JP2021160810A - 飲料貯蔵容器、および、飲料取出管支持部材外れ防止具 - Google Patents
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Abstract
【課題】飲料貯蔵容器から飲料取出管支持部材が外れることを防止する技術を提供する。【解決手段】飲料貯蔵容器は、口金部を有する容器本体と、飲料取出管と、飲料取出管を支持し、口金部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有する飲料取出管支持部材と、口金部から飲料取出管支持部材が外れるのを防止する金属製の環状部材と、口金部と環状部材との間に配置されるシールリングとを具備する。環状部材は、リング状の天板部と、天板部の外縁から下方に向かって延在し、口金部の上端部に取り付けられる第1部分と、天板部の内縁から下方に向かって延在する第2部分とを備える。【選択図】図3
Description
本発明は、飲料貯蔵容器、および、飲料取出管支持部材外れ防止具に関する。
ビール貯蔵容器の口金部にフィッティング(例えば、ウェル型のフィッティング)を固定することにより、飲料取出部を形成する技術が知られている。
図1は、従来のビール貯蔵容器1を示している。図1には、フィッティング10の取付部材11の雄ネジ部11sと、口金部15の雌ネジ部15sとの間の螺合により、フィッティング10が口金部15に装着された様子が記載されている。従来のビール貯蔵容器1では、ビール貯蔵容器1の流通時に、取付部材11が外れる可能性がある。取付部材11が容易に外れることは、ビール貯蔵容器1の製品管理上好ましくない。
関連する技術として特許文献1には、取付部材のつば部と口金とを溶接することにより、取付部材の外れを防止することが開示されている。
また、特許文献2には、飲料容器の注ぎ口ハウジング用抽出管頭部取付装置が開示されている。特許文献2に記載の抽出管頭部取付装置では、フランジ付き部材の縁部をハウジングの側方突出リップ部分の周囲と係合させることにより、抽出管頭部取付用組立体の本体をハウジングに固定するようにしている。
また、特許文献3には、飲料貯蔵容器の口金部からネジ付きの飲料取出管支持部が外れるのを防止する外れ防止方法が開示されている。特許文献3に記載の外れ防止方法では、口金部は雌ネジ部を有し、飲料取出管支持部は雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有する。飲料取出管支持部は、少なくとも上側部分が筒状体である。筒状体の雄ネジ部の外径よりも小さな内径を有する環状部材を用意し、筒状体に非連結状態の環状部材が、筒状体の少なくとも一部を覆うように、環状部材を口金部に取り付けることにより、飲料貯蔵容器の口金部からネジ付きの飲料取出管支持部が外れるのを防止している。
本発明の目的は、飲料貯蔵容器の容器本体から取付部材(換言すれば、飲料取出管支持部材)が外れることを防止する技術を提供することである。
以下に、発明を実施するための形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための形態との対応関係の一例を示すために、参考として、括弧付きで付加されたものである。よって、括弧付きの記載により、特許請求の範囲は、限定的に解釈されるべきではない。
いくつかの実施形態における飲料貯蔵容器は、口金部(22)を有する容器本体(20)と、飲料取出管(30)と、前記飲料取出管(30)を支持し、前記口金部(22)の雌ネジ部(22s)に螺合する雄ネジ部(43s)を有する飲料取出管支持部材(40)と、前記口金部(22)から前記飲料取出管支持部材(40)が外れるのを防止する金属製の環状部材(70)と、前記口金部(22)と前記環状部材(70)との間に配置されるシールリング(80)とを具備する。前記環状部材(70)は、リング状の天板部(71)と、前記天板部(71)の外縁から下方に向かって延在し、前記口金部(22)の上端部に取り付けられる第1部分(73)と、前記天板部(71)の内縁から下方に向かって延在する第2部分(76)とを備える。
上記飲料貯蔵容器において、金属製の前記第2部分(76)は、前記天板部(71)の内縁から前記飲料取出管支持部材(40)の上端部(43)に向かう方向に延在していてもよい。また、前記環状部材(70)が前記口金部(22)に装着された状態において、前記飲料取出管支持部材(40)の上端部(43)が前記第2部分(76)を上方に押圧すると、前記環状部材(70)の前記天板部(71)の内側部分が上方に盛り上がるように塑性変形するように構成されていてもよい。
上記飲料貯蔵容器において、前記シールリング(80)の内縁(80a)は、前記口金部(22)の頂面(22u)の内縁(22p)よりも内側に突出していてもよい。
上記飲料貯蔵容器において、前記シールリング(80)の内縁(80a)は、前記第2部分(76)の外周面(76a)に接触するように配置されていてもよい。
上記飲料貯蔵容器において、前記シールリングの(80)前記内縁(80a)は、前記第2部分(76)の前記外周面(76a)を付勢するように配置されていてもよい。
上記飲料貯蔵容器において、前記第2部分(76)と、前記天板部(71)とは、同じ板厚を有してもよい。
上記飲料貯蔵容器において、前記天板部(71)の板厚は、0.3mm以下であってもよい。また、前記第1部分(73)の板厚は、0.3mm以下であってもよい。
上記飲料貯蔵容器において、前記環状部材(70)の中心軸(AX1)に沿う方向における前記第2部分(76)の長さ(L1)は、前記天板部(71)の板厚の3倍以上であってもよい。
上記飲料貯蔵容器において、前記シールリング(80)は、平パッキンであってもよい。
上記飲料貯蔵容器において、前記口金部(22)を構成する第1のステンレス鋼より、前記環状部材(70)を構成する第2のステンレス鋼の方が軟質であってもよい。
いくつかの実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具(7)は、口金部(22)を有する容器本体(20)と、飲料取出管(30)と、前記口金部(22)の雌ネジ部(22s)に螺合する雄ネジ部(43s)を有する飲料取出管支持部材(40)とを具備する飲料貯蔵容器(2)の前記口金部(22)に装着される飲料取出管支持部材外れ防止具(7)である。飲料取出管支持部材外れ防止具(7)は、金属製の環状部材(70)と、シールリング(80)とを具備する。前記環状部材(80)は、リング状の天板部(71)と、前記天板部(71)の外縁から下方に向かって延在し、前記口金部(22)の上端部に取り付けられる第1部分(73)と、前記天板部(71)の内縁から下方に向かって延在する第2部分(76)とを備える。
上記飲料取出管支持部材外れ防止具(7)において、前記シールリング(80)の内縁(80a)は、前記第2部分(76)の外周面(76a)に接触するように配置されていてもよい。
上記飲料取出管支持部材外れ防止具(7)において、前記シールリングの(80)前記内縁(80a)は、前記第2部分(76)の前記外周面(76a)を付勢するように配置されていてもよい。
上記飲料取出管支持部材外れ防止具(7)において、前記第2部分(76)と、前記天板部(71)とは、同じ板厚を有してもよい。
上記飲料取出管支持部材外れ防止具(7)において、前記天板部(71)の板厚は、0.3mm以下であってもよい。また、前記第1部分(73)の板厚は、0.3mm以下であってもよい。
上記飲料取出管支持部材外れ防止具(7)において、前記環状部材(70)の中心軸(AX1)に沿う方向における前記第2部分(76)の長さ(L1)は、前記天板部(71)の板厚の3倍以上であってもよい。
上記飲料取出管支持部材外れ防止具(7)において、前記シールリング(80)は、平パッキンであってもよい。
上記飲料取出管支持部材外れ防止具(7)において、前記天板部のビッカース硬さは、140より高くてもよく、210より低くてもよい。
本発明により、飲料貯蔵容器の容器本体から飲料取出管支持部材が外れることを防止する技術を提供することができる。
以下、実施形態における飲料貯蔵容器2、および、飲料取出管支持部材外れ防止具7に関して、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同じ機能を有する部材、部位については、同一の符号が付され、同一の符号が付されている部材、部位について、繰り返しとなる説明は省略される。なお、以下の説明において、「飲料貯蔵容器」は、飲料を貯蔵可能な容器を意味する。飲料貯蔵容器は、例えば、ステンレス鋼製の容器である。飲料貯蔵容器は、例えば、ビールを貯蔵可能なビール貯蔵容器である。
(第1の実施形態)
図2乃至図5を参照して、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2について説明する。図2は、第1の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7が、容器本体20に装着される前の状態を模式的に示す概略2面図である。図2の上側には、概略平面図が記載され、図2の下側には、概略縦断面図が記載されている。図3は、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2を模式的に示す概略断面図である。なお、図3は、飲料取出管支持部材外れ防止具7が、容器本体20に固定された後の状態を示す。図4は、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2を模式的に示す概略断面図である。図5は、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2を模式的に示す概略断面図である。なお、図5は、飲料取出管支持部材外れ防止具7が、容器本体20に固定される前の状態を示している。
図2乃至図5を参照して、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2について説明する。図2は、第1の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7が、容器本体20に装着される前の状態を模式的に示す概略2面図である。図2の上側には、概略平面図が記載され、図2の下側には、概略縦断面図が記載されている。図3は、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2を模式的に示す概略断面図である。なお、図3は、飲料取出管支持部材外れ防止具7が、容器本体20に固定された後の状態を示す。図4は、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2を模式的に示す概略断面図である。図5は、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2を模式的に示す概略断面図である。なお、図5は、飲料取出管支持部材外れ防止具7が、容器本体20に固定される前の状態を示している。
(飲料貯蔵容器2)
図2を参照して、飲料取出管支持部材外れ防止具7が容器本体20に取り付けられる前の飲料貯蔵容器2の概要について説明する。飲料貯蔵容器2は、容器本体20と、飲料取出管30と、飲料取出管支持部材40とを具備する。飲料貯蔵容器2は、容器本体20と飲料取出管支持部材40との間に配置されるシール部材50を具備していてもよい。
図2を参照して、飲料取出管支持部材外れ防止具7が容器本体20に取り付けられる前の飲料貯蔵容器2の概要について説明する。飲料貯蔵容器2は、容器本体20と、飲料取出管30と、飲料取出管支持部材40とを具備する。飲料貯蔵容器2は、容器本体20と飲料取出管支持部材40との間に配置されるシール部材50を具備していてもよい。
容器本体20は、雌ネジ部22sを有する口金部22と、口金部22が接続される容器部21(飲料が貯蔵される部分)とを備える。口金部22は、例えば、ステンレス鋼製であり、容器部21は、例えば、ステンレス鋼製である。口金部22は、例えば、溶接によって、容器部21に固定される。図2に記載の例では、口金部22の上端部には、径外方向(換言すれば、口金部22の中心軸AXから離れる方向)に向けて突出する環状の突出部220が設けられている。
飲料取出管30は、飲料(例えば、ビール)を取り出すために使用される。図2に記載の例では、飲料取出管30は、ダウンチューブ31と、飲料取出弁33と、ガス供給弁35の一部とを備える。図2に記載の例のように、飲料取出管30が、複数の部品のアセンブリによって構成されている場合、飲料取出管30は、飲料取出管組立体であると言うこともできる。
ダウンチューブ31は、口金部22の内側の領域から、容器部21の底部に向かって延在する。
飲料取出弁33は、第1弁体33aと第1弁座部33bとを含む。第1弁体33aが第1弁座部33bに接触している状態が、飲料取出弁33の閉状態に対応し、第1弁体33aが第1弁座部33bから離間している状態が、飲料取出弁33の開状態に対応する。図2に記載の例では、飲料取出管30は、第1弁体33aを第1弁座部33bに向けて付勢する第1付勢部材34を有する。
ガス供給弁35は、第2弁体35aと第2弁座部45bとを含む。第2弁体35aが第2弁座部45bに接触している状態が、ガス供給弁35の閉状態に対応し、第2弁体35aが第2弁座部45bから離間している状態が、ガス供給弁35の開状態に対応する。図2に記載の例では、第2弁体35aが、飲料取出管30(より具体的には、飲料取出管組立体)に設けられており、第2弁座部45bが、飲料取出管支持部材40に設けられている。また、図2に記載の例では、飲料取出管30は、第2弁体35aを第2弁座部45bに向けて付勢する第2付勢部材36を有する。
飲料取出管支持部材40は、飲料取出管30(より具体的には、飲料取出管組立体)を支持する。また、飲料取出管支持部材40は、口金部22の雌ネジ部22sに螺合する雄ネジ部43sを有する。
図2に記載の例では、飲料取出管支持部材40の下端部41が、飲料取出管30を下方から支持している。また、図2に記載の例では、飲料取出管支持部材40の上端部43が、上述の雄ネジ部43sを備えている。上端部43は、ディスペンスヘッドの下端部に係合する係合突起431を備えていてもよい。係合突起431は、口金部22の中心軸AXに向かう方向に突出する。
飲料取出管支持部材40は、下端部41と上端部43との間に配置される中間部45を備える。図2に記載の例では、当該中間部45に、上述の第2弁座部45bが設けられている。第2弁座部45bは、例えば、上方に向かうにつれて、口金部22の中心軸AXに近づく方向に傾斜する傾斜面450を有する。
飲料取出管支持部材40は、例えば、ステンレス鋼製である。図2に記載の例では、飲料取出管支持部材40は、口金部22内に挿入される筒状の部材であり、飲料取出管支持部材40は、ウェル(well:「井戸」を意味する。)型フィッティングを構成する。
シール部材50は、口金部22と飲料取出管支持部材40との間に配置され、口金部22と飲料取出管支持部材40との間の隙間から飲料またはガスが漏出するのを防止する。図2に記載の例では、シール部材50は、リング形状を有する。
図3に例示されるように、第1の実施形態における飲料貯蔵容器2は、容器本体20(より具体的には、口金部22)に取り付けられる飲料取出管支持部材外れ防止具7を備える。飲料取出管支持部材外れ防止具7が、容器本体20に取り付けられることにより、飲料取出管支持部材40が、容器本体20(より具体的には、口金部22)から外れることが防止される。
飲料取出管支持部材外れ防止具7は、金属製の環状部材70と、シールリング80とを備える。シールリング80は、口金部22と環状部材70との間に配置される。
環状部材70は、口金部22から飲料取出管支持部材40が外れるのを防止する。より具体的には、環状部材70の第2部分76が、飲料取出管支持部材40の上端部43の直上(すなわち、上端部43の鉛直上方)に配置されることにより、飲料取出管支持部材40が口金部22から外れることが防止される。なお、図3に記載の例では、環状部材70の第2部分76が、雄ネジ部43sの直上に配置されている。代替的に、環状部材70の第2部分76は、飲料取出管支持部材40の頂面43uの直上(すなわち、頂面43uの鉛直上方)に配置されていてもよい。
図3に記載の例では、環状部材70は、リング状の天板部71と、第1部分73と、上述の第2部分76とを備える。
天板部71は、金属製であり、口金部22の上方に配置される。また、天板部71は、平面視で、リング形状を有する。
第1部分73は、金属製であり、天板部71の外縁から下方に向かって延在する。また、第1部分73は、口金部22の上端部(より具体的には、環状の突出部220)に取り付けられる。図3に記載の例では、天板部71と第1部分73の下端部とによって、環状の突出部220が挟持されている。こうして、環状部材70が、口金部22に固定される。なお、図3に記載の例では、第1部分73の下端部の内面は、環状の突出部220の下面220bに沿うように配置されている。
第2部分76は、金属製であり、天板部71の内縁から下方に向かって延在する。より具体的には、第2部分76は、天板部71の内縁から飲料取出管支持部材40の上端部43に向かう方向に延在する。
飲料取出管支持部材40が、口金部22の中心軸AXまわりに回転されることにより、飲料取出管支持部材40が、口金部22に対して上方に相対移動する場合を想定する。この場合、飲料取出管支持部材40の上端部43は、環状部材70の第2部分76に接触する。よって、飲料取出管支持部材40の上端部43は、環状部材70の第2部分76を超えて上方に移動することはできない。環状部材70が口金部22に装着された状態において、飲料取出管支持部材40を無理に取り外そうとすると、飲料取出管支持部材40の上端部43が、環状部材70の第2部分76を上方に押圧する。その結果、環状部材70の天板部71の内側部分が上方に盛り上がるように塑性変形する。この場合、環状部材70の変形(換言すれば、環状部材70の異常)を、外観検査によって容易に検出することができる。また、一旦変形した環状部材70を元の形状に戻すことは困難である。よって、環状部材70の変形の痕跡(換言すれば、環状部材70の異常)を、外観検査によって容易に検出することができる。
第1の実施形態における飲料貯蔵容器2は、飲料取出管支持部材外れ防止具7(より具体的には、環状部材70、および、シールリング80)を備える。このため、飲料貯蔵容器2の容器本体20から飲料取出管支持部材40が外れることが防止される。また、環状部材70が金属製である場合、環状部材70の厚さを薄くした場合であっても、環状部材70の強度を十分に確保することができる。また、環状部材70が金属製である場合、環状部材70の加工(例えば、曲げ加工)が容易である。さらに、環状部材70が、天板部71の外縁から下方に向かって延在する第1部分73と、天板部71の内縁から下方に向かって延在する第2部分76とを備える場合には、環状部材70の強度が更に向上する。よって、環状部材70が意図せずして変形することが抑制される。
第1の実施形態では、環状部材70と飲料取出管支持部材40とが連結(換言すれば、固着)されていない。このため、万が一、口金部22と飲料取出管支持部材40との間に配置されたシール部材50が劣化または破損することにより、シール部材50のシール機能が損なわれた場合には、飲料貯蔵容器2の内部からガス(炭酸ガス)が、口金部22と飲料取出管支持部材40との間の隙間を介して、飲料貯蔵容器2の外部に吹き出す。よって、万が一、シール部材50が劣化または破損した場合であっても、当該劣化または破損を容易に検出することが可能である。よって、シール部材50によるシール機能が損なわれた状態で、飲料貯蔵容器2が使用されることが防止される。
続いて、第1の実施形態において採用可能な任意付加的な構成について説明する。
(シールリング80)
図3に記載の例では、シールリング80の内縁80aが、口金部22の頂面22uの内縁22pよりも内側(中心軸AX側)に突出している。換言すれば、シールリング80の内縁80aと口金部22の中心軸AXとの間の距離が、口金部22の頂面22uの内縁22pと口金部22の中心軸AXとの間の距離よりも短い。この場合、飲料充填時、あるいは、飲料貯蔵容器2の洗浄時に、口金部22の頂面22uと環状部材70との間の空間に、液体(例えば、飲料、洗浄液等)が進入することが抑制される。
図3に記載の例では、シールリング80の内縁80aが、口金部22の頂面22uの内縁22pよりも内側(中心軸AX側)に突出している。換言すれば、シールリング80の内縁80aと口金部22の中心軸AXとの間の距離が、口金部22の頂面22uの内縁22pと口金部22の中心軸AXとの間の距離よりも短い。この場合、飲料充填時、あるいは、飲料貯蔵容器2の洗浄時に、口金部22の頂面22uと環状部材70との間の空間に、液体(例えば、飲料、洗浄液等)が進入することが抑制される。
図3に記載の例では、シールリング80の内縁80aは、第2部分76の外周面76aに接触するように配置されている。この場合、環状部材70の天板部71の下面に、液体(例えば、飲料、洗浄液等)が付着することが抑制される。
シールリング80が、シールリング80に作用するテンションによって、環状部材70に保持されるようにしてもよい。換言すれば、シールリング80が環状部材70の下面に沿って配置される前の状態において、シールリング80の内径が、環状部材70の第2部分76の外径よりも小さくなるように設定されていてもよい。この場合、シールリング80が環状部材70の第2部分76によって保持された状態で、環状部材70を口金部22に取り付けることができる。換言すれば、シールリング80の内縁(80a)が、環状部材70の第2部分76の外周面(76a)を付勢するように、シールリング80を配置してもよい。よって、飲料取出管支持部材外れ防止具7を、容易に口金部22に取り付けることが可能となる。
図3に記載の例では、シールリング80が、平パッキン(より具体的には、シールリング80の中心軸を通る縦断面における形状が、扁平な略矩形形状であるパッキン)である。この場合、シールリング80と、口金部22の頂面22uとの間の接触面積を大きくすることができ、シールリング80と、環状部材70の天板部71との間の接触面積を大きくすることができる。図3に記載の例では、口金部22の頂面22uの略全体がシールリング80によって覆われている。また、図3に記載の例では、環状部材70の天板部71の下面の略全体がシールリング80によって覆われている。よって、口金部22の頂面22u、または、環状部材70の天板部71の下面に、液体(例えば、飲料、洗浄液等)が付着することが抑制される。
シールリング80は、任意の弾性材料(例えば、ゴムまたは樹脂)によって形成される。
(環状部材70)
環状部材70の天板部71の板厚は、例えば、0.3mm以下、あるいは、0.25mm以下であってもよい。天板部71、および/または、第1部分73の板厚が0.3mm以下である場合(より好ましくは、0.25mm以下である場合、または、0.2mm以下である場合)、環状部材70の交換時期に、環状部材70を口金部22から取り外すこと、換言すれば、環状部材70を破壊することが容易である。
環状部材70の天板部71の板厚は、例えば、0.3mm以下、あるいは、0.25mm以下であってもよい。天板部71、および/または、第1部分73の板厚が0.3mm以下である場合(より好ましくは、0.25mm以下である場合、または、0.2mm以下である場合)、環状部材70の交換時期に、環状部材70を口金部22から取り外すこと、換言すれば、環状部材70を破壊することが容易である。
環状部材70の第2部分76は、天板部71の内縁から下方に向かって延在する。第2部分76は、環状部材70の内側部分の強度を増加させる補強部として機能する。また、環状部材70が、第2部分76を備えることにより、環状部材70の天板部71に尖ったエッジ部分が形成されない。よって、飲料貯蔵容器2を取り扱う作業者の安全性が確保される。
なお、環状部材70の天板部71、第1部分73および第2部分76の形状は、後述するように、平板状の金属部材にプレス加工などを施すことによって形成されてもよい。したがって、環状部材70の第2部分76と、天板部71とは、同じ板厚を有していてもよい。
図4に記載の例では、第2部分76は、シールリング80の位置を位置決めする位置決め部としても機能する。また、図4に記載の例では、第2部分76は、シールリング80の内縁部が、口金部22の中心軸AXに向かう方向に変位するのを防ぐストッパとしても機能する。シールリング80が口金部22の頂面22uに向けて押圧されるとき、シールリング80の内縁部は、口金部22の中心軸AXに向かう方向に変位しようとする(図4における矢印Cを参照。)。これに対し、第2部分76は、シールリング80の内縁部が、第2部分76を超えて中心軸AXに向かう方向に変位することを防止する。
第2部分76を、補強部、位置決め部、あるいは、ストッパとして機能させるため、第2部分76が天板部71に対して下方に向かって突出する長さ(換言すれば、口金部22の中心軸AXに沿う方向における第2部分76の長さL1)は、十分に大きいことが好ましい。図4に記載の例では、長さL1は、天板部71の板厚の3倍以上、4倍以上、あるいは、5倍以上であってもよい。また、図4に記載の例では、長さL1は、シールリング80の厚さよりも大きい。長さL1がシールリング80の厚さよりも大きい場合、第2部分76は、シールリング80の内縁部が、口金部22の中心軸AXに向かう方向に変位するのを防ぐストッパとして、より確実に機能する。
図4に記載の例では、飲料貯蔵容器2の縦断面(口金部22の中心軸AXを包含する縦断面)において、天板部71の内縁から第2部分76が延在する方向は、口金部22の中心軸AXに平行な方向である。代替的に、飲料貯蔵容器2の縦断面(口金部22の中心軸AXを包含する縦断面)において、天板部71の内縁から第2部分76が延在する方向と、口金部22の中心軸AXとの間のなす角度は、0度より大きく30度以下であってもよい。また、第2部分76の先端エッジには、丸め加工、あるいは、折り返し加工が施されていてもよい。
環状部材70の内径D1は、飲料取出管支持部材40の雄ネジ部43sの外径D2よりも小さい。よって、飲料取出管支持部材40が、口金部22から意図せずして外れることは、確実に防止される。また、図4に記載の例では、環状部材70の内径D1は、飲料取出管支持部材40の頂面43uの内径D3よりも大きい。この場合、環状部材70と飲料充填機のノズル部等との間の干渉(接触等)が抑制される。
環状部材70の天板部71の板厚と、第1部分73の板厚とは等しいことが好ましい。この場合、一つの板材を折り曲げ加工することにより、天板部71と第1部分73とを形成することができる。また、環状部材70の天板部71の板厚と、第2部分76の板厚とは等しいことが好ましい。この場合、一つの板材を折り曲げ加工することにより、天板部71と第2部分76とを形成することができる。
飲料貯蔵容器2の縦断面(口金部22の中心軸AXを包含する縦断面)において、環状部材70の天板部71と第1部分73との間の境界部分の曲率半径R1は、例えば、1mm以上2.4mm以下であってもよい。
図4に記載の例では、飲料貯蔵容器2の縦断面(口金部22の中心軸AXを包含する縦断面)において、環状部材70の天板部71と第1部分73との間の境界部分の曲率半径R1は、環状部材70の天板部71と第2部分76との間の境界部分の曲率半径R2よりも大きい。
口金部22は、一般的には、ステンレス鋼製である。この場合、環状部材70をステンレス鋼製とすることにより、異種金属の接触に起因する腐食の発生を抑制することができる。
また、口金部22を、第1のステンレス鋼によって構成し、環状部材70を、第1のステンレス鋼とは異なる第2のステンレス鋼によって構成してもよい。この場合、第2のステンレス鋼は、第1のステンレス鋼よりも軟質のステンレス鋼であることが好ましい。環状部材70の材料が、口金部22の材料よりも軟質の材料である場合、図3に例示されるように、環状部材70の第1部分73の形状が環状の突出部220の外形形状と一致するように、環状部材70の第1部分73を加工(より具体的には、加締め加工)することができる。こうして、第1部分73と環状の突出部220との間に隙間が形成されることが抑制され、第1部分73の外径が不用意に拡大されることが抑制される。その結果、環状部材70が取り付けられた口金部22を、図4または図5に例示された口金部収容凹部A1の内側に、円滑に挿入することが可能となる。
環状部材70の硬度を積極的に低下させるために、環状部材70に、光輝熱処理等の熱処理が施されてもよい。光輝熱処理とは、被加熱材(環状部材70)を保護雰囲気中で熱処理することによって、被加工材表面の高温酸化および脱炭を防止し、その表面を光輝状態に保持する熱処理を意味する。環状部材70の硬度を低下させるための熱処理(例えば、光輝熱処理)は、例えば、環状部材70の第1部分73が天板部71に対して折り曲げられた後(より具体的には、プレス加工された後)に実行される。
(第2の実施形態)
図6を参照して、第2の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7について説明する。図6は、第2の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7を模式的に示す概略3面図である。図6の上側には、概略平面図が記載され、図6の中央には、概略断面図が記載され、図6の下側には、概略底面図が記載されている。
図6を参照して、第2の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7について説明する。図6は、第2の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7を模式的に示す概略3面図である。図6の上側には、概略平面図が記載され、図6の中央には、概略断面図が記載され、図6の下側には、概略底面図が記載されている。
第2の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7は、既存の飲料貯蔵容器2(換言すれば、流通中の飲料貯蔵容器2)の口金部22に取り付けられてもよいし、新品の飲料貯蔵容器2の口金部22に取り付けられてもよい。飲料貯蔵容器2の口金部22に取り付けられた後の飲料取出管支持部材外れ防止具7については、第1の実施形態において説明済みである。よって、第2の実施形態では、飲料貯蔵容器2の口金部22に取り付けられる前の飲料取出管支持部材外れ防止具7について説明する。
第2の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7は、飲料貯蔵容器2の口金部22(より具体的には、口金部22を有する容器本体20と、飲料取出管30と、口金部22の雌ネジ部22sに螺合する雄ネジ部43sを有する飲料取出管支持部材40とを具備する飲料貯蔵容器2の口金部22)に装着される部材である。
飲料取出管支持部材外れ防止具7は、環状部材70と、シールリング80とを具備する。図6に記載の例では、シールリング80が環状部材70に取り付けられている。より具体的には、シールリング80が環状部材70の下面に接触配置されている。この場合、環状部材70が、口金部22に取り付けられると、シールリング80も自動的に口金部22に取り付けられることとなる。なお、第2の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7において、シールリング80と環状部材70とが、別々に、口金部22に取り付けられることは排除されない。
環状部材70は、リング状の天板部71と、天板部71の外縁から下方に向かって延在し口金部22の上端部(より具体的には、環状の突出部220)に取り付けられることとなる第1部分73を備える。
第2の実施形態における飲料取出管支持部材外れ防止具7が、飲料貯蔵容器2の口金部22(例えば、図2に例示された飲料貯蔵容器2の口金部22)に取り付けられることにより、飲料貯蔵容器2の容器本体20から飲料取出管支持部材40が外れることが防止される。飲料取出管支持部材外れ防止具7を口金部22に取り付ける工程は、環状部材70の中心軸AX1と口金部22の中心軸AXとが位置合わせされた状態で、環状部材70を口金部22に向かう方向に相対移動させることを含む(図5を参照。)。また、飲料取出管支持部材外れ防止具7を口金部22に取り付ける工程は、環状部材70の第1部分73を、内側に向けて加締めることを含む。当該加締めによって、環状部材70と口金部22との間にシールリング80が配置された状態で、環状部材70が口金部22に固定される(図3を参照。)。
図6に記載の例では、環状部材70の第1部分73は、環状部材70の中心軸AX1を含む縦断面において、当該中心軸AX1と平行な方向に延在する。代替的に、第1部分73は、下方に向かうにつれて環状部材70の中心軸AX1から離れるように、多少傾斜していてもよい。環状部材70の第1部分73は、底面視で、リング形状を有する。第1部分73の高さ、換言すれば、環状部材70の中心軸AX1に沿う方向における第1部分73の長さは、例えば、5mm以上10mm以下、あるいは、6mm以上8mm以下であってもよい。
環状部材70の硬度を積極的に低下させるために、環状部材70に、光輝熱処理等の熱処理が施されていてもよい。
シールリング80は、平パッキンであってもよい。シールリング80が平パッキンである場合、第1の実施形態において説明されたように、環状部材70の天板部71の下面に、液体(例えば、飲料、洗浄液等)が付着することが抑制される。また、シールリング80が平パッキンである場合、環状部材70が口金部22に取り付けられた後、口金部22の頂面22uに液体(例えば、飲料、洗浄液等)が付着することが抑制される。
図6に記載の例では、環状部材70は、天板部71の内縁から下方に向かって延在する第2部分76を備える。環状部材70が口金部22に取り付けられると、当該第2部分76は、天板部71の内縁から飲料取出管支持部材40の上端部に向かうように延在することとなる。
図6に記載の例では、環状部材70の第2部分76は、底面視で、リング形状を有する。また、環状部材70の第2部分76の内側の領域は、空洞である。
図6に記載の例では、シールリング80の内縁が、第2部分76の外周面76aに接触するように配置されている。この場合、環状部材70の天板部71の下面に、液体(例えば、飲料、洗浄液等)が付着することが抑制される。シールリング80は、シールリング80に作用するテンションによって、環状部材70に保持されることが好ましい。この場合、接着剤を使用することなく、シールリング80を環状部材70に保持させることが可能である。別の例として、シールリング80および環状部材70が一体化するように、シールリング80をモールド処理によって形成してもよい。
第2部分76は、環状部材70の強度を増加させる補強部として機能する。また、第2部分76は、シールリング80が押圧されるときに、シールリング80の内縁部が、第2部分76を超えて環状部材70の中心軸AX1に向かう方向に変位することを防止するストッパとして機能する。第2部分76が天板部71に対して下方に向かって突出する長さ(換言すれば、環状部材70の中心軸AX1に沿う方向における第2部分76の長さ)は、例えば、1mm以上、あるいは、1.2mm以上であってもよい。
環状部材70は、適切な硬さを有することが好ましい。この硬さは、例えば、平板状の金属部材にプレス加工などを施すことによって図5に示した形状の環状部材70を形成することが出来ること、図5に示した形状の環状部材70を口金部22に加締めて図3に示した形状に変形することが出来ること、図3に示した状態から飲料取出管支持部材40を無理に取り外そうとすると環状部材70が塑性変形すること、一旦変形した環状部材70を元の形状に戻すことは困難であること、などの観点から適切に決定されてもよい。
ここでは、一例として、環状部材70の硬さを、ビッカース硬さで考える。金属部材のプレス加工を施す前後で、金属部材のビッカース硬さが変化する場合がある。また、一様なビッカース硬さを有する金属部材にプレス加工などを施すとき、プレス加工後の金属部材のビッカース硬さは、その部位に施された加工の複雑さによって異なる場合があり、また、その部位の先端からの距離によっても異なる場合がある。
例えば、一様なビッカース硬さを有する金属部材にプレス加工などを施して図6に示した状態の環状部材70を形成した後、第1部分73の下端部73e(例えば、先端から0〜1mmの部分)と、第1部分73の側面部分(例えば、先端から2〜3mmの部分)と、天板部71とでは、それぞれ、ビッカース硬さが異なる場合がある。
この場合、図6の環状部材70に含まれる各部位のビッカース硬さは、例えば、140から340までの範囲に含まれることが好ましい。ここで、ビッカース硬さの範囲には、上限値および下限値が含まれてもよいし、含まれなくてもよい。
また、この場合、下端部73eのビッカース硬さは、230より大きくてもよい。下端部73eのビッカース硬さは、240より大きくてもよい。下端部73eのビッカース硬さは、280より大きくてもよい。下端部73eのビッカース硬さは、340より小さくてもよい。下端部73eのビッカース硬さは、330より小さくてもよい。下端部73eのビッカース硬さは、300より小さくてもよい。
また、この場合、第1部分73の側面部分のビッカース硬さは、180より大きくてもよい。第1部分73の側面部分のビッカース硬さは、190より大きくてもよい。第1部分73の側面部分のビッカース硬さは、260より大きくてもよい。第1部分73の側面部分のビッカース硬さは、310より小さくてもよい。第1部分73の側面部分のビッカース硬さは、300より小さくてもよい。第1部分73の側面部分のビッカース硬さは、260より小さくてもよい。
また、この場合、天板部71のビッカース硬さは、140より大きくてもよい。天板部71のビッカース硬さは、150より大きくてもよい。天板部71のビッカース硬さは、170より大きくてもよい。天板部71のビッカース硬さは、210より小さくてもよい。天板部71のビッカース硬さは、200より小さくてもよい。天板部71のビッカース硬さは、175より小さくてもよい。
なお、図6の環状部材70を口金部22に取り付けて加締める前に、熱処理によって環状部材70の硬度を低下させる場合がある。この場合に、熱処理を施された環状部材70のビッカース硬さは、例えば、120から180までの範囲に含まれてもよい。
本発明は上記各実施形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、各実施形態は適宜変形又は変更され得ることは明らかである。また、各実施形態で用いられる種々の技術は、技術的矛盾が生じない限り、他の実施形態にも適用可能である。さらに、各実施形態における任意付加的な構成は、適宜省略可能である。
1 :ビール貯蔵容器
2 :飲料貯蔵容器
7 :飲料取出管支持部材外れ防止具
10 :フィッティング
11 :取付部材
11s :雄ネジ部
15 :口金部
15s :雌ネジ部
20 :容器本体
21 :容器部
22 :口金部
22p :内縁
22s :雌ネジ部
22u :頂面
30 :飲料取出管
31 :ダウンチューブ
33 :飲料取出弁
33a :第1弁体
33b :第1弁座部
34 :第1付勢部材
35 :ガス供給弁
35a :第2弁体
36 :第2付勢部材
40 :飲料取出管支持部材
41 :下端部
43 :上端部
43s :雄ネジ部
43u :頂面
45 :中間部
45b :第2弁座部
50 :シール部材
70 :環状部材
71 :天板部
73 :第1部分
73e :下端部
76 :第2部分
76a :外周面
80 :シールリング
80a :内縁
220 :突出部
220b :下面
431 :係合突起
450 :傾斜面
AX :中心軸
AX1 :中心軸
L1 :長さ
2 :飲料貯蔵容器
7 :飲料取出管支持部材外れ防止具
10 :フィッティング
11 :取付部材
11s :雄ネジ部
15 :口金部
15s :雌ネジ部
20 :容器本体
21 :容器部
22 :口金部
22p :内縁
22s :雌ネジ部
22u :頂面
30 :飲料取出管
31 :ダウンチューブ
33 :飲料取出弁
33a :第1弁体
33b :第1弁座部
34 :第1付勢部材
35 :ガス供給弁
35a :第2弁体
36 :第2付勢部材
40 :飲料取出管支持部材
41 :下端部
43 :上端部
43s :雄ネジ部
43u :頂面
45 :中間部
45b :第2弁座部
50 :シール部材
70 :環状部材
71 :天板部
73 :第1部分
73e :下端部
76 :第2部分
76a :外周面
80 :シールリング
80a :内縁
220 :突出部
220b :下面
431 :係合突起
450 :傾斜面
AX :中心軸
AX1 :中心軸
L1 :長さ
Claims (18)
- 口金部を有する容器本体と、
飲料取出管と、
前記飲料取出管を支持し、前記口金部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有する飲料取出管支持部材と、
前記口金部から前記飲料取出管支持部材が外れるのを防止する金属製の環状部材と、
前記口金部と前記環状部材との間に配置されるシールリングと
を具備し、
前記環状部材は、
リング状の天板部と、
前記天板部の外縁から下方に向かって延在し、前記口金部の上端部に取り付けられる第1部分と、
前記天板部の内縁から下方に向かって延在する第2部分と
を備える
飲料貯蔵容器。 - 金属製の前記第2部分は、前記天板部の内縁から前記飲料取出管支持部材の上端部に向かう方向に延在し、
前記環状部材が前記口金部に装着された状態において、前記飲料取出管支持部材の上端部が前記第2部分を上方に押圧すると、前記環状部材の前記天板部の内側部分が上方に盛り上がるように塑性変形するように構成されている
請求項1に記載の飲料貯蔵容器。 - 前記シールリングの内縁は、前記口金部の頂面の内縁よりも内側に突出する
請求項1または2に記載の飲料貯蔵容器。 - 前記シールリングの内縁は、前記第2部分の外周面に接触するように配置される
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の飲料貯蔵容器。 - 前記シールリングの前記内縁は、前記第2部分の前記外周面を付勢するように配置される
請求項4に記載の飲料貯蔵容器。 - 前記第2部分と、前記天板部とは、同じ板厚を有する
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の飲料貯蔵容器。 - 前記天板部の板厚は、0.3mm以下であり、
前記第1部分の板厚は、0.3mm以下である
請求項1乃至6のいずれか一項に記載の飲料貯蔵容器。 - 前記環状部材の中心軸に沿う方向における前記第2部分の長さは、前記天板部の板厚の3倍以上である
請求項1乃至7のいずれか一項に記載の飲料貯蔵容器。 - 前記シールリングは、平パッキンである
請求項1乃至8のいずれか一項に記載の飲料貯蔵容器。 - 前記口金部を構成する第1のステンレス鋼より、前記環状部材を構成する第2のステンレス鋼の方が軟質である
請求項1乃至9のいずれか一項に記載の飲料貯蔵容器。 - 口金部を有する容器本体と、飲料取出管と、前記口金部の雌ネジ部に螺合する雄ネジ部を有する飲料取出管支持部材とを具備する飲料貯蔵容器の前記口金部に装着される飲料取出管支持部材外れ防止具であって、
金属製の環状部材と、
シールリングと
を具備し、
前記環状部材は、
リング状の天板部と、
前記天板部の外縁から下方に向かって延在し、前記口金部の上端部に取り付けられる第1部分と、
前記天板部の内縁から下方に向かって延在する第2部分と
を備える
飲料取出管支持部材外れ防止具。 - 前記シールリングの内縁は、前記第2部分の外周面に接触するように配置される
請求項11に記載の飲料取出管支持部材外れ防止具。 - 前記シールリングの前記内縁は、前記第2部分の前記外周面を付勢するように配置される
請求項12に記載の飲料取出管支持部材外れ防止具。 - 前記第2部分と、前記天板部とは、同じ板厚を有する
請求項11乃至13のいずれか一項に記載の飲料取出管支持部材外れ防止具。 - 前記天板部の板厚は、0.3mm以下であり、
前記第1部分の板厚は、0.3mm以下である
請求項11乃至14のいずれか一項に記載の飲料取出管支持部材外れ防止具。 - 前記環状部材の中心軸に沿う方向における前記第2部分の長さは、前記天板部の板厚の3倍以上である
請求項11乃至15のいずれか一項に記載の飲料取出管支持部材外れ防止具。 - 前記シールリングは、平パッキンである
請求項11乃至16のいずれか一項に記載の飲料取出管支持部材外れ防止具。 - 前記天板部のビッカース硬さは、140より高く、210より低い
請求項11乃至17のいずれか一項に記載の飲料取出管支持部材外れ防止具。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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