JP2021161754A - ステージの嵩上げ方法 - Google Patents

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【課題】床とステージとの間の間隙を、簡易な構成にて広げることが可能なステージの嵩上げ方法を提供すること。【解決手段】一実施形態に係るステージの嵩上げ方法は、工程(ST.1)と、工程(ST.2)と、を備える。工程(ST.1)では、床とステージとの間の間隙内に、第1短軸(DSn)と、第1長軸(DLn)とを有した複数の第1棒状体(100n)を、第1長軸(DLn)が床と水平となるように挿入する。工程(ST.2)では、間隙内において、第1棒状体(100n)のそれぞれを、第1長軸(DLn)が起立するように回動させる。【選択図】図1

Description

この発明の実施形態は、ステージの嵩上げ方法に関する。
博物館等において、大形展示物を展示する方法として、平置き展示がある。平置き展示では、背が低いステージ(例えば展示ステージ)を床上に置き、このステージの上に、大形展示物を載置することが一般的である。
大形展示物には、例えば厨子、棺室のような木造古代構造物が含まれることがある。木造古代構造物は、劣化が進行して強度が弱まっている場合がほとんどであり、また、文化財保護の観点から、傷をつけることも一切できない。したがって、その移動には、細心の注意が払われる。
なお、構造物をジャッキアップする方法の公知例としては、例えば、特許文献1がある。
特開2020−16012号公報
特許文献1には、構造物をジャッキアップする方法が開示されているが、構造物をジャッキアップするのみであり、ステージごと、構造物をジャッキアップする方法は開示されていない。
木造古代構造物を安全に移動させるには、ステージごと移動させること、が考えられる。
しかしながら、床とステージとの間の間隙が狭く、例えばクレーンのフックを、ステージに架けることができない。また、上記間隙には、例えばフォークリフトのようなリフター装置のフォークですら進入させることができない場合がほとんどである。
この発明の実施形態は、床とステージとの間の間隙を、簡易な構成にて広げることが可能なステージの嵩上げ方法を提供する。
この発明の第1態様に係るステージの嵩上げ方法は、床とステージとの間の間隙内に、第n短軸と、第n長軸とを有する回転可能な断面の第n棒状体の複数本を、前記第n長軸が前記床と水平となるように挿入する工程と、前記間隙内において、前記第n棒状体のそれぞれを同時に、前記第n長軸が起立するように回動させる工程と、を備える。
この発明の第2態様に係るステージの嵩上げ方法は、第1態様において、前記間隙が規定の高さか否かを判断する工程を、さらに備え、前記間隙が規定の高さか否かを判断する工程において、前記間隙が規定の高さでない、と判断された場合、前記間隙が規定の高さとなるまで、前記間隙内に、前記第n長軸未満の第n+1短軸と、前記第n長軸を超え、かつ前記第n+1短軸を超える第n+1長軸とを有する回転可能な断面の第n+1棒状体の複数本を、前記第n+1長軸が前記床と水平となるように挿入する工程と、前記間隙内において、前記第n+1棒状体のそれぞれを、前記第n+1長軸が起立するように回動させる工程と、を繰り返す。
この発明の第3態様に係るステージの嵩上げ方法は、前記間隙が規定の高さか否かを判断する工程を、さらに備え、前記間隙が規定の高さか否かを判断する工程において、前記間隙が規定の高さである、と判断された場合、前記間隙内に、前記ステージの姿勢を安定させるとともに、前記ステージを扛上可能とする扛上可能化部材を挿入する。
第1態様〜第3態様に係る嵩上げ方法は、床とステージとの間の間隙内に、第n短軸と、第n長軸とを有する回転可能な断面の第n棒状体の複数本を、第n長軸が床と水平となるように挿入し、間隙内において、第n棒状体のそれぞれを、第n長軸が起立するように回動させる。したがって、第1態様〜第3態様に係る嵩上げ方法によれば、床とステージとの間の間隙を簡易な構成にて広げることが可能なステージの嵩上げ方法を提供できる。
図1は、一実施形態に係るステージの嵩上げ方法の一例を示すフローチャートである。 図2は、木造古代構造物の一例を示す模式正面図である。 図3は、木造古代構造物の一例を示す模式側面図である。 図4(a)は、扛上可能化部材の一例を示す模式平面図である。図4(b)は、扛上可能化部材の一例を示す模式正面図である。 図5は、ステージの嵩上げ方法の一例を示す模式側面図である。 図6は、ステージの嵩上げ方法の一例を示す模式側面図である。 図7は、ステージの嵩上げ方法の一例を示す模式側面図である。 図8は、ステージの嵩上げ方法の一例を示す模式側面図である。 図9は、ステージの嵩上げ方法の一例を示す模式側面図である。 図10(a)は、ステージの一変形例を示す模式平面図である。図10(b)は、ステージの一変形例を示す模式正面図である。 図11は、ステージの他の変形例を示す模式平面図である。
以下、この発明の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。各図において、共通する部分については共通する参照符号を付し、重複する説明は省略する。
(一実施形態)
図1は、一実施形態に係るステージの嵩上げ方法の一例を示すフローチャートである。図2は、木造古代構造物の一例を示す模式正面図である。図3は、木造古代構造物の一例を示す模式側面図である。
<構造物>
図1に示す一実施形態に係るステージの嵩上げ方法の一例を説明する前に、移動すべき構造物の一例を説明する。
図2及び図3に示すように、移動すべき構造体の一例は、木造古代構造物200である。木造古代構造物200は、ステージ1上に載置されている。ステージ1は、台板11と、台板11の下に設けられた根太12と、を有する。ステージ1と床2との間には、間隙3がある。間隙3の初期高さH3は、例えば、根太12の厚さと略同じである。また、ステージ1の幅は“W1”である。
<嵩上げツールセット>
次に、一実施形態に係るステージの嵩上げ方法の一例に使用する嵩上げツールセットの一例を説明する。
嵩上げツールセットの一例は、短軸と、長軸とを有する回転可能な断面の棒状体、例えば楕円棒状体、バージャッキ及び扛上可能化部材を含む。この棒状体の断面形状は、楕円に限らず、長方形、不等十字形、L形などでもよい。
<<楕円棒状体>>
楕円棒状体は、ステージ1の幅方向に、楕円棒状部と、楕円棒状部の両端に設けられた第1嵌合突起部とを有する。楕円棒状体の長さは、ステージ1の幅W1よりも長い。楕円棒状体は、短軸と、長軸とを有する。短軸DS1の長さは、間隙3の初期高さH3未満である(DS1<H3)。長軸DL1の長さは、短軸DS1の長さを超える(DL1>DS1)。
楕円棒状体は、両端の嵌合突起部を、ステージ1の外に出した状態で、間隙3内に挿入される。嵌合突起部の形状は、例えば六角形である。嵌合突起部の形状は、六角形に限らず、多角形であれば良い。また、嵌合突起部は突起物に限らず、多角形の穴であっても良い。要するに、楕円棒状体を、回動ツールにて回動できる形状の部位が、楕円棒状体の両端にあれば良い。このような楕円棒状体が、異なる大きさ毎に複数種類用意される。楕円棒状体は、1本の棒状体でも良いし、複数の部材を繋ぎ合わせて、1本の棒状体としても良い。
<<バージャッキ>>
バージャッキは、バーと、バーの、例えば両端に設けられた嵌合部を有する。
嵌合部には、嵌合穴が設けられている。嵌合穴の形状は、嵌合突起部の形状に対応している。嵌合穴は、嵌合突起部に嵌合される。
バージャッキは、楕円棒状体を回動させる回動ツールである。
<<扛上可能化部材>>
図4(a)は、扛上可能化部材の一例を示す模式平面図である。図4(b)は、扛上可能化部材の一例を示す模式正面図である。
図4(a)及び図4(b)に示すように、扛上可能化部材6は、例えばH形鋼である。扛上可能化部材6の長さL6は、ステージ1の幅W1よりも長い。扛上可能化部材6の高さH6は、長軸が最も長い楕円棒状体の長軸の長さ以下であり、長軸が2番目に長い楕円棒状体の長軸の長さを超える。
扛上可能化部材6は、間隙3内に複数挿入される。扛上可能化部材6は、ステージ1の姿勢を安定させるとともに、ステージ1を扛上可能とするツールである。本明細書において“扛上”とは、例えば、クレーンによって移動すべき構造体、例えば木造古代構造物200を、ステージ1ごと吊り上げること又は木造古代構造物200を、フォークリフトのようなリフター装置によってステージ1ごと持ち上げることをいう。
(ステージの嵩上げ方法)
次に、図1、図5〜図9を参照して、一実施形態に係るステージの嵩上げ方法の一例を説明する。
図5〜図9は、ステージの嵩上げ方法の一例を示す模式側面図である。
図1及び図5に示すように、楕円棒状体100nを、間隙3内に挿入する(工程ST.1)。ステージの嵩上げ方法の一例では、複数の第1楕円棒状体100(100n:n=1)が、間隙3内に、第1長軸DL1(DLn:n=1)が床2と水平となるように挿入される。第1楕円棒状体100の第1短軸DS1(DSn:n=1)の長さは、間隙3の初期高さH3未満である(DSn<H3)。第1楕円棒状体100の第1長軸DL1(DLn:n=1)の長さは、第1短軸DS1(DSn:n=1)の長さを超える(DLn>DSn)。第1楕円棒状体100の第1長軸DL1(DLn:n=1)の長さは、間隙3の初期高さH3を超える(DLn>H3)。
次に、図6に示すように、第1バージャッキ5aを、第1楕円棒状体100のそれぞれに取り付ける。第1バージャッキ5aは、第1嵌合穴531aを、第1楕円棒状体100の第1嵌合突起部42aに嵌合させることで、第1楕円棒状体100に取り付けられる。
次に、第1バージャッキ5aによって、楕円棒状体100n、この一例では第1楕円棒状体100(100n:n=1)を回動させ、第1長軸DL1(DLn:n=1)を起立させる(工程ST.2)。第1長軸DL1を起立させることで、間隙3の高さは、初期高さH3から、第1嵩上げ高さH3aに上昇する。
次に、図1に示すように、間隙3の高さが規定の高さか否かを判断する(工程ST.3)。規定の高さに達していない場合(NO)、工程ST.4へ進む。工程ST.4では、先の楕円棒状体100nに代えて、次の楕円棒状体100n+1(n→n+1)を選択する。ステージの嵩上げ方法の一例では、次の楕円棒状体100n+1として、第2楕円棒状体100(100n:n=2)が選択される。
次に、図1及び図7に示すように、次の楕円棒状体100n+1を、間隙3内に挿入する(工程ST.5)。ステージの嵩上げ方法の一例では、複数の第2楕円棒状体100(100n+1:n+1=2)が、間隙3内に、第2長軸DL2(DLn+1:n+1=2)が床2と水平となるように挿入される。第2楕円棒状体100の第2短軸DS2(DSn+1:n+1=2)の長さは、第1長軸DL1(DLn:n=1)の長さ未満である(DSn+1<DLn)。第2楕円棒状体100の第2長軸DL2(DLn+1:n+1=2)の長さは、第2短軸DS2(DSn+1:n+1=2)の長さを超える(DLn+1>DSn+1)。第2楕円棒状体100の第2長軸DL2(DLn+1:n+1=2)の長さは、第1長軸DL1(DLn:n=1)の長さを超える(DLn+1>DLn)。
次に、図1及び図8に示すように、先の楕円棒状体100nを、例えば逆回動させる(工程ST.6)。これにより、先の楕円棒状体100n、ステージの嵩上げ方法の一例では、第1楕円棒状体100(100n:n=1)が、第1長軸DL1が床2と水平となるように床2に着底される。また、ステージ1は、その台板11上に木造古代構造物200が載置された状態で第1楕円棒状体100から、第2楕円棒状体100に載せ変えられる。
次に、図1に示すように、先の楕円棒状体100nを、間隙3内から抜去する(工程ST.7)。ステージの嵩上げ方法の一例では、複数の第1楕円棒状体100(100n:n=1)が、間隙3内から抜去される。
なお、工程ST.7は、省略することも可能である。何故ならば、第1楕円棒状体100の第1短軸DS1の長さは、第2楕円棒状体100の第2短軸DS2の長さよりも短い。このため、第1楕円棒状体100は、間隙3内において、自然回動して第1長軸DL1が床2と水平となる姿勢で安定する。したがって、次に行われる第2楕円棒状体100の回動に支障を与えないのであれば、第1楕円棒状体100は、間隙3内に残すことができる。このことは、例えば、第2楕円棒状体100及び〜第4楕円棒状体100においても同様である。
次に、第1バージャッキ5aを、第2楕円棒状体100のそれぞれに取り付ける。第1バージャッキ5aは、第2嵌合穴を、第2楕円棒状体100の第2嵌合突起部42bに嵌合させることで、第2楕円棒状体100に取り付けられる。
次に、図1に示すように、第1バージャッキ5aによって、第2楕円棒状体100(100n:n=2)を回動させ、第2長軸DL2(DLn:n=2)を起立させる(工程ST.8)。第2長軸DL2を起立させることで、間隙3の高さは、第嵩上げ高さH3aよりも高い高さに、さらに上昇する。
次に、工程ST.3に戻り、間隙3の高さが規定の高さか否かを判断する。規定の高さに達していない場合(NO)、工程ST.4〜工程ST.8を繰り返す。
また、図1に及び図9に示すように、工程ST.3において、間隙3の高さが規定の高さHfに達した場合(YES)、工程ST.9へ進む。ステージの嵩上げ方法の一例では、第4楕円棒状体100の第4長軸DL4を起立させたとき、間隙3の高さが規定の高さHfに達したと判断する。工程ST.9では、間隙3内に、扛上可能化部材6を挿入する。ステージの嵩上げ方法の一例は、例えば、工程ST.7において終了する。
(ステージの扛上例)
以下、引き続き、ステージの扛上例について説明する。
第4楕円棒状体100を、工程ST.6と同様に、例えば逆回動させ、間隙3内から抜去する。これにより、ステージ1は、その台板11上に木造古代構造物200が載置された状態で、第4楕円棒状体100から、扛上可能化部材6に載せ変えられる。そして、ステージ1は、その台板11上に木造古代構造物200が載置された状態で、扛上可能化部材6の上で安定する。扛上可能化6を、間隙3内に挿入することによって、間隙3の高さには、ステージ1を扛上可能とする扛上可能高さHuが確保される。
次に、扛上可能化部材6に、例えばクレーンのフックを掛け、クレーンによってステージ1ごと、木造古代構造物200を吊り上げる。これにより、木造古代構造物200は、ステージ1ごと安全に移動させることができきる。また、間隙3の高さに、扛上可能高さHuが確保された場合、間隙3内には、例えばフォークリフトのようなリフター装置のフォークを挿入することもできる。フォークは、ステージ1ごと、木造古代構造物200を持ち上げる。この場合、扛上可能化部材6は、例えば、床2の上に置かれたままとなる。
上述したように、この発明の一実施形態では、床2とステージ1との間の間隙3内に、複数の第1楕円棒状体100(100n)、第1長軸DL1(DLn)が床2と水平となるように挿入し(ST.1)、間隙3内において、第1楕円棒状体100のそれぞれを、第1長軸DLが起立するように回動させる(ST.2)。したがって、一実施形態によれば、床2とステージ1との間の間隙3を簡易な構成にて広げることが可能なステージの嵩上げ方法を提供できる。
また、この発明の一実施形態では、間隙3が規定の高さHfか否かを判断する工程ST.3を、さらに備える。工程ST.3において、間隙3が規定の高さHfでない、と判断された場合、次の第2楕円棒状体100(n→n+1)を選択する(ST.4)。そして、間隙3内に、第1長軸DL1以下の第2短軸DS2(n→n+1:DSn+1)と、第1長軸DL1を超え、かつ第2短軸DS2を超える第2長軸DL2(n→n+1:DLn+1)とを有した複数の第2楕円棒状体100を、第2長軸DL2が床2と水平となるように挿入する(ST.5)。次に、間隙3内において、第2楕円棒状体100のそれぞれを、第2長軸DL2が起立するように回動させる(ST.6)。
そして、間隙3が規定の高さHfでないと判断される限り、間隙3が規定の高さHfとなるまで、工程ST.4〜工程ST.6を繰り返す。これにより、次の楕円棒状体100n+1を選択し、選択された次の楕円棒状体100n+1の第2長軸DLn+1が床2と水平となるように挿入し、第2長軸DLn+1が起立するように回動させる、という簡易な構成の工程を繰り返すだけで、床2とステージ1との間隙3を、徐々に広げていくことができる。
また、工程ST.3において、間隙3が規定の高さHfである、と判断された場合には、間隙3内に、ステージ1の姿勢を安定させるとともに、ステージ1を扛上可能とする扛上可能化部材6を挿入する。これにより、ステージ1の姿勢は、楕円棒状体100nによる支持よりも、より安定した姿勢を保ちつつ、ステージ1を扛上可能にできる。
また、上記一実施形態では、移動すべき構造体の一例として、木造古代構造物200を例示したが、移動すべき構造体は、木造古代構造物200に限られることはない。例えば、文化財や、現代美術品でも良い。
また、移動すべき構造体は、博物館や美術館に展示される展示物に限られることもない。例えば、展示会、博覧会、イベントショー等における出品物、例えばメーカーによる自動車等の新製品、新商品等の出品、展示、広告等であっても良い。
さらに、ステージ1上には、移動すべき構造体が無い場合でも、この発明の一実施形態は適用可能である。例えば、ステージ1が大きく、作業者によるステージ1の移動作業に困難を伴う場合には、この発明の一実施形態を適用することが可能である。ステージ1が大きい場合の例は、舞台工芸等における大道具、例えば山台、雛壇、平台等に見ることができる。
また、ステージ1は“構造物”と読み替えることもできる。したがって、この発明の一実施形態は、“構造物”を嵩上げすることも可能である。
<<ステージの変形例>>
図10(a)は、ステージの一変形例を示す模式平面図である。図10(b)は、ステージの一変形例を示す模式正面図である。
図10(a)及び図10(b)に示すように、ステージ1の台板11は、複数に分割されていても良い。ステージの一変形例では、台板11が3つの第1台板11、第2台板11及び第3台板11に分割されている。
楕円棒状体100は、間隙3内に、第1台板11〜第3台板11の下方を貫通して配置される。このため、一実施形態に係るステージの嵩上げ方法によれば、ステージ1の台板11が複数に分割されている場合でも、複数の台板、例えば第1台板11〜第3台板11のそれぞれを同時に嵩上げすることができる。
しかも、ステージ1上に載置される構造物、例えば木造構造物200が、例えば第1台板11〜第3台板11のそれぞれに跨って載置されていても、木造構造物200ごと、第1台板11〜第3台板11のを嵩上げすることができる。
また、台板11を複数に分割する場合、根太12は、例えば第1台板11〜第3台板11と、固定されなくても良い。
図11は、ステージの他の変形例を示す模式平面図である。
図11に示すように、複数に分割された台板の中に、作業者の手が直接届かない台板がある場合であっても、一実施形態に係るステージの嵩上げ方法によれば、作業者の手が直接届かない台板も、他の台板のそれぞれと同時に嵩上げすることもできる。図11に示す例では、第1台板11〜第9台板11の9枚があり、第5台板11が、作業者の手が直接届かない台板である。
以上、この発明の一実施形態及びいくつかの変形例を説明したが、上記一実施形態及びいくつかの変形例は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。また、この発明の実施形態は、上記一実施形態が唯一のものでもない。この発明の実施形態は、様々な新規な形態で実施することができる。したがって、上記一実施形態は、この発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更が可能である。このような新規な形態や変形は、この発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明、及び特許請求の範囲に記載された発明の均等物の範囲に含まれる。
100 :楕円棒状体
100n :楕円棒状体
100 :第1楕円棒状体
100 :第2楕円棒状体
100 :第4楕円棒状体
200 :木造古代構造物
1 :ステージ
11 :台板
11〜11:第1台板〜第9台板
12 :根太
2 :床
3 :間隙
41a :第1楕円棒状部
41b :第2楕円棒状部
42 :嵌合突起部
42a :第1嵌合突起部
42b :第2嵌合突起部
43 :嵌合穴
5 :バージャッキ
50 :嵌合機構
50a :変形例に係る嵌合機構
51a :第1バージャッキ
521 :嵌合部
521a :第1嵌合部
522a :第2嵌合部
531 :嵌合穴
531a :第1嵌合穴
6 :扛上可能化部材
H3 :間隙3の初期高さ
H3a :間隙3の第1嵩上げ高さ
Hf :規定の高さ
W1 :ステージ1の幅
DS1 :第1短軸
DS4 :第4短軸
DL1 :第1長軸
DL4 :第4長軸
L6 :扛上可能化部材6の長さ
H6 :扛上可能化部材6の高さ
ST.1〜ST.9:工程

Claims (3)

  1. 床とステージとの間の間隙内に、第n短軸と、第n長軸とを有する回転可能な断面の第n棒状体の複数本を、前記第n長軸が前記床と水平となるように挿入する工程と、
    前記間隙内において、前記第n棒状体のそれぞれを同時に、前記第n長軸が起立するように回動させる工程と、
    を備えたことを特徴とするステージの嵩上げ方法。
  2. 前記間隙が規定の高さか否かを判断する工程を、さらに備え、
    前記間隙が規定の高さか否かを判断する工程において、
    前記間隙が規定の高さでない、と判断された場合、
    前記間隙が規定の高さとなるまで、
    前記間隙内に、前記第n長軸未満の第n+1短軸と、前記第n長軸を超え、かつ前記第n+1短軸を超える第n+1長軸とを有する回転可能な断面の第n+1棒状体の複数本を、前記第n+1長軸が前記床と水平となるように挿入する工程と、
    前記間隙内において、前記第n+1棒状体のそれぞれを、前記第n+1長軸が起立するように回動させる工程と、
    を繰り返すこと
    を特徴とする請求項1記載のステージの嵩上げ方法。
  3. 前記間隙が規定の高さか否かを判断する工程を、さらに備え、
    前記間隙が規定の高さか否かを判断する工程において、
    前記間隙が規定の高さである、と判断された場合、
    前記間隙内に、前記ステージの姿勢を安定させるとともに、前記ステージを扛上可能とする扛上可能化部材を挿入すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のステージの嵩上げ方法。
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JP2019011044A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 文化シヤッター株式会社 建材用走行搬送台車

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