JP2021158643A - アンテナ装置および通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アンテナが可動可能でアンテナの位置あるいは向きを通信に有利な位置あるいは向きにすることができるアンテナ装置および通信装置を提供する。【解決手段】アンテナ装置は、第1導波路を有する第1導波部と、アンテナが搭載され、当該アンテナに繋がった第2導波路を有し、上記第1導波部に対して移動可能な第2導波部と、上記第1導波部および上記第2導波部の少なくとも一方に設けられ、当該一方に対する他方が有する導波路に上記第2導波部の移動範囲内の少なくとも1箇所で対向し、上記第1導波路および上記第2導波路を互いに電磁的に繋ぐ接続部と、を備え、上記第1導波部および上記第2導波部のうち上記他方は、上記接続部と対向する対向箇所を含んだ導波路部分に対して導波路の少なくとも両側に配置された人工磁気導体を有する。【選択図】 図2
Description
本発明は、アンテナ装置および通信装置に関する。
従来のW−CDMAに代表される第3世代移動通信システムやLTEに代表される第4世代移動通信システムでは、主に3GHz以下の周波数の電波が使用されており、スマートフォン等の端末内のRF伝送線路としては、誘電体基板上にマイクロストリップ線路や同軸ケーブルを使用することが一般的であった。また、基地局との電波の送受信用のアンテナとしては、逆L、逆Fアンテナのような広い指向性を持つアンテナが広く使用されている。
また一方、特に3GHz以上のマイクロ波帯と呼ばれる高周波の信号を効率よく伝達する信号伝達路としては導波管が知られる。また、例えば特許文献1には、互いに非接触な部材で導波路を形成する技術の提案がある。
周波数が高くなるにつれ、電波は直進性が鋭くなり、電波が飛びにくくなる性質を持つため、特にマイクロ波、ミリ波帯以上の高い周波数の通信では、伝送線路のロスを抑え、高利得のアンテナを送信、受信側とも最も利得の高い方向に合わせてアンテナを配置する必要が出てくる。
そのため、高周波電波による通信では、電波の送受信における効率向上のため、アンテナの位置や向きが可動可能であることが望ましい。
しかし、導波管の導波部は通常密閉構造が必要であるため信号伝達路の変更が難しく、特許文献1にはアンテナの位置や向きを移動させる構造の提案がない。
そのため、高周波電波による通信では、電波の送受信における効率向上のため、アンテナの位置や向きが可動可能であることが望ましい。
しかし、導波管の導波部は通常密閉構造が必要であるため信号伝達路の変更が難しく、特許文献1にはアンテナの位置や向きを移動させる構造の提案がない。
そこで、本発明は、アンテナを可動可能な構成とすることで、アンテナの位置を通信に有利な位置に移動し、あるいは通信に有利な向きに変更することができるアンテナ装置および通信装置を提供することを目的とする。
本発明に係るアンテナ装置の一態様は、第1導波路を有する第1導波部と、アンテナが搭載され、当該アンテナに繋がった第2導波路を有し、上記第1導波部に対して移動可能な第2導波部と、上記第1導波部および上記第2導波部の少なくとも一方に設けられ、当該一方に対する他方が有する導波路に上記第2導波部の移動範囲内の少なくとも1箇所で対向し、上記第1導波路および上記第2導波路を互いに電磁的に繋ぐ接続部と、を備え、上記第1導波部および上記第2導波部のうち上記他方は、上記接続部と対向する対向箇所を含んだ導波路部分に対して導波路の両側に配置された人工磁気導体を有する。
また、本発明に係る通信装置の一態様は、上記アンテナ装置と、上記アンテナ装置によって通信を行う通信回路と、を備える。
また、本発明に係る通信装置の一態様は、上記アンテナ装置と、上記アンテナ装置によって通信を行う通信回路と、を備える。
本発明のアンテナ装置および通信装置によれば、アンテナが可動可能でアンテナの位置あるいは向きを通信に有利な位置あるいは向きにすることができる。
以下、添付の図面を参照しながら、本開示のアンテナ装置および通信装置の実施形態を詳細に説明する。但し、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするため、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。また、先に説明した図に記載の要素については、後の図の説明において適宜に参照する場合がある。
図1は、通信装置の第1実施形態に相当するスマートフォンを示す外観図であり、図2は、スマートフォンの可動部の拡大図である。
スマートフォン100は、本体101と、表示画面102と、可動部103とを備える。
本体101には、通信制御や表示制御を担う制御基板や電源としての電池などが収容される。
表示画面102は、本体101の正面側のほぼ全面に及ぶ。
図1は、通信装置の第1実施形態に相当するスマートフォンを示す外観図であり、図2は、スマートフォンの可動部の拡大図である。
スマートフォン100は、本体101と、表示画面102と、可動部103とを備える。
本体101には、通信制御や表示制御を担う制御基板や電源としての電池などが収容される。
表示画面102は、本体101の正面側のほぼ全面に及ぶ。
可動部103は、本体101に対して突出・収容可能である。可動部103には、カメラ104とアンテナアレイ106が搭載される。アンテナアレイ106は、アンテナ素子が複数配列された構造を有する。アンテナ素子は例えばホーンアンテナ105である。また、ここに示す例では、カメラ104を挟んで2つのアンテナアレイ106が設けられる。可動部103は、円柱形状を有している。アンテナをアレイ状に配置することで、1つのアンテナを配置した場合と比較して高いアンテナ利得を実現することが可能になり、また、各アンテナに入力される電力の位相を制御し、ビームフォーミングアンテナとして動作させることにより、任意の位置にビームを向けることが可能となる。
可動部103は、撮影時や通信上の必要時などに本体101から突出し、不要時には本体101内に収容される。なお、可動部103の形状としては、ここに示す円柱形状の他に角柱形状なども考えられる。
図3および図4は、表示画面102に垂直な面で切断した場合の可動部103の模式的な断面図であり、図3には可動部103が本体101から突出した状態が示され、図4には可動部103が本体101に収容された状態が示される。
本体101の内部には、可動部103が収容される収容空間107が、表示画面102の裏側に設けられる。可動部103には、上述したカメラ104およびホーンアンテナ105の他に、可動導波路108およびポート110も搭載される。一方、本体101内には、可動部103を挟んで表示画面102とは反対側(即ちスマートフォン100の背面側)に、通信部120と本体導波路109が設けられる。なお、可動部103の移動方式としては、手動方式でも自動方式でもよい。
可動導波路108は各ホーンアンテナ105に繋がり、各ホーンアンテナ105へと送信信号を伝送し、各ホーンアンテナ105からの受信信号を伝送する。
本体導波路109は通信部120に繋がり、通信部120からの送信信号を伝送し、通信部120へと受信信号を伝送する。
ポート110は可動導波路108と本体導波路109とを電磁的に繋ぐ。
ポート110では電波が空気中を伝送されるが、可動導波路108と本体導波路109の送受箇所で偏波面を一致させることが望ましい。つまり、直線偏波の場合、偏波面の向きを合わせることが望ましく、円偏波の場合は右旋、左旋の偏波の回転方向を合わせることが望ましい。
通信部120は送信信号を発信し、受信信号を受信して通信を行う。
本体導波路109は、本発明にいう第1導波路の一例に相当し、本体101は、第1導波路を有する第1導波部の一例に相当する。
可動導波路108は各ホーンアンテナ105に繋がり、各ホーンアンテナ105へと送信信号を伝送し、各ホーンアンテナ105からの受信信号を伝送する。
本体導波路109は通信部120に繋がり、通信部120からの送信信号を伝送し、通信部120へと受信信号を伝送する。
ポート110は可動導波路108と本体導波路109とを電磁的に繋ぐ。
ポート110では電波が空気中を伝送されるが、可動導波路108と本体導波路109の送受箇所で偏波面を一致させることが望ましい。つまり、直線偏波の場合、偏波面の向きを合わせることが望ましく、円偏波の場合は右旋、左旋の偏波の回転方向を合わせることが望ましい。
通信部120は送信信号を発信し、受信信号を受信して通信を行う。
本体導波路109は、本発明にいう第1導波路の一例に相当し、本体101は、第1導波路を有する第1導波部の一例に相当する。
可動導波路108は、本発明にいう第2導波路の一例に相当する。可動部103は、本発明にいう第2導波部の一例に相当し、可動部103には本発明にいうアンテナとしてホーンアンテナ105が搭載される。つまり、可動部103は、当該アンテナに繋がった第2導波路を有し、上記第1導波部に対して移動可能である。
ポート110は、本発明にいう接続部の一例に相当する。即ち、ポート110は、上記第1導波部および上記第2導波部の少なくとも一方に設けられ、当該一方に対する他方が有する導波路に上記第2導波部の移動範囲内の少なくとも1箇所で対向し、上記第1導波路および上記第2導波路を互いに電磁的に繋ぐ。ここに示す例では、ポート110は、可動部103に設けられて可動部103とともに移動する。また、ここに示す例では、後で詳述するように、ポート110が、可動部103の移動範囲内の各箇所で本体導波路109に対向し、各箇所で可動導波路108と本体導波路109とを電磁的に繋ぐ。このため、スマートフォン100は、可動部103が図3に示す状態から図4に示す状態までのいずれの状態であっても通信が可能である。
可動部103と、本体101の本体導波路109が設けられた部分とを併せたものが、本発明のアンテナ装置の一実施形態に相当する。通信部120は、アンテナ装置によって通信を行う、本発明にいう通信回路の一例に相当する。
可動部103が本体101に対して移動可能であるため、通信時には、通信に有利な位置にホーンアンテナ105が移動可能となり、通信の質が向上する。
図5は、可動部103の可動構造を模式的に示す図である。
可動部103が本体101に対して移動可能であるため、通信時には、通信に有利な位置にホーンアンテナ105が移動可能となり、通信の質が向上する。
図5は、可動部103の可動構造を模式的に示す図である。
図5に示す例では、可動部103側の可動導波路108と本体101側の本体導波路109が互いに同じ方向に延びる。そして、可動部103は、本体導波路109および可動導波路108の双方が延びる方向に沿って移動可能である。可動部103が、本体導波路109および可動導波路108の少なくとも一方が延びる方向に沿って移動可能であると、ホーンアンテナ105の直線的な移動が実現される。
図5に示す例では、可動部103の移動に伴いポート110が、本体101側の本体導波路109に沿って移動する。このため、可動部103の移動範囲内のいずれの箇所でもポート110が本体導波路109に対面し、ポート110は本体導波路109および可動導波路108を電磁的に常時繋ぐ。
図6aは、可動構造を実現するための具体的な第1の構造例を示す図である。
図6aは、可動構造を実現するための具体的な第1の構造例を示す図である。
可動部103側および本体101側の双方に、基板111とリッジ112とロッド113が備えられ、可動部103側の基板111には開口穴114が設けられる。また、可動部103は、基板111に対向した対向板117を備える。図6aでは図示の便宜上、可動部103側と本体101側との距離、および可動部103における基板111と対向板117との距離が大きく開いて示されるが、実際には可動部103側と本体101側とは近接して配置され、基板111と対向板117も近接して配置される。但し、可動部103側と本体101側とは接触せず、基板111と対向板117も接触せず、微少な距離を開けて互いに対向する。
基板111は例えば、ガラスエポキシ、BTレジン等を誘電体として用いた多層構造のプリント基板、樹脂表面を金属でメッキしたもの、または金属製であり、可動部103側の基板111の、本体101側に対向する面は、本発明にいう第1導電性表面の一例に相当する。即ち、可動部103側の基板111は、第1導電性表面を有する第1導電部材の一例に相当する。
本体101側の基板111の、可動部103側に対向する面は、本発明にいう第2導電性表面の一例に相当する。即ち、本体101側の基板111は、上記第1導電性表面に対向した第2導電性表面を有する第2導電部材の一例に相当する。
対向板117は基板111と同様に、ガラスエポキシ、BTレジン等を誘電体として用いた多層構造のプリント基板、樹脂表面を金属でメッキしたもの、または金属製である。
対向板117は基板111と同様に、ガラスエポキシ、BTレジン等を誘電体として用いた多層構造のプリント基板、樹脂表面を金属でメッキしたもの、または金属製である。
リッジ112およびロッド113も例えば金属製であり、ここに示す例では、リッジ112およびロッド113が基板111と一体で形成される。リッジ112は、基板111の表面から突き出し、基板111の表面に沿って直線状に延びる。ロッド113は、基板111の表面から突き出し、基板111の表面には複数のロッド113が2次元的に配列される。また、可動部103側に設けられた開口穴114が、上記ポート110として機能する。
本体101側のリッジ112は、第2導電性表面から突出したリッジ状の導波部材の一例に相当し、基板111の表面から突き出した先端部に、可動部103側の基板111の表面に対向して延びる導波面を有する。そして、上記第1導電性表面と上記導波面との間に本体導波路109が規定される。一方、可動部103側のリッジ112は、基板111の表面から突き出した先端部に、対向板117の表面に対向して延びる導波面を有し、対向板117の表面と当該導波面との間に可動導波路108が規定される。
本体101側に設けられた複数のロッド113は、人工磁気導体を成す導電性の複数の導電性ロッドの一例に相当する。即ち、複数のロッド113は、各々が上記第2導電性表面から突出して各々の先端部が上記第1導電性表面に対向し、上記導波部材の両側に配置される。また、人工磁気導体は、上記ポート110として機能する開口穴114と対向する対向箇所115を含んだ導波路部分に対して導波路(ここでは例えば本体導波路109)の少なくとも両側に配置される。図6aに示す例では人工磁気導体が、本体導波路109の両側と更に先端部にも配置される。
人工磁気導体は、自然界には存在しない完全磁気導体(PMC: Perfect Magnetic Conductor)の性質を人工的に実現した構造体である。完全磁気導体は、「表面における磁界の接線成分がゼロになる」という性質を有する。これは、完全導体(PEC: Perfect Electric Conductor)の性質、すなわち、「表面における電界の接線成分がゼロになる」という性質とは反対の性質である。完全磁気導体は、自然界には存在しないが、例えば複数の導電性ロッドの配列のような人工的な構造によって実現され得る。人工磁気導体は、その構造によって定まる特定の周波数帯域において、完全磁気導体として機能する。人工磁気導体は、特定の周波数帯域(伝搬阻止帯域)に含まれる周波数を有する電磁波が人工磁気導体の表面に沿って伝搬することを抑制または阻止する。このため、人工磁気導体の表面は、高インピーダンス面と呼ばれることがある。そして、行および列方向に配列された複数の導電性ロッドによって人工磁気導体が実現される。
人工磁気導体は、自然界には存在しない完全磁気導体(PMC: Perfect Magnetic Conductor)の性質を人工的に実現した構造体である。完全磁気導体は、「表面における磁界の接線成分がゼロになる」という性質を有する。これは、完全導体(PEC: Perfect Electric Conductor)の性質、すなわち、「表面における電界の接線成分がゼロになる」という性質とは反対の性質である。完全磁気導体は、自然界には存在しないが、例えば複数の導電性ロッドの配列のような人工的な構造によって実現され得る。人工磁気導体は、その構造によって定まる特定の周波数帯域において、完全磁気導体として機能する。人工磁気導体は、特定の周波数帯域(伝搬阻止帯域)に含まれる周波数を有する電磁波が人工磁気導体の表面に沿って伝搬することを抑制または阻止する。このため、人工磁気導体の表面は、高インピーダンス面と呼ばれることがある。そして、行および列方向に配列された複数の導電性ロッドによって人工磁気導体が実現される。
図5に示すように可動部103が移動すると、開口穴114および対向箇所115は本体導波路109に沿って移動するので、図6aに示す例では、本体導波路109を規定するリッジ112の全体に亘って両側にロッド113が設けられる。
本体101側の基板111に配列された複数のロッド113が成す人工磁気導体は、可動部103側の基板111と非接触で対向することによって本体導波路109を電磁的に封止する。また、可動部103側の基板111に配列された複数のロッド113が成す人工磁気導体は、対向板117の表面と非接触で対向することによって可動導波路108を電磁的に封止する。人工磁気導体は、ポート110も電磁的に封止する。このような構造とすることで、電磁波は、ロッド113と導電性表面との間の空間を伝搬することはできず、リッジ112の導波面と第1導電性表面との間の空間をリッジ112に沿って伝搬する。このため、本体導波路109および可動導波路108は、中空導波管と同様に、高周波信号を効率よく伝送することができる。また、導電性表面と人工磁気導体が非接触で対向した封止構造の採用により、電磁的な封止が保たれたままでの可動部103の移動が容易に実現される。
基板111とリッジ112とロッド113とを有し、リッジ112で導波路が規定され、ロッド113の配列で電磁的に封止された構造を、以下ではワッフルアイアンリッジ導波路構造(WRG構造:Waffle−iron Ridge WaveGuide 構造)と称する場合がある。WRG構造は、マイクロ波またはミリ波帯において、損失の低いアンテナ給電路を実現できる。また、このような構造を利用することにより、アンテナ素子を高密度に配置することが可能である。
図6bは、可動構造を実現するための具体的な第2の構造例を示す図である。
第2の構造例では、可動部103側におけるWRG構造の天地が逆になり、対向板117が本体101側と対向する。従って、第2の構造例では、対向板117の、本体101側に対向する面が、本発明にいう第1導電性表面の一例に相当する。即ち、第2の構造例では対向板117が、第1導電性表面を有する第1導電部材の一例に相当する。
また、第2の構造例では、上記ポート110として機能する開口穴114が対向板117に設けられ、その開口穴114を介して、可動導波路108と本体導波路109が金属を隔てることなく対向する。
図6cは、可動構造を実現するための具体的な第3の構造例を示す図である。
第3の構造例では、可動部103側における導波路が、WRG構造ではなく、マイクロストリップライン118である。このように、導波路がWRG構造でなくても可動構造が実現可能である。なお、第3の構造例でも、可動部103側の移動に伴って開口穴114と対向する対向箇所115が本体101側の本体導波路109上を移動するので、本体101側のリッジ112全体に亘って、リッジ112の両側にはロッド113からなる人工磁気導体が設けられる。即ち、本体101側の本体導波路109は全体がWRG構造となる。
なお、図6a、図6b、図6cでは、図の上側が可動部103側であり、図の下側が本体101側であるとして説明したが、図6a、図6b、図6cに図示された構造のまま、図の上側が本体101側で、図の下側が可動部103側であるとする構成も可能である。この場合、図の下側に示された基板111の方にアンテナが搭載され、図の下側が上側に対して移動することになる。この場合にも、信号の伝送、電磁的な封止能力、可動性といった機能は上述した説明と全く同様である。
次に、図3、図4に示す構造に対する変形例について説明する。
第2の構造例では、可動部103側におけるWRG構造の天地が逆になり、対向板117が本体101側と対向する。従って、第2の構造例では、対向板117の、本体101側に対向する面が、本発明にいう第1導電性表面の一例に相当する。即ち、第2の構造例では対向板117が、第1導電性表面を有する第1導電部材の一例に相当する。
また、第2の構造例では、上記ポート110として機能する開口穴114が対向板117に設けられ、その開口穴114を介して、可動導波路108と本体導波路109が金属を隔てることなく対向する。
図6cは、可動構造を実現するための具体的な第3の構造例を示す図である。
第3の構造例では、可動部103側における導波路が、WRG構造ではなく、マイクロストリップライン118である。このように、導波路がWRG構造でなくても可動構造が実現可能である。なお、第3の構造例でも、可動部103側の移動に伴って開口穴114と対向する対向箇所115が本体101側の本体導波路109上を移動するので、本体101側のリッジ112全体に亘って、リッジ112の両側にはロッド113からなる人工磁気導体が設けられる。即ち、本体101側の本体導波路109は全体がWRG構造となる。
なお、図6a、図6b、図6cでは、図の上側が可動部103側であり、図の下側が本体101側であるとして説明したが、図6a、図6b、図6cに図示された構造のまま、図の上側が本体101側で、図の下側が可動部103側であるとする構成も可能である。この場合、図の下側に示された基板111の方にアンテナが搭載され、図の下側が上側に対して移動することになる。この場合にも、信号の伝送、電磁的な封止能力、可動性といった機能は上述した説明と全く同様である。
次に、図3、図4に示す構造に対する変形例について説明する。
図7および図8は、変形例における可動部103の模式的な断面図であり、図7には可動部103が本体101から突出した状態が示され、図8には可動部103が本体101に収容された状態が示される。
図7および図8に示す変形例では、可動部103に、可動導波路108と固定導波路116が設けられる。固定導波路116は可動部103内に位置するが、可動部103が移動しても固定導波路116は移動しない。本体導波路109は、固定導波路116とポート110で繋がった位置に固定される。図7および図8に示す変形例では、可動部103のうち可動導波路108を有する部分が、本発明にいう第2導波部の一例に相当し、可動部103のうち固定導波路116を有する部分が、本発明にいう第1導波部の一例に相当する。
本発明にいう第1導波部および本発明にいう第2導波部の少なくとも一方は、前記接続部が複数箇所に設けられてもよい。図7および図8に示す変形例では、可動導波路108に2つのポート110が設けられ、どちらのポート110も、可動導波路108と固定導波路116とを電磁的に繋ぐ。
可動導波路108は固定導波路116に対して移動する。図7に示す状態では、可動導波路108に設けられた2つのポート110のうち、図の左側に示されたポート110が可動導波路108と固定導波路116とを繋ぐ。図8に示す状態では、可動導波路108に設けられた2つのポート110のうち、図の右側に示されたポート110が可動導波路108と固定導波路116とを繋ぐ。可動導波路108と固定導波路116とを繋ぐポート110が切り替わることで、通信部120からホーンアンテナ105に至る伝送線路が切り替わる。つまり、可動導波路108に複数のポート110が設けられることで伝送線路の変更が可能となる。
図7および図8に示す変形例でも、ホーンアンテナ105の直線的な移動が実現される。
図9は、アンテナ構造の変形例を示す図である。
図7および図8に示す変形例でも、ホーンアンテナ105の直線的な移動が実現される。
図9は、アンテナ構造の変形例を示す図である。
図9に示す変形例では、複数のホーンアンテナ105からなるアンテナアレイ106が、可動部103の正面側と裏面側との双方に設けられる。正面側と裏面側の双方のホーンアンテナ105は可動導波路108に繋がるので、図9に示す変形例は通信能力が高い。
次に、通信装置の第2実施形態について説明する。
図10は、通信装置の第2実施形態に相当するスマートフォンを示す外観図であり、図11は、スマートフォンの可動部の拡大図である。以下の説明において、第1実施形態と同様な構成要素には、同じ参照符号を付ける。
第2実施形態のスマートフォン200も、第1実施形態のスマートフォン100と同様に、本体101と、表示画面102と、可動部203とを備える。
次に、通信装置の第2実施形態について説明する。
図10は、通信装置の第2実施形態に相当するスマートフォンを示す外観図であり、図11は、スマートフォンの可動部の拡大図である。以下の説明において、第1実施形態と同様な構成要素には、同じ参照符号を付ける。
第2実施形態のスマートフォン200も、第1実施形態のスマートフォン100と同様に、本体101と、表示画面102と、可動部203とを備える。
第2実施形態における可動部203も、本体101に対して突出・収容可能である。可動部203には、カメラ104とアンテナアレイ106が搭載される。可動部203は、撮影時や通信上の必要時などに本体101から突出し、不要時には本体101内に収容される。
図12および図13は、第2実施形態の可動部203の模式的な内部構成図であり、図12には可動部203が本体101から突出した状態が示され、図13には可動部203が本体101に収容された状態が示される。
本体101の内部には、可動部203を収容する収容空間207が、表示画面102の裏側に設けられる。可動部203には、上述したカメラ104およびホーンアンテナ105の他に、可動導波路208およびポート210も搭載される。一方、本体101内には通信部120と本体導波路209が設けられる。
可動導波路208は各ホーンアンテナ105に繋がり、各ホーンアンテナ105へと送信信号を伝送し、各ホーンアンテナ105からの受信信号を伝送する。
本体導波路209は通信部120に繋がり、通信部120からの送信信号を伝送し、通信部120へと受信信号を伝送する。
ポート210は可動導波路208と本体導波路209とを電磁的に繋ぐ。
図14は、第2実施形態の可動部203の可動構造を模式的に示す図である。
可動導波路208は各ホーンアンテナ105に繋がり、各ホーンアンテナ105へと送信信号を伝送し、各ホーンアンテナ105からの受信信号を伝送する。
本体導波路209は通信部120に繋がり、通信部120からの送信信号を伝送し、通信部120へと受信信号を伝送する。
ポート210は可動導波路208と本体導波路209とを電磁的に繋ぐ。
図14は、第2実施形態の可動部203の可動構造を模式的に示す図である。
第2実施形態の可動部203は、ポート210を中心に回転移動可能である。ポート210は、可動部203が回転しても位置が移動せず、可動導波路208と本体導波路209とを電磁的に常時繋ぐ。このため、スマートフォン100は、可動部203がどの位置に移動しても通信可能である。このとき、可動導波路208と本体導波路209間の電波の伝送は、互いに円偏波に設定することが望ましい。そうすることにより、任意の回転角度においても、損失が少ない電波の伝送が可能となる。可動部203がポート210を中心に回転移動することでホーンアンテナ105の位置も回転移動するのでホーンアンテナ105は、通信に有利な位置に移動することができる。
図15は、可動部203が回転する可動構造を実現するための具体的な構造例を示す図である。
図15は、可動部203が回転する可動構造を実現するための具体的な構造例を示す図である。
第2実施形態では、ポート210の箇所で上記WRG構造が用いられ、図6aと同様の構造がポート210の箇所に適用される。即ち、可動部203側および本体101側の双方に、基板111とリッジ112とロッド113が備えられ、可動部203側の基板111にはポート210となる開口穴114が設けられる。但し、図15では図示の便宜上、可動部203側についてはロッド113の図示が省略される。また、可動部203側のリッジ112およびロッド113と対向した対向板117も備えられるが、対向板117も図15では図示が省略される。
なお、ポート210周辺の構造および可動部203側の構造としては、図6bと同様の構造や図6cと同様の構造が用いられてもよい。
なお、ポート210周辺の構造および可動部203側の構造としては、図6bと同様の構造や図6cと同様の構造が用いられてもよい。
可動部203側と本体101側とは接触せず、微少な距離を開けて互いに対向し、開口穴114はリッジ112の端部と対向する。可動部203側の基板111は、開口穴114を中心とした円弧状の外形を有する。このため第2実施形態では、可動部203側が移動しても、開口穴114を中心とした部分についてはワッフル構造が保たれ、電磁的な封止も保たれることになる。
図15に示す例では、本体導波路209が、WRG構造のリッジ112で規定された部分と、リッジ112に電磁的に繋がった中空導波管215の部分とを有する。中空導波管215の部分は、可動部203側に設けられてもよい。つまり、本体導波路209および可動導波路208の少なくとも一方は、ポート210との対向箇所を除く全部もしくは一部が中空導波管215であってもよい。
次に、通信装置の第3実施形態について説明する。
図16は、通信装置の第3実施形態に相当するスマートフォンを示す外観図である。以下の説明において、説明済みの実施形態と同様な構成要素には、同じ参照符号を付ける。
第3実施形態のスマートフォン300も、第1実施形態のスマートフォン100と同様に、本体101と、表示画面102と、可動部303とを備える。
次に、通信装置の第3実施形態について説明する。
図16は、通信装置の第3実施形態に相当するスマートフォンを示す外観図である。以下の説明において、説明済みの実施形態と同様な構成要素には、同じ参照符号を付ける。
第3実施形態のスマートフォン300も、第1実施形態のスマートフォン100と同様に、本体101と、表示画面102と、可動部303とを備える。
第3実施形態における可動部303も、本体101に対して突出・収容可能である。可動部303にはカメラ104が搭載され、複数のホーンアンテナ105からなるアンテナアレイ106がカメラ104の両側に搭載される。可動部303は、カメラ104やホーンアンテナ105が正面に向けられる場合には本体101内に収容され、カメラ104やホーンアンテナ105が正面以外に向けられる場合には本体101から突出する。
図17および図18は、第3実施形態の可動部303の模式的な内部構成図であり、図17には可動部303が本体101から突出した状態が示され、図18には可動部303が本体101に収容された状態が示される。
本体101の内部には、可動部303が収容される収容空間307が設けられる。可動部303には、上述したカメラ104およびホーンアンテナ105の他に、可動導波路208およびポート210も搭載される。一方、本体101内には通信部120と本体導波路209が設けられる。
第3実施形態の可動部303も、ポート210を中心に回転移動可能である。ポート210は、可動部203が回転しても位置が移動せず、可動導波路208と本体導波路209とを電磁的に常時繋ぐ。このため、スマートフォン100は、可動部303がどの向きに移動しても通信可能である。可動部303がポート210を中心に回転移動することでホーンアンテナ105およびカメラ104の向きが変わるのでホーンアンテナ105は、通信に有利な方向を向くことができる。
以下、本発明にいう第1導波部および第2導波部の変形例について説明する。
図19および図20は、第2導波部の移動形態が異なる変形例を示す図である。
図19および図20に示す変形例では、第1の固定部401と、第2の固定部402と、可動部403が備えられる。
以下、本発明にいう第1導波部および第2導波部の変形例について説明する。
図19および図20は、第2導波部の移動形態が異なる変形例を示す図である。
図19および図20に示す変形例では、第1の固定部401と、第2の固定部402と、可動部403が備えられる。
第1の固定部401は第1の固定導波路404を有し、第2の固定部402は第2の固定導波路405とホーンアンテナ105とポート410を有し、可動部403は可動導波路406とホーンアンテナ105とポート410を有する。第2の固定導波路405は、第1の固定導波路404が延びる方向に対して交わる方向へと延びる。可動導波路406は、第1の固定導波路404が延びる方向に沿って延びる。
可動部403は、可動導波路406および第1の固定導波路404が延びる方向に沿って移動可能である。
可動部403は、可動導波路406および第1の固定導波路404が延びる方向に沿って移動可能である。
可動部403のポート410が第2の固定部402のポート410と重なった図19に示す位置に可動部403が来ると、可動部403のポート410は第1の固定導波路404と対向する。その結果、可動導波路406が第1の固定導波路404と電磁的に繋がり、例えば送信信号が、第1の固定導波路404から可動部403のポート410および可動導波路406を介して可動部403のホーンアンテナ105へと伝送される。
可動部403のポート410が第2の固定部402のポート410とズレた図20に示す位置に可動部403が来ると、可動部403のポート410は第1の固定導波路404とは対向しない。その結果、第1の固定導波路404と第2の固定導波路405と電磁的に繋がり、例えば送信信号が、第1の固定導波路404から第2の固定部402のポート410および第2の固定導波路405を介して第2の固定部402のホーンアンテナ105へと伝送される。
第1の固定部401は、本発明にいう第1導波部の一例に相当し、可動部403は、本発明にいう第2導波部の一例に相当する。そして、可動部403は、可動部403のポート410が第1の固定導波路404の対向箇所と対向した第1の位置と、当該ポート410が当該対向箇所とは非対向の第2の位置とに移動可能である。図19および図20に示す変形例では、可動部403の移動により伝送経路の切り替えが実現する。
図19および図20に示す変形例では、可動部403のポート410が第1の固定導波路404とは対向しない場合には送信信号が第2の固定部402へと伝送されるので、送信信号は停止されない。これに対し、例えば、第2の固定部402がポート410のみを有して第2の固定導波路405を有さない場合には、可動部403のポート410が第1の固定導波路404とは対向しない位置に可動部403が移動すると送信信号の伝送先がなくなる。このため、通信部120は、可動部403が上記第2の位置に移動した場合に通信を停止することが望ましい。
図21および図22は、第2導波部の移動形態が更に異なる変形例を示す図である。
図19および図20に示す変形例では、可動部403のポート410が第1の固定導波路404とは対向しない場合には送信信号が第2の固定部402へと伝送されるので、送信信号は停止されない。これに対し、例えば、第2の固定部402がポート410のみを有して第2の固定導波路405を有さない場合には、可動部403のポート410が第1の固定導波路404とは対向しない位置に可動部403が移動すると送信信号の伝送先がなくなる。このため、通信部120は、可動部403が上記第2の位置に移動した場合に通信を停止することが望ましい。
図21および図22は、第2導波部の移動形態が更に異なる変形例を示す図である。
図21および図22に示す変形例では、第1の固定部401と可動部403が備えられ、第1の固定部401は、本発明にいう第1導波部の一例に相当し、可動部403は、本発明にいう第2導波部の一例に相当する。
第1の固定部401は第1の固定導波路404とポート410を有し、可動部403は可動導波路406とホーンアンテナ105とポート410を有する。可動導波路406は、第1の固定導波路404が延びる方向とは交わる方向に延びる。
図21および図22に示す変形例では、可動部403は、第1の固定導波路404が延びる方向に沿って移動可能である。また、可動部403のポート410は、可動部403の移動範囲内の各箇所で第1の固定導波路404と対向して第1の固定導波路404と可動導波路406とを電磁的に常時繋ぐ。この結果、ホーンアンテナ105の直線的な移動が実現され、ホーンアンテナ105は通信に有利な位置に移動することができる。
図23および図24は、複数の第2導波部を備える変形例を示す図である。
図23および図24は、複数の第2導波部を備える変形例を示す図である。
図23および図24に示す変形例では、第1の固定部401と複数(ここでは例えば3つ)の可動部403が備えられる。第1の固定部401は、本発明にいう第1導波部の一例に相当し、可動部403は、本発明にいう第2導波部の一例に相当する。
3つの可動部403は互いに連結され、一体となって第1の固定部401に対して移動可能である。一体となった3つの可動部403は、本発明にいう第2導波部が本発明にいう第2導波路および接続部を複数セット有した例と観念することもできる。
可動部403は、第1の固定導波路404の延びる方向とは交わる方向に移動可能である。この結果、3つの可動部403が有する3つのポート410のうち高々1つが第1の固定導波路404と対向する。図23に示す状態では、3つの可動部403のうち最も手前側に示された可動部403の可動導波路406が第1の固定導波路404と繋がる。図24に示す状態では、3つの可動部403のうち中央に示された可動部403の可動導波路406が第1の固定導波路404と繋がる。
つまり、図23および図24に示す変形例では、1つの可動部403に着目すると、可動部403は、可動部403のポート410が第1の固定導波路404の対向箇所と対向した第1の位置と、当該ポート410が当該対向箇所とは非対向の第2の位置とに移動可能である。また、3つの可動部403に着目すると、複数の可動部403は、それぞれの前記第2導波路が前記第1導波路と入れ替わりに繋がる方向に移動可能である。この結果、伝送経路やアンテナの切り替えが可能となる。
図25は、導波路を複数有する変形例を示す図である。
図25は、導波路を複数有する変形例を示す図である。
図25に示す変形例では、第1の固定部401と可動部403が備えられ、第1の固定部401が複数(ここでは例えば2つ)の第1の固定導波路404を有し、可動部403も複数の可動導波路406を有する。複数の可動導波路406は、複数のポート410によって複数の第1の固定導波路404に個別に繋がる。
可動部403は、可動導波路406および第1の固定導波路404が延びる方向に沿って移動可能であり、可動部403の移動範囲内の各箇所でポート410は可動導波路406と第1の固定導波路404とを電磁的に繋ぐ。
図25に示す変形例では、複数のホーンアンテナ105それぞれに対する個別の伝送経路が備えられるとともに、各ホーンアンテナ105の位置が移動可能である。
図26は、アンテナを複数有する変形例を示す図である。
図26は、アンテナを複数有する変形例を示す図である。
図26に示す変形例では、第1の固定部401と可動部403が備えられ、可動部403は、複数(ここでは例えば4つ)のホーンアンテナ105を有する。また、可動部403は、複数のホーンアンテナ105へと枝分かれして繋がる可動導波路406を有する。複数のホーンアンテナ105は例えばアンテナアレイを成す。
可動部403は、可動導波路406および第1の固定導波路404が延びる方向に沿って移動可能であり、可動部403の移動に伴って複数のホーンアンテナ105は直線的に移動する。これにより、複数のホーンアンテナ105からなるアンテナアレイが通信に有利な位置に移動することができる。
図27は、パッチアンテナを有する変形例を示す図である。
図27は、パッチアンテナを有する変形例を示す図である。
図27に示す変形例では、第1の固定部401と可動部403が備えられ、可動部403は、パッチアンテナ415を有する。パッチアンテナ415でもホーンアンテナ105と同様の送受信が可能である。パッチアンテナ415は表面実装されるのでアンテナ装置の製造が容易である。
なお、上記説明では、本発明のアンテナ装置および通信装置の使用方法の一例としてスマートフォンが挙げられるが、本発明のアンテナ装置および通信装置の使用方法は上記に限定されず、他のモバイル機器や据え置き型の通信機器など広範囲に使用可能である。また、通信機器に限定されることなく、レーダー等の用途に用いることも可能である。
上述した実施形態や変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した実施の形態ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
100、200、300 :スマートフォン
101 :本体
102 :表示画面
103、203、303、403 :可動部
104 :カメラ
105 :ホーンアンテナ
106 :アンテナアレイ
107 :収容空間
108、208、406 :可動導波路
109、209 :本体導波路
110、210 :ポート
111 :基板
112 :リッジ
113 :ロッド
114 :開口穴
115 :対向箇所
116 :固定導波路
117 :対向板
120 :通信部
401 :第1の固定部
402 :第2の固定部
404 :第1の固定導波路
405 :第2の固定導波路
415 :パッチアンテナ
101 :本体
102 :表示画面
103、203、303、403 :可動部
104 :カメラ
105 :ホーンアンテナ
106 :アンテナアレイ
107 :収容空間
108、208、406 :可動導波路
109、209 :本体導波路
110、210 :ポート
111 :基板
112 :リッジ
113 :ロッド
114 :開口穴
115 :対向箇所
116 :固定導波路
117 :対向板
120 :通信部
401 :第1の固定部
402 :第2の固定部
404 :第1の固定導波路
405 :第2の固定導波路
415 :パッチアンテナ
Claims (13)
- 第1導波路を有する第1導波部と、
アンテナが搭載され、当該アンテナに繋がった第2導波路を有し、前記第1導波部に対して移動可能な第2導波部と、
前記第1導波部および前記第2導波部の少なくとも一方に設けられ、当該一方に対する他方が有する導波路に前記第2導波部の移動範囲内の少なくとも1箇所で対向し、前記第1導波路および前記第2導波路を互いに電磁的に繋ぐ接続部と、を備え、
前記第1導波部および前記第2導波部のうち前記他方は、前記接続部と対向する対向箇所を含んだ導波路部分に対して導波路の少なくとも両側に配置された人工磁気導体を有するアンテナ装置。 - 前記第2導波部は、前記第1導波路および前記第2導波路の少なくとも一方が延びる方向に沿って移動可能である請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記第2導波部は、前記接続部を中心に回転移動可能である請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記第2導波部は、前記接続部が前記対向箇所と対向した第1の位置と、当該接続部が当該対向箇所とは非対向の第2の位置とに移動可能である請求項1に記載のアンテナ装置。
- 前記第2導波部を複数備え、
複数の前記第2導波部は、それぞれの前記第2導波路が前記第1導波路と入れ替わりに繋がる方向に移動可能である請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記第1導波部、前記第2導波部間は円偏波で伝送する請求項1から5のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
- 前記第2導波部には、前記アンテナとしてホーンアンテナが搭載された請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
- 前記第2導波部には、前記アンテナとしてパッチアンテナが搭載された請求項1から6のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
- 前記第1導波部および前記第2導波部の少なくとも一方は、第1導電性表面を有する第1導電部材を備え、
前記一方に対する他方は、
前記第1導電性表面に対向した第2導電性表面を有する第2導電部材と、
前記第2導電性表面から突出したリッジ状の導波部材であって、前記第1導電性表面に対向して延びる導波面を有した導電性の導波部材と、
各々が前記第2導電性表面から突出して各々の先端部が前記第1導電性表面に対向し、前記導波部材の両側に配置された、前記人工磁気導体を成す導電性の複数の導電性ロッドと、を備え、
前記第1導波路および前記第2導波路の少なくとも一方は、前記第1導電性表面と前記導波面との間に規定される請求項1から8のいずれか1項に記載のアンテナ装置。 - 前記第1導波路および前記第2導波路の少なくとも一方は、前記対向箇所を除く全部もしくは一部が中空導波管である請求項1から9のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
- 前記第1導波部および前記第2導波部の少なくとも一方は、前記接続部が複数箇所に設けられた請求項1から10のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
- 請求項1から11のいずれか1項に記載のアンテナ装置と、
前記アンテナ装置によって通信を行う通信回路と、
を備える通信装置。 - 請求項4に記載のアンテナ装置を備え、
前記通信回路は、前記第2導波部が前記第2の位置に移動した場合に通信を停止する請求項12に記載の通信装置。
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Cited By (1)
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SE2230061A1 (en) * | 2022-03-03 | 2023-02-21 | Gapwaves Ab | A transition arrangement for a transition between two ridge gap waveguides |
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2020
- 2020-03-30 JP JP2020060300A patent/JP2021158643A/ja active Pending
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