JP2021163107A - 数値制御装置と数値制御装置の制御方法 - Google Patents

数値制御装置と数値制御装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】正確な被削材の画像情報を取得できる数値制御装置と数値制御装置の制御方法を提供する。【解決手段】カメラモジュールは、主軸に対して着脱可能である。カメラモジュールは、カメラ、K軸、K軸アクチュエータを備える。K軸は、カメラをS軸に対して直交する軸である。K軸アクチュエータは、カメラをK軸回りに回転する。CPUは、アクチュエータを制御してカメラをK軸回りに回動する(S113)。CPUは、主軸、テーブル、カメラモジュールに対して目標位置を指令し、目標位置に到達したタイミングで撮像を実行する(S115)。【選択図】図5

Description

本発明は、数値制御装置と数値制御装置の制御方法に関する。
特許文献1は、被加工物を撮影可能な工作機械を開示する。工作機械は、回転主軸の工具取り付け部に撮像装置を取り付ける。工作機械は、撮像装置と共に回転主軸を被加工物に対して相対移動して、被加工物を撮影する。
特開2001−59705号公報
上記工作機械では、撮像装置の向きを固定して被加工物の撮影を実行するので、撮像装置と被削材との間で死角が生じ、所望の画像を撮像できない場合がある。故に、工作機械は、正確な被加工物の画像情報を取得できない可能性があった。
本発明の目的は、正確な被削材の画像情報を取得できる数値制御装置と数値制御装置の制御方法を提供することである。
請求項1の数値制御装置は、工具又は撮像装置を装着する主軸と、被削材を固定したテーブルと、前記主軸が延びる第一方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動し、且つ前記第一方向に直交する第二方向に、前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する移動機構を備えた工作機械を制御する数値制御装置において、前記撮像装置は前記被削材を撮影する撮像素子と、前記撮像素子を前記主軸の回転軸に対して直交する回転軸である撮像回転軸と、前記撮像素子を前記撮像回転軸回りに回転させる駆動機構とを備え、前記第一方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する第1軸制御部と、前記第二方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する第2軸制御部と、前記主軸を回転する第3軸制御部と、前記駆動機構を制御して前記撮像素子を前記撮像回転軸回りに回動する第4軸制御部と、前記第1軸制御部、前記第2軸制御部、前記第3軸制御部、前記第4軸制御部に対して目標位置を指令し、前記目標位置に到達したタイミングで撮像を実行する撮像制御部とを備えたことを特徴とする。故に、数値制御装置は、正確な被削材の画像情報を取得できる。
請求項2の数値制御装置の前記撮像装置は、バッテリー電源とワイヤレス通信機構とを備え、前記第4軸制御部は、前記ワイヤレス通信機構による通信制御により、前記撮像素子を回動し、前記撮像制御部は、前記ワイヤレス通信機構による通信制御により、前記撮像素子の撮像タイミングを制御してもよい。故に、数値制御装置は、ワイヤレス通信機構により、ワイヤレスでカメラ38を制御できる。
請求項3の数値制御装置は、工具マガジンに装着された前記撮像装置を前記主軸に装着して撮像を行い、撮像終了後に前記主軸に装着した前記撮像装置を前記主軸から取り外し、前記工具マガジンに格納してもよい。数値制御装置は、撮像装置の装着、取り外し、及び格納を自動で実行可能である。
請求項4の数値制御装置の前記撮像制御部は、前記第1軸制御部、前記第2軸制御部、前記第3軸制御部、前記第4軸制御部が協調動作するように位置決め指令を行い、前記テーブル上に固定した前記被削材を、互いに異なる複数の位置から撮像してもよい。故に、数値制御装置は、合計5軸での協調動作により、撮像範囲を広く設定できる。
請求項5の数値制御装置は、前記撮像制御部が撮像した前記被削材の前記複数の画像から、前記被削材の三次元データを構成する第一構成部を備えてもよい。故に、数値制御装置は、被削材の三次元データを構成できる。
請求項6の数値制御装置は、前記第一構成部が構成した前記被削材の前記三次元データに基づき、加工後の前記被削材の加工精度、加工不良の有無、バリの有無を推定する第一推定部を備えてもよい。故に、数値制御装置は、加工精度、加工不良の有無、バリの有無を推定できる。
請求項7の数値制御装置は、前記撮像制御部が撮像した前記被削材の複数の画像に基づき、前記被削材の加工面の面粗さを推定する第二推定部を備えてもよい。故に、数値制御装置は、複数の画像に基づき、被削材3の加工面の粗さを推定できる。
請求項8の数値制御装置は、加工面の面粗さの判定結果を入力する為の入力装置と、複数の画像に基づき前記面粗さを判断する教師有り学習による機械学習器とを備え、前記機械学習器は、前記入力装置により入力した前記面粗さの前記判定結果に基づき、前記加工面の撮像画像と前記面粗さとの関係を学習してもよい。故に、数値制御装置は、機械学習器を用いて、撮像画像と面粗さとの関係を学習できる。
請求項9の数値制御装置の前記撮像制御部は、前記テーブル、及び、前記被削材を前記テーブルに固定する為の冶具の撮像を更に実行し、前記撮像制御部が撮像した前記テーブルの複数の画像に基づき、前記テーブルの三次元データを構成する第二構成部と、前記撮像制御部が撮像した前記冶具の複数の画像に基づき、前記冶具の三次元データを構成する第三構成部と、前記第一構成部が構成した前記被削材の前記三次元データと前記第二構成部が構成した前記テーブルの前記三次元データと前記第三構成部が構成した前記冶具の前記三次元データに基づき、前記主軸の移動時、前記被削材、前記テーブル、及び前記冶具の何れかに前記主軸が衝突するか否かを判断する判断部とを備えてもよい。故に、数値制御装置は、主軸を実際に移動する前に、テーブル、冶具への主軸の衝突可能性を判断できる。
請求項10の数値制御装置の制御方法は、工具又は撮像装置を装着する主軸と、被削材を固定したテーブルと、前記主軸が延びる第一方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動し、且つ前記第一方向に直交する第二方向に、前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する移動機構を備えた工作機械を制御する数値制御装置の制御方法において、前記撮像装置は前記被削材を撮影する撮像素子と、前記撮像素子を前記主軸の回転軸に対して直交する回転軸である撮像回転軸と、前記撮像素子を前記撮像回転軸回りに回転させる駆動機構とを備え、前記第一方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する第1軸制御ステップと、前記第二方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する第2軸制御ステップと、前記主軸を回転する第3軸制御ステップと、前記駆動機構を制御して前記撮像素子を前記撮像回転軸回りに回動する第4軸制御ステップと、前記第1軸制御ステップ、前記第2軸制御ステップ、前記第3軸制御ステップ、前記第4軸制御ステップに対して目標位置を指令し、前記目標位置に到達したタイミングで撮像を実行する撮像制御ステップとを備えたことを特徴とする。故に数値制御装置は上記ステップを実行することにより、請求項1に記載の数値制御装置と同じ効果を得ることができる。
工作機械1の正面図。 (a)は、カメラモジュール39が被削材3を撮像する撮像位置を示す側面図であり、(b)はカメラモジュール39が移動する円周パスPを示す平面図。 工作機械1の電気的構成を表すブロック図。 主処理の流れ図。 三次元計測処理の流れ図。
本発明の実施形態を説明する。以下説明は、図中に矢印で示す左右、前後、上下を使用する。工作機械1の左右方向、前後方向、上下方向は夫々工作機械1のX軸方向、Y軸方向、Z軸方向である。図1に示す工作機械1は主軸9に装着した工具4を回転し、テーブル13上面に保持した被削材3に切削加工を施す。
図1、図2を参照し工作機械1の構造を説明する。工作機械1は、基台2、コラム5、主軸ヘッド7、主軸9、工作台装置10、自動工具交換装置20、制御箱6、操作パネル15(図3参照)等を備える。基台2は金属製の略直方体状である。コラム5は基台2上部後方に固定する。主軸ヘッド7はコラム5前面に沿ってZ軸方向に移動可能に設ける。主軸ヘッド7は内部に主軸9を回転可能に支持する。主軸モータ51(図3参照)は主軸ヘッド7に設け、主軸9を回転駆動する。主軸ヘッド7はコラム5前面に設けたZ軸移動機構(図示略)をZ軸モータ52(図3参照)が駆動し、Z軸方向に移動する。工作台装置10はテーブル13を備える。工作台装置10は、X軸モータ53(図3参照)及びY軸モータ54(図3参照)を駆動することで、テーブル13をX軸方向とY軸方向に移動する。
自動工具交換装置20は、主軸ヘッド7の前側に設け、円盤型の工具マガジン21を備える。工具マガジン21は外周に複数の工具(図1では省略)を放射状に保持し、工具交換指令が指示する工具4を工具交換位置に位置決めする。工具交換指令は加工プログラムで指令する。工具交換位置は工具マガジン21の最下部位置である。自動工具交換装置20は主軸9に装着する工具4と工具交換位置にある工具とを入れ替え交換する。
制御箱6は、数値制御装置29(図3参照)を格納する。数値制御装置29は、工作機械1に設けた主軸モータ51、Z軸モータ52、X軸モータ53、Y軸モータ54(図3参照)を夫々制御し、テーブル13上に冶具13A(図2参照)で保持した被削材3と主軸9に装着した工具4を相対移動して各種加工を被削材3に施す。各種加工とは、例えばドリル、タップ等を用いた穴空け加工、エンドミル、フライス等を用いた側面加工等である。
操作パネル15は、工作機械1を覆うカバー(図示略)の外壁に設ける。操作パネル15は入力装置15Aと表示装置15Bを備える(図3参照)。入力装置15Aは各種情報、操作指示等の入力を受け付け、数値制御装置29に出力する。表示装置15Bは数値制御装置29からの指令に基づき、各種画面を表示する。
<カメラモジュール39>
カメラモジュール39(図2、図3参照)は、バッテリー電源37、カメラ38、ワイヤレス通信機構11、K軸アクチュエータ65、シャンク部(図示略)等を備える。カメラモジュール39は、バッテリー電源37で駆動する。カメラ38は、撮像対象の画像を取得する。ワイヤレス通信機構11は、無線により数値制御装置29から受信した指令に基づき、カメラ38及びK軸アクチュエータ65を制御する。シャンク部は、カメラモジュール39の上部にある。
カメラモジュール39は、未使用時、工具マガジン21に格納している。カメラモジュール39は、自動工具交換装置20により、主軸9に着脱可能である。自動工具交換装置20は、交換指示を受け付けると、カメラモジュール39を主軸9に取り付ける。該時、カメラモジュール39のシャンク部は主軸9の装着穴(図示略)に装着し、保持される。
図2に示す如く、カメラモジュール39は、主軸9に取り付けるので、Z軸方向に移動する。カメラ38は、主軸モータ51の回転角度の制御により、主軸9と共にS軸回りに回転する。S軸は主軸9の回転軸である。カメラ38は、K軸アクチュエータ65によりK軸を中心として、Z軸方向に交わる方向に回動可能である。つまり、カメラモジュール39は、テーブル13及びテーブル13に固定した被削材3等に対して、X軸、Y軸、Z軸、S軸、K軸の合計5軸の方向に協調動作することで相対移動可能である。
図3を参照し、数値制御装置29と工作機械1の電気的構成を説明する。数値制御装置29と工作機械1は、CPU31、ROM32、RAM33、記憶装置34、インタフェイス35、駆動回路51A〜55A、画像解析装置41、機械学習器45等を備える。CPU31は数値制御装置29を統括制御する。ROM32は、主プログラムを含む各種プログラム、被削材3の三次元形状の設計値を示すCADデータ等を記憶する。主プログラムは、後述する主処理(図4参照)、三次元計測処理(図5参照)等を実行する。主処理は、三次元計測処理により構成した撮像対象の三次元モデル(以下、「三次元データ」という。)の各種解析等を実行する。
RAM33は、各種情報を一時的に記憶する。記憶装置34は不揮発性であり、加工プログラム、各種情報を記憶する。CPU31は作業者が操作パネル15の入力装置15Aで入力した加工プログラムに加え、外部入力で読み込んだ加工プログラム等を記憶装置34に記憶できる。
駆動回路51Aは主軸モータ51とエンコーダ51Bに接続する。駆動回路52AはZ軸モータ52とエンコーダ52Bに接続する。駆動回路53AはX軸モータ53とエンコーダ53Bに接続する。駆動回路54AはY軸モータ54とエンコーダ54Bに接続する。駆動回路55Aは工具マガジン21を駆動するマガジンモータ55とエンコーダ55Bに接続する。主軸モータ51、Z軸モータ52、X軸モータ53、Y軸モータ54、マガジンモータ55は何れもサーボモータである。
駆動回路51A〜55AはCPU31から回転指令等を受け、対応する各モータ51〜55にトルク指令に基づく駆動電流を夫々出力する。駆動回路51A〜55Aはエンコーダ51B〜55Bからフィードバック信号を受け、位置と速度等のフィードバック制御を行う。インタフェイス35は駆動回路51A〜55A、操作パネル15に夫々接続する。従って、CPU31は、主軸9のZ軸方向の座標値、S軸回りの回転座標値を、エンコーダ51B、52Bのフィードバック信号から取得できる。CPU31は、テーブル13の座標値をエンコーダ53B、54Bのフィードバック信号から取得できる。
カメラモジュール39は、ワイヤレス通信機構11により、インタフェイス35を介してCPU31と無線通信を実行する。CPU31は、無線通信により、カメラ38の電源のオンオフ、K軸アクチュエータ65による撮像位置(図2(a)参照)の調整及び撮像タイミングの制御等が可能である。また、カメラ38は、ワイヤレス通信機構11により、取得した撮像対象の画像データをCPU31に送信可能である。駆動回路65Aは、CPU31からの回転指令を、ワイヤレス通信機構11を通して受け、K軸アクチュエータ65にトルク指令に基づく駆動電流を夫々出力する。駆動回路65Aはエンコーダ65Bからフィードバック信号を受け、位置と速度等のフィードバック制御を行う。インタフェイス35はワイヤレス通信機構11を介して駆動回路65Aに接続する。従って、CPU31は、K軸アクチュエータ65の回転座標値を、エンコーダ65Bのフィードバック信号から取得できる。
画像解析装置41は、撮像対象の三次元データの構成を実行する。機械学習器45は、加工後の被削材3の画像データと、入力装置15Aから入力された被削材3の面粗さとの関係を学習する。なお、面粗さは、別途被削材を面粗さ計等で測定するものとする。
<三次元データの構成>
画像解析装置41は、複数の画像を取得した場合に、一例として、SFM(Structure from Motion)を用いて、撮像対象の三次元データを生成可能である。SFMでは、カメラ38で撮像した複数の画像とエンコーダ51B、52B、53B、54B、55B、65Bのフィードバック情報を用いて、同一地点に対する夫々の画像の視差から撮像対象物全体の三次元点群データを生成する。SFM処理した三次元点群データは、相対的な位置関係の情報であり、形状が既知であるテーブル13の上面等と対応づけることで、絶対座標を定義する。画像解析装置41は、被削材3に加えて、冶具13A、テーブル13上の切屑等の三次元データを生成可能である。
<衝突解析処理>
数値制御装置29は、被削材3の加工前に衝突解析処理を実行する。衝突解析処理では、数値制御装置29は、例えばテーブル13、冶具13A等に主軸9が衝突するかを解析する。数値制御装置29は、構成した三次元データが示す工作機械1の内部を加工プログラムに基づき主軸9を移動した場合の主軸9の移動経路をシミュレーションし、主軸9が被削材3、冶具13A、テーブル13等に衝突するかを解析する。
<加工精度、加工不良、バリの推定>
画像解析装置41は、例えば構成した被削材3の三次元データに基づき、被削材3の加工精度、加工不良の有無、バリの有無等を推定する。加工精度の推定では、画像解析装置41は、加工後の被削材3の三次元データと、設計値であるCADデータとの比較を行うことで加工精度を推定する。つまり、画像解析装置41は、理想的な三次元データに対して、どの程度ずれが生じているのかを推定する。
バリの有無の判定では、画像解析装置41は、被削材3の三次元データのエッジから輪郭を抽出し、CADデータ上の輪郭線との差が大きい部分をバリとして検出する。加工不良の推定では、画像解析装置41は、CADデータを基準として、三次元データにおける面やエッジの位置が公差から外れた場合に、加工不良が発生したと推定する。一方、公差内である場合は、数値制御装置29は、被削材3が正常に加工したと推定する。
<面粗さの判定>
機械学習器45は、カメラモジュール39により撮像した撮像画像を利用した面粗さの解析が可能である。機械学習器45は、面粗さの判定について機械学習を行う。機械学習器45は、教師あり学習を実施する。教師あり学習では、作業者は、入力装置15Aを用いて、教師データ、すなわち面粗さの測定結果のデータを加工後の被削材3の複数の画像データと組になるように大量に機械学習器45に入力する。機械学習器45は、入力したデータの組から含まれる特徴を学習し、複数の画像データから面粗さを判定し、出力するようになる。
<主処理>
図4を参照し、主処理について説明する。作業者が工作機械1に電源を投入すると、CPU31は、ROM32に記憶した主プログラムを読み出し、主処理を実行する。主処理を実行すると、CPU31は、記憶装置34に記憶した加工プログラムのうち、作業者が選択した加工プログラムを受け付けたか否か判断する(S1)。
加工プログラムを受け付けていないと判断した場合(S1:NO)、CPU31は、処理を戻し、加工プログラムを受け付けるまで待機する。作業者は、入力装置15Aを操作することで、加工プログラムを入力し、決定ボタン(図示略)を押す。この場合、CPU31は、加工プログラムを受け付けたと判断し(S1:YES)、処理をS3に進めて、三次元計測処理を実行する(S3)。
<三次元計測処理>
CPU31は、円周パスPの半径R(図2(b)参照)、高さH(図2(a)参照)、撮像対象の重心位置である中心座標Pc(x、y、z)、撮像枚数を受け付けたか否か判断する(S101)。撮影条件を受け付けていないと判断した場合(S101:NO)、CPU31は、処理を戻して待機する。例えば、作業者は、入力装置15Aを用いて、円周パスPの半径R、高さH、撮像対象の中心座標Pc、撮像枚数を入力する(S101:YES)。該時、CPU31は、入力した円周パスPの経路長を撮像枚数で分割し、例えば目標位置P1〜Pn(図2(b)参照)として記憶装置34に保存する(S103)。
CPU31は、自動工具交換装置20を用いて、カメラモジュール39を主軸9に取り付ける(S105)。CPU31は、Z軸方向において、設定した円周パスPの高さHまで主軸9を下降する(S107)。CPU31は、記憶装置34に記憶した目標位置P1〜Pnのうち、例えば、カメラモジュール39が撮像対象の座標から、円周パスPの半径RだけY方向にオフセットした目標位置P1(図2(b)参照)に相対的に位置するように、テーブル13を移動する(S109)。
CPU31は、主軸モータ51を駆動することで、主軸9のS軸回りの角度Pr(図2(b)参照)を制御する(S111)。該時、カメラモジュール39は、テーブル13を上面から見た時にPc(x、y、z)を向く方向(図2(b)参照)まで主軸9と共に回転する。CPU31は、K軸アクチュエータ65により角度Pon(図2(a)参照)を制御することで、テーブル13を側面から見た時にカメラ38が被削材3の中心座標Pc(x、y、z)を向く撮像位置(図2(a)参照)となるように、カメラ38の向きを調整する(S113)。つまり、CPU31は、S軸、K軸回りにカメラ38の向きを調整し、カメラ38が撮像対象の中心座標Pc(x、y、z)を向くように制御する。
CPU31は、カメラモジュール39が被削材3の中心座標Pc(x、y、z)を向いた撮像位置で、カメラ38を制御して被削材3の画像を撮像する(S115)。CPU31は、撮像した画像データを、現在の主軸9の座標値(X軸、Y軸、Z軸、S軸、K軸)と共に記憶装置34に保存する(S117)。
CPU31は、被削材3の画像を全ての円周パスP上の目標位置P1〜Pnでの撮像が完了したか否かを判断する(S119)。全ての目標位置P1〜Pnでの撮像が完了していないと判断した場合(S119:NO)、CPU31は、処理をS109に戻して、例えば、次の目標位置P2へ移動する。CPU31は、S109〜S115の処理を実行して、移動した目標位置P2で被削材3の撮像を実行する。撮像した画像データを各座標値と共に記憶装置34に記憶する(S117)。CPU31は、全ての目標位置P1〜Pnでの撮像が完了する迄、S109〜S119の処理を繰り返す。
全ての目標位置P1〜Pnでの撮像が完了したと判断した場合(S119:YES)、CPU31は、画像解析装置41により、撮像した複数の画像データと対応する各座標値に基づき、撮像した被削材3の三次元データを構成する(S121)。CPU31は処理をS3に戻す。
CPU31は、全ての撮像対象を計測したか否かを判断する(S5)。撮像対象は、例えば加工前の被削材3、テーブル13、及び冶具13Aである。全ての計測対象を計測していないと判断した場合(S5:NO)、CPU31は、次の撮像対象について三次元計測処理を実行する(S3)。CPU31は、テーブル13、冶具13Aについて、三次元計測処理を夫々実行する(S3)。つまり、CPU31は、S101〜121の処理を実行して、テーブル13、冶具13Aの三次元データを夫々構成する。
全ての撮像対象を計測したと判断した場合(S5:YES)、CPU31は、構成した工作機械1の内部の三次元データ及び加工プログラムに基づき、主軸9の衝突解析処理を実行する(S7)。CPU31は、加工プログラムにおける主軸9の移動経路をシミュレーションし、加工プログラムの運転中に主軸9が被削材3、冶具13A、テーブル13等に衝突するか否かを判断する(S9)。主軸9が被削材3、冶具13A、テーブル13等に衝突すると判断した場合(S9:YES)、CPU31は、処理をS25に進めて、例えば表示装置15Bに、「主軸が衝突します」等の表示する(S25)。CPU31は、処理を終了する。該時、作業者は、表示内容に基づき主軸9の移動経路の条件等を再度設定し直す。故にCPU31は、主軸9の衝突による故障を未然に防止できる。
主軸9が被削材3、冶具13A、テーブル13等に衝突しないと判断した場合(S9:NO)、CPU31は、所定の加工条件に基づき、被削材3の加工を開始する(S11)。CPU31は、被削材3の加工が完了したか否かを判断する(S13)。加工が完了していないと判断した場合(S13:NO)、CPU31は、被削材3の加工を引き続き実行する。被削材3の加工が完了したと判断した場合(S13:YES)、CPU31は、撮像対象の三次元計測処理を実行する(S15)。撮像対象は、例えば、加工後の被削材3である。CPU31は、S101〜S121の処理を実行して、加工後の被削材3の三次元データを構成する。
CPU31は、全ての撮像対象を計測したか否かを判断する(S17)。例えば、CPU31は、被削材3の画像が計測済みかを判断する。撮像対象の三次データを計測していないと判断した場合(S17:NO)、CPU31は、例えば、計測していない撮像対象の三次元データの構成を実行する(S15)。該時、CPU31は、S101〜S121の処理を実行して、工作機械1の内部の三次元データを取得する。
撮影対象を計測したと判断した場合(S17:YES)、CPU31は、画像解析装置41により、加工後の被削材3の三次元データを解析する(S19)。該時、CPU31は、加工後の被削材3の加工精度、加工不良の有無、バリの有無を推定する。CPU31は、三次元を構成する元の画像データを、機械学習器45が解析することで、被削材3の加工面の面粗さを推定する(S21)。
CPU31は、三次元データの解析結果である加工精度、加工不良の有無、バリの有無の解析結果、及び、画像データの解析結果である面粗さの解析結果を表示装置15Bに表示する(S25)。CPU31は処理を終了する。
<作用効果>
以上説明の如く、カメラモジュール39は、カメラ38、K軸、K軸アクチュエータ65を備える。カメラ38は、被削材3を撮影する。K軸は、S軸に対して直交する。K軸アクチュエータ65は、カメラ38をK軸に回転する。CPU31は、K軸アクチュエータ65を制御してカメラ38をK軸回りに回動する。CPU31は、主軸9、テーブル13、カメラモジュール39に対して目標位置P1〜Pnを指令し、目標位置P1〜Pnに到達したタイミングで撮像を実行する。故に、CPU31は、正確な被削材3の画像情報を取得できる。
カメラモジュール39は、バッテリー電源37とワイヤレス通信機構11とを備える。CPU31は、ワイヤレス通信機構11による通信制御により、カメラ38の撮像位置を回動する。CPU31は、ワイヤレス通信機構11による通信制御により、カメラ38の撮像タイミングを制御する。該時、CPU31は、ワイヤレス通信機構11により、ワイヤレスでカメラ38を操作できる。
CPU31は、工具マガジン21に格納したカメラモジュール39を主軸9に装着して撮像を行う。CPU31は、撮像終了後に主軸9に装着したカメラモジュール39を主軸9から取り外し、工具マガジン21に格納する。該時、CPU31は、必要に応じてカメラモジュール39の装着、取り外し、及び格納を自動で実行可能である。
CPU31は、Z軸、X軸、Y軸、S軸、K軸を調整する協調動作による位置決めを実行する。CPU31は、テーブル13上に固定した被削材3を、互いに異なる複数の撮像位置から撮像する。故に、CPU31は、合計5軸での協調動作により、撮像範囲を広く設定できる。
CPU31は、撮像した被削材3の複数の画像から、被削材3の三次元データを構成する。故に、CPU31は、被削材3の三次元データを構成できる。
CPU31は、被削材3の三次元データに基づき、加工後の被削材3の加工精度、加工不良の有無、バリの有無を推定する。故に、CPU31は、加工精度、加工不良の有無、バリの有無を推定できる。
CPU31は、撮影した被削材3の複数の画像に基づき、被削材3の加工面の面粗さを推定する。故に、CPU31は、複数の画像に基づき、被削材3の加工面の面粗さを推定できる。
機械学習器45は、入力装置15Aから加工面の面粗さの判定結果を取得する。機械学習器45は、複数の画像に基づき面粗さを判断する教師有り学習を実行する。機械学習器45は、入力装置15Aにより入力した面粗さの判定結果に基づき、加工面の撮像画像と面粗さとの関係を学習する。故に、数値制御装置29は、人工知能を用いて、加工面と面粗さの関係を学習できる。
CPU31は、テーブル13、及び被削材3をテーブル13に固定する為の冶具13Aの撮像を更に実行する。CPU31は、撮像したテーブル13の複数の画像に基づき、テーブル13の三次元データを構成する。CPU31は、撮像した冶具13Aの複数の画像に基づき、冶具13Aの三次元データを構成する。CPU31は、被削材3、テーブル13、及び冶具13Aの三次元データに基づき、主軸9の移動時、被削材3、テーブル13、及び冶具13Aの何れかに主軸9が衝突するか否かを判断する。故に、CPU31は、主軸9を実際に移動する前に、被削材3、テーブル13、及び冶具13Aへの主軸9の衝突可能性を判断できる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限らない。上記実施形態の工作機械1は、テーブル13がXY平面上を移動するテーブルトラバース方式であるが、主軸9がXY平面状を移動するコラムトラバース方式にも適用できる。また、上記実施形態の工作機械1は、主軸9がZ軸方向に延びる縦型工作機械であるが、本発明は主軸が水平方向に延びる横型工作機械にも適用できる。上記実施形態では、K軸アクチュエータ65によりカメラ38の撮像位置を制御したがこれに限らず、カメラ38の撮像位置を調整できればよい。カメラモジュール39は、バッテリー電源37で駆動せずに外部から電源を供給してもよい。カメラモジュール39はワイヤレス通信機構11でCPU31と接続するのではなく、有線接続してもよい。カメラモジュール39は、主軸9に自動工具交換装置20を用いて自動で着脱したが、工具交換装置以外のロボット装置で着脱してもよい。カメラモジュール39は、未使用時には工具マガジン21に格納したがこれに限らず他の格納場所に格納してもよい。
画像解析装置41は数値制御装置29の外部、例えば数値制御装置29とネットワークで接続されたサーバ上で実行してもよい。該時、カメラモジュール39が撮像した画像データ及び撮像時のX軸、Y軸、Z軸、S軸、K軸の座標値、撮像対象の重心位置である中心座標Pc(x、y、z)は記憶装置34ではなくサーバ上の記憶装置に保存してよい。
画像解析装置41は、SFMを用いての三次元データを解析したが、他の手法を用いて三次元データを取得してもよい。画像解析装置41は、テーブル13上に設置され、被削材3を回転可能に保持するインデックステーブルの画像を撮像し、衝突解析処理に使用してもよい。CPU31は、加工プログラムにおける主軸9の移動経路をシミュレーションして衝突解析処理を実施したが、CPU31は主軸9に取り付けた工具の移動経路をシミュレーションして衝突解析処理を実施してもよい。その際、工具のCADデータを予め記憶装置34に保存し、衝突解析処理に利用してもよい。画像解析装置41は、加工前及び加工後に取得した被削材3の三次元データを比較し、被削材3の加工前後の形状の相関を算出してもよい。画像解析装置41は、保存した複数の被削材3の三次元データから、被削材3のバラつきを算出してもよい。画像解析装置41が構成した三次元データを用いて、テーブル上の切屑の溜まり具合を監視し、例えば可動式のクーラント吐出装置を用いて切屑を流す処理を実行してもよい。
<その他>
Z軸方向は本発明の第一方向の一例である。X軸方向、Y軸方向は、本発明の第二方向の一例である。工作台装置10は本発明の移動機構の一例である。S軸は本発明の主軸の回転軸の一例である。K軸は、本発明の撮像回転軸の一例である。K軸アクチュエータ65は、本発明の駆動機構の一例である。カメラモジュール39は、本発明の撮像装置の一例である。カメラ38は、本発明の撮像素子の一例である。S107の処理を実行するCPU31は本発明の第1軸制御部の一例である。S109の処理を実行するCPU31は本発明の第2軸制御部の一例である。S111の処理を実行するCPU31は本発明の第3軸制御部の一例である。S113の処理を行うCPU31は本発明の第4軸制御部の一例である。S115の処理を行うCPU31は本発明の撮像制御部の一例である。
S121の処理を行うCPU31は本発明の第一構成部の一例である。S121の処理を行うCPU31は本発明の第二構成部の一例である。S121の処理を行うCPU31は本発明の第三構成部の一例である。S9の処理を行うCPU31は本発明の判断部の一例である。S19の処理を行うCPU31は本発明の第一推定部の一例である。S21の処理を行うCPU31は本発明の第二推定部の一例である
1 :工作機械
3 :被削材
9 :主軸
10 :工作台装置
11 :ワイヤレス通信機構
13 :テーブル
13A :冶具
15A :入力装置
20 :自動工具交換装置
21 :工具マガジン
29 :数値制御装置
31 :CPU
32 :ROM
34 :記憶装置
37 :バッテリー電源
41 :画像解析装置
45 :機械学習器
65 :K軸アクチュエータ

Claims (10)

  1. 工具又は撮像装置を装着する主軸と、被削材を固定したテーブルと、前記主軸が延びる第一方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動し、且つ前記第一方向に直交する第二方向に、前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する移動機構を備えた工作機械を制御する数値制御装置において、
    前記撮像装置は前記被削材を撮影する撮像素子と、前記撮像素子を前記主軸の回転軸に対して直交する回転軸である撮像回転軸と、前記撮像素子を前記撮像回転軸回りに回転させる駆動機構とを備え、
    前記第一方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する第1軸制御部と、
    前記第二方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する第2軸制御部と、
    前記主軸を回転する第3軸制御部と、
    前記駆動機構を制御して前記撮像素子を前記撮像回転軸回りに回動する第4軸制御部と、
    前記第1軸制御部、前記第2軸制御部、前記第3軸制御部、前記第4軸制御部に対して目標位置を指令し、前記目標位置に到達したタイミングで撮像を実行する撮像制御部と
    を備えたことを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記撮像装置は、バッテリー電源とワイヤレス通信機構とを備え、
    前記第4軸制御部は、前記ワイヤレス通信機構による通信制御により、前記撮像素子を回動し、
    前記撮像制御部は、前記ワイヤレス通信機構による通信制御により、前記撮像素子の撮像タイミングを制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記数値制御装置は、
    工具マガジンに装着された前記撮像装置を前記主軸に装着して撮像を行い、
    撮像終了後に前記主軸に装着した前記撮像装置を前記主軸から取り外し、前記工具マガジンに格納する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の数値制御装置。
  4. 前記撮像制御部は、前記第1軸制御部、前記第2軸制御部、前記第3軸制御部、前記第4軸制御部が協調動作するように位置決め指令を行い、前記テーブル上に固定した前記被削材を、互いに異なる複数の位置から撮像することを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の数値制御装置。
  5. 前記撮像制御部が撮像した前記被削材の複数の画像から、前記被削材の三次元データを構成する第一構成部
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の数値制御装置。
  6. 前記第一構成部が構成した前記被削材の前記三次元データに基づき、加工後の前記被削材の加工精度、加工不良の有無、バリの有無を推定する第一推定部
    を備えたことを特徴とする請求項5に記載の数値制御装置。
  7. 前記撮像制御部が撮像した前記被削材の複数の画像に基づき、前記被削材の加工面の面粗さを推定する第二推定部
    を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の数値制御装置。
  8. 加工面の面粗さの判定結果を入力する為の入力装置と、
    複数の画像に基づき前記面粗さを判断する教師有り学習による機械学習器と
    を備え、
    前記機械学習器は、前記入力装置により入力した前記面粗さの前記判定結果に基づき、前記加工面の撮像画像と前記面粗さとの関係を学習する
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一つに記載の数値制御装置。
  9. 前記撮像制御部は、
    前記テーブル、及び、前記被削材を前記テーブルに固定する為の冶具の撮像を更に実行し、
    前記撮像制御部が撮像した前記テーブルの複数の画像に基づき、前記テーブルの三次元データを構成する第二構成部と、
    前記撮像制御部が撮像した前記冶具の複数の画像に基づき、前記冶具の三次元データを構成する第三構成部と、
    前記第一構成部が構成した前記被削材の前記三次元データと前記第二構成部が構成した前記テーブルの前記三次元データと前記第三構成部が構成した前記冶具の前記三次元データに基づき、前記主軸の移動時、前記被削材、前記テーブル、及び前記冶具の何れかに前記主軸が衝突するか否かを判断する判断部と
    を備えたことを特徴とする請求項5に記載の数値制御装置。
  10. 工具又は撮像装置を装着する主軸と、被削材を固定したテーブルと、前記主軸が延びる第一方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動し、且つ前記第一方向に直交する第二方向に、前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する移動機構を備えた工作機械を制御する数値制御装置の制御方法において、
    前記撮像装置は前記被削材を撮影する撮像素子と、前記撮像素子を前記主軸の回転軸に対して直交する回転軸である撮像回転軸と、前記撮像素子を前記撮像回転軸回りに回転させる駆動機構とを備え、
    前記第一方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する第1軸制御ステップと、
    前記第二方向に前記テーブルに対して前記主軸を相対的に移動する第2軸制御ステップと、
    前記主軸を回転する第3軸制御ステップと、
    前記駆動機構を制御して前記撮像素子を前記撮像回転軸回りに回動する第4軸制御ステップと、
    前記第1軸制御ステップ、前記第2軸制御ステップ、前記第3軸制御ステップ、前記第4軸制御ステップに対して目標位置を指令し、前記目標位置に到達したタイミングで撮像を実行する撮像制御ステップと
    を備えたことを特徴とする数値制御装置の制御方法。
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