JP2021161939A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】燃焼室内に堆積したデポジットを効果的に除去するとともに、内燃機関の潤滑油の希釈化を抑制することができる内燃機関の制御装置を提供する。【解決手段】制御装置1は、基準点火時期IGMBTを設定する基準点火時期設定手段(ECU2)と、内燃機関の回転数NE及び負荷LEをそれぞれ取得する回転数取得手段(クランク角センサ42)及び負荷取得手段(アクセル開度センサ45)と、内燃機関の回転数NE及び負荷LEが所定の運転領域にあるときに(図4のステップ403)、点火時期を基準点火時期IGMBTから所定進角量、進角させる点火進角制御を所定回数、実行する点火進角制御手段(ECU2、ステップ405)と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、点火時期を基準点火時期から所定の進角量、進角させる点火進角制御手段を有する内燃機関の燃料供給制御装置に関する。
火花着火式のガソリンエンジン等の内燃機関において、燃料や潤滑油の燃焼により生成されるデポジット(炭素系の化合物)が燃焼室内に堆積すると、燃焼室の容積が変化することによって圧縮比が変化したり、吸排気バルブとピストンの接触や、燃料噴射弁の噴射口の汚損などを生じることにより、内燃機関の性能を低下させる場合がある。そのため、燃焼室内に堆積したデポジットの除去を適切に行う必要がある。
特許文献1では、燃焼室内に直接、燃料を噴射する直噴式のガソリンエンジンにおいて、燃料噴射弁から燃料が液体の状態で噴射されるような時期や圧力で、燃料噴射弁から燃料を噴射することにより、液体状の燃料によって燃焼室の壁面に堆積したデポジットを洗浄・除去するようにしたデポジット除去装置が提案されている。
特許文献1に記載の装置では、デポジットを除去するために、燃料が液体の状態で燃焼室内に噴射される。そのため、燃焼室の壁面に付着した液体状の燃料が、燃焼室内の潤滑油(エンジンオイル)に混入し、潤滑油が希釈されてしまう場合がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃焼室内に堆積したデポジットを効果的に除去するとともに、潤滑油の希釈化を抑制することができる内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明の請求項1に係る内燃機関の制御装置1は、内燃機関(実施形態における(以下、本項において同じ)エンジン3)の運転状態に応じて基準点火時期IGMBTを設定する基準点火時期設定手段(ECU2)と、内燃機関の回転数(エンジン回転数NE)を取得する回転数取得手段(クランク角センサ42)と、内燃機関の負荷(エンジン負荷LE)を取得する負荷取得手段(アクセル開度センサ45)と、取得された内燃機関の回転数及び負荷が所定の運転領域にあるときに(図4のステップ403)、点火時期を基準点火時期IGMBTから所定の進角量、進角させる点火進角制御を所定の回数、実行する点火進角制御手段(ECU2、ステップ405)と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る内燃機関の制御装置によれば、点火進角制御手段は、取得された内燃機関の回転数及び負荷が所定の運転領域にあるときに、点火時期を基準点火時期から所定の進角量、進角させる点火進角制御を実行する。これにより、たとえば、点火時期を基準点火時期から所定の進角量、進角させることによって、内燃機関のノッキングを意図的に発生させ、その圧力振動により燃焼室内のデポジットを剥離させて除去することができるので、燃焼室内に堆積したデポジットを効果的に除去することができる。また、燃焼室内に液体状の燃料を噴射する従来の装置とは異なり、内燃機関の潤滑油の希釈化を抑制することができる。
本発明の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の内燃機関の制御装置において、燃焼室内のデポジットの堆積量を表すデポジット堆積パラメータを取得するデポジット堆積パラメータ取得手段(ECU2)をさらに備え、点火進角制御手段は、取得されたデポジット堆積パラメータが所定のしきい値を超えており(図3のステップ304)、かつ、取得された内燃機関の回転数及び負荷が所定の運転領域にあるときに、点火進角制御を所定の回数、実行することを特徴とする。
この構成によれば、デポジット堆積パラメータ取得手段は、燃焼室内のデポジットの堆積量を表すデポジット堆積パラメータを取得し、点火進角制御手段は、デポジット堆積パラメータが所定のしきい値を超えており、かつ、取得された内燃機関の回転数及び負荷が所定の運転領域にあるときに、点火進角制御を実行する。このように、デポジット堆積パラメータが所定のしきい値を超えることを条件として、点火進角制御を実行するので、燃焼室内に堆積したデポジットをより効率的に除去することができる。
本発明の請求項3に係る発明は、請求項2に記載の内燃機関の制御装置において、デポジット堆積パラメータ取得手段は、内燃機関が、燃焼室内にデポジットが堆積すると推定される所定の堆積運転状態にあるか否を判定する堆積運転状態判定手段(ECU2)と、内燃機関が堆積運転状態にある時間TDEPの積算値ΣTDEPを、デポジット堆積パラメータとして算出する積算値算出手段(ECU2)と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、点火進角制御手段は、内燃機関が堆積運転状態にある時間の積算値が所定時間を超えており、かつ、取得された内燃機関の回転数及び負荷が所定の運転領域にあるときに、点火進角制御を実行する。このように、内燃機関が堆積運転状態にある時間の積算値が所定時間を超えることを条件として、点火進角制御を実行するので、燃焼室内のデポジットの堆積が進行していると推定される状況下においてのみ、点火進角制御を実行し、ノッキングを発生させることで、デポジットを効率よく除去することができる。
本発明の請求項4に係る発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置において、所定の運転領域は、所定の低回転・高負荷領域であることを特徴とする。
一般に、ノッキングは内燃機関が高温・高圧の状態にあるときに発生しやすい。内燃機関が低回転・高負荷の運転状態にあるときは、吸気量及び燃料噴射量を増加させて燃焼温度を高めることで、燃焼室内の温度が上昇する一方で、排気の圧力はさほど上昇しないため、燃焼室内の熱が逃げにくく、結果として燃焼室内が高温状態となり、ノッキングが発生しやすくなる。その一方で、内燃機関の回転数が低い場合、ノッキングが生じても、内燃機関に対する熱的・機械的ダメージは小さい。
以上の観点に基づき、上述の構成では、点火進角制御手段は、取得された内燃機関の回転数及び負荷が所定の低回転・高負荷領域であることを条件として、点火進角制御を実行するので、ノッキングがもともと発生しやすい低回転・高負荷領域において、点火進角制御を実行して燃焼室内の圧力を上昇させることで、ノッキングをより確実に発生させることができる。したがって、堆積したデポジットの除去をより確実に行うことができるとともに、内燃機関の回転数が低いため、ノッキングの発生による内燃機関へのダメージを抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る内燃機関の制御装置1は、ECU(電子制御ユニット)2を備えており、ECU2は、内燃機関(以下「エンジン」という)3の点火時期制御などを含む各種の制御処理を実行する。
エンジン3は、たとえば4つの気筒3a(1つのみ図示)を有するガソリンエンジンであり、車両(不図示)に動力源として搭載されている。各気筒3aには吸気管4及び排気管5が接続され、それらの吸気ポート及び排気ポートに設けられた吸気弁6及び排気弁7は、それぞれ吸気カムシャフト8及び排気カムシャフト9によって駆動される。
シリンダヘッド3bには、各気筒3aの中央に燃料噴射弁(以下「インジェクタ」という)10が燃焼室3cに臨むように取り付けられ、それに隣接して点火プラグ11が取り付けられている。すなわち、エンジン3は、インジェクタ10から気筒3aの燃焼室3cに燃料を直接、噴射する直噴式のものである。インジェクタ10の燃料噴射動作及び点火プラグ11の点火時期は、ECU2によって制御される。
各インジェクタ10は、デリバリパイプ及び燃料供給管を介して燃料タンクに接続されており(いずれも不図示)、燃料ポンプ(不図示)によって加圧された燃料が各インジェクタ10に供給される。加圧された燃料は、インジェクタ10の開弁によって、燃焼室3cに供給される。
また、吸気管4には、スロットル弁21が設けられ、スロットル弁21にはスロットルアクチュエータ(以下「THアクチュエータ」という)22が連結されている。スロットル弁21の開度は、ECU2によりTHアクチュエータ22を介して制御され、それにより、スロットル弁21を通り、燃焼室3cに吸入される吸入空気量が制御される。吸気管4のスロットル弁21よりも上流側には、吸気の圧力である吸気圧PAを検出する吸気圧センサ41が設けられており、その検出信号はECU2に入力される。
エンジン3のクランクシャフト3dには、クランク角センサ42が設けられている。このクランク角センサ42は、クランクシャフト3dの回転に伴い、パルス信号であるCRK信号を、所定のクランク角(たとえば30度)ごとにECU2に出力する。ECU2は、CRK信号に基づき、エンジン3の回転数(以下「エンジン回転数」という)NEを算出する。
また、図2に示すように、ECU2には、アクセル開度センサ45から、車両のアクセルペダル(不図示)の操作量であるアクセル開度APを表す検出信号が入力される。本実施形態では、アクセル開度APがそのままエンジン3の負荷(以下「エンジン負荷」という)LEとして用いられる。また、ECU2は、後述するように、エンジン3が、燃焼室3c内にデポジットが堆積すると推定される所定の堆積運転状態にあるか否かを判定するとともに、堆積運転状態の継続時間である堆積運転時間TDEPを算出し、その積算時間ΣTDEPを記憶する。また、ECU2には、水温センサ44から、エンジン3の本体を冷却する冷却水の温度(以下「エンジン水温」という)TWを表す検出信号が入力される。
ECU2は、CPU、RAM、ROM及びI/Oインターフェース(いずれも不図示)などからなるマイクロコンピュータで構成されている。ECU2は、前述した各種のセンサ類41〜45の検出信号等に応じ、ROMに記憶された制御プログラム等に従って、各シリンダ3aの燃焼状態を判定するとともに、点火時期及び燃料噴射時間を演算し、点火プラグ11の点火時期の制御や、インジェクタ10の燃料噴射制御等の各種のエンジン制御を実行する。
本実施形態では特に、ECU2は、本発明における基準点火時期設定手段、及び点火進角制御手段として機能する。
図3は、デポジット堆積状態の判定処理のフローを示す。本判定処理では、車両の運転状態に基づき、燃焼室3c内のデポジットの堆積状態を判定する。本処理は、所定の周期で繰り返し実行される。まず、ステップ301(「S301」と図示。以下同じ)において、堆積運転時間TDEPを算出する。堆積運転時間TDEPの算出は、まず、エンジン3の運転状態が、燃焼室3c内にデポジットを堆積させると推定される所定の堆積運転状態にあるか否かを判定し、堆積運転状態であると判定された場合にその継続時間を算出することによって行われる。
一般に、エンジン3の低回転・低負荷領域での運転や、エンジン水温TWが低い低温状態での運転などでは、燃焼室3cにデポジットが堆積しやすい。本実施形態では、このようなデポジットが堆積しやすい運転状態を堆積運転領域として設定したマップ(不図示)があらかじめECU2に記憶されており、ECU2は、このマップを検索することで、エンジン3が堆積運転状態にあるか否かを判定する。
続くステップ302では、算出された堆積運転時間TDEPを、現在の積算値ΣTDEPに加算することによって新たな積算値ΣTDEPを算出する。次に、ステップ303において、積算値ΣTDEPが、所定時間TREFを超えているか否かを判別する。
ステップ303の答えがYESで、積算値ΣTDEPが所定時間TREFを超えているときは、燃焼室3c内に除去が必要な量のデポジットが堆積していると判定し、ステップ304において、デポジット堆積フラグF_DEPを「1」にセットし、本処理を終了する。一方、ステップ303の答えがNOで、積算値ΣTDEPが所定時間TREF以下であるときは、燃焼室3c内に除去が必要な量のデポジットは堆積していないと判定し、ステップ305において、デポジット堆積フラグF_DEPを「0」にセットし、本処理を終了する。
次に、図4に示す点火進角の制御処理について説明する。本処理は、所定の周期で繰り返し実行される。まず、ステップ401において、基準点火時期IGMBTを算出する。この基準点火時期IGMBTは、エンジン3の最大の出力トルクが得られる最適な点火時期であり、エンジン回転数NE及び吸気圧PAに応じ、所定のマップ(不図示)を検索することによって算出される。
次に、ステップ402において、デポジット堆積フラグF_DEPが「1」であるか否かを判別する。この答えがNOで、燃焼室3c内に除去が必要な量のデポジットは堆積していないと判定されている場合は、点火時期の進角は行わず、本処理を終了する。したがって、この場合は、ステップ401で算出された基準点火時期IGMBTに基づき、点火時期を制御する。
一方、ステップ402の答えがYESで、デポジット堆積フラグF_DEPが「1」である場合は、続くステップ403以降において、点火進角制御を実行する。まず、ステップ403では、エンジン3が点火時期の進角を実行するのに適した運転状態にあるか否かを判定する。
ステップ403では、エンジン回転数NEが所定の低回転領域にあり、エンジン負荷LEが所定の高負荷領域にあるか否かを判別する。本実施形態においては、図5のマップを検索することで、エンジン3が所定の低回転・高負荷領域にあるか否かを判定する。この低回転・高負荷領域は、エンジン3の燃焼室3c内が比較的高温の状態であって、ノッキングが発生しやすい領域であるとともに、ノッキングが発生しても、エンジン3に対する熱的・機械的ダメージが小さい領域である。
ステップ403の答えがNOで、エンジン3の運転領域が所定の低回転・高負荷領域にない場合は、そのまま本処理を終了する。一方、ステップ403の答えがYESで、エンジン3の運転領域が所定の低回転・高負荷領域にある場合は、次のステップ404に進む。
ステップ404では、エンジン3の運転状態に基づき、点火進角の進角量を決定するとともに、点火進角の回数を設定する。
点火進角の進角量及び回数は、固定値に設定してもよく、あるいは適宜、変更してもよい。たとえば、堆積運転時間TDEPの積算値ΣTDEPに基づきデポジットの堆積量を推定し、推定された堆積量に応じて進角量や回数を増減するように設定してもよい。本実施形態では、点火進角の進角量は、たとえば固定値として20度に設定されており、点火進角の回数は、たとえば固定値として1回に設定されている。
続くステップ405では、ステップ404で設定された進角量及び回数に基づき、点火時期を進角させる点火進角制御を実行する。エンジン3は、ノッキングが発生しやすい低回転・高負荷領域にあり、この状態で点火進角制御が実行されることにより、燃焼室3c内の圧力が上昇し、ノッキングをより確実に発生させることができる。そして、ノッキングの圧力振動により、燃焼室3c内に堆積したデポジットが剥離し、その後の燃焼行程で焼却されるか、排気行程で燃焼室3cの外部に排出される。
その後、ステップ406において、前記ステップ405で点火進角を実行したことにより、燃焼室3c内に除去が必要な量のデポジットは堆積していないと判定し、デポジット堆積フラグF_DEPを「0」にセットする。続いて、ステップ407において、堆積運転時間TDEPの積算値ΣTDEPをリセットし、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、エンジン3が堆積運転状態にある堆積運転時間TDEPの積算値ΣTDEPが所定時間TREFを超えており、かつ、エンジン回転数NE及びエンジン負荷LEが所定の低回転・高負荷領域にあるときに、点火時期を基準点火時期IGMBTから所定の進角量、進角させる点火進角制御を所定回数、実行する。これにより、エンジン3のノッキングを意図的に発生させ、その圧力振動により燃焼室3c内のデポジットを剥離させて除去することができるので、燃焼室3c内に堆積したデポジットを効果的に除去することができる。また、燃焼室3c内に液体状の燃料を噴射する従来の装置とは異なり、エンジンオイルの希釈化を抑制することができる。
また、エンジン3の堆積運転時間TDEPの積算値ΣTDEPが所定時間TREFを超えることを条件として、点火進角制御を実行するので、燃焼室3c内のデポジットの堆積が進行していると推定される状況下においてのみ、点火進角制御を実行し、ノッキングを発生させることで、デポジットを効率よく除去することができる。
また、エンジン回転数NE及びエンジン負荷LEが所定の低回転・高負荷領域であることを条件として、点火進角制御を実行するので、ノッキングがもともと発生しやすい低回転・高負荷領域において、点火進角制御を実行して燃焼室3c内の圧力を上昇させることで、より確実にノッキングを発生させることができる。したがって、堆積したデポジットの除去をより確実に行うことができるとともに、エンジン回転数NEが低いため、ノッキングの発生によるエンジン3へのダメージを抑制することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。たとえば、実施形態では、デポジット堆積パラメータとして、エンジン3の堆積運転状態の継続時間である堆積運転時間TDEPの積算値ΣTDEPを用いているが、燃焼室3c内のデポジットの堆積量を適切に表す限り、他の適当なパラメータを採用することが可能である。たとえば、デポジット堆積パラメータとして、堆積運転状態が出現した回数の積算値を用いてもよく、あるいは、エンジン3の総運転時間を用いてもよい。
また、実施形態では、前記ステップ403において、エンジン3が点火進角制御を実行するのに適した所定の低回転・高負荷領域にあるか否かを2次元のマップを用いて判定しているが、点火進角制御を実行するのに適した運転領域を、その適合度合いに応じて複数設定し、それぞれの領域によって点火進角の進角量及び回数を変更するようにしてもよい。
また、実施形態では、エンジン3の負荷として、アクセル開度APを用いているが、これに限らず、エンジン3の負荷を表す他の適当なパラメータ、たとえば要求トルクや吸入空気量、吸気圧等を用いてもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
1 制御装置
2 ECU(基準点火時期設定手段、デポジット堆積パラメータ取得手段、点火進角制御手段、堆積運転状態判定手段、積算値算出手段)
3 エンジン(内燃機関)
3c 燃焼室
42 クランク角センサ(回転数取得手段)
45 アクセル開度センサ(負荷取得手段)
IGMBT 基準点火時期
LE エンジン負荷(内燃機関の負荷)
NE エンジン回転数(内燃機関の回転数)
TDEP 堆積運転時間
ΣTDEP 堆積運転時間の積算値
2 ECU(基準点火時期設定手段、デポジット堆積パラメータ取得手段、点火進角制御手段、堆積運転状態判定手段、積算値算出手段)
3 エンジン(内燃機関)
3c 燃焼室
42 クランク角センサ(回転数取得手段)
45 アクセル開度センサ(負荷取得手段)
IGMBT 基準点火時期
LE エンジン負荷(内燃機関の負荷)
NE エンジン回転数(内燃機関の回転数)
TDEP 堆積運転時間
ΣTDEP 堆積運転時間の積算値
Claims (4)
- 内燃機関の運転状態に応じて基準点火時期を設定する基準点火時期設定手段と、
前記内燃機関の回転数を取得する回転数取得手段と、
前記内燃機関の負荷を取得する負荷取得手段と、
前記取得された内燃機関の回転数及び負荷が所定の運転領域にあるときに、前記点火時期を前記基準点火時期から所定の進角量、進角させる点火進角制御を所定の回数、実行する点火進角制御手段と、
を備える内燃機関の制御装置。 - 燃焼室内のデポジットの堆積量を表すデポジット堆積パラメータを取得するデポジット堆積パラメータ取得手段をさらに備え、
前記点火進角制御手段は、前記取得されたデポジット堆積パラメータが所定のしきい値を超えており、かつ、前記取得された内燃機関の回転数及び負荷が所定の運転領域にあるときに、前記点火進角制御を所定の回数、実行することを特徴とする、請求項1に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記デポジット堆積パラメータ取得手段は、
前記内燃機関が、前記燃焼室内にデポジットが堆積すると推定される所定の堆積運転状態にあるか否を判定する堆積運転状態判定手段と、
前記内燃機関が前記堆積運転状態にある時間の積算値を、前記デポジット堆積パラメータとして算出する積算値算出手段と、
を有することを特徴とする、請求項2に記載の内燃機関の制御装置。 - 前記所定の運転領域は、所定の低回転・高負荷領域であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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JP2020064160A JP2021161939A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 内燃機関の制御装置 |
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JP2020064160A Pending JP2021161939A (ja) | 2020-03-31 | 2020-03-31 | 内燃機関の制御装置 |
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