給する(第2供給工程:S4)。
なお、本実施形態では供給者施設110は紙おむつの製造メーカとするが、販売代理店や問屋などであっても構わない。
消費施設120は、例えば、紙おむつの対象年齢の園児がいる保育園である。
消費施設120は、供給者施設110から受領した未使用の紙おむつを収容するための倉庫である消費側倉庫121、紙おむつの在庫を管理するための管理サーバである消費側管理サーバ122、使用済みの紙おむつを収容するためのダストボックス123を有する。消費側倉庫121に収容された紙おむつは、サイズごと、または、使用する園児ごとに分別されている。また、ダストボックス123には、使用済みの紙おむつが使用した園児ごとに袋分け等で分別されている。
消費側管理サーバ122は、記憶部122aと、通信部122bと、制御部122cを備えている。
回収業者施設130は、消費施設120から使用済みの紙おむつを回収し、適正に処分する業者である。回収業者施設130が消費施設120から使用済みを回収する(回収工程:S2)。
回収業者施設130は、リサイクル業者施設140に回収した使用済み紙おむつを移送する役割を担うが、法令に準じて適正に処理するのであればそれに限られない。
また、回収業者施設130は、回収された使用済み紙おむつの量を測定するための重量計131及び外部との通信を行うためのハンディターミナル132を有する。回収業者施設130は、重量計131を用いて測定した使用済み紙おむつ量、つまり、紙おむつの消費量を、ハンディターミナル132を用いて供給側管理サーバ112に通知を行う(消費量通知工程:S3)。
リサイクル業者施設140は、回収業者施設130から使用済みの紙おむつを受領し、リサイクル処理を行い、再生パルプを生成する。ここで、リサイクル処理においてオゾン処理を用いると、再生パルプの品質が改善されるので都合が良い。
また、リサイクル業者施設140は、生成した再生パルプを供給者施設110に供給する(第3供給工程:S5)。
ここで、図2は、本発明の消耗品の管理システム1による管理方法の工程を示す図である。
消耗品の管理システム1では、まず、供給者施設110から消費施設120へ所定数の紙おむつを供給する第1供給工程(S1)が行われる。
次いで、回収業者施設130が消費施設120から使用済み紙おむつを回収する回収工程(S2)が行われる。
次いで、回収業者施設130が紙おむつの消費量を供給側管理サーバ112に通知を行う消費量通知工程(S3)が行われる。
次いで、消費施設120へ紙おむつの消費量に応じた数の未使用の紙おむつが供給される第2供給工程(S4)が行われ、回収工程(S2)に戻る。
また、リサイクル業者施設140が生成した再生パルプを供給者施設110に供給する第3供給工程(S5)は、回収工程(S2)の後に行われ、消費量通知工程(S3)及び第2供給工程(S4)と同時に行われる。
本発明の消耗品の管理システム1の運営について図1〜図4を参照し、説明する。
第1供給工程(S1)として、供給側管理サーバ112の制御部112cは、記憶部112aに記憶されたテーブルから消費施設120毎の規定数に応じた数の紙おむつを運送会社等に依頼して消費施設120に供給する。
より具体的には、記憶部112aに、予め消費施設120と納品する紙おむつの規定数がサイズごとに設定されたテーブルが記憶されている。規定数の具体例を図3に示す。
図3では、消費施設120として施設A及び施設Bを例示している。施設Aでは、規定数としてSサイズの紙おむつを100枚、Mサイズの紙おむつを50枚、Lサイズの紙おむつを50枚と設定されている。同様に、施設Bでは、規定数としてSサイズの紙おむつを50枚、Mサイズの紙おむつを50枚、Lサイズの紙おむつを50枚と設定されており、当該テーブルで設定された規定数の紙おむつを各消費施設120に供給する。
ここで、供給者施設110では、消費施設120が所定の日数分で消費する紙おむつの消費数に相当する紙おむつの数量を供給側倉庫111に維持するように紙おむつを製造する。または、供給者施設110が販売代理店や問屋である場合には、製造メーカに製造を依頼する。
供給側倉庫111の在庫数を図4に示す。図4では、規定数は消費施設120である施設A及び施設Bの規定数を合わせた数であり、在庫数は消費施設120である施設A及び施設Bでの10日分の消費数を合わせた数になっている。
消費施設120では、供給者施設110から供給された紙おむつを、消費側倉庫121に収容する。消費施設120で紙おむつの受け取りが確認されると、運送会社の荷物ごとの追跡番号を基にしたHP上での荷物追跡システムと連動して、受け取り情報が供給側管理サーバ112に送付される。供給側管理サーバ112は、受け取り情報を受信すると、供給数のデータを消費側管理サーバ122に送信する。消費側管理サーバ122は供給数のデータを受信すると、消費側倉庫121に保有される紙おむつの在庫数を更新する。
また、供給数のデータについては消費施設120からインターネット等を介して、消費側管理サーバ122に提供されてもよい。また、消費施設120がネットワークにつながっていない場合には、消費施設120の職員が供給者施設110に直接連絡して、供給者施設110が供給数を消費側管理サーバ122に入力するようにしても良い。
消費施設120の保育園では、保育士は、紙おむつを使用している園児が排泄したことを確認すると紙おむつを取替える。園児ごとに決まったサイズの紙おむつが指定されており、取替えの際には、指定された紙おむつを消費側倉庫121から取り出して、取替えに使用する。
なお、園児ごとの使用する紙おむつのサイズについては消費側管理サーバ122に記憶させ、必要に応じて確認できるようにする。また、紙おむつの取替えの際には取替え前の紙おむつのサイズを参考にしてサイズを選んでも良い。
次いで、使用済みの紙おむつは、ダストボックス123に園児ごとに分けて収容(廃棄)される。
回収業者施設130は毎日決まった時間、典型的には消費施設120の保育園の終了後の時刻で、例えばPM7:00に消費施設120に、使用済み紙おむつの回収のため訪問する。
回収工程(S2)として、回収業者施設130は、消費施設120から使用済みおむつを回収し、重量計131を用いて園児ごとの排泄物量(ここでは紙おむつの重量も含む)を測定する。これを排泄物情報取得工程とする。また、目視で紙おむつの消費枚数を計数する。
次いで、消費量通知工程(S3)として、回収業者施設130は、園児ごとの排泄物量及び紙おむつの消費枚数のデータをネットワーク接続されたハンディターミナル132に入力する。ハンディターミナル132に入力されたデータはネットワークを介して、供給者施設110の供給側管理サーバ112に送信される。回収業者施設130のハンディターミナル132は、園児ごとの排泄物量を、供給側管理サーバ112に送信する排泄物情報通知工程として機能する。また、供給側管理サーバ112の制御部112cは、消費施設120における紙おむつの消費量を取得する取得手段として機能する。
供給側管理サーバ112では消費施設120の保育園での各サイズの紙おむつの消費数と、園児ごとの日々の排泄物の量を記録し、次回供給時までの紙おむつの消費数算出及び園児ごとの排泄物量の推移を統計処理する。
ここで、紙おむつの消費数算出とは、例えば供給タイミングが毎日である消費施設120の場合は、前日の消費数と同数の紙おむつのサイズごとの消費量の合計数を算出することを示す。また、供給タイミングが3日ごとである消費施設120の場合は、前回の供給日から次回の供給日の前日までの紙おむつのサイズごとの消費量の合計数を算出することを示す。
次いで、第2供給工程(S4)として、供給者施設110の制御部112cは、算出した消費量の合計数を消費施設120毎に設定された規定値から引き、その値が消費施設120毎に設定された閾値を下回った場合に、規定値までの差分の数の紙おむつを消費施設120に供給する。ここで制御部112cは、紙おむつを補充する補充量を算出する算出手段として機能する。
より具体的には、図3に示すように、記憶部112aに、予め消費施設120及びサイズ毎に閾値が設定されたテーブルが記憶されている。例えば、消費施設120である施設AのSサイズの紙おむつの規定数は100枚、閾値は50枚であるから、算出した消費量の合計数が60枚であった場合、消費量の合計数を規定値から引いた値は40枚であるので、閾値の50枚を下回っている。このとき、規定値までの差分の60枚の紙おむつを供給する。
これによって、紙おむつの配送業者のスケジュールに合わせた供給タイミングで、消費施設120に紙おむつを供給することができる。
また、園児ごとの排泄物量の推移の統計処理とは、制御部112cが日々の排泄物量、所定期間(例えば、1週間、または1ヶ月)での排泄物量を集計し、グラフ化する。また、制御部112cが排泄物量の過去のデータとの比較等を行い、一般的な成長に伴う上昇率の変化と異なる場合は、その旨をグラフ上に表示するなどアラートを行う。これを、集計データ算出工程とする。
供給側管理サーバ112にはさらに、消費施設120の園児の保護者150の連絡先に関する情報、例えば、電子メールアドレスが記憶されている。
供給側管理サーバ112の制御部112cは、通信部112bを介して毎日の園児ごとの排泄量のデータや統計処理されたデータを、保護者150の連絡先に通知する。ここで、制御部112cは集計データ通知工程10として機能する。これによって、保護者150は衛生的に自らの子供の健康状態を把握することができる。例えば排泄量が多い場合は、肥満など、少ない場合には、健康上のリスクを把握することができる。
また、制御部112cは、毎日の園児ごとの排泄量のデータや統計処理されたデータを消費施設120の消費側管理サーバ122にも通知し、それによって消費施設120では、園児ごとの健康状態の把握、園児間での排泄物量の差の統計処理により、保育園での食事や、運動などについての評価の一環として、あるいは保護者150の面談資料として利用することができる。
また、供給側管理サーバ112の制御部112cは、園児ごとの排泄物量の平均データを基に適切な紙おむつの吸収量を算出する。
次いで、供給側管理サーバ112の制御部112cは、算出の結果を基に、供給側管理サーバ112に記憶された園児の使用する紙おむつのサイズ(典型的には紙おむつの吸収量(回数)に応じて紙おむつのサイズが設定されている)、あるいは紙おむつの一日当たりの数が適正であるか判断する。適正でないと判断すると、自動で、あるいは供給者施設110または消費施設120の管理者に連絡して許可が得られたら、その園児に対して記憶された紙おむつのサイズ、あるいは供給数を変更し、次回の紙おむつ供給時の供給数に反映させる。
また、自動で変更された場合は変更されたことを供給者施設110または消費施設120の管理者に通知する。
ここで、消費施設120では、変更前のサイズの在庫については運送会社に返却することとしているが、在庫を使い切ってから変更を反映するようにしてもよい。
リサイクル業者施設140は、回収業者施設130から使用済みの紙おむつを引き受ける。ここで、リサイクル業者施設140が回収業者施設130を兼ねる構成としてもよい。
リサイクル業者施設140は、引き受けた使用済み紙おむつをリサイクル処理施設に運び、所定の手順で再生パルプを得る。
ここで、近年、高分子吸収体(SAPシート)を紙おむつに適用したものが多いが、オゾン水での処理によって、これらを分解し、高品質の再生パルプを得ることができるため、このオゾン処理を用いて再生処理を行うのが好ましい。
本発明の消耗品の管理システム1においては、提携する消費施設120から一定数の使用済み紙おむつが回収できること、また、使用済み紙おむつのメーカをそろえることで、一定のリサイクル対象の紙おむつが得られる。そのため、オゾン処理の条件(高分子を分解し、低分子量化し、可溶化する処理条件)設定が容易になるため、オゾン処理に適している。
次いで、第3供給工程(S5)として、リサイクル業者施設140は、再生処理によって生成した再生パルプを供給者施設110に供給する。供給者施設110は供給された再生パルプを用いて、新しい紙おむつを製造する。または、供給者施設110が販売代理店や問屋である場合には、製造メーカに再生パルプを供給し、紙おむつの製造を依頼する。
したがって、資源を再利用することができるため、環境負荷を低減することができる。
以上、第1実施形態によれば、消耗品の管理システム1は、所定の消費施設120内で使用される。消耗品の管理システム1は、供給者施設110から消費施設120へ、消費施設120に応じた所定数の消耗品を供給する第1供給工程(S1)と、消耗品の廃棄物を回収する回収工程(S2)と、消費施設120での消耗品の消費量を供給者施設110の管理装置に通知する消費量通知工程(S3)と、消費量に応じた数の消耗品を消費施設120へ供給する第2供給工程(S4)と、を備え、消費量通知工程(S3)は、回収工程(S2)に基づいて通知する。
また、消耗品の管理システム1は、回収された廃棄物に含まれる排泄物の量を保護者150に通知する。
これにより、供給者施設110と回収業者施設130間で、消費施設120での消耗品の消費量に関する情報を共有することができるため、消耗品を消費施設120の負担を少なく、供給及び回収することができる。
また、回収業者施設130によって回収された廃棄物をリサイクルし、供給者施設110(または消耗品製造メーカー)に提供することによって、環境負荷を低減することができる。
さらに、回収業者施設130が回収時に、消耗品の個数だけでなく、便や尿に関する情報を取得し、供給者施設110を介して保護者150等にその情報を供給することによって、保護者150等は衛生的に被保護者の健康状態に関する情報を取得することができる。
(第1実施形態の変形例)
図5を参照して、上記第1実施形態の変形例を説明する。図5は、本発明の第1実施形態の変形例の消耗品の管理システムの概略図を示す図である。
上記第1実施形態では、第2供給工程(S4)として、消費量に応じた数の未使用紙おむつを消費施設120に供給するのは供給者施設110としたが、本変形例では、回収業者施設130とする。
本変形例では、図5に示すように、消費量に応じた数の未使用紙おむつを消費施設120に供給する第2工程(S4)以外は、上記第1実施形態と同様であるため、上記第1実施形態と異なる部分のみ説明する。
供給者施設110は、消費量通知工程(S3)の後、上記第1実施形態と同様に、供給側管理サーバ112で消費施設120の保育園での各サイズの紙おむつの消費数と、園児ごとの日々の排泄物量の量を記録し、次回供給時までの紙おむつの消費数算出及び園児ごとの排泄物量の推移を統計処理する。
次いで、供給者施設110は、算出された次回供給時までの紙おむつの消費数を消費施設120毎に設定された規定値から引き、その値が消費施設120毎に設定された閾値を下回った場合に、規定値までの差分の数の紙おむつを回収業者施設130に供給する。回収業者施設130は、供給された紙おむつを消費施設120に供給する。以上が本変形例の第2供給工程(S4)である。
(第2実施形態)
上記第1実施形態及び変形例では、使用済み紙おむつを回収する回収業者施設130が消費量通知工程(S3)として、供給者施設110に消費施設120における紙おむつの消費量を通知するとした。
ここで、第2実施形態では、RFIDシステムを利用する。より具体的には、紙おむつの交換タイミングを特定するための状態情報を検知する状態検知部としてのRFIDタグ12aを有する紙おむつを使用する。紙おむつの状態情報とは、園児の排泄物によって紙おむつが濡れているか否かの情報である。RFIDタグ12aが紙おむつの濡れを検知すると、検知したことを供給者施設110の供給側管理サーバ112に自動で通知を行う(消費量通知工程:S3)。
図6は、第2実施形態の消耗品の管理システム1の概略図を示す図である。
第2実施形態では、消費施設120は、紙おむつに備えられたRFIDタグ12aが検知した状態情報である紙おむつの濡れの検知情報を取得し、取得した情報を供給側管理サーバ112及び、保育士が所持する管理者端末125に通知する取得装置124と、保育士が所持し、取得装置124からの通知を受信する管理者端末125と、をさらに備える。
RFIDシステムでは、紙おむつの固有識別番号を有するICチップ及びアンテナ部を備えるRFIDタグ12aが紙おむつに設けられる。RFIDタグ12aを備える紙おむつを使用する園児がいる居室内に、RFIDタグ12aから固有識別番号を取得する取得装置124を設ける。
取得装置124は、園児の排泄によってRFIDタグ12aから固有識別番号を取得できなくなると、紙おむつが濡れているため交換が必要と判断し、保育士が所持する管理者端末125に、濡れている紙おむつの固有識別番号及び交換が必要である旨を送信する(通知工程)。
図7、図8A及び図8Bを参照し、紙おむつの構造について説明する。
図7は、紙おむつ展開状態を示す図であり、図8Aは、紙おむつ11aが濡れていない状態の図7におけるA−A'断面図、図8Bは、尿や便による液体によって濡れた状態の図7におけるA−A'断面図である。
図7〜図8に示すように、紙おむつ11aは、テープ止めタイプの紙おむつであって、主に、表面材160aと、中間材113aと、吸収部114aと、防水材115aと、外装材116aと、立体ギャザー117aと、弾性体1181a、1182aと、テープ119aとを備える。
表面材160aは、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシート等か
らなり、液体を透過させる特性を有する。
なお、不織布の原料繊維は、特に限定されず、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等や、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維等であってもよい。
また、不織布の加工方法は、公知の方法として、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等があるが、どのような加工によって製造されたものであってもよい。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法を、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法を用いる等、適宜好ましい加工方法を用いればよい。
中間材113aは、例えば、表面材160aと同様の素材で形成することができ、表面材160aの液体を引き込み、液体を素早く吸収材に送り込むと共に、排泄物の逆戻りを防止する特性を有する。
なお、中間材は、必ずしも表面材と同様の素材で形成する必要はないが、同様の素材を用いた場合、表面材160aと中間材113aの融点が同じであるため、表面材160aと中間材113aとの接合に、ヒートシールや超音波シールを好適に用いることができる。
吸収部114a内部は、アンテナパターン1141aが上面に設けられたアンテナ層1142aの上に、樹脂層1143aが重なっている。アンテナ層1142a及び樹脂層1143aの一部にアンテナパターン1141aが露出するように切り欠いた切欠部1144aが設けられ、その切欠部1144a及び樹脂層1143a上部に高吸収ポリマーのSAP(Superabsorbent polymer)1145aが埋設されている。SAP1145aは、自重のおよそ50〜100倍の液体を素早く吸収できる。
紙おむつのアンテナパターン1141aを含むアンテナ部121a〜121cと取得装置124のアンテナ部141が通信を行うことによって、紙おむつの情報を読み取ることができる。
次いで、図8Bは、濡れた紙おむつ11aの図7におけるA−A'の断面図である。尿や便による液体によってSAP1145aが膨張することにより、アンテナパターン1141aを断線させる。アンテナパターン1141aが断線すると、取得装置124と通信することができなくなり、紙おむつの情報が読み取れない状態になる。
防水材115aは、防水シートであって、液体が紙おむつ11aの外部にしみ出るのを防ぐ。また、防水材115aは、吸収部114a側の面にRFIDタグ12aを備える。
外装材116aは、紙おむつ11aの外側を覆うシートである。
立体ギャザー117aは、ギャザーシート1171aと、弾性体1181aとからなる。例えば、ギャザーシート1171aは、不織布からなり、弾性体1181aは、ポリウレタン弾性繊維等の伸縮素材からなる。
立体ギャザー117aは、尿や便が太もも周りから漏れる(一般的に、横漏れと呼ばれる。)ことを防ぐ。
また、弾性体1182aが、防水材115aの両縁部に設けられる。これにより、紙おむつ11aは、紙おむつ着用者の太もも周りにフィットするので、履き心地が向上すると共に、立体ギャザー117aと同様、横漏れを防ぐことができる。
テープ119aは、防水材115aの背中側外表面に左右2個ずつ設けられ、紙おむつが紙おむつ着用者の下腹部にフィットするよう貼着することで、尿や便が背中側腰周りから漏れる(一般的に、背中漏れと呼ばれる。)ことを防ぐ。
また、テープ119aは、使用済の紙おむつを破棄する際に、紙おむつを丸め、固定する用途としても使用でき、尿や便が外部に漏れるのを防ぐ。
なお、紙おむつ11aは前記構成に限定されない。例えば、表面材160aの素材はポリプロピレンであってもよいし、テープ119aは左右1個ずつであってもよい。また、RFIDタグ12aの配置は、防水材115aの吸収部114a側の面に限定されない。
また、紙おむつは、パンツ型の紙おむつであってもよい。
また、取得装置124は、紙おむつが濡れたことの情報を供給側管理サーバ112に送信する。
供給側管理サーバ112では、取得装置124から受信した情報に基づいて、消費施設120での紙おむつの消費量を演算する(消費量演算工程)。
より具体的には、供給側管理サーバ112は、各消費施設120から検知情報を取得すると、検知情報に含まれる施設情報及びサイズ情報などにより、消費施設及びサイズ毎に消費量を計数して消費量を演算する。
そして、供給側管理サーバ112は、図3に示すテーブルの該当施設及びサイズの規定値から消費量を引いた値が閾値を下回っているとき、規定値までの差分の紙おむつを供給する。
以上、第2実施形態によれば、消耗品の管理システム1の回収業者施設130は、使用済み紙おむつの枚数を計測し、供給者施設110に通知する必要がなくなる。
また、保育士は、管理者端末125における通知によって、紙おむつが濡れたことを確認し、紙おむつが濡れている園児を識別することができるため、紙おむつの取替えを容易に行うことができる。
(第2実施形態の変形例)
図9A、図9B、図10A及び図10Bを参照し、第2実施形態の変形例について説明する。
第2実施形態では、紙おむつのRFIDタグ12aからの情報が取得できなくなったときを紙おむつが濡れた時と判断する紙おむつの構造であったが、第2実施形態の変形例では、紙おむつのRFIDタグ12aからの情報が取得できたときを紙おむつが濡れた時と判断する紙おむつの構造を用いる。その他の消耗品の管理システム1の構成は第2実施形態と同様である。
図9A及び図9Bを参照し、第2実施形態の変形例に用いる紙おむつの構造について説明する。
まず、図9Aは、濡れていない状態の紙おむつ11aの図7におけるA−A'断面図である。非導通状態のアンテナパターン1141aが上面に設けられたアンテナ層1142aの上に、アンテナパターン1141aの非導通部分が露出した樹脂層1143a、露出部分のアンテナパターン1141a側にカーボン粉末等の導電材料1146aが付着されたフィルム1147a、高吸収ポリマーであるSAP1145aが順に重なっている。
紙おむつ11aが濡れていない状態では、アンテナパターン1141aは非導通状態であるため、取得装置124で紙おむつ11aの情報を読み取ることはできない。
次いで、図9Bは、濡れた紙おむつ11aの図7におけるA−A'断面図である。尿や便による液体によってSAP1145aが膨張することによって、フィルム1147aを押し、フィルムに付着した導電材料1146aが、アンテナパターン1141aに接触して導通する。これによって、取得装置124で紙おむつ11aの情報を取得することができる。この場合、アンテナパターン1141aは、液体がある状態で通信を行うため、水の影響を受けないアンテナを用いることが好ましい。
また、第2実施形態の変形例に用いる紙おむつの11a構造は図10A及び図10Bに示すようなものであってもよい。図10A及び図10Bに示す紙おむつの構造も、図9A及び図9Bに示した紙おむつ11aの構造と同様に、紙おむつ11aのRFIDタグ12aからの情報が取得できたときを紙おむつが濡れた時と判断する紙おむつの構造である。
まず、図10Aは、濡れていない状態の紙おむつ11aの図7におけるA−A'断面図である。非導通状態のアンテナパターン1141aが上面に設けられたアンテナ層1142aの上に、アンテナパターン1141aの非導通部分が露出するように複数の穴が開いている樹脂層1143a、表面にカーボン粉末等の導電材料1146aが物理吸着された高吸収ポリマーであるSAP1145aが順に重なっている。なお、樹脂層1143aに開いた穴の大きさは、SAP1145aが入り込まないように設定されている。
次いで、図10Bは、濡れた紙おむつ11aの図7におけるA−A'断面図である。尿や便による液体によってSAP1145aが膨張することによって、樹脂層1143aの複数の穴にSAP1145aの膨張部位が押し込まれ、アンテナパターン1141aに接触し、導通する。これによって、取得装置124で紙おむつ11aの情報を取得することができる。この場合、図9の構造と同様に、アンテナパターン1141aは、液体がある状態で通信を行うため、水の影響を受けないアンテナを用いることが好ましい。
なお、上記実施例及び変形例では、消耗品の管理システム1で扱う消耗品は紙おむつとしたが、これに限らない。
また、上記第実施例及び変形例では、回収業者施設130は、使用済み紙おむつを回収する際に園児ごとの排泄物量を測定するとしたが、これとともに、例えば、排泄物に潜血反応がないか調べてもよい。これを、潜血情報取得工程とする。
潜血反応があった場合には、排泄物量を保護者150等に通知する際に、潜血反応があったことを通知してもよい。これを、潜血情報通知工程とする。
また、上記実施例及び変形例では、消費施設120への供給及び回収、つまり第1供給工程(S1)、第2供給工程(S4)及び回収工程(S2)を定額制で運用してもよい。ここで、定額料金を課金する工程を課金工程とする。
また、上記実施例及び変形例では、排泄物の量に応じて、消費施設120へ次回供給する紙おむつのサイズ、あるいは供給数を変更するとしたが、これに限らない。例えば、排泄物の一回分の量が少ないと判断された場合には、吸収量の少ない紙おむつに変更してもよい。
また、上記実施例及び変形例では、消費施設120は保育園としたが、これに限らない。消費施設120は、高齢者を介護する介護施設でもよい。
1 消耗品の管理システム
S1 第1供給工程
S2 回収工程
S3 消費量通知工程
S4 第2供給工程
S5 第3供給工程
10 集計データ通知工程
110 供給者施設
111 供給側倉庫
112 供給側管理サーバ(管理装置)
112a 記憶部
112b 通信部
112c 制御部(取得手段、算出手段)
11a 紙おむつ
12a RFIDタグ
1141a アンテナパターン
1142a アンテナ層
1143a 樹脂層
1145a SAP
1146a 導電材料
1147a フィルム
13a 固有識別番号
120 消費施設
121 消費側倉庫
122 消費側管理サーバ
122a 記憶部
122b 通信部
122c 制御部
123 ダストボックス
124 取得装置
125 管理者端末
130 回収業者施設
131 重量計
132 ハンディターミナル
140 リサイクル業者施設
150 保護者

Claims (15)

  1. 所定の施設内で使用される消耗品の管理方法であって、
    供給者から前記施設へ、前記施設に応じた所定数の消耗品を供給する第1供給工程と、
    前記消耗品の廃棄物を回収する回収工程と、
    前記施設での前記消耗品の消費量に関する情報を前記供給者の管理装置に通知する消費量通知工程と、
    前記消費量に応じた数の消耗品を前記施設へ供給する第2供給工程と、を備え、
    前記消費量通知工程は、前記回収工程又は前記消耗品の状態情報の検知に基づいて通知する、消耗品の管理方法。
  2. 前記回収工程にて回収された廃棄物をリサイクルし、得られた再生資源を前記供給者に供給する第3供給工程をさらに含む、請求項1に記載の消耗品の管理方法。
  3. 前記第2供給工程は、前記消費量を前記施設毎の規定値から引いた値が所定の閾値を下回った場合に、前記規定値までの差分を補充する消耗品の数として供給する、請求項1又は2に記載の消耗品の管理方法。
  4. 前記第2供給工程を前記供給者が行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法。
  5. 前記第2供給工程を、前記回収工程を行う回収業者が行う、請求項1から3のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法。
  6. 前記消耗品は、紙おむつであり、
    前記紙おむつは、交換タイミングを特定するための状態情報を検知する状態検知部を有し、
    前記消費量通知工程は、前記状態検知部によって検知された状態情報を前記管理装置に通知し、
    前記施設での前記紙おむつの消費量を前記状態情報から演算する消費量演算工程と、
    を有する、請求項1から5のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法。
  7. 前記状態情報を、当該紙おむつの着用者を世話する管理者の管理者端末に通知する通知工程を有する、請求項6に記載の消耗品の管理方法。
  8. 前記施設は、前記状態検知部が検知した状態情報である検知情報を取得し、取得された状態情報を通知する取得装置を備え、
    前記消費量通知工程において、前記取得装置は、前記状態情報を前記管理装置に送信する、請求項7に記載の消耗品の管理方法。
  9. 前記通知工程において、前記取得装置は、前記検知情報に基づいて、前記紙おむつ取替えの要否を判断し、判断結果を前当該紙おむつの着用者を世話する管理者の管理者端末に通知する、請求項8に記載の消耗品の管理方法。
  10. 前記状態検知部は、RFIDシステムを利用したものである、請求項6から9のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法。
  11. 前記消耗品の供給に対して定額料金を課金する課金工程を含む、請求項1から10のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法。
  12. 前記回収された廃棄物に含まれる排泄物量に関する排泄物情報を取得する排泄物情報取得工程と、
    取得された前記排泄物情報を供給者に通知する排泄物情報通知工程と、
    を備える、請求項1から11のいずれか一項に記載の消耗品の管理方法。
  13. 前記消耗品の利用者毎に、所定期間ごとの前記排泄物量を集計した集計データを算出する集計データ算出工程と、
    算出された集計データを前記紙おむつの着用者の保護者に通知する集計データ通知工程と、
    を備える、請求項12に記載の消耗品の管理方法。
  14. 排泄物に潜血反応が認められた場合の潜血情報を取得する潜血情報取得工程と、
    取得された潜血情報を前記紙おむつの着用者の保護者に通知する潜血情報通知工程と、
    を備える、請求項12又は13に記載の消耗品の管理方法。
  15. 所定の施設内で使用される消耗品の管理を行う管理装置であって、
    前記施設での前記消耗品の消費量に関する消費量情報を取得する取得手段と、
    取得された消費量を、前記施設毎に設定された規定値から引いた値が所定の閾値を下回った場合に、補充する補充量を算出する算出手段と、
    を備える消耗品の管理装置。
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